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令和6年第1回江別市議会定例会会議録(第1号)令和6年2月22日

印刷用ページを表示する 掲載日:2024年7月18日更新

1 出席議員

25名

議長 島田 泰美 君 副議長 内山 祥弘 君 
議員 岩田 優太 君 議員 高橋 典子 君
議員 吉本 和子 君 議員 佐々木 聖子 君
議員 稲守 耕司 君 議員 吉田 美幸 君
議員 干場 芳子 君 議員 長田 旭輝 君
議員 三吉 芳枝 君 議員 奥野 妙子 君
議員 石川 麻美 君 議員 徳田 哲 君
議員 芳賀 理己 君 議員 野村 和宏 君
議員 藤城 正興 君 議員 本間 憲一 君
議員 鈴木 誠 君 議員 髙柳 理紗 君
議員 猪股 美香 君 議員 岡 英彦 君
議員 高間 専逸 君 議員 野村 尚志 君
議員 石田 武史 君    

2 欠席議員

0名

3 説明のため出席した者の職氏名

市長 後藤 好人 君 副市長 川上 誠一 君
水道事業管理者 渡部 丈司 君 病院事業管理者 長谷部 直幸 君
総務部長 萬 直樹 君 総務部調整監 野口 貴行 君
企画政策部長 白崎 敬浩 君 生活環境部長 近藤 澄人 君
経済部長 福島 和幸 君 健康福祉部長 岩渕 淑仁 君
健康福祉部
子育て施策推進監
金子 武史 君 建設部長 佐藤 民雄 君
消防長 内山 洋 君 水道部長 廣木 誠 君
病院事務長 白石 陽一郎 君 会計管理者 千葉 誠 君
総務部次長 東 嘉一 君 財務室長 石田 賢治 君
教育委員会教育長 黒川 淳司 君 教育部長 伊藤 忠信 君
監査委員 中村 秀春 君 監査委員事務局長 宮沼 直之 君
農業委員会会長 佐藤 和人 君 農業委員会
事務局長
渡部 学 君
選挙管理委員会
委員長
洞野 博文 君 選挙管理委員会
事務局長
廣田 修 君

4 事務に従事した事務局員

事務局長 三上 真一郎 君 次長兼
総務課長事務取扱
錦戸 康成 君
庶務係長 深見 亜優 君 議事係長 小川   和幸   君
主査 木村   明生   君 主任 櫛田 智幸 君
主任 川上   静   君 主任 赤田   竜哉   君
主任 岡本   一真   君 事務補助員 佐藤 孝子 君

5 議事日程

日程第 1 会議録署名議員の指名
日程第 2 会期の決定
日程第 3 諸般の報告
日程第 4 行政報告
日程第 5 各常任委員会所管事務調査報告
日程第 6 議案第4号 市道路線の認定、変更及び廃止について
日程第 7 議案第6号 江別市監査委員条例の一部を改正する条例の制定について
日程第 8 議案第7号 江別市水道事業及び公共下水道事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例の制定について
日程第 9 議案第8号 江別市病院事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例の制定について
日程第10 議案第9号 江別市環境基本条例の一部を改正する条例の制定について
日程第11 議案第10号 江別市水道事業に係る布設工事監督者の配置基準及び資格基準並びに水道技術管理者の資格基準に関する条例の一部を改正する条例の制定について
日程第12 議案第36号 令和5年度江別市一般会計補正予算(第7号)
日程第13 議案第37号 令和5年度江別市国民健康保険特別会計補正予算(第4号)
日程第14 議案第38号 令和5年度江別市水道事業会計補正予算(第1号)
日程第15 議案第39号 令和5年度江別市下水道事業会計補正予算(第1号)
日程第16 議案第40号 令和6年度江別市一般会計予算
日程第17 議案第41号 令和6年度江別市国民健康保険特別会計予算
日程第18 議案第42号 令和6年度江別市後期高齢者医療特別会計予算
日程第19 議案第43号 令和6年度江別市介護保険特別会計予算
日程第20 議案第44号 令和6年度江別市基本財産基金運用特別会計予算
日程第21 議案第45号 令和6年度江別市水道事業会計予算
日程第22 議案第46号 令和6年度江別市下水道事業会計予算
日程第23 議案第47号 令和6年度江別市病院事業会計予算
日程第24 議案第13号 江別市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について
日程第25 議案第14号 江別市手数料条例の一部を改正する条例の制定について
日程第26 議案第15号 江別市廃棄物の処理及び資源化・再利用の促進に関する条例の一部を改正する条例の制定について
日程第27 議案第16号 江別市大麻集会所条例の一部を改正する条例の制定について
日程第28 議案第17号 江別市高齢者福祉施設条例の一部を改正する条例の制定について
日程第29 議案第18号 江別市住区会館条例の一部を改正する条例の制定について
日程第30 議案第19号 江別市火葬場条例の一部を改正する条例の制定について
日程第31 議案第20号 江別市陶芸の里条例の一部を改正する条例の制定について
日程第32 議案第21号 江別市花き・野菜栽培技術指導センター条例の一部を改正する条例の制定について
日程第33 議案第22号 江別市コミュニティセンター条例の一部を改正する条例の制定について
日程第34 議案第23号 江別市公民館条例の一部を改正する条例の制定について
日程第35 議案第24号 江別市民文化ホール条例の一部を改正する条例の制定について
日程第36 議案第25号 江別市体育施設条例の一部を改正する条例の制定について
日程第37 議案第26号 江別市都市と農村の交流センター条例の一部を改正する条例の制定について
日程第38 議案第27号 江別市都市公園条例の一部を改正する条例の制定について
日程第39 議案第30号 江別市介護保険条例の一部を改正する条例の制定について
日程第40 議案第32号 江別市普通河川管理条例の一部を改正する条例の制定について
日程第41 議案第33号 江別市準用河川流水占用料等徴収条例の一部を改正する条例の制定について
日程第42 議案第34号 江別市水道事業給水条例及び江別市公共下水道条例の一部を改正する条例の制定について
日程第43 議案第3号 権利の放棄について
日程第44 議案第5号 指定管理者の指定について
日程第45 議案第11号 江別市事務分掌条例の一部を改正する条例の制定について
日程第46 議案第12号 江別市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の一部を改正する条例の制定について
日程第47 議案第28号 江別市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について
日程第48 議案第29号 江別市子ども発達支援センター条例の一部を改正する条例の制定について
日程第49 議案第31号 江別市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例等の一部を改正する条例の制定について
日程第50 議案第35号 江別市火災予防条例の一部を改正する条例の制定について
日程第51 議案第2号 江別市公平委員会委員の選任について
日程第52 陳情第1号 障害者(児)の地域生活の安心を支える体制整備を求めることについて
日程第53 報告第1号 専決処分について
日程第54 報告第2号 専決処分について

6 議事次第

◎ 開会宣告・開議宣告

議長(島田泰美君)

これより令和6年第1回江別市議会定例会を開会いたします。
ただいまの出席議員は25名で定足数に達しております。
直ちに本日の会議を開きます。

◎ 議事日程

議長(島田泰美君)

本日の議事日程は、お手元に配付いたしましたとおりであります。

◎ 会議録署名議員の指名

議長(島田泰美君)

日程第1 会議録署名議員の指名を行います。
会議規則第111条の規定により、
石川議員
藤城議員
を指名いたします。

◎ 会期の決定

議長(島田泰美君)

日程第2 会期の決定についてを議題と致します。
お諮りいたします。
今期定例会の会期は、あらかじめ議会運営委員会と諮り、本日から3月25日までの33日間とし、2月23日から3月3日まで及び7日から24日までは委員会審査等のため、本会議を休会と致したいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、そのように決しました。

◎ 諸般の報告

議長(島田泰美君)

日程第3 諸般の報告を事務局長に報告させます。

事務局長(三上真一郎君)

御報告申し上げます。
今議会におきます地方自治法第121条の規定によります説明員は、別紙印刷物のとおりでございます。
また、今議会に提出されました案件の数並びに閉会中の議長事務報告につきましても、印刷物に掲載のとおりでございます。
さらに、監査委員から報告のありました令和5年度定期監査後期の報告及び例月出納検査結果報告11月分及び12月分につきましても、お手元に配付のとおりでございます。
以上でございます。

◎ 行政報告

議長(島田泰美君)

日程第4 行政報告を議題と致します。
行政報告を求めます。

市長(後藤好人君)

私から、行政報告を申し上げます。
去る2月14日に北広島市で開催されました令和6年石狩教育研修センター組合議会第1回定例会について御報告申し上げます。
付議されました案件は、資料1ページ、1会議、(1)に記載のとおり、石狩教育研修センター組合教育委員会委員の任命について外計4件でありまして、いずれも提案のとおり承認、可決されております。
初めに、1から3の石狩教育研修センター組合教育委員会委員の任命についてでありますが、千歳市教育委員会教育長の佐々木智氏、石狩市教育委員会教育長の佐々木隆哉氏及び新篠津村教育委員会教育長の荒谷順一郎氏が、それぞれ再任されております。
次に、案件の4、令和6年度石狩教育研修センター組合一般会計予算についてでありますが、主なものと致しまして、資料2ページ別紙上段、歳入では、構成する市町村からの負担金が2,870万7,000円、下段の歳出では、総務費のうち総務管理費が1,704万2,000円、教育費のうち研修センター費が1,229万3,000円となっております。
その結果、予算総額は、歳入歳出ともに3,010万2,000円となったところでございます。
以上をもちまして、私からの行政報告を終わります。

議長(島田泰美君)

これより行政報告に対する質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
以上をもって、行政報告を終結いたします。

◎ 各常任委員会所管事務調査報告

議長(島田泰美君)

日程第5 各常任委員会所管事務調査報告を議題と致します。
初めに、総務文教常任委員長の報告を求めます。

総務文教常任委員長(徳田 哲君)

それでは、当委員会の閉会中の所管事務調査のうち、旧大麻文化財整理室における収蔵資料の処分に係る経過について、御報告申し上げます。
初めに、本件の経過についてですが、旧大麻文化財整理室の円形の本館と鞍型収蔵庫には、市民から寄贈された多くの資料が収蔵されておりましたが、平成17年にアスベストが社会問題化したことを受けて、予備調査を実施した結果、鞍型収蔵庫の天井にアスベストの使用が確認されたことから、当該収蔵庫への立入りを禁止したとのことであります。
また、令和2年に再調査を行ったところ、アスベストの含有が確認されたことから、資料の取扱いについて協議、検討を行った結果、資料からのアスベストの除去は困難であり、近隣へのアスベスト飛散の可能性等も考慮し、施設解体時に廃棄処分するという判断に至り、令和5年8月に当該収蔵庫の解体と合わせて廃棄処分したとのことであります。
次に、本件の問題点についてですが、資料の管理に不備があったこと、収蔵している資料の廃棄処分の方針を決定した以降、寄贈者の特定作業や寄贈者への経緯等の報告がなされていないこと、資料の廃棄処分を決定するに当たっての決裁行為がなされていなかったことを挙げられております。
次に、寄贈者への対応についてですが、寄贈者は、個人が74名、団体が9機関と確認できたことから、所在地が特定できた方へおわび状を送付したほか、所在地が不明な方への対応として、ホームページにおわびと経過、廃棄資料リストを掲載したとのことであります。
最後に、再発防止策についてですが、今後は、江別市文書運行管理規程に基づき適切な事務処理に努めるほか、江別市郷土資料館資料取扱要領の見直しを検討するとともに、同要領に基づいた資料の整理と保全に努め、資料の希少性や必要性、活用可能性などを検討の上、計画的な資料収集に努めるとのことであります。
なお、資料の収集に当たっては、郷土資料館内で意思統一を図った上で、江別市文化財保護委員会をはじめ、外部の意見等も踏まえながら進めていきたいとのことであります。
以上、御報告申し上げ、閉会中における当委員会の所管事務調査報告と致します。

議長(島田泰美君)

これより総務文教常任委員長報告に対する質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
以上で、総務文教常任委員長報告を終結いたします。
次に、生活福祉常任委員長の報告を求めます。

生活福祉常任委員長(鈴木 誠君)

当委員会の閉会中の所管事務調査のうち、市立病院の受診しやすい環境づくりについて、御報告申し上げます。
本件につきましては、昨年11月に開催いたしました市民と議会の集いにおいて、市民の皆様から頂いた意見を踏まえ、当委員会の所管事務調査として担当部局に報告を求め、調査を行ったものであります。
初めに、公共交通機関の状況についてでありますが、市立病院にアクセスできるバス停留所は3か所あり、敷地内にある江別市立病院停留所には、ジェイ・アール北海道バスの江別線とゆめみ野線の2系統に加え、北海道中央バスの江別2番通線の計3系統が乗り入れしているほか、2番通り沿いにある江別市立病院停留所には、北海道中央バスの江別新さっぽろ線と札江線の2系統があり、国道12号沿いにある江別3丁目停留所には、ジェイ・アール北海道バスの江別線が停車するとのことであります。
次に、駐車場の状況ですが、現在、敷地内にある第1駐車場から第4駐車場までの4か所の駐車場のほか、敷地外に借地駐車場が2か所あり、駐車可能台数の合計は539台となっているとのことです。
このほか、冬期間は、積雪による駐車台数の減少に対応するため、これらの駐車場に加え、臨時駐車場を設けているとのことであります。
また、受診しやすい環境づくりへの今後の対応として、王子エフテックス株式会社から賃貸借している職員用の借地駐車場について、敷地面積の拡張を協議しているとのことですが、各委員からの質疑において、職員の駐車場利用に当たり、駐車場所などの管理を行っていないことが明らかになったことから、市立病院を利用される方が支障なく駐車することができるように、適切な管理を行っていただきたいとの指摘がありました。
以上が報告の概要でありますが、当委員会としても、今後も市立病院の受診しやすい環境づくりが進むよう、駐車場の管理について、引き続き、動向を注視してまいりたいと考えております。
以上、御報告申し上げ、閉会中における当委員会の所管事務調査報告と致します。

議長(島田泰美君)

これより生活福祉常任委員長報告に対する質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
以上で、生活福祉常任委員長報告を終結いたします。
これをもって、各常任委員会所管事務調査報告を終結いたします。

◎ 議案第4号

議長(島田泰美君)

日程第6 議案第4号 市道路線の認定、変更及び廃止についてを議題と致します。
提案理由の説明を求めます。

建設部長(佐藤民雄君)

ただいま上程になりました議案第4号 市道路線の認定、変更及び廃止について、提案理由を御説明申し上げます。
初めに、路線の認定につきましては、開発行為1地区の道路整備事業及び路線再編によるものが3路線、延長3,350メートルの増加となるものであります。
次に、変更する路線につきましても、同じく開発行為による道路整備事業などにより、2路線、延長71メートルが変更となるものであります。
次に、廃止する路線につきましては、路線再編によるものであり、1路線、延長3,399メートルが廃止となるものであります。
以上のことから、市道路線の総数は2,425路線、総延長は83万8,322メートルとなるものであります。
なお、各路線の延長、位置などの詳細につきましては、議案及び図面を御参照くださいますようお願い申し上げます。
以上、提案理由を御説明申し上げましたので、よろしく御審議の上、御決定賜りますようお願い申し上げます。

議長(島田泰美君)

これより本件に対する質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
お諮りいたします。
本件については、委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、そのように決しました。
これより議案第4号 市道路線の認定、変更及び廃止についてに対する討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
討論なしと認めます。
引き続き、議案第4号を採決いたします。
議案第4号は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、原案のとおり決しました。

◎ 議案第6号ないし議案第8号

議長(島田泰美君)

日程第7ないし第9 議案第6号 江別市監査委員条例の一部を改正する条例の制定について、議案第7号 江別市水道事業及び公共下水道事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例の制定について及び議案第8号 江別市病院事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例の制定について、以上3件を一括議題と致します。
提案理由の説明を求めます。

副市長(川上誠一君)

ただいま上程になりました議案第6号 江別市監査委員条例の一部を改正する条例の制定について、議案第7号 江別市水道事業及び公共下水道事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例の制定について及び議案第8号 江別市病院事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例の制定について、以上3件につきまして、一括して提案理由を御説明申し上げます。
初めに、改正の理由でありますが、地方公共団体の運営の合理化、適正化等を図るため、地方自治法が一部改正されたことから、これに伴う所要の改正を行おうとするものであります。
次に、各条例の改正の内容でありますが、議案第6号、議案第7号及び議案第8号は、いずれも改正法の規定の追加による条項の繰下げに伴い、引用条項の整備を行うものであります。
なお、それぞれの附則において、施行期日を令和6年4月1日とするものであります。
以上、提案理由を御説明申し上げましたので、よろしく御審議の上、御決定賜りますようお願い申し上げます。

議長(島田泰美君)

これより議案第6号ないし議案第8号に対する一括質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
お諮りいたします。
議案第6号ないし議案第8号については、委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、そのように決しました。
これより議案第6号 江別市監査委員条例の一部を改正する条例の制定について、議案第7号 江別市水道事業及び公共下水道事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例の制定について及び議案第8号 江別市病院事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例の制定について、以上3件に対する一括討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
討論なしと認めます。
引き続き、議案第6号ないし議案第8号を一括採決いたします。
議案第6号ないし議案第8号は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、原案のとおり決しました。

◎ 議案第9号

議長(島田泰美君)

日程第10 議案第9号 江別市環境基本条例の一部を改正する条例の制定についてを議題と致します。
提案理由の説明を求めます。

生活環境部長(近藤澄人君)

ただいま上程になりました議案第9号 江別市環境基本条例の一部を改正する条例の制定について、提案理由を御説明申し上げます。
初めに、改正の理由でありますが、令和6年度を初年度とする次期環境管理計画の策定に伴い、新たな計画名称に改めることから、これに伴う所要の改正を行おうとするものであります。
次に、改正の内容でありますが、条例第8条第1項で定める計画の名称について、環境管理計画えべつアジェンダ21を環境管理計画に改めるものであります。
なお、附則において、施行期日を令和6年4月1日とするものであります。
以上、提案理由を御説明申し上げましたので、よろしく御審議の上、御決定賜りますようお願い申し上げます。

議長(島田泰美君)

これより本件に対する質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
お諮りいたします。
本件については、委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、そのように決しました。
これより議案第9号 江別市環境基本条例の一部を改正する条例の制定についてに対する討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
討論なしと認めます。
引き続き、議案第9号を採決いたします。
議案第9号は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、原案のとおり決しました。

◎ 議案第10号

議長(島田泰美君)

日程第11 議案第10号 江別市水道事業に係る布設工事監督者の配置基準及び資格基準並びに水道技術管理者の資格基準に関する条例の一部を改正する条例の制定についてを議題と致します。
提案理由の説明を求めます。

水道部長(廣木 誠君)

ただいま上程になりました議案第10号 江別市水道事業に係る布設工事監督者の配置基準及び資格基準並びに水道技術管理者の資格基準に関する条例の一部を改正する条例の制定について、提案理由を御説明申し上げます。
初めに、改正の理由でありますが、昨年5月に公布された生活衛生等関係行政の機能強化のための関係法律の整備に関する法律により、水道法の一部が改正され、水道整備・管理行政の所管が厚生労働省から国土交通省へ、水質基準の策定等に関する所管が厚生労働省から環境省へそれぞれ移管されることから、これに伴う所要の改正を行おうとするものであります。
次に、改正の内容でありますが、所管省庁が変更となったことに伴い、厚生労働大臣を国土交通大臣及び環境大臣に改める字句の整備を行うものであります。
なお、附則において、施行期日を令和6年4月1日とするほか、経過措置を設けるものであります。
以上、提案理由を御説明申し上げましたので、よろしく御審議の上、御決定賜りますようお願い申し上げます。

議長(島田泰美君)

これより本件に対する質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
お諮りいたします。
本件については、委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、そのように決しました。
これより議案第10号 江別市水道事業に係る布設工事監督者の配置基準及び資格基準並びに水道技術管理者の資格基準に関する条例の一部を改正する条例の制定についてに対する討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
討論なしと認めます。
引き続き、議案第10号を採決いたします。
議案第10号は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、原案のとおり決しました。

◎ 議案第36号ないし議案第39号

議長(島田泰美君)

日程第12ないし第15 議案第36号 令和5年度江別市一般会計補正予算(第7号)、議案第37号 令和5年度江別市国民健康保険特別会計補正予算(第4号)、議案第38号 令和5年度江別市水道事業会計補正予算(第1号)及び議案第39号 令和5年度江別市下水道事業会計補正予算(第1号)、以上4件を一括議題と致します。
提案理由の説明を求めます。

副市長(川上誠一君)

ただいま上程になりました議案第36号 令和5年度江別市一般会計補正予算(第7号)及び議案第37号 令和5年度江別市国民健康保険特別会計補正予算(第4号)につきまして、一括して提案理由を御説明申し上げます。
初めに、一般会計でありますが、今次補正は、第1に、原油価格・物価高騰対策等への措置、第2に、国等の予算動向による変更等の措置、第3に、歳入・歳出の決算見込みに伴う措置、第4に、その他緊急を要するものへの措置を行うことを方針として編成したものであります。
以下、その概要につきまして、御説明申し上げます。
予算書の16ページ、3の歳出をお開きいただきたいと存じます。
まず、2款総務費でありますが、1項1目一般管理費は、ふるさと納税寄附金の決算見込みにより、3,571万7,000円を減額するものであります。
5目財産管理費は、前年度決算剰余金や寄附金のほか、土地売払収入等を財政調整基金等の各種基金に積み立てるため、9億5,529万8,000円を追加するものであり、9目市民会館費は、原油価格の高騰による光熱費の増加に伴い120万2,000円を追加するものであります。
4項1目戸籍住民基本台帳費は、個人番号カードへのローマ字表記等に伴うシステム改修に要する経費として220万円を追加するものであります。
5項選挙費は、いずれも事業費の確定により、3目市長・市議会議員選挙費は1,738万円を、17ページに移りまして、4目知事・道議会議員選挙費は640万7,000円を、それぞれ減額するものであります。
8項2目職員給与費は、退職手当組合負担金の決算見込みにより、2億1,000万円を減額するものであります。
次に、3款民生費でありますが、1項1目社会福祉総務費の電力・ガス・食料品等価格高騰重点支援給付金は、決算見込みにより1億1,262万円を減額するものであります。
また、物価高騰対応生活者支援給付金(R6非課税化等給付)及び事務費は、令和6年度に新たに住民税非課税となる世帯等に対する1世帯当たり10万円の支援給付金と、18歳以下の児童1人当たり5万円の加算給付金として2億2,000万円を、そして、その事務費として1,565万円を、それぞれ措置するものであります。
2目老人福祉費の老人ホーム入所措置経費は、決算見込みにより1,618万5,000円を減額するものであり、デイサービスセンターあかしや管理運営事業、いきいきセンターわかくさ管理運営事業及びいきいきセンターさわまち管理運営事業は、各施設の光熱費として76万5,000円、244万7,000円及び343万5,000円を、それぞれ追加するものであります。
また、後期高齢者医療費は、決算見込みにより5,973万6,000円を減額するものであります。
3目障害福祉費の障害者自立支援給付費は、決算見込みにより8,952万5,000円を追加するものであり、障害者自立支援給付費(児童)は、決算見込みにより1億1,000万円を減額するものであります。
また、障がい福祉一般管理経費は、報酬改定に伴うシステム改修に要する経費として96万8,000円を追加するものであります。
2項3目保育所費は、教育・保育施設等給付費の決算見込みにより2億9,727万9,000円を追加するものであり、3項2目扶助費は、生活保護費の決算見込みにより2,000万円を減額するものであります。
次に、19ページに移りまして、6款農林水産業費でありますが、1項4目営農対策費は、北海道の補正予算に伴う繰越事業費であり、施設園芸におけるエネルギー転換促進及び暑熱軽減対策に対する補助金として1,841万6,000円を措置するものであります。
次に、7款商工費でありますが、1項2目商業振興費は、LPガス価格高騰対策緊急支援金の決算見込みにより3,000万円を減額するものであり、6目コミュニティセンター費は、同センターの光熱費として80万8,000円を追加するものであります。
次に、8款土木費でありますが、2項2目道路橋梁維持費は、国の補正予算に伴う繰越事業費であり、公共街路灯の新設更新費として3,300万円を追加するものであります。
また、3目道路橋梁新設改良費の橋梁長寿命化事業、道路橋梁再整備事業及び道路橋梁新設改築事業は、国の補正予算に伴う繰越事業費であり、道路・橋梁の改築に係る事業費等として1億400万円、1,064万3,000円及び1億5,893万9,000円を、それぞれ追加するものであります。
次に、20ページに移りまして、10款教育費でありますが、2項3目学校営繕費の学校施設整備事業の小学校環境整備及び小学校大規模改造は、国の補正予算に伴う繰越事業費であり、小学校の遊具更新やトイレ改修に係る事業費等として5,364万7,000円及び1億676万6,000円をそれぞれ追加するものであります。
また、3項中学校費の3目学校営繕費は、同じく国の補正予算に伴う繰越事業費であり、中学校体育館の照明LED化に係る工事費等として5,138万1,000円を措置するものであります。
4項3目公民館費は、公民館の光熱費として520万1,000円を追加するものであり、7目市民文化ホール費は、えぽあホールの光熱費として297万1,000円を追加するものであります。
5項1目保健体育総務費は、屋内体育施設の光熱費として237万1,000円を追加するものであります。
次に、21ページに移りまして、11款公債費でありますが、1項1目元金は、公債費の決算見込みにより2,574万2,000円を追加するものであり、2目利子は、同じく決算見込みにより1,916万3,000円を減額するものであります。
次に、12款諸支出金は、国民健康保険会計繰出金の決算見込みにより3,507万1,000円を減額するものであります。
以上が歳出の概要でありますが、これに対応いたします歳入につきましては、予算書の12ページ、2の歳入にお戻りいただきたいと存じます。
1款市税から13ページの11款地方交付税、また、15ページの20款繰越金及び22款市債のうち臨時財政対策債については、今次補正に係る一般財源相当額として、決算見込み等を踏まえ、措置するものであり、13ページの13款分担金及び負担金から15ページまでのその他の歳入は、歳出の事務事業に対応する特定財源として、それぞれの事業費の見込み等を勘案した中で、所要の調整を行うものであります。
次に、諸表について、御説明申し上げます。
7ページにお戻りいただきたいと存じます。
第2表の繰越明許費補正は、各事業の進捗状況や実施期間の関係から、年度内に完了しない見込みであることなどを踏まえ、それぞれ翌年度に繰り越すものであります。
次に、8ページに移りまして、第3表の債務負担行為補正でありますが、道路橋梁管理経費(臨時)は、いわゆるゼロ市債であり、工事の早期発注を可能とするため、令和6年度実施予定の路面凍上改修等のうち9路線について、3億710万円の債務負担行為を追加するものであります。
また、第4表の地方債補正でありますが、国の補正予算に対応した地方債や、事業費の確定に伴う調整、臨時財政対策債発行可能額の確定により、それぞれ限度額を変更するものであります。
次に、1ページにお戻りいただきたいと存じます。
以上の結果、今次補正額は、14億9,037万5,000円の追加となりまして、これを既定の歳入歳出予算の総額557億8,999万7,000円に加えますと、その総額は572億8,037万2,000円となるものであります。
次に、議案第37号 令和5年度江別市国民健康保険特別会計補正予算(第4号)につきまして、御説明申し上げます。
予算書の4ページ、3の歳出をお開きいただきたいと存じます。
3款国民健康保険事業費納付金でありますが、1項1目一般被保険者医療給付費分及び2項1目後期高齢者支援金等分は、いずれも納付金の決算見込みにより802万1,000円及び1万3,000円を減額するものであります。
これに対応いたします歳入につきましては、2の歳入にありますように、1款国民健康保険税及び5款繰入金について、それぞれの決算見込み等を勘案した中で、所要の調整を行うものであります。
次に、1ページにお戻りいただきたいと存じます。
以上の結果、今次補正額は803万4,000円の減額となりまして、これを既定の歳入歳出予算の総額125億8,780万円から差し引きいたしますと、その総額は125億7,976万6,000円となるものであります。
以上、一般会計及び国民健康保険特別会計の補正予算につきまして、提案理由を御説明申し上げましたので、よろしく御審議の上、御決定賜りますようお願い申し上げます。

水道部長(廣木 誠君)

ただいま上程になりました議案第38号 令和5年度江別市水道事業会計補正予算(第1号)及び議案第39号 令和5年度江別市下水道事業会計補正予算(第1号)につきまして、一括して提案理由を御説明申し上げます。
今次補正は、両会計とも決算見込みに基づく整理を行うほか、水道事業会計では、国庫補助事業の追加認定に伴う所要の措置を行うものであります。
初めに、水道事業会計補正予算について御説明申し上げます。
予算書の9ページをお開き願います。
まず、収益的収入でありますが、1款水道事業収益の1項3目その他営業収益は、加入金の減により2,329万円を減額するものであります。
次に、収益的支出でありますが、1款水道事業費用の1項1目原水及び浄水費は、浄水場運転管理業務委託の更新において契約額が予算額を下回ったことにより、1,237万5,000円を減額するものであります。
次に、10ページに移りまして、資本的収入でありますが、1款資本的収入の2項1目国庫補助金は、補助事業の追加認定等により5,804万7,000円を増額し、3項1目工事負担金は、補償工事の減により2,565万8,000円を減額するものであります。
次に、資本的支出でありますが、1款資本的支出の1項1目水道施設整備事業費は、国庫補助事業の追加認定等により2億8,491万9,000円を増額するものであります。
以上の結果、1ページにお戻りいただきまして、第2条収益的収入及び支出の水道事業収益は2,329万円を減額し、総額を26億473万2,000円に、水道事業費用は1,237万5,000円を減額し、総額を24億6,136万5,000円に改めるものであります。
次に、2ページに移りまして、第3条資本的収入及び支出の資本的収入は3,238万9,000円を増額し、総額を3億9,448万9,000円に、資本的支出は2億8,491万9,000円を増額し、総額を19億2,233万7,000円に改めるもので、1ページにお戻りいただきまして、資本的収支で不足する額を15億2,784万8,000円に、補塡財源につきましても同額に改めるものであります。
続きまして、下水道事業会計補正予算について御説明申し上げます。
予算書の7ページをお開き願います。
資本的収入でありますが、1款資本的収入の3項1目国庫補助金は、補助事業の決算見込みによる収入の減により1億2,147万2,000円を減額するものであります。
次に、資本的支出でありますが、1款資本的支出の1項1目施設建設事業費は、国庫補助事業の減などにより2億8,272万7,000円を減額するものであります。
以上の結果、1ページにお戻りいただきまして、第2条資本的収入及び支出の資本的収入は1億2,147万2,000円を減額し、総額を11億889万9,000円に、資本的支出は2億8,272万7,000円を減額し、総額を19億3,776万2,000円に改めるもので、資本的収支で不足する額を8億2,886万3,000円に、補塡財源につきましても同額に改めるものであります。
以上、水道及び下水道、両事業会計の補正予算につきまして、提案理由を御説明申し上げましたので、よろしく御審議の上、御決定賜りますようお願い申し上げます。

議長(島田泰美君)

これより議案第36号ないし議案第39号に対する一括質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
お諮りいたします。
議案第36号ないし議案第39号については、委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、そのように決しました。
これより議案第36号 令和5年度江別市一般会計補正予算(第7号)に対する討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
討論なしと認めます。
引き続き、議案第36号を採決いたします。
議案第36号は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、原案のとおり決しました。
次に、議案第37号 令和5年度江別市国民健康保険特別会計補正予算(第4号)に対する討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
討論なしと認めます。
引き続き、議案第37号を採決いたします。
議案第37号は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、原案のとおり決しました。
次に、議案第38号 令和5年度江別市水道事業会計補正予算(第1号)及び議案第39号 令和5年度江別市下水道事業会計補正予算(第1号)、以上2件に対する一括討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
討論なしと認めます。
引き続き、議案第38号及び議案第39号を一括採決いたします。
議案第38号及び議案第39号は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、原案のとおり決しました。

◎ 議案第40号ないし議案第47号

議長(島田泰美君)

日程第16ないし第23 議案第40号 令和6年度江別市一般会計予算、議案第41号 令和6年度江別市国民健康保険特別会計予算、議案第42号 令和6年度江別市後期高齢者医療特別会計予算、議案第43号 令和6年度江別市介護保険特別会計予算、議案第44号 令和6年度江別市基本財産基金運用特別会計予算、議案第45号 令和6年度江別市水道事業会計予算、議案第46号 令和6年度江別市下水道事業会計予算及び議案第47号 令和6年度江別市病院事業会計予算、以上8件を一括議題と致します。
令和6年度江別市各会計予算に係る市政執行方針の説明を求めます。
市長(後藤好人君) ただいま上程されました令和6年度予算案及びこれに関する諸案件を御審議願うに当たり、私の市政に対する基本的な考えと予算の大綱について御説明申し上げます。
まず、このたびの令和6年能登半島地震におきまして、犠牲となられた方々に哀悼の意を表し、御冥福をお祈りいたしますとともに、被災された多くの皆様に心からお見舞いを申し上げます。
当市と致しましても、被災地の一日も早い復旧・復興に向けて、職員派遣など、できる限りの支援を行ってまいりたいと考えております。
さて、多くの皆様からの御信任を頂き、私が市長に就任してから9か月が過ぎました。
今日まで、少人数で対話する未来づくり懇談会のほか、自治会、市民活動団体、経済団体などを通じて、江別市にお住まいの方、仕事や学業で江別市内に通われている方など、様々な市民の皆様と意見交換をさせていただいたところです。
私自身、江別市に長年住む者として、江別市をもっとよいまちにしたいとの思いを持ち続けてまいりました。これまでの意見交換では、まちづくりへの思いをひしひしと感じ、改めて、自治の主役は市民一人一人であることを実感しております。
これからも、江別市自治基本条例の精神でもあります協働の理念に基づき、市民の皆様との対話を積極的に行いながら、江別のまちづくりを進めてまいりたいと決意を新たにしているところであります。
昨今の当市を取り巻く環境に目を向けますと、長期にわたり猛威を振るった新型コロナウイルス感染症の法律上の位置づけが季節性インフルエンザなどと同じ5類感染症となり、かつての日常を取り戻しつつある一方で、ロシアによるウクライナ侵攻やイスラム組織ハマスとイスラエル軍との衝突の影響などに伴う原油価格と物価の高騰が続いており、市民生活等に大きな影響を与えています。
また、総務省の住民基本台帳人口移動報告によりますと、1年間の当市における年少人口の転入超過数は、全国の市町村の中で6年連続して20位以内、全年齢区分を合わせた転入超過数も全道で3位という喜ばしい結果となりましたが、市の人口推計では、今後は全体の人口が減少していく中で、老年人口が令和17年頃まで増加し、年少人口と生産年齢人口は減少し続けることから、ますます少子高齢化が進むと想定されます。
このように、当市を取り巻く環境や社会情勢は、不安定で不確実性を増しており、今後の行財政運営は一段と厳しさを増すことが予想されます。将来にわたり、まちの活力を維持するためには、常に変化する社会情勢に柔軟かつ大胆に対応しながら、様々な困難を乗り越え、新しい時代に挑戦していかなければなりません。
こうした変化などに対応し、新しい時代に挑戦するための道しるべとして、このたび、まちづくりの最上位計画となるえべつ未来づくりビジョン(第7次江別市総合計画)を策定いたしました。
計画の策定に当たりましては、市民5,000人を対象としたまちづくり市民アンケート調査のほか、中学・高校・大学生をはじめ、子育て中の方や地域で活躍される方など30のグループに、市の若手職員も加わり、延べ160人の市民の皆様から直接意見を伺うえべつの未来づくりミーティングを開催し、まちの課題や未来について意見を交わすなど、市民参加と協働による計画づくりを進めてまいりました。
これらの取組を通じて得られた意見を踏まえて作成した計画案は、学識経験者や各関係団体の代表者、市民委員で構成される江別市行政審議会において御審議いただいたほか、市民説明会やパブリックコメントを経て、本計画の基本的な構想部分については、昨年の第4回定例会において議決いただいたところであります。
新しい総合計画においては、社会情勢が変化する中にあっても、住みやすく、魅力的なまちであり続け、持続可能なまちづくりを進めるために、国際社会全体の開発目標であるSDGsの達成を意識し、まちづくりの基本理念として、いつまでも元気なまち、みんなで支え合う安心なまち、子どもの笑顔があふれるまち、自然とともに生きるまち、新しい時代に挑戦するまちの5つを掲げるとともに、将来都市像を、幸せが未来へつづくまちえべつとして、これからの10年間のまちづくりを進めていくことと致しました。
さらには、この将来都市像の実現に向け、江別市の特色や優れた点を生かして、まちの魅力を高めながら、様々な課題解決を図るため、計画の前期5年間で重点的・集中的に取り組んでいくえべつ未来戦略として、子どもが主役のまちをつくる、幸せに歳を重ねられる暮らしをとどける、みんなの働きがいと、元気な経済をつくる、地域から地球温暖化防止に挑む、デジタル技術で住みよい明日を切りひらくの5つのテーマを掲げることと致しました。
さらに、全ての戦略の基盤に協働を据えるとともに、情報発信、ICT化を推進機能としたところであります。
これらの実現のためには、市民、自治会、市民活動団体、企業、大学、行政をはじめ、様々な主体が、それぞれの役割分担の下、得意分野や知識・経験などを生かしながら、協働の考え方に基づき、まちづくりの取組を実践していく必要があります。
私は、この新しい総合計画、えべつ未来づくりビジョン(第7次江別市総合計画)のスタートに当たり、まちづくりの基本理念の実現とえべつ未来戦略の推進に向け、全力で取り組んでまいります。
ここで、総合計画に掲げる5つの基本理念について御説明申し上げます。
1点目は、いつまでも元気なまちであります。
全ての市民が、生涯を通じて心身ともに健康に暮らすことができるとともに、産業の振興による経済の好循環を生み出すことで、多くの人々が集い、行き交い、にぎわいのある、人と経済が元気なまちを目指します。
江別市は、平成29年に健康都市宣言を行い、市民の健康づくりの推進に努めてきたところであり、新しい総合計画の下においても、福祉や医療の充実はもちろん、文化やスポーツなど生涯を通じて取り組むことができる活動により、人々の健康と心の豊かさを保つとともに、地域経済を支える産業の活性化に取り組みます。
また、市立病院においては、地域の医療機関等との連携を強化するとともに、乳幼児から高齢者まで、全ての市民が安心して住み続けられるよう、救急医療や高齢者医療、周産期医療等の地域に必要な医療提供体制の充実に努めてまいります。
2点目は、みんなで支え合う安心なまちであります。
住み慣れた地域で、幅広い世代の参加による支え合いと、助け合うためのつながりを築き、みんなが手を取り合い、安全に、安心して暮らせるまちを目指します。
当市は、これまでも江別市自治基本条例に掲げる協働の理念に基づくまちづくりを進めてきたところであり、新しい総合計画の下でも、住み慣れた地域において、人と人とのつながりを大切にした協働の取組を充実させるとともに、地域防災力の向上に取り組みます。
3点目は、子どもの笑顔があふれるまちであります。
未来の江別を担う子供たちは、江別の宝であります。
子供たちがいつも笑顔でいられ、そして、健やかに成長することができるまちを目指します。
本格的な少子高齢・人口減少社会を迎える中、当市の人口は、子育て世代や年少人口の転入によって支えられてきました。子育て世代から住みよいまちとして選ばれ続けるためにも、安心して子供を産み、育てられる環境を整えるとともに、子供たちが健やかに成長し、生き生きと学べる環境づくりに取り組みます。
4点目は、自然とともに生きるまちであります。
江別市は、道立自然公園野幌森林公園と石狩川といった豊かな自然が広がり、緑に囲まれた、環境に恵まれたまちです。この豊かな自然を守り、次の世代に引き継ぐために、脱炭素・循環型社会に対応し、人と自然が共に生きる環境に優しいまちを目指します。
当市は、昨年6月に、2050年までに二酸化炭素排出量の実質ゼロを目指すゼロカーボンシティを宣言し、脱炭素社会の実現に向けた取組を進めているところであります。
将来にわたって人と自然が共に生きていくため、身近に感じられる豊かで美しい自然を守るとともに、地球環境に配慮した取組を行ってまいります。
5点目は、新しい時代に挑戦するまちであります。
社会や経済が変化する中にあっても、誰もが幸せで心豊かな生活を送ることができ、住みやすいまちであり続けられるよう、新しい価値を創造し、新しい時代に挑戦するまちを目指します。
国は、全国どこでも誰もが便利で快適に暮らせる社会を目指して、デジタル技術の活用により、都市の活力と地方のゆとりの両方を享受できるデジタル田園都市国家構想を掲げております。
当市においても、常に変化する社会情勢に柔軟かつ大胆に対応しながら、様々な困難を乗り越えていくために、デジタル技術を活用した取組などの新たな分野に挑戦するとともに、市民、企業、大学などの関係機関との協働による取組を進めてまいります。
次に、これらの基本理念を実現するため、今後5年間で重点的・集中的に取り組むえべつ未来戦略について、戦略テーマごとに申し上げます。
初めに、戦略1子どもが主役のまちをつくるについてであります。
冒頭に申し上げましたとおり、1年間の年少人口の転入超過数は、6年連続で全国20位以内となるなど、多くの子育て世帯に選ばれてまいりました。
子供の数が減少傾向にある中、子育て世帯から住みよいまちとしてこれからも選ばれ続けるためには、誰もが安心して子育てができる環境づくりを進めていく必要があります。
そこで、子育てに関する保護者の不安や負担の軽減を図るため、子育て支援センターによる情報発信や相談体制を充実させるとともに、昨年リニューアルした子育てひろばぽこあぽこの運営などを通じて、親子が集える交流や遊びの場を提供するなど、包括的に子育て家庭を支援する環境づくりを進めます。
また、未就学期の多様な子育てニーズに対応するため、奨学金の返還支援などを通じて、引き続き、市内の保育施設で働く保育士等の確保に努めるほか、新たな放課後児童クラブの開設や、夏の暑さ対策として、小・中学校等にエアコンを設置するなどの環境整備を行うことで、未就学期から学齢児童まで、保護者が安心して仕事と子育てを両立できる環境づくりを進めます。
さらに、変化の激しい社会の中にあっても、子供たちが将来の夢や目標を持ち、他者を尊重しながら生きていく力を身につけるため、引き続き、小中一貫教育の推進を図るほか、いじめ・不登校などの様々な課題の解決に向けた取組など、教育相談や支援のさらなる充実により、子供一人一人が、個性や状況に応じた教育を受けることができる環境づくりに取り組んでまいります。
次に、戦略2幸せに歳を重ねられる暮らしをとどけるについてであります。
江別市の高齢化率は、この計画の最終年である令和15年には、37%を超えることが見込まれています。
これまでも、江別市健康都市宣言に基づき、市民の健康寿命を延ばすための取組を行ってきたところであり、今後も、市民の皆様が、住み慣れた地域で安心して年を重ね、生涯にわたって幸せに暮らし続けられるまちづくりを進めていかなければなりません。
そこで、市民の皆様一人一人が心豊かに暮らし、自ら健康づくりに取り組むことができるよう、乳幼児期からシニア期までのライフステージに応じた健康づくり事業を進めるとともに、個人のみならず、地域や企業などと連携し、心と体が健康であるための環境づくりに取り組んでまいります。
また、食生活の改善や運動習慣の定着による生活習慣病の予防のほか、各種検診による疾病の早期発見・早期治療による重症化の予防に努めるとともに、予防医療の観点から、食と軽度認知障がい発症の関係を明らかにするための北海道情報大学や民間事業者との共同研究に引き続き参画してまいります。
さらに、性別、年齢、国籍、文化の違い、障がいの有無などにより、私たちが無意識のうちにつくってしまう心理的な壁をなくし、お互いに個性を理解し合い、誰もが自分らしく生き生きと暮らしていける社会を目指し、江別版生涯活躍のまち構想に基づく共生のまちづくりの取組を引き続き進めてまいります。
次に、戦略3みんなの働きがいと、元気な経済をつくるについてであります。
市内経済の活性化は、雇用の確保など、市民の皆様の日常生活を支えることにつながり、さらには、市の財政基盤の安定にもつながります。
江別市の経済は、食と農に関わるものをはじめ、多彩な産業に支えられています。また、大都市に隣接している立地条件や4つの大学があるなど、産業の振興につながる強みにも恵まれています。こうしたことを踏まえ、働く人と地域の産業が共に元気になるためにも、雇用の場を確保するとともに、市民と企業とのマッチングを図る必要があります。
そこで、市内の未利用地を活用した企業誘致に取り組むとともに、千歳市に進出したラピダス株式会社が掲げる北海道バレー構想や、半導体関連産業に関する国や北海道などの動向を踏まえ、市内に大学があることによる人材確保の優位性などを生かした取組を進めてまいります。
また、戦略1に掲げる子育て支援と併せて、江別まちなか仕事プラザを拠点とした、働きたい子育て中の方やシニア層の社会参加と企業の雇用確保に向けた取組を拡充するとともに、人にも企業にも選ばれるまちを目指して、市内企業の情報を発信するなど、働きたい市民とのマッチングを図る取組を進めてまいります。
次に、戦略4地域から地球温暖化防止に挑むについてであります。
近年、地球温暖化による気候変動が世界的な問題となっており、江別市としても、地球温暖化防止に積極的に取り組んでいくことが重要であると考え、昨年6月にゼロカーボンシティを宣言しました。
地球温暖化防止は、地球規模の課題であります。地球規模で見ると江別市は小さなまちかもしれませんが、私たちも地球で暮らす一員として、この課題解決に立ち向かわなければなりません。
そこで、脱炭素社会の実現に向けて、地球温暖化対策実行計画を兼ねて策定した江別市環境管理計画に基づき、温室効果ガス排出量の削減に向けた取組を推進するとともに、エネルギーの地産地消を促進してまいります。
また、地球温暖化防止に挑むことの必要性を市民の皆様と共有し、市民一人一人が環境に優しい取組の大切さに気づき、実践できるよう、引き続き、子供や市民向けの環境講座などを通じて、環境保全への意識啓発に取り組んでまいります。
次に、戦略5デジタル技術で住みよい明日を切りひらくについてであります。
令和2年当初から猛威を振るった新型コロナウイルス感染症は、私たちの生活を一変させるとともに、日常生活においては様々な制約を受ける中で、感染拡大防止の観点から、非接触・非対面による活動が可能なデジタル技術の活用が進みました。
人口減少と高齢化が進む中で、地域の活性化や課題解決のためには、デジタル技術の活用は欠かせません。持続可能で住みよいまちをつくるため、デジタル技術を活用した行政事務の効率化をはじめ、市民サービスの向上を目指したシステムの構築や産業振興への活用などが必要であります。
そこで、江別市DX推進方針に基づき、市民生活の利便性の向上や質の高い暮らしの実現に向け、市民サービスの充実や行政事務のデジタル化を図るとともに、スマートフォンの活用による市民の健康管理や、江別市の魅力である食と農を守るため、スマート農業の推進に取り組んでまいります。
以上、今後5年間で重点的・集中的に取り組む、5つの戦略について申し上げました。
次に、令和6年度の江別市予算案の大綱について申し上げます。
先般発表されました国の令和6年度の地方財政計画では、社会経済活動のコロナ禍からの回復や個人所得の増加等を踏まえ、地方全体の財政規模は、前年度比1.7%の増加とし、このうち地方交付税交付団体ベースの一般財源総額は、前年度比0.9%の増加となったところであります。
一方、少子高齢化等による社会保障費の拡大や近年の原油価格・物価高騰などにより、地方自治体に係る負担は増加傾向にあり、地方財政に大きな影響を及ぼしております。
こうした中、市と致しましては、財源の確保と費用対効果の向上を念頭に経費の精査に努めながら、令和6年度は、えべつ未来づくりビジョン(第7次江別市総合計画)の初年度であることを踏まえ、いつまでも元気なまちのほか、5つのまちづくりの基本理念に基づき、まちづくり政策とえべつ未来戦略の推進に向けて新年度予算を編成したものであります。
その結果、令和6年度の各会計予算規模と前年度当初予算との比較においては、一般会計526億2,000万円、1.7%の増、特別会計257億7,800万円、0.8%の減、企業会計180億3,275万9,000円、2.2%の減、合計964億3,075万9,000円、0.3%の増となるものであります。
以下、令和6年度予算案の概要につきまして、第7次江別市総合計画の政策体系に基づき申し上げます。
第1に、自然・環境について申し上げます。
まず、人と自然の共生では、地球温暖化防止に向けて、家庭における太陽光発電設備と蓄電池の設置促進に向けた支援を新たに実施し、再生可能エネルギーの利用拡大を図ってまいります。
また、市の事務事業における二酸化炭素排出量を抑制するため、公共施設の省エネルギー診断を新たに実施するとともに、ゼロカーボンかつ地産地消の電力であることを証明する非化石証書付電力の利用を推進してまいります。
次に、循環型社会の形成では、家庭系ごみ処理手数料の改定に併せて、紙おむつの無料収集やペットボトル収集日の追加など、ごみ処理に係るサービス向上に取り組むとともに、将来にわたって、ごみを安定的に処理できる体制を整備するため、次期最終処分場の実施計画を進めてまいります。
第2に、産業について申し上げます。
まず、都市近郊型農業の推進では、水利施設などの基盤整備を計画的に進めるとともに、農畜産物のブランディングや農業者による6次産業化、新商品開発などを引き続き支援してまいります。
次に、商工業の振興では、商店街の活動や市内企業・団体によるイベント開催等を支援することで、地域経済の活性化を図るほか、旧岡田倉庫を拠点施設とするかわまちづくり事業にも取り組んでまいります。
次に、観光による産業の振興では、EBRI内の江別アンテナショップGET’Sにおける観光案内機能の充実を図るほか、一般社団法人えべつ観光協会の自走化に向けた支援を行うとともに、関係機関とも連携しながら、周遊観光のさらなる促進に努めてまいります。
第3に、福祉・保健・医療について申し上げます。
まず、健康づくりの推進と地域医療の安定では、子供から高齢者まで幅広い年代を対象にした健康教育を引き続き実施するとともに、健康都市宣言に基づき、市民の健康意識の向上と健康づくりの推進に努めてまいります。
また、国民健康保険事業については、特定健康診査の受診率や特定保健指導の利用率の向上に向けて、データヘルス計画に基づいた保健事業を引き続き推進してまいります。
さらに、市立病院においては、現在策定中の江別市立病院経営強化プランにのっとり、経営の改善と安定化に向けた各種の取組を進めてまいります。
次に、障がい者や高齢者の福祉におきまして、各種計画に基づき、障がい者福祉制度や介護保険及び後期高齢者医療制度などの安定的な運営に努めてまいります。
また、障がいにより自宅で入浴することが難しい方に対して、施設の入浴設備の利用に係る助成制度を新設することにより、本人の生活環境の改善と介助負担の軽減を支援してまいります。
さらに、病弱な高齢者等に対して、看護師が相談に対応したり、緊急時には民間の警備会社が駆けつけたりする新たな緊急通報サービスを提供することで、高齢者等がより安心して暮らせる環境を整備してまいります。
そのほか、介護人材の確保と市内介護事業所への定着を図るため、資格取得支援や職場実習による介護人材の養成を引き続き行うほか、高齢者や認知症の方の社会参加につながる活動を推進するなど、介護予防や認知症支援事業の充実に努めてまいります。
第4に、安全・安心について申し上げます。
まず、地域防災力の向上では、自然災害における被害の軽減に向けて、防災あんしんマップの更新や総合防災訓練等を実施するとともに、災害対応物品や備蓄庫の整備などを計画的に進めてまいります。
また、耐震化が必要な市役所本庁舎については、現在策定中の本庁舎建設基本計画の検討状況を踏まえながら、国の起債制度の期限等も考慮し、早期の建設に向けた基本設計に着手いたします。
次に、消防・救急の充実では、緊急時における対応力を強化するため、消防本部の非常用電源を72時間稼働する設備に更新するとともに、女性専用のシャワー室や休憩室の整備などを行うほか、消防車両の計画的な更新を進めてまいります。
また、増加する救急需要に対して、搬送の迅速化と情報共有の高度化に向けて、タブレット端末を用いて救急隊と病院がデータ連携を行う救急医療支援システムの本格導入を進めてまいります。
第5に、都市生活について申し上げます。
まず、市街地整備の推進では、駅周辺を中心としたコンパクトなまちづくりを基本として、土地の有効活用に向けた検討を進めるとともに、周辺環境と調和した安全で快適な公園整備を進めてまいります。
また、市営住宅について、子育て世代や高齢者などにも配慮した良質な住宅を提供するため、住環境の改善を図る改修を計画的に進めてまいります。
さらに、上下水道においては、災害に強く、安全で安心して使える水道水を安定的に供給するため、配水池の増設工事を行うほか、老朽配水管の更新や耐震化を進めるとともに、衛生的な生活環境を確保するため、下水道管路の更新や処理場・ポンプ場の設備更新などを計画的に進めてまいります。
次に、交通環境の充実では、宅地造成による交通量の増加に対応するため、元江別中央通りや兵村4丁目通りなどの幹線道路を整備するほか、老朽化した生活道路や橋梁などの改修を計画的に進めてまいります。
また、冬の市民生活に不可欠な雪対策について、除雪グレーダーやダンプトラックの増強により、バス路線や歩道等の除排雪を強化するとともに、作業員の人員確保に向けた資格取得を支援するなど、除排雪体制の整備を進めてまいります。
第6に、子育て・教育について申し上げます。
まず、子育て環境の充実では、保険が適用されない先進不妊治療に対する助成制度を新設するほか、産後ケア事業の負担軽減制度の拡大や全ての新生児を訪問する取組などにより、母子に対するさらなる支援の充実に取り組んでまいります。
また、児童への支援では、教育・保育施設における給付費の請求事務を効率化する給付等管理システムの導入により、施設職員の負担軽減と保育環境の充実を支援してまいります。
さらに、子育て世帯の転入や共働き世帯の増加を踏まえ、放課後児童クラブにおける事務補助員の雇用やICT機器の導入を支援し、放課後児童クラブの受入れ態勢の整備を進めてまいります。
次に、子供の教育の充実では、小・中学校全学年に導入したタブレット端末を活用し、子供一人一人の学習状況に応じてサポートするAIドリルや、テストの採点時間削減により、教員が生徒と向き合う時間を増やせるよう自動採点システムを導入し、教育内容の充実を図ってまいります。
また、退職教員等による補充的学習や小学校全学年での外国語教育など、学習環境の充実に引き続き取り組むとともに、特別な支援を必要とする児童生徒のための支援員の配置などを通じて、全ての子供たちの学びの場の確保に努めてまいります。
第7に、生涯学習・文化・スポーツについて申し上げます。
まず、生涯学習の充実では、情報図書館について、本の貸出し・返却手続のセルフ化など、利用者の利便性向上と業務の効率化を実現する情報図書館のデジタル化を進めてまいります。
また、令和5年度に改修を終える旧町村農場について、売店などの機能を拡充した上で、通年開館を開始し、新たな周遊観光の拠点の一つとして活用してまいります。
さらに、文化・芸術に関しまして、令和6年度は、セラミックアートセンターの開館30周年となることから、全国的に人気の高い志野茶碗の制作に取り組んでいる、いわゆる人間国宝である鈴木藏氏の企画展を開催するなど、焼き物文化の発信に取り組んでまいります。
次に、市民スポーツ活動の充実では、子供から大人まで幅広いスポーツ活動を引き続き支援するとともに、北海道立野幌総合運動公園で予定される水泳の日2024の開催に協力し、水泳をはじめとしたスポーツの振興に努めてまいります。
第8に、協働・共生について申し上げます。
まず、協働のまちづくりの推進では、市民が主体となった協働の取組を引き続き支援するとともに、令和6年度は、江別市自治基本条例の見直しを検討する年となることから、同条例に基づく運用状況の検証等を行ってまいります。
また、まちづくりの重要なパートナーである自治会について、地域自治活動事業補助金の申請方法を簡素化することなどにより、高齢化等による負担の軽減を支援してまいります。
さらに、貴重な知的資源であり人材育成の場である市内4大学について、市と大学が連携して研究や地域活動に取り組む各種事業を引き続き推進してまいります。
第9に、これまでの8つの政策を支える計画推進について申し上げます。
まず、市政運営に関して、効率的な行政サービスの執行と財政の健全性確保に引き続き努めるとともに、企業版を含めたふるさと納税の拡大に向けた取組を進めてまいります。
また、令和6年度が最終年度となる地方版総合戦略の次期計画を策定するなど、当市の最大の課題である人口減少対策に引き続き取り組んでまいります。
次に、情報発信に関して、市LINE公式アカウントの利用拡大やターゲットに合わせたシティプロモーションなどにより、市民と市の双方の情報共有やまちの魅力の効果的な発信に引き続き努めてまいります。
以上が歳出予算の概要でありますが、次に、歳入の見通しの主なものにつきまして、御説明申し上げます。
まず、市税につきましては、地価上昇や資材価格高騰などの影響により、固定資産税が増加する一方、国による定額減税の実施を踏まえ、市税全体では、前年度当初に比べて1.9%減の126億5,000万円を見込んでおります。
なお、定額減税による減収分は、地方特例交付金により補塡されることとなっております。 
また、地方交付税は、4.0%増の122億8,000万円、臨時財政対策債は、63.0%減の1億円を見込んだほか、地方消費税交付金は、3.1%減の30億8,000万円を見込んでいます。
その結果、一般財源総額では294億7,630万円となり、前年度より1.7%の増となったところであり、今後とも、市税等の自主財源の確保に努めてまいります。
次に、市債の発行につきましては、臨時財政対策債のほか、環境クリーンセンター基幹的設備改良事業や学校施設整備事業等の財源に充てるため、総額では31億3,580万円となりました。
市債については、今後とも将来世代と現役世代との負担割合などに十分配慮しつつ、投資的事業の重点化や平準化などにより、計画的な発行に努めてまいります。
なお、使用料・手数料につきましては、原価の算定方法を明確化することによる透明性の確保と市民相互の負担の公平性確保を基本とした見直し方針に基づき、所要の改定を行うこととしたところであります。
このほか、予算案の詳細につきましては、令和6年度各会計予算及び予算説明書などを御参照いただきたいと存じます。
以上、令和6年度予算案の大綱について申し上げました。
終わりに、令和6年度予算は、新しい総合計画の下での初めての予算であり、私が市長に就任して初めて編成した当初予算でもあります。
冒頭に申し上げましたとおり、就任から今日まで多くの市民の皆様と意見交換をさせていただく中で、たくさんの人々の真剣なまなざしと笑顔に触れることができました。そのたびに、この笑顔をこれからも守り抜くことが、市長である私の使命なのだと決意を新たにしてまいりました。
今年は、江別市にとって市制施行70周年の節目を迎えます。今、私たちが笑顔でいられるのは、先人の優れた英知とたゆまぬ努力のおかげであります。
これからの10年、またその先の10年と、未来は必ずやってきます。幸せがいつまでも続くためには、社会情勢の変化や経験したことのない困難に直面したとしても、未来の江別を担う今の子供たちが、笑顔でいることができる社会を創造し続けていくことが大切です。
そこで、新しい総合計画のスタートに合わせ、子供たち一人一人が尊重され、健やかな成長が保障されるまちをつくるため、子どもが主役のまち・江別市の宣言に向けた準備を進めます。
子供たちの笑顔を大切にすることは、子育て世代の幸せにつながり、子育て世代の幸せを大切にすることは、その親の世代の幸せにつながります。そして、今の子供たちは、やがて大人になり、未来の子供たちの笑顔を大切にします。この繰り返しこそが、幸せが未来へつづくまちなのだと、私は信じて疑いません。
えべつ未来づくりビジョン(第7次江別市総合計画)の下で、市民の皆様と手を取り合いながら、これからも江別市に住んでよかった、このまちにずっと住み続けたいと思っていただけるよう、一歩一歩着実にまちづくりの歩みを進めてまいります。
市民の皆様並びに議員各位の特段の御理解と御協力をお願い申し上げ、令和6年度の市政執行方針並びに各会計予算案の説明とさせていただきます。

議長(島田泰美君)

次に、令和6年度教育行政執行方針の説明を求めます。

教育長(黒川淳司君)

令和6年第1回定例会の開会に当たり、江別市教育委員会における教育行政の執行方針を申し上げます。
国は、昨年6月に策定した教育振興基本計画において、持続可能な社会の創り手の育成と日本社会に根差したウェルビーイングの向上の2つをコンセプトとして掲げるとともに、グローバル化する社会の持続的な発展に向けて学び続ける人材の育成や教育デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進など、5つの基本的方針と確かな学力の育成、生涯学び、活躍できる環境整備など16の教育政策の目標を示したところであります。
また、12月には、こどもまんなか社会の実現に向けて、幅広い子供施策を総合的に推進するための基本的な方針や重要事項を一元的に定めたこども大綱が我が国で初めて策定されたところであり、全ての子供・若者が、身体的、精神的、社会的に、将来にわたって幸福な生活を送ることができる社会を目指していくこととされております。
当市では、本年4月からスタートするえべつ未来づくりビジョン(第7次江別市総合計画)において、まちづくりの基本理念に、子どもの笑顔があふれるまちを、さらに、えべつ未来戦略においては、戦略に、子どもが主役のまちをつくるを掲げるなど、全国的に少子高齢化による人口減少が進む中、その対策の一つとして子育て支援と教育の充実を図るとされているところです。
教育委員会では、こうした国の動きや市の方針を踏まえつつ、新たに策定した第3期江別市学校教育基本計画、第10期江別市社会教育総合計画など、教育関連の4つの個別計画に基づき、確かな学力の定着を図る教育の推進、生きがいや心の豊かさを育む文化やスポーツ活動の充実に向けて、学校教育、生涯学習、文化・スポーツに係る教育施策を進めていくこととしております。
また、昨年5月の新型コロナウイルス感染症の5類感染症移行を受け、それまで中止や縮小開催を余儀なくされていたイベントや行事などが再開し、多くの市民が参加することで、まちににぎわいが戻ってきたところであります。
公民館や体育施設を所管する教育委員会と致しましては、引き続き、指定管理者をはじめとする関係機関との連携の下、より多くの市民が気軽に参加できるイベント・事業の実施に努めていく必要があると考えております。
こうした認識の下、江別市教育大綱の理念実現に向け、令和6年度における教育行政の基本方針と重点的な取組について、学校教育、社会教育、スポーツの順に申し上げます。
初めに、学校教育について申し上げます。
令和6年度から開始となる第3期江別市学校教育基本計画で掲げる目指す子供像、夢を持ち、夢を語り、夢の実現に向けて行動する子供の実現に向け、引き続き、様々な教育施策を推進してまいります。
また、子供たち一人一人が新しい時代を生き抜くために必要となる資質・能力の確実な育成・定着につながるよう、個別最適な学びと協働的な学びの一体的な推進に努めてまいります。
昨年4月から市内全ての公立小・中学校で本格導入した小中一貫教育は、各中学校区において、義務教育9年間の教科系統表に基づく指導をはじめ、学習や生活の規律を小・中学校でそろえる一貫した指導、小学6年生の中学校登校や中学校教員による小学校への乗り入れ授業などの相乗的・補完的な指導など、各中学校区独自に特色のある取組が進められております。
学校と地域が連携協働し教育体制を構築することは、今後ますます重要となることから、引き続き、系統性と一貫性を持った教育の推進に取り組むとともに、えべつ型コミュニティ・スクールのさらなる推進に努めてまいります。
あわせて、特別な支援や配慮を必要とする児童生徒が、個々の状況に応じた適切な教育を受けられるよう、教員の特別支援教育に関する専門性の向上を図るほか、児童が幼児教育等から小学校教育へと円滑に適応できるよう、幼児教育施設職員との合同研修会を開催するなど、連携強化に引き続き取り組んでまいります。
また、これまで当市においても課題の一つとされてきた児童生徒の自己肯定感や自己有用感の向上については、全国学力・学習状況調査において一定の改善傾向が見られたところであり、引き続き、子供たちが、自らを含め、全ての人を価値のある存在として尊重し、多様な人々と協働しながら持続可能な社会の創り手として成長できるよう、取組を進めてまいります。
さらに、児童生徒の確かな学力の定着を図ることを目的としてAIドリルを導入するほか、教員が生徒と向き合う時間をこれまで以上に確保できるよう、自動採点システムを新たに導入するなど、江別市教育情報化ガイドラインに基づき進めてきた、個別最適な学びと協働的な学びのさらなる充実を図ってまいります。こうしたことは、教育デジタルトランスフォーメーションの推進に資する取組であると考えております。
次に、生徒がスポーツや文化芸術活動に継続して親しむことができる機会を確保するため、国の方針に基づき、当市における部活動の在り方について、引き続き、関係団体などの意見を伺いながら検討するとともに、一部の種目において部活動指導員を導入してまいります。
次に、様々な悩みを抱える児童生徒への支援を充実させるため、スクールカウンセラーの小学校への派遣時間を拡充するとともに、スクールソーシャルワーカーを増員し、相談体制を強化してまいります。
また、いじめ防止対策では、昨年11月に改定した江別市いじめ防止基本方針に基づき、全ての児童生徒が安心して学校生活を送れるよう、いじめを許さない意識の醸成や援助希求的態度の育成に努めるとともに、市独自のいじめアンケート調査のほか、学校現場からの評価が高いハイパーQU検査を小学6年生に拡大して実施するなど、いじめ見逃しゼロを目指し、いじめの未然防止、早期発見、早期対応に取り組んでまいります。
さらに、4月から常設となる適応指導教室では、これまでの午前のみの開設時間を午後3時まで拡充するほか、各校で設置が進められている登校支援室へボランティアを派遣するなど、不登校または不登校傾向にある児童生徒の教育の機会及び居場所の確保に努めてまいります。
次に、昨年の記録的猛暑を受け、小・中学校における暑さ対策が求められており、児童生徒が涼を取ることができるよう、現在、各校の保健室へのエアコン設置と移動式クーラーの整備を進めております。令和6年度は、さらに普通教室へのエアコン設置に向け、順次、小学校から設置場所等の調査・検討を進めてまいります。
そのほか、学校施設の計画的改修と適切な維持管理、給食センター調理場老朽化への対策をはじめとした学校給食の在り方検討、小学校でのフッ化物洗口導入など、さらなる教育環境の充実に取り組んでまいります。
次に、社会教育について申し上げます。
第10期江別市社会教育総合計画で定めた基本理念である江別の風土を生かし、豊かで潤いのある地域社会を創造する人づくりの実現に向け、引き続き、子供から高齢者までの全ての市民が、心身ともに健やかで充実した生活を営めるよう、多様な学習・文化芸術活動に触れる機会を提供するほか、市民が郷土に対する愛着や誇りを育めるよう、歴史文化資源を生かした郷土学習の推進など、江別の魅力を学ぶ機会の充実を図ります。
令和6年度においても、引き続き、青少年の健全育成や生涯学習の推進、文化芸術の振興などの活動を行っている団体に対し必要な支援を行うとともに、こうした団体と連携の下、多くの市民が参加して楽しんでもらえる各種事業やイベントを実施してまいります。
また、改修を進めている旧町村農場は、江別市旧町村農場保存活用整備方針に基づき、多くの人が集い、学び、親しまれる魅力的な施設となるよう、展示内容を刷新し、売店の充実のほか、子供たちの遊び場機能を加え、6月のリニューアルオープンを目指し準備を進めてまいります。
姉妹都市交流においては、昨年、6年ぶりにアメリカ・グレシャム市から市長を代表とする訪問団が江別市に来られ、教育交流に加え、経済交流について話し合われるなど、双方に友好を一層深めていく機運が高まったところであり、今年度再開した中学生、高校生による教育交流を継続して実施するほか、関係団体とも連携しながら、市民が国際交流に関わる機会の提供に努めてまいります。
あわせて、今年度再開した友好都市・高知県土佐市との小・中学生の相互訪問による教育交流について、学校と連携協力しながら、参加する児童生徒だけでなく、受け入れる児童生徒にとっても意義のある体験となるよう、事業の充実に努めてまいります。
次に、開館から35周年を迎える情報図書館においては、より多くの市民に利用いただけるよう、本のセルフ貸出機等を本館及び江別、大麻各分館に導入し、図書館のデジタル化を推進することにより、利用者の利便性向上と業務の効率化を図り、地域住民の憩いの場となる図書館を目指してまいります。
また、郷土の歴史を後の世代に正しく継承していくため、郷土資料館においては、文化財整理室に収蔵する歴史的文化資源を利活用したロビー展など、展示内容の充実を図るほか、令和6年度に開館30周年を迎えるセラミックアートセンターにおいては、国立工芸館をはじめとした関係機関との連携の下、桃山時代に発展した志野の第一人者である陶芸家、鈴木藏氏の軌跡をたどる展覧会の準備を進めてまいります。
そのほか、市民が気軽に涼めるよう、各公民館のロビーにエアコン設置工事を進めているところであり、こうした暑さ対策のほか、社会教育施設においても、引き続き、長寿命化計画に基づき、老朽化した施設や設備の改修を計画的に進めてまいります。
次に、スポーツについて申し上げます。
第7期江別市スポーツ推進計画で定める基本方針の実現に向け、スポーツをする、見る、支える、知ることができる機会の充実を図り、スポーツ活動を通じた市民の健康づくりや運動習慣の定着化を目指します。
そこで、令和6年度においても、指定管理者と連携し、誰もが安心して利用できる体育館をはじめとしたスポーツ施設の適切な運営に努めるとともに、長寿命化計画に基づき、適正な施設改修を計画的に進めてまいります。
また、当市の小・中学生の体力は、コロナ禍前の平成30年度と令和4年度で比較すると、どの学年・性別においても低下し、さらに、同じくコロナ禍前後において、市内体育館の小・中学生の個人利用者数が減っている状況を踏まえ、市内体育施設の小・中学生の利用料を無料とするほか、関係団体と連携の下、子供たちにとって魅力のあるイベントを開催するなど、気軽に運動できる環境整備に努めてまいります。
さらに、スポーツ合宿誘致では、市民全体、とりわけ子供たちへの波及効果などを考慮し、トップアスリートに対する支援へと制度の見直しを行い、昨年9月に実施された競泳日本代表のアジア大会直前合宿においては、多くの市民がトップレベルの技術を目の当たりにする貴重な機会となったところです。
本年9月には、日本水泳連盟主催の水泳イベント、水泳の日2024が当市において開催され、パリオリンピック・パラリンピックに出場した選手との交流事業などが予定されております。そのほか、様々な競技の誘致活動や北海道内プロスポーツチーム等と連携し、市民がトップアスリートと交流できる機会を提供することで、スポーツ活動の活性化を図ってまいります。
そのほか、夏休みの小学校プール開放においては、利用する子供たちの安全対策を強化するため、監視体制の充実を図るほか、小・中学校体育館の地域開放や特別支援学校フットサル大会への開催支援、スポーツ関連団体への支援など、各種スポーツ施策を進めてまいります。
以上、令和6年度の教育行政執行に当たっての方針について申し上げましたが、教育委員会と致しましては、引き続き、子供たちが安全・安心な環境の下で、豊かな人間性や思いやりの心を育む、笑顔あふれるまちを目指し、また、市民一人一人が生き生きと豊かな人生を送ることができるよう、各種教育施策に取り組んでまいります。
市民の皆様と議員各位の一層の御理解、御協力を心からお願い申し上げます。

議長(島田泰美君)

これより議案第40号ないし議案第47号に対する一括質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
上程中の議案第40号外7件は、予算決算常任委員会に付託いたします。

◎ 議案第13号

議長(島田泰美君)

日程第24 議案第13号 江別市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定についてを議題と致します。
提案理由の説明を求めます。

健康福祉部長(岩渕淑仁君)

ただいま上程になりました議案第13号 江別市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について、提案理由を御説明申し上げます。
初めに、改正の理由でありますが、地方税法施行令の一部改正により、昨年4月に国民健康保険税の課税限度額が引き上げられたことを受け、本市においても、被保険者間の負担の公平に配慮し、これまで同様、国民健康保険運営協議会に諮問し、その答申内容を踏まえた上で、所要の改正を行おうとするものであります。
次に、改正の内容でありますが、後期高齢者支援金等課税額の課税限度額を20万円から22万円に引き上げるものであります。
なお、附則において、施行期日を令和6年4月1日とするほか、経過措置を設けるものであります。
以上、提案理由を御説明申し上げましたので、よろしく御審議の上、御決定賜りますようお願い申し上げます。

議長(島田泰美君)

これより本件に対する質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
上程中の議案第13号は、予算決算常任委員会に付託いたします。
議事の途中でありますが、昼食のため暫時休憩いたします。
───────────────────
午前11時54分 休憩
午後 1時05分 再開
───────────────────

議長(島田泰美君)

休憩前に引き続き会議を開きます。
議事を続行いたします。

◎ 議案第14号ないし議案第27号

議長(島田泰美君)

日程第25ないし第38 議案第14号 江別市手数料条例の一部を改正する条例の制定について、議案第15号 江別市廃棄物の処理及び資源化・再利用の促進に関する条例の一部を改正する条例の制定について、議案第16号 江別市大麻集会所条例の一部を改正する条例の制定について、議案第17号 江別市高齢者福祉施設条例の一部を改正する条例の制定について、議案第18号 江別市住区会館条例の一部を改正する条例の制定について、議案第19号 江別市火葬場条例の一部を改正する条例の制定について、議案第20号 江別市陶芸の里条例の一部を改正する条例の制定について、議案第21号 江別市花き・野菜栽培技術指導センター条例の一部を改正する条例の制定について、議案第22号 江別市コミュニティセンター条例の一部を改正する条例の制定について、議案第23号 江別市公民館条例の一部を改正する条例の制定について、議案第24号 江別市民文化ホール条例の一部を改正する条例の制定について、議案第25号 江別市体育施設条例の一部を改正する条例の制定について、議案第26号 江別市都市と農村の交流センター条例の一部を改正する条例の制定について及び議案第27号 江別市都市公園条例の一部を改正する条例の制定について、以上14件を一括議題と致します。
提案理由の説明を求めます。

副市長(川上誠一君)

ただいま上程になりました議案第14号 江別市手数料条例の一部を改正する条例の制定について、議案第15号 江別市廃棄物の処理及び資源化・再利用の促進に関する条例の一部を改正する条例の制定について、議案第16号 江別市大麻集会所条例の一部を改正する条例の制定について、議案第17号 江別市高齢者福祉施設条例の一部を改正する条例の制定について、議案第18号 江別市住区会館条例の一部を改正する条例の制定について、議案第19号 江別市火葬場条例の一部を改正する条例の制定について、議案第20号 江別市陶芸の里条例の一部を改正する条例の制定について、議案第21号 江別市花き・野菜栽培技術指導センター条例の一部を改正する条例の制定について、議案第22号 江別市コミュニティセンター条例の一部を改正する条例の制定について、議案第23号 江別市公民館条例の一部を改正する条例の制定について、議案第24号 江別市民文化ホール条例の一部を改正する条例の制定について、議案第25号 江別市体育施設条例の一部を改正する条例の制定について、議案第26号 江別市都市と農村の交流センター条例の一部を改正する条例の制定について、議案第27号 江別市都市公園条例の一部を改正する条例の制定について、以上、14件につきまして、一括して提案理由を御説明申し上げます。
初めに、本市の使用料・手数料につきましては、様々な行政サービスに対する市民相互の負担の公平性を確保し、算定方法の明確化を通じて透明性を高めることを目的として、使用料・手数料の見直し方針を平成23年8月に策定しております。
この方針では、社会環境の変化等に対応するため、原則として4年ごとに原価計算を実施し、使用料・手数料に反映することとしており、こうした考え方に基づき、今定例会において、関係する条例の一部改正について、御提案申し上げるものであります。
また、子供の運動能力の向上、健康増進を図ることを目的として、体育施設の小・中学生の個人使用を無料化することに伴い、関係する条例の一部改正を併せて行うものであります。
次に、各条例の概要について、順に申し上げます。
まず、議案第14号 江別市手数料条例の一部を改正する条例の制定についてでありますが、ただいま申し上げました使用料・手数料の見直し方針の考え方に基づき、条例別表第1中の手数料の一部をそれぞれ改めるほか、建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律等の一部改正に伴う、字句及び規定の整備を行おうとするものであります。
なお、附則において、施行期日を、手数料の改定については令和6年10月1日とし、それ以外の部分については令和6年4月1日とするものであります。
次に、議案第15号 江別市廃棄物の処理及び資源化・再利用の促進に関する条例の一部を改正する条例の制定についてでありますが、別表中の家庭系廃棄物処理手数料の一部を改めるものであります。
なお、附則において、施行期日を令和6年10月1日とするものであります。
次に、議案第16号 江別市大麻集会所条例の一部を改正する条例の制定についてでありますが、別表中の使用料の一部を改めるとともに、備考の規定を追加するほか、字句の整備を行おうとするものであります。
次に、議案第17号 江別市高齢者福祉施設条例の一部を改正する条例の制定についてでありますが、別表中の使用料の一部を改めるものであります。
次に、議案第18号 江別市住区会館条例の一部を改正する条例の制定についてでありますが、別表中の使用料の一部を改めるとともに、備考の規定を追加するほか、字句の整備を行おうとするものであります。
次に、議案第19号 江別市火葬場条例の一部を改正する条例の制定についてでありますが、別表中の使用料の一部を改めるものであります。
次に、議案第20号 江別市陶芸の里条例の一部を改正する条例の制定についてでありますが、別表中の使用料の一部を改めるものであります。
次に、議案第21号 江別市花き・野菜栽培技術指導センター条例の一部を改正する条例の制定についてでありますが、別表中の使用料を改めるとともに、字句の整備を行おうとするものであります。
次に、議案第22号 江別市コミュニティセンター条例の一部を改正する条例の制定についてでありますが、別表中の使用料を改めるとともに、字句の整備を行おうとするものであります。
次に、議案第23号 江別市公民館条例の一部を改正する条例の制定についてでありますが、別表中の使用料を改めるとともに、字句の整備を行おうとするものであります。
次に、議案第24号 江別市民文化ホール条例の一部を改正する条例の制定についてでありますが、別表中の使用料を改めるとともに、字句の整備を行おうとするものであります。
なお、議案第16号ないし議案第24号は、附則において、施行期日を令和6年4月1日とするものでありますが、使用料の改定は、令和6年10月1日以降の使用について適用するなど、それぞれ経過措置を設けるものであります。
次に、議案第25号 江別市体育施設条例の一部を改正する条例の制定についてでありますが、別表第1中の青年センタープールに係る使用料の一部を改めるほか、子供の運動能力の向上、健康増進を図ることを目的として、別表第1・第2中におけるキャンプ場以外の施設の小・中学生の個人使用に係る使用料について無料とするとともに、字句の整備を行おうとするものであります。
なお、附則において、施行期日を、青年センタープールの使用料の改定は令和6年4月1日とし、小・中学生の体育施設の使用料を無料とする部分は令和6年5月1日とするほか、経過措置として、青年センタープールの使用料の改定については、令和6年10月1日以降の使用に適用する規定等を設けるものであります。
次に、議案第26号 江別市都市と農村の交流センター条例の一部を改正する条例の制定についてでありますが、別表中の体育室における小・中学生の個人使用に係る使用料について無料とするとともに、字句の整備を行おうとするものであります。
次に、議案第27号 江別市都市公園条例の一部を改正する条例の制定についてでありますが、別表第1中の各公園のテニスコートにおける小・中学生の個人使用に係る使用料について無料とするほか、現状の設備に合わせ、飛烏山公園テニスコートにおける全天候型の項を削除するものであります。
なお、議案第26号及び議案第27号は、附則において、施行期日を令和6年5月1日とするものであります。
以上、提案理由を御説明申し上げましたので、よろしく御審議の上、御決定賜りますようお願い申し上げます。

議長(島田泰美君)

これより議案第14号ないし議案第27号に対する一括質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
上程中の議案第14号外13件は、予算決算常任委員会に付託いたします。

◎ 議案第30号

議長(島田泰美君)

日程第39 議案第30号 江別市介護保険条例の一部を改正する条例の制定についてを議題と致します。
提案理由の説明を求めます。

健康福祉部長(岩渕淑仁君)

ただいま上程になりました議案第30号 江別市介護保険条例の一部を改正する条例の制定について、提案理由を御説明申し上げます。
初めに、改正の理由でありますが、介護保険法の規定に基づき、市町村は、3年を1期とする介護保険事業計画を定めるものとされております。
本市は、令和6年度から令和8年度までを計画期間とする江別市高齢者総合計画である第10期江別市高齢者保健福祉計画及び第9期江別市介護保険事業計画について、江別市介護保険事業等運営委員会において協議しながら策定を進めてまいりました。
当該計画の策定に伴い、本市の第1号被保険者の保険料基準額を見直すほか、保険料の段階を区分する基準所得金額について、国が示す金額に準拠するための所要の改正を行おうとするものであります。
次に、改正の内容でありますが、第1号被保険者の保険料の適用年度を令和6年度から令和8年度に改め、第4条に定める保険料率について、基準額となる第5段階を、6万8,640円から6万3,600円に引き下げるものであります。
また、保険料の段階を区分する基準所得金額について、国が示す基準に準拠した見直しを行い、所得段階区分第9段階における基準所得金額を350万円未満から420万円未満に、第10段階における基準所得金額を400万円未満から520万円未満に、第11段階における基準所得金額を500万円未満から620万円未満に、第12段階における基準所得金額を1,000万円未満から720万円未満に、それぞれ改めるものであります。
このほか、市道民税が非課税世帯である所得段階が第1段階から第3段階までの被保険者の保険料について軽減を行う規定及び保険料率の算定に関する規定を整備するものであります。
なお、本条例の附則において、施行期日を令和6年4月1日とするほか、経過措置を設けるものであります。
以上、提案理由を御説明申し上げましたので、よろしく御審議の上、御決定賜りますようお願い申し上げます。

議長(島田泰美君)

これより本件に対する質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
上程中の議案第30号は、予算決算常任委員会に付託いたします。

◎ 議案第32号及び議案第33号

議長(島田泰美君)

日程第40及び第41 議案第32号 江別市普通河川管理条例の一部を改正する条例の制定について及び議案第33号 江別市準用河川流水占用料等徴収条例の一部を改正する条例の制定について、以上2件を一括議題と致します。
提案理由の説明を求めます。

建設部長(佐藤民雄君)

ただいま上程になりました議案第32号 江別市普通河川管理条例の一部を改正する条例の制定について及び議案第33号 江別市準用河川流水占用料等徴収条例の一部を改正する条例の制定について、一括して提案理由を御説明申し上げます。
初めに、改正の理由でありますが、市が管理する普通河川及び準用河川の流水占用料等の額につきましては、これまで、北海道の河川法施行条例の規定に準拠して定めているところであり、昨年4月に同条例が一部改正され、土地占用料の単価等が改定されたことから、本市におきましても、関連する条例について所要の改正を行おうとするものであります。
次に、各条例の改正の内容でありますが、議案第32号及び議案第33号は、いずれも別表で定める土地占用料の単価等について、北海道に準拠して改めるものであります。
なお、それぞれ附則におきまして、施行期日を令和6年4月1日とするほか、経過措置を設けるものであります。
以上、提案理由を御説明申し上げましたので、よろしく御審議の上、御決定賜りますようお願い申し上げます。
議長(島田泰美君) これより議案第32号及び議案第33号に対する一括質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
上程中の議案第32号外1件は、予算決算常任委員会に付託いたします。

◎ 議案第34号

議長(島田泰美君)

日程第42 議案第34号 江別市水道事業給水条例及び江別市公共下水道条例の一部を改正する条例の制定についてを議題と致します。
提案理由の説明を求めます。

水道部長(廣木 誠君)

ただいま上程になりました議案第34号 江別市水道事業給水条例及び江別市公共下水道条例の一部を改正する条例の制定について、提案理由を御説明申し上げます。
初めに、改正の理由でありますが、水道料金と下水道使用料の算定・徴収方法につきましては、現在、検針のない月に認定水量で事前徴収し、検針月に精算する毎月徴収としているところでありますが、各種収納手数料などを節減し、経営の効率化を図ることを目的に、現行の毎月徴収を隔月の検針実績に基づく隔月徴収に改めるため、所要の改正を行おうとするものであります。
また、議案第10号と同様に、水道法の一部が改正されたことにより、水道整備・管理行政に関する事務が移管されることから、これに伴う所要の改正を行おうとするものであります。
次に、改正の内容でありますが、改正条例は、全2条と附則から成っており、第1条で江別市水道事業給水条例を、第2条で江別市公共下水道条例を改正しようとするものであります。
まず、第1条江別市水道事業給水条例の一部改正は、水道法の改正に伴い、給水装置の軽微な変更を定める省令が厚生労働省令から国土交通省令に改められたことに伴う字句の整備を行うほか、料金の算定について、原則、隔月検針とするよう改めるとともに、料金の徴収方法について、原則、隔月徴収とするよう規定の整備を行うものであります。
次に、第2条江別市公共下水道条例の一部改正は、使用料の徴収について、原則、隔月徴収とするよう改めるものであります。
なお、附則において、施行期日を公布の日から起算して2年を超えない範囲内において水道部管理規程で定める日とするものでありますが、事務の移管に伴う改正については令和6年4月1日とするほか、施行日前までに算定された料金及び使用料について、経過措置を設けるものであります。
以上、提案理由を御説明申し上げましたので、よろしく御審議の上、御決定賜りますようお願い申し上げます。

議長(島田泰美君)

これより本件に対する質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
上程中の議案第34号は、予算決算常任委員会に付託いたします。

◎ 議案第3号

議長(島田泰美君)

日程第43 議案第3号 権利の放棄についてを議題と致します。
提案理由の説明を求めます。

総務部長(萬 直樹君)

ただいま上程になりました議案第3号 権利の放棄について、提案理由を御説明申し上げます。
今回放棄しようとする権利の内容は、昭和43年に預託した石狩川江別ゴルフクラブ会員資格保証金40万円の返還請求権であり、地方自治法第96条第1項第10号の規定により、議会の議決を求めようとするものであります。
権利を放棄する理由でありますが、権利放棄の相手方となります株式会社石狩川江別ゴルフ場が、会社法第472条第1項の規定に基づき令和5年12月13日付で国により解散の登記がされたことから、当該会員資格保証金の返還を受ける見込みがなくなったものと判断し、返還請求権を放棄しようとするものであります。
以上、提案理由を御説明申し上げましたので、よろしく御審議の上、御決定賜りますようお願い申し上げます。

議長(島田泰美君)

これより本件に対する質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
上程中の議案第3号は、総務文教常任委員会に付託いたします。

◎ 議案第5号

議長(島田泰美君)

日程第44 議案第5号 指定管理者の指定についてを議題と致します。
提案理由の説明を求めます。

教育部長(伊藤忠信君)

ただいま上程になりました議案第5号 指定管理者の指定について、提案理由を御説明申し上げます。
本件は、江別市公の施設の指定管理者の指定の手続等に関する条例第4条の規定により、令和6年5月1日から江別市旧町村農場の管理を行う指定管理者となるべき団体の選定を終えましたことから、地方自治法第244条の2第6項の規定に基づき、当該被選定者を指定管理者として指定するため、あらかじめ議会の議決を求めるものであります。
指定期間の満了に当たり、公募を行いましたところ、現在の指定管理者であります江別河川防災環境事業協同組合から応募があり、審査の結果、同組合を選定し、指定しようとするものであります。
なお、指定の期間につきましては、令和6年5月1日から令和10年3月31日までとするものであります。
以上、提案理由を御説明申し上げましたので、よろしく御審議の上、御決定賜りますようお願い申し上げます。

議長(島田泰美君)

これより本件に対する質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
上程中の議案第5号は、総務文教常任委員会に付託いたします。

◎ 議案第11号

議長(島田泰美君)

日程第45 議案第11号 江別市事務分掌条例の一部を改正する条例の制定についてを議題と致します。
提案理由の説明を求めます。

副市長(川上誠一君)

ただいま上程になりました議案第11号 江別市事務分掌条例の一部を改正する条例の制定について、提案理由を御説明申し上げます。
初めに、改正の理由でありますが、新たにこども家庭庁が設置されるなど、子供に関する施策ニーズが急速に高まっている社会背景を踏まえ、積極的な子供・子育て支援策に向けた機動的な組織体制とするため、健康福祉部から子供・子育て部門を分離して子ども家庭部を新設するとともに、これに伴う所要の改正を行おうとするものであります。
次に、改正の内容でありますが、第1条中、健康福祉部の項から子どもの育成支援に関する事項を削り、子ども家庭部の項を加え、同項に子どもの育成支援に関する事項及び子育て支援に関する事項を新たに加えるものであります。
最後に附則でありますが、第1項において、施行期日を令和6年4月1日とするほか、部の新設に伴い、第2項で江別市福祉に関する事務所設置条例を、第3項で江別市子ども・子育て会議条例を、それぞれ改正するものであります。
以上、提案理由を御説明申し上げましたので、よろしく御審議の上、御決定賜りますようお願い申し上げます。

議長(島田泰美君)

これより本件に対する質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
上程中の議案第11号は、総務文教常任委員会に付託いたします。

◎ 議案第12号

議長(島田泰美君)

日程第46 議案第12号 江別市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の一部を改正する条例の制定についてを議題と致します。
提案理由の説明を求めます。

総務部長(萬 直樹君)

ただいま上程になりました議案第12号 江別市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の一部を改正する条例の制定について、提案理由を御説明申し上げます。
初めに、改正の理由でありますが、昨年6月に行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律の一部が改正されたことから、これに伴う所要の改正を行おうとするものであります。
次に、改正の内容でありますが、情報提供ネットワークシステムで情報連携する事務と特定個人情報について定義規定を追加するほか、所要の改正を行うものであります。
なお、附則において、施行期日を政令で定める行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律等の一部を改正する法律の施行の日とするものであります。
以上、提案理由を御説明申し上げましたので、よろしく御審議の上、御決定賜りますようお願い申し上げます。

議長(島田泰美君)

これより本件に対する質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
上程中の議案第12号は、総務文教常任委員会に付託いたします。

◎ 議案第28号

議長(島田泰美君)

日程第47 議案第28号 江別市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定についてを議題と致します。
提案理由の説明を求めます。

健康福祉部子育て施策推進監(金子武史君)

ただいま上程になりました議案第28号 江別市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について、提案理由を御説明申し上げます。
初めに、改正の理由でありますが、内閣府令で定める特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業並びに特定子ども・子育て支援施設等の運営に関する基準が一部改正されたことから、これに伴う所要の改正を行おうとするものであります。
次に、改正の内容でありますが、施設の運営規程など重要事項の書面掲示に加え、インターネットを利用して公衆の閲覧に供することを義務づける規定の追加や施設が使用する電磁的記録媒体について規定の整備を行うほか、読替規定について所要の改正を行うものであります。
なお、附則において、施行期日を公布の日とするものでありますが、重要事項の掲示等に係る改正については、令和6年4月1日とするものであります。
以上、提案理由を御説明申し上げましたので、よろしく御審議の上、御決定賜りますようお願い申し上げます。

議長(島田泰美君)

これより本件に対する質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
上程中の議案第28号は、生活福祉常任委員会に付託いたします。

◎ 議案第29号

議長(島田泰美君)

日程第48 議案第29号 江別市子ども発達支援センター条例の一部を改正する条例の制定についてを議題と致します。
提案理由の説明を求めます。

健康福祉部子育て施策推進監(金子武史君)

ただいま上程になりました議案第29号 江別市子ども発達支援センター条例の一部を改正する条例の制定について、提案理由を御説明申し上げます。
初めに、改正の理由でありますが、児童福祉法の一部を改正する法律が令和6年4月1日から施行され、障がい種別にかかわらず身近な地域で必要な発達支援を受けられるよう、医療型と福祉型に分類されていた児童発達支援の類型が一元化されることから、これに伴う所要の改正を行うものであります。
また、こども家庭庁設置法の施行に伴い、関係する法律が一部改正されたことから、これに伴う所要の改正を行うものであります。
次に、改正の内容でありますが、児童発達支援の類型が一元化されることに伴う規定の整備を行うほか、国の障がい児支援に係る事務のこども家庭庁への移管に伴う字句の整備を行うものであります。
なお、附則において、施行期日を公布の日とするものでありますが、児童発達支援の類型が一元化されることに伴う改正については、令和6年4月1日とするものであります。
以上、提案理由を御説明申し上げましたので、よろしく御審議の上、御決定賜りますようお願い申し上げます。

議長(島田泰美君)

これより本件に対する質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
上程中の議案第29号は、生活福祉常任委員会に付託いたします。

◎ 議案第31号

議長(島田泰美君)

日程第49 議案第31号 江別市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例等の一部を改正する条例の制定についてを議題と致します。
提案理由の説明を求めます。

健康福祉部長(岩渕淑仁君)

ただいま上程になりました議案第31号 江別市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例等の一部を改正する条例の制定について、提案理由を御説明申し上げます。
初めに、改正の理由でありますが、令和6年度の介護報酬改定に併せて、地域密着型サービス、地域密着型介護予防サービス、介護予防支援等及び居宅介護支援等の事業に関する国の基準省令が一部改正され、管理者の兼務範囲の明確化、身体的拘束等の適正化の推進、医療機関との連携強化などが行われたことから、これらに伴う所要の改正を行おうとするものであります。
次に、改正の主な内容でありますが、改正条例は全4条と附則から成っており、それぞれの条におきまして、関連する条例を一括して改正しようとするものであります。
まず、第1条の江別市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例の一部改正でありますが、介護サービスを効率的に運営する観点から、管理者が兼務できる事業所の範囲を緩和するほか、新たな情報通信技術の導入・活用に円滑に対応するための記録媒体の整理、インターネット上で情報閲覧が完結するよう、重要事項のウェブサイト掲載を義務づけるものであります。
また、身体的拘束等の適正化の観点から、身体的拘束等の制限及びやむを得ず身体的拘束等を行った場合の記録を義務づけるものであります。
さらに、介護現場の生産性向上の取組を推進する観点から、利用者の安全並びに介護サービスの質の確保及び職員の負担軽減に資する方策を検討するための委員会の設置を義務づけるものであります。
これらのほか、在宅医療を担う医療機関と実効性のある連携体制を構築する観点から、協力医療機関を定めることを義務づけるほか、入所者の病状が急変した場合の連携体制などの改正を行うものであります。
次に、8ページ下段、第2条の江別市指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例の一部改正でありますが、第1条と同様の改正を行うものであります。
次に、11ページ下段、第3条の江別市指定介護予防支援等の事業の人員及び運営に関する基準等を定める条例の一部改正でありますが、重要事項のウェブサイト掲載の義務づけなど、第1条と同様の改正を行うほか、利用者との面接方法として、テレビ電話装置等を活用した面接を可能とするものであります。
次に、14ページ上段、第4条の江別市指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準等を定める条例の一部改正でありますが、管理者の兼務範囲の緩和など、第1条と同様の改正を行うほか、介護支援専門員1人当たりの取扱件数の変更による介護職員の配置基準を見直すものであります。
最後に、附則でありますが、施行期日を令和6年4月1日とし、新たに義務づけられるものの一部について、経過措置を設けるものであります。
以上、提案理由を御説明申し上げましたので、よろしく御審議の上、御決定賜りますようお願い申し上げます。

議長(島田泰美君)

これより本件に対する質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
上程中の議案第31号は、生活福祉常任委員会に付託いたします。

◎ 議案第35号

議長(島田泰美君)

日程第50 議案第35号 江別市火災予防条例の一部を改正する条例の制定についてを議題と致します。
提案理由の説明を求めます。

消防長(内山 洋君)

ただいま上程になりました議案第35号 江別市火災予防条例の一部を改正する条例の制定について、提案理由を御説明申し上げます。
初めに、改正の理由でありますが、令和4年6月の建築基準法の一部改正により、建築物の主要構造部に係る防火規制の合理化が行われ、耐火建築物においては、その定義が特定主要構造部及び防火上及び避難上支障がないものとして政令で定める部分に細分化されたことから、これに伴う所要の改正を行おうとするものであります。
次に、改正の内容でありますが、消防用設備等の技術上の基準の付加規定のうち、消火器具の基準に関する規定及び避難器具の基準に関する規定の整備を行うものであります。
なお、附則において、施行期日を令和6年4月1日とするものであります。
以上、提案理由を御説明申し上げましたので、よろしく御審議の上、御決定賜りますようお願い申し上げます。

議長(島田泰美君)

これより本件に対する質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
上程中の議案第35号は、生活福祉常任委員会に付託いたします。

◎ 議案第2号

議長(島田泰美君)

日程第51 議案第2号 江別市公平委員会委員の選任についてを議題と致します。
提案理由の説明を求めます。

市長(後藤好人君)

ただいま上程になりました議案第2号 江別市公平委員会委員の選任について、提案理由を御説明申し上げます。
現在、公平委員会の委員であります杉野邦彦さんは、本年3月28日をもって任期満了となりますが、引き続き杉野邦彦さんを選任いたしたく、地方公務員法第9条の2第2項の規定により、議会の同意を求めようとするものであります。
杉野邦彦さんは、昭和31年生まれの67歳で、札幌市にお住まいであります。
平成24年3月から現在まで、公平委員会の委員として御活躍されており、組織の管理運営に精通し、人事服務面において深い見識を有する方でありますことから、引き続き選任いたしたく、お願い申し上げる次第であります。
以上、提案理由を御説明申し上げましたので、よろしく御同意賜りますようお願い申し上げます。

議長(島田泰美君)

お諮りいたします。
本件については、質疑、委員会付託、討論を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、そのように決しました。
引き続き、議案第2号を採決いたします。
議案第2号は、同意することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、議案第2号は、同意することに決しました。

◎ 陳情第1号

議長(島田泰美君)

日程第52 陳情第1号 障害者(児)の地域生活の安心を支える体制整備を求めることについてを議題と致します。
上程中の陳情第1号は、生活福祉常任委員会に付託いたします。

◎ 報告第1号及び報告第2号

議長(島田泰美君)

日程第53及び第54 報告第1号及び報告第2号の専決処分について、以上2件を一括議題と致します。
本件に対する報告を求めます。

総務部長(萬 直樹君)

ただいま上程になりました報告第1号及び報告第2号の専決処分について、地方自治法第180条第1項の規定に基づく市長の専決処分事項の指定により、共に令和6年1月29日に専決処分を行い、相手方と示談を致しましたので、同条第2項の規定に基づき、御報告申し上げるものであります。
初めに、報告第1号についてでありますけれども、本件は、交通事故による物的損害に係る賠償額の決定でありまして、事故の内容につきましては、所管の常任委員会で報告済みでありますが、令和5年10月2日午前10時1分頃、市内福祉施設の駐車場内において、車両を駐車しようと左にハンドルを切った際に、左側後方から駐車場内を直進してきた相手方車両右後部側面と当方車両左前部が接触したものであります。
この事故における市の過失割合は3割であり、相手方に賠償すべき額は14万1,184円で、賠償の相手方は議案に添付のとおりであります。
職員に対しましては、日頃から事故の防止と安全運転の励行について注意喚起してまいりましたが、再発防止のため、今後とも、より一層の安全確認と安全運転指導の徹底を図ってまいる所存であります。
次に、報告第2号についてでありますけれども、本件は、固定資産の家屋調査中に発生した物的損害に係る賠償額の決定でありまして、事故の内容につきましては、所管の常任委員会で報告済みでありますが、令和5年11月20日、固定資産評価に係る家屋調査中、寸法を測定するための巻尺を誤って落下させたことにより、家屋内部の床を損傷させたものであります。
この事故により、相手方に賠償すべき額は2万220円で、賠償の相手方は議案に添付のとおりであります。
再発防止のため、今後とも、より一層、事故防止の徹底を図ってまいる所存であります。
以上、専決処分について御報告申し上げましたので、よろしくお願い申し上げます。

議長(島田泰美君)

これより報告第1号及び報告第2号に対する一括質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
以上をもって、報告第1号及び報告第2号を終結いたします。

◎ 散会宣告

議長(島田泰美君)

本日の議事日程は全部終了いたしました。
これをもって散会いたします。
午後1時53分 散会​