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令和5年第1回江別市議会定例会会議録(第4号)令和5年3月24日

印刷用ページを表示する 掲載日:2023年6月2日更新

1 出席議員

25名

議長 宮本 忠明 君 副議長 島田 泰美 君 
議員 高橋 典子 君 議員 佐藤 美佐子 君
議員 吉本 和子 君 議員 角田  一 君 
議員 芳賀 理己 君 議員 本間  憲一 君
議員 鈴木 誠 君 議員 猪股 美香 君
議員 岡 英彦 君 議員 石田 武史 君
議員 高間 専逸 君 議員 三角 芳明 君
議員 清水 直幸 君 議員 干場 芳子 君
議員 諏訪部 容子 君 議員 佐々木 聖子 君
議員 稲守 耕司 君 議員 内山 祥弘 君
議員 齊藤 佐知子 君 議員 徳田 哲 君
議員 奥野 妙子 君 議員 相馬 芳佳 君
議員 裏 君子 君

2 欠席議員

0名

3 説明のため出席した者の職氏名

市長 三好 昇 君 水道事業管理者 渡部 丈司 君
病院事業管理者 長谷部 直幸 君 総務部長 萬 直樹 君
総務部調整監 野口 貴行 君 企画政策部長 川上 誠一 君
生活環境部長 金子 武史 君 経済部長 福島  和幸 君
健康福祉部長 白崎 敬浩 君 建設部長 佐藤 民雄 君
消防長 内山 洋 君 水道部長 菊谷 英俊 君
病院事務長 白石 陽一郎 君 病院経営推進監 岩渕 淑仁 君
会計管理者 千葉 誠 君 総務部次長 近藤 澄人 君
財務室長 石田 賢治 君 教育委員会教育長 黒川 淳司 君
教育部長 伊藤 忠信 君 監査委員 中村 秀春 君
監査委員事務局長 宮沼 直之 君 農業委員会会長 佐藤 和人 君
農業委員会
事務局長
渡部 学 君 選挙管理委員会
委員長
中井 悦子 君
選挙管理委員会
事務局長
廣田 修 君

4 事務に従事した事務局員

事務局長 三上 真一郎 君 次長兼
総務課長事務取扱
錦戸 康成 君
庶務係長 竹下 靖子 君 議事係長 坪松 隆 君
主査 小川 和幸 君 主任 川上 静 君
主任 赤田 竜哉 君 事務補助員 猪部 みゆき 君
事務補助員 寺岡 明日香 君 事務補助員 岡本 一真 君

5 議事日程

日程第 1 会議録署名議員の指名
日程第 2 諸般の報告
日程第 3 議案第5号 江別市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について
日程第 4 議案第6号 江別市手数料条例の一部を改正する条例の制定について
日程第 5 議案第10号 江別市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定について
日程第 6 議案第11号 江別市道路占用料条例の一部を改正する条例の制定について
日程第 7 議案第18号 令和5年度江別市一般会計予算
日程第 8 議案第19号 令和5年度江別市国民健康保険特別会計予算
日程第 9 議案第20号 令和5年度江別市後期高齢者医療特別会計予算
日程第10 議案第21号 令和5年度江別市介護保険特別会計予算
日程第11 議案第22号 令和5年度江別市基本財産基金運用特別会計予算
日程第12 議案第23号 令和5年度江別市水道事業会計予算
日程第13 議案第24号 令和5年度江別市下水道事業会計予算
日程第14 議案第25号 令和5年度江別市病院事業会計予算
日程第15 議案第7号 江別市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について
日程第16 議案第8号 江別市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について
日程第17 議案第9号 江別市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について
日程第18 議案第27号 令和4年度江別市一般会計補正予算(第8号)
日程第19 議案第28号 江別市議会会議規則の一部を改正する規則の制定について
日程第20 決議案第1号 北朝鮮のミサイル発射に抗議する決議
日程第21 報告第1号 株式会社江別振興公社の令和5年度事業計画に関する書類
日程第22 報告第2号 一般財団法人江別市スポーツ振興財団の令和5年度事業計画に関する書類
日程第23 報告第3号 株式会社フラワーテクニカえべつの令和5年度事業計画に関する書類
日程第24 報告第8号 専決処分について

6 議事次第

◎ 開議宣告

議長(宮本忠明君)

これより令和5年第1回江別市議会定例会第31日目の会議を開きます。
ただいまの出席議員は25名で定足数に達しております。

◎ 議事日程

議長(宮本忠明君)

本日の議事日程は、お手元に配付いたしましたとおりであります。

◎ 会議録署名議員の指名

議長(宮本忠明君)

日程第1 会議録署名議員の指名を行います。
会議規則第111条の規定により、
猪股議員
徳田議員
を指名いたします。

◎ 諸般の報告

議長(宮本忠明君)

日程第2 諸般の報告を事務局長に報告させます。

事務局長(三上真一郎君)

御報告申し上げます。
本日までに市長提出案件2件、議会提出案件2件を受理いたしております。
以上でございます。

◎ 議案第5号、議案第6号、議案第10号、議案第11号及び議案第18号ないし議案第25号

議長(宮本忠明君)

日程第3ないし第14 議案第5号 江別市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について、議案第6号 江別市手数料条例の一部を改正する条例の制定について、議案第10号 江別市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定について、議案第11号 江別市道路占用料条例の一部を改正する条例の制定について、議案第18号 令和5年度江別市一般会計予算、議案第19号 令和5年度江別市国民健康保険特別会計予算、議案第20号 令和5年度江別市後期高齢者医療特別会計予算、議案第21号 令和5年度江別市介護保険特別会計予算、議案第22号 令和5年度江別市基本財産基金運用特別会計予算、議案第23号 令和5年度江別市水道事業会計予算、議案第24号 令和5年度江別市下水道事業会計予算及び議案第25号 令和5年度江別市病院事業会計予算、以上12件を一括議題と致します。
予算決算常任委員長の報告を求めます。

予算決算常任委員長(清水直幸君)

ただいま上程されました一般会計をはじめとする令和5年度の各会計予算案8件、条例案4件について、予算決算常任委員会における審査の経過並びに結果を御報告申し上げます。
委員会の開催日は、お手元に配付の付議事件審査結果報告に記載のとおりであります。
初めに、審査結果を申し上げます。
まず、条例案でありますが、議案第5号 江別市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について、議案第6号 江別市手数料条例の一部を改正する条例の制定について、議案第10号 江別市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定について及び議案第11号 江別市道路占用料条例の一部を改正する条例の制定については、全員一致により、それぞれ原案のとおり可決すべきものと決しております。
次に、各会計予算案でありますが、議案第18号 令和5年度江別市一般会計予算、議案第19号 令和5年度江別市国民健康保険特別会計予算、議案第20号 令和5年度江別市後期高齢者医療特別会計予算、議案第21号 令和5年度江別市介護保険特別会計予算及び議案第23号 令和5年度江別市水道事業会計予算については賛成多数で、議案第22号 令和5年度江別市基本財産基金運用特別会計予算、議案第24号 令和5年度江別市下水道事業会計予算及び議案第25号 令和5年度江別市病院事業会計予算については全員一致により、いずれも原案のとおり可決すべきものと決しております。
審査に当たりましては、資料要求と合わせて質疑項目を事前通告し、重点的に審査を進め、各部局に対し計71項目にわたり、精力的に質疑を行ってまいりましたので、主な質疑の状況について順次申し上げます。
初めに、企業会計でありますが、水道事業会計では、給水停止の考え方についての質疑があり、答弁では、給水停止は、水道料金を長期間滞納している世帯のうち、納付の働きかけにも連絡がない世帯に対して、接触を図ることを目的として行っている。
給水停止の実施後には、大半の世帯から水道料金の納付や納付相談の連絡があることから、今後も対象世帯の生活状況などを丁寧に確認した上で、納付の働きかけに連絡がない世帯と接触を図るための最終手段として、慎重に行っていく必要があると考えていると述べられております。
次に、病院事業会計では、内科系二次救急輪番制の導入に至った経緯と医師体制についての質疑に対し、これまで江別保健所管内における内科系二次救急の受入れ態勢が整備されていなかったことから、市内医療機関での受入れ態勢を整えるため、市立病院から市内医療機関に対して働きかけを行うことで導入するに至った。
また、外科系二次救急の当番日における内科系の宿直医については、これまで出張医で対応してきたことから、内科系二次救急の当番日においても常勤医の負担が増えないよう出張医を中心とした体制を維持したいと考えており、派遣元の大学医局にも要請しているところであると答弁されております。
次に、経済建設常任委員会所管では、ハンドガイド除雪機の取得理由と活用方法についての質疑があり、答弁では、令和3年度の大雪を踏まえ、雪で狭くなった通学路や押しボタン式信号機の周辺など、従来の除雪機では対応できなかったきめ細やかな作業に活用するため導入することとした。
道路パトロールにより発見した危険箇所や、市民からの通報を受けた場所などでの活用を想定しており、基本的には除排雪事業者において除雪作業を行うこととなるが、必要に応じて、市職員が行うことも考えていると述べられております。
また、えべつみらいビルの方向性についての質疑に対して、事業主体である株式会社SPCみらいは、令和9年11月の借地権満了時には建物を市に譲渡したい意向を示している。
えべつみらいビルの事業期間終了後の対応については、JR江別駅周辺の活性化のほか、旧江別小学校跡地の利活用、維持管理する場合の費用などについて、関係部局と情報交換を行うとともに、あらゆる角度から検討していくと答弁されております。
このほか、雪堆積場の受入れ態勢の強化、JR大麻駅の跨線人道橋の現状、第2次観光振興計画の策定、子育て世代に向けた企業紹介などについて質疑が交わされております。
次に、生活福祉常任委員会所管では、マイナンバーカードの申請状況と市の取組についての質疑があり、答弁では、国のマイナポイント事業や市における申請サポートの実施などにより、江別市のマイナンバーカードの申請率は、徐々に高くなってきたところである。
マイナンバーカードの取得は任意であるものの、取得を希望される方には、引き続き、丁寧な説明に努めるほか、申請の機会を提供するために申請サポートの回数を増やすなどの取組を進めていきたいと述べられております。
また、特定健康診査の受診率の推移と今後の取組についての質疑に対し、コロナ禍以降は、受診率の低迷が続いていたが、令和4年度においては、感染症対策を講じた上で、集団検診などを確実に実施することにより、受診率の向上につながった。
今後は、集団検診の定員の枠をコロナ禍以前の人数に近づけるとともに、北海道が実施する通院中の未受診者へのみなし健診勧奨などの取組を活用することで、さらなる受診率の向上につなげたいと答弁されております。
このほか、生ごみ減量化推進事業の取組、合同墓の使用状況、子育てひろばぽこあぽこ改修の概要、年末見舞金支給事業の在り方などについて質疑が交わされております。
次に、総務文教常任委員会所管では、原材料費の高騰による学校給食への影響についての質疑があり、答弁では、今年度と同様に、今後においても物価高騰に伴う食材の高騰が続くと見込まれる。
令和5年度は、江別市学校給食会に対する原材料費の高騰分の補助を行うほか、提供する献立や食材などを工夫することにより、学校給食費を値上げすることなく、これまでと同様の学校給食を提供していきたいと述べられております。
また、生涯健康プラットフォーム推進事業の取組内容についての質疑に対して、令和5年度は、生涯健康プラットフォーム実装協議会を設立し、事業の推進支援や進捗管理と会員間の情報共有を行うほか、他自治体への横展開のサポートを予定している。
さらに、デジタル&ファイナンス活用による未来型政策協議会に参画している自治体に対し、生涯健康プラットフォームに参加してもらえるよう働きかけることにより、持続可能なプラットフォームの仕組みづくりを目指していきたいと答弁されております。
このほか、旧町村邸の改修の概要、校内支援室の設置状況、LINE公式アカウントによる情報発信の回数、ふるさと納税の御当地ポイント券の内容などについて質疑が交わされております。
次に、各議案の結審に当たり、討論があったものについて、要点を申し上げます。
まず、議案第18号 令和5年度江別市一般会計予算に対する討論では、反対の立場の委員からは、子供への通院医療費の助成拡大について、令和2年8月から小学3年生まで拡大されたが、全国、全道はもちろん、石狩管内の他市と比較しても隔たりがあるため、市として具体的な検討に着手すべきであるほか、北海道の補助内容は、北海道内の多くの市町村と比べて充実していないことから、早急に改善するよう、北海道に強く求めるべきであると考えることから反対する。
一方、賛成の立場の委員からは、大学生等地域関係促進事業について、これまでは市内4大学の学生を対象に江別PRブースの設置などを行ってきたが、事業内容を見直し、令和5年度からは、事業の自走化に向けて、企業との連携の推進や各大学の協力を得て卒業生へのPRを行うなど、持続可能な事業体制の構築に向け、引き続き取り組むことを要望し、賛成する。
同じく、賛成の立場の別の委員からは、子育てひろばぽこあぽこの大型複合遊具の入替えと入退館管理システムなどを改修することにより、子供から大人まで安心して施設を利用できることに加え、より魅力的な遊び場を提供することができることから、さらに多くの子供たちが楽しめる施設になることを期待し、賛成する。
また、賛成の立場の別の委員からは、除排雪事業、生ごみ減量化推進事業や健康都市推進事業などの質疑を通じて、令和5年度予算案として、事業の編成、内容及び方向性についてはおおむね理解し、評価するところであり、先人たちが築き上げ、三好市長により支えられたふるさと江別が持続可能なまちとして引き継がれていくことを願い、賛成する。
さらに、賛成の立場の別の委員からは、耐震化に課題を抱える現在の本庁舎について、建て替え計画の策定を進めながら庁舎整備基金を積み上げていくことが重要であると考えることから、市有財産を計画的に売却するなど、庁舎整備基金を着実に積み上げることで、建て替え計画策定の後押しをしていただくことを求め、賛成すると述べられております。
次に、議案第19号 令和5年度江別市国民健康保険特別会計予算に対する討論では、反対の立場の委員からは、低所得世帯では、保険税の納付が一度滞ると、その後の納付も困難となることは明らかであり、担税力に応じた保険税に引き下げるなど、負担軽減に向けた取組が求められることから反対する。
一方、賛成の立場の委員からは、健康都市宣言を行っている江別市として、被保険者の健康の保持・増進を目的とした各種事業を積極的に実施していくことが示されており、今後においても、安定した運営に必要な財源を確保するとともに、社会的背景に応じた適切な事業運営を行うことを求め、賛成すると述べられております。
次に、議案第20号 令和5年度江別市後期高齢者医療特別会計予算に対する討論では、反対の立場の委員からは、短期証の発行状況は、令和5年2月末時点でゼロとなっているものの、病気にかかりやすく、重症化しやすい高齢者に対し、保険料の滞納を理由に正規の保険証を交付しないことは認められず、高齢者が安心して暮らせる生活を保障するための施策の検討が不十分であることから反対する。
一方、賛成の立場の委員からは、今後、医療費はますます増加する見込みであり、世代間、地域間における医療費負担の格差解消を図る必要があると考えることから、国に対して、後期高齢者医療制度のさらなる改善を求めることを期待し、賛成すると述べられております。
次に、議案第21号 令和5年度江別市介護保険特別会計予算に対する討論では、反対の立場の委員からは、高齢者が安心して地域で暮らし続けるためには、必要な介護保険サービスを利用できることが重要であり、保険料の滞納により介護保険サービスの給付制限を受けることを防ぐためにも、基金を活用した保険料の引下げを検討すべきであることから反対する。
一方、賛成の立場の委員からは、本予算では、コロナ禍前のような積極的な支援ができるように介護予防事業の推進を図っていくことが示されており、今後、要支援・要介護認定者の後期高齢化が進んでいく現状を踏まえ、引き続き、健康増進・介護予防のための施策を強化するとともに、介護保険制度の維持と安定的な運営に努めていただくことを要望し、賛成すると述べられております。
次に、議案第23号 令和5年度江別市水道事業会計予算に対する討論では、反対の立場の委員からは、水道料金の滞納を理由とする給水停止の件数が前年度より増加していることは深刻な問題であり、水道が止まるということは、命にも直結することから給水停止を行うべきではない。
公営企業の本来の目的である公共の福祉の増進のため、給水停止を行わない施策を検討すべきと考えることから反対する。
一方、賛成の立場の委員からは、令和5年度の予算は、基幹管路の耐震化や配水管の整備など、水道水の安定的な供給に向けた取組を計画的に実施するものと考える。
今後は、人口減少による収益的収支の赤字など、事業運営の厳しさが増していくことから、効率的な運営を行うとともに、安心・安全な水道水の供給や災害時の備えなどを着実に進めていくことを求め、賛成すると述べられております。
次に、議案第25号 令和5年度江別市病院事業会計予算に対する討論では、賛成の立場の委員からは、特に関係性が強い当別町、南幌町、新篠津村、江別市により高度先進地域医療の推進に関する協定を締結し、江別・南空知先端医療推進協議会を設立したこともあり、高度先進地域医療を目指す市立病院が地域の公的基幹病院としての役割を果たすとともに、周辺自治体における医療の質の向上に資することを期待し、賛成すると述べられております。
同じく、賛成の立場の別の委員からは、医師確保が実現できていない現状において、現在の医師体制でも受入れ可能な病床数とすることの議論や、現状に見合った職員配置とすることにより経営改善を図るなど、従来の考え方を見直すことも重要な課題であると指摘する一方で、江別市立病院経営再建計画を検証し、実効性のある経営強化プランの策定を要望し、賛成すると述べられております。
討論の概要は以上であります。
当委員会に付託されました議案12件の審査の経過と結果については、以上のとおりであります。
よろしく御決定賜りますようお願い申し上げます。

議長(宮本忠明君)

これより予算決算常任委員長報告に対する質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
以上で、予算決算常任委員長報告を終結いたします。
これより議案第5号 江別市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定についてに対する討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
討論なしと認めます。
引き続き、議案第5号を採決いたします。
議案第5号は、委員長報告のとおり、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、原案のとおり決しました。
次に、議案第6号 江別市手数料条例の一部を改正する条例の制定についてに対する討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
討論なしと認めます。
引き続き、議案第6号を採決いたします。
議案第6号は、委員長報告のとおり、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、原案のとおり決しました。
次に、議案第10号 江別市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定についてに対する討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
討論なしと認めます。
引き続き、議案第10号を採決いたします。
議案第10号は、委員長報告のとおり、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、原案のとおり決しました。
次に、議案第11号 江別市道路占用料条例の一部を改正する条例の制定についてに対する討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
討論なしと認めます。
引き続き、議案第11号を採決いたします。
議案第11号は、委員長報告のとおり、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、原案のとおり決しました。
次に、議案第18号 令和5年度江別市一般会計予算に対する討論に入ります。
討論ありませんか。

高橋典子君

議案第18号 令和5年度江別市一般会計予算について、反対の立場から討論いたします。
令和5年度は、市長の改選期に当たることから、本予算はいわゆる骨格予算として編成されたものですが、新型コロナウイルス感染症への対応や、原油価格や物価高騰、社会保障費の増加や労務単価の上昇に加え、計画済みの公共投資の実施などにより、総額では前年度を上回る予算となったと説明され、一般会計の予算規模は517億2,000万円で、前年度比7.6%増となっています。
提案された予算には、長年の懸案だった市立病院と市内2医療機関の輪番制による内科系二次救急体制の整備、令和3年度の大雪に関する検証結果を踏まえた雪対策の強化、放課後児童クラブの待機児童対策や保育料等保護者負担の軽減、不登校児童生徒支援事業では適応指導教室すぽっとケアの時間拡大や教室の確保、財政調整基金を活用した学校給食原材料費高騰対策事業の実施、新栄団地建て替え計画最終のF棟建設や中央団地等の計画的な改修など、必要な予算も盛り込まれています。
しかしその一方で、市民の切実な願いから見て、課題や問題と考える点があることから、委員会審査を踏まえて述べさせていただきます。
まず初めに、子供の医療費助成制度について申し上げます。当市の通院医療費助成の対象は、令和2年8月から小学3年生にまで拡大されましたが、全国、全道的にはもちろん、石狩管内の他市との比較でもいまだに隔たりがあり、せめて小学校卒業まで、できれば中学生までとの保護者の声に、応えられておりません。対象を小学4年生から小学6年生まで、また小学4年生から中学生までへと拡大した場合の試算はそれぞれ2,740万円、5,370万円と示されています。
北海道の補助事業ではありますが、その内容は各自治体が行っているものと比べ低い水準での助成内容となっており、その点について早急に改善するよう、北海道に強く求めるとともに、市としても早急に検討すべきです。
就学援助制度については、物価高騰が長期に及び、子育て世帯の家計が逼迫する中で、国による支給単価の引上げが行われるべきですが、令和5年度は中学生における新入学児童生徒学用品費等の費目のみです。ノートや鉛筆など、日常的に使用する学用品等の値上げも顕著であり、国への要請のみならず、市としても単価引上げを検討すべきです。また、クラブ活動費等の3費目については、具体的な支給額等の検討などがされているとのことで、早急な実施を期待するものです。
交通安全標識等設置事業については、江別の顔づくり事業が完了しましたが、いまだに信号機や横断歩道などが十分に設置されておらず、地域の方たちからの不安の声が続いています。信号機等安全対策の実施について、北海道公安委員会へ積極的な要請を続けていただき、一日も早く不安が解消されるようにしていただくとともに、市としても危険箇所へきめ細かく対応されるよう求めます。
子どもの生活実態調査については、子供の貧困に関し、平成30年に初回調査を行っており、今回は2回目となります。この間の貧困対策の効果についての把握とともに、児童の権利に関する条約に示される4つの権利についても、適切な形で調査が実施されるよう早急な検討を求めます。
最後に、個人番号カードの発行に関連する事務に関して申し上げます。個人番号カード、いわゆるマイナンバーカードについては、令和4年度末までに、ほぼ全国民に行き渡らせることを目指すとし、政府は普及促進のためにマイナポイント事業を繰り返し行ってきました。
委員会に提出された資料によると、令和5年1月末時点で交付率は全国では60.1%、全道では58.9%、江別市では53.9%という状況ですが、政府は来年秋に現行の健康保険証を廃止してマイナ保険証に一本化し、マイナンバーカードの取得を事実上義務化する方針を明らかにしています。このことは、医療関係者や国民からの強い反発の声が起きているところです。そもそも法的には、マイナンバーカードの取得は任意とされています。
しかしながら、全国各地でマイナンバーカード所有の有無で、利用できる行政サービスに差をつける例もあり、公平性の面からも疑問の声が上がっています。特に、年齢層や所得階層によって生じているとされるデジタルディバイドの問題を解消することは、簡単なこととは言えず、例えば、当市の生涯健康プラットフォーム推進事業においてスマートフォンの貸出しが行われることとなっていますが、そのようなことで解決するとは思えません。デジタル機器を苦手とする方には、安心して対応できる選択肢が用意されるべきです。
さらに、政府の地方自治体のカード交付率に応じて交付税に差をつけるといった方針に批判の声が大きくなっています。そもそも、交付税制度の趣旨をゆがめ、地方自治体の固有の財源を政府のマイナンバーカード普及策に利用することについて、厳しく中止を求めるべきです。
以上のことを指摘し、令和5年度当初予算においては、評価すべき取組もあるものの、福祉を向上させ、市民の暮らしを守るという視点からは不十分であることを申し上げ、議案第18号 令和5年度江別市一般会計予算について、反対の立場からの討論と致します。
以上です。

議長(宮本忠明君)

ほかに討論ありませんか。

齊藤佐知子君

議案第18号 令和5年度江別市一般会計予算に賛成の立場で討論いたします。
令和5年度は、えべつ未来づくりビジョン第6次江別市総合計画の最終年となり、当初予算は、市長の改選期に当たるため、いわゆる骨格予算となります。
新型コロナウイルス感染症への対応や、原油価格・物価高騰、社会保障費の増加や労務単価の上昇、計画済みの公共投資の実施により、総額では前年度を上回る予算となっています。
予算規模は517億2,000万円で、前年度比7.6%増となりました。
歳入の見通しについては、市税が個人市民税や固定資産税の増加により、前年度比1.5%増の128億9,600万円を見込み、地方交付税は6.4%増、臨時財政対策債は48.1%減、地方消費税交付金は11.2%増となり、結果一般財源総額は、289億8,930万円で、前年度比3.3%増となっています。今後とも、市税等の自主財源の確保に努めていくとしております。
次に、委員会質疑の中から主なものを述べさせていただきます。
除排雪事業は、15億7,807万6,000円を計上し、冬期間において道路交通の安全確保のために除排雪を実施するものでありますが、令和3年度の大雪を踏まえ拡大する取組として、未利用市有地の活用等による排雪と雪堆積場の受入れ態勢の強化をするものです。雪堆積場の受入れについては、12月の早い時期から搬入できるようにするとしています。今後も継続して新たな課題に取り組み、市民の安全・安心な冬の暮らしの確保に努めていただくことを要望いたします。
次に、えべつ観光協会支援事業について、一般社団法人えべつ観光協会を中心とした柔軟な発想による観光推進を支援し、江別市の魅力を効果的に発信し、近郊からの誘客を推進するものであります。一般社団法人えべつ観光協会の事務局体制の強化については、ふるさと納税の相談や江別百貨店などの法人化により、事務局の業務の増加が予想されるため、事務局員の勤務時間数の増加などを行うとしています。
今後も江別の魅力を発信すること、また、まちの活力を創出するためにも、収益事業のマネジメントができるなど、収益を増やすための工夫も必要と考えます。
次に、子育てひろばぽこあぽこ改修事業については、子育てひろばをリニューアルし、安全で魅力的な遊び場を提供するとしています。開設10周年となり寄附金を活用し、大型複合遊具等の一新と入退館管理システムの更新をするものです。
改修については、これまで以上に保護者が見守りやすく、くつろげる、子供にも大人にとっても安全で安心の空間にしたいとのことでありました。入退館管理システムの更新により、職員の事務手続の負担軽減、混雑時に利用者を待たせることなく、混雑状況の周知やアンケート記入もできるようになります。市外の方も利用する大変人気のある施設でもあり、さらに多くの子供たちが楽しめる施設になることを期待いたします。
次に、情報発信強化事業については、多様化する利用者ニーズに対応した情報発信をすることで、行政情報を共有できるものとして、令和4年3月からLINE公式アカウントの運用をしています。各課で情報発信していますが、企画政策部広報広聴課と連携しながら発信の中身を充実させていくとしています。
今後も、市の情報を、特に防災関連などについて多くの市民が受け取ることができるよう、LINE友達登録の促進や市民との情報共有を図るなど、今後も様々な手法に取り組まれることを要望いたします。
次に、医療的ケア児支援事業については、令和4年度、医療的ケア児の受入れは2名となり、初めてこの事業の本格的な取組が始まりました。月2回ほど教育庁舎に集まり、看護師ミーティングを開催し、情報共有を図っており、学校との連携、保護者との情報共有も密に連携を図っているとのことです。江別市初の医療的ケア児の受入れがスタートし、市内の学校に通学することができ、目覚ましく成長されている子供の様子をお聞きし、大きな前進であると思います。
今後も、ぜひ事業を持続し、安全で楽しい学校生活が送れるよう、さらなるサポート体制の充実に期待するものであります。
以上、委員会の質疑から、各事業について述べましたが、えべつ未来づくりビジョンに掲げた4つのまちづくりの基本理念の下、最終年の計画を着実に進めることを望みます。
本予算は、人口減少と地域経済縮小の克服、まち・ひと・しごとの創生と好循環の確立のため、江別市まち・ひと・しごと創生総合戦略を効果的に進めていくものと考え、議案第18号 令和5年度江別市一般会計予算について、賛成の立場での討論と致します。
以上です。

議長(宮本忠明君)

ほかに討論ありませんか。

高間専逸君

議案第18号 令和5年度江別市一般会計予算に賛成の立場で討論に参加いたします。
令和5年度は、市長の改選期に当たり、骨格予算としての予算編成がなされており、最終年度になるえべつ未来づくりビジョン第6次江別市総合計画において進めてきた4つの基本理念と協働の考え方に基づく政策の基本となる経費並びに第2期江別市まち・ひと・しごと創生総合戦略に基づく、人口減少対策を着実に進めるための基本となる経費を中心とした予算編成がなされています。
骨格予算ではありますが、新型コロナウイルス感染症への対応や、原油価格・物価高騰の状況を踏まえたことに加え、社会保障費の増加や労務単価の上昇、計画済みの公共投資の実施などにより、一般会計総額では517億2,000万円となり、前年度当初予算比7.6%増の予算となっており、当初予算では過去最大の予算編成となりました。
当会派として、当予算案の内容を精査し、新年度の補正予算における政策予算の編成の方向性を意識し、慎重に審査を行いました。
この予算案に対しては、除排雪事業、生ごみ減量化推進事業、廃棄物減量等推進審議会委員報酬等、健康都市推進事業等の質疑やその他関連質疑を行い、質疑を通じて、予算案の内容の確認や執行に当たっての意見を述べさせていただいたところであります。
また、今般の個別事業の質疑に加え、各常任委員会での事業説明・報告等で会派としての意見や要望を重ねてきており、新年度予算の執行及び補正予算の編成に当たっては、十分に留意されることを望むものであります。
委員会審査を通じて、多くの事項について指摘させていただきましたが、令和5年度予算案全体としては、事業の編成、内容及び方向性については、おおむね理解し、評価するところでもあります。
最後に、4期16年にわたる三好市長による最後の予算編成となります。予算案上程の際には、令和5年度江別市各会計予算大綱説明において、自ら示した第6次江別市総合計画、さらには市政執行方針に基づいて行われた様々な施策、人口減少対策に係る施策への実績、評価を述べられ、さらには積み残された課題についても触れておりました。
今後は、少子高齢化と人口減少が同時に進行する中、コロナ禍による市民生活や地域経済の変化、急激な物価高騰などにより、市政運営がますます厳しくなることが予想されています。
先人たちが築き上げ、そして三好市長により支えられたふるさと江別が、持続可能なまちとして引き継がれていくことを願うと、予算大綱説明では結ばれており、今後、市政を担う執行部を含め、職員全体においても、同時に私たち議会においても、この言葉を心に留めていく必要があると感じております。
三好市長におかれましては、長年における市政運営への感謝と敬意を表するところであります。
以上を申し述べ、議案第18号 令和5年度江別市一般会計予算に賛成の討論と致します。

議長(宮本忠明君)

ほかに討論ありませんか。

諏訪部容子君

議案第18号 令和5年度江別市一般会計予算について、賛成の立場で討論いたします。
本予算は、市長の改選期に当たるため、いわゆる骨格予算でありますが、その予算規模は前年度当初比7.6%増の517億2,000万円となり、過去最大規模となっております。
令和5年度は、第6次江別市総合計画の最終年度であることから、基本理念に掲げる安心して暮らせるまち、活力あるまち、子育て応援のまち、環境にやさしいまちと、その根幹となる協働のまちづくりに基づくまちづくり政策並びにえべつ未来戦略の3つの戦略の総決算として、また、三好市政の総仕上げとして編成され、次期総合計画につながる予算と認識いたします。
歳入では、市税は、個人市民税や固定資産税などの増加により、前年度に比べ1.5%増の128億9,600万円を見込むほか、地方交付税は6.4%増の118億1,000万円、臨時財政対策債は48.1%減の2億7,000万円、地方消費税交付金は消費の拡大により11.2%増の31億8,000万円を見込み、一般財源総額では、前年度比3.3%増の289億8,930万円となるところです。また、市債の発行は、環境クリーンセンター基幹的設備改良事業や新栄団地建替事業等により、前年度比46.8%増の30億5,180万円となっております。
歳出では、高齢化等により社会保障費が引き続き増加するとともに、昨今の原油価格や物価の高騰、労務単価の上昇等の影響により、光熱費や委託料等が大幅に増加しております。また、新型コロナウイルス感染症への対応も引き続き行われると見込まれます。
以下、具体的な事業について、委員会での審査から何点か述べます。
除排雪事業では、令和3年度における災害級の大雪を踏まえ、江別高校跡地などの未利用市有地の活用によりバス路線等の排雪を強化するほか、降雪初期から雪堆積場の受入れ態勢を強化することで、令和3年度並みの大雪時にも対応できるとのことであり、また、ハンドガイド除雪機の取得により、通学路や押しボタン式信号機周辺等の除雪を強化するとのことです。以上のことを実効性があるものとするためには、事業者等の人員体制の維持・強化、民間事業者や市民などとの適切な役割分担及び連携強化が必要であると指摘しておきます。
市民参加による公園づくり事業について、江別市公園施設長寿命化計画は今年度で終了するとのことで、今後、江別市の公園全体を再生整備するに当たっては、人口が減少していくことを視野に入れ、将来に向けた公園の在り方等について、来年度以降、市として検討していくべきと考えます。
えべつ観光協会支援事業は、令和3年10月に法人化した一般社団法人えべつ観光協会に対して補助及び委託を行う事業です。江別市には名所旧跡等がなく、いわゆる観光都市ではありませんが、民間の柔軟な発想を生かし、様々なイベントや物産の開発等の活動を行っていることは評価いたします。次年度策定予定の第2次江別市観光振興計画の策定に当たっても、江別市にとっての観光とは何か、どのように産業及び地域振興に結びつけていくかを、改めてしっかり見定めた上で、庁内の各部署とも横断的に連携して、可能な限り自走化に向けて取り組まれることを求めます。
救急医療対策事業(内科系二次救急)は、一般社団法人江別医師会及び市内内科系病院の協力の下、輪番制による体制を構築するものです。これまで休日・夜間における内科系二次救急については、救急搬送要請の都度、応需可能な医療機関を調整し、対応していましたが、安定的な救急医療体制が確立されることにより、より早期の治療によって市民の命や健康の保持につながるものとして評価いたします。
生ごみ減量化推進事業では、生ごみ堆肥化容器の助成を継続的に行っていますが、利用する市民はなかなか増加しません。マンション居住者の増加や住宅事情等から堆肥化容器の設置が難しくなっており、電気を使わず室内でも堆肥化が可能な布製コンポストなどの利用も進んでいます。一人一人が身近に参加できるSDGsの行動として、新たな堆肥化容器を助成対象に加え、少しでも裾野を広げていく手法の検討を求めます。
子どもの生活実態調査事業は、平成30年に実施した調査と同様の調査であり、今回からはスマートフォンやタブレット端末等によるウェブ回答が可能となるとのことです。前回調査では、ヤングケアラーなどの社会的課題が新たに認知されましたが、コロナ禍において家庭が抱える困難等がより見えにくくなっているとも考えられ、今回の調査を今後の市の施策に十分に生かすことができるよう、丁寧な周知などにも努め、市の実態が適切に把握されることを求めます。
学校給食事業について、一定期間給食を食べない場合の減免措置などの手続については、ホームページ等に記載されていますが、説明が分かりにくいなどの声をお聞きします。不登校児童生徒が増える中で、給食を食べない期間が長くなることも想定されるため、分かりやすい情報提供を求めます。また、本市の児童生徒数は、転入数の増加とともに過去の推計とは状況が変化しています。老朽化した調理場2施設及び給食全体の在り方についての議論が必要な時期ともなっており、ハード・ソフト全般的な検討を進めるべきです。今後は、慎重丁寧な議論プロセス、適切な議会への説明等を要望します。
大学生等地域関係促進事業、EBETSUto(えべつと)は、主に市内4大学の学生を対象に江別PRブースの設置や地域交流会の開催、スマホアプリのえべつファンの運営等を通じて、関係人口の創出を図ろうとする事業ですが、令和4年度までとされた国の地方創生推進交付金が2年間延長されたため、引き続き令和5年度も実施しようとする事業であります。令和5年度からは、各大学の協力を得て卒業生へのPR、働きかけを行うということですが、交付金の要件である自走化に向け、企業との連携等も推進しながら、持続可能な事業体制を構築するよう、また、学生地域定着自治体連携事業、いわゆるジモ×ガクなど、同様に大学生を対象としている事業とも相互に連携し、よりよい取組となるよう求めます。
以上、委員会の審査から何点か述べましたが、今回の予算は骨格予算ではありますが、物価上昇等により過去最大規模になったほか、環境クリーンセンター基幹的設備改良事業、生涯健康プラットフォーム推進事業など、今後の市の財政運営に影響を及ぼし得る事業も予算づけされています。新年度は、新型コロナウイルス感染症の制約の緩和等により、消費の増加などが見込まれている一方、物価高騰が市民生活に及ぼす影響が今後ますます顕在化する恐れもあり、その対応に適時取り組まれることを求め、また、より効率的な事業実施等により、財源の確保に積極的に取り組まれることを求め、議案第18号 令和5年度江別市一般会計予算についての賛成の討論と致します。
以上です。

議長(宮本忠明君)

ほかに討論ありませんか。

本間憲一君

議案第18号 令和5年度江別市一般会計予算について、賛成の立場で討論いたします。
令和5年度は、統一地方選挙の実施年に当たるため、いわゆる骨格予算となりますが、えべつ未来づくりビジョンの10か年計画の最終年次を迎える年であります。そのため、令和5年度は、えべつ未来づくりビジョンに掲げた4つのまちづくりの基本理念と、基本理念の根幹となる協働のまちづくりの考え方を踏まえたまちづくりを進め、また、まちづくり政策を進めるためにえべつ未来戦略を政策の中枢に据えて、重点的・集中的に取り組まれるとのことでありました。
さらに、令和5年度は、社会保障費の増加に加え、環境クリーンセンター基幹的設備改良事業など、投資的経費の増加や原油価格・物価高騰等の影響により、一般会計当初予算額は前年度比より7.6%増の517億2,000万円と、過去最大を更新する予算となりました。
物価高騰の影響は、市民生活の暮らしに大きな打撃を与えております。
江別市全体においては、生活保護費や年末見舞金支給世帯の増加等が見られ、江別市が事業を委託している社会福祉法人江別市社会福祉協議会の果たす役割が年々大きくなっていることが明らかとなりました。業務内容をしっかりと精査し、市と役割を分担することで安定した運営ができるよう、体制づくりの見直しを求めます。
子育て政策においては、子どもの生活実態調査事業も行われますが、低所得世帯や独り親世帯の課題として、所得が低いことによる子供への影響については、前回調査時においても自明でありました。学校給食費や放課後児童クラブの保育料など、子育てに係る費用負担をなるべく小さくできるよう、引き続きの検討を求めます。
また、教育現場においては、不登校児童生徒数は大幅に増加傾向であり、教育現場の負担がかなり大きくなっていることと思います。適応指導教室すぽっとケアの開催日の増加や校内適応指導教室の設置など、積極的な支援策を行っていただいておりますが、さらなる教員の負担の増加や、担任制での対応では、児童生徒へ細かな対応ができないなどの課題も想定されます。事務事業評価表の成果指標も、学校外の機関等とつながりのある不登校児童生徒の割合に見直されたところでありますので、フリースクールやデイサービス等、外部の支援と積極的につながり、全ての社会資源を活用して児童生徒の支援に当たっていただきたいと思います。
科学体験教室におきましては、今年度からの事業ですが、好評により募集人数を大きく上回ったことから抽せんを行ったこともあったと伺いました。募集人数や実施回数に工夫を凝らし、子供たちの科学に対する欲求を満たすよう、さらなる事業の充実拡大を望みます。
さらに、令和5年度は、江別市の様々な魅力を再発見、再定義していく年度にもなろうかと思います。第2次江別市観光振興計画が策定をされ、令和4年度に法人化した一般社団法人えべつ観光協会の取組や旧町村農場保存活用推進事業と一体的に江別市の魅力をどのように発信していくのかを策定する年度となり、期待するところであります。
こうした新しい事業に加えて、既存の事業である地域緑化事業において、市民が楽しめるような植樹品種の選定の見直しや、江別市の文化振興に大きく貢献をしているNPO法人江別市文化協会の維持運営に積極的に協力するなど、新旧一体となり江別市の魅力発信に努めていただけるよう求めるところであります。
なお、江別市女性団体協議会は、江別市の男女共同参画の推進や地域コミュニティーの醸成など、市にとって非常に重要なパートナーとも言える存在であり、その維持運営については市としてもそれに並走するような協力をされることを要望いたします。
以上、各事業について述べさせていただきましたが、最後に、江別市の重要な課題として、庁舎の耐震化があります。耐震化に課題を抱える現在の庁舎において、計画推進は待ったなしの状況でございます。計画策定を進めながら、基金を積み上げていくことが重要であり、そのためには今ある市有財産と、建て替え終了後に集約される現庁舎周辺等に分散されている庁舎等の売却を俯瞰的に考え、着実に基金の積上げを行っていくことが大切であります。市有財産の計画的な売却と、確実に基金の積上げを行っていくことで、一日も早い耐震化に向けた計画策定の後押しを実現させていただくことを求め、議案第18号 令和5年度江別市一般会計予算についての賛成の討論と致します。

議長(宮本忠明君)

ほかに討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
これをもって討論を終結いたします。
これより議案第18号を起立により採決いたします。
議案第18号は、委員長報告のとおり、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
(賛成者起立)
起立多数であります。
よって、原案のとおり決しました。
議事の途中でありますが、換気のため暫時休憩いたします。
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午後 2時29分 休憩
午後 2時34分 再開
───────────────────

議長(宮本忠明君)

休憩前に引き続き会議を開きます。
議事を続行いたします。
議案第19号 令和5年度江別市国民健康保険特別会計予算に対する討論に入ります。
討論ありませんか。

高橋典子君

議案第19号 令和5年度江別市国民健康保険特別会計予算について、反対の立場から討論いたします。
本会計予算は、いわゆる国保の都道府県化から6年目となります。全額納付が求められる国民健康保険事業費納付金について、令和5年度では、積立基金から1億8,692万2,000円を繰入れする予算となっており、国の激変緩和措置が令和5年度で終了するとされていることから、今後、さらに納付金の不足額が拡大することが懸念されます。
当市ではかねてから、国民健康保険税は近隣自治体と比べて比較的低い設定で運用されてきていますが、そのような中でも国民健康保険税の滞納があり、丁寧な対応が求められます。滞納世帯数の割合は減少傾向にあり、また、当会派が求めてきた短期証の窓口留め置きの中止については、この間の試行的な取組によって、短期証を交付しても収納率の低下などの影響は見られず、今後も継続するとのことであり、困難な事情のある方には早期に相談していただけるよう取組の充実に期待します。
一方で、資格証明書については、令和4年6月1日時点で29世帯に発行されており、受診控えにつながっていないか、厳しく見なければなりません。医療機関の受診が必要なときには窓口への申出で短期証を交付するとしており、受診を妨げるものではないとの認識が示されていますが、受診遅れを招いていないか、丁寧に見る必要があります。近隣自治体では、資格証明書の発行を行っていない自治体もあり、また数件に抑えている自治体もあることから、当市としても資格証明書を発行しない対応について検討すべきです。
特に、所得区分の資料によると、資格証明書が交付されている世帯の約7割が、未申告を含む所得なしから100万円以下の世帯で占められており、家計のやりくりの厳しさがうかがえます。一たび納付が滞ると、その後の納税がさらに厳しくなることは明らかであり、担税力に応じた保険税とすることが求められています。
基金を活用しての保険税引下げの検討については、北海道が令和12年度に統一保険料を目指しており、現在の制度の下では、市町村に財政運営上の裁量の余地がなく、国民健康保険税の上昇は抑制したいが、引下げは難しいとの答弁がされています。しかし、制度の運営そのものは自治体の責任において行われるものであり、さらに自治体としての努力が求められます。
根本的な問題としては、医療を保障する社会保障制度でありながら、このように困難な運営となっている状況について、国に国庫補助の増額を求めるとともに、制度の改善が図られるよう求めなければなりません。
以上のことを指摘し、議案第19号 令和5年度江別市国民健康保険特別会計予算について、反対の立場からの討論と致します。
以上です。

議長(宮本忠明君)

ほかに討論ありませんか。

三角芳明君

議案第19号 令和5年度江別市国民健康保険特別会計予算に賛成の立場で討論いたします。
国民健康保険は、加入者に高齢者や低所得者が多いことから保険税の負担能力が低い一方で、医療費水準が高いなどの構造的課題があります。
しかし、今後も高齢化の進展に伴う医療費の増加が見込まれる中で、国民皆保険制度は最後の砦として、持続可能な医療保険制度を構築するため、平成30年度から都道府県が責任主体となり、安定的な財政運営や効率的な事業確保など、国保の運営に中心的な役割を担い、段階的に制度の安定化を図ろうとするものであります。
この保険制度改革により、都道府県においては国民健康保険事業費納付金の徴収、市町村には納付義務が規定され、都道府県が各市町村の医療水準や所得水準に応じて算定した納付金を市町村が賦課徴収し、納付することとなりました。
ただし、保険給付等に必要な費用については、保険給付費等交付金として都道府県から各市町村に交付される仕組みとなっています。
保険給付費では、出産一時金の給付が50万円に増額され、安心な妊娠・出産に寄り添うものとなるなど、社会状況に即した対応がなされてきております。
江別市の役割として、国民健康保険事業費納付金を北海道へ納付すること、資格を管理すること、標準保険料率等を参考に保険料率を決定すること、個々の事情に応じた賦課徴収、保険給付を決定すること、さらには、被保険者の特性に応じたきめ細かな保健事業を実施することとされております。
資格管理においては、滞納件数、資格証明書、短期証の発行件数は減少してきており、滞納者に対しては、滞納額が大きくならないよう早期にコールセンターから丁寧できめ細かな市民目線での対応がなされている成果の表れと考えるものであります。
本特別会計予算は、歳入・歳出の総額は125億2,200万円が計上され、被保険者数は2万3,753人と年々微減傾向にあります。一般会計からの繰入金は、10億円を超える金額が予算化されておりますことからも、今後どのように支え合っていくかが大きな課題となってきております。
本市においては、被保険者の健康の保持・増進を目的に、健診センターの充実、疾病予備軍に対しての訪問指導事業の実施、短期人間ドック助成事業及び各種がん検診や脳ドックなどの受診者に対する助成事業なども積極的に実施していく旨が示されております。健康都市宣言をしている江別市としては、より一層健康管理に視点を置いた疾病予防及び健康寿命・自立期間の延伸に努めることが望まれます。
今後も、財政確保とともに適正な国保事業が進められることを求め、議案第19号 令和5年度江別市国民健康保険特別会計予算に賛成の討論と致します。

議長(宮本忠明君)

ほかに討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
これをもって討論を終結いたします。
これより議案第19号を起立により採決いたします。
議案第19号は、委員長報告のとおり、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
(賛成者起立)
起立多数であります。
よって、原案のとおり決しました。
次に、議案第20号 令和5年度江別市後期高齢者医療特別会計予算に対する討論に入ります。
討論ありませんか。

高橋典子君

議案第20号 令和5年度江別市後期高齢者医療特別会計予算について、反対の立場から討論いたします。
本会計予算は、令和4年度と比較し、保険料収入が175万9,000円増の15億826万円で、被保険者数は774人増の2万577人となっています。令和4年度、令和5年度の年間保険料は、北海道後期高齢者医療広域連合において、均等割額は年間で5万1,892円、所得割は10.98%、年間限度額は66万円であり、1人当たりの年間保険料は平均9万4,348円とされています。
その前の期間と比べ、負担が軽減されているようにも見えますが、一方で、令和元年度から見直された均等割の特例軽減については9割軽減や8.5割軽減だった方が、令和3年度から本則の7割軽減となったことで、この間、2倍から3倍の負担増となっており、委員会資料によると、当市では令和5年2月末時点で8,871人の方が対象となっています。
この負担増に対しては、消費税率の10%への引上げを財源とした年金生活者支援給付金と介護保険料の軽減措置が行われ、総合すると負担は増えないと説明されていますが、そもそも逆進性が高いと批判される消費税の増税は、生活実感としても厳しいものがあります。さらに、年金支給額の引下げや物価高騰、灯油価格の上昇など、年金を主な収入源として生活されている後期高齢者にとって、なお厳しい状況があります。
また、令和4年10月から単身世帯で年収200万円以上、複数世帯で年収320万円以上の場合、医療費の窓口負担が1割から2割へと引き上げられました。江別市では、1割負担だった方の21.6%の方が対象となっています。市の窓口へは、負担増による相談等はないとのことですが、市民の中からは、この医療費負担増への驚きと困惑の声が出ており、受診抑制や保険料の滞納に影響しないか危惧されるところです。窓口負担を抑えるため、3年間の配慮措置が設けられ、北海道後期高齢者医療広域連合から申請の案内文等が郵送されているとのことですが、まだ、未申請の方も多くおられるとのことであり、市としても対象者が確実に申請できるよう、支援が求められます。
委員会資料によると、保険料の滞納状況では、令和5年1月末納期分までで187人となっています。年度途中なので例年の傾向から今後減少するとのことですが、令和3年度を例に取ると、80人の滞納者のうち51人が均等割軽減者であり、軽減があっても滞納となっていることから、特例軽減の廃止の影響が危惧されます。
また、短期証の発行状況は、令和5年2月末時点ではゼロとなっていますが、滞納することで正規の保険証ではなく6か月間の短期証とする制度自体、大きな問題と言えます。
病気にかかりやすく重症化しやすい、最も医療を必要とする高齢者のみを被保険者とする後期高齢者医療制度そのものが、高齢者の方たちの生活に大きな不安を与えている状況から、安心して暮らせる生活を保障するための江別市としての施策は不十分であることを申し上げ、議案第20号 令和5年度江別市後期高齢者医療特別会計予算について、反対の立場からの討論と致します。
以上です。

議長(宮本忠明君)

ほかに討論ありませんか。

岡 英彦君

議案第20号 令和5年度江別市後期高齢者医療特別会計予算について、賛成の立場で討論に参加いたします。
後期高齢者医療制度は、平成20年にスタートした国民皆保険制度の維持と世代間の負担の調整を図るための制度であり、北海道内の全ての市町村が加入する北海道後期高齢者医療広域連合が運営主体となり、江別市では、各種申請届出の受付や保険料の徴収などの窓口業務を行っています。
令和5年度予算の歳入では、後期高齢者医療保険料が約15億826万円、歳出では、後期高齢者広域連合納付金が19億9,574万4,000円、歳入・歳出の総額では、いずれも20億1,300万円の予算となるものです。
委員会審査では、後期高齢者医療保険料の軽減区分ごとの人数や保険料の滞納状況、短期証の発行状況などを資料により審査し、令和4年度では短期証が交付されていないことや均等割軽減区分の変化についても、他の制度の変更等によって、高齢者にとっては実質的に負担増にならない実情があるとの説明を受けました。
今後、医療費はますます増大するものと思われる上に、世代間、地域間の医療費の格差解消を図っていかなければなりません。
さらなる改善と整備を国に求めていくよう要望して、議案第20号 令和5年度江別市後期高齢者医療特別会計予算について、賛成の討論と致します。

議長(宮本忠明君)

ほかに討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
これをもって討論を終結いたします。
これより議案第20号を起立により採決いたします。
議案第20号は、委員長報告のとおり、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
(賛成者起立)
起立多数であります。
よって、原案のとおり決しました。
次に、議案第21号 令和5年度江別市介護保険特別会計予算に対する討論に入ります。
討論ありませんか。

高橋典子君

議案第21号 令和5年度江別市介護保険特別会計予算について、反対の立場から討論いたします。
本会計予算は、第8期江別市介護保険事業計画の最終年に当たります。介護保険制度開始から、計画期間ごとに第1号被保険者の保険料は見直しされ、第8期では第7期と同額ではありましたが、制度開始時には月額基準額が3,000円だったものが5,720円と、約2倍にまで引き上げられてきました。全国平均でも6,000円を超えており、全国の自治体からはもう限界との声が上がっていると言われています。
国は、令和元年10月からの消費税率10%への引上げを財源に、所得段階の第1段階から第3段階において保険料の負担軽減を強化したとしています。しかし、軽減措置があったとしても根本的に負担が重く、保険料を滞納せざるを得ない実態もあります。
委員会の資料によると、当市では、所得段階別滞納件数では、令和5年1月末納期分までの時点でも滞納件数は840件あり、そのうち第1段階の方が308件と、最も多くを占めています。また、給付制限を受けている方は令和5年2月時点で5人おられ、そのうち1人は介護サービスを利用されており、本来の利用料が1割負担のところ、3割負担となっているとのことです。あとの4人はサービスの利用実績はないとのことですが、そのうち3人は家族の支援を受けているだろうとも説明されています。
介護保険制度開始時には、家族による介護から社会的な介護へと説明され、介護度に応じた適切なサービス利用により生活を維持するのが本来の在り方といえ、十分なサービス利用ができないことがあってはなりません。
また、令和3年8月から介護保険施設利用者の居住費・食費軽減制度の基準額等の変更により大幅な負担増となり、施設の退所やショートステイの回数を減らすなど、サービス利用の抑制につながらないかと懸念されています。委員会に提出された介護保険施設負担限度額認定状況の資料では、食費の大幅な負担増の対象となった方は、第3段階2の方において令和3年度末で563人、制度の変更前の食費が1日当たり650円だったものが1,360円と、2倍以上に引き上がり、月額2万1,300円の負担増となるとのことでした。当市では、施設退所となった方はいないということですが、施設利用をされている方からは、食費等の施設費用の支払いに貯金を取り崩しているとも伺います。ショートステイの利用も、費用負担を考えながら調整している方もいらっしゃいます。
介護保険給付費準備基金の積立状況では、令和3年度末で14億4,791万4,005円となっており、この基金の一部を活用して介護保険料を引き下げるべきであり、第9期江別市介護保険事業計画を策定していく中で、保険料引下げの検討をすべきです。
高齢者の方々が安心して地域で暮らし続けられるよう、それぞれの状態にふさわしい介護サービス等を利用できることが重要であり、そのためにも、根本的に介護保険料の引下げの検討が求められます。
以上の点を指摘させていただき、議案第21号 令和5年度江別市介護保険特別会計予算について、反対の立場からの討論と致します。
以上です。

議長(宮本忠明君)

ほかに討論ありませんか。

徳田 哲君

議案第21号 令和5年度江別市介護保険特別会計予算について、賛成の立場で討論に参加いたします。
令和3年度からスタートした第8期江別市介護保険事業計画の最終年度に当たる令和5年度の会計予算は、歳入歳出総額において対前年度比2.8%、3億1,300万円減の108億7,100万円で計上されました。
被保険者数については3万8,128人となっており、現年度分に滞納繰越分を合わせた介護保険料は、前年度比2,539万7,000円増の23億6,120万5,000円となっております。
ここ数年における新型コロナウイルス感染症の流行により、一般介護事業などにおいて大きな影響を受けたところですが、直近では回復の兆しも見え始めており、令和5年度においては、各種専門職の派遣や地域包括支援センターの保健師が行う介護予防出前講話など、令和4年度後半におけるコロナ禍からの回復傾向を鈍化させることなく、コロナ禍以前のような積極的支援ができるよう介護予防事業の推進を図っていくとしております。
予算審査における一般介護予防事業の質疑の中で、高齢者を対象とした通いの場への支援として、リハビリテーション職を通いの場へ派遣し、運動機能向上に向けた講話を行うとともに、通いの場での活動がより効果的なものとなるよう、専門的知識に基づいた指導を行っているとの報告がありました。また、専門職の派遣以外にも、地域包括支援センターが地域住民に対して通いの場の創出を働きかけ、新たな通いの場の立ち上げ支援や、安定した運営に係る支援を行ってきたところですが、新型コロナウイルスの感染拡大により多くの通いの場が休止を余儀なくされた状況を受け、令和5年度は休止した通いの場に対して、再開支援を中心に行っていくことなどが説明されました。高齢者の皆さんが生き生きと集える場所が一日も早く再開できるよう、当事者の声を聞きながら、必要な支援を継続していただくことを要望いたします。
コロナ禍にあって、ひきこもりがちな生活が長く続いた高齢者も多くなっていることから、健康に過ごすためのフレイル予防は、単なる医学的視点に立った取組や、純粋な運動習慣を持つことといった身体的なフレイルのみならず、地域に出て、常に人とのつながり、生きがい、やりがい、目標などを持ちながら継続的に日々取り組んでいく社会的なフレイルという視点からも大変重要であることは、審査における答弁にもあったとおりであります。引き続き、関連事業や他部署との連携を図りながら、種々の取組に努めていただくことを要望いたします。
当市の高齢化率も30%を超え、介護保険制度における要支援・要介護認定の高齢者は後期高齢化が一層進んでまいります。今後、ますます重要となる健康増進・介護予防施策の強化を図りつつ、介護保険制度の維持と安定運営に努めていただくことを要望し、議案第21号 令和5年度江別市介護保険特別会計予算に賛成の立場での討論と致します。

議長(宮本忠明君)

ほかに討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
これをもって討論を終結いたします。
これより議案第21号を起立により採決いたします。
議案第21号は、委員長報告のとおり、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
(賛成者起立)
起立多数であります。
よって、原案のとおり決しました。
次に、議案第22号 令和5年度江別市基本財産基金運用特別会計予算に対する討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
討論なしと認めます。
引き続き、議案第22号を採決いたします。
議案第22号は、委員長報告のとおり、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、原案のとおり決しました。
次に、議案第23号 令和5年度江別市水道事業会計予算に対する討論に入ります。
討論ありませんか。

高橋典子君

議案第23号 令和5年度江別市水道事業会計予算について、反対の立場から討論いたします。
令和5年度の業務予定量の概要によると、給水戸数は前年度と比較し、129戸の増加を見込み、一方で年間総給水量は前年度より17万9,000立方メートル減の1,076万9,000立方メートルを見込み、年間総有収水量では1,028万4,029立方メートル、有収率は前年度と同様に95.5%としています。
予算では、市民への安定的な給水を行うために、基幹管路の耐震化事業や上江別浄水場中央監視システムの更新等、必要な事業が予定されているものと理解します。
一方、水道料金を滞納された方に対して、一時的とはいえ、給水停止措置を行っていることについては、かねてから指摘してきたところであり、市民の衛生的な生活を保障する点から見て、問題と言えます。
これまで、給水停止に至る過程において、現地の確認なども含めて慎重に対応されていることは確認させていただいており、また、今回の委員会の審査においては、現在停止中の世帯について、いずれも生活実態が見受けられないことも確認したところであります。
また、水道料金の納付が滞っている方には、自立相談支援機関くらしサポートセンターえべつにつなぐなどの対応をされていることは、これまでも確認してきており、さらに今回の審査においては、令和4年度から、江別市生活困窮者自立支援ネットワークの会議にも参加し、情報共有されているとの説明もありました。
しかしながら、いずれにしてもライフラインである水道について、一時的であっても、給水停止することを認めることはできません。
以上のことを申し上げ、議案第23号 令和5年度江別市水道事業会計予算について、反対の立場からの討論と致します。
以上です。

議長(宮本忠明君)

ほかに討論ありませんか。

干場芳子君

議案第23号 令和5年度江別市水道事業会計予算について、賛成の立場で討論いたします。
令和5年度の業務予定量は、給水戸数が前年度比より129戸増としているものの、年間総有収水量は17万851立方メートルの減で、有収率は変わらず95.5%となっています。
経営面では、収益的収入及び支出において、給水収益が前年度比0.8%の減の21億766万5,000円であり、収入全体では26億2,802万2,000円の1.6%減としています。一方、支出は全体で24億7,374万円の2.2%増とし、当年度純利益は71.3%減の4,300万9,000円としています。
主な事業では、基幹管路耐震化、配水管整備、上江別浄水場の配水施設整備や上江別浄水場中央監視システムの更新等が予定されており、水道水の安定的な供給に向けた取組を計画的に行うこととしています。
委員会の質疑では、水道料金滞納件数と給水停止件数についての資料により、滞納件数が令和元年度に比べ、年々減少傾向となっている要因については、早い段階からの電話による滞納案内、納付相談を行った結果であるとのことです。納付忘れや納付書の紛失等の対応のほか、生活困窮の方へは自立相談支援機関くらしサポートセンターえべつなどの支援サービスにつなげることにも取り組んでいます。
給水停止件数は、令和元年度、令和2年度の5件から、令和3年度では13件に増加しましたが、特にコロナ禍においては、感染症対策等でよりライフラインとしての水道は大切です。水道給水停止する際には、段階的なアプローチとともに現地での生活実態の有無を確認し、停止後も再度、年2回現地を訪問し、生活実態を確認しているとの説明でしたが、ライフラインとしての水道水は重要であることから、今後も丁寧な対応を継続してください。生活実態のない場合の給水停止は、降雪地域での冬期間の凍結による水道管破裂などの事故も危惧されることから、やむを得ない措置と判断いたします。
近年の物価高・燃料費高騰の影響や、基幹管路の耐震化、配水管の布設替えをはじめ、人口減少による収益的収支の赤字などにより、今後さらに事業運営が厳しさを増していきます。今後も効率的な運営を進めていくとともに、安心・安全な水道水を供給するため、水質管理の強化及び災害時の対応等、適切かつ着実な経営に努めることを求め、議案第23号 令和5年度江別市水道事業会計予算について、賛成の討論と致します。

議長(宮本忠明君)

ほかに討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
これをもって討論を終結いたします。
これより議案第23号を起立により採決いたします。
議案第23号は、委員長報告のとおり、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
(賛成者起立)
起立多数であります。
よって、原案のとおり決しました。
次に、議案第24号 令和5年度江別市下水道事業会計予算に対する討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
討論なしと認めます。
引き続き、議案第24号を採決いたします。
議案第24号は、委員長報告のとおり、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、原案のとおり決しました。
次に、議案第25号 令和5年度江別市病院事業会計予算に対する討論に入ります。
討論ありませんか。

稲守耕司君

議案第25号 令和5年度江別市病院事業会計予算について、賛成の立場で討論いたします。
令和5年度は、収支均衡に向けて策定された江別市立病院経営再建計画の最終年度となります。令和4年度の病院事業においては、経営判断の迅速化とガバナンスの強化などを目的に、地方公営企業法の一部適用から全部適用へと移行し、病院事業管理者を迎え、新たな経営体制の下で運営がスタートしました。
また、財政面では、減資により解消すべき累積欠損金の見える化も行われ、新型コロナウイルス感染症においては、通常の一般診療とともに、新型コロナウイルス感染症の重点医療機関として、発熱外来や感染症患者の受入れを行い、地域における公的病院の役割を再認識しました。
そのほか、交付金が過大であったとの厚生労働省に対する会計監査院からの指摘により、医療機関の自主点検が行われた結果、令和2年度分の返還はありませんが、令和3年度分では約3,000万円の返還見込額となり、令和5年度の予算に計上されました。今後、さらに返還の追加も想定され、黒字化は難しくなります。
また、新型コロナウイルス感染症の法的位置づけが2類感染症相当から5類感染症へ引き下げられることに伴い、新型コロナウイルス感染症の病床確保補助金を半減させる方針を固めたとの報道があり、当面は国の動きを注視しつつ、現状の診療体制を維持するとのことでしたが、さらなる経営への影響を考慮しなければなりません。
委員会審査においては、新たな病院事業管理者の下、経営目標の共有化と意思決定、進捗管理を明確化し、職員全体で目標を達成する体制を構築中であり、現状の実績を認識しつつ、一歩前に進む目標を設定し、新型コロナウイルス感染症の補助金に頼らない、診療報酬における収益向上に全職員で取り組む姿勢が示されました。
そのほか、未来医療創造基金についての質疑において、令和5年度には大学病院との間でそれぞれ共同研究がスタートし、共同研究の持続性を確保するために、基金への寄附を募るなど、運営財源の安定化を図るとしており、将来の医師確保への道筋ができることを期待します。
また、地域医療への広がりモデルとしての提案を受け、江別・南空知先端医療推進協議会が、特に医療圏内で関係性が強い江別市、新篠津村、当別町、南幌町の間で設置されました。高度先進地域医療を目指す市立病院がしっかりと地域の公的基幹病院としての役割を果たし、周辺自治体の医療の向上に資することを要望し、議案第25号 令和5年度江別市病院事業会計予算について、賛成の立場での討論とします。

議長(宮本忠明君)

ほかに討論ありませんか。

岡 英彦君

議案第25号 令和5年度江別市病院事業会計予算について、賛成の立場で討論いたします。
令和5年度は、市立病院の経営再建に向けた令和3年度から3年間の江別市立病院経営再建計画の最終年となる予算です。
令和5年度予算は、新型コロナウイルス感染症関連補助金である病床確保補助金による4億5,255万9,000円の医業収益を含めて、純損益で3,415万2,000円の黒字となる見込みとなっています。
しかしながら、政府は、新型コロナウイルス感染症の5月からの5類感染症移行に当たり、病床確保料を半減する方針を固めており、収益で見込んでいる4億5,255万9,000円の病床確保補助金が半減された場合、収支不足となることが懸念されます。令和5年度からは、1億2,540万7,000円の一般会計からの貸付金の償還も始まるため、収支の見通しは非常に厳しい情勢と言えます。
委員会審査では、予算上70.8%となっている病床利用率向上策について、令和4年度実績見込みの64.1%から5ポイント以上引き上げるための具体的な内容について説明を求めましたが、各診療科医師との面談結果により実現可能とのことでした。病床確保補助金の半減を考慮すると、予算上の病床利用率を達成したとしても、収支不足が見込まれることとなり、江別市立病院経営再建計画最終年での収支均衡を達成するためには、さらなる上乗せが求められることとなります。
また、現在、市立病院の許可病床は337床であり、稼働病床は267床となっていますが、委員会審査において、許可病床200床未満と200床以上の場合の診療報酬上の影響についても質疑しました。医師招聘が実現できていない現状において、現在の医師の体制で持続することが可能な病床数の検討についての議論を今後進める必要があります。
令和5年度予算においても1日当たりの入院患者は189名とされており、現状に見合った職員配置にすることにより経営改善を図るというように、病床数を維持するという従来の考え方を見直すことも重要な課題であることを指摘させていただきます。
令和5年度では、新たな経営計画に当たる経営強化プラン策定をすることとなりますが、3か年の江別市立病院経営再建計画をしっかり検証し、実効性のある経営強化プランを策定することを求めてまいります。
以上を申し上げ、議案第25号 令和5年度江別市病院事業会計予算について、賛成の討論と致します。

議長(宮本忠明君)

ほかに討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
これをもって討論を終結いたします。
引き続き、議案第25号を採決いたします。
議案第25号は、委員長報告のとおり、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、原案のとおり決しました。

◎ 議案第7号ないし議案第9号

議長(宮本忠明君)

日程第15ないし第17 議案第7号 江別市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について、議案第8号 江別市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について及び議案第9号 江別市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について、以上3件を一括議題と致します。
生活福祉常任委員長の報告を求めます。

生活福祉常任委員長(裏 君子君)

ただいま上程されました議案第7号 江別市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について、議案第8号 江別市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について及び議案第9号 江別市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について、審査の経過と結果を御報告申し上げます。
委員会の開催日は、お手元に配付の付議事件審査結果報告に記載のとおりであります。
これら3件の議案は、児童福祉法の一部改正により、児童福祉施設等に関する基準に児童の安全の確保が追加されたこと、児童福祉施設の長等の児童に対する懲戒権の規定が削除されたことなどに伴い、厚生労働省令及び内閣府令で定める基準がそれぞれ一部改正されたことから、これらに伴う所要の改正を行おうとするものであります。
主な質疑の状況について申し上げますと、議案第7号では、利用する乳幼児の送迎を目的とした自動車への安全装置の設置についての質疑に対し、当市では12施設、計32台の自動車が利用する乳幼児の送迎のために運行しており、昨年静岡県で発生した園児がバスに置き去りにされた事故を受けて、緊急点検と現地調査を実施したところである。
今後は、自動車への安全装置の設置が義務化されることから、補助金を交付し、早急に安全装置を設置するよう促すとともに、利用する乳幼児の安全確保が図られるよう、各施設に対し指導・監査を行う中で確認に努めたいと答弁されております。
次に、議案第8号については、質疑がありませんでした。
次に、議案第9号では、利用者の安全確保を図るための安全計画の策定に係る経過措置についての質疑があり、答弁では、家庭的保育事業所などにおいては、児童の安全確保に必要となるマニュアルなどが一定程度整備されているのに対し、放課後児童クラブでは、これまで各事業者が個別に安全確保の取組を行っており、明文化されたマニュアルなどが少ないことから、安全計画の策定に当たり、準備期間として1年間の経過措置が設けられることとなったと述べられております。
以上の質疑を経て結審を行いましたところ、討論はなく、採決を行いました結果、議案第7号ないし議案第9号については、全員一致により、原案のとおり可決すべきものと決しております。
当委員会に付託されました議案第7号ないし議案第9号の審査の経過と結果については、以上のとおりであります。
よろしく御決定賜りますようお願い申し上げます。

議長(宮本忠明君)

これより生活福祉常任委員長報告に対する質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
以上で、生活福祉常任委員長報告を終結いたします。
これより議案第7号 江別市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について、議案第8号 江別市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について及び議案第9号 江別市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について、以上3件に対する一括討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
討論なしと認めます。
引き続き、議案第7号ないし議案第9号を一括採決いたします。
議案第7号ないし議案第9号は、委員長報告のとおり、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、原案のとおり決しました。

◎ 議案第27号

議長(宮本忠明君)

日程第18 議案第27号 令和4年度江別市一般会計補正予算(第8号)を議題と致します。
提案理由の説明を求めます。

市長(三好 昇君)

ただいま上程になりました議案第27号 令和4年度江別市一般会計補正予算(第8号)につきまして、提案理由を御説明申し上げます。
今次補正は、除排雪経費の追加のために編成したものであります。
初めに、増額補正を行う理由について申し上げますと、今年度の降雪は、おおむね平年並みの状況でありますが、市では、昨年度の大雪に係る検証結果を踏まえ、幹線道路の除排雪を強化して取り組んでまいりました。
また、商業施設など、民間におきましても、排雪事業の前倒しや排雪量の増加などの動きが見られました。特に、作業が本格化した2月以降、排雪や雪堆積場に係る作業量が想定を上回ったため、既定予算に不足が見込まれることから、除排雪経費を追加しようとするものであります。
それでは、補正予算の概要につきまして、御説明申し上げます。
予算書の4ページ、3の歳出をお開きいただきたいと存じます。
8款土木費でありますが、2項2目道路橋梁維持費は、運搬排雪費や雪堆積場の管理経費等として、1億3,740万円を追加するものであります。
これに対応いたします歳入につきましては、2の歳入にありますとおり、19款繰入金(・・・)の追加をもって措置するものであります。
次に、1ページにお戻りいただきたいと存じます。
以上の結果、今次補正額は、1億3,740万円の追加となりまして、これを既定の歳入歳出予算の総額543億2,807万9,000円に加えますと、その総額は、544億6,547万9,000円となるものであります。
以上、一般会計補正予算につきまして、提案理由を御説明申し上げましたので、よろしく御審議の上、御決定賜りますようお願い申し上げます。
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議長(宮本忠明君)

これより本件に対する質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
お諮りいたします。
本件については、委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、そのように決しました。
これより議案第27号 令和4年度江別市一般会計補正予算(第8号)に対する討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
討論なしと認めます。
引き続き、議案第27号を採決いたします。
議案第27号は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、原案のとおり決しました。

◎ 議案第28号

議長(宮本忠明君)

日程第19 議案第28号 江別市議会会議規則の一部を改正する規則の制定についてを議題と致します。
提案理由の説明を求めます。

議会運営委員長(岡 英彦君)

ただいま上程されました議案第28号 江別市議会会議規則の一部を改正する規則の制定について、提案理由を御説明申し上げます。
本件は、地方自治法第109条第6項に基づき、江別市議会会議規則第13条第2項の規定により、議会運営委員会として提出するものでございます。
初めに、改正の理由でありますが、一般質問における一問一答方式については、平成24年から試行により実施してきたところですが、当委員会では、本格的な実施に向けて、これまでの実施状況を踏まえ、検証してきたところでございます。
その結果、改選後の議会における一般質問から本格的に実施することが、全会一致で確認されたことから、所要の改正を行おうとするものであります。
次に、改正の概要でありますが、第55条の新たな第2項に、一般質問は総括質問総括答弁方式又は一問一答方式によるものとする旨を、第3項には、通告書に質問の方式を記載する旨を、それぞれ規定するものであります。
また、第57条では、一般質問の回数は、議案等に対する質疑の回数に準じて、3回までとされておりますが、ただし書において、一問一答方式により質問を行うときは、質疑の回数に準じた規定を準用しない旨の規定を設けるものであります。
なお、附則において、施行期日を公布の日とするものであります。
以上、提案理由を御説明申し上げましたので、よろしく御審議の上、御決定賜りますようお願い申し上げます。

議長(宮本忠明君)

これより本件に対する質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
これより議案第28号 江別市議会会議規則の一部を改正する規則の制定についてに対する討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
討論なしと認めます。
引き続き、議案第28号を採決いたします。
議案第28号は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、原案のとおり決しました。

◎ 決議案第1号

議長(宮本忠明君)

日程第20 決議案第1号 北朝鮮のミサイル発射に抗議する決議を議題と致します。
提案理由の説明を求めます。

高間専逸君

ただいま上程されました決議案第1号 北朝鮮のミサイル発射に抗議する決議につきましては、江別市議会会議規則第13条第1項の規定により提出したものでございます。
提出者は、石田議員、内山議員、齊藤議員、吉本議員そして私、高間でございます。
以下、案文の朗読をもって提案理由の説明とさせていただきます。
北朝鮮のミサイル発射に抗議する決議
日本時間の2月18日午後5時21分頃、北朝鮮が平壌近郊から発射した弾道ミサイルは、北海道の渡島大島の西方約200キロメートルの我が国の排他的経済水域(EEZ)内に落下したものと推定されている。
また、僅か2日後の20日午前7時頃に、落下地点は我が国のEEZ外と推定されているものの、北朝鮮西岸付近から2発の弾道ミサイルを立て続けに発射しており、北海道近海のみならず、周辺を航行する航空機・船舶の安全を無視した暴挙を繰り返している。
北朝鮮は、昨年、かつてない頻度で弾道ミサイル等を発射しており、3月と11月には渡島半島西方のEEZ内に落下、そして、10月、11月には、北海道や新潟県などにおいてJアラートが作動する事態となった。
さらに、3月16日午前7時10分頃にも平壌近郊から弾道ミサイルを発射し、渡島大島の西方約200キロメートルの我が国のEEZ外に落下させるなど、軍事的挑発行為を続けている。
繰り返しミサイルが落下している渡島大島周辺は、多くの漁船が操業する海域である。
ミサイルの発射がアキザケ漁やスルメイカ漁等が最盛期の中で行われた場合、漁業者の安全が深刻かつ重大な脅威にさらされるばかりか、多数の落下物や有害物質が広範囲にわたって飛散するおそれもあり、このような脅威が、再び北海道近海で発生したことに大きな憤りを禁じ得ない。
我が国をはじめ国際社会は、北朝鮮に対して、関連の国連安全保障理事会決議の完全な遵守を求めるとともに、度重なる核実験や弾道ミサイルの発射等の挑発行為を非難し、核・弾道ミサイル開発の放棄を繰り返し要求してきた。
しかし、北朝鮮は、こうした国際社会の懸念を一顧だにすることなく、弾道ミサイル等の発射をさらに頻発化させている。
平和な世界の実現を願い平和都市宣言を行っている本市は、国際社会のルールと秩序を踏みにじり、平和を脅かすような行為を断じて容認することはできない。
よって、本市議会は、北朝鮮による弾道ミサイルをはじめとする各種ミサイルの発射に強く抗議するとともに、国際社会の一員として、平和と安全を脅かす行為を繰り返すことのないよう強く求める。
上記、決議する。
令和5年3月24日、北海道江別市議会
以上、決議案について、提案理由を御説明申し上げましたので、よろしく御決定くださいますようお願い申し上げます。

議長(宮本忠明君)

これより本件に対する質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
お諮りいたします。
本件については、委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、そのように決しました。
これより決議案第1号 北朝鮮のミサイル発射に抗議する決議に対する討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
討論なしと認めます。
引き続き、決議案第1号を採決いたします。
決議案第1号は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、原案のとおり決しました。
議事の途中でありますが、あらかじめ時間を延長いたします。
これより換気のため暫時休憩いたします。
───────────────────
午後 3時34分 休憩
午後 3時38分 再開
───────────────────

議長(宮本忠明君)

休憩前に引き続き会議を開きます。
議事を続行いたします。

◎ 報告第1号ないし報告第3号

議長(宮本忠明君)

日程第21ないし第23 報告第1号 株式会社江別振興公社の令和5年度事業計画に関する書類、報告第2号 一般財団法人江別市スポーツ振興財団の令和5年度事業計画に関する書類及び報告第3号 株式会社フラワーテクニカえべつの令和5年度事業計画に関する書類、以上3件を一括議題と致します。
本件に対する報告を求めます。

総務部長(萬 直樹君)

ただいま上程になりました報告第1号 株式会社江別振興公社の令和5年度事業計画に関する書類について、御報告申し上げます。
事業計画に関する書類につきましては、取締役会の議決を経まして、市に提出されたもので、地方自治法第243条の3第2項の規定により、本議会に御報告するものであります。
事業計画書の1ページをお開きいただきたいと存じます。
初めに、事業計画についてでありますが、江別市の指定管理者として公民館等の管理運営事業を引き続き行うものであります。
次に、2ページをお開きいただきたいと存じます。
事業内容につきましては、子育て世代を応援し、子供たちの豊かな人間性を育むための子育て支援事業をはじめ、各種事業の実施を計画しております。
次に、5ページをお開きいただきたいと存じます。
予定損益計算書でありますが、売上高は、公民館等指定管理料収入、利用料金制による公民館等利用料収入、公民館等事業収入、雑入及びイルミネーション事業収入を合わせまして、1億7,234万7,000円を予定しております。
一方、売上原価につきましては、各施設の受託事業原価が1億7,668万1,000円、その他事業原価が181万8,000円、販売費及び一般管理費につきましては、982万1,000円を予定しております。
これらの営業収支に営業外収益を加え、法人税等を精算いたしますと、当期純損失は、1,481万3,000円となる予定であります。
なお、4ページに予定貸借対照表を、6ページ及び7ページに各施設の運営費予定明細書等をそれぞれ記載しておりますので、御参照いただきたいと存じます。
以上、御報告申し上げましたので、よろしくお願い申し上げます。

教育部長(伊藤忠信君)

ただいま上程になりました報告第2号 一般財団法人江別市スポーツ振興財団の令和5年度事業計画に関する書類につきまして、御報告申し上げます。
事業計画に関する書類につきましては、財団理事会及び評議員会の議決を経まして市に提出されたもので、地方自治法第243条の3第2項の規定により、本議会に御報告するものであります。
事業計画書の1ページをお開きいただきたいと存じます。
初めに、事業計画についてでありますが、市民皆スポーツをさらに推進するため、各種スポーツ教室及びスポーツ大会等を開催するとともに、市民体育館をはじめとする屋内体育施設や都市公園施設等の指定管理者として、市民サービスの向上に向けた管理運営を行うものであります。
また、事業運営に当たりましては、これまでどおり利用者の利便性に配慮した弾力性のある運営とサービスの提供を図りながら、施設の利用を促進するとともに、利用者に満足していただけるよう努めていくこととしております。
次に、5ページ及び6ページをお開き願います。
令和5年度収支予定表の1予定収支予算書につきまして、まず、5ページの収入の部でありますが、1の基本財産運用収入は、利息収入の1,000円を、2の事業収入は、スポーツ大会参加料等の補助事業収入、屋外体育施設の維持管理業務等の受託事業収入及び市民体育館をはじめとする屋内体育施設等の指定管理料や利用料金等の指定管理事業収入として3億1,050万3,000円を予定しております。
また、3の補助金収入は、江別市からの補助金として4,098万9,000円を予定し、4の雑収入は300万1,000円を加え、当期収入合計額は、3億5,449万4,000円を予定しているものであります。
次に、6ページに移りまして、支出の部でありますが、1の補助事業費は、スポーツ大会開催事業費、健康体力づくり指導相談事業費、スポーツ指導者養成事業費及び事業管理費として4,404万6,000円を、2の受託事業費は、屋外体育施設等の管理業務受託事業費として1,585万8,000円を、3の指定管理運営費は、指定管理施設の管理運営費として2億9,226万1,000円を、4の自主事業費は、事業に係る経費として227万9,000円を、5の予備費は、5万円を予定しており、その結果、当期支出合計額は、3億5,449万4,000円となるものであります。
なお、7ページに予定正味財産増減計算書を、8ページに予定貸借対照表をそれぞれ記載しておりますので、御参照いただきたいと存じます。
以上、御報告申し上げましたので、よろしくお願い申し上げます。

経済部長(福島和幸君)

ただいま上程になりました報告第3号 株式会社フラワーテクニカえべつの令和5年度事業計画に関する書類につきまして、御報告申し上げます。
事業計画に関する書類につきましては、取締役会の議決を経まして市に提出されたもので、地方自治法第243条の3第2項の規定により、本議会に御報告するものであります。
事業計画書の1ページをお開きいただきたいと存じます。
初めに、事業計画についてでありますが、江別市花き・野菜栽培技術指導センターの指定管理や、花卉苗及び野菜苗の播種、育苗事業並びに黒ニンニク製造販売事業を行うほか、ガーデニングフェアや栽培指導の実施などにより、生産者への苗の安定供給や市民への栽培技術の普及促進に向けた事業を引き続き行ってまいります。
次に、3ページをお開きいただきたいと存じます。
予定損益計算書でありますが、売上高は、JA道央からの野菜苗の播種、育苗に係る受託事業収入、黒ニンニクの製造販売、ガーデニングフェアの実施による収益、江別市花き・野菜栽培技術指導センターの指定管理料を合わせまして、1億11万8,000円を予定しております。
一方、売上原価につきましては、野菜苗の播種や育苗に係る受託事業原価が3,319万円、販売費及び一般管理費につきましては、6,492万8,000円を予定しております。
これらを差し引いた営業利益は、200万円を予定しており、このほか営業外収益及び法人税等を精算いたしますと、当期純利益は200万円となる予定であります。
なお、2ページに予定貸借対照表を、4ページに製造原価予定明細書、販売費及び一般管理費予定明細書をそれぞれ記載しておりますので、御参照いただきたいと存じます。
以上、御報告申し上げましたので、よろしくお願い申し上げます。

議長(宮本忠明君)

これより報告第1号ないし報告第3号に対する一括質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
以上をもって、報告第1号ないし報告第3号を終結いたします。

◎ 報告第8号

議長(宮本忠明君)

日程第24 報告第8号 専決処分についてを議題と致します。
本件に対する報告を求めます。

建設部長(佐藤民雄君)

ただいま上程になりました報告第8号 専決処分について、御報告申し上げます。
本件は、交通事故による物的損害に係る賠償額の決定でありまして、地方自治法第180条第1項の規定に基づく、市長の専決処分事項の指定により、令和5年3月8日に専決処分を行い、相手方と示談を致しましたので、同条第2項の規定に基づき、御報告申し上げるものであります。
事故の内容につきましては、所管の常任委員会で報告済みでありますが、令和5年2月7日午後3時頃、本庁舎西側駐車場において、発進のため車両を後退させた際、後方確認が不十分であったことから、道路上に停車中の相手方車両後方左側面に当方車両の左後方部が接触し、損傷させたものであります。
この事故により、相手方に賠償すべき額は12万3,200円で、賠償の相手方は議案に添付のとおりであります。
職員に対しましては、日頃から事故の防止と安全運転の励行について注意喚起してまいりましたが、再発防止のため、今後ともより一層の安全確認と安全運転指導の徹底を図ってまいる所存であります。
以上、専決処分について、御報告申し上げましたのでよろしくお願い申し上げます。

議長(宮本忠明君)

これより本件に対する質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
以上をもって、報告第8号を終結いたします。

◎ 市長挨拶

議長(宮本忠明君)

この際、市長より皆様に御挨拶を申し上げたい旨の申出がございましたので、市長から御挨拶を頂くことに致します。

市長(三好 昇君)

ただいま議長の御配慮により、議員各位に御挨拶させていただく機会を頂きましたこと、心から感謝申し上げたいと思います。
私の正式な退任日は、4月30日となりますが、本会議におきまして、本日が最後の登壇となりますので、退任の挨拶をさせていただきたいと存じます。
平成19年5月1日の市長就任以来、4期16年間にわたりまして、議員各位には、私の市政運営に格別の御理解と御協力を賜りましたこと、衷心よりお礼を申し上げます。また、この場をお借りしまして、市民の皆様にも心から御礼を申し上げます。
私は、平成19年、江別市長として、1期目は江別に住んでよかった、住み続けたいまちを目指しまして、2期目は市民が真ん中のまちを目指しまして、3期目は人・まち・社会の全てに健康な都市を目指しまして、4期目は健康都市えべつを目指しましての目標を掲げ、市政執行に当たってまいりました。
その底流にあります理念は、表現は違いましても、総合計画に基づく市民協働による市政運営であります。とりわけ、最重要課題の市立病院の再建、顔づくり事業の実施、人口減少対策をはじめ、れんが校舎を含めた学校の耐震化、取得している歴史的建物の活用、JR江別駅周辺地区の活性化、庁舎の耐震化などに取り組んでまいりました。
市立病院の経営再建は、緒に就いたばかりであり、JR江別駅周辺地区の活性化、庁舎の耐震化は準備段階にとどまり、市民の皆様との約束を果たすことはできませんでしたが、人口減少への対応、歴史的建物の活用などについては、今後の市の取り組むべき方向性を示すことができたのではないかと考えております。
これもひとえに、議員各位の御理解と御支援のたまものと考え、深く感謝申し上げます。
私は、市政執行に当たり、何よりも大切にしてきたことは、江別市自治基本条例の理念に基づき、総合計画で位置づけされた市民協働の考えであり、目指すべきまちの姿の共生社会のまちづくりであります。
総合計画に基づく事業の執行には、市民、自治会、市民活動団体、企業、大学、行政をはじめとした多様な主体による市民協働の下で取り組むことができ、障がいの有無にかかわらず、誰もが社会の一員として、相互に人格と個性を尊重し支え合う共生社会の実現が一段と進みつつあるものと考えております。
特に、共生社会のまちづくりは、市民の皆様の心の中に根を張り、平和都市宣言、手話言語条例の制定、パートナーシップ宣誓制度などの取組につながったものと考えております。
私は、この取組の下、江別市が、あらゆる世代が垣根のない社会、共に支え合う社会となり、全てに健康な都市となることを念願しております。
結びになりますが、5月1日から新市長を迎えますが、新しい総合計画の策定の下で、さらに発展する江別市となることを願い、退任の挨拶とさせていただきます。
4期16年間、誠にありがとうございました。
議員各位にはさらなる御活躍、御健勝を心からお祈り申し上げます。

◎ 閉会宣告

議長(宮本忠明君)

今定例会に付議されました事件は全て議了いたしました。
令和5年第1回江別市議会定例会はこれをもって閉会いたします。
午後 3時58分 閉会