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総務文教常任委員会 令和7年1月14日(火)

印刷用ページを表示する 掲載日:2025年3月29日更新

​(開会前)

※ 日程確認

(開 会)

委員長(徳田君):ただいまより、総務文教常任委員会を開会いたします。(13:28)
本日の日程は、開会前に確認いたしましたとおり、次第に記載のとおり進めてよろしいでしょうか。(了)そのように確認いたします。
なお、本日の委員会に藤城委員が欠席する旨の通告がございましたので、御報告いたします。
企画政策部入室のため、暫時休憩いたします。(13:29)

委員長(徳田君):委員会を再開いたします。(13:29)
1企画政策部所管事項、(1)報告事項、アの第3期江別市総合戦略策定に係る意見公募(パブリックコメント)の実施についてを議題と致します。
本件に対する報告を求めます。

総合計画・総合戦略担当参事:それでは、私から、第3期江別市総合戦略策定に係る意見公募(パブリックコメント)の実施について御報告いたします。
資料を御覧ください。
初めに、1意見公募(パブリックコメント)の実施についてですが、江別市総合戦略は、えべつ未来づくりビジョンに掲げる将来都市像、幸せが未来へつづくまちえべつを実現するため、特に少子高齢・人口減少への対策を総合的に行う戦略であります。
現行の第2期江別市総合戦略は令和6年度で終了となり、現在、策定作業を行っているところですが、次期の第3期江別市総合戦略案を取りまとめましたので、その内容について意見公募(パブリックコメント)を行うものであります。
2実施概要について、(1)意見公募期間は、令和7年1月15日水曜日から同年2月14日金曜日までとし、(2)資料の公表場所として、記載の13か所に配架するほか、そのほかの実施方法については、資料に記載のとおりであります。
続きまして、第3期江別市総合戦略(案)を説明いたします。
別冊資料1ページをお開きください。
第1章これまでの地方創生の取組と江別市の現状では、1社会情勢等の変化のほか、2第2期江別市総合戦略の取組結果と現状認識において、現時点における数値目標の達成状況や、別冊資料2ページ以降になりますが、江別市の人口推移、人口動態などについて記載しております。
別冊資料5ページを御覧ください。
第2章第3期江別市総合戦略の策定では、1総合戦略の目的や位置づけとして、総合戦略策定の経緯のほか、市の最上位計画であるえべつ未来づくりビジョン(第7次江別市総合計画)との関係や計画期間について記載しております。
別冊資料6ページの2総合戦略の基本的な考え方では、本市の目指すべき理想像、いわゆる地域ビジョンに、人が集い、行き交う、にぎわいのあるまちを掲げ、目指すべき将来の目標人口を、令和11年度において、将来推計人口の11万3,810人を上回る人口を目指すとしております。
別冊資料7ページを御覧ください。
3基本目標では、この後詳細にお示しいたします4つの基本目標について記載しております。
4総合戦略の推進では、総合戦略を推進するに当たっての共通した考え方である協働による取組、広域連携・地域間連携による取組、地域資源や地域特性を生かした取組、デジタル技術を活用した取組について記載しております。
別冊資料8ページを御覧ください。
5総合戦略の進捗管理では、進捗管理は、数値目標や重要業績評価指標、いわゆるKPIに基づき行っていくほか、自治会や経済団体、大学、金融機関など多くの主体が参画する江別市総合戦略推進委員会にて効果検証を行っていくことなどを記載しております。
別冊資料9ページを御覧ください。
第3章地域ビジョンの実現に向けた具体的な施策では、4つの基本目標ごとの具体的な施策等について記載をしております。
初めに、この章の構成としましては、基本目標とその数値目標、基本的方向、具体的な施策と重要業績評価指標(KPI)、そして、施策を支えるDXの視点となっております。
基本目標1持続可能で元気な経済をつくるでありますが、ここでは経済分野の取組に重点を置き取り組んでいくこととしており、数値目標は市内に働きやすい環境が整っていると思う市民割合とし、具体的な施策は、1雇用や市内経済の活性化につながる企業誘致等の推進のほか、別冊資料10ページに記載の3つの施策を位置づけ、重要業績評価指標として、誘致により立地した企業・事業所数のほか、5つのKPIにより取り組むこととしております。
また、別冊資料11ページを御覧いただきたいのですが、施策を支えるDXの視点として、創業支援セミナーのオンライン開催のほか、4つの視点を記載しております。
別冊資料12ページを御覧ください。
基本目標2えべつへの新しい人の流れをつくるでありますが、ここではシティプロモーションのほか、大学に関連する取組、さらには、現在検討を進めております新庁舎に関する取組に重点を置き取り組んでいくこととしております。
数値目標は人口の社会増減数とし、具体的な施策として、1市の価値を高めるシティプロモーションの実施のほか4つの施策を位置づけ、重要業績評価指標として、江別市の認知度の北海道内順位のほか、4つのKPIにより取り組むこととしております。
また、別冊資料14ページに記載の施策を支えるDXの視点として、情報発信のデジタル化のほか、5つの視点を記載しております。
別冊資料15ページを御覧ください。
基本目標3若い世代の結婚・出産・子育ての希望をかなえるでありますが、ここでは子育て・教育分野、結婚支援の取組に重点を置き取り組んでいくこととしております。
数値目標は、子育て環境が充実していると思う市民割合及び年少人口(ゼロ歳から14歳の人口)数とし、具体的な施策として、1地域全体で支える子育て環境づくりの推進のほか3つの施策を位置づけ、重要業績評価指標として、子育て支援センターの年間延べ利用者数のほか、5つのKPIにより取り組むこととしております。
また、別冊資料17ページになりますが、施策を支えるDXの視点として、ICTシステム導入補助(児童クラブ・児童館)のほか、2つの視点を記載しております。
別冊資料18ページを御覧ください。
基本目標4みんなで支え合い、安心して暮らせる共生のまちをつくるでありますが、ここでは、広域行政、多文化共生、公共交通などの取組に重点を置き取り組んでいくこととしております。
数値目標は、共生のまちづくりが進んでいると思う市民割合とし、具体的な施策として、1まちづくりにおける地域連携のほか5つの施策を位置づけ、重要業績評価指標として、さっぽろ連携中枢都市圏ビジョンに掲げる各連携事業の評価指標の達成割合のほか、10のKPIにより取り組むこととしております。
また、別冊資料20ページの一番下でありますが、施策を支えるDXの視点として、オンライン健康相談・保健指導のほか、5つの視点を記載しております。
続く21ページから23ページでは、参考資料として、第3章に記載した基本目標ごとの数値目標及び重要業績評価指標(KPI)を一覧としてお示しするほか、24ページには策定経過を、最終ページの25ページには、江別市総合戦略推進委員会委員の名簿を掲載しております。
以上です。

委員長(徳田君):ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。

干場君:今、パブリックコメントをするという御説明を頂いたところですけれども、期間として令和7年度から令和11年度までということで、この間、必要があれば見直しをするということですが、見直しの必要性を検証するような仕組みは置くのでしょうか。
もう1点、表現で気になるところがあるのですが、これはどこの自治体の総合戦略を見ても似たような文言なので仕方がないとは思うのですけれども、少子高齢・人口減少を克服しという表現についてです。
計画で目指して頑張っていくということで、克服という言葉もそうかとは思うのですけれども、明らかに人口が減少していく中で、今回の総合戦略の下支えになるものはDXだと思うのです。DXはあくまで手段であって、人口減少社会に向かって重要なのは市民の理解や人づくりであると思うのですが、その中で、克服という表現は私的にはすごく重くて、現実を見据えたときに、克服という言葉がどうなのかと思うのです。
グラフにも載っていましたけれども、20年後は確実に人口が減っていくという将来を見据えたときに、この辺の表現はどういう考えで記載されたのか、2点についてお伺いします。

総合計画・総合戦略担当参事:まず、今回の5年間の戦略期間中における検証の仕組みについてでありますが、第3期江別市総合戦略では、各取組の施策ごとにKPIを設定しております。
そのKPIについては、経年で捕捉していくことを考えておりまして、捕捉したKPIについては、産官学複数の主体で構成されます江別市総合戦略推進委員会に毎年報告することとしておりますので、その中で必要な検証を行っていくことを考えております。
次に、人口減少を克服するとした意味合いですけれども、委員のおっしゃるとおり、人口減少は確実に進んでいくものと認識しておりますが、減少していく中で、どのようにまちづくりを進めていくかという意味合いがここには込められております。
つまり、克服というのは増やしていくということではなくて、それは一自治体では非常に難しいものと認識しておりますので、むしろ縮みゆく自治体の中で、第7次江別市総合計画で掲げた、幸せが未来へつづくまちえべつを実現していくために、どのようなまちづくりを行っていくかということを、克服という表現で表しているものであります。
ですから、DXに関しても、あくまでも目的ではなく手段であるという観点から、施策を支えるDXの視点という形で位置づけさせていただいておりまして、DXもしっかりと取り入れながら、いかに人口減少に対応していくか、対策を取っていくかというような意味合いで、克服という表現を使わせていただきました。

委員長(徳田君):ほかに質疑ございませんか。

高橋君:個別のところで恐縮ですけれども、素案を示していただいたせっかくの機会ですので、何点かお伺いしたいと思います。
別冊資料の14ページに、新たなシンボルとなる新庁舎の建設とありますが、江別市総合戦略推進委員会は傍聴できなかったものですから、どのような議論がされたのかと思うのですけれども、私自身は、これまでシンボルという捉え方はしていなかったものですから、どのような意味合いを込めてこういう表現になっているのか、説明してください。

総合計画・総合戦略担当参事:別冊資料14ページの新たなシンボルとなる新庁舎の建設の意味合いですけれども、委員が御案内のとおり、江別市総合戦略推進委員会の中でも、新庁舎の建設について、総合戦略の中でどのような位置づけになるのかというような御質問を書面で頂いたところであります。
我々としては、えべつへの新しい人の流れをつくるといった基本目標の中で、新庁舎というのは、まちづくりにおける一つの象徴的なものと考えておりまして、新庁舎を造ることによって、人口減少対策に直接資するかというと、必ずしもそうではないとは思いますけれども、5年間の中で市が取り組む重要施策の中に新庁舎建設があり、また、新庁舎建設によって、今後、行政サービスのデジタル化についても進めていく予定でありますので、行政サービスの利便性向上や効率化を図ることを目指しているという意味合いで、新庁舎の建設について掲載させていただいたところであります。

高橋君:一般的にシンボルという言葉を使うと、目を引くようなデザインのことを表現しているのかなと思ったのですけれども、理解いたしました。
市民からいろいろなお話を聴く中では、特に若い世代の方などからは、江別市は安心して住めるまちだとか、住みやすいまちだというような声を頂いておりますので、新庁舎ができて、そこを利用される市民にとって、ストレスなくいろいろなサービスを利用できるような庁舎になればいいと思っておりますので、そういう点では、書かれていることは理解いたしました。
もう1点お伺いしたいのですが、別冊資料16ページや18ページ、さらに前の資料にも出ていたのですけれども、市内に住まわれる外国人の方が増えてきております。英語圏だけではなく、様々な言語を使われる方が増えている中で、そうした方々への対応というのが一つの課題になっていると思うのです。
その中で、DXというほど大げさなものではないにしても、例えば翻訳アプリなど、いろいろなものの活用が行政の窓口等でも想定されると思うのですが、一方で、行政としては、正確性のある翻訳アプリでなければならないとも思いますので、そうしたことも検討が必要ではないかと思うのです。
しかし、ここに書いてある施策を支えるDXの視点というのは、一般的なことしか書かれておりませんので、職員の皆さんは、いろいろなことを想定しながら臨んでいけるのかなと疑問に思ったものですから、その辺りはどのように想定されているのか、お伺いします。

総合計画・総合戦略担当参事:外国人への対応についてでありますけれども、この江別市総合戦略の中において、外国人への窓口サービスをどのようにするかというところまで具体的に記載しているものではありません。
翻訳アプリという御意見もありましたけれども、外国人も含めて、行政サービスの窓口業務をどのようにしていくかということについては、新庁舎の建設の中でも取組について話し合われているところですので、そういった中で一つ一つの課題を検討しながら進めていくのかなというふうには考えております。

高橋君:人口減少の下で日本の経済を継続していくためにも、外国人の方というのは貴重な存在だと思うのですけれども、そうした方たちが日本に来て、さらには江別市に来て、居心地のよさとか、住みやすいと思って江別市を選んでいただけるようにすることも大事なことの一つだと思うのです。
そういう点では、新庁舎の建設だけではなくて、今のうちからやれることや検討できることはあると思うのですが、その点は職員の皆さんの意識の中にあるのかどうか、役所の窓口はもちろんですけれども、いろいろな場面で想定されることだと思います。外国人への対応について位置づけがしっかりとされているのかどうか、戸籍住民課の窓口に限ったことではないと思いますが、その点について考え方をお聞きします。

総合計画・総合戦略担当参事:近年、江別市においても、外国人の方の数が増え続けておりますし、国籍についても様々な方が来ていただいていると承知しております。
江別市総合戦略を策定する中で、外部委員の中からも、外国人の問題については多くの議論を頂いたところでありまして、例えば、別冊資料20ページ、基本目標4の5番では、外国人との相互理解の促進という形で項目を挙げさせていただいておりますが、人口減少という局面において、今後、外国人の活用は避けて通れないと認識しておりますことから、まずは相互理解の促進をスタートラインにして、生活する上で必要な情報を提供したり、地域住民との相互理解が進むような取組について記載しているところであります。
また、現時点における具体的な取組としては、国際交流員の配置や江別国際センターへの支援を通じて理解促進を進めていきたいと考えておりますが、この5年間で新たな局面が出てきた際には、これを変更することも視野に入れながら、この問題について取り組んでいくべきではないかと考えております。

高橋君:この点については、いろいろな活動に参加されている市民もいらっしゃれば、漠然とした不安を感じておられる市民もいらっしゃいますので、市役所としては、様々な部署にわたって職員の意識が必要な分野だと思います。
その点は、市民も江別市に来てくださった外国人の方も、安心して過ごしていけるように、具体の話はこの計画とは違いますけれども、日頃の業務の中でしっかりと対応をお願いしたいと思います。
もう1点、同じ別冊資料20ページですけれども、公共交通は大きな課題があると思っております。路線バスの利用促進については、これまでもバス利用についていろいろとアピール等もされておりますけれども、とりわけバスを多く利用するのは通勤・通学の方々だと思うのですが、高齢化に伴って通勤ニーズが減少しているのが大きな課題になっていると思うのです。高齢化ということで考えれば、朝夕の通勤のバス利用だけではなく、日中の生活の場面での利用が考えられるところですが、その中でいかにバスを使っていただけるかということが課題だと思います。
ここではそうしたことも視野に入れた書き方になっているのかどうか、これは江別市地域公共交通計画と絡むことなので、具体的には江別市地域公共交通活性化協議会でやっていくことかと思いますが、この点について確認しておきます。

総合計画・総合戦略担当参事:6番の公共交通ネットワークの維持・改善については、まちづくりの要素として非常に重要なものであると認識しております。
KPIであるバス輸送人員の目標値についても、江別市地域公共交通計画の目標値と一致させておりまして、公共交通施策として、バス路線をしっかりと維持・確保していくことは欠かせないというふうに聞いております。車を持たない学生や高齢者の方などにとっては重要な足となりますので、この辺についてもしっかりと意識を持って取り組んでいきたいと考えております。

委員長(徳田君):ほかに質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
これをもって、企画政策部所管事項を終結いたします。
企画政策部退室のため、暫時休憩いたします。(13:56)

委員長(徳田君):委員会を再開いたします。(13:56)
最後に、2その他について、私から1点お諮りさせていただきたいと思います。
さきの委員会で協議いたしました市民と議会の集いにおける市民意見の取扱いについてですが、所管部局から報告を受け、調査する必要があると確認されました中・高生の放課後の居場所に関する取組と考え方について、部局に確認したところ、主な所管は子ども家庭部になるということでございます。
なお、対象が中・高生の放課後の居場所ということですから、対象が中学生で、なおかつ公民館などの社会教育施設に限れば、教育部が所管になるということでございます。
そのため、所管外である本件の調査は行わないこととするか、もしくは、対象を中学生のみとして、さらに、社会教育施設に関することのみ教育部から報告を受けて調査することとするか、そのいずれにするかについて各委員から御意見等をお聴かせ願いたいと思いますが、いかがでしょうか。
もし報告を受けるとしても、中学生で、なおかつ社会教育施設に関することのみという限られたものになりますので、報告を求めても、具体的なものは少ないのかなというような印象ではございます。

高橋君:社会教育施設に視点を当てたときには、中学生だけではなくて、高校生や大学生、さらに言えば大人もそうですけれども、若い世代に限ったとしても、中学生に限定した話ではなく、高校生等も対象になってくるかと思うので、社会教育施設というところを切り口にしてお伺いすることはできないのでしょうか。

委員長(徳田君):もちろんできると思います。
ただ、あくまでも社会教育施設における居場所ということになりますし、社会教育施設が独自に居場所のことをやっているかというと、あまりやっていない部分もあるので、今後、政策としてどういうふうに進めていくのかというところまでいくと、なかなか具体的な答えは出てこないのかなという印象はあります。ただ、現状をお聞きすることはできると思います。
ほかに御意見はございませんか。

干場君:私も高橋委員と同じような考えで、施設面での課題がまだあると思っています。
そして、当委員会が所管だと思いますので、そういった部分でのやり取りができるのであれば、そこに絞った形でも取り上げていただけるとありがたいと思っています。

委員長(徳田君):ほかに御意見はございませんか。(なし)
それでは、ただいま協議いたしましたとおり、社会教育施設における子供の放課後の居場所の現状についてということで、教育部から報告を受け、調査することとしてよろしいでしょうか。(了)そのように確認いたします。
なお、教育部から報告を受ける項目及び時期等につきましては、正副委員長と事務局で調整の上、各委員に改めてお知らせいたします。
その他について、各委員からございませんか。(なし)
事務局からございませんか。(なし)
以上で、本日の委員会を散会いたします。(14:01)