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総務文教常任委員会 平成30年2月28日(水)

印刷用ページを表示する 掲載日:2019年1月25日更新

(開会前)

※ 日程確認
※ 一括議題の確認

(開 会)

委員長(島田君):ただいまより、総務文教常任委員会を開会いたします。(10:01)
本日の日程は、開会前に確認いたしましたとおり、次第に記載のとおり進めてよろしいでしょうか。(了)そのように確認いたします。
なお、本日の委員会に齋藤一委員が欠席する旨の通告がございましたので、報告いたします。
総務部入室のため、暫時休憩いたします。(10:01)

委員長(島田君):委員会を再開いたします。(10:01)
1付託案件の審査、(1)議案第8号 江別市職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例の制定についてを議題といたします。
本件に対する説明を求めます。

職員課長:議案第8号 江別市職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例の制定について御説明いたします。
資料1ページをお開き願います。
初めに、提案理由説明書の写しにつきましては、1ページから2ページに記載のとおりでありますので、御参照願います。
次に、3ページをお開き願います。
初めに、1条例の構成でありますが、(1)一般職については、第1条及び第2条で、職員の給与に関する条例の一部改正について規定するものであります。
(2)議員及び特別職については、第3条及び第4条で、議会議員の議員報酬等に関する条例の一部改正について、第5条及び第6条で、特別職の職員の給与に関する条例の一部改正について、規定するものであります。
次に、2改正内容でありますが、(1)給料について、1として、行政職給料表については、400円の引き上げを基本に改定することとし、平均改定率は0.2%、また、初任給については1,000円、若年層についても同程度の引き上げを行おうとするものであります。
2として、医療職給料表については、医師に適用される医療職給料表(一)を除き、行政職給料表との均衡を基本に改定しようとするものであります。
次に、(2)期末・勤勉手当についてでありますが、1再任用職員を除く一般職については、平成29年12月の勤勉手当を0.1カ月、平成30年からは、6月及び12月の勤勉手当をそれぞれ0.05カ月、年間計0.1カ月引き上げようとするものであります。
2再任用職員については、平成29年12月の勤勉手当を0.05カ月、平成30年からは、6月及び12月の勤勉手当をそれぞれ0.025カ月、年間計0.05カ月引き上げようとするものであります。
続きまして、4ページをごらん願います。
3議員、特別職についてでありますが、議員及び特別職につきましては、平成29年12月の期末手当を0.1カ月、平成30年からは、6月及び12月の期末手当をそれぞれ0.05カ月、年間計0.1カ月引き上げようとするものであります。
次に、(3)その他についてでありますが、労働基準法に基づき、時間外勤務手当等の算出に用いる勤務1時間当たりの給与額の算定基礎に、寒冷地手当及び月額支給の特殊勤務手当を加えるものであります。
次に、3施行期日でありますが、附則第1項において公布の日からの施行とし、勤務1時間当たりの給与額の算出と平成30年からの期末手当及び勤勉手当の支給割合の変更について規定した第2条、第4条及び第6条については、平成30年4月1日から施行しようとするものであります。
また、附則第2項において、給料表の改定については、平成29年4月1日から適用し、平成29年12月分の期末手当及び勤勉手当に係る年間支給割合の変更について規定した第1条、第3条及び第5条については、平成29年12月1日から適用しようとするものであります。
なお、資料の5ページからは、条例改正の新旧対照表でありまして、改正条例第1条及び第2条の職員の給与に関する条例の一部改正については5ページから24ページ、第3条及び第4条の議会議員の議員報酬等に関する条例の一部改正については25ページから26ページ、第5条及び第6条の特別職の職員の給与に関する条例の一部改正については27ページから28ページとなっておりますので、御参照願いたいと思います。
以上です。

委員長(島田君):ただいまの説明に対し、質疑ございませんか。

角田君:21ページの改正後の条文で、第15条に特殊勤務手当の月額及び寒冷地手当の月額という記載があります。まず、特殊勤務手当の対象は何かということと、追記された部分の金額は、単純な計算ではなく、増額分が見込まれると思うのですが、ここに数字で出てきている部分として単純にどれくらい上がるのか、お聞きいたします。

職員課長:対象となる特殊勤務手当についてですが、毎月決まって支給される手当を含めて計算していくこととなります。対象となるのは、医療業務手当、具体的には精神科病棟において患者の看護に従事した看護職員、放射線業務に従事した診療放射線技師等に支給する手当です。また、水道下水道業務手当として、浄水場に勤務する職員に対する手当の三つが対象となっております。
影響額については、率という形では試算しておりませんが、寒冷地手当分を含めて、一般会計で約560万円、上下水道事業会計で約30万円、病院事業会計で約230万円、合わせて約822万円と試算しております。

委員長(島田君):ほかに質疑ございませんか。

岡村君:資料のつくり方についてわからないことがあります。
まず、1ページ目の提案理由説明書に、議案第8号 江別市職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例の制定についてとありますが、今回でいきますと、江別市特別職の職員の給与に関する条例は入っていないかと思うのです。これは、入っているのですか。

職員課長:給与に関する条例等の等のところですが、今回、三つの条例をまとめて改正させていただきます。職員給与、議員報酬、特別職の給与の三つをまとめております。等にはこの三つの条例が入っているという意味合いで使っております。

岡村君:私もそのように理解したのですが、そうだとすると、条例第何条という書き込みは何を指しているのですか。先ほど言った三つの条例を指しているのですか。これは符合していないと思うのですが、何を指してこの条を立てているのですか。

職員課長:今回御提案させていただいているのは、三つの条例をまとめて改正したいという内容です。三つの条例を改正する条例ということで、改正条例の第1条では、職員の給与に関する条例の第17条の3をこのように改正し、議員報酬に関しましては、改正条例の第3条及び第4条で議会議員の議員報酬等に関する条例の第5条第2項の改正を行うというつくりで今回は御提案しております。

岡村君:三つの条例の提案ということからすると、三つの条例の中の第何条をこのように変えますという説明がこの資料に書かれていると理解していいですか。
例えば、2ページの真ん中あたりに、次に、第6条でありますがとあります。そうすると、特別職の職員の給与に関する条例のことだとも読み取れます。
ですから、なぜ頭に第6条とか第5条などと混乱するようなことを書くのかということです。
先ほど言ったように、物差しになる条例がないので、三つを統合して等という提案をしているということで、ある意味では架空のものに第何条とつけること自体、私の頭を混乱させる原因になっていないかと読み取ったのです。それはどうですか。

職員課長:今回、三つの条例を一気に改正させていただきたいという提案をさせていただいておりますので、三つの条例の各条を変更するとなると、この条はこうなる、この条はこうなるというふうに複雑に説明しなければなりません。今回、そこを整理する意味で、改正条例を御提案させていただきまして、この条例の第何条をこのように改正するというふうにまとめて提案させていただいたということです。

岡村君:前回も、条例の規定の仕方のことで質疑をしましたが、住民に一番近い基礎自治体のあり方として、条例は誰が見てもわかりやすく書き込む必要があるのではないかと思います。
今回、三つの条例を改正するのであれば、それぞれどこの何条を改正するとストレートに示したほうがわかりやすいと感じるのです。その辺も含めて、議員や市民の皆さんが理解できるような規定の仕方、提案のあり方をこれからもぜひ研究していただきたいと思います。
内容については、角田委員からの質疑も含めて理解できましたが、4ページで、特別職と私ども議員の期末手当の年間支給割合を0.1カ月引き上げるとありまして、平成29年と平成30年の支給月で改正していきたいということになっています。
ここに出ている新旧対照表をわかりやすいととるか、わかりづらいととるか、これは見る方によって違うと思いますが、25ページから28ページまで示していただいております。議会議員の議員報酬等に関する条例と特別職の職員の給与に関する条例の新旧対照表です。
そこで、数字は別として、期末手当の条文として全く同じものを二つつくった理由は何なのかと最初に思ったのですが、平成29年と平成30年の関係だという理解まではたどり着きました。
今回、特別職と議員とで取り扱いを異にしていると見受けられます。その理由は、人事院勧告に基づくということでしょうけれども、取り扱いを変えた理由は何かあるのですか。
新旧対照表で言うと、議員のことについては、25、26ページで改正前、改正後、特別職では27ページと28ページに書かれています。
その月数の改正について、6月には100分の207.5から、改正後では212.5ということで、議員と特別職は同じ扱いになっていますか。
ごめんなさい。平成29年と平成30年をごちゃごちゃに見てしまったかもしれません。
新旧対照表で言うと、平成29年の支給月、12月の期末手当の改正の0.1については、議員の場合は25ページの新旧対照表を見ればよくて、特別職は27ページです。そして、翌年の平成30年については、議員の場合は26ページで、特別職は28ページです。そういうふうに見れば、整合性はとれています。
理解できました。時間をとって、大変申しわけありません。

委員長(島田君):ほかに質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
次に、(2)議案第21号 平成29年度江別市一般会計補正予算(第5号)を議題といたします。
本件に対する説明を求めます。

職員課長:議案第21号 平成29年度江別市一般会計補正予算(第5号)のうち、給与改定に係る影響額につきまして御説明いたします。
資料29ページをお開き願います。
この資料は、今回の給与改定に伴う影響額についてまとめたものであります。
1会計別についてでありますが、本年度の会計別に給与改定所要額を記載した表であり、一般会計が3,465万1,000円、水道・下水道事業会計が324万2,000円、病院事業会計が2,033万4,000円、合計5,822万7,000円と試算しております。
次に、2職位別(年収)についてでありますが、今回の給与改定に伴う職員1人当たりの年間影響額について職位別に記載しており、全体で申し上げますと、給料が6,287円、期末勤勉手当が3万4,026円、合計4万313円と試算しております。
以上です。

委員長(島田君):ただいまの説明に対し、質疑ございませんか。(なし)
以上で、職員課が所管する平成29年度一般会計補正予算(第5号)に係る質疑を終結いたします。
総務部退室のため、暫時休憩いたします。(10:24)

委員長(島田君):委員会を再開いたします。(10:25)
次に、同じく(2)議案第21号 平成29年度江別市一般会計補正予算(第5号)のうち、議会事務局所管に係る補正予算についての説明を求めます。

議会事務局次長:議会事務局所管の一般会計補正予算の概要について御説明申し上げます。
議会事務局の提出資料をごらん願います。
先ほど、議案第8号 江別市職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例の制定について、所管の職員課から説明がなされましたが、市職員の一般職及び特別職の期末勤勉手当の年間支給割合を0.1カ月分引き上げることにあわせまして、議員の期末手当につきましても、同様に0.1カ月分引き上げるものでございます。
なお、内訳といたしましては、資料に記載のとおり、議長が5万2,440円、副議長が4万6,805円、議員が1人当たり4万3,470円の増額となり、これに伴う補正額は118万5,995円となるものでございます。
以上です。

委員長(島田君):ただいまの説明に対し、質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
教育部入室のため、暫時休憩いたします。(10:26)

委員長(島田君):委員会を再開いたします。(10:27)
2教育部所管事項、(1)報告事項、アの江別市学校教育基本計画推進状況報告書(点検・評価結果)についてを議題といたします。
本件に対する報告を求めます。

学校教育課長:江別市学校教育基本計画推進状況報告書(点検・評価結果)について御説明申し上げます。
次期計画の第2期江別市学校教育基本計画の策定に当たりましては、現計画の進捗状況等を点検・評価し、その結果を反映する必要があります。
点検・評価した結果について御報告いたします。
資料1ページをごらんください。
評価は、計画期間の5カ年のうち、平成28年度までの数値の推移と目標値との比較等をもとに、5段階の点検・評価をしております。
表の見方を御説明いたします。
資料の中ほどの基本目標1の成果指標1-1を例に説明しますと、学校の授業がわかると答えた児童生徒の割合については、平成24年度の現状値が88.7%に対し、平成30年度の目標値は、上昇をあらわす右上がりの矢印となっています。
成果指標では、現状値を上回り、90%を超える高い数値で推移していることから、表の右側の評価欄は、達成をあらわす5の評価となっているものであります。
評価結果について御説明いたします。
基本目標1の確かな学力を育成する教育の推進では、ただいま説明しました成果指標の1-1と成果指標の1-2は、平成24年度の現状値を上回っていることから、表の右側の評価欄は、達成をあらわす5となりました。
成果指標の1-3は、現状値を下回っていることから、評価欄は、未達成をあらわす2となりました。
次に、2ページをごらんください。
基本目標2の豊かな心と健やかな体を育成する教育の推進では、成果指標の2-2は、現状値を上回っていることから、評価欄は、達成をあらわす5となりました。
成果指標の2-1と2-3は、現状値をわずかに下回っておりますので、評価欄は、未達成をあらわす2となりました。
次に、基本目標3の良好な教育環境の整備では、成果指標の3-1は、市内小中学校の耐震化を全て完了し、耐震化率が100%となったことから、評価欄は、達成をあらわす5となりました。
次に、3ページをごらんください。
基本目標4の家庭や地域に開かれた学校づくりの推進では、成果指標の4-1は、現状値を上回り、おおむね横ばいの状況で推移しており、評価欄は、ある程度達成をあらわす4となりました。
成果指標の4-2は、現状値を下回っていますが、上昇傾向にあることから、評価欄は、未達成だが上昇傾向をあらわす3となりました。
次期計画に向けての課題としましては、平成29年3月に告示された新学習指導要領では、国は、社会に開かれた教育課程の実現に向け、主体的、対話的で深い学びの視点で授業を進めることを重視し、言語能力、情報活用能力等や現代的な諸課題に対応して求められる資質、能力の育成のほか、理数教育、道徳教育、外国語教育等を充実させることを基本的な考え方として位置づけており、これらをどのように推進していくかが課題であります。
このことから、次期計画においては、現計画の基本理念を継承しつつ、教育を取り巻く社会情勢の変化や将来的な課題を踏まえ、学校教育のさらなる充実を図るために検討を進める必要があると考えております。
以上です。

委員長(島田君):ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。

相馬君:2ページの成果指標3-1は耐震化率ということで、100%を達成した以降の成果指標はどういう扱いとしていくのですか。
100%のままということになるのか、これで達成したので終わりとするのか、継続していくのか、お伺いしたいと思います。

学校教育課長:平成29年度、平成30年度は、基本的には同じ100という数字が入る形で考えております。

相馬君:成果指標を達成したものについては、もちろん達成したのだから数字は変わらないと考えるものなのか、あるいは、耐震化率は平成28年度に達成したけれども、どこかにふぐあいが起こったからまた次の年度に下がるというふうに、常に検討していくものなのか。平成28年度で100%に達したから、あとは現状維持という評価をするのか、その評価の仕方をもう一度確認させてください。

学校教育課長:これにつきましては、その年度ごとでそれぞれの学校施設の状況等を踏まえた上で、平成28年度は100%で、基本的には同じになると思いますけれども、それぞれの年度末に判断していくことになると思います。

教育部次長:若干補足をいたします。
今期の江別市学校教育基本計画の計画期間は、平成26年度から平成30年度までの5年間としております。計画策定時に目標とする成果指標の目標値を100%として、平成28年度までに達成したということで今期は推移しております。次期の江別市学校教育基本計画に向けてどのような成果指標を設定するかについては、今後、検討してまいりたいと考えております。

相馬君:3ページの教職員の夏期・冬期セミナーの参加率というところで1点お伺いしたいと思います。
成果指標4-2については、数字としては動きが少ないけれども、現状値よりは下がっております。これは、100%に少しでも近づけるような努力をされての70%台なのか、あくまでも教職員の自由意思に従って研修なりセミナーなりに参加してもらった結果でこの数字になったのか、教育委員会の評価の仕方についてだけ確認させてください。

学校教育課長:こちらの資料につきましては、全教職員に対する参加者の割合ということで、現状値が84.2%で、平成30年度の目標値は横並びという形で考えています。平成28年度につきましては、数値が若干落ちているのですけれども、実際は夏期と冬期の2期に分けて研修を実施しており、実人数で見ますと、平成26年度で699人、平成27年度で606人、平成28年度で807人とふえています。できれば多くの方に参加していただきたい意向はありますけれども、実際の研修に参加している人数については少し向上しているものと判断しております。

相馬君:教育委員会として100%に近づけるような取り組みをしているのか、それとも教職員の自主性に任せているのかということをお伺いしたいと思います。

学校教育課長:基本的には、多くの教職員に参加してくださいということで呼びかけておりますけれども、それぞれの先生方の意思に任せているところです。

相馬君:もちろん、強制参加ではないと思っておりますけれども、ここに成果指標を出す以上、次期の計画のときに、もう少し積極的な取り組みに対する教育委員会の姿勢がここにあらわれると理解してよろしいでしょうか。

学校教育課長:教職員の研修に関しましては、先生方の指導力、授業力を高める上で重要なものですので、ぜひそういう点につきましては、次期計画に向けて改善に取り組んでいきたいと思っております。

委員長(島田君):ほかに質疑ございませんか。

干場君:2ページの成果指標2-1についてです。学校教育基本計画推進状況報告書の最後の取り組み内容、成果指標の動向、次期に向けての課題というところの記載に照らして言えば、江別市として、子供たちの自己肯定感というところでは、随分前から課題になっていると思っております。年度で見ますと、上がったり、下がったりということだと思いますけれども、自分にいいところがあるという肯定感が育まれていないのではないかと読み取れます。ここはとても大事な部分だと思っておりますが、次期に向けての課題というところにそうした視点が明確に記載されていないところが気になります。このあたりについての部局としての基本的な考え方を伺いたいと思います。

学校教育課長:次期に向けての課題のところに、一部、評価として未達成の成果指標がある部分につきましては、今後、改善に向けた取り組みを進めていくというふうに記載しております。この成果指標2-1につきましても、若干ではありますけれども、目標値を下回っているところで、2という評価がついておりますので、これにつきましても、次期計画に向けて取り組んでいきたいと思っております。
また、全国学力テストのアンケート結果から拾ったものではあるのですけれども、それ以外に、学級のみんなで協力し、何かをやり遂げ、うれしく思う割合や、先生はよいところを認めてくれると思う割合については、小・中学校ともに全国平均を上回っているような数値もあります。学校生活の中で他者とかかわる中で自分のよさに気づかせるとか、集団活動の中で個人の役割を設定することにより、所属意識を高めるとか、多様な考え、新たな見方や考え方を受け入れて、一人一人の考えや活動のよさを認め合う場を設けるなど、そういう中で、今後、継続して取り組んでいくことが必要ではないかと思っておりますので、次期計画に向けても、そういう形で取り組んでまいりたいと考えております。

委員長(島田君):ほかに質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
次に、イの江別市社会教育総合計画(第8期)推進状況報告書(点検・評価結果)についてを議題といたします。
本件に対する報告を求めます。

生涯学習課長:江別市社会教育総合計画(第8期)推進状況報告書(点検・評価結果)について御説明いたします。
次期計画である第9期江別市社会教育総合計画の策定に当たりましては、現計画の進捗状況等を点検・評価し、その結果を反映する必要があります。先般、江別市社会教育委員の会議におきまして、点検・評価した結果を御報告いたします。
資料4ページをごらんください。
評価は、計画期間の5カ年のうち、平成28年度までの数値の推移と目標値との比較等を基に、5段階の点検・評価をしております。
表の見方については、先ほど報告した学校教育基本計画推進状況報告書と同様であり、4ページ、家庭の教育力の向上の成果指標1-1から、8ページ4芸術活動(創作・鑑賞)の推進の成果指標4-1まで、全18項目で評価した結果を記載しております。
このような点検・評価を行った結果、基本目標ごとの評価では、4ページの基本目標1地域全体で子供を守り育てる体制づくりでは、成果指標7項目中達成を意味する5が五つ、ある程度達成(上昇傾向)をあらわす4が二つとなっています。
5ページ下からの基本目標2生きがいを見出すことのできる生涯学習の推進では、成果指標6項目中、4が二つ、未達成だが上昇傾向をあらわす3が二つ、未達成をあらわす2が二つとなっています。
また、7ページの基本目標3地域で育まれた多様な郷土文化の再発見と創造では、成果指標5項目中、5が一つ、3が三つ、2が一つとなっております。
全体では、評価5が6項目で33%と最も多く、次いで評価3が5項目で28%、評価4が4項目で22%、評価2が3項目で17%となっております。
最後に、8ページの取り組み内容、成果指標の動向、次期に向けての課題としましては、国の生涯学習・社会教育分野で提起されている家庭・地域の教育力の向上・学校との連携・協働の推進や人生100年時代の到来への対応、障がい者の生涯学習の推進や市の健康都市宣言を踏まえた生涯学習・社会教育の推進施策などをどのように計画に盛り込んでいくか、また、各種関連事業のより効果的な市民周知が課題であります。
今後は、次期計画の策定に向け、現計画期間における成果、課題、状況の変化等を検証し、さらなる社会教育の充実が図られるよう、検討する必要があると考えております。
以上です。

委員長(島田君):ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。

相馬君:6ページで1点お伺いします。
2市民が行う生涯学習活動への支援ということで、登録団体数が目標値240に対して199となっています。これは、団体数が減っているのか、減免を知らない団体に対するPRが不足しているのか。減っているという評価になっていますが、自然減なのかどうかお伺いします。

生涯学習課長:社会教育関係団体の登録数は減少しているものの、活動している団体数に変化はないと考えております。
減少している原因ですが、減免率について、社会教育関係団体は5割減免となっているものの、65歳以上の方が半数を占める団体となりますと、9割減免となっております。手続等の簡素化から9割減免にシフトしているような様子でございます。

委員長(島田君):ほかに質疑ございませんか。

角田君:次期策定の計画についての考え方です。教育部が所管している範囲から生涯学習に関する数字が出されています。社会教育関係団体に登録していても違う場所で活動していたり、市民活動センター内で活動している団体、または、公民館がとれなくてそちらに行っている場合もあるのですけれども、そういうところにも生涯学習あるいは社会教育的な事業をやっているところもあるし、ほかの施設でもあります。教育部所管でなくてもです。本来の生涯学習、社会教育の充実を考えるときには、そこまで把握する必要があるのではないかと思うのです。そういう今後の計画にかかわって、どう調査するかは大変だと思いますが、それをどう組み入れていくかは大切だと思います。逆に言えば、指標を登録数とするのであれば、登録数をふやすための方策を考えたり、市民全体の社会教育環境、社会学習環境をつくるならば、所管していない施設、高校での働きかけをしながらということも出てくると思います。そこはどのように考えていますか。

生涯学習課長:委員がおっしゃるとおり、生涯学習の守備範囲はボーダーレスで、境目のないという部分に苦慮しております。確かに、所管となっている施設以外でも生涯学習をしているところもありますし、この計画の中にあっても、教育部局だけの事業で計画をつくっているわけではありません。そのあたりは、課題として捉えておりますので、できる範囲で、皆さんに御理解していただけるような範囲で取り込んでいくしかないと考えております。

教育部次長:若干補足いたします。
次期計画策定に向けましては、社会教育委員の会議と並行して、庁内会議でもたたき台の作成など、実務レベルの検討を進めているところであります。そのメンバーには、委員の御指摘の全庁的な生涯学習にかかわる部局のメンバーを加えております。全庁的な事務事業をチェックする中で、社会教育あるいは生涯学習にかかわるような事業についての活動量などもその中で議論してきております。生涯学習は非常に幅広い活動を支える大事なものであると思いますので、江別市健康都市宣言の趣旨も踏まえて、次期計画に向けて、その充実を図る適切な指標は何なのか、その辺につきましても検討を進めていきたいと考えております。

角田君:以前の一般質問で、今の市民活動は部局の枠の中でやっているわけではなく、ほかの部にまたがっているものが多過ぎると思い、そこをうまく整理してまとめてほしいということを言わせていただいたところです。
生涯学習という言葉そのものの意味をわかって回答しているのか、範囲をわかって回答しているのか、とても疑問です。生涯学習情報が充実している、機会が充実しているというのは6割程度なのです。ところが、実際には、江別市には機会は異常なくらいあると思っています。関心があるかないか、あるいは、生涯学習という言葉をどう捉えているかによってこの読み方は変わってくると思うのです。
そういう意味では、生涯学習とは何ぞや、社会教育とは何ぞやととても悩むのですが、その違いは私も説明できないし、どんな本を読んでも理解できないところがあるのです。根本的にどう違うのかと。
提唱者が違うということは別にして、やっていることは一緒だと感じてしまうのですが、生涯学習とは何ぞやということがもう少し市民にわかるようにやってほしいのです。これだと、蒼樹大学やえべつ市民カレッジだけが生涯学習だと思ってしまいます。その辺の表現をうまく考えていただいて、本当の意味での、実態としての成果指標のつくり方を考慮していただきたいと思います。
2の評価が多いという以前に、本当の意味では2になっていないのだろうと思っています。成果指標のつくり方が悪いから低評価になっていると思っていますので、そこの見直しをあわせてお願いしたいと思います。何かあれば答弁をお願いいたします。

生涯学習課長:アンケートの設問設定については、若干課題があるものと考えております。例えば、国の世論調査は、必ず生涯学習とはという定義の説明がある中で設問を設定しております。生涯学習としてというキーワードで設問をしますと、どうしても社会教育施設で、行政主体で学ぶように捉えられがちな傾向があると分析しております。
次期計画策定については、その辺のところを十分検討して、回答しやすい設問を設定した上で、適正な評価指標をつくり上げていきたいと考えております。

委員長(島田君):ほかに質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
次に、ウの江別市スポーツ推進計画(第5期)推進状況報告書(点検・評価結果)についてを議題といたします。
本件に対する報告を求めます。

スポーツ課長:江別市スポーツ推進計画(第5期)推進状況報告書(点検・評価結果)について御説明いたします。
資料9ページをごらんください。
次期計画である第6期江別市スポーツ推進計画の策定に当たりましては、現計画の進捗状況等を点検・評価し、その結果を反映する必要があります。先般、江別市スポーツ推進審議会において、点検・評価した結果を御報告いたします。
評価は、計画期間の5カ年のうち、平成28年度までの数値の推移と目標値との比較等を基に、5段階の点検・評価をしており、表の見方については、先ほど報告した学校教育基本計画推進状況報告書と同様です。
評価結果について御説明いたします。
基本目標1生涯スポーツの推進のうち、成果指標1の週1回以上スポーツ活動に親しむ市民割合については、平成24年度の現状値23.6%に対し、平成26年度から平成28年度の数値を記載しており、平成28年度には40.0%となり、現状値を上回り、上昇傾向にあることから、表の右側の評価欄はある程度達成(上昇傾向)をあらわす4の評価となりました。
次に、基本目標2地域スポーツ活動の推進のうち、成果指標2スポーツ機会が充足していると思う市民割合について、平成24年度の現状値76.5%に対し、平成26年度61.3%、平成27年度57.6%と下降しておりましたが、平成28年度には61.6%になり、上昇傾向になっていることから、評価欄は未達成だが上昇傾向をあらわす3の評価となりました。
次のページをお開き願います。
基本目標3スポーツ環境の整備・充実のうち、成果指標3スポーツ施設整備の満足度について、平成24年度の現状値70.1%に対し、平成26年度59.1%、平成27年度56.6%と下降しておりましたが、平成28年度には60.0%になり、上昇傾向になっていることから、評価欄は未達成だが上昇傾向をあらわす3の評価となっております。
次期計画策定に向けての課題についてですが、国において平成29年に第2期スポーツ基本計画を策定し、スポーツをする、見る、支えるという観点から、スポーツ参画人口を拡大することを目指すとされていることから、スポーツをするだけでなく、見る、支えるといった部分をどのように計画に盛り込んでいくかが課題であります。また、市内スポーツ関係施設は老朽化が進んでいることから、市内全体のスポーツ施設のあり方について協議し、公共スポーツ施設整備に関する計画策定の検討が課題となっております。
これらのことを踏まえ、本市における健康都市宣言を背景とした市民の健康づくりとスポーツ活動の関連づけを含め、時代の変化に対応したスポーツ推進の展望と目標を提示する必要があると考えております。
以上です。

委員長(島田君):ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。

相馬君:江別市スポーツ推進計画ということで、9ページの基本目標1生涯スポーツの推進のところに、生涯各期におけるスポーツ活動という項目で説明がなされています。例えば、成果指標の週1回以上スポーツ活動に親しむ市民割合というのは、各期に分かれたような年齢別のアンケート調査を実施されているのか、あるいは、全体を通してのスポーツに対しての活動の検討なのか、これについて確認させてください。

スポーツ課長:アンケート調査については、成人の方を対象に行っており、年代別の結果もわかるような形となっております。

相馬君:成果指標の週1回以上スポーツ活動に親しむ成人の方が40%だとすると、例えば、高齢者の方たちの数値としてはどうなっているのかお伺いしたいと思います。

スポーツ課長:高齢者の方については、細かな数値ははっきり出ていませんが、60歳以上の方で50%から60%となっております。

委員長(島田君):ほかに質疑ございませんか。

角田君:数字の考え方ですが、平成26年度、平成27年度、平成28年度の数字で考えて上昇傾向にあるということで3がついていますが、現状値は平成24年度から見ればとんでもなく落ちています。ここに3をつけるべきなのかという疑問を感じます。
もう一点は、これも市民アンケートからとっているのであれば、満足度調査等は利用者にとって満足なのかということを含めて考えなければいけないと思うのです。そういう点を含めてどのように考えているか、指標の考え方、とり方をどういうふうに考えているのでしょうか。
施設整備の満足度として、施設はよくなっていると言いますけれども、老朽化で屋根が吹っ飛んだりするという現実もあります。油漏れで休館したとか、施設内のふぐあいがあるとか、休館がふえているのは事実です。それでいて、経年劣化を考えれば平成24年度の70%から平成28年度の60%の満足度というのは何となくわかります。それに上昇傾向という評価をつけられるということ自体、とても疑問です。これは、どのように考えればよろしいのでしょうか。
また、これは利用者にきちんと聞くべきだと思うのですが、利用者からは別のアンケートをとっています。その部分との兼ね合いはどうなっているのか、お聞かせください。

スポーツ課長:成果指標については、成果指標3のスポーツ施設整備の満足度、現状値が70.1%に対して、平成28年度は60.0%と、確かに下がっております。ただ、平成27年度から平成28年度にかけて若干上がっているということで、目標値は未達成ですが、若干の上昇傾向にあるというところで3をつけさせていただきました。
また、成果指標のスポーツ施設整備の満足度のアンケートの内容についてですが、アンケートの出し方としては、市民5,000人に対して、生涯スポーツ施設の整備が満足している、どちらかといえば満足、普通、どちらかというと不満という形で回答をいただいております。それとは別に、一般財団法人江別市スポーツ振興財団で実施しているアンケートの具体的な内容を見ますと、平成26年度から平成27年度にかけて、特にトイレ等を洋式化するなどの対応をしていることから、環境が少しよくなっているという御意見もいただいております。

角田君:先ほど、生涯学習のところでも言っていますが、やるのであれば総合的に評価を出していただきたいと考えます。
単純に上昇傾向にある、単年度で見ると確かにそうなのだろうけれども、実態としては下がってきています。つまり、言いかえると、施設改修の予算も含めて、施設的に単年度である程度上昇傾向で満足しているのなら、この整備はまだおくらせてもいいという捉え方もできなくないと思います。計画の指標の書き方は、自己満足ではなくて、現実を踏まえた形にしてほしい。それはほかにも影響する要素があるのではないかと感じています。評価をよく書くことで、予算の削減に使われるという要素も出かねないと思います。そういう影響も踏まえながら、成果指標の考え方、数値の出し方を考察していただきたいと考えます。

教育部次長:先ほど、スポーツ課長からも説明したところですけれども、上昇傾向とは言いながら、3、2、1という評価については未達成ということで、江別市スポーツ推進審議会の皆様も含めて、そういう評価をしたということでございます。
スポーツ施設については、市民の方々の健康意識の高まりと反比例する形で充足していないと思う方もいらっしゃるのだと教育委員会としては捉えております。
議会議論もあり、社会体育施設の全体のあり方について検討を進めているところでございますので、委員御指摘の点を踏まえて、次期計画に向けてどのような形で反映していくか、検討してまいりたいと考えております。

委員長(島田君):ほかに質疑ございませんか。

宮本君:先ほどから成果指標の数字を見ていまして、平成24年度の現状値から平成28年度ということで示されていますが、指標の判断基準が統一されていない気がします。今、たまたまスポーツの関係を見ていましたが、ちょっと戻りまして、7ページの市民文化の関係の1-1です。文化芸術活動に参加している市民の割合です。この数字だけを見て、説明を聞きながら見ていくと、どうしても未達成で下降傾向にあると思います。これがどうして3になったのかというところが二、三点見受けられますので、統一した基準で評価していただかなければならないと思います。評価数字だけを見ると、全部を見ての判断で分析できませんので、その辺を部内でもう少し検討していただきたいと思います。

教育部次長:委員御指摘のとおり、数値の変化だけで見ますと、若干疑問が残るところが複数ございまして、その辺は社会教育委員の会議や江別市スポーツ推進審議会の中でも議論になったところです。
成果指標の数値の変化だけで見るのではなく、取り組みの量や活動指標も含めた総合的な評価をすべきではないかという御意見も議論の中にはあり、数値の変化と若干違う評価となったところもございます。
次期計画に向けましては、そのような疑問がなるべく生じないよう、取り組みの充実をどのような数値ではかればいいのか、反省を生かし、そこを十分検討して進めたいと考えております。

委員長(島田君):ほかに質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
次に、エの江別市子どもの読書活動推進計画(第2期)推進状況報告書(点検・評価結果)についてを議題といたします。
本件に対する報告を求めます。

情報図書館長:江別市子どもの読書活動推進計画(第2期)推進状況報告書(点検・評価結果)について御説明いたします。
資料11ページをごらんください。
次期計画である第3期江別市子どもの読書活動推進計画の策定に当たりましては、現計画の進捗状況等を点検・評価し、その結果を反映する必要があります。
先般、江別市子どもの読書活動推進委員会において点検・評価した結果を御報告いたします。
評価は、計画期間の5カ年のうち、平成28年度までの数値の推移と目標値との比較等をもとに、5段階の点検・評価をしております。
表の見方については、先ほど御報告いたしました江別市学校教育基本計画推進状況報告書と同様であります。
以下、13ページの1情報図書館における普及・啓発の成果指標1までの8項目について、同様に評価内容を記載しております。
基本目標ごとの評価ですが、11ページの基本目標1家庭、地域、学校を通じた子供の読書活動の推進では、成果指標2項目中、未達成の1が一つ、ある程度達成の4が一つとなっています。
12ページの基本目標2子どもの読書活動を推進するための環境の整備では、成果指標5項目中、達成の5が三つ、ある程度達成の4が一つ、未達成の2が一つとなっています。
また、13ページの基本目標3子どもの読書活動の普及・啓発では、成果指標1項目で、5が一つとなっております。
全体では、評価5が4項目(50%)、評価4が2項目(25%)、評価2及び評価1が各1項目(12.5%)となっております。
最後に、13ページの一番下になりますが、取り組み内容、成果指標の動向・次期に向けての課題についてでありますが、国においては、子供の読書活動の現状と課題等を踏まえ、次期推進計画を策定中であり、国の有識者会議では、発達段階に応じて子供が読書習慣を身につけるための取り組みが重要であり、都道府県や市町村においては、このような方向性を踏まえつつ、家庭、地域、学校等を通じた社会全体で取り組まれるよう推進計画等の見直しや推進体制の整備など取り組みの方向性について議論が進められております。
市の現計画の評価においては、家庭における読書活動の推進や学校等への支援について、一部目標値を未達成であり、改善策を検討する必要があるため、国の議論を踏まえて、次期計画の策定に当たり、家庭、地域、学校等を通じた効果的な取り組みの推進に向けて検討を進める必要があると考えております。
以上です。

委員長(島田君):ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。

相馬君:11ページの青空子どもの広場の1という達成状況を考えると、成果指標のとり方がいかがなのかという気がしなくもないです。評価が1になった背景をもう少し説明していただけるのであれば、お願いしたいと思います。

情報図書館長:青空子どもの広場の開催にあわせて行ってきた取り組みですけれども、参加者の減少とともに、青空子どもの広場は平成28年度で終了したということもあり、このような評価となったものでございます。

相馬君:例えば、家庭における読書活動の推進という大きな項目であれば、4ページのところにおはなし会の開催の評価が5とついています。それから、子供たちの読書環境ということでは推進していると捉えられるので、青空子どもの広場が終了したということであれば、次期は成果指標が変わってくるだろうと思いますので、今後に期待したいと思います。
続けて、次の項目について伺います。
12ページの2情報図書館の学校等への支援と、3学校図書館における取り組みというところで、情報図書館がかかわっていると私は理解します。支援司書の取り組み、学校と支援司書とのやりとり、管理職や図書担当の先生とのやりとりで、総合的な学習等への対応件数が40件だった年もあるし、20件に減っているときもあると。学校に対する図書の貸し出し冊数でいくと、ふえているにもかかわらず、こういう成果が出てくるということについてどのようにお考えなのか、お伺いしたいと思います。

情報図書館長:まず、情報図書館の学校等への支援ということで、総合的な学習等への対応件数、貸し出し冊数が減ってきているという部分ですが、学校教育の中での活用ということでこれまで支援をさせていただいております。これに対しまして、一番下の成果指標の3-2に書いている学校図書館の蔵書率が年々上がってきているということで、現在、9割以上整備がなされてきているということもございます。学校図書館の読書環境が充実してきていることで、相対的に図書館から貸し出しが減っている部分もあろうかと思います。また、学校のカリキュラム、学校の考え方もあろうかと思いますので、そことの調整による結果ではなかろうかと考えています。
また、朝読書用図書につきましては、学校教育というよりも、読書活動の普及啓発にも関係してくると思います。やはり、これまでの学校支援の取り組みがなければこのように上がってこなかったと思います。そういう意味では、認識が深まってきたところがあろうかと考えております。

相馬君:おっしゃるとおりだと思いますし、蔵書率と中身の充実は両輪で進めていただきたいということは、どの委員も同じように考えていると思います。支援司書というのは、単に、本の貸し出しのお手伝いをするとか、蔵書率を上げるために整理をするということだけではなく、江別市では取り組んできていると思います。支援司書が積極的にかかわるとなると、当然、情報図書館からの支援はふえます。しかし、図書室にいるだけの支援司書になってしまうと、子供たちとの対応はすばらしいと思うのですが、それだけです。総合学習への寄与という考え方をぜひ積極的に進めていただくことも今後の検討課題に入れていただきたいという要望をして終わります。

委員長(島田君):ほかに質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
これをもって、教育部所管事項を終結いたします。
暫時休憩いたします。(11:19)

※ 休憩中に、議案第8号及び議案第21号の審査方法等について協議

委員長(島田君):委員会を再開いたします。(11:21)
休憩中に確認いたしましたとおり、議案第8号及び議案第21号については、次回結審を行うこととしてよろしいでしょうか。(了)そのように確認いたします。
なお、結審単位については、1件ずつ行うこととしてよろしいでしょうか。(了)そのように確認いたします。
次回の委員会は、3月1日木曜日午後1時30分から開催いたしたいと思いますが、よろしいでしょうか。(了)そのように確認いたします。
最後に、3その他について、各委員からございませんか。(なし)
事務局からございませんか。(なし)
以上で、本日の委員会を散会いたします。(11:22)