予算決算常任委員会 令和5年9月25日(月)
(開会前)
※ 日程確認
(開 会)
委員長(本間君):ただいまより、予算決算常任委員会を開会いたします。(9:59)
本日の日程は、開会前に確認いたしましたとおり、次第に記載のとおり進めてよろしいでしょうか。(了)そのように確認いたします。
1付託案件の審査、(1)認定第1号 令和4年度江別市水道事業会計決算を認定に付することについて及び(2)認定第2号 令和4年度江別市下水道事業会計決算を認定に付することについて、以上2件を一括議題と致します。
これより、認定第1号及び認定第2号の結審を行いたいと思いますが、これに御異議ありませんか。(異議なし)
御異議なしと認め、直ちに、討論、採決を行います。
これより、認定第1号及び認定第2号に対する一括討論に入ります。
討論ありませんか。
高橋君:認定第1号 令和4年度江別市水道事業会計決算を認定に付することについて及び認定第2号 令和4年度江別市下水道事業会計決算を認定に付することについて、いずれも不認定とすべき立場から討論いたします。
令和4年度においては、江別市上下水道ビジョンに基づき、水道事業では基幹管路の耐震化や老朽配水管の布設替え等による管網整備、上江別浄水場中央監視システム更新工事への着手などが行われており、下水道事業においては、大麻地区の汚水管を中心とする改築更新の継続、緑町ポンプ場等の設備更新工事など、安定した下水処理機能の確保のための設備更新工事が行われました。
経営面では、いずれも収益が予算額に届かなかったものの、経費の節減により、収益的収支では水道事業において2億6,077万8,535円、下水道事業においては7,161万887円の純利益が計上されており、健全な経営の努力がされていることは評価するものです。
なお、水道事業では全国平均や全道平均と比較すれば低いものの、管路経年化率が年々上昇してきており、下水道事業では管渠老朽化率が13.36%となり北海道内の同規模の自治体との比較で平均より高くなっているとのことでありますが、計画的に対応されてきていることは理解するものです。
しかしながら、かねてから指摘しているように、水道料金を滞納された世帯に対し、接触の機会を得るためとして給水停止措置が取られているという問題があります。給水停止に至る過程において、現地の確認なども含めて慎重に対応されているとのことであり、また、この5年間の状況を見ても、滞納件数は増減しながらも減少傾向であり、給水停止延件数は令和3年度の102件から令和4年度では52件に減少し、実件数においても93件から49件へと減少しています。現在停止中の世帯については、いずれも生活実態が見受けられないことも確認させていただきました。
さらに令和4年度からは、江別市生活困窮者自立支援ネットワークの会議にも参加し、情報共有されているとのことであり、今年度も同様に対応されるとのことでした。
これらの努力は理解するところではありますが、基本的に水道事業は市民に安全で衛生的な生活を保障することが目的であり、ライフラインである水道の供給を停止することは、滞納者への対応として取るべきではないことを指摘させていただきます。
以上のことから、認定第1号 令和4年度江別市水道事業会計決算を認定に付することについて及び認定第2号 令和4年度江別市下水道事業会計決算を認定に付することについて、不認定とすべきであることを申し上げ、討論と致します。
委員長(本間君):ほかに討論ありませんか。
奥野君:認定第1号 令和4年度江別市水道事業会計決算を認定に付することについて及び認定第2号 令和4年度江別市下水道事業会計決算を認定に付することについて、ともに認定の立場で討論に参加いたします。
令和4年度における水道事業は、江別市上下水道ビジョンの4年目に当たり、基幹管路の耐震化や老朽配水管の布設替え等による管網整備や、浄水施設・配水施設の機械・電気整備が実施されました。
経営面では、水道事業の総収益は24億647万6,000円で前年度より2.8%減少し、総費用についても21億4,569万7,000円と0.1%減少した結果、当年度純利益は前年度に比べて6,840万6,000円減少し、2億6,077万9,000円となりました。令和4年度においては、有収水量の実績が予定を下回ったことなどにより、水道事業収益が予定額に届かなかったものの、水道事業費用において、各種経費の節減に努めた結果、収益的収支で純利益を計上することができた点については評価するところであります。
委員会では、令和4年度における管路の更新状況についての質疑に対して、江別市上下水道ビジョンに基づき、古い管から更新することを基本とし、優先度、重要度を考慮しながら、計画的に更新工事を実施したとのことで、管路経年化率については全国平均と比較して低い数値を維持している旨の答弁がありました。
また、耐震化の現状と取組状況についての質疑に対しては、令和4年度においては基幹管路の耐震化事業を重点的に実施した結果、前年度と比べて基幹管路では1.5ポイント、水道管全体では0.7ポイント耐震管率が上昇したとの答弁がありました。
その他、今後の人口減少、水道使用量が減っていく中、令和4年度の状況も踏まえ管路の更新や耐震化工事の平準化の取組について質疑し、全国的な実使用年数を踏まえた更新基準を参考に、適切な更新基準の設定を行っていくほか、これまで以上に詳細な資産管理を行い、財政収支見通しを考えながら、事業を平準化し効果的に更新・耐震化を実施していくとの答弁がありました。
以上のことから、管路経年化率は全国平均より低い数値を維持し、耐震管率の上昇など努力されており、今後も引続き、費用を抑えながら計画的な整備が実施されることを期待するものであります。
次に、令和4年度の下水道事業は、江別市上下水道ビジョンに基づき、前年度に引き続き管路整備やポンプ場及び浄化センターの機械・電気設備更新、老朽施設の更新が実施されました。
経営面では、下水道事業の総収益は33億6,706万2,000円で前年度より0.5%減少し、総費用は営業費用等の増により、32億9,545万1,000円と1.7%増加した結果、当年度純利益は前年度に比べ7,235万2,000円減少し、7,161万1,000円となりました。上水道と同様に下水道使用料が予定を下回り、収益は予算額に届かなかったものの、各種経費削減に努めた結果、収益的収支では純利益を計上することができ、健全経営が維持されていると判断されるところであります。
委員会では、今後老朽化していく管路の布設替えについて、下水道管は管の内側から点検、調査を行い、補修などで延命化を施すことが可能なため、今後においても延命化を積極的に行い、標準耐用年数によらず下水道管をできるだけ長く効率的に使用していくことを基本方針としているとの報告がありました。
今後において、水道、下水道ともに、増加する老朽管や施設設備の更新・改修、また近年多発している局地的集中豪雨による災害対策などのため、経費が大幅に増大していくと考えられますが、人口減少や節水型社会への移行により、経営環境は厳しさを増していくことが予測されています。
こうしたことから、一層の経費節減と経営の効率化に努めていただき、市民生活のライフラインとして、安全で安心な水道水が将来にわたり、計画的に安定供給されることを期待し、認定第1号 令和4年度江別市水道事業会計決算を認定に付することについて及び認定第2号 令和4年度江別市下水道事業会計決算を認定に付することについて、認定の立場での討論と致します。
委員長(本間君):ほかに討論ありませんか。(なし)
これをもって討論を終結いたします。
引き続き、認定第1号及び認定第2号を挙手により一括採決いたします。
認定第1号及び認定第2号は、認定することに賛成の委員の挙手を求めます。
挙手多数であります。(高橋委員以外挙手)
よって、認定第1号及び認定第2号は、認定すべきものと決しました。
次に、(3)認定第3号 令和4年度江別市病院事業会計決算を認定に付することについてを議題と致します。
これより、認定第3号の結審を行いたいと思いますが、これに御異議ありませんか。(異議なし)
御異議なしと認め、直ちに、討論、採決を行います。
これより、認定第3号に対する討論に入ります。
討論ありませんか。
高橋君:認定第3号 令和4年度江別市病院事業会計決算を認定に付することについて、認定の立場から討論いたします。
令和4年度においては、地方公営企業法の全部適用に移行し、病院事業管理者が置かれ、新たな体制でのスタートの年となっています。財政面の取組では、議会の議決により減資が行われ、解消すべき累積欠損金の見える化が行われました。また、新型コロナウイルス感染症の第7波、第8波の影響を受ける中での運営となりました。
経営面では、入院では新型コロナウイルス感染症発生に伴う入院受入れ中止等の影響から入院患者数は前年度を下回ったものの、経営改善の取組により診療単価が上昇したことから、収益は前年度に比べ1.0%の増、外来では発熱外来受診者数の増や診療単価の上昇から、収益は前年度に比べ13.5%の増、感染症病床確保促進事業費補助金などの増もあり、病院事業収益全体では前年度に比べ11.1%の増収となったとのことです。
一方、新型コロナウイルス感染症対応に伴う手当等の増加や新型コロナウイルス感染症関連の消耗品等の購入、新型コロナウイルス感染症治療薬の購入増などもあり、また物価高騰等の影響により燃料費が大きく増加するなど、病院事業費用全体では前年度に比べ5.7%の増加となっています。
このような状況の下で、令和4年度においては5億5,137万6,044円の純利益を計上しています。
令和4年度の取組においては、認知症疾患医療センターが設置され、市内医療機関への挨拶訪問などにより紹介患者数の増加も見られるほか、もの忘れ外来の患者数も増えてきているとされています。
また、引き続き北海道から新型コロナウイルス感染症重点医療機関の指定を受け、その役割を担うとともに、さらに北海道からの要請により6月からは感染症病床を1床増やし、感染された妊婦の分娩にも対応しています。委員会審査の中では、産婦人科や小児科等との連携についても説明され、公立病院として重要な役割を果たしていることがうかがえました。
委員会での審査において、DPC機能評価係数IIについて、北海道内市立病院と比較する要求資料に関する質疑が交わされましたが、傷病名を的確に記載するなどの対応が必要であるとともに、医療圏における病院の位置づけや、どのような診療科と医師の体制を持っているかによって左右されるものであることも理解いたしました。
また、紹介率と逆紹介率の資料も提出いただいておりますが、特に逆紹介においては患者に不安を感じさせないよう、丁寧な対応が求められます。地域医療連携室と患者支援室を統合し、患者支援センターが設置されましたが、市民が安心できる地域医療体制がつくられることを期待いたします。
以上のことを述べて、認定第3号 令和4年度江別市病院事業会計決算を認定に付することについて、認定の立場からの討論と致します。
委員長(本間君):ほかに討論ありませんか。
吉田君:認定第3号 令和4年度江別市病院事業会計決算を認定に付することについて、認定の立場で討論いたします。
令和4年度の病院事業は、令和3年3月に策定した江別市立病院経営再建計画ロードマップ2023に基づき、計画最終年度の令和5年度での収支均衡に向け、令和4年4月に地方公営企業法の全部適用に移行し、新たに着任した病院事業管理者の下、病院職員が一体となり様々な取組を行いました。
財務面では、議会の議決を経て資本金の減資を行い、解消すべき累積欠損金の見える化を行い、市民理解を図るため、広報誌への掲載や、出前講座などで情報発信を行いました。
さらに、地域との連携強化に向け患者支援センターの体制強化が行われ、紹介率・逆紹介率の充実につながると考えますが、病診連携に対する市内の医療機関からの紹介にあたって、情報が不十分との声もあることから、今後の地域医療機関との連携の強化に一層の充実を図っていくことを要望します。
そのほか、認知症疾患医療センターの開設においては、認知機能障害を持つ方と御家族が、住み慣れた地域で安心して生活できることを目的に、医療、介護、生活支援等のサポート体制を整えていくとのことであり、もの忘れ外来等の開設は対応が充実していると評価します。
また、健診センターについて、委員会での質疑において健診体制がリニューアルされた際に、以前の健診の方法との違いに戸惑うことや、健診の精度の担保など、利用者に合わせた説明等が不十分との指摘があり、利用者の目線に合わせた対応を要望します。
健診利用者数については堅調であり、新たな健診システムでは高機能肺ドックの導入など、利用推進に向けた経営改善に取り組んでいると評価します。
新型コロナウイルス感染症の蔓延が続く中、病院利用者数は感染症の発生による入院受入れの中止が影響し、入院患者数は減少しましたが、外来患者数は6,527人の増加で13万8,634人となり、延べ患者数では増加傾向になり、一般診療を行いながら感染症対策に一体となって対応に当たったことは、市立病院が地域の中核的な機関として重要な役割を果たしたと言えます。
収益において、入院収益は入院患者数が減少しているものの入院単価の向上により約3,100万円の増となったが、病床利用率が依然として低い水準にあることは今後の課題と言えます。
費用において、健診センター直営に伴う人件費・材料費の増や、薬品の高騰、新型コロナウイルス感染症関係の医薬品等の購入増、物価高騰等の影響による燃料費増など医療事業費全体では5.7%の増加となり、2年連続での黒字決算は、市立病院の経営再建に向け病院職員全員で経営改善への取組の努力が、結果として現れたと考えます。
しかし、純利益の5億5,137万6,044円の中には新型コロナウイルス感染症関連の補助金が含まれていることから、楽観視はできず、さらなる収入増へつながる取組を期待します。
また、最重要課題であった診療体制の整備に向けた取組では、長い間1名体制であった耳鼻咽喉科の医師が2名体制になったことや、医師の負担軽減と救急患者の市内応需率向上を目的とした内科系2次救急輪番制の構築のため、一般社団法人江別医師会をはじめとした関連機関との協議・調整が実を結び、現在に至っていることは、医師増員につながる取組が進んでいると考えます。
また、ホームページを見やすく分かりやすいよう全面リニューアルし、診療情報や医師の採用情報を充実するなど積極的に情報発信を行うなどの取組は評価されますが、質疑において医師の紹介が分かりづらいとの指摘もあり、医師の顔が見える掲載方法の検討も必要であると考えます。
そして、江別市立病院経営評価委員会で報告された市民アンケートの回答結果の中で、求められる医療機能・今後注力したい医療機能では、救急医療と感染症医療の貢献度に高い評価が出ており、重要度でも救急医療に高い評価が出ています。
また、財政支援の方向性については、維持と増額を合わせると70%以上の支持があり、今後も公立病院の必要性や役割を踏まえ病院再建の実現に向けた取組を求めます。
令和5年度から、一般会計からの借入金の償還も始まり、より一層厳しい状況が続くことは明らかであり、次年度以降も決算状況の推移を議会として厳しく注視していくことを申し添え、認定第3号 令和4年度江別市病院事業会計決算を認定に付することについて、認定すべき立場からの討論と致します。
委員長(本間君):ほかに討論ありませんか。
徳田君:認定第3号 令和4年度江別市病院事業会計決算を認定に付することについて、認定すべき立場で討論いたします。
令和4年度の病院事業は、年度当初に地方公営企業法の全部適用に移行し、新たに着任された長谷部病院事業管理者の下でガバナンス強化を進めながら、令和3年3月に策定した江別市立病院経営再建計画ロードマップ2023に基づき、計画最終年度である令和5年度での収支均衡に向けて、様々な取組が行われました。
地域との連携強化や患者紹介増を図るための取組では、患者支援センターの体制強化や、病院長、診療科の医師を中心とした近隣の医療機関訪問を効果的に実施したとのことであり、こうした積極的かつ地域のニーズを取り込む姿勢での取組が、紹介率・逆紹介率の向上につながり、患者数の増加による経営基盤の安定のみならず、大きく地域の医療を支える原動力となるものと考えます。効果を検証しながら取組を継続し、結果に結びつくことを期待します。
また、地域の認知症疾患対策の水準向上を目的とした認知症疾患医療センターの設置では、連携型としての機能を生かし、医療と介護の連携を図りながら進めているとのことであり、健診センターでは、健診システムの導入や事務員のプロパー化などによる体制強化を図ったとのことであります。今後とも、こうした特色ある事業を着実に進めていくとともに、市民への周知、浸透についても、さらに力を尽くしていただくことを願うものであります。
こうした取組を進める一方、昨年度においては新型コロナウイルス感染症が終息しない中にあって、発熱外来の運用やワクチン接種業務などの実施、前年度に引き続き新型コロナウイルス感染症重点医療機関として感染患者の受入れを行ったほか、6月からは北海道の要請に応えて分娩に対応する新型コロナウイルス感染症病床を増床するなど、地域医療を担う公立病院としての役割を積極的に果たしたものと評価するところであります。
財政面では、減資を実施することにより、財務構造の見える化を図ったことについては評価いたしますが、その財源は出資金であるということを考えれば、その決断は大変重たいものであったことは、議決した我々議会も同じ思いであります。そして、あくまでも減資は経営健全化を現実のものとするための手段でありますので、職員の皆様でその意識の共有を図りながら、この目的、目標を早期に達成するため、今後とも御尽力いただくことを願うものであります。
経営面では、入院においては、患者数で前年度を下回ったものの、診療単価の上昇で収益は前年度比1%の増、外来においては、新型コロナウイルス感染症の第7波、第8波により発熱外来受診者が増加した影響などから、収益は前年度比13.5%の増となっています。このほか、感染症病床確保促進事業費補助金など、新型コロナウイルス感染症対応のための補助金の増加等を含め、病院事業収益全体では前年度比11.1%増、7億5,218万318円の増収となっています。
費用では、新型コロナウイルス感染症対応に伴う手当等の増加や物価高騰等による影響を受け、病院事業費用全体で前年度比5.7%の増となりました。これらの結果、5億5,137万6,044円の純利益を計上しています。
令和4年度の病院事業は2期連続の黒字決算となりましたが、医師招聘を含む診療体制の整備はいまだ道半ばであり、今後における新型コロナウイルス感染症の5類感染症移行による国及び北海道による補助金、交付金の縮小や終了などを考えると、経営健全化に向けた道は不透明であり、険しいものがあると言わざるを得ません。
そうした中ではありますが、経営形態の地方公営企業法の全部適用移行や減資という大きな決断を経営健全化への不退の決意と捉え、その実現に向けて、市民の理解と協力を得ながら、病院事業管理者を中心に職員が一丸となって努力していただくことを期待するものであります。
以上述べまして、認定第3号 令和4年度江別市病院事業会計決算を認定に付することについて、認定すべき立場での討論と致します。
委員長(本間君):ほかに討論ありませんか。
鈴木君:認定第3号 令和4年度江別市病院事業会計決算を認定に付することについて、認定の立場で討論します。
令和4年度の病院事業会計は、約5億5,137万円の黒字決算となりました。
コロナ禍における過酷な環境下の中、職員の皆様に精いっぱい御尽力いただいた結果と認識しております。
しかしながら、実際の数字を見てみると、令和4年度の収入全体のうち、新型コロナウイルス感染症に係る国及び北海道からの補助金、交付金による収入は収益的収入と資本的収入を合わせて約8億7,455万円であり、そのうち上振れ要素として考えることができるインセンティブ相当分は約4億円と試算されたことが委員会質疑の中で説明されました。
一方、新型コロナウイルス感染症関連の補助金がなければ、1億4,000万円前後の収支不足となっていたであろう点についても説明がされました。これは大きな課題として指摘せざるを得ません。
厚生労働省は新型コロナウイルス感染症の5類感染症移行に伴い、大幅な補助金や交付金減額の方針であり、今後の収支均衡の実現が危ぶまれています。まさに補助金や交付金に頼らない経営を求めるところであります。
DPC機能評価係数II及び入院単価の質疑では、北海道内16市立病院中最下位の0.0763であり、入院単価も4万8,851円であることが明らかとなりました。とりわけ、地域医療係数が全道平均0.0321に対して0.00495と最下位であります。
現在の診療報酬制度は、DPC機能評価係数IIを中心に算定されていることからも、係数を上げるための分析、対策が不可欠であります。
入院単価では、全道平均値の6万719円に対して約1万2,000円低くなってしまっており、年間で7億円の収益増とすることができます。
今後、DPC機能評価係数IIの引上げ対策を早急に取り組み、収益の安定的な確保に取り組むことを求めるものです。
以上を述べまして、認定第3号 令和4年度江別市病院事業会計決算を認定に付することについての討論と致します。
委員長(本間君):ほかに討論ありませんか。(なし)
これをもって討論を終結いたします。
引き続き、認定第3号を挙手により採決いたします。
認定第3号は、認定することに賛成の委員の挙手を求めます。
挙手全員であります。
よって、認定第3号は、認定すべきものと決しました。
本日結審を行いました認定に係る付議事件審査結果報告につきましては、委員会での審査経過や結審内容を踏まえて、正副委員長で協議の上、作成いたしたいと思いますが、御一任いただけますでしょうか。(了)そのように確認いたします。
次に、2閉会中の所管事務調査(案)についてでありますが、財政運営についてを議長に申出いたしたいと思いますが、よろしいでしょうか。(了)そのように確認いたします。
次に、3その他(1)一般会計及び特別会計決算の審査に係る資料要求について、事務局より説明願います。
議事係主査:一般会計及び特別会計決算の審査に係る資料要求について御説明いたします。
上程前ではありますが、一般会計と各特別会計の決算認定が、定例会最終日に当委員会に付託される予定となっておりますことから、9月8日以降、事務事業評価表などの政策等の推進に関する資料のほか、各会計決算書と各会計決算説明書、各会計歳入歳出決算審査意見書を配付させていただいたところでございます。
今後のスケジュールでありますが、例年、定例会閉会後に委員会を開催し、審査要領(案)の確認のほか、要求資料の取りまとめを行っていただいておりますことから、次回は、9月29日金曜日の定例会閉会後に開催いただくことになろうかと存じます。
なお、要求資料につきましては、効率的に確認・取りまとめ作業を行うため、あらかじめ各委員から事務局に対し、要求資料について御報告いただいております。
報告期限は、例年のスケジュールにならい、定例会最終日の前日となります、9月28日木曜日の午前中までにお願いいたしたいと存じます。
また、要求資料につきましては、対象事業名と要求資料名を御報告いただきたいと存じますが、年度や男女別など、希望される事項を具体的にお知らせくださいますようお願いいたします。
なお、入力用のエクセルファイルを後ほどEメールで送付いたしますので、御提出の際には、Eメールで送信いただくか、事務局にUSBフラッシュメモリーを御持参いただければと存じますので、よろしくお願いいたします。
以上でございます。
委員長(本間君):事務局から説明がありましたが、確認等はございませんか。(なし)本件につきましては、事務局の説明のとおり確認してよろしいでしょうか。(了)そのように確認いたします。
その他について各委員からございませんか。(なし)
次回の委員会は、9月29日金曜日の本会議閉会後に開催いたします。
以上で、本日の委員会を散会いたします。(10:31)