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平成19年第3回江別市議会会議録(第4号)平成19年9月14日 4ページ

印刷用ページを表示する 掲載日:2014年1月30日更新

 6 議事次第の続き

一般質問の続き

岡 英彦君

 ご答弁ありがとうございます。
 私も一括して質問したので一括して答えていただくと、なかなか整理するのも正直大変なところもございます。
 改めて3回目の質問をさせていただきます。
 合併に対する市長のスタンスについては、ある程度理解が深まりました。スケジュール感について、再度確認をさせていただきたいと思います。
 順調に進んでいて期間内でやるということで努力をするということですけれども、順調に進んでいるか否かはいろいろご意見があるかと思いますが、今のところ平成19年度の末、今年度末を一つの区切りとしているという理解で正しいか否かお答えください。
 次に、財政運営につきまして、連結実質赤字比率の試算が私の仮定に基づいた試算で正しいと。これは恐らくどこにもまだ出ていない数字かと思いますが、そういう数字を行政側としても出していただいたものと理解をいたしました。ありがとうございます。
 それと、ちょっとすみませんが、再度確認させてください。病院の問題に関して、今、検討をして、結果として3月議会の予算には、はっきりした方針が出てくると理解しておりますが、それで正しいか否か確認をさせてください。
 次に、財政運営全般について市長がご答弁ください。その全般に関して、どういうふうに今、見通しをお考えになっているのか。市のトップとして財政についてお答えいただけないというのは、今後の財政運営は大丈夫かなと思ってしまいますので、全般についてで構いませんので、是非ご答弁をいただきたいと思います。
 次に、市民参加の参考事例ということですけれども、個々の事例についてお伺いいたします。後期基本計画策定に関しては、例えばどういった自治体を参考とされますでしょうか。若しくは、自治基本条例策定に関しては、どういった自治体を参考にされますでしょうか。できれば市長にお答えいただきたいのですけれども、企画政策部長でも構いません。
 これで最後の質問となってしまいますけれども、ご答弁の方よろしくお願いいたします。
 以上です。

市長(三好 昇君)

 岡議員の再々質問に対してお答え申し上げます。
 まず、合併協議におけるスケジュールに関連してでございますが、このスケジュールにつきましては、今年度末で一応の見通しを立てて、さらに平成20年度において、具体的な対応を進めてまいりたいと考えておりまして、そういう意味でいきますと、一応のめどというのは今年度末になろうかと思っております。
 それから財政運営に関連してというお話でございますが、今後の財政運営の見通しは、江別市としては非常に厳しい状況が続いていくことを十分に認識しております。
 具体的な内容につきましては、先ほど副市長から答弁しております。その内容のとおりでございますので、ご理解をいただきたいと思います。
 私からは以上でございますが、先ほどの自治基本条例の自治体の参考例につきましては、企画政策部長の方から答弁いたします。

企画政策部長(福井宏行君)

 自治基本条例の参考例ということでございますけれども、先ほども述べましたように、作業するに当たりまして、各自治体の状況というのを事前に調査いたしまして、作業に当たっているということでございますが、特にこの団体を参考にということではなくて、いろんな団体のものを参考にさせていただいているというのが実態でございます。

議長(星 秀雄君)

 以上をもって、岡議員の一般質問を終結いたします。
 一般質問を続行いたします。
 三角芳明議員の農業振興についてほか2件についての質問を許します。通告時間20分。

三角芳明君

 ただいま議長より発言のお許しをいただきましたので、一般質問を始めさせていただきます。
 初めに、春の統一地方選挙におきましては、多くの市民の方々の温かいご支援をいただき、今、この場に立たせていただいておりますことに、心より厚くお礼を申し上げる次第でございます。
 今、私は非常に重い責任を感じているところであります。私は、市民の目線に立って、市民のため、地域のために、おごることなく誠心誠意働かせていただく覚悟であります。今後ともよろしくお願いいたします。
 私は、生命維持産業である農業・食料を守り育てていく立場で、市政へ様々な角度から、今後かかわらせていただきたいと考えております。
 今春、誕生された三好新市長におかれましても、農業・食料に対する思い入れは、非常に大きなものがあると、農業者の方々からも期待の声をいただいておりますことは、私にとっても大変心強く思っているところでありますので、今後ともよろしくお願いいたします。
 それでは、これから農業振興について質問に入らせていただきます。
 近年におきましても、農業情勢は依然として光が見えない状況下にあります。私は平成の時代を迎えている今でも、士農工商制度をどこかで引きずっているのではないかと思うこともあります。
 本年度から進められている食料・農業・農村基本計画に基づく品目横断的経営安定対策、米政策改革推進対策、農地・水・環境保全向上対策が進められ、地域におきましても、戸惑いながら奮闘中であります。
 現在、日豪におけるFTA(自由貿易協定)、EPA(経済連携協定)交渉が行われており、農畜産物の輸入自由化や関税撤廃という協議の中で、我々農業者にとっては非常に先行き不安に思っているところでもあります。島国日本において生産資源も限られている中、これらが成立することになれば、農業はもとより地域経済においても危機的状況になることは、市民の皆さんも報道等でご承知のとおりであります。ただでさえ日本の食料自給率が40%を切っている中で、皆さんはどのようにお考えでしょうか。
 生命の根幹を成す食料を他国に依存し続けることは、私たちの生活、さらに子供たちの未来においても最大の危機を迎えるに等しいことと思っております。やはり自国の食料は自国で賄う政策が必要であると、私は考えております。
 皆さんはお忘れでしょうか。平成5年の冷害による不作により、海外からの米輸入が始まったことを。このとき平成の米騒動とまで言われました。外国産米を食べた人は、国産米の評価を新たにしたことと思います。
 農業者は、皆さんご存じのとおり、安全・安心な農畜産物の生産のため、栽培履歴等を記帳し、消費者の方々が安心していただける万全の態勢を取るとともに、市内十数箇所の直売所を通して地域のPR等を行い、消費者交流にも力を注いでいるところであります。
 また、大人だけではなく、国の宝、地域の宝とも言われている子供たちへ農業体験を通して食育を推進することで、食にかかわるすべてのことへの感謝の気持ちを育て、農業、食料の大切さを知らせる活動を広げているところでもあります。
 これまで農業を取り巻く諸情勢等をお話しさせていただきましたが、農村地域における課題も数多くあります。今、農村地域においても少子高齢化が進み、新たな就農者も少ない中、今後ますます人の流出は避けられない状況であります。
 そこで、農地法、農振法というこれまで農村地域を守ってきた法律の中ではありますが、現況と今後を考えるとき、市街化調整区域の中であっても、農業振興と地域コミュニティのさらなる構築のためにも、規制緩和措置等で新たな人を呼び寄せることはできないのでしょうか。
 緑豊かな農村地域に住んでみたいと思っている人も少なくないと私は思います。そのような方々に来ていただくことによって、児童生徒の減少が続いている学校の存続、農業への雇用確保、地域コミュニティのさらなる活性化に帰するものと私は考えていますが、いかがお考えでしょうかお聞かせください。
 また、過去には国会で議員立法によるところの優良田園住宅構想というものがあったと思いますが、江別市で取り組めなかった背景には何があったのか、この点についても聞かせていただきたいと思います。
 続いて、除排雪事業についてでございます。
 この件につきましては、平成18年9月の第3回定例会で、同会派の清水直幸議員からも一般質問されておりましたが、市民からは現状に対する考え方を聞いてほしいとの声がありますので、清水議員には申し訳ありませんが、再度質問させていただくことをお許しいただきたいと思います。
 平成12年度より、除排雪事業に関しては、市から江別環境整備事業協同組合へ委託されております。当初は、相互の考え方等に温度差があったことも耳にしておりますが、近年はこの点も改善され、大変良好になっていると伺っております。
 北国、江別市においても雪対策は避けて通れない課題が多くあります。除排雪により冬期間の交通網の安全確保と安心して暮らせる江別市においては、財政面においても大きな位置付けをされていることと思いますが、冬が近づくにつれて市民の方々も今年の除排雪がどうなるのかという不安を持ちながら生活されていることと思います。
 このような中で、除排雪体制について、今までの市民へのアンケート調査等では様々な課題があったと思います。この課題に対してどのような対応をされていくのかをお聞かせいただきたいと思います。
 また、同組合へ委託後の出動等の際に最終判断をする権限等は、現在どのように行っているのか。さらに、当市は江別地区、野幌地区、大麻地区の広範囲に広がっている中で、地域によって出動の判断が非常に難しいとのことでありますが、どのような判断を下しているのでしょうか。
 さらに、除雪時における路上駐車がいまだに解消されず、大変苦労されているとのことですが、この問題に関し、過去には路上駐車している車に張り紙をして協力を求めたことがあったとのことですが、これもなかなか効果が見られなかったとお聞きしております。この点についても、今後どのような対応をされていくのかお聞かせください。
 また、自治会排雪の現状と今後の対応について、どのようにお考えかをお聞かせください。
 除排雪に対する質問の最後になりますが、除排雪をされている業者の方々は、夜間の限られた時間内で、市民のために一生懸命に作業されていることに感謝申し上げるところであります。我々市民も自らの手でできることは自らの手で取り組む姿勢も必要かと思います。
 また、近年、業者の方々の中にも除排雪の作業から撤退されている方もいるように伺っております。この点につきましては、今後においても市内の除排雪については、市内を熟知している地元業者の中で対応していただけるよう、よろしくお願いいたします。
 最後ですけれども、市営墓地についてお聞きしたいと思います。
 この質問につきましても、ひもといてみますと、過去に立石静夫前議員が市営墓地の民営化について触れられておりましたけれども、私の立場からも市民からの要望でもありますので、質問させていただきます。
 現在、市営墓地は、やすらぎ苑、野幌共同墓地、美原共同墓地の3か所があるとのことですが、現在のところ新規建設は、やすらぎ苑1か所にまとめていくとの考えのようであります。やすらぎ苑も予測によりますと平成25年くらいまでは建立可能と聞いておりますが、その後はどのようにお考えでしょうか。
 また、今後、野幌共同墓地、美原共同墓地用地の活用について、どのようにお考えになっているのかをお聞きしたいと思います。市民の中には、自分の生まれ育った地にある墓地の草刈り等の管理を親から子へと今日まで受け継いできており、自ら愛するこの地に自らの墓を建てたいとの思いを持っている方もいるように聞いていますが、このような思いを持っている方に対し、どのように対応していくのかをお聞かせください。
 1回目の質問は以上でございます。

議長(星 秀雄君)

 三角議員の一般質問に対する答弁を求めます。

市長(三好 昇君)

 三角議員の一般質問にお答え申し上げます。
 農業振興に向けた土地利用についてでございますが、市街化調整区域の規制緩和等につきましては、無秩序な市街地の拡散を防止するため、現在、農村部の大部分は、都市計画法で市街化を抑制する市街化調整区域に指定しております。これにより市街地の形成につながるような土地利用や建築行為などにつきましては、一定の規制・制限が課せられておりますが、農業振興施策などとの整合、農業系の土地利用及び関連施設の立地については可能となっているところでございます。
 したがいまして、市街化調整区域での規制緩和につきましては、農業の振興や地域環境の保全を阻害することも想定されますので、基本的には現行制度を維持することが必要と考えております。
 次に、優良田園住宅制度についてでありますが、制度の目的が住宅施策であり、農業地における市街地となるため、宅地需要の見通しや公共施設等の整備などが必要となること、さらに、未利用地を抱える既存市街地との兼ね合いなどから、住宅地としての制度の活用は、これまでもしなかったところでございます。
 近年、都市住民が健康的でゆとりのある緑豊かな景観を求め、農村地域を訪れて、江別市でも農産物の直売所における交流などで、農業に対する理解が広がってきていると認識しております。
 こうしたことを踏まえ、現在、策定中のグリーンツーリズム振興計画などにより、農業体験施設や農家レストラン等の整備を行い、都市と農村との交流人口の増を図ることも農業振興の有効な手段と認識しているところでございます。
 いずれにいたしましても、今後とも江別の都市型農業の特性を生かしながら、新鮮な農産物を安定的に供給できる仕組みの整備に努め、さらなる活性化を図られるよう支援してまいりたいと考えております。
 私からの答弁は以上でありますが、このほかの質問に対しましては、副市長をもって答弁いたします。

副市長(佐々木雄二君)

 私から三角議員の一般質問にご答弁申し上げます。
 まず、除排雪についてでございますが、雪国に暮らす私たちにとりまして、除排雪対策は最も身近で切実な問題でありますことから、これまでも市民の理解と協力をいただきまして、冬の道路空間の確保に努めてきたところでございます。
 近年の降雪状況は長期的に見れば少雪傾向にありますが、平成18年豪雪と命名されたように、短期集中型の異常降雪が突然発生するなど、雪の降り方も変化してきていることから、市民生活に配慮したよりきめ細かな除雪体制が望まれているところでございます。
 まず、アンケート調査等での課題と対応についてでございますが、昨年、実施いたしました雪対策に関する市民アンケートでは、置き雪処理、歩道や生活道路の除排雪の充実等の課題が多く挙げられております。市といたしましては、道路除雪による玄関前の置き雪処理などは、市民、事業者、行政による役割分担や北国に暮らす生活ルールの確立が重要であり、今後も市民の協力が得られるようPRの充実に努めてまいりたいと考えております。
 引き続き、歩道除雪の強化や歩道用砂箱の増設、自治会排雪の拡充などに取り組みますが、特に今年度は、主要交差点の排雪を強化し、交通渋滞の緩和やバスの安定した運行の確保に努めてまいりたいと考えております。
 次に、除雪の出動判断についてでございますが、現在、降雪状況をより細かに把握するため、市内12か所で観測をしており、部分的な吹き込みや路面状況の悪化に対しましては、受託者の巡視により地域の状況を把握しており、市の基準に基づきまして、受託者が出動の判断をしております。
 次に、路上駐車対策についてでございますが、これまでも路上駐車はしない、させないを合い言葉に、駐車車両へのシールの張り付けや地域への協力依頼を行うなどの啓発活動に取り組んでおります。今後も自治会や大学など、地域や関係機関と連携を深め、より実効性のある対応をしてまいりたいと考えております。
 また、自治会排雪の現状と今後についてでございますが、この制度は昭和54年に制度化され、現在に至っております。これまでも広報等で拡充の協力依頼を行っておりまして、昨年は83自治会で生活道路の約7割弱を実施するまでとなっております。今後も地域と十分に連携を図りながら、冬期間の快適な環境確保のため、自治会排雪の実施率の向上に取り組んでまいりたいと考えております。
 次に、地元業者についてでございますが、市民が安心できる除排雪体制の確保が必要でありますことから、引き続き地元の方々と連携し、地域に密着した即応性が取れる除排雪体制になるよう、努めてまいりたいと考えております。
 いずれにいたしましても、雪対策の充実は行政だけでは限界もあり、今後も市民の理解と協力をいただく中で、市民、事業者、行政による協働の視点に立って、進めてまいりたいと考えております。
 次に、市営墓地に関しまして、ご答弁申し上げます。
 まず、やすらぎ苑の使用許可完了後の考え方についてでありますが、やすらぎ苑は現在、約17万平方メートルの墓地内に約1万300区画を使用許可しておりまして、今後も700区画程度の提供が可能な状況にございます。
 最近の許可状況でありますが、平成17年度に130区画、平成18年度に114区画、平成19年度に109区画を許可しておりまして、徐々に減ってきている傾向にございます。市といたしましては、このような状況から今後7年程度は、やすらぎ苑の使用許可が可能であると考えておりまして、返還墓所の活用も含め、市民の需要にこたえていくこととしております。
 なお、現在、市が市民に提供している墓地は、やすらぎ苑のみでありますけれども、やすらぎ苑での使用許可が完了した後の墓地の確保については、民間による墓地造成等も含め、検討してまいりたいと考えております。
 次に、野幌共同墓地と美原共同墓地についてでありますが、これらの墓地は昭和23年の墓地、埋葬等に関する法律の施行により、地域から市に移管され、今日に至っております。このうち、野幌共同墓地については、許可可能な区画がないことから、新たな許可をしていないところでございます。
 また、美原共同墓地につきましては、これまで使用者や使用区画の把握を行ってきておりますが、明治期からの墓地内の埋葬状況について不明なことが多く、また、地盤の問題もありますことから、市に移管以降、新規の使用許可を認めていないところでございます。
 なお、美原共同墓地については、これまで地域の要望に応じまして、水道の設置、道路、排水、駐車場の整備のほか、花壇整備、樹木植栽などの整備を行ってきておりますが、今後におきましても美原及び野幌共同墓地の必要な環境整備に努めてまいりたいと考えております。
 以上でございます。

議長(星 秀雄君)

 以上をもって、三角議員の一般質問を終結いたします。

散会宣告

議長(星 秀雄君)

 本日の議事日程は全部終了いたしました。
 これをもって散会いたします。
午後 0時01分 散会

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