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令和5年第1回江別市議会定例会会議録(第1号)令和5年2月22日

印刷用ページを表示する 掲載日:2023年6月2日更新

1 出席議員

25名

議長 宮本 忠明 君 副議長 島田 泰美 君 
議員 高橋 典子 君 議員 佐藤 美佐子 君
議員 吉本 和子 君 議員 角田  一 君 
議員 芳賀 理己 君 議員 本間  憲一 君
議員 鈴木 誠 君 議員 猪股 美香 君
議員 岡 英彦 君 議員 石田 武史 君
議員 高間 専逸 君 議員 三角 芳明 君
議員 清水 直幸 君 議員 干場 芳子 君
議員 諏訪部 容子 君 議員 佐々木 聖子 君
議員 稲守 耕司 君 議員 内山 祥弘 君
議員 齊藤 佐知子 君 議員 徳田 哲 君
議員 奥野 妙子 君 議員 相馬 芳佳 君
議員 裏 君子 君

2 欠席議員

0名

3 説明のため出席した者の職氏名

市長 三好 昇 君 水道事業管理者 渡部 丈司 君
病院事業管理者 長谷部 直幸 君 総務部長 萬 直樹 君
総務部調整監 野口 貴行 君 企画政策部長 川上 誠一 君
生活環境部長 金子 武史 君 経済部長 福島  和幸 君
健康福祉部長 白崎 敬浩 君 建設部長 佐藤 民雄 君
消防長 内山 洋 君 水道部長 菊谷 英俊 君
病院事務長 白石 陽一郎 君 病院経営推進監 岩渕 淑仁 君
会計管理者 千葉 誠 君 総務部次長 近藤 澄人 君
財務室長 石田 賢治 君 教育委員会教育長 黒川 淳司 君
教育部長 伊藤 忠信 君 監査委員 中村 秀春 君
監査委員事務局長 宮沼 直之 君 農業委員会会長 佐藤 和人 君
農業委員会
事務局長
渡部 学 君 選挙管理委員会
委員長
中井 悦子 君
選挙管理委員会
事務局長
廣田 修 君

4 事務に従事した事務局員

事務局長 三上 真一郎 君 次長兼
総務課長事務取扱
錦戸 康成 君
庶務係長 竹下 靖子 君 議事係長 坪松 隆 君
主査 小川 和幸 君 主任 川上 静 君
主任 赤田 竜哉 君 事務補助員 猪部 みゆき 君

5 議事日程

日程第 1 会議録署名議員の指名
日程第 2 会期の決定
日程第 3 諸般の報告
日程第 4 生活福祉常任委員会所管事務調査報告
日程第 5 議案第2号 財産の処分について
日程第 6 議案第3号 市道路線の認定及び廃止について
日程第 7 議案第4号 江別市子ども・子育て会議条例の一部を改正する条例の制定について
日程第 8 議案第26号 江別市議会の個人情報の保護に関する条例の制定について
日程第 9 議案第12号 令和4年度江別市一般会計補正予算(第7号)
日程第10 議案第13号 令和4年度江別市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)
日程第11 議案第14号 令和4年度江別市基本財産基金運用特別会計補正予算(第1号)
日程第12 議案第15号 令和4年度江別市水道事業会計補正予算(第2号)
日程第13 議案第16号 令和4年度江別市下水道事業会計補正予算(第2号)
日程第14 議案第17号 令和4年度江別市病院事業会計補正予算(第2号)
日程第15 議案第18号 令和5年度江別市一般会計予算
日程第16 議案第19号 令和5年度江別市国民健康保険特別会計予算
日程第17 議案第20号 令和5年度江別市後期高齢者医療特別会計予算
日程第18 議案第21号 令和5年度江別市介護保険特別会計予算
日程第19 議案第22号 令和5年度江別市基本財産基金運用特別会計予算
日程第20 議案第23号 令和5年度江別市水道事業会計予算
日程第21 議案第24号 令和5年度江別市下水道事業会計予算
日程第22 議案第25号 令和5年度江別市病院事業会計予算
日程第23 議案第5号 江別市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について
日程第24 議案第6号 江別市手数料条例の一部を改正する条例の制定について
日程第25 議案第10号 江別市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定について
日程第26 議案第11号 江別市道路占用料条例の一部を改正する条例の制定について
日程第27 議案第7号 江別市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について
日程第28 議案第8号 江別市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について
日程第29 議案第9号 江別市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について
日程第30 議案第1号 江別市固定資産評価審査委員会委員の選任について

6 議事次第

◎ 開会宣告・開議宣告

議長(宮本忠明君)

これより令和5年第1回江別市議会定例会を開会いたします。
ただいまの出席議員は25名で定足数に達しております。
直ちに本日の会議を開きます。

◎ 議事日程

議長(宮本忠明君)

本日の議事日程は、お手元に配付いたしましたとおりであります。

◎ 会議録署名議員の指名

議長(宮本忠明君)

日程第1 会議録署名議員の指名を行います。
会議規則第111条の規定により、
高間議員
本間議員
を指名いたします。

◎ 会期の決定

議長(宮本忠明君)

日程第2 会期の決定についてを議題と致します。
お諮りいたします。
今期定例会の会期は、あらかじめ議会運営委員会と諮り、本日から3月24日までの31日間とし、2月23日から3月2日まで、4日及び5日並びに8日から23日までは委員会審査等のため、本会議を休会と致したいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、そのように決しました。

◎ 諸般の報告

議長(宮本忠明君)

日程第3 諸般の報告を事務局長に報告させます。

事務局長(三上真一郎君)

御報告申し上げます。
今議会におきます地方自治法第121条の規定によります説明員は、別紙印刷物のとおりでございます。
また、今議会に提出されました案件の数並びに閉会中の議長事務報告につきましても、印刷物に掲載のとおりでございます。
さらに、監査委員から報告のありました令和4年度定期監査後期の報告及び例月出納検査結果報告11月分及び12月分につきましても、お手元に配付のとおりでございます。
以上でございます。

◎ 生活福祉常任委員会所管事務調査報告

議長(宮本忠明君)

日程第4 生活福祉常任委員会所管事務調査報告を議題と致します。
生活福祉常任委員長の報告を求めます。

生活福祉常任委員長(裏 君子君)

当委員会の閉会中の所管事務調査のうち、手話言語条例制定後の取組状況について、御報告申し上げます。
本件につきましては、昨年11月に開催いたしました市民と議会の集いにおいて、市民の皆様から頂いた意見を踏まえ、当委員会の所管事務調査として担当部局に報告を求め、調査を行ったものです。
初めに、条例制定の背景等についてですが、手話言語条例は、手話を使いやすい社会の実現に向けて、手話が言語であるとの認識を広く市民に普及し、誰もが安心して暮らすことができる共生社会の実現に寄与することを目的とした条例であり、平成30年12月13日に制定され、平成31年4月1日から施行されております。
次に、手話に関する取組事業についてですが、条例制定後には記念講演会を開催したほか、手話言語に関するパンフレットを作成し、配布するなど、手話への理解の促進及び手話の普及に向けたPR活動を行ったとのことであります。
また、市長メッセージ動画の配信時における手話映像の同時配信や、市の職員を対象とした手話入門研修の実施などにより、手話による情報取得及び手話を使いやすい環境づくりに努めてきたほか、新型コロナワクチンの集団接種会場などに手話通訳者を派遣し、手話による意思疎通支援を進めるなど、手話言語条例に係る施策を推進してきたとのことです。
このほか、江別市民手話講座の開催や、市役所内における専任手話通訳者の配置など、条例制定前からの取組を継続して実施しており、これらの取組による効果が一定程度現れたと評価されておりますが、一方で、新型コロナウイルス感染症の影響により、市内小・中学校における出前授業の実施校数が伸び悩むなど、手話への理解の促進及び手話の普及に向けた取組が思うように進まない現状もあるとの認識を示されております。
以上が報告の概要でありますが、本年度は、手話言語条例が施行されて3年が経過したことから、江別市手話講習会運営委員会と今後の取組内容について協議を行ったとのことであり、当委員会と致しましても、引き続き、今後の動向を注視してまいりたいと考えております。
以上、御報告申し上げ、閉会中における当委員会の所管事務調査報告と致します。

議長(宮本忠明君)

これより生活福祉常任委員長報告に対する質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
以上をもって、生活福祉常任委員会所管事務調査報告を終結いたします。

◎ 議案第2号

議長(宮本忠明君)

日程第5 議案第2号 財産の処分についてを議題と致します。
提案理由の説明を求めます。

総務部長(萬 直樹君)

ただいま上程になりました議案第2号 財産の処分について、提案理由を御説明申し上げます。
今回処分しようとする財産は、はやぶさ運動広場及び文化財整理室跡地であり、議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第3条の規定により、議会の議決を求めようとするものであります。
当該売却予定物件は、大麻北町520番2、520番3、521番1及び521番3、合計面積2万969.62平方メートルの宅地及び雑種地であり、土地のほか、議案に記載の建物について、解体条件を付して売却するものであります。
当該売却予定物件につきましては、公募の上、開発事業者として選定した拓豊開発株式会社と去る1月19日に、2億5,000万円で売買に関する仮契約を締結したところであります。
なお、詳細につきましては、添付の参考資料を御参照いただきたいと存じます。
以上、提案理由を御説明申し上げましたので、よろしく御審議の上、御決定賜りますようお願い申し上げます。
以上であります。

議長(宮本忠明君)

これより本件に対する質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
お諮りいたします。
本件については、委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、そのように決しました。
これより議案第2号 財産の処分についてに対する討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
討論なしと認めます。
引き続き、議案第2号を採決いたします。
議案第2号は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、原案のとおり決しました。

◎ 議案第3号

議長(宮本忠明君)

日程第6 議案第3号 市道路線の認定及び廃止についてを議題と致します。
提案理由の説明を求めます。

建設部長(佐藤民雄君)

ただいま上程になりました議案第3号 市道路線の認定及び廃止について、提案理由を御説明申し上げます。
初めに、路線の認定につきましては、開発行為2地区などの道路整備事業及び路線再編によるものが8路線、延長4,105メートルの増加となるものであります。
次に、廃止する路線につきましては、同じく開発行為2地区などの道路整備事業による路線再編であり、6路線、延長3,527メートルが廃止となるものであります。
以上のことから、市道路線の総数は、2,423路線、総延長は、83万8,508メートルとなるものであります。
なお、各路線の延長、位置などの詳細につきましては、議案及び図面を御参照くださいますようお願い申し上げます。
以上、提案理由を御説明申し上げましたので、よろしく御審議の上、御決定賜りますようお願い申し上げます。

議長(宮本忠明君)

これより本件に対する質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
お諮りいたします。
本件については、委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、そのように決しました。
これより議案第3号 市道路線の認定及び廃止についてに対する討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
討論なしと認めます。
引き続き、議案第3号を採決いたします。
議案第3号は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、原案のとおり決しました。

◎ 議案第4号

議長(宮本忠明君)

日程第7 議案第4号 江別市子ども・子育て会議条例の一部を改正する条例の制定についてを議題と致します。
提案理由の説明を求めます。

健康福祉部長(白崎敬浩君)

ただいま上程になりました議案第4号 江別市子ども・子育て会議条例の一部を改正する条例の制定について、提案理由を御説明申し上げます。
初めに、改正の理由でありますが、昨年6月に公布されたこども家庭庁設置法の施行に伴う関係法律の整備に関する法律により、子ども・子育て支援法が一部改正されたことから、これに伴う所要の改正を行おうとするものであります。
次に、改正の内容でありますが、本市の子ども・子育て会議の設置の根拠となる法律の規定の繰上げに伴い、引用条項の整備を行うものであります。
なお、附則において、施行期日を令和5年4月1日とするものであります。
以上、提案理由を御説明申し上げましたので、よろしく御審議の上、御決定賜りますようお願い申し上げます。

議長(宮本忠明君)

これより本件に対する質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
お諮りいたします。
本件については、委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、そのように決しました。
これより議案第4号 江別市子ども・子育て会議条例の一部を改正する条例の制定についてに対する討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
討論なしと認めます。
引き続き、議案第4号を採決いたします。
議案第4号は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、原案のとおり決しました。

◎ 議案第26号

議長(宮本忠明君)

日程第8 議案第26号 江別市議会の個人情報の保護に関する条例の制定についてを議題と致します。
提案理由の説明を求めます。

議会運営委員長(岡 英彦君)

ただいま上程されました議案第26号 江別市議会の個人情報の保護に関する条例の制定について、提案理由を御説明申し上げます。
本件は、地方自治法第109条第6項に基づき、江別市議会会議規則第13条第2項の規定により、議会運営委員会として提出するものでございます。
初めに、制定の理由でありますが、個人情報の保護に関する法律の一部改正に伴い、令和5年4月1日から、地方公共団体が保有する個人情報については、同法の規定が適用されることになりますけれども、地方公共団体の議会については、国会や裁判所が、法による個人情報の取扱いに係る規律の対象となっていないこととの整合性を図るため、適用対象から除かれたものであります。
そのため、今後においても、これまで同様、議会が保有する個人情報を保護する必要がありますことから、個人情報の保護に関する法律及びさきの定例会で制定された江別市個人情報の保護に関する法律施行条例との整合性を図った上で、新たに、議会独自の条例を制定しようとするものであります。
次に、条例の概要でありますが、全58条と附則から成るものであり、第1条から第3条までの第1章では、総則に関することを、第4条から第16条までの第2章では、個人情報等の取扱いに関することを、第17条及び第18条の第3章では、個人情報ファイル等に関することを、第19条から第47条までの第4章では、開示、訂正及び利用停止に関することを、第48条から第53条までの第5章では、雑則に関することを、第54条から第58条までの第6章では、罰則に関することをそれぞれ定めるものであります。
最後に、附則でありますが、第1項において、施行期日を個人情報の保護に関する法律及び江別市個人情報の保護に関する法律施行条例と合わせて、令和5年4月1日とするものであります。
また、第2項及び第3項において、議長が行った処分への審査請求につき、市長の附属機関である江別市個人情報保護審査会への諮問や、個人情報の適正な取扱いを確保するため、専門的な知見に基づく意見を聴くことが特に必要であると認めるときも、審査会へ諮問することができるようにすることなど、江別市個人情報の保護に関する法律施行条例の一部改正を行うものであります。
以上、提案理由を御説明申し上げましたので、よろしく御審議の上、御決定賜りますようお願い申し上げます。

議長(宮本忠明君)

これより本件に対する質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
これより議案第26号 江別市議会の個人情報の保護に関する条例の制定についてに対する討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
討論なしと認めます。
引き続き、議案第26号を採決いたします。
議案第26号は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、原案のとおり決しました。

◎ 議案第12号ないし議案第17号

議長(宮本忠明君)

日程第9ないし第14 議案第12号 令和4年度江別市一般会計補正予算(第7号)、議案第13号 令和4年度江別市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)、議案第14号 令和4年度江別市基本財産基金運用特別会計補正予算(第1号)、議案第15号 令和4年度江別市水道事業会計補正予算(第2号)、議案第16号 令和4年度江別市下水道事業会計補正予算(第2号)及び議案第17号 令和4年度江別市病院事業会計補正予算(第2号)、以上6件を一括議題と致します。
提案理由の説明を求めます。

市長(三好 昇君)

ただいま上程になりました議案第12号 令和4年度江別市一般会計補正予算(第7号)外2特別会計の補正予算につきまして、一括して提案理由を御説明申し上げます。
初めに、一般会計でありますが、今次補正は、第1に、コロナ禍における原油価格・物価高騰対策等への措置、第2に、国等の予算動向による変更等の措置、第3に、歳入・歳出の決算見込みに伴う措置、第4に、その他緊急を要するものへの措置を行うことを方針として編成したものであります。
以下、その概要につきまして、御説明申し上げます。
予算書の14ページ、3の歳出をお開きいただきたいと存じます。
まず、2款総務費でありますが、1項5目財産管理費は、前年度決算剰余金や寄附金のほか、土地売払収入等を財政調整基金等の各種基金に積み立てるため、16億5,881万5,000円を追加するものであり、9目市民会館費は、原油価格の高騰による電気及びガス等の料金改定に伴い、会館の光熱費等として735万9,000円を追加するものであります。
次に、3款民生費でありますが、1項2目老人福祉費のデイサービスセンターあかしや管理運営事業、いきいきセンターわかくさ管理運営事業及びいきいきセンターさわまち管理運営事業は、各施設の光熱費等として76万2,000円、295万4,000円及び432万1,000円をそれぞれ追加するものであります。
また、後期高齢者医療費は、決算見込みにより9,854万円を減額するものであり、3目障害福祉費は、障害者自立支援給付費の決算見込みにより、7,974万8,000円を追加するものであります。
2項3目保育所費は、国の補正予算に伴う繰越事業費であり、送迎バスの安全装置導入等に係る補助金として760万円を追加するものであり、3項2目扶助費は、生活保護費の決算見込みにより、6,000万円を減額するものであります。
15ページに移りまして、4款衛生費でありますが、1項1目保健衛生総務費は、保健センターの光熱費等として194万4,000円を追加するものであり、6目保健指導推進費は、国による出産・子育て応援交付金について、令和5年4月以降の交付金は、令和5年度予算で支給する取扱いとされたことから5,221万2,000円を減額するものであります。
また、2項3目焼却処理場費は、環境クリーンセンターの延命化工事について、契約差金など事業費の決算見込みにより、55万8,000円を減額するものであります。
次に、6款農林水産業費でありますが、1項6目土地改良事業費は、土地改良区が負担する揚水機場の電気料金に対する支援金等として541万8,000円を追加するものであります。
次に、16ページに移りまして、7款商工費でありますが、1項2目商業振興費のプレミアム付商品券発行事業(物価高騰対策)は、決算見込みにより、3,568万2,000円を減額するものであり、事業者等事業継続緊急支援金(物価高騰対策)及び省電力設備更新支援事業(物価高騰対策)は、同じく決算見込みにより、840万円及び1,872万7,000円をそれぞれ追加するものであります。
また、6目コミュニティセンター費は、同センターの光熱費等として97万3,000円を追加するものであります。
次に、8款土木費でありますが、2項3目道路橋梁新設改良費は、道路等の改築に係る工事費等の決算見込みにより、7,192万1,000円を減額するものであり、17ページに移りまして、3項2目河川維持費は、国庫補助の追加配当に伴う繰越事業費として、農業用排水路の改修費を6,000万円追加するものであります。
また、5項2目住宅営繕費の新栄団地建替事業は、契約差金など事業費の決算見込みにより、1,000万円を減額するものであり、弥生団地大規模改善事業は、地下埋設物による給水管工事の設計変更等のため、800万円を追加するものであります。
次に、10款教育費でありますが、1項3目教育指導振興費のGIGAスクール構想推進事業は、学級数の増加に伴う多機能大型ディスプレー等の購入のため、1,031万8,000円を追加するものであり、感染症対策等支援事業(新型コロナウイルス感染症対策)は、小・中学校の感染症対策に係る国庫補助の追加配当に伴い、420万円を措置するものであります。
また、学校教育活動体制整備事業(新型コロナウイルス感染症対策)は、国の補正予算に伴う繰越事業費であり、小・中学校の感染症対策に要する経費として3,105万円を措置するものであります。
18ページに移りまして、2項小学校費の3目学校営繕費は、国の補正予算による繰越事業費であり、小学校の校舎や体育館の外壁及び照明等の改修費として2億8,210万1,000円を措置するものであります。
3項中学校費の3目学校営繕費は、同じく国の補正予算による繰越事業費であり、中学校の校舎や体育館の外壁及び照明等の改修費として4億5,881万4,000円を措置するものであります。
4項3目公民館費は、公民館の光熱費等として、394万円を追加するものであり、7目市民文化ホール費は、えぽあホールの光熱費等として197万1,000円を追加するものであります。
また、5項1目保健体育総務費は、屋内体育施設の光熱費等として540万1,000円を追加するものであります。
以上が歳出の概要でありますが、これに対応いたします歳入につきましては、予算書の11ページ、2の歳入にお戻りいただきたいと存じます。
1款市税から11款地方交付税、13ページの20款繰越金及び22款市債のうち臨時財政対策債については、今次補正に係る一般財源相当額として、決算見込み等を踏まえ、措置するものであり、11ページの15款国庫支出金から13ページまでのその他の歳入は、歳出の事務事業に対応する特定財源として、それぞれの事業費の見込み等を勘案した中で、所要の調整を行うものであります。
次に、諸表について、御説明申し上げます。
6ページにお戻りいただきたいと存じます。
第2表の継続費の補正は、契約差金などの事業費の見込みに基づき、総額及び年割額を変更するものであります。
第3表の繰越明許費補正は、各事業の進捗状況や実施期間の関係から、年度内に完了しない見込みであることなどを踏まえ、それぞれ翌年度に繰り越すものであります。
次に、7ページに移りまして、第4表の債務負担行為補正でありますが、道路橋梁管理経費(臨時)は、いわゆるゼロ市債であり、工事の早期発注を可能とするため、令和5年度実施予定の路面凍上改修等のうち7路線を前倒しして、期間を令和5年度、限度額を2億9,800万円として債務負担行為を追加するものであります。
また、第5表の地方債補正でありますが、国の補正予算に対応した地方債や、事業費の確定に伴う調整、臨時財政対策債発行可能額の確定によりまして、それぞれ限度額を変更するものであります。
次に、1ページにお戻りいただきたいと存じます。
以上の結果、今次補正額は、23億3,390万3,000円の追加となりまして、これを既定の歳入歳出予算の総額519億9,417万6,000円に加えますと、その総額は、543億2,807万9,000円となるものであります。
次に、議案第13号 令和4年度江別市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)につきまして、御説明申し上げます。
予算書の4ページ、3の歳出をお開きいただきたいと存じます。
2款1項1目療養給付費は、医療費の決算見込みにより、1億8,810万1,000円を追加するものであります。これに対応いたします歳入につきましては、2の歳入にありますように、3款道支出金をもって措置するも
のであります。
次に、1ページにお戻りいただきたいと存じます。
以上の結果、今次補正額は、1億8,810万1,000円の追加となりまして、これを既定の歳入歳出予算の総額125億936万6,000円に加えますと、その総額は126億9,746万7,000円となるものであります。
次に、議案第14号 令和4年度江別市基本財産基金運用特別会計補正予算(第1号)につきまして、御説明申し上げます。
予算書の4ページ、3の歳出をお開きいただきたいと存じます。
1款1項1目基本財産基金費は、基本財産基金への積立金の決算見込みにより、63万7,000円を追加するものであります。
これに対応いたします歳入につきましては、2の歳入にありますように、3款繰越金をもって措置するものであります。
次に、1ページにお戻りいただきたいと存じます。
以上の結果、今次補正額は、63万7,000円の追加となりまして、これを既定の歳入歳出予算の総額1億200万円に加えますと、その総額は、1億263万7,000円となるものであります。
以上、一般会計及び2特別会計の補正予算につきまして、提案理由を御説明申し上げましたので、よろしく御審議の上、御決定賜りますようお願い申し上げます。

水道部長(菊谷英俊君)

ただいま上程になりました議案第15号 令和4年度江別市水道事業会計補正予算(第2号)及び議案第16号 令和4年度江別市下水道事業会計補正予算(第2号)につきまして、一括して提案理由を御説明申し上げます。
今次補正は、両会計とも決算見込みに基づく整理を行うものであります。
初めに、水道事業会計補正予算について御説明申し上げます。
予算書の9ページをお開き願います。
まず、収益的収入でありますが、1款水道事業収益の1項2目受託工事収益は、民間宅地造成等に係る受託工事の減により2,645万6,000円を減額するものであります。
次に、収益的支出でありますが、1款水道事業費用の1項2目配水及び給水費は、道路改良の路線変更による給水管工事の減などにより1,177万円を、3目受託工事費は2,645万6,000円を減額し、2項2目消費税及び地方消費税は1,050万8,000円を増額するものであります。
次に、10ページに移りまして、資本的収入でありますが、1款資本的収入の3項1目国庫補助金は、補助事業の追加認定により554万8,000円を増額し、4項1目工事負担金は、補償工事の減により790万6,000円を減額するものであります。
次に、資本的支出でありますが、1款資本的支出の1項1目水道施設整備事業費は補償工事の減などにより6,642万1,000円を、2目量水器費は実績に基づき3,812万1,000円を、3目固定資産購入費は118万8,000円をそれぞれ減額するものであります。
以上の結果、1ページにお戻りいただきまして、第2条収益的収入及び支出の水道事業収益は2,645万6,000円を減額し、総額を26億4,470万4,000円に、水道事業費用は2,771万8,000円を減額し、総額を23億9,874万2,000円に改めるものであります。
次に、2ページに移りまして、第3条資本的収入及び支出の資本的収入は235万8,000円を減額し、総額を3億3,245万1,000円に、資本的支出は1億573万円を減額し、総額を14億171万7,000円に改めるもので、1ページにお戻りいただきまして、資本的収支で不足する額を10億6,926万6,000円に、補?財源につきましても、同額に改めるものであります。
次に、2ページに移りまして、第4条棚卸資産購入限度額は、購入限度額を1億6,213万6,000円に改めるものであります。
続きまして、下水道事業会計補正予算について、御説明申し上げます。
予算書の8ページをお開き願います。
収益的支出でありますが、1款下水道事業費用の2項2目消費税及び地方消費税は、建設改良費の決算見込みに合わせ331万円を増額するものであります。
次に、資本的収入でありますが、1款資本的収入の3項1目国庫補助金は、補助事業の決算見込みによる収入の減により6,958万7,000円を減額するものであります。
次に、資本的支出でありますが、1款資本的支出の1項1目施設建設事業費は補助事業の減などにより1億599万1,000円を減額するものであります。
以上の結果、1ページにお戻りいただきまして、第2条収益的収入及び支出の下水道事業費用は331万円を増額し、総額を34億8,529万4,000円に改めるものであります。
次に、第3条資本的収入及び支出の資本的収入は6,958万7,000円を減額し、総額を9億8,233万7,000円に、2ページに移りまして、資本的支出は1億599万1,000円を減額し、総額を18億9,774万4,000円に改めるもので、1ページにお戻りいただきまして、資本的収支で不足する額を9億1,540万7,000円に、補?財源につきましても、同額に改めるものであります。
以上、水道及び下水道、両事業会計の補正予算につきまして、提案理由を御説明申し上げましたので、よろしく御審議の上、御決定賜りますようお願い申し上げます。

病院事務長(白石陽一郎君)

ただいま上程になりました議案第17号 令和4年度江別市病院事業会計補正予算(第2号)につきまして、提案理由を御説明申し上げます。
今次補正は、国の感染症対策補助金等を含めた収入及び支出に係る決算見込みによる増減調整を行うものであります。
以下、その概要につきまして、御説明申し上げます。
予算書の8ページをお開き願います。
まず、収益的収入でありますが、患者数及び診療単価の増加に伴う決算見込みの精査により、1款病院事業収益の1項1目の入院収益は4,502万4,000円を増額し、1項2目の外来収益も同様に、9,504万8,000円を増額するものであります。
1項4目のその他医業収益は、感染症病床確保促進事業補助金の差額分として1億7,084万8,000円を増額し、2項2目補助金は、ワクチン接種体制支援事業支援金など国の感染症対策補助金等の差額分として2,682万9,000円を増額するものであります。
次に、収益的支出では、1款病院事業費用について、1項2目の材料費は診療収益の増加による決算見込みに伴う精査のほか、発熱外来患者の急増による検査試薬や感染防護具の調達増に対応する分として1億368万9,000円を増額し、2項3目の消費税及び地方消費税は材料調達に伴う納付消費税額の増により、23万円を増額するものであります。
以上の結果、1ページにお戻りいただきまして、第2条に定めた業務の予定量につきまして、第2条1業務量(3)年間延べ入院患者数を6万2,490人に、(4)年間延べ外来患者数を14万2,675人に、(6)1日平均外来患者数を587人に改めるものであります。
次に、第3条収益的収入及び支出につきまして、病院事業収益は3億3,774万9,000円を増額し、総額を74億6,169万円に、病院事業費用は1億391万9,000円を増額し、総額を70億822万5,000円に改めるものであります。
以上、病院事業会計の補正予算につきまして、提案理由を御説明申し上げましたので、よろしく御審議の上、御決定賜りますようお願い申し上げます。

議長(宮本忠明君)

これより議案第12号ないし議案第17号に対する一括質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
お諮りいたします。
議案第12号ないし議案第17号については、委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、そのように決しました。
これより議案第12号 令和4年度江別市一般会計補正予算(第7号)に対する討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
討論なしと認めます。
引き続き、議案第12号を採決いたします。
議案第12号は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、原案のとおり決しました。
次に、議案第13号 令和4年度江別市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)に対する討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
討論なしと認めます。
引き続き、議案第13号を採決いたします。
議案第13号は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、原案のとおり決しました。
次に、議案第14号 令和4年度江別市基本財産基金運用特別会計補正予算(第1号)に対する討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
討論なしと認めます。
引き続き、議案第14号を採決いたします。
議案第14号は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、原案のとおり決しました。
次に、議案第15号 令和4年度江別市水道事業会計補正予算(第2号)及び議案第16号 令和4年度江別市下水道事業会計補正予算(第2号)、以上2件に対する一括討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
討論なしと認めます。
引き続き、議案第15号及び議案第16号を一括採決いたします。
議案第15号及び議案第16号は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、原案のとおり決しました。
次に、議案第17号 令和4年度江別市病院事業会計補正予算(第2号)に対する討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
討論なしと認めます。
引き続き、議案第17号を採決いたします。
議案第17号は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、原案のとおり決しました。
議事の途中でありますが、換気のため暫時休憩いたします。
───────────────────
午前10時51分 休憩
午前10時55分 再開
───────────────────

議長(宮本忠明君)

休憩前に引き続き会議を開きます。
議事を続行いたします。

◎ 議案第18号ないし議案第25号

議長(宮本忠明君)

日程第15ないし第22 議案第18号 令和5年度江別市一般会計予算、議案第19号 令和5年度江別市国民健康保険特別会計予算、議案第20号 令和5年度江別市後期高齢者医療特別会計予算、議案第21号 令和5年度江別市介護保険特別会計予算、議案第22号 令和5年度江別市基本財産基金運用特別会計予算、議案第23号 令和5年度江別市水道事業会計予算、議案第24号 令和5年度江別市下水道事業会計予算及び議案第25号 令和5年度江別市病院事業会計予算、以上8件を一括議題と致します。
提案理由の説明を求めます。

市長(三好 昇君)

ただいま上程されました令和5年度各会計予算案及びこれに関連する諸案件を御審議いただくに当たり、私の市政に関する基本的な考え方と予算の大綱について御説明申し上げます。
平成19年に私が市民の皆様から信任を頂き、市政のかじ取りをお預かりしましてから、4期16年が経過しようとしております。
令和5年度は、10年にわたるまちづくりの方向性を定めたえべつ未来づくりビジョン第6次江別市総合計画の最終年に当たりますことから、これまでの9年間を振り返り、次期総合計画の策定につなげていかなければなりません。
えべつ未来づくりビジョンは、平成22年の国勢調査において明らかになった人口減少を踏まえ、協働のまちづくりを基本理念の根幹に置き、江別市自治基本条例制定後、初めて策定した総合計画であります。総合計画の推進に当たっては、10年後の将来都市像であるみんなでつくる未来のまちえべつの実現を目指し、当市の特色を生かして、子育て支援、教育の充実などを重点的、集中的に取り組むえべつ未来戦略の下で進めてまいりました。
また、平成27年度に策定した江別市まち・ひと・しごと創生総合戦略における人口ビジョンでは、当市の人口は、2060年(令和42年)には7万人程度まで減少するという驚くべき推計結果となっておりました。
こうしたことから、将来にわたって一定の人口規模を確保するため、総合計画におけるえべつ未来戦略とともに、江別市まち・ひと・しごと創生総合戦略に基づき、人口減少対策を強力に進めてまいりました。
その結果、当市の人口は、自然減を上回る社会増により、平成30年10月以降、毎月の人口が、対前年同月比で約3年間にわたって増加となり、令和2年に実施した国勢調査によりますと、人口は12万1,056人で、前回調査の平成27年と比べ0.3%の増加となりました。
また、本年1月に公表された総務省の住民基本台帳人口移動報告によりますと、昨年1年間における年少人口の転入超過数は、全国1,719市町村の中で16位となり、5年連続で20位以内となっております。
そこで、この間の具体的な取組を申し上げますと、未来を担う子供たちが心豊かに成長するためには、安心して子供を産み育てられる環境の充実が重要と考え、保育所や認定こども園、放課後児童クラブを整備するなど、保育や放課後における待機児童対策に取り組んできたほか、市独自の保育料負担軽減や、子育てひろばぽこあぽこをはじめとした親子の交流や遊び場の充実に努めてまいりました。
また、教育の面では、学習効果を高めるための教育のデジタル化や小中一貫教育の導入を進めてきたほか、学習サポート、さらには、全道に先駆けて実施した小学1年生からの外国語教育など、学力向上に向けた各種取組を進めてまいりました。
そのほか、特別支援教育の充実や医療的ケアを必要とする児童生徒への教育支援、生きがいや心の豊かさを育むための芸術文化や学習活動機会の創出、合宿誘致によるトップアスリートとの交流なども進めてまいりました。
また、江別市内に住宅を建てたいという方への支援にも取り組み、平成28年度から4年間実施した住宅取得支援は、転入超過の誘導的な役割を果たしたものと考えております。
このような様々な取組が、年少人口の転入超過や、人口減少の抑制につながっているものと考えております。
このほか、人口減少が抑制された要因の一つとして、JR野幌駅の高架化による南北市街地の一体的な整備を目的として実施し、令和3年度に完了した江別の顔づくり事業が大きく影響しているものと考えております。
この江別の顔づくり事業により、野幌地区を中心として、新たな人の流れが生まれ、平成27年には緑ヶ丘、平成30年には野幌若葉町の宅地開発が進みました。
しかし、民間の宅地開発の動きが落ち着きを見せてきた令和3年5月以降は、社会増の伸びが穏やかになった影響で、再び、人口減少傾向となっておりますことから、今後におきましても、住み替え支援や、民間と連携した宅地の供給などに取り組む必要があるものと考えております。
また、少子高齢化、人口減少社会においては、市民、自治会、市民活動団体、企業、大学、行政をはじめとした多様な主体が、それぞれの得意分野を生かした共生のまちづくりを進める必要があると考えております。
令和3年には、生涯活躍のまち拠点地域ココルクえべつがオープンし、高齢者や障がいをお持ちの方、若者など、多様な主体が集い、交流する当市が目指す共生のまちづくりが動き出しています。
今後におきましては、ココルクえべつにおける取組を通して、江別版生涯活躍のまちの考え方が広がり、全市において、住み慣れた地域で、様々な主体が交流しながら、生涯にわたり安心して暮らすことのできるまちづくりが進んでいくものと期待しております。
こうした人口減少対策や都市基盤の整備は、大型ホームセンターやパン工房、複合書店の誕生などの民間投資を呼び起こし、さらには、長年の懸案であった旧ヒダ工場を活用したEBRIのオープン、北海道林木育種場旧庁舎への民間事業者の本社移転などにもつながっているものと考えております。
以上、えべつ未来戦略と江別市まち・ひと・しごと創生総合戦略に基づく人口減少対策の取組の一端を御説明いたしました。
また、そのほかのまちづくりの取組と致しましては、まず、産業振興の分野において、食関連産業を江別の基幹産業に位置づけ、市内の安全・安心な農産物や研究機関などの資源を生かし、RTNパークを、従来の先端技術産業等に加えて新たに食産業にも用途を拡大し、企業誘致を進めてまいりました。
その結果、大規模な食品工場や野菜の加工工場、さらには、先ほども申し上げましたパン工房などが立地するなど、市内経済の活性化と雇用の確保につながったものと考えております。
さらには、平成23年12月に北海道内自治体や経済団体等が連携して生まれた北海道フード・コンプレックス国際戦略総合特区の10年間の取組により、大学や研究機関と連携した食の研究開発が促進され、市内の食関連企業による海外市場開拓や機能性食品の開発も進みました。
また、平成26年には市制60周年を契機として、市民の皆様とともに恒久平和を誓う平和の碑を建立し、平和都市の宣言をすることができました。
平和都市を宣言している江別市として、昨年2月から続いているロシア連邦によるウクライナへの軍事侵攻の現状を考えますと、一日も早い平和的解決を願い、平和をつくる行動をしていかなければならないものと考えております。
また、平成29年には、全てのまちづくりの基本は、市民の健康にあるとの考えの下、えべつ未来づくりビジョンに基づき、健康都市えべつを宣言いたしました。
えべつ未来戦略では、高齢者をはじめとする様々な世代が、健康的に安心して暮らすことで、定住人口を増加させ、まちの活力を向上させるとされ、市民の健康寿命の延伸に向けた、野菜摂取推進の啓発活動や生活習慣病予防などの取組が、江別のまちづくりにつながっているものと考えております。
また、令和4年3月には、共生のまちづくりの一環として、LGBT等の性的少数者への理解を促進し、性的少数者の方々が、自分らしく生き生きと暮らしていける社会を目指す江別市パートナーシップ宣誓制度をスタートさせました。
この制度の取組は、北海道内他市においても導入が進むなど、自治体間における連携の輪が広がっております。
さて、私は平成19年の就任当時、基本的な考えとして、江別に住んでよかった、また、住み続けたい、住んでみたいと思っていただけるまちづくりを進めることと申し上げ、協働のまちづくりを政策の基盤として、各種施策に取り組んでまいりました。
先般、新しい総合計画の策定に向けて実施したまちづくり市民アンケート調査では、市の除排雪の対応には満足度が低いといった結果が示されているものの、江別市の住み心地に満足しており、これからも江別市に住み続けたいと思っている方が約8割となっております。
一方で、近年の市民生活における緊急の課題は、新型コロナウイルス感染症への対応であります。
新型コロナウイルス感染症が初めて確認されてから3年が経過しましたが、江別市においては、最初に学校給食関係者の感染が報告され、その際の市の対応が全国に報道されたところであります。
その後、感染の波を繰り返しながら今日に至っておりますが、この間、市民の皆様には、感染防止対策を家庭で、学校で、職場等で徹底して取り組んでいただいたところであります。
特に、医療従事者をはじめとした、エッセンシャルワーカーの皆様の昼夜を問わない献身的な御努力が、感染拡大と重症化の防止につながっているものと考え、深く感謝を申し上げます。
さらに、ワクチン接種については、一般社団法人江別医師会、市内医療機関、江別工業団地協同組合、北海道情報大学をはじめとした市内大学など、多くの関係機関、団体の御理解と御協力を頂き、極めて迅速な対応を行うことができました。このことにつきましても、心からの敬意と感謝を申し上げます。
今後におきましても、市民の皆様、関係機関、団体の皆様の御理解と御協力を頂きながら、感染対策を積極的に進めてまいりたいと考えております。
また、江別市立病院の経営再建については、就任当初から最優先の課題として、全力で取り組んでまいりました。
総合内科医を中心とした診療体制の構築や産婦人科の再開などにより、一時は単年度収支で黒字を計上できるまでとなりましたが、その後の総合内科指導医及び内科医の退職によりまして、再び経営危機に陥ることとなりました。
その再建に向けては、江別市立病院の役割とあり方を検討する委員会の答申を受けて策定した江別市立病院経営再建計画に基づき、令和4年度に地方公営企業法の全部適用へと経営形態を移行し、新たに着任した病院事業管理者の下、未来医療創造基金を活用した大学連携が間もなく動き出すなど、職員が一丸となって経営再建に努めているところであります。
また、新型コロナウイルス感染症の対応については、陽性者の受入れやワクチン接種に当たるなど、市民に必要な医療を提供するための重点医療機関としての役割を担ってまいりました。
引き続き、新型コロナウイルス感染症対応に努めるとともに、新たに内科系二次救急の輪番制導入に取り組み、地域の医療機関との連携を強化しながら、経営再建と公立病院としての役割を果たしてまいります。
以上、市政に関する基本的な考えや課題などを申し上げましたが、この間、市民の皆様や議員各位の声を大事にし、さらには、議論を重ね、御協力いただいたことにより、16年間の市政のかじ取りをすることができたものと考えております。
この間の議員各位の江別市への思いの深さには、ただただ感激いたしますとともに、皆様から頂いた温かい御支援、御協力に心から感謝申し上げます。
次に、令和5年度の江別市予算案の大綱について申し上げます。
本年は、市長の改選期に当たりますことから、このたびの予算案は、第6次江別市総合計画を着実に進めるために基本となる経費を中心とした、いわゆる骨格予算として編成しております。
予算編成に当たりましては、新型コロナウイルス感染症への対応や、原油価格・物価高騰の状況にも意を配りながら、経費の精査に努めたところでありますが、社会保障費の増加や労務単価の上昇に加え、計画済みの公共投資の実施などにより、総額では前年度を上回る予算となっております。
その結果、令和5年度の各会計予算規模と前年度当初予算との比較においては、一般会計517億2,000万円、7.6%の増、特別会計259億7,400万円、1.4%の増、企業会計184億4,258万8,000円、0.7%の減、合計961億3,658万8,000円、4.2%の増となるものであります。
以下、令和5年度予算案の概要について、第6次江別市総合計画の施策体系に基づき申し上げます。
第1に、自然・環境について申し上げます。
江別市の豊かな自然や地域の環境を次代に引き継いでいくため、地球温暖化対策、地域環境の保全、水と緑の保全、ごみの減量化・資源化などの課題に対応するとともに、市民・事業者・行政との協働により環境保全に取り組み、自然と調和した安全で快適な生活環境づくりを進めてまいります。
そこで、脱炭素化の推進に向けて、これまでに実施したCO2排出量の将来推計調査とバイオマスや太陽光など再生可能エネルギーの導入可能性調査等の結果を踏まえ、地球温暖化対策実行計画を兼ねた次期環境管理計画を策定してまいります。
また、ごみの処理に関しまして、将来にわたって、ごみ処理を安定的に運営する体制を整備するため、環境クリーンセンターの延命化工事を実施するとともに、次期最終処分場の基本設計に着手してまいります。
さらに、生ごみの減量化や資源化を進めるために、江別市食品ロス削減推進計画に基づき、食品のてまえどりの啓発活動を行うほか、環境教育や緑化の推進、自治会などが取り組む花のある街並みづくりなどの支援を引き続き実施してまいります。
第2に、産業について申し上げます。
地域における活発な産業活動は、雇用を創出して活気のあるまちをつくります。
大都市に隣接している立地条件を生かした都市型農業の推進、地域の特性を生かした産業間連携や産学官連携等による商工業の振興と、地域資源を生かした観光振興を進めることにより、地域経済を活性化し、新しい産業振興策の展開に取り組んでまいります。
そこで、周遊観光の取組をより一層進めるため、法人化した一般社団法人えべつ観光協会の自走化に向けて人員体制の強化を図るとともに、次期観光振興計画の策定を行ってまいります。
また、都市型農業の推進では、農業生産の安定化のため、水利施設などの基盤整備を計画的に進めるとともに、農畜産物の高付加価値化に向けて、農業者が取り組む6次産業化や新商品開発などを引き続き支援してまいります。
次に、商工業の振興に関しまして、市内経済の活性化を図るため、国による千歳川築堤工事に伴う旧岡田倉庫の移転に向けた解体工事を実施するとともに、企業の誘致活動や創業支援などに引き続き取り組んでまいります。
また、雇用対策では、市内の雇用拡大を図るため、江別まちなか仕事プラザを拠点として、高校生や大学生を含めた若者や女性、さらには、シニア層と企業とのマッチングを引き続き支援してまいります。
第3に、福祉・保健・医療について申し上げます。
全ての市民が生涯を通じて健康に過ごせるよう、健康意識の向上と健康づくりに努めるとともに、必要な治療が迅速かつ適切に受けられるよう医療体制の安定的な運営を図ります。
さらに、高齢者や障がいをお持ちの方々が、地域で生き生きと自立した生活を送ることができるよう、各種福祉サービスの充実を図るとともに、市民の地域福祉への理解を深め、人材を確保することで、地域全体で支え合う体制づくりを推進してまいります。
そこで、生活習慣病の予防のため、心と体の健康維持に向けた取組を推進するため、子供から高齢者まで幅広い年代を対象とした健康教育や、健康都市宣言に基づく野菜摂取の促進に取り組むとともに、食生活の実態調査を行い、次期えべつ市民健康づくりプラン21を策定してまいります。
また、長年の懸案でありました内科系の救急体制の充実に向けまして、一般社団法人江別医師会と進めてきた協議に基づき、市立病院と市内医療機関の輪番制による内科系二次救急体制を新たに導入いたします。
次に、国民健康保険事業については、特定健康診査受診率や特定保健指導利用率の向上に向け、受診勧奨を強化するとともに、データヘルス計画に基づいた保健事業を推進してまいります。
また、高齢者や障がい者の福祉においては、介護保険や後期高齢者医療制度、障がい者福祉制度などの安定的な運営に努め、各種計画に基づき、高齢者や障がい者の生活を地域で支えるための取組を進めてまいります。
さらに、介護人材の確保と市内介護事業所への定着を図るため、資格取得支援や職場実習などによる介護人材の養成を引き続き進めるほか、フレイル予防にも着目した介護予防出前講話など、介護予防事業の充実に努めてまいります。
次に、市立病院においては、地域医療を担う基幹病院として、感染症等に対応した安全・安心な医療を提供するとともに、医療サービスの一層の充実を図るため、地域の医療機関との連携強化や、医育大学や市内企業等と連携した共同研究に取り組んでまいります。
第4に、安全・安心について申し上げます。
交通安全や防犯活動の推進などを通じて安全で快適な社会環境を築いていくとともに、防災訓練や自主防災組織の拡充、消防・救急体制の充実を図ることなどにより、災害に強く、誰もが安心して暮らせるまちづくりを進めてまいります。
そこで、地域防災力の強化を図るため、防災あんしんマップの更新や、各種訓練等を引き続き実施するとともに、災害対応物品や備蓄庫の整備などを計画的に進めてまいります。
また、消防・救急体制の充実では、災害や感染症への備えを強化し、コロナ禍でも安全に消防・救急活動を実施するため、消防車両の計画的な更新を進めるほか、感染症に対応した資器材を整備してまいります。
そのほか、民間住宅の耐震化支援、空き家対策、自治会防犯灯のLED化、交通安全や防犯活動の推進などを引き続き実施してまいります。
第5に、都市基盤について申し上げます。
駅を中心としたにぎわいの創出や、誰もが安心して過ごすことのできるまちづくりを進めるため、市街地や道路環境の整備、公共交通の利便性向上などにより、暮らしやすさを実感できる都市基盤の形成を進めてまいります。
そこで、都市生活の基本となる安全で快適な道路環境を維持するため、宅地造成による交通量の増加を踏まえて、元江別中央通りや兵村4丁目通りなどの幹線道路を整備するほか、老朽化した生活道路や橋梁などの改修を計画的に進めてまいります。
また、近年の降雪傾向に対応した雪対策の実施に向けて、令和3年度の大雪に関する検証結果を踏まえまして、ロータリー除雪車の増強による車道除雪、ハンドガイド除雪機を活用した通学路などの歩道除雪の機動力向上、雪堆積場の整備や市有地を活用した排雪の効率化、LINEを活用した情報発信などに取り組んでまいります。
さらに、市民の足である公共交通を維持させるため、路線バス事業者への運行費補助を引き続き実施するほか、江北地区と豊幌地区におけるデマンド型交通の支援を行ってまいります。
次に、市営住宅に関しまして、高齢者や子育て世代などにも配慮した低廉で良質な住宅を提供するため、住環境の改善を図る改修を計画的に進めるほか、新栄団地建替計画における最終棟となるF棟の建設工事を実施してまいります。
また、上下水道の整備においては、災害に強く安全で安定した給水等のため、基幹管路の耐震化や老朽配水管の布設替えを進めるほか、下水道管路の更新、処理場、ポンプ場の設備更新などを計画的に実施してまいります。
第6に、子育て・教育について申し上げます。
子育てでは、子育て環境を充実させることにより、安心して子供を産み育てられ、就労と子育ての両立ができるまちづくりを進めてまいります。
そこで、保育士の確保や保育環境の充実に向けて、保育従事者の養成や奨学金返還への助成などを引き続き実施するとともに、民間保育施設に対する熱中症対策への補助を新たに実施してまいります。
また、国と連携して出産・子育て応援交付金を支給するとともに、えべつ・安心子育てプランに基づくゼロ歳児から2歳児までの保育料の独自軽減を引き続き実施するほか、育児に係る不安等を軽減するため、児童委員による訪問事業に加え、保健師等との面談機会を拡大してまいります。
さらに、開設10周年を迎える子育てひろばぽこあぽこについて、より多くの子供たちに楽しんでいただけるよう、大型遊具の更新やクッション性の高いフロアへの張り替えなど、全面リニューアルを実施いたします。
次に、教育では、それぞれの子供が持つ個性を尊重しつつ確かな学力の定着に努め、子供たちが多様で変化の激しい社会に生き抜いていく力を養成し、次代を担う心身ともに健康な子供たちを育ててまいります。
そこで、教員の負担軽減と校務の効率化を図るため、小・中学校における校務用と指導用の端末を統合するほか、学習環境の充実に向けて、退職教員等による補充的学習や小学校全学年での外国語教育を引き続き実施するとともに、ふるさと納税を活用した市内大学・高校への助成を新たに実施してまいります。
また、様々な悩みや課題を抱える児童生徒を支援するため、スクールソーシャルワーカー等による相談支援を行うとともに、特別な支援を必要とする児童生徒のための支援員を配置し、引き続き子供たちの学びの場を確保してまいります。
第7に、生涯学習・文化について申し上げます。
市民が生涯にわたって、心身ともに健やかに充実した生活を営めるよう、学習・文化・スポーツを気軽に行える場を提供してまいります。
また、長い歴史を持つれんが産業や文化・歴史遺産を通じて、市民のふるさと意識の醸成を図ってまいります。
そこで、旧町村農場について、酪農の歴史を伝える文化施設としての役割を引き継ぎながら、多くの市民や観光客に利用される拠点となるよう、物販エリアの拡大や子供たちが遊びながら酪農の歴史などに触れることができるスペースの設置などの改修工事を実施いたします。
また、あけぼのパークゴルフ場をリニューアルオープンするとともに、全国高等学校総合体育大会について、当市が競技会場となる競泳及びホッケーが円滑に開催されるよう適正な運営に努めてまいります。
第8に、協働について申し上げます。
江別市自治基本条例の理念に基づき、市政への市民参加を進めるとともに、市民、自治会、市民活動団体、企業、大学などの各種団体と連携して魅力ある協働のまちづくりを推進してまいります。
そこで、市民交流施設ぷらっとを拠点とした活動など市民が主体となった協働の取組を後押しするとともに、自治会による地域交流や環境美化などの活動が継続できるよう、自治会の取組や人材育成に引き続き支援してまいります。
また、江別の知的資源である4大学に関しまして、学生の地域定着や交流、関係人口の拡大に向けて、北海道内8自治体と連携した学生の地域活動への参加促進、大学構内に設置した専用ブースやスマートフォンアプリを活用した江別の魅力を伝えるプロジェクトなどを引き続き進めてまいります。
第9に、これまでの8つの政策を支える計画推進について申し上げます。
まちづくり政策を実効あるものとして進めるためには、効率的な行政サービスの執行と健全な財政の下、基礎自治体としての機能を充実させるとともに、市政の透明性を確保しながら、市民との情報共有や市内外への情報発信を充実強化し、江別のまちの魅力を積極的にPRしていくことが必要であります。
そこで、市民誰もがデジタル化のメリットを享受できるよう、マイナンバーカードの普及に取り組むとともに、行政事務の効率化や、市民サービスの向上に向けた基幹系システムの改修などを進めてまいります。
また、生涯健康プラットフォームについて、スマートフォンやスマートウオッチを活用した健康管理サービスを提供するとともに、江別の特産品やヘルシーDo認定商品を取り扱う買物アプリのサービスを開始するなど、市民の健康増進や地域経済の活性化に寄与する取組を進めてまいります。
さらに、子育て世代から住みよいまちとして引き続き選ばれるよう、転入促進パンフレットの配布や、江別の魅力である食をテーマとしたプロモーションなど、市民と行政が一体となった活動を進めてまいります。
このほか、次の10年間のまちづくりの方向性を定める次期総合計画について、令和5年度中の策定に向けて作業を進めるとともに、第2期江別市まち・ひと・しごと創生総合戦略に基づく人口減少対策などを引き続き進めてまいります。
以上が歳出予算の概要でありますが、次に、歳入の見通しの主なものにつきまして、御説明申し上げます。
まず、市税につきましては、個人市民税や固定資産税などの増加により、市税全体では前年度当初に比べ、1.5%増の128億9,600万円を見込んでおります。
また、地方交付税は6.4%増の118億1,000万円、臨時財政対策債は48.1%減の2億7,000万円を見込んだほか、地方消費税交付金は11.2%増の31億8,000万円を見込んでおります。
その結果、一般財源総額は289億8,930万円となり、前年度より3.3%の増となったところであり、今後とも、市税等の自主財源の確保に努めてまいります。
次に、市債の発行につきましては、臨時財政対策債のほか、環境クリーンセンター基幹的設備改良事業や新栄団地建替事業等の財源に充てるため、総額では30億5,180万円となりました。
市債については、今後とも将来世代と現役世代との負担割合などに十分配慮しつつ、投資的事業の重点化や平準化などにより、計画的な発行に努めてまいりたいと考えております。
なお、使用料・手数料に関して、建築関連手数料等について、法令改正等に伴う所要の改定を行うこととしたところであります。
そのほか、予算案の詳細につきましては、令和5年度各会計予算及び予算説明書などを御参照いただきたいと存じます。
以上、令和5年度予算案の大綱について申し上げました。
これまでの任期を振り返りますと、長年の懸案でありました旧ヒダ工場の建物を活用したEBRIのオープン、北海道林木育種場旧庁舎への民間事業者の本社移転、また、東日本大震災を契機として最優先して進めてきた、市立小・中学校の耐震化も完了することができました。
さらに、平成22年には市内在住の鈴木章北海道大学名誉教授のノーベル化学賞受賞、また、平成26年の第17回アジア競技大会における江別市出身の右代啓祐選手の金メダル獲得など、私たちに希望を与えてくれる喜ばしいニュースもありました。
一方で、積み残した課題として、市役所本庁舎の建設やJR江別駅周辺の土地利用と活性化などは、市民の皆様、議員各位、関係機関及び団体の皆様から数多くの貴重な御意見を頂きながらも、具体的な着手には至らず、誠に申し訳なく感じているところであります。
しかし、市民の皆様に心豊かに住み続けていただくために、お互いの個性を理解し、尊重し合う平和な社会をつくることの重要性、子育てや教育環境の充実の大切さ、そして、多様な主体が協働し合う共生のまちづくりが、人、まち、社会の全てが健康なまち健康都市えべつへ、さらには、第6次江別市総合計画に掲げる4つの基本理念の実現につながるという、これからの江別市が取り組むべき一つの方向性を示すことができたのではないかと思っております。
今後は、少子高齢化と人口減少が同時に進行する中、コロナ禍による市民生活や地域経済の変化、急激な物価高騰などにより、市政運営がますます厳しくなることが予想されますが、先人たちが築いてきたふるさと江別が、持続可能なまちとして、次の世代に引き継がれていくことを強く願うものであります。
最後に、市民の皆様並びに議員各位の特段の御理解と御協力をお願い申し上げ、市政に関する基本的な考え方と予算大綱についての説明とさせていただきます。

議長(宮本忠明君)

これより議案第18号ないし議案第25号に対する一括質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
上程中の議案第18号外7件は、予算決算常任委員会に付託いたします。

◎ 議案第5号

議長(宮本忠明君)

日程第23 議案第5号 江別市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定についてを議題と致します。
提案理由の説明を求めます。

健康福祉部長(白崎敬浩君)

ただいま上程になりました議案第5号 江別市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について、提案理由を御説明申し上げます。
初めに、改正の理由でありますが、地方税法施行令の一部改正により、昨年4月に国民健康保険税の課税限度額が引き上げられたことを受け、本市においても、被保険者間の負担の公平に配慮し、これまで同様、江別市国民健康保険運営協議会に諮問し、その答申内容を踏まえた上で、所要の改正を行おうとするものであります。
次に、改正の内容でありますが、基礎課税額の課税限度額を63万円から65万円に、後期高齢者支援金等課税額の課税限度額を19万円から20万円にそれぞれ引き上げるものであります。
なお、附則において、施行期日を令和5年4月1日とするほか、経過措置を設けるものであります。
以上、提案理由を御説明申し上げましたので、よろしく御審議の上、御決定賜りますようお願い申し上げます。

議長(宮本忠明君)

これより本件に対する質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
上程中の議案第5号は、予算決算常任委員会に付託いたします。

◎ 議案第6号

議長(宮本忠明君)

日程第24 議案第6号 江別市手数料条例の一部を改正する条例の制定についてを議題と致します。
提案理由の説明を求めます。

建設部長(佐藤民雄君)

ただいま上程になりました議案第6号 江別市手数料条例の一部を改正する条例の制定について、提案理由を御説明申し上げます。
初めに、改正の理由でありますが、建築基準法が一部改正され、本年4月1日に施行されるほか、建築物エネルギー消費性能基準等を定める省令が一部改正され、昨年10月1日及び11月7日に施行されたことから、これらに伴う所要の改正を行おうとするものであります。
次に、改正の内容でありますが、建築基準法の改正関連では、住宅、老人ホーム等に設ける省エネ性能の向上に資する給湯設備の機械室等について、容積率を緩和する認定手数料を追加するほか、複数建築物の敷地を一の敷地とみなす認定対象等の拡大に伴う規定の整備等を行うものであります。
また、建築物エネルギー消費性能基準等を定める省令の改正関連では、低炭素建築物新築等計画及び建築物エネルギー消費性能向上計画の認定時において、省エネ性能を容易に評価・判定することができる誘導仕様基準を活用した場合の手数料を追加するほか、共同住宅等に係る計画認定時の申請単位の変更に伴う規定の整備を行うものであります。
なお、附則において、施行期日を令和5年4月1日とするものであります。
以上、提案理由を御説明申し上げましたので、よろしく御審議の上、御決定賜りますようお願い申し上げます。

議長(宮本忠明君)

これより本件に対する質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
上程中の議案第6号は、予算決算常任委員会に付託いたします。

◎ 議案第10号

議長(宮本忠明君)

日程第25 議案第10号 江別市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定についてを議題と致します。
提案理由の説明を求めます。

健康福祉部長(白崎敬浩君)

ただいま上程になりました議案第10号 江別市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定について、提案理由を御説明申し上げます。
初めに、改正の理由でありますが、先般、国の社会保障審議会医療保険部会の議論の整理において、出産育児一時金の額は、令和4年度の全施設の出産費用の平均額の推計等を勘案し、令和5年4月から全国一律で50万円に引き上げるべきとされたことを踏まえ、出産育児一時金の支給額の変更を目的とした健康保険法施行令等の一部を改正する政令が公布されたことから、本市においても、国の基準に合わせた取扱いとするため、条例で定める支給額について、所要の改正を行おうとするものであります。
次に、改正の内容でありますが、第5条第1項において規定する出産育児一時金の支給額を40万8,000円から48万8,000円に引き上げるものであります。
この改正により、出産育児一時金の総額は、産科医療補償制度に加入している分娩機関等で出産した場合の加算額の1万2,000円を加えて50万円となるものであります。
なお、附則において、施行期日を令和5年4月1日とするほか、経過措置を設けるものであります。
以上、提案理由を御説明申し上げましたので、よろしく御審議の上、御決定賜りますようお願い申し上げます。

議長(宮本忠明君)

これより本件に対する質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
上程中の議案第10号は、予算決算常任委員会に付託いたします。

◎ 議案第11号

議長(宮本忠明君)

日程第26 議案第11号 江別市道路占用料条例の一部を改正する条例の制定についてを議題と致します。
提案理由の説明を求めます。

建設部長(佐藤民雄君)

ただいま上程になりました議案第11号 江別市道路占用料条例の一部を改正する条例の制定について、提案理由を御説明申し上げます。
初めに、改正の理由でありますが、市道の占用料につきましては、これまで道路法施行令の規定に準じて定めているところであり、国においては、地価水準の変動等を反映した適正なものとするため、令和3年度の固定資産税評価額の評価替え、地価に対する賃料の水準の変動等を踏まえ、昨年12月に道路法施行令の一部を改正する政令が公布されたことから、国に準じた取扱いとするため、所要の改正を行おうとするものであります。
次に、改正の内容でありますが、道路法施行令の一部改正に準じ、別表で定める占用料の額を改めるほか、規定の整備を行うものであります。
なお、附則において、施行期日を令和5年4月1日とするものであります。
以上、提案理由を御説明申し上げましたので、よろしく御審議の上、御決定賜りますようお願い申し上げます。

議長(宮本忠明君)

これより本件に対する質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
上程中の議案第11号は、予算決算常任委員会に付託いたします。

◎ 議案第7号ないし議案第9号

議長(宮本忠明君)

日程第27ないし第29 議案第7号 江別市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について、議案第8号 江別市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について及び議案第9号 江別市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について、以上3件を一括議題と致します。
提案理由の説明を求めます。

健康福祉部長(白崎敬浩君)

ただいま上程になりました議案第7号 江別市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について、議案第8号 江別市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について及び議案第9号 江別市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について、一括して提案理由を御説明申し上げます。
初めに、改正の理由でありますが、児童福祉法の一部改正により、児童福祉施設等に関する基準に児童の安全の確保が追加されたこと、児童福祉施設の長等の児童に対する懲戒権の規定が削除されたことなどに伴い、厚生労働省令及び内閣府令で定める基準がそれぞれ一部改正されたことから、これに伴う所要の改正を行おうとするものであります。
次に、各条例の改正の内容でありますが、まず、議案第7号は、利用乳幼児の安全を図るための安全計画の策定並びに自動車を運行する場合の利用乳幼児の所在の確認及びブザー等の設置の義務づけや、懲戒に係る規定を削除するほか、他の社会福祉施設等を合わせて設置するときの設備及び職員の基準並びに衛生管理等に係る規定の整備を行うものであります。
次に、議案第8号は、懲戒に係る規定を削除するほか、これに伴う規定の整備を行うものであります。
次に、議案第9号は、利用者の安全を図るための安全計画の策定、自動車を運行する場合の利用者の所在の確認及び業務継続計画の策定を義務づけるほか、衛生管理等に係る規定の整備を行うものであります。
最後に附則でありますが、議案第7号は、施行期日を令和5年4月1日とするものでありますが、懲戒に係る規定の削除については、公布の日とするほか、自動車を運行する場合のブザー等の設置について、経過措置を設けるものであります。
また、議案第8号は、施行期日を公布の日とするものであり、議案第9号は、施行期日を令和5年4月1日とするほか、安全計画の策定について、経過措置を設けるものであります。
以上、提案理由を御説明申し上げましたので、よろしく御審議の上、御決定賜りますようお願い申し上げます。

議長(宮本忠明君)

これより議案第7号ないし議案第9号に対する一括質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
上程中の議案第7号外2件は、生活福祉常任委員会に付託いたします。

◎ 議案第1号

議長(宮本忠明君)

日程第30 議案第1号 江別市固定資産評価審査委員会委員の選任についてを議題と致します。
提案理由の説明を求めます。

市長(三好 昇君)

ただいま上程になりました議案第1号 江別市固定資産評価審査委員会委員の選任について、提案理由を御説明申し上げます。
現在、江別市固定資産評価審査委員会の委員であります佐藤允さんは、本年3月31日をもって任期満了となりますが、引き続き、佐藤允さんを選任いたしたく、地方税法第423条第3項の規定により、議会の同意を求めようとするものであります。
佐藤允さんは、昭和21年生まれの76歳で、弥生町にお住まいであります。
平成17年4月から江別市固定資産評価審査委員会の委員として御活躍されており、固定資産の実態を熟知し、評価等に関して幅広い知識と経験を有する方でありますことから、引き続き選任いたしたく、お願い申し上げる次第であります。
以上、提案理由を御説明申し上げましたので、よろしく御同意賜りますようお願い申し上げます。

議長(宮本忠明君)

お諮りいたします。
本件については、質疑、委員会付託、討論を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、そのように決しました。
引き続き、議案第1号を採決いたします。
議案第1号は、同意することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、議案第1号は、同意することに決しました。

◎ 散会宣告

議長(宮本忠明君)

本日の議事日程は全部終了いたしました。
これをもって散会いたします。
午前11時53分 散会