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経済建設常任委員会 平成30年7月23日(月)

印刷用ページを表示する 掲載日:2019年1月25日更新

(開会前)

※ 日程確認
※ 建設部長より人事異動に伴う主幹職以上の職員紹介

(開 会)

委員長(石田君):ただいまより、経済建設常任委員会を開会いたします。(9:27)
本日の日程は、開会前に確認いたしましたとおり、次第に記載のとおり進めてよろしいでしょうか。(了)そのように確認いたします。
また、本日の調査に、高間議長が同行いたしますので、御承知おき願います。
それでは、これより農作物生育状況調査の現地調査を実施いたしますので、各委員は、経済部より提出されております資料を御持参の上、市役所正面玄関前に待機している公用バスへ移動願います。
休憩いたします。(9:28)

※ 休憩中に、農作物生育状況調査を実施

委員長(石田君):委員会を再開いたします。(12:05)
2経済部所管事項、(1)報告事項、アの地域未来投資促進法に基づく基本計画の変更についてを議題といたします。
本件に対する報告を求めます。

企業立地課長:地域未来投資促進法に基づく基本計画の変更について御報告申し上げます。
資料の13ページをごらんください。
1経緯でございますが、昨年7月に地域未来投資促進法が施行され、地域の成長発展の基盤強化を図るため、地域の特性を生かして高い付加価値を創出し、地域に経済的波及効果を及ぼす地域経済牽引事業が促進されているところでございます。
当市におきましては、地域未来投資促進法に基づく基本計画を作成し、昨年12月22日付で国の同意を受けたところでございます。
2今回の変更の趣旨でございますが、本年3月に策定した江別市観光振興計画に基づく取り組みや江別の顔づくり事業の進展に伴い、今後、観光分野での投資が期待されることから、地域経済牽引事業として支援策を講じる分野に、観光関連分野を追加することといたしました。
3具体的な変更内容でございますが、資料の14ページをお開きいただきまして、概要資料で御説明させていただきます。
なお、今回の変更箇所を太字にしております。
一番上の計画のポイントですが、地域の特色として、ハルユタカなどの江別市の小麦や歴史あるれんが生産に係るやきもの市等の観光資源などを活用して観光振興に取り組むべく、江別市観光振興計画を策定したという点を追加いたします。
次に、左側の中ほどにある囲みの経済的効果の目標ですが、企業が行う地域経済牽引事業の件数を5件から6件に、創出する付加価値額を約2億8,400万円から約3億4,000万円に変更いたします。
次に、右側の囲みの地域経済牽引事業の承認要件ですが、要件1地域の特性を活用することに、6江別市の小麦(ハルユタカ)、やきもの市等の観光資源を活用した観光関連分野を追加いたします。
資料の13ページにお戻りください。
3変更内容の(2)経済的効果の目標の3新規雇用者数は、先ほどの概要資料には記載しておりませんが、50人から60人に変更いたします。
以上が今回の変更内容でございます。
4今回の計画変更に係るスケジュールでございますが、先月、国との変更協議を開始いたしまして、今月末には変更計画への同意が受けられる予定となっております。
以上です。

委員長(石田君):ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。

宮川君:変更の趣旨の中に、観光分野での投資が期待されるとありますが、何か具体的なものが出てきてから分野を追加、変更するということでしょうか。

企業立地課長:今回、江別の顔づくり事業の関連で公募している案件がありまして、投資が見込まれるため追加いたしました。ほかに新たな企業の立地が決定したので変更するということではございません。

宮川君:投資が期待されるということがある程度見えてから基本計画を変更したり、追加するということでしょうか。
要するに、新たに企業が立地するといったことがわかってから変更されるということでしょうか。

企業立地課長:これは基本計画という名称ですが、市としての方針のような大きな枠組みを決めておく計画ではなく、実際に行われる事業があって、それからつくる計画になっております。意味合いとしては、事業支援計画のように御理解いただければよろしいかと思います。

宮川君:江別市の小麦、やきもの市等の観光資源を活用した観光関連分野と書いてありますが、もう少し具体的にどのようなことかお聞きいたします。

企業立地課長:計画の地域の特性に盛り込む内容としましては、一般的に有名なもので、例えば、江別市の小麦やれんがの生産は認知度が高いと思います。実際に行われる事業も類似したものでありますので、実際に行われる事業の中で、江別市の小麦を使っていなければならないですとか、建物にれんがを使っていなければならないといったことではございません。

宮川君:要するに、観光関連分野での投資が期待されるということで分野を追加するのですけれども、国の承認を得るときに、分野は国で決めているものではなく、市町村の判断で分野を追加できるものなのでしょうか。また、何年計画といったものがあるのか、基本的なことをお聞きいたします。

企業立地課長:基本計画に盛り込む分野につきましては、市町村で必要とする分野を盛り込むことになっております。
上限として、10件までという決まりがあります。今回の基本計画の期間の中で、最大10件まで支援していくという形になっております。

委員長(石田君):ほかに質疑ございませんか。

山本君:理解ができなかったので、違う聞き方をします。
経済的な波及効果があるし、雇用もふえるように変更することになっているのですが、江別市の小麦、やきもの市等の観光資源を活用した観光関連分野として、例えば、どのようなものを想定しているのでしょうか。

企業立地課長:今回想定しているものは、現在、野幌駅南口駅前広場の隣接地に宿泊施設を含む施設の整備事業者を募集しておりますので、宿泊施設を想定しておりますが、ほかに観光関連分野で言いますと、例えば、江別市の小麦を食材として使ったレストランなども各要件を満たせば対象になると思います。

山本君:レストランはいろいろなところに点在していてもいいということでしょうか。

企業立地課長:この基本計画の範囲は江別市全域ですので、それぞれの要件を満たしていれば対象となります。

委員長(石田君):ほかに質疑ございませんか。

赤坂君:制度・事業環境の整備に書かれているように、不動産取得税・固定資産税の減免措置や支援措置が受けられるということです。今回、地域経済牽引事業として支援策を講じる分野に観光関連分野を追加するということは、どこかの企業や店舗で江別市の小麦を使っていて、何名か雇用している場合に、その企業や店舗が何らかの減免措置や支援措置を受けられるのでしょうか。
もう1点、やきもの市と具体的に書かれています。えべつやきもの市には、市が補助金を支出しているけれども、この基本計画の中に盛り込むことで何かの特典が得られるのでしょうか。

企業立地課長:この基本計画において、例えば、固定資産税の課税免除を受けるといった要件の一つに、投資額1億円以上という要件がございますので、その事業の中で拠点施設を1億円以上かけて建設するということであれば対象になると思います。

赤坂君:宿泊施設ができるという話がありました。そこに市民の交流スペースや市の関連事業も入ってくると思いますが、その中で、江別市の小麦を使った食事を提供するといったことを組み合わせれば、建設費などが1億円以上かかると思います。それは対象になるかもしれないと理解していいのでしょうか。

企業立地課長:各要件を満たせば、この制度を活用できると考えております。

赤坂君:そうすると、ハルユタカはいいのですけれども、やきもの市という固有名詞をつけるのはどうなのかと思います。むしろ、焼き物関連事業というような名称のほうがいいのではないかと思います。
いろいろな焼き物関連事業があります。江別市セラミックアートセンターやガラス工芸館などもありますし、いろいろなことが観光になり得ると思います。
えべつやきもの市というのは1年に1回の事業ですから、特定の事業に偏っている気がします。それらをまとめて、焼き物関連事業としたほうがいいのではないかと思います。
十分に議論し、検討されたものだと思いますが、あえて、やきもの市とした理由をお聞きします。

企業立地課長:地域の特性の中に書き込む内容としましては、具体的なものを書き込むようにという国の指導がありまして、えべつやきもの市は、れんが産業、焼き物産業があってのこととなりますけれども、その具体的なものを書くということで出てきたものでございます。
例えば、札幌市であれば大通公園、帯広市であればばんえい競馬といった具体的なものが盛り込まれています。江別市では、焼き物関連事業で、一番観光入り込み客数が見込めるイベントだと思いますので、やきもの市という名称を具体的に使っています。

赤坂君:えべつやきもの市に結びつくような、窯業やれんが施設なり、そういったものとの連携があるということをどこかにつけ加えてもいいのではないでしょうか。
国からそのような指導があるのであれば、えべつやきもの市は事業の一つなのだと、国に抵抗して、江別を売り込むくらいのことがあってもいいと思うのですが、いかがでしょうか。

企業立地課長:当市の産業として、当然、焼き物産業がありますが、もろもろは等の中に含めています。
この資料は基本計画の概要版でして、基本計画の本文には、十数行にわたってこの産業について書いております。その中には、窯業や江別市セラミックアートセンターなどについても書いております。
本日、資料としてお示しさせていただいたのは概要版ですので、短くまとめております。そのように御理解いただければと思います。

赤坂君:基本計画の本文はいつごろ見せていただけますか。

企業立地課長:今月末に国の同意を受けた段階で、委員の皆様に配付させていただきたいと思っております。

委員長(石田君):ほかに質疑ございませんか。

内山君:この基本計画は昨年の12月に国の同意を受けてスタートしているということです。先ほど、観光関連分野で野幌駅南口の宿泊施設の話があったのですが、今のところ、ほかの事業の動きはありますか。

企業立地課長:もともと、この基本計画を策定したときに予定していた案件はありますが、具体的には進んでおりません。
宿泊施設のほうが先に来るのではないかと思っております。

委員長(石田君):ほかに質疑ございませんか。

宮川君:以前の当委員会で報告がありました先端設備等の導入に係る支援措置など、国が求めているものというのは、もっと設備投資を行うですとか、中小企業に元気になってほしいということかと思います。
江別市の中小企業の中で、新たに観光関連分野を設けることによって、国のどのような制度を使えるのか、なかなかイメージできないので、何かイメージできるものがあれば教えていただきたいと思います。

企業立地課長:本日御報告させていただいております、地域未来投資促進法に基づく基本計画というのは、地域に高い付加価値をもたらして、経済的波及効果が高いものを対象にするということで、投資要件が1億円以上といったお話をさせていただきました。市内の中小企業がその要件を満たすのは難しい部分があるかもしれません。そうしたときに、市が用意している設備投資に係る補助金や、先般、当委員会で報告させていただきました、生産性向上特別措置法に基づく導入促進基本計画など、他の制度を御案内させていただきたいと思っております。

委員長(石田君):ほかに質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
これをもって、経済部所管事項を終結いたします。
経済部退室のため、暫時休憩いたします。(12:26)

委員長(石田君):委員会を再開いたします。(12:27)
3その他について、各委員からございませんか。(なし)
事務局からございませんか。(なし)
以上で、本日の委員会を散会いたします。(12:27)