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総務文教常任委員会 令和6年11月14日(木)

印刷用ページを表示する 掲載日:2025年7月25日更新

総務文教常任委員会 令和6年11月14日(木)

(開会前)

※ 日程確認
※ 一括議題の確認

(開 会)

委員長(徳田君):ただいまより、総務文教常任委員会を開会いたします。(9:57)
本日の日程は、開会前に確認いたしましたとおり、次第に記載のとおり進めてよろしいでしょうか。(了)そのように確認いたします。
企画政策部入室のため、暫時休憩いたします。(9:58)

委員長(徳田君):委員会を再開いたします。(9:59)
1企画政策部所管事項、(1)報告事項、アの生涯健康プラットフォーム推進事業の進捗状況についてを議題と致します。
本件に対する報告を求めます。

デジタル政策担当参事:生涯健康プラットフォーム推進事業の進捗状況について御報告いたします。
資料1ページを御覧ください。
1生涯健康プラットフォーム実装協議会についてでありますが、(1)概要として、生涯健康プラットフォームコンソーシアムを構成する民間企業が中心となり、それぞれの専門分野を生かしながら相互に連携していくことで、生涯健康プラットフォーム実装協議会を主体として、生涯健康プラットフォームを継続して運営するための協議会になります。
(2)協議会につきましては、デジタルを活用した健康活動の普及促進と情報共有を目的とした任意団体として令和6年10月に設立したところであり、(3)活動内容については、1ほかの自治体や民間事業者等に対し、生涯健康プラットフォームのマーケティング活動を行います。
2として、当面は、北海道内自治体及び連携が期待される北海道外自治体へのサービス展開に取り組むこととしており、3は、既存ユーザーの継続利用や新規ユーザー獲得に向けた仕組みの構築に取り組むこととしております。
(4)構成団体につきましては、代表企業がmyFinTech株式会社、構成企業は、日本通信株式会社、ルセット・ナイン株式会社、キャリアバンク株式会社、SocioFuture株式会社、オブザーバーとして、北海道情報大学、江別市としております。
次に、2eウオッチ貸与についてでありますが、令和5年3月のサービス開始から貸与を実施し、一時お申込みの受付を休止しておりましたけれども、配付体制が整ったことから、受付を10月1日より再開しており、市議会議員の皆様の御協力もありまして、10月末時点では、1,007台の申込みがきている状況でございます。
(2)貸与条件につきましては、前回同様、めぶくIDを取得していただける方、江別市民の方、15歳以上の方、マイナンバーカードを取得している方としており、資料2ページに進んでいただきまして、(3)申込み方法は、生涯健康プラットフォーム特設ページまたは電話での申込みで受け付けております。
(4)周知方法につきましては、主に5つでございまして、1つ目は、市広報誌及び新聞掲載、2つ目は、市窓口でのデジタルサイネージによる宣伝、こちらの動画には江別市出身のヒロ福地さんに出演していただいております。
ほかには、SNS、動画配信サイトでの地域限定広告の配信、各イベントでのPR、市関連施設でのポスター掲示やチラシの設置などで周知を図っております。
次に、3健康記録アプリeダイアリー健康ポイントの活用についてでありますが、(1)概要は、eダイアリーアプリでためた健康ポイントで江別商工会議所から協賛を頂いた賞品が当たる抽せんに応募ができます。
500ポイント1口で、複数口の応募を可能としており、賞品について、今年度は、江別特産品セット5,000円相当を5名に、クオカード1,000円分を1,500名としております。
(2)賞品交換のスケジュールにつきましては、10月から翌年1月までを応募期間とし、事務局で抽せんをした後、2月に賞品発送のスケジュールで進めていきたいと考えております。
最後に、4その他ですが、群馬県前橋市において、eウオッチを配付し、試験的にeダイアリーアプリを利用していただけるよう協議を進めているところであります。
以上です。

委員長(徳田君):ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。

高橋君:2eウオッチ貸与について、10月1日から再開されているということでしたが、以前、貸与を行っていた時期も含めて、現在貸与されている台数が何台になるのか、教えてください。

デジタル政策担当参事:現在のeウオッチの貸与数でございますけれども、前回の配付時等を含めまして、全部で6,555台を貸与しております。

高橋君:そのeウオッチを貸与されている方は、皆さん、eダイアリーを利用されているのかどうかという点を把握されているのでしょうか。もしかしたら、この貸与されたeウオッチは使わないけれども、eダイアリーを利用している方もいらっしゃるのかどうか、そのあたりはどのような仕組みになっているのかも含めて説明してください。

デジタル政策担当参事:eウオッチの使い方という御質疑かと思うのですけれども、現在、こちらのeウオッチとeダイアリーは対になる仕組みになっております。そこで、eウオッチとeダイアリーをアプリでペアリングをして、eウオッチのデータがeダイアリーに連携されることになっております。
ですから、eウオッチを使っていただいている方につきましては、eダイアリーアプリをインストールしていただいて、現在使っていただいている状況でございます。

高橋君:eダイアリーの利用者は、貸与数の6,555台と同じ人数ということなのか、確認させてください。

デジタル政策担当参事:アプリのインストール数という御質疑かと思うのですけれども、現在、eウオッチは6,555台貸与しておりまして、eダイアリーのインストール数につきましては5,387人となっております。この差というのは、今、企業にもいろいろと協力していただいておりまして、まだ御本人のところに届いていないという方がいると思っておりますので、徐々にこの差は縮まっていくのではないかと考えております。

高橋君:マイナンバーカードを取得していないものですから、そのあたりの具体的なことがぴんとこないので、細かいことを教えていただきました。
それと、健康ポイントの活用の説明の中で、商品などが当たる抽せんに応募ができるということになっておりますけれども、それなりに限られた人数だなとお見受けしたのですが、これは協賛いただいた範囲で可能な件数ということで設定されたのでしょうか、確認させてください。

デジタル政策担当参事:健康ポイントの協賛の商品という御質疑かと思うのですけれども、今おっしゃられたとおり、現在、商品については、江別商工会議所から協賛を頂いた江別特産品セットを5名に、クオカードにつきましては、実施事業者と協議の上、1,000円を1,500名とさせていただいたところでございます。

高橋君:予算上可能な範囲でという設定なのかと思いました。
もう1点お伺いしておきたいのですけれども、1生涯健康プラットフォーム実装協議会についての説明の中の活動内容の2当面は、北海道内自治体及び連携が期待される北海道外自治体へのサービス展開に取り組むということについて、これまでも一定のPR等をされてきたかとは思いますが、感触としてどうなのか、この間の手応えなど把握されている範囲でお聞かせください。

デジタル政策担当参事:今後の他自治体への展開ですが、北海道外自治体に関しましては、現在、群馬県前橋市に協力を求めているところでございます。まずは私たちのようなデジタルに関わる部署で使っていただいて、どのように展開していくのかは、今後、協議を進めていくところでございます。
北海道内自治体に関しましては、まずは近隣自治体に声をかけさせていただくというところで進めております。まだ具体的にお話を頂いているところではないのですけれども、継続して連携が図れるよう協議してまいりたいと考えております。

高橋君:まずは近隣自治体というのは、恐らく、顔が分かる範囲でということだとは思うのですけれども、離れていても特に支障はないと思います。近隣でつながりのある範囲で実績をつくった上で、それもPRの材料になると思いますので、さらに広げる展開を想定されているのかとは思いますが、距離に関係なく、参加していただける可能性はあると思いますので、その辺は近隣でやってからでないと外に行けないとはならないようにしていただければいいなと思っていることだけお伝えしておきます。

委員長(徳田君):ほかに質疑ございませんか。

藤城君:群馬県前橋市と一緒に、今後、eウオッチを配付して取り組むと書いていますけれども、このeウオッチは江別市で配付している物と同じなのか、また別なeウオッチを取り入れて試験を検討しているのかという点をお聞かせください。

デジタル政策担当参事:群馬県前橋市に協力を求めているものにつきましては、現在、江別市で配付している物と同じ機種になります。

藤城君:そうであれば、江別市と全て同じような形で利用していただいて、その結果を共有するのでしょうか。

デジタル政策担当参事:今、委員がおっしゃられたとおりの認識で間違いございません。

藤城君:そうであれば、今現在、いろいろとしっくりこないところだとか、江別市で分かっているようなことも共有していると思います。配付してから1年以上たちまして、中身についてもこの団体と検討して、この構成企業が営業活動もできると思いますので、収益が得られるかどうかというのはあるとは思うのですけれども、その辺を群馬県前橋市あるいは近隣自治体と共有しながら行ってほしいという要望でございます。

委員長(徳田君):ほかに質疑ございませんか。

髙柳君:私も、その他の群馬県前橋市へのeウオッチの配付についてお伺いしたいと思います。
まず、協議中ということだったので、協議の進捗状況と、これは、今、藤城委員の質疑にもあったのですけれども、どのような情報を得られることを期待して試験的な取組を予定しているのか、もう少し具体的に教えてください。

デジタル政策担当参事:群馬県前橋市との連携というところですけれども、定期的に意見交換をさせていただいている状況でございます。
10月に一定程度のeウオッチを群馬県前橋市に送って、今使っていただいているという現状です。
その中で、まずは市のデジタル関係の職員に操作をしてもらって、どういう機能が必要なのか、その専門的な意見を聴くために使っていただいているところでございます。

髙柳君:まずは、江別市からeウオッチの一部を送付して、職員に使ってもらっているということは理解しました。
まだ協議が続いていて、まずはということだったので、これからまた追加でeウオッチを配付していくのかと思ったのですけれども、先ほどの質疑にもありましたとおり、江別市と同じeウオッチを使っているということで、今、江別市内で6,555台を貸与していて、残りは3,000台ぐらいあるのでしょうか。その中からの貸与になると思うのですけれども、例えば、目標値の設定で、これから何台貸して、その中からどういう情報を得ていこうという細かいイメージはこれから協議していくという理解でいいですか。

デジタル政策担当参事:今後のeウオッチの配付ですけれども、今、委員がおっしゃられたとおり、そこについては、今後、群馬県前橋市と協議してまいりたいと考えております。

髙柳君:細かいところはこれから協議していくことを教えていただいたのですけれども、できれば、せっかく協力していただくことになりますし、何か目標値を設定して有益な情報が得られるように引き続き取り組んでいただければと要望します。

委員長(徳田君):ほかに質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
次に、イの生成AIに係る本格利用の開始についてを議題と致します。
本件に対する報告を求めます。

行政デジタル化担当参事:生成AIに係る本格利用の開始につきまして御報告いたします。
資料の3ページを御覧ください。
まず、1背景でありますが、生成AIを業務に活用する可能性を検討するため、本年6月から実証利用を行い、このたび、生成AIの有効利用を確認するとともに、職員が安全かつ効果的に利用するためのガイドラインを策定したことから、生成AIの利用を12月から本格的に開始する予定であります。
次に、2実証利用の概要、(1)経過につきましては、企画政策部内での実証利用、全庁での実証利用、職員アンケートを実施するなど、段階を踏んで検証を進めてきたものであります。
次に、(2)実証に利用した生成AIの特徴と致しましては、総合行政ネットワーク(LGWAN)で利用することができ、入力した情報を学習しないようになっております。
次に、(3)職員アンケートの結果についてでありますが、利用したおおむね9割の職員が仕事の効率が向上する、今後も利用したいと回答しております。
なお、職員アンケートの詳細につきましては、資料の4ページから5ページのとおりでありますので、御参照をお願いいたします。
次に、3期待される効果と致しましては、文書作成や要約、アイデア出し、パソコン操作などに利用され、事務作業の軽減につながるという声が聞かれており、業務効率化や職員のスキル向上、市民サービスの向上等の効果があるものと期待しております。
次に、4ガイドラインについては、個人情報や機密情報の入力禁止、職員による確認等、生成AIを安全かつ効果的に利用するためのルールを定めております。
なお、詳細につきましては、資料の6ページから7ページのとおりでありますので、御参照をお願いいたします。
最後に、5今後については、利用状況や成果について、定期的にフィードバックを収集し、改善に役立て、業務の効率化及び生成AIの推進を図りたいと考えております。
以上です。

委員長(徳田君):ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。

髙柳君:生成AIの利用については、以前からLGWAN上で使えるようなシステムを何か本格的に導入していく方向性であるとお伺いしていたのですけれども、このたびの試験的な御利用を続けていただく中で、具体的に利用してきた生成AIの種類について、3つぐらいアンケートにも名前が出ております。まず、アマゾン社の自治体AIZevo、日本情報通信株式会社のNICMA、もう一つexaBase生成AIが出ているのですけれども、いろいろと使用してみて今後どれを使っていくという具体的な方針がもう決まっているのか、それとも、これからその部分も検討していくのか、分かれば教えてください。

行政デジタル化担当参事:資料5ページの(11)の3つの生成AIを実証利用したところでありますけれども、この中の3exaBase生成AIを利用するということで、現在、手続中でございます。

髙柳君:今、3exaBase生成AIの利用を検討中ということですけれども、この3つを使った中で、exaBase生成AIに決めようと検討を進めている理由、決め手があれば具体的に教えてください。

行政デジタル化担当参事:今回実証利用したサービスの中で、機能性テスト、安全性、経済性なども考慮して、こちらを進めているところですけれども、特にexaBase生成AIの場合、運用サポートの提供が充実している点が挙げられまして、例えば、オンライン研修や問合せ窓口があるということで、こちらを進めているところでございます。

髙柳君:選定された理由が機能性や安全性、研修の充実に重きを置いているということで安心しました。
このあたりは第一条件なので安心したのですけれども、システムを導入するに当たって利用料も毎月なのか年単位なのか、かかってくると思うのですが、このあたりも比較してのことなのでしょうか、金額など何か具体的に比較して分かる情報があれば教えてください。

行政デジタル化担当参事:費用面ですが、このexaBase生成AIの正式な申込みはこれからですので、あくまでも見込みということですけれども、今年度については、月額10万円程度と初期費用が10万円かかる形です。消費税もかかりますので、60万円程度の費用というところです。
問合せ窓口、研修は、ほかのサービスにはないので、それも比較すると、経済的にすごくよいというところでございます。

髙柳君:確認が続いて申し訳ないのですけれども、exaBase生成AIは月額10万円程度でした。
自治体AIZevoやNICMAは、月額ベースだと大体幾らぐらいになるのですか。

行政デジタル化担当参事:この場合ですが、料金プランがそれぞれ違っていまして、単純に比較できないところがあります。
特に、今回については初期で導入するということで、アンケートの中にも(8)利用に必要な支援ということで、初回についてはプロンプトの事例が欲しいといった支援が特に充実しているということで、その面を含めて費用面でexaBase生成AIが非常によかったということで、こちらを進めているということになります。

髙柳君:単純に比較はできないのだけれども、総合的に考えて、費用面でも優れているし、内容も優れているという点で精査されて選ばれたというふうに理解します。
まだ決定ではないということですけれども、おおむねこれでいこうというところの理解でよろしいでしょうか。

行政デジタル化担当参事:御指摘のとおりでございます。

委員長(徳田君):ほかに質疑ございませんか。

干場君:確認ということでお伺いしたいと思います。
ガイドラインの中にも生成AIを利用できる業務の範囲が示されているのですけれども、今後、本格利用がスタートして、ある一定程度、慣れてきた後には、この業務範囲は拡充するような想定でいるのかどうか、まず、その点について、現段階でお分かりになる範囲内で教えてください。

行政デジタル化担当参事:現在、利用の主体は個人の担当業務レベルという形になっております。実証事業のときにも、希望者を募って参加してもらうという形でした。
担当としては、まず機密情報・個人情報は扱えないということで、それ以外の行政の様々な業務があるのですけれども、そちらのほうにいろいろと活用していただきたいということで、期待をしております。

干場君:生成AIで仕上がった業務文書は、最終的なチェックといいますか、出来上がったものにさらに手を加えるみたいなことも記されているのですけれども、最終的なチェックはどういう立場の人がチェックをして出来上がった行政文書と確認されるのか、その点についてお伺いします。

行政デジタル化担当参事:当然、生成AIの場合、そのまま使うことはあり得ないです。本人が業務担当者として確認するのは当然ですけれども、資料の7ページ、江別市生成AIガイドラインの7結果の取扱いにおける遵守事項ですが、外部に公表する場合は必ず所属長の承認を得るということで、生成物というのはあくまでも生成したものです。我々発信者の責めになりますので、そこはこのガイドラインに記載のとおり、必ず確認して、外部に出す場合には所属長の承認を得るということで、江別市生成AIガイドラインを策定しているところであります。

干場君:その点については理解しました。
それと、先ほど様々な部署で、業務範囲内で生成AIを活用していきたいということだったのですけれども、少し考え過ぎな面もあるのかもしれませんが、現状であれば職員の負担軽減ということにもなろうかと思います。ともすれば職員の削減につながりかねないというようなことも若干懸念します。
こういう生成AIでつくる業務と現存の職員は、今後に向けて切り離して捉えているということでよろしいのか、そこについて確認をします。

行政デジタル化担当参事:市役所には様々な業務があって、その中で、例えば文書の作成はすごく時間がかかると思います。そういったものを削減して、今までかかっていたものを、ほかの市民サービスに直結するような業務に振り分けてほしいという業務改善の一環になりますので、市役所全体の業務は大きくてなかなか分からないですけれども、今まで不効率だった部分をなるべく効率化してほしいという期待をしております。

干場君:職員だけではなくて会計年度任用職員の範囲まで広がるような話にも感じられますので、そのあたりは適正に取り組んでいただきたいと思います。

委員長(徳田君):ほかに質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
暫時休憩いたします。(10:30)

委員長(徳田君):委員会を再開いたします。(10:31)
次に、ウの道立高等養護学校の誘致活動の状況についてを議題と致します。
本件に対する報告を求めます。

政策推進課長:道立高等養護学校の誘致活動の状況について御報告いたします。
資料の8ページを御覧願います。
まず、1江別市への道立高等養護学校誘致期成会設立の経緯につきましては、江別市を含めた札幌圏の障がいのある子供たちが、住み慣れた地域で適切な教育を受けられるよう、平成27年3月で閉校となった旧札幌盲学校跡地に高等養護学校を誘致するため、市内各団体等の協力の下で、平成23年11月に江別市への道立高等養護学校誘致期成会が設立されたものであります。
次に、2誘致活動の主な経過につきましては、平成23年11月の第1回江別市への道立高等養護学校誘致期成会総会を開催後、当期成会所属団体の協力により4万303筆の署名を得るとともに、市議会においては、江別市への道立高等養護学校の早期設置を求める意見書が可決されております。
平成24年2月には、北海道議会へ請願書、北海道と北海道教育委員会へ要望書に署名を添えて提出し、平成27年3月には、北海道議会で請願が採択されております。
当期成会では、これまで16回の総会を開催し、北海道と北海道教育委員会へ12回にわたり要望書を提出しております。
次に、昨年の総会及び要望書提出以降の活動では、7月26日に第16回江別市への道立高等養護学校誘致期成会総会を開催し、8月29日に、市長、市議会議長、江別市への道立高等養護学校誘致期成会会長、副会長と北海道議会議員による要望活動を行ったところであります。
要望活動においては、ココルクえべつの隣に高等養護学校が設置されることで、きめ細やかな職業教育が受けられる環境が整い、一層の相乗効果が見込まれること、また、進学希望者数だけではなく、共生のまちづくりへの取組や、道央圏内の配置バランス等も勘案の上、検討願いたい旨を述べ、早期の学校設置について、強く要望したところでありますが、本年9月3日に北海道教育委員会が公表いたしました令和7年度公立特別支援学校配置計画には、当市への学校配置についての記載はございませんでした。
なお、要望書の内容につきましては、資料の9ページから12ページのとおり、要望活動の概要については、資料の13ページから15ページに記載しておりますので御参照いただければと思います。
また、北海道教育委員会から公表された令和7年度公立特別支援学校配置計画を別冊資料として提出しておりますので、こちらも御参照いただければと思います。
今後も、誘致活動につきましては、江別市への道立高等養護学校誘致期成会と連携しながら、北海道及び北海道教育委員会に強く要望してまいりますので、引き続き市議会の御支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
以上です。

委員長(徳田君):ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。

高橋君:何点か確認させていただきます。
今ほどの報告の中にも進学希望者数のことが少し触れられていたかと思うのですけれども、江別市内で、いわゆる高等養護学校、特別支援学校高等部への進学希望者がどのくらいの人数で推移してきているのか、把握されていましたらお伺いします。

政策推進課長:大変申し訳ございませんが、市内の入学希望者数については、今日は持参しておりません。

高橋君:教育部とも連携しながらやらなければならないことですし、本当に企画政策部でこの仕事をするのは大変なことだろうと思っておりますので、結構です。
実は、進学希望者がどの学校に進学しているのかということが気になっていたのです。近隣の送迎のある学校であればまだしも、さらに遠くの学校に進学せざるを得ないお子さんがいるのではないかということが心配でしたし、近隣の高等支援学校に通っているお子さんであっても、送迎のバスの都合で、通学の仕方というか、時間帯が変わるなどして、保護者の方たちが苦労されている様子もお聞きしております。
やはり特に当事者の声をしっかりと把握して、それを北海道教育委員会に伝えることが必要だと思いますけれども、教育部はそういうことを把握していると思いますが、それを企画政策部と教育部で共有して、こうした場に臨むということがされているのかどうかについて確認させてください。

政策推進課長:教育部との連携ですけれども、随時、意見交換等を行っておりますし、江別市への道立高等養護学校誘致期成会の総会には教育部の担当にも出席いただくなど連携を取っているところでございます。先日も、高等支援学校の見学に教育部の職員と一緒に動くなど、随時、連携を取っていると考えております。

高橋君:設置を決定したとしても開校するまでに年数がかかりますので、今、中学生よりも小学生のお子さんをお持ちの方にとって、一年でも早くという思いですごく待たれていることだと思いますので、実情などもしっかりと把握しながら対応していっていただければと思います。
北海道としても、ココルクえべつの取組については高く評価していただけているようで、実際、実習場所としても活用されていると伺っております。当市としても、隣接する場所に高等養護学校を建てることを想定していたからこそ頑張って設置をされたと思うのです。ただ、旧札幌盲学校の建物自体は老朽化してもう使える状態ではないと思いますが、その場所を利用して設置をしていただきたいということで要望しているという理解でよろしいのか、確認させてください。

政策推進課長:ココルクえべつの整備の経緯も含めてということですけれども、今、委員から御指摘がありましたとおり、高等養護学校の誘致をしている大麻地区においてということで、ある意味、先行的な形でココルクえべつを整備した経緯もございます。
それで、建物に関しては大分古くなっているのですけれども、現在でもココルクえべつの隣に設置されることによって生じる相乗効果を訴えておりますので、あくまでもあの場所と考えております。

高橋君:もし北海道教育委員会との懇談の際にお話を伺っていればですけれども、資料の最後にインクルーシブ教育に触れている部分があるのですが、支援が必要なお子さんの場合、特に高校卒業後の進路がすごく重要になってくると思うのです。そういう点で、特別支援学校ではない学校に進学した場合のサポート体制が十分取られているのかどうかということがすごく心配になってくるのですけれども、そうしたことについて、この懇談の中で何か触れられるようなことがあったかどうか、お伺いします。

政策推進課長:恐らく、この要望活動外のことも含めてというふうに認識しておりますけれども、北海道教育委員会との意見交換では、今年度初めに訪問して意見交換をしているところでは、北海道教育委員会のコメント概要にもありますとおり、学級数の話や今の委員から御指摘がありました高等養護学校だけではないと思いますが、卒業後の就労定着支援というか、就労定着の問題について認識をお互いに共有している状況です。普通の高校と高等養護学校と分けて話したわけではないのですけれども、卒業後の定着支援が必要だということで、一応、お互いに認識を共有している状況でございます。

高橋君:企画政策部の仕事ではないと思いますけれども、やはり高等養護学校であれば先生たちが就職先を探すことですとか、たくさんノウハウを持っていらっしゃいますので、例えば、定時制や通信制に進学された場合に、そうしたサポートが十分受けられるのかどうかということも本当に大切な問題になってくると思います。
これは、どちらかというと、教育部や健康福祉部の仕事になると思いますけれども、ぜひ北海道教育委員会等と交渉する際に、江別市側としても教育や福祉の部門との情報共有をしながら、お子さんたちが将来困ることのないように配慮し、充実した北海道教育委員会等との懇談にしていっていただきたいということを申し上げて、終わりにします。

委員長(徳田君):ほかに質疑ございませんか。

干場君:若干水を差すような質疑になってしまうかもしれないのですけれども、江別市への道立高等養護学校誘致期成会ができて16年余り、要請活動が今年で12回目となっております。近年そうだと思うのですけれども、北海道教育委員会のコメント概要もなるほどなというところがあると思っています。
つまり、今後、児童生徒は減少ぎみで、いわゆる高校も空き教室が増えてきている中、そもそものインクルーシブが少しずつ行われ始めており、さらに、実際、ここで設定している就労というのは、どちらかというと、A型就労と言っているのです。そうなると、A型につながるような特別支援学校の必要性がどうなのか、要するに、もう十何年もたっておりますから環境も随分変化していると思っています。
それで、当初、動かれたときは、たしか市内で回覧板で署名を集めて4万筆ということだったのですけれども、そうした誘致に対して違和感を持っている保護者も若干おりました。
つまり、インクルーシブ、共に学ぶという中で、そのときに求められていたのは、自力通学ではなくて、むしろ寄宿、いわゆる重度の方の施設で、軽度の方が入所されることで重度の方があふれてしまったため、そこに大きな課題があったと思うのです。
その当時、この課題もあって求められていたことも私は認識しているのですけれども、今後に向けて、児童生徒は減っていくし、高校の空き教室は増えていきます。江別市の中学校の通級なども拡充されて、いろいろな意味で共に学びながら、地域の方とも交流しながら育っていくということが、少しずつですけれども進んでいる中で、あくまでも、今後も同じようなフレームで市として進めていくのかどうか。今すぐ答弁は出ないと思うのですけれども、やはり時代の流れと本来の意味でのインクルーシブを考えたときに、この運動をどう捉えていくかということも今後のテーマにもなるのではないかというふうに思っているのです。その辺、現行で考えていることがあれば、教えてください。

政策推進課長:今後についての考えがあればということだと思いますけれども、資料にも記載しておりますが、北海道教育委員会としても、引き続き意見交換をお願いしたいと、今回の要望活動で言われているところであります。
ただ、今、御指摘もありましたけれども、平成23年の江別市への道立高等養護学校誘致期成会設立から長い間経過しているものの、誘致が実現していない事実もあります。一方、人口減少の傾向ですとか、札幌市に高等養護学校等が平成29年に開校するといったこともありまして、当時と今では状況が変化してきたという要素があると認識はしています。
江別市への道立高等養護学校誘致期成会と致しましては、高等養護学校を旧札幌盲学校跡地に誘致したいという思いは変わっておりませんので、市としても今後の状況変化を見極めながら引き続き要望活動を継続していきたいと考えております。

干場君:現行でも、児童生徒と連携を密にすれば、地域とのコミュニケーションはできる可能性が十分にあると思いますので、今後の活動と合わせて、そういったことも教育委員会と連携しながら進めていただきたいと思います。

委員長(徳田君):ほかに質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
次に、エの行政改革推進計画の取組状況についてを議題と致します。
本件に対する報告を求めます。

政策推進課長:行政改革推進計画の取組状況について御報告いたします。
資料16ページをお開きください。
A3横判の資料になるのですが、江別市行政改革推進計画の取組項目ごとに設定している指標の進捗状況を一覧にしたものです。
江別市行政改革推進計画では、この表の一番左の欄に記載しております江別市行政改革大綱の3つの基本目標ごとに23の取組項目を進めることとしておりまして、それを一覧としております。
次に、資料17ページを御覧ください。
ここからは、各取組項目の詳細について、特に変化の大きいものについて御説明させていただきます。
まず、基本目標1市民参加と協働による行政運営についてです。
(1)情報共有の推進の取組項目は双方向を意識した情報共有の推進で、SNSの活用やオープンデータ等を通じて、市と市民、双方向の情報共有を推進するものです。
3つある指標のうち、指標1SNS等広報媒体(フェイスブック等)のフォロワー数については、LINEの公式アカウント開設などにより大きく増加しておりまして、目標値を上回っております。
また、指標3出前講座開催回数については、新型コロナウイルス感染症の5類感染症移行などが要因と考えておりますけれども、増加傾向にあり、目標値を上回っております。
資料18ページを御覧ください。
(3)協働に取り組む人づくりの取組項目は協働に対する意識の醸成で、地域イベントへの若手職員の派遣や、協働を担う各種団体等への支援を通じて、市職員や市民の協働に対する意識を醸成するというもので、指標である協働によるまちづくりが進んでいると思う市民割合は、ほぼ目標値と同じとなりました。
資料20ページを御覧ください。
基本目標2意識と能力の高い職員による柔軟な行政運営のうち、(3)職員のワーク・ライフ・バランスの確保の取組項目1は、職員の仕事・子育て・女性活躍推進に関する行動計画の推進で、職員のワーク・ライフ・バランスが図られるよう努めるというものです。
2つある指標のうち、指標1育児休業取得率について、所管課による令和5年度の取組や期間内の評価にも書かれておりますけれども、ガイドブックの作成や対象職員への案内などによる制度周知、管理職向けの研修などによる男性の育児休業への理解への高まりもありまして、男性の取得率が59.4%となり、順調に増加しております。
次に、資料23ページを御覧ください。
(7)災害対応力の高い職員の育成と組織づくりの取組項目は職員の災害対応能力の向上で、計画期間内に全職員が訓練を経験するように努め、組織としての災害対応力の向上を図るというものです。
成果指標の職員の訓練参加率については、新型コロナウイルス感染症の影響により、計画期間中、訓練の中止や規模を縮小したことから、累計した参加者数の割合は65.4%と、目標の100%には届きませんでしたが、所管課による5年間の評価にも書かれているとおり、総務部が実施しております防災訓練の対象から外れることが多い医療職を除きますと、95%程度の参加率となることから、一定の水準に達したものと考えております。
次に、資料24ページを御覧ください。
基本目標3健全な財政と行政サービスの向上を両立させた行政運営については、(1)財源の確保の取組項目2ふるさと納税の推進など財源確保に向けた取組で、指標1ふるさと納税の収納額は、返礼品の登録数増加などにより、目標値を上回っており、この5年間で江別市のPRにも寄与したと考えております。
次に、資料25ページを御覧ください。
ページ中段、(3)業務分析による事務等の簡素化の取組項目であります事務事業評価による事務改善等については、指標1まちづくり政策に係る成果指標の目標達成割合は83.9%で、前年度、前々年度を上回ったものの、目標値には届きませんでした。
各取組項目の主な結果については以上でございますけれども、引き続き、江別市行政改革大綱に定める3つの基本目標に係る成果指標の進捗について御説明いたします。
別冊資料2江別市行政改革推進計画(2019年度から2023年度)の1ページ目を御覧ください。
ここでは、江別市行政改革大綱に定める3つの基本目標の進捗を図るための成果指標を記載しております。
2023年度を見ますと、基本目標1では成果指標1と2で初期値を上回りましたが、3では下回っております。
また、基本目標2の成果指標は、いずれも初期値を下回ることとなりました。
基本目標3につきましては、成果指標1連結実質赤字比率は、ゼロということで赤字はないことを示しておりまして、成果指標2実質公債費比率についても、目標である18を下回るとともに、成果指標3については、初期値を上回る結果となりました。
以上です。

委員長(徳田君):ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。

高橋君:まず職員の育児休業の取得率ですけれども、男性職員の取得率が伸びていること自体は望ましいことだと思うのですが、この結果を踏まえると、さらに向上させることを次の目標に設定する必要が出てくるのではないかと思います。職員の意識としてそういう方向にあると把握されているのかどうか、ざっくりしたところで結構ですので、教えてください。

政策推進課長:男性の育児休業取得率が伸びていることについてということですけれども、順調に増えてきている状況にあります。
今後につきましては、現行の特定事業主行動計画、江別市職員の仕事と子育て、女性活躍推進に関する行動計画の見直しを令和7年度に予定されておりますので、現行の目標の見直しをするとすれば、このタイミングであるというふうに考えております。今年度からスタートしました新しい江別市行政改革推進計画の中にも向上という形でこの取組項目を入れているところでございます。

高橋君:望ましいのは100%になることだと思いますので、ぜひ今後も意識的に進めていただきたいと思います。
少し細かいところで申し訳ないのですけれども、基本目標3健全な財政と行政サービスの向上を両立させた行政運営の(3)業務分析による事務等の簡素化の中で、庁内文書の電子化自体は必要なことだとは思うのですが、タブレットPC等の導入ということが書かれております。等とついているので、大丈夫だろうとは思いますけれども、どのような作業をするために何を導入するのかということが大事だと思うのですが、特定の機種にこだわってのことではなくて、使い勝手、利用目的なども含めて検討していく方向であるということでよろしいのでしょうか。
ずっと検討が続いているので、慎重に検討されていると思いますが、その点の方向性をお伺いします。

政策推進課長:タブレットPC等の導入でございますけれども、こちらは文書の電子化と紙の削減というアプローチからの行政改革の取組項目となっていたものであります。
これまでの検討結果としましては、庁舎の建て替えのこともありましたので、それを見据えた文書管理の方法を含めた検討を行っている状況であります。
日常業務の中では、既にノートパソコン、デスクトップパソコンを活用しておりまして、一定程度文書の電子化、紙の削減という形はできております。タブレット端末と限定しますと期間内には具体的になっておりませんけれども、今後もタブレット端末が必要な場面を含めた検討内容というふうに考えております。

高橋君:最後になりますけれども、別冊資料で説明していただいた中で、やはり職員の意識の問題の部分がすごく心配です。
基本目標2の意識と能力の高い職員による柔軟な行政運営の中で、1職員の意見が施策に反映できる組織・制度になっていると思う職員割合のパーセンテージの数字自体はともかくとして、下がってきている傾向にあるということはやはり課題があるのではないかと思います。
また、コミュニケーションの部分も、メンタル面でのサポートも含めて、コミュニケーションが良好かどうかというのはすごく大事なことだと思います。
このあたりは重要な課題になってくるのではないかと思いますが、この結果を受けてどのように考えておられるのか、部内で話し合っていることなどがあればお伺いします。

政策推進課長:江別市行政改革大綱の施策に自分の意見が反映できる組織化の指標ということかと思いますけれども、御指摘いただきましたとおり、数値の上昇が目標ではあったのですが、残念ながら低いままとなっています。
こちらはアンケートで取得している数字ですけれども、その自由意見を見ますと、職員提案制度があって職員の意見や施策が事務改善に反映されているというような意見もあって、そういった制度自体が整備されているという意見がある一方で、自分の考えが管理職層の理解をなかなか得にくいという意見も結構見えてきているところでございます。
この点につきましては、指標がこの状況でありますので、先日行われました外部委員会の江別市行政改革推進委員会の中でも、今後、委員会としても内部的な指標について注視していきたいというような御意見もありまして、今後もこの向上に努めていく形になろうかと思います。

委員長(徳田君):ほかに質疑ございませんか。

干場君:前段、高橋委員から御指摘のありました、コミュニケーションのところがどんどん下がっているというのは非常に問題だと思います。コミュニケーションについて、それぞれの職員がどういう意識でこのような形で数値化されたという詳細は分かりませんけれども、ここは非常に重要で、そこが改善されなければ、上の職員の政策提案にもつながってくる話だと思います。同じような発言になりますけれども、ここについて、私からもしっかりと改善に努めていただきたいと申し上げておきます。
それと、基本目標1市民参加と協働による行政運営の成果指標として3つ挙げられていますけれども、ここで一番重要なことは個々の職員自体が協働という意識をどのように持っているかということだと私は思っております。協働事業ができたから、増えたから、イコール協働のまちづくりが進んでいるとはならないと思います。それは一つの指標だとは思いますけれども、事業を進めるに当たっての進め方というのを、これまで幾つか大きな事業が変わる中で非常に疑問を感じる進め方をされている部局があったと認識しております。
今、江別市自治基本条例の見直しもしておりますけれども、傍聴させていただいて、正直言って、職員もそこに意識がどうなのかということをしっかりと議論している場面があまりないのです。私は、市長も代わったということもありますので、協働とは何か、協働していくために行政としてどういうステップでその行政としての手続を進めていくのかといったことは、改めて内部議論していただきたいと思っております。
この辺のところは、全部、目標が上向きなのはいいと思うのですけれども、今私が申し上げたことについて、庁内でその辺の意識といいますか、何か議論があったのかどうか、どういう御認識でいらっしゃるのか、もしあればお伺いをします。

政策推進課長:直接は生活環境部の所管になろうかと思いますけれども、市民参加、市民協働についての職員への意識啓発について重要というふうに考えています。
やはり行政だけではできないこと、あるいは、市民の皆さんと一緒につくり上げるもの、そういった既存のイベントや出前講座など、いろいろなものがあろうかと思いますけれども、直接市民の方と触れ合って一緒に何かやっていく機会を捉えながら、職員が成功体験を積み上げていくことで意識啓発ができると思っておりますので、引き続き市民協働というものに対する意識啓発を生活環境部などとも協働しながらやっていきたいと思っております。

干場君:プロセスが非常に重要だと思っておりますので、こんなに分かりやすく説明しているとか、こういうものもある、ああいうものもあるというのは、それはよく分かるのですけれども、プロセスをもう少し重要と捉えて今後も進めていただきたいと思います。

委員長(徳田君):ほかに質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
次に、オの第2期江別市強靱化地域計画の改定についてを議題と致します。
本件に対する報告を求めます。

総合計画・総合戦略担当参事:それでは、私から、第2期江別市強靱化地域計画の改定について御報告申し上げます。
資料の28ページを御覧ください。
初めに、1改定理由でありますが、令和6年9月17日付文部科学省通知によりまして、令和6年10月1日現在の江別市強靱化地域計画に、学校施設の防災機能強化に係る事業が推進事業として明記されている場合に、交付金特別加算(3%)の対象となることが判明したことにより、この交付金獲得に向け、必要な改定を行うこととしたものであります。
次に、2主な経過については、まず、令和6年9月20日に、ほかに改訂が必要な事例がないかについて、各部局に照会を行ったところであります。
その結果により改定案を取りまとめ、令和6年9月26日に、江別市強靱化地域計画推進本部会議を書面にて開催し、令和6年9月30日に市長決裁にて改定を行ったところであります。
3対象事業及び改定内容については、資料29ページから31ページの新旧対照表に記載のとおりであります。
また、改定後の第2期江別市強靱化地域計画を別冊資料3として添付しましたので、御確認いただければと思います。
なお、国では、この国土強靱化地域計画に基づき実施される取組に対して、関係府省庁の交付金、補助金を中心とする支援策を予算年度ごとに用意しており、今後におきましても、こうした別表の改定などの軽微な改定が、都度、見込まれるところであります。
そのような場合には、迅速な対応が必要になると見込まれることから、今後におきましても、今回の対応と同様に対応したいと考えているところであります。
以上です。

委員長(徳田君):ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
次に、カの地域公共交通活性化協議会についてを議題と致します。
本件に対する報告を求めます。

公共交通担当参事:それでは、令和6年度第2回江別市地域公共交通活性化協議会の開催結果について御報告いたします。
資料の32ページを御覧ください。
まず、(1)開催日時等につきましては、記載のとおりであります。
次に、(2)当日の内容でありますが、報告事項が2件、協議事項が1件でございました。
主な概要を説明いたします。
まず、報告事項の1地域公共交通確保維持事業に係る計画の認定についてですが、北海道中央バスが運行する野幌見晴台線について、国の補助金を活用するために作成した当該計画の内容が国から承認を受けた旨の報告があったものです。
次に、2江別市地域公共交通計画の評価等についてですが、令和5年度における当該計画の達成状況等について報告があったものです。
次に、協議事項の1野幌駅北口からボールパーク間の実証運行についてでありますが、JR野幌駅北口と北広島市内のボールパークを結ぶこのバス路線は、令和5年3月30日から実証運行を実施し、需要の把握を行ってきたところですけれども、運送事業者から、実証運行の継続について提案があったことから、内容について協議が行われ、承認されたものであります。
本格運行へ移行する場合は、ノンステップバスの導入が要件となることから、3年目の実証運行については、現在使用している観光バスなどで使われているハイデッカーに加え、ノンステップバスを試験的に導入するとともに、乗客の誘導、整理、集金等に携わるスタッフの経費を考慮し、運賃について500円から700円への値上げを行い、改めて需要等の検証を行うものであります。
次に、その他として、ジェイ・アール北海道バスが運行するゆめみ野線に係る報告がありました。
上江別公園を始点とし、JR江別駅を経由し、JR新札幌駅を終点として運行しているゆめみ野線が、今年11月末をもって運行終了となる予定であり、その影響が最小限になるよう、上江別公園とJR江別駅を結ぶ路線の新設や、JR江別駅とJR新札幌駅を結ぶ路線の継続運行のほか、JR江別駅における乗継ぎの利便性向上のためのダイヤ調整等について、現在、北海道石狩振興局が調整役となって、ジェイ・アール北海道バスと沿線自治体で協議を行っているとの説明でした。
なお、当該路線は、朝の3便、JR新札幌駅行きのみの片側運行となっており、利用者については、ほとんどがJR江別駅までの利用であり、JR江別駅を越える利用者は、1便当たり1人から2人程度であります。
次に、バス運賃の値上げに係る報告がありました。
北海道中央バス、ジェイ・アール北海道バス及び夕張鉄道が運行するバスの運賃が今年12月1日から値上げとなる予定とのことです。
北海道中央バスについては、不足する乗務員の処遇を改善し、人材の確保につなげるとともに、燃料費高騰等に対応するため、札幌市における運賃の値上げに合わせて、初乗り運賃を200円から240円とするなど、平均2割程度値上げするものです。
また、ジェイ・アール北海道バスと夕張鉄道については、札幌市における運賃の値上げに伴い、札幌市と隣接する江別市においては、長く乗ったほうが安くなる逆転現象が生じることから、それを解消するため、江別市と札幌市にまたがる一部区間について、運賃を札幌市と同額の240円に値上げするものであるとの説明でした。
続きまして、資料の33ページを御覧ください。
以降につきましては、令和6年度第2回江別市地域公共交通活性化協議会資料の主なものを抜粋しております。
33ページは、令和5年度における江別市地域公共交通計画の評価等結果に関する資料で、当該計画において設定した目標値に対する達成状況や評価、次年度に向けた課題、取組などについて説明したものであります。
次に、資料の34ページを御覧ください。
こちらは、JR野幌駅北口からボールパーク間の実証運行に関する資料で、経緯、事業概要、スケジュール案について説明したものであります。
また、次の35ページが運行路線図となります。
最後に、資料の36ページは、令和5年度と令和6年度の公式戦における運行実績の比較表であり、今年度の利用者は、昨年度よりも6,021人多く、72日間の運行で、計6万3,206人となっております。
以上です。

委員長(徳田君):ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。

高橋君:1点確認させていただきたいと思います。
その他の中で、ジェイ・アール北海道バスで運行するゆめみ野線に係る報告があったということで、この朝3便のみの運行であることですとか、利用状況等について御説明いただきましたので、恐らく、利用される方も一定程度の想定がされる中で利用されているかと思います。やはり、通勤の場合、目的地までどれだけスムーズに行けるかということが大事だと思うのですけれども、それで乗継ぎ便はダイヤの調整でスムーズに乗りつけるようにということで、工夫を検討されていることだと思います。一旦、JR江別駅で降りて、さらに札幌市厚別区の新札幌方向に向かうバスに乗る場合は、乗継ぎ料金がなくて、新たにまた初乗りで料金が発生することになるかと思いますけれども、これまでと同じ対応ということでよろしいのか、それとも、乗継ぎすることによって何らかの割引が行われることも検討されているのか、もしも情報があればお伺いします。

公共交通担当参事:乗継ぎ料金についてでありますが、今回、JR江別駅で乗継ぎという形になりますので、乗り継いだ後はまた新たに料金が発生することになります。
その乗継ぎ料金の減額といいますか、割引について、ジェイ・アール北海道バスと協議は行っていたのですけれども、割引というものはなかなか難しいということで、現状のまま、新たにバス料金をお支払いいただくことになるかと思います。

高橋君:利用者にとっては残念なことだとは思いますけれども、ジェイ・アール北海道バスと協議していただけていたということで、市は頑張ってくださったのだなということは理解いたしました。

委員長(徳田君):ほかに質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
次に、キの野幌若葉町市有地利活用事業に係る契約候補者の決定についてを議題と致します。
本件に対する報告を求めます。

都市計画課長:私から、野幌若葉町市有地利活用事業に係る契約候補者の決定について御報告いたします。
資料の37ページを御覧ください。
1概要でありますが、市は、野幌若葉町市有地の利活用によりまして、子育て世代の定住促進や地域の活性化を図るため、市有地の売却先となる開発事業者につきまして、公募型プロポーザル方式により選定し、契約候補者として決定したものです。
次に、2対象地でありますが、資料に記載のとおりであります。
次に、3これまでの経過でありますが、別冊資料4の2ページを御覧ください。
下段の表に、これまでの経過を記載しておりますが、令和6年3月1日から6月10日までの期間で、プロポーザルへの参加を受け付けた結果、3者から申込みがあり、7月31日までの期間で応募書類を受け付けいたしました。
続いて、9月30日に江別市野幌若葉町市有地利活用事業者選定委員会を開催し、参加事業者からのプレゼンテーションを行い、選定委員の審査、採点により、契約候補者を選定したものであります。
次に、4審査方法・結果及び契約候補者でありますが、引き続き、別冊資料4の3ページを御覧ください。
まず、審査方法ですが、3ページの表に記載されている評価項目ごとに各選定委員が採点をし、その平均点の合計を事業評価点としております。
また、各事業者が当該市有地を購入しようとする価格に関しまして、表に記載の計算方法により、価格評価点を算出しております。
事業評価点を150点満点、価格評価点を50点満点、合計200点満点の総合評価点とし、最も高い得点の事業者を契約候補者として選定いたしました。
次に、審査結果につきましては、別冊資料4の4ページを御覧ください。
上段の表に記載のとおり、総合評価点が最も高い積水化学工業株式会社を契約候補者として選定し、その後、市長決裁により決定したものであります。
資料の37ページにお戻りください。
次に、5提案事業の概要でありますが、こちらは、契約候補者として決定した積水化学工業株式会社の提案事業の計画図になります。
まず、地域利便施設と致しまして、ドラッグストア、コンビニエンスストア、自治会館の機能を含めたクラブハウスのほか、住居系の土地利用と致しまして、戸建て用の分譲宅地を69区画、集合賃貸住宅を5区画20戸造成するとしております。
また、当該開発区域内の住民や各店舗の従業員等により管理組合を組織し、IoT技術を活用して専門のタウンマネジメント会社が運営をサポートする取組や、各区画への堆雪スペースの配置などが提案されております。
6今後の予定でありますが、まず、当該市有地の売買契約につきましては、総務部より、第4回定例会へ議案提出が予定されておりますので、よろしくお願いいたします。
議会の議決を頂き本契約となった場合につきましては、開発行為の許可を経まして、早ければ令和7年夏頃の着工、令和8年夏頃の工事完了を目指すとしております。
最後に、7野幌松並町鉄道林跡地の開発概要でありますが、当該地の開発に関しましては、本年2月5日に、JR北海道及びコープさっぽろと締結した魅力あるまちづくりに関する連携協定に基づき、連携協力しながら検討を進めてきたところであります。
まず、JR北海道の開発についてでありますが、戸建て用の分譲宅地全93区画を造成する計画とのことであり、1工区の37区画につきましては、10月16日より販売を開始しております。
次に、コープさっぽろの開発についてでありますが、直営店のスーパー、物販と飲食のテナント、民営の放課後児童クラブを立地するもので、現在、施工中であり、また、当該開発によりまして、複数の行き止まり道路と接続する形で、幅員10メートルの道路新設を予定しているとのことであります。
なお、新設する道路の位置も含めまして、資料の39ページに全体図を載せておりますので、御参照ください。
以上です。

委員長(徳田君):ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。

三吉君:資料39ページの図からですけれども、若葉通りを通ってJR野幌駅北側に行く車や歩行者が今後かなり多くなっていくのではないかと考えられるのですが、この辺の交通安全の対策について、もし今決まっていることや考えられていることがあるなら教えてください。

都市計画課長:若葉通りをはじめとして、この周辺道路の交通量が増えることに対する交通安全ということでございますが、私どもと致しましても、今回野幌若葉町市有地、あるいは、JR北海道、コープさっぽろ、それぞれ開発が進んでいく中で、自動車、歩行者の交通量が増えていくことは、懸念というか、考えておりまして、特に、図面の中の兵村9丁目通りと記載の路線と若葉通りの丁字の交差点につきましては、以前より地元から信号機設置の要望が出されておりまして、今後ますますその必要性が高まってくると認識をしております。
現在、庁内の関係する部署と連携しながら、こちらの交差点への信号機設置に向けた個別の協議を江別警察署と始めたところでございます。

委員長(徳田君):ほかに質疑ございませんか。

高橋君:ただいまの質疑に関連して、兵村9丁目通りと若葉通りの交差点への対策も非常に大切なことだと思いますし、ドラッグストアが予定されている場所の使い方によっては、駐車場への車の出入りも心配になるところですけれども、そのあたりも事業者と協議しながら安全対策が行われるということで対応されるのか、確認させてください。

都市計画課長:ただいまの委員から御指摘がありました兵村9丁目通りと若葉通りとの交差点付近にドラッグストアが建物として配置をされている絵になっておりまして、ここの駐車場の出入りということでございますが、確かに交差点に近いところからの車の出入りというものも今のこの提案の中での図面では懸念されるところがございます。こちらにつきましては、今後、開発行為の許可を得る手続がございますので、許可手続の中で、各技術基準等に照らしながら適切な位置に出入口が増えるように指導をしてまいりたいと考えております。

委員長(徳田君):ほかに質疑ございませんか。

干場君:確認ということで、まず1点目、資料38ページの図面と39ページの図面も頭に入れながらお話しさせていただくのですけれども、わかば保育園のところの点線がくびれていますが、本来、市有地は四角い形の土地だと思うのです。このコンセプトの中では、わかば保育園側の土地と、資料39ページの図面では、右下ののっぽろ幼稚園の左側の右下のところが大きくくくられているのですけれども、資料38ページは右下が空白になっています。
所管外かもしれませんが、関連があるので、この辺の事情を説明していただけるのであれば、お願いします。

都市計画課長:まず、わかば保育園側ですけれども、資料の38ページの図面、それから、資料の39ページの図面の中でも細長い形で切り替えたような部分があるかと思いますが、ここにつきましては、後ほど総務部より説明予定のわかば保育園を運営する社会福祉法人江別わかば福祉会に土地を売却するという形で、もともと公募開始の時点で対象区域から外していたところでございます。
それから、のっぽろ幼稚園側ですが、図面で言いますと右下の部分、資料の38ページでは白く抜けている部分が一部ございます。資料の39ページでは、その部分も含めて黄色い線で囲まれておりますが、こちらにつきましては、この野幌若葉町市有地を開発する際に下水道としての雨水排水を整備いたします。この雨水排水は白樺通りに入っている下水道に接続する形になるのですが、そのまま接続してしまいますと、開発によりまして、舗装面積が増えたり、屋根ができたりということで流出量が増えてしまうということで、その流出を抑制するための施設、貯留槽と呼んでいる施設を地下に埋設するスペースになっております。
資料38ページの絵は事業者が事業提案の中で示してきた絵になるのですが、この貯留槽の設置は公募の中で条件の一つとして設定をしておりましたので、こちらも開発行為の中で開発区域として整備されるものになります。

干場君:今回、サウンディング型市場調査を行って、公募型プロポーザル方式で選定されたということですけれども、サウンディング型市場調査というものは、そもそも民間のアイデアを生かしてということだと思うのです。市としては、そのサウンディング型市場調査で頂いた民間のアイデアを生かしつつ、それにプラスといいますか、何か民間のアイデアに市の考えを抱き合わせて今回提案をして公募型プロポーザルに至ったと思うのですけれども、民間のどのようなアイデアに市としての考えがプラスされたのか、今さらですが、その点についてお伺いします。

都市計画課長:野幌若葉町市有地の公募型プロポーザルをスタートする前に、今、委員からお話がありましたとおり、サウンディング型市場調査を行っております。
その中で、こちらの土地のポテンシャル等を含めて結構多様な土地利用の可能性があることが分かりました。
この市有地の売却先を選定するためのプロポーザルに当たりまして、今、市として重要施策として取り組んでいる子育て世帯の転入あるいは定住促進といったものを一つの目的としてここの野幌若葉町市有地の利活用を図ろうということで、公募を開始したということでございます。

干場君:大麻地区のホクレンショップ横のところも、サウンディング型市場調査をしたときは、たしか雪置きみたいなことを応募する際に条件としてつけたと記憶しています。
今回は、子育て世代ということで、市としてもそういったところをしっかりともくろんでといいますか、駅も近いということで、それは当然の考え方だと思うのですけれども、プラスアルファとして申し上げたようなこととか、江別市としての独自性みたいなところをあえて条件に何か入れたということはないのでしょうか。市の独自性みたいなところが今の御説明では感じられなかったのですけれども、その辺について御説明があればお伺いします。

都市計画課長:市が考えます江別市の独自性でございますが、先ほど申し上げましたように、子育て世帯の転入定住促進というものは市の重要政策として様々な取組をしているところですので、これは目標の一つとして公募の中に取り入れました。
その他につきましては、地域の活性化ですとか、江別市はやはり雪の多い地域ということもありますので、そういったところも踏まえた防災や雪対策といったところも提案の中で出していただくというような形で公募を始めたところでございます。

委員長(徳田君):ほかに質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
これをもって、企画政策部所管事項を終結いたします。
総務部入室のため、暫時休憩いたします。(11:35)

委員長(徳田君):委員会を再開いたします。(11:36)
2総務部所管事項、(1)報告事項、アの本庁舎建設に係る基本設計についてを議題と致します。
本件に対する報告を求めます。

庁舎耐震化担当参事:本庁舎建設に係る基本設計について御報告いたします。
本件については、8月22日開催の当委員会で御報告させていただきましたが、本日はその後の進捗等について御報告するものであります。
お手元の資料の1ページを御覧願います。
1本庁舎建設基本設計業務委託公募型プロポーザルの実施結果についてでありますが、公募期間は、令和6年7月22日から令和6年8月21日までであり、参加希望者の実績等を評価する第1次審査の後、去る10月4日に、技術提案者4者によるプレゼンテーション、ヒアリング及び第2回江別市本庁舎建設基本設計業務プロポーザル選定委員会を行いました。
審査の結果、最優秀者は株式会社石本建築事務所札幌オフィス、優秀者は株式会社アトリエブンクとなりました。
詳細につきましては、資料の3ページから9ページに審査結果報告書及び最優秀者の技術提案書を添付しておりますので、後ほど御参照ください。
次に、2集約対象施設の考え方についてでありますが、建設単価が上昇傾向にあることや市の財政状況などから、去る10月11日に開催された新年度予算の編成方針説明会において、市長から集約対象施設の考え方について方針が示されましたので、その内容について御報告させていただきます。
(1)経過についてでありますが、本年6月に策定した江別市本庁舎建設基本計画では、建設単価の上昇は事業の実施に大きく影響することから、集約対象施設の調整の可能性についても想定していたところであり、建設単価の上昇などにより、全体事業費等に大幅な変動が見込まれる場合には、設計段階において集約対象施設の調整などによる建設規模の縮小等も含め検討すること、その際には、施設の耐震性や老朽化の状況のほか、集約時期の調整などの視点から検討を行うこととしておりました。
次に、(2)建設単価についてですが、江別市本庁舎建設基本計画では、江別市本庁舎建設基本構想時点よりも建設単価が上昇することを想定して建設単価を1平方メートル当たり80万円に設定しておりましたが、国が毎月公表している建設工事費デフレーターのその後の数値を見てまいりますと、工事着手となる令和8年度には、1平方メートル当たり84万円程度まで上昇する可能性も想定され、江別市本庁舎建設基本計画で見込んだ概算事業費の151億3,000万円を超えるリスクが懸念される状況となったところです。
また、次の(3)市の財政状況については、新年度予算の編成作業に向けて取りまとめた中期財政見通しでは、引き続き厳しい財政状況が見込まれており、小・中学校のエアコン整備ほか記載の各種事業への対応や、建設単価が上昇することで、本庁舎の建設時に必要な一般財源及び後年次の公債費負担に大きな影響を及ぼすことが考えられたところであります。
こうした状況にあることから、(4)集約対象施設については、江別市本庁舎建設基本計画で示した9庁舎集約という考え方自体に変更はありませんが、耐震性のある保健センター及び水道庁舎は将来的な集約対象とし、現時点で耐震性のない7庁舎の建て替えを優先することで事業の実現性を高めることとしたものであります。
その結果、建設単価が84万円まで上昇した場合に、7庁舎1万4,000平方メートル程度の想定事業費は、江別市本庁舎建設基本計画の151億3,000万円から10億5,000万円減少の140億8,000万円程度となることを見込んでおります。
なお、資料の10ページから11ページに建設工事費デフレーターの状況や、事業費の試算結果などの資料を添付しておりますので、後ほど御参照ください。
次に、資料の2ページを御覧ください。
3本庁舎建設基本設計業務委託契約締結についてでありますが、業務内容は、基本設計、地質調査、工事工程表の作成、パース作成であり、委託期間は、令和6年11月5日から令和7年6月30日までであります。
契約の相手方は株式会社石本建築事務所札幌オフィスであり、契約方法は公募型プロポーザルの実施結果を踏まえた随意契約、契約金額は税込み7,150万円であり、これは、設計条件を7庁舎、1万4,000平方メートル程度としたものであります。
次に、4本庁舎検討VR作成業務委託公募型プロポーザルの実施結果についてでありますが、公募期間は、令和6年9月25日から令和6年10月16日までであり、1者からの応募により審査した結果、パナソニック株式会社を選定し、契約の締結は、11月下旬を予定しております。
次に、5今後の予定でありますが、基本設計業務に係る委託事業者との調整を進めながら、年明け1月からは毎月1回程度、江別市本庁舎建設専門会議及び庁内検討委員会による検討などを経て、令和7年6月末までには基本設計業務を完了させたいと考えております。
以上です。

委員長(徳田君):ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。

干場君:今、御説明いただいたように、人件費、材料費等の高騰のため、見直しを図ったことは理解しているところです。
また、当初は9庁舎ということで我々もイメージしておりましたが、水道庁舎と保健センターは耐震性があるため、現状のままということも理解しております。
ただ、9庁舎が一緒になることで、今までいろいろと不便だったところが改善されるというイメージもしていたものですから、その不便さは細かいことではあるのですけれども、9庁舎から7庁舎にしたとしても、何らかの形で改善できる可能性をいろいろと視野に入れていくということでよろしいでしょうか。これから、そういう細かい話がいろいろ出てくると思うのですけれども、全体的には、おおむねそのように理解させていただいてもよろしいのかどうか、その辺についてお伺いします。

庁舎耐震化担当参事:市民の利便性の向上につきまして、2庁舎については、将来的な集約という位置づけになって、一時期はまだ別々という状況になるのですけれども、そのような状態の中でも、利便性に関しましては、何らかのアイデアを出していって、利便性の向上の工夫を図ってまいりたいと考えております。

干場君:今のところ、庁舎に関する独立した会議がありませんので、その点については、それぞれの所管から要望が出るような形になると思います。
行政としては、可能な限り、できた庁舎のスペースを常に有効に活用するというイメージだと思います。例えば、議会は、正直に言いまして、定例会は年4回でございます。確かに、そのほかにも日常的に使用することもありますけれども、議場というイメージでいけば、年4回でございます。
また、議会として視察にも行かせていただきましたけれども、その辺はフラットでございました。
今後、本格的に細かい設計となったときに、行政側として、出来上がった庁舎全体のスペースを有効に隙間なく使うことになると思いますが、例えば、今、私は事例として議会のスペースのことを申し上げましたけれども、それを今後やり取りさせていただく場面というものはないですか。
今後、年明けからいろいろと具体的に進んでいくと思うのですけれども、今のところの立てつけは所管ごとになっておりますので、例えば、この総務文教常任委員会や所管委員会の中でいろいろとやり取りをさせていただけるのか、行政としてその辺のイメージが何かあれば、お伺いします。
これから具体的に進むということでは重要な局面に入ってくると思いますので、その辺についてお伺いします。

庁舎耐震化担当参事:ただいまご指摘があったように、議場や会議室など、出来上がる庁舎の面積につきましては、効率よく使えるようにということを念頭に設計を進めてまいりたいと思います。
もちろん、議場や会議室も災害時の支援の受入れであったり、平時においては庁内の催しに使ったりするなど、効率よく、回転率よく、造ったものを活用することを念頭に設計してまいりたいと思います。
また、その経過や結果につきましては、本委員会でありますとか、市民に対しての周知という形でやっていければと考えておりました。

干場君:現段階におきましては、今後進めていくプロセスというものをきめ細やかに情報提供していただきながら、やり取りをしながら進めていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

委員長(徳田君):ほかに質疑ございませんか。

高橋君:技術提案書も拝見いたしました。
幾つか気になる点もあったのですけれども、まず、この報告の内容の集約対象施設の考え方についてお伺いしたいと思います。
集約対象施設の増減については、江別市本庁舎建設基本計画にも示されておりましたので、理解するところではありますけれども、保健センターについて、特に子育てに関しては、総合的に対応できるようにすることが今特に求められていると思います。
この保健センターに関しては、建物としては集約対象としないとしても、機能として、特に子育て部門は本庁舎に持ってくるというやりくりなどができるのかどうか、ハードとしての建物と中で行われる業務をそれぞれ区別して考えることができるのかどうかを確認しておきます。

庁舎耐震化担当参事:御指摘は、保健センターの機能だけを集約対象として、ハードとしての建物は別の機能を持ってこられるのかという質疑になると思うのですけれども、将来的とはいえ、9庁舎を集約するという考え方につきましては変えておりません。遅れて集約する2庁舎についても、条件が整えば、すぐに集約したいという考えでございますので、別の機能を保健センターの建物に持っていくという考えはございません。

総務部調整監:保健センター機能が新庁舎に取り込まれるかというような趣旨でのお話だったかと思います。
今離れている距離を抜本的に埋めるような話まではいかないかもしれませんけれども、現状の保健センターの役割としまして、子育ての部分ももちろんありますが、高齢者やその他の健診業務を限られた人員体制の中で担っているという側面もございます。新庁舎になる中で、子育ての機能について、今よりも利便性を感じてもらえるような施設にするにはどうしたらいいかにつきましては、今後の設計の際に、子ども家庭部、健康福祉部と検討しながら進めていくこととしております。

高橋君:所管とも十分に調整しながら、特に子育て中の方が不便を感じることのないようによい庁舎になるようお願いします。
今回、資料として添付していただいた技術提案書は、あくまでも参考ということだと思いますが、具体的なことについては、この後、基本設計が進む中で議会にも報告していただけるという理解でよろしいか、一つ確認しておきます。

庁舎耐震化担当参事:そのとおりでございます。

高橋君:それで、江別市本庁舎建設基本計画の段階で当市として計画に盛り込んでいた自然換気ですけれども、専門の委員の方から、難しいことだけれども、大丈夫だろうかという心配するような声が上がっていたので、気になっていたのです。
今回の提案内容を見ると、卓越風を利用して夏期、中間期に対応できるような計画になっているのですけれども、この自然換気については、こうした内容の範囲で対応していくということで理解していいのか、少し教えてください。

庁舎耐震化担当参事:換気につきましては、機械換気を基本に行うのですけれども、その中で、省エネルギーという観点で自然換気も取り入れていくということで、補佐的な意味合いで自然換気を取り入れるということでございます。季節でいう中間期においては、窓を開けることについては非常に効率のよい換気になるものですから、そういったことを取り入れていくといった内容でございます。

高橋君:提案書においては風の流れも含めて書かれておりましたが、この後、さらに具体的な図面になっていく中で、窓の形状や空気の取り込み方ですとか、いろいろ出てくると思いますので、その点はまた期待して拝見したいと思っております。

委員長(徳田君):ほかに質疑ございませんか。

干場君:先ほど総務部調整監から具体的な御説明があったので、お聞きしたいと思います。
今回、9庁舎から7庁舎に面積を減らしましたけれども、いわゆる保健センターの子育て部門の本庁舎と非常に関わりのある機能だけは庁内に入れるという考えなのか、それとも、やはり9庁舎から7庁舎に縮減して、保健センターは従来どおりの規模の中で、職員同士、所管ごとのやり取りの中でさらなる工夫をするという意味なのか、今の段階でお聞きしたことが明確化されているのであれば、お聞きします。

庁舎耐震化担当参事:検討については、その範囲を限定しているわけではないので、狭い意味では、今の部署の範囲の中で検討することもありますし、部をまたいで、子ども家庭部と健康福祉部の中で検討する、それはどちらも大きな視点で考えて検討していきたいと考えております。

干場君:実際は、福祉的な連携だけではなくて、手続上で税の関係なども実際にあるのです。それが保健センターでは1回では済まない、庁舎に来てまた手続をするというようなことで、若い方々からもいろいろな声を聞いていましたので、その辺は今後進めていく中で検討の中に入れていただきたいと思っております。

委員長(徳田君):ほかに質疑ございませんか。

岡君:何点か確認をさせていただきたいと思います。
まず、資料の7ページから9ページですけれども、これ自体が技術提案書そのものという理解でいいのか、これは技術提案書の概要みたいなものなのか、そのあたりから確認させてください。

庁舎耐震化担当参事:今回資料に添付しております資料の7ページから9ページまでの3ページは、技術提案書そのものでございます。

岡君:了解いたしました。
随分しっかりしたものができているなと見て、イメージも大分湧くようなものではあるのですけれども、あくまでもこれは提案のときに出てきた参考的なものであって、実際の設計は、当たり前ですが、今後始まっていくということですか。
あとは、この技術提案書については、江別市本庁舎建設基本計画に基づいて、9庁舎、1万6,000平方メートル、1人当たりの面積に基づいて提案されているものという理解でいいのか、お伺いします。

庁舎耐震化担当参事:プロポーザルで決定したものにつきましては、設計者を決めるというものでございますので、提案内容がそのまま基本設計になるわけではないといった認識は御指摘のとおりだと思います。
この技術提案書につきましては、これから基本設計をしていく上で、検討していく内容の参考に活用してまいりたいと考えております。
それで、この技術提案書は、プロポーザルの条件である9庁舎、1万6,000平方メートルのもので提出を受けた内容でございます。

岡君:サイズ感が何とも分からないところがあるのですけれども、4階建てで意外とコンパクトにいけるのかみたいな印象を持ちました。1万6,000平方メートル、9庁舎分でこういう御提案だったということで、理解をしておきたいと思います。
次に、資料の10ページ、11ページで、特に11ページの財政効果でいろいろな試算が出ているのですけれども、もともとの江別市本庁舎建設基本計画での総事業費というものは151億3,000万円でした。それが単価上昇等で上がることが見込まれるので、7庁舎に集約ということで、140億8,000万円まで下げるということかと思うのです。
最初の一般財源の費用というところと、後年次の公債費負担ということで、下げる必要があるというふうな御説明を頂いているところではありますけれども、151億3,000万円ならいけたのではないかというような話と、158億8,000万円なら難しい、140億8,000万円なら何とかいけるのではないかというところで、いっても10億円、市立病院の赤字1年分みたいなことも逆に言えるわけです。
その辺のニュアンスというと難しい質疑になるのですけれども、151億3,000万円ならいけて、158億8,000万円なら駄目だと考えたところをもう少し詳しく御説明を頂きたいのですけれども、いかがでしょうか。

庁舎耐震化担当参事:江別市本庁舎建設基本計画に載せております9庁舎、1万6,000平方メートル、151億3,000万円は、あくまでも財務室と協議した中で、これならいけるということで載せております。我々担当部署としては、これはやはりなかなか超えるわけにはいかないし、超えるにはそれなりの理由が必要であるだろうと思っているのですけれども、これから単価上昇なども続いていく中で、1億円、2億円ぐらいでしたらこの検討も変わってくるのかもしれないのですが、今、計画後においても、建設単価が上がってきている、そして、これからも上がるかもしれないという中で、事業の実現性を考えていく上では余裕を持たせていかなければならないといったところが今回の判断の根底にあるところでございます。

岡君:150億円プラスマイナス若干ぐらいがマックスというふうに考えられていて、余裕を持たせるために140億円まで下げたいというような答弁だと理解を致しました。
それはそれでいいと私は思っていますけれども、改めて、質疑の趣旨としては、150億円がマックスだと思う具体的な根拠といいますか、なぜ150億円なら大丈夫なのかと思っている根拠をもう少し御説明いただきたいです。

庁舎耐震化担当参事:これは江別市本庁舎建設基本計画を策定する上で、床面積と平方メートル単価を掛け合わせたもので概算事業費を出して、そして、それを財務室財政課とも協議した中でいけるであろうと、ほかの事業などに鑑みながらもこれでいけるだろうといった協議を行った結果でございます。
そういったところで、この概算事業費が可能になったといいましょうか、計画にのせることができた数字であるといったことで認識しております。

岡君:資料の11ページで赤枠で囲っていただいていますけれども、基金残高が減り過ぎるのを抑えるというところと、3段目は、後年次の公債費の部分での一般財源負担を抑えるということで、この辺が現状耐えられる江別市本庁舎建設基本計画の最大の金額で、そこからバッファーをもって今回計算をしていると理解をさせていただきます。
その上で、今もまさにお話しされていましたけれども、さらなる単価増なども考えられますことや、一般財源に充てる基金残高が発注段階で思っていたよりも減っているといったリスクも考えられます。
また、現状、想定している起債制度の変更もリスクとして考えられますということでした。
こういったものが今でもリスク要因としてあって、140億円からのそのバッファー分をこのリスクで全部食ってしまうような形になると、やはり何かしらの変更を考えなければいけないという認識をしておいていいのか、そのあたりについてお伺いします。

庁舎耐震化担当参事:現段階では、実現性を高めるというところで、多少の余力は持たせております。これから状況がさらに苦しくなりましたら、また、そのときはそのときで検討してまいりたい、どういう観点で可能性を高めていくかというところはあると思うのですけれども、外部要因などがございましたら、それは検討していかなければならないと認識しております。

岡君:今後のリスク要因も当然ありますということと、江別市本庁舎建設基本計画のときの考え方でいくと、150億円前後が仮に今後のリスク要因でそこを超えるようなことがあると、また何かしらの変更を考えなければいけないことになると。今時点でどこまで想定できるかというのは難しいところがありますけれども、そういったこともリスク要因としては、頭に入れておく必要があると認識をさせていただきましたが、何かこの認識で違うとか、合っているとか、コメントがあればお伺いします。

総務部調整監:今回の9庁舎から7庁舎集約ということで面積を縮小することによりまして、事業費の余裕を持たせて実現可能性を高めるための措置ということで、これは、今、起債要望、延長要望しています起債の期限内に事業を終えるためには、設計を令和7年度末までに終えなければならないといった制約もございます。そういったスケジュールの中に沿って進めていくためには、今回、必要な措置というふうに思っております。
また、先ほど岡委員からお話のありました3点、どの要因で、どの程度の乖離があったら止まる、止まらないというのは、そのときの状況を見なければなりませんけれども、なるべく止まることがないように、今回、こういう対応をさせていただいた次第でございます。仮に、そういう状況になっても、突き進むとも言えませんし、止まるとも言えませんし、極力、そういうことのないような措置を今回行うことによって、江別市本庁舎建設基本計画上で示したスケジュールで新庁舎に移転できるように事業部門としては進めてまいりたいという決意で、日々、事業を行っております。

委員長(徳田君):ほかに質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
暫時休憩いたします。(12:12)

委員長(徳田君):委員会を再開いたします。(12:18)
次に、イの財産の処分についてを議題と致します。
本件に対する報告を求めます。

契約管財課長:財産の処分について御報告申し上げます。
資料12ページを御覧願います。
財産の処分のうち、不動産の売却につきましては、予定価格が2,000万円以上または面積が5,000平方メートル以上のもののいずれかに該当する場合、当委員会へ御報告することとなっております。
1売却財産でありますが、土地103筆、建物5棟であります。
次に、2売却財産の概要についてでありますが、案件1野幌代々木町79番1は、地目は宅地、面積1万5,318.48平方メートル、野幌団地跡地の売却として、資料記載の建物の解体条件を付した上で、地域医療の確保と市民の利益の増進のため、随意契約の方法により、地域医療の中核的役割を担う医療法人渓和会江別病院に3億3,500万円で売却しようとするもので、9月20日に売買に関する仮契約を締結しております。
次に、案件2野幌若葉町2番1、3番1及び3番2は、地目は宅地、面積2万7,406.74平方メートルであり、江別市野幌若葉町市有地利活用事業として、公募型プロポーザル方式により9月30日に事業者を選定し、選定事業者である積水化学工業株式会社に3億1,000万円で売却しようとするもので、11月1日に売買に関する仮契約を締結しております。
次に、案件3野幌若葉町2番5及び3番19は、地目は宅地、面積840.41平方メートルで、これまで社会福祉法人江別わかば福祉会が運営する保育園の職員や保護者の駐車場として貸し付けてきた土地でありますが、同法人に売却することにより、保育園の職員や行事の際の保護者の駐車場が確保され、路上駐車等のトラブルの防止や、保育事業の円滑な実施に資することから、随意契約の方法により、同法人に2,634万5,000円で売却したもので、契約締結日は資料記載のとおりであります。
資料13ページに移りまして、案件4野幌末広町22番10は、地目は雑種地、面積1,251平方メートルの未利用の市有地であり、一般競争入札を行った結果、7,000万円で売却したもので、契約の相手方、契約締結日は資料記載のとおりであります。
続きまして、案件5野幌代々木町78番地3及び79番地6は、地目は雑種地及び宅地、面積1,228.54平方メートルの未利用の市有地であり、一般競争入札を行った結果、7,700万円で売却したもので、契約の相手方、契約締結日は資料記載のとおりであります。
案件6深川市音江町字吉住183外(計94筆)は、地目は資料記載のとおりであり、面積95万3,166.47平方メートルで、令和5年11月17日開催の経済建設常任委員会で用途廃止の御報告を致しました市営牧野の跡地であり、一般競争入札を行った結果、381万円で売却したもので、契約の相手方、契約締結日は資料記載のとおりであります。
参考として、資料14ページから16ページに今回御報告申し上げました財産の位置図を添付しておりますので、御参照願います。
以上です。

委員長(徳田君):ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
次に、ウの令和6年度工事契約状況(11月1日現在)についてを議題と致します。
本件に対する報告を求めます。

契約管財課長:令和6年度工事契約の11月1日現在の状況につきまして御報告申し上げます。
当委員会には、水道・下水道工事を除く契約管財課所管の工事契約状況につきまして、御報告をしているところであります。
資料の17ページを御覧願います。
今年度分を上段に、昨年度分を下段に、比較する形で表にしております。
まず、今年度の工事予定額に対する11月1日現在の契約状況でありますが、土木工事につきましては、45件、20億7,507万250円で、契約率は99.7%となっております。また、建築工事につきましては、44件、25億1,817万4,472円で、契約率は98.6%となっており、土木工事、建築工事を合わせました全体では、89件、45億9,324万4,722円で、契約率は99.1%となっております。
次に、資料の18ページを御覧願います。
1工事当たり130万円を超える契約状況を土木工事、建築工事に区分いたしまして、工事名、予定価格、契約金額、落札率、工期、請負業者名を、それぞれ記載しておりますので、御参照いただきたいと存じます。
以上です。

委員長(徳田君):ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
次に、(2)第4回定例会予定案件、アの財産の処分(野幌団地跡地の売却)について及びイの財産の処分(野幌若葉町市有地の売却)についてを一括議題と致します。
本件に対する一括説明を求めます。

契約管財課長:第4回定例会に提案を予定しております財産の処分について、野幌団地跡地及び野幌若葉町市有地の2件につきまして、一括して御説明申し上げます。
資料は、19ページから22ページを御覧願います。
先ほどの報告事項の財産の処分についてのうち、案件1の野幌団地跡地の土地及び建物、案件2の野幌若葉町市有地につきましては、売却予定価格が2,000万円以上、かつ、土地の面積が5,000平方メートル以上の売払いとなりますことから、議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第3条の規定により、第4回定例会に提案しようとするものであります。
資料19ページを御覧願います。
初めに、野幌団地跡地につきまして、1売却財産の概要でありますが、所在地、種類、面積は資料に記載のとおりであり、建物につきましては解体条件を付しております。
2契約の相手方は、医療法人渓和会江別病院であります。
3契約の方法でありますが、地域医療の確保と市民の利益の増進の観点から、地域医療の中核的役割を担う医療法人渓和会江別病院と随意契約を行うものであり、4以下に記載のとおり、3億3,500万円で去る9月20日に仮契約を締結したところであります。
参考として、資料20ページに財産の位置図を添付しておりますので、御参照願います。
次に、資料21ページを御覧願います。
野幌若葉町市有地につきまして、1売却財産の概要でありますが、所在地、種類、面積は資料に記載のとおりであります。
2事業者選定でありますが、公募型プロポーザル方式により、去る9月30日に選定委員会において事業者を選定したところであります。
3契約の相手方は、選定事業者である積水化学工業株式会社であり、4以下に記載のとおり、随意契約の方法により、3億1,000万円で去る11月1日に仮契約を締結したところであります。
参考として、資料22ページに財産の位置図を添付しておりますので、御参照願います。
以上です。

委員長(徳田君):ただいまの説明に対し、質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
次に、ウの契約締結の議決変更(環境クリーンセンター延命化工事請負契約)についてを議題と致します。
本件に対する説明を求めます。

契約管財課長:第4回定例会に提案を予定しております契約締結の議決変更について御説明申し上げます。
資料23ページを御覧願います。
1対象工事名は、環境クリーンセンター延命化工事であります。
2変更の理由でありますが、同工事につきましては、令和4年6月14日に契約締結の議決を、令和5年11月28日に契約金額の変更の議決をそれぞれいただいたものでありますが、資材の高騰及び労務単価の上昇により、契約条項に基づき、再度、請負代金額を変更する必要が生じましたことから、議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第2条の規定により、第4回定例会に提案しようとするものであります。
3変更の内容及び4変更仮契約日についてでありますが、協議及び内容の審査の結果、請負代金額については、4,310万5,700円を増額し、34億4,835万9,200円で、去る10月24日に、JFE環境テクノロジー株式会社と仮契約を締結したところであります。
なお、参考として、5に当初契約の内容を記載しておりますので、御参照願います。
以上です。

委員長(徳田君):ただいまの説明に対し、質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
次に、エの契約締結の議決変更(江別太南大通り整備工事請負契約)についてを議題と致します。
本件に対する説明を求めます。

契約管財課長:第4回定例会に提案を予定しております契約締結の議決変更について御説明申し上げます。
資料24ページを御覧願います。
1対象工事名は、令和6年6月10日に議決を頂きました江別太南大通り整備工事であります。
2変更の理由でありますが、地中で土砂とセメントを混ぜ合わせて地盤を強固にする中層混合処理工の改良材等の変更や概数で発注していた工事数量の確定等に伴い、請負代金額を変更する必要が生じましたことから、議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第2条の規定により、第4回定例会に提案しようとするものであります。
3変更の内容及び4変更仮契約日についてでありますが、協議及び内容の審査の結果、請負代金額については、4,689万6,740円を増額し、3億2,346万4,460円で、去る10月11日に協和八光建設株式会社を代表者とする協和八光・のっぽろ実業・中央緑化特定建設工事共同企業体と仮契約を締結したところであります。
なお、参考として、5に当初契約の内容を記載しておりますので、御参照願います。
以上です。

委員長(徳田君):ただいまの説明に対し、質疑ございませんか。

干場君:江別太南大通り整備工事ですけれども、中層混合処理工の改良材等の変更や概数で発注していたものの確定に伴いということですが、これはやはり実際に工事を始めてみないと分からないということで概数で発注しておいて、実際に行ったら必要経費がこれだけだったということだと思うのです。資材高騰と労務単価の上昇ということは全くなく、あくまでも、この数量の変更だけという意味合いの増という理解でよいのかどうか、分かる範囲で教えてください。

契約管財課長:工事発注担当課からは、こちらの変更につきまして、資材高騰等の影響ではなく、現場試験施工の結果、セメントの種類や添加量、取水回数などを変更したと伺っております。
こちらは、その中層混合処理工の改良材の変更となります。
概数につきましては、土木工事は確定的な数量での発注というのは非常に困難ですので、基本的に概数発注ということになっております。

委員長(徳田君):ほかに質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
次に、オのその他について、説明を求めます。

総務部長:第4回定例会の予定案件につきましては、ただいま御説明申し上げましたほか、人事案件を予定しております。
総務部所管としましては、公平委員会委員の選任について、議会の同意をお願いすることとなりますので、よろしくお願いいたします。
以上です。

委員長(徳田君):各委員におかれましては、ただいま説明のありましたとおり、お含みおき願います。
これをもって、総務部所管事項を終結いたします。
総務部退室のため、暫時休憩いたします。(12:35)

※ 休憩中に、第4回定例会の委員長報告の有無について協議

委員長(徳田君):委員会を再開いたします。(12:40)
3第4回定例会の委員長報告の有無については、本日、庁舎耐震化担当から報告がありました本庁舎建設に係る基本設計について報告を行うこととしてよろしいでしょうか。(了)そのように確認いたします。
なお、案文につきましては、正副委員長に御一任いただきたいと思いますが、よろしいでしょうか。(了)そのように確認いたします。
次に、4閉会中の所管事務調査(案)については、総務・企画行政について及び教育行政についての2件について、議長に申出いたしたいと思いますが、よろしいでしょうか。(了)そのように確認いたします。
最後に、5その他について、各委員からございませんか。(なし)
事務局からございませんか。(なし)
以上で、本日の委員会を散会いたします。(12:41)