平成12年第4回江別市議会会議録(第4号)平成12年12月19日 4ページ
6 議事次第の続き
議案第77号
議長(赤坂 伸一 君)
日程第17 議案第77号 財産の取得についてを議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
教育部長(浦島 忠勝 君)
ただいま上程となりました議案第77号 財産の取得について、その提案理由のご説明を申し上げます。
今回取得しようとする財産についてでありますが、給食センター対雁調理場の食器を、移転新築いたします新給食センターの食器と同様の強化磁器製ボール及びけい石を主原料とした皿に変更することに伴い、別紙のちゅう房機器を購入しようとするものでございます。
取得しようとする食器洗浄機等は、現在使用しております洗浄機では、新たに変更する食器を効率的に洗浄することが困難になるため更新しようとするものでございます。
本件につきましては、去る11月21日、日本調理機株式会社北海道支店と見積り合わせを行った結果、2,730万円をもちまして随意契約により売買にかかわる仮契約を締結したところでございます。
その内容につきましては、参考資料として添付しておりますので、ご参照いただきたいと思います。
以上、売買契約を締結するため、議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第3条の規定により、議会の議決を求めようとするものでございます。
よろしくご審議の上、ご決定賜りますようお願い申し上げます。
議長(赤坂 伸一 君)
これより本件に対する質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
お諮りいたします。
本件については、委員会付託を省略いたしたいと思います。
これにご異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
ご異議なしと認めます。
よって、そのように決しました。
これより議案第77号 財産の取得についてに対する討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
討論なしと認めます。
引き続き、議案第77号を採決いたします。
議案第77号は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
ご異議なしと認めます。
よって、原案のとおり決しました。
議案第91号
議長(赤坂 伸一 君)
日程第18 議案第91号 江別市老人医療費助成条例の一部を改正する条例の制定についてを議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
保健福祉部長(荻野 文雄 君)
ただいま上程になりました議案第91号 江別市老人医療費助成条例の一部を改正する条例の制定について、提案理由をご説明申し上げます。
今回の改正は、健康保健法等の一部を改正する法律に伴い、老人保健法に規定する入院及び入院外の老人医療の一部負担金が定額制から定率制に改定され、同時に、入院外の際の薬剤一部負担が廃止されたことから、老人保健法に基づく医療受給者と本条例による65歳以上70歳未満を対象とする医療受給者との負担の均衡を図るため、所要の改正を行おうとするものでございます。
改正する条例の内容でありますが、薬剤一部負担の廃止に伴いまして、第2条の用語の定義の第5項で、医療費の定義から薬剤を削除し、第6条の一部負担金においては、第1項本文で、保険薬局を削除し、定額負担制から定率1割負担制の導入に伴いまして、老人保健法の改正条項である第28条を包括的に引用しようとするものでございます。
なお、第6条の各号につきましては、老人保健法第28条を包括的に引用するため、削除するものでございます。
なお、附則でありますが、この条例の施行日は、健康保険法等の一部を改正する法律の施行日に合わせまして平成13年1月1日とし、また、改正条例の適用に係る経過措置について定めているものでございます。
以上、提案理由の説明を申し上げましたが、よろしくご審議の上、ご決定を賜りますようお願い申し上げます。
議長(赤坂 伸一 君)
これより本件に対する質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
お諮りいたします。
本件については、委員会付託を省略いたしたいと思います。
これにご異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
ご異議なしと認めます。
よって、そのように決しました。
これより議案第91号 江別市老人医療費助成条例の一部を改正する条例の制定についてに対する討論に入ります。
討論ありませんか。
森好 勇 君
議案第91号 江別市老人医療費助成条例の一部を改正する条例案に反対の立場で討論いたします。
今条例改正は、1日閉会した第150臨時国会で、健康保険法の一部改正により、現行のままであると、江別市の70歳以上と65歳から69歳までの自己負担分が逆転するがゆえに、その解消を目的とした改正であります。
国会では民主党、日本共産党、社民党が健保法、医療法の採択に反対しています。
厚生省の改悪をそのまま受け入れ続ければ、自己負担は今後とも増え続けることになります。
1983年、17年前、以前は美濃部都知事が老人医療費無料化を実行し、他府県に波及、国・厚生省が後追いで無料化を実現した経緯があります。
1983年2月より月400円の負担から始まり、度重なる改悪で自己負担分を徐々に上積みし、17年間で10倍以上になりました。
また、今回の改悪で69歳以下の人が利用できる高額療養費制度も改正され、医療費が増えれば、患者負担の上限額が上がることになりました。
今回の健保法は、国民の負担増は3,430億円と言われており、負担増の8割が70歳以上が対象となっています。総医療費の増嵩を抑えるには、薬価・医療機器で4割を占めるこの部分にメスを入れなければならない課題であります。
日本共産党は、検診・予防を充実し、早期発見、早期治療で医療費の縮小を図ることが大切であると考えています。受診抑制につながる健保法に追随することなく、現行の65歳からの医療費助成制度を70歳以上にも適用する施策こそ、高齢者の願いであると考えます。
また、市長として国の住民いじめの悪法を阻止する点でも、政府に強く働き掛けることを指摘し、討論を終わります。
以上です。
議長(赤坂 伸一 君)
ほかに討論ありませんか。
尾田 善靖 君
議案第91号 江別市老人医療費助成条例の一部改正について、賛成の立場で討論をいたします。
本条例の一部改正は、老人保健法の一部改正に伴い、その引用条項に改正が生じたものであり、条例制定の経緯から見ても、極めて当然の措置であると考えます。
老人保健法を含めた医療保険制度については重大な関心を持つものであり、様々な論議があることは承知しておりますが、今ここで論ずるつもりはありません。
ただ、本条例の一部改正により、定額から定率に伴い、負担減のケースもあること。入院の場合、市民税非課税世帯の場合は約3万5,000円が2万4,000円と、上限月額が軽減されること。薬剤一部負担においては、65歳以上の人すべてを全額市が助成することなど、負担増ばかりではないことを申し上げ、賛成の討論といたします。
議長(赤坂 伸一 君)
ほかに討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
これをもって討論を終結いたします。
これより、議案第91号を起立により採決いたします。
議案第91号は、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
(賛成者起立)
起立多数であります。
よって、原案のとおり決しました。
議案第92号
議長(赤坂 伸一 君)
日程第19 議案第92号 財産の取得についてを議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
市民部長(武田 信一 君)
ただいま上程になりました議案第92号 財産の取得について、提案の理由をご説明申し上げます。
仮称江別市新ごみ処理施設建設事業にかかわります用地の全体計画面積につきましては、まず、現焼却施設の更新に伴う、新施設の建設用地として7万3,380.2平方メートル、さらに、新たな最終処分場造成用地及び緩衝緑地として21万1,531.6平方メートル、合わせまして28万4,911.8平方メートルの土地取得を計画しているところでございます。
この全体計画面積のうち、今回取得しようとする土地は、八幡122番21ほか21筆、その面積は、合計19万 3,620.8平方メートルでございます。
去る12月14日に、江別市と地権者であります木下繁雄氏ほか12名の方と総額3億5,921万6,659円をもちまして、売買の仮契約を締結したところでございます。
その内容につきましては、参考資料として添付しておりますので、ご参照いただきたいと存じます。
以上の内容により、議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第3条の規定により議会の議決を求めようとするものでございます。
なお、全体計画面積のうち、残る9万1,291平方メートルの今後の取得予定につきましては、所管の環境経済常任委員会にもご報告申し上げましたが、本年度中に取得し、市議会にお諮りをする予定でございますので、ご理解を賜りたいと存じます。
以上、提案理由をご説明申し上げましたが、よろしくご審議の上、ご決定賜りますようお願い申し上げます。
議長(赤坂 伸一 君)
これより本件に対する質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
お諮りいたします。
本件については、委員会付託を省略いたしたいと思います。
これにご異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
ご異議なしと認めます。
よって、そのように決しました。
これより議案第92号 財産の取得についてに対する討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
討論なしと認めます。
引き続き、議案第92号を採決いたします。
議案第92号は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
ご異議なしと認めます。
よって、原案のとおり決しました。
意見書案第13号
議長(赤坂 伸一 君)
日程第20 意見書案第13号 医療、介護保険、年金制度に関する要望意見書を議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
岡村 繁美 君
ただいま上程となりました意見書案第13号 医療、介護保険、年金制度に関する要望意見書につきまして、地方自治法第99条に基づき、江別市議会会議規則第13条の規定により提出するものでございます。
提出者は、稲垣議員、植松議員、川村議員、齊藤議員、稗田議員、丸岡議員、三上議員、そして私、岡村でございます。
以下、案文の朗読をもって提案理由の説明とさせていただきます。
医療、介護保険、年金制度に関する要望意見書
我が国は、かつて西欧諸国も経験したことのない急速な高齢化が進展しており、今年度から高齢者を含めて社会全体で介護を支え合うための介護保険制度が導入され、保険料の徴収とサービス利用料の負担が始まったところであり、様々な課題が提起されているところであります。
また、来年から施行される老人保健法の一部改正により、多くの患者は医療費の一部負担が増加すると想定されております。
経済的負担が増加する傾向の中で、公的年金に頼って生活している高齢者の多くは生活に不安を抱いており、人口に占める高齢者の割合から見ても、これらに起因する消費意欲の低下が経済活性化を停滞させる大きな要因にもなっていると言われております。
医療、介護保険、年金については、社会保障や福祉の中核をなす制度であり、将来にわたり、だれもが健やかで安心できる生活を保障するため、世代間も含めた負担の在り方や諸制度の一層の改善が喫緊の課題であります。
よって、政府におかれましては高齢者の暮らしを支える公的年金制度の充実を初め、少子高齢化社会における医療や介護保険制度の改善に向け、次の事項の実現に取り組むよう強く要望いたします。
記
- 医療保険制度については、2002年の抜本改革に向け、患者負担の軽減対策を図ること。
- 介護保険制度については、住民税非課税世帯をはじめ低所得者の保険料、サービス利用料の減免、軽減を 図るとともに、介護サービス基盤の一層の拡充に努めること。
- 介護保険制度の健全な運営を確保するため、地方自治体に対して十分な財政措置を図ること。
- 国民年金(基礎年金)の国庫負担割合の2分の1への引き上げを早期に実現すること。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出します。
平成12年12月19日、北海道江別市議会。
提出先は、内閣総理大臣、大蔵大臣、厚生大臣あてであります。
よろしくご決定くださいますようお願い申し上げます。
議長(赤坂 伸一 君)
これより本件に対する質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
お諮りいたします。
本件については、委員会付託を省略いたしたいと思います。
これにご異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
ご異議なしと認めます。
よって、そのように決しました。
これより意見書案第13号 医療、介護保険、年金制度に関する要望意見書に対する討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
討論なしと認めます。
引き続き、意見書案第13号を採決いたします。
意見書案第13号は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
ご異議なしと認めます。
よって、原案のとおり決しました。
各委員会所管事務調査について
議長(赤坂 伸一 君)
日程第21 各委員会所管事務調査についてを議題といたします。
お諮りいたします。
閉会中における各委員会の所管事務調査について、議会運営委員長より次期議会の会期等運営についてを、総務文教常任委員長より行財政運営について、教育行政について、以上2件を、厚生常任委員長より保健・福祉行政について、水道事業について、病院事業について、以上3件を、環境経済常任委員長より生活環境行政について、農業行政について、商工観光行政について、消防行政について、以上4件を、建設常任委員長より建設行政について、下水道事業について、以上2件を、それぞれ閉会中調査したいので、承認されたい旨の申し出がありました。
これを承認することにご異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
ご異議なしと認めます。
よって、そのように決しました。
閉会宣告
議長(赤坂 伸一 君)
今期定例会に付議されました事件はすべて議了いたしました。
平成12年第4回江別市議会定例会は、これをもって閉会いたします。
午後2時40分 閉会