経済建設常任委員会 令和6年11月27日(水)(1)
(開会前)
※ 日程確認
(開 会)
委員長(石田君):ただいまより、経済建設常任委員会を開会いたします。(13:29)
本日の日程は、開会前に確認いたしましたとおり、次第に記載のとおり進めてよろしいでしょうか。(了)そのように確認いたします。
経済部入室のため、暫時休憩いたします。(13:29)
委員長(石田君):委員会を再開いたします。(13:29)
1付託案件の審査、(1)議案第87号 指定管理者の指定について(江別市都市と農村の交流センター)を議題と致します。
本件に対する説明を求めます。
農業振興課長:それでは、私から、議案第87号 指定管理者の指定についてを御説明申し上げます。
経済部農業振興課が所管しております江別市都市と農村の交流センターにつきましては、江別市公の施設の指定管理者の指定の手続等に関する条例第4条の規定に基づき、令和7年4月1日から当該施設の管理を行う指定管理者となるべき団体の公募及び選定を終えたことから、地方自治法第244条の2第6項の規定に基づき、当該被選定者を指定管理者として指定するため、あらかじめ議会の議決を求めるものであります。
なお、指定の期間でありますが、令和7年4月から令和11年3月までとするものであります。
提出資料について御説明申し上げます。
まず、資料の2ページをお開き願います。
資料の2ページは、江別市都市と農村の交流センターの公募に係る申込者からの提案概要でございます。
上から、申込者、管理実績業務名、総事業費、提案指定管理料、利用料金制の採用の有無、自主事業、特記事項について記載しております。後ほど、御参照願います。
続いて、資料の3ページを御覧願います。
資料の3ページは、江別市指定管理者選定委員会からの選定結果報告書でございます。
今回、指定管理者として指定しようとする団体の選定理由等について記載されております。
続いて、資料の5ページをお開き願います。
記載のとおり、提案内容、プレゼンテーション、質疑等から、6次産業化事業や食育事業等様々な事業に取り組む中で、事業ごとのアンケートにより利用者の声を聴き改善していこうとする姿勢が顕著であり、今後も施設の効用発揮が期待できるという理由で、当該団体が選定されております。
なお、別冊の参考資料1ページから29ページは、選定されました当該団体からの申込書類の写しでございます。選定結果報告書に関連した参考資料として御参照ください。
以上です。
委員長(石田君):ただいまの説明に対し、質疑ございませんか。
内山君:資料の2ページの提案指定管理料に、令和7年度の金額が記載されております。4年前の提案指定管理料と見比べてみると、物価も人件費もいろいろと上がってきた中で、指定管理者も努力されているのか、90万円ほどしか上がっていないのです。この金額で運営は大丈夫なのか、経費削減や収入増の努力や工夫などが分かりましたら教えていただきたいです。
農業振興課長:まず、前段の前回との比較で申し上げますと、この施設においては、少年野球場や大型木製遊具の設備等が増えたことに基づき、これまでも指定管理者と協議をする中で、指定管理業務を変更させていただいた結果、令和6年度でお願いしている金額と同じ指定管理料の提案となったところでございます。
この指定管理者においては、現状の施設を運営する際、特にここ数年の物価高騰等による影響により、いわゆる光熱水費や燃料費の増嵩がある中で、当然のごとく、職員の工夫なりで節電等を進めて経費の圧縮に努めていると伺っております。
もう一つ大きいのは、今回の提案の中でもおっしゃっていたのですけれども、いわゆる清掃などは一般的には外部の事業者にお願いするのですが、自分たちでできることはできる限りやるという方針の下、基本的には常駐されている職員等で対応されております。
そんな形で、結果として、この指定管理料で次期以降も可能であるとお話を伺ったところです。
内山君:これまで8年間の経験を踏まえて、いろいろな努力をされていること、効率的な運営に寄与されていることが分かりました。
委員長(石田君):ほかに質疑ございませんか。
石川君:前回の委員会で、2団体の応募がありましたとお伺いしていたかと思ったのですけれども、もう1団体と比べて、今回の事業者を選定した経緯について、選定理由は書いてありましたが、採点の部分でもう少し詳細をお伺いします。
農業振興課長:今回の指定管理者の指定に当たって、事前に事業者への説明会を行ったところです。その段階では、今回指定となった事業者のほか、もう1団体、札幌市内に本社があって江別市内に事業所がある団体が説明会にいらっしゃり、2団体でございました。
ただし、実際の申込みの段階では、今回、指定管理者として指定する団体のみであり、もう1団体は応募がなかったという結果でございます。
石川君:もう一つお聞きいたします。
この資料の6ページに指定管理者被選定者採点集計表がありまして、おおむね問題はないかと思うのですけれども、採点に当たって何か気になるところや改善に至らなければいけないところがございましたらお聞かせください。
農業振興課長:前回の令和2年度の選定の際の平均点を確認したところ、160点ほどで、今回については190点ということで、良好なサービスや、施設の特徴を生かした自主運営などの部分を江別市指定管理者選定委員会の中で評価されたと、部局としては考えております。
委員長(石田君):ほかに質疑ございませんか。
本間君:今、石川委員からも質疑がありましたけれども、この特定非営利活動法人えべつ江北まちづくり会は、すごく一生懸命やられているという印象があって、私は、全くもって不満な点はありません。
ただ、採点集計表の話がありましたが、この採点を見て、平均点以上ではありますけれども、市として気になる点、例えば、市が考えていたより低かった、この辺はよく頑張っているなど、この集計表を見て何かありませんか。
農業振興課長:なかなか難しいのですが、先ほどの質疑でもありましたとおり、4施設管理経費の縮減の中で、こういった物価高騰の中でも、評価点としては20点配点のうち、五、六割は行っているところは評価に値すると思います。
もう一つは、2の(5)で、いわゆる施設の特長を活用した自主事業の提案は、これまでの実績も当然ですけれども、やはり地域に根差した団体ということを踏まえつつ、地域で都市と農村の交流を進めるという考えの下で進められているので、本件の配点としても10点中8.5点ということですから、これらの部分が通常考えられるよりも高いと部局としては考えております。
本間君:少年野球場や大型木製遊具ができたことで、これから非常に注目されることや、市としてもSNSなどを使っていろいろと周知していくということもありますので、ますます楽しみな施設だなと思っています。
今後、この施設をどのような位置づけに持っていきたい、または、この施設を使っていきたいのか、市としての将来的な施設の在り方を教えてもらいたいです。
農業振興課長:あくまでも、現状のめどという考えで申し上げますと、もともとの設置目的としては、従前あった施設の代替機能も踏まえつつ、江別市全体の都市と農村の交流を進める、いわゆるハブ機能を持った施設だと捉えております。それに基づく部分で、本来であれば集客をするための施設として、ほかの要素も加えるところですけれども、この江別市都市と農村の交流センター(えみくる)にしてみると、ここだけに人が来ればいいということではなく、ここを起点としてほかの施設にも行っていただく。また、来る方も地元の方だけではなくて都市部、特に最近ですと市外の方の利用も増えているということですから、その辺をより進めたいと思っております。
ただ、一つ、今の指定管理者と進めている中で若干課題となっているのは、リピーターがすごく増えているのですけれども、新規の方の獲得についてでございます。その辺についても、今後、市としては進めてまいりたいと考えております。
委員長(石田君):ほかに質疑ございませんか。
岩田君:資料6ページの集計表で、あまり高くはなかったのですけれども、団体の経営状況に問題がないかというところで、ここは特定非営利活動法人だと思うのですが、今の状況で気になっているところはございませんか。
農業振興課長:こちらについては、地域の方もそうですし、ほかの団体に所属している方も含めてのNPO法人であるというふうに伺っています。
先ほども御答弁いたしましたが、ある程度、職員数を絞りながら効率的な運営を進めていらっしゃる中で、位置づけとしては特定非営利活動法人ですから、その範囲の中で、江別市都市と農村の交流センター(えみくる)を使った自主事業としてイベントを行い、その収益等で運営を賄っているということでございます。
ただ、新しい事業をさらに起こすということで、今、ほかにも幾つか事業に取り組まれていますけれども、当然、そこまでの財源はないということと、新しい職員を迎えるほどの余裕もないというふうに聞いております。
現状の体制としては全く問題ないと思いますが、今後、職員の年齢が高くなっていくにつれて、次の方を迎え入れるというところが課題だと団体からは聞いております。
委員長(石田君):ほかに質疑ございませんか。
稲守君:事業内容として、野球についていろいろと実施されているようですが、これは野球場ができましたので、皆さんすごく利用しているのだと思います。ただ、あそこにはバスケットボールができるコートもあると思いますので、野球もいいのですけれども、ほかのスポーツも生かすことを何か考えているのか、お聞きします。
農業振興課長:屋外に少年用と大人用で野球場が2面あるというのが一つの特徴ですけれども、このほかにも、もともと中学校の体育館を生かしたものが、今も利用されております。その中で、従前の運営方法としては、体育館全部を利用するような形になっていまして、要は、1団体から予約が入ってしまうと、それ以外の方は入れないという課題があったところです。
その辺は、指定管理者もいろいろと工夫し、半分のところでネットのような形で仕切りを入れて、半面は1団体、もう半面はそれ以外の個人の方などとして室内も利用できますので、よりいろいろな方に使っていただきたいと考えております。そして、バスケットボールのチーム等も御利用されているというふうに聞いております。また、特に冬場については、当然、外ではできませんので、室内をいろいろな団体に利用していただきたいと考えております。
もう一つ特徴としては、通常、市内の施設では6か月前から予約を受付されているようですけれども、江別市都市と農村の交流センター(えみくる)では3か月前から受付のため、いろいろな方が御利用できるような工夫もされていると聞いております。
当然のごとく、体育施設である体育館においては、いろいろなスポーツで御利用されるような工夫をされているというふうに聞いております。
委員長(石田君):ほかに質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
経済部退室のため、暫時休憩いたします。(13:46)
※ 休憩中に、議案第87号の今後の審査方法等について協議
委員長(石田君):委員会を再開いたします。(13:48)
休憩中に確認いたしましたとおり、議案第87号については、次回結審を行うこととしてよろしいでしょうか。(了)そのように確認いたします。
次回の委員会は、11月27日水曜日の午後1時52分から開催いたしたいと思いますが、よろしいでしょうか。(了)そのように確認いたします。
最後に、2その他について、各委員からございませんか。(なし)
事務局からございませんか。(なし)
以上で、本日の委員会を散会いたします。(13:48)