ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
トップページ > 江別市議会会議録 > 委 員 会 会 議 録 の 閲 覧 > 令和6年分の目次 > 予算決算常任委員会 令和6年11月18日(月)

予算決算常任委員会 令和6年11月18日(月)

印刷用ページを表示する 掲載日:2025年6月13日更新

(開会前)

※ 日程確認
※ 一括議題の確認

(開 会)

委員長(本間君):ただいまより、予算決算常任委員会を開会いたします。(9:58)
本日の日程は、開会前に確認いたしましたとおり、次第に記載のとおり進めてよろしいでしょうか。(了)そのように確認いたします。
選挙管理委員会事務局入室のため、暫時休憩いたします。(9:58)

委員長(本間君):委員会を再開いたします。(9:59)
1選挙管理委員会事務局所管事項、(1)第4回定例会予定案件、アの専決処分(一般会計補正予算(第4号))についてを議題と致します。
本件に対する説明を求めます。

選挙管理委員会事務局長:第4回定例会に報告事項として提案を予定しております選挙管理委員会事務局所管に係る専決処分(一般会計補正予算(第4号))について御説明いたします。
本件は、10月18日開催の当委員会において御報告いたしましたとおりでございますが、お手元の資料を御覧願います。
一般会計補正予算(第4号)につきまして、10月1日付で専決処分を行ったことから、その内容について御説明いたします。
第214回臨時国会において、10月9日に衆議院が解散されました。衆議院の解散に伴う第50回衆議院議員総選挙及び第26回最高裁判所裁判官国民審査については、10月15日に公示、10月27日投票の日程で行われました。
衆議院議員総選挙の執行に要する経費について、早急に措置する必要があることから、地方自治法第179条第1項の規定により、10月1日付で補正予算の専決処分を行ったものであります。
予算規模は、補正額が6,335万3,000円で、主な内容と致しましては、投票管理者、投票立会人等の報酬が257万5,000円、投開票事務従事者報酬が1,689万2,000円、職員の時間外勤務手当が540万6,000円、投開票事務に係る消耗品が140万4,000円、投票所の御案内はがきの作成費等が183万5,000円、投票所の御案内はがき等の郵送料等が1,048万9,000円、ポスター掲示場設置撤去費、選挙広報配付等委託費が1,742万4,000円、市民会館等使用料、投開票所用備品借上料等が652万6,000円であります。
以上です。

委員長(本間君):ただいまの説明に対し、質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
これをもって、選挙管理委員会事務局所管事項を終結いたします。
市立病院入室のため、暫時休憩いたします。(10:01)

委員長(本間君):委員会を再開いたします。(10:02)
2市立病院所管事項、(1)第4回定例会予定案件、アの病院事業会計補正予算(第2号)についてを議題と致します。
本件に対する説明を求めます。

経営企画室長:病院事業会計補正予算(第2号)について御説明申し上げます。
今次補正は、診療収益等の収入及び支出に係る決算見込みによる増減調整を行うものであります。
それでは、資料1ページを御覧ください。
令和6年度江別市病院事業会計補正予算(第2号)概要でありますが、下段の患者数等の状況につきまして、患者数においては、入院は、一般、精神合わせて1日平均195人としていたところ、マイナス11人の184人とし、外来は、1日平均568人としていたところ、マイナス42人の526人に変更するものであります。
このことに伴う病床利用率の変更は、御覧のとおりであります。
次に、上段の収益的収入及び支出の欄を御覧ください。
まず、1病院事業収益全体では、5億151万8,000円を減額し、総額67億5,906万9,000円とするものであります。
内訳として、(1)診療収益は、先ほどの患者数に合わせ、入院収益は3億4,146万4,000円を、外来収益は2億6,779万6,000円を減額するものであります。
入院については、救急応需に継続的に取り組んでいる内科、循環器内科のほか、認知症医療への取組を進めている精神科などで計画を達成したものの、全体としては、患者数、診療単価とも低迷しており、それらの実績を踏まえ減額補正するものであります。
外来についても、循環器内科、産婦人科、耳鼻咽喉科など計画を上回る診療科があるものの、全体として患者数及び診療単価が計画を下回っており、減額補正するものであります。
また、2医業外収益では、一般会計繰入金のうち、診療収益の減少等に伴い収支差が大きく拡大した繰入れ項目について、再算定を行ったことにより1億774万2,000円を増額するものであります。
2病院事業費用では、全体で5,775万1,000円を減額し、総額75億484万2,000円とするものであります。
内訳として、1医業費用の(2)材料費において、診療収益の減額に伴う診療材料費等の決算見込みにより2,555万1,000円を減額し、(3)経費では、光熱水費等が減少したことに伴い、3,481万4,000円を減額するものであります。
また、2医業外費用については、企業債利息等の増額、消費税及び地方消費税の納税額の増額により261万4,000円を増額するものであります。
以上、収益的収支差引きでは、補正第1号と比較して4億4,376万7,000円悪化し、7億4,577万3,000円の赤字になるものであります。
次に、中段、資本的収入及び支出についてですが、補正第1号からの変更はありません。
最後に、欠損金及び不良債務等の欄を御覧ください。
以上により、補正後の純損益は7億4,880万4,000円の純損失、累積欠損金は12億2,343万円に、単年度資金収支額はマイナス9億8,764万3,000円に、不良債務残高は17億3,912万5,000円に、一時借入金残高(予定)は19億円になるものであります。
次に、資料2ページ、令和6年度一般会計繰入金内訳調書を御覧ください。
収益的収入のうち、負担金については、小児医療経費について、診療収益の減少等に伴い運営収支不足額が拡大したことから、再算定を行い、5,869万3,000円を増額しております。
次に、収益的収入のうち、補助金については、一時借入金利子補給経費を決算見込みに基づき40万1,000円増額したほか、産科医療経費について、診療収益の減少等に伴う再算定を行い、4,864万8,000円を増額しております。
これらの結果、一般会計繰入金全体では1億774万2,000円を増額し、16億522万8,000円とするものであります。
次に、資料3ページを御覧ください。
病院事業会計の資金の流れについてでありますが、この資料は、病院事業会計における営業運転資金の推移を表したものです。
上段が令和5年度実績のグラフであり、下段が令和6年度の上半期までの実績と見込みのグラフであります。
各年度の折れ線グラフのうち、黒字で表示しているグラフが現金残高の流れであり、赤字で表示しているグラフが仮に運転資金不足のために一時借入金を借りなかった場合の実質残高の流れであります。
また、下段には、令和6年度における実質ベースでの現金預金残高及びその下には一時借入金の内訳を掲載しています。
今次補正予算案では、営業運転資金不足のために新たに借り入れる一時借入金の合計は、19億円になるものと見込んでおります。
なお、この一時借入金の償還の対応については、一般会計に影響を与える重要な問題でありますので、令和6年度の補正予算、令和7年度の当初予算での対応等を含め、引き続き協議をしてまいります。
また、予算において、一時借入金の限度額を30億円としておりますが、19億円を年度末に借り換えたのみでは、当該限度額を超過することにはならないとされているため、限度額の補正は行わないこととしております。
以上です。

委員長(本間君):ただいまの説明に対し、質疑ございませんか。

鈴木君:年度末の一時借入金が19億円ということになっています。今の一般会計からの繰入れが約16億円で、来年度になると、それが14億5,000万円ぐらいになります。簡単に言うと、それで一時借入金分を処理して、なおかつ資金が足りないということになります。
その辺については、先ほどの説明では、年度末もしくは新年度の予算の中で検討したいということだけれども、それではあまりにも説明不足ではないか。今の段階で、一般会計からの長期借入金21億5,000万円が残っているはずです。なおかつ足りない資金をどう調達しようとしているのか、その辺りをお答えください。

経営企画室長:繰入金の14億円ないし15億円を上回る部分の資金の手当てについては、一般会計にも大きな影響を与える部分でございますので、資金の財政支援を受ける手法等について、どのような形がいいのかということを含めて、協議をさせてもらっているところであります。

鈴木君:年度末に向けて、V字回復することはほぼ難しいという判断で、こういう補正予算を組んだのだと思うのです。
そうすれば、今の段階から、財政支援をどういうふうにしていくのか、一般会計との間で早めに決めておかないと、3月の土壇場の補正の段階で、実はこうなのですということになります。借入れはないと思うので、新たに一般会計からの繰出金を増やしていくということになれば、一般会計のほうでどういう予算措置をするのか。これは一般会計の補正にも関わってくる事項です。そういう面では非常に大きな課題だと思うのですが、その辺りの認識はどういうふうに考えていますか。

経営企画室長:まさに鈴木委員がおっしゃるとおり、一般会計に影響を与える重要な課題であるという認識はさせてもらっております。
ただ、現時点において、一般会計においては新年度予算の編成過程にありますこと、また、市立病院においても新年度の診療体制等で幾つか流動的な要素があるものですから、それらを総合的に勘案させていただきながら、新年度ないし今年度補正での財政支援についても協議をさせていただくということで、現在進めているところでございます。

鈴木君:今年度は、令和6年度から始まった新たな江別市立病院経営強化プランの初年度です。初年度は2億5,000万円ぐらいの赤字になることを前提に江別市立病院経営強化プランをつくってきたけれども、結果的に、初年度からこれが達成できない見通しになったということ、それは事実です。
そうすると、3年後に見直しをすると言っていたことの前倒しをして、根本的な病院経営の在り方、診療科目の問題などいろいろな課題も含めて、今年度中に見直しをしていかないと、年度を経過するごとにだんだん赤字が膨らんでいくことになりかねないと危惧しているのです。私はそう考えているのですが、その辺りはいかがでしょうか。

経営企画室長:江別市立病院経営強化プランの初年度である令和6年度において、このような大きな赤字の見込みとなったことについては、大変申し訳なく思っております。
江別市立病院経営強化プランの見直しにつきましては、令和10年度までの計画期間の中間年度である令和8年度に行うことを仮に決定しておりましたが、現下の環境の変化や今年度の経営状況などを踏まえますと、見直し時期の前倒しについても検討を進める必要があると考えております。

鈴木君:江別市立病院経営強化プランの見直しについて、前倒しすることも検討していくということですからそれをよしとはしないけれども、ぜひともそこはやっていただきたいというふうに思います。
新聞記事を見ると、准看護師の賃上げが診療報酬の改定率と合ってこないと。そうすると、その分が病院にとっては赤字になるという記事が出ていました。
まさに今はそうだと思うのです。准看護師を含めて診療報酬を改定してくれればいいけれども、それは全く関係ない次元で計算されているので、その分を総務省が補助金や交付金で措置してくれればありがたいのですが、病院自体のダウンサイジング、病院の規模を縮小することによって、ベッドの稼働率を90%に上げていくというような方法を取らない限り、これだけ開きが大きくなってくると、その分で経営的にはマイナスになってくるのだというような記事もありましたので、そこはこれから十分対応していただきたいと思います。

委員長(本間君):ほかに質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
これをもって、市立病院所管事項を終結いたします。
健康福祉部入室のため、暫時休憩いたします。(10:16)

委員長(本間君):委員会を再開いたします。(10:16)
3健康福祉部所管事項、(1)第4回定例会予定案件、アの一般会計補正予算(第5号)についてを議題と致します。
本件に対する説明を求めます。

管理課長:健康福祉部の一般会計補正予算(第5号)の概要につきまして一括で御説明いたします。
資料を御覧ください。
3款民生費、1項社会福祉費の事業名、障害者社会参加支援事業は、手話通訳者、要約筆記者のイベント等への派遣回数の増による増額です。
表の2行目、自立支援医療給付費は、更生医療適用者のうち、生活保護受給者の入院者数の増加による増額です。
表の3行目、障害者移動支援事業は、利用件数等の増加による増額です。
表の4行目、障がい福祉一般管理経費は、障害者自立支援給付支払等システムの改修対応に係る増額です。
表の5行目、老人憩の家管理運営事業は、上江別老人憩の家の灯油漏れに対する処理経費の追加です。
次に、3款民生費、2項児童福祉費の事業名、子ども・ひとり親・重度医療電算改修経費は、子ども医療費助成制度における所得制限撤廃に係るシステム改修によるものです。
以上です。

委員長(本間君):ただいまの説明に対し、質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
これをもって、健康福祉部所管事項を終結いたします。
総務部入室のため、暫時休憩いたします。(10:19)

委員長(本間君):委員会を再開いたします。(10:19)
4総務部所管事項、(1)報告事項、アの令和5年度江別市財務諸表についてを議題と致します。
本件に対する報告を求めます。

財務室長:令和5年度江別市財務諸表について報告いたします。
別冊資料の1ページを御覧ください。
1初めには、これまでの経過等を記載しております。
別冊資料の2ページを御覧ください。
財務書類の会計範囲について、市では、3つの会計区分により財務書類を作成しており、一般会計等は、一般会計と基本財産基金運用特別会計を合わせたもの、全体会計は、一般会計等に特別会計及び企業会計を加えたもの、連結会計は、全体会計に市が一定割合以上を出資する関与団体を加えたものです。
別冊資料の3ページを御覧ください。
3財務書類4表の説明ですが、3ページから6ページにかけて、貸借対照表、行政コスト計算書、純資産変動計算書及び資金収支計算書の内容等について記載しています。
別冊資料の7ページを御覧ください。
4会計別財務書類4表について、7ページから15ページまでが一般会計等の財務書類となっています。
まず、7ページの貸借対照表ですが、左側の借方は、年度末時点における保有資産の状況を表すもので、右側の貸方は、資産に対応する負債と純資産を表しています。
別冊資料の8ページを御覧ください。
行政コスト計算書は、民間企業でいう損益計算書に代わるものです。自治体は、利益を目的に運営するものではないことから、行政サービスに要する経費を表示しています。
別冊資料の9ページを御覧ください。
純資産変動計算書は、貸借対照表における純資産の変動内容を表すものです。
別冊資料の10ページを御覧ください。
資金収支計算書は、1年間の現金の流れを表すものであり、下から5行目の本年度末資金残高は、令和5年度決算の形式収支と一致しています。
別冊資料の11ページを御覧ください。
11ページから15ページは、財務書類における注記であり、国の方針に基づき、昨年から添付しております。
注記には、重要な会計方針などの財務書類作成の前提となる条件や、後発事象、偶発債務の有無など、財務状況の理解に必要と考えられる事項が記載されています。
以下、別冊資料16ページから22ページにかけては全体会計、23ページから29ページにかけては連結会計に係る財務書類4表を記載していますので、御参照いただきたいと思います。
別冊資料の30ページを御覧ください。
5一般会計等財務書類4表の分析について御説明します。
まず、1人口1人当たりの貸借対照表及び行政コスト計算書ですが、上段の貸借対照表における資産合計は100万3,000円となり、前年度から2万9,000円の増となりました。
また、下段の行政コスト計算書について、一番下の行にある純行政コストは37万9,000円となり、前年度から1万円の増となりました。
別冊資料の31ページを御覧ください。
2プライマリーバランスについて、令和5年度は、約13億円の黒字となりました。
次に、3社会資本形成の世代間負担比率ですが、純資産比率は、令和5年度は66.3%、その下の将来世代負担比率は21.3%となりました。
次に、4有形固定資産減価償却率ですが、令和5年度の償却率は81.1%となりました。
別冊資料の32ページを御覧ください。
5資産の構成及び6行政コスト対税収等比率は、それぞれ記載のとおりです。
7債務償還比率は、一般財源等に対する地方債の残高等の比率を表すものです。
なお、別冊資料の33ページ以降は、連結会計の分析及び行政コスト計算書などにおける科目の内容を記載していますので、御参照いただきたいと思います。
以上です。

委員長(本間君):ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
次に、(2)第4回定例会予定案件、アの職員の特殊勤務手当に関する条例の一部改正についてを議題と致します。
本件に対する説明を求めます。

職員課長:第4回定例会に提案を予定しております職員の特殊勤務手当に関する条例の一部改正について御説明いたします。
資料1ページを御覧願います。
初めに、1改正理由についてでありますけれども、国家公務員については、異常な自然現象などにより重大な災害が発生した被災地において応急作業等に従事した場合は、特殊勤務手当が支給されておりますが、国からの通知により、当該手当の支給等について、国家公務員等との均衡を図るよう要請があり、これらを踏まえ、災害応急作業等手当を新設するため、所要の改正を行うものであります。
次に、2改正内容についてでありますが、(1)支給対象は、国などの要請等に基づき、異常な自然現象などにより重大な災害が発生し、または発生するおそれがある地域に派遣され、応急作業等に従事した職員とし、(2)支給額は、日額1,080円とするほか、応急作業等が深夜に行われるなどの場合は、100分の100の額を超えない範囲内の額を加算するものであります。
次に、3施行期日でありますが、公布の日とするものであります。
以上です。

委員長(本間君):ただいまの説明に対し、質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
次に、イの専決処分(一般会計補正予算(第4号))についてを議題と致します。
本件に対する説明を求めます。

財務室長:資料の2ページを御覧ください。
第4回定例会に報告を予定しております専決処分(一般会計補正予算(第4号))の概要について御説明いたします。
このことにつきましては、10月18日開催の当委員会で御報告いたしましたとおり、衆議院の解散に伴う総選挙執行経費について、早急に措置する必要が生じたため、地方自治法第179条第1項の規定により、10月1日付で補正予算の専決処分を行ったものであります。
予算規模等は、(2)及び(3)に記載のとおり、補正額は6,335万3,000円で、財源は、全額、国庫委託金で措置したものであり、既定予算額539億1,624万5,000円に加えますと、補正後の額は539億7,959万8,000円となるものであります。
以上です。

委員長(本間君):ただいまの説明に対し、質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
次に、ウの一般会計補正予算(第5号)の概要について及びエの一般会計補正予算(第5号)についてを一括議題と致します。
本件に対する一括説明を求めます。

財務室長:資料の3ページを御覧ください。
一般会計補正予算(第5号)の概要について御説明いたします。
まず、1の(1)編成方針でありますが、歳出の決算見込みに伴う措置のほか、その他緊急を要するものへの措置を行うことを目的として編成したものです。
(2)予算規模ですが、補正額は1億6,129万1,000円の追加となり、これを既定予算額に加えますと、補正後の総額は541億4,088万9,000円となるものです。
次に、(3)一般会計款別事業概要についてですが、民生費ほか諸支出金の各款において、表に記載の7事業の補正を行うものであります。
なお、これらの財源内訳については、表の一番下に記載のとおりであり、一般財源は1億3,441万6,000円です。
次に、総務部所管分の補正予算の概要を御説明いたします。
12款諸支出金、1項他会計繰出金の病院事業会計繰出金は、病院事業会計において、令和6年度予算の収益的収支を補正することに伴い、一般会計から病院事業会計への繰出金について、令和6年度当初予算の繰出しルールに基づき再算定したところ、繰出金の算定額が大きく増加することから、繰出金として1億774万2,000円を追加するものです。
以上です。

委員長(本間君):ただいまの説明に対し、質疑ございませんか。

鈴木君:病院事業会計繰出金は、小児医療経費と産科医療経費について、新たに算定したらこれだけの金額になったということで、そこは基準に基づいて算定しているのでよろしいかと思います。
ただ、問題は、先ほど説明を受けた段階では、病院事業会計の年度末決算が約7億円のマイナスになるということで、当然、そのことは財政課とも協議の中でああいう補正予算を組んでいると思うのです。
そうすると、年度末の約7億円の資金不足に対して、一時借入金で賄っても賄い切れない状況が生じると思うのです。
今、21億5,000万円の長期貸付けが残っていますので、そうすると、何らかの形で新たな財政支援を市立病院に対して行っていかないと、市立病院の経営ができない、年末処理ができないということになりかねないので、その辺りは市立病院との間でどういう議論がされて、どのような方針でいこうとしているのか、そのことについてお答えをお願いします。

財務室長:補正後の年度末の資金不足についてでありますが、現在、病院事業会計の状況を見ますと、今後、収支不足が見込まれる状況であるため、病院事業会計と一般会計で協議をしているところです。
今後の予定ですけれども、どういう形で支援していくのか、一般会計にも大きく影響することでありますので、来年度の当初予算、また、今年度の補正予算を含めて、今後、市立病院と一緒になって、どういう形がいいのか検討していきたいと考えております。

鈴木君:今の市立病院の経営状況を見ていくと、V字回復することはほぼ不可能に近い、市立病院もそういうふうに言っております。そうすると、どのタイミングでやるかは別にして、市立病院の運営体制の根本的な見直しについて判断していかなければ、だんだん赤字が膨らんでいくだけになります。
そして、一般会計から足りない分を順次補填していくことについても、その財源が一般会計にあればいいのだけれども、これから庁舎の建設資金として財政調整基金も使っていくという流れでいくと、今年度は7億円近いマイナスになるという病院事業会計をこれからどうするのかを真剣に検討していかなければいけない時期に来ていると思うのです。
その辺りについてどういう方針をお持ちなのか、年度末で改めて協議したいということではなくて、今から、市立病院の在り方を含めて、一般会計からきちんと指導するなど、市長が市立病院をどうしようとしているのかということをはっきりとしてほしいのです。
そのことについて、今の段階でお答えできることがあればお聞きします。

財務室長:今後の市立病院について、一般会計としてどのように考えていくかということですけれども、まず、現在の市立病院の状況は、将来も含めて、一般会計にも大きな影響があることは理解しております。
一般会計としましては、新年度予算を組んでいく中で、市の基金の状況や今後の支出等、将来的な状況を総合的に考えながら、病院事業会計と協議していきたいと考えております。

鈴木君:そこまでは分かっているのです。
問題は、財政課として、総務部として、市長との間で、市立病院問題が大変だという認識をしているのかどうかを聞きたかったのです。
病院経営の在り方について議論はされているのか、する予定はあるのか、総務部長、お答えください。

総務部長:この案件については、かねてから非常に厳しい財政状況の中、課題としては大変難しいものであると認識をしております。
今回の補正等も含めてですが、市立病院側と市長側で協議をしておりまして、現時点でこうしますということは言えませんけれども、厳しい市立病院の状況、一般会計の不透明感もありますので、そこの認識は共有しているところでございます。
今後については、先ほど病院事業会計の質疑の中で、江別市立病院経営強化プランの話もありましたけれども、市立病院の在り方について、できる限り早めに議論していきたいと思っております。
ただ、一般会計としましては、病院事業会計の中身については、市立病院が医療関係のプロでありますので、当然持っているノウハウがあると思いますから、我々との役割分担や認識を共有しながら、市立病院としてできること、一般会計としてどういう助言ができるかということを、理事者を交えて協議していきたいと考えております。

委員長(本間君):ほかに質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
これをもって、総務部所管事項を終結いたします。
総務部退室のため、暫時休憩いたします。(10:37)

※ 休憩中に、第4回定例会の委員長報告の有無について協議

委員長(本間君):委員会を再開いたします。(10:41)
次に、5第4回定例会の委員長報告の有無については、行わないことと確認してよろしいでしょうか。(了)そのように確認いたします。
次に、6協議事項、(1)決算審査の日程等についてを議題と致します。
私から前回の委員会で話をさせていただきましたが、令和5年度の決算審査において、初めて質疑通告制を導入いたしました。それに伴って、審査日程や部局の組合せ等も初めてこの形で行いました。
まずは、審査日程を6日間取りましたけれども、実際に行っていただいて、事務局から参考資料も提出していただいておりますが、次年度以降、この審査日程と部局の組合せについて、皆さんの御意見をお伺いしたいと思っております。
まだ1年目、初めてのことではありましたけれども、比較的余裕を持って審査を行えたのではないかと私は思っております。皆さんから、日程と部局の組合せについて御意見等がございましたら、お伺いさせていただきますが、ございますでしょうか。

徳田君:会派の中でもいろいろと話合いをしましたけれども、今回の審査の形式や流れの中で、特に問題はなかったというふうに思っております。
まだ始めて1回目ということもありますから、そういう意味では、何回かやっていく中で、課題があれば、それについて話し合っていくというようなことでよろしいのではないかと思っているところです。

委員長(本間君):今、徳田委員からお話がありましたとおり、初めてのことでもあり、今後、部局によっては質疑項目が増えてくる可能性もあるのではないかと思っております。
ですから、この1回で、6日間を短くしたり、部局の組み方を変えるというのは時期尚早かなと私も思っておりますので、次年度の決算についても、引き続きこの日程と組合せで行っていくこととしたいと思いますが、よろしいでしょうか。(了)そのように確認いたします。
次に、決算書と事務事業評価表の件でございます。
今は、冊子とファイルでお渡しして、データについてはiPadに入っておりますけれども、今後、これをどうしていくかというお話です。
皆さん御存じのとおり、今後、議会運営委員会で、サイドブックスにおけるファイルのダウンロードやプリントアウトの件、この辺りの議論が予定されておりますので、その結論が出ないと話ができないと思っています。一旦、議会運営委員会で議論をして、結論が出ましたら、この件について改めて皆さんと協議したいと思っていますが、それでよろしいでしょうか。(了)そのように確認いたします。
最後になりますけれども、今回の決算審査は、初めての質疑通告の導入でありましたので、皆さんから御意見、御要望等があれば、今日のところはお伺いをさせていただいて、それを正副委員長と事務局で一定程度交通整理し、具体的な手法等を検討した上で、皆さんにお示しして協議をしたいと思っております。
ですから、今日は、皆さんから御意見、御要望等があればお聞かせいただきたいと思っていますが、どなたかございませんか。

鈴木君:令和4年度と令和5年度の時間を比較すると、前年度比で若干増えている部分はあるのですけれども、それはあくまでも質疑通告をして増えているという状況です。
去年までは、決算書の全項目について各部局から報告されていたのですけれども、今回は、質疑通告のあった部局だけ説明するという形になりました。
ですから、通告のなかった部局に関しては、説明もなければ何もないということで、せっかく各部局が一生懸命業務をして、自分たちはこういう業務をやって、こういう成果があったということも含めて、どこかで説明があってもいいのではないかと思ったものですから、正副委員長の中で今後の検討課題として協議していただければ大変ありがたいと思っております。

委員長(本間君):今のお話というのは、皆さんも御存じのとおり、質疑通告を導入する前の決算審査においては、全ての課から決算説明を受けていたわけでございます。
今回、質疑通告を行った結果、質疑通告のない課については、その説明の機会がないということです。予算審査の際の委員会でも説明がなく、質疑通告がなければ、その質疑もされないということですので、各課からの説明は必要ではないだろうか、こういうことでよろしいですね。
こういう御意見でございますので、これについては正副委員長と事務局で協議をさせていただいて、もしそれを実行するということであれば、どのような手法が考えられるのかを協議し、皆様にお示しした上で協議したいと思っております。
ほかに御意見等はございませんか。

高橋君:今回、質疑通告の締切りが連休が明けてすぐの日程でした。通告する前には、一定程度担当課にもお伺いした上で通告したいと思うような場面もありますので、日程を設定する際に、締切りを連休から1日置いていただければと思っております。
これは今後の委員会で日程確認するときに申し上げればいいことですけれども、それがやりにくかったということだけ申し上げておきます。

委員長(本間君):今回は、連休を挟む日程でございましたので、連休を考慮した日程の組み方ということかと思います。これも含めて協議をさせていただきたいと思います。
ほかに御意見等はございませんか。

稲守君:自分が質疑したいと思う事項があったとしても、ほかの委員から質疑があると思って通告は控え、関連で質疑をすればいいと考えるような場合があると思うのです。
ところが、出てきた質疑通告を見ると、ほかの方がするだろうと思っていた質疑が通告にないという場合があると思うのです。
その場合、なかなか難しいかもしれませんが、一旦全部の質問通告が出てきた段階で確認させていただいて、質疑を追加するような機会を設けることはできないかと思うので、御検討いただければと思います。

委員長(本間君):現状では、締切りまでに皆さんから質疑通告を提出していただき、その後に取りまとめをするわけですが、その際、特定の案件に関しては、ある委員が毎年質疑をされている経過があって、また今年もされるだろうから、自分はその関連で質疑すればいいと考えたけれども、出そろった通告を見ると、今回、その委員は質疑しないというようなケースのお話ですね。
それは考えられないことではないと思いますので、例えば、締切りの何日か前に、現在出ている通告状況を一旦お知らせしていただき、その内容によっては追加の質疑を通告できるようにしてはどうかというような御意見と受け止めましたので、これも正副委員長と事務局で協議の上、どのような手法があるのか、可能であればその辺をお示ししたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
ほかに御意見等はございませんか。(なし)
それでは、6協議事項については、そのような形で進めさせていただきたいと思います。
最後に、7その他について、各委員からございませんか。(なし)
事務局からございませんか。(なし)
以上で、本日の委員会を散会いたします。(10:52)