平成28年第3回江別市議会定例会会議録(第1号)平成28年9月6日
1 出席議員
27名
議長 | 三角 芳明 君 | 副議長 | 干場 芳子 君 |
議員 | 吉本 和子 君 | 議員 | 齋藤 一 君 |
議員 | 高橋 典子 君 | 議員 | 高間 専逸 君 |
議員 | 星 克明 君 | 議員 | 島田 泰美 君 |
議員 | 諏訪部 容子 君 | 議員 | 堀 直人 君 |
議員 | 本間 憲一 君 | 議員 | 石田 武史 君 |
議員 | 清水 直幸 君 | 議員 | 角田 一 君 |
議員 | 山本 由美子 君 | 議員 | 宮本 忠明 君 |
議員 | 野村 尚志 君 | 議員 | 岡村 繁美 君 |
議員 | 鈴木 真由美 君 | 議員 | 赤坂 伸一 君 |
議員 | 内山 祥弘 君 | 議員 | 尾田 善靖 君 |
議員 | 齊藤 佐知子 君 | 議員 | 徳田 哲 君 |
議員 | 宮川 正子 君 | 議員 | 相馬 芳佳 君 |
議員 | 裏 君子 君 |
2 欠席議員
0名
3 説明のため出席した者の職氏名
市長 | 三好 昇 君 | 副市長 | 佐々木 雄二 君 |
水道事業管理者 | 佐藤 哲司 君 | 総務部長 | 齊藤 俊彦 君 |
企画政策部長 | 北川 裕治 君 | 生活環境部長 | 高橋 孝也 君 |
経済部長兼 総合特区推進監 |
後藤 好人 君 | 健康福祉部長 | 真屋 淳子 君 |
建設部長 | 安藤 明彦 君 | 病院長 | 梶井 直文 君 |
病院事務長 | 吉岡 和彦 君 | 消防長 | 堀江 祐一 君 |
水道部長 | 松田 俊樹 君 | 会計管理者 | 宮腰 明生 君 |
総務部次長 | 土屋 健 君 | 財政課長 | 野口 貴行 君 |
教育委員会教育長 | 月田 健二 君 | 教育部長 | 渡部 丈司 君 |
監査委員 | 中村 秀春 君 | 監査委員事務局長 | 出頭 一彦 君 |
農業委員会会長 | 萩原 俊裕 君 | 農業委員会事務局長 | 川上 誠一 君 |
選挙管理委員会 委員長 |
中井 悦子 君 | 選挙管理委員会 事務局長 |
金内 隆浩 君 |
4 事務に従事した事務局員
事務局長 | 佐藤 貴史 君 | 次長 | 錦戸 康成 君 |
庶務係長 | 中村 正也 君 | 議事係長 | 阿部 昌史 君 |
主査 | 壽福 愛佳 君 | 主任 | 丹羽 芳徳 君 |
書記 | 海谷 祐二朗 君 | 事務補助員 | 高橋 杏奈 君 |
事務補助員 | 美濃 文 君 |
5 議事日程
日程第 1 | 会議録署名議員の指名 |
日程第 2 | 会期の決定 |
日程第 3 | 諸般の報告 |
日程第 4 | 行政報告 |
日程第 5 | 各常任委員会所管事務調査報告 |
日程第 6 | 議案第59号 財産の取得について |
日程第 7 | 議案第60号 財産の取得について |
日程第 8 | 議案第61号 訴えの提起について |
日程第 9 | 議案第62号 団体営土地改良事業の施行について |
日程第10 | 議案第63号 幌向揚水機場の管理事務の委託について |
日程第11 | 議案第64号 中樹林揚水機場の管理事務の委託について |
日程第12 | 議案第65号 江別市税条例の一部を改正する条例の制定について |
日程第13 | 議案第66号 江別市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について |
日程第14 | 議案第67号 江別市都市と農村の交流センター条例の制定について |
日程第15 | 議案第68号 土地改良法に基づく市営土地改良事業の経費の賦課徴収に関する条例の一部を改正する条例の制定について |
日程第16 | 議案第69号 平成28年度江別市一般会計補正予算(第2号) |
日程第17 | 議案第70号 平成28年度江別市介護保険特別会計補正予算(第1号) |
日程第18 | 認定第1号 平成27年度江別市水道事業会計決算を認定に付することについて |
日程第19 | 認定第2号 平成27年度江別市下水道事業会計決算を認定に付することについて |
日程第20 | 認定第3号 平成27年度江別市病院事業会計決算を認定に付することについて |
日程第21 | 議案第58号 江別市固定資産評価審査委員会委員の選任について |
日程第22 | 報告第19号 江別市水道事業会計資金不足比率の報告について |
日程第23 | 報告第20号 江別市下水道事業会計資金不足比率の報告について |
日程第24 | 報告第21号 江別市病院事業会計資金不足比率の報告について |
6 議事次第
◎ 開会宣告・開議宣告
議長(三角芳明君)
これより平成28年第3回江別市議会定例会を開会いたします。
ただいまの出席議員は27名で定足数に達しております。
直ちに本日の会議を開きます。
◎ 議事日程
議長(三角芳明君)
本日の議事日程は、お手元に配付いたしましたとおりであります。
◎ 会議録署名議員の指名
議長(三角芳明君)
日程第1 会議録署名議員の指名を行います。
会議規則第111条の規定により、
石田議員
高橋議員
を指名いたします。
◎ 会期の決定
議長(三角芳明君)
日程第2 会期の決定についてを議題といたします。
お諮りいたします。
今期定例会の会期は、あらかじめ議会運営委員会と諮り、本日から28日までの23日間とし、7日から13日まで、及び17日から27日までは委員会審査等のため、本会議を休会といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、そのように決しました。
◎ 諸般の報告
議長(三角芳明君)
日程第3 諸般の報告を事務局長に報告させます。
事務局長(佐藤貴史君)
御報告申し上げます。
今議会におきます地方自治法第121条の規定によります説明員は、別紙印刷物のとおりでございます。
また、今議会に提出されました案件の数並びに閉会中の議長事務報告につきましても、印刷物に掲載のとおりでございます。
さらに、監査委員から報告のありました平成28年度定期監査前期の報告、及び例月出納検査結果報告5月分ないし7月分につきましても、お手元に配付のとおりでございます。
以上でございます。
◎ 行政報告
議長(三角芳明君)
日程第4 行政報告を議題といたします。
行政報告を求めます。
市長(三好 昇君)
私から行政報告を申し上げます。
初めに、8月8日に恵庭市で開催されました石狩東部広域水道企業団構成団体長会議について御報告申し上げます。
この会議は、8月19日に開催されました第2回企業団議会定例会に先立ち、予定議案について協議を行ったものであります。
協議事項は、資料1ページ上段に記載の専決処分の承認を求める件について外3件でございます。
初めに、専決処分の承認を求める件については、同企業団が加盟する北海道市町村総合事務組合、北海道町村議会議員公務災害補償等組合及び北海道市町村職員退職手当組合の各規約において、北空知学校給食組合が解散脱退したことに伴い規約の一部を変更することについて、それぞれ専決処分を行ったものであります。
次に、平成27年度石狩東部広域水道企業団水道用水供給事業資本金の額の減少及び決算認定についてでありますが、資料3ページ、別紙1の(3)決算の状況にありますとおり、1の収益的収支では、当年度純損失として19億8,286万8,987円を計上しており、2の資本的収支における収支不足額16億395万7,191円につきましては、建設改良積立金、過年度分損益勘定留保資金などをもって補塡したものでございます。
また、地方公営企業法第32条第4項の規定に基づき、資本金の額を減少することに関し、決算に伴う損失を(4)の欠損金処理計算書のとおり処理するものです。
なお、事業決算に基づく資金不足比率につきましては、資料4ページの(5)のとおり、資金不足額がないことから、資金不足比率はない旨の報告がありました。
次に、職員の分限に関する条例の一部を改正する条例案についてでありますが、地方公務員法改正に鑑み、職員の降給処分についての要件及び手続を定めるものでございます。
なお、これらの議案については、企業団定例会において、提案どおり議決された旨、企業長より報告があったところでございます。
次に、8月8日に札幌市で開催されました平成28年第2回札幌広域圏組合議会定例会について御報告申し上げます。
付議されましたのは、資料1ページ中ほどに記載の専決処分の承認を求める件について外2件でございます。
まず、専決処分の承認を求める件については、北空知学校給食組合の解散脱退に伴う北海道町村議会議員公務災害補償等組合及び北海道市町村総合事務組合の各規約の一部を変更する専決処分について、全会一致で承認されました。
次に、平成27年度札幌広域圏組合一般会計歳入歳出決算認定については、資料5ページの別紙2のとおり、歳入は、当組合を構成する市町村からの負担金、繰越金及び諸収入であり、収入済み額は4,667万2,405円でありました。また、歳出は、議会費、総務費など、支出済み額は3,262万3,341円となりました。その結果、歳入歳出差し引き残額は1,404万9,064円となり、全額が次年度予算に繰り越され、決算報告のとおり認定されたところでございます。
次に、平成27年度札幌ふるさと市町村圏基金事業特別会計歳入歳出決算認定についてでありますが、資料6ページの別紙3のとおり、歳入は、財産運用収入のほか、道補助金など、収入済み額は3,173万3,526円でありました。また、歳出は、情報発信事業や観光振興事業などのふるさと市町村圏事業費で、支出済み額は2,749万291円となりました。その結果、歳入歳出差し引き残額は424万3,235円となり、全額が次年度予算に繰り越され、決算報告のとおり認定されたところでございます。
次に、8月26日に北広島市で開催されました平成28年石狩教育研修センター組合議会第2回定例会について御報告申し上げます。
付議されましたのは、資料2ページに記載の石狩教育研修センター組合教育委員会教育長及び委員の任命について外3件でございます。
初めに、同組合教育委員会教育長及び委員の任命についてですが、教育長には北広島市教育長の吉田孝志氏が、また、委員には当市教育長の月田健二氏、北広島市在住の成田郁久美氏の2名が任命されました。
次に、専決処分の承認を求める件については、北空知学校給食組合の解散脱退に伴う北海道市町村総合事務組合及び北海道市町村職員退職手当組合の各規約の一部を変更する専決処分について、全会一致で承認されました。
次に、平成27年度石狩教育研修センター組合一般会計歳入歳出決算認定についてでありますが、資料7ページの別紙4のとおり、歳入は、当組合を構成する市町村からの負担金のほか、使用料、道補助金など、収入済み額は3,258万5,011円でありました。また、歳出は、議会費、総務費及び教育費で、支出済み額は2,941万994円となりました。その結果、歳入歳出差し引き残額は317万4,017円となり、次年度予算に繰り越され、決算報告のとおり認定されました。
次に、平成28年度石狩教育研修センター組合一般会計補正予算についてでありますが、資料8ページの別紙5のとおり、歳入歳出ともに317万4,000円の増額補正を行い、総額を歳入歳出それぞれ3,350万5,000円とすることで可決されました。
続きまして、国費予算要望について御報告申し上げます。
南幌町、道央農業協同組合、江別太自治会、江別市などで構成しております国営江別南幌地区土地改良事業促進期成会が、事業促進のため、去る8月2日、農林水産省、国土交通省及び関係国会議員等に対し、事業予算の確保などについての要望を行ってまいりました。
また、翌8月3日、管内市町村で構成しております石狩地方開発促進期成会及び関係8市町で構成しております道央圏連絡道路整備促進期成会が連携いたしまして、それぞれ事業予算の確保等につきまして、国土交通省など関係省庁、関係国会議員等に対し要望を行ってきたところでございます。
なお、石狩地方開発促進期成会の平成29年度開発関係予算に関する要望項目につきましては、資料9ページ、別紙6に記載の計13項目でございます。
次に、平成28年度工事契約状況についてでありますが、資料10ページの別紙7のとおり、8月12日現在におきまして、総務部契約関連では、土木工事、建築工事合わせて、契約件数77件、契約率88.8%、水道部契約関連では、水道工事、下水道工事合わせて、契約件数30件、契約率54.1%となっております。
詳細につきましては、資料をごらんいただきたいと存じます。
以上をもちまして、行政報告を終わります。
議長(三角芳明君)
これより行政報告に対する質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
以上をもって、行政報告を終結いたします。
◎ 各常任委員会所管事務調査報告
議長(三角芳明君)
日程第5 各常任委員会所管事務調査報告を議題といたします。
初めに、総務文教常任委員長の報告を求めます。
総務文教常任委員長(相馬芳佳君)
当委員会の閉会中の所管事務調査のうち、道立高等養護学校の誘致について、及び江別版生涯活躍のまち構想について御報告申し上げます。
初めに、道立高等養護学校の誘致についてですが、誘致期成会は、江別市を含めた札幌圏の子供たちが、住みなれた地域で適切な教育を受けられるよう、平成27年3月に閉校となった札幌盲学校跡地に高等養護学校を誘致するため、特定非営利活動法人江別手をつなぐ育成会及び江別市特別支援学級父母の会が発起人となり、平成23年11月に設立されております。
誘致期成会では、これまで署名活動や北海道議会への請願書の提出、北海道及び北海道教育委員会に対する要望書の提出等の活動を行っており、平成27年3月には、北海道議会において、江別市への高等養護学校の設置の件についての請願が全会一致により採択されておりますが、その後、北海道教育委員会から出された平成28年度及び平成29年度の公立特別支援学校配置計画案に、江別市への設置が盛り込まれませんでした。
こうしたことから、本年6月30日に開催された第7回の誘致期成会総会において、市長から、北海道に対して、高等養護学校に進学する児童・生徒数の増加が見込まれなければ、新たな学校が設置できないという考え方から転換してもらうために、障がい者、健常者、高齢者、大学生など全ての人が活躍できる生涯活躍のまち構想を提案し、高等養護学校誘致の実現につなげていきたいとの発言がありました。それに対して、保護者である委員からは、遠隔地への進学を余儀なくされている状況であり、実習先の確保などの環境整備を江別市から率先して打ち出してもらえることはありがたく、それにより誘致の早期実現を期待するとの意見が出されたとのことです。
これらの意見等を踏まえ、改めて北海道と北海道教育委員会に対して、要望書を提出することとなったとのことであります。
7月29日には、北海道教育委員会の柴田達夫教育長を訪問し、要望書を提出するとともに、横山真誘致期成会会長を初め各出席者から、道議会での請願採択も踏まえ、早期に高等養護学校を設置してほしい旨要望したほか、8月4日には、辻泰弘副知事を訪問し、北海道知事宛ての要望書を提出したとのことであります。
次に、江別版生涯活躍のまち構想についてでありますが、市では、構想案に対する第三者からの意見を聴取するため、学識経験者など10名の委員で構成される生涯活躍のまち構想有識者会議を設置し、構想策定に向けた事務を進めておりますが、このたび庁内での協議を経て、札幌盲学校跡地を中心とした大麻タウン型モデルを優先的に実施すべきとする案を有識者会議に提出するとの報告を受けております。
江別版生涯活躍のまち構想の基本的な考え方は、江別市民の市内での住みかえ等を念頭に、医療・介護や買い物等の生活利便の確保により、生涯にわたって安心して生活できるまちづくりを目指すこと、若い世代など多世代や多様な主体との交流を促すなど、共生のまちの実現を目指し、まちの持続可能性を高めること、そして、四つの大学や自然環境、商店街でのソーシャルビジネスなどの江別市の特色ある社会資源を十分に活用し、社会参加できる環境づくりを行うこととされております。
これらをもとに、事業に適した土地や地域について検討した結果、歴史ある江別小学校跡地活用によるまちなか型モデル、野幌森林公園の自然に触れる田園地域型モデル、札幌盲学校跡地を中心とした大麻タウン型モデルの3カ所を比較検討の候補地としたとのことであります。
それぞれの候補地の強みや弱みといった特徴について整理した結果、三つのプランはいずれも生涯活躍のまち構想としての可能性を有しているとされておりますが、中でも札幌盲学校跡地を中心とした大麻タウン型モデルについては、既存の生活利便環境や、多世代交流、大学・商店街における社会参加の機会などが期待できること、また、高等養護学校の誘致活動により、高齢者と障がい者、若者などが交流する共生のまちへの意識が高まっていること、さらに、大麻団地まちづくり指針を提言するなど、従来からまちづくりの議論を重ねてきた地域でもあり、構想の導入に向けた熟度が高まっていると言えることから、このモデルを優先的に実施すべきという結論に達したとのことであります。
今後、江別市生涯活躍のまち構想有識者会議において、市の案に対する御意見を伺った上で、年度内の江別版生涯活躍のまち構想案策定に向けて作業を進めていきたいとのことであります。
以上、2件について御報告申し上げ、当委員会の閉会中における所管事務調査報告といたします。
議長(三角芳明君)
これより総務文教常任委員長報告に対する質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
以上で、総務文教常任委員長報告を終結いたします。
次に、経済建設常任委員長の報告を求めます。
経済建設常任委員長(野村尚志君)
それでは、当委員会の閉会中の所管事務調査のうち、農作物生育状況調査について御報告申し上げます。
去る7月26日に石狩農業改良普及センターの御協力をいただき、豊幌地区において水稲の調査を、東野幌地区において採種の春まき小麦の調査を、また、西野幌地区において花卉の調査をそれぞれ実施いたしました。
まず、調査時点における市内の水稲、秋まき小麦及び春まき小麦の生育状況を申し上げますと、本年は融雪が早く、好天に恵まれたことにより、春先は例年よりも早く生育したものの、6月の天候不順や低気温の影響により、水稲及び秋まき小麦は平年より1日程度、初冬まきのハルユタカを含む春まき小麦は平年より1日から2日程度、それぞれ遅く生育しているとのことであります。
以下、現地調査を行った農作物の概要を順次申し上げます。
水稲については、播種期は平年より2日早く、育苗中の好天で生育が進み、育苗日数はやや短い傾向となったものの、6月の日照不足が響き、茎数確保が十分ではない圃場も見られたとのことであります。その後、好天に恵まれたことにより、生育状況はおおむね回復しており、収穫までの間、引き続き、いもち病の発生などに警戒していくとのお話を伺っております。
また、近年、代かきした田に直接もみをまく直播方式を一部で導入しておりますが、自己所有の散粒機を使用して播種作業を行うなど、労力や経費を削減する取り組みを続けており、本年は、直播方式の課題の一つであるヒエなどの雑草の防除について、除草剤の使用回数や時期等の試行を重ねることにより、効果があらわれているとのことでありました。
次に、初冬まき栽培のハルユタカに代表される春まき小麦は、融雪が早かったことから順調に生育が進み、春先に1平方メートル当たり400本以上の茎数が確保できたとのことでありますが、6月の天候不順により、成熟期は平年よりややおくれる見込みであるとの説明がありました。
現在、ハルユタカの種をとる農家は市内に5戸ありますが、病害虫による被害を防ぐとともに、穂の形が異なる小麦を抜き取る作業を何度も重ねているとのことであります。圃場には、施肥や農薬の管理、さらには、前作、前々作の作付状況などが明示された管理日誌と書かれた表札が配置され、採種圃場としての厳しい審査を受ける中で、良質な種子の生産のための取り組みを続けているとのことでありました。
次に、花卉につきましては、トルコギキョウやデルフィニウムなどの栽培状況について説明を受けました。
近年における需要の変化や労働力確保などの課題がある中で、採花時期をずらすなど、他の生産者と差別化を図ることや、隣接する札幌市に市場を絞ることでコストを削減するなど、工夫をして取り組んでいるとのお話を伺っております。また、株式会社フラワーテクニカえべつの育苗事業により、花卉苗が安定して供給されていることが、生産に大きく貢献しているとのことであります。
調査の概要は以上のとおりであります。
これから実りの秋を迎えることとなりますが、8月には台風の通過に伴い、市内の広い地域で、バレイショやタマネギ、大豆などの圃場の冠水が確認されており、今後の農作物の生育や収穫への影響が懸念されるところであります。生産農家の日々の努力と苦労が実を結ぶことを祈念しながら、当委員会といたしましても今後の推移を注視してまいりたいと思います。
以上、申し上げまして、当委員会の閉会中における所管事務調査報告といたします。
議長(三角芳明君)
これより経済建設常任委員長報告に対する質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
以上で、経済建設常任委員長報告を終結いたします。
これをもって、各常任委員会所管事務調査報告を終結いたします。
◎ 議案第59号及び議案第60号
議長(三角芳明君)
日程第6及び第7 議案第59号及び議案第60号の財産の取得について、以上2件を一括議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
建設部長(安藤明彦君)
ただいま上程になりました議案第59号及び議案第60号の財産の取得について、一括して提案理由を御説明申し上げます。
両議案は、市が保有する除雪車の老朽化に伴い、それぞれ車両を更新しようとするものであり、議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第3条の規定により、議会の議決を求めようとするものであります。
初めに、議案第59号は、大型ロータリー除雪車の購入でありますが、現在、市では9台の大型ロータリー除雪車を保有しており、そのうち平成10年度に購入した車両1台を更新しようとするものであります。
取得しようとする除雪車は、最大除雪幅が2.6メートル、最大除雪高が1.7メートルのものであります。
本件につきましては、去る6月30日に一般競争入札を行った結果、ナラサキ産業株式会社北海道支社が3,378万2,400円で落札し、翌7月1日に売買に関する仮契約を締結したところであります。
次に、議案第60号は、歩道ロータリー除雪車の購入でありますが、現在、市では13台の歩道ロータリー除雪車を保有しており、そのうち平成7年度及び平成10年度に購入した車両各1台、計2台を更新しようとするものであります。
取得しようとする除雪車は、いずれも最大除雪幅1.3メートル、最大除雪高が1メートルのものであります。
本件につきましては、去る7月28日に一般競争入札を行った結果、株式会社日本除雪機製作所が3,503万5,200円で落札し、翌7月29日に売買に関する仮契約を締結したところであります。
なお、詳細につきましては、添付の参考資料を御参照いただきたいと存じます。
以上、提案理由を御説明申し上げましたので、よろしく御審議の上、御決定賜りますようお願い申し上げます。
議長(三角芳明君)
これより議案第59号及び議案第60号に対する一括質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
お諮りいたします。
議案第59号及び議案第60号については、委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、そのように決しました。
これより議案第59号 財産の取得についてに対する討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
討論なしと認めます。
引き続き、議案第59号を採決いたします。
議案第59号は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、原案のとおり決しました。
次に、議案第60号 財産の取得についてに対する討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
討論なしと認めます。
引き続き、議案第60号を採決いたします。
議案第60号は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、原案のとおり決しました。
◎ 議案第61号
議長(三角芳明君)
日程第8 議案第61号 訴えの提起についてを議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
健康福部長(真屋淳子君)
ただいま上程になりました議案第61号 訴えの提起について、提案理由を御説明申し上げます。
本件は、国民健康保険法に基づく損害賠償請求の訴えを提起するため、地方自治法第96条第1項第12号の規定により、議会の議決を求めようとするものであります。
国民健康保険の保険者は、交通事故など第三者の加害行為によって給付事由が生じ、これに対して保険給付を行ったときは、国民健康保険法第64条第1項の規定により、保険給付の価額の限度において、被保険者が加害者に対して有する損害賠償の請求権を取得するものとされております。
本件は、当該規定に基づき、交通事故に起因した保険給付の損害賠償について、これまで加害者等に対し支払いを求めてまいりましたが、期限までに支払いがないため、訴えにより支払いを求めるものであります。
訴えの相手方は、議案に記載のとおり、交通事故の原因となった自動車の運転者のほか、当該自動車の所有者及び当該自動車が加入する損害保険会社であります。
なお、損害賠償請求額は、現在までに確定している本年6月分までの保険給付の価額3,403万1,184円と、この金額に対する支払いまでの遅延損害金でありますが、被害者の治療が継続しているため、請求額は訴訟の終結までにふえる見込みであります。
以上、提案理由を御説明申し上げましたので、よろしく御審議の上、御決定賜りますようお願い申し上げます。
議長(三角芳明君)
これより本件に対する質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
お諮りいたします。
本件については、委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、そのように決しました。
これより議案第61号 訴えの提起についてに対する討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
討論なしと認めます。
引き続き、議案第61号を採決いたします。
議案第61号は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、原案のとおり決しました。
◎ 議案第62号ないし議案第64号
議長(三角芳明君)
日程第9ないし第11 議案第62号 団体営土地改良事業の施行について、議案第63号 幌向揚水機場の管理事務の委託について及び議案第64号 中樹林揚水機場の管理事務の委託について、以上3件を一括議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
経済部長(後藤好人君)
ただいま上程になりました議案第62号 団体営土地改良事業の施行について、議案第63号 幌向揚水機場の管理事務の委託について及び議案第64号 中樹林揚水機場の管理事務の委託について、一括して提案理由を御説明申し上げます。
初めに、議案第62号 団体営土地改良事業の施行についてでありますが、幌向地区及び中樹林地区において、基幹水利施設管理事業を施行するに当たりまして、土地改良法第96条の2第2項の規定により、議会の議決を求めようとするものであります。
当該事業は、国の補助事業で、揚水機場等の維持管理費に対して助成措置が講じられるものであります。
まず、幌向地区でありますが、江別市を含む6市5町にまたがる地域において、平成7年度から実施している国営かんがい排水事業道央用水地区により改修した幌向揚水機場が、当該補助事業の対象となるものであります。
当該揚水機場は、南幌町508番5に設置されており、江別市、岩見沢市及び南幌町が共同で管理を行うもので、総受益面積1,147.35ヘクタールのうち、江別市は418.57ヘクタールとなっております。
なお、施行につきましては、平成29年度からであり、維持管理費の負担割合は国庫及び道費負担がそれぞれ30%、地元負担が40%となりますが、このうち江別市の負担割合は14.59%であります。
次に、中樹林地区でありますが、現在、北海土地改良区が所有している中樹林揚水機場について、このたび関係機関の協議により、北海土地改良区から国に対して寄附されることから、同じく補助事業の対象となるものであります。
当該揚水機場は、南幌町779番9に設置されており、江別市及び南幌町が共同で管理を行うもので、総受益面積1,018.34ヘクタールのうち、江別市は315.63ヘクタールとなっております。
なお、施行につきましては、幌向揚水機場と同様、平成29年度からであり、維持管理費の負担割合は国庫及び道費負担がそれぞれ30%、地元負担が40%となりますが、このうち江別市の負担割合は12.4%であります。
次に、議案第63号 幌向揚水機場の管理事務の委託について及び議案第64号 中樹林揚水機場の管理事務の委託についてでありますが、今ほど議案第62号で御説明いたしましたとおり、この二つの揚水機場は、いずれも南幌町に所在することから、当該揚水機場の共同管理に当たり、江別市は南幌町に事務を委託しようとするものであります。
そのため、両市町が議案に記載の規約案のとおり協議することについて、地方自治法第252条の14第3項の規定により、議会の議決を求めようとするものであります。
当該規約の内容でありますが、第1条では、管理事務を南幌町に委託することを、第2条では、管理及び執行の方法を、第3条では、管理及び執行に要する経費の負担を、第4条では、管理及び執行の方法を変更する場合の通知を、第5条では、連絡会議の開催について、それぞれ規定しております。
なお、附則において、施行日を告示の日からとするものであります。
以上、提案理由を御説明申し上げましたので、よろしく御審議の上、御決定賜りますようお願い申し上げます。
議長(三角芳明君)
これより議案第62号ないし議案第64号に対する一括質疑に入ります。
質疑ありませんか。
赤坂伸一君
維持管理費についてお伺いします。
おそらく所管の委員会で話されたのかもしれませんけれども、それぞれの年間の維持管理費が大体どのくらいなのか。そして、江別市の負担が幾らなのか。そのことだけお伺いしたいと思います。
議長(三角芳明君)
答弁調整のため暫時休憩いたします。
───────────────────
午前10時42分 休憩
午前10時54分 再開
───────────────────
議長(三角芳明君)
再開いたします。
赤坂議員の質疑に対する答弁を求めます。
経済部長(後藤好人君)
赤坂議員の質疑に御答弁申し上げます。
平成29年度の概算の見込み額として計算したものですが、幌向地区でおおむね2,000万円程度です。そのうち、江別市の負担と農家の負担の割合が今後それぞれ出てくる形になりますが、中樹林地区につきましては、おおむね1,500万円程度が平成29年度の概算の経費となっております。
以上でございます。
議長(三角芳明君)
ほかに質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
これをもって質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
議案第62号ないし議案第64号については、委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、そのように決しました。
上程中の議案第62号ないし議案第64号については、あらかじめ議会運営委員会と諮りました結果、討論及び採決の議事を延期いたします。
◎ 議案第65号
議長(三角芳明君)
日程第12 議案第65号 江別市税条例の一部を改正する条例の制定についてを議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
総務部長(齊藤俊彦君)
ただいま上程になりました議案第65号 江別市税条例の一部を改正する条例の制定について、提案理由を御説明申し上げます。
初めに、改正の理由でありますが、日本と台湾との間における所得に対する二重課税の回避及び脱税の防止のために、平成28年3月31日に外国人等の国際運輸業に係る所得に対する相互主義による所得税等の非課税に関する法律が一部改正されております。
この法改正により、台湾において設立された法人等から支払いを受ける特例適用利子等及び特例適用配当等に関し、個人市民税の課税の特例が定められたことから、これに伴う所要の改正を行おうとするものであります。
次に、改正の内容でありますが、1ページの附則第20条の2の改正は、今回の改正に伴い、引用条項及び字句を整備するとともに、1条繰り下げて附則第20条の3とするものであります。
次に、1ページ下段から3ページまでの改正は、附則第20条の2として、特例適用利子等及び特例適用配当等に関し、個人市民税の課税の特例の規定を追加するもので、他の所得と分離して課税し、その税率を100分の3とするものであります。
最後に3ページ下段、改正附則において、施行期日を平成29年1月1日とするほか、経過措置を設けるものであります。
以上、提案理由を御説明申し上げましたので、よろしく御審議の上、御決定賜りますようお願い申し上げます。
議長(三角芳明君)
これより本件に対する質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
上程中の議案第65号は、総務文教常任委員会に付託いたします。
◎ 議案第66号
議長(三角芳明君)
日程第13 議案第66号 江別市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定についてを議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
健康福祉部長(真屋淳子君)
ただいま上程になりました議案第66号 江別市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について、提案理由を御説明申し上げます。
初めに、改正の理由でありますが、本議案は、先ほど上程されました議案第65号と同様に、外国人等の国際運輸業に係る所得に対する相互主義による所得税等の非課税に関する法律の一部改正に伴うもので、台湾において設立された法人等から支払いを受ける特例適用利子等及び特例適用配当等を国民健康保険税の所得割額の算定及び軽減判定に用いる所得金額に算入するため、所要の改正を行おうとするものであります。
次に、改正の内容でありますが、附則第11項から第13項までを2項ずつ繰り下げ、特例適用利子等及び特例適用配当等について、それぞれ規定を追加するものであります。
なお、附則において、施行期日を平成29年1月1日とするほか、経過措置を設けるものであります。
以上、提案理由を御説明申し上げましたので、よろしく御審議の上、御決定賜りますようお願い申し上げます。
議長(三角芳明君)
これより本件に対する質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
上程中の議案第66号は、生活福祉常任委員会に付託いたします。
◎ 議案第67号
議長(三角芳明君)
日程第14 議案第67号 江別市都市と農村の交流センター条例の制定についてを議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
経済部長(後藤好人君)
ただいま上程になりました議案第67号 江別市都市と農村の交流センター条例の制定について、提案理由を御説明申し上げます。
初めに、制定の理由でありますが、現在、旧江北中学校跡地に建設中の都市と農村の交流センターにつきまして、地方自治法第244条の2の規定により、当該施設の設置及び管理等に関する条例を新たに定めようとするものであります。
次に、この条例の概要でありますが、全16条と附則2項から成るものであり、第1条では、施設の設置目的を、第2条では、名称及び位置を、第3条では、開館時間及び休館日を、第4条から第6条までは、使用の許可、制限、取り消し等に関することを、第7条から第9条までは、使用料、使用料の減免及び還付に関することを、第10条では、目的外使用等の禁止を、第11条では、特別の設備を設け、または特殊物件を搬入しようとする場合の事前許可を、第12条では、使用場所の原状回復を、第13条では、使用者の使用により附属設備等が損傷した場合の損害賠償を、第14条及び第15条では、指定管理者による管理及び利用料金をそれぞれ定めるものであります。
なお、附則において、施行期日を平成29年4月1日とするほか、現在美原にある江別市農村環境改善センターの機能を都市と農村の交流センターに移転することに伴い、江別市農村環境改善センター条例について所要の改正を行うものであります。
以上、提案理由を御説明申し上げましたので、よろしく御審議の上、御決定賜りますようお願い申し上げます。
議長(三角芳明君)
これより本件に対する質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
上程中の議案第67号は、経済建設常任委員会に付託いたします。
◎ 議案第68号
議長(三角芳明君)
日程第15 議案第68号 土地改良法に基づく市営土地改良事業の経費の賦課徴収に関する条例の一部を改正する条例の制定についてを議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
経済部長(後藤好人君)
ただいま上程になりました議案第68号 土地改良法に基づく市営土地改良事業の経費の賦課徴収に関する条例の一部を改正する条例の制定について、提案理由を御説明申し上げます。
初めに、改正の理由でありますが、平成29年度から、団体営土地改良事業として、基幹水利施設管理事業を施行するに当たり、江別市が他の市町と共同で、幌向揚水機場及び中樹林揚水機場を管理する予定であります。
事業に要する経費に係る賦課金については、土地改良法第36条第1項及び第96条の4の規定により、市が受益者から直接徴収する方法のほか、土地改良区を通じて徴収することもできるため、土地改良区による徴収が可能となるよう所要の改正を行うものであります。
次に、改正の内容でありますが、第2条の2に、事業の施行に係る地域の土地改良区の組合員に対する賦課徴収金にかえて、土地改良区の同意を得て、これに相当する額を土地改良区から徴収することができる旨の規定を追加するほか、条項、字句等の整備を行うものであります。
なお、附則において、施行期日を公布の日からとするものであります。
以上、提案理由を御説明申し上げましたので、よろしく御審議の上、御決定賜りますようお願い申し上げます。
議長(三角芳明君)
これより本件に対する質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
上程中の議案第68号は、経済建設常任委員会に付託いたします。
◎ 議案第69号及び議案第70号
議長(三角芳明君)
日程第16及び第17 議案第69号 平成28年度江別市一般会計補正予算(第2号)及び議案第70号 平成28年度江別市介護保険特別会計補正予算(第1号)、以上2件を一括議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
副市長(佐々木雄二君)
ただいま上程になりました議案第69号 平成28年度江別市一般会計補正予算(第2号)及び議案第70号 平成28年度江別市介護保険特別会計補正予算(第1号)につきまして、一括して提案理由を御説明申し上げます。
初めに、一般会計でありますが、今次補正は、第1に、国等の予算動向による変更等の措置、第2に、国・道補助負担金の確定に伴う措置、第3に、その他緊急を要するものへの措置を行うものであります。
以下、その概要につきまして、御説明申し上げます。
予算書の5ページ、3の歳出をお開きいただきたいと存じます。
まず、3款民生費でありますが、1項1目社会福祉総務費は、生活困窮者自立支援事業に係る平成27年度分の国庫負担金の精算返還金として63万6,000円を追加するものであり、2目老人福祉費は、市内介護施設における排せつ支援機器や見守り支援ベッドの整備に対する補助として238万1,000円を追加するものであり、5目臨時福祉給付費は、臨時福祉給付金及び事務費に係る平成27年度分の国庫補助金の精算返還金として3,503万2,000円を追加するものであります。
2項4目保育所費は、子供のための教育・保育給付費に係る平成27年度分の国・道負担金の精算返還金として1,527万6,000円を追加するものであり、9目子育て世帯臨時特例給付費は、子育て世帯臨時特例給付金及び事務費に係る平成27年度分の国庫補助金の精算返還金として712万3,000円を措置するものであり、3項1目生活保護総務費は、平成27年度分の生活保護費国庫負担金等の精算返還金として4,883万4,000円を追加するものであります。
次に、4款衛生費でありますが、1項3目予防接種費は、B型肝炎ワクチンの定期接種化に伴う予防接種経費として847万6,000円を追加するものであります。
次に、6款農林水産業費でありますが、1項4目営農対策費は、市内農業者の共同出資法人による農畜産物直売所の整備に対する補助として2,860万円を措置するものであります。
以上が歳出の概要でありますが、これに対応いたします歳入につきましては、4ページ、2の歳入にお戻りいただきたいと存じます。
15款国庫支出金及び16款道支出金は、歳出の事務事業に対応する特定財源として、また、20款繰越金は、今次補正の一般財源として所要の措置を行うものであります。
次に、1ページにお戻りいただきたいと存じます。
以上の結果、今次補正額は1億4,635万8,000円の追加となりまして、これを既定の歳入歳出予算の総額466億8,104万5,000円に加えますと、その総額は468億2,740万3,000円となるものであります。
次に、議案第70号 平成28年度江別市介護保険特別会計補正予算(第1号)につきまして、御説明申し上げます。
予算書の4ページ、3の歳出をお開きいただきたいと存じます。
4款1項1目償還金及び還付加算金の国庫負担金等返還金は、平成27年度決算に基づく国庫支出金、道支出金及び支払基金交付金の精算返還金として7,687万4,000円を、保険料還付金及び加算金は、所得更正に伴う介護保険料還付金の増加への対応として980万円をそれぞれ追加するものであります。
5款1項1目基金積立金は、平成27年度の決算剰余金などを基金に積み立てるため3,692万6,000円を追加するものであります。
これに対応いたします歳入につきましては、4ページ上段、2の歳入にありますように、4款支払基金交付金及び6款繰越金をもって措置するものであります。
次に、1ページにお戻りいただきたいと存じます。
以上の結果、今次補正額は1億2,360万円の追加となりまして、これを既定の歳入歳出予算の総額90億1,600万円に加えますと、その総額は91億3,960万円となるものであります。
以上、一般会計及び介護保険特別会計に係る補正の内容につきまして御説明申し上げましたので、よろしく御審議の上、御決定賜りますようお願い申し上げます。
議長(三角芳明君)
これより議案第69号及び議案第70号に対する一括質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
お諮りいたします。
議案第69号及び議案第70号については、委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、そのように決しました。
これより議案第69号 平成28年度江別市一般会計補正予算(第2号)に対する討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
討論なしと認めます。
引き続き、議案第69号を採決いたします。
議案第69号は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、原案のとおり決しました。
次に、議案第70号 平成28年度江別市介護保険特別会計補正予算(第1号)に対する討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
討論なしと認めます。
引き続き、議案第70号を採決いたします。
議案第70号は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、原案のとおり決しました。
◎ 認定第1号ないし認定第3号
議長(三角芳明君)
日程第18ないし第20 認定第1号 平成27年度江別市水道事業会計決算を認定に付することについて、認定第2号 平成27年度江別市下水道事業会計決算を認定に付することについて及び認定第3号 平成27年度江別市病院事業会計決算を認定に付することについて、以上3件を一括議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
水道部長(松田俊樹君)
ただいま上程になりました認定第1号 平成27年度江別市水道事業会計決算を認定に付することについて及び認定第2号 平成27年度江別市下水道事業会計決算を認定に付することについて、一括して提案理由を御説明申し上げます。
初めに、水道事業会計決算について御説明申し上げます。
平成27年度水道事業の事業概況につきましては、決算書の16ページから20ページに記載しておりますので、御参照いただきたいと存じます。
平成27年度の水道事業は、江別市水道事業中期経営計画(第11次水道事業財政計画)の2年目として、災害に強く安定した給水を行うため、基幹管路の耐震化や老朽化した配水管の布設がえ等による管網整備を引き続き実施したほか、文京台ポンプ場の老朽化した配水ポンプの更新等を実施いたしました。
決算につきましては、収益的収支では、収益が予算額を下回りましたが、管理運営費の節減などに努めた結果、25億7,663万7,586円の収入に対し、支出は22億5,627万7,408円の執行で、収支差し引きでは3億2,036万178円となり、消費税を整理いたしました当年度純利益は2億4,791万8,191円となったものであります。
また、資本的収支では、収入の2億4,762万9,292円に対し、支出は12億4,384万6,424円の執行となり、収支差し引き不足額9億9,621万7,132円は、減債積立金、過年度分損益勘定留保資金などをもって補塡いたしたものであります。
次に、下水道事業会計決算について御説明申し上げます。
平成27年度下水道事業の事業概況につきましては、決算書の16ページから20ページに記載しておりますので、御参照いただきたいと存じます。
平成27年度の下水道事業は、江別市下水道事業中期経営計画(第10次下水道事業財政計画)の2年目として、安全で快適な生活環境を確保するため、管路整備や老朽施設の更新を実施するとともに、長寿命化計画策定に係る調査を実施いたしました。
決算につきましては、収益的収支では、収益は予算額を下回りましたが、効率的な事業運営に努めた結果、35億9,845万1,963円の収入に対し、支出は33億707万9,047円の執行で、収支差し引きでは2億9,137万2,916円となり、消費税を整理いたしました当年度純利益は2億4,447万9,125円となったものであります。
また、資本的収支では、収入の12億5,724万5,710円に対し、支出は24億3,399万3,572円の執行となり、収支差し引き不足額11億7,674万7,862円は、減債積立金、過年度分損益勘定留保資金などをもって補塡いたしたものであります。
以上、水道事業会計決算及び下水道事業会計決算の概要を申し上げましたが、今後ともより一層安全な水道水の安定供給、快適な生活環境整備を進めるため、効率的な事業執行に努め、健全な財政運営を図ってまいりたいと考えております。
なお、両事業会計に係る決算状況の詳細につきましては、決算報告書、財務諸表及び監査委員からの決算審査意見書を御参照いただきたいと存じます。
以上、提案理由を御説明申し上げましたので、よろしく御審議の上、御認定賜りますようお願い申し上げます。
病院事務長(吉岡和彦君)
ただいま上程になりました認定第3号 平成27年度江別市病院事業会計決算を認定に付することについて、提案理由を御説明申し上げます。
決算の概況につきましては、決算書の18ページから23ページに記載しておりますので、御参照いただきたいと存じます。
平成27年度は、公立病院改革プランに基づく不良債務解消の最終年次として、病院再建に向けた取り組みを引き続き推進いたしました。
まず、重要課題である医療体制の整備についてでありますが、総合内科医や消化器科医の増員により、内科診療体制の一層の充実を図るとともに、認定看護師の資格取得の推進や看護師の安定的な確保を実現することで、医療提供体制の強化に努めてまいりました。加えて、平成28年3月には、MRIの更新を行うことで検査機能の強化を図っております。
また、高齢者や退院患者等が自宅で安心して療養できるよう在宅診療を進めるとともに、周辺町村等と協議の上、医師を派遣するなど、引き続き地域医療支援に取り組んでまいりました。
経営面においては、入院患者数及び入院診療単価は前年度を上回ったものの、外来患者数及び外来診療単価が前年度を下回ったことから、病院事業収益全体では、前年度より1.0%、約6,900万円の減少となり、この結果、平成27年度は、約4億8,000万円の純損失を計上することになりました。
このため、一般会計から7億5,000万円の長期借り入れを行い、平成27年度までに解消を求められていた不良債務約3億9,000万円を解消するとともに、単年度資金収支を約4億5,600万円の黒字とすることができたものであります。
そこで、病院の利用状況でありますが、入院患者は9万1,828人、外来患者は17万5,216人、合計26万7,044人で、1日当たりでは972人となっております。
次に、収益的収支でありますが、まず、収益では、前年度に比べ外来収益は減少したものの、入院収益は増加し、決算額は69億4,241万633円となり、予算額を4,853万9,367円下回り、99.3%の執行率となったものであります。
一方、費用では、入院収益の増収等に伴い薬品費などの材料費が増加し、また、診療体制維持のための職員確保や給与改定等の影響から給与費が増加したことから、決算額は74億2,048万4,840円で、98.9%の執行率となったものであります。
この結果、損益計算では、純損失が4億8,178万5,043円となり、当年度未処理欠損金は78億1,067万7,666円となったものであります。
次に、資本的収支でありますが、収入では、医療器械器具等整備のための企業債、出資金などを合わせまして、決算額は7億9,926万4,000円、また、支出では、企業債の償還、医療器械器具の購入などにより、決算額は11億9,361万3,464円となり、収支差し引き不足額3億9,434万9,464円は、当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額111万5,654円で補塡し、なお不足する額3億9,323万3,810円は一時借入金等で措置したものであります。
以上が決算の概要であります。
平成27年度は、これまで同様、さまざまな方策により、公立病院改革プラン及び経営健全化計画の着実な実行を目指してきたところでありますが、患者数の減少に伴う収益の減、職員確保や給与改定に伴う人件費の増等による影響が大きく、病院単独では単年度資金収支の黒字化が困難であったことから、一般会計から資金を借り入れることにより不良債務を解消したものであります。
平成28年度においては、入院診療費算定をDPCに移行するとともに、地域包括ケア病棟を導入するなど、抜本的な経営改善に向けた取り組みを職員一丸となって進めているところであります。
なお、決算状況の詳細につきましては、決算報告書、財務諸表及び監査委員からの決算審査意見書を御参照いただきたいと存じます。
以上、認定第3号につきまして御説明申し上げましたので、よろしく御審議の上、御認定賜りますようお願い申し上げます。
議長(三角芳明君)
これより認定第1号ないし認定第3号に対する一括質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
お諮りいたします。
ただいま上程中の認定第1号外2件については、9名をもって構成する決算特別委員会を設置し、これに付託いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、そのように決しました。
ただいま設置されました決算特別委員の選任については、委員会条例第6条第1項の規定により、石田武史議員、内山祥弘議員、岡村繁美議員、相馬芳佳議員、高間専逸議員、角田一議員、星克明議員、宮川正子議員、吉本和子議員、以上9名を指名いたします。
ただいま設置されました決算特別委員会の正副委員長互選のため、暫時休憩いたします。
───────────────────
午前11時26分 休憩
午前11時56分 再開
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議長(三角芳明君)
休憩前に引き続き会議を開きます。
この際、報告いたします。
先ほど設置されました決算特別委員会の委員長に高間専逸議員、副委員長に内山祥弘議員が互選された旨の報告がありました。
◎ 議案第58号
議長(三角芳明君)
日程第21 議案第58号 江別市固定資産評価審査委員会委員の選任についてを議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
市長(三好 昇君)
ただいま上程になりました議案第58号 江別市固定資産評価審査委員会委員の選任について、提案理由を御説明申し上げます。
現在、固定資産評価審査委員会委員であります長内香さんは、本年12月2日をもって任期満了となりますが、引き続き長内香さんを選任いたしたく、地方税法第423条第3項の規定に基づき、議会の同意を求めようとするものであります。
長内香さんは、昭和41年生まれの49歳で、東野幌本町にお住まいであります。
平成19年12月から固定資産評価審査委員会の委員として御活躍されており、固定資産の実態に熟知し、評価等に関して幅広い知識と経験を有する方でありますことから、引き続き選任いたしたくお願い申し上げる次第であります。
以上、提案理由を御説明申し上げましたので、よろしく御同意賜りますようお願い申し上げます。
議長(三角芳明君)
お諮りいたします。
本件については、質疑、委員会付託、討論を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、そのように決しました。
引き続き、議案第58号を採決いたします。
議案第58号は、同意することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、議案第58号は同意することに決しました。
◎ 報告第19号ないし報告第21号
議長(三角芳明君)
日程第22ないし第24 報告第19号 江別市水道事業会計資金不足比率の報告について、 報告第20号 江別市下水道事業会計資金不足比率の報告について及び報告第21号 江別市病院事業会計資金不足比率の報告について、以上3件を一括議題といたします。
本件に対する報告を求めます。
水道部長(松田俊樹君)
ただいま上程になりました報告第19号 江別市水道事業会計資金不足比率の報告について及び報告第20号 江別市下水道事業会計資金不足比率の報告について、一括して御報告申し上げます。
本件は、地方公共団体の財政の健全化に関する法律に基づき、監査委員の審査に付し御報告するものであります。
初めに、水道事業会計の資金不足比率につきましては、平成27年度決算に基づき算定した結果、資金不足額がないことから、資金不足比率についてはなしとなるものであります。
次に、下水道事業会計の資金不足比率につきましても、平成27年度決算に基づき算定した結果、資金不足額がないことから、資金不足比率についてはなしとなるものであります。
以上、一括して御報告申し上げましたので、よろしくお願い申し上げます。
病院事務長(吉岡和彦君)
ただいま上程になりました報告第21号 江別市病院事業会計資金不足比率の報告について御報告申し上げます。
本件は、地方公共団体の財政の健全化に関する法律に基づき、監査委員の審査に付し御報告するものであります。
病院事業会計の資金不足比率につきましては、平成27年度決算に基づき算定した結果、資金不足額がないことから、資金不足比率についてはなしとなるものであります。
以上、御報告申し上げましたので、よろしくお願い申し上げます。
議長(三角芳明君)
これより報告第19号ないし報告第21号に対する一括質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
以上をもって、報告第19号ないし報告第21号を終結いたします。
◎ 散 会 宣 告
議長(三角芳明君)
本日の議事日程は全部終了いたしました。
これをもって散会いたします。
午後 0時01分 散会