総務文教常任委員会 令和6年11月29日(金)
(開会前)
※ 日程確認
(開 会)
委員長(徳田君):ただいまより、総務文教常任委員会を開会いたします。(9:59)
本日の日程は、開会前に確認いたしましたとおり、次第に記載のとおり進めてよろしいでしょうか。(了)そのように確認いたします。
なお、傍聴希望者がおり、入室を許可いたしましたので、御報告いたします。
選挙管理委員会事務局及び傍聴者入室のため、暫時休憩いたします。(9:59)
委員長(徳田君):委員会を再開いたします。(9:59)
1選挙管理委員会事務局所管事項、(1)報告事項、アの第50回衆議院議員総選挙結果についてを議題と致します。
本件に対する報告を求めます。
選挙管理委員会事務局長:第50回衆議院議員総選挙結果について御報告いたします。
資料を御覧願います。
1投票結果についてでありますが、令和6年10月27日に執行されました衆議院議員総選挙の小選挙区での結果は、当日有権者数が10万738人、投票者数が5万9,781人、投票率が59.34%となります。
次に、2投票率についてでありますが、全国、全道、石狩振興局管内の他市について掲載しております。
全国が53.85%、全道が56.15%、石狩振興局管内の他市の投票率は資料のとおりです。
次に、3期日前投票についてでありますが、市民会館と市内大学の2か所に期日前投票所を設置しており、各投票所の投票者数と期日前投票全体の投票率は資料のとおりです。
期日前投票所の期間については、市民会館が10月16日から10月26日までの11日間、各大学は1日のみの実施となります。
以上です。
委員長(徳田君):ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。
高橋君:期日前投票についてお伺いいたします。
前回の衆議院議員総選挙よりも期日前投票の投票率が上がっている中で、酪農学園大学での期日前投票の投票者数が前回と比べて少なくなっているのですけれども、曜日の巡り合わせだとか、何か要因を把握されていたらお伺いします。
選挙管理委員会事務局長:今、御質疑のありました期日前投票所における酪農学園大学の投票者数についてでございますが、委員のおっしゃられるとおり、前回と比べたときに、70人程度減っております。
時期的に、同じ10月で、変わらないものでございます。
会場、日程等についても、平日ということで同じでございます。
事務局としては、今回、こういうふうな結果になった詳しい理由については把握しておりません。
高橋君:大学の場合、学生だけではなくて地域の方も投票できるという扱いだったかとは思うのですけれども、主に学生が投票するであろうと考えたときに、3年たてば学生も大分入れ替わりがあるのではないかと思いますので、同じ人が選挙権を持つ対象者ではないことから、人数の増減があるのは仕方ないことだと思います。
それから、投票所運営へのお手伝いなどが盛んであれば、なおのこと、関心を持っていただけるのかなということも考えております。
いずれにしても、今回、急な解散ではあったけれども、投票率は、全国、全道の平均と比べると、それなりのパーセンテージでありますので、選挙管理委員会での御努力があったことなのだろうなと思って拝見いたしました。
委員長(徳田君):ほかに質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
これをもって、選挙管理委員会事務局所管事項を終結いたします。
教育部入室のため、暫時休憩いたします。(10:05)
委員長(徳田君):委員会を再開いたします。(10:05)
2教育部所管事項、(1)報告事項、アの日本ホッケー協会公式ホッケータウンの認定についてを議題と致します。
本件に対する報告を求めます。
スポーツ課長:日本ホッケー協会公式ホッケータウンの認定について御報告いたします。
資料の1ページを御覧願います。
1概要でありますが、公益社団法人日本ホッケー協会では、協会創立100周年を記念して、ホッケーを通じた地域活性化を目的に、ホッケー競技の普及振興に実績がある、もしくは、今後の取組が期待される自治体を公式ホッケータウンとして認定しています。
江別市は、北海道唯一の公認ホッケー場である北海道立野幌総合運動公園人工芝ホッケー場を有し、全国大会のメイン会場としても利用されております。
この実績が評価され、江別市は、このたび、公式ホッケータウンとして認定されたものであります。
次に、2認定の意義(効果)でありますが、この認定により、公式ホッケータウンの呼称権、認定ロゴの使用権、全国大会や地域大会誘致へのPR効果の向上、ホッケーの認知度向上による競技人口の増加、市民がホッケーを楽しむことによる健康維持や体力向上への寄与などの効果が期待されます。
次に、3認定日は、令和6年10月28日であります。
次に、4今後の予定は、時期は未定ですが、日本ホッケー協会の役員にお越しいただき、認定式を行うほか、北海道ホッケー協会と連携し、大会誘致や体験教室の開催などを予定しております。
スポーツ課では、江別市が公式ホッケータウンとして認定されたことにより、今後のホッケー競技の振興と、市の認知度向上に努めてまいりたいと考えております。
以上です。
委員長(徳田君):ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
次に、イの江別市学校給食の在り方検討に係る中間報告についてを議題と致します。
本件に対する報告を求めます。
給食センター長:(1)報告事項、イの江別市学校給食の在り方検討に係る中間報告を御報告いたします。
資料の2ページを御覧願います。
1概要について御説明いたします。
これからも安全で安心な給食を安定的に提供し続けるために、江別市学校給食の在り方検討委員会を設置し、今後の給食提供体制について協議を進めてきておりますが、これまでに3回の江別市学校給食の在り方検討委員会を経て、表に記載の3案について、継続して協議していくこととなりましたので、御報告いたします。
今後、検討を進める案は、統合センター新築案、対雁調理場新築案、民間事業者デリバリー方式導入案の3案です。
次に、2検討経過でございますが、第2回江別市学校給食の在り方検討委員会において、給食提供体制の検討案として、記載の5つの案を提示し、それぞれのメリット・デメリットなどを協議しております。
9月以降、現在の学校給食の試食会や、児童生徒、保護者、教職員に対するアンケート調査を実施し、学校給食に対する思いや現状を確認いたしました。
ここで、別冊資料を御覧ください。
学校給食アンケート調査結果報告書について御説明いたします。
この報告書は、別途作成しました学校給食アンケート調査結果報告書の全体版を概要版としてまとめたものです。
アンケート結果の集計は全てを掲載しておりますが、分析のために行ったクロス集計の結果は主要なものを抜粋して掲載しております。
表紙を御覧ください。
下段に記載のとおり、回答率は、児童生徒で17.5%、保護者で30%、教職員で56.3%となりました。
アンケートの設問は、実際に給食を食べている児童生徒と保護者とでは異なるものとなりますが、保護者と教職員では、ほぼ同じ内容の設問としております。
給食が好きかどうかなどの満足度を確認する設問では、児童生徒で9割以上、保護者で7割以上、教職員で約8割が肯定的な回答をしており、江別市では、満足度の高い給食を提供できていることが伺えました。
保護者や教職員に対し、学校給食において、重要だと思うこと、期待するものについて聞き取ったところ、栄養バランスや子供がおいしく食べられること、衛生管理の徹底や安全な食事であることに回答が集中する結果となりましたので、今後の給食提供において、その点が損なわれないように意識していきたいと考えております。
また、調理方法についての設問では、これまでどおり、安全・安心な給食が提供されるならどんな調理方法でも構わないに対する回答が8割以上となりました。
その他の結果については、資料を御確認ください。
今回のアンケート結果を、現在、進めている学校給食の在り方検討において活用してまいります。
資料にお戻りいただき、3ページを御覧ください。
11月の第3回江別市学校給食の在り方検討委員会では、アンケート結果を報告した後、自校・親子方式案や調理場の新築案、民間事業者デリバリー方式導入案などについて比較検討できるよう、それぞれの案の建設費等を含めた運営費や栄養教諭の配置数などのメリットやデメリットを一覧にまとめて説明しました。
資料の4ページを御覧ください。
各案について、江別市が抱える課題への対応や食育、実現性などの項目について、大きく改善が見込まれるものを二重丸、現状維持、ややプラスとなるものを丸、やや後退するものを三角、現実的ではないものや学校給食が大きく損なわれるものをバツとして、事務局側から提案しております。
以上の資料を基に、江別市学校給食の在り方検討委員会において、比較検討し、議論いただき、自校・親子方式案は、学校におけるスペースの問題や費用面の課題が大きく、実現性は極めて低いことから、今後の検討案からは除くこととなりました。
また、センター調理場の増築案については、増築後の調理場は、調理動線の確保に課題が残り、安定した給食提供にはリスクとなることから除くこととなりました。
さらに、民間事業者デリバリー方式導入案のうち、市所有調理場を持たず、小・中学校全校への導入案については、栄養教諭の配置がなくなることによる食育推進に大きな課題があるとして、除くこととしております。
以上の経過から、検討案を5つから3つに絞るまでに至りました。
最後に、3今後のスケジュール(予定)でありますが、第3回江別市学校給食の在り方検討委員会において、3つの案のうち、民間事業者デリバリー方式導入案については、直接事業者からの説明を求めたいなど、より情報収集を行いたいとの意見が出たため、12月12日に、民間施設で調理された給食を試食する場を設け、民間事業者への質疑等を行うこととなりました。
この試食では、江別市学校給食の在り方検討委員会の委員に試食していただくほか、市民の方にも試食していただく機会としたいと考えております。
12月末には、第5回江別市学校給食の在り方検討委員会を開催し、検討案について継続して審議していきます。
令和7年に入りましたら、基本方針(案)を策定し、パブリックコメントを経て、総務文教常任委員会に御報告する予定です。
以上です。
委員長(徳田君):ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。
藤城君:今の最後の説明の江別市学校給食の在り方検討委員会の検討の中に、民間事業者デリバリー方式導入案も入っていると思うのですけれども、基本的に、江別市の給食は、野菜などの江別産の食材があるときはそれを優先して使う、そして、北海道産、国産という形になっていると思うのです。今後、民間事業者デリバリー方式導入案にした場合も、そういった食材を市内の小・中学生に提供するという考えは一緒でしょうか。
給食センター長:仮に、民間事業者デリバリー方式導入案になった場合の地場産野菜の活用についてでございます。
江別市の学校給食の特徴は、地場産野菜の使用率が非常に高いことから、江別市学校給食の在り方検討委員会でも、どういった手法であっても地場産野菜が使用できることが大切であるとの意見もあったことから、サウンディング型市場調査で聞き取った内容の中では、民間事業者デリバリー方式導入案であっても地場産野菜の使用ができることを確認しております。
藤城君:他市町村では、そういった方式になると、値段だけの問題になって、やはり地元の野菜があまり使われなく、安く価格が設定されるところまでしか地場産を使わないという例もありますが、そういったところは十分に検討されているということでしたので、安心しました。
委員長(徳田君):ほかに質疑ございませんか。
高橋君:今ほどの藤城委員の質疑に関連してですけれども、民間事業者デリバリー方式導入案にした際に、どのようなルートで食材を納入していただく形になるのか、教えてください。
給食センター長:民間事業者デリバリー方式導入案になった際の食材の調達については、基本的には民間事業者が行うこととなっております。
実際にこの案になった際には、食材の選定に当たって、地場産野菜を積極的に使う形を求めることも含めて、仕様書に重要事項として記載した上で選定を進めていければと考えております。
高橋君:当市の学校給食で地場産野菜を使うようになった頃から議員の経験があるものですから、その経過について、いろいろなお話を伺ってきたところです。一定の量を確保しなければならないということで、相当な努力をされて市内の農家さんたちとの関係をつくっていって、安定的な納入をお願いできるようになったというふうに伺ってきたところです。もし民間事業者に委託するようになった際には、そのノウハウも引き継ぐようなことにもなるということでしょうか。
給食センター長:仮に、民間事業者デリバリー方式導入案となった場合の地場産野菜の導入の手法については、毎年2月に、地場産野菜の検討に係る協議を給食センターで行っておりますので、この協議に参加してもらい、どういうふうに納入していけばいいか、どういった品種を導入できるか、その辺りを協議していければと考えております。
高橋君:その方法については確認させていただきました。
そのほか、幾つかお伺いしたいことがございます。
アンケート調査を行っておられるのですけれども、特に別冊資料8ページの保護者へのアンケートの質問11の調理方法についての設問に対して、これまでどおり、安全・安心な給食が提供されるならどんな調理方法でも構わないという回答をされた方が圧倒的に多いとなっております。保護者には、調理が委託になることで、どのようなところが変更になるのかということまで情報が伝わっていてこういう回答がされているのかについて確認させてください。
給食センター長:アンケートの調査の手法についてですけれども、保護者には、直営調理がどういったものか、委託調理がどういったものかといった情報がなかなか行き届いていない状況だと思いまして、それを踏まえて、設問の聞き方としては、市の職員による直営調理であっても、民間事業者による調理であっても、献立の作成はこれまでどおり市の責任において実施され、給食の質がこれまでと同様であることを前提であると前置きをした上で、調理方法については、これまでどおり、安全・安心な給食が提供されるのならどんな調理方法でも構わないの回答欄を設けたところであります。
調理方法については、教職員の方は、人事異動で石狩管内の他の市町村の給食を食べられておりますので、直営調理であっても、委託調理であっても、質は変わらないということを理解されていると思うのですけれども、保護者の方は直営調理と委託調理の違いについて理解できていない状況だと思いましたので、このような前置きをした中での聞き取りとなりました。
高橋君:私としては、その説明だけで本当に十分理解していただけるかどうか、甚だ疑問ではあります。
献立自体を市で作成するというのは結構ですけれども、前に当委員会に報告いただいたときに出ていたかと思うのですが、管理栄養士が直接現場に指示を出せるかどうかというのが一番大きな違いだと感じております。もしもそのことを知っていれば、もしかしたら保護者の方たちも考え方が違うかもしれません。
それから、教職員の方たちも石狩管内での異動なものですから、今、石狩管内では、江別市以外は委託調理になっているということで、どこで食べてもそれなりの水準のものを召し上がっているので、それには慣れている状態だと思うのです。
ただ、江別市の学校給食は非常に評判がいいというふうに伺っているので、委託調理でも問題が生じるわけではないと考えているかもしれないけれども、何が望ましいのかということであれば、また若干違ってくるのではないかと感じております。
これは、アンケートを行った結果、こういうふうに出たということですけれども、それをどう捉えるのかというのはすごく大事なことだと思いますので、申し上げておきます。
委員長(徳田君):ほかに質疑ございませんか。
藤城君:これは根本的なことかもしれないですけれども、民間事業者デリバリー方式導入案にしたときに、江別市内で調理をして配送するのか、そうではなく、他市町村の場所を利用してということもあるのかを教えてもらえますか。
給食センター長:仮に、民間事業者デリバリー方式導入案となった場合の調理場所については、民間施設の調理場で調理して配送する形になるのですけれども、調理場所が市内なのか、市外なのかというものは、その民間調理業者によって変わってくるので、まだ決まっていないところでございます。
藤城君:市内であればいいと思います。今、農家の人たちが納入するに当たって、市内の施設ですから、朝早くとか昼から納入しているのですが、市外となると、日もちするような物しか納入できない形になってしまいます。また、鮮度が重要な野菜は、今であれば納入して下ゆでしていますので、そういった限られた野菜しか納入できなくなるという懸念があります。
あとは、配送について、今は江別市にある配送業者を使って給食センターから各小学校、中学校に配送していると思うのですけれども、市外となると、江別市の業者を使って配送することもできなくなるかもしれないという懸念があります。
給食センター長:民間事業者デリバリー方式導入案となった場合の調理場の設置場所については、今、サウンディング型市場調査の中で伺っている業者のお話では、できるだけ江別市に近いところ、もしくは、江別市内に調理場を設置した上で、食品の納入や配送ができればというように言われております。
また、直接学校に配送する業者については、現在委託されている業者をそのまま使用するのか、もしくは、民間事業者が準備した配送トラックを使って配送するのか、その辺りは、別途、協議が必要になってくると考えております。
藤城君:そうであれば、この江別市学校給食の在り方検討委員会の話合いの中のメリット・デメリットの中に納入という項目も入れて検討していただかなければ、江別の食材を使うということになっても、配送や納入が遠くなったりしますと、限られたものにしかならないという懸念がありますので、その辺を入れて検討していただきたいと思っております。
委員長(徳田君):ほかに質疑ございませんか。
干場君:前回も申し上げましたが、進め方のことについて触れたいと思います。
サウンディング型市場調査についても行った後の報告でしたので、そういう手法を取ることは事前に説明してほしいというお話をさせていただいたと思うのです。今回も、アンケートを取ったということですが、どういう内容を聞くかという説明が事前に当委員会になかったことは、進め方として丁寧ではないという気がしています。
江別市学校給食の在り方検討委員会の結果がどうなるにせよ、やはりプロセスを大事にしていただきたいと思います。江別市学校給食の在り方検討委員会の委員の皆さんもそうですが、我々も市民の代弁者としてそれぞれ考えを持っているわけですから、そこは今後も丁寧に進めていただきたいと思っています。
それで、アンケート調査の質問11について、前段で高橋委員からも質疑があったかと思うのですけれども、この質問は、申し訳ないですが、誘導質問にしか見えないのです。アンケートがこの説明だけで行った場合に、保護者がこれをどう読み取るか。これまでどおり、安全・安心な給食が提供されるならどんな調理方法でも構わないとありますが、安全・安心な給食であることは当たり前で、それが一番大切なことですから、それと調理法等をミックスしてこういう設問とするということ自体が、教育委員会は何を知ろうとしているのかが私はよく分からないのです。
ただ、この回答のパーセンテージが多いので、こういう結果だったのかなと思うのですけれども、給食の質の問題と、いわゆる老朽化した対雁調理場の話がごちゃごちゃになっているのです。一生懸命議論をしていただいていると思うのですが、傍聴していても明らかにそんな感じなのです。
ただ、そこのところをもう少し整理していただかないと、安全・安心で、地元の野菜さえ使えればどんなものでもいいのでしょというふうに捉えられかねない委員会になってしまうので、進め方をもう少し整理していただきたいと思います。
さらに言えば、教育委員会の考え方も見えないのです。全てをこの江別市学校給食の在り方検討委員会の検討事項に上げて検討したいということも分かるのですけれども、傍聴させていただいても、どういう方向に進むのか捉えにくくなっている状況を少し心配しておりますので、今申し上げた進め方については、教育委員会としてどのように考えておられるか、お聞かせください。
給食センター長:江別市学校給食の在り方検討委員会の進め方ですけれども、今、干場委員が言われたように、確かに、今まで、施設の老朽化対策と調理面の問題について、検討内容がなかなか定まってないところがありました。それも事務局として感じているところでございます。
当市の場合は、正規調理員の定年退職による調理員数の大幅な減が5年以内にあります。そのため、5年後を見据えた運営体制の手法について検討する必要があると考えております。
また、対雁調理場の老朽化についてもかなり顕著であることから、調理員の人手不足に対応する設備の更新も、このタイミングで合わせて検討することで、将来的に学校給食の安定的な提供につながると考えていたことから、江別市学校給食の在り方検討委員会でこの2つを検討する形になったわけです。
これまで、3回の江別市学校給食の在り方検討委員会を経て、提供体制の検討案について、5案から3案に絞られたわけですが、建物の今後の在り方が非常にクローズアップされていて、運営手法についてはまだ深く議論されていないと感じていることから、第4回以降の江別市学校給食の在り方検討委員会で3つに絞られた案の中で給食の質の維持と衛生管理の徹底のほか、人手不足を解消するための運営手法についても深く議論していければと考えております。
干場君:人手不足も理解は致しますけれども、一方で、人手不足の問題は直営から民間になったからといって解消されるわけではなくて、求人情報を見たら、高齢者施設や学校給食の調理員は、いつも募集しています。だからこそ、安定的に安全・安心な給食を提供するために何が重要かというところを、行政としてきちんと腰を据えて話をしていただかないといけないと考えております。
そういう意味では、1回目の江別市学校給食の在り方検討委員会に財政の資料も出ていましたけれども、初めての方があのような資料を見せられて、どう判断していくか、少し困惑していた方もいらっしゃったので、やはり基本的な考え方というところを内部でもきちんと押さえていただきながら、江別市学校給食の在り方検討委員会には識者の方もいらっしゃいますので、もう少ししっかりと議論していただきたいということを一応申し上げておきたいと思います。
委員長(徳田君):ほかに質疑ございませんか。
高橋君:頂いた資料で、民間事業者デリバリー方式導入案を1つとしてカウントした場合、5案を比較検討し、そのうちグレー色の網かけになったところが検討対象から外れたということで、感想としては、自校・親子方式案のメリット・デメリットを拝見しますと、子供たちのことを考えたときには、デメリットを超えてメリットが大きいと感じていたものですから、比較対象の中でバツが幾つかついたことで、検討対象から外れたのは本当に残念で仕方がないということは申し上げておきたいと思います。
単純なことで確認させていただきたいのが、民間事業者デリバリー方式導入案の中学生に導入のところで、小・中学生に導入のところも同じですけれども、1食単価が中学校だと現行よりも安くなる金額が示されているのです。これはどうしてなのか、お聞きになっていれば確認させてください。
給食センター長:民間事業者デリバリー方式導入案の中学校の単価設定についてですけれども、基本的に、学校給食の保護者負担の単価は食材のみの積算金額となっておりまして、単価の内訳としては、主食、副食、牛乳の3つの単価で構成されます。
民間事業者デリバリー方式導入案の給食費単価については、現段階では金額の内訳まで確認しておりませんが、金額が安くなる理由として考えられることは、例えば、食材購入の手法の違いで単価が抑えられているのではないかと考えております。
高橋君:それが一番心配なところです。
先ほど藤城委員からも質疑がありましたけれども、私たちは、江別の学校給食は、食材にこだわりを持っているから、他市と比べても高上がりだけれども、それだけいいものを提供しているのだという自負があったと思いますので、この辺は本当に厳しく見ていっていただきたいということを申し上げておきます。
続いてお伺いしたいのが、この表の中でメリット・デメリットがいろいろと書かれているのですけれども、栄養教諭の配置について、先ほど申し上げたように、管理栄養士がどのように動けるのか、あるいは、調理をされている方にどのような系統で指示を出せるのかということが安全な給食を確保する上で重要なことだと思います。その点がここには記載されていないのですが、どのようなことでしょうか、確認させてください。
給食センター長:こちらの表の中の栄養教諭の配置についてですけれども、配置基準については、北海道の基準で、児童生徒数が1,800人以下の場合は1人、1,801人から6,000人以下の場合は2人、6,001人以上の場合は3人という形で基準がなされていまして、それぞれの5つの案になった場合に、栄養教諭の配置人数がどうなるのかというところを想定して人数を記載しております。
もし仮に栄養教諭が少なくなった場合の食育への対応ですけれども、現在、給食センターには5人の栄養教諭が配置されていまして、市内の小・中学校に食育の授業を行っているところであります。
今後、どの案になっていくかというところで、もし仮に人数が減った場合には、栄養教諭5名配置のほか、会計年度任用職員で栄養士と食育推進事業事務補助員が2名、現在配置されているので、役割分担等を見直して栄養教諭が食育に専念できるような体制を構築していく中で対応できればと考えております。
高橋君:調理に関しての指示の系統が違ってくる点については、表に表す考えはないのでしょうか。
給食センター長:今後の江別市学校給食の在り方検討委員会の開催に当たって、今、高橋委員が言われたように、栄養教諭がどういうふうに関わっていくのかというところも分かりやすく説明できるような資料づくりをしていければと考えております。
高橋君:ぜひ丁寧な検討をお願いしたいと思います。
ただ、私も江別市学校給食の在り方検討委員会を傍聴させていただいて、委員長の発言の中に、しばしば委託調理を前提としているかのような言葉が出てきて、すごく気になっているのです。
これは全部フラットな状態で検討を進めるものだとお伺いしていましたし、最初に当委員会に報告を頂いたときは自校・親子方式から全て検討していただくということでしたけれども、調理についても、直営調理なのか、委託調理なのかということも同じようにフラットに検討していくということなのか、それとも、委員長が何らかのお考えを持っておられるのか、その辺りはどのようなことになっているのか、確認させてください。
給食センター長:検討に当たっては、残された3つの案に対してフラットな状態で検討していければと考えております。
これまで3回の検討をする中で、例えば、PTA代表の方も委員として入られているのですけれども、そういった方は今現在の学校給食の直営調理や委託調理の手法について理解できない部分もあるので、委員長から、現状はどういったような運営形態になっているかというところを詳しく説明するため、そのような発言をしていたと考えられます。
今後、委員の方、また、市民も含めて、より分かりやすい丁寧な説明に努めていければと考えております。
高橋君:ぜひ会議の進め方自体に十分配慮をして行っていただきたいということを申し上げておきます。
12月12日に予定している民間事業者デリバリー方式導入案の試食会ですけれども、先ほど説明もあったかと思いますが、試食会で食べる意義について確認させてください。
給食センター長:12月12日に民間事業者デリバリー方式導入案の給食の試食会を実施することになったのですけれども、実施する経過としては、江別市学校給食の在り方検討委員会の中でも、民間事業者デリバリー方式導入案というものがどういったものなのかという情報が不足しているので、まずは食べてみる必要があるだろうといった経緯で、試食会を実施することになりました。
その中で、実際にどういった食材が使われているのか、どういった配送経路となるのか、民間事業者との質疑応答の時間を設けたいと思いますので、その中で情報収集、情報提供をしていければと考えております。
高橋君:江別市学校給食の在り方検討委員会は、もちろん傍聴者は発言できないので、実に残念だなと思っておりますけれども、例えば、そのとき、どのようなメニューが提供されるのかによって感じ方も違うと思いますので、その辺りもしっかりと情報提供していただければと思います。
もう一つお伺いしたいのが試食会ですけれども、委員だけでもかなりの人数がいらっしゃって、さらに傍聴の方も含めると相当な人数になるかと思いますが、どのような方法で試食会を開催されるのか。
特に給食センターという場所柄、衛生に関してはしっかりとした対応が必要かと思いますけれども、食事をする人の間隔を確保するような形で行われるのか、換気などもそうですが、どのようなやり方で試食会を開催される予定なのか、確認させてください。
給食センター長:12月12日に実施する試食会については、想定では、時間は午後6時30分から午後7時45分まで、場所は江別市立学校給食センター2階の研修会議室で行う予定です。
参加される方については、江別市学校給食の在り方検討委員会のメンバーのほかに、市民の方も先着20名が試食する形で考えております。
配送については、民間事業者の施設で調理したものを給食センターに運んでもらって試食してもらうような形で考えております。
高橋君:そうしますと、試食会は、委員と先着20名があの場所で一斉に食事をするということでしょうか。
給食センター長:現段階の想定では、一緒に食事をするような形で考えております。
高橋君:承知しました。
十分衛生管理に配慮いただければと思います。
委員長(徳田君):ほかに質疑ございませんか。
干場君:今の試食会について、意見として言わせていただきますけれども、前回の江別市学校給食の在り方検討委員会の中で試食会をすると決めたことについては、私としては非常に違和感があります。
それだけは申し上げておきたいと思います。
委員長(徳田君):ほかに質疑ございませんか。
三吉君:試食会について確認ですけれども、この試食会をやるという広報や周知は、市民の皆さんにどういう形で行うのですか。ホームページに載っているのは拝見したのですが、ほかにどういう形でやりますと周知されているのか、確認させてください。
給食センター長:試食会の周知ですけれども、江別市学校給食の在り方検討委員会の皆さんには、期日と場所について案内していて、それ以外の方については、現在は市のホームページに掲載しているところでございます。
三吉君:小学校でも、クラスの親子レクリエーションなどで、親がレクリエーションの前に給食を食べるというイベントをやったりすることが結構多くて、保護者の方も給食に関してはすごく関心が高いのかなと思うのです。現在お子さんを学校に入れている保護者の方も参加できるような周知があればいいと思うのですが、市のホームページは、今はお忙しい親御さんも多いので、そこまで見ないのかと思うと、例えばLINEでお知らせするなど、そういう世代の保護者の方向けにも周知していただくとすごくいいのかと感じました。限定20名なので、人数も限られてはいると思うのですけれども、ぜひ検討いただけたらと思います。
委員長(徳田君):ほかに質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
これをもって、教育部所管事項を終結いたします。
教育部退室のため、暫時休憩いたします。(10:52)
委員長(徳田君):委員会を再開いたします。(10:53)
次に、3協議事項、(1)市民と議会の集いにおける市民意見の取扱いについてを議題と致します。
本件につきましては、さきに開催されました市民と議会の集いで頂いた市民意見の取扱いについて、各委員会で協議することが議会広報広聴委員会で確認されております。
具体的には、先日、サイドブックスで配信した意見整理表のうち、当委員会に振り分けられた意見について、1つ目に所管部局から報告を受け、調査する必要があると判断される意見、2つ目に参考意見として承る意見、以上の2つに分類して当委員会における市民意見の取扱いを整理したいと思いますが、そのように進めてよろしいでしょうか。(了)そのように確認いたします。
それでは、休憩中に、当委員会における市民意見の取扱いについて協議を行いたいと思います。
暫時休憩いたします。(10:54)
※ 休憩中に、市民と議会の集いで頂いた市民意見の取扱いについて協議
委員長(徳田君):委員会を再開いたします。(11:36)
休憩中に協議いたしましたとおり、当委員会における市民意見の取扱いについては、まず1つ目に、中・高生の放課後の居場所に関する取組と考え方についての報告を求めた上で質疑を行うということ、それから、2つ目に、現状を踏まえた今後の市内バス路線の在り方について報告を頂いて調査をするということ、それ以外の意見については、参考意見として承る意見ということにしてよろしいでしょうか。(了)そのように確認いたします。
なお、所管部局から報告を受ける項目及び時期等につきましては、正副委員長と事務局で調整の上、各委員に改めてお知らせをさせていただきます。
本日の協議結果につきましては、委員長の私から議会広報広聴委員会に報告させていただきますので、お含みおき願います。
以上で、本件を終結いたします。
最後に、4その他について、各委員からございませんか。(なし)
事務局からございませんか。(なし)
以上で、本日の委員会を散会いたします。(11:37)