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平成30年第3回江別市議会定例会会議録(第2号)平成30年9月10日

印刷用ページを表示する 掲載日:2018年11月28日更新

1 出席議員

26名

議長 高間 専逸 君 副議長 宮川 正子 君 
議員 吉本 和子 君 議員 高橋 典子 君
議員 三角 芳明 君 議員 星 克明 君
議員 島田 泰美 君 議員 干場 芳子 君
議員 内山 祥弘 君 議員 堀 直人 君
議員 本間 憲一 君 議員 石田 武史 君
議員 清水 直幸 君 議員 宮本 忠明 君
議員 角田 一 君 議員 山本 由美子 君
議員 野村 尚志 君 議員 岡村 繁美 君
議員 鈴木 真由美 君 議員 赤坂 伸一 君
議員 諏訪部 容子 君 議員 尾田 善靖 君
議員 齊藤 佐知子 君 議員 徳田 哲 君
議員 相馬 芳佳 君 議員 裏 君子 君

2 欠席議員

0名

3 説明のため出席した者の職氏名

市長 三好 昇 君 副市長 佐々木 雄二 君
水道事業管理者 佐藤 哲司 君 総務部長 後藤 好人 君
企画政策部長 北川 裕治 君 生活環境部長 高橋 孝也 君
経済部長兼
総合特区推進監
渡部 丈司 君 健康福祉部長 佐藤 貴史 君
建設部長 中田 正士 君 病院事務長 吉岡 和彦 君
消防長 西原 信一 君 水道部長 菊谷 英俊 君
会計管理者 永嶋 満 君 総務部次長 福島 和幸 君
財務室長 野口 貴行 君 教育委員会教育長 月田 健二 君
教育部長 萬  直樹 君 監査委員 中村 秀春 君
監査委員事務局長 近藤 政彦 君 農業委員会会長 萩原 俊裕 君
農業委員会事務局長 川上 誠一 君 選挙管理委員会
委員長
中井 悦子 君
選挙管理委員会
事務局長
金内 隆浩 君    

4 事務に従事した事務局員

事務局長 土屋 健 君 次長 錦戸 康成 君
庶務係長 土谷 晶子 君 議事係長 阿部 昌史 君
主査 水口 武 君 主任 伊藤 みゆき 君
書記 海谷 祐二朗 君 書記 渡辺 輝 君
事務補助員 中島 奈津子 君    

5 議事日程

日程第 1 会議録署名議員の指名
日程第 2 諸般の報告
日程第 3 行政報告
日程第 4 市立病院・地域医療検討特別委員会所管事務調査報告
日程第 5 総務文教常任委員会所管事務調査報告
日程第 6 議案第54号 財産の取得について
日程第 7 議案第55号 損害賠償の額の決定について
日程第 8 議案第56号 江別市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について
日程第 9 議案第60号 江別市いじめ防止対策審議会条例の制定について
日程第10 議案第61号 江別市いじめ問題再調査委員会条例の制定について
日程第11 議案第58号 江別市社会福祉審議会条例の一部を改正する条例の制定について
日程第12 議案第59号 江別市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について
日程第13 議案第57号 江別市職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例の制定について
日程第14 議案第62号 江別市病院事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例の制定について
日程第15 議案第63号 平成30年度江別市一般会計補正予算(第2号)
日程第16 議案第64号 平成30年度江別市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)
日程第17 議案第65号 平成30年度江別市介護保険特別会計補正予算(第1号)
日程第18 議案第66号 平成30年度江別市病院事業会計補正予算(第1号)
日程第19 認定第1号 平成29年度江別市水道事業会計決算を認定に付することについて
日程第20 認定第2号 平成29年度江別市下水道事業会計決算を認定に付することについて
日程第21 認定第3号 平成29年度江別市病院事業会計決算を認定に付することについて
日程第22 陳情第6号 水道事業の民営化について
日程第23 陳情第7号 今より安全・安心の水道水を確保することについての調査について
日程第24 報告第19号 江別市水道事業会計資金不足比率の報告について
日程第25 報告第20号 江別市下水道事業会計資金不足比率の報告について
日程第26 報告第21号 江別市病院事業会計資金不足比率の報告について

 6 議事次第

◎ 開議宣告

議長(高間専逸君)

これより平成30年第3回江別市議会定例会第5日目の会議を開きます。
ただいまの出席議員は26名で定足数に達しております。
直ちに本日の会議を開きます。

◎ 議事日程

議長(高間専逸君)

本日の議事日程は、お手元に配付いたしましたとおりであります。

◎ 会議録署名議員の指名

議長(高間専逸君)

日程第1 会議録署名議員の指名を行います。
会議規則第111条の規定により、
赤坂 議員
角田 議員
を指名いたします。

◎ 諸般の報告

議長(高間専逸君)

日程第2 諸般の報告を事務局長に報告させます。

事務局長(土屋 健君)

御報告申し上げます。
今議会におきます地方自治法第121条の規定によります説明員は、別紙印刷物のとおりでございます。
また、今議会に提出されました案件の数並びに閉会中の議長事務報告につきましても、印刷物に掲載のとおりでございます。
さらに、監査委員から報告のありました平成30年度定期監査前期の報告、及び例月出納検査結果報告5月分ないし7月分につきましても、お手元に配付のとおりでございます。
以上でございます。

◎ 行政報告

議長(高間専逸君)

日程第3 行政報告を議題といたします。
行政報告を求めます。

市長(三好 昇君)

私から行政報告を申し上げます。
初めに、8月2日に恵庭市で開催されました石狩東部広域水道企業団構成団体長会議について御報告申し上げます。
この会議は、8月28日に開催されました第2回企業団議会定例会に先立ち、予定議案について協議を行ったものであります。
協議事項は、資料1ページ上段に記載の平成29年度石狩東部広域水道企業団水道用水供給事業決算に基づく資金不足比率について外2件でございます。
まず、平成29年度石狩東部広域水道企業団水道用水供給事業剰余金の処分及び決算認定から御報告いたします。資料3ページ、別紙1の(3)決算の状況にありますとおり、(1)の収益的収支では、当年度純利益として、決算額の欄ですが2億5,845万8,552円を計上しており、(2)の資本的収支における収支不足額10億9,960万2,534円につきましては、損益勘定留保資金、消費税等資本的収支調整額をもって補塡したものでございます。
このことから、平成29年度事業決算に基づく資金不足比率につきましては、資料4ページの(5)のとおり、資金不足額がないことから、資金不足比率はない旨の報告がありました。
次に、水道事業ビジョンの策定についてでありますが、資料4ページのとおり、水需要の減少や災害への対応などの厳しい状況の中、安全で安定的な水の供給を継続していくため、平成30年度内に策定するものでございます。
なお、これらの議案については、企業団議会定例会において、提案どおり議決された旨、企業長より報告があったところでございます。
次に、8月21日に北広島市で開催されました平成30年石狩教育研修センター組合議会第2回定例会について御報告申し上げます。
付議されましたのは、資料1ページ中ほどに記載の石狩教育研修センター組合監査委員の選任について外2件でございます。
初めに、同組合監査委員の選任についてですが、当別町監査委員の米口稔氏が選任されました。
続きまして、平成29年度石狩教育研修センター組合一般会計歳入歳出決算認定についてでありますが、資料5ページの別紙2のとおり、歳入は、当組合を構成する市町村からの負担金のほか、使用料、繰越金、道補助金など、収入済み額は3,355万6,954円でありました。また、歳出は、議会費、総務費及び教育費で、支出済み額は3,032万477円となりました。その結果、歳入歳出差し引き残額は323万6,477円となり、次年度予算に繰り越され、決算報告のとおり認定されました。
次に、平成30年度石狩教育研修センター組合一般会計補正予算についてでありますが、資料6ページの別紙3のとおり、歳入歳出ともに318万6,000円の増額補正を行い、総額を歳入歳出それぞれ3,342万4,000円とすることで可決されました。
次に、8月29日に札幌市で開催されました平成30年第2回札幌広域圏組合議会定例会について御報告申し上げます。
付議されましたのは、資料1ページ下段に記載の平成29年度札幌広域圏組合一般会計歳入歳出決算認定の件について外1件でございます。
初めに、平成29年度札幌広域圏組合一般会計歳入歳出決算認定につきましては、資料7ページの別紙4のとおり、歳入は、当組合を構成する市町村からの負担金、繰越金及び諸収入であり、収入済み額は4,519万8,343円でありました。また、歳出は、議会費、総務費など、支出済み額は2,911万9,189円となりました。その結果、歳入歳出差し引き残額は1,607万9,154円となり、全額が次年度予算に繰り越され、決算報告のとおり認定されたところでございます。
次に、平成29年度札幌ふるさと市町村圏基金事業特別会計歳入歳出決算認定についてでありますが、資料8ページの別紙5のとおり、歳入は、財産運用収入のほか、道補助金など、収入済み額は3,496万8,917円でありました。また、歳出は、研修事業や圏域交流促進事業など、ふるさと市町村圏事業費で、支出済み額は2,713万142円となりました。その結果、歳入歳出差し引き残額は783万8,775円となり、全額が次年度予算に繰り越され、決算報告のとおり認定されたところでございます。
続きまして、国費予算要望について御報告申し上げます。
去る7月12日、石狩管内市町村で構成しております石狩地方開発促進期成会及び、関係8市町で構成しております道央圏連絡道路整備促進期成会が連携いたしまして、それぞれ事業予算の確保等につきまして、国土交通省など関係省庁、関係国会議員等に対し、要望を行ってきたところでございます。なお、石狩地方開発促進期成会の平成31年度開発関係予算に関する要望項目につきましては、資料9ページの別紙6に記載の計13項目でございます。
また、岩見沢市と江別市で構成しておりますお茶の水地区国営施設応急対策事業推進期成会が事業推進のため、去る7月23日、農林水産省、国土交通省及び関係国会議員等に対し、平成31年度からの事業着手に向けた事業予算の確保などについての要望を行ってまいりました。
次に、平成30年度工事契約状況についてでありますが、資料10ページの別紙7のとおり、8月13日現在におきまして、総務部契約関連では、土木工事、建築工事合わせて、契約件数58件、契約率78.7%、水道部契約関連では、水道工事、下水道工事合わせて、契約件数37件、契約率48.0%となっております。
詳細につきましては、資料11ページ以降のとおりでございます。
続きまして、台風21号及び平成30年北海道胆振東部地震における当市の対応状況などについて、その概要を御報告申し上げます。
初めに、このたびの台風21号及び平成30年北海道胆振東部地震において全道各地で被害に遭われた皆様、停電及び断水により不自由な生活を強いられた市民の皆様に心からお見舞い申し上げますとともに、一日も早い復旧・復興をお祈り申し上げます。特に、平成30年北海道胆振東部地震でお亡くなりになられた方々に心からお悔やみを申し上げます。
まず、台風21号でありますが、9月4日夜から5日朝にかけて北海道に接近し、暴風及び大雨により全道各地に大きな被害をもたらしました。当市における被害の全容については、現在調査中でありますが、暴風により家屋屋根の損壊や街路樹などの倒木被害が発生し、その対応には江別建設業協会や江別環境整備事業協同組合など関係団体に御協力いただき、道路の通行確保に努め、5日夜には3路線を除く全ての市道が通行可能となりました。
なお、公園や学校敷地内の倒木については、現在も撤去作業を進めており、引き続き、危険箇所の解消に努めております。
次に、平成30年北海道胆振東部地震は、9月6日未明に胆振地方中東部を震源地として発生し、市ではこれまで経験したことがない最大震度5強を記録しました。市では地震発生後、直ちに災害対策本部を設置し、被害状況の把握に努め、避難者の受け入れのため、午前6時には市内6カ所に避難所を開設いたしました。
被害状況でありますが、大きな人的被害や家屋倒壊による被害は報告されておりませんが、この地震により道内全域が停電となり、その影響で市内の広範囲にわたり水道の断水が発生したことから、午前5時35分から市内9カ所に給水所を開設し、自衛隊、江別管工事業協同組合、江別青年会議所など関係機関の協力をいただき、対応したところであります。
なお、水道については7日午後11時38分、電気につきましては8日午前7時2分に全面復旧したことから、給水所及び避難所の利用者に対し個別に説明を行い、給水所は8日、避難所は9日、いずれも正午をもってそれぞれ閉鎖したところでございます。
両災害とも、被害状況等の詳細については、現在も調査中でありますことから、本日は概要のみの御報告とさせていただきますが、市といたしましては、引き続き、市民の皆様が一刻も早く日常生活を取り戻せるよう、万全な対応に努めてまいります。
以上をもちまして、行政報告を終わります。

議長(高間専逸君)

これより行政報告に対する質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
以上をもって、行政報告を終結いたします。

◎ 市立病院・地域医療検討特別委員会所管事務調査報告

議長(高間専逸君)

日程第4 市立病院・地域医療検討特別委員会所管事務調査報告を議題といたします。
市立病院・地域医療検討特別委員長の報告を求めます。

市立病院・地域医療検討特別委員長(清水直幸君)

当委員会における閉会中の所管事務調査として、市立病院の経営状況について、及び病棟再編について御報告申し上げます。
初めに、市立病院の経営状況についてですが、平成30年4月から6月までの3カ月の経営状況は、入院患者数の実績合計は延べ1万8,622人、1日平均にいたしますと205人となり、計画の242人に対し37人少なくなっております。
また、外来患者数は、実績が延べ3万8,215人、1日平均616人で、同じく計画を73人下回っているほか、病床利用率は、一般病棟が65.5%、地域包括ケア病棟が58.9%、精神病棟が43.3%で、全体では60.7%となっております。
診療収益は、入院、外来合わせて12億4,926万1,000円で、計画を2億6,430万円下回っており、医業費用では、計画より7,738万5,000円少ない14億1,182万1,000円となっております。
その結果、一般会計繰入金などのその他医業収益を含めた医業収支差し引きでは、当初、3億8,599万3,000円の収入超過と見込んでいたところ、計画より1億8,569万5,000円少ない2億29万8,000円となったとのことであります。
次に、病棟再編についてですが、市立病院では、総合内科医師の退職などに伴い、平成30年度に入ってから患者数の減少が顕著になっている状況を受け、10月1日から1病棟の休止と診療科の再編を行い、効率的な病床運営を図るとのことであります。具体的な内容として、一般病床278床のうち、50床を休止して228床にするほか、診療科の再編に伴い、休止する病棟については設備改修等の経費の抑制や車椅子用トイレなど特殊設備の適切な配置を考慮して決定しており、休止により年間約500万円の光熱水費が削減される見込みであるとのことであります。
また、今回休止する病棟に勤務する看護職員については、病院内で再配置するほか、健康づくり事業や医療的ケア児支援事業等の新たな行政課題に対応するため、総務部と調整の上、専門的な知識と経験が求められている市立病院以外の部局にも配置する予定とのことであります。
なお、病棟再編は、診療科目を減らすものではなく、患者数の実績から判断したものであるため、患者の受け入れ態勢に支障はないとのことであります。
現在、札幌圏域の地域医療構想調整会議において、適切な一般急性期病床数に関する協議が行われているところであり、今回の病棟再編が、将来的に市立病院の規模縮小につながらないよう、休止病床の再開に向け、民間の医師募集サイトへの登録や民間医療法人に対する医師の派遣要請など、より一層、医師の招聘に努めていきたいとのことであります。
当委員会といたしましては、患者数の減少に歯どめがかからず、市立病院の経営がさらに厳しさを増す中、これまでの調査を通じて明らかになった市立病院が担うべき役割、病診連携のあり方、医師の確保、経営形態の見直しについての調査を行い、市立病院の経営健全化に向けた検討・研究に努めているところであり、今後も引き続き、鋭意、調査を進めてまいりたいと考えております。
以上、申し上げまして、閉会中における当委員会の所管事務調査報告とさせていただきます。

議長(高間専逸君)

これより、市立病院・地域医療検討特別委員長報告に対する質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
以上をもって、市立病院・地域医療検討特別委員会所管事務調査報告を終結いたします。

◎ 総務文教常任委員会所管事務調査報告

議長(高間専逸君)

日程第5 総務文教常任委員会所管事務調査報告を議題といたします。
総務文教常任委員長の報告を求めます。

総務文教常任委員長(島田泰美君)

当委員会の閉会中の所管事務調査のうち、江別市生涯活躍のまち整備事業における事業者選定結果について御報告申し上げます。
江別市生涯活躍のまち整備事業は、北海道札幌盲学校跡地への高等養護学校の誘致を後押しするため、跡地の一部を活用して、江別版生涯活躍のまち構想に基づく施設を整備するもので、このたび事業予定者が決定した旨の報告を受けております。
選定の経過ですが、5月11日から公募を開始し、応募書類を7月31日まで受け付けた結果、社会福祉法人日本介護事業団を代表法人とし、株式会社つしまマネージメント、農業生産法人株式会社つしまファーム及び医療法人社団光進会札幌月寒病院の3法人を構成員とする1団体から応募があったものであります。
当該団体から提出された提案書では、高齢者及び障がい者の住まいとして、45室、最大73名の入居が可能なサービス付高齢者住宅と、入所定員10名を想定する障がい者グループホームを設置するほか、江別市高齢者総合計画に基づく医療・介護の確保として、特別養護老人ホーム、介護老人保健施設及び看護小規模多機能型居宅介護施設を整備することとしております。
また、就労継続支援A型事業所を開設することで、障がい者の就労や訓練機会の確保を図るほか、地域交流拠点施設として地域交流ホームを開設し、コーディネーターを配置することで、サービス全般の管理調整を行うとともに、施設には大浴場や地域交流広場、カフェサロンを備えることとしており、大学、商店街、自治会、誘致中の高等養護学校など、大麻地区全体の社会資源と連携する中で、入居者や入所者の社会参加や交流を促す仕組みづくりを行っていきたいとしております。
さらに、交流農園、パークゴルフ場の設置や地域を挙げてのイベント等への参加といった健康づくり、生きがいづくりなどにつながる機能や江別産小麦、れんがの活用といった江別ならではの機能についても提案がなされております。
これらの提案について、8月8日に江別市生涯活躍のまち整備事業者選定委員会を開催し、応募事業者による公開のプレゼンテーションとヒアリングを行い、採点審査及び選定作業を実施した結果、評価得点が全配点の6割以上などとする、事業予定者となるべき要件を満たしたとのことであります。
選定理由として、江別版生涯活躍のまち構想及び江別市生涯活躍のまち整備事業の募集要項等を踏まえ、全体的に見通しを持った実現性の高い提案となっていること、整備・運営のコンセプト及び体制等について、事業実績やノウハウ、提案者の理念等を踏まえ、具体的な取り組みが示されていること、障がい者の訓練や就労の場の確保、相談支援に関して、住みなれた地域での訓練や就労など、実現可能な提案がなされていることが評価されたとのことであります。
今後、事業予定者と事業の詳細について協議していくとともに、対象用地について、北海道教育委員会による不動産鑑定の結果を待って売買に関する協議を進めていくとのことであり、当委員会といたしましても、今後の動向を注視してまいりたいと考えております。
以上、御報告申し上げ、当委員会の閉会中における所管事務調査報告といたします。

議長(高間専逸君)

これより総務文教常任委員長報告に対する質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
以上をもって、総務文教常任委員会所管事務調査報告を終結いたします。

◎ 議案第54号

議長(高間専逸君)

日程第6 議案第54号 財産の取得についてを議題といたします。
提案理由の説明を求めます。

建設部長(中田正士君)

ただいま上程になりました議案第54号 財産の取得について、提案理由を御説明申し上げます。
今回取得しようとする財産は、平成30年度当初予算、江別の顔づくり事業(街路事業等)において予算措置されております都市再生整備計画事業用地であり、議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第3条の規定により、議会の議決を求めようとするものであります。
当該取得予定地は、幸町43番3及び44番5の計2筆、8,056.18平方メートルの鉄道用地であり、去る8月3日に9,909万1,014円で北海道旅客鉄道株式会社と売買に関する仮契約を締結したところであります。
なお、詳細につきましては、添付の参考資料を御参照いただきたいと存じます。
以上、提案理由を御説明申し上げましたので、よろしく御審議の上、御決定賜りますようお願い申し上げます。

議長(高間専逸君)

これより本件に対する質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
お諮りいたします。
本件については、委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、そのように決しました。
これより議案第54号 財産の取得についてに対する討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
討論なしと認めます。
引き続き、議案第54号を採決いたします。
議案第54号は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、原案のとおり決しました。

◎ 議案第55号

議長(高間専逸君)

日程第7 議案第55号 損害賠償の額の決定についてを議題といたします。
提案理由の説明を求めます。

病院事務長(吉岡和彦君)

ただいま上程になりました議案第55号 損害賠償の額の決定について、提案理由を御説明申し上げます。
本件は、市立病院で発生した医療事故に係る損害賠償で、平成30年7月20日付で相手方と仮和解の合意に至りましたので、江別市病院事業の設置等に関する条例第7条第2号の規定により、議会の議決を求めようとするものであります。
初めに、賠償金の額は1,800万円であります。また、賠償の相手方は議案に記載のとおりであります。
次に、本件事故の経過概要を申し上げますと、平成27年10月15日に、当院において、左上腕及び肘関節骨折観血的手術の術中に、左手尺骨神経を誤って切断したものであります。
相手方は、平成28年4月に札幌簡易裁判所に、神経損傷による損害賠償請求の調停を申し立てましたが、症状固定及びそれに伴う残存障がいについて折り合わなかったことから不調に終わりました。
その後、同年8月に札幌地方裁判所に損害賠償請求訴訟が提起され、主に症状固定の時期を争点とした口頭弁論が続けられました。
本年3月に、裁判所が依頼した鑑定人から鑑定書が提出され、症状固定の時期と残存障がいを含む鑑定結果が出たことを受けて、本年6月に裁判所から和解勧告がなされ、このたび、裁判所の仮和解条項に双方合意する運びとなったものであります。
この間、当院では、相手方に対し誠心誠意対応してまいりましたが、このような結果となりましたことを深くお詫び申し上げますとともに、今後、このような事故が再び起こることのないよう、職員一丸となって、安全で良質な医療の提供を通じ、信頼される市立病院を目指してまいる所存であります。
以上、提案理由を御説明申し上げましたので、よろしく御審議の上、御決定賜りますようお願い申し上げます。

議長(高間専逸君)

これより本件に対する質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
お諮りいたします。
本件については、委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、そのように決しました。
上程中の議案第55号については、あらかじめ議会運営委員会と諮りました結果、討論及び採決の議事を延期いたします。

◎ 議案第56号

議長(高間専逸君)

日程第8 議案第56号 江別市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定についてを議題といたします。
提案理由の説明を求めます。

副市長(佐々木雄二君)

ただいま上程になりました議案第56号 江別市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について、提案理由を御説明申し上げます。
初めに、改正の理由でありますが、江別市健康都市宣言に基づく市民の健康推進に係る業務や医療的ケア児受け入れを見据えた学校における特別支援教育への支援業務など、看護師のスキルや専門性が求められる行政需要に対応するため、市立病院看護師を市長部局等に配置するに当たり、当該職員について、引き続き、医療職給料表(三)を適用することができるよう、所要の改正を行おうとするものであります。
次に、改正の内容でありますが、医療職給料表(三)の適用を受ける職員の範囲を定めた同表備考を改めるものであります。
なお、附則において、施行期日を平成30年10月1日とするものであります。
以上、提案理由を御説明申し上げましたので、よろしく御審議の上、御決定賜りますようお願い申し上げます。

議長(高間専逸君)

これより本件に対する質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
上程中の議案第56号は、総務文教常任委員会に付託いたします。

◎ 議案第60号及び議案第61号

議長(高間専逸君)

日程第9及び第10 議案第60号 江別市いじめ防止対策審議会条例の制定について及び議案第61号 江別市いじめ問題再調査委員会条例の制定について、以上2件を一括議題といたします。
提案理由の説明を求めます。

副市長(佐々木雄二君)

ただいま上程になりました議案第60号 江別市いじめ防止対策審議会条例の制定について及び議案第61号 江別市いじめ問題再調査委員会条例の制定について、一括して提案理由を御説明申し上げます。
初めに、提案の理由でありますが、いじめに係る重大事態に迅速に対処することができるよう、いじめ防止対策推進法に基づき、重大事態に係る事実関係の調査を行うほか、いじめの防止等のための対策を実効的に行うための教育委員会の附属機関並びに当該調査結果についての再調査を行う市長の附属機関を設置するため、新たに条例を制定しようとするものであります。
次に、各条例の概要でありますが、議案第60号は、全10条と附則から成るものであり、第1条では、江別市いじめ防止対策審議会の設置を、第2条では、審議会の所掌事務を、第3条から第5条までは、委員、任期、会長及び副会長に関することを、第6条では、会議の運営に関することを、第7条では、意見の聴取等に関することを、第8条では、守秘義務に関することを、第9条では、審議会の庶務担当を、第10条では、審議会への委任に関することをそれぞれ定めるものであります。
次に、議案第61号は、全10条と附則から成るものであり、第1条では、江別市いじめ問題再調査委員会の設置を、第2条では、委員会の所掌事務を、第3条から第5条までは、委員、任期、委員長及び副委員長に関することを、第6条では、会議の運営に関することを、第7条では、意見の聴取等に関することを、第8条では、守秘義務に関することを、第9条では、委員会の庶務担当を、第10条では、委員会への委任に関することをそれぞれ定めるものであります。
なお、それぞれの附則において、施行期日を平成30年10月1日とするものであります。
以上、提案理由を御説明申し上げましたので、よろしく御審議の上、御決定賜りますようお願い申し上げます。

議長(高間専逸君)

これより議案第60号及び議案第61号に対する一括質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
上程中の議案第60号外1件は、総務文教常任委員会に付託いたします。

◎ 議案第58号

議長(高間専逸君)

日程第11 議案第58号 江別市社会福祉審議会条例の一部を改正する条例の制定についてを議題といたします。
提案理由の説明を求めます。

健康福祉部長(佐藤貴史君)

ただいま上程になりました議案第58号 江別市社会福祉審議会条例の一部を改正する条例の制定について、提案理由を御説明申し上げます。
初めに、改正の理由でありますが、委員の任期満了に伴う新たな委員の選任を本年11月に実施するに当たり、江別市市民参加条例第7条第1項の規定に基づき、公募による委員の選任を可能とするため、これに伴う所要の改正を行おうとするものであります。
次に、改正の内容でありますが、第2条第2項に規定する委員の区分に、公募による者を追加するとともに、各委員区分における人数の上限を削るほか、第5条の専門部会の規定について、字句の整備を行うものであります。
なお、附則において、施行期日を平成30年11月1日とするほか、委員の委嘱に関する準備行為の規定を設けるものであります。
以上、提案理由を御説明申し上げましたので、よろしく御審議の上、御決定賜りますようお願い申し上げます。

議長(高間専逸君)

これより本件に対する質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
上程中の議案第58号は、生活福祉常任委員会に付託いたします。

◎ 議案第59号

議長(高間専逸君)

日程第12 議案第59号 江別市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定についてを議題といたします。
提案理由の説明を求めます。

健康福祉部長(佐藤貴史君)

ただいま上程になりました議案第59号 江別市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について、提案理由を御説明申し上げます。
初めに、改正の理由でありますが、厚生労働省令で定める家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準が一部改正され、代替保育及び食事の提供に関する基準が緩和されたことから、これに伴う所要の改正を行おうとするものであります。
次に、改正の内容でありますが、保育所、幼稚園または認定こども園との連携が必要となる代替保育について、一定の条件のもとでこれらの施設以外の保育を提供する事業者との連携を可能とするものであります。
また、家庭的保育事業における食事の搬入について、新たに市が適当と認める事業者から搬入することができるものとするとともに、食事の提供に係る現行の経過措置を5年間延長するほか、これらの改正に伴う引用条項の整備を行うものであります。
なお、附則において、施行期日を公布の日とするものであります。
以上、提案理由を御説明申し上げましたので、よろしく御審議の上、御決定賜りますようお願い申し上げます。

議長(高間専逸君)

これより本件に対する質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
上程中の議案第59号は、生活福祉常任委員会に付託いたします。

◎ 議案第57号

議長(高間専逸君)

日程第13 議案第57号 江別市職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例の制定についてを議題といたします。
提案理由の説明を求めます。

病院事務長(吉岡和彦君)

ただいま上程になりました議案第57号 江別市職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例の制定について、提案理由を御説明申し上げます。
初めに、改正の理由でありますが、市立病院の病棟勤務の助産師、看護師及び准看護師について、柔軟な勤務体制を可能とするため、所要の改正を行おうとするものであります。
次に、改正の内容でありますが、別表第6項、医療業務手当の(1)正規の勤務時間による勤務の全部または一部が深夜において行われる看護または助産の業務に従事した職員の手当の項目に、準・深夜1回6,800円を追加するものであります。
なお、附則において、施行期日を平成30年10月1日とするものであります。
以上、提案理由を御説明申し上げましたので、よろしく御審議の上、御決定賜りますようお願い申し上げます。

議長(高間専逸君)

これより本件に対する質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
お諮りいたします。
上程中の議案第57号は、市立病院・地域医療検討特別委員会に付託いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、そのように決しました。

◎ 議案第62号

議長(高間専逸君)

日程第14 議案第62号 江別市病院事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例の制定についてを議題といたします。
提案理由の説明を求めます。

病院事務長(吉岡和彦君)

ただいま上程になりました議案第62号 江別市病院事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例の制定について、提案理由を御説明申し上げます。
初めに、改正の理由でありますが、医師法の趣旨に鑑み、診療科目について、患者や地域住民が自己の病状等に合った選択をすることができるよう、また、専門的な診療科目を専門医の配置等に合わせて速やかに設置できるようにするため、所要の改正を行おうとするものであります。
次に、改正の内容でありますが、診療科目に規則で定める診療科目を加えるとともに、専門的な診療科目として規則において規定する診療科目等を削るものであります。
このほか、病院事業において実施する介護保険法に基づく事業及び訪問看護ステーションについて、規定の整備を行うものであります。
なお、附則において、施行期日を平成30年10月1日とするものであります。
以上、提案理由を御説明申し上げましたので、よろしく御審議の上、御決定賜りますようお願い申し上げます。

議長(高間専逸君)

これより本件に対する質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
お諮りいたします。
上程中の議案第62号は、市立病院・地域医療検討特別委員会に付託いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、そのように決しました。

◎ 議案第63号ないし議案第66号

議長(高間専逸君)

日程第15ないし第18 議案第63号 平成30年度江別市一般会計補正予算(第2号)、議案第64号 平成30年度江別市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)、議案第65号 平成30年度江別市介護保険特別会計補正予算(第1号)及び議案第66号 平成30年度江別市病院事業会計補正予算(第1号)、以上4件を一括議題といたします。
提案理由の説明を求めます。

副市長(佐々木雄二君)

ただいま上程になりました議案第63号 平成30年度江別市一般会計補正予算(第2号)ほか2特別会計補正予算につきまして、提案理由を一括して御説明申し上げます。
初めに、一般会計でありますが、今次補正は、第1に、国等の予算動向による変更等の措置、第2に、国・道補助負担金の確定に伴う措置、第3に、その他緊急を要するものへの措置を行うものであります。
以下、その概要につきまして、御説明申し上げます。
予算書の8ページ、3の歳出をお開きいただきたいと存じます。
まず、2款総務費でありますが、1項9目市民会館費は、大ホール楽屋用空調設備の改修費として270万円を追加するものであり、10目諸費は、新たに条例設置する江別市いじめ問題再調査委員会の開催経費として3万2,000円を追加するものであります。
8項2目職員給与費は、江別市健康都市宣言に基づく市民の健康推進に係る業務や医療的ケア児受け入れを見据えた学校における特別支援教育への支援業務など、看護師のスキルや専門性が求められる行政需要に対応するため、市立病院看護師の市長事務部局等への配置に必要な経費として、職員人件費は3,752万3,000円を、退職手当組合事前等納付金は17万9,000円をそれぞれ追加するものであります。
次に、3款民生費でありますが、1項3目障害福祉費は、平成29年度分の障害者自立支援給付費国・道負担金の精算返還金として1,726万5,000円を追加するものであり、2項4目保育所費は、平成29年度分の保育対策総合支援事業費国庫補助金等の精算返還金として1,327万2,000円を追加するものであります。
3項1目生活保護総務費の生活保護一般管理経費は、平成29年度分の生活保護費国庫負担金等の精算返還金として3,336万6,000円を、生活保護適正実施事業は、生活保護基準の見直しに伴う電算システム改修費として237万6,000円をそれぞれ追加するものであります。
次に、8款土木費でありますが、5項2目住宅営繕費は、あけぼの団地の火災復旧工事費として3,856万7,000円を追加するものであります。
次に、9ページに移りまして、10款教育費でありますが、1項3目教育指導振興費は、新たに条例設置する江別市いじめ防止対策審議会の開催経費として6万5,000円を追加するものであり、5項2目体育施設費は、東野幌体育館の温水ボイラー更新経費として613万5,000円を追加するものであります。
以上が歳出の概要でありますが、これに対応いたします歳入につきましては、7ページ、2の歳入にお戻りいただきたいと存じます。
15款国庫支出金、21款諸収入及び22款市債は、歳出の事務事業に対応する特定財源として、また、20款繰越金等は、今次補正の一般財源として所要の措置を行うものであります。
次に、4ページに移りまして、第2表の地方債補正でありますが、社会体育施設整備事業に対応した地方債として、記載のとおり限度額を変更するものであります。
次に、1ページにお戻りいただきたいと存じます。
以上の結果、今次補正額は1億5,148万円の追加となりまして、これを既定の歳入歳出予算の総額435億5,989万4,000円に加えますと、その総額は437億1,137万4,000円となるものであります。
次に、議案第64号 平成30年度江別市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)につきまして、御説明申し上げます。
予算書の4ページ、3の歳出をお開きいただきたいと存じます。
6款1項1目基金積立金は、平成29年度の決算剰余金を基金に積み立てるため2億8,667万3,000円を追加するものであり、7款1項3目償還金は、平成29年度決算に基づく国庫支出金等の精算返還金として1億4,004万5,000円を追加するものであります。
これに対応いたします歳入につきましては、上段の2の歳入にありますように、6款繰越金をもって措置するものであります。
次に、1ページにお戻りいただきたいと存じます。
以上の結果、今次補正額は4億2,671万8,000円の追加となりまして、これを既定の歳入歳出予算の総額122億1,600万円に加えますと、その総額は126億4,271万8,000円となるものであります。
次に、議案第65号 平成30年度江別市介護保険特別会計補正予算(第1号)につきまして、御説明申し上げます。
予算書の4ページ、3の歳出をお開きいただきたいと存じます。
4款1項1目償還金及び還付加算金は、平成29年度決算に基づく国庫支出金等の精算返還金として2億30万8,000円を追加するものであり、5款1項1目基金積立金は、平成29年度の決算剰余金を基金に積み立てるため1億8,339万9,000円を追加するものであります。
これに対応いたします歳入につきましては、上段の2の歳入にありますように、6款繰越金をもって措置するものであります。
次に、1ページにお戻りいただきたいと存じます。
以上の結果、今次補正額は3億8,370万7,000円の追加となりまして、これを既定の歳入歳出予算の総額99億6,100万円に加えますと、その総額は103億4,470万7,000円となるものであります。
以上、一般会計及び2特別会計の補正予算につきまして、提案理由を御説明申し上げましたので、よろしく御審議の上、御決定賜りますようお願い申し上げます。

病院事務長(吉岡和彦君)

ただいま上程になりました議案第66号 平成30年度江別市病院事業会計補正予算(第1号)につきまして、提案理由を御説明申し上げます。
今次補正は、第1に、先ほど上程されました議案第55号 損害賠償の額の決定についてに関するもので、所要の増額調整を行う措置、第2に、江別市健康都市宣言に基づく市民の健康推進に係る業務や医療的ケア児受け入れを見据えた学校における特別支援教育への支援業務など、市長事務部局等において看護師のスキルや専門性が求められる行政需要に対応するため、市立病院看護師を市長事務部局等に配置することに伴う給与費の減額の措置をそれぞれ行うものであります。
予算書の10ページをお開き願います。
まず、収益的収入ですが、1款1項4目のその他医業収益は、損害賠償に係る保険金収入1,800万円を見込むものであります。
一方、収益的支出では、1款1項1目の給与費は、人事異動に伴う給与費4,924万6,000円を減額し、1款1項3目の経費は、損害賠償金1,800万円を増額するものであります。
この結果、収益的収入及び支出では、病院事業収益は1,800万円を増額し、総額が72億7,032万2,000円に、病院事業費用は3,124万6,000円を減額し、総額が73億4,026万2,000円となるものであります。
以上の結果、1ページにお戻りいただきまして、第3条に定めた議会の議決を経なければ流用することのできない経費は、職員給与費を36億1,838万1,000円に改めるものであります。
以上、病院事業会計の補正予算につきまして、提案理由を御説明申し上げましたので、よろしく御審議の上、御決定賜りますようお願い申し上げます。

議長(高間専逸君)

これより議案第63号ないし議案第66号に対する一括質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
上程中の議案第63号は、総務文教常任委員会、生活福祉常任委員会及び経済建設常任委員会にそれぞれ付託いたします。
お諮りいたします。
議案第64号及び議案第65号については、委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、そのように決しました。
お諮りいたします。
上程中の議案第66号は、市立病院・地域医療検討特別委員会に付託いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、そのように決しました。
これより議案第64号 平成30年度江別市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)に対する討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
討論なしと認めます。
引き続き、議案第64号を採決いたします。
議案第64号は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、原案のとおり決しました。
次に、議案第65号 平成30年度江別市介護保険特別会計補正予算(第1号)に対する討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
討論なしと認めます。
引き続き、議案第65号を採決いたします。
議案第65号は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、原案のとおり決しました。

◎ 認定第1号ないし認定第3号

議長(高間専逸君)

日程第19ないし第21 認定第1号 平成29年度江別市水道事業会計決算を認定に付することについて、認定第2号 平成29年度江別市下水道事業会計決算を認定に付することについて及び認定第3号 平成29年度江別市病院事業会計決算を認定に付することについて、以上3件を一括議題といたします。
提案理由の説明を求めます。

水道部長(菊谷英俊君)

ただいま上程になりました認定第1号 平成29年度江別市水道事業会計決算を認定に付することについて及び認定第2号 平成29年度江別市下水道事業会計決算を認定に付することについて、一括して提案理由を御説明申し上げます。
初めに、水道事業会計決算について御説明申し上げます。
平成29年度水道事業の事業概況につきましては、決算書の16ページから20ページに記載しておりますので、御参照いただきたいと存じます。
平成29年度の水道事業は、江別市水道事業中期経営計画(第11次水道事業財政計画)の4年目として、災害に強く安定した給水を行うため、基幹管路の耐震化や老朽化した配水管の布設がえ等による管網整備を引き続き実施したほか、地震などの災害時に飲料水を確保するための緊急貯水槽設置工事等を実施いたしました。
決算につきましては、収益的収支では、収益が予算額を上回るとともに、管理運営費の節減にも努めた結果、25億9,276万7,007円の収入に対し、支出は21億9,559万9,684円の執行で、収支差し引きでは3億9,716万7,323円となり、消費税を整理いたしました当年度純利益は3億2,331万5,668円となったものであります。また、資本的収支では、収入の5億13万4,650円に対し、支出は12億3,708万693円の執行となり、収支差し引き不足額7億3,694万6,043円は、減債積立金、過年度分損益勘定留保資金などをもって補塡いたしたものであります。
次に、下水道事業会計決算について御説明申し上げます。
平成29年度下水道事業の事業概況につきましては、決算書の16ページから20ページに記載しておりますので、御参照いただきたいと存じます。
平成29年度の下水道事業は、江別市下水道事業中期経営計画(第10次下水道事業財政計画)の4年目として、安全で快適な生活環境を確保するため、管路整備や老朽施設の更新を実施するとともに、昨年度に引き続き、処理場施設耐震診断調査を実施いたしました。
決算につきましては、収益的収支では、収益は予算額を下回りましたが、管理経費の節減に努めた結果、36億4,103万6,677円の収入に対し、支出は33億7,978万8,356円の執行で、収支差し引きでは2億6,124万8,321円となり、消費税を整理いたしました当年度純利益は2億1,963万8,842円となったものであります。また、資本的収支では、収入の10億1,453万5,782円に対し、支出は21億5,415万2,237円の執行となり、収支差し引き不足額11億3,961万6,455円は、減債積立金、過年度分損益勘定留保資金などをもって補塡いたしたものであります。
以上、水道事業会計決算及び下水道事業会計決算の概要を申し上げましたが、今後ともより一層安全な水道水の安定供給、快適な生活環境整備を進めるため、効率的な事業執行に努め、健全な財政運営を図ってまいりたいと考えております。
なお、両事業会計に係る決算状況の詳細につきましては、決算報告書、財務諸表及び監査委員からの決算審査意見書を御参照いただきたいと存じます。
以上、提案理由を御説明申し上げましたので、よろしく御審議の上、御認定賜りますようお願い申し上げます。

病院事務長(吉岡和彦君)

ただいま上程になりました認定第3号 平成29年度江別市病院事業会計決算を認定に付することについて、提案理由を御説明申し上げます。
決算の概況につきましては、決算書の18ページから23ページに記載しておりますので、御参照いただきたいと存じます。
平成29年度は、江別市立病院新公立病院改革プランに基づき、診断群分類包括評価方式、いわゆるDPC制度や地域包括ケア病棟の効果的な運用を進めるとともに、精神科リエゾンや認知症ケアに関する新たな多職種連携に取り組むことで収益の改善を図りました。
また、来院者や職員等へのサービス向上のため、既存の食堂と売店を統合して、コンビニエンスストアを設置し、病院内アメニティーの充実に努めてまいりました。
しかしながら、重要課題である診療体制の整備について、前年度末に総合内科医が退職したことなどにより、医師数が減員となり、患者数、診療収益がともに大きく減少する結果となったところであります。
このような厳しい経営状況を改善するため、総合内科医の独自採用のほか、専門医の招聘に向けた医育大学への要請に、これまで以上に積極的に取り組むとともに、材料費を初めとする経費削減を推し進めたものの、結果として、収益の減少を補うまでには至りませんでした。
経営面においては、入院及び外来の診療単価は前年度を上回ったものの、患者数が前年度を下回ったことなどから、診療収益は前年度より6.2%、約3億6,149万円減少し、病院事業収益全体でも、前年度より5.9%、約4億662万円の減少となり、この結果、平成29年度は約6億9,500万円の純損失を計上することになりました。
そこで、病院の利用状況でありますが、入院患者は8万213人、外来患者は16万4,483人、合計24万4,696人で、1日当たりでは約894人となっております。
次に、収益的収支でありますが、まず、収益では、前年度に比べ入院及び外来収益は大幅に減少し、決算額は65億1,966万1,948円となり、予算額を8億8,210万3,052円下回り、88.1%の執行率となったものであります。
一方、費用では、主に医師を初めとする職員数の減少により、給与費が減少しました。
また、重油価格上昇に伴う燃料費や医療器械等の更新に伴う減価償却費が増加したものの、前年度から継続して後発医薬品への切りかえ、診療材料の切りかえや価格交渉に取り組んできたことで、材料費が減少したことから、決算額は72億1,272万7,463円で、95.7%の執行率となったものであります。
次に、資本的収支でありますが、収入では、医療器械器具等整備のための企業債、出資金などを合わせまして、決算額は6億9,413万986円、また、支出では、企業債の償還、医療器械器具の購入などにより、決算額は11億3,708万8,871円となり、収支差し引き不足額4億4,295万7,885円は、当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額56万6,621円で補塡し、なお不足する額4億4,239万1,264円は、一時借入金で措置したものであります。
以上が決算の概要であります。
平成29年度は、前年度に策定した江別市立病院新公立病院改革プランに基づき、DPC制度や地域包括ケア病棟の効果的な運用を進めたほか、精神科リエゾンや認知症ケアなどの新たな収益増加策への取り組みを進めてきたところでありますが、内科系医師数が前年度に比べ大幅に減少したことなどにより、患者数及び診療収益がともに大きく減少し、不良債務残高も大幅に増加することとなったところであります。
平成29年度において、現金ベースの収支状況がさらに悪化したことにより、病院みずからの経営努力で目標に近づけるよう、より効率的な病院運営とさらなる経費削減に向けた取り組みを、職員一丸となって進めているところであります。
なお、決算状況の詳細につきましては、決算報告書、財務諸表及び監査委員からの決算審査意見書を御参照いただきたいと存じます。
以上、提案理由を御説明申し上げましたので、よろしく御審議の上、御認定賜りますようお願い申し上げます。

議長(高間専逸君)

これより認定第1号ないし認定第3号に対する一括質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
お諮りいたします。
ただいま上程中の認定第1号外2件については、9名をもって構成する決算特別委員会を設置し、これに付託いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、そのように決しました。
ただいま設置されました決算特別委員の選任については、委員会条例第6条第1項の規定により、赤坂伸一議員、内山祥弘議員、岡村繁美議員、齊藤佐知子議員、島田泰美議員、相馬芳佳議員、野村尚志議員、星克明議員、堀直人議員、以上9名を指名いたします。
ただいま設置されました決算特別委員会の正副委員長互選のため、暫時休憩いたします。
───────────────────
午前11時13分 休憩
午前11時38分 再開
───────────────────

議長(高間専逸君)

休憩前に引き続き会議を開きます。
この際、報告いたします。
先ほど設置されました決算特別委員会の委員長に野村尚志議員、副委員長に内山祥弘議員が互選された旨の報告がありました。

◎ 陳情第6号

議長(高間専逸君)

日程第22 陳情第6号 水道事業の民営化についてを議題といたします。
上程中の陳情第6号は、経済建設常任委員会に付託いたします。

◎ 陳情第7号

議長(高間専逸君)

日程第23 陳情第7号 今より安全・安心の水道水を確保することについての調査についてを議題といたします。
お諮りいたします。
本件については、あらかじめ議会運営委員会と諮りました結果、委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、そのように決しました。
これより陳情第7号 今より安全・安心の水道水を確保することについての調査についてに対する討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
討論なしと認めます。
これより陳情第7号を起立により採決いたします。
陳情第7号は、採択することに賛成の諸君の起立を求めます。
(賛成者起立)
起立なしと認めます。
念のため、お諮りいたします。
陳情第7号は、不採択とすることに賛成の諸君の起立を求めます。
(賛成者起立)
起立全員であります。
よって、不採択とすることに決しました。

◎ 報告第19号ないし報告第21号

議長(高間専逸君)

日程第24ないし第26 報告第19号 江別市水道事業会計資金不足比率の報告について、報告第20号 江別市下水道事業会計資金不足比率の報告について及び報告第21号 江別市病院事業会計資金不足比率の報告について、以上3件を一括議題といたします。
本件に対する報告を求めます。

水道部長(菊谷英俊君)

ただいま上程になりました報告第19号 江別市水道事業会計資金不足比率の報告について及び報告第20号 江別市下水道事業会計資金不足比率の報告について、一括して御報告申し上げます。
本件は、地方公共団体の財政の健全化に関する法律に基づき、監査委員の審査に付し御報告するものであります。
初めに、水道事業会計の資金不足比率につきましては、平成29年度決算に基づき算定した結果、資金不足額がないことから、資金不足比率についてはなしとなるものであります。
次に、下水道事業会計の資金不足比率につきましても、平成29年度決算に基づき算定した結果、資金不足額がないことから、資金不足比率についてはなしとなるものであります。
以上、一括して御報告申し上げましたので、よろしくお願い申し上げます。

病院事務長(吉岡和彦君)

ただいま上程になりました報告第21号 江別市病院事業会計資金不足比率の報告について、御報告申し上げます。
本件は、地方公共団体の財政の健全化に関する法律に基づき、監査委員の審査に付し御報告するものであります。
平成29年度決算に基づく病院事業会計の資金不足比率は4.3%でありまして、政令で定められた経営健全化基準の20%を下回っております。
なお、平成29年度は、前年度に比べ単年度資金不足額が増加したこと、及び資金の不足額等の算定方法に係る経過措置が終了したことにより、平成25年度決算以降なかった資金不足比率が再び発生したものであります。
今後は資金不足の解消に向け、全力を挙げて安定的な収益の確保及びさらなる経費削減に取り組んでまいりたいと考えております。
以上、御報告申し上げましたので、よろしくお願い申し上げます。

議長(高間専逸君)

これより報告第19号ないし報告第21号に対する一括質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
以上をもって、報告第19号ないし報告第21号を終結いたします。

◎ 散会宣告

議長(高間専逸君)

本日の議事日程は全部終了いたしました。
これをもって散会いたします。
午前11時44分 散会