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平成22年第4回江別市議会会議録(第2号)平成22年11月30日 2ページ

印刷用ページを表示する 掲載日:2014年1月30日更新

6 議事次第

開議宣告

議長(坂下博幸君)

 これより平成22年第4回江別市議会定例会第6日目の会議を開きます。
 ただいまの出席議員は25名で定足数に達しております。

議事日程

議長(坂下博幸君)

 本日の議事日程は、お手元に配付いたしましたとおりであります。

会議録署名議員の指名

議長(坂下博幸君)

 日程第1 会議録署名議員の指名を行います。
 会議規則第111条の規定により、宮本議員、森好議員を指名いたします。

諸般の報告

議長(坂下博幸君)

 日程第2 諸般の報告を事務局長に報告させます。

事務局長(鈴木正志君)

 ご報告申し上げます。
 監査委員から報告のありました例月出納検査結果報告10月分につきましては、お手元に配付のとおりでございます。
 また、本日の会議に清水議員が遅刻する旨の通告がございました。
 以上でございます。

議案第62号

議長(坂下博幸君)

 日程第3 議案第62号 江別市職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例の制定についてを議題といたします。
 総務文教常任委員長の報告を求めます。

総務文教常任委員長(山本由美子君)

 ただいま上程されました議案第62号 江別市職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例の制定について、審査の経過並びに結果をご報告申し上げます。
 委員会の開催日は、お手元に配付の付議事件審査結果報告に記載のとおりであります。
 今次改正の主な内容は、定例会初日の提案理由説明で述べられたとおり、1点目として、40歳代以上の中高齢層については、医師を除く医療職を含め職員の給料月額を平均0.1%引き下げること、2点目として、さらに55歳を超える課長職以上については、こちらも医師を除く医療職を含め給料月額等を1.5%引き下げること、3点目として、期末勤勉手当の支給割合について、管理職を除く一般職は0.2月分を引き下げるほか、議員、特別職、教育長及び管理職については、既にそれぞれ独自の削減を行っていることから、一般職と同一の支給割合となるよう調整するものであります。
 主な質疑の状況について申し上げますと、今回の改定に当たり、他の自治体も参考にしたとのことだが、どのような取扱いをされていたのかとの質疑に対して、答弁では、近隣市や道内主要都市を参考としており、一部給与の独自削減を行っているところもあるが、基本的には、当市と同様に人事院勧告に準拠した内容となっていると述べられております。
 また、医師以外の医療職の給与を引き下げた場合、処遇面での格差が拡大するが、職場環境に影響がないよう理解を得たのかとの質疑には、人材確保や地域医療を取り巻く状況等を総合的に判断したものであり、市では、職員組合と市立病院の経営状況や医師・看護師等の確保の問題などを勘案する中で、早い時期から鋭意協議を進めた結果、一定の理解を得たものであるとの答弁がありました。
 さらに、2年連続のマイナス改定となる中、少ない職員数でどのように職員のモチベーションを維持していこうとしているのかといった質疑では、モチベーションを維持・向上させるために、研修機会の確保をはじめ、職員提案制度やセルフアセスメントなど様々な取り組みを実施しているが、今後も新たな取り組みについて研究を重ね、職員の意欲を引き出していきたいと述べられております。
 次に、討論の状況について要約して申し上げます。
 初めに、反対の立場の委員からは、今回の給与引下げは、昨年に続き2年連続となるものであり、職員の生活設計に多大な影響を与えるだけでなく、地域経済への影響もきぐされるところである。中高齢層については、給料月額を平均0.1%、55歳を超える課長職以上については、更に給料月額等の支給額を1.5%引き下げるなど、一定率で減額することは、経験を積み重ね重要な役割を担っている職員に対し、より厳しい内容となっており、認めることはできない。また、当市がよりどころとしている人事院勧告に基づく国家公務員給与の引下げは、民間給与へも悪影響を与えかねず、国民の消費を一層冷え込ませるとの指摘もあり、勤労者所得を守る立場から、反対すると述べられております。
 一方、賛成の立場の委員からは、今回の改定で平成17年から据え置かれていた管理職や議員、特別職等の期末勤勉手当の年間支給割合が是正されたことについて一定の評価をする。また、少数精鋭の職員体制で職務に精励してきた努力に報いるためにも、今後は、必要な職員数の確保と適正な配置を計画的に行うことを期待するほか、労使の信頼関係の下に、やりがいを持てるような職場環境づくりに努められることを望み、賛成すると述べられております。
 以上の討論を経て採決を行いました結果、議案第62号については、賛成多数をもって原案のとおり可決すべきものと決しております。
 当委員会における審査の経過並びに結果については、以上のとおりであります。
 よろしくご決定賜りますようお願い申し上げます。

議長(坂下博幸君)

 これより総務文教常任委員長報告に対する質疑に入ります。
 質疑ありませんか。
 (「なし」の声あり)
 質疑なしと認めます。
 以上で総務文教常任委員長報告を終結いたします。
 これより議案第62号 江別市職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例の制定についてに対する討論に入ります。
 討論ありませんか。

森好勇君

 議案第62号 江別市職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例の制定について、反対の立場から討論いたします。
 江別市は、この間、人事院勧告に準拠し職員給与を改定し続けています。今回の提案も、人事院勧告を尊重するとのことであります。自治体職員の給与改定において、国家公務員の給与を考慮すべきとされておりますが、給与改定に当たって検討すべき五つの要素として、生計費、国家公務員の給与、他の自治体職員の給与、民間事業従事者の給与、その他の事項となっており、国家公務員の給与はその一つでしかありません。また、地方公務員法には、国に準じるとする明文規定がありません。今回の給与改定は、俸給表の平均0.1%の引下げ、期末勤勉手当の0.2月分の引下げであり、一般会計・企業会計の職員を合わせた1,084人への影響額は8,736万1,000円で、年間で1人当たり約8万600円減額されることになります。
 一方で、人事院勧告は、医師確保が必要だとし、医療職の中で医師のみを適用除外としています。現在、江別市立病院では、職員が一丸となって経営再建に取り組んでおり、このような対応は認められません。公民格差の是正と言いながら、公務員給与の引下げは、民間給与へも悪影響を与えかねず、市内経済にとってもマイナスになると思います。
 そもそも人事院勧告は、国家公務員の労働基本権の代償措置としてありますが、スト権禁止措置は、アメリカを中心とするGHQによる全面占領時代の憲法を無視した反動的遺産であり、世界の常識から言っても公務労働者の労働基本権が保障されるべきであります。この制度は、単に公務労働者の賃金統制機能を果たしているだけではなく、独立行政法人・公益法人・民間労働者の賃金、地域別最低賃金、生活保護基準などにも影響を与えます。日本経済が低迷する中で、デフレ傾向が進み、自動車や家電メーカーなど一部の大企業を除き、民間企業の経営は厳しくなっており、経営合理化や非正規雇用の拡大、賃金の引下げなどを実施しています。このような状況で公務労働者の労働条件を低下させることは、悪循環の源になりかねません。
 景気の回復には、個人消費を増やす国内での需要拡大と社会保障の充実が必要であり、賃金引下げでは、景気回復に逆行することになります。長期間にわたり労働者の賃金が下がり続け、社会保障も後退した結果が、現在の不況から脱し切れない根源になっていると思います。地域主権が叫ばれる昨今、国に準拠するのではなく、市職員の生活実態のほか、江別市は、少ない職員数で過重な労働をしていることから、それらを総合的に考慮し、給与の引下げではなく、最低でも現状を維持すべきであります。
 以上を述べて、議案第62号 江別市職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例の制定について、反対の立場での討論といたします。

議長(坂下博幸君)

 ほかに討論ありませんか。

林かづき君

 議案第62号 江別市職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例の制定について、賛成の立場から討論いたします。
 人事院による給与勧告は、国家公務員法に規定する情勢適応の原則に基づき、調査結果によって民間の実勢を反映したものとはいえ、根拠とする民間給与の実態は、公務員給与を物差しに更に低く抑え込まれていることから、賃金引下げの悪循環の結果と言えます。したがって、財界の総人件費削減方針の下、適正な水準であると理解し根拠とするには、疑問を感じるところです。また、労働者賃金の引下げは、個人消費による内需拡大に逆行し、地域経済を一層冷え込ませ、国民生活全体の貧困を拡大する要因ともなっています。
 よって、人事院と政府にあっては、民間給与と単純に比較するだけではなく、その背景や実態を分析し、給与引下げ勧告の影響等を加味した総合的な政策判断をされるよう求めます。併せて、だれもが人間らしく働き、安心して暮らせる社会を目指すため、官民問わず適正な給与等の勤務条件改善策を講じるよう強く望むものであります。
 このたびの給与改定による江別市職員の影響額は約8,700万円で、前年度と合わせると約3億2,000万円の減額となります。このことは、職員の生活設計を大きく揺るがすだけではなく、団体交渉権さえ持てない労使関係の下、劣悪な環境にある中小地場産業で働く労働者などに波及し、賃金引下げの悪循環に拍車を掛けるとともに、個人消費をよりどころとする地域の商店街や事業所など、今でさえ厳しい地域経済を更に冷え込ませ、まち全体の活力が低下することも懸念されます。
 しかし、公務員の労働基本権が制約されている現状では、その代償措置である人事院勧告がよりどころであります。本議案は、人事院勧告を尊重し、国家公務員に準拠した改定であり、職員組合との一定の合意の上で提案されているほか、江別市独自で平成17年及び平成19年から据え置かれていた管理職の期末勤勉手当の年間支給割合0.05月分、議員・特別職においては0.1月分を是正し、一般職と均衡を図るよう努めたことなど、改正内容を了とするものです。
 これまでも、少数精鋭の職員体制で職務に精励されてきた職員の努力に報いるとともに、必要な職員数の確保と職員の適正配置等を計画的に行う努力に期待するほか、職員が引き続き使命感を持ってやりがいを感じることができる職場環境をつくるためにも、労使の信頼関係の醸成に努力されることを望み、賛成の立場での討論といたします。

議長(坂下博幸君)

 ほかに討論ありませんか。
 (「なし」の声あり)
 これをもって討論を終結いたします。
 これより議案第62号を起立により採決いたします。
 議案第62号は、委員長報告のとおり、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
 (賛成者起立)
 起立多数であります。
 よって、原案のとおり決しました。

議案第64号

議長(坂下博幸君)

 日程第4 議案第64号 江別市立病院使用料及び手数料条例の一部を改正する条例の制定についてを議題といたします。
 生活福祉常任委員長の報告を求めます。

生活福祉常任委員長(鈴木真由美君)

 ただいま上程されました議案第64号 江別市立病院使用料及び手数料条例の一部を改正する条例の制定について、審査の経過と結果をご報告申し上げます。
 委員会の開催日は、お手元に配付の付議事件審査結果報告に記載のとおりであります。
 今次の改正は、近年の医療技術の高度化や専門化に伴い、不妊治療の分野において、高度生殖医療に対するニーズが年々高まっていることから、市立病院で新たに体外受精による不妊治療を実施するに当たり、条例で料金の上限を定めるものであります。
 主な質疑の概要でありますが、不妊治療の実施により、どれくらいの収益が見込まれるのかとの質疑に対して、現在、北海道で行っている特定不妊治療に対する助成実績から、年間で50件ほどの利用を想定しており、1,500万円程度の収益を見込んでいるとの答弁がありました。
 また、不妊治療に係る費用等について、患者に対して分かりやすく表示する必要があるのではとの質疑があり、答弁では、現在、社団法人日本産科婦人科学会に対して、特定不妊治療の実施医療機関としての登録を申請しているが、承認条件として、体外受精や顕微授精に関する詳細な説明を行うほか、料金等を明示することが求められているため、より分かりやすく説明できるよう準備を進めていきたいと述べられております。
 さらに、今後も不妊治療を行うことができる医師を継続して確保できるのかとの質疑に対して、一度開始した不妊治療を途中でやめることは、市立病院に対する信頼を大きく損ねることになりかねないため、医師が異動しても不妊治療を継続できる体制を取れるよう大学などと調整を行っていると答弁されております。
 以上の質疑を経て結審を行いましたが、討論はなく、採決を行いました結果、議案第64号については、全員一致により、原案のとおり可決すべきものと決しております。
 委員会の審査経過と結果につきましては、以上のとおりでありますので、よろしくご決定くださいますようお願い申し上げます。

議長(坂下博幸君)

 これより生活福祉常任委員長報告に対する質疑に入ります。
 質疑ありませんか。
 (「なし」の声あり)
 質疑なしと認めます。
 以上で生活福祉常任委員長報告を終結いたします。
 これより議案第64号 江別市立病院使用料及び手数料条例の一部を改正する条例の制定についてに対する討論に入ります。
 討論ありませんか。
 (「なし」の声あり)
 討論なしと認めます。
 引き続き、議案第64号を採決いたします。
 議案第64号は、委員長報告のとおり、原案のとおり決することにご異議ありませんか。
 (「異議なし」の声あり)
 ご異議なしと認めます。
 よって、原案のとおり決しました。

議案第66号及び議案第67号

議長(坂下博幸君)

 日程第5及び第6 議案第66号 平成22年度江別市一般会計補正予算(第3号)及び議案第67号 平成22年度江別市病院事業会計補正予算(第1号)、以上2件を一括議題といたします。
 これより議案第66号 平成22年度江別市一般会計補正予算(第3号)に対する討論に入ります。
 討論ありませんか。
 (「なし」の声あり)
 討論なしと認めます。
 引き続き、議案第66号を採決いたします。
 議案第66号は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。
 (「異議なし」の声あり)
 ご異議なしと認めます。
 よって、原案のとおり決しました。
 次に、議案第67号 平成22年度江別市病院事業会計補正予算(第1号)に対する討論に入ります。
 討論ありませんか。
 (「なし」の声あり)
 討論なしと認めます。
 引き続き、議案第67号を採決いたします。
 議案第67号は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。
 (「異議なし」の声あり)
 ご異議なしと認めます。
 よって、原案のとおり決しました。

散会宣告

議長(坂下博幸君)

 本日の議事日程は全部終了いたしました。
 これをもって散会いたします。
 午後1時54分 散会

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