生活福祉常任委員会 令和6年5月17日(金)
(開会前)
※ 日程の確認
(開 会)
委員長(鈴木君):ただいまより、生活福祉常任委員会を開会いたします。(13:30)
本日の日程は、開会前に確認いたしましたとおり、次第に記載のとおり進めてよろしいでしょうか。(了)そのように確認いたします。
なお、傍聴希望者がおり、入室を許可いたしましたので、報告いたします。
また、審査に関わる要求資料のうち、現行の健康保険証の存続を求めている団体につきましては、該当団体の数が多く、インターネットで情報収集することが困難なことから、病院における資格確認端末の普及の見通しにつきましては、既に普及が進んでいることが判明したことから、取り下げることと確認してよろしいでしょうか。(了)そのように確認いたします。
暫時休憩いたします。(13:31)
委員長(鈴木君):委員会を再開いたします。(13:32)
初めに、1付託案件の審査、(1)陳情第2号 国に「現行の健康保険証の存続を求める意見書」の提出を求めることについてを議題と致します。
陳情者の江別市生活と健康を守る会会長の鹿島敏夫さんより、陳述したい旨の申出がありますので、お受けしたいと思います。
暫時休憩いたします。(13:32)
委員長(鈴木君):委員会を再開いたします。(13:33)
それでは、陳述していただきますが、陳述時間は10分以内となっております。
ただいま午後1時34分ですので、よろしくお願いいたします。
陳情者:本日は、陳述の機会を頂き、ありがとうございます。
政府は、2023年6月に、現行の健康保険証を2024年秋に廃止し、マイナンバーカードと一体化する法案を可決、成立しました。
そのためにマイナンバー情報総点検本部を立ち上げ、これまで見つかった139万件に上る誤登録や情報漏えいなど、マイナンバーカードによるトラブルを総点検して、11月末までに対策を講ずることとしました。
その結果として、12月27日までに全てのデータの点検が終了したとする報告を行いました。
この中で、政府は、保険加入者でマイナンバーカードを持たない、あるいは、マイナ保険証の利用登録をしていない場合は、申請によらずに、全員に資格確認書を交付する、現行の健康保険証の有効期限が切れるまでは引き続き使用することができるなど、これまでの批判に対応して幾つかの修正対策を進めてきました。
しかし、マイナ保険証の登録をしたとしても、現行の健康保険証を使っている人が圧倒的に多いことも明らかになっていますが、この人たちは修正対策の対象外で、資格確認書は交付されないということになります。
さらに、政府は、マイナ保険証により、お薬等のデータが医療機関と連携され、薬の飲み合わせや分量の調節などが可能になる、薬や特定健診の情報がマイナポータルでいつでも見ることができるなど、マイナ保険証による利便性について説明を繰り返しています。
しかし、昨年末の政府による総点検で、全てのデータの点検が終了したとする後でも、マイナンバーカードやマイナ保険証のトラブルは、各医療機関で続出していると報道されています。
厚生労働省は、4月26日までに、マイナンバーカードと健康保険証のひもづけミスが新たに529件あり、誤った登録は9,240件になることを明らかにしました。マイナ保険証に関わる問題が根本的に解決されていないことを改めて示しているものと言えます。
次に、マイナンバーカードと健康保険証に対する江別市民の不安や現状について、私がお聞きしたことを紹介いたします。
実際に通院している江別市生活と健康を守る会の会員一人一人から聞き取りで教えてもらった結果、多くの会員が通院している江別市内の4つの病院、2つの心療内科、耳鼻咽喉科、眼科、歯科と5つの薬局、この全てにカードリーダーが設置されているとのことです。
しかし、そのカードリーダーのところには、病院の関係者と思える人と話をしている人を時々見かけたことはあるが、ほとんどの人は病院の診察券や現行の健康保険証で受付をしているようだと話をしています。
知人の85歳になる親が市内の特別養護老人ホームに入所しています。最近、病気がちで、施設と病院の入退院を繰り返していて、現行の健康保険証を施設に預けて対応してもらっているが、健康保険証がなくなり、その都度、顔認証つきのカードリーダーを利用することになると同行してくれる施設の人に迷惑をかけることになり、どこまで面倒見てくれるか、心配をしています。
施設側でも、現行の健康保険証なら何とかなるが、入居者のマイナンバーカードを預かって管理することができるのかどうかなどが内部でも心配なのですと話をしているそうです。
自分の経験ですけれども、昨年11月8日の真夜中に急性膵炎のため救急車で札幌市厚別区の病院に救急搬送され、そのままベッドから一度も起きることなく、寝たきりの状態で3週間点滴のみの治療でした。
妻が吹雪の中、救急車の後を追いかけて病院までついてきてくれて、私のバッグの中に入れてある健康保険証で入院手続などをしてくれましたけれども、もしもマイナ保険証でしたら、カードリーダー設置場所には行けませんし、家族もコロナ禍で面会できませんでしたから、多分、無保険扱いになり、1月末の入院費は10割の請求になっていたかもしれません。
折しも、3日前ですけれども、総務省消防庁が現場で救急隊員がカードリーダーでマイナ保険証を読み取り、救急搬送する実証事業を来週23日から始めると報道されました。まだまだ未解決の問題が積み残されているのではないかと心配をしております。
いろいろな機能がついているマイナンバーカードをいつも持ち歩くことは、特に高齢者にとっては大きな心配事です。使用方法が分からず、窓口で混乱が起きていて、自分が迷惑をかけるかもしれないと受診を控える人が出てくることが予想されると報道もされています。
河野デジタル大臣が、令和6年能登半島地震で避難している人に、マイナ保険証はたんすに入れておかないで、いつも持ち歩いてくださいと言ってひんしゅくを買っています。
5月10日付の北海道新聞の社説で、デジタルに不慣れな高齢者ほど、保険証の需要機会が多い、紙の健康保険証の廃止を急ぐべきではないと述べています。
厚生労働省は、8日、3月の国家公務員のマイナ保険証の利用率が5.73%だったことを明らかにしました。マイナ保険証の利用率が低いのは、推進する側の省庁や公務員だけの話ではありません。
先月15日に、厚生労働省は、全国のマイナ保険証の4月の利用率は6.56%だったことを明らかにしました。これまで最も利用が高かった昨年4月の6.3%から様々な対策を講じても、1年間で僅かに0.26%しか増えていません。
政府は、2023年度補正予算に、217億円を計上して、12月2日の廃止に向けて、利用率向上の取組を進めており、来院患者への声かけ、メディアなどを通じた広報の強化、利用人数の増加に応じ、診療所、薬局に最大10万円、病院には20万円の一時金を支給する計画になっています。
先ほど紹介した5月10日付の北海道新聞の社説では、強権的に映る手法は反発を招きかねず、実施時期に混乱が生じるおそれがあると称した上で、年内一本化の方針を撤回し、制度を再考するよう求めたいと主張しています。全く同感であります。
医療の現場である全国保険医団体連合会が12月に行った調査で回答した8,672の医療機関の9割が現行の健康保険証を残すべき、または、廃止を延期すべきと求めていることが明らかになりました。
北海道でも、札幌市議会や北広島市議会、南幌町議会をはじめ、15を超える市町村議会が現行の健康保険証の存続を求める意見書を提出しています。
そもそも、マイナンバーカード、マイナ保険証は、任意取得が原則です。患者、国民がメリットを感じれば、おのずと利用が増えるはずです。利用が低調なのは、現に起きている様々なトラブルにより、不信、不安が大きく、安心して利用できる環境になっていないと感じているからではないでしょうか。
今起きている様々な問題が現行の健康保険証をそのまま継続することで解決ができるものと考えます。
現行の健康保険証を廃止し、マイナンバーカードに健康保険証を一本化するという政府の決定を見直し、現行の健康保険証の存続を求める意見書を政府に提出いただくことを求めて、陳述を終わります。
ありがとうございました。
委員長(鈴木君):ただいま、陳情者より陳述していただきましたが、委員の皆様から確認等はございませんか。(なし)
以上で、陳述を終わります。
暫時休憩いたします。(13:43)
委員長(鈴木君):委員会を再開いたします。(13:44)
次に、提出資料についての説明を求めます。
赤田議事係主任:それでは、議会事務局から提出いたしました資料について御説明いたします。
資料の1ページを御覧ください。
初めに、アの資格確認書の概要ですが、デジタル庁のホームページに掲載されている資料を抜粋したものでございます。
国から示されたマイナンバーカードと健康保険証の原則一本化の方針に基づき、従来の健康保険証が令和6年12月2日付で廃止されることから、マイナンバーカードを取得していない場合などに交付されるものです。
医療機関を受診する際は、マイナ保険証によるオンライン資格確認を基本としつつ、マイナ保険証でオンライン資格確認を受けることができない方については、氏名、生年月日、被保険者等記号・番号、保険者情報等が記載された資格確認書により被保険者資格を確認することとなります。
有効期間は、5年以内で、保険者が設定することとされております。
次に、2交付対象者についてですが、マイナンバーカードを取得していない方のほか、マイナンバーカードを保有しているけれども、健康保険証利用登録を行っていない方など、資料に記載のとおりでございます。
なお、交付対象者の先頭に記載のある丸印は、申請が不要な方でございまして、四角印は、申請が必要と想定される方でございます。
次に、資料1ページ下段のイの江別市の国保加入者に対する資格確認書の交付予定数ですが、こちらは北海道国民健康保険団体連合会から江別市への情報提供を基に資料を作成したものでございます。
令和6年2月末時点の江別市の国保の加入者数2万2,387人、マイナ保険証登録者数1万3,100人となっております。加入者数からマイナ保険証登録者数を除いた人数が資格確認書の交付対象者となることから、令和6年2月末時点の資格確認書の交付予定数は9,287枚となります。
次に、資料2ページを御覧ください。
ウの資格確認書の発行に係るコストですが、現行の健康保険証の交付に係るコストと大きく変わりはないと想定されることから、令和6年度予算に計上している国民健康保険証1枚当たりを発行する際のコストを記載しております。
次に、エのオンライン資格確認端末の普及状況でございますが、厚生労働省のホームページに掲載されております市区郡町村別の導入状況から石狩管内市を抜粋したものでございます。
江別市は、顔認証つきカードリーダー申込率が91.9%となっており、そのうち、運用開始率が89.8%となっております。
次に、オのマイナ保険証の利用等に関する現状についてですが、デジタル庁のホームページから出力したものでございます。
初めに、1マイナンバーカードの保有状況ですが、令和6年1月末時点のマイナンバーカードの保有者は9,168万人で、全人口の73.1%となっております。
次に、2マイナ保険証の登録状況ですが、令和6年1月28日時点のマイナ保険証の登録者は7,143万人で、カード保有者の77.9%となっております。
次に、3マイナンバーカードの携行状況ですが、令和5年11月から12月に2万人を対象に実施したデジタル庁のウェブアンケート調査によると、マイナンバーカードの携行者は人口全体の約4割、カード保有者の約5割となっております。
次に、4マイナ保険証の利用状況ですが、令和6年2月の調査では、カード保有者の約4人に1人がマイナ保険証の利用経験がありとなっております。また、マイナ保険証の令和6年2月利用実績は838万件で、4.99%となっております。
次に、カの現行の保険証の存続を求める意見書の提出状況についてですが、令和6年1月27日付の北海道新聞社の記事によりますと、令和5年3月から令和6年1月4日までに各地方議会で可決された意見書は、少なくとも、全国110議会で、そのうち北海道内は15市町となっております。
以上です。
委員長(鈴木君):ただいまの説明に対し、質疑ございませんか。
猪股君:まずは、私がお願いしていた資料からお伺いをしていきたいと思います。
資格確認書の概要の御説明について、最初に陳情者の方が陳述されたことと内容が変わっているというところを改めて確認しておきたいと思います。
発行に当たっては、発行手続はなく、交付対象者には発行されると。一方、四角に書いてあるとおり、申請が必要な方もいるけれども、基本的に、申請が不要な方には自然に資格確認書が届くということで確認してよろしいでしょうか。
赤田議事係主任:委員のおっしゃるとおりでございます。
猪股君:もう一つ、有効期間というのは、私の調べたところでは、当初は1年更新とお聞きしていたのですけれども、今のところは5年以内で保険者が設定した有効期間の間では更新の手続が必要ないという理解でよろしいでしょうか。
赤田議事係主任:委員のおっしゃるとおりでございます。
猪股君:そうすると、これまでの流れの中で大分改善されてきたところがあるのかなというふうに感じました。
あとは、申請が必要と想定される方で、最後の第三者が要配慮者に同行して資格確認を補助する必要があるなど、マイナ保険証での受診が困難な場合の方は申請が必要だけれども、一度申請すれば、丸印の一番下の要配慮者の方は自然に交付されるというような理解でよろしいでしょうか。
赤田議事係主任:委員のおっしゃるとおりでございます。
猪股君:承知しました。
私もこのきっかけでいろいろと勉強させていただいたのですが、健康保険証は幾つも種類があって、一般的には協会けんぽの健康保険証の方が多いのかなと思うのです。
私も気になって協会けんぽに問合せをしてみたら、マイナ保険証を使った人でも、そうではない人でも、一応、受診の情報がデータ上には残るのですといった説明を受けたのです。ただ、それがマイナ保険証を使っていないとどう変わるのかの説明までは頂けなかったのですけれども、どの保険証の話になるかが分からないのですが、資格確認書ではできなくてマイナ保険証でしかできないみたいなものの整理は何か御説明できますか。
赤田議事係主任:国で、マイナ保険証での受診のメリットを周知しておりまして、その中だと、医療機関等に受診した際に自身のお薬の履歴や過去の特定健診の情報等の提供に同意すると、医師等からより多くの種類の正確な情報に基づいた総合的な診断や、重複する投薬を回避した適切な処方を受けることができる、また、医療機関等で高額な医療費が発生する場合でも、マイナンバーカードを保険証として使うことで、患者が一時的に自己負担したり、役所で限度額適用認定証の申請手続をする必要がなくなる、そのほか、マイナポータルで保険医療を受けた記録が参照できるため、領収書を保管・提出する必要がなく、簡単に医療費控除申請の手続ができることなどが挙げられております。
猪股君:多分、受診情報自体は残るのだけれども、マイナ保険証であれば、それが利用者なり、医療機関なり、薬局なりで見ることができるので、情報もひもづいて相互に確認するようなことができるみたいな違いがあるのかなというふうに理解をしました。
イで国保の加入者の数字を出していただいて、国保の加入者の数字とそれに対する資格確認書の交付予定数は分かったのですけれども、冒頭に言ったとおり、健康保険証は、国保だけではなくて、共済組合も含む社会保険と、後期高齢者医療保険なども含まれてくると思うのですが、江別市としてこの数字を出しているのは国保で、後期高齢者医療保険は発行元が市になるのかなと思っていたのですけれども、後期高齢者医療保険はどのようになりますか。
赤田議事係主任:後期高齢者医療保険の加入者につきましては、北海道後期高齢者医療広域連合から市に対して加入者数、マイナ保険証登録者数が通知されておりまして、数字を申し上げますと、令和6年4月末時点で加入者数は2万324人、マイナ保険証の登録者数が4月15日時点で1万681人、マイナ保険証の登録率で申し上げますと、52.55%となっております。
猪股君:そうすると、この後期高齢者医療保険の資格確認書の交付予定数も江別市として交付する予定の数と認識しておいてよろしいでしょうか。
赤田議事係主任:今ほど申し上げた加入者数からマイナ保険証登録者数を引いた数が資格確認書を交付する予定数となります。
猪股君:江別市として、資格確認書を交付しなければいけないような概算については大体分かりました。
そのほかの共済組合を含む社会保険も、この資格確認書の概要で御説明いただいた内容は同様に考えてよろしいのでしょうか。
赤田議事係主任:概要については、おおむね同じものになると認識しております。
委員長(鈴木君):今、猪股委員がアとイを同時に質疑してしまったのですが、取りあえず、アだけに集中していただいて、ほかに質疑ございませんか。
吉本君:ただいま御説明いただいたのですけれども、先ほど陳情者の方からも高齢者の方々がマイナ保険証をなかなか使いこなせないという指摘があったと思います。
今回、イのところで、国保ですので75歳未満の方にはなりますけれども、加入者の中で約58.5%と6割近くの方が登録しておりまして、どの程度か実際の数字は分からないと思うのですが、高齢者の方がうまく使いこなせないという問題を厚生労働省やデジタル庁がどの程度認識していらっしゃるのか、その辺の情報が今回調査していただいた中で出てきたのかどうか、確認させてください。
赤田議事係主任:そこまでの情報については調べ切れておりませんが、手持ちの資料で、江別市の国保加入者の2月のマイナ保険証の利用率を把握しておりまして、マイナ保険証利用率は8.25%となっております。
吉本君:全国的にいろいろな保険も混ざっての数字だと思いますけれども、8.25%でしたら、国保に関して言えば、比較的高いのかなという印象を持ちました。それにしても、1割も使っていないということになりますので、やはりその辺りは陳情者が指摘されて御心配されていらっしゃるような特に高齢者に対する特段の配慮が必要なのかなというふうに今の御説明と陳情者のお話の中から思いました。
委員長(鈴木君):アについて、ほかに質疑ございませんか。(なし)
次に、イの江別市の国保加入者に対する資格確認書の交付予定数について質疑ございませんか。(なし)
次に、ウの資格確認書の交付に係るコストについて質疑ございませんか。(なし)
次に、エのオンライン資格確認端末の普及状況について質疑ございませんか。
吉本君:エのオンライン資格確認端末について確認をさせていただきたいと思います。
顔認証つきカードリーダー申込率と、その隣の運用開始率に分かれていまして、この申込率が押しなべて開始率よりも高いのですが、これは現在オンライン資格確認端末が設置されていない、申し込んでいる施設の割合だというふうに考えてよろしいでしょうか。全く設置していなくて、申し込んではいるけれども、まだついていないというふうな意味合いなのか、それとも、申し込んで既に設置をして、それでもまだ申込者がいて、その数値も合わせているのか、その辺りはどんなふうに捉えたらいいのか、教えてください。
赤田議事係主任:顔認証つきカードリーダーの申込率の考え方でございますが、カードリーダーの申込みをして届いていない医療機関も含まれております。オンライン資格確認の利用に向けた準備作業のうち、最初に行うことが顔認証つきカードリーダーの申込みでございまして、その作業を終えている割合となっております。
吉本君:その点は分かりました。
その隣の運用開始率は、そのとおり実際に顔認証つきカードリーダーを使っていらっしゃる医療機関、施設というふうな理解でよろしいのでしょうか。
赤田議事係主任:運用開始率につきましては、準備作業を全て終え、運用を開始している割合でございます。
吉本君:先ほど猪股委員の質疑の中でもありましたけれども、国がさらにいろいろなお金をつけて進めているらしいという話でした。
業者がなかなか対応できないのではないかという報道もありましたけれども、今回調べていく中でそういうことが影響していて、例えば申込率も高くなってくるということがないのかどうか。国が急にいろいろなことを言い始めていますけれども、そういうことに対しての影響は感じられなかったのかどうか、お聞きします。
赤田議事係主任:申し訳ございませんが、そこまで調べが及んでいない状況でございます。
委員長(鈴木君):エについて、ほかに質疑ございませんか。
野村和宏君:顔認証つきカードリーダーの申込率や運用開始率の分母になる数字は、通常の医院、病院、鍼灸・整骨院も一部保険適用できるところがありますけれども、そういうものも全部入った数字になっているのでしょうか、教えてください。
赤田議事係主任:こちらの数字につきましては、保険医療機関、保険薬局の数字でございまして、病院やクリニック、歯科診療所、薬局が分母となる数字となっております。ですので、鍼灸・整骨院は含まれておりません。
委員長(鈴木君):エについて、ほかに質疑ございませんか。(なし)
次に、オのマイナ保険証の利用等に関する現状について質疑ございませんか。
吉本君:マイナンバーカードの保有状況なども示していただきましたけれども、以前、江別市の状況を確認したところ、やはり7割強、8割弱ぐらいだという話を聞いていたことがあって、やはり全国的にも同じような状況なのかなというふうに今回改めて見ました。
それで、一つは、マイナンバーカードを持ち歩くようにと河野デジタル大臣がおっしゃいましたけれども、この携行状況は増えているのかどうか。そういうふうなこともあって、常に持ち歩く方が増えていらっしゃるのか、それとも、最初のときには持ち歩かないで大事にしまっておいてくださいと言われていたような記憶があるのですけれども、マイナンバーカードは常に持ち歩くようにという国の方針というのはどの程度浸透してきているのかなと思うものですから、その辺りの推移がもしお分かりになれば、ざっくりで結構ですので、教えてください。
赤田議事係主任:マイナンバーカードの携行状況でございますが、オの資料にあるものがこちらで調べられた限り、公表されている一番直近のものでございまして、それ以降については資料を見つけられておらず、お答えすることが難しい状況でございます。
吉本君:もう1点、先ほどのところとかぶるかもしれませんが、ここには4人に1人がマイナ保険証を使った経験があるということで、例えば、この4人に1人が使ったことがあるということは、この方たちはマイナ保険証を使うことにしているという理解でよろしいのか。
そうすると、この調査の目的や対象が違いますから一概に数字だけを比較はできませんけれども、先ほど、江別市の国保の場合は8.25%で、全国的には6%ちょっとになったという話がありました。先ほどのお話だと、このマイナ保険証の利用状況の中の上の数字、マイナ保険証の利用経験というふうな言い回しですけれども、これが4人に1人なので、ざっくり考えれば25%ですが、この数字の違いはどういうものですか。こっちのほうがざっくりした数字だから、むしろ比較することが難しいというふうに捉えたほうがよろしいのかなとも思ったのですが、12月2日で廃止となるということもあるので、マイナンバーカードを保険証として使う方が増えているのか、それとも、実際に数字で見ると、5%から6%、その前は4%台でしたから、実際にはマイナンバーカードを保険証として使っている方がそんなに増えていると思えないのですけれども、ここで言っているマイナ保険証の利用経験について、詳しい説明があったとしたら教えてください。
赤田議事係主任:大変申し訳ございませんが、そこまで調べが及んでいないため、数字の細かい説明までできない状況でございます。
委員長(鈴木君):オについて、ほかに質疑ございませんか。(なし)
次に、カの現行の保険証の存続を求める意見書の提出状況について質疑ございませんか。
吉本君:これも北海道新聞の記事で調べていただいて、私もこの記事は読みましたけれども、例えば、今回、陳情者がおっしゃっているのは、とにかく、今は12月に現行の健康保険証を廃止するのをやめてほしいということですが、ここで現行の保険証の存続を求める意見書というのはおおむねそのような中身なのか、やめてほしいというふうな意見が大勢を占めていらっしゃるのか、その辺を確認できていれば教えてください。
赤田議事係主任:提出されている意見書の内容につきましては、今回、当市議会に提出されている陳情書の内容と同じようなものが多くなっております。
委員長(鈴木君):カについて、ほかに質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
暫時休憩いたします。(14:09)
※ 休憩中に、陳情第2号の今後の審査方法等について協議
委員長(鈴木君):委員会を再開いたします。(14:11)
休憩中に確認いたしましたとおり、陳情第2号については、次回結審を行うこととしてよろしいでしょうか。(了)そのように確認いたします。
次回委員会は、5月30日木曜日の午後1時30分より開催いたしたいと思いますが、よろしいでしょうか。(了)そのように確認いたします。
最後に、2その他について、各委員からございませんか。(なし)
事務局からございませんか。(なし)
以上で、本日の委員会を散会いたします。(14:12)