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令和6年第1回江別市議会定例会会議録(第5号)令和6年3月25日

印刷用ページを表示する 掲載日:2024年7月18日更新

1 出席議員

25名

議長 島田 泰美 君 副議長 内山 祥弘 君 
議員 岩田 優太 君 議員 高橋 典子 君
議員 吉本 和子 君 議員 佐々木 聖子 君
議員 稲守 耕司 君 議員 吉田 美幸 君
議員 干場 芳子 君 議員 長田 旭輝 君
議員 三吉 芳枝 君 議員 奥野 妙子 君
議員 石川 麻美 君 議員 徳田 哲 君
議員 芳賀 理己 君 議員 野村 和宏 君
議員 藤城 正興 君 議員 本間 憲一 君
議員 鈴木 誠 君 議員 髙柳 理紗 君
議員 猪股 美香 君 議員 岡 英彦 君
議員 高間 専逸 君 議員 野村 尚志 君
議員 石田 武史 君    

2 欠席議員

0名

3 説明のため出席した者の職氏名

市長 後藤 好人 君 副市長 川上 誠一 君
水道事業管理者 渡部 丈司 君 病院事業管理者 長谷部 直幸 君
総務部長 萬 直樹 君 総務部調整監 野口 貴行 君
企画政策部長 白崎 敬浩 君 生活環境部長 近藤 澄人 君
経済部長 福島 和幸 君 健康福祉部長 岩渕 淑仁 君
健康福祉部
子育て施策推進監
金子 武史 君 建設部長 佐藤 民雄 君
消防長 内山 洋 君 水道部長 廣木 誠 君
病院事務長 白石 陽一郎 君 会計管理者 千葉 誠 君
総務部次長 東 嘉一 君 財務室長 石田 賢治 君
教育委員会教育長 黒川 淳司 君 教育部長 伊藤 忠信 君
監査委員 中村 秀春 君 監査委員事務局長 宮沼 直之 君
農業委員会会長 佐藤 和人 君 農業委員会
事務局長
渡部 学 君
選挙管理委員会
委員長
洞野 博文 君 選挙管理委員会
事務局長
廣田 修 君

4 事務に従事した事務局員

事務局長 三上 真一郎 君 次長兼
総務課長事務取扱
錦戸 康成 君
庶務係長 深見 亜優 君 議事係長 小川   和幸   君
主査 木村   明生   君 主任 櫛田 智幸 君
主任 川上 静 君 主任 赤田   竜哉   君
書記 岡本   一真   君 事務補助員 佐藤   孝子   君

5 議事日程

日程第 1 会議録署名議員の指名
日程第 2 諸般の報告
日程第 3 議案第13号 江別市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について
日程第 4 議案第14号 江別市手数料条例の一部を改正する条例の制定について
日程第 5 議案第16号 江別市大麻集会所条例の一部を改正する条例の制定について
日程第 6 議案第17号 江別市高齢者福祉施設条例の一部を改正する条例の制定について
日程第 7 議案第18号 江別市住区会館条例の一部を改正する条例の制定について
日程第 8 議案第19号 江別市火葬場条例の一部を改正する条例の制定について
日程第 9 議案第20号 江別市陶芸の里条例の一部を改正する条例の制定について
日程第10 議案第21号 江別市花き・野菜栽培技術指導センター条例の一部を改正する条例の制定について
日程第11 議案第22号 江別市コミュニティセンター条例の一部を改正する条例の制定について
日程第12 議案第23号 江別市公民館条例の一部を改正する条例の制定について
日程第13 議案第24号 江別市民文化ホール条例の一部を改正する条例の制定について
日程第14 議案第25号 江別市体育施設条例の一部を改正する条例の制定について
日程第15 議案第26号 江別市都市と農村の交流センター条例の一部を改正する条例の制定について
日程第16 議案第27号 江別市都市公園条例の一部を改正する条例の制定について
日程第17 議案第15号 江別市廃棄物の処理及び資源化・再利用の促進に関する条例の一部を改正する条例の制定について
日程第18 議案第30号 江別市介護保険条例の一部を改正する条例の制定について
日程第19 議案第32号 江別市普通河川管理条例の一部を改正する条例の制定について
日程第20 議案第33号 江別市準用河川流水占用料等徴収条例の一部を改正する条例の制定について
日程第21 議案第34号 江別市水道事業給水条例及び江別市公共下水道条例の一部を改正する条例の制定について
日程第22 議案第40号 令和6年度江別市一般会計予算
日程第23 議案第41号 令和6年度江別市国民健康保険特別会計予算
日程第24 議案第42号 令和6年度江別市後期高齢者医療特別会計予算
日程第25 議案第43号 令和6年度江別市介護保険特別会計予算
日程第26 議案第44号 令和6年度江別市基本財産基金運用特別会計予算
日程第27 議案第45号 令和6年度江別市水道事業会計予算
日程第28 議案第46号 令和6年度江別市下水道事業会計予算
日程第29 議案第47号 令和6年度江別市病院事業会計予算
日程第30 議案第3号 権利の放棄について
日程第31 議案第5号 指定管理者の指定について
日程第32 議案第11号 江別市事務分掌条例の一部を改正する条例の制定について
日程第33 議案第12号 江別市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の一部を改正する条例の制定について
日程第34 議案第28号 江別市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について
日程第35 議案第29号 江別市子ども発達支援センター条例の一部を改正する条例の制定について
日程第36 議案第31号 江別市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例等の一部を改正する条例の制定について
日程第37 議案第35号 江別市火災予防条例の一部を改正する条例の制定について
日程第38 陳情第1号 障害者(児)の地域生活の安心を支える体制整備を求めることについて
日程第39 議案第48号 江別市税条例の一部を改正する条例の制定について
日程第40 議案第49号 江別市議会委員会条例の一部を改正する条例の制定について
日程第41 意見書案第1号 価格転嫁対策の円満な実施と実効性確保を求める意見書
日程第42 意見書案第2号 政治資金問題の解明と再発防止策の確立を求める意見書
日程第43 意見書案第3号 被災者生活再建支援制度の支援対象と支援金の拡充を求める意見書
日程第44 陳情第2号 国に「現行の健康保険証の存続を求める意見書」の提出を求めることについて
日程第45 報告第3号 株式会社江別振興公社の令和6年度事業計画に関する書類
日程第46 報告第4号 一般財団法人江別市スポーツ振興財団の令和6年度事業計画に関する書類
日程第47 報告第5号 株式会社フラワーテクニカえべつの令和6年度事業計画に関する書類
日程第48 各委員会所管事務調査について

6 議事次第

◎ 開議宣告

議長(島田泰美君)

これより令和6年第1回江別市議会定例会第33日目の会議を開きます。
ただいまの出席議員は25名で定足数に達しております。

◎ 議事日程

議長(島田泰美君)

本日の議事日程は、お手元に配付いたしましたとおりであります。

◎ 会議録署名議員の指名

議長(島田泰美君)

日程第1 会議録署名議員の指名を行います。
会議規則第111条の規定により、
高橋議員
高間議員
を指名いたします。

◎ 諸般の報告

議長(島田泰美君)

日程第2 諸般の報告を事務局長に報告させます。

事務局長(三上真一郎君)

御報告申し上げます。
本日までに市長提出案件1件、議会提出案件5件をそれぞれ受理いたしております。
以上でございます。

◎ 議案第13号ないし議案第27号、議案第30号、議案第32号ないし議案第34号及び議案第40号ないし議案第47号

議長(島田泰美君)

日程第3ないし第29 議案第13号 江別市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について、議案第14号 江別市手数料条例の一部を改正する条例の制定について、議案第16号 江別市大麻集会所条例の一部を改正する条例の制定について、議案第17号 江別市高齢者福祉施設条例の一部を改正する条例の制定について、議案第18号 江別市住区会館条例の一部を改正する条例の制定について、議案第19号 江別市火葬場条例の一部を改正する条例の制定について、議案第20号 江別市陶芸の里条例の一部を改正する条例の制定について、議案第21号 江別市花き・野菜栽培技術指導センター条例の一部を改正する条例の制定について、議案第22号 江別市コミュニティセンター条例の一部を改正する条例の制定について、議案第23号 江別市公民館条例の一部を改正する条例の制定について、議案第24号 江別市民文化ホール条例の一部を改正する条例の制定について、議案第25号 江別市体育施設条例の一部を改正する条例の制定について、議案第26号 江別市都市と農村の交流センター条例の一部を改正する条例の制定について、議案第27号 江別市都市公園条例の一部を改正する条例の制定について、議案第15号 江別市廃棄物の処理及び資源化・再利用の促進に関する条例の一部を改正する条例の制定について、議案第30号 江別市介護保険条例の一部を改正する条例の制定について、議案第32号 江別市普通河川管理条例の一部を改正する条例の制定について、議案第33号 江別市準用河川流水占用料等徴収条例の一部を改正する条例の制定について、議案第34号 江別市水道事業給水条例及び江別市公共下水道条例の一部を改正する条例の制定について、議案第40号 令和6年度江別市一般会計予算、議案第41号 令和6年度江別市国民健康保険特別会計予算、議案第42号 令和6年度江別市後期高齢者医療特別会計予算、議案第43号 令和6年度江別市介護保険特別会計予算、議案第44号 令和6年度江別市基本財産基金運用特別会計予算、議案第45号 令和6年度江別市水道事業会計予算、議案第46号 令和6年度江別市下水道事業会計予算及び議案第47号 令和6年度江別市病院事業会計予算、以上27件を一括議題と致します。
予算決算常任委員長の報告を求めます。

予算決算常任委員長(本間憲一君)

ただいま上程されました一般会計をはじめとする令和6年度各会計予算案8件、条例案19件について、予算決算常任委員会における審査の経過並びに結果を御報告申し上げます。
委員会の開催日は、お手元に配付の付議事件審査結果報告に記載のとおりであります。
初めに、審査結果を申し上げます。
まず、条例案でありますが、議案第15号 江別市廃棄物の処理及び資源化・再利用の促進に関する条例の一部を改正する条例の制定については、賛成多数で、議案第13号 江別市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について、議案第14号 江別市手数料条例の一部を改正する条例の制定について、議案第16号 江別市大麻集会所条例の一部を改正する条例の制定について、議案第17号 江別市高齢者福祉施設条例の一部を改正する条例の制定について、議案第18号 江別市住区会館条例の一部を改正する条例の制定について、議案第19号 江別市火葬場条例の一部を改正する条例の制定について、議案第20号 江別市陶芸の里条例の一部を改正する条例の制定について、議案第21号 江別市花き・野菜栽培技術指導センター条例の一部を改正する条例の制定について、議案第22号 江別市コミュニティセンター条例の一部を改正する条例の制定について、議案第23号 江別市公民館条例の一部を改正する条例の制定について、議案第24号 江別市民文化ホール条例の一部を改正する条例の制定について、議案第25号 江別市体育施設条例の一部を改正する条例の制定について、議案第26号 江別市都市と農村の交流センター条例の一部を改正する条例の制定について、議案第27号 江別市都市公園条例の一部を改正する条例の制定について、議案第30号 江別市介護保険条例の一部を改正する条例の制定について、議案第32号 江別市普通河川管理条例の一部を改正する条例の制定について、議案第33号 江別市準用河川流水占用料等徴収条例の一部を改正する条例の制定について及び議案第34号 江別市水道事業給水条例及び江別市公共下水道条例の一部を改正する条例の制定については、全員一致により、それぞれ原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、各会計予算案でありますが、議案第40号 令和6年度江別市一般会計予算、議案第41号 令和6年度江別市国民健康保険特別会計予算、議案第42号 令和6年度江別市後期高齢者医療特別会計予算、議案第43号 令和6年度江別市介護保険特別会計予算、議案第45号 令和6年度江別市水道事業会計予算及び議案第47号 令和6年度江別市病院事業会計予算については、賛成多数で、議案第44号 令和6年度江別市基本財産基金運用特別会計予算及び議案第46号 令和6年度江別市下水道事業会計予算については、全員一致により、いずれも原案のとおり可決すべきものと決しております。
審査に当たりましては、資料要求と合わせて質疑項目を事前通告し、重点的に審査を進め、各部局に対し計102項目にわたり、精力的に質疑を行ってまいりましたので、主な質疑の状況について順次申し上げます。
初めに、企業会計でありますが、水道事業会計では、水道料金の滞納に対する対応についての質疑があり、答弁では、水道料金が納期までに納付されない場合は、文書による督促や電話などによる催告を行っており、これらの働きかけにも連絡がない世帯に対して給水停止を実施することとしているが、実施に当たっては、給水停止の予告通知を送付しているほか、対象世帯の生活状況を確認するなど、丁寧な対応に努めていると述べられております。
次に、病院事業会計でありますが、医師確保のための取組についての質疑に対し、医師確保に当たっては、医育大学からの医師の派遣を最も重要視しており、病院事業管理者が直接大学医局に出向き対話を重ねるとともに、医育大学との間で共同研究を進めるなど大学医局との関係性の強化に努めている。
また、勤務環境の整備も重要であると考えており、医師事務作業補助者の活用などによる医師の負担軽減につながる取組をホームページ等で紹介するなど、市立病院に来ていただける医師を広く募集したいと答弁されております。
次に、経済建設常任委員会所管では、除排雪に係るオペレーター資格取得支援の導入に至った経緯についての質疑がありました。答弁では、除排雪を主に担う建設業における人手不足のほか、高齢化の進展は大きな課題と捉えている。
そのため、人材確保に向けた取組について、他市の事例を調査研究したほか、事業者への聞き取りを実施したところ、資格取得支援を要望する声が寄せられたことから、支援制度を導入することとなったと述べられております。
また、江別まちなか仕事プラザにおける職場体験の試行実施の目的についての質疑に対しましては、何らかの不安を抱えている求職者の不安を取り除き、安心して仕事に就いていただくことを目的としている。そして、求職者が実際の職場で体験実習に参加し、業務内容等の理解を深めることで、イメージギャップを低減し、職場定着に結びつけることができるものと考えていると答弁されております。
このほか、公園管理の在り方、耐震化推進支援事業の課題、企業誘致における未利用地活用調査事業の概要、旧岡田邸の改修などについて質疑が交わされております。
次に、生活福祉常任委員会所管でありますが、自治会活動における負担軽減についての質疑があり、答弁では、自治会活動の負担を軽減するため、デジタル化に関する研修会を実施するなど様々な取組を実施しており、令和6年度においては、地域自治活動事業補助金の申請方法を見直すなど、引き続き必要とされる支援を行うことで、自治会に対する負担軽減の後押しをしたいと述べられております。
また、放課後児童クラブの施設整備の考え方についての質疑に対し、施設整備に当たっては、放課後児童クラブのニーズが高い小学校区を把握した上で、当該小学校区におけるランドセル来館などの代替措置の可否や、改修して利活用できる学校管理住宅の有無などを総合的に勘案し、各小学校区の優先度を決めて計画的に施設整備を進めていきたいと答弁されております。
このほか、救急業務デジタル化事業の概要、小型家電の資源化の取組、こども家庭センターの人員体制、福祉除雪サービス事業における今後の事業展開などについて質疑が交わされております。
次に、総務文教常任委員会所管では、就学援助の支給費目にクラブ活動費や卒業アルバム代を追加するに至った経緯についての質疑があり、答弁では、毎年、北海道内の34市に対して、就学援助に関する調査を行っているほか、これまでも市の子育て施策全体の中で検討してきたところであるが、札幌市を除く石狩管内市では既に見直しが進んでいる状況も踏まえ、令和6年度から支給費目に追加することとしたと述べられております。
また、生成AIの活用方法についての質疑に対して、文字を生成するAIの導入を予定しており、文書の作成や要約、業務に活用できる発案などを行いたいと考えている。生成AIを導入するに当たり、先行導入している自治体を参考に、実証実験を行う中で性能や効果を検証するとともに、導入に伴う課題やリスクを整理した上で、最適な生成AIの活用を目指したいと答弁されております。
このほか、情報図書館におけるデジタル化の概要、LINE公式アカウントの運用、災害対応物品の管理、ふるさと納税の新たな取組などについて質疑が交わされております。
次に、各議案の結審に当たり、討論があったものについて、要点を申し上げます。
まず、議案第15号 江別市廃棄物の処理及び資源化・再利用の促進に関する条例の一部を改正する条例の制定についてに対する討論では、反対の立場の委員からは、家庭系廃棄物処理手数料において、指定ごみ袋1枚につき、1リットル当たり2円だったものを3円にするものであるが、低所得者への配慮が十分とは言えず、市民生活に大きな影響を与えることになるため、家庭系廃棄物処理手数料を引き上げるべきではないと考えることから反対する。
一方、賛成の立場の委員からは、今回の改正は、廃棄物処理に係る費用負担の適正化を図るため、指定ごみ袋の処理手数料を見直すものであり、市民負担の増加は避けられないところではあるが、市民への丁寧な説明を求め、賛成すると述べられております。
次に、議案第40号 令和6年度江別市一般会計予算に対する討論では、反対の立場の委員からは、就学援助制度について、クラブ活動費と卒業アルバム代を支給費目に追加したことは評価できるが、認定基準に該当するための収入額の基準額について、平成23年度以降は見直しが行われておらず、国における制度改正が求められるとともに、市においても研究・検討すべきであると考えることから反対する。
一方、賛成の立場の委員からは、体育施設等における小・中学生の利用料を無料化することについて、既存の施設を活用して、子供たちが料金を気にすることなく利用できるように取り組むことは評価するところであり、利用者が増加した際には、状況に応じた入館時間制を設けるほか、施設職員による声かけを行うなど、利用促進に向けた取組と同時に、利用マナーの周知などに努めることを要望し、賛成する。
同じく、賛成の立場の別の委員からは、情報図書館にセルフ貸出機を導入することについて、市民の利便性向上や将来の人手不足に対応できるようデジタル化を進めるとのことから、今後は、電子書籍の導入なども検討し、多くの市民にいつでも気軽に読書を楽しんでもらえるよう、この事業のさらなる展開に期待し、賛成する。
また、賛成の立場の別の委員からは、本庁舎建替事業の財源について、緊急防災・減災事業債が活用できるよう国との調整をしっかりと行うことに加え、JR札幌駅周辺エリアの再開発などの大規模事業と事業年度が重なるため、受注事業者の確保が厳しくなるほか、建設単価の増大も想定されることから、事業年度の見直しを含めた検討も視野に入れることを求め、賛成する。
さらに、賛成の立場の別の委員からは、救急業務デジタル化事業、スマート農業推進検討事業、介護人材養成支援事業などの質疑を通して、令和6年度予算案として、事業の編成、内容及び方向性についてはおおむね理解し、評価するところであり、PDCAサイクルを共有し、庁内外のつながりを密にしながら市政執行に取り組むことを要望し、賛成すると述べられております。
次に、議案第41号 令和6年度江別市国民健康保険特別会計予算に対する討論では、反対の立場の委員からは、国民健康保険税を滞納した世帯に資格証明書を交付することは、病院の受診をためらわせることにつながるものであり、国民皆保険制度の根幹となる国民健康保険制度が市民生活に少なからず不安を与えていると考えることから反対する。
一方、賛成の立場の委員からは、滞納の初期段階から電話連絡などの対応を行うことにより、滞納世帯数や資格証明書、短期証の交付世帯数が減少していることから、今後も丁寧で細やかな対応を求めるほか、引き続き必要な財源を確保するとともに、社会背景に即した適正な国民健康保険事業を行うことを求め、賛成すると述べられております。
次に、議案第42号 令和6年度江別市後期高齢者医療特別会計予算に対する討論では、反対の立場の委員からは、令和6年度からの保険料の引上げは、この間の物価高騰もあり、生活を逼迫させるものとなっており、住民にとって最も身近な自治体が行うべき、独自のきめ細かな施策を講じることができていないと考えることから反対する。
一方、賛成の立場の委員からは、今後、高齢化がさらに進むことで、医療費はますます増加する見込みであり、世代間、地域間における医療費負担の格差解消を図る必要があることから、国に対して、後期高齢者医療制度のさらなる整備を求めることを要望し、賛成すると述べられております。
次に、議案第43号 令和6年度江別市介護保険特別会計予算に対する討論では、反対の立場の委員からは、介護保険給付費準備基金を活用した保険料の引下げが行われることは評価するものの、保険料の滞納により介護保険サービスの給付制限を受けること自体が問題であり、高齢者等の暮らしを支える制度として不十分であることから反対する。
一方、賛成の立場の委員からは、令和6年度においては、積み上がった介護保険給付費準備基金を取り崩すことで保険料を引き下げるとのことであり、その判断に至ったことは大いに評価する。
今後、ますます重要となる健康増進、介護予防施策の強化を図りながら、介護保険制度の維持と安定運営に努めていただくことを要望し、賛成すると述べられております。
次に、議案第45号 令和6年度江別市水道事業会計予算に対する討論では、反対の立場の委員からは、水道料金を滞納し、一定期間連絡が取れない世帯に対して給水停止措置が行われている。給水停止措置については、生活実態を把握の上実施しているとの説明であったが、一時的であっても、ライフラインである水道の給水停止措置は認めることができないことから反対する。
一方、賛成の立場の委員からは、令和6年度予算は、江別市上下水道ビジョンにおける目指すべき将来像である、安全、強靱、持続の3つの視点による最適な事業運営を追求した予算であると考える。
今後は、人口動態の変化を踏まえた適切な財源確保策のほか、投資計画のさらなる見直しなど、より一層の効率的な運営と効果的な計画の見直しに努めていただくことを要望し、賛成すると述べられております。
次に、議案第47号 令和6年度江別市病院事業会計予算に対する討論では、反対の立場の委員からは、一般会計からの繰入れに頼らない抜本的な経営再建に取り組む必要があり、不確実な医師確保による増収を前提とした計画ではなく、診療科の統廃合など市立病院の医療資源に応じた取組が求められると考えることから反対する。
一方、賛成の立場の委員からは、収益の最大化を図るため、救急応需の取組の促進のほか、診療単価向上の取組や理学療法士の採用によるリハビリ体制の強化などを図ることが示されており、江別市立病院経営強化プランの目標達成に向け、市民への丁寧な説明を心がけ、スピード感を持って取り組まれることを要望し、賛成すると述べられております。
討論の概要は、以上であります。
当委員会に付託されました議案27件の審査の経過と結果については、以上のとおりであります。
よろしく御決定賜りますようお願い申し上げます。

議長(島田泰美君)

これより予算決算常任委員長報告に対する質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
以上で、予算決算常任委員長報告を終結いたします。
これより議案第13号 江別市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定についてに対する討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
討論なしと認めます。
引き続き、議案第13号を採決いたします。
議案第13号は、委員長報告のとおり、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、原案のとおり決しました。
次に、議案第14号 江別市手数料条例の一部を改正する条例の制定について、議案第16号 江別市大麻集会所条例の一部を改正する条例の制定について、議案第17号 江別市高齢者福祉施設条例の一部を改正する条例の制定について、議案第18号 江別市住区会館条例の一部を改正する条例の制定について、議案第19号 江別市火葬場条例の一部を改正する条例の制定について、議案第20号 江別市陶芸の里条例の一部を改正する条例の制定について、議案第21号 江別市花き・野菜栽培技術指導センター条例の一部を改正する条例の制定について、議案第22号 江別市コミュニティセンター条例の一部を改正する条例の制定について、議案第23号 江別市公民館条例の一部を改正する条例の制定について、議案第24号 江別市民文化ホール条例の一部を改正する条例の制定について、議案第25号 江別市体育施設条例の一部を改正する条例の制定について、議案第26号 江別市都市と農村の交流センター条例の一部を改正する条例の制定について、議案第27号 江別市都市公園条例の一部を改正する条例の制定について、以上13件に対する一括討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
討論なしと認めます。
引き続き、議案第14号及び議案第16号ないし議案第27号を一括採決いたします。
議案第14号及び議案第16号ないし議案第27号は、委員長報告のとおり、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、原案のとおり決しました。
次に、議案第15号 江別市廃棄物の処理及び資源化・再利用の促進に関する条例の一部を改正する条例の制定についてに対する討論に入ります。
討論ありませんか。

吉本和子君

議案第15号 江別市廃棄物の処理及び資源化・再利用の促進に関する条例の一部を改正する条例の制定について、反対の立場から討論を行います。
本議案の主な内容は、4年ごとに実施する市の使用料・手数料の見直しにおいて、令和6年10月より、家庭系廃棄物処理手数料のうち、現状、指定ごみ袋1枚につき1リットル2円を3円に引き上げるというものです。
市の使用料・手数料の見直し方針では、手数料とは、特定の者のために行う役務の提供に対して、その事務に要する費用または報酬として徴収するもの。その算定方法を原価掛ける受益者負担割合とし、さらに、受益者負担割合については、広く市民が利用する手数料等は、その性質や他市の水準等を踏まえ設定すると説明しています。
江別市一般廃棄物処理基本計画の適正なごみ処理手数料の検討では、廃棄物処理に係る適正な費用負担を図るため、指定ごみ袋の処理手数料を見直すとして引上げにつながっています。
この背景には、ごみ有料化開始当時の事業者、市民、行政の三者が、それぞれごみの減量やリサイクルに責任を持ち、役割分担とコスト負担を明確にした協力関係を確立する必要があるという考え方が継承されていると考えます。
一方、地方自治法においては、自治体が徴収する手数料について、特定の者のためにするものにつき手数料を徴収することができるとされており、市民が日常生活を送る中で発生するごみの処理は、本来、手数料徴収になじまないと考えます。
委員会質疑での答弁は、環境省によると、排出量の多い住民と少ない住民とで差があることから、特定の者のためにすることと考えられるとのこと。しかし、そうであれば、日常生活の中で発生する最低限のごみの量については、税を中心とした市の予算で処理すべきであり、一定量を超えた部分についてのみ手数料を徴収するなどの方法が適切と言えるのではと考えます。
当市のごみ処理原価については、環境クリーンセンター等長期包括的運営管理委託費や減価償却費など、市民のごみ減量の努力とは直接的には関わらない部分の影響が大きいと見ることができます。
むしろ、市民のごみ排出量が減り、指定ごみ袋の購入費用、つまり手数料収入が減収となれば、処理原価に対する市民の負担割合が低くなり、その結果、この減収分を補うために市民への負担増が求められるという矛盾した状況が生まれます。今日の物価高騰の下、減り続ける年金で暮らす高齢者や一向に増えない賃金で働く人々など、多くの市民の暮らしに深刻な影響を及ぼすことは明らかです。
今回の改正では、緊急な対策として、令和6年度の年末見舞金支給世帯への指定ごみ袋の現物給付が予定され、今後、紙おむつ類については無料収集にするなど評価する点もありますが、それでも不十分と言わざるを得ません。
市民のごみ減量の努力にかかわらず、一定のごみ処理経費はかかることを考えたとき、それを市民負担に求める指定ごみ袋料金の引上げ、つまり家庭系廃棄物処理手数料を引き上げることは認められません。
以上を申し上げ、議案第15号について、反対の立場からの討論と致します。
以上です。

議長(島田泰美君)

ほかに討論ありませんか。

猪股美香君

議案第15号 江別市廃棄物の処理及び資源化・再利用の促進に関する条例の一部を改正する条例の制定について、賛成の立場で討論に参加します。
江別市では、江別市一般廃棄物処理基本計画において、廃棄物処理手数料の見直しについては、市の使用料・手数料の見直しに合わせて検討を行うこととしており、本議案は、廃棄物処理に係る適正な費用負担を図るため、指定ごみ袋の処理手数料を見直すものです。
改正案は、廃棄物処理手数料を現行の1リットル当たり2円から1円増加の3円とするものであり、紙おむつの無料収集の開始、一定期間の低所得世帯に対する経過措置や激変緩和措置を予定しており、必要な対象者への負担軽減は図られるものと考えます。
しかしながら、全体的な市民負担の増加は避けられないことから、市民への丁寧な説明をしっかりと行っていただくことを求め、賛成の討論と致します。

議長(島田泰美君)

ほかに討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
これをもって討論を終結いたします。
これより議案第15号を起立により採決いたします。
議案第15号は、委員長報告のとおり、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
(賛成者起立)
起立多数であります。
よって、原案のとおり決しました。
次に、議案第30号 江別市介護保険条例の一部を改正する条例の制定についてに対する討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
討論なしと認めます。
引き続き、議案第30号を採決いたします。
議案第30号は、委員長報告のとおり、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、原案のとおり決しました。
次に、議案第32号 江別市普通河川管理条例の一部を改正する条例の制定について及び議案第33号 江別市準用河川流水占用料等徴収条例の一部を改正する条例の制定についてに対する一括討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
討論なしと認めます。
引き続き、議案第32号及び議案第33号を一括採決いたします。
議案第32号及び議案第33号は、委員長報告のとおり、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、原案のとおり決しました。
次に、議案第34号 江別市水道事業給水条例及び江別市公共下水道条例の一部を改正する条例の制定についてに対する討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
討論なしと認めます。
引き続き、議案第34号を採決いたします。
議案第34号は、委員長報告のとおり、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、原案のとおり決しました。
次に、議案第40号 令和6年度江別市一般会計予算に対する討論に入ります。
討論ありませんか。

吉本和子君

議案第40号 令和6年度江別市一般会計予算について、反対の立場から討論を行います。
令和5年度は、前年度に続く物価高騰があらゆるところで市民の暮らしを脅かし、将来への安心感が持てないといった状況が続く中、元日に発生した令和6年能登半島地震は、さらに不安を増幅させるものとなりました。
そんな中での令和6年度予算は、市長選挙後初の当初予算であり、さらに、えべつ未来づくりビジョン(第7次江別市総合計画)の初年度に当たるもので、歳入歳出総額526億2,000万円、前年度当初比9億円増とし、今後の市政運営においての政策の方向性が表れるものであると理解を致します。
いまだに物価高騰に歯止めがかからない下で、市民の日々の暮らしをどう守るかが、第一に今、市政に問われていると考えます。
その立場から新年度予算を見ると、一つに、子供医療費助成については、長年にわたり子育て世帯を中心に年齢等の拡充を求めてきたことが実現し、新年度からは入院、通院ともに中学生まで対象拡大となること。同様に、小・中学生の就学援助制度では、クラブ活動費と卒業アルバム代が支給費目に追加されること。さらに、普通教室へのエアコン設置の実施設計の予算化や、市営駐車場の使用料減免対象に精神障がい者とその家族が加えられ、3障がい一元化の下で評価を致します。
ごみ収集に関しては、紙おむつ類の収集について、無料収集を開始することを評価いたします。
その上で、委員会審査において、さらに検討が必要と考えることについて、新たな高齢者緊急通報サービス事業では、生活保護世帯以外には利用者負担が導入されることから、十分な周知とともに必要な助成制度等の検討が求められます。
また、当市の子供医療費助成の所得制限については、その影響を受けている世帯数は約270世帯とのこと。現在、国会で児童手当の所得制限撤廃について審査中であり、その結果を注視しているとのこと。既に所得制限撤廃済み自治体は北海道内17市であることも示され、今後具体的な検討が求められます。
その一方で、市民の暮らしを支え守るといった立場から、課題と考える主な事業について、委員会審査を踏まえて述べます。
まず、江別市廃棄物の処理及び資源化・再利用の促進に関する条例を改正し、家庭系廃棄物処理手数料を、指定ごみ袋1リットル当たり2円から3円に引き上げることについて、物価高騰に苦しむ市民生活への影響は大きく、特に低所得世帯への対応が不十分であり、認められません。
歳入の使用料・手数料のうち、家庭系廃棄物処理手数料については、令和5年度当初予算では3億2,146万7,000円、令和6年度では、10月からの引上げを含め1億2,846万1,000円増の4億4,992万8,000円が見込まれています。さらに、次年度以降は通年賦課となることから、多額の歳入増が予想され、そのことは市民負担増の大きさを示していると言わざるを得ません。
次に、個人番号カード発行関連経費について、令和5年度当初予算1億294万4,000円から、令和6年度は7,569万4,000円と減額はされているものの、その財源内訳では、一般財源として72万円が計上されています。この費用の使途について、市民からの問合せや手続の支援等への対応について、国の補助から外れたためとの説明ですが、自治体への個人番号取得促進の強化策ともうかがえるものであり、注視が必要と考えます。
そもそも個人番号カード取得は任意であり、それぞれ市民の意思によるものとされ、当市では、作りたいと希望される市民への支援と説明されております。その一方で、国は、12月から個人番号カードの健康保険証利用を原則化するとしており、カード所持の有無、保険証登録の有無にかかわらず、市民の間に混乱や不安が広がることが懸念され、市の対応がさらに求められることが推察されます。
次に、生活保護制度について、全国的にも生活保護制度利用者が増加していることが報道されていますが、委員会審査では、当市の状況について、今年2月末時点で1,245世帯と増加傾向であることが明らかになりました。
この間、国による、いわゆる低所得者対策が緊急的に実施されてはいるものの、あくまでも一時的であり、物価高騰が続く中で、この間引き下げられた生活保護基準そのものの引上げこそ必要であり、国に強く求めるべきです。
また、生活保護基準を収入基準としている就学援助制度については、その対象世帯が年々減少傾向にあります。収入基準は、平成23年度以降の生活保護基準、生活保護引下げ以前のままとなっており、今日の物価高騰に見合った収入基準の見直し、あるいは、支給費目の単価見直し等、国へ制度改正を求めるとともに、市としても検討することが必要と考えます。
以上を申し上げ、議案第40号 令和6年度江別市一般会計予算について、反対の立場からの討論と致します。
以上です。

議長(島田泰美君)

ほかに討論ありませんか。

干場芳子君

議案第40号 令和6年度江別市一般会計予算について、賛成の立場で討論に参加いたします。
令和6年度は、まちづくり最上位計画のえべつ未来づくりビジョン(第7次江別市総合計画)の初年度であり、子どもが主役のまち・江別市を掲げ、物価高騰が続く厳しい経済状況の中、後藤市政となってから初めての本格予算となります。
その予算規模は、前年度当初比1.7%増の526億2,000万円となり、過去最大規模の予算編成となりましたが、歳入不足を補うため、基金からの繰入れを約11億9,000万円としたことや、義務的経費の増など財政状況が厳しい中でのスタートとなりました。
歳入では、市税は、地価上昇や資材価格の高騰などの影響により、固定資産税が増加する一方で、定額減税の実施により、前年度に比べて1.9%減の126億5,000万円を見込むほか、地方交付税は4.0%増の122億8,000万円、臨時財政対策債は63.0%減の1億円、地方消費税交付金は3.1%減の30億8,000万円を見込み、一般財源総額では前年度比1.7%増の294億7,630万円となります。
また、市債の発行は、臨時財政対策債のほか、環境クリーンセンター基幹的設備改良事業や学校施設整備事業等により31億3,580万円となっています。
歳出では、少子高齢化等による社会保障費の増大や原油価格の高騰、物価高騰などの影響による負担は増加傾向にあり、地方財政に影響があるとしながら、えべつ未来づくりビジョンを踏まえた内容となっています。
以下、具体的な事業について、委員会での審査から述べてまいります。
除排雪事業では、人材確保を目的とした資格取得の支援について、長期的に取り組む人手不足への対応であり、支援においては、市内外を問わず、市内企業に勤めている60歳以下を対象に進めていくとのことであり、確実な人材確保に向けて取り組むことを求めます。
えべつやきもの市についてですが、江別高校跡地に移動してから渋滞が発生しているため、解消に取り組んでください。また、新庁舎の建設計画による開催場所の課題については、約3万人が来場するイベントですので、えべつやきもの市実行委員会と協力しながら検討することを要望します。
廃棄物対策においては、ゼロカーボンを目指す江別市として、カーボンニュートラルの取組により環境負荷と二酸化炭素排出抑制を図ることは重要であり、今後、地域内循環としての剪定木と落ち葉の資源化の推進、さらに新篠津村からの焼却ごみ受入れに係るカーボンクレジットの仕組みの導入の検討を行うことを求めます。
令和6年度に見直しとなっている江別市自治基本条例については、市民参加の手法としてのパブリックコメントへの参加人数の減少傾向や、形骸化を懸念することから、新たな手法や工夫等を図り、より一層の市民意見の反映を図るべきです。
子育て対策においては、一体的に相談支援を受けられる体制をつくるため、こども家庭センターを新たに設置しますが、人員体制の確保や利用者の不利益にならない体制・対応が必要です。
保育人材確保においては、市内大学における保育課程学生への働きかけ、PRチラシの作成と配布を引き続き行うとのことですが、質を落とすことなく、安心・安全な保育環境を維持するため、人材不足とならないよう取り組まなければなりません。
放課後児童クラブにおいては、今後、新たに3か所の新設により待機児童の解消につなげるとのことですが、子供たちの負担とならない、住み慣れた地域で利用することができる環境を整えることが大切です。子育て世代、子供自身が安心して暮らせることにつながる事業ですので、改善を図ることを求めます。
高齢者緊急通報サービス事業においては、自治会の負担を減らすことができることについては理解いたしますが、個人負担が発生することや機器の切り替わりの方法などが分かりにくい等の課題がありますので、利用者に分かりやすい周知方法で行ってください。
小学校への集団で行うフッ化物洗口の導入について、令和6年度からの導入は時期尚早であると考えます。当市における虫歯本数は、未就学児童・生徒においても減少し続けています。保健センターやこれまでの学校保健の取組の成果と言えます。小学校では、教員が歯科検診後に虫歯のある児童生徒に治療を促すなど、丁寧に対応しているとのことです。
江別市は、これまで化学物質を摂取しない、暴露しない取組を継続してきており、そうした実績があります。そもそも、教育現場で集団でフッ化物洗口が行われるべきことなのでしょうか。教員にとっては、洗口液を希釈する手間はないものの、教員の働き方改革にまさしく逆行していると言わざるを得ません。現場の教員にとって、事業に取り組む上で、万が一であっても、事故発生時の責任の所在を校長をはじめ学校現場とすることは、精神的及び労働負担にほかなりません。
今回の事業を開始するに当たり、保護者へのインフォームド・コンセントとして、フッ化物洗口をする、しないを判断するために必要な、一番重要な案内文がどのような内容なのか示されていないこと。さらに、事故が発生する可能性を想定した場合の対応や学年ごとのイメージもつかんでおらず、全体的な取組の流れがあまりに不十分です。このような状態における予算提案の在り方自体に問題があることを、強く指摘いたします。
通級指導教室の中学校についてですが、長期にわたり設置が求められていることから、療育的なことだけではなく、心のケアの側面から、普通教室に在籍しながら利用できることは、広い意味でのインクルーシブ教育の一つとも言えるので、ぜひとも設置に向け検討することを求めます。
ふるさと納税における旅先納税では、歳入の確保においての難しさが課題とも感じましたが、江別市を知っていただく機会としての取組として評価する内容であり、ふるさと納税にもつながる可能性を期待し、引き続き取り組むべきです。
最後に、家庭系廃棄物処理手数料の見直しについては、今後の市の負担の考え方については、市民の理解を得るために、財政状況全体を含めた説明が必要です。行政に求められることは、今後、使用料・手数料見直しを図る際には、社会経済状況を踏まえた適切なセーフティーネットを担保しながら合わせて進めていくことが重要であり、市民の理解を得るためには、財政状況全体を含めた分かりやすい説明が不可欠です。縦割りではない庁内連携と丁寧な対応を求めます。
以上、委員会の審査から何点か述べましたが、残余の事業についてはおおむね妥当と判断いたします。
今回の予算は本格予算であり、今後の江別市を見据えた第7次江別市総合計画の初年度となる内容となっていますが、基金からの繰入れなど、財政運営においては厳しい状況での予算編成だと考えます。
物価上昇は衰えを見せず、経済の先行きを見通すことは難しい状況ではありますが、より効率的な事業実施等により、財源の確保に積極的に取り組まれることを求め、議案第40号 令和6年度江別市一般会計予算についての賛成討論と致します。

議長(島田泰美君)

ほかに討論ありませんか。

三吉芳枝君

議案第40号 令和6年度江別市一般会計予算について、賛成の立場で討論に参加いたします。
令和6年度は、えべつ未来づくりビジョン(第7次江別市総合計画)の初年度に当たり、10か年計画のスタートを切る重要な予算であり、昨年就任された後藤市長にとって初の当初予算編成となります。
えべつ未来づくりビジョンに掲げた将来都市像と、いつまでも元気なまちのほか5つのまちづくりの基本理念の下、まちづくり政策を推進するとしています。
新年度予算額は、対前年度当初比1.7%増の526億2,000万円となっております。歳入は、地価上昇により固定資産税が増加する一方、定額減税等の影響により個人市民税は減少となり、市税収入が前年度当初予算比で1.9%減となります。
地方交付税は、国の税収増により4.0%増が見込まれておりますが、臨時財政対策債の大幅な減により、一般財源総額は294億7,630万円と、前年度予算に比べ1.7%の微増にとどまる見通しです。
歳出では、高齢化等による社会保障費の増加や原油価格、物価高騰及び労務単価の上昇により、物件費や人件費などが前年度に比べて増加傾向となり、不足する財源は基金からの繰入れで対応するなど、引き続き厳しい財政状況が見込まれております。
市では、こうした状況の中、第7次江別市総合計画の実現に向けて、9つの政策に沿って江別のまちづくりを進めていくこととなります。
以下、まちづくり政策の主な事業について、委員会における質疑の中から何点か述べさせていただきます。
初めに、政策2産業のうち、江別アンテナショップGET’S管理運営事業についてでありますが、観光案内機能の充実に向けた経費の内容として、リニューアルの経費であり、これまでの管理運営業務やリニューアルの提案について、プロポーザルで受託事業者を選定するとの説明がありました。新たな江別市観光振興計画の下で、一般社団法人えべつ観光協会とも連携をしながら、観光情報発信施設としての江別アンテナショップGET’Sの今後の役割に期待するものであります。
次に、政策3福祉・保健・医療のうち、高齢者保健・介護予防一体的実施推進事業については、健診未受診者等、健康状態が不安な高齢者への健康状態の把握と必要なサービスにつなげていくための支援として、訪問を行うとのことです。国保データベースにより対象者を抽出し、想定では300人から400人となることや、年齢や地域などで訪問する対象者の絞り込みも行う予定であることなどの説明がなされました。
新たにハイリスク者を把握できることで、さらに地域包括支援センターや医療機関との情報共有や連携強化を図っていただくとともに、データの利活用により、当市の健康状態、地域の特色を把握し、優先すべき課題を明確化した上で、今後の事業展開に生かしていけるよう要望いたします。
次に、政策4安全・安心のうち災害対応物品整備事業について、新年度予算で購入する災害対応物品の保管は、基本的には第2順位の避難所に、ある程度の物品を備えていくとの説明がなされました。福祉避難所については、簡易ベッドや電源を必要とする障がい者のためのポータブル電源を備蓄しているとのことや、冬期間の災害に対応する物品についても一定程度の備蓄があり、10か年計画の下、令和10年度までに1万人分を基本とした物品の整備を進めるとの確認をしました。
災害の規模によっては、備蓄品で対応できない場合なども想定されることから、災害時協力協定を結んだ企業と連携し、備蓄品を避難所へ輸送する体制も含めて、しっかりと準備していただくことを要望いたします。
次に、政策5都市生活のうち、行政デジタル化推進事業については、新規事業として、職員の業務の効率化、品質や生産性の向上を目的とした生成AIの導入を実施するとのことです。今後、実証実験を行い、課題やリスクを検証し、順次、導入を進めていくとのことですが、心配される情報漏えいや権利侵害等のリスクについては、確認体制を取りながら対策していくとの説明がありました。
生成AIの有効活用は、これから先に起こり得る人手不足などを補うための大切な未来への投資につながるものと考えられることから、今後における事業の推進と拡大に期待するところであります。
最後に、政策7生涯学習・文化・スポーツのうち、情報図書館デジタル化推進事業について、本館・分館に4台のセルフ貸出機を導入するとのこと。4月から公募型プロポーザルで事業者を選定し、ICタグの貼付けやICゲート、貸出機の設置等を行い、新年度秋から年度末に向けて利用開始を目指すとの説明がなされました。市民の利便性向上や将来の人手不足に対応できるよう、デジタル化によって体制づくりを進めるとしています。
多くの市民がいつでも気軽に読書を楽しんでもらえるよう、今後、電子書籍の利用なども検討いただきながら、この事業のさらなる展開を望むものであります。
以上、委員会における質疑を基に、まちづくり政策の主な事業について述べさせていただきました。
物価高騰や少子高齢化等の影響による義務的経費の増大によって、自治体の財政運営が一段と厳しさを増す中、ロシアによるウクライナ侵攻やパレスチナ問題等社会情勢も不安定であり、当市を取り巻く環境も常に変化していくことが予想されます。
しかしながら、行政の使命として、市民の安心・安全を守り、目指すべき将来都市像である幸せが未来へつづくまちえべつを形づくっていかなければなりません。
今後10年間のまちづくりを進めていく大切なスタートとなる本年、病院経営の健全化、本庁舎の建て替えなど行政課題は山積しておりますが、各事業の進捗や課題などを常に把握しながら、丁寧に検証を行いつつ、着実に計画を実行するとともに、時代の変化に対応できる財政運営に努めていただくことを要望し、議案第40号 令和6年度江別市一般会計予算について、賛成の立場で討論と致します。

議長(島田泰美君)

ほかに討論ありませんか。

岡 英彦君

議案第40号 令和6年度江別市一般会計予算について、賛成の立場で討論します。
令和6年度は、えべつ未来づくりビジョン(第7次江別市総合計画)の初年度となりますが、前半5年間の重点的、集中的に取り組んでいくえべつ未来戦略として、子どもが主役のまちをつくるなど、5つのテーマを掲げています。
少子高齢化による社会保障費の増加に加え、原油価格・物価高騰等の影響により、一般会計当初予算額は前年度比1.7%増の526億2,000万円と、当初予算として過去最大となっています。
依然として続く物価高騰の影響は、市民の暮らしに大きな打撃を与えており、また、市全体に係る負担も増加傾向にあり、事務事業評価を通じて、削減可能なものは削減し、常に時代に合った新しい施策が行えるよう、財政の弾力性を保つための体制づくりを求めます。
以下、個別の事業について何点か指摘いたします。
かわまちづくり事業について、外輪船の解体・移転工事は現在進行中ですが、隣接する旧岡田邸について、外輪船と一体的に活用・運営し、駐車場も周辺地域の民間未利用地を含めて確保すべきと考えます。
福祉除雪サービス事業については、利用者数が増加するとともに、除排雪事業者の確保が課題となっており、安定的に事業が実施できるように、委託先事業者との協議を進めることを求めます。
高齢者等社会参加促進バス助成事業については、助成限度額が定額となっており、貸切りバス運賃の高騰により各団体の負担が増大していることから、助成額の増額や、助成額を定額とせず60%助成するなど、具体的に検討し、高齢者の皆さんの活動をフォローする助成制度となるよう求めます。
小中学校学習サポート事業については、特に日本語サポートボランティアの皆さんの負担が増大していることから、プリント教材の印刷環境の整備や翻訳デバイスの早期準備を求めます。
スクールカウンセラー事業については、小学校へのカウンセラー派遣時間が大幅に拡充され、新体制となることから、これまで以上に子供たち一人一人と丁寧に関わり、多様化する悩みへの早期対応に努めていただくよう求めます。
市制施行70周年記念式典開催事業では、市民に向けた記念事業とすべきであり、より多くの市民参加による事業となるよう求めます。また、各部署が令和6年度に行う事業に、市制70周年記念の冠を付した事業とすることにより、市民への市制70周年記念への関心を高める工夫が必要と考えます。
また、江別市の重要な課題として、市役所の本庁舎の建て替えがあります。本庁舎建替事業の財源について、現在想定している緊急防災・減災事業債は令和7年度までの制度であり、スケジュールに間に合わない可能性があり、引き続き国との調整をしっかりと行っていくことを求めます。
また、一般財源として、庁舎整備基金11億円、その他基金から17億8,000万円の合計28億8,000万円が必要となるとされていますが、市立病院への貸付金未償還額21億5,000万円があり、非常に厳しい資金繰りとなると想定されます。
一方、庁舎建設時期の令和8年から10年の間は、千歳市のラピダス株式会社、新幹線札幌延伸、JR札幌駅周辺大規模事業等の事業年度と重なることから、北海道内において受注事業者確保が厳しくなるとともに、建築単価の増大も想定されることから、事業年度の見直しも含めて検討することを視野に入れることを求めます。
以上、個別の事業について申し上げましたが、新年度からの新しい総合計画では、基本理念の一つに子どもの笑顔があふれるまちを掲げており、子供たち一人一人が尊重され、健やかな成長が保障されるまちをつくるため、子どもが主役のまち・江別市の宣言を行うとされています。
また、今年は、江別市にとって市制施行70周年の節目を迎える喜ばしい年でもあります。これらを契機として、本市がよりよい方向に転換していくことに期待を込め、議案第40号 令和6年度江別市一般会計予算についての賛成の討論と致します。

議長(島田泰美君)

ほかに討論ありませんか。

高間専逸君

議案第40号 令和6年度江別市一般会計予算に、賛成の立場で討論に参加いたします。
令和6年度は、新たなえべつ未来づくりビジョン(第7次江別市総合計画)10年間のスタートの時期であり、幸せが未来へつづくまちえべつを掲げ、えべつまちづくり未来構想とえべつ未来戦略の2本の柱で構成されており、5つのまちづくりの基本理念、9つのまちづくり政策から成り、5つの未来戦略を掲げ、戦略テーマを政策の中核に据えています。
加えて、第2期江別市まち・ひと・しごと創生総合戦略の2年目において、まちづくりの基本となる人口減少対策を引き続き着実に進めることを含めた市政執行方針の基本的な考え方を踏まえ、編成された予算でもあります。
予算案に対しては、当会派として、救急業務デジタル化事業、スマート農業推進検討事業、外国人技能実習生等の地域共生支援事業、企業誘致における未利用地活用調査事業、夜間急病センター運営経費、高齢者保健・介護予防一体的実施推進事業、介護人材養成支援事業、食を軸とした地場産品販路拡大支援事業、ふるさと納税普及促進事業について質疑通告を行い、さらには他事業においても関連質疑を行いました。
この個別事業の質疑をはじめ、各常任委員会での事業報告においても、当会派として意見要望を重ねてきており、新年度予算の執行に当たって十分に留意を頂きたいと望むものであります。
特に注意すべき点として、まず、えべつ未来づくりビジョンの5つの戦略の中の子どもが主役のまちをつくるです。国は、こどもまんなか社会へとつくり変えていくための司令塔としてこども家庭庁を発足し、子供の視点に立った子供の権利を守るための政策に強力なリーダーシップを持って取り組んでおり、江別市でも、こどもまんなか行政を推進するために、子育て施策推進監を設置して政策に取り組んでおりますが、子供政策に関する部局間の連携の在り方が問われていると考えるところであります。
また、幸せに歳を重ねられる暮らしをとどけるについては、全ての市民が、国籍、人種、言葉、性質の多様性を理解し合い、共有しながら、個々の生活において幸せと感じられるという膨大なビジョンとなります。
いずれにしても、庁内横断のつながりを強化して事業を遂行しなければ、実現不可能と言えるものであり、目標の達成に向けて努力していただき、成果を期待するところであります。
さらには、国によるデジタル庁設置から3年目となり、自治体のデジタル化を本格的に実施する案件が増加していくことが想定されます。未来型政策検討事業を進めるとともに、一層の専門性と民間との連携が必須であり、委員会等を通じて多くの事項を指摘させていただいたところであります。
令和6年度の予算全体として、事業の方向性や事業編成、内容について、おおむね理解し、評価するところであります。しかし、令和6年度歳入予算においては、市税全体で前年度当初に比べて1.9%減となっています。自主財源の確保のための施策の展開、歳出においては、全ての事業の効率性と継続性、費用対効果の向上を念頭に、経費の精査に努めながら、計画達成に向けた取組が課題であると考えます。
今後は、庁舎建設という大きな事業も控えているところでもあり、確実な評価をしていくために、PDCAサイクルを共有し、庁内外の連携をしっかりと持ちながら、市政執行に取り組んでいただきますよう要望いたします。
議案第40号 令和6年度江別市一般会計予算に賛成の討論と致します。

議長(島田泰美君)

ほかに討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
これをもって討論を終結いたします。
これより議案第40号を起立により採決いたします。
議案第40号は、委員長報告のとおり、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
(賛成者起立)
起立多数であります。
よって、原案のとおり決しました。
次に、議案第41号 令和6年度江別市国民健康保険特別会計予算に対する討論に入ります。
討論ありませんか。

吉本和子君

議案第41号 令和6年度江別市国民健康保険特別会計予算について、反対の立場から討論を行います。
令和6年度の国民健康保険特別会計の歳入歳出予算は、総額122億円で、前年度比3億2,200万円減の見込み、被保険者数は2万2,132人、1万4,965世帯で、後期高齢者医療制度への移行や短時間労働者の社会保険加入によって減少していると言われています。
歳入のうち国民健康保険税収入は、前年度比1億8,863万4,000円減の17億3,406万2,000円、北海道補助金の保険給付費等交付金及び一般会計からの繰入金を減額の一方、国民健康保険積立基金からの繰入れは1億1,539万3,000円増の3億231万5,000円として、不足分を補塡した結果、令和6年度の保険税率等は前年度と同様として負担増は避けられました。
平成30年の国保の都道府県単位化から6年が経過し、既に所管委員会に報告された国保事業費納付金等財源不足見込額等の将来推計によれば、令和6年度の基金残高は2億2,820万9,000円にまで減少し、この間、基金繰入れで補塡してきた財源不足見込額について、令和7年度以降は補塡できない厳しい状況になることが示唆されています。さらに、不足額は年々増えていく見込みとなっています。
公表されている北海道国民健康保険運営方針改定(素案)では、保険料水準の統一について、令和6年度には納付金ベースの統一、保険料水準の準統一、令和12年度には保険料水準の統一を目指すとし、全道どこに住んでいても、同じ所得、同じ世帯構成であれば同じ保険料負担となるよう、市町村が定める保険料率を北海道が示す全市町村統一の標準保険料率と同率とすることとしています。
当市の保険料率等は、北海道と比較して低く、今後保険税の引上げ等も想定され、結果、高過ぎて払えない保険税負担に苦しむ方がさらに増えるのではないかと危惧するところです。
委員会審査では、滞納の現状について、直近の令和5年6月1日時点での短期証や資格証明書の発行状況から質疑をしています。
滞納世帯数は国保加入世帯の5.3%で823世帯、そのうち資格証明書交付は25世帯、短期証交付は316世帯といずれも減少し、近隣市との比較でも状況的には大きな変化はないように見えます。当市は、短期証の窓口留め置きから一斉郵送に変更していますが、危惧された滞納世帯数増加なども見られていません。
しかし、北海道国民健康保険運営方針改定(素案)では、保険料徴収の適正な実施として、負担の公平化に向け、収納事務の平準化と収納率向上に資する取組等を掲げ、実施基準に基づく滞納処分等の執行を第一に挙げるなど、さらに厳しさが増すことが懸念されます。そもそも国保の広域化によって保険料を統一するということは、国民健康保険法や地方税法が定める保険料・税率を決めるのは自治体としていることに矛盾が生じています。
また、国は12月2日以降、現行の保険証を廃止してマイナンバーカードの健康保険証利用を基本とする仕組みに移行するとしていますが、そもそもマイナンバーカードを持つこと自体が任意です。マイナンバーカードを持たない、健康保険証にひも付けしていない、そのような方たちは、保険証に代わって資格確認書が送付されるとのことですが、その一方、マイナンバー保険証を持っていても使用しないで従来の保険証を使いたい方は資格確認書の交付申請が必要になるなど、今後、個別具体的な様々な問題が発生し、さらに混乱が生じることが懸念されます。
国民皆保険制度の根幹となる国民健康保険制度が、国民健康保険事業の健全な運営を確保し、もって社会保障及び国民保健の向上に寄与するという本来の役割を果たすという点では、市としても、その対応が不十分であると言わざるを得ません。
以上を申し上げ、議案第41号について、反対の立場からの討論と致します。
以上です。

議長(島田泰美君)

ほかに討論ありませんか。

干場芳子君

議案第41号 令和6年度江別市国民健康保険特別会計予算に賛成の立場で討論を行います。
平成30年度の国民健康保険制度改革により、持続可能な医療保険制度を構築するため、都道府県が責任主体となり、国民健康保険の運営に中心的な役割を担うことで、制度の安定化が図られました。
しかし、国民健康保険は、加入者に高齢者や低所得者が多く、保険税の負担が厳しくなる傾向であり、一方では、医療費水準が高いなどの構造的な課題が多くあります。令和6年度の予算は、令和5年度当初予算に比べ2.6%減の122億円となっております。一般会計からの繰入金は毎年10億円余りとなり、今後は事業全体の財源確保が重要な課題です。
委員会審査で提出された国保税滞納世帯状況及び資格証明書・短期証発行状況、資格証明書・短期証交付世帯の所得階層別状況についての資料では、年々滞納世帯数や交付世帯数が減少しています。その要因は、初期段階からの電話連絡等で個々の状況を聞き取るなどの対応により、滞納を発生させない取組の結果と考えられると答弁されており、今後も丁寧で細やかな対応を求めます。
健康都市宣言を掲げている江別市では、より健康管理に視点を置いた健康寿命や自立期間の延伸に努めることが望まれます。よって、適切な財源の確保とともに、今後の社会背景に即した適正な国民健康保険事業を進められることを求め、議案第41号 令和6年度江別市国民健康保険特別会計予算に賛成の立場での討論と致します。

議長(島田泰美君)

ほかに討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
これをもって討論を終結いたします。
これより議案第41号を起立により採決いたします。
議案第41号は、委員長報告のとおり、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
(賛成者起立)
起立多数であります。
よって、原案のとおり決しました。
次に、議案第42号 令和6年度江別市後期高齢者医療特別会計予算に対する討論に入ります。
討論ありませんか。

吉本和子君

議案第42号 令和6年度江別市後期高齢者医療特別会計予算について、反対の立場から討論を行います。
後期高齢者医療制度が開始されて16年目、令和6年度歳入歳出予算は22億5,300万円で、歳入のうち保険料収入は、前年度比1億8,438万1,000円増の16億9,264万1,000円とし、被保険者数は、前年度当初比782人増の2万1,309人としています。
本制度については、令和3年度末で保険料の特例軽減、9割及び8.5割軽減が本則7割軽減とされ、一番所得の少ない被保険者層に、それまでの保険料の2割から1.5割もの負担増を求め、さらに令和4年度は、若い世代の保険料負担を減らすことが重要として、原則1割としてきた窓口負担を、課税所得28万円以上かつ年金収入200万円以上の高齢者に2割負担を求める引上げも実施されました。
委員会審査では、保険料滞納状況について質疑があり、答弁では、今年1月末納期分までで169人で、平年と同程度であり、滞納者への対応についても、保険証が確実に手元に届くようにしているとのこと。
しかしながら、この間の保険料の負担増に加え、国は、新たに子育てを全世代で支えるとして、後期高齢者医療制度から出産一時金の費用の一部を支援することとし、さらに負担が増え続けることが必須です。また、委員会では、令和6年度、令和7年度の保険料率について、均等割額や所得割額は上昇する見込みとのことでしたが、既に北海道後期高齢者医療広域連合のホームページ上に明らかにされています。
令和6年度、令和7年度の保険料率として、均等割額は年間5万2,953円で、令和4年度、令和5年度比1,061円の増、所得割は年間11.79%で0.81ポイント増と、さらに負担増となることが明らかです。しかし、制度改正による激変緩和もあると一部では説明されています。
後期高齢者医療制度は、北海道後期高齢者医療広域連合が運営主体となり、市町村は、各種申請・届出の受付や保険料の徴収などの窓口業務を担うのみとされ、高齢者の切実な声が直接届くことが困難な仕組みになってしまいました。
だからこそ、住民に最も身近な自治体として、江別市が、このような状況に置かれている高齢者の実態を見極めて、北海道後期高齢者医療広域連合にそのことを伝え、その上で必要な施策について市としても検討を講じることが求められますが、十分な対応はできておりません。
以上を申し上げ、議案第42号について、反対の立場からの討論と致します。
以上です。

議長(島田泰美君)

ほかに討論ありませんか。

野村和宏君

議案第42号 令和6年度江別市後期高齢者医療特別会計予算について、賛成の立場で討論を行います。
後期高齢者医療制度は、急速な高齢化による医療費の増大に対処し、将来にわたる持続可能な医療体制構築を目的とし、国民皆保険制度の維持と世代間の負担の調整を図るための制度であり、北海道内の全ての市町村が加入する北海道後期高齢者医療広域連合が運営主体となり、江別市は、各種申請・届出の受付や保険料の徴収などの窓口業務を行っているものです。
令和6年度予算では、歳入は、後期高齢者医療保険料が約16億9,260万円、歳出では、後期高齢者広域連合納付金が22億2,898万円、歳入・歳出の総額では、いずれも22億5,300万円の予算となるものです。
委員会審査では、後期高齢者医療保険料の滞納状況を資料により審査したほか、後期高齢者医療保険料が2024年、2025年と引上げとなることについて説明を受けました。
今後、高齢化がさらに進み、団塊の世代が後期高齢者となり、医療給付はますます増大するものと思われ、世代間、地域間の医療費の格差解消を図っていかなければなりません。
国に対しては、さらなる法整備をお願いし、議案第42号 令和6年度江別市後期高齢者医療特別会計予算について、賛成の討論と致します。

議長(島田泰美君)

ほかに討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
これをもって討論を終結いたします。
これより議案第42号を起立により採決いたします。
議案第42号は、委員長報告のとおり、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
(賛成者起立)
起立多数であります。
よって、原案のとおり決しました。
次に、議案第43号 令和6年度江別市介護保険特別会計予算に対する討論に入ります。
討論ありませんか。

吉本和子君

議案第43号 令和6年度江別市介護保険特別会計予算について、反対の立場から討論を行います。
介護保険制度は、介護の社会化を掲げ24年目を迎えます。しかし、この間、史上最悪の介護保険改悪と言われる見直し案が社会保障審議会介護保険部会から公表されましたが、その多くが関係者の反対表明をはじめとした世論の広がりの中で、令和6年度は見送られることとなりました。
それは、介護サービス利用者の自己負担を原則1割から標準2割、さらに所得に応じては3割にすることや、要介護1・要介護2の生活援助などを介護保険から外し総合事業にすること、ケアプランの有料化など、これらについて令和8年から令和9年をめどに検討するとされています。
その上、厚生労働省は、地域包括ケアシステムの実現を掲げる一方で、介護報酬改定では、その要となる訪問介護サービスの基本報酬を引き下げるとし、介護現場やサービス利用者からも不安の声が聞かれています。介護保険料については、基本的に年金からの特別徴収であり、残された年金で全てを賄わなければならない高齢者にとっては、その負担は深刻で、しかもその年金額は年々引き下げられています。
そういう中で、第9期江別市介護保険事業計画における介護保険料の月額基準額については、介護保険給付費準備基金8億400万円を活用し、第8期の5,720円から5,300円と420円の引下げを行うとしました。かねてより、基金活用で保険料引下げを求めてきた日本共産党議員団として、この対応については評価するところです。
しかしながら、委員会資料、介護保険料の所得段階別人数では、令和5年度当初賦課時点の被保険者数3万8,279人のうち、世帯全員が非課税の第1段階が7,850人の約21%、第3段階までの合計は1万5,985人、約42%を占めており、これらの段階の方々には、公費による負担軽減があっても厳しい状況であることがうかがえます。
また、介護保険料の所得段階別滞納件数の資料では、今年1月末納期分までの滞納件数は、869件のうち第1段階が263件、約30%、第3段階までの合計は369件、約42%となっており、実人数とは異なるものの、ここにも低所得者において保険料負担の厳しい状況がうかがえます。
さらに、介護保険料の滞納によるサービスの給付制限等の対象者の推移では、この2月末時点の対象者は6人、そのうち3人が本来1割のサービス利用料が3割負担に、2人が家族の介護を受けているということですが、制度の本来の目的であるサービス利用ができていないこと自体が問題です。
このような現状から、本来、介護保険制度が高齢者の望む尊厳ある生活を支える制度として、安心して利用できるよう整備することこそが求められているにもかかわらず、その対策がいまだに不十分であると言わざるを得ません。
以上を申し上げ、議案第43号について、反対の立場からの討論と致します。
以上です。

議長(島田泰美君)

ほかに討論ありませんか。

長田旭輝君

議案第43号 令和6年度江別市介護保険特別会計予算について、賛成の立場で討論に参加いたします。
第9期江別市介護保険事業計画の1年目となる令和6年度の会計予算は、前年度と比べて2億4,100万円増の111億1,200万円が計上されました。ここ数年における新型コロナウイルス感染症の流行は、介護保険における各種事業に対しても大きな影響を与えましたが、令和6年度においては、介護サービスの利用控えなどによって積み上がった基金を取り崩し、保険料を引き下げる措置が取られることとなりました。そうした判断に至ったことについては、大いに評価するところであります。保険料の変更については、市民への丁寧な説明を行っていただきつつ、引き続き適切な会計運営を望むところであります。
一般介護予防事業としては、高齢者が社会に参加しつつ地域で自立した日常生活を営むことができるよう、介護予防の普及啓発に取り組むこととしており、フレイル予防対策や口腔機能向上対策、住民主体の通いの場支援、介護予防教室やリハビリテーション職による地域活動支援などを実施するとしております。着実な取組の実施と、より多くの高齢者が介護予防に取り組めるように、環境の整備に努めていただくことを望むところであります。
また新たに、65歳以上の高齢者世帯等に対し、家庭内における事故等の発生に迅速かつ適切な対応ができるよう、民間事業者と連携した見守り体制を整備する高齢者緊急通報サービス事業が開始されることとなりました。消防の指令システムの変更に伴って、利用できなくなる現在のサービスをどのようにするかは大きな課題でしたが、自治会等協力員の負担もなく、事業者が迅速に、また、専門性を持って対応でき、固定電話がなくても広く利用できる新たなサービスの開始に大変期待を寄せるものであります。
一方で、世帯によっては自己負担が発生するとのことで、事業の周知とともに、サービスの移行については、利用される方々への丁寧な対応を心がけていただくようお願い申し上げます。
当市の高齢化率も30%を超え、介護保険制度における要支援・要介護認定の高齢者は、後期高齢化が一層進んでまいります。今後ますます重要となる健康増進や介護予防施策の強化を図りつつ、今いる地域で安心して長く暮らすことができるサービスの充実を図りながら、必要としている方が適切な支援を受けることができるように、介護保険制度の維持と安定運営に努めていただくことを要望し、議案第43号 令和6年度江別市介護保険特別会計予算に賛成の立場での討論と致します。

議長(島田泰美君)

ほかに討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
これをもって討論を終結いたします。
これより議案第43号を起立により採決いたします。
議案第43号は、委員長報告のとおり、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
(賛成者起立)
起立多数であります。
よって、原案のとおり決しました。
次に、議案第44号 令和6年度江別市基本財産基金運用特別会計予算に対する討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
討論なしと認めます。
引き続き、議案第44号を採決いたします。
議案第44号は、委員長報告のとおり、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、原案のとおり決しました。
次に、議案第45号 令和6年度江別市水道事業会計予算に対する討論に入ります。
討論ありませんか。

吉本和子君

議案第45号 令和6年度江別市水道事業会計予算について、反対の立場から討論を行います。
令和6年度予算において、水道事業収益は26億475万6,000円で、前年度当初比2,326万6,000円の減、水道事業費用は25億1,581万3,000円で、前年度当初比4,207万3,000円の増とし、給水戸数は前年度当初比148戸増の5万2,386戸、1日平均給水量は前年度比45立方メートル減の2万9,378立方メートルとしています。
主な建設改良事業では、配水管整備や浄水施設整備、さらには大麻高区配水池NO.3築造等、安全で安心な水道供給のための事業予算がそれぞれ組まれています。
また、料金徴収における費用節減の工夫については、令和5年度より検討されてきた2か月検針・2か月請求は、従来の手法と比べて年間費用がおよそ3,000万円削減されるとのこと。現行の水道料金体系を維持するための努力がされていることは評価するものです。
しかしながら、水道料金を滞納し一定期間連絡が取れない場合の対応として給水停止措置が続けられており、委員会審査では、今年2月現在での今年度の給水停止延べ件数は78件、実件数で72件、現在停止中件数は6件と説明されています。
長期にわたって給水停止となっている世帯については、生活実態がないことを現場に出向いて確認し、その背景には、無届けで転出や市内で転居、既に死亡などがあるとのことです。さらに給水停止措置に至るまでの流れについての説明もあり、給水停止にならないように配慮された部分はありますが、それでも基本的には命を支えるライフラインであることから、この給水停止措置はすべきではないと考えます。
以上を申し上げ、議案第45号について、反対の立場からの討論と致します。
以上です。

議長(島田泰美君)

ほかに討論ありませんか。

野村尚志君

議案第45号 令和6年度江別市水道事業会計予算に、委員長報告のとおり賛成の立場で討論をさせていただきます。
令和6年度の水道事業会計予算は、2019年度から10年間の目指すべき方向性や実現方策を取りまとめた江別市上下水道ビジョンの基本理念である、いつまでも暮らしに寄り添う上下水道において目指すべき姿としての安全・強靱・持続の3つの視点における最適な事業運営を追求した事業展開がなされた予算であると考えられます。
それと同時に、今年度から第7次江別市総合計画の基本理念、目指すべき将来像、基本目標と整合性を図り、実現方策や投資、財務計画を見直し、10年間の後半、2024年から2028年までの5年間を見据えた予算でもあります。
委員会審査では、水道料金滞納への給水停止処置対応が審査され、滞納者には、再三にわたりあらゆる手段を講じ、時間をかけて接触を図り、慎重に慎重を重ね連絡を取るように働きかけた末に、やむなく停止の処理に至っていることが説明され、ライフラインとしての水道の重要性を十分に認識した上で、丁寧な対応がなされていることが分かりました。
水道料金徴収に関しては、手数料の一部見直しにより2か月に1回となり、1回当たり徴収額の増加を不安視する声もありますが、今後の対応を注視するところであります。
水道設備更新におきましては、配水管整備事業、配水施設整備事業として、大麻高区配水池の築造や上江別浄水場施設整備、老朽配水管の更新実施が計上されており、市民生活、経済活動に支障が出ることのないよう計画的に事業を進めているとともに、企業債の償還状況を踏まえた予算の編成がなされていると評価いたします。
しかしながら、江別市上下水道ビジョンにおきましては、水道事業の収益的収支が2027年度以降は毎年赤字との試算がなされており、水道料金と下水道使用料の改定の必要性も示されております。人口動態の変化も含め、収納率維持・向上をはじめ、適切な財源確保策、投資計画のさらなる見直し等、より一層の効率的な運営と効果的な計画の適宜見直しの必要性が増していることを申し上げ、議案第45号 令和6年度江別市水道事業会計予算につきまして、賛成の討論とさせていただきます。
以上です。

議長(島田泰美君)

ほかに討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
これをもって討論を終結いたします。
これより議案第45号を起立により採決いたします。
議案第45号は、委員長報告のとおり、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
(賛成者起立)
起立多数であります。
よって、原案のとおり決しました。
次に、議案第46号 令和6年度江別市下水道事業会計予算に対する討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
討論なしと認めます。
引き続き、議案第46号を採決いたします。
議案第46号は、委員長報告のとおり、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、原案のとおり決しました。
次に、議案第47号 令和6年度江別市病院事業会計予算に対する討論に入ります。
討論ありませんか。

猪股美香君

議案第47号 令和6年度江別市病院事業会計予算について、反対の立場で討論いたします。
令和6年度からの江別市立病院経営強化プランに基づき編成された初年度である令和6年度予算は、2億7,524万5,000円の純損失との予算であります。令和5年度決算見込みでも1億9,382万2,000円の純損失となるとのことです。
令和4年度までは、新型コロナウイルス感染症関連の補助金により、かろうじて収支均衡が図られてきたところではありますが、毎年度の決算審査において、早い時期から、コロナ禍後を見据えて医業収益向上のための具体的な対応を強く求め、指摘してまいりました。結果的に、何らの対策も示されず今日に至っております。
予算審査において、一般病床利用率を72.3%としていますが、ここ数年の実績からも、達成困難な数字と指摘せざるを得ません。
さらに、医業収益向上のためには、DPC評価指数を上げていくことが求められます。とりわけ、江別市立病院の令和6年度予算における入院単価は5万1,673円と説明されておりましたが、令和4年度の全道自治体病院の平均値は6万719円であり、約1万円近く低い単価となっています。年間約7万1,000人の入院患者を見込んでいますので、入院単価を全道自治体病院の平均値に改善することで、7億円近い医業収益増となります。
こうした審査内容を踏まえると、集中改革期間最終年度での収支均衡が達成できないこと、さらに、江別市立病院経営強化プラン初年度での純損失計上など、これまでの延長線上では経営再建ができないことが明確になったと言えます。一般会計からの借入金約21億5,000万円の返済を先延ばししたことからも、さらなる一般会計からの借入れに頼るべきではなく、抜本的な経営再建に取り組むことが求められています。
不確定な医師確保による増収を前提とした計画ではなく、現在の市立病院の医療資源内での実力に応じた形での診療科の統廃合など、抜本的な経営再建が求められています。
以上を述べまして、議案第47号 令和6年度江別市病院事業会計予算について、反対の立場での討論と致します。

議長(島田泰美君)

ほかに討論ありませんか。

干場芳子君

議案第47号 令和6年度江別市病院事業会計予算について、賛成の立場で討論いたします。
江別市病院事業会計の令和6年度予算は、令和5年度までの江別市立病院経営再建計画ロードマップ2023の後継計画となる江別市立病院経営強化プランの初年度となる予算となります。
収益的収入及び支出では、病院事業収益が約72億6,058万円、病院事業費用が約75億3,280万円で、収支差引きで約2億7,221万円のマイナスとなり、また、資本的収入及び支出では、資本的収入が約4億9,620万円、資本的支出が約13億2,018万円で、収支差引き額で約8億2,397万円のマイナスとなっています。その結果、約2億7,524万円の当年度純損失の見込みとなっています。
委員会審査では、令和6年度予算、特に入院収益の算出根拠については、令和5年度後半の実績を踏まえたほか、緊急患者の引き続きの積極的な受入れやリハビリテーション部門の体制強化による診療単価の向上等に取り組むとのことです。
北海道がん診療連携指定病院の指定に向けては、がん患者が住み慣れた地域で生活していくために必要な支援が受けられるよう、緩和ケアチームの構築に向けた院内調整など、令和7年4月からの指定に向けた取組を着実に進めてください。
地域医療情報連携ネットワークの取組では、令和5年度中にシステムを構築し、令和6年度においては、まずは医育大学と双方向で接続・連携し、その後、市内外の医療機関等との閲覧・参照の形で持続するとのことです。紹介受診重点医療機関の指定に向けて、地域の医療機関との連携による紹介率及び逆紹介率の向上が大きな課題であり、この連携ネットワークの取組が、その推進に大きく寄与することを期待いたします。
ボトムアップ型プロジェクトの実施状況では、令和2年度から令和4年度においては、看護部門等からのアイデアをベースにして、経営推進部門が事務局機能を担って進めていきました。令和5年度のプロジェクトQQの取組では、現場の看護部門などの医療スタッフが自発的に立案して進めてきたとのことであり、病院事業管理者の着任以降、市立病院の経営再建にとって最も重要とも言える病院職員のボトムアップ型の意識醸成がより一層高まってきているものと大いに評価いたします。
一般会計長期借入金の償還計画については、償還の最終予定年度を令和14年度から令和18年度に4年間延長するとのことであり、これまでも江別市立病院経営再建計画における償還の猶予や償還計画の変更を行ってきました。江別市立病院経営強化プランの実現に向けて一定程度理解するところではありますが、一般会計においても厳しい財政運営が求められ、また、庁舎建て替えの財源も求められる中、市立病院の経営の改善及び安定化により、場合によっては前倒しも含めた計画的な償還に努められるよう求めます。
最後に、江別市立病院経営強化プランの重要なビジョンであり、病院事業管理者が提唱する高度先進地域医療について、より多くの市内外の住民の方に説明してもらえるような機会を持っていただくよう求めます。
いずれにしても、令和6年度予算においては、当初予算の段階から、一時借入金残高が一般会計繰入金による返済の上限となる14億円とされているなど、大変厳しい、背水の陣とも言える病院経営・運営となっています。
様々な環境変化にも、ボトムアップ型の職員の意識改革を生かしながら、柔軟かつ迅速に対応し、決して足踏み・停滞することなく、着実に令和6年度予算における計画を実現できるよう求め、議案第47号 令和6年度江別市病院事業会計予算についての賛成討論と致します。
以上です。

議長(島田泰美君)

ほかに討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
これをもって討論を終結いたします。
これより議案第47号を起立により採決いたします。
議案第47号は、委員長報告のとおり、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
(賛成者起立)
起立多数であります。
よって、原案のとおり決しました。

◎ 議案第3号、議案第5号、議案第11号及び議案第12号

議長(島田泰美君)

日程第30ないし第33 議案第3号 権利の放棄について、議案第5号 指定管理者の指定について、議案第11号 江別市事務分掌条例の一部を改正する条例の制定について及び議案第12号 江別市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の一部を改正する条例の制定について、以上4件を一括議題と致します。
総務文教常任委員長の報告を求めます。

総務文教常任委員長(徳田 哲君)

ただいま上程されました議案4件につきまして、審査の経過と結果を御報告申し上げます。
委員会の開催日は、お手元に配付の付議事件審査結果報告に記載のとおりであります。
初めに、議案第3号 権利の放棄について申し上げます。
本議案は、株式会社石狩川江別ゴルフ場が、令和5年12月13日付で会社法の規定に基づき、国により解散の登記がなされたことから、昭和43年に預託した石狩川江別ゴルフクラブ会員資格保証金40万円の返還請求権を放棄しようとするものであります。
主な質疑の状況について申し上げますと、市が当該ゴルフクラブの会員資格保証金を預託した経緯についての質疑があり、答弁では、預託金は、ゴルフ場の会員になる際に預ける保証金であり、市長の交際に必要な経費として預託したものであると述べられております。
以上の質疑を経て結審を行いましたところ、討論はなく、採決を行いました結果、議案第3号については、全員一致により、原案のとおり可決すべきものと決しております。
次に、議案第5号 指定管理者の指定について申し上げます。
本議案は、現在、指定管理者により管理運営されております江別市旧町村農場が、令和6年3月31日に指定期間が満了することから、令和6年5月1日から令和10年3月31日まで、管理を委任する指定管理者として、江別河川防災環境事業協同組合を指定しようとするものであります。
主な質疑の状況について申し上げますと、イベント時の駐車場の確保についての質疑に対して、施設内の駐車場を少しでも多く確保できるように工夫していくほか、近隣の施設等に協力を依頼して、イベント出展業者などの関係者向け駐車場の確保にも努めていきたいと答弁されております。
以上の質疑を経て結審を行いましたところ、討論はなく、採決を行いました結果、議案第5号については、全員一致により、原案のとおり可決すべきものと決しております。
次に、議案第11号 江別市事務分掌条例の一部を改正する条例の制定について申し上げます。
本議案は、積極的な子供・子育て支援策に向けた機動的な組織体制にするため、健康福祉部から子供・子育て部門を分離し、子ども家庭部を新設するに当たり、これに伴う所要の改正を行おうとするものであります。
主な質疑の状況について申し上げますと、子ども家庭部を設置するに至った経緯についての質疑があり、答弁では、国がこども家庭庁を設置するなど、子供に関する施策ニーズが非常に高まってきている社会背景を踏まえたほか、令和6年度からの新たな総合計画における子供・子育て環境の充実に向けた施策を推進するため、新たな組織体制を構築することが適切であると判断したものであると述べられております。
以上の質疑を経て結審を行いましたところ、討論はなく、採決を行いました結果、議案第11号については、全員一致により、原案のとおり可決すべきものと決しております。
次に、議案第12号 江別市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の一部を改正する条例の制定について申し上げます。
本議案は、行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律の一部改正に伴い、情報提供ネットワークシステムで情報連携する事務と特定個人情報について定義規定を追加するなど、所要の改正を行おうとするものであります。
主な質疑の状況について申し上げますと、マイナンバーカードを所持しないことにより市民が不利益を被ることはないかとの質疑があり、答弁では、マイナンバーカードを所持していなくても行政手続ができないなどの不利益を被ることはないと述べられております。
以上の質疑を経て結審を行いましたところ、討論はなく、採決を行いました結果、議案第12号については、全員一致により、原案のとおり可決すべきものと決しております。
当委員会に付託されました議案第3号、議案第5号、議案第11号及び議案第12号の審査の経過と結果については、以上のとおりであります。
よろしく御決定賜りますよう、お願い申し上げます。

議長(島田泰美君)

これより総務文教常任委員長報告に対する質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
以上で、総務文教常任委員長報告を終結いたします。
これより議案第3号 権利の放棄についてに対する討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
討論なしと認めます。
引き続き、議案第3号を採決いたします。
議案第3号は、委員長報告のとおり、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、原案のとおり決しました。
次に、議案第5号 指定管理者の指定についてに対する討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
討論なしと認めます。
引き続き、議案第5号を採決いたします。
議案第5号は、委員長報告のとおり、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、原案のとおり決しました。
次に、議案第11号 江別市事務分掌条例の一部を改正する条例の制定についてに対する討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
討論なしと認めます。
引き続き、議案第11号を採決いたします。
議案第11号は、委員長報告のとおり、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、原案のとおり決しました。
次に、議案第12号 江別市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の一部を改正する条例の制定についてに対する討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
討論なしと認めます。
引き続き、議案第12号を採決いたします。
議案第12号は、委員長報告のとおり、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、原案のとおり決しました。
議事の途中でありますが、あらかじめ時間を延長いたします。
暫時休憩いたします。

───────────────────
午後 3時27分 休憩
午後 3時37分 再開
───────────────────

議長(島田泰美君)

休憩前に引き続き会議を開きます。
議事を続行いたします。

◎ 議案第28号、議案第29号、議案第31号、議案第35号及び陳情第1号

議長(島田泰美君)

日程第34ないし第38 議案第28号 江別市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について、議案第29号 江別市子ども発達支援センター条例の一部を改正する条例の制定について、議案第31号 江別市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例等の一部を改正する条例の制定について、議案第35号 江別市火災予防条例の一部を改正する条例の制定について及び陳情第1号 障害者(児)の地域生活の安心を支える体制整備を求めることについて、以上5件を一括議題と致します。
生活福祉常任委員長の報告を求めます。

生活福祉常任委員長(鈴木 誠君)

ただいま上程されました議案4件及び陳情1件につきまして、審査の経過と結果を御報告申し上げます。
委員会の開催日は、お手元に配付の付議事件審査結果報告に記載のとおりであります。
初めに、議案第28号 江別市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について申し上げます。
本議案は、内閣府令で定める特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業並びに特定子ども・子育て支援施設等の運営に関する基準が一部改正されたことから、施設の運営規程の概要や職員の勤務体制などの重要事項の書面掲示に加え、インターネットを利用して公衆の閲覧に供することを義務づける規定を追加するほか、施設が使用する電磁的記録媒体についての規定を整備するなど、所要の改正を行うものであります。
以上の説明を受け、結審を行いましたところ、討論はなく、採決を行いました結果、議案第28号については、全員一致により、原案のとおり可決すべきものと決しております。
次に、議案第29号 江別市子ども発達支援センター条例の一部を改正する条例の制定について申し上げます。
本議案は、児童福祉法の一部を改正する法律が令和6年4月1日から施行され、障がい種別にかかわらず身近な地域で必要な発達支援を受けられるよう、医療型と福祉型に分類されていた児童発達支援の類型が一元化されるほか、こども家庭庁設置法の施行に伴い、関係する法律が一部改正され、障がい児施設に関わる事務がこども家庭庁に移管されたことから、これらに伴う所要の改正を行うものであります。
主な質疑の状況について申し上げますと、今後の子ども発達支援センターの在り方についての質疑に対し、国が定義する児童発達支援センターとするためには、給食設備の設置のほか、人員配置などの基準を満たす必要があり、将来的には基準を満たすことを目指しているが、そのためには施設の整備なども必要となることから、引き続き検討する必要があると考えていると答弁されております。
以上の質疑を経て結審を行いましたところ、討論はなく、採決を行いました結果、議案第29号については、全員一致により、原案のとおり可決すべきものと決しております。
次に、議案第31号 江別市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例等の一部を改正する条例の制定について申し上げます。
本議案は、令和6年度の介護報酬改定に併せて、地域密着型サービスなどの事業に関する国の基準省令が一部改正され、管理者の兼務範囲が明確化されたほか、身体的拘束等の適正化の推進や医療機関との連携強化などが図られたことから、関係する4件の条例を一括して改正しようとするものであります。
主な質疑の状況について申し上げますと、管理者の兼務範囲の緩和による影響についての質疑があり、答弁では、管理者が兼務できる事業所の範囲を緩和することにより、離れた施設の管理者を兼務することが可能になるが、そのほかの職員の取扱いに変更はないことから、提供するサービスの質や量に影響はないものと考えていると述べられております。
以上の質疑を経て結審を行いましたところ、討論はなく、採決を行いました結果、議案第31号については、全員一致により、原案のとおり可決すべきものと決しております。
次に、議案第35号 江別市火災予防条例の一部を改正する条例の制定について申し上げます。
本議案は、建築基準法が一部改正され、建築物の主要構造部に係る防火規制の合理化が行われたことから、消防用設備等の技術上の基準に係る付加規定のうち、消火器具及び避難器具の基準に関する規定について、所要の改正を行うものであります。
以上の説明を受け、結審を行いましたところ、討論はなく、採決を行いました結果、議案第35号については、全員一致により、原案のとおり可決すべきものと決しております。
次に、陳情第1号 障害者(児)の地域生活の安心を支える体制整備を求めることについて申し上げます。
委員会では、陳情者からの意見陳述の後、担当部局に対し、地域生活支援拠点・基幹相談支援センター整備状況について、資料の提出を求め、審査を進めてまいりました。
主な質疑の状況について申し上げますと、緊急時における障がい者の受入先の確保についての質疑に対し、緊急時における受入先の確保については、入所者の不在期間における費用の問題などが全国的な課題として挙げられていることから、市では、国の動向を注視しつつ、関係機関と協議を重ねながら対応を検討していかなければならないと考えていると答弁されております。
次に、討論の状況について申し上げますと、採択すべきとの立場の委員からは、陳情者からの意見陳述では、緊急時の受入先の確保のほか、関係機関との連携を円滑に行うための相談体制の重要性が述べられており、市内の対象家族や福祉事業所から寄せられる声と同様のものである。
担当部局に対する質疑においても、緊急時の受入先の確保が困難となっている市内の状況が明らかとなっており、昨今の社会情勢を踏まえると、地域生活支援拠点などの早急な整備が求められると考えることから、採択すべきと述べられております。
以上の討論の後、採決を行いました結果、陳情第1号については、全員一致により、採択すべきものと決しております。
当委員会に付託されました議案4件及び陳情1件の審査の経過と結果については、以上のとおりであります。
よろしく御決定賜りますよう、お願い申し上げます。

議長(島田泰美君)

これより生活福祉常任委員長に対する質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
以上で、生活福祉常任委員長報告を終結いたします。
これより、議案第28号 江別市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定についてに対する討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
討論なしと認めます。
引き続き、議案第28号を採決いたします。
議案第28号は、委員長報告のとおり、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、原案のとおり決しました。
次に、議案第29号 江別市子ども発達支援センター条例の一部を改正する条例の制定についてに対する討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
討論なしと認めます。
引き続き、議案第29号を採決いたします。
議案第29号は、委員長報告のとおり、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、原案のとおり決しました。
次に、議案第31号 江別市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例等の一部を改正する条例の制定についてに対する討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
討論なしと認めます。
引き続き、議案第31号を採決いたします。
議案第31号は、委員長報告のとおり、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、原案のとおり決しました。
次に、議案第35号 江別市火災予防条例の一部を改正する条例の制定についてに対する討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
討論なしと認めます。
引き続き、議案第35号を採決いたします。
議案第35号は、委員長報告のとおり、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、原案のとおり決しました。
次に、陳情第1号 障害者(児)の地域生活の安心を支える体制整備を求めることについてに対する討論に入ります。
討論ありませんか。

本間憲一君

陳情第1号 障害者(児)の地域生活の安心を支える体制整備を求めることについて、採択すべき立場で討論いたします。
本陳情では、具体的要望として、地域生活支援拠点の整備と基幹相談支援センターの整備を求めております。意見陳述では、具体的な困難なケースを事例に、緊急時の受入先の確保の重要性と他機関との連携が円滑にできるための相談体制の重要性を述べられており、その課題は、市内の当事者家族や福祉事業所から多く寄せられている声と同じくするものでありました。
江別市においては、現在、令和6年度を始期とする第7期江別市障がい福祉計画及び第3期江別市障がい児福祉計画を策定しており、その計画においては、地域生活支援拠点等の整備を推進する必要性があること、基幹相談支援センターの設置について検討していくことが明記されておりますが、その具体的な像はいまだ見えてきておりません。
質疑の中では、重度障がいや行動障がいを持つ障がい者を含めた緊急時の受入れについて、受入先として部屋を確保しておくことへの給付費等がないため、事業所にとっては採算が取れないことから、結果として、緊急時の受入先の確保が困難となっている市内の状況が明らかとなりました。また、札幌市と圏域を同じくすることなどから、基幹相談支援センターの整備が進んでこなかったことなどが明らかになりました。
しかしながら、全道10万人以上の市の中で、未整備なのは残念ながら江別市のみであること、そして、地域共生社会の形成が求められている昨今の社会情勢を考えると、早急な整備が求められるものであると考えております。
江別市においては、具体的な検討をさらに進め、緊急時の受入先については、事業所がしっかりと受入先を確保できるような補助の在り方を含めて検討をすることを強く求め、採択すべき立場の討論と致します。
以上です。

議長(島田泰美君)

ほかに討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
これをもって討論を終結いたします。
引き続き、陳情第1号を採決いたします。
陳情第1号は、委員長報告のとおり、採択することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、採択とすることに決しました。

◎ 議案第48号

議長(島田泰美君)

日程第39 議案第48号 江別市税条例の一部を改正する条例の制定についてを議題と致します。
提案理由の説明を求めます。

総務部長(萬 直樹君)

ただいま上程になりました議案第48号 江別市税条例の一部を改正する条例の制定について、提案理由を御説明申し上げます。
初めに、改正の理由でありますが、本年2月21日に、地方税法の一部を改正する法律が公布されましたことなどから、これに伴う所要の改正を行おうとするものであります。
次に、改正の内容でありますが、附則第5条の2の改正は、令和6年能登半島地震災害において、住宅や家財等の資産に損失が生じた際の雑損控除について特例規定を追加するものであり、附則第6条の改正は、引用条項の整備を行うものであります。
なお、附則において、施行期日を公布の日とするものであります。
以上、提案理由を御説明申し上げましたので、よろしく御審議の上、御決定賜りますようお願い申し上げます。

議長(島田泰美君)

これより本件に対する質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
お諮りいたします。
本件については、委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、そのように決しました。
これより議案第48号 江別市税条例の一部を改正する条例の制定についてに対する討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
討論なしと認めます。
引き続き、議案第48号を採決いたします。
議案第48号は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、原案のとおり決しました。

◎ 議案第49号

議長(島田泰美君)

日程第40 議案第49号 江別市議会委員会条例の一部を改正する条例の制定についてを議題と致します。
提案理由の説明を求めます。

議会運営委員長(野村尚志君)

ただいま上程になりました議案第49号 江別市議会委員会条例の一部を改正する条例の制定について、提案理由を御説明申し上げます。
本件は、地方自治法第109条第6項に基づき、江別市議会会議規則第13条第2項の規定により、議会運営委員会として提出するものでございます。
初めに、改正の理由でありますが、先ほど、議案第11号 江別市事務分掌条例の一部を改正する条例が可決され、健康福祉部が所管している子供の育成支援に関する業務等が新設する子ども家庭部へ移管されることになりましたことから、これに伴う所要の改正を行おうとするものでございます。
次に、改正の内容でありますが、第2条第2項に規定する生活福祉常任委員会の所管に、子ども家庭部の所管に属する事項を追加するものであります。
なお、附則におきまして、施行期日を令和6年4月1日とするものであります。
以上、よろしく御審議の上、御決定賜りますようお願い申し上げます。

議長(島田泰美君)

これより本件に対する質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
これより議案第49号 江別市議会委員会条例の一部を改正する条例の制定についてに対する討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
討論なしと認めます。
引き続き、議案第49号を採決いたします。
議案第49号は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、原案のとおり決しました。

◎ 意見書案第1号ないし意見書案第3号

議長(島田泰美君)

日程第41ないし第43 意見書案第1号 価格転嫁対策の円滑な実施と実効性確保を求める意見書、意見書案第2号 政治資金問題の解明と再発防止策の確立を求める意見書及び意見書案第3号 被災者生活再建支援制度の支援対象と支援金の拡充を求める意見書、以上3件を一括議題と致します。
提出者は、野村尚志議員、稲守議員、猪股議員、奥野議員、高橋議員であります。
お諮りいたします。
上程中の意見書案第1号ないし意見書案第3号については、あらかじめ議会運営委員会と諮り、提案理由説明、質疑、委員会付託、討論を省略することにいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、そのように決しました。
引き続き、意見書案第1号ないし意見書案第3号を一括採決いたします。
意見書案第1号ないし意見書案第3号は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、原案のとおり決しました。

◎ 陳情第2号

議長(島田泰美君)

日程第44 陳情第2号 国に「現行の健康保険証の存続を求める意見書」の提出を求めることについてを議題と致します。
上程中の陳情第2号は、生活福祉常任委員会に付託いたします。
なお、閉会中継続審査と致したいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、そのように決しました。

◎ 報告第3号ないし報告第5号

議長(島田泰美君)

日程第45ないし第47 報告第3号 株式会社江別振興公社の令和6年度事業計画に関する書類、報告第4号 一般財団法人江別市スポーツ振興財団の令和6年度事業計画に関する書類及び報告第5号 株式会社フラワーテクニカえべつの令和6年度事業計画に関する書類、以上3件を一括議題と致します。
本件に対する報告を求めます。

総務部長(萬 直樹君)

ただいま上程になりました報告第3号 株式会社江別振興公社の令和6年度事業計画に関する書類について御報告申し上げます。
事業計画に関する書類につきましては、取締役会の議決を経まして市に提出されたもので、地方自治法第243条の3第2項の規定により、本議会に御報告するものであります。
事業計画書の1ページをお開きいただきたいと存じます。
初めに、事業計画についてでありますが、江別市の指定管理者として、公民館等の管理運営事業を引き続き行うものであります。
次に、2ページをお開きいただきたいと存じます。
事業内容につきましては、子育て世代を応援し、子供たちの豊かな人間性を育むための子育て支援事業をはじめ、各種事業の実施を計画しております。
次に、5ページをお開きいただきたいと存じます。
予定損益計算書でありますが、売上高は、公民館等指定管理料収入、利用料金制による公民館等利用料収入、公民館等事業収入、雑入及びイルミネーション事業収入を合わせまして1億7,342万2,000円を予定しております。
一方、売上原価につきましては、公民館等の各施設の運営費であります受託事業原価及びその他事業原価で1億8,307万6,000円、販売費及び一般管理費につきましては、1,054万円を予定しております。
これらの営業収支に営業外収益を加え、法人税等を精算いたしますと、当期純損益は1,903万4,000円の損失となる予定であります。
なお、4ページに予定貸借対照表を、6ページ及び7ページに各施設の運営費予定明細書等をそれぞれ記載しておりますので、御参照いただきたいと存じます。
以上、御報告申し上げましたので、よろしくお願い申し上げます。

教育部長(伊藤忠信君)

ただいま上程になりました、報告第4号 一般財団法人江別市スポーツ振興財団の令和6年度事業計画に関する書類につきまして御報告申し上げます。
事業計画に関する書類につきましては、財団理事会及び評議員会の議決を経まして市に提出されたもので、地方自治法第243条の3第2項の規定により、本議会に御報告するものであります。
事業計画書の1ページをお開きいただきたいと存じます。
初めに、事業計画についてでありますが、市民皆スポーツをさらに推進するため、各種スポーツ教室及びスポーツ大会等を開催するとともに、市民体育館をはじめとする屋内体育施設や都市公園施設等の指定管理者として、市民サービスの向上に向けた管理運営を行うものであります。
また、事業運営に当たりましては、これまでどおり利用者の利便性に配慮した弾力性のある運営とサービスの提供を図りながら、施設の利用を促進するとともに、利用者に満足していただけるよう努めていくこととしております。
次に、5ページ及び6ページをお開き願います。
令和6年度収支予定表の1予定収支予算書につきまして、まず、5ページの収入の部でありますが、主なものとして、2事業収入は、指定管理事業収入等として3億779万5,000円を予定しております。
また、3補助金収入は、江別市からの補助金として4,131万7,000円を予定し、これに基本財産運用収入と雑収入を加えた当期収入合計額は3億5,211万4,000円を予定しているものであります。
次に、6ページに移りまして、支出の部でありますが、1補助事業費は、スポーツ大会開催等に係る経費として4,378万5,000円を、2受託事業費は、屋外体育施設等の管理業務受託事業費として1,551万9,000円を、3指定管理運営費は、指定管理施設の管理運営費として2億9,035万9,000円を、その他、自主事業費と予備費を加えた当期支出合計額は3億5,211万4,000円となるものであります。
なお、7ページに予定正味財産増減計算書を、8ページに予定貸借対照表をそれぞれ記載しておりますので、御参照いただきたいと存じます。
以上、御報告申し上げましたので、よろしくお願い申し上げます。

経済部長(福島和幸君)

ただいま上程になりました報告第5号 株式会社フラワーテクニカえべつの令和6年度事業計画に関する書類につきまして御報告申し上げます。
事業計画に関する書類につきましては、取締役会の議決を経まして市に提出されたもので、地方自治法第243条の3第2項の規定により、本議会に御報告するものであります。
事業計画書の1ページをお開きいただきたいと存じます。
初めに、事業計画についてでありますが、江別市花き・野菜栽培技術指導センターの指定管理や花卉苗及び野菜苗の播種、育苗事業並びに黒ニンニク製造販売事業を行うほか、ガーデニングフェアや栽培指導の実施などにより、生産者への優良苗の安定供給や市民への栽培技術の普及促進に向けた事業を引き続き行ってまいります。
次に、3ページをお開きいただきたいと存じます。
予定損益計算書でありますが、売上高は、JA道央からの野菜苗の播種、育苗に係る受託事業収入、黒ニンニクの製造販売、ガーデニングフェアの実施による収益、江別市花き・野菜栽培技術指導センターの指定管理料を合わせまして、9,937万7,000円を予定しております。
一方、売上原価につきましては、野菜苗の播種や育苗に係る受託事業原価が3,217万円、販売費及び一般管理費につきましては、6,432万7,000円を予定しております。
これらを差し引いた営業利益は288万円を予定しており、このほか営業外収益及び法人税等を精算いたしますと、当期純利益は288万円となる予定であります。
なお、2ページに予定貸借対照表を、4ページに製造原価予定明細書、販売費及び一般管理費予定明細書をそれぞれ記載しておりますので、御参照いただきたいと存じます。
以上、御報告申し上げましたので、よろしくお願い申し上げます。

議長(島田泰美君)

これより報告第3号ないし報告第5号に対する一括質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
以上をもって、報告第3号ないし報告第5号を終結いたします。

◎ 各委員会所管事務調査について

議長(島田泰美君)

日程第48 各委員会所管事務調査についてを議題と致します。
お諮りいたします。
閉会中における各委員会の所管事務調査について、議会運営委員長より、次期議会の会期等運営について、先進都市の議会運営について、以上2件を、総務文教常任委員長より、総務・企画行政について、教育行政について、以上2件を、生活福祉常任委員長より、生活環境行政について、保健・福祉行政について、消防行政について、病院事業について、以上4件を、経済建設常任委員長より、農業行政について、商工観光行政について、建設行政について、上・下水道事業について、以上4件を、予算決算常任委員長より、財政運営についてを、それぞれ閉会中調査したいので、承認されたい旨の申出がありました。
これを承認することに、御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、そのように決しました。

◎ 閉会宣告

議長(島田泰美君)

今期定例会に付議されました事件は全て議了いたしました。
令和6年第1回江別市議会定例会は、これをもって閉会いたします。
午後 4時11分 閉会