平成28年第1回江別市議会定例会会議録(第1号)平成28年2月29日
1 出席議員
26名
議長 | 三角 芳明 君 | 副議長 | 干場 芳子 君 |
議員 | 吉本 和子 君 | 議員 | 高橋 典子 君 |
議員 | 高間 専逸 君 | 議員 | 星 克明 君 |
議員 | 島田 泰美 君 | 議員 | 諏訪部 容子 君 |
議員 | 堀 直人 君 | 議員 | 本間 憲一 君 |
議員 | 石田 武史 君 | 議員 | 清水 直幸 君 |
議員 | 角田 一 君 | 議員 | 山本 由美子 君 |
議員 | 宮本 忠明 君 | 議員 | 野村 尚志 君 |
議員 | 岡村 繁美 君 | 議員 | 鈴木 真由美 君 |
議員 | 赤坂 伸一 君 | 議員 | 内山 祥弘 君 |
議員 | 尾田 善靖 君 | 議員 | 齊藤 佐知子 君 |
議員 | 徳田 哲 君 | 議員 | 宮川 正子 君 |
議員 | 相馬 芳佳 君 | 議員 | 裏 君子 君 |
2 欠席議員
1名
議員 | 齋藤 一 君 |
3 説明のため出席した者の職氏名
市長 | 三好 昇 君 | 副市長 | 佐々木 雄二 君 |
水道事業管理者 | 佐藤 哲司 君 | 総務部長 | 山田 宗親 君 |
企画政策部長 | 北川 裕治 君 | 生活環境部長 | 渡部 丈司 君 |
経済部長兼 総合特区推進監 |
後藤 好人 君 | 健康福祉部長 | 真屋 淳子 君 |
建設部長 | 安藤 明彦 君 | 病院長 | 梶井 直文 君 |
病院事務長 | 吉岡 和彦 君 | 消防長 | 田中 修一 君 |
水道部長 | 松田 俊樹 君 | 会計管理者 | 宮腰 明生 君 |
総務部次長 | 土屋 健 君 | 財政課長 | 野口 貴行 君 |
教育委員会委員長 | 支部 英孝 君 | 教育長 | 月田 健二 君 |
教育部長 | 斉藤 俊彦 君 | 監査委員 | 中村 秀春 君 |
監査委員事務局長 | 小川 和夫 君 | 農業委員会会長 | 萩原 俊裕 君 |
農業委員会事務局長 | 出頭 一彦 君 | 選挙管理委員会 委員長 |
中井 悦子 君 |
選挙管理委員会 事務局長 |
長尾 整身 君 |
4 事務に従事した事務局員
事務局長 | 佐藤 貴史 君 | 次長 | 松井 謙祐 君 |
庶務係長 | 中村 正也 君 | 議事係長 | 阿部 昌史 君 |
主査 | 川合 正洋 君 | 主任 | 壽福 愛佳 君 |
主任 | 丹羽 芳徳 君 | 事務補助員 | 北川 志菜子 君 |
5 議事日程
日程第 1 | 会議録署名議員の指名 |
日程第 2 | 会期の決定 |
日程第 3 | 諸般の報告 |
日程第 4 | 行政報告 |
日程第 5 | 議案第2号 市道路線の認定、変更及び廃止について |
日程第 6 | 議案第3号 石狩教育研修センター組合規約の一部変更について |
日程第 7 | 議案第4号 江別市議会等の調査等及び公聴会に出頭する者の費用弁償条例の一部を改正する条例の制定について |
日程第 8 | 議案第5号 江別市議会の議員その他非常勤の職員等の公務災害補償等に関する条例の一部を改正する条例の制定について |
日程第 9 | 議案第6号 江別市文教地区建築条例の一部を改正する条例の制定について |
日程第10 | 議案第28号 平成27年度江別市一般会計補正予算(第4号) |
日程第11 | 議案第29号 平成27年度江別市国民健康保険特別会計補正予算(第2号) |
日程第12 | 議案第30号 平成27年度江別市介護保険特別会計補正予算(第2号) |
日程第13 | 議案第31号 平成27年度江別市基本財産基金運用特別会計補正予算(第1号) |
日程第14 | 議案第32号 平成27年度江別市水道事業会計補正予算(第1号) |
日程第15 | 議案第33号 平成27年度江別市下水道事業会計補正予算(第1号) |
日程第16 | 議案第34号 平成27年度江別市病院事業会計補正予算(第2号) |
日程第17 | 議案第35号 平成28年度江別市一般会計予算 |
日程第18 | 議案第36号 平成28年度江別市国民健康保険特別会計予算 |
日程第19 | 議案第37号 平成28年度江別市後期高齢者医療特別会計予算 |
日程第20 | 議案第38号 平成28年度江別市介護保険特別会計予算 |
日程第21 | 議案第39号 平成28年度江別市基本財産基金運用特別会計予算 |
日程第22 | 議案第40号 平成28年度江別市水道事業会計予算 |
日程第23 | 議案第41号 平成28年度江別市下水道事業会計予算 |
日程第24 | 議案第42号 平成28年度江別市病院事業会計予算 |
日程第25 | 議案第7号 江別市行政不服審査条例の制定について |
日程第26 | 議案第8号 江別市情報公開条例及び江別市個人情報保護条例の一部を改正する条例の制定について |
日程第27 | 議案第9号 江別市行政手続条例の一部を改正する条例の制定について |
日程第28 | 議案第10号 江別市固定資産評価審査委員会条例の一部を改正する条例の制定について |
日程第29 | 議案第11号 江別市職員の退職管理に関する条例の制定について |
日程第30 | 議案第12号 地方公務員法の改正に伴う関係条例の整備に関する条例の制定について |
日程第31 | 議案第15号 江別市税条例の一部を改正する条例の制定について |
日程第32 | 議案第16号 江別市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について |
日程第33 | 議案第17号 江別市重度心身障害者医療費助成条例の一部を改正する条例の制定について |
日程第34 | 議案第18号 江別市放課後児童クラブ利用者負担金徴収条例の一部を改正する条例の制定について |
日程第35 | 議案第23号 江別市手数料条例の一部を改正する条例の制定について |
日程第36 | 議案第24号 江別市火葬場条例の一部を改正する条例の制定について |
日程第37 | 議案第25号 江別市勤労者研修センター条例の一部を改正する条例の制定について |
日程第38 | 議案第26号 江別市陶芸の里条例の一部を改正する条例の制定について |
日程第39 | 議案第13号 江別市職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例の制定について |
日程第40 | 議案第14号 江別市教育委員会の教育長の勤勉手当の特例に関する条例の制定について |
日程第41 | 議案第19号 江別市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例等の一部を改正する条例の制定について |
日程第42 | 議案第27号 江別市火災予防条例の一部を改正する条例の制定について |
日程第43 | 議案第20号 江別市消費生活センター条例の制定について |
日程第44 | 議案第21号 江別市地区計画区域内建築物等の制限に関する条例の一部を改正する条例の制定について |
日程第45 | 議案第22号 江別市建築審査会条例の一部を改正する条例の制定について |
日程第46 | 議案第1号 江別市公平委員会委員の選任について |
日程第47 | 請願第1号 泊原子力発電所など国内の原子力発電所の再稼働の中止と3.11被災者の支援に関することについて |
日程第48 | 陳情第1号 水道事業について |
日程第49 | 陳情第2号 汚泥肥料について |
6 議事次第
◎ 開会宣告・開議宣告
議長(三角芳明君)
これより平成28年第1回江別市議会定例会を開会いたします。
ただいまの出席議員は26名で定足数に達しております。
直ちに本日の会議を開きます。
◎ 議事日程
議長(三角芳明君)
本日の議事日程は、お手元に配付いたしましたとおりであります。
◎ 会議録署名議員の指名
議長(三角芳明君)
日程第1 会議録署名議員の指名を行います。
会議規則第111条の規定により、
尾田議員
徳田議員
を指名いたします。
◎ 会期の決定
議長(三角芳明君)
日程第2 会期の決定についてを議題といたします。
お諮りいたします。
今期定例会の会期は、あらかじめ議会運営委員会と諮り、本日から3月25日までの26日間とし、3月1日から7日まで、及び11日から24日までは委員会審査等のため、本会議を休会といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、そのように決しました。
◎ 諸般の報告
議長(三角芳明君)
日程第3 諸般の報告を事務局長に報告させます。
事務局長(佐藤貴史君)
御報告申し上げます。
今議会におきます地方自治法第121条の規定によります説明員は、別紙印刷物のとおりでございます。
また、今議会に提出されました案件の数並びに閉会中の議長事務報告につきましても、印刷物に掲載のとおりでございます。
さらに、監査委員から報告のありました平成27年度定期監査後期の報告、及び例月出納検査結果報告11月分及び12月分につきましても、お手元に配付のとおりでございます。
なお、本日の会議に齋藤一議員が欠席する旨の通告がございました。
以上でございます。
◎ 行政報告
議長(三角芳明君)
日程第4 行政報告を議題といたします。
行政報告を求めます。
市長(三好 昇君)
それでは、私から行政報告を申し上げます。
初めに、2月3日に恵庭市で開催されました石狩東部広域水道企業団構成団体長会議について御報告いたします。
この会議は、2月12日に開催されました平成28年第1回企業団議会定例会に先立ち、予定議案等について協議を行ったものであります。
まず、資料1ページの石狩東部広域水道企業団行政不服審査会条例案につきましては、行政不服審査法の全部改正に伴い、企業長の附属機関として行政不服審査会を設置するための条例制定を行うものであります。
次に、石狩東部広域水道企業団情報公開条例の一部を改正する条例案につきましては、行政不服審査法の全部改正に伴い、現状の情報公開審査会へ諮問する体制を維持するため、所要の条例改正を行うものであります。
次に、人事行政の運営等の状況の公表に関する条例の一部を改正する条例案につきましては、地方公務員法の改正により、人事行政の運営等の状況の公表事項の追加など、所要の条例改正を行うものであります。
次に、平成27年度石狩東部広域水道企業団水道用水供給事業会計補正予算(第1号)でありますが、今次の補正の主な内容は、減価償却費、施設改良費等の精査による補正を行うものであります。
この結果、2ページの資料別紙1のとおり、収益的収入では減額補正し、補正後の額を62億9,646万9,000円に、収益的支出においても減額補正し、補正後の額を83億4,146万2,000円に、さらに、資料3ページのとおり、 資本的収入においても減額補正し、補正後の額を5,412万1,000円に、資本的支出でも同じく減額補正し、補正後の額を16億6,370万円にするものであります。
次に、平成28年度石狩東部広域水道企業団水道用水供給事業会計予算についてでありますが、4ページの資料別紙2のとおり、予算の総額は、収益的収入では32億7,218万円、収益的支出では28億9,033万1,000円となっております。
一方、資本的収入では3億4,783万円、資本的支出では22億3,137万2,000円となっており、その内訳は、5ページの資料別紙2のとおりであります。
なお、資本的収支の不足額は、過年度分損益勘定留保資金などをもって補填するものであります。
以上5件の議案につきましては、2月12日に開催されました企業団議会定例会において、提案どおり議決された旨、企業長より通知がございました。
次に、2月10日に北広島市で開催されました平成28年石狩教育研修センター組合議会第1回定例会について御報告申し上げます。
付議されました案件は、資料1ページのとおり、石狩教育研修センター組合教育委員会委員の任命について、石狩教育研修センター組合施設営繕基金条例の一部を改正する条例について、石狩教育研修センター組合教育委員会の委員の定数に関する条例の一部を改正する条例について及び平成28年度石狩教育研修センター組合一般会計予算についてであります。
初めに、石狩教育研修センター組合教育委員会委員の任命についてでありますが、平成27年11月30日に辞任した蜂谷寿雄委員の後任として、新たに新篠津村教育委員会教育長の荒谷順一郎氏を任命しようとするもので、原案のとおり同意されました。
次に、石狩教育研修センター組合施設営繕基金条例の一部を改正する条例についてでありますが、研修センターの施設整備に係る営繕費用を計画的に積み立てるため、所要の改正を行うものであります。
次に、石狩教育研修センター組合教育委員会の委員の定数に関する条例の一部を改正する条例についてでありますが、地方教育行政の組織及び運営に関する法律の一部を改正する法律の施行に伴い、所要の改正を行うものであります。
以上2件の条例改正につきましては、原案のとおり可決されました。
次に、平成28年度石狩教育研修センター組合一般会計予算についてでありますが、6ページの資料別紙3のとおり、予算の総額は、歳入歳出それぞれ3,033万1,000円となっております。
歳入の主なものは、構成する市町村からの分担金が2,918万1,000円、歳出の主なものは、総務費が1,569万9,000円、教育研修事業などの教育費が1,400万9,000円となっており、一般会計予算案につきましては、議案のとおり、全会一致で可決されたところでございます。
次に、去る2月19日に札幌市で開催されました平成28年第1回札幌広域圏組合議会定例会について御報告申し上げます。
付議されましたのは、平成28年度札幌広域圏組合一般会計予算及び平成28年度札幌ふるさと市町村圏基金事業特別会計予算の2件であります。
初めに、平成28年度札幌広域圏組合一般会計予算についてでありますが、7ページの資料別紙4のとおり、予算の総額は、歳入歳出それぞれ3,600万8,000円となっております。
歳入の主なものは、構成する市町村からの分担金が3,100万6,000円、歳出の主なものは、総務費が3,439万4,000円となっております。
次に、平成28年度札幌ふるさと市町村圏基金事業特別会計予算についてでありますが、8ページの資料別紙5のとおり、予算の総額は、歳入歳出それぞれ3,085万6,000円となっております。
歳入の主なものは、基金の運用利子である財産収入が2,385万7,000円、歳出の主なものは、組合が実施する各種イベントなどへの活動事業費が3,033万6,000円となっており、これら2件の予算案につきましては、いずれも全会一致で可決されたところでございます。
以上をもちまして、私からの行政報告を終わります。
議長(三角芳明君)
これより行政報告に対する質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
以上をもって、行政報告を終結いたします。
◎ 議案第2号
議長(三角芳明君)
日程第5 議案第2号 市道路線の認定、変更及び廃止についてを議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
建設部長(安藤明彦君)
ただいま上程になりました議案第2号 市道路線の認定、変更及び廃止について、提案理由を御説明申し上げます。
初めに、路線の認定につきましては、開発行為によるものが4路線、延長560メートルの増加となるものであります。
次に、変更する路線につきましては、道路整備事業などによる路線再編が4路線、延長402メートルの増加となるものであります。
次に、廃止する路線につきましては、江別の顔づくり事業による路線再編が1路線、延長152メートルの減少となるものであります。
以上のことから、市道路線の総数は2,396路線、総延長は83万2,395メートルとなるものであります。
なお、各路線の延長、位置など詳細につきましては、議案及び図面を御参照くださいますようお願い申し上げます。
以上、提案理由を御説明申し上げましたので、よろしく御審議の上、御決定賜りますようお願い申し上げます。
議長(三角芳明君)
これより本件に対する質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
お諮りいたします。
本件については、委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、そのように決しました。
これより議案第2号 市道路線の認定、変更及び廃止についてに対する討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
討論なしと認めます。
引き続き、議案第2号を採決いたします。
議案第2号は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、原案のとおり決しました。
◎ 議案第3号
議長(三角芳明君)
日程第6 議案第3号 石狩教育研修センター組合規約の一部変更についてを議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
教育部長(斉藤俊彦君)
ただいま上程になりました議案第3号 石狩教育研修センター組合規約の一部変更について、提案理由を御説明申し上げます。
石狩教育研修センター組合は、石狩管内の7市町村から構成されており、共同で行う教育に関する研修及び調査研究、その他地域住民に対する教育の普及を図ることを目的に設立された地方自治法上の一部事務組合であります。
初めに、変更理由でありますが、地方教育行政の組織及び運営に関する法律の一部が改正され、教育委員会の組織等に関する規定が改められたことに伴い、規約の一部を変更する必要が生じたことから、地方自治法第290条の規定により、議会の議決を求めようとするものであります。
次に、変更内容でありますが、石狩教育研修センター組合に設けられている教育委員会に関することは、改正後の法律の規定を直接適用できることから、教育委員会の設置、委員の任命及びその任期を定めた規約の第12条を削除とするものであります。
なお、附則において、施行期日を北海道知事の許可のあった日からとするものであります。
以上、提案理由を御説明申し上げましたので、よろしく御審議の上、御決定賜りますようお願い申し上げます。
議長(三角芳明君)
これより本件に対する質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
お諮りいたします。
本件については、委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、そのように決しました。
これより議案第3号 石狩教育研修センター組合規約の一部変更についてに対する討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
討論なしと認めます。
引き続き、議案第3号を採決いたします。
議案第3号は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、原案のとおり決しました。
◎ 議案第4号
議長(三角芳明君)
日程第7 議案第4号 江別市議会等の調査等及び公聴会に出頭する者の費用弁償条例の一部を改正する条例の制定についてを議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
総務部長(山田宗親君)
ただいま上程になりました議案第4号 江別市議会等の調査等及び公聴会に出頭する者の費用弁償条例の一部を改正する条例の制定について、提案理由を御説明申し上げます。
初めに、改正の理由でありますが、平成27年9月4日に公布された農業協同組合法等の一部を改正する等の法律により、農業委員会等に関する法律が一部改正されたことに伴い、引用条項のほか、用語の整備を行おうとするものであります。
次に、改正の内容でありますが、第2条第6号において引用する条項、第29条第1項を第35条第1項に改めるとともに、改正後の法律で使用する用語に合わせて、耕作者を農業者に、関係人を関係者に改めるものであります。
なお、附則において、施行期日を平成28年4月1日とするものであります。
以上、提案理由を御説明申し上げましたので、よろしく御審議の上、御決定賜りますようお願い申し上げます。
議長(三角芳明君)
これより本件に対する質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
お諮りいたします。
本件については、委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、そのように決しました。
これより議案第4号 江別市議会等の調査等及び公聴会に出頭する者の費用弁償条例の一部を改正する条例の制定についてに対する討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
討論なしと認めます。
引き続き、議案第4号を採決いたします。
議案第4号は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、原案のとおり決しました。
◎ 議案第5号
議長(三角芳明君)
日程第8 議案第5号 江別市議会の議員その他非常勤の職員等の公務災害補償等に関する条例の一部を改正する条例の制定についてを議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
総務部長(山田宗親君)
ただいま上程になりました議案第5号 江別市議会の議員その他非常勤の職員等の公務災害補償等に関する条例の一部を改正する条例の制定について、提案理由を御説明申し上げます。
初めに、改正の理由でありますが、地方公務員災害補償法施行令の一部を改正する政令が平成28年1月22日付で公布され、地方公務員災害補償法による給付のうち、傷病補償年金または休業補償と同一の事由により厚生年金保険法による障害厚生年金等が併給される場合の調整率が改正されたことから、これに伴う所要の改正を行おうとするものであります。
次に、改正の内容でありますが、本条例による補償を受ける者が障害厚生年金などその他の法令による給付を受ける場合の併給調整を定めた附則第5条第1項の表及び同条第2項の表中、0.86を0.88に改めるものであります。
なお、附則において、施行期日を平成28年4月1日とするほか、施行日前に支給事由の生じたものに関する経過措置を設けるものであります。
以上、提案理由を御説明申し上げましたので、よろしく御審議の上、御決定賜りますようお願い申し上げます。
議長(三角芳明君)
これより本件に対する質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
お諮りいたします。
本件については、委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、そのように決しました。
これより議案第5号 江別市議会の議員その他非常勤の職員等の公務災害補償等に関する条例の一部を改正する条例の制定についてに対する討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
討論なしと認めます。
引き続き、議案第5号を採決いたします。
議案第5号は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、原案のとおり決しました。
◎ 議案第6号
議長(三角芳明君)
日程第9 議案第6号 江別市文教地区建築条例の一部を改正する条例の制定についてを議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
建設部長(安藤明彦君)
ただいま上程になりました議案第6号 江別市文教地区建築条例の一部を改正する条例の制定について、提案理由を御説明申し上げます。
初めに、改正の理由でありますが、平成27年6月24日に風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律の一部を改正する法律が公布され、ダンスホール、ナイトクラブなどの施設に対する規制が見直されております。
これに伴い、建築基準法の一部が改正され、ダンスホールが風俗営業施設から除かれ、また、ナイトクラブが風俗営業施設から劇場、映画館、演芸場もしくは観覧場と同様の施設に位置づけられたことから、これらに伴う所要の改正を行おうとするものであります。
次に、改正の内容でありますが、建築基準法に合わせ、立地規制を定める別表の規定を整備するほか、字句の整備を行おうとするものであります。
なお、附則において、施行期日を公布の日とするものでありますが、ナイトクラブに関する規定につきましては、法の施行に合わせ、平成28年6月23日とするものであります。
以上、提案理由を御説明申し上げましたので、よろしく御審議の上、御決定賜りますようお願い申し上げます。
議長(三角芳明君)
これより本件に対する質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
お諮りいたします。
本件については、委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、そのように決しました。
これより議案第6号 江別市文教地区建築条例の一部を改正する条例の制定についてに対する討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
討論なしと認めます。
引き続き、議案第6号を採決いたします。
議案第6号は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、原案のとおり決しました。
◎ 議案第28号ないし議案第34号
議長(三角芳明君)
日程第10ないし第16 議案第28号 平成27年度江別市一般会計補正予算(第4号)、議案第29号 平成27年度江別市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)、議案第30号 平成27年度江別市介護保険特別会計補正予算(第2号)、議案第31号 平成27年度江別市基本財産基金運用特別会計補正予算(第1号)、議案第32号 平成27年度江別市水道事業会計補正予算(第1号)、議案第33号 平成27年度江別市下水道事業会計補正予算(第1号)及び議案第34号 平成27年度江別市病院事業会計補正予算(第2号)、以上7件を一括議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
副市長(佐々木雄二君)
ただいま上程になりました議案第28号 平成27年度江別市一般会計補正予算(第4号)外3特別会計につきまして、提案理由を一括して御説明申し上げます。
初めに、一般会計でありますが、今次補正は、第1に、国の補正予算に伴う変更等の措置、第2に、歳入・歳出の決算見込みに伴う措置、第3に、その他緊急を要するものへの措置を行うものであります。
以下、その概要につきまして御説明申し上げます。
予算書の14ページ、3の歳出をお開きいただきたいと存じます。
まず、1款議会費でありますが、1項1目議会費の議員報酬等は、議員改選に伴う6月期末手当の支給割合の減少などにより242万円を、議員改選関連経費は、改選関連の工事費の確定により116万3,000円をそれぞれ減額するものであります。
次に、2款総務費でありますが、1項2目情報推進費は、住民情報システム等のセキュリティー強化のためのシステム整備費として3,300万円を追加し、5目財産管理費の基金積立金は、平成26年度決算剰余金や基金の利子収入等を積み立てるため3億9,709万5,000円を、土地開発基金繰出金は、普通財産の土地売却収入の増加などにより3,263万9,000円をそれぞれ追加するものであります。
6目企画費は、地方創生加速化交付金の対象事業として、高齢者安心コミュニティ形成事業は、江別版CCRC構想の検討を進めるため1,000万8,000円を、大麻地区住環境活性化事業は、大麻地区の住みかえ相談窓口の運営や地域の情報を発信するため160万8,000円を、学生地域定着自治体連携事業は、市内4大学の知的資源の活用と大学生の地域定着に向けた広域連携による取り組みを推進するため489万2,000円をそれぞれ措置するものであります。
15ページに移りまして、2項1目市民活動費は、水と緑の基金の寄附及び運用利息の決算見込みにより195万2,000円を追加するものであり、4項1目戸籍住民基本台帳費は、国の補正予算で個人番号カード関連事務費の追加措置がなされたことから、事務の委託先である地方公共団体情報システム機構への負担金として2,008万2,000円を追加するものであり、5項3目市長・市議会議員選挙費は、事業費の確定により1,064万3,000円を減額するものであります。
16ページに移りまして、4目知事・道議会議員選挙執行経費は624万1,000円を、5目新えべつ土地改良区総代選挙執行経費は88万8,000円を、それぞれ事業費の確定により減額するものであり、8項1目職員管理費の非常勤職員報酬・臨時職員賃金及び保険料等は、非常勤職員報酬、臨時職員賃金及び社会保険料などの決算見込みにより3,081万2,000円を減額する一方で、職員交流派遣研修費は、北海道からの派遣職員負担金の確定により223万2,000円を追加し、合計で2,858万円を減額するものであります。
8項2目職員給与費の職員人件費は、人事院勧告に伴う給与改定などによる増額と職員の中途退職など決算見込みによる減額により、差し引き5,912万6,000円を、退職手当組合事前等納付金は、職員の中途退職など決算見込みにより145万2,000円をそれぞれ減額するものであります。
次に、17ページに移りまして、3款民生費でありますが、1項2目老人福祉費の後期高齢者医療費は、平成26年度の医療費精算など、北海道後期高齢者医療広域連合への納付額の確定により550万9,000円を、地域介護・福祉空間整備等事業は、小規模多機能型居宅介護事業所のスプリンクラー設置費補助について、予定していた2施設のうち1施設の申請取り下げなどにより606万8,000円をそれぞれ減額するものであり、3目障害福祉費の障害者自立支援給付費は1億2,207万1,000円を、障害者自立支援給付費(児童)は6,824万2,000円を、いずれも利用件数の増などにより追加するものであり、5目臨時福祉給付費の臨時福祉給付金は1,800万円を、臨時福祉給付金事務費は1,843万7,000円を、いずれも事業費の見込みにより減額するものであり、2項1目児童福祉総務費の児童扶養手当は3,477万9,000円を、児童手当は2,477万3,000円を、いずれも受給対象者数の減などにより減額し、放課後児童会施設整備事業は、契約差金など事業費の見込みにより190万2,000円を減額するものであります。
18ページに移りまして、4目保育所費の保育園運営経費は、障がい児受け入れ数の増加に伴う非常勤職員報酬及び制度改正に伴うシステム改修費として216万3,000円を、教育・保育施設給付事業は、入所者数及び給付単価の増加により9,849万8,000円を、民間保育所等運営費補助金は、障がい児保育や1歳児の入所者数の増加への対応のほか、つくし保育園の入所率の減などに伴う補助金の追加として752万9,000円を、病児・病後児保育事業は、利用者数の増により、国の補助基準に基づき207万7,000円をそれぞれ追加する一方、白樺・若草乳児統合園建設整備事業は、契約差金など事業費の見込みにより6,786万1,000円を減額し、合計で4,240万6,000円を追加するものであります。
9目子育て世帯臨時特例給付費の子育て世帯臨時特例給付金は261万円を、子育て世帯臨時特例給付金事務費は396万2,000円を、いずれも事業費の見込みにより減額するものであり、3項2目扶助費は、生活扶助費等の決算見込みにより5,665万1,000円を減額するものであります。
次に、19ページに移りまして、4款衛生費でありますが、1項7目予防費は、地方創生加速化交付金の対象事業として、地域健康相談・健康教育強化事業は、健康測定機器を利用した健康チェックや地域での健康相談などに取り組むため173万5,000円を、E-リズム推進事業は、江別版リズムエクササイズ、E-リズムの普及啓発のため118万4,000円をそれぞれ措置するものであり、2項1目清掃総務費は、廃棄物処理施設整備基金の利子収入の見込みにより13万6,000円を追加するものであり、2項3目焼却処理場費は、環境クリーンセンターの廃棄物受け入れ量の減により505万8,000円を減額するものであります。
5款労働費でありますが、1項1目労働振興費は、地方創生加速化交付金の対象事業として、食の担い手育成支援事業は、食関連産業への就労希望者に対する有給研修や実習を通じた担い手育成支援として439万6,000円を、介護人材育成事業は、介護分野への就労希望者に対する資格取得や市内事業所への就労支援として279万6,000円を、働きたい女性のための就職支援事業は、女性向け就職支援セミナーの開催による潜在労働力の掘り起こしと有給研修や実習による就職支援として2,206万1,000円を、有給インターンシップ等地域就職支援事業は、市内企業による大学生有給インターンシップの受け入れに対する支援や、研修拠点の運営費として1,399万2,000円をそれぞれ措置するものであります。
次に、20ページに移りまして、6款農林水産業費でありますが、1項3目農業振興費の地域農業経営安定推進事業は、農業機械等の整備に対する国の補助制度を活用し、国の補正予算による新規の担い手確保・経営強化支援事業を追加する一方で、既存の経営体育成支援事業を補助対象事業費の確定等に伴い減額し、合計で597万円を減額するものであります。
次世代就農定着サポート事業は、青年就農給付金の交付対象者及び額の確定により450万円を減額する一方、地方創生加速化交付金の対象事業として、都市と農村交流事業は、江別市まちとむらの交流推進協議会に対する補助や、市内農業者に対する農産加工品開発等支援として180万円を、都市と農村交流施設建設事業は、江北中学校跡地に建設する都市と農村の交流拠点施設内のテストキッチンに配置する大型備品整備費として1,062万円をそれぞれ措置し、合計で195万円を追加するものであり、4目営農対策費は、地方創生加速化交付金の対象事業として、えぞ但馬牛の育成支援や小麦品種きたほなみの収量確保に向けた助成として264万円を措置するものであります。
次に、7款商工費でありますが、1項2目商業振興費は、地方創生加速化交付金の対象事業として、マーケティングテスト販売や江別特産品フェアの開催支援として47万3,000円を措置するものであり、3目工業振興費は、同じく地方創生加速化交付金の対象事業として、市内食関連企業による機能性食品開発支援として650万円を措置するものであります。
次に、21ページに移りまして、8款土木費でありますが、2項2目道路橋梁維持費の車両整備事業は、除雪車両購入費の確定により1,444万6,000円を、道路施設再整備事業は、国の補助内示の結果、当初予定の事業量を確保できなかったため443万8,000円をそれぞれ減額するものであります。
3目道路橋梁新設改良費の道路補助関連事業は219万4,000円を、江別駅跨線人道橋整備工事(駅周辺バリアフリー化)は724万9,000円を、いずれも契約差金など事業費の見込みにより減額するものであり、橋梁長寿命化事業は144万1,000円を、通学路安全対策事業は1,553万7,000円を、道路橋梁再整備事業は3,197万3,000円を、いずれも国の補助内示の結果、当初予定の事業量を確保できなかったため減額するものであります。
22ページに移りまして、4項1目都市計画総務費の江別の顔づくり事業は、国の補助内示の結果、当初予定の事業量を確保できなかったため土地区画整理事業を減額するほか、事業の進捗状況を踏まえて土地区画整理事業と街路事業等の事業費を調整するものであり、野幌駅周辺土地区画整理事業は3億7,087万7,000円を減額する一方、街路事業等は1億6,968万2,000円を追加し、合計で2億119万5,000円を減額するものであります。
2目公園管理費は、国の補助内示の結果、当初予定の事業量を確保できなかったため1,500万円を減額するものであり、5項2目住宅営繕費の新栄団地建替事業は1,230万円を、弥生団地大規模改善事業は207万円を、いずれも契約差金など事業費の見込みにより減額するものであります。
次に、23ページに移りまして、10款教育費でありますが、1項3目教育指導振興費は、江別第一小学校の仮設校舎への移転経費の決算見込みにより528万円を減額するものであり、2項1目学校管理費の小学校管理用物品整備経費は、江別太小学校の新校舎への移転経費の確定により290万円を、小学校施設管理経費は、燃料費の単価減に伴う決算見込みにより2,664万5,000円をそれぞれ減額するものであり、3目学校営繕費の校舎屋体耐震化事業(小学校)は3,648万9,000円を、江別小学校・江別第三小学校統合校建設事業は6,609万1,000円を、いずれも契約差金など事業費の見込みにより減額するものであります。
3項1目学校管理費の中学校管理用物品整備経費は、江別第一中学校の新校舎への移転経費の確定により290万円を、中学校施設管理経費は、燃料費の単価減に伴う決算見込みにより1,567万2,000円をそれぞれ減額するものであり、3目学校営繕費は、契約差金など事業費の見込みにより2,254万6,000円を減額するものであります。
24ページに移りまして、5項3目学校給食センター費は、燃料費の単価減に伴う決算見込みにより687万1,000円を減額するものであります。
次に、11款公債費でありますが、1項1目元金は、決算見込みにより347万5,000円を追加し、2目利子は、平成26年度債の借入額、利率等の確定及び既発債の利率見直しにより4,438万4,000円を減額するものであります。
次に、12款諸支出金でありますが、1項1目国民健康保険会計は、保険税軽減世帯数の増加に伴い、繰出金として3,184万5,000円を追加するものであり、2目基本財産基金運用会計は、繰出対象経費の決算見込みにより1,024万4,000円を減額するものであり、4目病院事業会計は、公立病院改革プランに基づき、平成27年度末までに市立病院の不良債務を解消するための繰り出しであり、一般会計から病院事業会計への長期貸付金として7億5,000万円を追加するものであり、6目介護保険会計は、繰出対象経費の決算見込みにより327万2,000円を減額するものであります。
以上が歳出の概要でありますが、これに対応いたします歳入につきましては、予算書の10ページ、2の歳入にお戻りいただきたいと存じます。
1款市税、6款地方消費税交付金及び11款地方交付税と12ページの20款繰越金、並びに13ページの22款市債のうち、1項8目の臨時財政対策債については、今次補正に係る一般財源相当額として決算見込み等を踏まえ措置するものであり、10ページの15款国庫支出金から13ページの22款市債までのその他の歳入は、歳出の事務事業に対応する特定財源として、国の地方創生加速化交付金を活用した事業の実施に伴う措置及びそれぞれの事業費の見込み等を勘案した中で、所要の増減調整を行うものであります。
次に、諸表について御説明申し上げます。
6ページにお戻りいただきたいと存じます。
第2表の繰越明許費補正は、地方創生加速化交付金を活用した事業については、事業実施期間の関係から、本年度内に完了しない見込みのもの、また、その他の事業についても、各事業の進捗状況を踏まえて、それぞれ翌年度に繰り越すものであります。
次に、7ページに移りまして、第3表の債務負担行為補正でありますが、道路橋梁管理経費(臨時)は、昨年度同様、いわゆるゼロ市債として早期の工事発注を可能とするものであり、市単独事業であります路面凍上改修工事の4路線を前倒しして、期間を平成28年度、限度額を1億1,710万円とし、債務負担行為の追加をするものであります。
次に、第4表の地方債補正でありますが、事業費の確定等に伴う調整及び臨時財政対策債発行可能額の確定により、それぞれ限度額を変更するほか、国の補正予算に対応した地方債として記載のとおり追加するものであります。
次に、1ページにお戻りいただきたいと存じます。
以上の結果、今次補正額は7億3,777万9,000円の追加となりまして、これを既定の歳入歳出予算の総額464億8,977万9,000円に加えますと、その総額は472億2,755万8,000円となるものであります。
次に、議案第29号 平成27年度江別市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)につきまして、御説明申し上げます。
予算書の5ページ、3の歳出をお開きいただきたいと存じます。
2款1項1目一般被保険者療養給付費は、一般被保険者の給付費の増加に伴い4億3,031万7,000円を追加し、2項1目一般被保険者高額療養費は、一般被保険者の高額療養費の増加に伴い1億4,057万円を追加するものであります。
9款1項1目基金積立金は、平成26年度の決算剰余金を国民健康保険積立基金へ積み立てるため、1億6,953万4,000円を追加するものであります。
10款1項3目償還金は、国庫支出金の過年度精算による償還金として5,469万2,000円を追加するものであります。
これに対応いたします歳入につきましては、4ページの2の歳入にありますように、2款国庫支出金から9款繰越金までの各歳入をもって措置するものであります。
次に、1ページにお戻りいただきたいと存じます。
以上の結果、今次補正額は7億9,511万3,000円の追加となりまして、これを既定の歳入歳出予算の総額148億2,666万6,000円に加えますと、その総額は156億2,177万9,000円となるものであります。
次に、議案第30号 平成27年度江別市介護保険特別会計補正予算(第2号)につきまして、御説明申し上げます。
予算書の5ページ、3の歳出をお開きいただきたいと存じます。
1款1項1目一般管理費は、介護保険制度関連の法改正に伴うシステム改修費として204万3,000円を追加するものであり、2項1目介護認定審査会費は、認定調査費の決算見込みにより416万9,000円を減額するものであり、5款1項1目基金積立金は、基金の利子収入の見込みにより2万2,000円を追加するものであります。
これに対応いたします歳入につきましては、4ページの2の歳入にありますように、2款国庫支出金から8款財産収入までの各歳入をもって措置するものであります。
次に、1ページにお戻りいただきたいと存じます。
以上の結果、今次補正額は210万4,000円の減額となりまして、これを既定の歳入歳出予算の総額89億1,578万8,000円から減額しますと、その総額は89億1,368万4,000円となるものであります。
次に、議案第31号 平成27年度江別市基本財産基金運用特別会計補正予算(第1号)につきまして、御説明申し上げます。
予算書の5ページ、3の歳出をお開きいただきたいと存じます。
1款1項1目基本財産基金費の基本財産基金繰出金は、一般会計からの運用償還元金及び利子の確定などにより884万3,000円を減額し、一般会計繰出金は、病院事業会計への貸付金の財源として7億5,000万円を追加する一方、除雪車両整備費の確定により、基金から一般会計への運用を予定していた繰出金について700万円を減額し、合計で7億4,300万円を追加するものであります。
これに対応いたします歳入につきましては、4ページの2の歳入にありますように、1款財産収入、2款繰入金及び3款繰越金をもって措置するものであります。
次に、1ページにお戻りいただきたいと存じます。
以上の結果、今次補正額は7億3,415万7,000円の追加となりまして、これを既定の歳入歳出予算の総額2億4,700万円に加えますと、その総額は9億8,115万7,000円となるものであります。
以上、一般会計及び3特別会計につきまして、一括提案理由を御説明申し上げましたので、よろしく御審議の上、御決定賜りますようお願い申し上げます。
水道部長(松田俊樹君)
ただいま上程になりました議案第32号 平成27年度江別市水道事業会計補正予算(第1号)及び議案第33号 平成27年度江別市下水道事業会計補正予算(第1号)につきまして、提案理由を一括して御説明申し上げます。
今次の補正は、両会計とも決算見込みに伴う整理を行うものであります。
初めに、水道事業会計補正予算について御説明申し上げます。
予算書の9ページをお開き願います。
まず、収益的収入の1款水道事業収益でありますが、1項1目の給水収益は、決算見込みによる有収水量の減少により3,430万2,000円を減額し、2目受託工事収益は、受託工事の中止等により3,200万円を減額し、3目その他営業収益は、決算見込みによる加入金の増額により3,289万1,000円を増額するものであります。
次に、収益的支出の1款水道事業費用でありますが、1項3目受託工事費につきましては、受託工事の中止等により2,974万円を減額し、2項営業外費用の2目消費税及び地方消費税は358万円を増額するものであります。
次に、10ページをお開き願います。
資本的収入の1款資本的収入でありますが、基幹管路耐震化事業の減及び補償工事の中止等により、2項1目国庫補助金は1,791万9,000円を、3項1目工事負担金は1,771万円をそれぞれ減額するものであります。
次に、資本的支出の1款資本的支出でありますが、1項1目水道施設整備事業費は、基幹管路耐震化事業の減及び補償工事の中止等により5,706万9,000円を減額するものであります。
この結果、1ページにお戻りいただきまして、第2条業務の予定量のうち、(2)年間総給水量は26万9,000立方メートルを減じ1,086万1,000立方メートルに、(3)一日平均給水量は735立方メートルを減じ2万9,675立方メートルに改めるものであります。
次に、第3条収益的収入及び支出の水道事業収益は3,341万1,000円を減額し、総額を26億1,315万1,000円に、水道事業費用は2,616万円を減額し、総額を23億7,257万8,000円に改めるものであります。
次に、第4条資本的収入及び支出の資本的収入は3,562万9,000円を減額し、総額を2億8,902万9,000円に、資本的支出は5,706万9,000円を減額し、総額を13億2,239万4,000円に改めるもので、資本的収支で不足する額を10億3,336万5,000円に、補填財源につきましても同額に改めるものであります。
続きまして、下水道事業会計補正予算について御説明申し上げます。
予算書の9ページをお開き願います。
まず、収益的収入の1款下水道事業収益でありますが、1項1目下水道使用料は、決算見込みにより、2,830万7,000円を減額するものであります。
次に、10ページをお開き願います。
資本的収入の1款資本的収入でありますが、施設建設事業費の決算見込みにより、3項1目国庫補助金は1億1,183万円を、4項2目工事負担金は6,519万6,000円をそれぞれ減額するものであります。
次に、資本的支出の1款資本的支出でありますが、1項1目施設建設事業費は、工事請負費等の減額により1億8,599万6,000円を減額するものであります。
この結果、1ページにお戻りいただきまして、第2条業務の予定量の(1)年間汚水処理水量は31万立方メートルを減じ1,430万立方メートルに改めるものであります。
次に、第3条収益的収入及び支出の下水道事業収益は2,830万7,000円を減額し、総額を36億3,893万円に改めるものであります。
次に、第4条資本的収入及び支出の資本的収入は1億7,702万6,000円を減額し、総額を12億9,174万2,000円に、資本的支出は1億8,599万6,000円を減額し、総額を25億163万7,000円に改めるもので、資本的収支で不足する額を12億989万5,000円に、補填財源につきましても同額に改めるものであります。
以上、2件を一括して御説明申し上げましたので、よろしく御審議の上、御決定賜りますようお願い申し上げます。
病院事務長(吉岡和彦君)
ただいま上程になりました議案第34号 平成27年度江別市病院事業会計補正予算(第2号)につきまして、提案理由を御説明申し上げます。
今次補正は、収入、支出に係る決算見込みの確定により、既定予算に所要の増減調整を行い、本年度末に見込まれる不良債務を解消するために、一般会計から借り入れを行うものであります。
予算書の13ページをお開き願います。
まず、収益的収入ですが、1款1項1目の入院収益は、患者数の減少により1億9,500万円を、2目の外来収益は、同じく患者数の減少により1億4,000万円をそれぞれ減額するものであります。
次に、収益的支出では、1款1項1目の給与費は、標準報酬制度へ移行したことによる法定福利費の増、診療提供体制確保のための職員数の増等により1億4,500万円を増額し、2目の材料費は、後発医薬品への切りかえが進んだことによる薬品費の減、診療収益の減額に伴う診療材料費の減により、合わせて4,700万円を減額し、3目の経費は、重油単価下落に伴う燃料費等の減により3,300万円を減額するもので、医業費用全体としては6,500万円を増額するものであります。
この結果、1ページにお戻りいただきまして、第2条に定めた業務の予定量につきまして、第2条1業務量(3)年間延べ入院患者数を9万3,782人に、(4)年間延べ外来患者数を17万6,817人に、(5)1日平均入院患者数を256人に、(6)1日平均外来患者数を728人に改めるものであります。
次に、第3条収益的収入及び支出につきまして、不良債務を解消するため、一般会計より7億5,000万円を借り入れることから、本文の次に、営業運転資金に充てるため、一般会計から長期借入金7億5,000万円を借り入れるなお書きを加えるものであります。
この結果、病院事業収益は3億3,500万円を減額し、総額を69億9,095万円に、病院事業費用は6,500万円を増額し、総額を75億53万9,000円に改めるものであります。
次に、第4条議会の議決を経なければ流用することのできない経費は、職員給与費を36億4,571万1,000円に改めるものであります。
以上、病院事業会計に係る補正の内容につきまして御説明申し上げましたので、よろしく御審議の上、御決定賜りますようお願い申し上げます。
議長(三角芳明君)
これより議案第28号ないし議案第34号に対する一括質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
上程中の議案第28号は、総務文教常任委員会、生活福祉常任委員会及び経済建設常任委員会に、議案第31号は、総務文教常任委員会に、議案第34号は、生活福祉常任委員会にそれぞれ付託いたします。
お諮りいたします。
議案第29号、議案第30号、議案第32号及び議案第33号については、委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、そのように決しました。
上程中の議案第29号及び議案第30号については、あらかじめ議会運営委員会と諮りました結果、討論及び採決の議事を延期いたします。
次に、議案第32号 平成27年度江別市水道事業会計補正予算(第1号)及び議案第33号 平成27年度江別市下水道事業会計補正予算(第1号)、以上2件に対する一括討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
討論なしと認めます。
引き続き、議案第32号及び議案第33号を一括採決いたします。
議案第32号及び議案第33号は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、原案のとおり決しました。
◎ 議案第35号ないし議案第42号
議長(三角芳明君)
日程第17ないし第24 議案第35号 平成28年度江別市一般会計予算、議案第36号 平成28年度江別市国民健康保険特別会計予算、議案第37号 平成28年度江別市後期高齢者医療特別会計予算、議案第38号 平成28年度江別市介護保険特別会計予算、議案第39号 平成28年度江別市基本財産基金運用特別会計予算、議案第40号 平成28年度江別市水道事業会計予算、議案第41号 平成28年度江別市下水道事業会計予算及び議案第42号 平成28年度江別市病院事業会計予算、以上8件を一括議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
市長(三好 昇君)
ただいま上程されました平成28年度予算案及びこれに関する諸案件を御審議願うに当たり、私の市政に対する基本的な考えと予算の大綱について御説明申し上げます。
我が国の人口は、2008年を境に減少に転じ、ピーク時の約1億2,800万人が2060年には約8,700万人まで急速に減少し、同時に高齢化率は40%まで上昇すると推計されております。
かつて経験したことがない人口減少・高齢化社会を迎える中、本道においては、全国を上回るスピードで人口減少が進行しており、地域の存亡にかかわる課題として、地域の特性や強みを生かし、オール北海道で総合的な対応が求められております。
江別市におきましても、平成22年の国勢調査において人口減少が明らかになったことから、少子高齢・人口減少への対応を市政運営における最大の課題と捉え、平成23年度から江別市の特徴を生かした人口減少対策を進めてきております。
このような状況のもとで、平成26年度からスタートした第6次江別市総合計画えべつ未来づくりビジョンでは、人口減少下で策定した初めての総合計画として、前半の5年間で経済の活性化や子育て支援、教育の充実などを進めるえべつ未来戦略を定め、重点的・集中的に取り組んでいるところであります。
その結果、総人口の減少は続いているものの、14歳以下の年少人口の社会増減では、平成22年には170人ほどであったものが、平成27年は300人を超える転入超過となるなど、この間の取り組みが成果としてあらわれてきているものと考えております。
変化に直面する今こそ、えべつ未来戦略に定める経済活性化や子育て支援、教育の充実などの施策を進め、成長の芽をより確実なものに育てていく必要があるのではないでしょうか。
また、国では、平成27年を地方創生元年と位置づけ、まち・ひと・しごと創生法に基づき、都道府県や市町村に地方版総合戦略の策定を求め、地方の人口減少に歯どめをかけるとともに首都圏への一極集中を是正し、長期的な成長力の確保を目指すこととしています。
これらの国の施策目標は、現在、市が総合計画において進めている人口減少への対応とその方向性を同じくするものでありますことから、市の総合計画の方向性に合わせ、昨年10月、江別版地方創生総合戦略を策定したところであります。
この江別版地方創生総合戦略では、仕事をつくり、安心して働けるようにする、えべつへの新しい人の流れをつくる、若い世代の結婚・出産・子育てを支援する、時代に合った地域をつくり、安心な暮らしと健康を守るとともに、地域と地域を連携するの四つの基本目標のもと、平成27年度からの5年間に仕事をつくり、その仕事が人を呼ぶような、新しい人の流れをつくり出す交流人口増加策などを進めることとしており、中でも、江別市の特徴である4大学を生かし、大学生の広域的な地域活動支援などを通じて、出生数に大きな影響があるとされている、若者の首都圏への一極集中の是正を進めていくこととしております。
江別版地方創生総合戦略における人口ビジョンにおいて、江別市の人口は、2060年には7万人程度まで減少し、中でも生産年齢人口はピーク時の半数程度にまで落ち込む一方で、高齢者人口は1.8倍に増加し、その割合は約4割になると推計されております。今後においても、地域経済の活力を維持し、持続可能なまちとしてふるさと江別を次の時代に引き継いでいくためには、将来にわたって一定の人口規模を確保する人口減少対策を、引き続き進めなければなりません。
そのため、私は、市民、自治会、市民活動団体、企業、大学、行政を初め、多様な主体がそれぞれの役割分担により得意分野や知識・経験などを生かして、協働のもと、えべつ未来戦略と江別版地方創生総合戦略を一体的に進め、定住人口・交流人口の増加策をさらに加速させてまいりたいと考えております。
さて、間もなく東日本大震災から5年を迎えようとしております。
被災地では、住民の皆様や関係者の御努力で、復興に向けた歩みが進められておりますが、いまだに地域社会の再生や産業の復興、放射性汚染物質の処理問題など、数多くの課題が残されており、引き続き、全ての国民が被災地の皆様と心を一つにして復興に取り組まなければならないものと考えております。
江別市におきましても、東日本大震災を契機として、防災訓練や自主防災組織の強化など防災力の向上に取り組み、中でも優先して進めてきた学校の耐震化は、江別第一小学校の開校をもって一定のめどがついたところでありますが、引き続き安全・安心なまちづくりを進めていかなければならないものと考えております。
また、このたびの大震災は、これまでの低炭素型社会実現に向けた取り組みに加えて、再生可能エネルギーへの取り組みを加速することになりました。
このため、市では、計画中であった地中熱ヒートポンプ方式によるロードヒーティングを進めるとともに、災害時の非常用電源の確保を含め、公共施設等への太陽光パネルの設置、大規模太陽光発電所の誘致など、市民、民間事業者と連携・協働のもと、再生可能エネルギーの導入を積極的に進めてまいりました。
特に、再生可能エネルギーへの取り組みの広がりは、本年1月、民間のバイオマス発電所の事業開始につながるなど、大きな流れとなり、その発電見込み量が市内家庭向け年間使用電力量の大部分を賄えるまでになるなど、エネルギー自給自足のまち江別へ第一歩を踏み出したものと考えております。
引き続き、第6次江別市総合計画の基本理念である協働のもと、市民とともに環境に優しいまちづくりを進めてまいります。
そこで、市政を担当するに当たっての第6次江別市総合計画に基づく私の基本的な考えについて申し上げます。
まず1点目は、安心して暮らせるまちであります。
子供から高齢者まであらゆる人が健康的で安心して暮らせるため、保健・医療・福祉サービスの充実や地域防災力の向上を図り、市民生活の安全・安心を確保することが必要であります。
そのため、江別市地域防災計画に基づき、自治会や関係機関と連携し、地域防災力の向上を図るとともに、避難所の拠点化とその周知に努めるなど、引き続き災害に強い安全・安心なまちづくりを進めてまいります。
また、えべつ市民健康づくりプラン21に基づき、がん検診の受診勧奨や地域における健康相談、栄養指導を行うなど、健康意識の向上と健康づくりへの支援に努め、入院や介護を必要としない健康寿命の延伸に取り組んでまいります。
さらに、江別市地域福祉計画などに基づき、介護や障がい等の各種福祉サービスの提供に努めるとともに、就労相談窓口を設置し、障がいのある方の社会的自立を促進するほか、道立特別支援学校高等部の誘致などを進めてまいります。
また、誰もが住みなれた地域で安心して暮らすため、成年後見制度の支援体制の検討などにも取り組んでまいります。
2点目は、活力のあるまちであります。
人が生き生きと暮らし、市民の暮らしを支える産業を活性化するとともに、生きがいや心の豊かさを育む文化やスポーツ活動などを充実し、まちのにぎわいや活力を生み出していく必要があります。
そのため、市内企業の新ビジネス創出に向けた支援や企業誘致を引き続き進めるとともに、都心地区整備基本計画や野幌駅周辺地区活性化計画に基づき、野幌駅を中心とした南北市街地の一体化とあわせて、地域の交流拠点の整備や魅力ある商店街づくりを進めてまいります。
また、北海道フード・コンプレックス国際戦略総合特区への参画により、これまで取り組んできたモデル事業の成果を市内企業の機能性食品開発につなげるとともに、首都圏の企業等に向けたPRや海外市場への展開を支援するなど、次のステップに向けた取り組みを進めてまいります。
さらに、江別市農業振興計画に基づき、市内外へ安全・安心な農畜産物を供給し、都市型農業を推進するとともに、都市と農村の交流拠点施設を整備するなど、農業を中心とした6次産業化を進めてまいります。
また、江別市社会教育総合計画や江別市スポーツ推進計画に基づき、市民が生涯にわたって学習、文化活動、スポーツを気軽に行える場を提供し、あわせて市内の知的資源である大学や自治会などと連携し、引き続き生涯学習の充実に努めてまいります。
さらに、市内体育施設の耐震改修を着実に進めるとともに、東京オリンピック・パラリンピックの開催を契機として、トップアスリートと市民との交流を通じてスポーツ振興を図るため、合宿を誘致してまいります。
3点目は、子育て応援のまちであります。
江別市の未来を担う子供たちが健やかに成長できるよう、子育て支援や教育の充実を図り、安心して子供を産み育てられる、魅力あふれるまちづくりを進める必要があります。
そこで、小児医療・産科医療の体制充実を図るとともに、えべつ・安心子育てプランに基づき、子育て家庭の経済的な負担軽減のため、引き続き市独自に保育料の引き下げを行ってまいります。
また、認定こども園の普及や小規模保育事業等の拡充を図るとともに、よつば保育園の開設などにより、年間を通じて待機児童ゼロを実現するための取り組みを進めてまいります。
さらに、江別第一小学校の新校舎建設に合わせ、放課後児童クラブを併設するとともに、公設による放課後児童クラブの開設時間を延長するなど、子育て環境を整備してまいります。
また、江別市学校教育基本計画に基づき、退職教員等による学習サポート事業を引き続き実施するとともに、大学と連携した朝運動プログラムなどにより、児童生徒の学力、体力の向上を図ってまいります。
さらに、これまで進めてきた電子黒板などの情報機器に加え、デジタル教科書の全校への導入を開始するほか、モデル校でのタブレットパソコンを使用した授業を実施するなど、児童生徒へのICT教育を推進してまいります。
4点目は、環境に優しいまちであります。
江別市の豊かな自然を次代に引き継ぐため、再生可能エネルギーの推進やごみの資源化を推進するとともに、野幌森林公園や石狩川などの自然環境と触れ合うことにより、人と自然が共生するまちづくりを進める必要があります。
そのため、生ごみの減量化を進めるほか、江別市環境管理計画に基づき、低炭素型社会・省エネルギー社会への対応を自治会や市内大学などと連携して進めるとともに、引き続き、学校や公共施設への太陽光パネルの設置、電線の地中化、街路灯のLED化などを進めてまいります。
また、江別市緑の基本計画に基づき、都市公園の整備や公共用地の緑化のほか、民有地を含む緑地の保全やその啓発活動などを行い、緑豊かで潤いのあるまちづくりを進めてまいります。
さらに、環境への意識を高めるため、自然塾や環境学習の充実を図るほか、廃棄物の発生抑制と資源化を進めてまいります。
次に、これらの基本理念の実現とあわせて、江別版地方創生総合戦略に基づく四つの基本目標について申し上げます。
初めに、基本目標の一つ目は、仕事をつくり、安心して働けるようにすることであります。
まちの活力の源は産業にあります。人口減少社会の中、活力を維持していくためには、これまで以上に産業の活性化が重要となります。
そこで、市内で安心して働ける就業環境を整備するため、市内企業の成長を支援し、雇用の場を確保するとともに、そこに働く人材の育成に努める必要があります。
そのため、江別市企業立地等の促進に関する条例に基づき、市内企業への支援や企業誘致を進めるとともに、新規創業セミナーの開催などにより、新たなビジネスに参入する人材を育成してまいります。
また、産業の担い手確保のため、アルバイトとインターンシップを兼ねる有給インターンシップ事業の充実を図り、高校生や大学生、働きたい女性への就労支援のほか、介護分野への就労希望者に資格取得を支援してまいります。
さらに、食関連産業での就労を希望する方を対象に市内企業で有給研修や実習の機会を設け、市内産業の担い手育成を支援してまいります。
次に、基本目標の二つ目は、えべつへの新しい人の流れをつくることであります。
人口減少とともに生産年齢人口や年少人口が減少している中、将来にわたりまちの活力を維持するため、江別の魅力を効果的に市内外に発信するとともに、地理的優位性や産業、自然環境、大学などの地域資源を生かして、定住人口や交流人口の増加を図る必要があります。
そのため、江別のさまざまな魅力に触れてもらうため、アンテナショップGET’Sを通じて観光・物産情報を発信するほか、市内大学と連携したイベントの開催などにより、江別を訪れてもらうための取り組みを進めてまいります。
また、観光ルートの紹介や健康ウォーキングマップのリニューアルなどにより観光誘客を図るとともに、江別の魅力をより多くの人に知ってもらうため、シティプロモート推進協議会と連携し、江別市の優位性や取り組みなどの情報を発信してまいります。
さらに、地域おこし協力隊を活用し、新たな視点からの地域資源発掘やPR手法の開拓、体験型イベントの展開などを検討してまいります。
また、ふるさと納税をされた方に対し、感謝の意を込めて江別の特産品を贈り、引き続き江別のPRに努めてまいります。
さらに、江別市の特徴である知的資源を生かすため、市内4大学と連携し、大学の地域活性化に向けた研究や学生の地域活動、大学教員による出前講座へ引き続き支援するほか、関係機関や道内自治体とも連携し、学生の地域定着や大学の知的資源の地域活用を進めてまいります。
次に、基本目標の三つ目は、若い世代の結婚・出産・子育てを支援することであります。
少子高齢・人口減少社会において持続可能なまちづくりを進めていくためには、人口減少を抑制するための取り組みが重要です。
そこで、安心して子供を産み、育て、心豊かに学ぶことができる環境をつくり、結婚から子育てまで切れ目のない支援により、選ばれるまちとならなければなりません。
そのため、子育て世代の意向に基づき進めている保育料の独自軽減などの取り組みとともに、妊娠・出産・子育てをテーマにしたイベント開催のほか、子供が1年を通して安心して快適に遊ぶことができる遊び場の充実を図ってまいります。
また、学校教育では、外国語指導助手を全校に派遣し、小学校1年生から英語になれることで外国人とのコミュニケーション能力を高めるなど、学力向上に向けた取り組みを引き続き進めるほか、いじめ・不登校に悩む児童生徒の学習活動等を支援するため、スポットケアなどを充実してまいります。
さらに、地域の関係機関と連携協力して、継続的に男女の出会いの場となるイベントを開催するとともに、まちの魅力を効果的にPRし、定住人口・交流人口の増加を図ってまいります。
最後に、基本目標の四つ目は、時代に合った地域をつくり、安心な暮らしと健康を守るとともに、地域と地域を連携することについてであります。
少子高齢・人口減少が進む中、地域が抱えるさまざまな課題に対応し、持続可能なまちづくりを進めるためには、全ての市民が住みなれた地域で健康に生涯を暮らすことができるための取り組みが重要です。
そこで、駅を中心としたコンパクトなまちづくりを進めるとともに、誰もが住みなれた地域で、健康でいきいきと自立した生活を送ることができる地域づくりを進めてまいります。
そのため、公共交通の利便性向上に向け、バスの実証運行の結果を踏まえ、駅を中心とした路線再構築に向けた検討を進め、市全体の交通計画の策定を進めてまいります。
また、大麻地区においてモデル事業として進めている住まいの相談窓口を引き続き運営するなど、住みかえ支援を推進することにより、高齢者はもとより、誰もが住みやすい住環境づくりを進めてまいります。
さらに、転入増加と転出抑制による定住人口確保のため、親と同居または近居するための住宅取得等や、子供が2人以上いる多子世帯の住宅取得に対する支援を行ってまいります。
また、高齢者の在宅生活を支えるため、住まい・医療・介護・予防・生活支援が一体的に提供される地域包括ケアシステムの構築を進めるとともに、江別版CCRCを検討してまいります。
以上、第6次江別市総合計画に基づく基本的な考えと江別版地方創生総合戦略に基づく四つの基本目標について申し上げました。
次に、平成28年度の江別市予算案でありますが、国においては、経済再生と財政健全化の両立を図る予算と位置づけ、一億総活躍社会の実現に向けて、子育て支援や介護サービス等の充実、地方創生の本格展開を図る一方で、一般歳出の伸びを経済・財政再生計画に沿って抑制することとしております。
また、平成28年度の地方財政計画では、地方交付税の減少の一方で、地方税の伸びなどにより、地方一般財源総額は、平成27年度と比較し0.2%の増加と、ほぼ同水準が確保されたところであります。
そこで、江別市の予算編成でありますが、第6次江別市総合計画に基づき、人口減少下における持続可能なまちづくりを柱に、事業の優先度や緊急度などを踏まえ編成したものであります。
また、国の補正予算による交付金など有利な財源を活用し、平成27年度補正予算への前倒しを行っております。
その結果、平成28年度の各会計予算規模と前年度当初予算との比較においては、一般会計464億5,000万円で1.2%の増、特別会計261億700万円で2.6%の増、企業会計185億6,660万6,000円で0.2%の増、合計911億2,360万6,000円で1.4%の増となるものであります。
以下、平成28年度の予算案の概要について申し上げます。
第1に、自然・環境について申し上げます。
江別市の豊かな自然や地域環境を次代に引き継いでいくため、地球温暖化対策、地域環境の保全、水と緑の保全、ごみの減量化・資源化などへの課題に対応するとともに、市民、事業者、行政との協働により環境保全に取り組み、安全で快適な生活環境づくりを進めてまいります。
そこで、子供のころから環境問題に興味や関心が持てるよう、引き続き環境教育を積極的に実施するほか、石狩川300万本植樹への参加や市民植樹、街路樹の補植などにより緑化を推進するとともに、美しい町並みを創出するため、自治会などが取り組む花のある街並みづくりを支援してまいります。
また、ごみの減量化や資源化等をさらに進めるため、引き続き家庭からの生ごみ排出量を減らすための取り組みを実施するほか、古着や古布、使用済み小型家電の資源化を推進してまいります。
さらに、新たに設置する新栄団地C棟や江別第一小学校には、環境に配慮した施設整備として太陽光パネルを設置するなど、引き続き再生可能エネルギーの導入を推進してまいります。
第2に、産業について申し上げます。
地域における活発な産業活動は、雇用を創出して活気のあるまちをつくります。大都市に隣接している立地を生かした都市型農業の推進、地域の特性を生かした産業間連携や産学官連携等による商工業の振興と新たな地域資源の掘り起こしによる観光振興などによって地域経済を活発にし、新しい産業振興策の展開に取り組んでまいります。
そこで、北海道フード・コンプレックス国際戦略総合特区については、これまでの成果をもとに、市内の食関連企業による海外市場開拓や機能性食品開発を支援してまいります。また、市内企業による商品開発や人材育成等の取り組みなどのPRを強化するとともに、江別市企業立地等の促進に関する条例に基づき、市内企業への支援や企業誘致を進めてまいります。
次に、都市と農村の交流促進につきましては、江北中学校跡地に平成29年度の開設に向けて、都市と農村の交流拠点施設の建設に着手してまいります。
また、6次産業化を推進するため、新たに農産加工品の開発や地域おこし協力隊を活用した取り組みを進めてまいります。
さらに、江別市食育推進計画に基づき、引き続き小学生の農業体験学習や中学生の地元産食材を使ったお弁当コンテストなどの食育事業を実施してまいります。
次に、観光振興においては、新たに設置された旧ヒダ工場内の江別アンテナショップGET’Sの管理運営を通して江別の観光・特産品の魅力を発信するとともに、新たな体験型イベントによる周遊促進や地域おこし協力隊を活用した観光事業への支援などにより、観光客の増加を図ってまいります。
また、商店街の振興や地域経済活性化のため、引き続き新商品開発や地域イベント開催などへの補助のほか、商店街参入促進に向けたセミナーの開催や相談事業に取り組むとともに、起業化促進を図るため、新たに創業支援セミナーを実施してまいります。
次に、雇用においては、大学生の就業体験や潜在労働力の掘り起こしのために、引き続き、市内企業による大学生有給インターンシップの受け入れを支援するとともに、女性の就労を支援するため、実習を含めた有給研修を実施するほか、新たに食産業の担い手育成支援を実施してまいります。
第3に、福祉・保健・医療について申し上げます。
全ての市民が生涯を通じて健康に過ごせるよう、健康意識の向上と健康づくりに努め、病気やけがの際には必要な治療が迅速かつ適切に受けられるよう、医療体制の安定的な運営を図ります。
さらに、高齢者や障がいのある方が地域で生き生きと自立した生活を送ることができるよう、サービスの充実を図るとともに、市民の地域福祉への理解を深め、人材を確保することで、地域全体で支え合う体制づくりを推進してまいります。
そこで、健康づくりにおいては、えべつ市民健康づくりプラン21に基づき、市民の健康増進に向けた各種施策を進めるほか、がんの早期発見、早期治療による重症化予防のため、検診を受けやすい体制づくりや受診勧奨にあわせ、新たに20歳代の女性を対象とした自己採取HPV検査キットの配付を試行的に行い、がん検診に対する意識の向上を図ってまいります。
また、市民の健康増進に向けた新たな取り組みとして、健康測定機器を利用した健康チェックなどの出前事業や江別版リズムエクササイズ、E-リズムの普及啓発を積極的に進めてまいります。
さらに、国民健康保険事業については、特定健診の受診率向上に向け、引き続き各種健診の受診に積極的に取り組む自治会を支援するとともに、新たに策定したデータヘルス計画に基づき、効率的な保健事業の推進に努めてまいります。
また、市立病院においては、市民に必要な医療の提供や抜本的な経営改革を図るため、医療費の包括請求方式(DPC)や地域包括ケア病棟の導入による病棟の再編を図ってまいります。
さらに、引き続き、近隣公的医療機関への支援による連携強化のほか、高齢者などが自宅でも安心して療養できるよう、総合内科医による在宅診療の充実など、地域医療の確保に努めてまいります。
次に、高齢者や障がい者の福祉においては、介護保険や後期高齢者医療制度、障害者総合支援制度などの安定的な運営を図り、地域福祉計画や高齢者総合計画、障がい者支援・えべつ21プランに基づき、高齢者や障がい者の生活を地域で支えるための取り組みを進めてまいります。
また、生活困窮者自立支援法に基づくくらしサポートセンターえべつでの相談窓口を引き続き開設するとともに、新たに、家計相談支援や就労準備支援など、生活困窮者の自立に向けた取り組みを拡充してまいります。
第4に、安全・安心について申し上げます。
交通安全や防犯活動の推進、安全で快適な社会環境を築いていくため、防災訓練や自主防災組織の拡充など、地域の防災力向上に向けた各施策を計画的に進めるとともに、消防・救急体制の充実を図り、災害に強く、誰もが安心して暮らせるまちづくりを進めてまいります。
そこで、危機管理体制の強化を図るため、引き続き、関係機関との連携により総合防災訓練や避難所運営訓練を実施するほか、避難所名称の変更に伴う周知用リーフレットの全戸配布など、防災対策の充実を図ってまいります。
また、災害等による大規模な断水発生時における生活用水の確保を目的として、新たに地域開放が可能な井戸の登録制度を導入してまいります。
さらに、消防・救急の充実では、高度化する救急業務に対応するため、引き続き救急救命士の養成を図るほか、化学消防車や小型動力ポンプつき積載車の更新整備を行い、消防体制の充実に努めてまいります。
次に、自治会等が管理する防犯灯については、LED化をさらに加速するため、LED照明の新規設置や更新に対する補助と促進奨励金の交付を引き続き実施するとともに、市が管理する公共街路灯や市有施設の照明についてもLED化を推進してまいります。
また、消費者安全法の改正に伴い、平成28年度から消費生活相談窓口を消費生活センターに組織改編し、窓口の時間延長など、相談体制の充実を図ってまいります。
第5に、都市基盤について申し上げます。
駅を中心としたにぎわいの創出や、誰もが安心して過ごすことのできるまちづくりを進めるため、市街地や道路環境の整備、公共交通の利便性向上などにより、暮らしやすさを実感できる都市基盤の形成を進めてまいります。
そこで、中心市街地の活性化とコンパクトなまちづくりを目指す江別の顔づくり事業については、平成28年度に野幌駅前南口広場の整備に着手するなど、街路事業や土地区画整理事業を計画的に進めてまいります。
また、高砂駅北側の渋滞解消のため、送迎用停車場の整備に向け、平成28年度は、測量などの各種調査や用地取得等を進めてまいります。
次に、新たに同居・近居・多子世帯の住宅取得等に対する助成制度を創設し、定住促進を図ってまいります。
また、市民の足である公共交通を守るため、引き続き路線バスの運行費補助を行うほか、実証運行結果を踏まえ、駅を中心としたバス路線の再構築に向けた検討や交通計画の策定を進めてまいります。
さらに、高齢者世帯が多い大麻地区の住環境対策として、住みかえ支援を推進するため、引き続き相談窓口を開設するとともに、新たに地域おこし協力隊による相談体制の強化を図るほか、ホームページ等による情報発信の充実に努めてまいります。
また、高齢者に安心して住み続けてもらうため、新たに江別市の地域特性に合わせた江別版CCRCの検討を進めてまいります。
次に、低廉で良質な市営住宅供給のため、引き続き住環境の改善を図るための改修を進めるほか、高齢者や子育て世代などにも配慮した新栄団地C棟の建設に着手してまいります。
また、安全で快適な道路環境を確保するため、生活道路の整備や改修を進めるとともに、自治会、除排雪事業者、市による三者懇談会の開催など、市民との協働のもとで、除排雪事業や自治会排雪支援事業など、引き続き雪対策の充実に努めてまいります。
次に、上下水道の整備においては、水道水の安定供給と災害に強いライフラインの構築のため、基幹管路の耐震化や上江別浄水場の設備更新等を計画的に進めるとともに、下水道施設の改築や更新、耐震化に向けた調査などを行い、安全で快適な生活環境の整備を進めてまいります。
第6に、子育て・教育について申し上げます。
まず、子育てでは、安心して子供を産み育てられ、就労と子育ての両立ができるまちづくりを進めてまいります。
そこで、えべつ・安心子育てプランに基づき、子育て家庭の経済的負担を考慮し、引き続き保育料の独自軽減を実施してまいります。
また、保育園の待機児童解消対策として、ゼロ歳児から2歳児までの年間を通じた待機ゼロを目指すため、小規模保育事業等の拡充を進めるほか、よつば保育園の整備により、ゼロ歳児から5歳児までの一貫した保育サービスを提供してまいります。
さらに、放課後児童クラブにつきましても、公設児童クラブの開設時間の延長のほか、民間施設と連携しながら、その受け入れ体制の充実に努めてまいります。
また、地域での遊びや交流の場を提供するため、子育てひろばぽこあぽこの運営や出前型のあそびのひろば事業の充実を図るほか、よつば保育園の整備にあわせ、子育て支援センターを新たに設置し、地域子育て支援体制の拡充を図ってまいります。
さらに、次の世代の大切な命を育むことについて、さまざまな世代の関心や理解がより深められるよう、新たに妊娠をテーマとしたイベントを実施してまいります。
次に、教育では、それぞれの子供が持つ個性を尊重しつつ確かな学力の定着に努め、子供たちが多様で変化の激しい社会を生き抜いていく力を養成し、次代を担う心身ともに健康な子供たちを育ててまいります。
そこで、学力の向上では、江別第一小学校の新校舎建設にあわせ、ICT教育のモデル校としてタブレットパソコンを整備するほか、全小・中学校にデジタル教科書の導入を開始するなど、教育環境の充実を図ってまいります。
さらに、小中学校学習サポート事業による補充的学習や小学校全学年での外国語活動を継続して実施するほか、引き続き特別支援教育支援員による教育の充実を図ってまいります。
また、いじめや不登校に悩む児童生徒への支援として、不登校児童生徒を対象とした学習活動であるスポットケア事業を拡大してまいります。
次に、安心して学ぶことができる学習環境を整備するため、学校施設の耐震化を進め、避難所としての役割や地域に開かれた学校の整備を進めてまいります。
そこで、平成28年度をもって市内全ての小・中学校施設の耐震化が完了するよう、江別第一小学校の新校舎の建設や、各学校の屋内体育館のバスケットゴールや照明など非構造部材の耐震改修を進めてまいります。
また、江別第一小学校では、学校建設にあわせて初めて併設される放課後児童クラブの整備を引き続き進めてまいります。
第7に、生涯学習・文化について申し上げます。
市民が生涯にわたって心身ともに健やかで充実した生活が営めるよう、学習・文化・スポーツを気軽に行える場を提供してまいります。
また、長い歴史を持つれんが産業や文化・歴史遺産を通じて、市民のふるさと意識の醸成を図ってまいります。
そこで、多くの市民の方が受講できるよう、引き続き市内大学の自主公開講座とふるさと江別塾とを合わせたえべつ市民カレッジを実施し、年間スケジュールの周知に工夫を加えながら、学習機会の確保に努めてまいります。
また、すぐれた芸術文化に触れる機会を提供するため、セラミックアートセンターにおいて芸術作品を鑑賞する企画展を開催するとともに、旧ヒダ工場EBRIを活用した子供向けの物づくりイベントを実施してまいります。
さらに、市民ミュージカルの公演に補助するほか、引き続き市民の主体的な芸術文化活動を支援してまいります。
また、東京オリンピック・パラリンピックの開催を契機として、トップアスリートと市民との交流などを通じたスポーツ振興を図るため、新たに合宿団体への支援などを行い、スポーツ合宿誘致を進めてまいります。
さらに、社会体育施設の耐震化では、大麻体育館の第一体育室の耐震改修工事を実施するとともにトレーニング室棟の耐震改修実施設計を行ってまいります。
第8に、協働について申し上げます。
江別市自治基本条例の理念に基づき、市政への市民参加を進めるとともに、市民、自治会、市民活動団体、企業、大学などの各種団体と連携して魅力ある協働のまちづくりを推進してまいります。
そこで、まちづくりへの市民参加を推進するため、施行から8年目を迎える江別市自治基本条例について、見直しの必要性など、条例の規定に基づく4年ごとの検証を進めてまいります。
また、未来のまちづくりを担う子供たちに協働の理念を知ってもらうため、引き続き小学生向け啓発用リーフレットの配布や出前講座を実施するほか、新たに中学生向けパンフレットを作成してまいります。
さらに、地域での交流や環境美化などの活動に取り組む自治会や協働のまちづくりを実践する市民活動団体等へ引き続き支援するとともに、新たに女性を対象としたセミナーを開催し、自治会活動の担い手など、協働を担う人材育成に努めてまいります。
次に、江別の知的資源である4大学との連携のもと、大学教員や学生による地域活性化への研究などの取り組みに引き続き補助するほか、学生によるまちづくりへの提案を支援してまいります。
また、道内8自治体の広域連携による取り組みとして、市内大学に通う学生の地域活動などへの参加を促進することにより、若い世代の地域定着を図るほか、独身男女の出会いの場となるイベントを開催してまいります。
第9に、これまでの八つの政策を支える計画推進について申し上げます。
まちづくり政策を進めるためには、効率的な行政サービスの執行と健全な財政の確保により、市の基礎自治体としての機能を充実させるとともに、市民との情報共有や市内外への情報発信を充実強化し、よりわかりやすい広報誌やホームページづくりに努めるなど、江別のまちの魅力を積極的にPRしていくことが必要であります。
そこで、江別の魅力をより多くの人に知ってもらうため、PR用パンフレットの作成や、大学生と連携した江別プロモーション動画の活用など、多様な情報発信に努め、引き続き子育て世代などの転入者の増加を目指すほか、江別シティプロモート推進協議会の運営などを通じ、市民と行政が一体となったプロモーション活動を実施してまいります。
また、ふるさと納税を推進するとともに、寄附をいただいた方に対し、感謝の意を込めた江別の特産品を贈り、多くの方に江別のよさを知ってもらうよう、引き続きPRに努めてまいります。
さらに、市内大学に通う学生の市内居住や住民登録を推進するため、引き続きパンフレットの配布などにより制度の周知を図ってまいります。
以上が歳出予算の概要でありますが、次に、歳入の見通しの主なものにつきまして、御説明申し上げます。
まず、市税につきましては、個人市民税や法人市民税の減少などから、市税全体では前年度当初に比べ0.3%減の120億6,400万円を見込んでおります。
次に、地方消費税交付金は、地方財政見通しにより20.8%増の22億1,000万円を見込んだ一方、地方交付税では102億7,000万円と前年度当初に比べ1.3%の減を見込んでおります。
また、臨時財政対策債は、前年度当初に比べ4.0%減の13億9,200万円を見込んでおります。
その結果、一般財源総額では265億4,130万1,000円となり、前年度より0.7%の増となったところであります。
また、赤字地方債の性格を持つ臨時財政対策債の借り入れは続いており、後年次に地方交付税で措置されるとはいえ、将来の財源確保には不透明な面もありますことから、今後とも市税等の自主財源の確保が課題であると考えております。
次に、市債の発行につきましては、臨時財政対策債のほか小学校の建設や道路整備等の財源に充てるため、総額では50億9,130万円となりました。
市債の残高は、これまで進めてきた学校の耐震化を初めとした大型の投資事業により増加いたしておりますが、今後とも市債残高や償還額の推移について将来世代と現役世代との負担バランスに十分配慮しつつ、投資的事業の重点化・平準化などにより、計画的な発行に努めてまいりたいと考えております。
なお、使用料・手数料につきましては、原価の算定方法を明確化することによる透明性の確保と市民相互の負担の公平性の確保を基本とした見直し方針に基づき、所要の改定を行うこととしたところであります。
以上、総合計画の施策体系に基づき、平成28年度予算の大綱について申し上げました。
終わりに、私は、3期目のスタートに当たり、えべつ未来づくりビジョンの前半の5年間を正念場として、人口減少対策を全力で進めていくと申し上げました。
その成果の兆候は年少人口の社会増にあらわれ始めており、この見え始めたばかりの希望の光を確かなものにしていかなければなりません。
そのためには、えべつ未来戦略と江別版地方創生総合戦略に基づく各施策をスピード感を持って進める必要があります。
一方、総人口の減少は消費の縮小や市内経済の停滞などを招き、特に高齢化による社会保障費の増大は、持続可能なまちづくりのためにも、一日でも早い対応が求められております。
このため、全ての市民が住みなれた地域で健康に生涯を暮らすことができるよう、国民健康保険などの社会保険制度の安定運営、地域医療体制の確保、福祉サービスの充実・強化に引き続き努めるとともに、地域包括ケアシステムの構築や江別版CCRCの検討など、市民の健康寿命の延伸に取り組まなければなりません。
そのことは、市民、自治会、市民活動団体、企業、大学、行政を初め、多様な主体の思いを一つにして、将来都市像みんなでつくる未来のまちえべつへと着実に前進させ、全ての市民が生涯を通じ、心身ともに健康で安心して暮らせる健康都市えべつの実現につながるものと確信しております。
私は、少子高齢化とともに増大する社会保障費など、厳しい財政事情等の本市を取り巻く社会環境の変化に的確に対応し、先人たちが築き上げてきたふるさと江別を次代につないでいくため、えべつ未来づくりビジョンに掲げる施策を着実に進めてまいります。
市民の皆様並びに議員各位の特段の御理解と御協力をお願い申し上げ、平成28年度の市政執行方針並びに各会計予算案の説明とさせていただきます。
議長(三角芳明君)
これより議案第35号ないし議案第42号に対する一括質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
お諮りいたします。
ただいま上程中の議案第35号外7件については、9名をもって構成する予算特別委員会を設置し、これに付託いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、そのように決しました。
ただいま設置されました予算特別委員の選任については、委員会条例第6条第1項の規定により、赤坂伸一議員、裏君子議員、尾田善靖議員、齊藤佐知子議員、清水直幸議員、高橋典子議員、高間専逸議員、本間憲一議員、宮本忠明議員、以上9名を指名いたします。
ただいま設置されました予算特別委員会の正副委員長互選及び昼食のため暫時休憩いたします。
───────────────────
午後 0時03分 休憩
午後 1時10分 再開
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議長(三角芳明君)
休憩前に引き続き会議を開きます。
この際、報告いたします。
先ほど設置されました予算特別委員会の委員長に齊藤佐知子議員、副委員長に高間専逸議員が互選された旨の報告がありました。
◎ 議案第7号ないし議案第10号
議長(三角芳明君)
日程第25ないし第28 議案第7号 江別市行政不服審査条例の制定について、議案第8号 江別市情報公開条例及び江別市個人情報保護条例の一部を改正する条例の制定について、議案第9号 江別市行政手続条例の一部を改正する条例の制定について及び議案第10号 江別市固定資産評価審査委員会条例の一部を改正する条例の制定について、以上4件を一括議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
総務部長(山田宗親君)
ただいま上程になりました議案第7号 江別市行政不服審査条例の制定について、議案第8号 江別市情報公開条例及び江別市個人情報保護条例の一部を改正する条例の制定について、議案第9号 江別市行政手続条例の一部を改正する条例の制定について及び議案第10号 江別市固定資産評価審査委員会条例の一部を改正する条例の制定について、以上4件につきまして、一括して提案理由を御説明申し上げます。
初めに、これらの条例の制定理由でありますが、平成26年6月13日に行政不服審査法の全部改正が行われ、審理員制度の導入や第三者機関の設置など、審理手続における公平性の確保が図られております。
これらのうち、自治体で定めることとされた必要な事項について新たに条例化するとともに、関係する条例について所要の改正を行おうとするものであります。
次に、各条例の概要について、順に申し上げます。
議案第7号の江別市行政不服審査条例でありますが、この条例は全10条と附則から成るものであり、第1条では、この条例の趣旨を、第2条では、第三者機関の名称を江別市行政不服審査会とすることを、第3条から第5条までは、審査会の委員の数、任期、守秘義務及び会長の選任などを、第6条及び第7条では、審査会の会議の開催及び運営を、第8条では、審理手続における提出資料の写しの交付手数料を、第9条では、規則への委任を、第10条では、委員の守秘義務違反に関する罰則をそれぞれ定めるものであります。
次に、議案第8号の江別市情報公開条例及び江別市個人情報保護条例の一部を改正する条例でありますが、情報公開決定または個人情報開示決定に対する不服申し立てについては、新たに導入される審理員手続に係る行政不服審査法の規定を適用しないこととする規定を追加しようとするものであります。
また、審理手続における提出資料の写しの交付手数料を定めるほか、審査会への諮問手続の規定を整備しようとするものであります。
次に、議案第9号の江別市行政手続条例の一部を改正する条例でありますが、行政不服審査法の改正に伴う字句の整備を行おうとするものであります。
次に、議案第10号の江別市固定資産評価審査委員会条例の一部を改正する条例でありますが、固定資産課税台帳に登録された価格に対する審査の申し出に係る審査手続の規定について、行政不服審査法に合わせるほか、字句等の整備を行おうとするものであります。
なお、各条例の附則において、施行期日を平成28年4月1日とするほか、議案第8号及び議案第10号については、それぞれ経過措置を設けるものであります。
以上、提案理由を御説明申し上げましたので、よろしく御審議の上、御決定賜りますようお願い申し上げます。
議長(三角芳明君)
これより議案第7号ないし議案第10号に対する一括質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
お諮りいたします。
上程中の議案第7号外3件は、予算特別委員会に付託いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、そのように決しました。
◎ 議案第11号及び議案第12号
議長(三角芳明君)
日程第29及び第30 議案第11号 江別市職員の退職管理に関する条例の制定について及び議案第12号 地方公務員法の改正に伴う関係条例の整備に関する条例の制定について、以上2件を一括議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
副市長(佐々木雄二君)
ただいま上程になりました議案第11号 江別市職員の退職管理に関する条例の制定について及び議案第12号 地方公務員法の改正に伴う関係条例の整備に関する条例の制定について、一括して提案理由を御説明申し上げます。
初めに、これらの条例の制定理由でありますが、平成26年5月に公布された地方公務員法及び地方独立行政法人法の一部を改正する法律により、地方公務員法が改正され、再就職者による依頼等の規制の導入等による退職管理の適正の確保、能力及び実績に基づく人事管理の徹底を図ることについて定められましたことから、本市におきましても、必要な事項を定めるため、関係する条例を整備しようとするものであります。
次に、各条例の概要について順に申し上げます。
議案第11号の江別市職員の退職管理に関する条例の内容でありますが、この条例は、全6条と附則から成るものであり、第1条では、この条例の趣旨を、第2条では、営利企業等に再就職した元職員のうち特定の役職に就いていた者に対し、その職務に関し、離職後2年間、現役職員への働きかけを禁止することを、第3条では、再就職した元職員に対して任命権者へ再就職情報の届け出を義務づけることを、第4条では、第3条の規定に基づき届け出を受けた事項について公表することを、第5条では、第3条の届け出義務違反に対する罰則について、それぞれ定めるものであります。
なお、附則において、施行期日を平成28年4月1日とするものであります。
次に、議案第12号の地方公務員法の改正に伴う関係条例の整備に関する条例の内容でありますが、この条例は全6条と附則から成るものであり、それぞれの条におきまして、関連する条例を一括して改正しようとするものであります。
まず、第1条の江別市職員の給与に関する条例の一部改正でありますが、給料表に定める職務の級ごとに基準となる職務を定めた等級別基準職務表を加えようとするものであります。
また、昇給制度について、55歳を超える職員の昇給の取り扱いなどを国の制度に準じて改めるほか、字句の整備を行おうとするものであります。
次に、5ページ、第2条の江別市職員の分限に関する条例の一部改正でありますが、勤務実績がよくない場合に降任等の分限を行う場合の事由について明確化するとともに、降給に関する規定を加えようとするものであります。
次に、第3条の江別市人事行政の運営等の状況の公表に関する条例の一部改正でありますが、公表する事項に職員の退職管理の状況と職員の人事評価の状況を加えるとともに、勤務成績の評定を削ろうとするものであります。
次に、第4条の江別市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部改正、第5条の江別市職員の特殊勤務手当に関する条例の一部改正及び第6条の江別市災害派遣手当等の支給に関する条例の一部改正でありますが、地方公務員法改正に伴い、引用条項を整備するものであります。
なお、附則において、施行期日を平成28年4月1日とするものでありますが、第1条の職員の給与に関する条例第4条第4項及び第6項の改正規定は、平成30年1月1日に施行するものであります。
以上、提案理由を御説明申し上げましたので、よろしく御審議の上、御決定賜りますようお願い申し上げます。
議長(三角芳明君)
これより議案第11号及び議案第12号に対する一括質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
お諮りいたします。
上程中の議案第11号外1件は、予算特別委員会に付託いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、そのように決しました。
◎ 議案第15号
議長(三角芳明君)
日程第31 議案第15号 江別市税条例の一部を改正する条例の制定についてを議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
総務部長(山田宗親君)
ただいま上程になりました議案第15号 江別市税条例の一部を改正する条例の制定について、提案理由を御説明申し上げます。
初めに、改正の理由でありますが、昨年12月18日付総務省通知により、個人市民税及び特別土地保有税の減免申請書の記載事項について、いわゆる番号法に定める個人番号を記載しない取り扱いとされたことに伴う所要の改正を、また、身体障がい者等に対する軽自動車税の減免要件について、北海道が課税する自動車税の減免要件との均衡を図るために、所要の改正をあわせて行おうとするものであります。
次に改正の内容でありますが、第51条第2項及び第139条の3の改正は、市民税及び特別土地保有税の減免申請書の記載事項から、個人番号を削るものであります。
次に、第89条の改正は、他税目の減免規定との均衡を図るために、軽自動車税の減免対象に、その他特別の事由がある者が所有し、または使用する軽自動車等を加えるものであります。
次に、第90条第1項の改正は、身体障がい者等の軽自動車税の減免について、身体障がい者と生計を一にする者が所有する場合における当該身体障がい者の年齢要件を削り、また、精神障がい者本人が運転する場合を減免の対象に加えるものであります。
また、これらの改正のほか、字句及び引用条項の整備を行うものであります。
なお、附則において、施行期日を平成28年4月1日からとするものでありますが、個人番号に関する規定は、公布の日からとするものであります。
以上、提案理由を御説明申し上げましたので、よろしく御審議の上、御決定賜りますようお願い申し上げます。
議長(三角芳明君)
これより本件に対する質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
お諮りいたします。
上程中の議案第15号は、予算特別委員会に付託いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、そのように決しました。
◎ 議案第16号
議長(三角芳明君)
日程第32 議案第16号 江別市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定についてを議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
健康福祉部長(真屋淳子君)
ただいま上程になりました議案第16号 江別市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について、提案理由を御説明申し上げます。
初めに、改正の理由でありますが、国は、平成27年3月31日に地方税法施行令を改正し、国民健康保険税の課税限度額を引き上げ、同年4月1日から施行しているところであります。
本市におきましては、被保険者間の保険税負担の公平性を確保するため、これまで同様、国民健康保険運営協議会に諮り、答申された内容を踏まえた上で、所要の改正を行おうとするものであります。
また、昨年12月18日付総務省通知により、減免申請書の記載事項について、いわゆる番号法に定める個人番号を記載しない取り扱いとされたことから、所要の改正を行おうとするものであります。
次に、改正の内容でありますが、国の基準に合わせ、第2条第2項ただし書き及び第22条の規定中、基礎課税額の課税限度額を51万円から52万円に、第2条第3項ただし書き及び第22条の規定中、後期高齢者支援金等課税額の課税限度額を16万円から17万円に、第2条第4項ただし書き及び第22条の規定中、介護納付金課税額の課税限度額を14万円から16万円にそれぞれ改めるとともに、第25条第2項第1号に規定する減免申請書の記載事項から個人番号を削るものであります。
なお、附則において、施行期日を平成28年4月1日とするものでありますが、個人番号に関する規定は公布の日からとするほか、経過措置を設けるものであります。
以上、提案理由を御説明申し上げましたので、よろしく御審議の上、御決定賜りますようお願い申し上げます。
議長(三角芳明君)
これより本件に対する質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
お諮りいたします。
上程中の議案第16号は、予算特別委員会に付託いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、そのように決しました。
◎ 議案第17号
議長(三角芳明君)
日程第33 議案第17号 江別市重度心身障害者医療費助成条例の一部を改正する条例の制定についてを議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
健康福祉部長(真屋淳子君)
ただいま上程になりました議案第17号 江別市重度心身障害者医療費助成条例の一部を改正する条例の制定について、提案理由を御説明申し上げます。
初めに、改正の理由でありますが、重度心身障害者医療費助成の助成対象について、高齢者の医療の確保に関する法律第55条第1項または第2項の規定による後期高齢者医療制度の住所地特例の適用を受ける方を助成対象とするため、所要の改正を行おうとするものであります。
次に、改正の内容でありますが、第3条に規定する医療費の助成を受けることができる者に、後期高齢者医療保険の被保険者のうち、本市が保険料を徴収すべきものとされる重度心身障がい者を加えるほか、字句の整備を行おうとするものであります。
なお、改正附則において、施行期日を公布の日とするものであります。
以上、提案理由を御説明申し上げましたので、よろしく御審議の上、御決定賜りますようお願い申し上げます。
議長(三角芳明君)
これより本件に対する質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
お諮りいたします。
上程中の議案第17号は、予算特別委員会に付託いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、そのように決しました。
◎ 議案第18号
議長(三角芳明君)
日程第34 議案第18号 江別市放課後児童クラブ利用者負担金徴収条例の一部を改正する条例の制定についてを議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
健康福祉部長(真屋淳子君)
ただいま上程になりました議案第18号 江別市放課後児童クラブ利用者負担金徴収条例の一部を改正する条例の制定について、提案理由を御説明申し上げます。
初めに、改正の理由でありますが、市が開設する放課後児童クラブの開設時間につきましては、平日は放課後から午後6時まで、土曜日及び学校休業日は午前8時から午後6時までとしております。
さらに、希望される方には、午後6時30分までの延長預かりを実施しているところでありますが、利用する児童の保護者の半数以上が市外に勤務しており、特に冬季においては、迎えに来られる時刻が遅くなり、預かり時間を超過する方がいらっしゃいます。
こうした利用者の実態、延長預かり拡大の要望等を勘案し、一層保護者の就労と子育ての支援を充実させるため、延長預かり時間を45分拡大することとし、これに伴う利用者負担金について、所要の改正を行おうとするものであります。
次に、改正の内容でありますが、第3条の2に定めた利用者負担金の規定を表形式に改めるとともに、利用児童1人につき1日当たりの負担額について、現行の50円の区分に加え、新たに、30分を超え、60分以下の利用について100円、60分を超え、75分以下の利用について120円の2区分を加えるものであります。
なお、附則において、施行期日を平成28年4月1日とするものであります。
以上、提案理由を御説明申し上げましたので、よろしく御審議の上、御決定賜りますようお願い申し上げます。
議長(三角芳明君)
これより本件に対する質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
お諮りいたします。
上程中の議案第18号は、予算特別委員会に付託いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、そのように決しました。
◎ 議案第23号ないし議案第26号
議長(三角芳明君)
日程第35ないし第38 議案第23号 江別市手数料条例の一部を改正する条例の制定について、議案第24号 江別市火葬場条例の一部を改正する条例の制定について、議案第25号 江別市勤労者研修センター条例の一部を改正する条例の制定について及び議案第26号 江別市陶芸の里条例の一部を改正する条例の制定について、以上4件を一括議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
副市長(佐々木雄二君)
ただいま上程になりました議案第23号 江別市手数料条例の一部を改正する条例の制定について、議案第24号 江別市火葬場条例の一部を改正する条例の制定について、議案第25号 江別市勤労者研修センター条例の一部を改正する条例の制定について及び議案第26号 江別市陶芸の里条例の一部を改正する条例の制定について、以上4件につきまして、一括して提案理由を御説明申し上げます。
初めに、本市の使用料・手数料の見直しにつきましては、社会情勢にとらわれることなく、できるだけ定期的に原価の計算を行うべきとの判断から、平成23年8月に使用料・手数料の見直し方針を策定しております。
この方針は、さまざまな行政サービスに対する市民相互の負担の公平性を確保し、算定方法を明確化することにより、透明性を高めることを目的としており、この考え方に基づき、使用料・手数料に係る原価計算を、原則として4年ごとに実施することとしておりますことから、その結果に基づき、今定例会において関係する条例の一部改正について御提案申し上げるものであります。
次に、各条例の概要について、順に申し上げます。
議案第23号 江別市手数料条例の一部を改正する条例の制定についてでありますが、ただいま申し上げました考え方に基づき、条例別表第1中の手数料をそれぞれ改めるとともに、建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律の制定に伴う建築物エネルギー消費性能向上計画の認定等に係る手数料、及び長期使用構造等とするための措置及び維持保全の方法の基準の改正に伴う既存住宅の増改築等における長期優良住宅の認定等に係る手数料の規定を新たに設けようとするものであります。
なお、附則において、施行期日を平成28年10月1日とするものでありますが、新たに設ける手数料に関する規定については、平成28年4月1日とするものであります。
次に、議案第24号 江別市火葬場条例の一部を改正する条例の制定についてでありますが、別表に動物炉の使用料を新たに設けようとするものであります。
次に、議案第25号 江別市勤労者研修センター条例の一部を改正する条例の制定についてでありますが、別表中の各研修室の使用料をそれぞれ改めるものであります。
次に、議案第26号 江別市陶芸の里条例の一部を改正する条例の制定についてでありますが、別表中の設備使用料の一部を改めるものであります。
なお、議案第24号、議案第25号及び議案第26号の附則において、施行期日を平成28年10月1日とするほか、それぞれ経過措置を設けるものであります。
以上、提案理由を御説明申し上げましたので、よろしく御審議の上、御決定賜りますようお願い申し上げます。
議長(三角芳明君)
これより議案第23号ないし議案第26号に対する一括質疑に入ります。
質疑ありませんか。
赤坂伸一君
議案第26号について何点かお伺いしたいと思います。
江別市陶芸の里条例の一部を改正する条例の制定ということでありますが、内容として、この料金改定、使用料改定等々について質疑をするつもりはさらさらないです。
提案に当たって、陶芸の里は、約20年近く前になりますけれども、当時は隆盛だったわけでありますが、いわば途中で破綻した、取りやめになった、断念となったという経過がございます。
条例の中で、文化の向上等に寄与するために江別市陶芸の里を設置するとなっていますが、陶芸の里とは一体どこだろうと。陶芸の里内に設置する施設の名称、位置は次のとおりとするということで、セラミックアートセンターとして、江別市西野幌114番地の5とありますが、これはいいのです。
ただ、陶芸の里というのは、当時の構想としてはあったのですが、誰しも陶芸の里とは呼んでいない。従前から違和感を持っていたのですけれども、陶芸の里とするならば、陶芸の里という名称の位置を明確にしておく必要があるだろうと。もっと広いところが、この西野幌114番地の5のほかに用地があって、陶芸の里というのであればわかるわけです。陶芸の里とは、西野幌114番地ほか、何番地、何番地と、こういう中にセラミックアートセンターがあるということであればわかるわけです。
ましてや、陶芸の里構想というのは断念した経過があるものですから、これは一体どういうふうに考えてよいのか、素朴な疑問として常に持っているわけですが、この際、明らかにしてほしいです。
使用料・手数料の審査に当たっては、所管の委員会に付託されると思いますから、問うつもりはないのですけれども、今後どういうふうにするつもりなのか、あえてお伺いしておきたいと思います。
議長(三角芳明君)
答弁調整のため暫時休憩いたします。
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午後 1時40分 休憩
午後 1時42分 再開
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議長(三角芳明君)
再開いたします。
赤坂議員の質疑に対する答弁を求めます。
副市長(佐々木雄二君)
赤坂議員の質疑にお答え申し上げます。
明確な答えとなるかどうか、実際に、陶芸の里を凍結して以来、私どももそのあり方についてはいろいろと悩んでいるところであります。当面は、セラミックアートセンターの利活用をどう図るかということで、当初は、陶芸の里構想の中で、拠点施設としてはセラミックアートセンターを建設し、その周辺には、窯業試験場、それから陶芸家を呼んで、一大陶芸の里としてのスタートを切るという計画で、それぞれ御理解をいただいて進めてきたところでありますけれども、時代の流れとともに、その計画は、構想そのもの自体がなかなか立ち行かないということで、凍結という判断をし、御理解をいただいて今日まで来ております。
そこで、陶芸の里の位置ですが、具体的に西野幌の何番地というようなことは、現実問題として、当時の状況からして、今、明確にその位置を決定できるかというと、なかなか難しい状況にあるのかと。セラミックアートセンターそのものを位置として、拠点的に、陶芸の里構想で当初描いていた一つの内容について、今、充実させて、それぞれの利用者にサービスを提供しているという状態です。
今、経済部から教育委員会のほうに補助執行しながら、利活用のあり方を検討しておりまして、いろいろと多目的な活用形態の中で、少しずつ利用者や入館者もふえてきているということでございまして、今この場ですぐにどうというようなことはなかなか難しいですけれども、少なくとも、今の御質疑にありましたようなことも踏まえて、今後検討していかなければならないと考えておりますので、御理解いただきたいと思います。
議長(三角芳明君)
ほかに質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
これをもって質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
上程中の議案第23号外3件は、予算特別委員会に付託いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、そのように決しました。
◎ 議案第13号及び議案第14号
議長(三角芳明君)
日程第39及び第40 議案第13号 江別市職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例の制定について及び議案第14号 江別市教育委員会の教育長の勤勉手当の特例に関する条例の制定について、以上2件を一括議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
副市長(佐々木雄二君)
ただいま上程になりました議案第13号 江別市職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例の制定について及び議案第14号 江別市教育委員会の教育長の勤勉手当の特例に関する条例の制定について、一括して提案理由を御説明申し上げます。
初めに、議案第13号 江別市職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例の制定についての改正理由でありますが、地方公務員の給与の決定につきましては、国及び他の地方自治体並びに民間給与との均衡を図ることとされており、本市は、これまでも人事院勧告を尊重するとの基本姿勢に立ち、給与改定を行ってまいりました。
昨年8月6日付の人事院勧告では、民間の給与が公務を上回る結果となり、月例給を平均0.4%引き上げ、特別給についても同様に、0.1月分の引き上げが勧告されました。本市といたしましては、先ほども申し上げましたとおり、現行制度のもとにおいては、人事院勧告の内容に準じ、社会経済情勢や他の自治体の動向などを総合的に勘案しながら、職員の給与を決定するというこれまでの取り扱いに従うことが最も適切であると判断したものであります。
また、議員、特別職につきましても、一般職の職員の改定に鑑み、関係する条例について、所要の改正を行おうとするものであります。
次に、改正の内容でありますが、改正条例は全6条と附則から成っており、それぞれの条におきまして、関連する条例を一括して改正しようとするものであります。
まず、第1条の職員の給与に関する条例の一部改正でありますが、第17条の3の勤勉手当について、第2項第1号中、100分の75を100分の85に、同項第2号中、100分の35を100分の40にそれぞれ改めるものであります。
また、2ページからの別表第1及び5ページからの別表第2について、国の改定に準じた給料表に改めるものであります。
次に、14ページの第2条でありますが、同じく職員の給与に関する条例第17条の3の勤勉手当について、第2項第1号中、100分の85を100分の80に、同項第2号中、100分の40を100分の37.5にそれぞれ改めるものであります。
次に、第3条の議会議員の議員報酬等に関する条例の一部改正でありますが、第5条の期末手当について、第2項中、100分の212.5を100分の222.5に改めるものであります。
次に、第4条でありますが、同じく議会議員の議員報酬等に関する条例第5条の期末手当について、第2項中100分の197.5を100分の202.5に、100分の222.5を100分の217.5にそれぞれ改めるものであります。
次に、第5条の特別職の職員の給与に関する条例の一部改正でありますが、第2条の期末手当について、第3項第2号中、100分の212.5を100分の222.5に改めるものであります。
次に、第6条でありますが、同じく特別職の職員の給与に関する条例第2条の期末手当について、第3項第1号中、100分の197.5を100分の202.5に、同項第2号中、100分の222.5を100分の217.5にそれぞれ改めるものであります。
最後に、附則でありますが、第1項では、この条例の施行期日を公布の日とするものでありますが、第2条、第4条及び第6条については、平成28年4月1日とするものであります。
第2項では、給料表の引き上げ改定について、平成27年4月1日から適用するほか、一般職と特別職の区分に応じ、期末手当または勤勉手当の支給割合を引き上げることについて、平成27年12月1日から適用するものであります。
第3項では、改正前の条例の規定に基づき支給された給与は、改正後の条例の規定による給与の内払いであることをそれぞれ定めるものであります。
次に、議案第14号 江別市教育委員会の教育長の勤勉手当の特例に関する条例の制定についての制定理由でありますが、現教育長の勤勉手当につきましては、地方教育行政の組織及び運営に関する法律の一部改正に伴う経過措置により支給しておりますことから、今回、一般職の職員の改定と同様に勤勉手当を引き上げるため、新たに条例を制定しようとするものであります。
次に、条例の内容でありますが、勤勉手当の額について、一般職の職員の支給割合に見合うよう0.1月分引き上げるものであります。
最後に、附則でありますが、第1項では、この条例の施行期日を公布の日とし、平成27年12月1日から適用するものであります。
以上、提案理由を御説明申し上げましたので、よろしく御審議の上、御決定賜りますようお願い申し上げます。
議長(三角芳明君)
これより議案第13号及び議案第14号に対する一括質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
上程中の議案第13号外1件は、総務文教常任委員会に付託いたします。
◎ 議案第19号
議長(三角芳明君)
日程第41 議案第19号 江別市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例等の一部を改正する条例の制定についてを議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
健康福祉部長(真屋淳子君)
ただいま上程になりました議案第19号 江別市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例等の一部を改正する条例の制定について、提案理由を御説明申し上げます。
本条例は、江別市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例、江別市指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準等を定める条例及び江別市高齢者福祉施設条例の3件を一括して改正しようとするものであります。
初めに、改正の理由でありますが、高齢者が住みなれた地域で継続的に生活ができるよう介護サービスの充実を図るため、介護保険法の一部が改正され、利用定員18人以下の小規模な通所介護事業所が地域密着型サービスに位置づけられることに伴い、地域密着型サービス事業に係る基準等を定める省令が一部改正されております。
本市といたしましても、国の基準を踏まえた対応が求められておりますことから、関係する条例について、所要の改正を行おうとするものであります。
次に、改正の内容でありますが、第1条は、地域密着型通所介護及び療養通所介護について、人員、設備及び運営に関し必要な基準を定めるとともに、地域住民等を交えた運営推進会議の設置を義務づけるものであります。
また、これにあわせ、既に地域密着型サービスに位置づけられている認知症対応型通所介護においても運営推進会議の設置を義務づけるものであります。
次に、16ページの第2条は、ただいま申し上げた認知症対応型通所介護と同様に、介護予防認知症対応型通所介護においても運営推進会議の設置を義務づけるものであります。
次に、第3条は、市が設置する高齢者福祉のための拠点施設において提供できる介護サービスとして、地域密着型通所介護を追加するものであります。
なお、附則において、施行期日を平成28年4月1日とするほか、既存の通所介護事業所が地域密着型通所介護事業所への移行を希望しない場合などの経過措置を設けるものであります。
以上、提案理由を御説明申し上げましたので、よろしく御審議の上、御決定賜りますようお願い申し上げます。
議長(三角芳明君)
これより本件に対する質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
上程中の議案第19号は、生活福祉常任委員会に付託いたします。
◎ 議案第27号
議長(三角芳明君)
日程第42 議案第27号 江別市火災予防条例の一部を改正する条例の制定についてを議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
消防長(田中修一君)
ただいま上程になりました議案第27号 江別市火災予防条例の一部を改正する条例の制定について、提案理由を御説明申し上げます。
初めに、改正理由でありますが、新たな設備、器具等に関して火災予防上の対応を図るため、平成27年11月13日に対象火気設備等の位置、構造及び管理並びに対象火気器具等の取扱いに関する条例の制定に関する基準を定める省令の一部が改正されたところであります。
当該省令は、対象火気の設備、器具等の取り扱いに関し、火災予防のために必要な事項として自治体の条例で定めるべき基準を定めておりますことから、これに伴う所要の改正を行おうとするものであります。
次に、改正の内容でありますが、対象火気設備、器具等の種類ごとに、建物や物品などからの火災予防上安全な距離を定めた別表第3について、7ページ上段から中段までの厨房設備の項の組み込み型こんろにガスグリドルつきこんろを、13ページ下段から14ページ下段までの調理用器具の項の卓上こんろにガスグリドルつきこんろをそれぞれ加えるものであります。
次に、15ページ下段から16ページの下段までは、これまでの電気こんろの項、電気レンジの項及び電磁誘導加熱式調理器の項を、電気調理用機器の項として統合し、整備するとともに、入力5.8キロワット以下の電磁誘導加熱式調理器を新たに加えるものであります。
また、あわせて同表備考欄について、字句等の整備を行おうとするものであります。
なお、附則において、施行期日を平成28年4月1日とするものであります。
以上、提案理由を御説明申し上げましたので、よろしく御審議の上、御決定賜りますようお願い申し上げます。
議長(三角芳明君)
これより本件に対する質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
上程中の議案第27号は、生活福祉常任委員会に付託いたします。
◎ 議案第20号
議長(三角芳明君)
日程第43 議案第20号 江別市消費生活センター条例の制定についてを議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
経済部長(後藤好人君)
ただいま上程になりました議案第20号 江別市消費生活センター条例の制定について、提案理由を御説明申し上げます。
初めに、制定の理由でありますが、平成26年6月に消費者安全法の一部が改正され、地方消費者行政の体制整備を図ることとされました。
具体的には、消費安全の確保に関し、関係機関との連絡調整を行うことが定められるとともに、消費生活相談体制の質の向上と全国的な水準を確保するものとされました。
また、自治体が消費生活相談等の事務を行うために消費生活センターを設置する場合には、その組織、運営並びに情報の安全管理に関する事項等について条例で定めることが義務づけられたところであります。
このことから、本市といたしましては、江別消費者協会を初めとした関係機関との連携のもと、消費生活相談体制の充実を図ることができるよう江別市消費生活センターを設置するため、新たに条例を制定するものであります。
次に、この条例の内容でありますが、この条例は本則10条と附則から成るものであり、第1条では、条例の趣旨を、第2条では、センターの名称及び位置を、第3条では、開設時間及び休業日を規則で定める旨を、第4条では、消費生活センターで行う相談等の事務を、第5条では、消費生活センター長、消費生活相談員などの職員の配置を、第6条及び第7条では、消費生活相談員の資格要件、人材及び処遇の確保に必要な措置を講ずることを、第8条では、消費生活相談等の事務に従事する職員に対する研修の機会の確保を、第9条では、情報の適切な管理のために必要な措置を講ずることを、第10条では、条例の施行に関し必要な事項を規則で定める旨をそれぞれ定めるものであります。
なお、附則において、施行期日を平成28年4月1日とするものであります。
以上、提案理由を御説明申し上げましたので、よろしく御審議の上、御決定賜りますようお願い申し上げます。
議長(三角芳明君)
これより本件に対する質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
上程中の議案第20号は、経済建設常任委員会に付託いたします。
◎ 議案第21号
議長(三角芳明君)
日程第44 議案第21号 江別市地区計画区域内建築物等の制限に関する条例の一部を改正する条例の制定についてを議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
建設部長(安藤明彦君)
ただいま上程になりました議案第21号 江別市地区計画区域内建築物等の制限に関する条例の一部を改正する条例の制定について、提案理由を御説明申し上げます。
初めに、改正の理由でありますが、本条例は、都市計画法に基づき、地区整備計画で定められた建築物等の用途、敷地面積、高さなどの制限に関する事項を建築確認等に適用させるため、建築基準法の規定に基づき制定したものであります。
今回の改正は、本年2月10日に札幌圏都市計画大麻地区地区計画が都市計画決定されましたことから、その中で定められた地区整備計画の内容に従い、所要の改正を行おうとするものであります。
次に、改正の内容でありますが、本条例の適用を受ける地区整備計画区域に、今回都市計画決定された大麻地区地区計画のうち地区整備計画が定められた区域を大麻地区地区整備計画区域として別表第1に加え、当該地区整備計画において定められた建築物等の制限を別表第2に加えるものであります。
なお、附則において、施行期日を公布の日とするものであります。
以上、提案理由を御説明申し上げましたので、よろしく御審議の上、御決定賜りますようお願い申し上げます。
議長(三角芳明君)
これより本件に対する質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
上程中の議案第21号は、経済建設常任委員会に付託いたします。
◎ 議案第22号
議長(三角芳明君)
日程第45 議案第22号 江別市建築審査会条例の一部を改正する条例の制定についてを議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
建設部長(安藤明彦君)
ただいま上程になりました議案第22号 江別市建築審査会条例の一部を改正する条例の制定について、提案理由を御説明申し上げます。
初めに、改正の理由でありますが、平成27年6月26日に公布されました地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律により、建築基準法の一部が改正され、これまで、全国一律に定められていた建築審査会の委員の任期について、国が定める基準を参酌し、地域の実情に応じ条例で定めることとされましたことから、所要の改正を行うものであります。
次に、改正の内容でありますが、本市の実情に鑑み、国の基準と異なる内容を定める特別な事情や特性はないことから、これまでと同様に2年と定めるものであります。
なお、附則において、施行期日を平成28年4月1日とするものであります。
以上、提案理由を御説明申し上げましたので、よろしく御審議の上、御決定賜りますようお願い申し上げます。
議長(三角芳明君)
これより本件に対する質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
上程中の議案第22号は、経済建設常任委員会に付託いたします。
◎ 議案第1号
議長(三角芳明君)
日程第46 議案第1号 江別市公平委員会委員の選任についてを議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
市長(三好 昇君)
ただいま上程になりました議案第1号 江別市公平委員会委員の選任について、提案理由を御説明申し上げます。
現在、公平委員会の委員であります杉野邦彦さんは、本年3月28日をもって任期満了となりますが、引き続き委員に選任いたしたく、地方公務員法第9条の2第2項の規定に基づき、議会の同意を求めようとするものであります。
杉野邦彦さんは、昭和31年生まれの60歳で、札幌市にお住まいであります。
杉野邦彦さんは、組織の管理運営に精通し、人事服務面において深い見識を有する方であり、平成24年3月から公平委員会委員として、その職責を果たしていただいており、今後においても御活躍が期待できる方であります。
以上、提案理由を御説明申し上げましたので、よろしく御同意賜りますようお願い申し上げます。
議長(三角芳明君)
お諮りいたします。
本件については、質疑、委員会付託、討論を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、そのように決しました。
引き続き、議案第1号を採決いたします。
議案第1号は同意することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、議案第1号は同意することに決しました。
◎ 請願第1号
議長(三角芳明君)
日程第47 請願第1号 泊原子力発電所など国内の原子力発電所の再稼働の中止と3.11被災者の支援に関することについてを議題といたします。
上程中の請願第1号は、総務文教常任委員会に付託いたします。
◎ 陳情第1号及び陳情第2号
議長(三角芳明君)
日程第48及び第4 陳情第1号 水道事業について及び陳情第2号 汚泥肥料について、以上2件を一括議題といたします。
上程中の陳情第1号外1件は、経済建設常任委員会に付託いたします。
◎ 散会宣告
議長(三角芳明君)
本日の議事日程は全部終了いたしました。
これをもって散会いたします。
午後 2時10分 散会