生活福祉常任委員会 令和5年11月17日(金)
(開会前)
※ 日程の確認
※ 一括議題の確認
(開 会)
委員長(鈴木君):ただいまより、生活福祉常任委員会を開会いたします。(13:30)
本日の日程は、開会前に確認いたしましたとおり、次第に記載のとおり進めてよろしいでしょうか。(了)そのように確認いたします。
なお、傍聴希望者がおり、入室を許可いたしましたので、報告いたします。
市立病院及び傍聴者入室のため、暫時休憩いたします。(13:31)
委員長(鈴木君):委員会を再開いたします。(13:31)
1市立病院所管事項、(1)報告事項、アの令和5年度病院事業経営状況についてを議題と致します。
本件に対する報告を求めます。
管理課長:それでは、私から令和5年度病院事業経営状況について御報告いたします。
資料1ページをお開きください。
こちらは9月までの実績となりますけれども、実績額合計の欄のとおり、9月までの累計で24億4,764万8,000円となったところであります。
また、上段のグラフ、太い実線が示しますとおり、4月からの診療収益は低調で推移しており、計画との差は累計で2億2,721万5,000円のマイナスとなっているところであります。
続きまして、資料2ページの4月から9月までの累計の経営状況について御説明いたします。
表の1患者数及び診療収益の状況の左端、医師数につきましては、7月から9月までの間で合計としては変動ありませんが、医局人事により、眼科で8月をまたいで医師の退職と採用があり、また、産婦人科で9月をまたいで退職と採用がありました。
また、今期の資料には反映されておりませんが、9月末日付で総合内科医が1名退職しております。
次に、患者数は、表の下段、1日平均患者数で、入院は計画値1日189人のところ172人、外来では計画値1日565人のところ、547人でありました。
表の右側、診療収益では、合計額で、入院は15億5,307万9,000円、外来は8億9,456万9,000円であり、入院・外来を合わせた9月までの診療収益は、計画に対し、2億2,721万5,000円のマイナスとなっております。
平均単価は、表の最下段のとおり、入院は計画比マイナス627円の4万9,217円、外来は計画比マイナス391円の1万3,182円となりました。
4月から9月までの診療収益の状況を概括しますと、第1四半期の患者数や単価が計画を大きく下回っておりましたが、7月後半からは救急応需の取組などにより回復してきております。また、循環器内科や小児科、耳鼻咽喉科などは好調を維持しているところであります。
次に、資料の左下、2医業費用の状況の欄を御覧ください。
診療収益の低下に伴う材料費等の減により、費用の実績額合計では、28億6,723万7,000円となりました。
この結果、3収支の状況では、医業収益と医業費用との差引きでマイナス2,527万円となり、計画との比較においては、1億3,243万1,000円のマイナスとなっております。
最後に、4病床利用率ですが、一般病棟と地域包括ケア病棟を合わせた病床利用率は64.1%、精神病棟では67.2%、全体では64.6%となっております。
以上です。
委員長(鈴木君):ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。
芳賀君:数字に関しては、理解するところですけれども、医師の退職と入職というか、新しく採用されたのは、今伺ったように、結局、人数は、10月は42人になるということでしょうか。
いろいろな理由はあると思うのですけれども、これまでも、現在も、医師の退職理由というのはどのような傾向にあるのか、把握されていることがあれば教えていただきたいです。
管理課長:当院に所属する医師は、医育大学からの派遣による医師と医育大学の医局に所属しないフリーランスの医師がいらっしゃいます。
当然、大学医局に所属されている医師は、医局の人事によりまして、採用、退職、当院以外の病院に異動になるといった事情で退職になったり、また当院に来ていただいたりという形であります。
医局に所属しない医師に関しましては、退職理由を1人ずつ完全に把握しているわけではありませんけれども、それぞれの御家庭の都合や、より自分が求めている診療ができる病院に行くといった自身の都合で退職されていることが多いと考えております。
芳賀君:辞めるときに、どれだけ理由をつけて辞めるかということもあると思うのですけれども、やはり先ほどおっしゃったように、より自分のやりたい診療というところがないと、医師は集まってこないというのは、それで医師を目指して人の命を助ける、診療科を選んで医師になるというような志があってのお仕事だと思いますので、医局の環境、病院の環境など、やはり入っても辞めてしまうというところには、何か少なからず問題があると思います。
これからも、募集してせっかく来ても、なかなか自分のやりたいことができなくて辞めてしまうのであれば、いたちごっこというか、やっても、やってもという感じがするのですが、その点に関して、今後、環境改善みたいなところは何かございますか。
管理課長:まず、医師の働く環境についてでありますけれども、当然、昨今の働き方改革の影響もありまして、医師の働く環境というのは非常に重要視されている傾向にあります。
当院におきましても、医師の負担を極力軽減できるような対策として、当直の軽減、あとは、診療を補助する事務職員を充足させるといった様々な取組で医師が働きやすい環境を取るように、これまでも努めてきているところです。
さらに、医師がやりたい診療と、例えば発熱外来のように当院が必要としてお願いする部分もありますけれども、そういったところを、お互いの条件をすり合わせながら、公立病院としての役割も果たしつつ、医師の目指す医療も何とか実現させていきたいというところでは、専門外来をお願いするといったところで、できるだけ医師の意向を聞くような形でこれまでも進めてきている形であります。
芳賀君:いろいろと努力されているのは十分承知の上ですが、やはり市立病院だけではなくて、市内の医療機関と診療科の連携について、働き方改革で時間や仕事量などがオーバーしてはいけないということも分かるのですけれども、医師たちがやる気を出して、例えば、内科なら内科、外科なら外科みたいな感じで、市内でタッグを組んでこんなことをやりましょうというような環境が生まれると、みんなで協力し合ってやるべきことがスムーズに進んでいくというところは絶対的にあるのではないかなと思うので、やはり、その辺もしっかりとタッグを組んで、江別市としてやっていくべきだと考えております。
どうしても市立病院は市立病院、ほかの個人病院は個人病院でそれぞれになってしまっているような気がして、もっと市内の中規模病院やクリニックでも一緒にやりたいことがあるのではないかと思う部分もあります。
改めて、これからしっかりとやっていただくことで、環境がよくなって、やはり江別市で働きたい、このまま働き続けたいと思うようになる気がするので、一般の医師もいろいろな形で応募していただきたいというところでは、その辺に力を入れていただければと要望としてお伝えしておきたいと思います。
委員長(鈴木君):ほかに質疑ございませんか。
野村和宏君:毎月、単月で数字は御報告いただいて、目を通させていただいております。
毎月、いろいろと気がつくところもあるのですけれども、単月で見た場合、いろいろな要因が多くあるので、変動して、それだけでどうのこうのとは言えないと思うので、お聞きしていませんでした。
これを半期で見た場合に、今、電卓をたたいてみたのですけれども、診療収益に関して、計画より減っている部分について、入院に関しては、計画比90.1%、それから、外来については約94%となっています。トータルでいくと、91.5%ぐらいの計画比の減収という形になっています。
それに対して、医業費用は、要は、一般企業で言うと経費、仕入れなどの費用だと思うのですが、固定費に関しては、これはコントロールするのが難しいと思います。大きく変動させるのは難しいと思います。変動費に関わる部分について、収益が91.5%に対して、費用が計画比で96.8%、節約はしているのですけれども、5%近い数字の乖離があるということです。
これは経営という感覚で考えると、収益が少ないのであれば、変動費を何とかコントロールして、ここも90%なり、91%なりという数字を目指してやるということが経営上は正しいやり方です。収益が伸びるのだったら、多少のことはいいのですけれども、伸びていないという現状を考えたときは、しっかりとコントロールしなくてはいけないところなのですが、これが5%ぐらい乖離して、収益よりも多いというところにどういう要因があったのか、分かれば教えてください。
管理課長:野村和宏委員のおっしゃるとおり、収益が少なくなった分、できるだけ費用を節減して、トータルの収支としてはバランスが取れるような経営を目指したいというところであります。
病院の経営の実態といいますか、経費の中身になりますけれども、医療の提供の大部分は人が行うものでありますので、人件費が半分以上を占めている形になります。
そのほかにも、給与費、材料費、経費、その他と4つありますけれども、経費の大部分も委託費用というところで、委託ということは、本来、病院の職員でやるところをアウトソーシングして、ほかの事業者にやっていただくということになりますが、そこもある意味、人件費の肩代わりというところがありまして、ここもなかなか下がらない要因の一つではあります。
あとは、医療機器の減価償却費といったものが固定費の大部分を占めておりまして、唯一、この4項目のうちの材料費というところで変動する要素があると考えております。
この材料費の中身としては、診療に必要な医療材料、薬品費といったものになりますので、これは努力でというよりは、診療収益の減少に伴って医療の提供量が少なくなることによって下がっていくものと考えておりますので、ここの減少と、そのほか、消耗品につきましては、院内で啓発してできるだけ節減して、電気も高いですから小まめに消すとか、ポットをつけっ放しにしないといったところも含めて、できるだけ費用の圧縮を意識させていただいております。
野村和宏君:固定費の比率が非常に高いということは理解できたのですが、今おっしゃられたように、小さなところからの積み上げで節約をしていただく、それから、職員の皆さんにも広く節約意識を啓発していただいて、やはり少しでも改善をしていただきたいと思います。
そうなると、どうしても本来の収益の部分が絶対的に不足している、固定費が変えられない、変動費もそう大きく振れないということであれば、そうなりますので、以前の委員会でも申し上げましたけれども、やはり患者目線でスピーディーに、レスポンスよく診療を受けられて、できるだけ病院内に滞留する時間が短く診療を受けて帰れるような仕組みをつくる。
それから、午後から診療がないことも多いのは聞いていますが、午後からでないと来られない患者もいらっしゃると思いますので、その辺のサービスレベルをもっと高くする、そこをやると、人の問題や費用がかかるのは分かるのですけれども、そこは必要な投資という捉え方もできると思いますので、サービスレベルの向上をさせることによって、来てくれる患者も増えるということは間違いなくありますので、その辺はトータルでコントロールをしながら、ぜひ目指して取り組んでいただきたいなという思いがありますので、よろしくお願いいたします。
委員長(鈴木君):ほかに質疑ございませんか。
芳賀君:今の関連で、委託費とおっしゃっていましたけれども、普通に職員を使うより委託のほうが高いというイメージがあるのですが、その辺はいかがでしょうか。
管理課長:お願いする事業によっては、委託のほうが高い、あるいは、消費税が委託費に加わりますので、10%上乗せされる分、高上がりになるということはございます。
ただ、経費と事業の委託と見合いをかけるときに、そこのプロフェッショナルといいますか、事業を専門にしている事業者の方にお願いすることで、よりサービスの維持向上が期待できるといったところにつきましては、引き続き委託でやるのが適切というところもありまして、その辺は費用とサービスの維持・向上のバランスを見ながら、選択していきたいと考えております。
芳賀君:プロフェッショナルというか、専門の方というイメージも分かりますけれども、それで確かにいいのかどうか、病院に対して、職場に対しての責任を考えると、苦情があったり、逆のパターンになるということも考えられます。職員教育の中で、市立病院の職員として自覚を持ってやりますということで、そういうプロフェッショナルを雇うという考えもあるのかなと思います。
そうすると、責任というか、この病院にとってやりがいがあるとか、自分の職場として誇りを持ってやるみたいなところでは必要かと思います。
その辺も、今後、どうしても人が来なくて仕方がないという状況かもしれないですが、もし募集して来るというのであれば、できるだけ委託に頼るのではなくて、そういう教育等も考えながら、経費の面やイメージ向上みたいなところをプラスアルファで考えるとどうかと思いましたので、確認させていただきました。
委員長(鈴木君):ほかに質疑ございませんか。
吉本君:資料2ページの診療収益の中の患者数の科別のところでお聞きしたいと思います。
全体的に三角が目立ってはいるのですけれども、その中で、耳鼻咽喉科は若干ですが、循環器内科と小児科のプラスの数字が大きいと見ました。この辺りは、診療内容や患者層が違っているのか、患者数が増えたのか、その辺り、診療収益として向上している背景にどのようなことがあるのか、特に、循環器内科と小児科についてお知らせください。
管理課長:好調な診療科は、循環器内科と小児科、耳鼻咽喉科もそうですけれども、その背景を御説明します。
まず、循環器内科は、5月から医師が2名体制になりまして、これまで1名のところ、2名になったという背景があります。
さらに、循環器内科には、4月からの輪番制と救急応需の取組の中心的な存在になっていただきまして、そういったところで、救急循環器疾患を中心に患者を多く診ていただいている状況にあります。
これは消極的な理由ですけれども、内科が縮小していく中で、その一部を循環器内科の医師にお願いしているといった側面もあります。
小児科は、単純に発熱者の増加と考えております。小児の新型コロナウイルス感染症もそうですし、インフルエンザ、咽頭結膜熱が江別市内で非常に流行して、それがなかなか下がっていかないという状況で、市立病院の小児科の医師たちが、そういった発熱外来も含めて診察していただきまして、大変お疲れの状況の中、頑張っていただいているという実態があります。
吉本君:小児科の件は、小児の医療費の助成制度の中で増額が出ていたので、ちらっと予算決算常任委員会の資料にもまた出ていたので、多分、そうだなと思っていました。
全国的に感染症が時期を問わずにたくさん出ているということもニュースで報道されていましたので、そういうことだと納得いたしました。
少し心配だったのは循環器内科のことです。
医師が2名という中で、救急応需も含めて、そして、多分、その中では循環器の専門的な治療もなさるのだろうなと思いますので、先ほど働き方改革の話がありましたけれども、そういうところに関わってきたりしないのか、若干心配です。
具体的に、循環器内科の医師2名で、一般内科も含めて診療をすることは到底不可能だと思いますので、多分、その辺りのサポート体制みたいなのはされていらっしゃるのだろうなと思いますが、その点はどうなのか、私が心配しなくてもいいような状況になっていると思いますけれども、その辺を教えてください。
管理課長:本当に、内科の医師、特に救急応需に対する御負担は非常に大変なものがあると認識しております。その一環として、どうにか輪番制の導入にこぎ着けて、できるだけオフの日をつくる、診療に従事しなくてもいい日を1か月の中で10日でも20日でもつくるというところを目指してやっているところであります。
先ほど芳賀委員が医師のやりたい医療をという話もありましたけれども、この循環器内科の医師は、救急医療が非常に得意というか、やりたい医療になっておりまして、私たちももう少しセーブしてもらいたい部分はあるのですが、非常に頑張っていただいているというところもありますので、そういうところは本当に輪番制の中でオン、オフをしっかりと分けて、休めるときは休んでくださいというような形でお願いしています。
また、医師事務作業補助も循環器内科の外来につけさせていただいて、そういった診療以外のところでサポートするというところも取り組んでいますので、持続可能な体制というところには気をつけてやっていきたいと思っています。
吉本君:今、輪番制のお話が出ましたけれども、輪番制が始まって、まだそんなに日はたっておりませんが、一応、お聞きしておきたいと思います。
市内の入院施設を持っていらっしゃる医療機関が順番にと聞いていますけれども、その辺りで何かしらの問題が生じているなど、トラブルみたいなことが起きているということはなく、スムーズに輪番制が稼働していると理解していてよろしいのか、その辺を最後にお聞きしておきます。
管理課長:輪番制の状況ですけれども、輪番制が始まってから、市内の応需率は本当に上昇してきているところでありまして、市立病院だけではなくて、ほかの医療機関も本当に積極的にしていただいていると思います。
病院ごとに差はありますけれども、今のところ目立ったトラブルというか、不協和音というところは聞いておりません。消防の新しいシステムの導入もありましたので、そういったものを活用しながら、輪番制については順調に推移していると感じております。
委員長(鈴木君):ほかに質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
次に、イの江別市立病院経営評価委員会についてを議題と致します。
本件に対する報告を求めます。
経営推進担当参事:それでは、江別市立病院経営評価委員会について御報告いたします。
資料3ページを御覧ください。
1令和5年度第3回委員会の開催結果でありますが、11月15日水曜日午後6時から、市立病院2階講義室において開催しました。
(3)議事については、病院事業経営状況、令和5年度病院事業会計補正予算(第1号)、ロードマップの進捗状況、令和6年度予算編成方針、江別市立病院経営強化プラン(素案)について報告しました。
次に、資料4ページの市立病院の経営再建に向けたロードマップ、進捗管理表を御覧ください。
こちらは、令和5年度第2四半期までのロードマップの進捗状況をまとめたものです。
以下、課題や重点的な事項を中心に説明させていただきます。
まず、(1)市立病院が担うべき医療の重点化のうち、目標患者数について、入院患者数は、計画を下回ったことからCとしています。
一方、外来患者数、入院単価、外来単価については、計画値とほぼ同様であることからBとしています。
資料5ページを御覧ください。
中段、3の5事業の方向性、輪番制構築に向けた関係機関との連携強化については、令和5年4月から市内3病院による内科系2次救急の輪番制を開始したところであり、Bとしています。
資料6ページをお開きください。
下段、(2)診療体制の確立、2市立病院が担うべき医療の重点化を踏まえた内科診療体制の構築については、総合内科医、消化器内科、循環器内科ともBとしていますが、引き続き、常勤医の確保に向け、重点的に取り組む必要があるものと考えております。
資料7ページを御覧ください。
中段、医師招聘に向けた体制の強化のうち、研修医の育成支援や先進的な共同研究の実施については、今年4月に北海道大学呼吸器内科学教室との産業創出講座、札幌医科大学消化器内科学講座との特設講座を設置いたしました。引き続き、これらの共同研究の取組を進め、医育大学との関係性の強化に取り組んでまいりたいと考えております。
その他の項目については、おおむね計画どおり取組が進んでいるものと考えております。
資料10ページを御覧ください。
収支改善の見込み額ですが、令和4年度と令和5年度との比較では、新型コロナウイルス感染症関連補助金の見直しなどもあり、約7億4,500万円の収支悪化を見込んでおります。
また、令和2年度から令和5年度までの合計では、約8億8,700万円の収支改善を見込んでおります。
続いて、江別市立病院経営評価委員会に御報告した江別市立病院経営強化プラン(素案)について御説明いたします。
これにつきましては、別冊資料を御覧ください。
表紙をめくっていただき、冒頭、ダイジェスト版として、江別市立病院経営強化プランの概要を記載しています。
江別市立病院経営強化プランの内容を分かりやすくお伝えするため、ポイントとなる事項をA4判の表裏1枚でまとめております。
ページをめくっていただき、右側のページに目次を置き、4つの章と資料で構成する形としております。
別冊資料1ページから14ページまで、第1章及び第2章は現状分析等ですので、後ほど御参照願います。
別冊資料15ページをお開きください。
地域医療構想等を踏まえた江別市立病院の果たすべき役割として、下段の表に、5疾病、6事業の方向性を示しており、入院、健診、がん、救急医療を強化することとしております。
5疾病、6事業の個別の内容については、別冊資料16ページ、17ページに記載しております。
別冊資料18ページを御覧ください。
2地域包括ケアシステムの構築に向けて果たすべき役割では、在宅医療、緩和ケア、認知症医療、健診事業の充実を進めることとしております。
また、3機能分化・連携強化では、江別市内、札幌市内の医療機関、近隣町村との広域ネットワークの構築という3つの視点から、機能分化・連携強化を進めることとしています。
続いて、別冊資料19ページには、医療機能等に係る数値目標を記載しております。
別冊資料20ページの下段には、紹介受診重点医療機関の導入を踏まえた取組の方向性に係るイメージ図を記載しています。
別冊資料21ページには、一般会計負担の考え方、住民理解のための取組を記載しております。
別冊資料22ページには、医師・看護師等の確保と働き方改革として、医師・看護師等の確保に関し、内科診療体制の方向性を記載しているほか、働き方改革への対応として元気が出る組織づくりを目指すこととしています。
別冊資料23ページには、経営形態の見直し、新興感染症の感染拡大時等に備えた平時からの取組について記載しています。
別冊資料24ページには、施設・設備等の最適化として、施設整備の考え方やデジタル化への対応について記載しています。
別冊資料25ページ以降には、経営指標に関する数値目標と目標達成に向けた具体的な取組内容を記載しております。
別冊資料27ページを御覧ください。
江別市立病院経営強化プランの期間中において、財政面では、損益面はもちろん、資金面からも持続可能な財務構造に転換することを目指したいと考えております。
そこで、資金面では、4企業債について、必要な投資を見極め、縮減を進めることとし、5他会計長期借入金については、市長部局と協議の上、平準化を図り、計画的に返済を進めたいと考えております。
別冊資料29ページをお開きください。
この収支計画は、令和5年11月時点での試算であり、令和6年度の数値についても、現時点における仮置きとなっております。
中段、欠損金及び不良債務残高になりますが、純損益については、令和7年度以降の黒字化を見込んでおります。
別冊資料30ページ、31ページには収支計画における主要項目を、32ページには過去5年間の決算等の推移を、33ページには点検・評価・公表について記載をしております。
なお、一昨日の江別市立病院経営評価委員会においては、この素案の内容について、個別の数値目標についての実現可能性や策定プロセスについての意見が付されて承認いただいたところであります。
以上です。
委員長(鈴木君):ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。
佐々木君:まず、初めに、市立病院の経営再建に向けたロードマップのところで、計画にも関わってはくるのですけれども、資料7ページの医師の確保に向けた取組の中で、昨日の江別市立病院経営評価委員会でも、本当に全国的に医師は少ないし、大学を頼ってもらっても、もう無理なのだというような声もありました。基本的には医育大学は医育大学として、太いパイプを確保しつつ、それ以外のところでも積極的な取組をしていただくということに尽きると思います。
研修医の育成支援や先進的な共同研究の実施ということで、一応、医育大学の2つの研修がスタートしたということですが、これ以外に研修医に来ていただくための特別な取組、江別らしい取組というものがあるのでしょうか。
先日、新聞記事を読みますと、稚内市の市立病院では、特別なプログラムをつくって、若い医師が集まれるような休暇や交通費、研究費など、いろいろなところで稚内市独自のものをつくって、前年はゼロ人だったのに4人確保したということが出ていましたので、そういうことも視野に入れた対策を取れるのかどうか、お伺いいたします。
管理課長:当院は、臨床研修医の指定基幹病院となっておりまして、臨床研修医を受け入れて、その育成にも力を入れているところです。
当院の特色といいますか、地理的にも札幌市に近郊している研修病院というところで、競合相手は、地方で全ての医療を網羅している自治体病院と違って、札幌市と競合関係にあるというところがあります。
臨床研修を2年間受ける中で、必ず修了しなければならない診療科目がありまして、内科、外科、救急外来のほかに、精神科や産婦人科、麻酔科といったものがあります。江別市立病院は、この地域医療研修以外の全ての診療科を一つの病院で網羅できるという利便性があります。これは、ほかの札幌市にあっても、全ての診療科を備えている病院は少ないものですから、そういった一つの医療機関で完結するというメリットがあります。
また、研修医が多いと、それはそれでデメリットがありまして、修了するためには既定の症例数をクリアしなければならないのですけれども、症例数の奪い合いみたいなものがある病院も聞きます。市立病院ぐらいの規模ですと、1人の研修医が落ち着いた環境の中で一つずつ症例を学びながら、ほかの全ての診療科をクリアできるといった環境はPRになるのかなと考えているところです。
ホームページのリニューアルに合わせて、臨床研修医募集のページも新たに特設ページという形でつくらせていただきまして、そういった当院の特色をPRさせていただきながら、研修医の募集に努めているところです。
佐々木君:特色ということで、PRできるところはちゃんとやっていくということです。
それをやりつつも、いろいろな方法があるということがありますので、できることは全てやるようにぜひ取り組んでいただきたいと思います。
委員長(鈴木君):ほかに質疑ございませんか。
猪股君:確認から始めて恐縮ですけれども、資料10ページの改善額の数字の見方だったのですが、私は、ここは、たしか、新型コロナウイルス感染症に関連して予算決算常任委員会のときだったか、上振れしたような金額を出してもらった記憶があります。この改善額の部分は、その上振れしていると御報告があった数字も含めた金額ということで理解してよろしいか、確認をさせてください。
経営推進担当参事:新型コロナウイルス感染症関連の分も含めて単純に計算した数字でございます。
猪股君:江別市立病院経営評価委員会の方からも意見を付してのお話というふうに説明もあったのですけれども、ここの収支改善額、令和5年度の見込みがマイナス7億4,500万円ほどという数字であることを受けて、この江別市立病院経営強化プランに入っていくということに対して何か意見だったり指摘というものがあったのか、なかったのかを教えてください。
経営推進担当参事:直接的には、そのような形での意見はなかったと受け止めております。補正予算の報告も差し上げましたので、そのような中で、江別市立病院経営強化プランの目標を達成していくことの困難さもあるという形での意見を頂いたものと考えております。
猪股君:市立病院の経営再建に向けたロードマップの令和5年度の改善額が、このマイナス7億4,500万円という中で、これで終わりまして、江別市立病院経営強化プランに入っていきますということで、スムーズにいけるのかというところにも、そもそも疑問を感じたものですから、そこについても、しっかりと部局のほうで捉えていただきたいと思っております。
江別市立病院経営強化プランの素案に入っていきたいと思います。
江別市立病院経営評価委員会からの意見の中でも、見込みがどうなのかという話、あとは、アンケートについても、しっかりと市内のクリニック等の意見を聴くべきだったのではないかというお話があったと伺いました。
ダイジェスト版が分かりやすいので、ダイジェスト版を参照しながら見ていくと、やはり気になるのが4の紹介率、逆紹介率の数字の低さです。
これは、やはり、現実として、市立病院に必然性があれば紹介されるであろうと私も思うので、ここの数字が地域医療の在り方としての市立病院の姿に少し乖離があるのではないかと捉えるのですけれども、その辺りの病院側の認識についてお伺いします。
経営推進担当参事:紹介率、逆紹介率につきましては、地域医療連携がどのぐらい充実しているかという指標になる数字だと捉えております。
今、猪股委員の御指摘のとおり、我々の現状としては、この数字が低いという意味では、地域連携が十分に取れていないという形で受け止めているものでございます。
一方で、市立病院が果たすべき役割という点におきましては、令和4年度においては、発熱外来をかなり受けていたという部分がありますので、その点が紹介率、逆紹介率に影響していた部分もありますので、そのようなときには、紹介率、逆紹介率の数字というよりも、まずは新型コロナウイルス感染症の対応をしっかり受けるということを優先せざるを得なかったという状況もあります。令和4年度の数字については、そのような要素も含まれた数字ということで御理解いただけますと幸いです。
猪股君:事情もある中でと思うのですけれども、恒常的に低いと感じているので、そこは地域を回ってお願いするというレベルの話を超えて、きちんとそこに必然性はあるのかというところを検証していく必要もあると思います。
そういった観点でも、紹介率、逆紹介率については、しっかりと検証をしていく必要があると思いますので、よろしくお願いします。
それでは、視点を変えて、市立病院の在り方というところで、先ほど芳賀委員からも質疑がありましたけれども、医師が辞めてしまうということです。
この江別市立病院経営強化プランの中でも、医師確保はやはり大きな重要性を増しており、そこがないと実現できないという、もう大前提みたいなところがありながら、そこを確保できても辞めてしまう人もいて、常にいたちごっこみたいな状況が現状だと思っております。
そのときに、市立病院としてこういう人材が欲しいというふうに採用しても、実態として、希望と違う、やってみたらちょっと違うみたいなところもあっての離職もあるのではないかと思います。
そういった観点からも、この市立病院の在り方というものが地域ニーズにしっかり即しているのかというところの捉え方についてはどのようにお考えなのか、お聞かせください。
経営推進担当参事:地域のニーズに沿った医療をしっかりと提供している病院が、働きがいのある、魅力のある病院であるという点については、猪股委員がおっしゃるとおりだと思います。
その上で、今回の江別市立病院経営強化プランにつきましては、我々が目指す方向性をお示しするという考え方も持って策定させていただいたものでございます。
大学医局との協議におきましても、やはり当院がどういう方向性を目指すのかというところについての問いを受けることがございます。
こういう形でまとめて御説明をさせていただくことで、医師の招聘にもつながるものと考えておりますので、これについては、そのような形での活用も考えているところでございます。
猪股君:御説明は分かるのですけれども、そこに乖離がないかという点です。
正直、この数字を見ると、乖離があるというふうに私は捉えているのと、今、目指す方向性とおっしゃったのですけれども、その目指す方向性は、本当に市立病院の希望的観測のように見えてしまったところがありました。
やはり、地域医療としての市立病院の必要性があるものですから、そこに乖離があれば、それこそ今までの一般会計からの補助金の在り方も見直していかなければならないと私は思っておりますので、そこは市立病院が一方的に目指す方向性を示していくだけではなくて、しっかりと実情に合った、実態としてのニーズを地域医療としてやれる体制を検討していく必要があると思います。お考えをお聞かせいただければと思います。
経営推進担当参事:我々の目指す方向性を示すとともに、地域の医療機関の皆様の御意見を聴いて、地域の実体、ニーズに合った医療の提供体制を目指すというのは、まさにそのとおりであると思います。
現在、市立病院におきまして、地域の医療機関の声を聞くためのアンケート調査の実施を進めているところでございますので、そういったものも参考にしながら、今後、地域医療連携を進めるようなことを検討しております。また、その結果も踏まえて必要な対応をしてまいりたいというふうに考えております。
猪股君:そこはしっかりとお願いできればと思います。
現状の中での江別市立病院経営強化プランだと、さっき言ったように、市立病院の希望的観測というか、もう本当に大ざっぱで、実現性という意味ではあまりにも欠けると私も感じているところもあります。本当に抜本的な在り方を考えていかないと経営がままならないと私は捉えておりますので、その旨だけ申し伝えまして、終わりにします。
委員長(鈴木君):ほかに質疑ございませんか。
芳賀君:今ほど猪股委員がおっしゃっていた中での地域医療に関して、アンケート調査というようなお答えがあったのですが、やはり、ここに来て、全ての医療機関と対面でしっかりと膝を突き合わせてお話をしながら、何が必要なのか、民間と公的病院とどうやって向き合って、どうやって協働していくのかということを話し合うべきなのではないかと思うのですけれども、その辺に関してはどのようにお考えでしょうか。
経営推進担当参事:市内の医療機関との対話の必要性は、まさに芳賀委員の御指摘のとおりだと思います。
輪番制の構築の際にも、3病院の中でかなり綿密な連携を取るための対話を重ねて、周到な準備の下、スタートをしておりますが、そういったことをいろいろな分野でやっていく必要があると考えております。
なお、江別市立病院経営強化プランにつきましては、策定スケジュールの関係もございますが、直近の一般社団法人江別医師会の会議において、この内容を御説明差し上げて、まずは理事の皆様ということになりますけれども、御意見を頂けるような形で現在調整を進めておりますので、そういった場面でも、直接お話を伺いながら、よりよい地域医療連携に向けて取り組めるような形で取り組んでいきたいと考えております。
芳賀君:一般社団法人江別医師会に入っていない医療機関も多数あると思いますが、そのような医療機関とはどのようにする予定でしょうか。
経営推進担当参事:どういう場というところもございますが、今、患者支援センター、地域医療連携を担当している所管部署におきまして、地域の医療機関、クリニック回りを行っておりますので、そのような場面において、我々の目指す地域医療の方向性も御説明させていただきながら、地域の医療機関のニーズを酌み取って、必要な対応をしていくということが最も効果的だと考えております。
芳賀君:そういう中で、医師と医師との関係、やはりドクター・ツー・ドクターというのが最も重要だと医療の中では思っていて、幾ら看護師が頑張ったり、医療事務が頑張っても、やはり医師が主体だということです。本当に、現実にそういう社会になっているので、医師が医師同士でやろうということでないと、本当に難しいかなと思っているので、その辺は本当に頑張っていただきたいです。
委員長(鈴木君):ほかに質疑ございませんか。
佐々木君:今ほど、猪股委員、芳賀委員からもありましたけれども、本当に江別市立病院経営評価委員会の中でも、大きな金額に対しての乖離と連携について、紹介率、逆紹介率の在り方について、もっともっと精査して進めてほしいということで、それは本当にみんなが共通している課題だと認識しております。
今、芳賀委員が言ったように、ドクター・ツー・ドクターというところのアンケートも取るということでしたけれども、より明確に、積極的に動かなければ、例えば、医療法人渓和会も、今、駐車場が狭いからという話があるということは、何かしらほかのこともやろうとしているのかなと思います。そういうことを考えると、同じ医療機関として、市立病院として相談しながら、お互いにカバーし合うなど、支援できること、分担できることをしっかりと練り込んで、話し込んでもらわないと困ると思います。
そういうところでは、成案に向けて、もう少し具体的にできること、やらなければいけないことをしっかりと出してもらいたいと思いますし、先日の江別市立病院経営評価委員会の中では、各委員の中からも、あくまでも、計画は市民の皆様に対して江別市立病院がどういう方向性を向いているのかということを伝えるもので、額に関しては、あまりいろいろな難しいことを言っても分からないだろうから、基本的には、在り方というか、そういう方向性を示すのだということ、そして、それプラス、途中でもし計画が頓挫したなど、何かがあれば、そのときに判断すればいいというようなお話でした。
その中には、ひょっとしたら、もう途中でも駄目なら、最悪のこともあるのかなというふうに私は捉えたのですけれども、そういったことがないように、委員の皆さんも、市民の皆さんも、そして、地域のクリニックや病院の人たちにとっても、市立病院がなくては困るのだというふうに応援してもらえる、一緒に協力して地域医療を守っていくのだという存在であってほしいということでやっていると思います。それが本当に、一番だと思いますので、そういうことを、少なくとも成案に向けての期間は短いですけれども、市民に対しても、そして、各クリニックや病院に対しても、一生懸命説明をしつつ、手を携えながら一緒にやってもらいたいと思います。
金額も分かるのですが、現実に即すると全然できないのかもしれないですけれども、もう少し協力した中でできそうな数字も出していただければと思っているところです。これは意見です。
質疑としては、本当に細かいところで申し訳ないのですが、別冊の29ページの下から3番目に一時借入金残高(予定額)とあります。これは、正直、何のことを言っているのか、毎年、数字が変わるのですけれども、これは毎年返す額なのか、これについて伺います。
管理課長:別冊の29ページの表の一時借入金残高(予定額)は、年度末に残るその年度内に借り入れた総額ということになりますけれども、年度末に残る借入れの残高という数値になっております。
佐々木君:それと、その上の資本的収入及び支出の2資本的支出の6長期借入償還金ということで、令和5年度はいいのですけれども、令和6年度は4,165万6,000円となっています。これがずっと据置きでという表現もありましたけれども、こんな感じで書いて今後の試算で出ると、何かこれがずっと反映されて、江別市立病院経営強化プランがよしとなれば、これでいいとなってしまうのではないかと心配しているのですが、それはどうでしょうか。
管理課長:こちらの収支計画は現時点での試算でありますけれども、その中での長期借入償還金は、あくまでも令和6年度から令和10年度までの間の数値ということで記載しておりますので、これ以降、どのように償還していくかということにつきましては、市長部局と協議をしているところであります。
佐々木君:一応、令和10年度まで試算をしたということで、それは理解しました。
委員長(鈴木君):ほかに質疑ございませんか。
芳賀君:何となく、全体の関連になるかもしれないですけれども、江別市立病院経営強化プランの16ページから17ページに、機能強化や機能維持という文言がずっと書いてありますが、これは、一応、江別市立病院経営評価委員会で、意見はありつつも、承認みたいな形になったと思います。
先ほどおっしゃっていた循環器内科で、救急医療も頑張り、いろいろなことを頑張りたいというものは、物すごくメリットがあるというふうに思いました。
もちろん、市内にも医師がいるし、2次医療圏でも強化してやっている病院はたくさんありますけれども、例えば、別冊の16ページの一番下の心血管疾患が強化できたら、江別市内だけではなく、近隣の町村の方たちの1次救命救急というところも、今までとは少し違って、随分と変わっていくと思います。今までは、1時間近くかけて札幌市まで行かなければならなかったものを江別市で治療ができる、救急医療を見てもらえる日があるというふうになると、随分、救急医療の傾向が変わってきて、もちろん、江別市民の命を守れるということが多くなっていくと思います。現状とここが合っていない、もっと強化していくのだと、メリットとして、江別市立病院の顔として循環器を進めていくみたいなところがあってもいいと思いました。
あとは、次のページの上から2つ目、4脳卒中とあるのですが、今は外来が週1回で、脳ドックという認識だと思うのですけれども、市内の脳外科の病院を考えても、予防医療でしたら、そちらと連携して、そちらに頑張ってもらってもいいのかなと思います。
治療ができないというか、治療しないのだったら、ここを持ってくる必要があるのかと、どうしても必要な科ではないような感じもします。やはり命を救えないと、予防医療だけで市立病院に来るのもどんな感じかなと思います。
検診で脳ドックとしてあるならいいと思うのですけれども、外来としての機能だと、やはり医師に払うお金も考えると、ちゃんと必要なところにシフトしていくというか、その辺も相殺していくような、どの科目を強化していくのかということを、ここにビジョンとして載せていく必要があって、現状にそぐわないという認識を持ってしまいがちなのですが、その辺はいかがでしょうか。
経営推進担当参事:循環器内科ないし救急医療を強化していくべきではないかという1点目は、まさにおっしゃるとおりだと思います。
ただ、市立病院の現状の中で、ある程度めり張りをつけながら、どこを重点的にやっていくかということを病院全体で考えたときに、まず、がんについては、当然、内科系はもちろんですけれども、当院が持つ外科系のリソースも全て使って病院全体で取り組めるという部分で、ここを強化するということを掲げることが、この5年間ではより優先順位が高いのではないかということで、このような形としております。
ただ、もともと心血管疾患については、江別市立病院経営再建計画では機能分化ということで取り組んでいて、あまり力を入れていけないのではないかということでした。救急医療も同じく機能分化だったのですけれども、体制の変化を踏まえまして、救急医療については強化する、心血管疾患については、分化からまずは機能を維持して、さらに体制が整えば、より充実したものを目指していくという、めり張りをつけるような形での考え方で対応させてもらっております。
脳卒中については、この文書は若干言葉足らずのところもあるかと思いまして、基本的には検診、脳ドックを取り組んでいくという意味合いで考えているところです。確かに、芳賀委員のおっしゃるとおり、当院で脳卒中の常勤医がいない中で、外来だけ取り組むということで行っても大きな伸び代はないのではないかというのは御指摘のとおりかと思います。ただ、脳ドックに関しては、現状でも継続的に行っておりますので、そこのところを他の医療機関と連携しながら、引き続き行っていくという意味合いでの記載ということで御理解を賜りたいと思います。
芳賀君:御説明は分かりました。
それでも、脳ドックも人数が物すごく少ないですし、その辺の宣伝もしていかないことには、せっかくできることがあるのにもったいないということと、先ほど循環器のことで言ったのは、やはり今の2人体制になってでも、忙し過ぎて破綻するのではないかといいますか、この人数を見ているのは驚異の世界です。もうキャパシティーを超えていますので、今いる医師のつてや、今、循環器内科は頑張っていますと、循環器の医師をこういう理由で募集しますというように、循環器内科をやりたい医師はいっぱいいるし、今の最先端の医療はやりたい人が多いと思います。
だから、そういう意味でも、特化してやっていく。がん治療はもちろん必要なところですけれども、せっかくそうやって言ってくれる医師がいても、もし破綻したらなくなってしまうと思うので、そこを上手に医師たちの頑張りも評価していきながら、江別市立病院で心臓を診てくれて、いいらしいというのはすごく口コミで広がるので、大事なことだと思います。
せっかくきっかけがあるので、その辺はしっかりと取り組んでいただきたいなと思うのですが、現状はいかがでしょうか。
経営推進担当参事:まさに心臓のところを重要視するのはおっしゃるとおりだと思いまして、実は、病院事業管理者も循環器内科の御出身ですので、直近の病院広報誌いたわりPlusでは、高血圧のお話などを記事にさせてもらっております。
病院事業管理者も循環器内科医でございますので、今、芳賀委員から頂いたような御意見も踏まえた中で、循環器内科医というのは、やはり救急医療を支える病院のコアとなっていく診療科の一つであることは間違いございませんので、引き続き、少数の医師の頑張りに依存するのではなく、体制を整えて安定的に提供できる体制を目指すということで、取組を進める必要があると考えております。
芳賀君:ぜひ市内の医療機関の医師とよく御相談をされて、しっかりと構築していただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
委員長(鈴木君):ほかに質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
これをもって、市立病院所管事項を終結いたします。
生活環境部入室のため、暫時休憩いたします。(14:39)
委員長(鈴木君):委員会を再開いたします。(14:43)
2生活環境部所管事項、(1)報告事項、アの江別市一般廃棄物処理基本計画に基づく取組についてを議題と致します。
本件に対する報告を求めます。
廃棄物対策課長:江別市一般廃棄物処理基本計画に基づく取組について御報告いたします。
資料の1ページをお開き願います。
1取組の概要について御説明いたします。
(1)ごみ処理手数料(指定ごみ袋等)の見直しについては、見直し額は1リットル当たり3.0円から3.4円としており、市全体の使用料手数料の見直しの中で決定していくものでございます。ごみ処理券は、指定ごみ袋や大型ごみ処理料金とのバランスを考慮して見直すこととしています。見直しに当たり、指定ごみ袋とごみ処理券のデザインを変更することとします。見直し後、現行の指定ごみ袋とごみ処理券は、差額券を貼ることで使用できるように対応することとします。見直し案の手数料は、資料中段の表のとおりでございます。
(2)紙おむつに係るごみ処理手数料減免方法の見直しは、紙おむつの無料収集を実施することとします。これに伴い、要介護者や障がい者、2歳未満の乳幼児等を対象としたごみ処理手数料の減免(指定ごみ袋の給付)を廃止することとします。紙おむつは、半透明の任意の袋に入れて燃やせるごみの収集日に収集することとします。
(3)ごみ収集日の見直しは、月2回の燃やせないごみの収集日を同じく月2回の資源物・危険ごみと同じ収集の曜日に変更し、燃やせないごみの1回分をペットボトル専用の収集日とすることと致します。このことにより、ペットボトルの収集は、月2回の資源物・危険ごみ収集と合わせて、月3回に増えることとなります。
(4)古着・古布及び小型家電の拠点回収の見直しは、古着・古布及び小型家電は、民間収集や集団資源回収での回収が進んでいることを踏まえ、市の拠点回収を廃止するとともに、民間事業者や集団資源回収の周知を強化していくことと致します。
資料の2ページをお開き願います。
2経過は、本日までの江別市廃棄物減量等推進審議会での審議及び生活福祉常任委員会での報告状況を記載しております。
3今後のスケジュール(予定)は、今後、市議会所管委員会への報告等を行い、他の使用料、手数料と同様に、令和6年2月の第1回市議会定例会に条例改正案の提出を予定しており、4月からは市民周知・説明会を実施、令和6年10月から手数料改定後の新指定ごみ袋等による家庭ごみ収集を開始するほか、紙おむつの無料収集、ごみ収集日の変更、古着・古布及び小型家電の拠点回収の終了を予定しています。
以上です。
委員長(鈴木君):ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。
長田君:私からは、資料1ページ、(2)紙おむつに係るごみ処理手数料減免方法の見直しについてお伺いしたいと思います。
先ほど御説明いただきましたけれども、今、指定ごみ袋の給付を受けている方が市内にも多数いらっしゃいます。今回、これが廃止になって、紙おむつの無料収集が始まること自体は、広く紙おむつを使っている方にとってはすごくいいことだと思うのですけれども、今、支援のような形でごみ袋の給付を受けている方に対しての配慮といったものについて、何かお話とかはあったのでしょうか。
廃棄物対策課長:紙おむつに係るごみ処理手数料減免方法を見直すということで、これまでは、例えば、紙おむつを出す世帯の考え方に基づいて減免という考え方をしてまいりました。
今次、紙おむつを出すということに関しまして、無料収集を行うことから、現在のところ、委員がおっしゃられた紙おむつを使う方の生活対応に基づく収集について、何か考えているかということになると、そこの検討はしてございませんが、生活困窮世帯に対する減免部分については検討が必要だろうということで、内部で検討を行っているところであります。
長田君:要介護の方や在宅で介護を受けている方で、要介護4、要介護5の重い介護度の方で、紙おむつを使って在宅で介護を受けて生活している方もいます。
指定ごみ袋の給付は、紙おむつという部分に関しては所管が別になってしまいますけれども、ほかの自治体では紙おむつに対しての直接の支援があるところ、江別市ではこれがその代わりという部分でもありました。これが廃止になるというところについて、実際に、今、支給を受けている方に対しての説明の仕方ですとか、伝え方も必要だと思うのですけれども、そういったことも、これからしっかりと検討されるということでしょうか。
廃棄物対策課長:手数料の改定と収集方法の見直し等につきましては、先ほどもスケジュールの中で、若干、御説明をさせていただきましたが、条例改正の手続が終わった後、4月以降において市民周知を行う中で、特にこれまでのごみの出し方や対応が変わる部分については、きちんと伝わるように御説明できる体制を取っていきたいと思います。
長田君:指定のごみ袋の給付を受けている方にとっては、廃止になると、ごみ袋を受け取ることが今後はできないという形になって、少し受け取れるものが受け取れなくなるという印象を受ける方も多いと思います。そういった点について、ぜひ丁寧な説明が必要だと思っておりますので、何とぞよろしくお願いを申し上げます。
委員長(鈴木君):ほかに質疑ございませんか。
佐々木君:今の紙おむつのごみ袋についての質疑の関連ですけれども、基本的に、今までは1か月に20リットルを1袋使うことができたのですが、それがなくなるということは、紙おむつが無料化になったからということです。実際に今まではごみ袋を無料で使っていたのですけれども、新たに袋を別に用意しないと捨てられなくなると単純に考えると、持ち出しに透明な袋を準備しなければならず、逆に、支出が増えると思います。
それに対しての対応というか、透明な袋を探す、準備するのはお金がかかると思うのですけれども、そういったところでの対応など、できることはありますでしょうか。
廃棄物対策課長:指定ごみ袋による手数料の徴収は、江別市の場合は平成16年度から行っていて、10枚1セットになっている外袋なども利用して、生ごみや汚れた物に使ってくださいという周知をさせていただいていました。
それと、紙おむつを無料収集している苫小牧市を視察させていただきました。
実際、ごみステーションにある紙おむつがどのように出ているかといった中では、例えば、紙おむつを買ったときに入っている外装袋で出されているような方もいて、あれも透明なところがあります。中身さえ確認できれば収集はする予定ですので、そういった出し方もあるというのは視察の中で思ったところです。中身さえ確認できれば収集はしていきますので、基本的なルールのお伝えの仕方は、透明または半透明の袋ということでお願いはしますけれども、分かるようにして出していただければ、ごみステーションにずっとあっていいものではないので、きちんと収集させていただく形になると考えております。
委員長(鈴木君):ほかに質疑ございませんか。
吉田君:現行と見直し案との比較ということで、ここに見直し案は3.0円、3.2円、3.4円と出ているのですが、これが確定するのはまだもう少し先になりますか、おおよそのめどとして教えてください。
廃棄物対策課長:我々の作業ではないものですから、お答えしにくいのですけれども、多分、今後、予算編成をする過程でこの部分が出てくると思います。
そして、来週、予算決算常任委員会もございますので、その中で、使用料・手数料の見直しに関しても所管からお話があると思います。
最終的に決定されるのは、予算が内示されたときに幾らですという話になると思っていますので、来年の1月頃というふうに受け止めております。
吉田君:おおよその部分でいいのですが、今回の値上がりで3.0円になると1.5倍、3.4円になると1.7倍ということで増えていくのですけれども、平均的な家庭でどれぐらいの金額の負担増というか、影響が出てくるか、試算してあれば教えていただきたいです。
廃棄物対策課長:令和4年度までの1世帯当たりの指定ごみ袋にかかる平均負担額が年間で約4,800円ということで単純計算させていただいております。
1リットル当たり2.0円を3.0円から3.4円に見直した場合については、年間約7,500円から8,500円で、委員からも御案内ありましたとおり、1.5倍から1.7倍ぐらいになると考えています。1か月当たりでは、230円から310円ほどの増になるというふうに見込んでおります。
吉田君:ちなみに、今回、値上げになると、他市町村と比べて、全道的に見てどのようになりますか。一番高くなってしまうのでしょうか。その辺を教えてください。
廃棄物対策課長:3.4円ということになりますと、ほぼ全道的にはトップ、3.2円になると、網走市と同じで全道トップの部類です。3.0円ですと、北広島市や恵庭市と同じで、石狩管内ではなくはない単価という感じだと思います。
委員長(鈴木君):ほかに質疑ございませんか。
野村和宏君:手数料の見直し、ごみ袋代が上がるという部分で、前の生活福祉常任委員会でもその辺のお話はあったと思うのですが、見直しをして、要は、分かりやすく言うと値上げをして、値上げをした分の原資というのは、実質的にごみ処理のどの部分に充てられていくというか、増やす部分とか、今まで足りない部分でそこに充てるのかということを、もう少し詳しく教えてください。
廃棄物対策課長:8月開催の当委員会についても、資料を交えて御説明をさせていただいておりますが、家庭ごみ袋の手数料に関しては、費用、原価の計算をする際にも、収集、運搬、焼却するもので、例えば、直接搬入している部分、直接搬入に係るコスト、事業系のコスト、資源物の収集、中間処理等に係るコストといったところは、一応、別にして算定させていただいております。
そういった部分に対して原価計算をさせていただき、使用量の増加を見込んでおりますことから、そこはどこに充てるのだということになりますと、いわゆる御家庭で家庭ごみを出して、収集、運搬、焼却処理して埋立てをする部分、ここの部分についての各費用の費用増分、前段でも御説明をさせていただいていますとおり、費用増が起きているものですから、そこの部分に充てるという考え方でございます。
野村和宏君:分かりやすく言うと、日常、まちの中を走っている収集作業の費用が増大してきている部分に充てるのが基本という考え方ということで理解しました。
もう1点、私は、前回の生活福祉常任委員会で要望させていただいたのですけれども、市民の皆さんに値上げの部分をある程度理解していただくために、ごみ袋の材質をパリっと破けたりしない、もう少し柔軟性のあるものに切り替えて、圧縮して出すことによって、20リットルのごみ袋の中に今までよりも多く詰め込めば、実質的な費用負担を軽減することができるようになるということで、それを検討していただきたいということを要望させていただいたのですが、その辺についてはどのように検討いただけたかどうか、答弁をお願いします。
廃棄物対策課長:前回の当委員会で御指摘を頂きました。
袋の材質が高密度ポリエチレン製、いわゆるがさがさしていて、引っ張りには強いのですが、裂けには弱く、伸びないというもの、それから、低密度ポリエチレン製は、柔らかくて、伸びることは伸びるもので、多分、裂けには強いだろうというものがございます。
もう予算編成の時期になっておりますので、いろいろな業者とのやり取りや、見積りを実はもらっていて、その中で、製造メーカーのお話も聞かせていただいたのですが、まず一つ、当市のごみ袋の0.03ミリメートルというのは、結構、厚いものになっていて、なかなか高密度なものです。低密度になると、結構薄めになってしまうのですが、厚くすると、コストもかかるし、要するにしなやかさが損なわれるというのは、一つあるとは思います。
それはもともと分かっていた部分ですが、持ち手があるごみ袋の場合、メーカーのお話では、荷重がかかったときにちぎれてしまうというお話がございまして、そういうことだと、今まで使っている方から、手数料の改定で料金が上がっているのにちぎれやすくなるということになりかねないというところがあります。
大変残念ですが、そこは難しいと考えていたところ、製造メーカーから言わせると、各市で行っている指定ごみ袋等で高密度、低密度はどんな割合なのかというと、9割が高密度のポリエチレンを使われていて、持ち手をつけてちぎれやすいというところから、低密度はあまり採用されていないということをお聞きしているものですから、そちらのほうについては、変えるのであればよい機会になると思いますが、高密度ポリエチレンのままいかせていただく形になろうかと考えております。
野村和宏君:今後、材質がよくなってきたりということもあると思いますので、そのときはできるだけ市民目線で、いっぱい詰め込んで少しでも安くできるような方向も、手数料が上がった分、できるだけ違う面で市民の皆さんの利益になるような方向で考えていただければと思いますので、よろしくお願いします。
委員長(鈴木君):ほかに質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
次に、イの環境管理計画及び地球温暖化対策実行計画(区域施策編)(素案)の意見公募(パブリックコメント)の実施についてを議題と致します。
本件に対する報告を求めます。
脱炭素・環境計画推進担当参事:私から、環境管理計画及び地球温暖化対策実行計画(区域施策編)(素案)の意見交換(パブリックコメント)の実施について御報告いたします。
資料3ページを御覧願います。
まず、1環境管理計画等の策定について、環境管理計画は、環境と開発に関する国連会議で採択されたアジェンダ21に基づく地方公共団体の計画として、平成7年度から前期推進計画がスタートし、江別市環境基本条例の理念や、えべつ未来づくりビジョン(第6次江別市総合計画)の環境部門の基本計画として整合を図りながら、平成26年度から令和5年度までを計画期間とした環境管理計画・後期推進計画において、良好な環境保全及び創造の推進について基本的方向を定めているものです。現計画の期間終了に伴い、次期計画の策定作業を進めているところであります。
また、地球温暖化対策実行計画(区域施策編)は、2050年までの脱炭素社会の実現を旨とした地球温暖化対策の推進に関する法律第21条において、策定に努めるよう求められている市町村計画でありまして、温室効果ガスの排出の抑制等を行う施策を進める上で新規に策定を行い、環境管理計画に含めて策定しようとするものであります。
次に、2策定経過につきまして、昨年9月27日に第1回江別市環境審議会を、学識経験者、関係行政機関、市民公募による環境推進員の計15名の委員構成により開催し、令和4年度に3回、令和5年度では、これまでに2回開催しました。
また、本年2月15日には、地球温暖化対策実行計画(区域施策編)策定に係る協議会を立ち上げており、酪農学園大学の教授を座長と致しまして、バイオマス発電事業者、ガス事業者、酪農家、金融機関、環境問題に関わっている地域の団体や環境推進員などを構成員とした計10名により、地球温暖化対策に関して協議を行っており、これまでに4回の協議会を開催しました。
次に、3意見公募(パブリックコメント)の実施につきまして、(1)募集期間は、本年11月28日から12月27日まで、(2)配置場所等は、環境課ほか、記載のとおりとし、(3)意見提出の方法は、持参のほか、記載のとおりです。
次に、資料4ページの4計画素案につきまして、提出資料の別冊1を御覧願います。
まず、表紙をめくっていただき、目次を御覧願います。
次期計画は、4章の構成としており、第1章で計画策定の基本的な考え方、第2章で江別市の概要、第3章で目指す環境の姿と環境政策、第4章で計画の推進体制と進行管理としています。
次に、別冊1の2ページをお開き願います。
2ページから7ページまでは、第1章計画策定の基本的な考え方について記載し、2ページでは、計画策定の背景としてSDGs、隣のページでは地域循環共生圏、また、パリ協定での脱炭素社会の実現について記載しています。
1枚めくっていただき、4ページには、計画策定の目的、隣のページでは、計画の位置づけを記載し、本計画は、第7次江別市総合計画を上位計画として位置づけ、関連する市の個別計画と連携を図ってまいります。
ページをめくっていただき、6ページでは、計画で対象とする環境の範囲と内容について記載し、隣の7ページでは、計画の期間を記載しており、令和6年度から令和15年度までの10年間の計画期間とし、中間年で必要に応じて見直すこととしています。
続いて、別冊1の10ページをお開き願います。
10ページから15ページまでは、第2章江別市の概要について記載しており、市民のみならず、市外の方にも、江別市のまちの概要について知っていただけるように記載しています。
続いて、別冊1の19ページをお開き願います。
19ページからの第3章では、本計画の環境政策に関する部分となりまして、環境の将来像は、現在策定中の第7次江別市総合計画の中で基本目標として掲げている豊かな自然とともに暮らす、環境に優しく、美しいまちとしています。
ページをめくっていただきまして、別冊1の20ページ、21ページをお開き願います。
環境政策の全体像について記載しており、5つの環境目標と、それに連動するキーワードとなる9本の環境施策の柱、さらには、22本の環境施策、そして、関連するSDGsの目標を記載しています。
続いて、別冊1の22ページをお開き願います。
次期環境管理計画は、地球温暖化対策実行計画の区域施策編を新たに統合した計画となりますことから、22ページからの環境目標1地球環境では、地球温暖化対策に関することを重点的に記載しており、22ページから32ページまでは、現状と課題について記載しています。
別冊1の28ページを御覧願います。
28ページでは、江別市の温室効果ガス排出量の現状と課題について記載し、下の円グラフにありますとおり、江別市における温室効果ガスの部門別排出量では、家庭部門と業務部門を合わせて約50%となっておりますので、まずは、この部分の温室効果ガスの削減に努めていくことが重要と考えております。
続いて、別冊1の33ページをお開き願います。
33ページからは、今後10年の環境施策について記載しています。
専門用語が多数出てまいりますので、なるべくコラムやページ下段の用語解説という形で説明を加えています。
33ページでは、施策1として、事務事業における脱炭素の率先実行を掲げています。
ページをめくっていただき、35ページでは、施策2として、家庭への脱炭素化の普及促進について記載しており、ページをめくっていただき、37ページでは、施策3として、事業者の脱炭素経営の促進を掲げ、また、施策4としまして、再生可能エネルギーの導入拡大に向けたモデル構築を掲げています。ページをめくっていただき、施策5としまして、地域と共生した再生可能エネルギーの促進を掲げ、また、施策6としまして、脱炭素まちづくりの推進について記載しています。
39ページからは市民の取組を、ページをめくっていただき、41ページからは事業者の取組について記載しています。
42ページの中段の(4)成果指標につきましては、本計画の上位計画である現在策定中の第7次江別市総合計画のえべつ未来戦略に合わせて設定してあります。
また、隣の43ページでは、国で目指している温室効果ガスの削減目標に合わせた市の削減目標を定め、2030年度には、2013年度比で48%の削減を目指そうとするものであります。
続いて、ページをめくっていただき、45ページからは、環境目標2資源循環について記載しております。
45ページから47ページまでは、現状と課題について記載しています。
ページをめくっていただき、48ページからは、環境施策として、施策1ごみ減量化の推進のほか計4つの施策と、ページをめくっていただき、50ページでは、市民の取組と事業者の取組、成果指標について記載しています。
続いて、51ページからは、環境目標3自然環境について記載しており、51ページから55ページまでは、現状と課題について記載しています。
ページをめくっていただき、56ページは、環境施策として、施策1生物多様性の保全のほか計3つの施策と、57ページでは、市民の取組、事業者の取組、成果指標について記載しています。
続いて、ページをめくっていただき、58ページからは、環境目標4生活環境について記載しており、58ページから62ページまでは、現状と課題について記載しています。
63ページ及び64ページでは、環境施策として、施策1大気環境の保全のほか計6つの施策と、65ページでは、市民の取組と事業者の取組、成果指標について記載しています。
続いて、ページをめくっていただき、66ページからは、最後の環境目標5参加・協働について記載しており、66ページから69ページまでは、現状と課題について記載しています。
ページをめくっていただき、70ページでは、環境施策として、施策1環境教育・学習の推進のほか計3つの施策と、隣の71ページでは、市民の取組と事業者の取組、成果指標について記載しています。
続いて、ページを2枚めくっていただき、最後のページでは、本計画の推進体制について記載してあり、市民、事業者、関係団体などと連携、協働、協力しながら計画を推進してまいります。
次に、生活環境部提出資料4ページにお戻り願います。
5策定スケジュールについてですが、本年11月28日から、素案を基にパブリックコメントを実施し、その後、江別市環境審議会と地球温暖化対策実行計画(区域施策編)策定に係る協議会の開催を経て、令和6年3月には本計画を策定したいと考えております。
なお、パブリックコメントの実施結果につきましては、当委員会に御報告させていただきたいと考えております。
以上です。
委員長(鈴木君):ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
次に、ウの緑の基本計画(素案)の意見公募(パブリックコメント)の実施についてを議題と致します。
本件に対する報告を求めます。
環境課長:江別市緑の基本計画(素案)のパブリックコメントの実施について御報告いたします。
資料5ページを御覧ください。
1緑の基本計画策定についてですが、江別市緑の基本計画は、都市緑地法第4条に基づく緑地の保全及び緑化の推進に関する基本計画であり、江別市では平成16年度からスタートし、えべつ未来づくりビジョン(第6次江別市総合計画)の環境部門の個別計画として、江別市都市マスタープラン2014のほか、江別市環境管理計画などと整合を図りながら、緑豊かで潤いのあるまちづくりを進めていくための基本的方向を定めているものであります。現計画が令和5年度を最後に計画期間が終了することに伴い、次期計画の策定作業を行っております。
次に、2策定経過につきましては、学識経験者、関係団体、市民公募の計10名の委員構成による江別市緑化推進審議会を令和4年9月30日に開催し、計画策定の概要や市民アンケート調査の概要等について、令和5年3月14日に開催した江別市緑化推進審議会では、緑づくりを取り巻く国や北海道の動向や、次期緑の基本計画骨子等について、令和5年9月25日に開催された江別市緑化推進審議会では、計画素案について御審議いただいたところであります。
次に、3意見公募(パブリックコメント)の実施につきましては、(1)募集期間を11月28日から12月27日までの予定であります。
(2)配置場所等につきましては、環境課などに配置する予定であります。
(3)意見の提出方法につきましては、持参、郵送、ファクス、電子メールのいずれかによることとする予定であります。
4計画素案でありますが、提出資料の別冊2を御覧願います。
表紙をめくっていただき、目次を御覧願います。
次期計画では、1緑の基本計画とは、2江別市の緑の現状と課題、3基本理念と基本方針、4施策の体系、5取組の内容、6緑の配置計画の構成となっております。
次に、別冊2の1ページを御覧願います。
1緑の基本計画とはでは、計画策定の背景と目的、2ページに計画の位置づけ、計画の範囲と対象、計画の期間、3ページに計画の進行管理について記載しております。
別冊2の4ページを御覧願います。
2江別市の緑の現状と課題では、緑の特性、現状において、市内の緑の特性、現状と、7ページに緑被の状況について記載しており、道立自然公園野幌森林公園、石狩川、鉄道林、そして、各地区の耕地防風林などにより緑が確保されており、市民のアンケートでも、緑に親しめる空間があると思う市民割合が90%を超えています。
別冊2の8ページ、9ページを御覧願います。
緑を取り巻く動向において、社会経済情勢の変化としてSDGsや脱炭素社会を目指すまちづくりについて記載するほか、国や北海道の動向などにおいて記載しておりますが、北海道からは、量を確保する時代から質を向上する時代への方向性が示されたことを記載しています。
別冊2の10ページ、11ページを御覧願います。
緑の課題につきましては、緑の確保・整備に関する課題、緑の質・機能・役割に関する全体的な課題等、そして、緑と市民との関わりに関する課題を記載しています。
別冊2の12ページ、13ページを御覧願います。
3基本理念と基本方針では、基本理念を緑・水・らしさとともに、心豊かに住み続けられるまち江別とし、5つのキーワードと、それぞれに込めた意味合いや願いを記載しています。
また、基本方針を、市民協働による様々な取組を基に、守る、育てる、生かすの3つのキーワードとしました。
これらを踏まえ、14ページに緑の将来像をまとめ、緑のネットワーク、公園・緑地などと、河川の整備により緑豊かなまちづくりを進めるとしております。
別冊2の15ページを御覧願います。
4施策の体系では、3つの基本方針を受け、市民との協働による8つの取組を記載しております。
次に、それぞれの取組について説明いたします。
別冊2の16ページを御覧願います。
5取組の内容についてでありますが、16ページから25ページまでに記載してありますとおりで、3つの基本方針の成果指標も記載しています。
取組1森林などの緑を守るでは、道立自然公園野幌森林公園や市街地を取り巻く緑、そして、身近な緑の保全のほか、脱炭素社会の実現のための緑の保全について記載しています。
取組2水辺を守るでは、河川・湖沼の水辺環境及び河畔林の保全について記載しております。
別冊2の18ページをお開き願います。
取組3緑の拠点・施設のネットワーク化では、緑の拠点となる公園などの整備や緑を効果的に活用した施設などの整備やネットワーク化について記載しております。
別冊2の20ページをお開き願います。
取組4緑化の推進では、駅前や公共施設、商業施設敷地や沿道の緑化や花づくりなど、公共的なスペースにおける配慮、施設や道路の緑化及び維持管理について記載しています。
別冊2の22ページをお開き願います。
取組5緑づくりへの支援では、市民が主体となって実施する緑の保全や緑化活動に対する支援や情報の発信について記載しています。
取組6緑に触れる機会の創出では、道立自然公園野幌森林公園や石狩川など、市内の身近な緑の活用や、グリーンツーリズムや、自然環境学習などを活用し、季節によらず緑に触れる機会を創出することについて記載しています。
別冊2の24ページをお開き願います。
取組7防災・減災に資する緑づくりでは、避難場所や避難経路、そして、延焼防止帯としての緑の確保について記載しています。
取組8生物多様性の保全に資する緑づくりでは、森林や河川・湖沼の環境保全を通し、野生生物との共生を図ることについて記載しています。
別冊2の28ページ、29ページを御覧願います。
6緑の配置計画では、環境保全の視点から見た緑の配置計画において、都市環境の基盤、優れた自然環境、快適な生活環境の形成、そして、エコロジカルネットワークを保全することを記載し、緑の配置計画図を記載しています。
別冊2の30ページ、31ページを御覧願います。
レクレーションの視点から見た緑の配置計画において、自然との触れ合いの場として、レクリエーションとして緑を活用することについて記載し、緑の配置計画図を記載しています。
別冊2の32ページ、33ページを御覧願います。
防災の視点から見た緑の配置計画において、防災に関する機能や役割について記載し、緑の配置計画図を記載しています。
別冊2の34ページ、35ページを御覧願います。
景観の視点から見た緑の配置計画において、江別らしいシンボル的な緑の景観のほか、身近に緑を感じられる景観の保全について記載し、緑の配置計画図を記載しています。
次に、資料5ページにお戻り願います。
5策定スケジュールについてですが、本年11月28日から、素案を基にパブリックコメントの実施を予定しており、その後、江別市緑化推進審議会の開催を経て、令和6年3月には本計画を策定したいと考えております。
なお、パブリックコメントの実施結果につきましては、当委員会に報告させていただきたいと考えております。
以上です。
委員長(鈴木君):ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
次に、エの第3次江別市男女共同参画基本計画(素案)の意見公募(パブリックコメント)の実施についてを議題と致します。
本件に対する報告を求めます。
市民協働担当参事:それでは、第3次江別市男女共同参画基本計画(素案)の意見公募(パブリックコメント)の実施について御報告申し上げます。
資料の6ページを御覧願います。
1概要についてですが、江別市男女共同参画基本計画は、男女共同参画社会基本法及び江別市男女共同参画を推進するための条例に基づき、本市の男女共同参画社会の実現に向けて、総合的、計画的に施策を推進するために指針となる計画であります。
令和5年度末の現計画期間の終了に伴い、現在策定中である第3次江別市男女共同参画基本計画の素案がまとまりましたので、計画策定に向けた市民意見の反映を図るため、素案に対するパブリックコメントを実施しようとするものであります。
次に、2策定経過についてですが、本年2月15日に次期男女共同参画基本計画の策定について、当委員会にて、国の動向や社会情勢の変化を踏まえ、基本方針、重点項目、数値目標などを検討していくと御報告させていただいております。
その後、5月から11月にかけて、現計画の考え方を継承し、基本方針と重点項目で構成し、現計画を踏まえ、社会情勢に合わせ内容を精査していくという考えの下、江別市男女共同参画審議会と江別市男女共同参画推進本部会議を開催し、計画の骨子・素案等について審議してまいりました。
次に、3意見公募(パブリックコメント)の実施についてですが、意見募集の期間は、令和5年12月8日金曜日から令和6年1月9日火曜日の間で行い、資料は(2)の配置場所に記載している7か所及び市ホームページから入手できます。結果がまとまりましたら、当委員会にて報告させていただく予定であります。
次に、4計画素案でありますが、別冊3の資料に基づき御説明いたします。
この素案は、パブリックコメントや江別市男女共同参画審議会での議論により、今後、内容が変更されることもありますことから、これらを経て、決定した計画につきましては、改めて御報告させていただく予定であります。
それでは、現計画から追加、変更した部分について御説明いたします。
別冊3の2ページ、3ページをお開きください。
第1章計画の基本的な考え方の(3)男女共同参画の推進とSDGsとの関係でありますが、今回新たに記載しており、3ページでは、SDGsのロゴと目標5ジェンダー平等の実現とその9つのターゲットを記載しております。
次に、別冊3の4ページをお開き願います。
(4)計画期間は、令和6年度から令和15年度までの10年間としております。
次に、別冊3の5ページを御覧願います。
第2章江別市民の男女共同参画に関する意識は、新たに追加した部分であります。
第3次江別市男女共同参画基本計画を策定するに当たり、現在の市民の男女共同参画に関する意識や実態を把握するため、地区別、男女別、年齢階層別の人口比率に応じ、無作為に抽出した18歳以上の市民1,500人を対象にアンケート調査を行い、家庭での役割分担、女性の社会進出、男性の家庭参加など、男女共同参画を推進するに当たり、課題となっている項目をグラフにし、5ページから11ページまでに掲載しております。
次に、別冊3の12ページをお開き願います。
12ページ以降は、第3章計画の内容についてでありますが、ここでは、基本方針1から基本方針3のタイトルの一部を変更しており、基本方針1は、現計画の中間見直し版から新たに性の多様性に対する理解促進を主な取組としており、今後においても、引き続き取り組んでいくことから、タイトルに多様性を認め合う社会を追記し、男女平等・共同参画社会と多様性を認め合う社会の実現に向けた意識づくりとしております。
次に、別冊3の16ページをお開き願います。
基本方針2は、現計画の後半部分のタイトルを簡潔にまとめ、政策や方針決定過程への女性の参画の拡大と促進に変更しております。
次に、別冊3の19ページをお開き願います。
基本方針3は、育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律などの法整備により、結婚・出産後も働く女性が増加し、男女共に仕事と家事、育児、介護が両立できる環境整備が課題となっていることから、タイトルに、仕事と生活の調和を追記し、働く人たちの男女共同参画の推進と仕事と生活の調和としております。
また、各基本方針の現状と課題、主な取組につきましては、国の第5次男女共同参画基本計画や男女共同参画白書、市民アンケートの結果などに基づき、現在の状況や直近の数値に合わせた内容に修正し、記載しております。
次に、別冊3の28ページをお開き願います。
第4章の1重点項目でありますが、重点項目1、重点項目2につきましては、現計画を踏襲した内容となっております。
重点項目3のワーク・ライフ・バランスの実現に向けた環境整備につきましては、今回、新たに重点項目として追加したところであります。
基本方針3及び基本方針4に関係するもので、市民一人一人がやりがいや充実感を感じながら働き、仕事上の責任を果たすとともに、家庭や地域生活においても、子育て期、中高年期といった人生の各段階に応じて、多様な生き方が選択、実現できる社会づくりを行う必要があるとし、主な取組として、市職員の育児休業の取得状況を公表するとともに、企業に向けて、男性の育児休業等に対する支援など、国の制度を周知するほか、男女が共に家事・育児・介護等を担うことができるよう、情報提供に努めることとしております。
次に、別冊3の30ページをお開き願います。
2数値目標に関してですが、1から4の項目につきましては、現計画と同じ数値目標とし、5つ目に重点項目3の主な取組としている市職員における男性の育児休業の取得状況を新たな目標とし、現状値である52.8%から向上という目標を設定しております。
別冊資料の説明は、以上であります。
次に、本編の資料6ページにお戻り願います。
5策定スケジュールについてですが、12月から明年2月にかけて、江別市男女共同参画審議会及び江別市男女共同参画推進本部会議を開催し、2月中旬に第3次江別市男女共同参画基本計画を策定する予定であります。
以上です。
委員長(鈴木君):ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。
猪股君:2点ほど確認をさせてください。
今回の新しい計画は、新規でアンケートを取っていただいた部分に関しては、本当に具体的に性別、役割、分業意識について細かく聞いていただいて、非常に市の事業に反映できるようなアンケートの結果を見せていただいたと思って、すごくよかったと思っております。
これに基づいてパブリックコメントの実施になっていくと伺ったのですけれども、1つ目の確認が別冊3の24ページのあらゆる暴力根絶の取組ということで、次の25ページに、関連計画が江別市子ども・子育て支援事業計画となっております。
私が、これは課題だと感じているところがありまして、今、お子さんがいない女性がDV被害者となったときの相談窓口が子供家庭相談で、江別市としてはどうなのかと考えておりまして、この辺りの考え方についてお聞かせください。
市民協働担当参事:江別市のDVの相談窓口は健康福祉部子育て支援室子育て支援課にはなっているのですけれども、それ以外の女性の困難などに関する窓口につきましては、内容によって、個々に場所が分かれておりまして、まず、江別市地域福祉計画や江別市高齢者総合計画、障がい者支援・えべつ21プランの中では、福祉的なことの中に女性の貧困も入っている状況であります。
ただ、今回は、国で、困難な問題を抱える女性への支援に関する法律が令和6年4月から施行されるのですが、今、その基本計画を北海道で作成している最中でして、その計画が来年3月、年度末に策定される予定であります。市町村レベルでは、策定は努力義務になっているのですけれども、その内容も踏まえまして、関連する部署で今後どうするかというのは、協議、検討していく予定ではあります。
猪股君:基本的に、やはり面前DVなどは子供の虐待に含まれてくるという観点から、真っ先に江別市子ども・子育て支援事業計画とひもづくというところには、私も同じ思いであります。それ以外の少ないケースでも現実に実態としてあるのと、把握していくためにも市の在り方はしっかりと整理をしなければいけないかと思いますので、3月末に北海道の計画が出た上でということになると思うのですけれども、引き続き体制の整備をお願いしたいと思います。
もう1点、江別市はパートナーシップ宣言を行っていて、それが今回の総合計画の中でも大きく江別の魅力というふうに挙がっていたのですけれども、今回、共生社会という部分では、男女共同参画の計画の中には、それが大きくうたわれていないという印象があると思いました。大きな取上げにはなっていなくて、それはこの男女共同参画とは別に、共生社会という考え方に含んで今後は進めていくのが江別市の考え方なのかどうか、お聞かせください。
市民協働担当参事:パートナーシップ宣誓制度の関係ですけれども、これはこの計画の基本方針1の中の主な取組の性の多様性の理解促進というところに組み込まれているので、特にパートナーシップという言葉では出していないですが、パートナーシップ宣誓制度も意識啓発の一環として行っていますので、そこに含まれていると考えていただきたいと思います。
委員長(鈴木君):ほかに質疑ございませんか。
芳賀君:男性の育休について質疑させてください。
市役所内では随分と進んでいるというふうにここにも書かれていますが、やはり一般の企業ではなかなか進んでいないという声がとても多く聞かれます。
従業員、使われている方たちは、取りたいと思っている人が非常に多いし、取りやすい職種など、友人関係の中でも、やはり進んでいるというのは分かっていても、どうしても事業主が認めてくれないなど、そういうところが往々にしてある現状だと認識しております。
このことに対して、国の方針を言うだけでは、やはり分かっていただけません。どうやったら事業主の方も安心して育休を取れる体制が取れるのかという具体的なところを示していかなければいけないと思いますが、この件に関してはどのような方針でしょうか。
市民協働担当参事:委員のおっしゃるとおり、市内の事業所の男性の育児休業の取得率はかなり低い状況で、なかなか難しい状況であると認識しています。
なかなか難しいのですけれども、まずは市職員が男性の育児休業の取得率を上げることによって、市内全体に広がっていくということを目指して、今回は数値目標として公表していくこととしております。
そして、経済部で実施しております事業者アンケートというものがあるのですけれども、その中に、男性の育児休業の取得による国の助成金があるということを知っていますかというような設問を入れてもらって、事業主の方にそういう制度があるということを知っていただくようなことを考えているところであります。
芳賀君:国の事業だと思うのですけれども、優良企業にくるみんというような称号をつけて評価して、小冊子みたいな感じで、それでこんな企業がこんなふうに努力していますというものが公表されていたりすると思うので、そういうものを目にする機会など、事業主も困っていると思うので、具体的なところで市としてもしっかりとサポートしていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。
委員長(鈴木君):ほかに質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
暫時休憩いたします。(15:42)
委員長(鈴木君):委員会を再開いたします。(15:43)
次に、(2)第4回定例会予定案件、アの契約締結の議決変更(環境クリーンセンター延命化工事請負契約)についてを議題と致します。
本件に対する説明を求めます。
施設管理課長:第4回定例会に提案を予定しております契約締結の議決変更について御説明いたします。
資料の7ページをお開き願います。
本件は、令和4年6月14日に議決を頂いた環境クリーンセンター延命化工事請負契約の締結について、契約金額の変更をするため、議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第2条の規定により、議会の議決を求めようとするものであります。
対象とする契約は、環境クリーンセンター延命化工事請負契約であり、一般競争入札の結果、JFE環境テクノロジー株式会社が33億円で落札し、市議会の議決日である令和4年6月14日から令和8年3月20日までの期間で実施するものであります。
このたび、契約の相手方から資材の価格高騰や労務単価の上昇により、契約条項、いわゆるインフレスライド条項による変更請求があり、協議を行った結果、契約金額を変更しようとするものであります。
変更の内容でありますが、今年度から令和7年度までの3か年分の工事を対象に、請負代金を1億525万3,500円増額し、変更前の契約金額33億円を34億525万3,500円に変更しようとするもので、この内容で去る10月24日に仮契約を締結したところであります。
以上です。
委員長(鈴木君):ただいまの説明に対し、質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
次に、イの印鑑登録及び証明に関する条例の一部改正についてを議題と致します。
本件に対する説明を求めます。
戸籍住民課長:それでは、印鑑登録及び証明に関する条例の一部改正について御説明いたします。
資料8ページを御覧ください。
初めに、1改正理由でありますが、電子署名等に係る地方公共団体情報システム機構の認証業務に関する法律(平成14年法律第153号)の一部改正により、移動端末設備、以下、スマートフォンと言いますが、これに組み込むことができる移動端末設備用利用者証明用電子証明書が新設されたところです。
これにより、今後、この電子証明書を搭載したスマートフォンを用いたコンビニ交付サービスが可能となりますことから、その対象である印鑑登録証明の申請方法等について、所要の改正を行うものであります。
次に、2改正内容でありますが、記載のとおり、まず、スマートフォンに搭載した移動端末設備用利用者証明用電子証明書を用いて、コンビニ交付サービスの申請等が可能となるよう規定を整備いたします。
次に、印鑑登録証明の申請には印鑑登録証の提示が必要でありますが、スマートフォンを用いた申請はコンビニ交付サービスに限定されますことから、提示の対象としない旨の規定を追加いたします。
そのほか、関連する規定の字句の整理を行おうとするものです。
最後に、3施行期日でありますが、公布の日から起算して3か月を超えない範囲内において規則で定める日とするものであります。
以上です。
委員長(鈴木君):ただいまの説明に対し、質疑ございませんか。
鈴木君:これは、あくまでも印鑑登録証明に特化した制度だということでしょうか。従来はマイナンバーカードがあれば、戸籍、住民票、印鑑登録証明が全部取れます。それらはまだスタートしないということで、印鑑登録証明に特化したものだとしたら、あまり効果がないかなという気がするのですが、いかがですか。
戸籍住民課長:コンビニ交付自体は、今の御指摘のとおり、住民票、印鑑登録証明、戸籍まで全て対応しているということで、スマートフォンにこの電子証明書が搭載されて使えるようになります。というのも、実は全て同じようにほかの項目についても使えます。
ただ、当市において、根拠として条例に規定しているのが印鑑登録証明だけになるので、ここだけ特化したように見えますけれども、コンビニ交付全体がスマートフォンを使って証明が取れるようになるというところでございます。
副委員長(吉本君):ほかに質疑ございませんか。
佐々木君:スマートフォンに自分でアプリを入れてということになると思うのですけれども、本人確認という申請の仕方、名前と生年月日があるのはもちろんですが、そのほかに、印鑑登録証明だったら印鑑登録の番号といったことも全部、要するに、本人確認をするすべがイメージできないです。今まではきちんとカードで行っていたものが、そこら辺にスマートフォンが落ちていたら勝手にできてしまうのかと思うのですけれども、そこら辺を教えていただけますか。
戸籍住民課長:まず、マイナンバーカードを持っているということがスマートフォンを使う大前提になります。
マイナンバーカードは、それこそ顔写真や住所、氏名全てが入っているので、そのもの自体が身分証明書になっていて、それに印鑑登録証を統合しているという形になっていまして、そうすると、それを窓口でも使えますし、コンビニ交付でも使えるという状況になります。
スマートフォンは、その中のコンビニ交付利用の部分の電子証明書だけを載せることができるという形になりますので、窓口で取ることはできなくて、あくまでもコンビニ専用の使用ということになります。
そのため、言ってしまえば、カードを落とすのも、スマートフォンを落とすのもあまり変わりはないかなというところではありますけれども、それぞれが国のシステムで、紛失等に関してのケアをする窓口があるという状況になっています。
副委員長(吉本君):ほかに質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
委員長(鈴木君):次に、ウのその他について、説明を求めます。
生活環境部長:第4回定例会に人事案件として、人権擁護委員候補者の推薦について提出を予定しております。
当市の人権擁護委員12名のうち1名が令和6年3月31日をもって任期満了となりますことから、後任委員候補者の推薦に当たり、議会の意見を求めようとするものですので、よろしくお願いいたします。
以上です。
委員長(鈴木君):各委員におかれましては、ただいま説明のありましたとおり、お含み置き願います。
これをもって、生活環境部所管事項を終結いたします。
健康福祉部入室のため、暫時休憩いたします。(15:53)
委員長(鈴木君):委員会を再開いたします。(15:58)
3健康福祉部所管事項、(1)報告事項、アのえべつ市民健康づくりプラン21(第3次)の策定についてを議題と致します。
本件に対する報告を求めます。
健康推進室長:それでは、えべつ市民健康づくりプラン21(第3次)の策定について御報告申し上げます。
資料の1ページをお開き願います。
本件については、去る8月25日開催の当委員会において、現計画の評価及び次期計画の体系図、策定スケジュールなどについて御報告いたしましたが、その後、策定作業が進み、素案の作成に至りましたので、これまでの策定経過などについて御報告するものであります。
初めに、1策定経過(令和5年9月以降)でありますが、9月から10月にかけましては庁内意見聴取を行い、今回提出しております素案を作成いたしました。
11月15日に江別市民健康づくり推進協議会を開催し、素案について説明し、協議いただいたところです。
次に、2今後のスケジュール(予定)でありますが、11月に開催予定の江別市社会福祉審議会において御協議を頂き、12月上旬から1月上旬にパブリックコメントを実施し、令和6年3月までに計画を策定する方針であります。
次に、3第3次計画(素案)について御説明いたします。
別冊資料1の目次を御覧ください。
新しいプランの構成は6章から成っており、第1章では、計画策定の背景と趣旨、位置づけ、計画期間等について記載しております。
4ページからの第2章江別市の健康に関する現状と課題では、人口の推移や健康寿命のほか、市民の健康に関する現状と課題について、各種統計を17ページまで記載しております。
次に、18ページからの第3章は、第2次計画の目標達成状況と最終評価ですが、この部分つきましては、さきの委員会において御報告いたしましたけれども、調査中の3項目も含めた最終的な達成状況を追加で記載しております。全26項目について、目標を達成したものが9項目、変化が見られなかったものが4項目、悪化したものが13項目という結果でございます。
加えて、20ページ以降に、各分野の項目、目標ごとの主な取組内容と評価を追加しておりますので、御参照ください。また、追加いたしました内容としまして、調査中でありました生活習慣病予防に向けた野菜摂取アクションプランの実績報告について記載しております。
次に、39ページからの第4章では、計画の基本的な考え方として、えべつ未来づくりビジョンの基本目標である、みんなが支え合う、いつまでも元気に暮らせるまちえべつを基本理念とする旨を記載しております。
別冊資料1の41ページをお開き願います。
こちらが第3次計画の体系になります。
計画実現のための基本的な方向の設定は、国の健康日本21(第三次)に示されている個人行動と健康状態の改善、社会環境の質の向上に倣い、望ましい生活習慣の実践、生活習慣病及びフレイル予防、健康づくり推進のための環境整備の3項目を挙げ、それぞれに分野を設定しております。
望ましい生活習慣の実践の分野は、第2次のプランで設定しておりました5項目としております。
また、生活習慣病及びフレイル予防については、取組の方向性を分かりやすく示すため、分野に重点となる疾患を挙げました。循環器病は対象疾患の幅が広くなるため、第2期江別市国民健康保険保健事業実施計画(データヘルス計画)で重点として取り組んでいる高血圧、糖尿病対策を中心に、現在策定中の第3期計画と整合性を図りながら設定しております。
フレイルに関しては、加齢とともに日常生活に支障を来す状態となることについて、健康日本21(第三次)においても着目されていること、令和3年度より当市においても後期高齢者を対象とした高齢者保健・介護予防一体的実施推進事業に取り組んでいることから、新たに設定しております。
健康づくり推進のための環境整備については、個人の取組を後押しするための環境づくりを進めるための取組であることから、行動目標の設定はなく、分野を3項目設定しております。
別冊資料1の42ページをお開き願います。
第5章で、分野ごとの行動目標と取組について記載しております。
(1)栄養・食生活を例に取りますと、42ページ、43ページに市民が目標としていただきたい取組を記載し、44ページには、ライフステージ別の取組、市や関係機関の取組、目標指標の順に記載しております。
評価する際の目標指標の設定につきましては、江別市民まちづくりアンケートを一部使用しますが、第2次の計画に引き続き、客観性を高めるため、健診受診者数や事業の参加人数など、既存の統計をできるだけ指標に用いています。
別冊資料1の63ページをお開き願います。
63ページ、64ページには、評価指標と目標値の一覧をまとめております。
第2次の指標から変更、設定した主なものは、栄養・食生活の肥満傾向児の割合であります。これまで高度・中等度肥満傾向児としていましたが、国の指標に倣い、軽度も含めた肥満傾向児としております。
次に、アルコール・たばこの指標である妊婦の喫煙率ですが、これまで市独自に妊娠届出時の喫煙状況を集計しておりましたが、現在、国の調査で集計している指標に変更いたしました。
また、生活習慣病及びフレイル予防の循環器病・糖尿病、フレイルについては新たに設定しております。
戻りまして、別冊資料1の62ページをお開き願います。
第6章では、計画の推進に当たり、市民一人一人や家庭、地域・活動団体、行政の役割について記載しております。
計画策定後は、毎年開催いたします江別市民健康づくり推進協議会において、プランの進捗状況を報告し、各健康づくり事業の実績報告なども含め評価いただくとともに、関係機関からの意見も伺いながら、令和11年度に中間評価、令和16年度に最終評価を行うこととしております。
以上です。
委員長(鈴木君):ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。
芳賀君:より詳しく現状を把握された計画というふうにお見受けいたしました。
やはり予防医療というか、医療費が高くなっているということは、重症化してから診察に行く、病院にかかるという傾向にどうしてもあると思います。未病のうちに発見するというような形では、やはりもっと健康診断の推奨を、お手紙であったり、言っている、貼っているということだけでは伸びていないのが現状だと思うのと、それと併せて、これは病院のことなので、直接ではないですけれども、やはり午前中しかやっていない健診や、午後の予約は受け付けていないということではなくて、もっと幅を広げて市民のパーセンテージを上げていかなければいけないのではないかと思ったのですが、そういう意見に関してはどのようにお考えでしょうか。
健康づくり・保健指導担当参事:えべつ市民健康づくりプラン21につきましては、今、お話しいただきましたように、医療費の抑制ですとか、早期からの予防という観点も含めておりますけれども、さらにもっと前からの生活習慣を整えて、より健康なところからという取組を趣旨としたプランとしているところでございます。
今、御意見を頂きました健診の受診率につきましては、やはり症状がないうちから御自身の健康状態を確認していただくというところが、未病のうちにというところにもつながると考えているところでございます。
今回のプランの指標の分野や設定の中に、循環器病や糖尿病、フレイルやがんにつきましても、新たに分野として設定をしたというところは、やはりそういったところの強化は非常に重要だと考えておりまして、これまでも当市の場合、がん検診、特定健診、各種検診どれもそうですけれども、受診率が低いというところが非常に課題だと十分に認識しております。
そこの受診率を向上していくための対策は、非常に今後の課題だと考えておりますし、がん検診と特定健診を一緒に受けられるなどの利便性だったり、受けやすさというところも工夫していく必要があると思っておりますので、新たなプランが来年度から始まるに当たりまして、そういった受診率向上対策につきましても、全体の全ての検診を通して検討してまいりたいと考えております。
芳賀君:これは病院側のことなので、これを言ってどうなのかということもあるのですが、先日、知人が健診を受けたいと言ったときに、市立病院でもやっているから受けてと話していたところ、ランチつきでないと嫌だと言っていました。
何か改造計画みたいなものがあるみたいですけれども、サービスが向上しているところがいっぱいあって、ゆったりしたところなど、健康づくりの一環としていろいろなサービスをやる部分で考えているようなところはございませんか。
健康づくり・保健指導担当参事:健診に当たってのサービスといった部分で、保健センターの事業としてはあまり検討していないというのが正直なところです。
今、お話がありましたように、各医療機関、クリニックもあれば、例えば、江別市の国保の場合ですと、短期人間ドックということで、札幌市の健診センターが幾つか受診できるようになっているのですけれども、恐らく、そういった中に、今おっしゃったようなサービスが含まれている健診センターがあるのかと一部認識はしているのですが、そこの部分を市としてお願いして出していただくのはなかなか難しいと考えているところです。
最初のほうに御質疑いただきました午後からかかれない、健診が午前しかないという部分も、特定健診の場合は、やはり空腹の状態の血液検査が必須というか、基本的にはそれが望ましいのですけれども、そういったいろいろな生活スタイルの関係で午後でないと健診を受けにくい方も中にはいます。特定健診につきましては、食後の何時間といった要件をきちんと確認した上で、午後から健診を受けていただいても、要件としては通じるようになっておりますので、午前だけでなくて、午後からでも受けられる健診、受けられる場所は、市民のニーズに応じて情報提供をしていきたいと考えております。
芳賀君:その辺はぜひ連携をして、皆さんがかかりやすい、気軽にかかれる、空いた時間で行けるというような体制を協働していっていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。
委員長(鈴木君):ほかに質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
次に、イの江別市自殺対策計画(第2次)の策定についてを議題と致します。
本件に対する報告を求めます。
健康推進室長:江別市自殺対策計画(第2次)の策定について御報告申し上げます。
資料の2ページをお開き願います。
本件については、去る8月25日開催の当委員会において、現計画の評価及び取組状況、次期計画の策定スケジュールなどについて御報告いたしましたが、その後、策定作業が進み、素案の作成に至りましたので、これまでの策定経過などについて報告するものであります。
初めに、1策定経過(令和5年9月以降)でありますが、9月から10月にかけましては、庁内関係各課による江別市自殺対策推進連絡会議を開催し、意見聴取を行い、素案を作成いたしました。11月7日に江別市自殺対策推進本部会議、11月15日に江別市民健康づくり推進協議会を開催し、素案について説明し、協議いただいたところであります。
次に、2今後のスケジュール(予定)でありますが、11月に開催予定の江別市社会福祉審議会において御協議を頂き、12月上旬から1月上旬にパブリックコメントを実施し、令和6年3月までに計画を策定する方針であります。
次に、3第2次計画素案について御説明いたします。
別冊資料2の目次を御覧ください。
新しい計画の構成は6章から成っており、第1章では、計画策定の趣旨、位置づけ、計画期間等について記載しております。
4ページからの第2章江別市における自殺の現状と課題では、自殺者数等の推移や江別市における自殺の特徴について、厚生労働省等の各種統計に基づき記載しております。
次に、8ページからの第3章は、第1次計画の取組と評価について記載しており、目標の達成状況と、市が実施した各種取組や評価について記載しております。
次に、14ページからの第4章では、第2次計画における目指す姿や目標値について記載しております。
次に、別冊資料2の16ページをお開き願います。
16ページからの第5章では、第2次計画における自殺対策の取組について、基本施策と重点施策に分けて、目指すべき方向と主な取組について記載しております。
基本施策は、厚生労働大臣指定法人で自殺対策を推進する機関である、いのち支える自殺対策推進センターにおいて、全国的に実施することが望ましいとされている項目であり、重点施策は、地域での自殺傾向に応じ、その地域において自殺対策を取り組むに当たって推奨される重点事項であります。
次に、別冊資料2の20ページをお開き願います。
第6章では、計画の推進に当たり、行政だけではなく、各関係機関や地域の団体などが連携して進めていく必要があることを記載しております。
別冊資料2の23ページをお開き願います。
23ページ以降につきましては、関係各課の生きることの包括的な支援事業について、令和5年度現在の事業についてまとめております。
以上です。
委員長(鈴木君):ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。
長田君:私からは、別冊資料2の15ページの目標値についてお伺いしたいと思います。
まず、平成29年度の20.1%から目標値が16%だったところ、実績は15.0%までに低下されたということで、本当に、これは関わった方の尽力だと思います。そして、今後、さらに令和10年度に向けては14.0%まで低下させるということで、これをさっと見たときに、15.0%から5年かけて14.0%というのが、その前のものは5%という低下率を見ると、低下率の目標としては少し低いと思ったのですけれども、これを設定するときのお話を伺います。
健康づくり・保健指導担当参事:目標値についてです。
今回の目標値14.0%につきましては、その上の記載にありますように、国の目標の設定が平成27年度と比べて30%以上減少させるというところから当初は始まっておりまして、今回の新しい大綱については、まだその水準までは国としても下がっていないという現状ですけれども、国が、まずは令和8年度までに30%低下させるということを目標としていることに鑑みまして、市と致しましても、まずはそれに倣って、当初の平成29年度と比べまして、30%の減少値ということで設定をさせていただいております。
国がおおむね令和8年度までの目標値としておりますので、その時点で、国が達成された場合に、何らかの見直しなどといったものが示された場合には、それに基づきまして、市も目標値を再度検討する必要があると考えているところですので、現状は30%減少というものを目標としたいと考えております。
長田君:まずはこの目標値に向けて、しっかりと計画を進めていただきたいです。
あとは、国の動向を見て、さらにまた修正をかけていく方向性ということで理解いたしました。
委員長(鈴木君):ほかに質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
次に、ウの第3期データヘルス計画及び第4期特定健康診査等実施計画の策定についてを議題と致します。
本件に対する報告を求めます。
健康推進室長:第3期データヘルス計画及び第4期特定健康診査等実施計画の策定について御報告申し上げます。
資料の3ページをお開き願います。
本件については、去る5月24日開催の当委員会において、計画策定の目的や位置づけ、策定体制やスケジュールなどについて御報告いたしましたが、その後、策定作業が進み、素案の作成に至りましたので、これまでの策定経過などについて報告するものであります。
初めに、1策定経過でありますが、健診データ、レセプトデータに基づく医療費等の分析につきましては、本計画の策定支援として、健康や医療情報の分析業務を委託しております。
策定作業につきましては、レセプトデータを統計処理し、疾病別の医療費の分析、高額医療費における疾病別の傾向や要支援・要介護認定者の疾病・医療費の分析、また、生活習慣病医療費の分析を行っております。特定健診データの分析では、健診受診者の階層化、特定健診受診結果の分析、特定保健指導の実施状況、特定健診受診と医療機関受診動向の分析などを行っております。
これらの分析結果から、江別市国保の健康課題の抽出と、その対策として特定健診をはじめとする保健事業の在り方、実施方法などについて検討したところであります。
計画策定と実施に当たり、医師の理解と協力が重要なことから、8月には一般社団法人江別医師会と特定健診等に係る意見交換を行ったところであります。
次に、2今後のスケジュール(予定)でありますが、11月に開催予定の江別市社会福祉審議会において御協議を頂き、12月の江別市国民健康保険運営協議会を開催した後、12月上旬から1月上旬にパブリックコメントを実施し、令和6年3月までに計画を策定する方針であります。
次に、3計画(素案)について御説明いたします。
別冊資料3の目次を御覧ください。
計画は、レセプトデータから医療費等の分析を中心に行っており、全体としての傾向のほか、生活習慣病に焦点を当てて分析を行っております。
新しい計画の構成は10章から成っており、第1章では、計画策定の背景と趣旨、位置づけ、計画期間等について記載しております。
6ページからの第2章では、前期計画に係る目標の評価と保健事業の実施状況について記載しております。第2期での中長期目標である特定健診受診率、特定保健指導終了率は、新型コロナウイルス感染症発生前までは順調に伸びておりましたが、発生後は集団検診の中止や訪問指導の差し控え等の影響を受けたことから、実績は回復傾向ではあるものの、計画策定時と変わらない結果となりました。
次に、12ページからの第3章では、江別市の健康・医療情報等の分析に基づき、健康課題の抽出を行っております。死亡の状況や介護の状況、国保加入者の医療の状況から、特に予防可能な生活習慣病に着目し、健康課題を記載しております。
データ分析からは、脳血管疾患、心疾患の重症化疾患に罹患した方の多くは、高血圧、糖尿病、脂質異常症といった基礎疾患を保有していましたが、特に高血圧の保有割合が高い状況でした。また、慢性腎臓病の医療費割合や受診率が増加傾向にあり、糖尿病の保有割合が高い傾向にありました。特定健診の状況なども併せて検討した結果、第2期に引き続き、高血圧と糖尿病を重点として取り組むこととしております。
別冊資料3の49ページをお開き願います。
49ページからの第4章では、第3期データヘルス計画の目的や目標を記載しております。最上位の目標には健康寿命の延伸を、中長期目標には慢性腎臓病にかかる医療費割合の抑制と脳血管疾患受診率の抑制を設定し、これらを達成するための短期目標を設定しております。
別冊資料3の50ページをお開き願います。
第5章で、データヘルス計画の目的・目標を達成するために必要な個別保健事業について記載しております。
53ページ以降についてですけれども、第6章では、データヘルス計画の全体像、54ページの第7章では、評価・見直しについて、第8章では、計画の周知について、第9章では、個人情報の取扱いについて記載しております。
最後に、別冊資料3の55ページをお開き願います。
55ページからの第10章からは、第4期特定健康診査等実施計画について、計画策定の背景と趣旨、計画期間、前計画の目標達成状況、特定健診・特定保健指導の実施方法、主な取組について記載しております。
以上です。
委員長(鈴木君):ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
次に、(2)第4回定例会予定案件、アないしウの指定管理者の指定について、以上3件を一括議題と致します。
本件に対する一括説明を求めます。
介護保険課長:それでは、私から、第4回定例会に提案を予定しております健康福祉部介護保険課所管施設の指定管理者の指定について御説明申し上げます。
資料の4ページから6ページをお開き願います。
健康福祉部介護保険課が所管しております江別市野幌老人憩の家、江別市緑町老人憩の家、江別市大麻老人憩の家につきましては、江別市公の施設の指定管理者の指定の手続等に関する条例第4条の規定に基づき、令和6年4月1日から当該施設の管理を行う指定管理者となるべき団体の公募及び選定を終えたことから、地方自治法第244条の2第6項の規定に基づき、当該被選定者を指定管理者として指定するため、あらかじめ議会の議決を求めるものであります。
それでは、公募及び選定の概要につきまして御説明申し上げます。
指定管理者に管理を行わせる施設につきましては、記載のとおりであります。
申込みに係る期間でございますが、募集要項等を配布した期間及び申込受付期間につきましては、記載のとおりであります。
募集要項等の説明会につきましては、8月4日に実施し、2団体が出席しております。
結果として、申込み団体数はそれぞれ1団体であり、その内訳は記載のとおりであります。
10月17日に江別市指定管理者選定委員会を開催し、申込者によるプレゼンテーション、質疑を行っております。その後、江別市指定管理者選定委員会の選定結果報告を受け、市としては、その選定結果を尊重する形で被選定者を決定したものであります。
なお、被選定者の所在地及び名称、指定期間につきましては、それぞれ記載のとおりであります。
以上です。
委員長(鈴木君):ただいまの説明に対し、質疑ありませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
これをもって、健康福祉部所管事項を終結いたします。
健康福祉部子育て施策推進監等入室のため、暫時休憩いたします。(16:31)
委員長(鈴木君):委員会を再開いたします。(16:32)
4健康福祉部子育て施策推進監所管事項、(1)報告事項、アの東野幌小学校及び江別第一小学校区の放課後児童クラブ運営事業者選定結果についてを議題と致します。
本件に対する報告を求めます。
子育て支援課長:東野幌小学校及び江別第一小学校区の放課後児童クラブ運営事業者選定結果について御報告いたします。
資料の1ページをお開きください。
東野幌小学校及び江別第一小学校区の放課後児童クラブの開設に向けた施設整備等については、本年第2回定例会において補正予算を議決いただき、現在工事を行っているところでありますが、このたび、放課後児童クラブ運営事業者が選定されたことから、選定結果について御報告するものです。
初めに、1新規開設を予定する放課後児童クラブでありますが、東野幌小学校敷地内にあります管理住宅、及び江別第一小学校については、勤労者研修センター横にある旧江別小学校管理住宅を改修し、放課後児童クラブとして利用するものであります。
各建物の位置図については、資料の2ページのとおりですので、後ほど御参照ください。
次に、2応募状況についてでありますが、募集期間は令和5年6月26日から7月25日までの1か月間で、3事業者からの応募がありました。
次に、3選定についてでありますが、(1)選定方法については、応募のあった3事業者につき、東野幌小学校区放課後児童クラブ運営事業者選定委員会及び江別第一小学校区放課後児童クラブ運営事業者選定委員会において、運営方針や職員体制等について評価基準に基づきヒアリング審査を行いました。
(2)選定結果についてでありますが、いずれの小学校区も特定非営利活動法人三楽に決定いたしました。
なお、各児童クラブの名称は、(3)に記載のとおりであります。
次に、4スケジュール(案)についてでありますが、11月には各小学校等と打合せを行い、令和6年1月から来年度入会申込みの受付を開始し、令和6年4月1日から新規開設の予定であります。
以上です。
委員長(鈴木君):ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。
猪股君:うろ覚えですけれども、東野幌小学校区は、今のところ児童クラブで、学童機能をやっていて、江別第一小学校は待機児童が発生しているという背景での新規事業者選定だったと記憶しているのですが、その辺りの確認と、もしそうだったら、東野幌小学校に放課後児童クラブができることによって、現状がどう変わっていくのかについて確認をさせてください。
子育て支援課長:各校区の状況でありますが、東野幌小学校につきましては、今、既存の放課後児童クラブが1か所ございまして、ここのところは、待機自体は出ていないのですけれども、定員を大きく超えた受入れをしているところです。
また、東野幌小学校区のお子さんが江別第一小学校区にございます民間の放課後児童クラブに送迎により受入れをしていただいているところですので、東野幌小学校区につきましては、需要がかなり多い校区であることから、今回、整備計画に至ったものでございます。
また、江別第一小学校区につきましても、公設の江別第一小学校放課後児童クラブにおいて待機が生じていることから、ここの区域についても整備計画が必要であろうと考えたものです。
委員長(鈴木君):ほかに質疑ございませんか。
吉本君:東野幌小学校も、江別第一小学校区もどちらも待機児童が出ているということは、前からもお話を伺っていましたけれども、気になったのが保育料の件で、もともと動いているところの保育料と今回新しくなるところの保育料は、運営方針や職員体制等のヒアリングを実施した結果、選定されたと書いていました。
当然、運営方針の中でそういうことも話されたと思うのですけれども、もともと江別市は公設公営のところと民設民営のところとのギャップがすごくあるということを議会としても問題にしてきましたが、その辺りはどのような話合いがなされたのか、その点についてお聞きいたします。
子育て支援課長:放課後児童クラブの利用料のお話ですけれども、吉本委員のおっしゃるとおり、公民の格差といった部分は、課題として当市の中にあるところでございます。
今回、東野幌小学校と江別第一小学校においては、それぞれ民間の放課後児童クラブが開設しているという状態で運用されている校区になっております。江別第一小学校については、萩ヶ岡児童クラブがございますが、今は新規の受入れを停止しておりまして、利用しているクラブ児童数もほとんどいない状態になっておりますことから、両校区ともに、民間の放課後児童クラブがメインで運営をしている校区になっております。
今回、この2校区で運営事業者を公募するに当たりまして、公募要領を公表した上で、それにのっとった運営をしていただける事業者が手挙げをしたという形になっているのですけれども、公募要領の中に地域の放課後児童クラブの利用者負担金とそんなに差が出ないような形での設定をしていただくという条件づけの下に募集をかけておりますので、恐らく、あまり大きな差が生じないような形の設定になるものと考えております。
吉本君:近場の施設との差がないということは理解いたしました。
ただ、問題にしてきたのは、やはり公設と民設のギャップはいいのかという、同じ校区で自ら決められないのに、そんなに開きがあるのはどうなのかというところでした。今回、同じ民間の施設で保育料の比較で差がないようにということで検討されて決めたということで、その辺については理解を致しました。
それと、関連で、もう1点、応募結果のところに戻ってしまうのですが、3事業者とありますけれども、今回はこの埼玉県の特定非営利活動法人三楽という事業者が2か所ということです。これは東野幌小学校区も江別第一小学校区も、どちらも同じ事業者です。
それでは、あとの2事業者は、もう既に経営しているところがあるので、そこのところが手挙げをしないのかと勝手に思っていました。その辺りでは、この2事業者との中に、もしかしたらそういう人たちが入っていて、あまり大きな差が出ないような配慮もあったのかと思ったのですが、ほかの2事業者がどういうところだったのか、もし差し支えがなければお伺いします。
子育て支援課長:今回、運営事業者を公募するに当たりまして、市内の放課後児童クラブの運営事業者にも、このように2校区で事業者を公募しますという周知をした上で、今回、公募をかけた形になります。
今回、3事業者が手を挙げてくださいまして、残りの2事業者につきましては、いずれもNPO法人でございました。選定されなかった2事業者のうち、1事業者は江別市内でも事業を展開されているところが手を挙げてくれたということです。もう1者につきましては、札幌市の事業者でありましたが、放課後児童クラブの運営実績がない運営事業者でして、この2事業者につきましては、選定がされなかったという結果になります。
委員長(鈴木君):ほかに質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
次に、イの第3期江別市子ども・子育て支援事業計画策定に係るニーズ調査についてを議題と致します。
本件に対する報告を求めます。
事業調整担当参事:それでは、私から、第3期江別市子ども・子育て支援事業計画策定に係るニーズ調査について御報告いたします。
資料の3ページを御覧ください。
初めに、1調査目的でございますが、現行の第2期江別市子ども・子育て支援事業計画が令和6年度で終了となることから、2025年度から2029年度の5か年を計画期間とする第3期江別市子ども・子育て支援事業計画の策定に向け、幼児期の教育・保育の量の見込み等を算出の基礎資料とするため、ニーズ調査を実施するものです。
次に、2調査対象でございますが、地区、年齢を考慮した上で無作為抽出した市内在住の就学前の子供の保護者1,500件、小学生の保護者1,500件、計3,000件を対象に実施いたします。
次に、3調査内容でございますが、資料に記載のとおりでございます。米印に記載のとおり、調査票につきましては、国から示された基本指針及び手引に基づき案を作成し、江別市子ども・子育て会議にて御意見を頂いた上で確定いたします。
次に、4調査方法でございますが、無記名によるアンケート方式により行うものとし、配付は郵送で行いますが、回収については、郵送に加え、ウェブでも回答できるものを考えております。
最後に、5スケジュールでございますが、来月開催予定の江別市子ども・子育て会議において御意見を頂き、来年1月に調査票発送を予定しております。その後、集計作業を行い、来年3月以降に調査結果の公表を予定しておりますので、結果がまとまりましたら、改めて当委員会でも御報告させていただきたいと思います。
以上です。
委員長(鈴木君):ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
次に、ウのぽこあぽこのリニューアルについてを議題と致します。
本件に対する報告を求めます。
子育て支援センター事業推進担当:ぽこあぽこのリニューアルについて御報告いたします。
資料4ページをお開き願います。
本件につきましては、今年3月の予算決算常任委員会の中で御説明いたしましたが、リニューアルの詳細が決まりましたので、改めて御報告いたします。
まず、1概要でありますが、昨年頂いた寄附金を活用して、開設から10年を迎える子育てひろばぽこあぽこをリニューアルするものであります。
大型複合遊具を含む施設内の遊具を大幅に入れ替えるほか、床に安全性の高いクッションフロアを施工するとともに、会員証を電子化いたします。
2事業費でありますが、総事業費は3,300万円、そのうち、3,100万円は寄附を活用させていただきます。内訳は、御覧のとおりです。
3委託業者についてでありますが、遊具設置業者とシステム構築業者は、公募型プロポーザルで募集をかけました。選定委員会で審査した結果、遊具の提案及び設置業者は、株式会社元コーポレーション、システム構築業者は、株式会社エイチ・アイ・ディに決定いたしました。
4遊具については、資料5ページの完成イメージ図のとおりとなっております。下の遊具配置案の点線で囲った部分が、今回、遊具設置業者に委託した部分となり、配置する遊具はイメージ図のとおりとなっております。大型複合遊具以外の既存遊具につきましては、再利用もしくは他の公共施設で利用させていただきます。
5システムについては、これまでの紙の会員証から、スマートフォンにQRコードを表示して入退館するシステムに変更いたします。これまでなかった混雑情報のリアルタイム発信やアンケート調査機能、お知らせ機能なども搭載いたします。また、スマートフォンを使用できない方のために、紙の会員証も発行いたします。
6スケジュールでありますが、12月11日までリニューアル工事のため、休館いたします。11月14日から、ウェブでの事前登録が開始となっております。12月12日から15日までは、プレオープンとして、開館時間を短縮して一般開放し、12月16日にリニューアルオープンいたします。当日は、午前10時30分からオープニングセレモニーの開催を予定しております。
以上です。
委員長(鈴木君):ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
次に、(2)第4回定例会予定案件、アの特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部改正についてを議題と致します。
本件に対する説明を求めます。
子ども育成課長:特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部改正について御説明いたします。
資料の6ページをお開き願います。
初めに、改正理由でありますが、令和5年6月16日に公布された地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律により、就学前の子どもに関する教育、保育等の総合的な提供の推進に関する法律が一部改正され、認定こども園に係る公示の根拠となる規定が繰り上げられたことから、引用条項の整備を行うものであります。
次に、改正内容でありますが、条例中、特定教育・保育の取扱方針を定めている第15条第1項第2号中、同条第11項を同条第10項に改めるものであります。
詳細につきましては、資料7ページの新旧対照表のとおりでございます。
なお、条例の施行期日は、公布の日とするものであります。
以上です。
委員長(鈴木君):ただいまの説明に対し、質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
次に、イの放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正についてを議題と致します。
本件に対する説明を求めます。
子育て支援課長:放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について御説明いたします。
資料8ページをお開き願います。
初めに、1改正理由についてでありますが、放課後児童健全育成事業の事業内容を定める国の通知、放課後児童健全育成事業の実施についてが改正され、放課後児童支援員の要件について緩和措置が図られたことから、これに伴う所要の改正を行うものであります。
次に、2改正内容についてでありますが、放課後児童支援員は、保育士等の基礎資格に加え、都道府県知事等が実施する研修の受講が必要となりますけれども、この研修受講について、1市が研修計画を定めること、2採用から2年以内に研修修了を予定していることという2つの要件を満たす場合は、研修を修了していない者も放課後児童支援員とみなすことができるものとするものであります。
なお、条例の施行期日は、公布の日とするものであります。
以上です。
委員長(鈴木君):ただいまの説明に対し、質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
これをもって、健康福祉部子育て施策推進監所管事項を終結いたします。
健康福祉部子育て施策推進監等退室のため、暫時休憩いたします。(16:52)
※ 休憩中に、第4回定例会の委員長報告の有無について協議
委員長(鈴木君):委員会を再開いたします。(16:53)
次に、5第4回定例会の委員長報告の有無についてお諮りいたします。
休憩中に協議いたしましたとおり、先進地行政調査について報告することと確認してよろしいでしょうか。(了)そのように確認いたします。
なお、案文については、正副委員長に御一任いただきたいと思いますが、よろしいでしょうか。(了)そのように確認いたします。
最後に、6その他について、各委員からございませんか。(なし)
事務局からございませんか。(なし)
以上で、本日の委員会を散会いたします。(16:54)