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総務文教常任委員会 令和5年8月24日(木)

印刷用ページを表示する 掲載日:2024年7月19日更新

​(開会前)

※ 日程確認

(開 会)

委員長(徳田君):ただいまより、総務文教常任委員会を開会いたします。(9:57)
本日の日程は、開会前に確認いたしましたとおり、次第に記載のとおり進めてよろしいでしょうか。(了)そのように確認いたします。
なお、本日の委員会に高間委員が欠席する旨の通告がございましたので、御報告いたします
傍聴希望者がおり、入室を許可いたしましたので、御報告いたします。
教育部及び傍聴者入室のため、暫時休憩いたします。(9:58)

委員長(徳田君):委員会を再開いたします。(9:59)
1教育部所管事項、(1)報告事項、アの第10期江別市社会教育総合計画の策定に係る意見公募(パブリックコメント)の実施についてを議題と致します。
本件に対する報告を求めます。

生涯学習課長:報告事項、アの第10期江別市社会教育総合計画の策定に係る意見公募(パブリックコメント)の実施について御報告いたします。
資料1ページをお開きください。
このたび、第10期江別市社会教育総合計画の計画案がまとまりましたので、内容について、市民からの意見を募集するものであります。
2実施概要、(1)意見の募集期間でありますが、令和5年9月1日から令和5年10月2日までの実施を予定しています。
資料の公表場所や提出方法等については、記載のとおりであります。
3策定までのスケジュールでありますが、本年2月に、教育委員会から江別市社会教育委員の会議に対して計画の立案を諮問していたもので、江別市社会教育委員の会議において計画案がまとめられ、9月から10月にかけて、ただいま御説明しております意見公募を実施し、来年1月には計画策定について、審議、決定したいと考えております。
続きまして、計画案の概要について御説明いたします。
別冊資料1の表紙から2枚めくりまして、目次を御覧ください。
計画は、第1章計画策定に当たってから第3章基本目標と基本方向までの3章により構成しております。
次に、別冊資料1の15ページを御覧ください。
計画体系図になります。
基本目標1は、地域全体で子どもを守り育てる体制づくりとして、家庭や地域での教育や子供の安全・安心な環境の整備などについて、基本方向を4項目、施策項目を計6項目設定して取組を進めていきます。
基本目標2は、持続可能な生涯学習の推進として、生涯学習の環境整備や市民の学びへの支援などについて、基本方向を3項目、施策項目を計6項目設定して取組を進めていきます。
基本目標3は、文化・芸術による豊かな人間性の涵養と郷土の歴史の保存と継承として、文化・芸術活動への支援や文化施設の整備、地域文化の保存・活用などについて、基本方向を3項目、施策項目を計7項目設定して取組を進めていきます。
次に、別冊資料1の18ページを御覧ください。
第3章基本目標と基本方向について、計画の詳細を記載しております。
基本目標1については18ページから24ページまでに、基本目標2については25ページから30ページまでに、基本目標3については31ページから35ページまでに記載しております。
それぞれの基本目標に概要を記載し、基本方向ごとに現状と課題、成果指標を記載しております。
さらに、基本方向の内訳として、施策項目ごとに施策の概要と主な取組を記載しており、計画的に進めることで目標の達成を目指します。
パブリックコメントの結果については、江別市社会教育委員の会議において協議を行い、計画に反映してまいりたいと考えております。
以上です。

委員長(徳田君):ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。

高橋君:パブリックコメントの実施自体は、おおむね理解いたしました。
案が示されて若干説明いただいたので、基本的なところだけお伺いしておきたいと思います。
まず、社会教育とはということで、別冊資料1の6ページから7ページにかけて書かれているのですけれども、ここで社会教育と生涯学習の考え方の共通している部分、違う部分といいますか、どちらがどちらに包摂されているかなどということが示されているのは理解しました。ただ、計画全体を通じて、社会教育という言葉が使われる場面が案外少ないのではないかと思ったのですけれども、これは社会教育計画ですので、社会教育というところを大本に据えて計画をつくっていただきたいのですが、そういうスタンスに立たされているのかどうか、基本的な考え方をお伺いします。

生涯学習課長:今、御指摘がありましたとおり、別冊資料1の6ページからは生涯学習と社会教育の概念といいますか、家庭教育、学校教育、個人が自主的に行う教育も含めて、それを包摂して全体を生涯学習という捉え方をしておりますので、それについて触れました。
その上で、計画中に社会教育という言葉が少ないのではないかという御質疑かと思うのですけれども、この計画は、タイトルが社会教育総合計画でありまして、また、社会教育法の規定に基づいて、その施策を進めるために立てる計画でありますので、基本は、生涯学習課が行う部分については、社会教育がメインでございます。
ただ、今言ったように、青少年の育成の部分、高齢者の生きがいや充実に伴う学習の部分などがありまして、社会教育と家庭での教育、学校教育との連携やつながりなどの部分も、時代とともに重視されている部分がございます。ですから、どちらかというと、社会教育単体で計画を進めるということではなく、同じ教育委員会でも学校教育をつかさどる部分もございますし、生涯学習課そのものは、まさに社会教育と青少年教育を担当しておりますけれども、そことの連携や関連性も含めた計画にしていくという意味で、生涯学習という言葉の使われ方が多くなってきていると考えて、その部分を認識しながら計画を策定してまいりました。

高橋君:所管として、社会教育の理念を見失わず、しっかりと軸足を置いて対応していっていただければと思いますので、その点はよろしくお願いいたします。
もう1点確認しておきたいのですけれども、別冊資料1の27ページで、社会教育施設の環境整備ということで、関連する施設名などが幾つか挙げられております。その中で、もちろん情報図書館やセラミックアートセンター、郷土資料館もそうですけれども、市民に対して能動的に社会教育を実践する場所としては、公民館の位置づけというのが大きいと思います。全体を見ていても、公民館が何を行うのかという基本的なスタンスがなかなか見受けられないと感じたのですけれども、その点はいかがでしょうか。
懸念しているのは、指定管理者制度が導入されて以降、どうも貸し館的な理解のほうが上回っていて、公民館は社会教育施設であって、本来であれば、社会教育主事がいて、社会教育を行っていく施設なのだという感覚が薄くなってきているのではないかという危機意識があるものですから、その辺りの認識についてお伺いします。

生涯学習課長:ただいま御質疑にありましたとおり、公民館は3館ございますが、社会教育活動を行う拠点といいますか、中心的施設になっておりまして、現在、市では、指定管理者に管理をお願いしております。
その中で、質疑にもありましたけれども、公民館に指定管理者の社会教育主事の資格を持った者がおりまして、例えば、この計画を策定する段階でも、江別市社会教育委員の会議でたたき台をつくった中で、社会教育の諸団体にも意見を伺っております。その中には、公民館の社会教育主事がおりますし、実際、指定管理者の自主事業を、社会教育主事の資格を持った人間の視点で組み立てて実施していただいていますので、その方からも意見を求めて、頂いた意見は計画の中に反映しております。
また、主な取組で行うものも、事業名や取組そのものを書いていますが、その拠点となる場所は、おっしゃるとおり公民館を拠点に行うものが数多くあります。公民館というのは、社会教育法の中でもそう位置づけられている、地方自治体における生涯学習推進の拠点となる施設でありますので、御指摘のとおり、そこの基本をしっかりと押さえて生涯学習事業を進めていくことについては、改めて取り組んでまいりたいと考えております。

委員長(徳田君):ほかに質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
次に、イの第7期江別市スポーツ推進計画の策定に係る意見公募(パブリックコメント)の実施についてを議題と致します。
本件に対する報告を求めます。

スポーツ課長:報告事項、イの第7期江別市スポーツ推進計画の策定に係る意見公募(パブリックコメント)の実施について御報告いたします。
資料の2ページを御覧ください。
このたび、第7期江別市スポーツ推進計画の計画案がまとまりましたので、内容について市民からの意見を募集するものであります。
2実施概要、(1)意見の募集期間につきましては、令和5年9月1日から令和5年10月2日までの実施を予定しています。
資料の公表場所や提出方法等については、記載のとおりです。
3策定までのスケジュールにつきましては、本年2月に江別市スポーツ推進審議会に対して計画策定について諮問していたもので、江別市スポーツ推進審議会において、計画案について協議を重ね、9月から10月にかけて、ただいま御説明しておりますパブリックコメントを実施し、来年1月には計画策定について、審議、決定をしたいと考えております。
続きまして、計画案の概要について御説明いたします。
別冊資料2、表紙から2枚めくりまして、目次を御覧ください。
計画は、第1章第7期江別市スポーツ推進計画の策定にあたってから、第3章基本目標と基本方向までの3章により構成しております。
次に、別冊資料2の9ページを御覧ください。
9ページは、計画体系図になります。
基本目標1生涯スポーツの推進ですが、生涯、誰もがスポーツを楽しむためのする機会の提供と充実などについて、基本方向を3項目、施策項目を全部で11項目設定して取組を進めていきます。
基本目標2は、地域スポーツ活動の推進として、地域スポーツを支える人材の育成・支援や競技スポーツ推進を目的としたスポーツ統括団体への協力、関係団体との連携などについて、基本方向を2項目、施策項目を全部で7項目設定して取組を進めていきます。
基本目標3は、スポーツ施設の整備・充実として、市民の活動要求に応えるスポーツ施設の計画的な整備や適正な管理運営について、基本方向を2項目、施策項目を全部で4項目設定して取組を進めていきます。
次に、別冊資料2の12ページを御覧ください。
12ページからは、第3章基本目標と基本方向として、計画の詳細について記載しております。
基本目標1については12ページから22ページまで、基本目標2については23ページから29ページまで、基本目標3については30ページから31ページまでに掲載しております。
それぞれ、基本目標に続き、基本方向、施策項目を記載しております。
さらに、施策項目ごとに、施策推進の視点・課題などと施策推進の方向と概要、主な取組を記載しており、計画的に進めることで目標の達成を目指します。
パブリックコメントの結果につきましては、江別市スポーツ推進審議会において協議を行い、計画に反映してまいりたいと考えております。
以上です。

委員長(徳田君):ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。

高橋君:パブコメの実施については理解いたしました。
この案の中で確認をさせていただきたいのですけれども、いずれも成果指標の目標値は、現状値よりも向上させていくという考え方になっているので、それはいいことだと思っていますが、特に生涯スポーツの推進の青少年のスポーツの中で、スポーツ少年団や部活動への支援ということが書かれています。この間、江別市の状況を見ていますと、はやぶさ運動広場が廃止されて、その代わりということで、えみくる少年野球場が設置されるということで説明されてきたのですけれども、利用者にとって不都合が生じていないか、利用しにくくなっているようなことがないのか、状況を把握されておりましたらお伺いします。
もしも利用しにくくなっているようであれば、そこも一つの課題かと思っておりますので、その点について状況を教えてください。

スポーツ課長:はやぶさ運動広場にありました少年野球場につきましては、令和3年度に都市と農村の交流センター(えみくる)に新たな少年野球場を整備しまして、令和4年度から移転ということで供用を開始したところです。
移転後の利用についてですけれども、設備が新しくなったこと、また、水はけも周辺の環境もよいということで、おおむね好評を頂いているところでございますが、えみくるでイベントなどと少年野球大会が重なったときなどは、駐車スペースが足りないことがあると聞いております。
この場合、近くの北光小学校などを借りて駐車スペースを確保するということで、利用に支障がないように工夫していると、所管からはお伺いしているところでございます。

高橋君:私が一番心配しているのは、日頃の練習の場所の確保です。えみくるとなると、自転車で行くわけにもいかないです。それは危険を伴うと思いますし、まちの中から離れていると思います。
バスをチャーターするにも費用がかかりますので、日頃の練習場所の確保が十分できているか、野球少年団の活動量が減るような影響が出ていないかというところが心配ですけれども、その点も問題なく活動できているかという点は確認されていますでしょうか。

スポーツ課長:えみくる少年野球場については、主に土・日に行われる大会をメインに使われていると認識しております。
日頃の練習については、学校開放事業などで小学校のグラウンドなどを使って練習を行っていただくことが多いという状況となっております。
土・日の大会ですと、親御さんに車で送り迎えしていただくことが多いということで、その辺については、特に支障がないというふうに伺っているところでございます。

高橋君:そのように把握されているのでしたら結構ですが、以前、子供たちの様子を見ていますと、自転車で移動されるお子さんも多かったです。しかも、野球少年団は自転車の乗り方のルールやマナーの徹底もすばらしい団体だと思って見ておりましたので、その子たちの活動の場が十分確保できているのかということが本当に気になりますので、今後ともきめ細かに見ていっていただければと思います。よろしくお願いいたします。

委員長(徳田君):ほかに質疑ございませんか。

干場君:今回、2024年度から2028年度の計画ということで、来年度からスタートする総合計画の策定に向けても、部局とのやり取りを含めながら、この計画の策定をされている部分もあるのではないかと思いますけれども、全体的に拝見したところ、この間、施設整備も含めて、これといって大きな実効性があるものを明記しているわけでもありません。
ただ、気になるのが、別冊資料2の6ページのスポーツ施設整備の満足度というところで、令和4年度は59.6%ということで、多分そういう施設的なところがこんな結果になったのではないかと思うのですけれども、この辺の理由を承知しておられるのか、分析をされているのかどうか、また、この計画自体、これまでの計画を踏襲して、さらに充実を図っていくというような捉えでよろしいのかどうか、その辺についてお伺いをします。

スポーツ課長:まず、スポーツ施設整備の満足度についてですが、令和4年度は令和3年度に比べて下がっている状況であります。
その部分については、やはりコロナ禍ということがあって、例えば、青年センターがワクチン会場として使われるということで、一番大きな体育館が使えない状況があり、老朽化ということもあると思いますが、そういったことが大きかったのではないかと考えております。
また、新たな計画の現計画との違いというところでございますけれども、現在の計画では、する、見る、支えるということをキーワードに行っているところですが、今回の新たなスポーツ推進計画では、知るというキーワードを加えて、スポーツの楽しさを知ってもらうとか、スポーツと健康の関連性を知ることで、スポーツを行うきっかけづくりになるような取組をしてもらう、こういったことを新たに盛り込んでいるところでございます。
例えば、知るというところであれば、トップアスリートとの交流などをもう少し重点的に行って、スポーツの楽しさなどを市民に知らしめる中で、スポーツをやるきっかけをつくっていただければということを新たに盛り込んでいるところでございます。

委員長(徳田君):ほかに質疑ございませんか。

高橋君:もう1点、具体的なことで恐縮ですけれども、別冊資料2の18ページの健康づくりに関して、デジタル技術の活用ということが書かれておりまして、今はスマートウオッチなどいろいろな機器がありますので、健康管理の方法は皆さんいろいろされていると思います。ここで例としてe-ライフトレーナーというものが市の取組としてあるのですけれども、マイナンバーを利用することが前提になっていたかと認識しております。利用する方によっては、個人が特定されない匿名での自己管理をしたいという方も少なくないのではないかと思いますが、健康アプリ等の利用等については、市としては提供するけれども、市民の利用状況といいますか、デジタル技術も活用して健康状況を把握する際には、市の提供するアプリ以外の利用も含めてこういう項目を評価していくことになっているのか、その辺りを確認させてください。

スポーツ課長:e-ライフトレーナーについては、健康福祉部健康推進室で普及を推進しているところですけれども、この部分については、原則マイナンバーカードを所有している方を対象としていると聞いておりますが、現在は、本事業を多くの市民に利用してもらいたいと考えているので、様々な事情でマイナンバーカード持っていない方でも利用していただけるように、仮IDでの運用を実施していると確認しております。ですので、全ての機能を使えるわけではないですけれども、自身のデータを健康管理に役立てるということは、マイナンバーカードを使わなくてもできるとお聞きしているところです。
今後、いろいろなアプリの提供が出てくる可能性もありますし、民間でも様々なアプリが開発されてくると思いますので、市としては、市民の健康につながるようなものがあれば、情報提供していきたいと考えているところです。

高橋君:もう1点ですが、別冊資料2の16ページに障がい者のスポーツということで記載されているのですけれども、パラリンピックが行われたこともあって、なおのこと、障がい者スポーツも関心が高まっているのではないかと思います。残念ながら、市の体育施設は必ずしもバリアフリーになっておりません。この計画期間内では、そうした施設整備は想定されているのか、いないのか、これまではマンパワーでカバーしてきている部分もあったかと思いますけれども、その辺りの考え方をお聞かせください。

スポーツ課長:障がい者スポーツにつきましては、体育館の入り口などにスロープ等を設置して、車椅子でも入れるような状況はできておりますが、まだ障がい者の方が使いやすい施設になっているという状況にない部分もあると思います。そういった部分については、指定管理者等により施設に置かれているアンケートなどを活用しながら、今後、使いやすい施設を目指していきたいと考えているところです。
また、施設整備のほかにも、例えば、サウンドテーブルテニスなど、視覚障がいのある方が楽しめるような運動が普及していける備品関係もそろえていけるよう、様々な御意見を聞きながら進めていきたいと考えているところでございます。

委員長(徳田君):ほかに質疑ございませんか。

藤城君:別冊資料2の31ページに、北海道・民間・大学との連携によるスポーツ施設の活用促進とありますけれども、本年度は北海道立野幌総合運動公園で高校総体が行われて、残念ながら、飛び込み台の老朽化によって、そこの部分は栃木県で行われたという現状があると思います。
そういった中で、江別市が直す直さないということはなく、北海道としてだと思いますけれども、合宿などを受け入れるのに、老朽化して使えないとか、施設が利用できなくてほかのところで大会をやらなければいけないといったことがないように、今後、その施設の改修や修繕もこの計画に含まれているのかどうか、教えてください。

スポーツ課長:北海道の施設につきましては、この計画の中に具体に盛り込むことはありませんけれども、例えば、合宿に来た方の御要望などを受けることがあると思いますので、その辺を北海道の施設に伝えていく中で、改善を図っていただくようお願いするような形になると思います。

藤城君:現在、市の施設の中で、老朽化して使えないところが何か所かあるのでしたら、教えてください。

スポーツ課長:老朽化をしていて使えないという施設は、今のところございません。

委員長(徳田君):ほかに質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
次に、ウの第4期江別市子どもの読書活動推進計画の策定に係る意見公募(パブリックコメント)の実施についてを議題と致します。
本件に対する報告を求めます。

情報図書館長:第4期江別市子どもの読書活動推進計画の策定に係る意見公募(パブリックコメント)の実施について御報告いたします。
資料3ページを御覧願います。
このたび、第4期江別市子どもの読書活動推進計画の計画案がまとまりましたので、内容について意見公募(パブリックコメント)を実施し、市民から意見を募集するものであります。
2実施概要、(1)意見の募集期間につきましては、令和5年9月1日から令和5年10月3日までの実施を予定しています。
資料の公表場所や意見の提出方法等については、記載のとおりです。
3策定までのスケジュールにつきましては、本年5月から7月にかけて、江別市子どもの読書活動推進計画策定懇話会で計画素案の協議を行い、計画案がまとまりました。
9月から10月にかけて、ただいま御説明しておりますパブリックコメントを実施し、来年1月には計画を策定したいと考えております。
続きまして、計画案の概要について御説明いたします。
別冊資料3、表紙から2枚めくっていただき、目次を御覧ください。
計画は、第1章計画の策定に当たってから第4章子供の読書活動推進のための取組までの4章により構成しております。
次に、別冊資料3の18ページをお開き願います。
18ページから、第4章子どもの読書活動推進のための取組として、第4期計画における取組内容を記載しています。
18ページは、計画体系図になります。
基本目標1は、社会全体での子どもの読書活動の推進として、家庭、地域、学校等における推進方策を3つ設定して取組を進めていきます。
基本目標2は、子どもの学びを支える読書環境の整備として、地域、学校等における推進方策を2つ設定して取組を進めていきます。
次の19ページから、基本目標の推進方策ごとに、推進の方向性、推進に向けた取組を記載しています。
基本目標1については19ページから21ページに、基本目標2については22ページから23ページに、それぞれ推進方策ごとに、推進の方向性、推進に向けた取組を記載しています。
次の24ページには、計画の成果や推進状況を表す指標を基本目標ごとに設定し、計画的に取組を進めることで目標の達成を目指します。
パブリックコメントの結果につきましては、江別市子どもの読書活動推進計画策定懇話会において協議した上で御報告する予定です。
以上です。

委員長(徳田君):ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
次に、エの第3期江別市学校教育基本計画の策定に係る意見公募(パブリックコメント)の実施についてを議題と致します。
本件に対する報告を求めます。

学校教育課長:それでは、私から、報告事項、エの第3期江別市学校教育基本計画の策定に係る意見公募(パブリックコメント)の実施について御報告いたします。
資料4ページを御覧ください。
このたび、第3期江別市学校教育基本計画の計画案がまとまりましたので、その内容について市民からの意見を募集するものであります。
2実施概要、(1)意見の募集期間につきましては、令和5年9月1日から令和5年10月2日までを予定しております。
資料の公表場所や提出方法等については、記載のとおりでございます。
3策定までのスケジュールについてですが、本年5月から8月にかけて、江別市学校教育基本計画策定懇話会で計画素案の協議を行い、計画案がまとまりました。
9月から10月にかけて、ただいま御説明しておりますパブリックコメントを実施し、来年1月には計画を策定したいと考えております。
続きまして、計画案の概要について御説明いたします。
別冊資料4、計画(案)の資料を2枚めくっていただき、目次を御覧願います。
計画は、第1章計画の策定に当たってから第5章計画の推進に当たってまでの5章により構成しております。
次に、少し飛んで別冊資料4の17ページを御覧ください。
17ページは、計画体系図になります。
左側、基本目標1は、確かな学力と新しい時代に必要となる資質・能力の育成として、基礎・基本を重視し、確かな学力の定着を図る教育の推進など、基本方向を3項目、基本施策を全部で8項目設定して取組を進めていきます。
基本目標2は、豊かな心と健やかな体を育成する教育の推進として、規範意識や思いやりの心など豊かな心を育成する教育の推進など、基本方向を2項目、基本施策を全部で9項目設定して取組を進めていきます。
基本目標3は、良好な教育環境の整備として、安全・安心の確保など、基本方向を2項目、基本施策を全部で4項目設定して取組を進めていきます。
基本目標4は、地域とともにある学校づくりの推進として、地域とともにある学校づくりの推進など、基本方向を2項目、基本施策を全部で4項目設定して取組を進めていきます。
次に、別冊資料4の20ページを御覧ください。
20ページからは、第4章施策の展開として、計画の詳細について記載しております。
基本目標の下にある基本方向ごとに、基本的な考え方と現状と課題について記載し、基本施策ごとに主な取組を記載しております。
次に、別冊資料4の42ページをお開きください。
42ページから43ページにかけましては、第5章計画の推進にあたってとして、成果指標を掲載しております。
なお、パブリックコメントの結果につきましては、江別市学校教育基本計画策定懇話会において協議の上、当委員会に御報告する予定でございます。
以上です。

委員長(徳田君):ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。

干場君:この江別市学校教育基本計画の前にも幾つかの計画のパブリックコメントの御説明があったのですが、江別市学校教育基本計画の前のパブリックコメントまでは期間的にも大体同じ流れだったと思いますけれども、パブリックコメントというものが全体的にマンネリ化といいますか、形骸化している部分がございます。
それで、意見が出てきた場合の対応についてですが、幾つか傍聴もさせていただいて、意見が出て、市のコメントの報告で大体終わるという感じで、この計画でしたら懇話会とか、それぞれの計画策定の審議会があると思いますけれども、報告で終わってしまうみたいなことが多いように見受けられます。例えば、意見があって、それに対して委員から意見が出て、見直すまで至るかどうか分かりませんが、そういった期間を考えた場合も、この流れでそういう意見の反映をする時間的余裕が十分にあるのかどうか、そうした形がある意味理想かとは思いますけれども、そういったことが起きても十分に対応できる体制であるのかどうか、その点についてお伺いします。

学校教育課長:パブリックコメントの結果の取扱いとスケジュールに関してでございますけれども、今ほどおっしゃったように、意見の中身によりましては、計画の修正というか、少し手を加えたりする場合もあるかと存じます。
懇話会等にこういった御意見がございましたという形で事務局案をお示しして、御議論いただく中で、そういった修正が必要になる場合があったとしても、このスケジュールで策定までできるものと考えております。

委員長(徳田君):ほかに質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
次に、オの江別市いじめ防止基本方針の改定に係る意見公募(パブリックコメント)の実施についてを議題と致します。
本件に対する報告を求めます。

教育支援課長:江別市いじめ防止基本方針の改定に係る意見公募(パブリックコメント)の実施について御説明いたします。
資料5ページを御覧願います。
1意見公募(パブリックコメント)の実施については、教育委員会では、国のいじめの防止等のための基本的な方針及び北海道いじめ防止基本方針の内容を踏まえ、市立小・中学校におけるいじめの防止等のための対策を総合的かつ効果的に推進するため、平成26年10月に江別市いじめ防止基本方針を策定し、平成30年2月に改定しております。
また、令和5年3月31日に、北海道内のいじめ問題の現状と課題、児童生徒を取り巻く社会情勢の変化等を踏まえ、北海道いじめ防止基本方針が改定されたところであり、市としても、この改定の趣旨を踏まえ、教育委員会と学校が一層の危機感を持っていじめ防止対策に組織的に取り組むため、江別市いじめ防止基本方針を改定することとし、改定に当たって、パブリックコメントにより市民から意見を募集するものであります。
2実施概要の意見の募集期間につきましては、令和5年9月1日から10月2日までを予定しています。
資料の公表場所や意見の提出方法等については、記載のとおりです。
3策定までのスケジュールにつきましては、本年7月に江別市いじめ防止対策審議会で改定素案の協議を行い、案がまとまりました。9月から10月にかけてパブリックコメントを実施し、11月に改定を行う予定です。
次に、改定の内容について、資料6ページ以降の新旧対照表で御説明いたします。
今回の改定では、主に、いじめの定義、いじめの理解及びいじめの防止等のために市が実施すべき施策、同じく学校が実施すべき施策の見直しを行っております。
まず、いじめの定義、いじめの理解の改定内容についてでありますが、資料7ページ下段から8ページ上段にかけて、いじめの中でも犯罪行為や重大ないじめ事案として警察への相談・通報が必要となるものについて、主な事例と該当し得る犯罪名称を追加しております。
次に、いじめの防止等のために市が実施すべき施策の改定内容についてでありますが、資料10ページ上段に、いじめの未然防止のための方策の事例として、児童生徒が自らネットトラブルや健康被害から身を守ることを目的とした、江別市共通のルールであるえべつスマート4Rules(ルール)の浸透を図ることを明記しております。
続いて、資料11ページ中段では、教職員の資質能力の向上として、全教職員が、いじめはどの子供にも、どの学校にも起こり得る、いじめ見逃しゼロという意識を持ち、児童生徒が心の危機を訴えたときに、適切に対応できるよう啓発することを追加しております。
次に、いじめの防止等のために学校が実施すべき施策の改定内容についてでありますが、資料12ページ中段で、学校に設置する学校いじめ対策組織について、校長のリーダーシップの下、全教職員で情報を共有するなど、チーム学校として、いじめの防止等のために組織的かつ実効的な対応を行うことを明記しております。
続いて、資料13ページでは、いじめの未然防止について、特に配慮が必要な児童生徒として、発達障がいなどの多様な背景を持つ児童生徒、経済的困難やいわゆるヤングケアラーなどの支援を要する家庭状況にある児童生徒及び性的マイノリティーの当事者であることにより困難を抱えている児童生徒など、詳細な記述を追加し、資料14ページ上段で、性暴力防止に向けた生命(いのち)の安全教育の推進について追加しております。
続いて、14ページ中段では、いじめの早期発見として、児童生徒の早期の問題認識能力を養い、援助希求的態度を育成できるよう必要な教育を行うとともに、児童生徒からの相談に対しては、学校の教職員等が児童生徒の心情に寄り添った対応を徹底することを追加しております。
続いて、資料15ページ上段では、いじめへの対処として、いじめが犯罪行為に相当し得ると認められる場合には、学校から警察へ相談・通報を行うことを追加しております。
同じく15ページの下段、学校間の連携として、いじめの当事者となった児童生徒の進学や進級、転学の際には、個人情報の取扱いに配慮しつつ、当該学校間において、いじめ等に関する指導記録等の引継ぎが確実に行われることを追加しております。
主な改定は以上となりますが、全体の内容につきましては、別冊資料5の改定案を御確認ください。
なお、パブリックコメントの結果につきましては、江別市いじめ防止対策審議会において協議の上、当委員会に御報告する予定です。
以上です。

委員長(徳田君):ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。

干場君:資料15ページの最後にお話をされた学校間の連携というところですけれども、正直言って、これまでそういう連携がうまくいっていなくて、生徒同士にいろいろなことがあって、配慮してほしいということを伝えていたにもかかわらず、十分になされていなかった事例を過去にお聞きを致しました。
市内の学校に通いながら、それぞれ個性があって学んでいるというところで、きちんと配慮していただくことがすごく重要だと思いますので、この点については、そういった配慮をより一層していただくよう要望をしたいと思っています。
それと、早期発見や全体的な相談体制みたいなことになると思いますけれども、児童生徒の発信の仕方です。
今は中学生だとスマートフォンを持っていて、LINEを当たり前のように使っているという中で、そうした取組も北海道ではやっているようにお見受けしているのですけれども、市としては、気づきを知るきっかけとしてLINEなどのツールでの相談など、もしかしたらやっているのかもしれないのですが、今後、こうした今の生徒らしい環境に応じた体制というのをどのように考えておられるのか、お伺いをします。

教育支援課長:いじめなど児童生徒の様々な悩みに対するLINEでの相談という御質疑でございますが、委員のおっしゃるとおり、北海道では、LINEの相談というものを設けておりまして、特に夏休み期間などは、相談の対応時間等も広げたりして対応しているところでございます。
現在、教育委員会として、LINEの相談というのは行っておりませんが、市としてもともと実施している心のダイレクトメールは、過去には紙でしか子供たちの心を届けることができなかったところを、令和2年度からはメールでも送ることができるように致しまして、さらに1人1台端末が全学年に配付されたときには、タブレット端末の中にアイコンを設定して、授業時間以外の活用できるときに、タブレット端末でも教育委員会に直接声を届けることもできるように、なるべく発信の手段を多くできるように工夫してきたところでございます。
現状では、まずは心のダイレクトメールというところで、子供たちの心の声を聞いていけるように努力してまいりたいと考えております。

委員長(徳田君):ほかに質疑ございませんか。

干場君:資料7ページに、該当し得る犯罪ということで、具体的な事例が新たに記載されているのですけれども、こうしたことに相当するということの判断は、まずは現場だと思います。今回、このように明記されていますので、例えば、こういう行為はこんな犯罪にもつながるみたいなことを子供たちに説明していくのか、また、相当する事例があった場合、最終的に判断するのは校長ということになると思いますけれども、決定までの判断、プロセスみたいなものはどのように想定しているのでしょうか。このようなことは起きてはいけないし、起こらないと思っておりますけれども、こんなふうに犯罪に相当する刑法の条項まで具体的に記載されたということは、非常に重いものだというふうに思っているのですが、その点について、もう少し補足説明的なものがありましたら、今、申し上げたことも含めてお伺いします。

教育支援課長:今回、いじめの定義の中の注釈部分で、学校で起こり得る主ないじめの事例とそれが該当し得る犯罪名称を明記した部分につきましては、北海道の方針の改定の中で、主に警察との連携の重視というところが改定のポイントとなっているところでございます。特に、表で示したような事例が発生したときには、警察に相談や通報を行うことが必要なものというところで、個々具体的な事例を書いております。それに基づきまして、江別市でも同様にここを追加したところでございます。
例えば、学校としていじめの事案を発見した際に、それが犯罪に該当するかどうか、そこについては学校現場での判断というのは難しいものになると思います。学校の組織の中でも検討はしつつ、今までも警察に相談したほうがいい案件かどうかというところは、常に教育委員会に対しても相談がございますので、警察とも連携してしっかりと対応していくというところで、ここに明記をしたものでございます。

干場君:犯罪に相当するかどうかはもちろん警察になろうかと思いますけれども、1点気になるのは、それに相当するかもしれないとなった場合、当事者の児童生徒は未成年ですから、児童生徒が一人で対応を受けるのではなく、そこには保護者もつくという受け止めでよろしいでしょうか。

教育支援課長:学校では、児童生徒間にトラブルがあった際には、保護者に対して常に聞き取りの結果などを報告して、指導の内容なども伝えております。
ですので、それが警察に相談しなければならないような事案であった場合でも、必ず保護者には説明をして、保護者の了解を得た上で警察に相談をするといった流れになっていくと思っております。決して児童生徒だけということにはならないと思います。

干場君:内容によっては緊急の場合もありますので、そこの対応というのは、今の答弁にあったような形でしっかりと対応していただきたいと思います。

委員長(徳田君):ほかに質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
次に、カの江別市部活動の在り方検討委員会の設置等についてを議題と致します。
本件に対する報告を求めます。

学校教育課長:それでは、報告事項、カの江別市部活動の在り方検討委員会の設置等について御報告いたします。
資料20ページを御覧ください。
初めに、国の学校部活動及び新たな地域クラブ活動の在り方等に関する総合的なガイドラインでは、令和5年度から令和7年度までの3年間を改革推進期間として、地域の実情に応じ、地域連携・地域移行を可能な限り早期に実現することを目指すとしています。
江別市におきましても、学校に希望する部活動がなく地域の団体で活動する生徒や、部員が足りず複数校の部員が合同で活動している現状がございます。
そこで、江別市に適した部活動の在り方を検討するため、江別市部活動の在り方検討委員会を設置し、生徒、保護者及び関係団体等の意見を広く聴きながら、将来的な地域移行も含め、生徒がスポーツ・文化芸術活動に継続して親しむ機会の確保を図ってまいります。
まず、1江別市部活動の在り方検討委員会の設置につきましては、(1)設置目的を、地域移行を含めた種目ごとの部活動の運用方針とその課題の洗い出し及び解決策を検討し、江別市に適した部活動の在り方について提言を行うこととし、(2)委員構成等としては、学識経験者、学校関係者等、合計9名であり、(3)任期は、令和5年8月1日から令和7年3月31日までとしております。
委員名簿につきましては、資料21ページを御参照ください。
次に、2検討委員会に関係者等の意見を反映させる取組につきましては、(1)部活動の在り方に関するワークショップの開催では、部活動顧問、地域のスポーツ団体、保護者計45名程度の参加を募り、部活動ごとの現状及び運用方針などについて、部活動の在り方を検討するために広く意見を求め、(2)児童生徒及び保護者向けアンケートの実施では、小学5・6年生児童及び保護者約3,800名、中学校生徒及びその保護者約5,800名に、地域移行、費用負担、部活動への要望等についてアンケートを行います。
なお、アンケートは、ウェブを活用して実施いたします。
次に、3令和5年度スケジュール(案)につきましては、昨日8月23日に第1回江別市部活動の在り方検討委員会を開催し、部活動の現状、アンケートの内容、運用方法等を御検討いただくとともに、今後のスケジュール等について御議論いただいたところでございます。
次に、9月には児童生徒及び保護者向けアンケートを実施するほか、第1回部活動の在り方に関するワークショップを開催し、各部活動の現状及び運用方法について意見交換を行い、10月に第2回江別市部活動の在り方検討委員会、12月に第2回部活動の在り方に関するワークショップ、1月と2月に第3回及び第4回江別市部活動の在り方検討委員会を行い、3月に在り方検討に関する中間報告を公表する予定でございます。
以上です。

委員長(徳田君):ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。

高橋君:これから江別市部活動の在り方検討委員会を設置して進めていくということで、全体の流れは理解いたしましたが、二、三、心配なこともあるので、この機会に伺わせていただきます。
これまでの学校を中心とした部活動の中でも、過剰な練習などで体を痛めるというような例も散見されてきたのですけれども、地域移行ということで、なおのことそういう考え方に拍車をかけるというか、勝利至上主義的な考え方が出てこないかという懸念もあるのですが、この江別市部活動の在り方検討委員会の中で、スポーツ障がいのことなども含めて、科学的な部活動の在り方について十分議論できるような体制が取られているのか、まず、その点についてお伺いします。

学校教育課長:部活動に関してですけれども、過剰な練習等によるけが等にも配慮した検討ということでございますが、今回委員としてお願いしている方の中に、学識経験者として、北翔大学の永谷教授に入っていただいておりまして、そういった方から科学的なお話等を頂ければと思っております。
また、今回議論のベースになるのが、先ほど御紹介した国の学校部活動及び新たな地域クラブ活動の在り方等に関する総合的なガイドラインになります。現在、学校部活動におきましても、平日には1日休みの日を設けるとか、休日の場合でも、どちらか1日休むというようなことが示されております。
今回、地域移行を進めるに当たりましても、例えば、先に土・日だけを地域移行した場合であっても、どちらか1日は休養日を設けるようにというようなガイドラインも示されておりますので、きちんとガイドラインにのっとった議論を進めること、また、先ほど申し上げた学識経験者の御意見を頂きながら、決して過剰な対応になったり、勝利至上主義のような形にはならないように検討を進めてまいりたいと考えております。

高橋君:勝てればうれしいというのは、子供たちはもちろん、学校もそうですし、保護者の方たちもそういうふうに思います。また、マスコミ等でも報道されるということで、どうしてもそういうことを目指しがちかとは思いますけれども、長い人生を踏まえた上での指導となるように、ぜひその点は留意をお願いしたいと思います。
もう1点お伺いしておきたいのは、費用負担のことが書かれているのですけれども、義務教育の中で行われる部活動において、費用負担がどうあるべきかというのは、教育部としても基本的な考え方を持つ必要があると思いますが、その点についてお伺いします。保護者の方たちも、現代社会で生活している中で、受益者負担ということが当然かのように刷り込まれている部分があると思います。
日本共産党議員団では、就学援助のクラブ活動費への適用も求めてきたところではありますけれども、家計の状況によって部活動に参加できるできないに差がついてはならないと思いますので、義務教育というのはどういうものであるのか、その費用負担はどうあるべきなのか、その点も十分に踏まえて、部局として基本的なスタンスを持ちながら対応していくことが必要かと思いますが、基本的な考え方をお伺いします。

学校教育課長:部活動に係る費用負担についての考え方でございますけれども、先ほど御紹介いたしました国の学校部活動及び新たな地域クラブ活動の在り方等に関する総合的なガイドラインの中におきましても、新たに地域クラブ活動等に移行した場合の困窮家庭の支援などにおいて、費用負担について考えるようにというようなことが示されております。
今回、保護者対象のアンケートを実施するのですが、その中で、費用負担としてどの程度が許容範囲かというようなところも取らせていただくことを想定しております。そういったアンケート結果等を見ながら、部活や地域クラブ活動に係る費用負担につきましては、可能な限りそれによって体験格差が生じないような配慮が必要だと考えております。

委員長(徳田君):ほかに質疑ございませんか。

干場君:以前にも御説明があったかもしれませんけれども、江別市部活動の在り方検討委員会の構成メンバーについてです。
女性が2人で男性が7人ということで、所属などは江別市部活動の在り方検討委員会の目的に則せば、一定程度は理解しますし、今回は、最終的なスポーツ系の部活動だけではなくて、全ての部活動ということだと思うのですけれども、体育系のところにもう少し女性枠があってもよかったと思います。
さらに、民間移行ということになれば、そうした配慮も若干必要ではなかったかというふうに思っていることを、まず申し上げたいと思います。
次に、市民公募枠を設けなかった理由についてお伺いします。

学校教育課長:まず、女性委員の人数に関してでございますけれども、今回、この委員を決めるに当たりましては、各団体に推薦依頼を行い、お名前を出していただいた方を委員として委嘱させていただいておりますので、結果としてこのような形になったということでございます。
もう1点、公募委員が入っていないということに関しましては、今回、部活動という非常にクローズといいますか、実際に部活動に関係している人たちの意見を聴いて検討していくところが中心になってくると思いましたので、そこに関わる顧問の方や地域クラブでやっていらっしゃる方、児童生徒、また、保護者に関しても、ワークショップやアンケートなどいろいろな形で意見を取れると思いましたので、保護者という形ではありますが、ある程度広く一般の方の御意見をもらえる、そういった検討の進め方ができるものと考えたところでございます。

干場君:関係団体の方にお願いをして、申出のあった委員構成ということだと思うのですけれども、江別市としては、審議会を含めて、こういった会議の女性の比率ということも、従来から市民参加の在り方としてきちんとうたっておりますので、団体の人数配分などいろいろあるかと思いますが、今後このような機会があれば、その辺のバランスも考慮していただきたいと思います。
次に、部活動の在り方に関するワークショップの開催と児童生徒及び保護者向けアンケートを実施されるということですけれども、今回の部活の在り方や地域移行など、いろいろなことを含めて、内容的には教職員の働き方の問題、子供たちが少ない、地域の施設の問題、財源の問題、本当に多岐にわたっていて、ある意味主役は子供たちだと思っております。
児童生徒にアンケートを実施されるということですけれども、どのような内容のアンケートを取るか、全てが自由記載ではないと思いますが、この辺の聞き方によって、取りまとめの結果に随分違いが出てくると思います。例えば、費用負担は保護者のところにかかってくると思いますし、そうした声をいかに聞き取っていくかというのは大変御苦労なことだと思いますけれども、この辺のアンケートのイメージが分ればお聞かせ願います。

学校教育課長:まず、児童生徒に関わるアンケートに関してですけれども、小学5・6年生児童に関しましては、主な質問項目としては、中学生になったら入ってみたい、やってみたいスポーツは何がありますか、文化系活動としては何がありますかといった、種目を選んでいただくような形を取りまして、これから中学生になる子供たちのニーズを把握しようと思っています。質問の選択肢にない場合には、自由記載という形で意見を吸い上げようと考えてございます。
さらに、子供たちに関してはもう1点、1週間にどのぐらい部活動をしたいかという活動ペースみたいなものについても質問項目として入れる予定でございます。
中学生に関しましては、現在どういった部活に入っていますかという質問と、今はどの程度活動しているかといった活動のボリュームに関しての質問になってまいります。
また、保護者に関しましては、先ほどおっしゃったように、月額の費用負担がどの程度まで許容範囲なのかという費用負担に関する問題のほか、現在、部活動の地域移行というものが動いているのを知っていますかというような質問や、地域移行以外にも、部活動に外部の指導員が入ってくることに関しての質問、また、既に実施済みの学校もあるのですが、拠点校という形で複数校が一緒にやっている活動に関してはいかがでしょうかというような御意見も聴くような質問項目を考えております。
アンケートの集約に関しましては、ウェブのアンケートを利用して実施する予定でございます。

干場君:このことを踏まえて、江別市部活動の在り方検討委員会も進めていかれるということですので、こうした意見を十分に聴きながら、並行して進めていっていただきたいと思います。
全国的に自治体からの財政支援を求めている声も聞こえておりますので、保護者、児童生徒の負担にならないような進め方をしていただきたいのと、部活というのは、基本的には教育課程外という位置づけでこれまで来ていましたけれども、子供たちからはこのような声も何件か聞いてきました。
学校はいまいちだけれども、部活動があるから頑張って学校に行っているといった生徒も結構いるようにお聞きしておりますので、可能な限り子供たちのやりたい、無理のない、個性を伸ばせるような部活動の在り方をしっかりと検討していただくことを要望します。よろしくお願いします。

委員長(徳田君):ほかに質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
次に、キの指定管理施設の更新についてを議題と致します。
本件に対する報告を求めます。

生涯学習課長:報告事項、キの指定管理施設の更新について御報告いたします。
資料22ページをお開きください。
生涯学習課が所管する江別市旧町村農場について、令和6年3月31日で4年間の指定管理期間が終了することから、令和6年度からの指定管理者を募集する予定でおります。
本施設は、令和5年度に大規模改修工事を行っているところで、関係条例の改正議案を第3回定例会に提案予定であり、新たな指定管理の開始は令和6年5月1日からとし、4月の1か月間については直営による管理を予定しております。
1令和5年度指定管理者制度更新手続対象施設でありますが、所在地、開設年月、現在の指定管理者名、指定管理料等については、記載のとおりであります。
次に、2指定管理者の更新等に係るスケジュールでありますが、10月2日から募集要項を配布し、広報えべつと市ホームページで指定管理者の募集を周知いたします。
12月には指定管理者選定委員会が開催される予定であり、事業者からのプレゼンテーションを経た後、指定管理者となる事業者の選定が行われます。
令和6年1月には仮基本協定を締結し、3月の定例会にて指定の議決を頂く予定であります。
その後、年度協定を締結し、令和6年5月から新たな指定管理者による管理運営が開始される予定であります。
以上です。

委員長(徳田君):ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
次に、(2)第3回定例会予定案件、アの旧町村農場条例の一部改正についてを議題と致します。
本件に対する説明を求めます。

生涯学習課長:第3回定例会予定案件、旧町村農場条例の一部改正について御説明いたします。
資料23ページをお開きください。
1改正理由でありますが、旧町村農場は老朽化が著しく、令和5年度に施設保全のため大規模改修工事を行い、多くの方から利活用されるよう管理運営の見直しを行うことから、新たに整備する多目的室に係る使用料等に係る規定を追加するなど、所要の改正を行うものであります。
2主な改正内容でありますが、(1)設置規定を見直しでは、現行の酪農の歴史を伝える等の設置目的に、地域の活性化に寄与する等の字句を追加いたします。
(2)公開・開館時間等の規定を見直しでは、現在、公開時間は午前10時から午後5時まで、公開期間は4月29日から11月23日までとなっているところ、開館時間を午前9時から午後5時までと1時間拡大し、また、各施設のうち旧町村邸については、通年で公開の上、資料記載のとおり休館日を設けます。
なお、第一牛舎と製酪室の公開期間は、これまでと同様となります。
(3)使用料の規定を追加でありますが、大規模改修工事で新たに多目的に使用できるスペースを整備することから、資料記載の使用料に係る規定を追加いたします。
(4)についてでありますが、新たに使用料を設定することから、使用の許可や取消、使用料の減免や還付、また、利用料金制に係る規定などを追加いたします。
次に、3施行期日でありますが、令和6年度に予定する附帯設備等の工事や施設整備が完了した後のリニューアルオープンとなる日からの施行とするため、公布の日から起算して12月を超えない範囲内において、教育委員会規則で定めたいと考えております。
以上です。

委員長(徳田君):ただいまの説明に対し、質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
これをもって、教育部所管事項を終結いたします。
企画政策部入室のため、暫時休憩いたします。(11:18)

委員長(徳田君):委員会を再開いたします。(11:19)
2企画政策部所管事項、(1)報告事項、アの道立高等養護学校の誘致活動の状況についてを議題と致します。
本件に対する報告を求めます。

企画政策部次長:それでは、資料の1ページを御覧願います。
まず、1江別市への道立高等養護学校誘致期成会の設立の経緯についてでございますが、江別市を含めた札幌圏の障がいのある子供たちが住み慣れた地域で適切な教育を受けられるよう、平成27年3月で閉校となった札幌盲学校跡地に高等養護学校を誘致するため、市内各団体等の協力の下で、平成23年11月に道立高等養護学校誘致期成会が設立されたものであります。
次に、2誘致活動の主な経過につきましては、平成23年11月、第1回江別市への道立高等養護学校誘致期成会総会を開催しております。
さらに、同年12月には、道立高等養護学校誘致期成会所属団体の協力により署名活動を実施し、4万303筆の署名を得るとともに、市議会においては、江別市への道立高等養護学校の早期設置を求める意見書が可決されました。
平成24年2月には、北海道議会へ請願書、北海道と北海道教育委員会へ要望書を提出し、平成27年3月、北海道議会で請願が採択されております。
第1回の総会開催以降、これまで計15回の総会を開催しており、北海道と北海道教育委員会へ計11回にわたり要望書を継続して提出してきたところでございます。
次に、昨年の総会と要望書提出以降の活動についてでございますが、昨年12月21日に北海道教育委員会と意見交換会を実施し、本年1月25日には、北海道保健福祉部が主催いたします共生型地域づくりに関する意見交換会に出席し、ココルクえべつの紹介と高等養護学校の誘致実現に向けた活動について説明を行いました。
また、本年6月6日には、北海道教育委員会が令和6年度公立特別支援学校配置計画案を公表しております。
そこで、別冊資料1の7ページを御覧ください。
この表は、特別支援学校高等部における職業学科等の配置の見通しになります。
一番上の段が道央圏になりまして、令和7年度においては横棒の表示、令和8年度については、道央圏で7学級相当の定員の確保を検討ということになっており、残念ながら、当市への学校配置についての具体的な記載はありませんでした。
本編資料に戻っていただきまして、下から2行目になりますが、7月21日に第15回江別市への道立高等養護学校誘致期成会総会を開催し、8月4日には、市長、市議会議長、江別市への道立高等養護学校誘致期成会会長、副会長及び北海道議会議員による要望活動を行ったところであります。
要望活動では、ココルクえべつの隣地に高等養護学校が設置されることで、きめ細やかな職業教育が受けられる環境が整い、一層の相乗効果が見込まれることや、共生のまちづくりへの取組、道央圏内の配置バランスなども勘案していただきたい旨を述べ、早期の学校設置について要望したところであります。
なお、要望書の内容につきましては、別冊資料1の2ページから5ページに、活動概要につきましては、6ページから8ページに記載しておりますので、御参照いただければと思います。
以上です。

委員長(徳田君):ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。

高橋君:また、今回も残念な回答だったというふうに思って拝見していたところです。
まず、一つには、北海道教育委員会のコメント概要の中にこの間の経緯が書かれているのですけれども、こういうことを言われるのであれば、何のためのココルクえべつだったのかと、江別市側としてはそう思わざるを得ないと思います。要望書の中にもそういう経緯が表現されていたかと思いますけれども、その点について、懇談の中で改めて江別市側から何か申し上げるような場面があったのかどうか、その辺りの雰囲気についてお聞かせください。

企画政策部次長:今、高橋委員から御質疑のあった北海道教育委員会のコメントについてですが、意見交換の中では、江別市としては、ココルクえべつができたことによって、そこでいろいろな実習がなされている、そういったことでメリットを感じてもらう、そのことが隣地への高等養護学校誘致の意義を理解してもらうことにつながるといったようなことを話しております。
また、それ以外にも、数の議論だけではなく、質の議論についてもしていただきたい、そういった旨を話したところです。
当方としては、ココルクえべつの相乗効果をアピールして、昨年度から担当者レベルの意見交換会なども開催しておりますので、そういった中で要望活動を続けていきたいと考えております。

高橋君:資料も拝見しましたけれども、意見交換会で終わることのないようにぜひお願いしたいと思います。
もう1点お伺いしておきたいのですが、北海道教育委員会からのコメント概要の中に、国のインクルーシブ教育に対する考え方も書かれているのですけれども、私としては、これをどこまで本気で考えているのかというふうにも感じるところです。
これは企画政策部の案件ではなく、教育部に関わることではあるのですけれども、もしも本気で考えているのであれば、インクルーシブ教育を実現しようとなれば、一クラス当たりの定員数も大幅に少なくしなければ、十分に目も手も行き届かない状況がつくられかねませんので、大幅な学級定員の見直しが必要ではないかと思っています。
あとは、手厚い対応が必要だということで、教員の確保も重要だと考えております。
また、特に高等部ということですので、重要なのはその後の進路です。二人三脚のようにして就職先等を探していく活動もされているのですけれども、通常の学校では特別支援学校のような丁寧なことはやっていませんので、そこまで考えて北海道教育委員会がこういうことを持ち出してきているのか、懇談の中でその辺りの本気度がもし感じられていれば、お伺いしておきたいのです。

企画政策部次長:このコメント概要にもありますように、障がい者と健常者の学ぶ場が分かれていたのが、今後一緒になる可能性もというようなことは示唆されております。
今、高橋委員からもお話がありましたように、その本気度はどうなのかというような部分もあるかと思うのですが、当市としては、インクルーシブ教育はそれはそれとして、まずは当初の目標である誘致ということに対して要望活動を続けていきたいと考えております。

高橋君:特別支援教育の中においても、特に特別支援学校を必要とされるお子さんというのは、十分な環境整備、手だてが必要なお子さんたちということにもなります。
さらには、道央圏では足りているという考え方のようですけれども、やはり市町村をまたいで通学しなければならないのが現状だと思います。その際において、お子さんの通学の足が確実に確保されているのか、また、バス等も用意されているけれども、その運行についても途中で条件が変わって、本当にお子さんたち、保護者の方たちにも大変な御負担を頂いているお話も伺っております。一番は安心して学校に通えるかどうかということだと思いますので、その点も踏まえて、引き続き、要望活動をつなげていっていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。

委員長(徳田君):ほかに質疑ございませんか。

干場君:随分長きにわたってこの活動を継続されていると思いますけれども、インクルーシブ教育はどうあるべきかなどを全て含めて考えたときに、障がいをお持ちの方の保護者、社会の中にもいろいろな意見があると私としては認識しています。
この間の活動やこの資料を合わせると、北海道として本来どういう対応をしていくべきなのかという考え方もあると思いますけれども、非常に難しいという気持ちもしているのです。
市としての具体的なイメージをお聞きしたいのですが、ここでいうところの特別支援学校というのは、ココルクえべつで取り組んでいるような労働活動につながるような学びの特別支援学校という、つまり、それが可能かどうか分かりませんけれども、寄宿ではなく自力登校で、クリーニングであるとか、物をつくるというような、家庭総合科や農業科といういようなところをイメージした特別支援学校という心持ちでずっと活動されているのか。
これは教育部や北海道もいろいろと関係があるところですが、その辺について分かればお伺いします。

企画政策部次長:この江別市への道立高等養護学校誘致期成会で誘致を求めている学校につきましては、いわゆる職業学科等を持つ学校を誘致することを目標に活動してきているところです。

干場君:最初からそういう設定だったのかもしれないですけれども、私の認識不足でした。
今後もそういった特別支援学校の誘致ということで、粘り強く活動していくということでよろしいでしょうか。

企画政策部次長:現時点では、そのように活動を続けていきたいと考えているところです。

委員長(徳田君):ほかに質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
次に、イの江別市まち・ひと・しごと創生総合戦略及び地方創生関係交付金の実績についてを議題と致します。
本件に対する報告を求めます。

総合計画・総合戦略担当参事:私から、江別市まち・ひと・しごと創生総合戦略及び地方創生関係交付金の実績について御報告申し上げます。
資料9ページを御覧願います。
初めに、下段の第2期江別市まち・ひと・しごと創生総合戦略の経過でありますが、市では、将来人口の減少が明らかになる中、平成27年度から令和元年度までの第1期江別市まち・ひと・しごと創生総合戦略に続き、令和2年度から令和6年度までの5年間の第2期江別市まち・ひと・しごと創生総合戦略を策定したところであります。
なお、この戦略に基づく地方創生推進タイプ及び地方創生拠点整備タイプの交付金を活用した事業は記載のとおりでありますが、これらの事業については、後ほど地方創生関係交付金の実績として御説明いたします。
資料10ページを御覧願います。
この戦略では、4つの基本目標を定め、取組の成果を表す重要業績評価指標、いわゆるKPIの達成状況を把握することとされておりますので、その進捗状況について御説明いたします。
まず、上段の基本目標1の指標は、市内企業へ就職した市内高校・大学の新卒者数を掲げ、隣の欄には、平成30年度の初期値としての基準値、次に、戦略の最終年度である令和6年度での目標を定めた目標値、次に、令和2年度から令和4年度までの実績値を記載しております。
なお、各基本目標では、戦略の最終年度の令和6年度においてこの目標値を達成できるよう、下の表に記載の事業などを行っていくこととしております。
したがいまして、この基本目標1では、令和4年度の実績は47人であり、令和6年度の目標値55人の達成に向けて取組を進めていくこととなります。
次に、下段の基本目標2でありますが、指標は、人口の社会増減数で、令和4年の実績は299人の社会増でありました。
次に、資料11ページを御覧願います。
上段の基本目標3でありますが、指標は、子育て環境が充実していると思う市民割合で、令和4年度の実績は49.8%でありました。
続きまして、基本目標4でありますが、指標は、江別市が暮らしやすいと思う市民割合で、令和4年度の実績は77.9%でありました。
次に、別冊資料2の重要業績評価指標(KPI)実績一覧を御覧願います。
表紙をめくっていただきますと、1ページに、第2期江別市まち・ひと・しごと創生総合戦略に係る重要業績評価指標の一覧表がございますので、こちらを御覧ください。
総合戦略では、今ほど御説明いたしました4つの基本目標の下に、丸囲いの数字で掲げている全部で11の施策を設け、さらに、その下に全16のKPIを設定しております。
次のページを御覧願います。
この2ページから5ページは、令和2年度から令和6年度までの5年間のKPIの実績を一覧表にしたものであります。
なお、これらは、今後、決算審査に合わせてお示しすることとなります令和4年度決算の事務事業評価表の成果指標と連動しているため、個々のKPIの説明は省略させていただきますので、後ほど御参照いただければと存じます。
続きまして、先ほど冒頭で申し上げました地方創生関係交付金事業の進捗について御説明いたします。
資料の12ページとなりますが、A3判の資料を御覧願います。
初めに、地方創生推進タイプ交付金活用事業について御説明いたします。
上段の学生お試し移住・定住促進プロジェクト、通称ジモ×ガクでありますが、本事業は、江別市と空知管内7自治体の計8自治体が連携して、江別市内の4大学の学生に学生向けのプログラムなどを実施する事業で、令和4年度の実績額とKPIは、表に記載のとおりであります。
なお、令和4年度は、新型コロナウイルスの感染状況に留意しながら、移住と就業などを体験できるプログラムを実施した結果、令和2年度からの2年間では5人の参加者数でありましたが、74人の参加となり、大幅に増加しております。
次に、下段のえべつ食のブランド海外展開促進事業でありますが、本事業は、海外に輸出実績のある企業のみならず、多くの市内企業に対して販路拡大の支援を行うもので、令和4年度の実績額とKPIは、表に記載のとおりでございます。
なお、一番下のKPIであるワークショップの参加企業等数でありますが、これまで行われた海外フェアなどの経験を通じて把握した課題などを参加企業が共有し、輸出に関する基礎的な勉強をするため、令和4年度は、感染対策を行いながらワークショップを開催して10社の企業が参加しました。
資料13ページを御覧願います。
次に、上段の若者「えべつ愛」育成プロジェクトでありますが、本事業は、卒業後に市外に転出する割合が高い市内4大学の学生を関係人口の対象と捉えて、大学在学中から江別市との関係を構築するための取組を行うもので、令和4年度の実績額とKPIは、表に記載のとおりであります。
なお、新型コロナウイルス感染症の影響により、大学構内でのPR活動が制限される中でも、感染者数が比較的落ち着いている時期を見て、対面でのPR活動を積極的に行った結果、上から2つ目のKPIであるスマホアプリの登録者数は、令和4年度に477人増加して、累計863人となりました。
下段の江別市就労支援プラグラム事業でありますが、本事業は、新規就労を希望する女性やシニア層などと市内企業とのマッチングを行う江別まちなか仕事プラザ事業と、介護分野において、人材の確保と養成を市と介護事業者が連携して進めていく介護人材養成支援事業の2つが一体となっているものであり、KPIは順調に推移しております。
資料14ページを御覧願います。
次に、江別版生涯活躍のまち推進事業でありますが、令和3年9月に介護施設などが全面オープンしたことにより、令和3年度に続き、居住者や入所者数が増加したことに加え、地域交流事業の実施に伴い、ボランティアの人数や健康増進プログラムに参加した人数が増加いたしました。
また、本事業は、地方創生推進タイプ交付金の3年目となる事業でありまして、原則、令和3年度が最終年度でありましたが、この地方創生推進タイプ交付金では、企業版ふるさと納税制度において、この交付金を受けて実施している事業に対し、200万円以上の寄附があった場合には、2年間延長して交付金を受けることができる特例がございます。
そして、本事業は、令和3年度に、企業版ふるさと納税として200万円の寄附を受けることができたことから、国に対する申請を経て、令和4年度から2年間の交付金の延長が認められたところでございます。
また、資料12ページ及び13ページで御説明申し上げた4事業については、令和4年度が交付金3年目となりますが、同様に企業版ふるさと納税の特例を活用することができ、本年度から2年間の交付金の延長が認められております。
資料15ページを御覧願います。
こちらは、地方創生拠点整備タイプ交付金活用事業について、登録有形文化財北海道林木育種場旧庁舎のリノベーションによる企業誘致拠点施設整備事業は、令和3年度に実施したハード事業に対する交付金であります。
なお、本事業は、単年度事業であるため、事業は完了しておりますが、国の規定により、計画期間が5年間とされておりますことから、今後、3つのKPIの進捗管理を行っていくこととなります。
以上です。

委員長(徳田君):ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。

干場君:この間、江別市生涯活躍のまち整備事業地域再生協議会を傍聴させていただいたのですけれども、今、御説明があったいろいろな達成状況や地域交流の取組など、いろいろな御説明があったと思っております。
コロナ禍などいろいろなことがありましたけれども、スタートして一定の期間が経過しております。令和6年度以降、とりわけココルクえべつの方向性について、市も様々な形で関わって、もちろん、そうした事業ですので、それは一定程度理解するのですけれども、今後の方向性等についてどのような形で議論を進めていかれるのか、その点についてお伺いします。

総合計画・総合戦略担当参事:江別版生涯活躍のまち推進事業に関しまして、今後の方向性でありますが、今ほど申し上げた地方創生推進タイプ交付金を活用して様々な取組を行っております。
今後も、市が関わっていく方向性というのは変わらないと思いますが、この交付金が令和5年度で終了することもありますので、今後の在り方等を含めてしっかりと議論しながら、令和6年度以降の取組について検討していくことになると考えております。

干場君:当日報告のあった地域では、本当にいろいろな取組をされていて、それについて多くの方も集っているということで、江別市生涯活躍のまち整備事業地域再生協議会に参加された方からも、すごくいい取組だから今後も続くといいというニュアンスにも聞き取れたように私は思っているのですけれども、そういった地域の声もいろいろと考慮しながら、今後の方向性について、地域とも十分交流を重ねながら進めていっていただきたいと思います。

委員長(徳田君):ほかに質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
これをもって、企画政策部所管事項を終結いたします。
総務部入室のため、暫時休憩いたします。(11:47)

委員長(徳田君):委員会を再開いたします。(11:48)
3総務部所管事項、(1)報告事項、アの職員の不祥事についてを議題と致します。
本件に対する報告を求めます。

総務部長:職員には、日頃から、公務、公務外を問わず、非行を起こすことがないよう注意を喚起してまいりましたが、去る7月28日、市立病院医務局眼科の主任部長が交通事故を起こし、道路交通法違反、酒気帯び運転により札幌方面江別警察署に逮捕されましたので、報告いたしますとともに、おわび申し上げます。
今回の事件を受けまして、7月29日に市立病院のホームページに職員の不祥事に対するおわびを掲載し、さらに、7月31日には、市長から全職員に対し、また、病院事業管理者及び病院長から市立病院全職員に対し、交通法規の遵守及び交通事故防止の徹底について通知を発出し、常に公務員としての自覚を持って行動するよう、改めて注意を喚起いたしました。
本人に対しましては、今後、事実関係や刑事処分の内容が明らかになった段階で、厳正な処分を行う予定であります。
私からは以上でありますが、不祥事の内容等につきましては、病院事務長から報告いたします。

病院事務長:資料の説明に入ります前に、大変申し訳ございませんが、1点資料の訂正がございます。
3事実経過の7月29日の記載内容でありますけれども、1点目の黒ポツのところに、午前中に江別警察署から市立病院宛てに電話連絡が入りとありますのは、医育大学の関係職員から市立病院宛てに電話連絡が入り、江別警察署に連絡しというのが正しい記載内容となりますので、おわびして訂正いたします。大変申し訳ございません。
それでは、私から、不祥事の内容につきまして御報告申し上げます。
資料を御覧ください。
1今回の不祥事の当事者は、市立病院医務局眼科に勤務する主任部長であり、平成24年度に採用され、外来診療及び入院管理、手術を行っております。
2不祥事の内容でありますが、当該職員は、令和5年7月28日金曜日午後6時から、市内飲食店で診療科の会食に参加した後、病院に泊まると話したため、自家用車で来ていた他の職員が病院まで送り、病院の玄関先まで送り届けたということであります。
その後、病院に駐車してあった自家用車を運転し、札幌市内の自宅までの帰宅途中に、一般国道275号を運転していたところ、午後8時45分頃に、角山430番地付近で、停車帯寄りに停車していたショベルカーに追突したものであります。
その後、札幌方面江別警察署の現場確認により酒気帯びが発覚し、その場で逮捕され、江別警察署において取調べを受けた後、翌7月29日土曜日の夕方に釈放されたものであります。
3事実経過でありますが、当該不祥事については、7月29日土曜日の午前中に、医育大学の関係職員から市立病院宛てに電話連絡が入り、江別警察署に連絡し、その事実を確認したものであります。
今回の事件を受けまして、市立病院と致しましては、記載のとおり、7月31日には文書により、8月2日には病院運営会議の場において、会計年度任用職員を含めた配下職員に対しまして、交通法規の遵守と交通事故防止の徹底を指示いたしました。
今後、このような不祥事を再び起こすことのないよう、職員の綱紀粛正と服務規律の確保に一層努めてまいりますことを申し上げまして、御報告とさせていただきます。
以上です。

委員長(徳田君):ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。

藤城君:職員の不祥事の内容についてですが、この内容の中に、診療科の会食に参加した後、病院に泊まると話し、自家用車で病院まで送ったということになっておりますけれども、私は、会食の後に病院に泊まればいいという問題ではないと思っていて、それ自体がおかしいことではないかと思っております。
飲んだら病院に泊まるというのが常態化しているのではないかということが懸念されるので、そういった部分も事実関係を確認して、今後、病院は飲んだ後に泊まる場所ではないということを徹底した上で業務に取り組んでいただきたいと思います。
やはり病院に泊まるということで、自家用車でその職員を病院まで送らせたという事実がある以上は、常態化していたというふうに思わざるを得ないというか、市民はそう思うだろうと私も思っていますので、その辺も含めて徹底していただきたいと思っておりますが、その辺の実態はどうだったのですか。

病院事務長:会食の後にアルコールを飲んで病院に泊まるということ自体は、病院としても今回把握したわけでございまして、病院というのはそういった施設として利用すべきものではないですし、アルコールを飲んだ以上、終わった後には速やかに自宅に帰るというのが本来の形であると思っておりまして、本人の聞き取りの中で、そこについては、不適切な対応であったということで指導しております。
これまで、事実関係として、数回そのようなことがあったということは本人からの聞き取りで分かっておりますし、職場としてそういった事実を把握した上で病院まで送り届けたということがございますので、これまでの経過として、職場としてもそういったことを実態として把握していたということでございますから、今後については、病院としてそのようなことがないように、改めて指導を徹底してまいりたいと考えております。

委員長(徳田君):ほかに質疑ございませんか。

干場君:所管としては生活福祉常任委員会になると思いますけれども、今日も冒頭に総務部長からコメントがあったので、あえて発言したいと思います。
事故があったと連絡を受けて、その後に江別市立病院経営評価委員会も開催されたわけですけれども、本来であれば、冒頭にそのことに対する陳謝があってしかるべきというようなことも委員からコメントが出ておりました。傍聴している我々としても同感でした。
そのことを指摘された後に病院長の陳謝のコメントがありましたけれども、病院長が陳謝したことに加えて、私は、病院側の姿勢として、経営者も今回起きた事件についてコメントをするべきではなかったか、そこまで重大な事件であったと思っております。
今、非常に重要な時期にある市立病院の経営状況の中で、今後に向けて、そういったところも市民との信頼関係にも関わることだと思いますので、そういったことも含めて、改めて職員の仕事に対する姿勢についてコメントがあればお伺いします。

病院事務長:さきに開催されました江別市立病院経営評価委員会の中で、今回起きた事案に関しまして、本来、病院事業管理者あるいは病院長から何らかの説明、謝罪があってもよかったのではないかということにつきましては、当日、委員から御指摘を受けまして、今ほどの委員の御指摘もごもっともであると考えております。
御指摘を受けて、あの場で病院長から説明、謝罪を行ったところではございますけれども、本来、事件の重大性ですとか、今、市民、患者の信頼を得るために、病院職員一丸となって取り組んでいる最中でございましたので、その中において、こちらの対応としては不足があったものと認識をしております。
終了後に病院事業管理者、病院長ともこの点についてはお話をさせていただいておりますし、今後につきましても、こういった事案にかかわらず、説明責任というのは市立病院としてきちんと果たしていきたいと考えております。

干場君:本当に多くの職員に頑張っていただいていると思いますので、そういった職員のためにも、今後もいろいろなことがあると思いますが、そうした事態においても、適切に対応していただくよう要望して終わりたいと思います。

委員長(徳田君):ほかに質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
暫時休憩いたします。(12:00)

委員長(徳田君):委員会を再開いたします。(12:00)
次に、イの令和5年度工事契約状況(8月4日現在)についてを議題と致します。
本件に対する報告を求めます。

契約管財課長:令和5年度工事契約の8月4日現在の状況につきまして御報告いたします。
当委員会には、水道・下水道工事を除く契約管財課所管の工事契約状況につきまして御報告をしているところであります。
資料の2ページを御覧願います。
今年度分を上段に、昨年度分を下段に、比較する形で表にしております。
まず、今年度の工事予定額に対する8月4日現在の契約状況でありますが、土木工事につきましては、37件、15億1,275万3,000円で、契約率は88.1%となっております。
また、建築工事では、34件、13億6,309万9,540円で、契約率は93.9%となっており、土木・建築工事を合わせました全体では、71件、28億7,585万2,540円で、契約率は90.8%となっております。
次に、資料の3ページから4ページを御覧願います。
1工事当たり130万円を超える契約状況を土木工事、建築工事に区分いたしまして、工事名、予定価格、契約金額、落札率、工期、請負業者名をそれぞれ記載しておりますので、御参照いただきたいと存じます。
8月4日現在の工事契約状況につきましては以上でありますが、本件につきましては、第3回定例会において、当委員会と同じ8月4日現在で、水道部の契約状況と合わせ、市長から行政報告する予定となっております。
以上です。

委員長(徳田君):ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
次に、ウの指定管理者による施設の運営状況についてを議題と致します。
本件に対する報告を求めます。

契約管財課長:指定管理者による施設の運営状況について御報告申し上げます。
資料の5ページを御覧願います。
指定管理者による公の施設の管理運営につきましては、公共サービスが提案書や協定等に従い適切かつ確実に行われているか、また、安定的、継続的にサービスを提供することが可能であるかを評価しています。あわせて、必要に応じて改善に向けた指導・助言を行うための仕組みとして、モニタリングを実施しております。
モニタリングは、江別市指定管理者モニタリング指針に基づき行っており、改善すべき事項を認めた場合は、所管課から指定管理者に対して必要な指導・指示を行うよう契約管財課では求めております。
資料は、令和4年度の公の施設の管理運営状況に関し、所管課が行ったモニタリングの結果について取りまとめたもので、各施設の自主事業の開催状況、施設の利用状況、アンケート・意見の状況、所管課の評価について一覧にしたものです。
令和4年度の施設利用状況については、感染防止対策が緩和され、施設の休館がなかったことに加え、イベントの再開があったことなどから、記載のとおり27施設区分中25施設において増加しています。
一方、減少した2施設は、5ページの上から3段目、野幌老人憩の家及び6ページの上から4段目、花き・野菜栽培技術指導センターであり、野幌老人憩の家については、野幌会館の損傷に伴い令和4年3月から5月23日まで休館した影響によるものです。
また、花き・野菜栽培技術指導センターについては、利用状況の指標に花卉・野菜苗出荷本数を記載しており、令和4年度は、JA道央からの野菜苗受託本数が減少したことによるものです。
続きまして、資料の8ページから13ページをお開きください。
これらは、先日、7月11日に、都市と農村の交流センター、あけぼのパークゴルフ場、森林キャンプ場を対象に実施いたしました外部評価結果の資料であります。
当市では、指定管理業務に対する評価について、客観性、透明性を高めるために、外部の委員が現地視察と指定管理者及び所管課へのヒアリングを行う外部評価を実施しております。
結果につきましては、各施設の資料の末尾、8指定管理者外部評価委員会による総合コメントに記載のとおりであり、都市と農村の交流センター、あけぼのパークゴルフ場につきましては、総合的に十分評価できる、また、森林キャンプ場につきましても、総合的に問題ないとの評価であります。
外部評価委員のコメントの主なものでございますが、新規利用者とリピーターの双方に配慮しながら自主事業を実施しており、利用者数も伸びていることや熱中症対策としての飲料水の無料提供などが評価されています。
以上です。

委員長(徳田君):ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。

髙柳君:資料6ページの令和4年度の指定管理者運営実績の一覧から質疑をお願いいたします。
都市公園の管理から、アンケート意見の状況で、唯一、要改善とあるのですけれども、具体的にはどのような改善を求められているのか、また、その事柄に関しての対応について伺います。

契約管財課長:都市公園のアンケート状況の要改善についての御質疑ですが、こちらの都市公園は、令和4年度から新指定管理者としての管理がスタートいたしました。
こちらについて、要改善となった理由でございますが、指定管理者の周知に関し、意見箱の設置などのPRが不足しておりまして、指定管理者よりも市に問合せが来ることが多かったものですから、その辺りのPRを十分行うようにということで、要改善という評価になっております。
こちらにつきましては、令和5年度は、問合せ先の周知として、各公園の園名板のところにQRコードをつけて問合せ先が分かるようにするなどの対応をしておりまして、指定管理者への問合せも増えているところで、既に改善されていると聞いております。

髙柳君:今、御説明いただきましたように、都市公園の管理につきましては、令和4年度から指定管理者が変更になったことは、私も初めて知るところでありました。
アンケート内容について、今の説明からは、管理の内容については特に問題なく、あくまでも周知のところであることは理解しましたので、結構でございます。

委員長(徳田君):ほかに質疑ございませんか。

高橋君:今ほどの指定管理者がどこなのかということの周知ですが、前の指定管理者のときにも園名板のところに名前が記載されていたかと思います。その作業というのは市のほうで行うものなのか、指定管理者のほうで行うものなのか、本来であれば建設部に伺うべきことなのかもしれませんが、もし契約管財課で把握されておりましたらお知らせください。

契約管財課長:こちらの園名板につける問合せ先の案内板は、指定管理者が設置しているものになります。

委員長(徳田君):ほかに質疑ございませんか。

干場君:契約という意味では契約管財課が窓口ということで、御報告があったと思いますが、今、髙柳委員からも質疑のあった都市公園の環境整備については、確かに、指定管理業務を受けているのは江別環境整備事業協同組合ですけれども、市民目線から見たら、QRコードがついていても、市というイメージが強いので、市にお電話をする方が多いと思います。
指定管理者は江別環境整備事業協同組合ということを周知徹底していくことは、それはそれで必要なことなので進めていただきたいと思いますけれども、今、都市公園は、財源の問題などの課題が山積しているのではないかとお見受けする中で、そういう問合せを江別環境整備事業協同組合がきちんと受け止めて、その課題を、指定管理期間内なのか、次の指定管理の更新のときなのか、適切に渡っているのかどうかというのが、私も公園をよく利用させていただきますので、日常的に見る中で、その辺の連携について危惧するところがあります。
その辺の運営の質といいますか、やり取りについても、契約管財課と指定管理者が十分に詰めてやっていただいていると理解はしているのですけれども、正直言って、都市公園については、いろいろな課題が見えていると思っております。
その辺は、市民の声が江別環境整備事業協同組合から市の担当課により一層つながるような働きかけも必要ではないかと思いますが、場合によっては、指定管理者にかなり依存していて、なかなか現場が把握されていないところも散見されますので、改めて担当課としての関係性をしっかりと構築していただきたいと思いますけれども、コメントがありましたらお願いします。

契約管財課長:管理状況についての指定管理者と所管課との連携という部分でございますが、管理につきましては、仕様に基づいて行われていると認識しております。ただ、今回のような御意見もございますので、現状につきましては、施設所管課とこちらの制度所管課が情報共有して確認していきたいと思います。

委員長(徳田君):ほかに質疑ございませんか。

藤城君:資料の6ページ、株式会社フラワーテクニカえべつのJA道央からの発注本数が、令和3年度、令和4年度は少なかったという御説明でしたけれども、その内容について教えてください。

契約管財課長:花き・野菜栽培技術指導センターのJA道央との連携につきましては、利用状況の指標について、野菜苗出荷本数と定めておりまして、JA道央からの野菜苗の受託本数が減少したと確認しているところです。
それ以上の情報につきましては、申し訳ございませんが、確認しておりません。

藤城君:今後もこのように減っていくような状況が続きますと、本数に値段を掛けた分が売上げとなりますので、どういった状況で本数が減ったかということを確認した上で運営に当たるほうがいいのではないかと思います。これだけの本数が減るにはかなりの理由があると思いますので、その辺の把握もお願いしたいと思っております。

委員長(徳田君):ほかに質疑ございませんか。

高橋君:干場委員と藤城委員の質疑とも若干絡むことではあるのですけれども、例えば、都市公園で何らかの不具合があった場合は、施設所管課である建設部都市建設課のほうに連絡が行って、日常的な市と指定管理者とのやり取りができているということ、そして、定期的な報告を頂いて、その都度チェックしているという理解でよろしいでしょうか。
さらに、契約管財課としては、指定管理者制度全体の管理という区分けになっているのかということを改めて確認させていただきます。
花き・野菜栽培技術指導センターについても、経済部が所管になっていると思いますが、改めて確認させてください。

契約管財課長:指定管理施設の管理状況についてどのように把握しているかという点でございますけれども、指定管理者が管理している状況につきましては、まず、施設所管課が毎月報告を受けて、その報告に基づいてモニタリングを行っています。
契約管財課は、制度所管課として、1年間の管理状況の実績について所管課から報告を受け、改善点がないかなどについて確認しているところです。

高橋君:もう1点お伺いしておきたいのですが、指定管理者制度が導入されてから大分年数がたちますけれども、当初懸念されていたのは、市の担当課が現場を知らない状況がつくられないかということがあったのです。それは、この制度の課題として、定期的なチェックなどの中で、市としても十分現場を把握できるような状況が維持されていると思いますけれども、契約管財課としてはどのように全体を把握されているか、お伺いします。

契約管財課長:制度導入からしばらく時間はたっておりますけれども、現状で、それぞれの施設所管課が毎月施設の管理状況を確認しているところで、毎月立入り確認なども行っておりますので、十分把握していると契約管財課では判断しております。
契約管財課としても、年度末の1年間の管理状況の把握のほかに、問題があるときには、都度、施設所管課からの相談に応じるなど、対応はしております。

委員長(徳田君):ほかに質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
暫時休憩いたします。(12:20)

委員長(徳田君):委員会を再開いたします。(12:24)
次に、エの本庁舎建設に係る基本計画についてを議題と致します。
本件に対する報告を求めます。

庁舎耐震化担当参事:私から、本庁舎建設に係る基本計画について御報告いたします。
本庁舎建設に係る基本計画につきましては、本年7月11日、当委員会にて御報告させていただいたところですが、本日は、その進捗について御報告するものであります。
お手元の資料の14ページをお開き願います。
1検討経過ですが、令和5年8月8日に第1回本庁舎等の整備に係る庁内検討委員会を開催しており、8庁舎の集約についての最終確認や議会機能について議会の意見を伺う項目などについて検討しております。
次に、2本庁舎建設基本計画策定業務委託の締結ですが、業務内容は、計画条件の整理、導入機能、適正規模に関する検討、建物配置計画の作成、事業計画の検討、委員会等運営支援であります。
契約の方法は簡易公募型指名競争入札、契約金額は968万2,200円、契約の相手方は株式会社ドーコン、契約期間は令和5年8月9日から令和6年6月28日までであります。
次に、3インターンシップ参加大学生によるワークショップの開催ですが、目的は、本庁舎建設基本計画の策定に向け、若い世代の市民意見を伺うものであり、開催日は、本日、令和5年8月24日、参加者は、市役所のインターンシップに参加する市内大学生6人であります。
次に、4本庁舎建設基本計画検討委員会委員の市民公募ですが、目的は、本庁舎建設基本計画検討委員会の設置に際し、それぞれの立場から様々な視点をもって審議する必要があることから、市民公募委員を募集するものです。
募集人数は2名以内、募集期間は令和5年8月14日から令和5年9月4日まで、任期は令和5年10月2日から令和6年6月28日までで、案内方法は、広報、市のホームページや市内各施設に案内用紙を設置するものであります。
5スケジュールですが、本庁舎等の整備に係る庁内検討委員会での検討と併せて、10月からは本庁舎建設基本計画検討委員会での検討を開始し、来年2月頃までに基本計画の素案をまとめ、その後、市民説明会や意見公募の結果を踏まえ、令和6年6月までに基本計画を策定できるよう進めてまいりたいと考えております。
以上です。

委員長(徳田君):ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。

干場君:前回、7月に開催された委員会では、学生参加のワークショップの開催については触れられていませんでしたけれども、これを加えた考え方を改めてお伺いします。

庁舎耐震化担当参事:今回、学生のインターンシップを市役所で受け入れて、6名の方が実習されているところですので、これを機会に、本庁舎の建設のほうにも興味を持っていただきたいということと、若い世代の視点の意見も聴きたいということで、新たに学生のワークショップの開催を試みたところでございます。

干場君:もう1点、いよいよ本庁舎建設基本計画検討委員会を開催し、ここに示されているスケジュールで進められていくと思うのですけれども、現在、庁舎だけではなく、出先機関も含めて、気候変動で暑さ対策もほとんどない、職員も市民も大変過酷な暑さの環境の中に置かれると思うのです。
今、千歳市のラピダス株式会社の問題などいろいろとあって、なかなかスムーズにいかないこともあるのかもしれませんが、市として最大限努力して、庁舎というのはいつ頃建つのだというところを明確化していくことも必要ではないかと思いますけれども、その辺について何か議論があるのか、まだそうした絵図は描けないのか、その辺について、今の段階でコメントできることがあったらお伺いします。

庁舎耐震化担当参事:これからの見通しを明確化したほうがいいのではないかという御質疑です。
一番問題になっているのは、財源が不足しているということで、かといって、なるべく早く建て替えなければならないというところも認識しておりますので、この基本計画の中で事業手法などを決めていきながら、どれぐらい財源が必要なのか、その財源は手当てできるのか、その辺は国の交付金や補助金などの調査も含めて検討していかなければ、はっきりとは申し上げられないところでありますので、その辺は今回の基本計画の中で詰められるところは詰めていきたいと考えております。

干場君:これまでも度々同じような答弁の繰り返しだったと思いますけれども、既に遅いわけですから、もう待ったなしで、庁舎を建てるための財源の見通しを早急につくって、建つ時期を明確にするということが求められていると思います。
そういった段階ですので、しっかりと財源をつくって建てるということで進めていただきたいということを申し上げて、終わりたいと思います。

委員長(徳田君):ほかに質疑ございませんか。

高橋君:この計画策定業務委託に関して、簡易公募型指名競争入札で行われたということですけれども、応札された会社は何団体あったのか、確認させてください。

庁舎耐震化担当参事:株式会社ドーコンを含めて4企業が応募されております。ですので、4企業の中で指名競争入札が行われたということでございます。

委員長(徳田君):ほかに質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
次に、(2)第3回定例会予定案件、アの北海道市町村職員退職手当組合規約の一部変更についてを議題と致します。
本件に対する説明を求めます。

職員課長:第3回定例会に提案を予定しております北海道市町村職員退職手当組合規約の一部変更について御説明申し上げます。
資料の15ページをお開き願います。
初めに、1変更理由でありますが、北海道市町村職員退職手当組合は、組合に加入している市町村等の職員に対する退職手当の支給事務を共同処理している地方自治法上の一部事務組合であります。
このたび、当該組合の構成団体に後志広域連合が新たに加入することに伴い、規約の一部を変更する必要が生じますことから、地方自治法の規定により、議会の議決を求めようとするものであります。
次に、2変更内容でありますが、構成団体に後志広域連合を加えるものであります。
次に、3施行期日でありますが、総務大臣の許可の日と定めるものであります。
資料の16ページは、規約の新旧対照表を添付しておりますので、御参照願います。
以上です。

委員長(徳田君):ただいまの説明に対し、質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
これをもって、総務部所管事項を終結いたします。
総務部退室のため、暫時休憩いたします。(12:35)

※ 休憩中に、第3回定例会の委員長報告の有無について協議

委員長(徳田君):委員会を再開いたします。(12:37)
次に、4第3回定例会の委員長報告の有無については、行わないことと確認してよろしいでしょうか。(了)そのように確認いたします。
次に、5協議事項、(1)先進地行政調査(案)についてを議題と致します。
初めに、事務局より説明願います。

議事係長:それでは、私から、先進地行政調査(案)として、正副委員長及び事務局においてあらかじめ調整いたしました案について御説明を申し上げます。
初めに、調査日程ですが、調査候補市の御都合等もございまして、10月3日火曜日から5日木曜日までの2泊3日としたいと考えております。
調査候補市と項目についてでありますが、調査1日目の3日火曜日に移動し、調査2日目の4日水曜日の午前は、群馬県藤岡市で、項目は、公共施設等総合管理計画に基づいた取組について、4日水曜日の午後は、群馬県前橋市で、項目は、めぶくIDを活用した取組について、5日木曜日の午前は、埼玉県草加市で、項目は、子供の教育の連携(幼保小中の連携)の推進についてとしております。
調査受入れにつきましては、相手方より内諾を得ておりまして、本日の委員会で御確認いただけましたら、正式に各市議会宛てに調査依頼の文書を送付したいと考えております。
また、調査行程、調査項目に係る参考資料等については、別途作成の上、後日配付させていただきたいと考えております。
あわせまして、適宜、航空券の予約手続等を行ってまいりたいと思いますので、よろしくお願い申し上げます。
以上です。

委員長(徳田君):ただいま、事務局から説明いただきましたが、確認等はございませんか。(なし)
それでは、事務局から説明のあったとおり、調査を実施することとしてよろしいでしょうか。(了)そのように確認いたします。
以上で、本件を終結いたします。
最後に、6その他について、各委員からございませんか。(なし)
事務局からございませんか。(なし)
以上で、本日の委員会を散会いたします。(12:40)