平成26年第3回江別市議会定例会会議録(第1号)平成26年9月2日
1 出席議員
26名
議長 | 清水 直幸 君 | 副議長 | 齊藤 佐知子 君 |
議員 | 本間 憲一 君 | 議員 | 森好 勇 君 |
議員 | 吉本 和子 君 | 議員 | 高橋 典子 君 |
議員 | 角田 一 君 | 議員 | 島田 泰美 君 |
議員 | 高間 専逸 君 | 議員 | 立石 静夫 君 |
議員 | 石田 武史 君 | 議員 | 山本 由美子 君 |
議員 | 岡 英彦 君 | 議員 | 星 秀雄 君 |
議員 | 三角 芳明 君 | 議員 | 野村 尚志 君 |
議員 | 内山 祥弘 君 | 議員 | 鈴木 真由美 君 |
議員 | 相馬 芳佳 君 | 議員 | 宮川 正子 君 |
議員 | 裏 君子 君 | 議員 | 坂下 博幸 君 |
議員 | 尾田 善靖 君 | 議員 | 干場 芳子 君 |
議員 | 赤坂 伸一君 | 議員 | 岡村 繁美 君 |
2 欠席議員
0名
3 説明のため出席した者の職氏名
市長 | 三好 昇 君 | 副市長 | 佐々木 雄二 君 |
水道事業管理者 | 藤田 政典 君 | 総務部長 | 佐藤 哲司 君 |
総務部調整監 | 渡辺 喜昌 君 | 企画政策部長 | 山田 宗親 君 |
生活環境部長 | 後藤 好人 君 | 経済部長 | 北川 裕治 君 |
経済部総合特区推進監 | 安藤 明彦 君 | 健康福祉部長 | 真屋 淳子 君 |
建設部長 | 西村 晃一 君 | 病院長 | 梶井 直文 君 |
病院事務長 | 吉岡 和彦 君 | 消防長 | 田中 修一 君 |
水道部長 | 松田 俊樹 君 | 会計管理者 | 篠原 昇 君 |
総務部次長 | 佐藤 貴史 君 | 財務室長 | 越田 益夫 君 |
教育委員会委員長 | 長谷川 清明 君 | 教育長 | 月田 健二 君 |
教育部長 | 斉藤 俊彦 君 | 監査委員 | 松本 紀和 君 |
監査委員事務局長 | 小川 和夫 君 | 農業委員会会長 | 萩原 俊裕 君 |
農業委員会事務局長 | 出頭 一彦 君 | 選挙管理委員会 委員長 | 古石 允雄 君 |
選挙管理委員会 事務局長 | 長尾 整身 君 |
4 事務に従事した事務局員
事務局長 | 中川 雅志 君 | 次長 | 松井 謙祐 君 |
庶務係長 | 中村 正也 君 | 議事係長 | 嶋中 健一 君 |
主査 | 川合 正洋 君 | 主任 | 壽福 愛佳 君 |
主任 | 伊藤 みゆき 君 | 書記 | 丹羽 芳徳 君 |
事務補助員 | 金塚 貴子 君 |
5 議事日程
日程第 1 | 会議録署名議員の指名 |
日程第 2 | 会期の決定 |
日程第 3 | 諸般の報告 |
日程第 4 | 行政報告 |
日程第 5 | 経済建設常任委員会所管事務調査報告 |
日程第 6 | 議案第53号 北海道市町村職員退職手当組合規約の一部変更について |
日程第 7 | 議案第54号 江別市ひとり親家庭等医療費助成条例の一部を改正する条例の制定について |
日程第 8 | 議案第55号 江別市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の制定について |
日程第 9 | 議案第56号 江別市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の制定について |
日程第10 | 議案第57号 江別市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の制定について |
日程第11 | 議案第58号 江別市保育の実施に関する条例を廃止する条例の制定について |
日程第12 | 議案第59号 平成26年度江別市一般会計補正予算(第2号) |
日程第13 | 議案第60号 平成26年度江別市介護保険特別会計補正予算(第1号) |
日程第14 | 認定第1号 平成25年度江別市水道事業会計決算を認定に付することについて |
日程第15 | 認定第2号 平成25年度江別市下水道事業会計決算を認定に付することについて |
日程第16 | 認定第3号 平成25年度江別市病院事業会計決算を認定に付することについて |
日程第17 | 請願第4号 国民健康保険税の引き下げを求めることについて |
日程第18 | 陳情第6号 精神科病棟転換型居住系施設について国に意見書の提出を求めることについて |
日程第19 | 陳情第7号 ウイルス性肝炎患者に対する医療費助成等の拡充に関する意見書採択にかかることについて |
日程第20 | 報告第20号 江別市水道事業会計資金不足比率の報告について |
日程第21 | 報告第21号 江別市下水道事業会計資金不足比率の報告について |
日程第22 | 報告第22号 江別市病院事業会計資金不足比率の報告について |
6 議事次第
◎ 開議宣告
議長(清水直幸君)
これより平成26年第3回江別市議会定例会を開会いたします。
ただいまの出席議員は26名で定足数に達しております。
直ちに本日の会議を開きます。
◎ 議事日程
議長(清水直幸君)
本日の議事日程は、お手元に配付いたしましたとおりであります。
◎ 会議録署名議員の指名
議長(清水直幸君)
日程第1 会議録署名議員の指名を行います。
会議規則第111条の規定により、
岡議員
島田議員
を指名いたします。
◎ 会期の決定
議長(清水直幸君)
日程第2 会期の決定についてを議題といたします。
お諮りいたします。
今期定例会の会期は、あらかじめ議会運営委員会と諮り、本日から24日までの23日間とし、3日から9日まで、及び13日から23日までは委員会審査等のため、本会議を休会といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、そのように決しました。
◎ 諸般の報告
議長(清水直幸君)
日程第3 諸般の報告を事務局長に報告させます。
事務局長(中川雅志君)
御報告申し上げます。
今議会におきます地方自治法第121条の規定によります説明員は、別紙印刷物のとおりでございます。
また、今議会に提出されました案件の数並びに閉会中の議長事務報告につきましても、印刷物に掲載のとおりでございます。
さらに、監査委員から報告のありました平成26年度定期監査前期の報告、及び例月出納検査結果報告5月分ないし7月分につきましても、お手元に配付のとおりでございます。
以上でございます。
◎ 行政報告
議長(清水直幸君)
日程第4 行政報告を議題といたします。
行政報告を求めます。
市長(三好 昇君)
私から行政報告を申し上げます。
初めに、8月11日に札幌市で開催されました平成26年第2回札幌広域圏組合議会定例会について、御報告申し上げます。
付議されましたのは、専決処分の承認を求める件、平成25年度一般会計及び特別会計の決算認定についてであります。
初めに、専決処分の承認を求める件につきましては、北海道町村議会議員公務災害補償等組合及び北海道市町村総合事務組合の各規約において、上川中部消防組合及び伊達・壮瞥学校給食組合が脱退し、道央廃棄物処理組合が加入することなどに伴う規約の一部を変更することについて、それぞれ専決処分を行ったものであります。その内容につきましては、資料1ページをごらんいただきたいと存じますが、その専決処分につきましてはいずれも承認されたところであります。
次に、平成25年度札幌広域圏組合一般会計歳入歳出決算認定の件についてでありますが、資料3ページの別紙1のとおり、歳入は、当組合を構成する市町村からの負担金及び繰越金であり、収入済額は4,525万3,436円でありました。また、歳出は、議会費及び総務費などで、支出済み額は3,092万9,071円となりました。その結果、歳入歳出差し引き残額は1,432万4,365円となり、全額が次年度予算に繰り越され、決算報告のとおり認定されました。
次に、平成25年度札幌ふるさと市町村圏基金事業特別会計歳入歳出決算認定の件についてでありますが、資料4ページの別紙2のとおり、歳入は、財産運用収入のほか、道補助金及び繰越金で、収入済み額は3,521万8,515円でありました。また、歳出は、情報発信事業や観光振興事業などのふるさと市町村圏事業費で、支出済み額は3,019万2,171円となりました。その結果、歳入歳出差し引き残額は502万6,344円となり、全額が次年度予算に繰り越され、決算報告のとおり認定されたところであります。
次に、8月21日に恵庭市で開催されました石狩東部広域水道企業団構成団体長会議について、御報告申し上げます。
この会議は、8月29日に開催されました第2回企業団議会定例会に先立ち、予定議案について協議を行ったものであります。
付議されましたのは、専決処分の承認を求める件、平成25年度水道用水供給事業剰余金の処分及び決算認定について、水道用水供給条例の一部を改正する条例案について及び北海道市町村職員退職手当組合規約の一部変更の協議についてであります。
初めに、専決処分の承認を求める件につきましては、北海道町村議会議員公務災害補償等組合、北海道市町村総合事務組合及び北海道市町村職員退職手当組合の各規約において、上川中部消防組合及び伊達・壮瞥学校給食組合が脱退し、道央廃棄物処理組合が加入することなどに伴う規約の一部を変更することについてそれぞれ専決処分を行ったものであります。その内容につきましては、資料1ページをごらんいただきたいと存じます。
次に、平成25年度石狩東部広域水道企業団水道用水供給事業剰余金の処分及び決算認定についてでありますが、資料5ページ、別紙3の中ほどの(3)決算の状況にありますとおり、(1)の収益的収支では、当年度純利益として2億2,515万4,607円を計上したものであります。また、(2)の資本的収支におきましては、7億1,260万8,090円の収支不足を生じましたが、減債積立金などをもって補填したものであります。
なお、資金不足比率につきましては、資料6ページのとおり、資金不足額がないことから、資金不足比率はない旨の報告がありました。
次に、水道用水供給条例の一部を改正する条例案についてでありますが、平成27年4月1日から千歳川系施設による用水供給が開始され、供給対象に由仁町と長幌上水道企業団を加えるとともに、漁川系料金と千歳川系料金の二つの料金区分が設定されること、また、新規の千歳川系料金のほか、漁川系料金においても料金改定が必要となることから、所要の条例改正を行うものであります。
なお、施行期日は、平成27年4月1日からとなります。
次に、北海道市町村職員退職手当組合規約の一部変更の協議についてでありますが、根室北部廃棄物処理広域連合が加入することに伴い、規約の一部を変更するものであります。
なお、これらの各議案については、提案どおり議決された旨、企業長より報告があったところであります。
次に、8月25日に北広島市で開催されました平成26年石狩教育研修センター組合議会第2回定例会について、御報告申し上げます。
付議されましたのは、専決処分の承認を求める件、平成25年度一般会計歳入歳出決算認定、平成26年度一般会計補正予算及び北海道市町村職員退職手当組合規約の一部変更の協議についてであります。
初めに、専決処分の承認を求める件については、北海道市町村総合事務組合規約において、上川中部消防組合及び伊達・壮瞥学校給食組合が脱退し、道央廃棄物処理組合が加入することなどに伴う規約の一部を変更することについて専決処分を行ったもので、承認されたところであります。
次に、平成25年度石狩教育研修センター組合一般会計歳入歳出決算認定についてでありますが、資料7ページの別紙4のとおり、歳入は、当組合を構成する市町村からの負担金のほか、研修室使用料、北海道からの補助金などで、収入済み額は3,232万4,223円でありました。また、歳出は、議会費、総務費及び教育費などで、支出済み額は3,057万4,184円となりました。その結果、歳入歳出差し引き残額は175万39円となり、そのうち90万円を基金に繰り入れ、85万39円が次年度予算に繰り越され、決算報告のとおり認定されました。
次に、平成26年度石狩教育研修センター組合一般会計補正予算でありますが、資料8ページの別紙5のとおり、歳入歳出ともに138万円の増額補正を行い、総額を歳入歳出それぞれ3,201万2,000円とすることで可決されました。
次に、北海道市町村職員退職手当組合規約の一部変更についてでありますが、根室北部廃棄物処理広域連合が加入することに伴う規約の一部を変更するもので、その協議については、提案どおり議決されたところであります。
続きまして、国費予算要望について、御報告申し上げます。
去る7月30日、管内の市町村で構成しております石狩地方開発促進期成会及び関係8市町で構成しております道央圏連絡道路整備促進期成会が連携いたしまして、それぞれ事業予算の確保等につきまして、国土交通省など関係省庁、関係国会議員等に対し要望してまいりました。
次に、平成26年度工事契約状況についてでありますが、資料9ページの別紙6のとおり、8月12日現在におきまして、総務部契約関連では、契約件数81件、契約率95.7%、水道部契約関連では、契約件数47件、契約率47.2%となっております。その内容につきましては、資料をごらんいただきたいと存じます。
以上をもちまして、行政報告を終わります。
議長(清水直幸君)
これより行政報告に対する質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
以上をもって、行政報告を終結いたします。
◎ 経済建設常任委員会所管事務調査報告
議長(清水直幸君)
日程第5 経済建設常任委員会所管事務調査報告を議題といたします。
経済建設常任委員長の報告を求めます。
経済建設常任委員長(鈴木真由美君)
それでは、当委員会の閉会中の所管事務調査のうち、農作物生育状況調査について、御報告申し上げます。
去る7月25日に石狩農業改良普及センター江別分室の御協力をいただき、豊幌地区において水稲及び小麦の調査を、また、美原地区においてブロッコリー等の調査を実施しました。
まず、調査時点における市内の水稲、秋まき小麦及び春まき小麦の生育状況を申し上げますと、今年も降雪は多かったものの、融雪は速やかで、水稲は平年より3日早く、秋まき小麦は5日、初冬まきのハルユタカを含む春まき小麦は3日、それぞれ早く生育しているとのことであります。
以下、現地調査を行った農作物の概要を順次申し上げます。
水稲については、播種期は平年の4日遅れ、また移植後は植え傷みが散見されたものの、6月以降は好天に恵まれ、茎数は平年よりやや少ないながらも生育は順調との説明がありました。収穫までの間、引き続きいもち病の発生などに警戒を要するものの、ほぼ平年並みの収量が期待できるとのことであります。近年代かきした田に直接もみをまく直播方式を一部で導入しており、大規模な圃場では労力の大幅な削減につながることから、今後、件数がふえてくることも見込まれるとのことでありました。ただ、この方式では、播種後の鳥による食害の発生が懸念されますが、鳥の侵入を防ぐためにテグスを張るなど試行錯誤をしており、被害防止の効果が徐々にあらわれているとの説明を受けております。
次に、秋まき小麦については、この2年で、うどんなどに用いるきたほなみから、パンなどに用いるゆめちからに大半が移行しております。ゆめちからは雪腐病への耐性が弱いため、春先は被害が散見されましたが、早い時期の追肥により速やかに回復したとのことでした。その後の生育状況は平年より進んでいたものの、4月後半から5月にかけての少雨の影響で、最終的な穂数は平年の9割にとどまっており、全体的にやや小粒の傾向との説明を受けております。
次に、ブロッコリーにつきましては、本年も品質はよく、出荷量も順調に推移しております。春先の強い霜やその後の干ばつなど、厳しい気象条件が重なったにもかかわらず、生産者の小まめな管理により、収量を伸ばしているとのことであります。品種比較試験をこれまで積み重ねてきたことにより、江別市の気候に合う品種が絞り込まれつつあるとともに、栽培する品種の順序を工夫することで、効率を上げる技術もでき上がってきているとの説明がありました。
また、輪作作物の一つとしてニンニクを導入する圃場もふえており、今後は6次産業化を見据え、加工品として付加価値をつけた黒にんにくの生産にも取り組んでいきたいとのことでありました。
調査の概要は以上のとおりであります。
これから実りの秋を迎えるに当たり、生産農家の日々の努力と苦労が実を結ぶことを祈念しながら、当委員会といたしましても今後の推移を注視してまいりたいと思います。
以上、申し上げまして、当委員会の閉会中における所管事務調査報告といたします。
議長(清水直幸君)
これより経済建設常任委員長報告に対する質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
以上をもって、経済建設常任委員会所管事務調査報告を終結いたします。
◎ 議案第53号
議長(清水直幸君)
日程第6 議案第53号 北海道市町村職員退職手当組合規約の一部変更についてを議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
総務部長(佐藤哲司君)
ただいま上程になりました議案第53号 北海道市町村職員退職手当組合規約の一部変更について、提案理由を御説明申し上げます。
北海道市町村職員退職手当組合は、組合を組織する市町村等の職員に対する退職手当の支給に関する事務を共同処理することにより、当該職員の福祉の増進及び市町村財政の安定と健全化に寄与することを目的に設立された地方自治法上の一部事務組合であります。
初めに、変更の理由でありますが、平成27年4月1日付で、根室北部廃棄物処理広域連合が新たに組織団体として加入することに伴い、組合規約の一部を変更する必要が生じましたことから、地方自治法第290条の規定に基づき、議会の議決を求めるものであります。
次に、変更の内容でありますが、組合規約別表に根室北部廃棄物処理広域連合を加えるものであります。
なお、附則において、施行期日を地方自治法第286条第1項の規定による総務大臣の許可の日からとするものであります。
以上、提案理由を御説明申し上げましたので、よろしく御審議の上、御決定賜りますようお願い申し上げます。
議長(清水直幸君)
これより本件に対する質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
お諮りいたします。
本件については、委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、そのように決しました。
これより議案第53号 北海道市町村職員退職手当組合規約の一部変更についてに対する討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
討論なしと認めます。
引き続き、議案第53号を採決いたします。
議案第53号は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、原案のとおり決しました。
◎ 議案第54号
議長(清水直幸君)
日程第7 議案第54号 江別市ひとり親家庭等医療費助成条例の一部を改正する条例の制定についてを議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
健康福祉部長(真屋淳子君)
ただいま上程になりました議案第54号 江別市ひとり親家庭等医療費助成条例の一部を改正する条例の制定について、提案理由を御説明申し上げます。
初めに、改正の理由でありますが、母子家庭及び父子家庭に対する支援の拡充等を内容とする母子及び寡婦福祉法の一部改正が行われたことから、これに伴う所要の改正を行うものであります。
次に、改正の内容でありますが、第2条第3号の母または父の定義規定として引用している法律の題名を、母子及び寡婦福祉法から母子及び父子並びに寡婦福祉法に改めるほか、法において、配偶者のない男子についても新たに定義されたことから、配偶者のない女子と同様に根拠となる法の条項を加えた規定に改めるものであります。
なお、附則において、施行期日を平成26年10月1日とするものであります。
以上、提案理由を御説明申し上げましたので、よろしく御審議の上、御決定賜りますようお願い申し上げます。
議長(清水直幸君)
これより本件に対する質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
お諮りいたします。
本件については、委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、そのように決しました。
これより議案第54号 江別市ひとり親家庭等医療費助成条例の一部を改正する条例の制定についてに対する討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
討論なしと認めます。
引き続き、議案第54号を採決いたします。
議案第54号は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、原案のとおり決しました。
◎ 議案第55号ないし議案第58号
議長(清水直幸君)
日程第8ないし第11 議案第55号 江別市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の制定について、議案第56号 江別市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の制定について、議案第57号 江別市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の制定について及び議案第58号 江別市保育の実施に関する条例を廃止する条例の制定について、以上4件を一括議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
健康福祉部長(真屋淳子君)
ただいま上程になりました議案第55号 江別市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の制定について、議案第56号 江別市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の制定について、議案第57号 江別市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の制定について及び議案第58号 江別市保育の実施に関する条例を廃止する条例の制定について、一括して提案理由を御説明申し上げます。
平成24年8月に、一人一人の子供が健やかに成長することができる社会の実現を目的とした子ども・子育て関連3法が成立し、質の高い幼児期の学校教育・保育の総合的な提供や、待機児童対策の推進、地域における子供・子育て支援の充実を図るための子ども・子育て支援新制度が創設されました。この新制度では、認定こども園、幼稚園、認可保育所のほか、新たに市町村の認可事業として創設された家庭的保育事業等に係る費用の給付が、子供のための教育・保育給付として一本化されることとなり、給付に際して、認可を受けた各施設について市町村が事前に給付対象として確認することとなりました。
また、放課後児童健全育成事業についても、これまでは国のガイドラインに基づき運営してまいりましたが、新制度において、市町村の実情に応じた基準を定めることとなりました。
そのため、本市においても平成27年4月から予定されております新制度のスタートに向けて、国が定める基準を踏まえ、これらの施設や事業の種類に応じた設備・運営に関する基準などを定める必要があることから、新たに条例を制定するほか、関係する既存の条例を廃止しようとするものであります。
次に、各条例の概要について申し上げます。
議案第55号は、地域型保育事業としての家庭的保育事業、小規模保育事業、居宅訪問型保育事業及び事業所内保育事業の設備及び運営に関する基準を、議案第56号は、特定教育・保育施設として給付の支給対象となる認定こども園、幼稚園、認可保育所のほか、特定地域型保育事業として給付の支給対象となる家庭的保育事業等の運営に関する基準を、議案第57号は、保護者が労働等により昼間家庭にいない小学校に就学している児童に対し、授業の終了後に適切な遊びや生活の場を提供し、健全な育成を図ることを目的とした放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準をそれぞれ定めるものであります。
これら3件の条例については、本市の実情に鑑み、国の基準と異なる内容を定める特別な事情や特性が認められないことから、国に準じた基準を定めるものでありますが、本年4月1日施行の江別市暴力団排除条例の制定趣旨を反映させるため、暴力団の排除に関する規定を設けるものであります。
このほか、議案第58号は、これまで保育の実施の基準となる保育に欠ける要件について、市町村が条例で定めることが児童福祉法に規定されておりましたが、新制度により新たに定める保育の必要性の認定の基準については条例委任事項ではないことから、本条例を廃止しようとするものであります。
なお、各条例の附則において、条例の施行期日を、議案第55号及び議案第57号は、子ども・子育て支援法及び就学前の子どもに関する教育、保育等の総合的な提供の推進に関する法律の一部を改正する法律の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律の施行の日とし、議案第56号及び議案第58号は、子ども・子育て支援法の施行の日とするものであります。
また、議案第57号は、関連する江別市放課後児童クラブ利用者負担金徴収条例の一部改正をあわせて行うもので、法改正後の児童の定義に合わせて条例中の規定を整備しようとするものであります。
このほか、新たに制定する3件の条例については、それぞれ必要な経過措置を設けるものであります。
以上、提案理由を御説明申し上げましたので、よろしく御審議の上、御決定賜りますようお願い申し上げます。
議長(清水直幸君)
これより議案第55号ないし議案第58号に対する一括質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
上程中の議案第55号外3件は、生活福祉常任委員会に付託いたします。
◎ 議案第59号及び議案第60号
議長(清水直幸君)
日程第12及び第13 議案第59号 平成26年度江別市一般会計補正予算(第2号)及び議案第60号 平成26年度江別市介護保険特別会計補正予算(第1号)、以上2件を一括議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
副市長(佐々木雄二君)
ただいま上程になりました議案第59号 平成26年度江別市一般会計補正予算(第2号)及び議案第60号 平成26年度江別市介護保険特別会計補正予算(第1号)につきまして、一括して提案理由を御説明申し上げます。
初めに、一般会計でありますが、今次補正は、第1に、国等の予算動向による変更等の措置、第2に、国・道の補助負担金の確定に伴う措置、第3に、その他緊急を要するものへの措置を行うものであります。
以下、その概要につきまして、御説明申し上げます。
予算書の7ページ、3の歳出をお開きいただきたいと存じます。
まず、2款総務費でありますが、1項2目情報推進費は、社会保障・税制度の効率性、透明性の確保などを目的として法制化され、準備を進めておりますマイナンバー制度の関係システムの整備について、国の補助内示により、当初予算での事業量及び事業費の増減調整を行うため1,501万9,000円を追加するものであり、2項1目市民活動費は、現在、北海道において施工中の中原通りに接続する南大通り新設箇所の255メートル区間に関して、交差点照明以外の連続照明の設置については北海道の設置対象外であることから、児童生徒の通学等の安全を確保するため、LED照明8基の設置費用として800万円を追加するものであります。
次に、3款民生費でありますが、1項2目老人福祉費は、市内の社会福祉法人が今年度中に建設を予定している小規模多機能型居宅介護事業所に対する整備費等の補助について、国の補助内示により、補助メニュー及び交付額が示されたことから、介護基盤緊急整備等特別対策事業は、4,481万3,000円を全額減額する一方で、地域介護・福祉空間整備等事業に3,390万円を措置し、合計で1,091万3,000円を減額するものであり、3目障害福祉費は、マイナンバー制度に係る障がい福祉関係システムの改修費と自立支援給付費に係る平成25年度分の国・道負担金の精算返還金を合わせて1,035万6,000円を、5目臨時福祉給付費は、平成25年度の臨時福祉給付金事務費の確定に伴う交付金の精算返還金として129万6,000円をそれぞれ追加するものであり、2項9目子育て世帯臨時特例給付費は、平成25年度の子育て世帯臨時特例給付金事務費の確定に伴う交付金の精算返還金として66万7,000円を追加するものであり、8ページに移りまして、3項1目生活保護総務費の生活保護一般管理経費は、平成25年度分の生活保護費道負担金及びセーフティネット支援対策等事業国庫補助金の精算返還金として134万8,000円を、生活保護適正実施事業は、マイナンバー制度に係る生活保護関係システムの改修費として178万4,000円をそれぞれ追加するものであります。次に、4款衛生費でありますが、1項3目予防接種費は、予防接種法施行令の改正に伴い、これまで任意接種でありました水痘と高齢者の肺炎球菌感染症の予防接種が、平成26年10月から定期接種化されることになったもので、予防接種経費は、幼児に対する水痘の予防接種経費として3,731万8,000円を、高齢者予防接種経費は、高齢者に対する肺炎球菌の予防接種経費として2,272万円をそれぞれ追加するものであります。
次に、6款農林水産業費でありますが、1項4目営農対策費は、小麦の優良種子の安定供給のため、道央農業協同組合が実施する小麦種子の消毒ライン機械設備導入に対し、北海道の地域づくり総合交付金の対象事業として内定されたことから2,230万円を措置するものであります。
以上が歳出の概要でありますが、これに対応いたします歳入につきましては、6ページ、2の歳入にお戻りいただきたいと存じます。
15款国庫支出金、16款道支出金及び22款市債は、歳出の事務事業に対応する特定財源として、また、20款繰越金は、今次補正の一般財源として所要の措置を行うものであります。
次に、諸表について御説明申し上げます。
4ページにお戻りいただきたいと存じます。
第2表の地方債補正でありますが、南大通りの道路照明設置費用に充てるため、地方道路等整備事業費を、記載のとおり変更しようとするものであります。
次に、1ページにお戻りいただきたいと存じます。
以上の結果、今次補正額は1億989万5,000円の追加となりまして、これを既定の歳入歳出予算の総額448億3,890万8,000円に加えますと、その総額は449億4,880万3,000円となるものであります。
次に、議案第60号 平成26年度江別市介護保険特別会計補正予算(第1号)につきまして、御説明申し上げます。
予算書の5ページ、3の歳出をお開きいただきたいと存じます。
4款1項1目償還金及び還付加算金は、平成25年度決算に基づく道支出金及び支払基金交付金精算に係る返還金として247万2,000円を追加するものであり、5款1項1目基金積立金は、平成25年度の決算剰余金などを基金に積み立てるため1億2,655万3,000円を追加するものであります。
これに対応いたします歳入につきましては、4ページ、2の歳入にありますように、2款国庫支出金から6款繰越金までをもって措置するものであります。
次に、1ページにお戻りいただきたいと存じます。
以上の結果、今次補正額は1億2,902万5,000円の追加となりまして、これを既定の歳入歳出予算の総額84億1,000万円に加えますと、その総額は85億3,902万5,000円となるものであります。
以上、一般会計及び介護保険特別会計に係る補正の内容につきまして、御説明申し上げましたので、よろしく御審議の上、御決定賜りますようお願い申し上げます。
議長(清水直幸君)
これより議案第59号及び議案第60号に対する一括質疑に入ります。
質疑ありませんか。
高橋典子君
ただいまの説明のうち議案第59号 平成26年度江別市一般会計補正予算(第2号)に関し、2款総務費の住民情報システム高度化事業、3款民生費の障がい福祉一般管理経費及び生活保護適正実施事業とまたがりますが、それらのうちの社会保障・税番号制度、いわゆるマイナンバー制度関係システム改修経費の追加についてお伺いします。
これらはいずれも当初予算に盛り込まれていたものの追加補正ではありますが、制度の概要が見えてきた段階でもありますので、この機会に質疑させていただきたいと思います。
まず、費用面について伺います。
当初予算及び今回の補正でマイナンバー制度関係システム改修費は総額幾らになるのか、まず確認させていただきたいと思います。さらに、その上で制度導入に必要な経費はこれ以上かからないのか、今後、さらに追加が予定されているものなのかを確認させていただきたいと思います。また、制度の運用に係る費用の見込みについて、現時点で国から何らかの情報が示されているのかお伺いします。
次に、大きな問題として、セキュリティーに関してお伺いします。
この制度について国会でも議論される中で、セキュリティーの問題も指摘されてきたところです。これまでの住民基本台帳と比べても、よりプライバシーにかかわる情報が盛り込まれることになることから、安全面では万全のものが求められると考えられるところです。
そこで、本システムにおいて、情報が漏れる危険性は絶対にないと言えるのか、なりすましや情報漏えいということが今話題となっておりますけれども、そうしたことへの防止策は万全と言えるのかについてお伺いします。
さらに、この制度のメリットについてお伺いします。
多額の費用をかけて導入する制度と言われています。それにふさわしい効果があるのかどうか、その点の疑問について伺います。
国が説明する中で、より正確な所得把握が可能となり、社会保障や税の給付と負担の公平化が図られるとされていますが、どのようなことを指しているのか御説明願います。また、この制度について、真に手を差し伸べるべき者を見つけることが可能となると説明されていますが、どのようなことを指しているのか。特に、現行制度のもとで問題となっていることですが、福祉制度の対象であるにもかかわらず給付が受けられていない漏給の問題がこの間クローズアップされています。そうした問題の解消につながり得るのか、そうした制度として構築されているのかお伺いします。
以上の点につきまして、よろしくお願いいたします。
副市長(佐々木雄二君)
高橋議員の質疑にお答え申し上げます。
まず、社会保障・税番号制度関係システム改修費についてでありますが、平成26年度につきましては、当初予算2,700万円に今回の補正で2,058万5,000円を追加し、総額4,758万5,000円となるものであります。
システムの整備・改修につきましては、国が整備する情報提供ネットワークシステムにより、地方公共団体等との情報連携が開始される平成29年7月まで段階的に進められるものであり、制度導入に係る経費につきましては、今後、平成28年度までの国庫補助金の措置が予定されているところでありますが、来年度以降の詳細につきましては現時点で明らかにされておりません。
なお、これらシステム整備に伴い生じる運用経費については、地方交付税措置が予定されております。
次に、セキュリティーについてでありますが、マイナンバー制度の運用において所得や税など個人情報の保護は重要であり、情報漏えいが生じないよう最大の努力が必要と考えております。制度の対象となる個人情報は、国による一括管理となるのではなく、従来と同様に地方自治体等各行政機関が管理し、必要な情報を必要なときだけやりとりする分散管理の仕組みが採用されております。また、情報のやりとりには氏名や生年月日などの情報は使用せず、個人番号についてもそのまま使用するのではなく、行政機関ごとに異なる符号へ変換し、個人情報の漏えいを防止することとされており、個人情報の追跡や名寄せはできない仕組みとなります。
なお、運用に当たりましては、アクセスする職員を限定し、送信するデータは暗号化されます。
また、なりすましの防止対策といたしましては、顔写真つきの個人番号カード等による厳格な本人確認の義務づけや、法による利用範囲の限定などの措置が講じられるほか、インターネットによるマイポータルの利用に際しては、データ通信の暗号化や個人番号カードに格納された電子情報とパスワードを組み合わせて確認する公的個人認証を採用し、高いレベルの個人情報漏えい対策が施されることとなります。市といたしましても、より厳格に保護できるよう、運用開始までに個人情報保護条例の一部改正を予定しております。
次に、制度のメリットのうち社会保障や税の給付と負担の公平化についてでありますが、国が公表している内容によりますと、マイナンバー制度の導入に伴い、個人番号による名寄せ、突合など複数の機関にまたがる所得把握の正確性が向上するため、税及び社会保障分野における負担の公平性がより一層確保できるとされております。
次に、真に手を差し伸べるべき者を見つけることが可能となる制度として設計されているかについてでありますが、このことにつきましても、国が公表している内容によりますと、マイナンバー制度は本人確認や所得などの情報把握を従来よりも正確に行うことができるほか、マイポータルに行政からの情報をお知らせする機能が付加される予定となっております。このため、社会保障の給付等において、これまでよりもきめ細やかな対応が可能になる制度とされております。
いずれにいたしましても、制度の趣旨を十分踏まえて導入に向けた準備を進めてまいりたいと考えております。
議長(清水直幸君)
ほかに質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
これをもって質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
議案第59号及び議案第60号については、委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、そのように決しました。
これより議案第59号 平成26年度江別市一般会計補正予算(第2号)に対する討論に入ります。
討論ありませんか。
高橋典子君
議案第59号 平成26年度江別市一般会計補正予算(第2号)について、反対の立場で討論いたします。
本議案については、過年度分の精算による返還金の追加や予防接種経費の追加も含まれ、あえて反対しなくてもよいものも含まれているところではありますが、ただいま質疑しましたように社会保障・税番号制度に関しては疑義のあるところであり、答弁をお聞きしましても、やはり反対すべきものと考えるところです。
この制度については、昨年5月に国会で関連法が成立したことにより導入の準備が進められているものですが、国会での審議を通じても多くの問題が指摘されてきたところです。
費用面では、当市においては、とりあえず国庫補助や交付税措置によりおおむね賄われることになるようですが、自治体によっては多額の負担になるとも聞くところです。そもそも国全体では初期投資だけで約3,000億円にもなると説明されており、さらにその後の運用経費も見込まれていますが、現時点では明らかにされていません。それだけの費用をかけながら、それに見合った具体的なメリットも費用対効果も示されていないと指摘されてきたところでもあります。先ほどの答弁においても、当市における行政側の事務効率についてはある程度理解できるものの、これだけの制度導入に見合った住民福祉の向上が期待できるようなものは感じられません。国の制度説明の資料においても、負担を不当に免れることや給付を不正に受けることを防止するとされているように、むしろ社会保障費の大幅削減のツールであると批判されるところです。また、所得の把握が正確になるとされる点においても、事業所得の把握には限界があるとも指摘されており、給付削減に重点が置かれていると指摘されるゆえんです。
また、この制度により全ての国民につけられる個人番号は原則的に生涯不変とされており、このことは、その番号で個人情報を照合できる仕組みであり、プライバシー侵害を常態化すると危惧する声もあり、行政側に都合のよい制度と指摘されています。
マイナンバーを含む自分の個人情報のやりとりの記録の確認もできるとして、情報提供等記録開示システム、マイポータルも用意されていますが、稼働は平成29年からであり、しかも詳細は検討中とされています。
さらに、番号が漏えいし不正に使われるおそれがある場合を除き、マイナンバーは一生変更されませんとの説明があり、番号変更の場合もあり得るとも説明されておりますが、変更された番号の徹底についても課題があると指摘されており、また、このこと自体セキュリティーの面で絶対ではないということでもありますし、悪意のあるシステムへの侵入については絶対ということは言えないと考えられます。
この制度は、当面は社会保障・税・災害分野の中で、法律で定められて、行政手続にしか使えませんとされていますが、地方自治体が条例で定める事務に利用することもでき、さらに施行3年後をめどに民間も含めた利用拡大も検討するとされており、情報漏えいや犯罪が際限なく広がる危険性を抱えているとの指摘もあります。
さらに、今後の手続において、民間事業者もマイナンバーを取り扱う段階に進み、企業等で働く人はその扶養家族も含めて個人番号を勤務先に提示することに対し、混乱も生じかねないと危惧するところです。
本制度の導入は法で定められたものではありますが、現時点においては不安を払拭できるものではなく、制度実施をこのまま進めるべきではないと考えることから、本議案には反対すべきであることを申し上げ、討論といたします。
議長(清水直幸君)
ほかに討論ありませんか。
相馬芳佳君
議案第59号 平成26年度江別市一般会計補正予算(第2号)に賛成の立場で討論に参加します。
今回の補正予算は歳入歳出に1億989万5,000円をそれぞれ追加し、歳入歳出予算をそれぞれ449億4,880万3,000円とするものです。国等の予算動向による変更、国・道補助金の確定に伴うもの、その他緊急を要するものへの措置により編成されています。
事業内容としては、社会保障・税番号制度関係のシステム改修費の追加で2,058万5,000円、定期予防接種に水痘と高齢者の肺炎球菌感染症が加わり、追加による経費が6,003万8,000円、農業振興施設等整備補助事業に2,230万円、公共街路灯新設更新等事業に800万円が増額、そして、平成25年度分に係る国・道補助金負担金、精算返還金及び小規模多機能型居宅介護事業所整備補助内示による補助額等の変更で102万8,000円が減額となっています。
特に、マイナンバー制度のシステム改修費については、国の補助内示に伴い追加されるもので、基幹系システム改修が1,501万円余り、その他が障がい福祉関係システム、生活保護関係システム改修となっています。
社会保障・税制度の効率性を高め、国民にとって利便性の高い公平・公正な社会を実現することをうたい、より正確な所得把握が可能となり、社会保障や税の公平化が図られる、真に手を差し伸べるべき方を見つけることが可能となる、大災害時の積極的な支援に活用、行政事務の効率化が図られる、さらに、行政機関から国民に対しプッシュ型の行政サービスが可能になるとの効果が見込まれている制度の補正予算です。
今年度当初のマイナンバー制度の予算2,700万円に、国が示すシステム改修の追加を実施することによる補助金追加が出されたことで、4,700万円余のシステム改修費の総額となります。
近隣市町村ではこの改修費の計上が大きく、基幹系システム全ての改修も視野に入れなければならず、対応に苦慮するところも出てきているとのことです。しかし、本年度実施としなければ今回の補助はなされず、単独予算での計上となります。
また、昨年、本市では基幹系システムが再構築されましたが、その提案価格書作成要領の中に、運用開始後に行われる全国的・定期的な法制度改正の対応も提案価格の範囲内で行うこととし、特別な費用対応は行わない。ただし、全国的に補助金が交付されるほどの大規模法制度改正については、別途費用対応の協議を行い、適正と認められる費用を作業項目内訳書に記載された工数等により判断し、本市の予算の範囲内で支払うこととするとの一文を設けたことで、補助金内での改修がなされることになっています。
以上申し上げ、議案第59号 平成26年度江別市一般会計補正予算(第2号)に賛成の立場での討論といたします。
議長(清水直幸君)
ほかに討論ありませんか。
角田 一君
議案第59号 平成26年度江別市一般会計補正予算(第2号)に対し、賛成の立場での討論を行います。
本補正予算は、規定の歳入歳出予算の総額にそれぞれ1億989万5,000円を追加し、歳入歳出それぞれ449億4,880万3,000円にするものであり、その内容については、第1に、国等の予算動向による変更等の措置、第2に、国・道補助負担金の確定に伴う措置、第3に、その他緊急を要するものへの措置でありますことからも必要な措置と考え、当議案の補正予算内容に賛成するものであることをまず申し述べます。
本件に対する質疑において、住民情報システム高度化事業等の社会保障・税番号制度、いわゆるマイナンバー制度関係システム改修費への質疑がございました。
マイナンバー制度は、複数の機関に存在する個人情報について同一の人物の情報であるということの確認を行うための社会基盤であり、社会保障・税制度の効率性、透明性の確保と、国民にとって利便性の高い公平・公正な社会の実現に向けて、国民全員に一意の個人番号を割り当てる制度です。メリットは先ほどの答弁あるいはこれまでの政府の説明でなされており、有効な制度として判断するものであります。
マイナンバー法成立までの経緯を簡単に述べますと、平成22年度税制大綱において番号制度の導入に言及されて以降、平成24年1月に当時の民主党政権下において社会保障・税一体改革素案が決定されるまでの間、番号制度について検討、議論がなされ、同年2月、マイナンバー関連3法案を提出。11月の衆議院解散により同法案が廃案。政権交代後の平成25年3月にマイナンバー関連4法案として第183回通常国会に提出され、5月9日に自民党、公明党、民主党、日本維新の会、みんなの党の5党による一部修正案、いわゆる5党修正が衆議院で可決。5月24日参議院本会議で可決成立し、31日に公布されたところであります。
さらに、この間にも平成20年住基ネット最高裁判決の趣旨を踏まえた大綱が出され、その大綱をもとに議論がなされ、国会でもさまざまな角度から不安とされる内容についての質疑もさらに行われており、結果、衆参両院で可決の際に附帯決議がなされるなど、より一層問題点の認識を共有し、その対応を踏まえた準備がなされてきていると、本会議の答弁も含めまして当会派として判断するものであります。
今回のシステム改修は、今回成立したマイナンバー関連4法案のうち、個人番号カードの事務を法定受託事務とされたことにより予算計上されてきたものであります。
今後行われる事務作業に対し、当市として当然行わなければならない作業の予算措置であります。
以上を申し上げて、議案第59号 平成26年度江別市一般会計補正予算(第2号)に対し、賛成の立場での討論といたします。
議長(清水直幸君)
ほかに討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
これをもって討論を終結いたします。
これより議案第59号を起立により採決いたします。
議案第59号は、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
(賛成者起立)
起立多数であります。
よって、原案のとおり決しました。
次に、議案第60号 平成26年度江別市介護保険特別会計補正予算(第1号)に対する討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
討論なしと認めます。
引き続き、議案第60号を採決いたします。
議案第60号は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、原案のとおり決しました。
◎ 認定第1号ないし認定第3号
議長(清水直幸君)
日程第14ないし第16 認定第1号 平成25年度江別市水道事業会計決算を認定に付することについて、認定第2号 平成25年度江別市下水道事業会計決算を認定に付することについて及び認定第3号 平成25年度江別市病院事業会計決算を認定に付することについて、以上3件を一括議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
水道部長(松田俊樹君)
ただいま上程になりました認定第1号 平成25年度江別市水道事業会計決算を認定に付することについて及び認定第2号 平成25年度江別市下水道事業会計決算を認定に付することについて、以上2件につきまして一括して提案理由を御説明申し上げます。
初めに、水道事業会計決算について、御説明申し上げます。
平成25年度水道事業の事業概況につきましては、お手元の決算書の16ページから20ページに記載しておりますので、御参照いただきたいと存じます。
平成25年度の水道事業は、江別市水道事業中期経営計画(第10次水道事業財政計画)の最終年度として、引き続き、災害に強く安定した給水を行うため、老朽化した配水管の布設がえなどによる管網整備や基幹管路の耐震化、豊幌ポンプ場水質計器などの更新を実施いたしました。
決算につきましては、収益的収支では、収益が予算額を下回ることとなりましたが、管理運営費の節減などに努めた結果、23億8,451万7,016円の収入に対し、支出は21億4,463万412円の執行で、収支差し引きでは2億3,988万6,604円となり、消費税を整理いたしました当年度純利益は2億968万9,335円となったものであります。
また、資本的収支では、収入の3億965万7,387円に対し、支出は9億1,108万6,884円の執行となり、収支差し引き不足額6億142万9,497円は、減債積立金、過年度分損益勘定留保資金などをもって補填いたしたものであります。
次に、下水道事業会計決算について、御説明申し上げます。
平成25年度下水道事業の事業概況につきましては、お手元の決算書の16ページから20ページに記載しておりますので、御参照いただきたいと存じます。
平成25年度の下水道事業は、江別市下水道事業中期経営計画(第9次下水道事業財政計画)の最終年度として、引き続き、安全で快適な生活環境を確保するため、管渠整備や浄化センター機械棟受変電設備などの更新のほか、食品関連企業の立地に向けた西野幌汚水幹線整備を実施いたしました。
決算につきましては、収益的収支では、収益は予算額を下回りましたが、効率的な事業運営に努めた結果、26億2,778万800円の収入に対し、支出は24億947万6,469円の執行で、収支差し引きでは、2億1,830万4,331円となり、消費税を整理いたしました当年度純利益は1億8,374万8,775円となったものであります。
また、資本的収支では、収入の14億870万7,415円に対し、支出は26億8,722万4,046円の執行となり、収支差引不足額12億7,851万6,631円は、減債積立金、過年度分損益勘定留保資金などをもって補填いたしたものであります。
以上、水道事業会計決算及び下水道事業会計決算の概要を申し上げましたが、今後ともより一層安全な水道水の安定供給、快適な生活環境整備を進めるため、効率的な事業執行に努め、健全な財政運営を図ってまいりたいと考えております。
なお、両事業会計に係る決算状況の詳細につきましては、決算報告書、財務諸表及び監査委員からの決算審査意見書を御参照いただきたいと存じます。
以上、2件を一括して御説明申し上げましたので、よろしく御審議の上、御認定賜りますようお願い申し上げます。
病院事務長(吉岡和彦君)
ただいま上程になりました認定第3号 平成25年度江別市病院事業会計決算を認定に付することについて、提案理由を御説明申し上げます。
決算の概況につきましては、決算書の18ページから23ページに記載しておりますので、御参照いただきたいと存じます。
平成25年度は、経営健全化計画の6年目として各種の取り組みを推進いたしました。
まず、重要課題である医療体制の整備についてでありますが、総合内科医の増員により内科診療の一層の充実を図るとともに、引き続き認定看護師の増員を図るなど看護体制の強化にも努めてまいりました。
また、医療連携では、当院の持つ総合内科医養成の拠点施設としての機能を生かし、引き続き、周辺町村等へ医師を派遣するとともに、平成26年3月には地域医療連携システムが稼動し、町立南幌病院において、当院で実施した検査の画像等を参照することが可能となりました。
さらに、平成25年度より2カ年で整備中の電子カルテを初めとする医療情報システムは、平成26年度中の稼動を目指し、準備を進めております。
経営面においては、外来患者数は前年度より微減したものの、入院患者数が前年度を上回ったことにより、病院事業収益全体では、前年度より4.4%、約3億円の増加となりました。
この結果、平成25年度は純利益が約8,600万円、単年度の資金収支においては約1億5,000万円の黒字となり、不良債務残高は約3億1,400万円に減少したものであります。
そこで、病院の利用状況でありますが、入院患者は9万7,572人、外来患者は18万8,030人、合計28万5,602人で、1日当たりでは1,037.9人となっております。
次に、収益的収入及び支出でありますが、まず、収益では、前年度に比べ入院・外来収益ともに増加し、決算額は71億6,122万8,299円となりましたが、予算額との比較では1億5,263万2,701円下回り、97.9%の執行率となったものであります。一方、費用では、診療収益の増加に伴い薬品費などの材料費が増加したものの、臨時特例条例の施行に伴い給与費が減少したことなどにより、決算額は70億7,250万6,777円で2億3,972万7,223円の不用額を生じ、96.7%の執行率となったものであります。
この結果、損益計算では純利益が8,601万5,049円となり、当年度未処理欠損金は69億4,435万3,113円となったものであります。
次に、資本的収入及び支出でありますが、収入では、医療器械器具等整備のための企業債、出資金などを合わせまして、決算額は10億2,051万3,000円、また、支出では、企業債の償還、医療器械器具の購入などにより、決算額は13億6,794万2,310円となり、収支差し引き不足額3億4,742万9,310円は、当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額112万9,795円及び当年度分損益勘定留保資金3,261万8,751円で補填し、なお不足する額3億1,368万764円は一時借入金で措置したものであります。
以上が決算の概要であります。
医療体制の整備などにより診療収益が増加した一方で、患者数の増などにより経費や材料費なども増加しましたが、業務の見直しなど経費節減に努めた結果、昨年度に引き続き、単年度資金収支では余剰金が生じたものであります。
今後とも不良債務の解消に向け、引き続き、経営健全化に向けた各種の取り組みを推進してまいりたいと考えているところであります。
なお、決算状況の詳細につきましては、決算報告書、財務諸表及び監査委員からの決算審査意見書を御参照いただきたいと存じます。
以上、認定第3号につきまして御説明申し上げましたので、よろしく御審議の上、御認定賜りますようお願い申し上げます。
議長(清水直幸君)
これより認定第1号ないし認定第3号に対する一括質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
お諮りいたします。
ただいま上程中の認定第1号外2件については、9名をもって構成する決算特別委員会を設置し、これに付託いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、そのように決しました。
ただいま設置されました決算特別委員の選任については、委員会条例第6条第1項の規定により、赤坂伸一議員、石田武史議員、内山祥弘議員、裏君子議員、相馬芳佳議員、高橋典子議員、高間専逸議員、立石静夫議員、野村尚志議員、以上9名を指名いたします。
ただいま設置されました決算特別委員会の正副委員長互選のため、暫時休憩いたします。
───────────────────
午前11時15分 休憩
午前11時37分 再開
───────────────────
議長(清水直幸君)
休憩前に引き続き会議を開きます。
この際、報告いたします。
先ほど設置されました決算特別委員会の委員長に野村尚志議員、副委員長に相馬芳佳議員が互選された旨の報告がありました。
◎ 請願第4号、陳情第6号及び陳情第7号
議長(清水直幸君)
日程第17ないし第19 請願第4号 国民健康保険税の引き下げを求めることについて、陳情第6号 精神科病棟転換型居住系施設について国に意見書の提出を求めることについて及び陳情第7号 ウイルス性肝炎患者に対する医療費助成等の拡充に関する意見書採択にかかることについて、以上3件を一括議題といたします。
上程中の請願第4号外2件は、生活福祉常任委員会に付託いたします。
◎ 報告第20号ないし報告第22号
議長(清水直幸君)
日程第20ないし第22 報告第20号 江別市水道事業会計資金不足比率の報告について、 報告第21号 江別市下水道事業会計資金不足比率の報告について及び報告第22号 江別市病院事業会計資金不足比率の報告について、以上3件を一括議題といたします。
本件に対する報告を求めます。
水道部長(松田俊樹君)
ただいま上程になりました報告第20号 江別市水道事業会計資金不足比率の報告について及び報告第21号 江別市下水道事業会計資金不足比率の報告について、一括して御報告申し上げます。
本件は、地方公共団体の財政の健全化に関する法律に基づき、監査委員の審査に付し御報告するものであります。
水道事業会計の資金不足比率につきましては、平成25年度決算に基づき算定した結果、資金不足額がないことから、資金不足比率についてはなしとなるものであります。
次に、下水道事業会計の資金不足比率につきましても、平成25年度決算に基づき算定した結果、資金不足額がないことから、資金不足比率についてはなしとなるものであります。
以上、2件を一括して御報告申し上げましたので、よろしくお願い申し上げます。
病院事務長(吉岡和彦君)
ただいま上程になりました報告第22号 江別市病院事業会計資金不足比率の報告について、御報告申し上げます。
本件は、地方公共団体の財政の健全化に関する法律に基づき、監査委員の審査に付し御報告するものであります。
病院事業会計の資金不足比率につきましては、平成25年度決算に基づき算定した結果、資金不足額がないことから、資金不足比率についてはなしとなるものであります。
なお、平成24年度決算における資金不足比率は1.8%でしたが、平成25年度は順調に経営が推移した結果、資金不足額が生じなくなったものであります。
以上、御報告申し上げましたので、よろしくお願い申し上げます。
議長(清水直幸君)
これより報告第20号ないし報告第22号に対する一括質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
以上をもって、報告第20号ないし報告第22号を終結いたします。
◎ 散会宣告
議長(清水直幸君)
本日の議事日程は全部終了いたしました。
これをもって散会いたします。
午前11時41分 散会