平成28年第4回江別市議会定例会会議録(第5号)平成28年12月13日
1 出席議員
27名
議長 | 三角 芳明 君 | 副議長 | 干場 芳子 君 |
議員 | 吉本 和子 君 | 議員 | 齋藤 一 君 |
議員 | 高橋 典子 君 | 議員 | 高間 専逸 君 |
議員 | 星 克明 君 | 議員 | 島田 泰美 君 |
議員 | 諏訪部 容子 君 | 議員 | 堀 直人 君 |
議員 | 本間 憲一 君 | 議員 | 石田 武史 君 |
議員 | 清水 直幸 君 | 議員 | 角田 一 君 |
議員 | 山本 由美子 君 | 議員 | 宮本 忠明 君 |
議員 | 野村 尚志 君 | 議員 | 岡村 繁美 君 |
議員 | 鈴木 真由美 君 | 議員 | 赤坂 伸一 君 |
議員 | 内山 祥弘 君 | 議員 | 尾田 善靖 君 |
議員 | 齊藤 佐知子 君 | 議員 | 徳田 哲 君 |
議員 | 宮川 正子 君 | 議員 | 相馬 芳佳 君 |
議員 | 裏 君子 君 |
2 欠席議員
0名
3 説明のため出席した者の職氏名
市長 | 三好 昇 君 | 副市長 | 佐々木 雄二 君 |
水道事業管理者 | 佐藤 哲司 君 | 総務部長 | 齊藤 俊彦 君 |
企画政策部長 | 北川 裕治 君 | 生活環境部長 | 高橋 孝也 君 |
経済部長兼 総合特区推進監 |
後藤 好人 君 | 健康福祉部長 | 真屋 淳子 君 |
建設部長 | 安藤 明彦 君 | 病院長 | 梶井 直文 君 |
病院事務長 | 吉岡 和彦 君 | 消防長 | 堀江 祐一 君 |
水道部長 | 松田 俊樹 君 | 会計管理者 | 宮腰 明生 君 |
総務部次長 | 土屋 健 君 | 財政課長 | 野口 貴行 君 |
教育委員会教育長 | 月田 健二 君 | 教育部長 | 渡部 丈司 君 |
監査委員 | 中村 秀春 君 | 監査委員事務局長 | 出頭 一彦 君 |
農業委員会会長 | 萩原 俊裕 君 | 農業委員会事務局長 | 川上 誠一 君 |
選挙管理委員会 委員長 |
中井 悦子 君 | 選挙管理委員会 事務局長 |
金内 隆浩 君 |
4 事務に従事した事務局員
事務局長 | 佐藤 貴史 君 | 次長 | 錦戸 康成 君 |
庶務係長 | 中村 正也 君 | 議事係長 | 阿部 昌史 君 |
主査 | 壽福 愛佳 君 | 主任 | 丹羽 芳徳 君 |
書記 | 海谷 祐二朗 君 | 事務補助員 | 高橋 杏奈 君 |
事務補助員 | 美濃 文 君 |
5 議事日程
日程第 1 | 会議録署名議員の指名 |
日程第 2 | 諸般の報告 |
日程第 3 | 議案第76号 江別市議会議員及び江別市長の選挙における選挙運動の公費負担に関する条例の一部を改正する条例の制定について |
日程第 4 | 議案第77号 江別市職員の勤務時間、休暇等に関する条例等の一部を改正する条例の制定について |
日程第 5 | 議案第78号 江別市職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例の制定について |
日程第 6 | 請願第2号 泊原子力発電所の安全対策に関する説明会を求めることについて |
日程第 7 | 請願第3号 子どもたちの保養を公的負担制度で行うことを求めることについて |
日程第 8 | 議案第72号 財産の無償譲渡について |
日程第 9 | 議案第79号 江別市児童福祉施設設置条例の一部を改正する条例の制定について |
日程第10 | 議案第73号 指定管理者の指定について |
日程第11 | 議案第74号 指定管理者の指定について |
日程第12 | 陳情第3号 障害児者の生きる基盤となる「暮らしの場」の早急な整備を求める意見書を国に提出することを求めることについて |
日程第13 | 議案第75号 指定管理者の指定について |
日程第14 | 議案第80号 江別市農業委員会委員の定数条例の全部を改正する条例の制定について |
日程第15 | 議案第81号 江別市空家等対策協議会条例の制定について |
日程第16 | 議案第82号 平成28年度江別市一般会計補正予算(第3号) |
日程第17 | 議案第71号 財産の処分について |
日程第18 | 意見書案第13号 福島県の子供たちに対する保養事業の拡充を求める意見書 |
日程第19 | 意見書案第14号 障がい児者の生きる基盤となる暮らしの場の整備を求める意見書 |
日程第20 | 意見書案第15号 林業・木材産業の成長産業化に向けた施策の充実・強化を求める意見書 |
日程第21 | 意見書案第16号 安心な社会保障と強い地域経済を構築するための地方財政の充実・強化を求める意見書 |
日程第22 | 意見書案第17号 ヒートポンプ給湯器の低周波音による健康被害の対策向上に関する意見書 |
日程第23 | 意見書案第18号 ホームドアの設置と内方線つき点状ブロックの整備促進を求める意見書 |
日程第24 | 意見書案第19号 医療等に係る消費税問題の抜本的解決を求める意見書 |
日程第25 | 意見書案第20号 子供の医療費助成制度の拡充を国の制度として行うことを求める意見書 |
日程第26 | 意見書案第21号 父母の離婚等の後における子と父母との継続的な関係の維持等の促進に関する法律案(仮称)について慎重な検討を求める意見書 |
日程第27 | 各委員会所管事務調査について |
6 議事次第
◎ 開議宣告
議長(三角芳明君)
これより平成28年第4回江別市議会定例会第16日目の会議を開きます。
ただいまの出席議員は27名で定足数に達しております。
◎ 議事日程
議長(三角芳明君)
本日の議事日程は、お手元に配付いたしましたとおりであります。
◎ 会議録署名議員の指名
議長(三角芳明君)
日程第1 会議録署名議員の指名を行います。
会議規則第111条の規定により、
齋藤一議員
山本議員
を指名いたします。
◎ 諸般の報告
議長(三角芳明君)
日程第2 諸般の報告を事務局長に報告させます。
事務局長(佐藤貴史君)
御報告申し上げます。
本日までに、議会提出案件9件を受理いたしております。
以上でございます。
◎ 議案第76号ないし議案第78号、請願第2号及び請願第3号
議長(三角芳明君)
日程第3ないし第7 議案第76号 江別市議会議員及び江別市長の選挙における選挙運動の公費負担に関する条例の一部を改正する条例の制定について、議案第77号 江別市職員の勤務時間、休暇等に関する条例等の一部を改正する条例の制定について、議案第78号 江別市職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例の制定について、請願第2号 泊原子力発電所の安全対策に関する説明会を求めることについて及び請願第3号 子どもたちの保養を公的負担制度で行うことを求めることについて、以上5件を一括議題といたします。
総務文教常任委員長の報告を求めます。
総務文教常任委員長(相馬芳佳君)
ただいま上程されました議案3件及び請願2件につきまして、審査の経過と結果を御報告申し上げます。
委員会の開催日は、お手元に配付の付議事件審査結果報告に記載のとおりであります。
初めに、議案第76号 江別市議会議員及び江別市長の選挙における選挙運動の公費負担に関する条例の一部を改正する条例の制定について申し上げます。
改正の主な内容ですが、公職選挙法施行令の規定に準じて定めている市議会議員及び市長の選挙における選挙運動の公費負担額について、公職選挙法施行令が改正され限度額が引き上げられたことから、これに伴い所要の改正を行おうとするものです。
主な質疑の状況を申し上げますと、公費負担の限度額は定期的に見直しがされているのかとの質疑があり、答弁では、公職選挙法施行令に規定する公営の単価については、人件費及び物価の変動等を勘案して決定されており、3年に1度、参議院議員通常選挙の年に見直しを行うこととされている。今回は、平成26年4月の消費税率引き上げなどに伴い、限度額が引き上げられたものであると述べられております。
以上の質疑を経て結審を行いましたが、討論はなく、採決を行いました結果、議案第76号については、全員一致により、原案のとおり可決すべきものと決しております。
次に、議案第77号 江別市職員の勤務時間、休暇等に関する条例等の一部を改正する条例の制定について申し上げます。
改正の主な内容ですが、働きながら育児や介護がしやすい環境整備をさらに進めるため、国家公務員について、人事院勧告等を踏まえた法改正が行われたことから、当市においても、これらの趣旨を踏まえ、介護休暇の取得方法を変更し、介護時間を新設するなど、関係する条例について所要の改正を行おうとするものであります。
主な質疑の状況を申し上げますと、今回の改正により、介護休暇制度は使いやすくなるのかとの質疑があり、答弁では、これまで介護休暇は6カ月を上限に1回の取得しか認められていなかったが、6カ月以内の期間を3回まで分割できるようになるので、介護する方の状況に合わせて取得しやすくなるほか、介護時間を新設することで、介護と仕事が両立しやすくなると考えていると述べられております。
以上の質疑を経て結審を行いましたが、討論はなく、採決を行いました結果、議案第77号については、全員一致により、原案のとおり可決すべきものと決しております。
次に、議案第78号 江別市職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例の制定について申し上げます。
改正の主な内容ですが、一般職の職員について、人事院勧告の内容に準じ、給料表を平均0.2%、勤勉手当を0.1月分、それぞれ引き上げるほか、民間企業及び公務における扶養手当をめぐる状況の変化等を踏まえ、扶養手当についても改定を行おうとするものであります。また、議員及び特別職の期末手当についても一般職の職員の改定に鑑み、関係する条例について所要の改正を行おうとするものであります。
主な質疑の状況について申し上げますと、扶養手当額見直しの考え方についての質疑に対して、人事院勧告では、社会全体として共働き世帯が増加するなど女性の就労状況が変化していることや民間企業においても扶養手当及び配偶者手当の見直しの動きが進んでいることなどを踏まえ、配偶者に係る手当額を減額して、子供に係る手当額を引き上げることとしており、国も勧告どおりに法改正を行ったことから、当市においても、これまでと同様に国に準拠し、見直しを行うものであると答弁されております。
以上の質疑を経て結審を行いましたが、討論はなく、採決を行いました結果、議案第78号については、全員一致により、原案のとおり可決すべきものと決しております。
次に、請願第2号 泊原子力発電所の安全対策に関する説明会を求めることについて申し上げます。
委員会では、請願者からの陳述を受けた後、議会事務局から、泊原子力発電所の安全対策等に関する説明会についての資料の説明を受け、その後、自由討議を行いました。
討論の状況について申し上げますと、採択すべきとの立場の委員からは、北海道電力は、安全協定及び安全確認協定締結自治体である地元4町村と後志総合振興局管内16市町村で説明会を開催したほか、札幌市でも道民全体を対象とした説明会を行ったことで、泊原子力発電所の安全対策等に関する説明会は終了したとしているが、道民全体が対象というのであれば、広い北海道において1カ所で終了することなどはあり得ない。当市においても泊原子力発電所の安全対策について正しく把握し、放射性物質から市民を守るために、説明会の開催を求めることは必要かつ重要なことと考えることから、採択すべきと述べられております。
同じく、採択すべきとの立場の別の委員からは、泊原子力発電所が一たび大事故を引き起こせば、放出された放射性物質は北海道上空の偏西風に乗り、札幌圏及び北海道全体に流れ込み、深刻な放射能被害をもたらすことが懸念される。安全対策の取り組みとして、北海道電力は、道民の皆様と対話を深めていくための着実な活動を展開していくと約束していることからも、今後も泊原子力発電所の安全対策等については、北海道全域の住民に対し、積極的な情報開示を行い、丁寧に説明されなくてはならないと考えることから、採択すべきと述べられております。
以上の討論の後、採決を行いました結果、請願第2号は、全員一致により、採択すべきものと決しております。
次に、請願第3号 子どもたちの保養を公的負担制度で行うことを求めることについて申し上げます。
委員会では、請願者からの陳述を受けた後、議会事務局から、国や県、民間で行われている福島県の子供たちの保養事業についての資料の説明を受け、審査を進めてまいりました。
討論の状況について申し上げますと、採択すべきとの立場の委員からは、子供たちの保養は、全国の市民団体やボランティア等によって行われており、保養を続けることで子供たちが元気を取り戻して故郷へ戻っていく状況は、保養の必要性を証明するものとなっている。福島県の子供たちが希望する地域で、実施主体の規模の大小にかかわらず、保養できるよう、公的負担制度を使いやすく改善することや、必要に応じて、制度の新設もすべきであると考えることから、採択すべきと述べられております。
同じく、採択すべきとの立場の別の委員からは、全国各地で行われている保養により、子供たちは、放射能を気にすることなく広い場所で体を動かすことで、ストレスから解放され、免疫力が高まり、心身ともに元気になり精神的安定が得られているが、受け入れ団体等では、保養費や運営費のほとんどが民間からの寄附により賄われている現状にある。民間等で行われている保養事業への支援を行うとともに、希望する子供たちが利用できるよう国の公的負担制度を充実させるべきと考えることから、採択すべきと述べられております。
以上の討論の後、採決を行いました結果、請願第3号は、全員一致により、採択すべきものと決しております。
当委員会に付託されました議案第76号ないし議案第78号、請願第2号及び請願第3号の審査の経過と結果については、以上のとおりであります。
よろしく御決定賜りますようお願い申し上げます。
議長(三角芳明君)
これより総務文教常任委員長報告に対する質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
以上で総務文教常任委員長報告を終結いたします。
これより議案第76号 江別市議会議員及び江別市長の選挙における選挙運動の公費負担に関する条例の一部を改正する条例の制定についてに対する討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
討論なしと認めます。
引き続き、議案第76号を採決いたします。
議案第76号は、委員長報告のとおり、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、原案のとおり決しました。
次に、議案第77号 江別市職員の勤務時間、休暇等に関する条例等の一部を改正する条例の制定についてに対する討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
討論なしと認めます。
引き続き、議案第77号を採決いたします。
議案第77号は、委員長報告のとおり、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、原案のとおり決しました。
次に、議案第78号 江別市職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例の制定についてに対する討論に
入ります。
討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
討論なしと認めます。
引き続き、議案第78号を採決いたします。
議案第78号は、委員長報告のとおり、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、原案のとおり決しました。
次に、請願第2号 泊原子力発電所の安全対策に関する説明会を求めることについてに対する討論に入ります。
討論ありませんか。
高橋典子君
請願第2号 泊原子力発電所の安全対策に関する説明会を求めることについて、採択すべき立場で討論いたします。
本請願は、東日本大震災において発生した東京電力福島第一原子力発電所の過酷事故から、その影響の大きさを実感し、北海道電力株式会社の泊原子力発電所の安全対策等に関する説明会を、当市においても開催するよう求めるものです。
当市は、泊原子力発電所から約85キロメートルに位置し、チェルノブイリ原発の事故の際には半径80キロメートル圏内の住民も避難対象となったこと、泊村から東側に位置し、万が一、放射性物質が漏れるような事故があれば西風によって札幌以東にも影響が及ぶとの試算が民間シンクタンクにより発表されていることなど、市民が不安を感じるのは当然のことと言えます。
3年前に市民団体が行った実験では、原発事故が起きた場合の放射性物質の拡散範囲を可視化しようと北海道電力泊原子力発電所から岩内湾を挟んだ向かい側の岩内港から飛ばした風船が、札幌市や当別町、芦別市などのほか、約180キロメートル離れた旭川市でも発見されたと、当時、新聞でも報道されており、福島県での事故を教訓にし、より広い範囲での防災体制も必要であると考えます。
また、北海道の原子力防災計画には、当市は避難先等の23市町村の中に示されていることからも、理解を深めることは重要なことでもあります。
さらには、泊発電所で発電された電気は泊幹線で札幌市の西野変電所に送られ、主に道央圏の電力需要を賄うとされていることからも、当市にも大きくかかわる問題として捉えなければなりません。
北海道市長会の秋季定期総会において、原子力発電所に関する情報提供と説明責任を果たし、周辺住民や自治体の不安解消に努めるとともに、UPZ外も含めた区域においても万全な防災対策を構築できるよう支援することを求める項目を含む決議が行われたことも、理解できるものです。
北海道電力株式会社は、泊発電所の安全対策等に関する説明会について、ホームページ上には開催終了としていますが、岩宇4町村及び後志管内16市町村だけでなく、北海道内にお住まいの方を対象として、9月18日に札幌市で説明会を開催しています。このことは、説明対象を近隣市町村のみに限らないものとして開催された意味を持つもので、北海道民全体への積極的な情報開示と丁寧な説明を求める声に応え、今後においても対応されるべきです。
当市議会として、市民の声に応え、北海道電力株式会社に説明会の開催を求めるべきであることと、その実施について、江別市長としても対応していただくべきことも申し添え、請願第2号 泊原子力発電所の安全対策に関する説明会を求めることについて、採択すべき立場での討論といたします。
議長(三角芳明君)
ほかに討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
これをもって討論を終結いたします。
引き続き、請願第2号を採決いたします。
請願第2号は、委員長報告のとおり、採択することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、採択することに決しました。
次に、請願第3号 子どもたちの保養を公的負担制度で行うことを求めることについてに対する討論に入ります。
討論ありませんか。
鈴木真由美君
請願第3号 子どもたちの保養を公的負担制度で行うことを求めることについて、採択すべき立場で討論します。
2011年3月11日、東日本大震災の影響によって原発事故が起きております。いまだに約10万人の方が避難生活を余儀なくされています。放射能汚染地域で暮らす人々は、事故直後に降り注いだ放射性物質の未知数の初期被曝に加え、この間、地表からの外部被曝だけでなく、空気や水・食品による内部被曝にも日々さらされています。特に子供たちは成長過程にあり、代謝が早い分、放射能による影響が強く、大人より健康へのリスクがはるかに高いと言われています。
全国各地で被災者の保養や移住を受け入れてきた団体などの活動によって、体内に蓄積された放射性物質の代謝を促進し、免疫力を回復する等の有効性はチェルノブイリ被害者支援の経験で学んだもので、特に、子供たちにとって、放射能を気にすることなく広い場所で体を動かすことで、ストレスから解放され、免疫力が高まり、心身ともに元気になり精神的安定が得られています。
現在、国では、子供たちの心身の健全育成を目的に、福島県内の学校や社会教育団体等が実施する自然体験活動や交流活動への支援を行っていますが、活動対象者や回数・補助額等に制限があり、希望する全ての子供たちのニーズに応えられていません。
また、全国各地で子供たちを受け入れている団体等では、運営資金のほとんどを寄附に頼っている現状にあります。事業のさらなる充実と財政支援等、子供たちの保養事業の一層の拡充を求めまして、請願第3号について、採択すべき立場での討論といたします。
議長(三角芳明君)
ほかに討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
これをもって討論を終結いたします。
引き続き、請願第3号を採決いたします。
請願第3号は、委員長報告のとおり、採択することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、採択することに決しました。
◎ 議案第72号ないし議会第74号、議案第79号及び陳情第3号
議長(三角芳明君)
日程第8ないし第12 議案第72号 財産の無償譲渡について、議案第79号 江別市児童福祉施設設置条例の一部を改正する条例の制定について、議案第73号及び議案第74号の指定管理者の指定について並びに陳情第3号 障害児者の生きる基盤となる「暮らしの場」の早急な整備を求める意見書を国に提出することを求めることについて、以上5件を一括議題といたします。
生活福祉常任委員長の報告を求めます。
生活福祉常任委員長(尾田善靖君)
ただいま上程されました議案4件及び陳情1件につきまして、審査の経過と結果を御報告申し上げます。
委員会の開催日は、お手元に配付の付議事件審査結果報告に記載のとおりであります。
初めに、議案第72号 財産の無償譲渡について及び議案第79号 江別市児童福祉施設設置条例の一部を改正する条例の制定について申し上げます。
これら2件の議案は、江別市立保育園の整備と運営等に関する計画に基づき、公設民営方式で運営している江別市つくし保育園を民設民営方式に変更するに当たり、議案第72号は、現在、運営を受託している学校法人あけぼの学園に建物を無償譲渡するものであり、議案第79号は、無償譲渡に伴い、市が設置する児童福祉施設を定めている江別市児童福祉施設設置条例において、江別市つくし保育園に係る規定を削る改正を行うものであります。
主な質疑の状況について申し上げますと、建物の無償譲渡に伴う土地の貸し付け方法についての質疑があり、答弁では、つくし保育園園舎の建てかえは、江別市立保育園の整備と運営等に関する計画に基づくものであるため、完成までの間は、園舎占有面積以外の部分は無償とし、年間約3万2,000円で土地の貸し付けを行うが、園舎完成後は、土地全体について年間約41万2,000円で貸し付けを行う予定であると述べられております。
以上の質疑を経て結審を行いましたところ、討論はなく、議案第72号及び議案第79号については、全員一致により、原案のとおり可決すべきものと決しております。
次に、議案第73号及び議案第74号の指定管理者の指定について申し上げます。
これら2件の議案は、現在、指定管理者により管理運営されております公の施設が、いずれも平成29年3月31日をもって指定管理期間が満了することから、平成29年4月1日からの8年間、管理を委任する指定管理者として、議案第73号の江別市区画整理記念会館は東部地区施設管理協議会を、議案第74号の文京台地区センターは文京台地区センター指定管理会をそれぞれ指定しようとするものであります。
主な質疑の状況について申し上げますと、江別市区画整理記念会館の管理人の採用についての質疑があり、答弁では、当該施設は、地域の14自治会で構成する東部地区自治会連絡協議会における協議により、住区会館周辺の七つの自治会が施設の管理・運営を行う団体に参加しているが、管理人の採用の対象は7自治会に限定せず、東部地区の各自治会から推薦を得るものと確認されていると述べられております。
また、光熱水費等の積算根拠及び単価上昇時の対応についての質疑に対し、答弁では、指定管理者は施設の利用者数の増加に努める意向を示しているものの、具体的な見込みを立てるのは難しいことから、光熱水費については、現時点での単価で、これまでの使用料をもとに算出している。灯油などの単価が上がった場合は、毎年度、次年度分の指定管理料を予算計上する際に反映させるほか、急激な単価上昇時には指定管理者と協議の上、適切に対応していきたいと述べられております。
以上の質疑を経て結審を行いましたところ、討論はなく、議案第73号及び議案第74号については、全員一致により、原案のとおり可決すべきものと決しております。
次に、陳情第3号 障害児者の生きる基盤となる「暮らしの場」の早急な整備を求める意見書を国に提出することを求めることについて申し上げます。
委員会では、担当部局に対し、江別市内における障がい児・者のための通所・入所等の施設設置状況及び江別市の財政的な支援状況について資料の提出を求め、審査を進めてまいりました。
主な質疑の状況について申し上げますと、陳情者は、国に対し、入所施設機能を備えた地域生活支援拠点の整備を求めているが、江別市内にはこのような施設はあるのかとの質疑に対し、答弁では、地域生活支援拠点は、国の基本指針に基づき、北海道において各障がい保健福祉圏域への設置が進められている状況である。現在、江別市では整備されていないが、地域生活支援拠点機能の一つである緊急時の受け入れ態勢としては、日ごろから自立支援協議会を通じたネットワークを形成しており、急な入所を要する際には事業所との連携を図りながら対応していると述べられております。
また、市内における入所施設、グループホーム等への待機状況や施設の充足状況についての質疑に対し、答弁では、入所施設によっては一定の待機者がいることを確認しているほか、グループホーム全体では空き室と同数の待機者がおり、通所先に近いなど、特定のグループホームを希望する利用者が多いものと認識している。入所や通所に係る事業所数は年々増加しており、日常の窓口相談では、サービスを利用したいのにできないという話は特段聞いてはいないものの、市内と市外の利用実態を把握し、施設の充足状況を江別市として判断することは難しいと述べられております。
次に、討論の概要を申し上げますと、採択すべき立場の委員から、地域生活支援拠点は、相談機能や緊急時の受け入れ、専門的人材の確保・養成等、障がいがあっても住みなれた地域で必要な支援が受けられるシステムの中核的役割を担う場であるが、北海道では二つの障がい保健福祉圏域にのみ設置されている状況であり、拠点の整備には、国の責任による安定的な財政支援が不可欠であると考える。障がい者の多様な暮らしの場を整備、拡充し、障害者権利条約の目的を早期に実現するためにも、採択すべきと述べられております。
以上の討論の後、採決を行いました結果、陳情第3号については、全員一致により、採択すべきものと決しております。
委員会の審査経過と結果につきましては、以上のとおりでありますので、よろしく御決定くださいますようお願い申し上げます。
議長(三角芳明君)
これより生活福祉常任委員長報告に対する質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
以上で生活福祉常任委員長報告を終結いたします。
これより議案第72号 財産の無償譲渡について及び議案第79号 江別市児童福祉施設設置条例の一部を改正する条例の制定について、以上2件に対する一括討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
討論なしと認めます。
引き続き、議案第72号及び議案第79号を一括採決いたします。
議案第72号及び議案第79号は、委員長報告のとおり、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、原案のとおり決しました。
次に、議案第73号及び議案第74号の指定管理者の指定について、以上2件に対する一括討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
討論なしと認めます。
引き続き、議案第73号及び議案第74号を一括採決いたします。
議案第73号及び議案第74号は、委員長報告のとおり、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、原案のとおり決しました。
次に、陳情第3号 障害児者の生きる基盤となる「暮らしの場」の早急な整備を求める意見書を国に提出することを求めることについてに対する討論に入ります。
討論ありませんか。
齋藤 一君
陳情第3号 障害児者の生きる基盤となる「暮らしの場」の早急な整備を求める意見書を国に提出することを求めることについて、採択すべき立場から討論を行います。
陳情者は、障がい児・者が年々ふえ続ける中、グループホームや入居施設などが慢性的に不足している、長期的に家族の介護に依存した生活を余儀なくされ、精神的にも経済的にも相互依存が助長され、障がい児・者の自立を困難なものにしていると述べています。
江別市の障がい福祉サービスの現状について、手帳を所持している障がい者数の推移は、平成28年4月1日現在7,498人で、平成26年度と比較し44人減となっていますが、その背景には高齢障がい者の死亡により手帳返還件数の増があるとのこと、さらに、65歳からの介護保険サービスへの移行がふえているとのことです。また、サービス支給決定者数は施設入所196人、グループホーム入所146人となっており、待機者もいます。市内人口が全体的に減少傾向の中で、障がい者数は増加傾向が続き、障がい福祉サービス費等給付費も増加していますが、さらに、暮らしの場であるグループホームや入所施設・通所施設などの社会資源が拡充されることが必要です。
その中で、特に陳情者は、地域生活支援拠点の整備を国の責任でと述べています。
地域生活支援拠点は、グループホームなどの入所機能と地域支援機能としての相談機能、緊急時受け入れ、専門的人材の確保・養成等、障がいがあっても住みなれた地域で必要な支援が受けられるシステムの中核的役割を担う場と言われています。具体的には、地域移行の推進や親元からの自立、ひとり暮らし、グループホームへの入居、ショートステイの利便性の確保・対応の能力向上等、人材の確保・養成、連携等、サービス拠点の整備、コーディネーターの配置等となっています。地域生活支援拠点は、陳情趣旨にある、多くの障がい児・者とその家族の社会からの孤立と家族依存、老障介護等の現実問題の解決につながるのではないかと期待されます。整備箇所については、道内の全市町村に整備することとし、平成29年度までに、21の障がい保健福祉圏域に1カ所の整備を行うとしながらも、現時点では、道内に2カ所設置されたのみです。今後、地域生活支援拠点の整備を進めるためには安定的な財政支援が不可欠であり、陳情者が述べるように、自治体任せではなく、第一義的に国の責任が求められます。
障がい者の多様な暮らしの場の整備、拡充をし、平成26年に批准された障害者権利条約の目的を早期に実現するために、本陳情を採択すべきであるということ申し上げ、討論といたします。
議長(三角芳明君)
ほかに討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
これをもって討論を終結いたします。
引き続き、陳情第3号を採決いたします。
陳情第3号は、委員長報告のとおり、採択することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、採択することに決しました。
◎ 議案第75号、議案第80号及び議案第81号
議長(三角芳明君)
日程第13ないし第15 議案第75号 指定管理者の指定について、議案第80号 江別市農業委員会委員の定数条例の全部を改正する条例の制定について及び議案第81号 江別市空家等対策協議会条例の制定について、以上3件を一括議題といたします。
経済建設常任委員長の報告を求めます。
経済建設常任委員長(野村尚志君)
ただいま上程されました議案3件につきまして、審査の経過と結果を御報告申し上げます。
委員会の開催日は、お手元に配付の付議事件審査結果報告に記載のとおりであります。
初めに、議案第75号 指定管理者の指定について申し上げます。
本議案は、新しく設置される江別市都市と農村の交流センターの指定管理者としてえべつ市民活動団体江北まちづくり会を指定しようとするもので、指定する期間は平成29年4月1日から平成33年3月31日までであります。
主な質疑の状況について申し上げますと、指定管理料についての質疑があり、答弁では、都市と農村の交流センターは新しい施設のため、ランニングコストを積算するのは難しいが、農村環境改善センター、公民館の調理室、体育館などの市内にある既存施設の機能を複合的に備えた施設として、想定される光熱費等を勘案したほか、人件費についても、現在の美原にある農村環境改善センターよりも規模が大きくなることを加味して積算した。提案された指定管理料は、市から提示した金額に見合うもので、妥当であると考えていると述べられております。
また、都市と農村の交流センターへのアクセスについての質疑があり、答弁では、当該施設へは、基本的に自家用車で来ていただくことを考えているが、自主事業などとして提案されている江北ふれあい祭りなど、大きなイベントが開催される場合には、より多くの方に来場いただけるよう、送迎バス等の運行について指定管理者などとともに検討していきたいと考えていると述べられております。
以上の質疑を経て結審を行いましたところ、討論はなく、議案第75号については、全員一致により、原案のとおり可決すべきものと決しております。
次に、議案第80号 江別市農業委員会委員の定数条例の全部を改正する条例の制定について申し上げます。
本改正は、農業委員会等に関する法律の一部改正に伴い、農業委員の選出方法について、選挙を主体とした方法から、全ての農業委員を議会の同意を得て市長が任命する方法に変更されたため、任命する委員の定数を20人とするものであります。
質疑の状況について申し上げますと、農業委員の選出方法についての質疑があり、答弁では、従来の選出方法では、公選により15人を選出し、そのほかに農業委員会法に基づき、農業関連団体からの推薦による3人と、議会の推薦による有識者2人を市長が選任していた。改正後は、定数として定める20人の全ての委員を、区分を設けずに公募及び推薦により市長が任命することになると述べられております。
また、農業委員の構成についての質疑があり、答弁では、委員の過半数を認定農業者とすることや、利害関係を有しない者を含めることは法律で定められているが、そのほかの委員については、それぞれの地域における農地の権利移動や農地のあり方について精通された農業者や農業関連団体の方などを考えている。公募及び推薦により、女性や若者を積極的に登用できるよう、さまざまな方法でPRをしていきたいと述べられております。
以上の質疑を経て結審を行いましたところ、討論はなく、議案第80号については、全員一致により、原案のとおり可決すべきものと決しております。
次に、議案第81号 江別市空家等対策協議会条例の制定について申し上げます。
本条例は、適切な管理が行われていない空き家等が地域住民の生活環境に深刻な影響を及ぼしていることから、空き家等に関する対策を総合的かつ計画的に実施するために制定された、空家等対策の推進に関する特別措置法に基づき、空家等対策計画の作成及び変更並びに実施に関する協議を行うための協議会を設置しようとするものであります。
質疑の状況について申し上げますと、市内における空き家の状況について質疑があり、答弁では、平成27年度に行った調査では、地域住民の生活環境に深刻な影響を及ぼしている特定空き家に相当する空き家は45件ほどあるものと把握している。平成29年度中に空家等対策計画を作成し、特定空き家の判定基準について協議するなど取り組みを進めていきたいと述べられております。
また、空き家の利活用についての質疑があり、答弁では、空家等対策計画の作成後は、一般の空き家も対象として、空き家の流通活用に関する相談体制の構築や空き家の再生、利活用への補助といった他市の事例を参考に、空き家の利活用方策等について協議会で検討していきたいと述べられております。
以上の質疑を経て結審を行いましたところ、討論はなく、議案第81号については、全員一致により、原案のとおり可決すべきものと決しております。
委員会の審査経過と結果につきましては、以上のとおりでありますので、よろしく御決定くださいますようお願い申し上げます。
議長(三角芳明君)
これより経済建設常任委員長報告に対する質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
以上で経済建設常任委員長報告を終結いたします。
これより議案第75号 指定管理者の指定についてに対する討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
討論なしと認めます。
引き続き、議案第75号を採決いたします。
議案第75号は、委員長報告のとおり、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、原案のとおり決しました。
次に、議案第80号 江別市農業委員会委員の定数条例の全部を改正する条例の制定についてに対する討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
討論なしと認めます。
引き続き、議案第80号を採決いたします。
議案第80号は、委員長報告のとおり、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、原案のとおり決しました。
次に、議案第81号 江別市空家等対策協議会条例の制定についてに対する討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
討論なしと認めます。
引き続き、議案第81号を採決いたします。
議案第81号は、委員長報告のとおり、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、原案のとおり決しました。
◎ 議案第82号
議長(三角芳明君)
日程第16 議案第82号 平成28年度江別市一般会計補正予算(第3号)を議題といたします。
お諮りいたします。
本件に関する生活福祉常任委員長報告は、会議規則第37条第3項の規定により、省略することにいたしたいと思います。
これに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、そのように決しました。
初めに、総務文教常任委員長の報告を求めます。
総務文教常任委員長(相馬芳佳君)
ただいま上程されました議案第82号 平成28年度江別市一般会計補正予算(第3号)について、審査の経過と結果を御報告申し上げます。
委員会の開催日は、お手元に配付の付議事件審査結果報告に記載のとおりであります。
今回、審査を行いました当委員会所管分の補正予算は、議案第78号の江別市職員の給与に関する条例等の一部改正による市職員の給与等の引き上げに伴い必要となる経費についてであります。改定に伴う影響額についてでありますが、一般会計に属する職員に係る分は、給料、諸手当、共済費等を合わせて4,201万8,000円、議員の期末手当に係る分は、118万6,000円であるとの説明がなされたものです。
本件に対する質疑はありませんでしたので、結審を行いましたところ、討論はなく、議案第82号については、全員一致により、原案のとおり可決すべきものと決しております。
当委員会に付託されました議案第82号の審査の経過と結果については、以上のとおりであります。
よろしく御決定賜りますようお願い申し上げます。
議長(三角芳明君)
これより総務文教常任委員長報告に対する質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
以上で総務文教常任委員長報告を終結いたします。
次に、経済建設常任委員長の報告を求めます。
経済建設常任委員長(野村尚志君)
ただいま上程されました議案第82号 平成28年度江別市一般会計補正予算(第3号)について、審査の経過と結果を御報告申し上げます。
委員会の開催日は、お手元に配付の付議事件審査結果報告に記載のとおりであります。
今回、審査を行いました当委員会所管分の補正予算は、平成28年度一般会計のうち、建設部所管の8款土木費、4項都市計画費の江別の顔づくり事業の街路事業等及び野幌駅周辺土地区画整理事業(補助事業分)であります。
まず、江別の顔づくり事業の街路事業等では、野幌駅南通り第2工区に係る道路整備費、用地買収費及び物件補償費、8丁目通り無電柱化事業に伴う民地引き込み整備費として1億7,818万8,000円を、また、野幌駅周辺土地区画整理事業(補助事業分)では、野幌駅南口駅前広場に係る物件補償費及び地中熱ヒートポンプ式ロードヒーティング施設の整備費等として7,324万6,000円を追加するものであります。
主な質疑の状況について申し上げますと、8丁目通り無電柱化事業に伴う民地引き込み整備の計画についての質疑があり、答弁では、現在行われている北海道の8丁目通り無電柱化事業に合わせて、江別市が民地への引き込み整備を行うものであり、平成28年度は、既に建物がある民地1カ所への引き込み整備が完了したほか、今補正において、民地6カ所への引き込み整備を追加で行っていく予定である。平成29年度以降も、現在の整備区間からJR野幌駅側の区間の民地への引き込み整備を行う予定であると述べられております。
また、野幌駅南口駅前広場の整備計画についての質疑があり、答弁では、駅前ロータリーの歩道部分にコストや環境面に考慮して選択した地中熱ヒートポンプ式ロードヒーティング施設を整備するため、今年度より採熱管を埋設する作業を進めており、今補正において融雪機器を設置していく予定である。平成29年度以降も作業を進め、事業最終年度である平成30年度には鉄東線の部分まで整備を完了させたいと考えていると述べられております。
次に、討論の状況について申し上げますと、初めに、反対の立場の委員からは、今回の補正予算は、福祉にかかわる事業も数多くあるが、計画ありきの江別の顔づくり事業に係る多額の予算が盛り込まれている。野幌駅南口駅前広場の整備は、鉄東線の分断を前提としている計画であり、住民の理解が進んでいない段階で事業を進めることを見過ごすことはできない。また、野幌駅南通り第2工区の整備は、第1工区の整備による交通の流れの変化により住環境が悪化し、不安や不自由を感じる住民がいる状況で、さらに整備を進めることを認めることはできないことから、反対すると述べられております。
一方、賛成の立場の委員からは、街路事業等における野幌駅南通り第2工区における用地買収や物件補償、道路整備は、スムーズな顔づくり事業の進展に必要であり、8丁目通り無電柱化事業に伴う民地引き込み整備は、無電柱化による魅力的な景観づくり、さらには災害に強いまちづくりに資するものであると考える。また、野幌駅周辺土地区画整理事業における地中熱ヒートポンプ式ロードヒーティング施設の整備は、冬期間における歩行者の安全確保のみならず、自然再生エネルギーを活用して環境面に配慮したまちづくりにつながるものであるほか、設計単価調査委託や物件補償は、顔づくり事業を進めていく上で必要なものであると考えることから、賛成すると述べられております。
以上の討論の後、採決を行いました結果、議案第82号については、多数により、原案のとおり可決すべきものと決しております。
当委員会に付託されました議案第82号の審査の経過と結果については、以上のとおりであります。
よろしく御決定賜りますようお願い申し上げます。
議長(三角芳明君)
これより経済建設常任委員長報告に対する質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
以上で経済建設常任委員長報告を終結いたします。
これより議案第82号 平成28年度江別市一般会計補正予算(第3号)に対する討論に入ります。
討論ありませんか。
吉本和子君
議案第82号 平成28年度江別市一般会計補正予算(第3号)について、反対の立場から討論を行います。
本議案は、補正予算総額を9億5,165万5,000円とするものです。その内訳について、福祉にかかわる予算の主なものは、消費税率引き上げに伴う低所得者に対する臨時的給付金4億5,000万円、市立保育園での障がい児等の受け入れ児童数の増加に伴う非常勤職員報酬の追加や認定こども園の受け入れ児童数増加による給付費の追加等7,195万7,000円、日本脳炎ワクチン接種者の増加による委託料の追加3,658万9,000円などとなっています。その一方、江別の顔づくり事業については、野幌駅周辺土地区画整理事業として、野幌駅南口駅前広場の整備では地中熱ヒートポンプ式ロードヒーティング施設整備やその他物件補償費の追加で7,324万6,000円、また、街路事業等として、野幌駅南通り第2工区道路整備費、用地買収や物件補償費、8丁目通り無電柱化事業に伴う民地への引き込み部分6カ所の施設整備費の追加で1億7,818万8,000円、合わせて2億5,143万4,000円を追加するものとなっています。
野幌駅南口駅前広場については、今回の予算では鉄東線部分は対象となっていないものの、いずれ、鉄東線を分断し道路線形を大きく変更することを前提としているものであり、市民の理解が進んでいない段階で、このまま事業を進めることは認められません。また、野幌駅南通り第2工区に関しては、既に第1工区が整備され車の流れが大きく変わったことから住環境が悪化し不安や不自由だと感じる住民もおられ、第2工区の整備によって、さらに状況が悪化することも危惧されます。
補正予算のうち、福祉等にかかわる予算については反対するものではありませんが、計画ありきで江別の顔づくり事業を進めることも盛り込まれている予算であり、認めることはできません。
以上申し上げ、議案第82号 平成28年度江別市一般会計補正予算(第3号)について、反対の立場からの討論といたします。
議長(三角芳明君)
ほかに討論ありませんか。
齊藤佐知子君
議案第82号 平成28年度江別市一般会計補正予算(第3号)について、賛成の立場で討論に参加いたします。
今補正予算は、土木費の総額2億5,143万4,000円で、江別の顔づくり事業のうち街路事業等に対して1億7,818万8,000円を、野幌駅周辺土地区画整理事業に7,324万6,000円をそれぞれ措置するものであります。
街路事業等については、野幌駅南通り第2工区における用地買収や物件補償、道路整備に要する経費、そして北海道の事業である8丁目通り無電柱化事業に伴い、6カ所についての民地引き込み施設整備を行うものであり、それぞれスムーズな顔づくり事業の進展と、無電柱化による魅力的な景観づくり、さらには災害に強いまちづくりに資するものであると考えられます。
野幌駅周辺土地区画整理事業については、新たに整備される野幌駅南口駅前広場の歩道部分に地中熱ヒートポンプ式ロードヒーティング施設を整備する経費と来年度整備分の駅前広場における単価調査費用、そして駅北側の物件と南側の工作物撤去にかかる補償費用等であり、いずれも顔づくり事業を進めていく上で必要なものと考えます。地中熱ヒートポンプ式ロードヒーティングは、既に野幌駅北口側にも整備されているものであり、安定した地中熱エネルギーを利用した効率のよいシステムで、環境負荷も少なく、耐久性も高い施設であります。これにより冬期間における歩行者の安全確保のみならず、自然再生エネルギーの活用とともに、環境面にも配慮したまちづくりにもつながるものと考えます。
以上述べまして、議案第82号 平成28年度江別市一般会計補正予算(第3号)について、賛成の立場での討論といたします。
議長(三角芳明君)
ほかに討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
これをもって討論を終結いたします。
これより議案第82号を起立により採決いたします。
議案第82号は、委員長報告のとおり、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
(賛成者起立)
起立多数であります。
よって、原案のとおり決しました。
◎ 議案第71号
議長(三角芳明君)
日程第17 議案第71号 財産の処分についてを議題といたします。
これより議案第71号 財産の処分についてに対する討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
討論なしと認めます。
引き続き、議案第71号を採決いたします。
議案第71号は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、原案のとおり決しました。
◎ 意見書案第13号
議長(三角芳明君)
日程第18 意見書案第13号 福島県の子供たちに対する保養事業の拡充を求める意見書を議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
総務文教常任委員長(相馬芳佳君)
ただいま上程になりました意見書案第13号 福島県の子供たちに対する保養事業の拡充を求める意見書につきましては、地方自治法第99条に基づき、江別市議会会議規則第13条第2項の規定により、総務文教常任委員会として提出したものでございます。
以下、案文の朗読をもって提案理由の説明とさせていただきます。
福島県の子供たちに対する保養事業の拡充を求める意見書
東日本大震災によって起きた東京電力福島第一原子力発電所の事故の影響で、福島県の子供たちは、屋外での活動など日常生活における制限を余儀なくされております。
現在、国では、子供たちの心身の健全育成を目的に、福島県内の学校や社会教育団体等が実施する自然体験活動や県外の子供たちとの交流活動への支援を行っているところです。
しかし、これらの活動は、実施回数が制限されていたり補助額に上限が設けられているなど、希望する全ての子供たちのニーズに応えられるものとはなっておりません。
また、保養事業として子供たちの受け入れを行っている民間のNPO法人等の中には、運営資金の多くを寄附に頼っている団体等が数多くあるなど、資金不足の問題が課題として挙げられております。
よって、国におかれましては、現在実施されている自然体験活動や交流活動に係る事業をより充実させるとともに、保養事業に取り組む団体等に対して財政支援を行うなど、子供たちの保養事業の一層の拡充を図られますよう強く要望いたします。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出します。
平成28年12月13日、北海道江別市議会。
提出先は、内閣総理大臣、財務大臣、文部科学大臣宛てであります。
よろしく御決定くださいますようお願い申し上げます。
議長(三角芳明君)
これより本件に対する質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
これより意見書案第13号 福島県の子供たちに対する保養事業の拡充を求める意見書に対する討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
討論なしと認めます。
引き続き、意見書案第13号を採決いたします。
意見書案第13号は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、原案のとおり決しました。
◎ 意見書案第14号
議長(三角芳明君)
日程第19 意見書案第14号 障がい児者の生きる基盤となる暮らしの場の整備を求める意見書を議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
生活福祉常任委員長(尾田善靖君)
ただいま上程になりました意見書案第14号 障がい児者の生きる基盤となる暮らしの場の整備を求める意見書につきましては、地方自治法第99条に基づき、江別市議会会議規則第13条第2項の規定により、生活福祉常任委員会として提出したものでございます。
以下、案文の朗読をもって提案理由の説明とさせていただきます。
障がい児者の生きる基盤となる暮らしの場の整備を求める意見書
障がいを持っていることから、何らかの社会的な支援がないと生きていけない障がい児者が年々ふえてきています。しかし、現在の障がい福祉施策では、居宅サービスはもちろん、グループホームや入居施設などの社会資源が慢性的に不足しているため、結果として、多くの障がい児者は家族の介護に依存した生活を余儀なくされております。
そのため、長期的に家族に依存した生活を送ることにより、精神的にも経済的にも相互依存が助長され、障がい児者の自立をますます困難なものにしています。
多くの障がい児者とその家族は、社会からの孤立と家族依存、老障介護等の現実の中で、生きる基盤となる暮らしの場の整備を切望しており、地域で安心して暮らすために必要な社会資源の拡充が望まれております。
よって、国におかれましては、障がい児者の暮らしの場であるグループホームや入所施設・通所施設などの社会資源の拡充、及び福祉人材の確保や、入所機能を備えた地域生活支援拠点を国の責任で整備するほか、そのための障がい者関係予算を増額するなど地方公共団体の財政的支援の充実を図るよう強く要望いたします。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出します。
平成28年12月13日、北海道江別市議会。
提出先は、内閣総理大臣、財務大臣、厚生労働大臣宛てであります。
よろしく御決定くださいますようお願い申し上げます。
議長(三角芳明君)
これより本件に対する質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
これより意見書案第14号 障がい児者の生きる基盤となる暮らしの場の整備を求める意見書に対する討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
討論なしと認めます。
引き続き、意見書案第14号を採決いたします。
意見書案第14号は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、原案のとおり決しました。
◎ 意見書案第15号ないし意見書案第21号
議長(三角芳明君)
日程第20ないし第26 意見書案第15号 林業・木材産業の成長産業化に向けた施策の充実・強化を求める意見書、意見書案第16号 安心な社会保障と強い地域経済を構築するための地方財政の充実・強化を求める意見書、意見書案第17号 ヒートポンプ給湯器の低周波音による健康被害の対策向上に関する意見書、意見書案第18号 ホームドアの設置と内方線つき点状ブロックの整備促進を求める意見書、意見書案第19号 医療等に係る消費税問題の抜本的解決を求める意見書、意見書案第20号 子供の医療費助成制度の拡充を国の制度として行うことを求める意見書及び意見書案第21号 父母の離婚等の後における子と父母との継続的な関係の維持等の促進に関する法律案(仮称)について慎重な検討を求める意見書、以上7件を一括議題といたします。
提出者は、高間議員、内山議員、高橋議員、本間議員、宮川議員であります。
お諮りいたします。
上程中の意見書案第15号ないし意見書案第21号については、あらかじめ議会運営委員会と諮り、提案理由説明、質疑、委員会付託、討論を省略することにいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、そのように決しました。
引き続き、意見書案第15号ないし意見書案第21号を一括採決いたします。
意見書案第15号ないし意見書案第21号は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、原案のとおり決しました。
◎ 各委員会所管事務調査について
議長(三角芳明君)
日程第27 各委員会所管事務調査についてを議題といたします。
お諮りいたします。
閉会中における各委員会の所管事務調査について、議会運営委員長より次期議会の会期等運営についてを、総務文教常任委員長より行財政運営について、教育行政について、以上2件を、生活福祉常任委員長より生活環境行政について、保健・福祉行政について、消防行政について、病院事業について、以上4件を、経済建設常任委員長より農業行政について、商工観光行政について、建設行政について、上・下水道事業について、以上4件を、それぞれ閉会中調査したいので承認されたい旨の申し出がありました。これを承認することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、そのように決しました。
◎ 閉会宣告
議長(三角芳明君)
今期定例会に付議されました事件は全て議了いたしました。
平成28年第4回江別市議会定例会はこれをもって閉会いたします。
午後 2時50分 閉会