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平成29年第1回江別市議会定例会会議録(第1号)平成29年2月27日

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1 出席議員

27名

議長 三角 芳明 君 副議長 干場 芳子 君 
議員 吉本 和子 君 議員 齋藤 一 君
議員 高橋 典子 君 議員 高間 専逸 君
議員 星 克明 君 議員 島田 泰美 君
議員 諏訪部 容子 君 議員 堀 直人 君
議員 本間 憲一 君 議員 石田 武史 君
議員 清水 直幸 君 議員 角田 一 君
議員 山本 由美子 君 議員 宮本 忠明 君
議員 野村 尚志 君 議員 岡村 繁美 君
議員 鈴木 真由美 君 議員 赤坂 伸一 君
議員 内山 祥弘 君 議員 尾田 善靖 君
議員 齊藤 佐知子 君 議員 徳田 哲 君
議員 宮川 正子 君 議員 相馬 芳佳 君
議員 裏 君子 君    

2 欠席議員

0名

3 説明のため出席した者の職氏名

市長 三好 昇 君 副市長 佐々木 雄二 君
水道事業管理者 佐藤 哲司 君 総務部長 齊藤 俊彦 君
企画政策部長  北川 裕治 君 生活環境部長 高橋 孝也 君
経済部長兼
総合特区推進監
後藤 好人 君 健康福祉部長 真屋 淳子 君
建設部長 安藤 明彦 君 病院長 梶井 直文 君
病院事務長 吉岡 和彦 君 消防長 堀江 祐一 君
水道部長 松田 俊樹 君 会計管理者 宮腰 明生 君
総務部次長 土屋 健 君 財政課長 野口 貴行 君
教育委員会教育長 月田 健二 君 教育部長 渡部 丈司 君
監査委員 中村 秀春 君 監査委員事務局長 出頭 一彦 君
農業委員会会長 萩原 俊裕 君 農業委員会事務局長 川上 誠一 君
選挙管理委員会
委員長
中井 悦子 君 選挙管理委員会
事務局長
金内 隆浩 君

4 事務に従事した事務局員

事務局長 佐藤 貴史 君 次長 錦戸 康成 君
庶務係長 中村 正也 君 議事係長 阿部 昌史 君
主査 壽福 愛佳 君 主任 丹羽 芳徳 君
書記 海谷 祐二朗 君 事務補助員 高橋 杏奈 君
事務補助員 美濃 文 君    

5 議事日程

日程第 1 会議録署名議員の指名
日程第 2 会期の決定
日程第 3 諸般の報告
日程第 4 行政報告
日程第 5 議案第2号 江別市工場立地法準則条例の一部を改正する条例の制定について
日程第 6 議案第3号 江別市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の一部を改正する条例の制定について
日程第 7 議案第11号 平成28年度江別市一般会計補正予算(第4号)
日程第 8 議案第12号 平成28年度江別市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)
日程第 9 議案第13号 平成28年度江別市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)
日程第10 議案第14号 平成28年度江別市水道事業会計補正予算(第1号)
日程第11 議案第15号 平成28年度江別市下水道事業会計補正予算(第1号)
日程第12 議案第16号 平成29年度江別市一般会計予算
日程第13 議案第17号 平成29年度江別市国民健康保険特別会計予算
日程第14 議案第18号 平成29年度江別市後期高齢者医療特別会計予算
日程第15 議案第19号 平成29年度江別市介護保険特別会計予算
日程第16 議案第20号 平成29年度江別市基本財産基金運用特別会計予算
日程第17 議案第21号 平成29年度江別市水道事業会計予算
日程第18 議案第22号 平成29年度江別市下水道事業会計予算
日程第19 議案第23号 平成29年度江別市病院事業会計予算
日程第20 議案第5号 江別市税条例等の一部を改正する条例の制定について
日程第21 議案第6号 江別市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について
日程第22 議案第7号 江別市手数料条例の一部を改正する条例の制定について
日程第23 議案第8号 江別市乳幼児等医療費助成条例等の一部を改正する条例の制定について
日程第24 議案第10号 江別市道路占用料条例の一部を改正する条例の制定について
日程第25 議案第4号 江別市個人情報保護条例の一部を改正する条例の制定について
日程第26 議案第9号 江別市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例及び江別市指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例の制定について
日程第27 議案第1号 江別市固定資産評価審査委員会委員の選任について
日程第28 意見書案第1号 地方議会議員の厚生年金への加入を求める意見書
日程第29 陳情第1号 江別市立病院の経営健全化について

 6 議事次第

◎ 開会宣告・開議宣告

議長(三角芳明君)

これより平成29年第1回江別市議会定例会を開会いたします。
ただいまの出席議員は27名で定足数に達しております。
直ちに本日の会議を開きます。

◎ 議事日程

議長(三角芳明君)

本日の議事日程は、お手元に配付いたしましたとおりであります。

◎ 会議録署名議員の指名

議長(三角芳明君)

日程第1 会議録署名議員の指名を行います。
会議規則第111条の規定により、
諏訪部 議員
相馬 議員
を指名いたします。

◎ 会期の決定

議長(三角芳明君)

日程第2 会期の決定についてを議題といたします。
お諮りいたします。
今期定例会の会期は、あらかじめ議会運営委員会と諮り、本日から3月24日までの26日間とし、2月28日から3月6日まで、及び10日から23日までは委員会審査等のため、本会議を休会といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、そのように決しました。

◎ 諸般の報告

議長(三角芳明君)

日程第3 諸般の報告を事務局長に報告させます。

事務局長(佐藤貴史君)

御報告申し上げます。
今議会におきます地方自治法第121条の規定によります説明員は、別紙印刷物のとおりでございます。
また、今議会に提出されました案件の数並びに閉会中の議長事務報告につきましても、印刷物に掲載のとおりでございます。
さらに、監査委員から報告のありました平成28年度定期監査後期の報告、及び例月出納検査結果報告11月分及び12月分につきましても、お手元に配付のとおりでございます。
以上でございます。

◎ 行政報告

議長(三角芳明君)

日程第4 行政報告を議題といたします。
行政報告を求めます。

市長(三好 昇君)

私から行政報告を申し上げます。
初めに、去る2月7日に札幌市で開催されました平成29年第1回札幌広域圏組合議会定例会について御報告申し上げます。
付議されましたのは、平成29年度札幌広域圏組合一般会計予算及び平成29年度札幌ふるさと市町村圏基金事業特別会計予算の2件であります。
初めに、平成29年度札幌広域圏組合一般会計予算についてでありますが、資料2ページの別紙1のとおり、予算の総額は、歳入歳出それぞれ3,656万6,000円となっております。
歳入の主なものは、構成する市町村からの分担金が3,136万4,000円、歳出の主なものは、総務費が3,491万6,000円となっております。
次に、平成29年度札幌ふるさと市町村圏基金事業特別会計予算についてでありますが、資料3ページの別紙2のとおり、予算の総額は、歳入歳出それぞれ3,105万6,000円となっております。
歳入の主なものは、基金の運用利子である財産収入が2,385万7,000円、歳出の主なものは、組合が実施する各種イベントなどへの活動事業費が3,053万6,000円となっており、これら2件の予算案につきましては、いずれも全会一致で可決されたところでございます。
次に、2月10日に恵庭市で開催されました石狩東部広域水道企業団構成団体長会議について御報告いたします。
この会議は、2月22日に開催されました平成29年第1回企業団議会定例会に先立ち、予定議案等について協議を行ったものであります。
まず、資料1ページの専決処分の承認を求める件についてでありますが、職員の育児休業等に関する条例及び職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部を改正する条例について専決処分を行ったもので、承認されたところであります。
次に、平成28年度石狩東部広域水道企業団水道用水供給事業会計補正予算(第1号)でありますが、今次の補正の主な内容は、消費税及び地方消費税、施設改良費等の精査による補正を行うものであります。
この結果、資料4ページの別紙3のとおり、補正後の額を収益的収入では32億7,378万円に、収益的支出では29億227万9,000円にそれぞれ増額補正する一方、資本的収入では、補正後の額を1億3,311万円に、資本的支出では19億7,841万8,000円にそれぞれ減額補正するものであります。
次に、平成29年度石狩東部広域水道企業団水道用水供給事業会計予算についてでありますが、資料5ページの別紙4のとおり、予算の総額は、収益的収入では33億5,541万8,000円、収益的支出では31億1,898万4,000円となっております。
一方、資本的収入では4億円、資本的支出では17億3,426万8,000円となっており、その内訳は、資料6ページのとおりであります。
なお、資本的収支の不足額は、過年度分損益勘定留保資金などをもって補塡するものであります。
以上3件の議案につきましては、2月22日に開催されました企業団議会定例会において、提案どおり議決された旨、企業長より通知がございました。
次に、2月22日に北広島市で開催されました平成29年石狩教育研修センター組合議会第1回定例会について御報告申し上げます。
付議されました案件は、資料1ページのとおり、石狩教育研修センター組合議長の選挙について、石狩教育研修センター組合教育委員会委員の任命について、及び平成29年度石狩教育研修センター組合一般会計予算についての3件であります。
初めに、組合議会議長の辞職に伴い執行されました石狩教育研修センター組合議会議長の選挙についてでありますが、恵庭市選出の川原光男議員が当選されております。
次に、任期満了に伴う石狩教育研修センター組合教育委員会委員の任命についてでありますが、千歳市教育委員会教育長の宮崎肇委員、石狩市教育委員会教育長の鎌田英暢委員両氏を再任しようとするもので、原案のとおり同意されました。
次に、平成29年度石狩教育研修センター組合一般会計予算についてでありますが、資料7ページの別紙5のとおり、予算の総額は、歳入歳出それぞれ3,039万2,000円となっております。
歳入の主なものは、構成する市町村からの分担金が2,924万2,000円、歳出の主なものは、総務費が1,574万9,000円、教育研修事業などの教育費が1,402万円となっており、一般会計予算案につきましては、議案のとおり、全会一致で可決されたところでございます。
以上をもちまして、私からの行政報告を終わります。

議長(三角芳明君)

これより行政報告に対する質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
以上をもって、行政報告を終結いたします。

◎ 議案第2号

議長(三角芳明君)

日程第5 議案第2号 江別市工場立地法準則条例の一部を改正する条例の制定についてを議題といたします。
提案理由の説明を求めます。

経済部長(後藤好人君)

ただいま上程になりました議案第2号 江別市工場立地法準則条例の一部を改正する条例の制定について、提案理由を御説明申し上げます。
初めに、改正の理由でありますが、平成28年5月に公布された地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律、いわゆる第6次地方分権一括法により、工場立地法が一部改正され、工場の緑地面積率等に係る地域準則の制定等の権限が都道府県から町村に移譲されることから、これに伴う所要の改正を行おうとするものであります。
次に、改正の内容でありますが、改正法により、都道府県に関する当該規定が削られたことから、条例第1条及び第4条で引用する同法の第4条の2第2項を第4条の2第1項に改めるほか、字句等の整備を行うものであります。
なお、附則において、施行期日を平成29年4月1日とするものであります。
以上、提案理由を御説明申し上げましたので、よろしく御審議の上、御決定賜りますようお願い申し上げます。

議長(三角芳明君)

これより本件に対する質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
お諮りいたします。
本件については、委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、そのように決しました。
これより議案第2号 江別市工場立地法準則条例の一部を改正する条例の制定についてに対する討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
討論なしと認めます。
引き続き、議案第2号を採決いたします。
議案第2号は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、原案のとおり決しました。

◎ 議案第3号

議長(三角芳明君)

日程第6 議案第3号 江別市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の一部を改正する条例の制定についてを議題といたします。
提案理由の説明を求めます。

企画政策部長(北川裕治君)

ただいま上程になりました議案第3号 江別市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の一部を改正する条例の制定について、提案理由を御説明申し上げます。
初めに、改正の理由でありますが、行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律、いわゆる番号法の一部改正が行われ、国が管理する情報提供ネットワークシステムを通じた特定個人情報の提供について、自治体が条例で定める独自利用事務に関する規定が設けられたことから、これに伴う所要の改正を行おうとするものであります。
次に、改正の内容でありますが、番号法において当該規定の追加に伴う条項の繰り下げがあったことから、条例第1条及び第5条で引用する同法の第19条第9号を第19条第10号に改めるものであります。
なお、附則において、施行期日を平成29年5月30日とするものであります。
以上、提案理由を御説明申し上げましたので、よろしく御審議の上、御決定賜りますようお願い申し上げます。

議長(三角芳明君)

これより本件に対する質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
お諮りいたします。
本件については、委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、そのように決しました。
上程中の議案第3号については、あらかじめ議会運営委員会と諮りました結果、討論及び採決の議事を延期いたします。

◎ 議案第11号ないし議案第15号

議長(三角芳明君)

日程第7ないし第11 議案第11号 平成28年度江別市一般会計補正予算(第4号)、議案第12号 平成28年度江別市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)、議案第13号 平成28年度江別市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)、議案第14号 平成28年度江別市水道事業会計補正予算(第1号)及び議案第15号 平成28年度江別市下水道事業会計補正予算(第1号)、以上5件を一括議題といたします。
提案理由の説明を求めます。

副市長(佐々木雄二君)

ただいま上程になりました議案第11号 平成28年度江別市一般会計補正予算(第4号)外2特別会計につきまして、提案理由を一括して御説明申し上げます。
初めに、一般会計でありますが、今次補正は、第1に、国等の予算動向による変更等の措置、第2に、歳入・歳出の決算見込みに伴う措置、第3に、その他緊急を要するものへの措置を行うものであります。
以下、その概要につきまして、御説明申し上げます。
予算書の14ページ、3の歳出をお開きいただきたいと存じます。
まず、2款総務費でありますが、1項1目一般管理費の郵便等発送経費は、郵送単価の増額改定や発送数の増により323万円を追加するものであり、被災者支援システム整備事業は、災害時における被災者支援のためのシステム整備費として305万4,000円を措置するものであります。
5目財産管理費の土地開発基金繰出金は、減債基金の残高確保を図る観点から、平成28年度江別市一般会計補正予算(第3号)で計上した普通財産用地の売り払い収入の積み立て先を変更するほか、土地開発基金用地の売り払い収入や基金の利子収入の決算見込みにより924万3,000円を減額する一方、基金積立金は、普通財産用地の売り払い収入を減債基金に積み立てるほか、平成27年度決算剰余金や基金の利子収入等を積み立てるため3億6,075万6,000円を追加し、合計で3億5,151万3,000円を追加するものであります。
2項1目市民活動費は、水と緑の基金の寄附及び運用利息の決算見込みにより5万円を追加するものであり、5項3目衆議院議員選挙費は972万7,000円を、15ページに移りまして、4目参議院議員選挙費は982万4,000円を、それぞれ事業費の確定により減額するものであります。
次に、3款民生費でありますが、1項2目老人福祉費は、平成27年度の医療費精算など、北海道後期高齢者医療広域連合への納付額の確定により1,299万1,000円を減額するものであり、3目障害福祉費の自立支援医療給付費は2,427万6,000円を、障害者自立支援給付費は1億1,092万7,000円を、障害者自立支援給付費(児童)は6,239万1,000円を、いずれも利用件数の増などにより追加するものであります。
次に、16ページに移りまして、2項1目児童福祉総務費の児童扶養手当は2,182万4,000円を、児童手当は1,607万円を、いずれも受給対象者数の減などにより減額し、民間子育て支援センター委託費は、開設箇所数の減などの見込みにより3,131万3,000円を、放課後児童クラブ運営費補助金は、開設クラブ数の減のほか、処遇改善事業などの決算見込みにより1,845万7,000円を、それぞれ減額するものであります。
4目保育所費の教育・保育施設給付事業は、給付単価の増額改定により1,531万9,000円を、一時預かり事業は、利用者数の増により1,267万1,000円を、病児・病後児保育事業は、利用者数の増により、国の補助基準に基づき203万8,000円を、それぞれ追加する一方、待機児童解消対策事業は、小規模保育施設改修費補助の決算見込みにより722万9,000円を、民間保育所等運営費補助金は、補助対象事業費の決算見込みにより596万円をそれぞれ減額するものであり、合計で1,683万9,000円を追加するものであります。
次に、6款農林水産業費でありますが、1項3目農業振興費の地域農業経営安定推進事業は、農業機械等の整備に対する国の補助制度を活用し、国の補正予算による新規の担い手確保・経営強化支援事業費を追加する一方で、既存の経営体育成支援事業費を決算見込みにより減額し、合計で1,813万4,000円を減額するものであります。
次世代就農定着サポート事業は、青年就農給付金の交付対象者及び額の確定により450万円を減額する一方、都市と農村の交流センター整備事業は、国の地方創生拠点整備交付金の内示を受けた事業であり、体育室をイベント用に活用するための照明・音響設備及び外壁などの施設改修費として4,962万3,000円を措置するものであり、合計で2,698万9,000円を追加するものであります。
5目畜産業費は、競争力強化に向けた生産基盤の構築や生産性向上のために市内の農業法人が実施する酪農牛舎等の整備に対し、国の畜産・酪農収益力強化整備等特別対策事業の内示を受けたものであり、この交付額の3億8,681万4,000円を措置するものであります。
17ページに移りまして、6目土地改良事業費は、中の月地区と新美原地区における道営水利施設整備事業の追加に伴い、北海道に対する負担金として1,202万1,000円を追加するものであります。
次に、7款商工費でありますが、1項3目工業振興費は、国の地方創生拠点整備交付金の内示を受けた事業であり、旧ヒダ工場のさらなる集客力を高める目的で、屋外用の電源整備及び外構などの施設改修費として8,965万円を措置するものであります。
次に、8款土木費でありますが、2項2目道路橋梁維持費の車両整備事業は、除雪車両購入費などの確定により2,329万円を減額するものであり、道路施設再整備事業は4,685万8,000円を、公共街路灯新設更新等事業は803万2,000円を、いずれも国の補助決定により、当初予定の事業量を確保できなかったため減額するものであります。
18ページに移りまして、3目道路橋梁新設改良費の道路補助関連事業は504万3,000円を、高砂駅周辺整備事業は505万3,000円を、いずれも契約差金など事業費の見込みにより減額するものであり、通学路安全対策事業は371万7,000円を、道路橋梁再整備事業は4,307万7,000円を、百間境道路整備事業は4,311万6,000円を、いずれも国の補助決定により、当初予定の事業量を確保できなかったため減額するものであります。
3項2目河川維持費は、昨年8月の大雨に係る対応経費などの決算見込みにより、市が管理する排水機場の運転経費及び他団体が管理する排水機場の維持管理経費負担金として879万8,000円を追加するものであります。
4項2目公園管理費は、国の補助決定により、当初予定の事業量を確保できなかったため1,181万2,000円を減額するものであり、5項2目住宅営繕費は、契約差金など事業費の見込みにより3,704万7,000円を減額するものであります。
次に、19ページに移りまして、10款教育費でありますが、1項3目教育指導振興費は、対象者数の減などにより760万円を減額するものであり、2項2目教育振興費は、認定者数の減などにより532万2,000円を減額するものであります。
3目学校営繕費の学校施設整備事業(小学校大規模改造)は、国の補正予算により内示を受けた大麻東小学校の防火戸改修費などとして1,313万円を追加する一方、校舎屋体耐震化事業(小学校)は89万2,000円を、江別小学校・江別第三小学校統合校建設事業は8,076万5,000円を、いずれも契約差金など事業費の見込みにより減額するものであり、合計で6,852万7,000円を減額するものであります。
3項2目教育振興費は、認定者数の減などにより837万5,000円を減額するものであり、3目学校営繕費の学校施設整備事業(中学校大規模改造)は、国の補正予算により内示を受けた中央中学校の暖房改修費として2,728万1,000円を措置する一方、校舎屋体耐震化事業(中学校)は、契約差金など事業費の見込みにより552万3,000円を減額するものであり、合計で2,175万8,000円を追加するものであります。
20ページに移りまして、5項2目体育施設費は、契約差金など事業費の見込みにより840万円を減額するものであります。
次に、11款公債費でありますが、1項1目元金は、地域総合整備資金貸付金の繰り上げ償還及び既発債の利率見直しなどの決算見込みにより1億558万4,000円を追加するものであり、2目利子は、平成27年度債の借入額、利率等の確定及び既発債の利率見直しにより8,200万6,000円を減額するものであります。
次に、12款諸支出金でありますが、1項3目水道事業会計は、道路改良に伴う消火栓移設経費など事業費の見込みにより103万1,000円を追加する一方、5目下水道事業会計は3,998万5,000円を、7目後期高齢者医療会計は1,721万1,000円を、いずれも繰出対象経費の決算見込みにより減額するものであります。
以上が歳出の概要でありますが、これに対応いたします歳入につきましては、予算書の10ページ、2の歳入にお戻りいただきたいと存じます。
1款市税、10款地方特例交付金及び11款地方交付税と、12ページの20款繰越金、並びに13ページの22款市債のうち、1項9目の臨時財政対策債については、今次補正に係る一般財源相当額として、決算見込み等を踏まえ措置するものであり、10ページの14款使用料及び手数料から13ページの22款市債までのその他の歳入は、歳出の事務事業に対応する特定財源として、それぞれの事業費の見込み等を勘案した中で、所要の増減調整を行うものであります。
次に、諸表について御説明申し上げます。
6ページにお戻りいただきたいと存じます。
第2表の継続費補正は、契約差金など事業費の見込みに基づき、総額及び年割額を変更するものであります。
次に、第3表の繰越明許費補正は、各事業の進捗状況や実施期間の関係から、年度内に完了しない見込みであることなどを踏まえ、それぞれ翌年度に繰り越すものであります。
次に、7ページに移りまして、第4表の債務負担行為補正でありますが、道路橋梁管理経費(臨時)は、昨年度同様、いわゆるゼロ市債として早期の工事発注を可能とするもので、市単独事業であります路面凍上改修工事の4路線を前倒しして、期間を平成29年度、限度額を1億2,530万円とし、債務負担行為の追加をするものであります。
次に、第5表の地方債補正でありますが、事業費の確定等に伴う調整及び臨時財政対策債発行可能額の確定により、それぞれ限度額を変更するほか、国の補正予算などに対応した地方債として記載のとおり追加するものであります。
次に、1ページにお戻りいただきたいと存じます。
以上の結果、今次補正額は6億4,024万8,000円の追加となりまして、これを既定の歳入歳出予算の総額477億7,905万8,000円に加えますと、その総額は484億1,930万6,000円となるものであります。
次に、議案第12号 平成28年度江別市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)につきまして、御説明申し上げます。
予算書の4ページ、3の歳出をお開きいただきたいと存じます。
4款1項1目前期高齢者納付金等は9万6,000円を、2目前期高齢者関係事務費拠出金は9,000円を、いずれも負担額の確定により追加するものであります。
9款1項1目基金積立金は、平成27年度の決算剰余金を国民健康保険積立基金へ積み立てるため3億4,805万1,000円を追加するものであります。
10款1項3目償還金は、国庫支出金の過年度精算による償還金として7,775万8,000円を追加するものであります。
これに対応いたします歳入につきましては、2の歳入にありますように、9款繰越金をもって措置するものであります。
次に、1ページにお戻りいただきたいと存じます。
以上の結果、今次補正額は4億2,591万4,000円の追加となりまして、これを既定の歳入歳出予算の総額154億800万円に加えますと、その総額は158億3,391万4,000円となるものであります。
次に、議案第13号 平成28年度江別市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)につきまして、御説明申し上げます。
予算書の4ページ、3の歳出をお開きいただきたいと存じます。
2款1項1目後期高齢者広域連合納付金は、保険料の増によるほか、広域連合へ納付する事務費の見込みなどにより1,886万3,000円を追加するものであります。
これに対応いたします歳入につきましては、2の歳入にありますように、1款後期高齢者医療保険料から3款繰越金までの各歳入をもって措置するものであります。
次に、1ページにお戻りいただきたいと存じます。
以上の結果、今次補正額は1,886万3,000円の追加となりまして、これを既定の歳入歳出予算の総額14億7,900万円に加えますと、その総額は14億9,786万3,000円となるものであります。
以上、一般会計及び2特別会計の補正予算につきまして、提案理由を御説明申し上げましたので、よろしく御審議の上、御決定賜りますようお願い申し上げます。

水道部長(松田俊樹君)

ただいま上程になりました議案第14号 平成28年度江別市水道事業会計補正予算(第1号)及び議案第15号 平成28年度江別市下水道事業会計補正予算(第1号)につきまして、提案理由を一括して御説明申し上げます。
今次の補正は、両会計とも決算見込みに伴う整理を行うものであります。
初めに、水道事業会計補正予算について御説明申し上げます。
予算書の9ページをお開き願います。
まず、収益的収入の1款水道事業収益でありますが、1項2目の受託工事収益は、受託工事の決算見込みにより9,100万円を減額するものであります。
次に、収益的支出の1款水道事業費用でありますが、1項3目受託工事費は9,010万5,000円を減額し、2項2目消費税及び地方消費税は2,190万円を増額するものであります。
次に、10ページをお開き願います。
資本的収入の1款資本的収入でありますが、2項1目国庫補助金は、補助事業の事業費確定により1,191万7,000円を減額し、3項1目工事負担金は、補償工事の補償内容の追加により8,925万9,000円を増額するものであります。
次に、資本的支出の1款資本的支出でありますが、1項1目水道施設整備事業費は、基幹管路耐震化事業の減及び道路改良等に伴う工事の減などにより9,472万円を減額し、1項3目固定資産購入費は、決算見込みにより128万9,000円を減額するものであります。
この結果、1ページにお戻りいただきまして、第2条収益的収入及び支出の水道事業収益は9,100万円を減額し、総額を25億648万4,000円に、水道事業費用は6,820万5,000円を減額し、総額を22億7,761万円に改めるものであります。
次に、第3条資本的収入及び支出の資本的収入は7,734万2,000円を増額し、総額を4億2,931万円に、資本的支出は9,600万9,000円を減額し、総額を12億7,655万6,000円に改めるもので、資本的収支で不足する額を8億4,724万6,000円に、補塡財源につきましても同額に改めるものであります。
続きまして、下水道事業会計補正予算について御説明申し上げます。
予算書の9ページをお開き願います。
まず、収益的収入の1款下水道事業収益でありますが、1項2目一般会計負担金は、雨水処理等負担金の決算見込みにより3,998万5,000円を減額し、2項3目長期前受金戻入は9,208万1,000円を減額するものであります。
次に、収益的支出の1款下水道事業費用でありますが、決算見込みにより、1項7目資産減耗費は1億4,376万9,000円を、2項1目支払利息は711万6,000円をそれぞれ減額するものであります。
次に、10ページをお開き願います。
資本的収入の1款資本的収入でありますが、施設建設事業費の決算見込みにより、1項1目企業債は7,830万円を、3項1目国庫補助金は1億6,650万2,000円を、4項2目工事負担金は4,446万3,000円をそれぞれ減額するものであります。
次に、資本的支出の1款資本的支出でありますが、1項1目施設建設事業費は、工事請負費の決算見込みにより2億5,600万円を減額するものであります。
この結果、1ページにお戻りいただきまして、第2条収益的収入及び支出の下水道事業収益は1億3,206万6,000円を減額し、総額を35億9,611万9,000円に、下水道事業費用は1億5,088万5,000円を減額し、総額を33億8,252万6,000円に改めるものであります。
次に、第3条資本的収入及び支出の資本的収入は2億8,926万5,000円を減額し、総額を11億5,880万2,000円に、資本的支出は2億5,600万円を減額し、総額を24億3,255万3,000円に改めるもので、資本的収支で不足する額を12億7,375万1,000円に、補塡財源につきましても同額に改めるものであります。
以上、提案理由を御説明申し上げましたので、よろしく御審議の上、御決定賜りますようお願い申し上げます。

議長(三角芳明君)

これより議案第11号ないし議案第15号に対する一括質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
お諮りいたします。
議案第11号外4件については、委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、そのように決しました。
これより議案第11号 平成28年度江別市一般会計補正予算(第4号)に対する討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
討論なしと認めます。
引き続き、議案第11号を採決いたします。
議案第11号は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、原案のとおり決しました。
次に、議案第12号 平成28年度江別市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)に対する討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
討論なしと認めます。
引き続き、議案第12号を採決いたします。
議案第12号は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、原案のとおり決しました。
次に、議案第13号 平成28年度江別市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)に対する討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
討論なしと認めます。
引き続き、議案第13号を採決いたします。
議案第13号は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、原案のとおり決しました。
次に、議案第14号 平成28年度江別市水道事業会計補正予算(第1号)及び議案第15号 平成28年度江別市下水道事業会計補正予算(第1号)、以上2件に対する一括討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
討論なしと認めます。
引き続き、議案第14号及び議案第15号を一括採決いたします。
議案第14号及び議案第15号は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、原案のとおり決しました。

◎ 議案第16号ないし議案第23号

議長(三角芳明君)

日程第12ないし第19 議案第16号 平成29年度江別市一般会計予算、議案第17号 平成29年度江別市国民健康保険特別会計予算、議案第18号 平成29年度江別市後期高齢者医療特別会計予算、議案第19号 平成29年度江別市介護保険特別会計予算、議案第20号 平成29年度江別市基本財産基金運用特別会計予算、議案第21号 平成29年度江別市水道事業会計予算、議案第22号 平成29年度江別市下水道事業会計予算及び議案第23号 平成29年度江別市病院事業会計予算、以上8件を一括議題といたします。
平成29年度江別市各会計予算に係る市政執行方針の説明を求めます。

市長(三好 昇君)

ただいま上程されました平成29年度予算案及びこれに関する諸案件を御審議願うに当たり、私の市政に対する基本的な考えと予算の大綱について御説明申し上げます。
平成29年度は、第6次江別市総合計画えべつ未来づくりビジョンの4年目であり、また江別版地方創生総合戦略の3年目となります。
昨年、私は平成28年度の市政執行方針の中で、変化に直面する今こそ、えべつ未来戦略に定める経済活性化や子育て支援、教育の充実などの施策を進め、成長の芽をより確実なものに育てていく必要があり、また、江別市の特徴である4大学を生かし、大学生の広域的な地域活動支援などを通じて、若者の首都圏への一極集中の是正を進めたい。そのために、市民、自治会、市民活動団体、企業、大学、行政を初め、多様な主体の協働のもと、えべつ未来戦略と江別版地方創生総合戦略を一体的に進め、定住人口・交流人口の増加策をさらに加速させてまいりたいと申し上げました。
そこで私は、人口減少社会における地方自治体では、経済の活性化なくして地域の発展はないとの考えのもと、仕事が人を呼び、人が仕事を呼び込む好循環を確立し、まちを活性化させるということを基本に、各種施策を進めてまいりました。
その結果、平成28年度においては、人口の社会増や観光客の増加につながるなど、その効果が見えつつあります。
特に観光による交流人口の増加は、江別のよさ、魅力を知ってもらい、定住促進につながると同時に、消費拡大による他の産業への波及効果をもたらし、市の経済の好循環を生み出すものと考えております。中でも昨年3月にグランドオープンしたEBRIを初めとした各観光施設や企業の努力、また、江別のプロモーション冊子として発行したJP01などによる積極的なPRの結果、観光客数の大幅な増加につながり、23年ぶりに100万人を超える見通しとなりました。
さらに、ことし4月の江別市都市と農村の交流センター、愛称えみくるのオープンを間近に控え、テストキッチンを活用した地元の食材による商品開発などにより、江別の食にさらなる磨きがかかるとともに、農業を生かした体験型の交流が活発化し、観光誘客につながるものと期待しております。
この流れもあり、現在、江北地区では、地域の農業者の方々が共同して農畜産物の直売所、野菜の駅ふれあいファームしのつを開設する準備が進められております。まさに農業者みずからが起業家となって、新たなビジネスの創出につながる動きであると考えております。
地域経済の活性化とともに、市政の喫緊の課題は人口減少対策であります。根本的な対策は、国において出生率を上げるための実効性ある国家戦略がいまだ見えないところでありますが、江別市としては、長期展望に立って、自然減による減少を少しでもおくらせるために、市の人口動態の特徴である、子育て世代がふえているという状況を生かした戦略を進める必要があります。
そのため、従前から子育て支援の充実や教育の環境を整備するとともに、住宅取得の支援、江別のPRなどに取り組んでまいりました。その結果、平成28年は9年ぶりの社会増となり、特に14歳以下の年少人口が、平成27年、28年と続けて、300人を超える転入超過となったことは、市が進める今後の人口政策に向けて明るい兆しであると考えております。
さらに、学生のまち江別から提案している若者の大都市一極集中を抑制する事業もスタートいたしました。この事業は、市内大学の学生が近隣自治体の地域活動などに参加し、その魅力を知ることで、将来、若者の地域定着を目指す取り組みでありますが、派遣先の自治体からは、地域イベントが活性化し元気になった、学生からは、地域を知ることができたなどといった高い評価をいただいており、今後とも学生の地域定着に向け、息の長い事業として取り組んでいく必要があるものと考えております。
また、江別市のまちづくりの大きな柱である江別の顔づくり事業は、野幌駅南口の駅前広場の整備に着手したほか、駅東側の鉄道林を都市緑地として保全・活用に向けた検討が始まるなど、新たな段階に入りました。事業の進捗とともに駅の利便性が大きく向上し、朝夕の時間帯には通勤通学のため多くの方が駅を利用するなど、駅周辺の姿が変わりつつあります。
これら新しい流れの一つ一つは小さな芽かもしれません。しかし、小さな芽が数多く芽吹き始めてきたことは、今後の施策を進めるに当たり、大きな力をいただいたものと思っております。我々は、この流れを一過性のものにしないよう、引き続き、市民、自治会、市民活動団体、企業、大学、行政などを初め、多様な主体が連携・協力して、えべつ未来戦略と江別版地方創生総合戦略を一体的に進めてまいりたいと考えております。
そのため、平成29年度におきましても、人口減少を踏まえて策定した第6次江別市総合計画えべつ未来づくりビジョンの基本理念である、安心して暮らせるまち、活力のあるまち、子育て応援のまち、環境に優しいまちの四つの柱と、江別市の持つ特性や優位性を生かして魅力を高めていく未来戦略の、ともにつくる協働のまちづくり、えべつの将来を創る産業活性化、次世代に向けた住みよいえべつづくり、えべつの魅力発信シティプロモートの四つの戦略を江別版地方創生総合戦略や個別計画と連動させながら、各施策を推進してまいります。
そこで、平成29年度の市政を担当するに当たり、第6次江別市総合計画えべつ未来づくりビジョンの基本理念に従って、私の基本的な考え方について申し上げます。
まず1点目は、安心して暮らせるまちであります。
年齢や障がいなどにかかわらず、福祉・保健・医療サービスの充実のもと、市民の誰もが、生涯を通じて元気で健やかに楽しく、心豊かに安心して生活できる地域づくりをしていくことは重要なことであります。特に、団塊の世代が後期高齢者となり、社会保障費の増大が予想される2025年問題への対応は急務であります。そのためには、みずからの健康はみずから守るとの考えのもと、元気で健やかに毎日を送ることができる健康寿命の延伸が重要になります。
そこで、江別市健康都市宣言により、健診受診率の向上や食生活の改善、運動習慣の定着など、市民や地域社会と協働・連携のもと、健康づくりに取り組んでまいります。また、高齢者や障がい者に対するサービス提供などによる自立支援に努めるほか、成年後見制度の普及や市民後見人の活動体制を整備してまいります。さらに、道立特別支援学校高等部の誘致や江別版生涯活躍のまち構想、地域包括ケアシステムの構築などを進めてまいります。
また、東日本大震災を契機に、防災力の強化を重要課題と考え、これまで学校や避難所となる体育館などの耐震化を進めてまいりましたが、昨年4月に発生した熊本地震での災害の対応状況を踏まえ、罹災証明の発行など新たな課題への対応の必要性も認識したところであります。
そのため、平成28年度中に作成する業務継続計画に基づき、災害発生直後において優先的に実施すべき業務を速やかに開始できる体制を整備するほか、地域の生活環境に影響を及ぼす空き家に関する対策計画の策定に取り組んでまいります。
また、誰もが住みなれた地域で、安心して生活できるまちづくりのためには、市街地の形成や交通環境の確保などを進めていく必要があります。
そのため、江別の顔づくり事業を進め、野幌駅を中心とした南北市街地の一体的整備を推進するほか、住宅取得支援や、大麻地区を初めとした住みかえ支援を進めてまいります。また、住民の足として欠かせないバス路線の確保と持続可能性を高めるための計画策定に取り組んでまいります。
2点目は、活力のあるまちであります。
全国の景況は、緩やかな回復基調にあると言われておりますが、いまだ景気回復の実感のない当市におきましては、これまで以上に産業の活性化に力を入れていかなければなりません。引き続き、江別の顔づくり事業や、地元企業支援・企業誘致に努めるとともに、大都市隣接の立地を生かした都市型農業の推進や、新たな地域資源を活用した観光振興が求められます。
そのため、都市と農村の交流センターえみくるを食と農の拠点として事業を展開するなど、農業を中心とした6次産業化や食育の充実を図ってまいります。
さらに、昨年発行し好評でありましたプロモーション冊子の第2弾を発行し、市内の経済活動のPRなどに努めるほか、企業誘致、総合特区の推進、担い手の育成、観光振興計画の策定などを進めてまいります。
また、活力のあるまちを目指す上では、経済の活性化だけではなく、生きがいや心の豊かさを大切にしていかなければなりません。文化やスポーツ活動を充実させることにより、人が生き生きと暮らす活気あふれるまちを目指していくことも重要です。
そのため、芸術・文化や学習活動機会の創出、合宿誘致によるスポーツ選手との交流やスポーツ環境の整備など、引き続き、江別市社会教育総合計画と江別市スポーツ推進計画に基づき、生涯学習・文化・スポーツの充実を図ってまいります。
3点目は、子育て応援のまちであります。
えべつ・安心子育てプランの基本理念である、みんなで協力、子育て応援のまち・えべつを実現するためには、引き続き子育て環境や教育の充実を図り、未来を担う子供たちが心豊かに元気で育つことができる魅力あるまちづくりを進めていくことが大切であります。
そこには、安心して子供を産み育てられ、就業と子育てを両立することができる環境を整え、親が不安なく仕事に向かうことができる、子育てが楽しいと思えるまちを目指していくことが重要です。
そのため、保育の待機児童解消に向けて、受け皿の拡大や環境整備などに取り組むとともに、子育てに関する情報発信の充実を図るほか、子育てひろばぽこあぽこを初めとした親子の交流や遊びの場の提供、病児・病後児保育、保育料の独自軽減などを引き続き行ってまいります。さらに、乳幼児等医療費助成を拡大し、安心して子育てができる環境づくりを進めてまいります。
また、子供たちの心豊かな学びを支えるため、学校・家庭・地域が一体となって子供たちを育てていくコミュニティ・スクールを導入してまいります。さらに、確かな学力定着のためのデジタル教科書の整備、ティーム・ティーチングなどによるきめ細かな学習サポート、小学校1年生からの外国語教育、大学と連携した体力向上事業などに取り組むほか、就学援助制度の拡大を進めるなど、引き続き、子育て応援のまちの実現に向けて、子育てと教育が連携した施策を体系的に進めてまいります。
4点目は、環境に優しいまちであります。
江別市環境管理計画、江別市緑の基本計画などにより、緑豊かで良好な環境を確保し、将来の世代へ継承していくことを目指し、循環型社会や低炭素型社会の実現、再生可能エネルギーへの転換に向けた取り組みを進めるとともに、身近な地域環境にも目を向け、野幌森林公園や石狩川など江別市特有の豊かな自然環境を守っていく必要があります。
そのため、太陽光発電などの再生可能エネルギーの導入を積極的に進めてきたほか、昨年には、地元企業が発電する木質バイオマスによる電力を市庁舎等で利用開始するなど、エネルギーの地産地消に取り組んでまいりました。
今後も、環境に優しいまちづくりを進めるため、次代を担う子供たちに、地球や地域の環境について考えることの大切さを伝え、人と自然が共生するまちを目指していかなければなりません。
そこで、子供や市民を対象とした環境学習や生ごみ減量化の普及啓発に引き続き取り組むとともに、江別の顔づくり事業における地中熱ヒートポンプによるロードヒーティングや自治会防犯灯のLED化、市民植樹などを進めてまいります。
最後に、えべつ未来づくりビジョンの基本理念の四つの柱を支える根幹は、協働のまちづくりであり、また、江別の魅力あるまちづくりを知ってもらうシティプロモートを進めることが重要です。
江別市自治基本条例が施行され、間もなく8年となります。市民一人一人が自治の主役として、市政に関する情報を共有し、みずからの責任において主体的に考え、積極的にまちづくりに参加するなど、市民によるまちづくりを進めることが、市民自治の基本理念であります。
そうした理念のもと、市民が一緒になって協働のまちづくりに取り組んでいけるよう、市民活動団体への支援や、女性の自治会活動への支援、小・中学生への啓発などを進めてまいります。
また、江別市の特徴である市内の四つの大学の学生が、地域課題の解決やまちの活性化に取り組めるよう、大学が行う地域活動や地域課題の研究、えべつ市民カレッジなどの市民向けの事業などを支援し、大学が活躍するまちづくりを進めてまいります。
シティプロモートにつきましては、学生によるPR動画の作成、EBRIのオープン、プロモーション冊子の発行などにより、子育て・教育など江別の魅力のPRに努めてきた結果、観光による交流人口の大幅な増加につながり、改めてプロモーションの重要性を認識したところであります。
今後さらに、これまでのプロモーション活動を進めるほか、江別市の特色である食に着目したプロモーション活動や、子育て世代をターゲットとしたPRを強化するなど、市民や企業、行政などが一体となってシティプロモートを推進してまいります。
次に、平成29年度の江別市予算案でありますが、国においては、新年度予算を経済再生と財政健全化の両立を実現する予算と位置づけ、一億総活躍社会の実現に向けて、保育士・介護人材等の処遇改善や保育の受け皿拡大、働き方改革の推進を図る一方で、一般歳出の伸びを経済・財政再生計画に沿って抑制することとしております。
また、平成29年度の地方財政計画では、地方交付税の減少の一方で、地方税の伸びなどにより、不交付団体の水準超経費を除く地方一般財源総額では、平成28年度と比較し0.1%の増加と、ほぼ同水準の確保にとどまったところであります。
そこで、江別市の予算編成でありますが、国の財政見通しなどを踏まえ、第6次江別市総合計画に基づき、人口減少下における持続可能なまちづくりを柱に、事業の優先度や緊急度などを勘案して、編成したものであります。
その結果、平成29年度の各会計予算規模と前年度当初予算との比較においては、一般会計439億5,000万円、5.4%の減、特別会計268億200万円、2.7%の増、企業会計184億1,476万8,000円、0.8%の減、合計891億6,676万8,000円、2.1%の減となるものであります。
以下、平成29年度の予算案の概要について申し上げます。
第1に、自然・環境について申し上げます。
江別市の豊かな自然や地域の環境を次代に引き継いでいくため、地球温暖化対策、地域環境の保全、水と緑の保全、ごみの減量化・資源化などへの課題に対応するとともに、市民・事業者・行政との協働により環境保全に取り組み、安全で快適な生活環境づくりを進めてまいります。
そこで、子供のころから環境問題に興味や関心が持てるよう、引き続き環境教育を積極的に実施するほか、石狩川300万本植樹への参加や市民植樹、街路樹の補植などにより、緑化を推進するとともに、美しい町並みを創出するため、自治会などが取り組む、花のある街並みづくりを支援してまいります。
また、ごみの減量化や資源化等をさらに進めるため、家庭からの生ごみ排出量を減らす講習会を実施するほか、引き続き古着や古布、使用済み小型家電の資源化に取り組んでまいります。
さらに、現在建設中の新栄団地C棟においても、引き続き再生可能エネルギーの導入のために太陽光パネルを設置してまいります。
第2に、産業について申し上げます。
地域における活発な産業活動は、雇用を創出して活気のあるまちをつくります。大都市に隣接している立地を生かした都市型農業の推進、地域の特性を生かした産業間連携や産学官連携等による商工業の振興と、新たな地域資源の掘り起こしによる観光振興などによって地域経済を活性化し、新しい産業振興策の展開に取り組んでまいります。
そこで、4月にオープンする都市と農村の交流センターえみくるを、江別の食と農の魅力を発信する新たな交流拠点に位置づけ、6次産業化の推進や食育事業の拡充に取り組んでまいります。
また、6次産業化を推進するため、地域おこし協力隊を活用し、新たに交流センター内に設置するテストキッチンの操作指導を行うなど、農業者が取り組む6次産業化を支援するとともに、引き続き地元の農畜産物を使った新商品開発への支援を行ってまいります。
さらに、小学生の食育事業においては、圃場での農業体験と交流センターでの調理体験をメニュー化するなど、内容の充実を図るとともに、引き続き中学生を対象とした地元の食材を使ったレシピコンテストなどを実施してまいります。
次に、北海道フード・コンプレックス国際戦略総合特区については、5年間の延長を図るとともに、これまでの成果をもとに、市内の食関連企業による海外市場開拓や機能性食品開発を引き続き支援してまいります。
また、市内の産業や観光などの情報を広く市内外に発信するため、プロモーション冊子の発行によりPRを強化するとともに、引き続き江別市企業立地等の促進に関する条例に基づき、市内企業への支援や企業誘致を進めてまいります。
次に、観光振興においては、交流人口の拡大を図るため、観光振興計画の策定を進めるとともに、EBRI内の江別アンテナショップGET’Sにおいて江別の観光・特産品の魅力を発信するほか、新たに作成する英語版の観光パンフレットや、地域おこし協力隊の活動により、観光誘客を図ってまいります。
また、商店街の振興や地域経済活性化のため、引き続き新商品開発や地域イベント開催などへの補助を行うほか、商店街参入促進に向けたセミナーの開催や相談事業に取り組んでまいります。
次に、雇用においては、大学生の就業体験や潜在労働力の掘り起こしのため、引き続き市内企業による大学生有給インターンシップの受け入れを支援するとともに、女性の就労支援としては、実習を含めた有給研修のほか、ハローワークとの共催による就職支援セミナーを実施してまいります。
第3に、福祉・保健・医療について申し上げます。
全ての市民が生涯を通じて健康に過ごせるよう、健康意識の向上と健康づくりに努め、病気やけがの際には、必要な治療が迅速かつ適切に受けられるよう医療体制の安定的な運営を図ります。さらに、高齢者や障がいのある方が、地域で生き生きと自立した生活を送ることができるよう、サービスの充実を図るとともに、市民の地域福祉への理解を深め、人材を確保することで、地域全体で支え合う体制づくりを推進してまいります。
そこで、江別市健康都市宣言の普及啓発を図るため、イベントを開催してまいります。また、市民の健康増進に向け、引き続き健康測定機器を利用した健康チェックなどの出前事業や、江別版リズムエクササイズE-リズムの普及啓発などを進めてまいります。
さらに、がんの早期発見、早期治療による重症化予防のため、検診を受けやすい体制づくりや受診勧奨を強化するとともに、自己採取HPV検査キットの配布対象を拡大するなど、がん検診に対する意識の向上を図ってまいります。
また、国民健康保険事業については、特定健診の受診率向上に向け、各種健診の受診に積極的に取り組む自治会への支援を拡充するとともに、データヘルス計画に基づき、効果的な保健事業の推進に努めてまいります。
次に、市立病院においては、平成28年度から包括医療費支払い制度(DPC)の導入や地域包括ケア病棟の設置による病棟再編など、経営改善に向けた取り組みをスタートさせ、一定の改善効果は見られるものの、十分な実績を上げるまでには至っておらず、いまだ道半ばにあるものと認識いたしております。
このため、引き続き市民への良質な医療の提供と収益性の向上の両立を目指して、DPCと地域包括ケア病棟の連携による効果的な運用を図るとともに、現在策定中の新公立病院改革プランに基づき、抜本的な経営改革を進めてまいります。
また、近隣公的医療機関への支援による連携強化のほか、高齢者などが自宅でも安心して療養できるよう、在宅診療の充実など、引き続き地域医療の確保に努めてまいります。
次に、高齢者や障がい者の福祉においては、介護保険における介護予防・日常生活支援総合事業の開始や、後期高齢者医療制度、障がい者福祉制度などの安定的な運営を図り、江別市地域福祉計画や江別市高齢者総合計画、障がい者支援・えべつ21プランに基づき、高齢者や障がい者の生活を地域で支えるための取り組みを進めてまいります。
また、成年後見制度の普及や市民後見人の活動体制を整備するため、新たに後見実施機関を設置し、認知症高齢者や障がい者などに対する権利擁護の体制を強化してまいります。
第4に、安全・安心について申し上げます。
交通安全や防犯活動の推進、安全で快適な社会環境を築いていくため、防災訓練や自主防災組織の拡充など、地域の防災力向上に向けた各施策を計画的に進めるとともに、消防・救急体制の充実を図り、災害に強く、誰もが安心して暮らせるまちづくりを進めてまいります。
そこで、地域防災力の強化を図るため、引き続き関係機関との連携により総合防災訓練や避難所運営訓練を実施するとともに、洪水ハザードマップを更新するほか、避難所マップを全戸に配布するなど、防災対策を進めてまいります。
また、災害時における本庁舎の代替機能を担う消防庁舎については、災害対策本部機能に必要な電話やLAN配線などの整備を実施してまいります。
さらに、消防・救急の充実では、高度化する救急業務に対応するため、引き続き救急救命士を養成するほか、指揮車や救急車、消防ポンプ自動車の更新整備を行い、消防・救急体制の充実に努めてまいります。
また、救命率の向上を図るため、応急手当てや心肺蘇生法などを学ぶ救命講習の充実を図ってまいります。
次に、空き家対策については、新たに空家等対策計画を策定し、空き家の流通・活用の促進や、適切な管理を図ってまいります。
また、自治会防犯灯のLED化をさらに加速させるため、LED灯の設置費補助や奨励金制度を継続するとともに、公共街路灯や市有施設の照明についても、LED化を推進してまいります。
第5に、都市基盤について申し上げます。
駅を中心としたにぎわいの創出や、誰もが安心して過ごすことのできるまちづくりを進めるため、市街地や道路環境の整備、公共交通の利便性向上などにより、暮らしやすさを実感できる都市基盤の形成を進めてまいります。
そこで、中心市街地の活性化と、コンパクトなまちづくりを目指す江別の顔づくり事業については、引き続き野幌駅南通りや野幌駅南口駅前広場の整備など、街路事業や土地区画整理事業を計画的に進めてまいります。
また、高砂駅北側の安全確保のため、送迎用停車場の整備に向け、平成29年度は、埋蔵文化財の発掘調査などを進めてまいります。
次に、市民の足である公共交通を守るため、新たに地域公共交通網形成計画の策定など、バス路線の再編に向けた検討を進めるとともに、路線を再編するまでの暫定的な措置として、赤字バス路線の運行費補助を拡充してまいります。
また、引き続き同居・近居・多子世帯の住宅取得等に対する助成を実施し、定住・転入促進を図ってまいります。
さらに、高齢者世帯が多い大麻地区をモデルとした住環境対策として、引き続き相談窓口を開設し、地域おこし協力隊による住みかえ支援を推進してまいります。
次に、低廉で良質な市営住宅の供給では、引き続き住環境の改善を図るための改修を進めるほか、高齢者や子育て世代などにも配慮した新栄団地C棟の完成に向け、工事を進めるとともに、D棟の実施設計を行ってまいります。
また、安全で快適な道路環境を確保するため、生活道路の整備や改修を進めるとともに、自治会、除排雪事業者、市による三者懇談会の開催など市民との協働のもとで、除排雪事業や自治会排雪支援事業など、引き続き雪対策の充実に努めてまいります。
次に、上下水道の整備においては、災害に強く安定した給水を行うため、基幹管路の耐震化や緊急貯水槽の整備、上江別浄水場の設備更新等を計画的に進めるとともに、下水道施設の改築や更新、耐震化に向けた調査などを行い、安全で快適な生活環境の整備を進めてまいります。
第6に、子育て・教育について申し上げます。
まず、子育てでは、安心して子供を産み育てられ、就労と子育ての両立ができるまちづくりを進めてまいります。
そこで、子育て世帯の経済的負担を軽減するため、3歳以上の未就学児の通院医療費について、課税世帯の負担を初診時一部負担金のみとする軽減措置を、平成29年8月から実施してまいります。
また、えべつ・安心子育てプランに基づき、引き続き保育料の独自軽減を実施してまいります。
さらに、保育の待機児童解消対策として、ゼロ歳児から2歳児までの年間を通じた待機ゼロを目指すため、よつば保育園の定員を拡大するほか、認定こども園や小規模保育施設の整備に対し支援するなど、保育環境の充実を図ってまいります。
また、放課後児童クラブにつきましては、既存児童クラブをいずみ野小学校に移転するための整備を行ってまいります。
さらに、安心して子育てできる環境整備の一環として、新たにスマートフォンアプリを活用した子育てサービス情報の配信などにより、子育て情報提供体制の充実を図ってまいります。
また、地域での遊びや交流の場を提供するため、引き続き子育てひろばぽこあぽこの運営や、出前型のあそびのひろば事業を実施してまいります。
次に、教育では、それぞれの子供が持つ個性を尊重しつつ確かな学力の定着に努め、子供たちが多様で変化の激しい社会を生き抜いていく力を養成し、次代を担う心身ともに健康な子供たちを育ててまいります。
そこで、地域と学校が一体となって子供の教育や学校運営について考え、子供を育てていく環境づくりのため、新たにえべつ型コミュニティ・スクールを推進してまいります。
また、学力の向上では、教育用パソコンの更新に合わせたタブレット型パソコンの導入や、算数・数学を初めとしたデジタル教科書の全小・中学校への導入など、ICT教育の推進に必要な教育環境の充実を図ってまいります。
さらに、小中学校学習サポート事業による補充的学習や、小学校全学年での外国語活動を継続して実施するほか、特別な支援を必要とする児童生徒への対応のため、特別支援教育支援員の増員や、必要な設備、備品等を整備してまいります。
また、経済的理由により就学の援助が必要な世帯を支援するため、新たにPTA会費と生徒会費の項目を追加し、就学援助の充実を図ってまいります。
第7に、生涯学習・文化について申し上げます。
市民が生涯にわたって、心身ともに健やかで充実した生活を営めるよう、学習・文化・スポーツを気軽に行える場を提供してまいります。
また、長い歴史を持つれんが産業や文化・歴史遺産を通じて、市民のふるさと意識の醸成を図ってまいります。
そこで、多くの市民の方に学習機会を提供するため、引き続き市内大学の自主公開講座とふるさと江別塾とを合わせたえべつ市民カレッジを実施してまいります。
また、すぐれた芸術文化に触れる機会を提供するため、市民文化ホールの開館20周年を記念した公演を企画するとともに、セラミックアートセンターにおいて、芸術作品を鑑賞する企画展を開催してまいります。
さらに、市民美術展の受賞作品展の開催を支援するほか、引き続き市民の主体的な芸術文化活動を支援してまいります。
また、スポーツ選手と市民との交流などを通じたスポーツ振興を図るため、引き続き合宿団体への支援などを行い、スポーツ合宿誘致を推進してまいります。
さらに、社会体育施設の耐震化では、大麻体育館のトレーニング室棟の耐震改修工事を実施してまいります。
第8に、協働について申し上げます。
江別市自治基本条例の理念に基づき、市政への市民参加を進めるとともに、市民、自治会、市民活動団体、企業、大学などの各種団体と連携して魅力ある協働のまちづくりを推進してまいります。
そこで、地域での交流や環境美化などの活動に取り組む自治会や、協働のまちづくりを実践する市民活動団体等へ引き続き支援するとともに、新たに自治会の女性役員と自治会連絡協議会役員との意見交換会を開催し、自治会活動の担い手など、協働を担う人材の育成に努めてまいります。
また、未来のまちづくりを担う子供たちに協働の理念を知ってもらうため、引き続き小・中学生向けに啓発用パンフレットの配布を行うほか、小学校で実施している出前講座を中学校にも拡大し、啓発に努めてまいります。
さらに、江別の知的資源である4大学との連携のもと、大学教員や学生による地域活性化への研究などの取り組みを引き続き支援してまいります。
また、市内大学に通う学生の地域活動などへの参加を促進し、若い世代の地域定着を図るため、引き続き道内8自治体の広域連携による取り組みを実施するとともに、独身男女の出会いの場となるイベントを開催してまいります。
さらに、グレシャム市との姉妹都市提携40周年を記念した相互交流事業を実施してまいります。
第9に、これまでの八つの政策を支える計画推進について申し上げます。
まちづくり政策を進めるためには、効率的な行政サービスの執行と健全な財政の確保により、市の基礎自治体としての機能を充実させるとともに、市民との情報共有や市内外への情報発信を充実強化し、よりわかりやすい広報誌やホームページづくりに努めるなど、江別のまちの魅力を積極的にPRしていくことが必要であります。
そこで、江別の魅力をより多くの人に知ってもらうため、転入促進パンフレット等の充実や、大学生と連携した江別プロモーション動画の活用など、多様な情報発信に努めるとともに、子育て世代などの転入者の増加を目指すため、江別の特色である食をテーマとしたプロモーションなど、市民と行政が一体となって活動を進めてまいります。
また、ふるさと納税につきましては、寄附をいただいた方に対するこれまでの特産品などの返礼品に加え、今後は定期配送コースを新たに取り入れるなど、より多くの方に江別や江別産品のよさを知ってもらえるよう、引き続きPRに努めてまいります。
以上が歳出予算の概要でありますが、次に、歳入の見通しの主なものにつきまして、御説明申し上げます。
まず、市税につきましては、個人市民税や固定資産税の増加などから、市税全体では前年度当初に比べ2.3%増の123億3,800万円を見込んでおります。
次に、地方消費税交付金は、地方財政見通しにより1.4%減の21億8,000万円を見込んだほか、地方交付税は98億5,000万円と前年度当初に比べ4.1%の減、臨時財政対策債は6.3%増の14億8,000万円を見込んでおります。
その結果、一般財源総額では264億4,330万1,000円となり、前年度より0.4%の減となったところであります。
また、赤字地方債の性格を持つ臨時財政対策債の借り入れは続いており、後年次に地方交付税で措置されるとはいえ、将来の財源確保には不透明な面もありますことから、今後とも市税等の自主財源の確保が課題であると考えております。
次に、市債の発行につきましては、臨時財政対策債のほか、新栄団地建替事業や道路整備等の財源に充てるため、総額では37億9,880万円となりました。
市債の残高は、これまで進めてきた学校の耐震化事業の終了により、微増にとどまっておりますが、今後とも市債残高や償還額の推移について、将来世代と現役世代との負担バランスに十分配慮しつつ、投資的事業の重点化・平準化などにより、計画的な発行に努めてまいりたいと考えております。
なお、使用料・手数料に関して、道路占用料など、政令改正等に伴う所要の改定を行うこととしたところであります。
以上、総合計画の施策体系に基づき、平成29年度予算の大綱について申し上げました。
冒頭申し上げましたように、江別市の人口減少が明らかになって以来、平成26年度にスタートした第6次江別市総合計画、平成27年度に策定した江別版地方創生総合戦略においても、人口減少への対応を市政運営の最大の課題と捉え、当市の特色のもとに、子育て支援、教育の充実などを重点的・集中的に進めてまいりました。
平成28年は、全体の人口は減少しているものの、9年ぶりに社会増となり、観光客も23年ぶりに100万人を超える見込みとなりました。
このことは、多様な主体である市民の皆様が、市民協働の考えのもと、住みよいまちづくりへの思いを一つにして、それぞれの役割を果たしてきたことによるものと考えております。
この成果は、まだまだ小さな芽ではありますが、この芽にどうやって水や栄養をやり、成長させ、着実な事業へと育てていくのかが、今後問われることになります。
江別市には、屯田兵を初めとした先人たちが、鬱蒼とした原野を切り開き、人口12万人のまち江別を築き上げてきた実績、そしてその精神があります。それを可能にしたのは、江別をよくしようという熱意を持った、多彩な人材にあったのではないでしょうか。
我々は、未来を担う子供たちに、あすへの希望を持てる江別を引き継いでいかなければなりません。
それを実現させるため、市民、自治会、市民活動団体、企業、大学、行政を初め、多様な主体による協働のもと、第6次江別市総合計画えべつ未来づくりビジョンと江別版地方創生総合戦略を一体的に進め、江別ならではのまちづくりを着実に進めてまいります。
市民の皆様並びに議員各位の特段の御理解と御協力をお願い申し上げ、平成29年度の市政執行方針並びに各会計予算案の説明とさせていただきます。

議長(三角芳明君)

次に、平成29年度教育行政執行方針の説明を求めます。

教育長(月田健二君)

平成29年第1回定例会の開会に当たり、江別市教育委員会の教育行政の執行方針を申し上げます。
教育は、人々の多様な個性・能力を開花させ人生を豊かにするとともに、社会全体の発展を実現する基盤であり、その推進に当たっては、自立・協働・創造の理念のもと、一人一人が生涯にわたって能動的に学び続け、必要とするさまざまな力を養い、その成果を社会に生かしていくことが可能となる生涯学習社会を目指していく必要があります。
現在、国では、第3期教育振興基本計画の策定に向けた基本的な考え方として、2030年以降の社会の変化を見据え、少子高齢化の進展に伴う就学・就業構造の変化、技術革新やグローバル化に伴う産業構造や社会システムの変化、子供の貧困、家庭や学校など子供を取り巻く状況の変化に対して、教育が大きな役割を果たすものとあります。
また、次期学習指導要領の改訂に向けては、知識の理解の質を高め、資質・能力を育む主体的・対話的で深い学びを柱に、知・徳・体にわたる生きる力を育み、言語能力の確実な育成、理数教育、道徳教育、外国語教育などの充実、情報活用能力や国際感覚を備えた人材の育成について、重点的に議論されております。
本市におきましても、第6次江別市総合計画えべつ未来づくりビジョンの基本理念の一つとして、子育て応援のまちを掲げ、子育て支援や教育内容などの充実を図ることとしており、平成27年8月には、未来のえべつを支える元気で情操豊かな子供たちの育成、心の豊かさを実感できる成熟した生涯学習のまち・えべつの実現を基本理念とする江別市教育大綱を策定したところであります。
このような理念のもと、本市の児童生徒の学力・体力については、ほぼ全ての教科や種目で全道平均を上回り、全国の平均レベルに達しておりますが、より一層の向上に向けた取り組みを推進していく考えであり、特に、本市が先進的に取り組んできた外国語活動は、次期学習指導要領の改訂に伴う教科化に向けて、その内容の充実が期待されております。
また、課題を抱えた児童生徒を含む全ての子供たちが、確かな学力、豊かな心、健やかな体を、このふるさと江別で育み、そして夢と自信を持って、みずからの可能性に挑戦していけるよう、学校・地域が連携・協働しながら支える仕組みづくりも重要な課題であります。
さらに、社会環境や個々の家庭の経済状況などにかかわらず、児童生徒が良好な教育を受けられるよう、学びのセーフティーネットの構築は喫緊の課題であり、学習サポートや教育相談、教育扶助制度などの施策の充実も求められています。
こうした教育政策推進のためには、良好で質の高い教育基盤の整備が必要でありますが、小・中学校の耐震化は平成28年度で完了したところであり、今後は学校施設設備の計画的な改修の検討を進めるほか、電子黒板やデジタル教科書の活用などのICT環境の整備を推進してまいります。
また、社会の持続的な発展を牽引していく多様な力を育成するには、生涯にわたり学び、活躍できる環境を整えていくことが大事であり、市民一人一人がそれぞれの得意な分野で個性や能力を最大限に発揮し、生きがいや心の豊かさを持って健康で暮らしていけるよう、生涯学習や文化・スポーツの環境整備、機会の充実も大切であると考えております。
これらの課題の解決に向けた取り組みを着実に進めるに当たり、平成29年度における教育行政推進の基本方針と重点的な取り組みについて、学校教育、社会教育・スポーツの順に申し上げます。
初めに、学校教育についてであります。
江別市学校教育基本計画に基づき、心豊かに学びともに未来のふるさとを拓く子どもの育成を基本理念に、夢を持ち、夢を語り、夢の実現に向けて行動する子供を目指して学校教育を進めてまいります。
学校教育の1点目は、確かな学力を育成する教育の推進であります。
これからの知識基盤社会の時代を、子供たちが主体的、創造的に生きていくためには、基礎的な学力とともに、応用力や発展的な学力を身につけることが必要です。
子供たち一人一人の確かな学力の定着を図るため、小中学校学習サポート事業により、ティーム・ティーチングや少人数指導などのきめ細かな学習指導のほか、放課後や長期休業を利用した補充的学習に引き続き取り組んでまいります。
次に、情報教育推進事業では、小・中学校全学級に配置した電子黒板の活用を推進するとともに、電子黒板で提示できるデジタル教科書の整備を順次進めてまいります。
また、中学校における教育用パソコンの更新時期に合わせて、既存のデスクトップ型パソコンをタブレット型パソコンに変更するなど、学校のICT環境整備を推進してまいります。
さらに、本市では、外国語活動が必修となっている小学校5・6年生のみならず、平成27年度からは、独自に小学校の全校全学年に対象を拡大し外国語指導助手を派遣しており、引き続き外国語教育の充実を図ります。
また、ニートと呼ばれる若者の増加が深刻な社会問題となる中、働く意義や職業観を醸成するため、市内の企業や幼稚園、福祉施設などの事業所で職場体験学習を行うキャリア教育推進事業を継続いたします。
特別支援教育では、児童生徒が障がいに応じた適切な教育が受けられるよう教室などの施設整備を図るほか、学校生活上の介助や学習活動をサポートする必要がある児童生徒のための支援を充実してまいります。
このため、特別支援教育コーディネーターや特別支援教育支援員を配置し、児童生徒一人一人の教育的ニーズに応じた適切な指導に努めるとともに、教員、保護者などを対象とした研修会や、大学教授や特別支援学校教諭などで構成する専門家チームによる巡回相談など、引き続き必要な取り組みを実施いたします。
特に、平成29年度は、通常学級に在籍する比較的軽度の発達障がいなどがある児童を対象に、個々の状態に応じた指導を行う通級指導教室を、市内2カ所目として新たに江別第一小学校に開設し、支援の充実を図ってまいります。
2点目は、豊かな心と健やかな体を育成する教育の推進であります。
家庭や地域の教育力の向上が課題とされる中で、子供たちに基本的な生活習慣を身につけさせ、規範意識を高めるとともに、みずからを律しつつ他者を思いやる心や感動する心などの豊かな心を育むことが必要です。
このようなことから、学校では、家庭や地域社会と連携し、学校の教育活動全体を通じた道徳教育や自己肯定感を育む体験活動、読書活動の充実を推進します。
いじめ防止への対策としては、江別市いじめ防止基本方針に基づき、地域、家庭及び関係団体との連携を図りながら、いじめのない学校づくりを推進してまいります。
問題行動などの未然防止・早期対応と、インターネットの有害サイトの閲覧やスマートフォンなどの不適切な利用によるトラブルへの対策として、ネットパトロールのほか、情報モラル教室の開催や啓発資料を配布するなど、啓発活動を進めてまいります。
不登校児童生徒への支援策としては、スクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーなど専門職の配置を継続するほか、不登校児童生徒の家庭訪問や適応指導教室を行うすぽっとケア事業などの取り組みを推進してまいります。
さらに、さまざまな悩みや問題を抱える子供たちや保護者に対しては、引き続きスクールカウンセラーや心の教室相談員などが相談に応じるほか、スクールソーシャルワーカーが問題解決のため、関係機関と連携した支援を行ってまいります。
読書活動の充実については、学校図書館において、蔵書率向上に取り組むとともに、学校司書を巡回配置することにより、読書環境整備を進めるほか、児童生徒の朝読書や調べ学習などの教育活動の支援を継続いたします。
また、児童生徒には、生涯を通じて健康で生き生きとした生活を送ることができるよう、運動に親しむ習慣や健康に対する正しい知識、望ましい生活習慣を身につけさせ、子供の心身の健康の保持、増進を図ることが必要です。
子供たちの体力向上に向けては、市内大学の協力のもと、モデル校事業を継続するほか、小学校に教授と学生を派遣する出前授業を引き続き実施します。
学校における食育については、江別市の公立小中学校における食育の推進(指針)に沿って、各学校が特色に応じた実践的な食に関する指導を行えるよう、校内体制や全体計画の改善・充実を図ってまいります。
また、学校給食には、地場産の米、麦や野菜など、安全・安心で新鮮な食材を一層拡大して使用することにより、食への関心・理解を深めるとともに、子供が親と一緒に調理することを通じて食の大切さを学び、感謝の気持ちを育む機会として、全校で食育弁当の日を引き続き実施いたします。
3点目は、良好な教育環境の整備であります。
子供たちが未来への夢や希望を抱き、心身ともに健やかに成長するためには、安全・安心とともに、多様な可能性を伸ばす教育環境を整備することが必要です。
そのためには、子供たちを事故や犯罪などから守る安全教育や安全対策を推進するとともに、安全な学校施設の確保のための施設整備、多様な学びに対応できる機能的施設・設備の整備のほか、学校の適正配置や就学支援などを進め教育環境の充実を図ります。
平成28年度をもって小・中学校の耐震化が完了しましたが、引き続き、安全・安心な教育環境の実現に向け、平成29年度は、江別第一小学校の外構工事を実施するとともに、老朽化した施設設備の更新などの取り組みを計画的に進めてまいります。
また、経済的理由により就学の援助が必要な世帯に対する教育扶助費では、新たにPTA会費と生徒会費を支給項目に追加し、就学援助制度の充実を図ります。
私立学校については、各校の建学精神に基づき個性豊かな教育活動を積極的に展開され、教育の振興に貢献されていることから、特色ある教育が一層促進されるよう、引き続き支援してまいります。
4点目は、家庭や地域に開かれた学校づくりの推進であります。
我が国と郷土の未来を切り開くために行われる子供たちの教育が、一層効果的に行われるようにするために、学校、家庭及び地域社会がそれぞれの機能を十分発揮して、その責任を果たすとともに、これまで以上に連携を強化することが求められています。
そのために学校は、地域に開かれた学校づくりや特色ある学校づくりを推進します。また、その連携の土台となる保護者・地域から信頼される学校づくりを実現するために、教員がみずからの資質や能力を向上させるとともに、指導の成果と課題の検証をきめ細かく行い、教育活動の改善を図ります。
さらに、平成29年度は、これまでの取り組みを基盤として、学校・家庭・地域が連携・協力して子供を育てる持続可能な仕組みを持った学校づくりを行うえべつ型コミュニティ・スクールを、全小・中学校に導入し、これまで以上に学校運営の基本方針や活動状況などを保護者や地域住民と共有して、家庭や地域の積極的な教育活動への参画を促してまいります。
次に、社会教育・スポーツについて申し上げます。
江別市社会教育総合計画及び江別市スポーツ推進計画に基づき、市民が生涯にわたって、学習、文化活動、スポーツを気軽に行い、心身ともに健やかで充実した生活を営めるようにします。
また、長い歴史を持つれんが産業や文化・歴史遺産を通じて、市民のふるさと意識の醸成を図ります。
社会教育、スポーツの1点目は、地域全体で子供を守り育てる体制づくりであります。
少子高齢化や核家族化の進行など社会環境が大きく変化する中で、江別の次代を担う子供たちが健やかに成長していくためには、基本的な生活の場である学校、家庭、地域と連携し、さまざまな体験学習機会の創出や安全な環境づくりなど、地域全体で子供を育てる体制づくりが必要です。
また、青少年の健全育成では、青少年が心身の発達に伴い、悩み、葛藤しながらも、社会の担い手としての基盤を確立し、公共への参画を通して社会へ貢献できるよう成長し、それぞれの能力や適性に応じて活躍の場を広げていけることが必要です。
そのため、学校、家庭、地域と連携し、青少年の主体性や社会性を育むボランティア、自然体験、社会体験など各種事業を推進するほか、諸活動団体などへの支援を通じて青少年の健全育成に努めてまいります。
子供の読書環境充実に向けては、第2期江別市子どもの読書活動推進計画に基づき、情報図書館の取り組みとして大型絵本や紙芝居などの計画的な整備、おはなし会の開催などを通じて、子供たちの感性や情操を育むとともに、保護者に対しても読書への関心を高める取り組みを継続いたします。
2点目は、生きがいを見出すことのできる生涯学習の推進であります。
市民の学習ニーズは、心の豊かさや生きがいの希求、社会に生かせる新しい知識や技能の習得など、多種多様化しており、それらのニーズに応じた学習を継続して行うことができる環境が求められています。
協働のまちづくりの視点から、市民が個人・団体を問わずさまざまな活動を通じて、主体的に学ぶ楽しさや感動、達成感を味わい、学習の中で得た成果をさまざまな形で地域へ還元できることを目指し、年代・年齢層に応じた学習機会を幅広く提供するほか、関係団体への支援や補助を継続してまいります。
このうち、特に知的資源である大学が持つ力を生かした教育や人材育成の促進に関しては、平成26年度から大学や関係団体との連携によるえべつ市民カレッジ(四大学等連携生涯学習講座)事業を実施しており、今後も事業内容の充実と周知方法の工夫を図りながら継続してまいります。
また、高齢者の社会参加や学習への意欲に応える場として、蒼樹大学の運営と聚楽学園への支援を継続してまいります。
情報図書館では、市民の生涯学習活動を支援するため、利用者のさまざまな要望を踏まえ、図書、雑誌、視聴覚資料などの充実に努めるほか、特設コーナーの配置などについても工夫してまいります。
また、本館や分館などの相互のネットワーク化に加え、インターネット予約の普及により、利用者の利便性の向上を図るとともに、生涯学習の機会や情報を提供する取り組みを継続いたします。
市民の交流や活発な学習活動の拠点である社会教育施設は、充実した活動のために不可欠なものであり、計画的に維持整備するとともに、引き続き市民が利用しやすい適切な施設の管理運営を図ります。
特に、平成29年度に開館20周年を迎える市民文化ホールについては、音楽公演などの記念事業を開催し、質の高い文化鑑賞の機会を市民に提供してまいります。
3点目は、地域で育まれた多様な郷土文化の再発見と創造であります。
文化は、心の醸成に大きな影響を与え、地域やそこに住む人々に固有の価値観や共通のよりどころとなる特有の風土を創造するもので、自発的・自主的な文化活動は、市民一人一人の個性を伸ばし、地域の特色づくりに重要な役割を果たすものであります。
江別には、多くの文化財や歴史的建造物が残されているほか、先人から引き継がれてきた伝統的な文化があります。市民が郷土の文化に理解を示し関心を持つことができるよう、文化財などの調査研究、保存と活用を図る必要があります。
また、市民の文化・芸術活動を支援し、新しい文化を創造・発信していくための体制づくりが必要です。
とりわけ、日本の将来を担う子供たちの豊かな心を育む環境を醸成することは重要であり、すぐれた芸術や伝統文化に触れる機会を拡充し、積極的に参加・体験できる場の充実に努めてまいります。
ふるさと江別の歴史や文化の特徴を再認識し、市民とともに創造する文化活動が充実するよう、市民文化祭や市民芸術祭などの開催支援や、芸術鑑賞招へい事業の推進により、市民団体が主体的に行う舞台芸術や展示発表、次代を担う子供たちを育む参加創造型の取り組みを支援するほか、文化活動を通じて地域社会と学校が一体となって青少年の健全育成を図る子どもの文化活動育成事業(土曜広場)を継続して実施いたします。
また、郷土資料館では、市民のふるさと学習を支援するため、引き続き、子供や大人を対象とした体験型学習プログラムを提供するとともに、常設展示やロビー展の充実に努めるほか、文化財の保護、保存の取り組みを進めてまいります。
セラミックアートセンターでは、企画展示室の市民団体による利活用を促進するほか、本市のれんが産業史や陶芸作品を紹介する常設展示室の充実に努め、陶芸を初めとした江別らしい芸術文化の創造と発信に努めてまいります。さらに、美術工芸作品の展示会などを開催し、すぐれた芸術文化の鑑賞の機会を幅広く提供することで、市民の芸術文化活動を支援してまいります。
4点目は、生涯スポーツの推進についてであります。
スポーツは、生涯にわたる心身の健康の保持増進に重要な役割を果たします。特に、青少年にとっては、体力を向上させるとともに、他者を尊重し、これと協同する精神、公正さと規律を尊ぶ態度を培うなど、人格の形成によい影響を与えます。
障がいのある方を含め幼児から高齢者まで、あらゆる市民の生涯にわたるスポーツ活動を推進することが重要であります。
そのため、発達段階やライフスタイルに応じた活動内容や指導体制を充実させ、市民が日常的にスポーツを楽しむ多様な活動機会の提供や環境整備、スポーツを習慣づけるための情報提供を充実させてまいります。
また、生涯スポーツ、学校における体育・スポーツ、競技スポーツといった領域に着目した多様なニーズに応えるため、関係機関・団体の連携や指導者のネットワーク構築などにより、施設の有効活用、各種大会の振興を図り、市民のスポーツライフの確立、体力や運動能力の向上、スポーツ活動に親しむ市民をふやす取り組みを進めてまいります。
近年、オリンピックなどの国際大会に、江別市初の市民栄誉賞を授与された陸上男子十種競技の選手を初め、本市にゆかりのある選手が多数出場し、輝かしい活躍を見せているところであり、引き続きスポーツ振興のための支援を行ってまいります。
また、競技スポーツの推進のため、スポーツ指導者の養成による指導体制の充実や、スポーツ選手の育成強化などで競技力向上を図るほか、各種大会への支援を行うとともに、東京オリンピック・パラリンピック開催を契機にシティプロモートの一環として、スポーツ合宿誘致に取り組み、合宿参加選手との交流や指導を通して江別市のスポーツ推進を図ります。
5点目は、地域スポーツ活動の推進であります。
市内の体育団体を統括する組織を支援し、各団体の活動の活性化を図ります。また、地域スポーツにおいても、安全に配慮した活動ができるように専門的な指導者の育成・資質向上を図るとともに、個人の体力や運動能力に適した活動が選択できるよう情報提供と相談活動の充実を図ります。
市民が主体的に参画する総合型地域スポーツクラブに対して広報活動などの支援を行い、地域のスポーツ環境の充実を図ります。
さらに、医療・福祉機関などと連携し、情報提供や相談体制の充実を図るなど、健康づくりの面からもスポーツを推進します。
6点目は、スポーツ環境の整備・充実であります。
安全で快適なスポーツ施設などは、充実した活動のために不可欠なものであり、災害時の避難所ともなることから、耐震対策を含め、適切に環境を整える必要があります。
そのため、市民要望を踏まえ、引き続き市民が利用しやすい適切な施設の管理運営を図るとともに、計画的に維持整備してまいります。
さらに、学校施設や民間などの施設との連携により、施設の有効活用を図ります。
また、施設管理団体と連携し、各種大会や教室の開催など、スポーツ関連施設の効率的な活用を図ります。
さらに、災害時における学校教育の早期再開を視野に入れ、防災関係部署と連携して、必要な耐震整備を継続してまいります。平成29年度は、体育施設耐震化の事業として、大麻体育館トレーニング室棟の耐震改修工事を行います。
以上、平成29年度の教育行政執行に当たっての方針と主な施策について申し上げました。
教育委員会といたしましては、日本の未来を担う子供たちが、夢を語り合い、その実現に向かって切磋琢磨し、心豊かにたくましく成長できることを願うとともに、さらに市民一人一人が生き生きと豊かな人生を送ることができるよう、各種教育施策に全力で取り組んでまいります。
市民の皆様と議員各位の一層の御理解、御協力を心からお願い申し上げます。
以上で、平成29年度教育行政の執行方針といたします。

議長(三角芳明君)

これより議案第16号ないし議案第23号に対する一括質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
お諮りいたします。
ただいま上程中の議案第16号外7件については、9名をもって構成する予算特別委員会を設置し、これに付託いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、そのように決しました。
ただいま設置されました予算特別委員の選任については、委員会条例第6条第1項の規定により、尾田善靖議員、齊藤佐知子議員、清水直幸議員、高橋典子議員、星克明議員、干場芳子議員、堀直人議員、宮川正子議員、山本由美子議員、以上9名を指名いたします。
ただいま設置されました予算特別委員会の正副委員長互選及び昼食のため暫時休憩いたします。
───────────────────
午後 0時04分 休憩
午後 1時04分 再開
───────────────────

議長(三角芳明君)

休憩前に引き続き会議を開きます。
この際、報告いたします。
先ほど設置されました予算特別委員会の委員長に宮川正子議員、副委員長に星克明議員が互選された旨の報告がありました。

◎ 議案第5号

議長(三角芳明君)

日程第20 議案第5号 江別市税条例等の一部を改正する条例の制定についてを議題といたします。
提案理由の説明を求めます。

総務部長(齊藤俊彦君)

ただいま上程になりました議案第5号 江別市税条例等の一部を改正する条例の制定について、提案理由を御説明申し上げます。
初めに、改正の理由でありますが、平成28年11月に、社会保障の安定財源の確保等を図る税制の抜本的な改革を行うための地方税法及び地方交付税法の一部を改正する法律等の一部を改正する法律が公布され、消費税率の引き上げ時期の変更とともに関連する税制上の措置等について見直しが行われたことから、これに伴う所要の改正を行うものであります。
次に、改正の内容でありますが、今回の江別市税条例等の一部を改正する条例につきましては、全2条から成っており、第1条は、江別市税条例の一部改正、第2条は、江別市税条例等の一部を改正する条例の一部改正となっております。
まず、第1条江別市税条例の一部改正でありますが、附則第7条の3の2の改正は、個人市民税の住宅借入金等特別税額控除の適用期間について、平成43年度まで延長するものであります。
次に、第2条江別市税条例等の一部を改正する条例の一部改正でありますが、昨年第2回定例会において議決をいただきました江別市税条例等の一部を改正する条例の規定の一部につきまして改正するものであります。
当該改正条例において、法人市民税法人税割の税率改正、軽自動車税環境性能割の創設、及びこれに伴う軽自動車税の名称変更に係る改正については、平成29年4月1日に施行を予定しておりましたが、平成31年10月1日に施行するものとして、規定を整備するとともに、軽自動車税環境性能割の減免についての規定を新たに追加するものであります。
なお、附則において、施行期日を公布の日とするものであります。
以上、提案理由を御説明申し上げましたので、よろしく御審議の上、御決定賜りますようお願い申し上げます。

議長(三角芳明君)

これより本件に対する質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
お諮りいたします。
上程中の議案第5号は、予算特別委員会に付託いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、そのように決しました。

◎ 議案第6号

議長(三角芳明君)

日程第21 議案第6号 江別市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定についてを議題といたします。
提案理由の説明を求めます。

健康福祉部長(真屋淳子君)

ただいま上程になりました議案第6号 江別市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について、提案理由を御説明申し上げます。
初めに、改正の理由でありますが、国におきましては、平成28年3月に地方税法施行令を改正し、国民健康保険税の課税限度額を引き上げ、同年4月1日から施行しているところであります。
本市におきましては、被保険者間の負担の公平に配慮し、これまで課税限度額の引き上げの際には、国民健康保険運営協議会に諮り、答申された内容を踏まえた上で引き上げを行ってきておりますことから、今回も同様に、その答申の内容を踏まえ、所要の改正を行おうとするものであります。
次に、改正の内容でありますが、国の基準に合わせ、第2条第2項ただし書き及び第22条の規定中、基礎課税額の課税限度額を52万円から54万円に、第2条第3項ただし書き及び第22条の規定中、後期高齢者支援金等課税額の課税限度額を17万円から19万円にそれぞれ改めるものであります。
なお、附則において、施行期日を平成29年4月1日とするほか、経過措置を設けるものであります。
以上、提案理由を御説明申し上げましたので、よろしく御審議の上、御決定賜りますようお願い申し上げます。

議長(三角芳明君)

これより本件に対する質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
お諮りいたします。
上程中の議案第6号は、予算特別委員会に付託いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、そのように決しました。

◎ 議案第7号

議長(三角芳明君)

日程第22 議案第7号 江別市手数料条例の一部を改正する条例の制定についてを議題といたします。
提案理由の説明を求めます。

建設部長(安藤明彦君)

ただいま上程になりました議案第7号 江別市手数料条例の一部を改正する条例の制定について、提案理由を御説明申し上げます。
初めに、改正の理由でありますが、1点目としては、建築分野における省エネ対策を強化するため、建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律が平成27年7月に公布され、本年4月1日から、非住宅部分が一定規模以上ある建築物の新築及び増改築の際に、建築物エネルギー消費性能適合性判定を受けることが義務化されたことに伴うものであり、2点目としては、同法の施行に伴い、低炭素建築物新築等計画認定において、建築物のエネルギー消費性能についての簡便な計算方法、いわゆるモデル建物法による認定を受けることが可能となったことに伴うものであります。
以上の理由により、これらに係る事務の手数料を追加するほか、建築基準法施行令の一部改正、登録建築物エネルギー消費性能判定機関の創設等に伴う規定の整備を行おうとするものであります。
次に、改正の内容でありますが、別表第1中、60の項及び61の項にモデル建物法による低炭素建築物新築等計画認定に係る手数料を、65の項及び66の項に建築物エネルギー消費性能適合性判定に係る手数料をそれぞれ加えるほか、字句等の整備を行うものであります。
なお、附則において、施行期日を平成29年4月1日とするほか、経過措置を設けるものであります。
以上、提案理由を御説明申し上げましたので、よろしく御審議の上、御決定賜りますようお願い申し上げます。

議長(三角芳明君)

これより本件に対する質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
お諮りいたします。
上程中の議案第7号は、予算特別委員会に付託いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、そのように決しました。

◎ 議案第8号

議長(三角芳明君)

日程第23 議案第8号 江別市乳幼児等医療費助成条例等の一部を改正する条例の制定についてを議題といたします。
提案理由の説明を求めます。

健康福祉部長(真屋淳子君)

ただいま上程になりました議案第8号 江別市乳幼児等医療費助成条例等の一部を改正する条例の制定について、提案理由を御説明申し上げます。
本条例は、江別市乳幼児等医療費助成条例、江別市ひとり親家庭等医療費助成条例及び江別市重度心身障害者医療費助成条例の3条例を一括して改正しようとするものであります。
初めに、改正の理由でありますが、子育て世帯の経済的負担を軽減するため、3歳以上の小学校就学前の子供の通院費について軽減措置を拡大し、現行、保護者の負担を1割としているものを初診時一部負担金のみとすることから、これに伴う所要の改正を行うものであります。
次に、改正の内容でありますが、一部負担金及び助成の額を定めた3条例の第3条の2及び第4条の規定をそれぞれ改めるほか、字句等の整備を行うものであります。
なお、附則において、施行期日を平成29年8月1日とするものでありますが、字句等の整備につきましては公布の日とするほか、経過措置を設けるものであります。
以上、提案理由を御説明申し上げましたので、よろしく御審議の上、御決定賜りますようお願い申し上げます。

議長(三角芳明君)

これより本件に対する質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
お諮りいたします。
上程中の議案第8号は、予算特別委員会に付託いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、そのように決しました。

◎ 議案第10号

議長(三角芳明君)

日程第24 議案第10号 江別市道路占用料条例の一部を改正する条例の制定についてを議題といたします。
提案理由の説明を求めます。

建設部長(安藤明彦君)

ただいま上程になりました議案第10号 江別市道路占用料条例の一部を改正する条例の制定について、提案理由を御説明申し上げます。
初めに、改正の理由でありますが、市道の占用料につきましては、これまで道路法施行令の規定に準じて定めているところであり、国においては、地価水準の変動等を反映した適正なものとするため、平成27年度の固定資産税評価額の評価がえ、地価に対する賃料の水準の変動等を踏まえ、本年1月に道路法施行令の一部改正が行われたことから、これに伴う所要の改正を行うものであります。
次に、改正内容でありますが、別表中の占用料の額を改めるとともに、占用面積等の端数処理を小数点以下第2位までとするため、別表の備考第5項を改めるほか、字句の整備を行うものであります。
なお、附則において、施行期日を平成29年4月1日からとするものであります。
以上、提案理由を御説明申し上げましたので、よろしく御審議の上、御決定賜りますようお願い申し上げます。

議長(三角芳明君)

これより本件に対する質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
お諮りいたします。
上程中の議案第10号は、予算特別委員会に付託いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、そのように決しました。

◎ 議案第4号

議長(三角芳明君)

日程第25 議案第4号 江別市個人情報保護条例の一部を改正する条例の制定についてを議題といたします。
提案理由の説明を求めます。

総務部長(齊藤俊彦君)

ただいま上程になりました議案第4号 江別市個人情報保護条例の一部を改正する条例の制定について、提案理由を御説明申し上げます。
初めに、改正の理由でありますが、本議案は、先ほど上程されました議案第3号と同様に、番号法の一部改正に伴い、所要の改正を行おうとするものであります。
次に、改正の内容でありますが、条例第2条第5号に規定する情報提供等記録の定義に独自利用事務の記録を追加した上、情報提供等記録を訂正した場合の通知先について、番号法で定める事務と同様に、独自利用事務につきましても総務大臣及び情報照会者または情報提供者を通知先とするほか、引用条項等の整備を行うものであります。
なお、附則において、施行期日を平成29年5月30日とするものであります。
以上、提案理由を御説明申し上げましたので、よろしく御審議の上、御決定賜りますようお願い申し上げます。

議長(三角芳明君)

これより本件に対する質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
上程中の議案第4号は、総務文教常任委員会に付託いたします。

◎ 議案第9号

議長(三角芳明君)

日程第26 議案第9号 江別市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例及び江別市指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例の制定についてを議題といたします。
提案理由の説明を求めます。

健康福祉部長(真屋淳子君)

ただいま上程になりました議案第9号 江別市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例及び江別市指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例の制定について、提案理由を御説明申し上げます。
初めに、改正の理由でありますが、介護保険法の一部改正により、平成28年4月1日から新たに地域密着型サービスとして、地域密着型通所介護事業が創設されたことに伴い、省令において地域密着型サービス事業の人員に関する基準が改正されております。
当該改正については、経過措置が設けられ、本年3月31日までは、国の省令が運営基準とみなされる扱いとされておりましたが、この経過措置が期限を迎えることから、国の基準省令に合わせた所要の改正を行おうとするものであります。
次に、改正の内容でありますが、第1条の改正は、指定小規模多機能型居宅介護事業所の人員基準のうち、看護職員が兼務可能な同一敷地内の通所事業に、指定地域密着型通所介護事業所を加えるものであります。
次に、第2条の改正は、指定介護予防小規模多機能型居宅介護事業所の人員基準について、第1条と同様に改正を行うほか、字句の整備を行うものであります。
なお、附則において、施行期日を公布の日とするものであります。
以上、提案理由を御説明申し上げましたので、よろしく御審議の上、御決定賜りますようお願い申し上げます。

議長(三角芳明君)

これより本件に対する質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
上程中の議案第9号は、生活福祉常任委員会に付託いたします。

◎ 議案第1号

議長(三角芳明君)

日程第27 議案第1号 江別市固定資産評価審査委員会委員の選任についてを議題といたします。
提案理由の説明を求めます。

市長(三好 昇君)

ただいま上程になりました議案第1号 江別市固定資産評価審査委員会委員の選任について、提案理由を御説明申し上げます。
現在、固定資産評価審査委員会委員であります佐藤允さんは、本年3月31日をもって任期満了となりますが、引き続き佐藤允さんを選任いたしたく、地方税法第423条第3項の規定に基づき、議会の同意を求めようとするものであります。
佐藤允さんは、昭和21年生まれの70歳で、弥生町にお住まいであります。
平成17年4月から固定資産評価審査委員会の委員として御活躍されており、固定資産の実態に熟知し、評価等に関して幅広い知識と経験を有する方でありますことから、引き続き選任いたしたくお願い申し上げる次第であります。
以上、提案理由を御説明申し上げましたので、よろしく御同意賜りますようお願い申し上げます。

議長(三角芳明君)

お諮りいたします。
本件については、質疑、委員会付託、討論を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、そのように決しました。
引き続き、議案第1号を採決いたします。
議案第1号は同意することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、議案第1号は同意することに決しました。

◎ 意見書案第1号

議長(三角芳明君)

日程第28 意見書案第1号 地方議会議員の厚生年金への加入を求める意見書を議題といたします。
提案理由の説明を求めます。

高間専逸君

ただいま上程になりました意見書案第1号 地方議会議員の厚生年金への加入を求める意見書につきましては、地方自治法第99条に基づき江別市議会会議規則第13条第1項の規定により提出したものでございます。
提出者は、本間議員、宮川議員、そして私、高間でございます。
以下、案文の朗読をもって提案理由の説明とさせていただきます。
地方議会議員の厚生年金への加入を求める意見書
地方創生が我が国の将来にとって重要な政治課題となり、その実現に向けて、地方議会の果たすべき役割はますます重要となっています。
こうした要請に応えるため、地方議会議員は、住民代表として多様化する住民意思を把握するための活動も幅広い分野に及ぶことから、より専門的な知識が求められており、専業として活動する議員の割合が高くなってきています。
しかしながら、地方議会議員の候補者数は減少傾向にあり、無投票当選者の割合も高くなるなど、なり手不足が顕著に見られることや、一昨年実施された統一地方選挙においては、平均投票率が過去最低となったことから、住民の政治への関心の低下や地方議会議員のなり手不足が大きな問題として危惧されております。
こうした中、選挙権年齢の引き下げに伴い、若者に対して政治への関心を高めるための啓発活動の充実強化を図るとともに、地方議会における多様な人材の確保を進めるため、厚生年金に加入している給与所得者も地方議会議員に立候補しやすくなるよう、年金制度を時代にふさわしいものとすることが求められており、地方議会議員の身分を充実させる必要があります。
よって、国におかれましては、国民の幅広い政治参加や地方議会における人材確保の観点から、地方議会議員の厚生年金加入のための法整備を早急に実施するよう強く要望いたします。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出します。
平成29年2月27日、北海道江別市議会。
提出先は、衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、財務大臣、総務大臣、厚生労働大臣宛てであります。
よろしく御決定くださいますようお願い申し上げます。

議長(三角芳明君)

これより本件に対する質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
お諮りいたします。
本件については、委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、そのように決しました。
これより意見書案第1号 地方議会議員の厚生年金への加入を求める意見書に対する討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
討論なしと認めます。
引き続き、意見書案第1号を採決いたします。
意見書案第1号は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、原案のとおり決しました。

◎ 陳情第1号

議長(三角芳明君)

日程第29 陳情第1号 江別市立病院の経営健全化についてを議題といたします。
上程中の陳情第1号は、生活福祉常任委員会に付託いたします。

◎ 散会宣告

議長(三角芳明君)

本日の議事日程は全部終了いたしました。
これをもって散会いたします。
午後 1時40分 散会