予算決算常任委員会 令和7年6月11日(水)
(開会前)
※ 日程確認
(開 会)
委員長(干場君):ただいまより、予算決算常任委員会を開会いたします。(9:58)
本日の日程は、開会前に確認いたしましたとおり、次第に記載のとおり進めてよろしいでしょうか。(了)そのように確認いたします。
市立病院入室のため、暫時休憩いたします。(9:58)
委員長(干場君):委員会を再開いたします。(9:59)
1付託案件の審査、(1)議案第43号 江別市立病院使用料及び手数料条例の一部を改正する条例の制定についてを議題と致します。
本件に対する説明を求めます。
医事課長:私から、議案第43号 江別市立病院使用料及び手数料条例の一部を改正する条例の制定について御説明いたします。
資料1ページをお開きください。
提案理由につきましては、記載のとおりでございます。
資料2ページを御覧ください。
主な改正内容でありますが、(1)市立病院が将来的に地域の医療機関との機能分化・連携を一層推進する紹介受診重点医療機関の役割を担うことを目指し、紹介状を持たない方が初回受診時に徴収する初診時選定療養費について、厚生労働省の基準に沿って改正するもので、併せて再診時選定療養費を追加するものです。
(2)助産料は、安全で確実な出産医療体制を今後も維持していくため、従来の分娩料金に加えて、時間外、深夜、休日の対応に要する費用の一部を加算するものです。
(3)人工妊娠中絶費用は、医療現場の実態や社会的環境の変化を踏まえ、周辺医療機関の実態を参考に、適正な料金水準へ改定するものであります。
(4)文書料は、現在の業務実態などを反映するため、医療職の文書等作成に要する時間などを考慮し、かつ、他医療機関の水準に合わせて料金を設定するものであります。
施行期日は、令和7年10月1日とするものであります。
なお、資料3ページ及び4ページに新旧対照表を添付しておりますので、併せて御参照ください。
続きまして、資料5ページを御覧願います。
今回の条例改正に合わせて江別市立病院使用料及び手数料条例施行規程を改正し、各項目の具体的金額を定めることを予定しております。
以上です。
委員長(干場君):ただいまの説明に対し、質疑ございませんか。
長田君:1点確認をさせていただきたいのですが、資料5ページの使用料・手数料の改正案についてです。今後、分娩関連料の助産科が時間帯によって金額が変わってきますけれども、これは実際に市立病院で出産される方には、どうしても出産される時間がいつになるか分からないので、時間帯によって変わってくるというのは事前に御説明されると思うのですが、どのタイミングで患者さんといいますか、対象の方にお伝えしたりするお考えなのか、その点の確認をお願いします。
医事課長:特に分娩関連の費用につきましては、御指摘のとおり、生まれるタイミングというのははっきり分からない部分がございますので、この議案を議決いただきました後に、産科の外来にかかられている方に御説明しますし、ホームページ、広報えべつなどを通じて周知を図ってまいりたいと考えております。
長田君:これからそこはしっかりとお伝えいただけるということなので、どれぐらいお金がかかるのかというところは、実際に当事者の方としても気になるところですので、ちゃんと納得していただけるように事前にしっかりと御説明を頂ければと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
委員長(干場君):ほかに質疑ございませんか。
三吉君:関連で質疑させていただきます。
4番の文書料等なのですけれども、こちらも例えば生命保険診断書が5,000円から7,500円、医師面談料が5,000円から1万円というように、割と上がり幅が大きいと感じるのですが、この部分はどのような感じで皆さんにお知らせするのか、教えていただけますか。
医事課長:文書の作成に係る費用につきましては、都度、説明もするのですけれども、この料金については院内に掲示することになっておりますので、これは決定しましたら、事前の段階から掲示したいと考えております。
三吉君:広報えべつやインターネットでも見ない方も多いのかなと思いますが、今、病院の中で周知していただけるということだったので、少し安心しました。
突然、診断料と診断書と一緒に請求が来ると、結構、高額になるというふうに感じてしまうと思いますので、ぜひ皆さんに周知していただけるように、今後ともよろしくお願いいたします。
委員長(干場君):ほかに質疑ございませんか。
吉本君:文書料から戻って、先ほどの分娩の関連のところになります。
費用が増える根拠についてはお伺いいたしましたけれども、分娩費用、出産費用がとても高くて、若い人たちが子供を持つときに、とても困るというようなことを伺っています。今回引上げになることによって、一般的ないわゆる正常分娩と言われるところで結構なのですが、全体の負担がどの程度なのか、今とどの程度変わるのか、もし計算していらっしゃいましたら、概算で結構ですからお知らせください。
医事課長:出産にかかる費用のうち、一般的に標準的な入院日数で出産された場合につきましては、この検討過程で概算で出している部分がありまして、変更前ですと、およそ三十七、八万円から40万円を少し超えるぐらいのところでございまして、今回の見直しでかかる分でいきますと、およそ47万円と少しというような計算をしているところでございます。
吉本君:最大で7万円ぐらい上がるということは理解いたしました。
国が出産育児一時金を引き上げましたので、出産のときの費用を払ったとしても、その範囲内で収まる額なのかなと今想像いたしましたけれども、そのあたりは、そのような認識で間違いがないかどうか、確認させてください。
医事課長:今、御指摘のとおり、正常に分娩をされた場合には、出産育児一時金の範囲で収まるということを想定しております。
吉本君:この文章の中にも近隣の医療機関と比較をしてというところが数か所あったかと思うのですけれども、分娩費用は、一時期は江別市立病院が一番安いということも近隣で言われていましたが、今回の引上げによって、その辺の状況がどのようになるのか、参考までにお聞かせください。
医事課長:近隣の公立病院等への聞き取りですけれども、皆さん、およそどのぐらいの費用で産んでいらっしゃるかをお聞きしている範囲では、今回の引上げによって、ほぼ聞き取りをしている水準に近い金額になるかなと計算しているところであります。
委員長(干場君):ほかに質疑ございませんか。
芳賀君:分娩関連料の関連で質疑させていただきます。
時間外、休日、深夜にて分けられているということでの確認ですが、ほかの施設では、こういった3つの枠に分けて金額が30%増、40%増という状況なのでしょうか。
医事課長:聞き取り調査の範囲では、時間外、時間内、深夜という3つの区分でやっている病院も多くございましたので、当院としても、その考え方に沿った形で見直しをしたものであります。
芳賀君:全てではないというふうに理解はしましたが、逆に、子供を産む若いお母さんの立場とすると、夜中に行くと高いというイメージがあります。夜勤の看護師、助産師はいるものの、体制が手薄になるのかなというところで、一般的な深夜料金みたいなところの設定かと理解します。
その中で、深夜は現行の18万円から最大7万2,000円上がるようですが、その辺のケア、サービスというのはどのようにお考えなのか、お聞かせください。
医事課長:出産に備える体制というのは、通常は入院して出産していただきますので、当然、24時間対応できるように組んでおります。時間外に勤務をする方、深夜に勤務をする方もいらっしゃいますので、そこはこれが変わることによって極端に大きく動くということなので、これまでどおりではありますが、そういった意味では、そこの体制を維持する料金はもちろん、産後のケアや食事内容の見直しをしたり、4月からは日帰りの産後ケアも始まっていたり、あとは助産師さんなどによるマッサージのサービスみたいなこともスタッフが考えて始めています。当院で産んでいただく方へのケアという部分は、この見直しに合わせてということではないですけれども、これまでもスタッフといろいろ考えながら、サービスアップに努めてきているところというふうに考えております。
芳賀君:上げ幅がいきなりというところで、段階を追ってというのが妥当なのかなというような思いもありながら、近隣ではこれ以上取っているところもあるという状況も理解するところです。
やはり、出産というのは本当に命がけですので、人員の確保等をさらに強化していただきたいという要望で終わります。
委員長(干場君):ほかに質疑ございませんか。
島田君:分娩のほうで、そもそもほかの病院との開きがあまりにも大きいのですが、これはなぜこのぐらい大きく開いているのか、そこをまずお聞かせ願えますか。
医事課長:先ほども申し上げましたとおり、聞き取れる範囲で聞き取った金額を基に他院の状況をお示ししておりますけれども、なぜこの金額の設定になっているかは、分娩というのはいわば自由診療の部分ですので、それぞれの病院の考え方があってその金額に設定しているということかなというふうに思います。
ただ、分娩の総費用でいきますと、分娩の介助料はこの設定ですけれども、他院にお聞きする中では、やはり40万円から50万円半ばの範囲で産んでいただいているというふうにお聞きしておりますので、当院としては、その中で取り得る金額を検討した結果、このような設定になったと考えております。
島田君:今の芳賀委員の発言と似ているのですけれども、改正後はほかの病院の中間の位置に合わせている金額だと思うのです。
しかし、上げる場合に、やはり段階的に上げていくほうが市民の気持ちに沿っているのではないですか。こういう上げ方をすると、やはり抵抗感があると思うのですが、最初にそういう考えはなかったのですか。
医事課長:おっしゃるとおり、私どもの検討過程で、どこの幅に設定するかというのはありました。特に近隣の医療機関ですと、今設定したよりも高めで推移している部分がございます。
それで、当院の考え方としては、例えば、一般的に、入院をしていただいて処置をした場合における時間外や深夜料金として60%とか80%という診療報酬の設定がございます。ですから、どこにするかという議論もあったのですけれども、設定に当たっては、最終的に、その部分を基本に半分の額に設定することに考えたところであります。
島田君:理解はしたのですが、江別市だけではなく、ほかのまちもそうですけれども、今子育てに力を入れるという政策で来ていることが市民から見たら評価されるのではないですか。もう少し低い位置で、子供を産みやすい環境を整えるということが本来の考え方だと思うのですけれども、その点についてはどうですか。
医事課長:御指摘のとおり、江別市で産んでいただくということを目指さなければいけないというのは認識しておりますけれども、一方で、安心して産んでいただくための体制を維持していかなければいけないというところもございまして、昨今の状況を考えましてこの設定にしたということでございます。
委員長(干場君):ほかに質疑ございませんか。
猪股君:私からは人工妊娠中絶料についてお伺いしたいと思います。
今回、特に中期中絶については上げ幅も多いというところで、ここの検討の経緯についてお伺いしておきたいなと思います。
現行の15万円は、いつ頃、金額が設定されたものになるのか、まずはお伺いします。
医事課長:人工妊娠中絶料につきましては、2009年の産科の診療を再開したときに設定したものが、そのまま据置きでずっと経過したものと考えております。
猪股君:承知しました。
出産育児一時金の支給対象に中期中絶が該当しているのですが、その制度の運用はいつからか、御認識していらっしゃればお伺いします。
医事課長:申し訳ありません。資料を今は持ち合わせておりませんので、正確な部分は分かりません。
ただ、一つ言えるのは、見直す前から12週を超える人工妊娠中絶について、出産育児一時金の対象となっている状況であるということは認識をしております。
猪股君:そうすると、島田委員からの御指摘にも一致してくるのかなと思うのですけれども、やはり短いスパンで見直しをしていくということと、やはり制度との兼ね合いというところもしっかりと把握しながら、見直しを進めていく必要があったかなと思っておりますので、よろしくお願いします。
もう一つ、初期中絶ですけれども、ここはやはり母体の健康を考えると、早めに判断をしていただくほうが安全かと思うのです。そう考えると、今回は現行から改正で金額が5万円高くなるというところは、二の足を踏んでしまうような方も出てくるのではないかと懸念をするところもあるのですけれども、この5万円を上げるというところの根拠についてお伺いします。
医事課長:初期の部分につきましては、冒頭の御説明のとおり、近隣の人工妊娠中絶を行って料金を設定している病院を参考に、およそ中間値、あるいは、それに近い値になるような金額を計算して設定したものでございます。
猪股君:ほかと比べて中間的な部分というのは分からなくはないのですけれども、先ほど申し上げたように、初期中絶に関しては考え方は別かなと思うところもあります。今回の改正については、昨今のいろいろな原材料の価格の高騰であるとか、背景はよく分かるのですけれども、今後においても、そこはなるべく加味していただきながら、見直しも短いスパンの中で配慮のあるような検討をしていただければと思います。
委員長(干場君):ほかに質疑ございませんか。
野村和宏君:全体的にお聞きいたします。
今回は他の病院の費用の中間点を狙って改定していくというような考え方かなと捉えているのですけれども、現実問題として、例えば病院として処置をする上で、費用、コストとして、積算して費用を算出しているのか、それとも、本当に単純に周りの状況を見て、周りがこんな感じなので、中間地点、落としどころはこのぐらいかなというふうに捉えてやっているのか、そこが疑問に思ったのです。
人件費はこのくらいかかる、医薬品はこれぐらいかかるというのは、当然、それは個別に変わってくるとは思うのですけれども、全体の平均値を取ってこれぐらいのコストが病院としてかかってくるから、そこに適正な利益を乗せさせていただいたので、こういう金額になりますというのが一番理解しやすいというか、市民の皆さんに理解していただく上でも大事な部分だと思うのです。ただ、周りがこうなので、市立病院もこのぐらいにしますというのは、患者さんや市民の皆さんから見ても設定の根拠がすごく不明確なので、納得いただけないのではないかという懸念を持ったので、その辺が積算されての費用なのか、全体を見てこれくらいかなと決められたのか。そのあたりを説明していただけますか。
医事課長:私の説明が言葉足らずの部分があったのかもしれませんので、そこはおわび申し上げます。
野村和宏委員のおっしゃるとおり、コストを積み上げて金額の検討は致しますけれども、それをそのまま載せてしまうと、現在の案として出している金額をはるかに超えるようなことになる要素がございます。したがって、近隣の医療機関とのバランスを考慮して設定をしたという説明になるものでございます。
野村和宏君:その説明が最初にあるべきだったかなというふうに思います。やはり、経営する以上は利益を追求しなければいけないというのはあるので、そこを最初に説明していただけると疑問に感じなかったかと思いますので、今後よろしくお願いします。
委員長(干場君):ほかに質疑ございませんか。
吉本君:再診時選定療養費についてお聞きしたいと思います。
今回新しく改正案に1,500円ということで出ておりますけれども、再診に関しては、特に高齢の方たちは市立病院を自分のかかりつけ医だというふうに認識している方も多くいますし、小さなお子さんをお持ちの方からは、子供の3点セットと言われる小児科と耳鼻科と皮膚科が揃う市立病院がすごく便利で助かるのだという声もずっと伺ってきているのです。
今回は1,500円を徴収するということで、徴収の仕方としては、例えば、一診療科を1か月に一度受診するような場合には毎月徴収されるといった形になるのか。市立病院としては、紹介受診重点医療機関にはなっておりませんので、その辺は病院事業管理者の判断があっての1,500円の設定なのか。これからどのような取扱いにされようと考えているのかをお聞かせいただけますか。
医事課長:今回設定します再診時選定療養費につきましては、江別市立病院を受診されている方で、ある程度症状が落ち着いて、例えばお薬だけ出せばというような状況になっている患者さんを、お住まいの近くにあるクリニックに逆紹介という形でこちらから紹介を差し上げるようなことがあったときに、やはり市立病院を受診したいということで再度来られた場合に頂く料金ということでして、月に1回、当院にかかられている方から、都度取るという設定のものではございません。
吉本君:インターネットで調べましたら、ある病院は、ほかの医療機関の受診を勧めるべく紹介状を書いたにもかかわらずその病院に来る患者さんからは、受診の都度徴収するようなところがあったのですけれども、そういう取扱いではないという認識でよろしいですか。
医事課長:基本的には、戻って来られたときに頂いたら、その後は当院にかかることになりますので、再診時選定療養費を頂くことは考えておりません。
吉本君:先ほどいろいろなお知らせはホームページや広報で、というふうにおっしゃっていましたけれども、再診時選定療養費もそのお知らせの中に含まれるということですか。
そうすると、実際に国が言っていることと、江別市立病院の立場ももちろん違いますけれども、若干複雑というか、江別市の場合にはこういう取扱いをしますというような特例みたいな形になるのか。そのあたりはどのような形で広報をされるのかが心配だったのです。現在、御検討されていることがあればお聞きします。
医事課長:今、委員の御指摘のとおり、国の制度に沿った形での設定のため、ホームページ等で御説明の部分と違いません。つまり、こちらから、どちらかの医療機関に紹介をした患者さんが、そこにかからずに戻ってきた場合のみ、再診時選定療養費ということで頂くので、それは、ほかの医療機関で設定されていても、その部分は変わらないと思います。来るたびにというものではございません。あるとすれば、再度来てしまったけれども、やはり当院ではかかれないので、再度紹介しますということを繰り返すと確かに再診時選定療養費がかかってきますが、基本的には私が今ほど説明差し上げたとおりで、1回ほかの医療機関に御紹介したけれども、そこにかからずに来た方に、そのときに頂くというのは制度的には変わりません。特に、御紹介に納得いただいた患者さんには、そのところはよく分かっていただくように説明をしようというふうに考えております。
委員長(干場君):ほかに質疑ございませんか。
芳賀君:今の関連でお伺いします。
紹介受診重点医療機関ということで、江別市立病院経営評価委員会でも目標数字が上がっていますし、紹介、逆紹介を多くしていきましょうというような目標値が上がっていたかと思います。前回の目標設定からもなかなか伸び悩んでいる状況で、これが10月1日からのスタートを目指しますよということで、その対策、ビジョンみたいなものを持っていたら教えていただきたいです。
医事課長:現在どのような取組をしているかと申し上げますと、特に地域のクリニック、それは市内だけではなくて、市外も含めて、毎月、複数の医療機関を私と地域医療連携係の看護師、それから、各クリニックの診療科に応じた医師も一緒に行っていただいて、各クリニックのお医者様とよくお話をして、当院でできることはどういうことなのか、あるいは、そのクリニックでかかっている患者さんにはどういう方がいらして、当院にかかっていただければどういう医療が提供できますよという話を、この2年間は繰り返しやっております。そういったことを繰り返しながら、徐々に紹介患者を伸ばしていくという状況でございまして、紹介率は、2年前に比べて、相当上がってきていると認識しております。
芳賀君:御努力をされているというふうには以前から伺っております。
紹介というのは、やはりどうしてもドクター・ツー・ドクターなのです。医師と医師の関係性がしっかりできていないと絶対にできないと私は思っているので、そういう信頼のおける医師を増やしていくことが本当に必要なのだと思っています。
そのため、そういう先生なら安心して任せられるという人に紹介してくださるというのが、人としても、医療としても、当然のことかなと思うのです。現状、いろいろな問題もあると思いますが、そっちのビジョンをやはりもっと掲げていっていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。
委員長(干場君):ほかに質疑ございませんか。
岡君:若干、質疑させていただきます。
まず、初診時選定療養費ですけれども、今回10月1日から税別で3,000円に上げるということだと思うのですが、過去はどういった形で上がってきたかというのを復習までにお知らせいただけますか。
医事課長:初診時選定療養費ですけれども、過去でいきますと、数年前までは、どの科も700円という設定でございました。それが見直されていない状況がありまして、いつかは失念しましたけれども、途中で、内科のみ1,500円に改定したという経過がございます。そして、昨年度ですけれども、全ての診療科を一律1,500円とさせていただいたという経過でございます。
岡君:今から3年前ですか、1,500円に上げるときに若干議論があったと記憶しているのですけれども、初診の患者さんで何%ぐらいが初診時選定療養費の対象に当たるかは当時も想定していて、そこで実際のデータも出てきていると思うのですが、今回は何%ぐらいの患者さんが対象になるとお考えでしょうか。
医事課長:申し訳ありません。数字の押さえがないものですから、正確なお答えはしかねるのですが、1割から2割の間ぐらいではなかったかと思います。
岡君:了解しました。
当時、令和4年の段階の資料でおよそ52%といったような説明がされていました。
私は実績データを聞きたかったのですけれども、分からないということで了解しました。
令和4年のときも江別市立病院経営評価委員会でも議論があったと思うのですけれども、ざっくり5割の患者さんが該当するとして、値上げをすることによって患者さんの数が減る見込みだというのを想定されていました。そして、それも反映した予算にしましたというような話だったのですけれども、現状2年、3年がたって、結局、その当時に値上げしていったときの患者さんの減少幅と実態がどうだったのか、どう評価されているかということを伺いたいです。
医事課長:何回か改定を経て、目指していたのは、もちろん外来患者さんの数を絞り、紹介患者さんを増やし、当院が持っている高度な医療、急性期医療にかかる患者さんを増やすことで、経営の本体を改善していくというのが目的でございました。昨年1,500円に上げましたけれども、患者数でいきますと、外来はそう大きく減少することはなかったという認識でございます。
岡君:了解しました。
当時、令和4年の段階で対象患者の25%ぐらいが減るのではないかとお答えをされていました。ただ、実態は、新型コロナウイルス感染症とかもあって、私もデータを見ていて、正直読み切れないというか、分からないかなと思ってはいるのです。
今回3,000円まで上げることで実際にどのぐらい患者が減るのか。でも、3,000円にすることで収益が増える部分もあるから、トータルでプラスだとか、どう考えているのか。それは現段階の予算には反映されていなくて、今後補正するレベルなのかどうかよく分かりませんが、そのあたりを現時点で計画対比みたいなことで考えられているのか、お伺いします。
医事課長:改定による患者様の増減については読み切れない部分がございますので、当時の議論のような正確に何%というのは、ここでは申し上げられませんけれども、先ほども申し上げましたとおり、外来の患者さんをできる限り抑えて、外来診療に係る医師の負担を減らすことが主な考え方かというふうに思っていますので、今回の改定でどのぐらいの増収になるかについては、あくまでも昨年度の選定療養費を頂いた患者さんの数から計算するばかりなのですが、およそ1,000万円弱の増収になるかなという試算はしております。
岡君:現時点で外来を減らしたい意向なので、今の病院の医療スタッフの資源的に、外来に回っている分を減らして、その部分を入院側で頑張りたいという意向だというふうに理解をしました。今回の初診時選定療養費の増額によっても、そういう方向に一定程度持っていけるインセンティブが働くのではないかというふうに認識をされていると、今の答弁で理解をさせてもらいました。
ただ、現時点での計画案では、令和6年度実績比で外来患者数が増えるという計画になっていまして、その辺は今後減ってくる、もしくは、減らさなければいけないという認識を持っていていいのか、その点を改めて伺っておきます。
医事課長:外来患者さんについては、もちろん、今ほど御説明しましたとおり、絞る方向で考えたいのですが、これまでの実績からいきますと、一定程度の患者さんは御来院されるという見込みで予算は組んでおります。
その中で、今ほど、外来患者を絞るという言い方をして、失礼なのかもしれないですけれども、患者数を減じるという部分は、もちろん初診の患者さんを絞っていくというのもありますし、先ほどの御質疑にもありましたが、特に、紹介、逆紹介を進めていくことで、外来にかかる患者さんを地域にお返しすることで、そこは徐々に減っていくものであると考えています。その両方といいますか、いろいろな手だてで医師の資源、能力、入院患者を、高度な医療をするほうに振り向けて、収益に結びつけていきたいという考え方でございます。
岡君:いずれにしても、外来が減るという方向で、今後の補正予算なり、当初予算で今の説明を受けたものが出てくると今の答弁を認識いたしましたので、そういうものが一定程度分かるように見せていただければと思います。
今後の病院の方向性みたいな話なのですけれども、紹介受診重点医療機関を目指していく方向性は変わらないというような前段のお話だったと思うのです。ただ、現時点で、市立病院は非常に厳しい状況で、抜本的な江別市立病院経営強化プランの見直しを行っています。その中で、一つの案として我々も提案させていただいていますけれども、199床以下にするといったのも、選択肢としては考える必要があるのではないかと思います。199床以下になったら、そもそも選定療養費がなくなりますので、今時点ではプランの見直しをやっているのだから、そんな単純に紹介受診重点医療機関を目指すということは言えない状況になっていると理解しているのですけれども、そのあたりの考え方を伺っておきたいです。
経営企画室長:岡委員から御指摘のありましたとおり、当院の病床規模に関しましては、江別市立病院経営強化プランの見直しの中で一つの重要な論点となっております。
あわせて、委員の御指摘の199床以下になった場合には、実は、紹介受診重点医療機関にはなれますが、選定療養費の対象にはならないという位置づけになります。そのあたりについては、選定療養費を取るか、取らないかということと、地域の医療機関との役割分担を進める中で、連携を強化するということは、別のこととして考えていいのかなと思っております。
病床規模がどのような規模になるかどうかは別として、今は地域に70件ほどのクリニックがありますので、そこで初診を受けていただいた後に、当院で、手術、入院、高度な検査が必要な場合に紹介を頂き、治療が終わった場合には逆紹介をさせていただいて地域に返すという流れに乗った診療を行わない限り、診療報酬制度で高い報酬を頂くようなことは難しいのではないかと考えております。
そういう意味で、紹介受診重点医療機関というのは非常に高い目標であって、場合によっては、病床規模の見直しによっては流動的な要素もありますが、当院が目指すべき方向性としては、現時点では変わらず取り組んでいくことが望ましいのかなと考えているところでございます。
岡君:現時点でのお話としては、了解をさせていただきました。
いずれにせよ、今時点の医療資源から見ると、外来を減らしていきたいという意向というか、医療スタッフ資源的にはそうしなければいけない。そのため、一定程度こういったものを導入することで、患者さんを誘導することができるということでは理解をするところでございますので、そういう認識をしておきたいと思います。
江別市立病院経営強化プランの見直しについては、今後出てくるものだと思っておりますけれども、そっちも大変重要な話ですので、引き続きしっかりとしたものを出すように御尽力いただければと思います。
委員長(干場君):ほかに質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
総務部入室のため、暫時休憩いたします。(10:48)
委員長(干場君):委員会を再開いたします。(10:49)
次に、(2)議案第41号 江別市税条例の一部を改正する条例の制定についてを議題と致します。
本件に対する説明を求めます。
市民税課長:それでは、議案第41号 江別市税条例の一部を改正する条例の制定について御説明いたします。
資料の1ページ及び2ページは、定例会初日に御説明いたしました提案理由説明書でございますので、御参照願います。
次に、資料の3ページを御覧願います。
このたびの江別市税条例の一部改正は、本年3月31日に地方税法等の一部を改正する法律が公布されましたことなどから、所要の改正を行うものであります。
まず、市税の1公示送達制度の見直しについてですが、公示送達は、公示事項を、インターネットを利用する方法により、不特定多数の者が閲覧することができる状態に置く措置を取る規定の整備などを行うものであります。
次に、個人市民税の1特定親族特別控除の創設についてですが、就業調整対策の観点から、所得税と同様に、大学生年代の子等に係る控除として、特定親族特別控除を創設するもので、控除の対象となるのは、年齢が19歳以上23歳未満の親族等で、給与収入が123万円超188万円以下であります。
次に、市たばこ税の1加熱式たばこに係る市たばこ税の課税標準の特例についてですが、国のたばこ税の見直しに伴い、地方たばこ税においても、加熱式たばこが紙巻きたばこよりも税負担水準が低く、課税の公平性を欠いている状況を踏まえ、課税の適正化の観点から課税方式を見直すものであります。
次に、固定資産税の1地方税法附則の改正に伴う引用条項の繰上げについてですが、地方税法附則第15条の改正により、雨水貯留浸透施設の用に供する固定資産及び貯留機能保全区域に該当する固定資産に係る課税標準の特例の規定が移動したことに伴い、引用条項を繰り上げるものであります。
次に、2長寿命化に資する大規模修繕工事を行ったマンションに係る減額措置の手続の見直しについてですが、マンション管理組合の管理者等から必要書類等の提出があり、要件に該当するときは、区分所有者から申告書の提出がない場合においても、減額措置を適用するものであります。
なお、施行期日は、それぞれ記載のとおりです。
次に、資料の4ページから8ページまでは、新旧対照表でございますので、御参照願います。
以上です。
委員長(干場君):ただいまの説明に対し、質疑ございませんか。
奥野君:一つずつ内容を確認させていただきたいと思います。
まず、資料の3ページ目の市税1公示送達制度の見直しとあります。私もインターネットで少し見たのですけれども、今までは何かの掲示板などで示していたものをインターネットで見られるというような改正というふうに認識しているのですが、内容をもう少し具体的に教えていただいてよろしいですか。
市民税課長:公示送達制度についてでありますが、具体例で申し上げますと、私ども市民税課で公示送達を行っている書類としましては、納税通知書がございます。
個人市民税の納税通知書を例年6月に発送しておりますが、納税義務者に郵便等によって郵送される、これを書類の送達と言いますけれども、一部返戻されてくるものがございます。返戻された場合は、電話あるいは現地に行って確認をする、または、戸籍を調査する、そういった調査をした上で、それでも居所が不明だという場合がございます。
その場合に、当市では、市役所の本庁舎、それから、大麻出張所に掲示板がございまして、その掲示板に、誰々の納税通知書について公示送達しますという書類を掲示します。
一定期間、具体に申し上げますと、掲示をした日から起算して7日を経過すると、書類が送達されたものとみなすという規定がありまして、納税通知書が送達されたものということとなります。これが公示送達というものでございます。
奥野君:今まで掲示板で確認が取れていた割合が、インターネットに代わることで改善が期待できるものなのでしょうか。
市民税課長:これまでは公示送達をして、公示送達を見ましたというような連絡を頂くというのは、掲示板を見に来ない限り分からないということになりますので、正直なかなかないというふうに思います。
今回は、掲示板に来なければ見られないというものを、インターネットで見られるようにするというような取扱いを全国的にしましょうということでの改正となります。
ただ、実際にこの法律が施行されるのが、これは令和5年の税制改正の法律になっております。この法律が公布されましたのが令和5年3月31日で、施行されるのが公布の日から3年3か月を超えない範囲で規定するという法令がありますので、令和8年6月の施行までに、実際にどのような対応を取るのかというのは、市としても、関係する部署で調整しながら対応してまいりたいと考えております。
奥野君:続いて、特定親族特別控除の創設は、今話題になっていた103万円の壁の部分で、大学生のお子さんが103万円以上働ける、150万円ぐらいまで大丈夫というような認識でおりました。先ほどの御説明で123万円から188万円というような金額も出ておりましたけれども、そのあたりの対象者ですとか、市として想定されている税の影響ですとか、何か分かることがあれば教えていただけますか。
市民税課長:特定親族特別控除についてでありますが、御説明いたしましたように、123万円を超えてからが控除の対象となるというものでございます。
では、123万円まではどうなのかといいますと、今後も制度は続きますけれども、特定扶養控除という控除がございます。これまでは103万円までが控除の対象であったものが、金額が増額されまして、123万円まで特定扶養控除の対象としますという制度となります。
今回は、さらにそれを超えても新たな特定親族特別控除という制度をつくって、それ以上の収入といいますか、所得があっても控除の対象としますよというところになっております。考え方といいますか、特定扶養控除の延長線上で、123万円を超えるものを対象としましょうというものであります。
控除の拡大といいますか、大学生が働くアルバイト収入で、その大学生を扶養している親にとってみますと、大学生の自分の子供が、これまでは103万円以下であれば控除の対象となっていたものが、123万円を超えても控除の対象となるという制度ではありますけれども、実際に年収としてどこまで働くのかは、それぞれの家庭にもよるのでしょうし、控除だけの視点で、働き方といいますか、意識を変えているわけではないかと思います。
これは所管外となりますので、どこまでお話ししていいのかは難しいのですが、お話にありましたように、特定扶養控除がこれまで103万円の壁だったのと同時に、所得税の非課税ラインが103万円の壁でありまして、要は、103万円の壁を超えると、親にとってみると控除ができない、大学生にとってみると自分に所得税がかかるというような状況にもあったので、その壁を超えないような範囲で働こうという意識になっていたのだろうと思うのです。
それが今回は控除の額を増やしましたので、これまで以上に働けるというような意識にはなろうかと思いますけれども、例えば、今ほど申し上げました所得税もそうですし、住民税の非課税ラインというものもありますし、いろいろな要素があって、それぞれの家庭といいますか、御本人も含めて働き方を決めているのかと思いますので、今回の控除を創設したことによる影響というところは、その金額なり人数を割り出すのは極めて難しいというふうに担当としては考えております。
奥野君:税のことなので、いろいろ細かいこともあるのですけれども、今まで大学生の方を扶養されていて、もしかしたら、たくさん働いていて控除されていなかった世帯もあって、ある程度、目安があるのかなと思っての確認でしたが、今のお話を伺って、そう簡単に出るような数字ではないということも理解いたしました。
最後に、固定資産税についてお聞きしたいと思います。
2番目のマンションの長寿命化云々の減税措置についてです。資料を読みますと、管理者からの書類提出があっても、区分所有者というとオーナーだと思いますけれども、そういう方からの申告や提出がなくても減税されるというような意味で理解しましたが、実際、市として、こういう例があったのかどうか。あとは、具体的にこういう減税を受けたいと思っていても受けられなかったというようなことはございますか。
資産税課長:当該特定マンションに係る長寿命化に資する大規模改修工事を行った場合の固定資産税の減額措置そのものは、制度ができたのが令和5年4月以降になりますけれども、江別市においては、こういう申請があったり、具体に該当したという例はまだございません。
委員長(干場君):ほかに質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
総務部退室のため、暫時休憩いたします。(11:03)
※ 休憩中に、議案第41号及び議案第43号の今後の審査方法等について協議
委員長(干場君):委員会を再開いたします。(11:04)
議案第41号及び議案第43号については、次回結審を行うこととしてよろしいでしょうか。(了)そのように確認いたします。
なお、結審単位は1件ずつ行うことでよろしいでしょうか。(了)そのように確認いたします。
次回委員会についてでありますが、6月11日午前11時20分より開催いたしたいと思いますが、よろしいでしょうか。(了)そのように確認いたします。
次に、2その他について、各委員からございませんか。(なし)
事務局からございませんか。(なし)
以上で、本日の委員会を散会いたします。(11:04)

