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経済建設常任委員会 平成30年9月12日(水)(1)

印刷用ページを表示する 掲載日:2019年1月25日更新

(開会前)

※ 日程確認
※ 委員会室の一部消灯について確認

(開 会)

委員長(石田君):ただいまより、経済建設常任委員会を開会いたします。(10:00)
本日の日程は、次第に記載のとおり進めてよろしいでしょうか。(了)そのように確認いたします。
また、陳情第6号の審査に係る要求資料のうち、政令・省令の今後の動きにつきましては、現在、参議院において法律案の審議中であり、現時点で公表されているものはないことから、取り下げることとしてよろしいでしょうか。(了)そのように確認いたします。
1付託案件の審査、(1)陳情第6号 水道事業の民営化についてを議題といたします。提出資料についての説明を求めます。

海谷議事係書記:それでは、議会事務局より提出いたしました資料の御説明をさせていただきます。
本日提出いたしました資料は、厚生労働省及び衆議院のホームページで公表されているものでございます。
初めに、資料の1ページをごらん願います。
水道法の一部を改正する法律案の概要で、厚生労働省のホームページで公表されているものでございます。
改正の趣旨としましては、水道施設の老朽化がますます進むと見込まれる一方、人口減少に伴い、水道料金収入が減少するとともに、事業を担う人材不足等の水道の直面する課題に対応し、水道の基盤強化を図ることを目的とするものです。
改正の概要としましては、資料に記載のとおり、国、都道府県及び市町村の責務の明確化、広域連携の推進、適切な資産管理の推進、官民連携の推進、指定給水装置工事事業者制度の改善の大きく5点がございます。
なお、施行期日については、一部の規定を除き、公布の日から起算して1年を超えない範囲内において政令で定める日とされています。
続きまして、資料の2ページをごらん願います。
2ページから15ページまでが水道法の一部を改正する法律案でございます。
当該資料につきましては、衆議院のホームページで公表されているものでございます。
続きまして、資料の16ページをごらん願います。
衆議院厚生労働委員会の会議録で、衆議院のホームページで公表されているものでございます。
資料の16ページ及び17ページにつきましては、平成30年6月27日の衆議院厚生労働委員会の会議録のうち、加藤厚生労働大臣の水道法の一部を改正する法律案に係る提案理由及び概要の説明部分を抜粋したものでございます。
また、資料の18ページから23ページにつきましては、平成30年7月4日の衆議院厚生労働委員会の会議録のうち、討論部分を抜粋したものでございます。
なお、本法律案に対し、自由民主党、立憲民主党・市民クラブ、国民民主党・無所属クラブ、公明党及び日本維新の会の5派共同提案により、附帯決議が付されており、資料の21ページから22ページに記載されておりますので、御参照ください。
以上です。

委員長(石田君):ただいまの説明に対し、質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
経済部入室のため、暫時休憩いたします。(10:04)

委員長(石田君):委員会を再開いたします。(10:05)
2経済部所管事項、(1)報告事項、アの平成30年9月5日に発生した台風21号による農業関係被害状況についてを議題といたします。
本件に対する報告を求めます。

農業振興課長:平成30年9月5日に発生しました台風21号による農業関係の被害状況について御報告いたします。
まず、1の農作物被害でありますが、(1)被害面積では、水稲が16ヘクタール、露地野菜が34ヘクタール、施設野菜が0.6ヘクタールの被害を受けており、合計で50.6ヘクタールとなっております。
(2)被害額につきましては、約3,176万5,000円となっております。
次に、2の営農施設の被害についてでありますが、ビニールハウスのビニール剥離、骨組みの破損等による被害が330棟、格納庫の屋根やシャッターの破損等による被害が159棟で合計489棟に被害がございました。
また、被害額は約1億2,083万円となっており、農作物の被害額と合わせますと、約1億5,259万5,000円となっております。
なお、この数値につきましては、9月5日にJA道央と市で実施した現地確認調査等をもとにJA道央で算出した速報値となりますので、今後、被害面積、被害額が変更になる場合がございます。
以上です。

委員長(石田君):ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。

宮川君:水稲、露地野菜、施設野菜の被害面積が出ているのですが、例えば、水稲の被害があった16ヘクタールというのは市内の水稲の作付面積のうち、どのくらいの割合になるのかわかれば教えてください。

経済部次長:市内の水稲の作付面積ですが、平成28年度で約1,000ヘクタールという状況でございます。

宮川君:市内の農作物の作付面積のうち、全体で何割くらいに被害があったのか、おわかりになれば教えてください。

経済部次長:細かい農作物の作付面積の状況は、手持ちの資料がないものですからお答えできません。
野菜全体の作付面積は、平成28年度で約720ヘクタールです。

宮川君:全体の何割くらいに被害があったのか知りたかったのです。
また、被害の範囲について、市内全域なのか、特定の地域なのか教えてください。

農業振興課長:被害の範囲は市内全域に及んでおります。
特に、ビニールハウスなどは市内全域で被害を受けている状況となっております。

宮川君:このような農作物等の被害があったときに、国や市からの支援はあるのでしょうか。

農業振興課長:6月下旬から7月にかけて豪雨による被害があったのですが、そのときは、国から施設の修繕等にかかる経費の2分の1を補助するというものがありました。
今回の災害に関しては通知が来ていないのですけれども、こういった補助金が出てくる可能性はございます。

委員長(石田君):ほかに質疑ございませんか。

内山君:今回、速報値ということで、農作物等の被害が書かれていますけれども、そのほかの作物については大きな被害がなかったということでよろしいのでしょうか。

農業振興課長:大方の調査は済んでおりますことから、資料に記載のとおりの状況となっておりますが、今後、多少の増減はあるかと思います。

委員長(石田君):ほかに質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
これをもって、経済部所管事項を終結いたします。
建設部入室のため、暫時休憩いたします。(10:11)

委員長(石田君):委員会を再開いたします。(10:12)
3建設部所管事項、(1)報告事項、アの市民交流施設用地整備事業者の選定結果についてを議題といたします。
本件に対する報告を求めます。

事業計画調整担当参事:市民交流施設用地整備事業者の選定結果について御報告いたします。
資料の1ページをごらんください。
6月15日より公募しておりました、市民交流施設用地整備事業者につきまして、9月5日の江別市市民交流施設用地整備事業者選定委員会における、応募事業者のヒアリング、採点審査を経て、事業予定者を決定いたしましたので、その選定結果について御報告いたします。
1の江別市市民交流施設用地整備事業者選定委員会についてでございますが、記載する9名の委員構成により実施したところでございます。
2の選定経過でございますが、平成30年6月15日に募集要項の公表及び募集要項の配布を開始し、8月31日まで企画提案書類の受け付けを行い、9月5日の江別市市民交流施設用地整備事業者選定委員会において、応募事業者のヒアリング、採点審査、事業予定者の選定を行ったところでございます。
3の選定結果でございますが、(1)応募事業者につきましては、代表事業者であるクリーンハウス株式会社、構成員である株式会社メジャーセブンの2社で構成するグループより申し込みをいただきました。
資料の2ページをごらんください。
(2)審査の評価点でございますが、配点200点のうち、委員9名の平均は160.2点であり、事業予定者となるべき要件である評価点の6割以上を満たす結果でございました。評価の詳細については、資料の3ページに掲載しておりますので、後ほど、御参照願います。
(3)選定事業者でございますが、代表事業者はクリーンハウス株式会社、構成員は株式会社メジャーセブンとなっております。
(4)選定理由でございますが、選定事業者の提案は、公募要件を満たしており、野幌駅周辺地区の魅力とにぎわいの創出につながる、実現性が高い提案であること、経営計画の確実性・安定性が図られた事業計画であり、野幌駅の駅前広場などと連動する四季の広場の整備やれんがの使用など、周辺環境との調和が図られた提案であること、さらに、地域に根差した施設運営や、宿泊施設と地域を結びつける取り組みが、地域に貢献する提案であることについて評価されております。
なお、市民交流施設の仕様等については、今後、選定事業者と江別市で協議の上、整理することとされております。
続きまして、資料の4ページをごらんください。
こちらは、選定事業者より提出された提案の概要を記した資料であり、その内容について御説明いたします。
提案趣旨でございますが、開発コンセプトといたしまして、リ・ボーン・野幌、野幌駅の新しいまちの顔として、さまざまな人や物、情報が集まる施設づくりを目指す提案となっております。
資料の右側上段の施設概要をごらんください。
建築面積は937.78平方メートル、延べ床面積は2,451.6平方メートル、建物の構造は鉄筋コンクリート造となっており、平屋建ての市民交流センター棟と5階建てのホテル棟の二つの用途の建物を、風除室兼ギャラリーでつなぐ複合施設となっております。施設面積の内訳といたしましては、市民交流センターが502.2平方メートル、ホテルが1,901.4平方メートル、風除室兼ギャラリーが48平方メートルとなっております。
そのほか、駐車場の設置やさまざまなイベントを開催できる四季の広場の設置を計画しており、施設の開業は2019年12月を予定しております。
その下の配置図をごらんください。
ホテル棟と市民交流センター棟がL字で配置されており、それぞれの建物をつなぐ薄いピンク色の表示部分が風除室兼ギャラリーとなっております。
これらの建物に囲まれた位置には、四季の広場が設置され、市民交流センター棟やホテル棟と連動した活用も可能な配置計画となっております。
配置図の下には、外観イメージ図と鳥瞰イメージ図を掲載しております。
資料の左側中段の事業概要をごらんください。
土地契約方式といたしましては、30年の事業用定期借地となっております。
ホテルの機能でございますが、計画客室数につきましては、シングルルームが36室、ツインルームが32室の合計68室で、レストランにつきましては、席数が30席で、朝と昼の営業とし、夜の食事につきましては、地域の飲食店に誘導する計画となっております。
また、地域の産品をそろえた売店の設置や、26台分の駐車場の設置を計画しております。
資料の左側下段の事業の方針をごらんください。
その中で、地域貢献といたしまして、ホテルを運営する株式会社メジャーセブンの本社を江別市に移転すること、ホテル名を公募すること、地域のマップを作成し、地元商店街との連携を図ることなど、6項目の具体策を提示いただいております。
なお、別冊の参考資料1ページから14ページは、選定されました当該事業者からの提案書類の写しでございます。選定に関連した参考資料として御参照ください。
今後の手続でありますが、選定事業者とは、事業用定期借地契約の締結に向けて、今後の協議事項の確認などを目的とする基本協定の締結を行い、事業の詳細について協議を進めていく予定であります。
以上です。

委員長(石田君):ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。

内山君:企画提案書に書いていないことについて何点かお伺いしたいと思います。
1点目に、ホテルについては、68室を予定しているということですけれども、バリアフリー法施行令で、客室が50室以上の場合、車椅子の使用者に対応した客室を設けなければならないという規定があったかと思うのですが、バリアフリーやユニバーサルデザインについての提案はあったのでしょうか。

事業計画調整担当参事:バリアフリーへの対応について、プレゼンテーションの中では具体的な提示はいただいておりません。
ただ、今回の宿泊施設については、ホテル営業の実績等を有する事業者が計画しているものですから、その点については考慮した計画になっていると考えております。

内山君:次に、駐車場についてですが、自由に出入りができるものを想定しているのでしょうか。

事業計画調整担当参事:駐車場につきましては、ホテル棟の駐車場と市民交流センター棟の駐車場に分かれております。
ホテル棟の駐車場については宿泊者専用ということで、特段、規制をかけることはないと聞いております。
市民交流センター棟の駐車場につきましては、管理の体系も含めて協議しながら、あり方について検討していく予定です。

内山君:今後検討されるということですが、周辺の有料駐車場との関係で、無料にするとトラブルが発生することも考えられるので、出入り口のゲートが必要になるかと思います。その場合、ゲートを設置するスペースはあるのでしょうか。

事業計画調整担当参事:最終的な管理の仕方については今後検討していきますが、提案の中では、ゲート管理も視野に入れて検討していかなればならないと聞いておりますので、対応可能な形になっていると認識しております。

内山君:もう1点、駐車場についてお伺いいたします。
スポーツ合宿などで団体の宿泊がある場合、大型バスをとめるスペースは考えられているのでしょうか。

事業計画調整担当参事:大型バスをどのように乗り入れるかという具体的な提案はございません。
宿泊者の車両については、この駐車場の中で賄っていくと聞いております。

内山君:四季の広場についてお伺いします。
四季の広場においてさまざまなイベントを考えているとのことですが、イベントができるような広さなのか疑問に思うところです。
イベントの開催に当たって、水や電気などの設備はあるのでしょうか。

事業計画調整担当参事:四季の広場の整備については詳細が決まっている段階ではありません。
今後に向けて、四季の広場の活用という部分でイベント等も視野に入れて検討している状況です。
提案事業者の話としては、四季の広場単独でイベントを開催するのではなく、例えば、グリーンモールや駅前広場も活用したイベントの開催を視野に入れて、施設の整備の仕方などを具体化していくと聞いております。

内山君:最後に、市民交流施設についてお伺いいたします。
企画提案書の3ページにある事業スキームについて、所有形態や運営形態などがどのようになっているのか、もう少し詳しく教えてください。

事業計画調整担当参事:企画提案書3ページの右下に事業スキーム図があります。この図で説明させていただきますと、土地の所有は江別市となります。事業用定期借地についてはクリーンハウス株式会社との契約を想定しております。建物についてですが、市民交流センター棟はクリーンハウス株式会社が所有し、ホテル棟は株式会社メジャーセブンが所有し運営していく提案となっております。
米印で付記されておりますが、今後、詳細を詰めていく中で一部変更する可能性があります。

内山君:事業スキーム図では、市民交流センター棟の建物は江別市と賃貸借契約を行い、運営はクリーンハウス株式会社が行うという提案ですが、江別市は運営費などを補助するのでしょうか。

事業計画調整担当参事:市民交流センター棟についてはクリーンハウス株式会社が所有し、管理を行うことになります。入居する市民交流施設についてですが、生活環境部が整備し、契約を締結する予定です。

委員長(石田君):ほかに質疑ございませんか。

赤坂君:資料4ページにあるとおり、ホテル棟とホテル棟の駐車場部分について、30年間の事業用定期借地契約を結ぶということです。この部分の契約金が年額576万円ということですか。

事業計画調整担当参事:土地の契約につきましては、配置図の右側の駅南グリーンモールと書いている部分は市が管理するのですが、それ以外のホテル棟、市民交流センター棟、各駐車場、四季の広場については全て選定事業者と事業用定期借地契約を結ぶ予定となっております。

赤坂君:この面積はどのくらいでしょうか。

事業計画調整担当参事:約3,100平方メートルでございます。

赤坂君:約3,100平方メートルの土地を30年間にわたって賃貸借するということですが、その総額は幾らですか。

事業計画調整担当参事:年額で576万円です。

赤坂君:ホテル棟は選定事業者が独自に進めるということです。
市民交流センター棟の面積は502.2平方メートルで、附帯駐車場は30台です。この駐車場は市民が自由に使えるということで、特段、規制を設けたり、料金制にすることはないということでよろしいでしょうか。

事業計画調整担当参事:料金設定や管理の仕方、ゲート等を含めて今後検討していく予定です。

赤坂君:それは、市民交流センター棟を借りる江別市が検討するのか、それとも、完成したものを江別市が借りるのか、その辺はどうでしょうか。

事業計画調整担当参事:整備手法につきましては、市が管理することになるため、選定事業者と今後協議を進めていくことになります。
賃貸借契約で、それらの施設についても借りるという形態を考えております。

赤坂君:借りるのはいいのですが、検討の方向性、スタンスはどのようになりますか。

事業計画調整担当参事:市としてのスタンスですが、多くの市民が利用する施設ですので、市民の方が不便にならないような管理形態を意識しなければならないと考えております。

赤坂君:しっかり受けとめましたので、それは今後検討していただきたいと思います。
次に、賃貸借価格についてですが、何に基づいて設定したのでしょうか。

事業計画調整担当参事:選定事業者からは、市民交流センター棟の建設コストや経費、駐車場整備などの諸経費を積み上げた中で賃貸料を設定し、提案いただいております。

赤坂君:市民交流センター棟で言えば、坪単価1万3,000円くらいだと思いますが、少し高い気がします。例えば、えべつみらいビルでも、あれだけの耐震性があって坪単価1万円くらいですし、札幌圏の中で、札幌市厚別区周辺は坪単価1万円が相場ですので、そこから言うと少し高いと思います。
その辺の根拠や背景について検討されたのかどうかです。
もう1点は、ないと思いますが、ホテルになかなか客が来ないときに、賃貸借価格を下げてほしいという交渉があった場合、当初決めた価格は固定なのでしょうか。
また、倒産などもあり得ると思いますが、その場合の担保責任はどうなるのでしょうか。
私は市民交流施設と明確に分けて、市民の権利がしっかり生かされる方式が確保されるべきだと思いますが、その辺の検討はされたのでしょうか。

事業計画調整担当参事:まず、一つ目の賃貸借価格についてですが、先ほど御説明したものは提案事業者が積み上げた価格でございます。市としては、その価格について、野幌駅周辺において現時点でテナントとして入居するに当たっての市場性、それと今回は駐車場が30台となっておりますので、野幌駅周辺の月決め駐車場を借りた場合の金額などを参照した中で、総合的な判断として、高い金額の設定ではないという認識です。
二つ目の宿泊施設が経営不振に陥った場合の担保性についてですが、今回の宿泊施設の計画立案に当たっては、宿泊施設を専門とする企業を対象にマーケティング調査を実施し、それを基礎データとしながら計画が立案されていると聞いております。
それなりの根拠があって稼動していくため問題がないとは思うのですが、万が一ということで、今回、事業用定期借地契約となっております。これは、破産等が生じた場合であっても、その契約事項は次の権利者に引き継がれるという内容であると認識しておりますので、担保性はその中で確保されるものと考えます。

赤坂君:駐車場については、貸し駐車場を専門に行っている業者とは違うと思います。野幌駅周辺のビルやテナントと比べてどうなのかということです。
また、札幌圏の中で、札幌市厚別区のテナント等との比較はいかがでしたか。

事業計画調整担当参事:テナント価格ですと、坪単価は9,000円程度が相場であると認識しております。
今回は駐車場の利用形態が違うということはありますけれども、30台分という割と広いスペースであり、また、冬期間の除雪等の管理費用も含めた料金設定としては妥当ではないかと考えております。

赤坂君:駐車場だけを言っているわけではないです。建物の賃貸も含めてです。例えば、江別市が借りる市民交流センター棟は、施設面積が502.2平方メートルで、賃貸借価格が年額2,006万4,000円であり、逆算すると、坪単価は1万3,000円程度です。それは、先ほど9,000円程度が相場と言っていたものと4,000円の差があります。野幌駅周辺にもビルが建っていますが、そこと比較してどうなのでしょうか。
もう一つは、江別市が借りる場合、長期賃貸借契約を結ぶことで安くなることも考えられると思いますが、それについてはどうでしょうか。

事業計画調整担当参事:坪単価についてですが、先ほど、1万3,000円程度というお話がありましたけれども、年額で割り返して試算すると1万1,000円程度かと思います。
先ほど私が御説明した9,000円とは2,000円の差がございます。その差は駐車場分として加算すると妥当な金額ではないかと考えております。

赤坂君:破産等の場合、権利者がかわることはあり得るのですけれども、権利者がかわっても事業が継続されるという理解でよろしいでしょうか。

事業計画調整担当参事:契約形態としてどのような形をとるのかも含めて、今後、具体的に選定事業者と詰めていく予定です。
まず、今後のスケジュールとして、事業用定期借地契約の締結を控えているのですが、それまでの間に、選定事業者と管理体系、契約体系を含めてどういった形がいいのかを協議し、それを事業計画として整備し、着工するという手順で進めていく予定です。

赤坂君:決まってからでは遅いので、事業の経過については、当委員会に報告いただきたいと思います。

委員長(石田君):ほかに質疑ございませんか。

尾田君:この事業は、江別の顔づくり事業の一環として行っているものと理解していますし、江別市にホテルを建設するということは我々の念願であります。
今は江別の顔づくり事業の一環として行っているから建設部が中心となって、ホテルの建設から市民交流施設の場所の確保などを進めています。
先ほど、質疑の中で出たように、バリアフリーや駐車場のスペース、契約などの問題があります。ホテルなどが完成するまでは建設部が担当なのかもしれませんが、その後に、江別の観光の基軸として江別のブランドの確立や観光資源のパッケージ化を行っていくのは経済部が担当ですし、市民交流施設は生活環境部が担当になります。
どの時点で経済部や生活環境部がかかわってくるのでしょうか。
開業する来年12月の段階で市の窓口が移るのか、その辺の庁内連携はどうなっているのでしょうか。

事業計画調整担当参事:現時点では、選定事業者からこういうスケジュールで進めるという提案を受けた段階です。
その中で、当然、市民交流施設については生活環境部が担当するという整理はされているのですが、今回提案いただいている中には、地域の活性化に向けた地域貢献の内容が盛り込まれております。
今後、これらの具体化に向けて選定事業者にどういう形で進めていきたいのかについて確認し、庁内で分担しながら進めていくことができるものについては連携体制をとっていくものと考えております。
その辺の道しるべをつくりながら、事業を進めていければよいと考えております。

尾田君:要するに、今後の細かい協議については建設部で検討するわけではないと思います。業務が分かれるのですが、それは来年の4月1日をめどにしているのでしょうか。
今の段階で生活環境部に聞いてもわからないと思いますし、建設部に聞いても、詳細は生活環境部で協議することになるからわからないと言われるのではないかと思います。市民の皆さんとしては早く全容を見たいわけです。
現段階から、並行して経済部なり生活環境部が細かい部分を検討していくべきだと思いますが、その辺の方向性はあるのでしょうか。

建設部次長:各担当部との連携についてですが、理事者の指示で、既に経済部や生活環境部と打ち合わせをしております。
まずは、建設部でハードの部分の調整がありますので、ことしの7月1日付の人事異動で、区画整理課に事業計画調整担当参事を新たに配置しました。
今回、整備する事業者が決まりましたので、細かい打ち合わせが始まります。
事業計画調整担当参事が市の窓口となり、その中で、市民交流施設については生活環境部、経済活性化については経済部といったすみ分けをきちんと行うよう理事者から指示がありました。
どの時点で建設部から離れるかはわかりませんが、まずは事業計画調整担当参事が市の窓口となって話を進めていき、その中で、他の部署が所管する部分については、建設部もかかわりながら担当部と一緒に話を進めていくというスキームで考えております。

尾田君:しっかりやっていただきたいと思います。
いずれにしても、担当部と選定事業者だけではなく、一番大事なのは地域の声、市民の声ですので、そうした声をしっかり受けとめながら、皆さんに喜ばれるものを目指していただきたいと思います。

委員長(石田君):ほかに質疑ございませんか。

高橋君:今ほどの説明で、ハードの部分は建設部が担当すると伺ったのですけれども、市民から見ると、利用する際の使い勝手のよさが重要だと思います。
例えば、どんなトイレを設置するのかということも重要になると思います。
ハードを整備する時点では、建設部が市の窓口になって生活環境部の要望等を聞きながら対応していくということなのでしょうか。
やはり、できてから改装するというのは、本当に無駄なお金がかかりますので、利用するときにどのように使うのかを想定した整備が重要だと思いますが、そのあたりの連携についてお聞かせいただきたいと思います。

事業計画調整担当参事:連携の仕方として、建設部が市の窓口になるというのはありますが、当然、選定事業者と協議する上で、生活環境部から聞き取ったものを伝えるというのは、なかなか伝わりにくい部分があるので、生活環境部も含めて協議を進めていきたいと考えております。

高橋君:トイレは重要ですし、化学物質の問題などもあると思いますので、よろしくお願いしたいと思います。
あわせてお伺いしたいのですが、先ほどバリアフリーの関係で、障がい者に配慮した部屋が整備されるであろうという答弁でした。
企画提案書を拝見しましたけれども、シングルルームが14.4平方メートル、ツインルームが18.0平方メートルということで、ビジネスホテルとしては一般的でコンパクトなタイプだと思います。
その中で障がい者に配慮した部屋を整備するのは難しいのではないかと思います。
すごく効率的な間取りだと見てとったのですが、障がい者用のスペースをどこに確保するのかを具体的に確認しておかないと、トイレのつくりから何から変わってきますので、もし、この図面のまま工事が進むということであれば若干の不安があります。
その辺は具体的に詰めていくことができるのでしょうか。

事業計画調整担当参事:客室数については、シングルルームが36室、ツインルームが32室の合計68室となっております。
部屋の広さはオーソドックスなタイプになっております。
バリアフリーへの対応についてですが、今回は基本的な構想段階での提案となっております。今後、詳細な設計について選定事業者が詰めていくことになりますので、協議の中で、バリアフリーについても配慮いただけるように要望していきたいと思います。

委員長(石田君):ほかに質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
これをもって、建設部所管事項を終結いたします。
建設部退室のため、暫時休憩いたします。(10:57)

※ 休憩中に、議案第63号及び陳情第6号の今後の審査方法等について協議

委員長(石田君):委員会を再開いたします。(11:10)
休憩中に確認いたしましたとおり、議案第63号については、本日散会後に結審を行うこととしてよろしいでしょうか。(了)そのように確認いたします。
また、陳情第6号については、水道事業に係る民営化の考え方について、次回の委員会の休憩中に自由討議を行った後、9月14日に結審を行うこととしてよろしいでしょうか。(了)そのように確認いたします。
次回の委員会は、本日の午前11時30分より開催いたしたいと思いますが、よろしいでしょうか。(了)そのように確認いたします。
4その他について、各委員からございませんか。(なし)
事務局からございませんか。(なし)
以上で、本日の委員会を散会いたします。(11:12)