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予算決算常任委員会 令和4年10月20日(木)

印刷用ページを表示する 掲載日:2023年2月1日更新

(開会前)

※ 日程確認
※ 審査要領の説明及び効率的な審査の協力依頼

(開 会)

委員長(清水君):ただいまより、予算決算常任委員会を開会いたします。(10:01)
本日の日程は、開会前に確認いたしましたとおり、次第に記載のとおり進めてよろしいでしょうか。(了)そのように確認いたします。
なお、さきの委員会において、要求資料について御確認いただいたところですが、建設部都市建設課所管の平成28年台風による公園施設の損壊公園数、遊具施設等の修復年次及び未整備の状況につきましては、資料要求をした委員からの申出により、また、経済部商工労働課所管の過去3年間の採用状況(人数、期間、事業所数、新規・継続)、通年雇用化の状況につきましては、資料として提出することが困難なことから、取り下げることとしてよろしいでしょうか。(了)そのように確認いたします。
経済部入室のため、暫時休憩いたします。(10:02)

委員長(清水君):委員会を再開いたします。(10:03)
1経済部所管事項、(1)第1回臨時会予定案件、アの一般会計補正予算(第4号)についてを議題と致します。
本件に対する説明を求めます。

商工労働課長:経済部所管の補正予算について御説明いたします。
商工労働課提出資料の1ページを御覧ください。
7款商工費、1項商工費、事業者等事業継続緊急支援金(物価高騰対策)について御説明します。
この事業は、北海道が実施する道内事業者等継続緊急支援金の対象となる市内事業者に対する支援金(上乗せ分)であり、補正額は3,487万円でございます。
次に、省電力設備更新支援事業(物価高騰対策)についてですが、この事業は、商工業者等による省電力設備への更新に対しての補助であり、補正額は2,012万円でございます。
資料の2ページを御覧ください。
補正予算における事業概要を記載しております。
まず、事業者等事業継続緊急支援金(物価高騰対策)についてですが、この事業の目的は、新型コロナウイルス感染症の影響による売上げの減少に加え、原材料等の物価高騰による影響を受けている市内中小・小規模事業者、個人事業者に支援金を給付することで、事業継続を図るものです。
対象者は、北海道が実施する道内事業者等継続緊急支援金の対象となる市内事業者で、北海道の支援金の支給要件は、資料に記載の売上げ要件と原材料等コスト要件の両方を満たす事業者が対象となります。
支給額は、中小・小規模事業者については10万円、個人事業者については5万円となります。
補正予算額と致しましては、支援金が3,300万円、事務費が187万円を予定しております。
今後のスケジュールにつきましては、記載のとおりでございます。
申請方法は、市で定める申請書と北海道の支援金交付決定通知書の写しを郵送で提出いただく予定です。
次に、資料の3ページを御覧ください。
省電力設備更新支援事業(物価高騰対策)についてですが、この事業の目的は、電気料金高騰及び冬季に予想される電力需給逼迫への対策として、中小企業者等による省電力設備への更新によるコスト削減を支援し、エネルギー等の物価高騰の影響緩和を図るものです。
対象者は、主たる事業所が江別市内にある者で、令和4年1月から9月までの任意の1か月間に市内の事業所で使用した電気代の支払額が2万円以上の者、また、令和5年1月31日までに省エネ機器の購入、設置、支払い、補助金の申請が完了できる者、今後も事業を継続する意思がある者とし、1事業者1回限りの申請が可能です。
補助対象は、電力使用量削減が見込まれるLED照明機器、空調機器、冷凍・冷蔵庫の更新に係る費用です。
要件と致しましては、事業用の機器・設備に限り、市内の工場、店舗、事務所等へ設置するもの、購入・設置に要した経費、税抜き10万円以上のもので、商品は、原則、市内事業者から購入、取付けするものを対象と致します。
補助額は、対象経費の4分の3とし、補助上限は、法人は60万円、個人事業主は30万円とし、1,000円未満は切捨てとなります。
補正予算額と致しましては、補助金が1,650万円、事務費が362万円を予定しております。
今後のスケジュールについては、記載のとおりでございます。
以上です。

委員長(清水君):ただいまの説明に対し、質疑ございませんか。

角田君:事業者等事業継続緊急支援金の上乗せ部分ですけれども、北海道の申請期限はいつまでで、どれぐらい日にちに余裕があるのかと、江別市の申請の締切りはどれぐらいの時期を見込んでいるのかを教えてください。

商工労働課長:まず、北海道の道内事業者等継続緊急支援金の申請期限ですけれども、これまで10月31日までとされておりましたが、昨日情報が更新されまして、12月23日まで申請期限が延長されております。
申請状況等ですけれども、この事業を北海道と市で組み立てるときに、いろいろな相談をさせていただいておりまして、江別市内に住所のある事業者の方は、今のところ二百数十件申請されておりますが、どのぐらいの期間で支給決定をしているかというところは把握できてございません。
江別市の申請期限については、2月末を想定しているという状況です。

委員長(清水君):関連で質疑ございませんか。

奥野君:資料3ページのの省電力設備更新支援事業について、1点だけ確認をさせていただきます。
6番のスケジュールの最後、1月31日の工事完了後という記載がございますが、例えば、市内事業者がこういった工事を依頼したときに、今、半導体不足やいろいろな部品の関係などで工期が延びるという可能性があり、1月31日までに工事が完了しないというような場合でも、相談をできるのかどうか、確認をさせてください。

商工労働課長:委員の御指摘のとおり、これまで、電化製品に限らず、半導体不足というのが市場にあったと思うのですけれども、最近、電気事業者やお店に確認しましたところ、在庫等についてはそれほど逼迫している状況ではないというふうにお聞きしています。
万が一、工期、その他御指摘の状況も考えられますので、それは申請された方にお聞きしながら対応してまいりたいというふうに考えております。

委員長(清水君):関連で質疑ございませんか。

角田君:資料の2ページ、3ページを見ると、表現の仕方が個人事業者と個人事業主という形で分けられているのですが、この意味合いはどのようになっていますか。

商工労働課長:表記の違いが出ていますけれども、趣旨としては同じことです。

角田君:同じということは、共に事業収入を得ている者ということで考えてよろしいのでしょうか。青色申告まで行っているかどうか、関係ないということでよろしいでしょうか。白色申告で事業収入がある方でも問題ないということでしょうか。

商工労働課長:現在のところ、雇用しているかどうかまで申告していただくことは想定していませんけれども、個人で事業をされているというお申出に従って審査をしたいと考えております。

角田君:補正予算として同時に審査するものですから、表記の違いは修正していただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

委員長(清水君):関連で質疑ございませんか。

吉本君:1点確認です。
今、二つの事業の御紹介がありましたけれども、一つの事業者が両方とも申請するということは問題ないのでしょうか。

商工労働課長:両方申請していただいて問題はないと考えております。

委員長(清水君):関連で質疑ございませんか。(なし)
なければ、ほかに質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
これをもって、経済部所管事項を終結いたします。
健康福祉部入室のため、暫時休憩いたします。(10:14)

委員長(清水君):委員会を再開いたします。(10:15)
2健康福祉部所管事項、(1)第1回臨時会予定案件、アの一般会計補正予算(第4号)についてを議題と致します。
本件に対する説明を求めます。

管理課長:一般会計補正予算(第4号)の概要につきまして御説明申し上げます。
資料1ページをお開き願います。
3款民生費、1項社会福祉費の電力・ガス・食料品等価格高騰緊急支援給付金は、住民税非課税世帯等に1世帯当たり5万円を支給するものです。
次の電力・ガス・食料品等価格高騰緊急支援給付金事務費は、先ほど御説明した給付金の支給に係る事務費です。
次に、2項児童福祉費のひとり親世帯等支援事業(物価高騰対策)は、低所得の独り親世帯及び子供食堂を運営する団体に対するプレミアムつき商品券の無償交付に要する経費です。
資料2ページをお開き願います。
電力・ガス・食料品等価格高騰緊急支援給付金について御説明申し上げます。
1目的は、価格高騰による負担増を踏まえ、特に家計への影響が大きい住民税非課税世帯等に対し、1世帯当たり5万円を支給しようとするものです。
2支給対象世帯は、(1)にあるとおり、令和4年9月30日に江別市に住民登録があり、令和4年度の住民税が非課税である世帯及び(2)にあるとおり、令和4年1月以降に家計が急変し、住民税非課税世帯と同水準にあると認められる世帯であります。
3申請方法及び支給額は、記載のとおりでございます。
4スケジュール案は、令和4年11月以降に支給を開始する予定です。
5補正予算案は、給付金として9億5,000万円、支給に係る事務費として9,434万3,000円ほか、記載のとおりです。
次に、ひとり親世帯等支援事業(物価高騰対策)について御説明申し上げます。
資料3ページをお開き願います。
初めに、1概要でありますが、原油価格や物価高騰により影響を受けている低所得の独り親世帯及び子供食堂運営団体を対象に、その生活や運営を支援するため、えべつプレミアムつき商品券を支給するものです。
次に、2及び3の支給対象者等は、令和4年10月1日時点で児童扶養手当またはひとり親家庭等医療費を受給している世帯に対しては、商品券2冊を、令和5年3月までの間に子供食堂を開催する予定のある運営団体に対しては、開催1回当たり商品券5冊を支給します。
次に、4支給方法は、独り親世帯についてはプッシュ型で、子供食堂については申請により、特定記録郵便で郵送する予定です。
次に、5スケジュール(案)は、補正予算議決後、11月上旬に、子供食堂運営団体に申請書を送付し、11月中旬に、独り親世帯及び子供食堂運営団体に商品券を郵送する予定です。
次に、6補正予算(案)でありますが、委託料を1,892万9,000円、役務費を69万3,000円と見込んでおり、全額国庫負担となります。
以上です。

委員長(清水君):ただいまの説明に対し、質疑ございませんか。

角田君:子供食堂の部分で教えてください。
今、子供食堂の運営団体に申請書を送付するということでしたが、過去に子供食堂の運営状況は把握できていないこともあったと思います。
まず、運営団体を全て網羅しているのかどうか、そして、その数は幾つと想定しているのか、開催回数については、どのような形で開催回数を算定したのか、予算の根拠を教えてください。

子育て支援課長:子供食堂の団体を全て掌握しているかどうかでございますが、事業開始に当たりまして、子育て支援課に御相談を頂く場合もありますし、そうではない場合もございます。御相談いただいている場合はもちろん把握できるのですが、そうではない団体につきましては、社会福祉法人江別市社会福祉協議会のほうで把握している場合もございますことから、社会福祉法人江別市社会福祉協議会と情報交換をしながら、開催している団体について情報収集を進めてきたところでございます。
今、私どものほうで掌握している団体は、開催を中止している団体もございますが、市内で10の団体が子供食堂を開催した実績がございます。
そのうち、コロナ禍の関係などもございまして、開催を全て停止している団体が3団体ございます。残り7団体が、開催回数につきましては団体によってまちまちでございますが、現在も開催をしている状態になっております。
今回、予算要求をするに当たりまして、各団体に、簡単なものではあるのですけれども、アンケートを実施させていただきました。それによりまして、各団体の開催回数等を掌握したところでございまして、毎月開催している団体もございましたし、不定期開催で、来年3月までの開催予定は、ある程度掌握をしたところでございます。
ただ、おっしゃるとおり、私どもとして把握していないのですけれども、類似した活動をしている団体がないとは言えないことから、不足のないように予算要求をしたところでございまして、不定期開催のところにつきましても、今後、毎回開催できるような積算の仕方をしたところでございます。

角田君:新型コロナウイルス感染症の第8波が来るか来ないかは別にしても、行動制限がかなり緩んできていることを考えたら、休止している団体が再開することも考えられます。
この計画の中には、こういうことを行いますという周知はありますか。

子育て支援課長:現在実施している団体には、個別に補助の内容について周知を図るほか、私どもで掌握できていない団体もあり得ることから、ホームページや広報えべつ等を活用して、こういった支援を行っていますという周知を行う予定であります。

角田君:そのように進めていただきたいと思います。
あとは、各団体の部分で、例えば、運営団体が大学のところは今度新しいところにできて3か所ありますが、運営団体における回数上限というものはありますでしょうか。

子育て支援課長:上限を設ける予定はございません。

委員長(清水君):関連で質疑ございませんか。

佐々木君:1点確認ですが、子供食堂のほうの期間が来年3月までの予定になっていますけれども、えべつプレミアムつき商品券の使用期限が1月だと思うので、その間の取扱いについてはどのようにお考えでしょうか。

子育て支援課長:えべつプレミアムつき商品券の使用期限が1月10日ということになっておりますが、3月まで開催予定のある団体もございます。
使用期限がどうしても定まっておりますので、備蓄の利くような食品や備品などの購入に充てていただきたいと考えております。

委員長(清水君):関連で質疑ございませんか。

猪股君:子供食堂の定義ですけれども、資料では子供食堂、地域食堂という表記になっておりますが、食堂として開かれているところもあれば、お弁当として配布をしている団体、加工せずにレトルト食品などを配る団体などもあると思います。今回、子供食堂といった場合にどこまでの範囲の活動を指しているのか、お伺いいたします。

子育て支援課長:御質疑の子供食堂の定義についてでございますが、国のほうでも、子供食堂の定義というものをはっきり定めておりません。ただ、活動の内容として主に言われているのは、地域に広く、食事を取ることが難しいような御家庭に対して支援を行う取組を子供食堂というふうに捉えられていると考えておりますことから、お弁当の配布であったとしても、食材そのものをお渡しするといった形であったとしても、趣旨としては外れていないと考えておりますので、そういった取組を行っている団体に対しても、しっかりと支援をしたいと考えております。

猪股君:方法の違いによって、私たちは子供食堂なのか疑問がある方もいると思いますので、周知のタイミングで、もう少しその辺を分かりやすくしていただければと思います。あとは、先ほどの佐々木委員の質疑の中で、備蓄できるのものを期間までに買っていただくというお話でしたが、これは申請は一度で、その申請のタイミングで開催回数を決めていただいて、その後もう一回開催したいとなっても、申請期間が過ぎていたら難しいというような考え方でよろしいですか。

子育て支援課長:おっしゃるとおり、えべつプレミアムつき商品券の使用期限がどうしても決められてしまうものですから、えべつプレミアムつき商品券自体は12月中下旬ぐらいまでにお送りして、使い切れるようなタイミングでお渡しをしたいと考えております。ですので、開催回数につきましては、変動要素があるのであれば、最大限の数で申請をしていただきたいと思っておりますし、そのように周知をしたいと考えております。

猪股君:そうすると、最大限の開催予定で出しても、できなかった場合にどのようにしたらよいかお伺いします。

子育て支援課長:今回の支援につきましては、運営団体の方にあまり負荷のかからないような形で支援をしたいと考えておりまして、もし予定どおり開催できなかった、例えば、今後、新型コロナウイルス感染症の状況等によっては、開催を取りやめるといったことも考えられますが、それにつきましては、開催しなかった分を戻してくださいといったことは考えておりません。

委員長(清水君):関連で質疑ございませんか。(なし)
なければ、ほかに質疑ございませんか。

佐藤君:1点だけ確認させてください。
独り親世帯の児童扶養手当ですけれども、生活保護世帯も対象になるのかどうか、お伺いします。

子育て支援課長:生活保護世帯であったとしても、児童扶養手当またはひとり親家庭等医療受給者であれば対象となります。

佐藤君:その場合、収入認定になるかどうか、お伺いします。

子育て支援課長:その点につきましては、現在、保護課に確認中でございます。

委員長(清水君):関連で質疑ございませんか。

角田君:今、戻さなくてもいいと答弁のあったえべつプレミアムつき商品券ですけれども、実績報告及び監査、会計検査等に対しては、どのような対応をされるのでしょうか。
そういう部分に関しては、監査や会計検査が入った場合に指摘されると思うのですけれども、そういう部分の対応と考え方を教えてください。

子育て支援課長:今回の事業ですけれども、おっしゃるとおり、国の財源で行う事業ですから、会計検査の可能性というのは当然あると考えております。
今回、支援の内容と致しまして、今まで苦しい状況の中、子供食堂を開催していただいた団体に対して謝意を示すというような趣旨もございまして、来年3月までの開催予定に対して支援を行うものではあるのですけれども、申請の段階で今後の予定についても確認させていただきまして、子供食堂としての使途に使っていただくというお約束を頂いた上での事業設計とすることで、もし取りやめになったとしても、そこのところは来年度以降の開催に使っていただくということで考えてございます。

角田君:それは会計検査で指摘されます。その部分をきちんと整理した上で、組み立てていただきたいと思います。

委員長(清水君):関連で質疑ございませんか。(なし)
なければ、ほかに質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
これをもって、健康福祉部所管事項を終結いたします。
総務部入室のため、暫時休憩いたします。(10:31)

委員長(清水君):委員会を再開いたします。(10:32)
3総務部所管事項、(1)第1回臨時会予定案件、アの一般会計補正予算(第4号)の概要についてを議題と致します。
本件に対する説明を求めます。

財務室長:一般会計補正予算(第4号)の概要について御説明いたします。
総務部提出資料を御覧ください。
1編成方針ですが、今次補正は、コロナ禍における原油価格・物価高騰対策等への措置を行うものです。
2予算規模ですが、補正額は11億1,895万5,000円の追加となり、既定額に加えますと、補正後の額は513億8,473万8,000円となるものです。
3一般会計款別事業概要ですが、民生費では、電力・ガス・食料品等価格高騰緊急支援給付金ほか計3事業、商工費では、事業者等事業継続緊急支援金(物価高騰対策)ほか計2事業です。
なお、財源については、合計行の右側に記載のとおり、全額が国費の対象であり、うち物価高騰対策に係る地方創生臨時交付金の活用額は7,461万2,000円です。
以上です。

委員長(清水君):ただいまの説明に対し、質疑ございませんか。

角田君:先ほどの独り親世帯と子供食堂の件で、監査、会計検査の件について確認をさせていただいたのですが、改めて財務室に確認をさせていただきたいと思います。
事業としては見込みの中で行うのですが、実際に行われなかった場合のチェック体制について、国費ですので、きちんと行わなければならないのですが、各地でも新型コロナウイルス感染症対策費について、会計検査での指摘が出てきている中で、財務室として、どのような考えの中でチェック体制をつくるか、報告体制をつくるかをお聞かせください。

財務室長:地方創生臨時交付金を活用した事業については、まず、実施計画等を出して国に申請した後、交付を受けて、その後、実績報告を行うというふうになっております。
ですので、実施した事業に交付金が有効に活用されているかどうかについては、市としても確認の上で実績報告を出さなければいけないというふうに考えております。
したがって、このひとり親世帯等支援事業のうち、子供食堂へのえべつプレミアムつき商品券の交付について、先ほど最大限の回数というような話もありましたが、財務室としては、事業の実施に当たりましては、団体ともきめ細かく話をしていただいて、その回数等について適正かどうか判断した上で交付を行っていただきたいと思いますし、また、その後開催できなかった場合については、理由についても聞き取るなどして丁寧な執行に努めていただきたいと考えております。

角田君:細かいチェックが必要だろうと思っています。性善説で行くならいいのですけれども、性悪説で考えた場合、悪意を持った人が参加することも可能な形になっておりますので、そういった部分のチェック体制をきちんとしていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

委員長(清水君):関連で質疑ございませんか。

猪股君:1点だけ確認をさせてください。
今回の補正予算では、地方創生臨時交付金の活用部分が約7,400万円ということですけれども、令和4年度中に使い切る必要のある地方創生臨時交付金がどれぐらいあるのか、現時点の数字を確認させてください。

財務室長:今回、物価高騰対策に係る地方創生臨時交付金の内示がございまして、江別市への内示額については、2億9,662万円と通知が来ております。今回活用する額7,461万2,000円の差額、約2億2,000万円については、今後、別の対策に活用することが可能と考えております。

委員長(清水君):関連で質疑ございませんか。(なし)
なければ、ほかに質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
これをもって、総務部所管事項を終結いたします。
総務部退室のため、暫時休憩いたします。(10:37)

委員長(清水君):委員会を再開いたします。(10:40)
4付託案件の審査、(1)認定第4号 令和3年度江別市一般会計歳入歳出決算を認定に付することについてを議題と致します。
それでは、初めに、道路管理課より説明をお願いいたします。

道路管理課長:道路管理課の所管について御説明いたします。
初めに、歳出でありますが、決算説明書の44ページをお開きください。
まちづくり政策01自然・環境、取組の基本方針01人と自然の共生の下から3行目の丸印の街路樹維持管理事業でありますが、道路の良好な環境を確保するため、街路樹の剪定などに要した経費であります。
続きまして、決算説明書の64ページをお開きください。
まちづくり政策04安全・安心、取組の基本方針01安全な暮らしの確保の下から3行目の丸印の公共街路灯新設更新等事業は、老朽化が著しい公共街路灯の更新に要した経費であります。
続きまして、決算説明書の72ページをお開きください。
まちづくり政策05都市基盤、取組の基本方針02交通環境の充実の上から2行目の丸印の道路景観づくり推進事業は、道路の電柱等に貼られている違反広告物の除去に要した経費であります。
次に、上から13行目の丸印の道路橋梁管理経費(臨時)は、農村地区における舗装新設工事や生活道路における道路改修工事などに要した経費であります。
次に、さらに2行下の丸印の道路施設再整備事業は、幹線道路の舗装修繕に伴う設計委託や修繕工事に要した経費であります。
次に、さらに4行下の丸印の橋梁長寿命化事業は、江別市橋梁長寿命化修繕計画に基づく定期点検及び修繕工事等に要した経費であります。
続きまして、歳入でありますが、決算説明書の118ページをお開きください。
14款使用料及び手数料、1項使用料、6目土木使用料のうち、右側ページの説明欄の2行目の道路使用料は、北海道電力株式会社、NTT東日本北海道支店、旭川ガス株式会社などの道路占用料収入であります。
次に、4行下の市営駐車場使用料は、大麻中町駐車場の使用料収入であります。
続きまして、決算説明書の120ページをお開きください。
2項手数料、4目土木手数料のうち、右ページの説明欄上から3行目の地籍図面公簿等閲覧手数料は、地籍図面や公簿等の閲覧手数料収入であり、その下の地籍図写し交付手数料は、図面の写しを交付した手数料収入であります。
次に、決算説明書の124ページをお開きください。
15款国庫支出金、2項国庫補助金の5目土木費補助金のうち、右ページの説明欄の社会資本整備総合交付金の4行目から6行目の橋梁長寿命化事業、公共街路灯新設更新等事業、道路施設再整備事業が当課の所管分であります。
以上です。

委員長(清水君):ただいまの説明に対し、質疑ございませんか。(なし)
以上で、道路管理課に対する質疑を終結いたします。
次に、治水課より説明をお願いいたします。

治水課長:治水課の所管について御説明いたします。
初めに、歳出でありますが、決算説明書の66ページをお開きください。
まちづくり政策04安全・安心、取組の基本方針02地域防災力の向上の上から7行目の丸印の河川等維持事業は、普通河川明野川などの床ざらいや調整池のフェンス補修など、河川等の維持に要した経費であります。
次に、その下の丸印の排水機場等改修事業は、角山排水機場の角山樋門や東野幌にあります神田排水機場の水抜弁など、排水機場の修繕に要した経費であります。
次に、その下の丸印の基幹水利施設管理事業(排水機場)は、豊幌にありますお茶の水排水機場及び東野幌にあります登満別排水機場の維持管理に要した経費であります。
続きまして、歳入でありますが、決算説明書の126ページをお開きください。
15款国庫支出金、3項国庫委託金、3目土木費委託金は、右の説明欄に記載の6か所の排水機場の維持管理に係る国からの管理委託金であります。
続きまして、決算説明書の132ページをお開きください。
16款道支出金、3項道委託金、4目土木費委託金のうち、右の説明欄、樋門操作管理委託金は、北海道が管理する河川における樋門などの維持管理に係る管理委託金であります。
続きまして、要求資料について御説明いたします。
建設部から提出いたしました資料の1ページをお開きください。
河川草刈り委託(その1からその5)の契約種類及び業者名についてでありますが、資料は、平成29年度から令和3年度までの5か年の表となっており、表の左から、年度、委託業務名、契約の種類、落札業者名を記載しております。
内容につきましては、契約の種類は、各年度共に、河川草刈り委託その1からその4までが指名落札、その5が随意契約となっており、落札業者につきましては記載のとおりです。
以上です。

委員長(清水君):ただいまの説明に対し、質疑ございませんか。

佐々木君:過去の5年間の資料について、まず、令和2年度から江別河川防災環境事業協同組合となった理由についてお伺いします。

治水課長:江別河川防災環境事業協同組合が令和2年度から草刈り業務の競争入札参加名簿に登録しておりますが、当組合につきましては、河川施設の維持管理に特化した組合であるため、入札の参加者に選定したものでございます。

佐々木君:江別河川防災環境事業協同組合員の中には、過去3年間の落札業者も含まれているのでしょうか。

治水課長:委員のおっしゃるとおり、含まれております。

佐々木君:分かる範囲でお伺いいたしますけれども、過去5年、以前にも同じ業者が契約先となっているかどうか、お伺いいたします。

治水課長:資料がないのではっきりしたことは言えませんが、同じ業者が含まれていると考えられます。

佐々木君:同じ業者も入っているということで、長期にわたって同じ事業者が契約者となっている実態で、しっかり競争が働いているのか疑問に思わざるを得ないところです。
指名競争入札にしているということは、草刈り業務ができるということで参加されていると理解しておりますけれども、何年も契約先が同じである実態について、行政として、競争性が働いていると認識しているのか、お伺いいたします。

治水課長:委員のおっしゃるとおり、競争入札参加名簿の中から業者を選定しております。その中で、現場条件、法令、契約、マニュアル等と照らし合わせ、全業者を選定しておりますことから、担当課としては競争性が働いているものと考えております。

佐々木君:そういう判断ですが、指名競争入札ですけれども、見た感じでは随意契約に見えるようなところがありますので、競争性が働くよう緊張感を持って取り組むことを求めます。

委員長(清水君):関連で質疑ございませんか。(なし)
なければ、ほかに質疑ございませんか。(なし)
以上で、治水課に対する質疑を終結いたします。
次に、雪対策課より説明をお願いいたします。

雪対策課長:雪対策課の所管について御説明いたします。
初めに、歳出でありますが、決算説明書の72ページをお開きください。
まちづくり政策05都市基盤、取組の基本方針02交通環境の充実の上から5行目の除排雪事業は、市道及び公共施設等の除排雪、自治会排雪に対する除雪車両、運搬車両等の貸出しに要した経費であります。
次に、その7行下の丸印の車両整備事業は、除雪ドーザー1台の更新ほかに要した経費であります。
続きまして、歳入でありますが、決算説明書の124ページをお開きください。
15款国庫支出金、2項国庫補助金、5目土木費補助金の右の説明欄の社会資本整備総合交付金のうち、上から7行目及び8行目の除排雪事業及びその下の行の車両整備事業が当課の所管分であります。
以上です。

委員長(清水君):ただいまの説明に対し、質疑ございませんか。

角田君:事務事業評価表の建設の33、除排雪事業そのものは、経済建設常任委員会でもかなり議論されていますので、事務事業評価表の考え方について確認をさせていただきたいと思います。
令和3年度の成果指標、降雪・吹雪による交通止めとなった箇所数2か所という表記が実態に即しているのだろうかという疑問があります。
実際には多くのバスが止まったり、交通不可能となっている道路が多々あって、市民からの苦情もありました。つまり、これは事務事業評価表として実態をきちんと表していないのではないでしょうか。
さらに言えば、次のページの成果動向及び原因分析は、成果が上がっていると記載があります。特に、令和3年度は大雪で大変だったのが現実で、これで成果が上がっていると言えるのかどうかといった部分で、なぜそのような表記をしたのか、お聞かせください。

雪対策課長:事務事業評価表上の成果指標、降雪・吹雪による交通止めとなった箇所数、令和3年度は2か所という記載ですけれども、こちらの記載の内容と致しましては、本年2月に、八幡8号道路と篠津美原南8号道路の2か所で、暴風雪によりまして通行止めを行ったもので、ここでは道路の両端に人員を配置して、ホームページのほうで市民周知をしたものを成果として上げているというような考えでございます。
昨年度、市内各所で立ち往生等が発生したというようなことから、指標としてどうかというふうな御指摘でございますが、私どもとしては、今後、総合計画の見直しなども控えている中で、より分かりやすい指標がないか検討してまいりたいと考えております。

角田君:事務事業評価というのは自己評価です。これを市民が見たときにどのように感じるか、あれだけ多くの苦情があって、議会としても対策を求めた中での評価としては、疑問を感じます。
これは、これから先も残っていくものですから、総合計画を待たずして、内部でより実態に合った、事務事業評価表の在り方、表記の在り方を検討していただければと思います。

委員長(清水君):関連で質疑ございませんか。(なし)
なければ、ほかに質疑ございませんか。(なし)
以上で、雪対策課に対する質疑を終結いたします。
暫時休憩いたします。(10:58)

委員長(清水君):委員会を再開いたします。(11:03)
次に、都市建設課より説明をお願いいたします。

都市建設課長:都市建設課の所管について説明いたします。
初めに、歳出でありますが、決算説明書の70ページをお開きください。
まちづくり政策05都市基盤、取組の基本方針01市街地整備の推進の上から8行目の公園管理事業は、遊具等の修繕、樹木の剪定や枯木の伐採など、公園の維持管理及び屋外体育施設の指定管理料等に要した経費であります。
次に、その下の丸印の公園施設改修整備事業は、江別市公園施設長寿命化計画に基づき、つばめ公園の複合遊具や四季のみちの園路改築等に要した経費であります。
次に、その下の丸印、市民参加による公園づくり事業は、老朽化しているつばき公園の再整備を進めるためのワークショップの開催経費や豊幌美咲町にあるふくじゅそう公園の再整備等に要した経費であります。
続きまして、決算説明書の72ページをお開きください。
取組の基本方針02交通環境の充実の下から4行目の丸印の道路橋梁再整備事業は、道路の老朽化により舗装の損傷が著しい元江別178号道路、元江別1号幹線、東野幌本町23号道路の舗装工事に要した経費であります。
次に、その下の丸印の道路橋梁新設改築事業は、元江別66号道路、兵村4丁目通り、元江別中央通りの新設・改築に伴う工事、用地取得、物件補償等に要した経費であります。続きまして、歳入でありますが、決算説明書の118ページをお開きください。
14款使用料及び手数料、1項使用料、6目土木使用料のうち、右の説明欄3行目の公園使用料は、自動販売機や電柱などの使用料収入であります。
続きまして、決算説明書の124ページをお開きください。
15款国庫支出金、2項国庫補助金、5目土木費補助金のうち右側の説明欄の社会資本整備総合交付金の上から2行目道路橋梁再整備事業、3行目道路橋梁新設改築事業及び10行目都市公園安全・安心対策事業が当課の所管であります。
以上です。

委員長(清水君):ただいまの説明に対し、質疑ございませんか。

佐々木君:江別市公園施設長寿命化計画に基づいて、公園の維持管理、修繕計画も行われていて、日頃の点検作業によって優先順位なども決定されていると思います。劣化や外的要因のほかにも、雪や雷など、自然災害によるものもあると思うのですけれども、令和3年度の大雪による被害状況についてお伺いします。

都市建設課長:大雪が原因と思われる公園施設の破損については、53公園で81基となっております。
破損施設81基のうち、遊具については69基、ベンチなど遊具以外の施設については12基という状況になっております。

佐々木君:その対応、修繕状況などはどういうふうになっているでしょうか。

都市建設課長:破損施設81基のうち、修繕したものについては76基、修繕が困難な施設5基については、撤去しております。修繕、撤去については、今年度全て実施済みでございます。

佐々木君:撤去は実施済みということなのですが、撤去をするときに、地域住民の方や自治会への説明はされていますでしょうか。

都市建設課長:今回撤去しました5基については、事前に自治会などへの報告はしておりません。

佐々木君:今回、撤去に関して報告はされなかったということですけれども、撤去した後の修繕などがイコールなのか分からないですが、新しいものの設置はまだされていないところもあると思います。そういったところについては、地域の声を聴くことが大切だと思います。
日頃の利用状況や気になっていることなど、様々な要望等もあると思いますし、撤去したものと同じものを要求しているのか、違うものでもいいというふうに思っているのか、そこに何かを置くとしたら、こんな場所がいいなど、様々な考え方、思いもあると思います。
新しい公園を造るときは周囲の声をしっかり聴くということがありますけれども、修繕に関しても、しっかりと地域の人の声を聴いて、それを役立てていただきたいと考えております。お金のかからない方法なども出てくるかもしれませんし、地域の声も大切にしていただきたいと思うのですけれども、そういった考え方についてはどうでしょうか。

都市建設課長:施設の規模や種別などにもよるとは思います。地域、自治会から意見があった際には、その意見や、施設の必要性、利用状況であったり周辺環境の状況、また、経費等も含めまして、総合的に検討していきたいというふうに考えております。

佐々木君:たまたま自然災害で壊れたとか、雪の重みに耐えられなかったということもあるとは思いますが、日頃、点検をして優先順位をつける中で、危ないところなどを発見できて、先々にできることがあったのではないかと感じるところです。
基本的には、壊れたから撤去したというのは分かっても、撤去した後はどうなるのかというのは地域の方もすごく気になるところだと思いますので、そういったところでは、地域の声をしっかり聴くことを大切にしながら進めてもらいたいと思います。

委員長(清水君):ほかに質疑ございませんか。

角田君:公園に絡む全ての事業において、遊具の更新や、新しい遊具などを設置していくと思います。その際、どのような遊具を設置、選定するかなど、造っているメーカーからの働きかけもあると思いますが、市民を交えての公園造りだけではなくて、小さい公園でも地元と話をしながら行っていると思いますので、その選定の考え方について説明をお願いいたします。

都市建設課長:市民参加の再整備事業については、委員のおっしゃるように、周辺自治会や小学校の意見も聴きながら実施しているところであります。
また、御質疑にある小規模な遊具の更新について、どのように選定しているのかというところでは、利用する地域の小学校にアンケート調査等を実施し、それによって選定しているところでございます。

角田君:私の家の近隣の公園も、令和3年度に小学校や地域の方の声をきちんと聴いた上で遊具を設置していただいて、利用者も増えています。実際に選定したものがきちんと使われているといった部分に関しましては、都市建設課にはきちんと対応していただいていると理解しておりますので、その部分は評価させていただきたいと思います。

委員長(清水君):ほかに質疑ございませんか。

石田君:この際、お伺いしたいのですが、インクルーシブ公園という考え方が出てきていますけれども、令和3年度、江別市では、そのような配慮をした公園の遊具の更新など、お考えになっていたのでしょうか。

都市建設課長:インクルーシブ遊具については、令和3年度の考え方として、その遊具を必ず取り入れるという考えは持っておりません。
ただ、当市で管理している都市公園の中で選定した遊具がインクルーシブ遊具であったことで、結果として、インクルーシブ遊具が設置されている状況はございます。

石田君:令和3年度の決算ですけれども、今後、どのようにお考えですか。

都市建設課長:都市公園は、障がい者など、多様な方々に利用していただくというところが一つの目的でございますので、インクルーシブ遊具の取扱いについては、今後、ほかの自治体の施設の設置状況、考え方なども参考にしながら研究してまいりたいと思っております。

委員長(清水君):関連で質疑ございませんか。(なし)
なければ、ほかに質疑ございませんか。(なし)
以上で、都市建設課に対する質疑を終結いたします。
次に、開発指導課より説明をお願いいたします。

開発指導課長:開発指導課及び野幌駅周辺区画整理担当の所管について御説明いたします。
初めに、歳出でありますが、決算説明書の70ページをお開きください。
まちづくり政策05都市基盤、取組の基本方針01市街地整備の推進の上から3行目の丸印の町名板再整備事業は、分かりやすいまちづくりを進めるため、街区型町名板44枚の貼付に要した経費及び信号機型町名板1か所4基の新設に要した経費であります。
その下段、4行目の丸印の野幌駅周辺土地区画整理事業等関連経費につきましては、野幌駅周辺土地区画整理事業の清算事務などに要した経費であります。
続きまして、歳入でありますが、決算説明書の120ページをお開きください。
14款使用料及び手数料、2項手数料、4目土木手数料の右の説明欄の下から3行目の開発行為許可等申請手数料は、開発行為許可申請手数料6件を含む各種許可申請手数料及び開発登録簿の交付28件に係る手数料収入であります。
次に、その2行下の諸証明手数料のうち開発指導課に関するものは、町名地番変更証明や区画整理地積証明等、89件の証明交付に係る手数料収入2万6,700円であります。続きまして、野幌駅周辺区画整理担当所管の歳入でありますが、決算説明書の138ページをお開き願います。
21款諸収入、4項雑入、4目雑入についてでありますが、右の説明欄の下から12行目の丸印の野幌駅周辺土地区画整理事業換地清算金は、土地区画整理事業に伴う権利者3名からの清算金収入であります。
以上です。

委員長(清水君):ただいまの説明に対し、質疑ございませんか。(なし)
以上で、開発指導課に対する質疑を終結いたします。
次に、建築住宅課より説明をお願いいたします。

建築住宅課長:建築住宅課の所管につきまして、初めに、歳出について御説明いたします。
決算説明書の70ページをお開きください。
まちづくり政策05都市基盤、取組の基本方針01市街地整備の推進の15行目の丸印の市営住宅環境改善整備事業は、年次計画をもって実施しておりますあけぼの団地2棟の屋根ふき替え及び外壁塗装工事などに要した費用であります。
次に、その下の丸印の新栄団地建替事業でありますが、新栄団地建て替えに伴うE棟の建設及びF棟の実施設計に要した費用であります。
次に、その下の丸印の弥生団地大規模改善事業でありますが、弥生団地の長寿命化を図るため、江別市営住宅長寿命化計画に基づき実施しているもので、G棟の外部改修、E棟とF棟の給水設備改修工事などに要した費用であります。
続いて、歳入について御説明いたします。
決算説明書の118ページをお開き願います。
14款使用料及び手数料、1項使用料の6目土木使用料ですが、右側説明欄の上から7行目の市営住宅使用料は、5団地分の使用料で、現年度分と滞納繰越分となっております。なお、滞納繰越分につきましては、調書のとおりとなっております。
次に、決算説明書の124ページをお開き願います。
15款国庫支出金、2項国庫補助金の5目土木費補助金の右側説明欄の社会資本整備総合交付金のうち、上から11行目、12行目の新栄団地建替事業及びその下の弥生団地大規模改善事業が、当課の所管分であります。
次に、決算説明書の136ページをお開き願います。
21款諸収入、4項雑入、4目雑入の右側説明欄の下から9行目の市営住宅修理代収入は、入居者が退去する際に原状回復に要する費用のうち、個人負担した分の修理代を納めていただいた収入であります。
続いて、決算説明書の138ページをお開き願います。
同じく、4目雑入の右側説明欄の上から13行目の太陽光発電売電収入のうち、当課分と致しましては、新栄団地屋上に設置いたしました太陽光発電設備によるもの179万6,935円が含まれております。
引き続き、要求資料について御説明いたします。
建設部提出資料の2ページをお開き願います。
初めに、上段の市営住宅の入居戸数及び空家戸数の推移ですが、令和元年度から令和3年度までの3年間について、団地ごとに、上から管理戸数と管理戸数のうち入居している戸数、空き家の戸数を記載しております。
空き家の戸数につきましては、内訳として、修繕済みの住宅で未入居の戸数と未修繕のため入居ができない住宅の戸数を記載しております。
なお、あけぼの団地の各年度の修繕済みの未入居の戸数には、災害等に遭われた方の緊急避難先として確保している目的外使用の住戸3戸を含んだ母数となっております。
次に、下段の市営住宅の供給数ですが、令和4年2月1日の令和3年度第3回の市営住宅定期募集時点における、住むことの可能な住宅の戸数をまとめたものになります。団地ごとに、上から管理戸数、入居戸数、そして、空き家のうち入居可能な戸数を記載しております。
空き家のうち入居可能な戸数については、定期募集時に募集を行った戸数と同じになっていますが、あけぼの団地については、上段の表と同様、災害緊急時のための緊急避難先として確保している目的外使用の住戸3戸を含んだものとなっています。
以上です。

委員長(清水君):ただいまの説明に対し、質疑ございませんか。

芳賀君:資料について質疑いたしますが、まず、一番下の列の令和3年度未修繕、未入居ですが、未修繕の理由をお聞かせいただけますでしょうか。

建築住宅課長:未修繕の理由ですが、修繕に比較的高額な費用を要するものにつきましては、修繕を行わずに空き家のままになっているものが多くなっています。

芳賀君:新栄団地、弥生団地については、もしかしたら妥当なところなのかもしれないのですが、あけぼの団地につきましては、空き家の戸数246戸、未修繕の未入居242戸ということで、見通しとして、全く修繕できないという戸数が何戸ぐらいあるのか、分かれば教えていただきたいです。

建築住宅課長:全く修繕できない戸数について、今、手元に細かい数字はないのですけれども、あけぼの団地全体のうち、100万円以上の修繕を要すると思われるものの割合は約37%ございます。
そういったものについては、修繕に多額の費用がかかりますが、限られた予算の中で修繕を行わなければいけないものですので、修繕が後回しになっているというような状況でございます。

芳賀君:成果分析の中にもありますが、浴室のない住宅が多いあけぼの団地については、ニーズに合わない住居だということもあって、傷みが激しいから直さない、お金がかかり過ぎて直さない、住めるところが242戸のうちの4戸ということで、成果が上がっていないというような分析の中で、今後どのように考えているのか、お聞かせ願います。

建築住宅課長:特に、あけぼの団地は、未修繕の空き家の戸数が多いということで、今後、どのような考え方をしているのかというような御質疑だと思います。
私どもとしましても、全ての住戸を修繕して、募集を行って入居していただくというのが理想とは考えますけれども、先ほども申し上げましたように、今、入居されている方の修繕と同じ予算で空き家の修繕も行っているものですから、ある程度優先順位を決めた中で、住宅の修繕を行っているところでございます。
そういった中で、優先順位が低いものについてはどうしても後回しになって、空き家の状況が続いているというようなところを御理解いただければと思っております。
あけぼの団地につきましては、令和3年3月に策定しました江別市営住宅長寿命化計画の中で、令和9年度より建て替えや、模様替えなど集約を行うというようなところで位置づけておりますので、令和9年度から、そういった江別市営住宅長寿命化計画に基づいて建て替え等を進めたいというように考えております。

芳賀君:今後、建て替えの予定があるということで、その期間、直さないし、募集しませんということになって、古いまま、例えば、4戸並んでいる住宅に1戸しか入居していないところ、完全に空いているところなど様々だと思うのですけれども、建て替えに向けてどんなふうにされていくのか、教えてください。

建築住宅課長:あけぼの団地の建て替えに当たってということですけれども、委員がおっしゃったとおり、例えば、4戸長屋のうち1戸しか入居していない住宅がありまして、そのうちの1戸が退去されたというような場合については、今後の建て替えがありますので、その住戸の募集は控えるというようなことを現在行っております。
それは管理上の関係もあり、行っておりますが、今後、建て替えまでの期間については、全て募集を停止するというわけではなくて、状態のいいところは、戸数は少ないのですけれども、修繕を行った上で募集を行っていきたいというふうに考えております。

委員長(清水君):ほかに質疑ございませんか。

裏君:関連してお伺いいたします。
令和3年の未修繕の未入居の中で、新栄団地が5戸ということですが、下の表の入居可能な戸数では3戸とございます。私の認識では、新栄団地は新しいと思っているのですけれども、修繕できない残りの2戸というのは100万円以上かかるようなところだという受け止めでよろしかったでしょうか。

建築住宅課長:提出資料の下欄の市営住宅の供給数の新栄団地の空き家のうち、入居可能な戸数3戸については、表自体が令和3年度の第3回の定期募集時に数字を出したものですが、この空き家のうち入居可能な戸数については、ほかの団地も同様ですけれども、定期募集した戸数とイコールとなっております。
あけぼの団地については、緊急避難先の空き家を含めた形になるのですけれども、基本的には、定期募集を行った戸数というようなことになっております。
その上の数字、令和3年度の新栄団地の未修繕の未入居が5戸となっていますが、これは下の表とタイムラグがありまして、その間に退去された方が反映されており、今後、入居に向けて修繕がまだ行われていないけれども、修繕をすれば入居可能な戸数というところで、5戸と数字を上げております。

委員長(清水君):ほかに質疑ございませんか。

吉本君:二つ確認したいのですけれども、弥生団地では未修繕の未入居が38戸あります。弥生団地は、江別市営住宅長寿命化計画の中で、給排水施設などを含めてかなり大々的に改修を行っています。ここはあけぼの団地とは違って立地条件もいいところですし、行っている募集を見ていると、入れない方たちがたくさんいらっしゃるので、ここでいう未修繕の未入居38戸を優先的に改修して住めるようにしたほうがいいと思うのですけれども、そういうような検討はないのでしょうか。
弥生団地はかなり古いところもありますけれども、中のほうをきちんと改修すると、待っていらっしゃる方がもう少しうまく入れるようになると思ったのですが、その辺のお考えはいかがでしょうか。

建築住宅課長:弥生団地の未修繕の未入居の空き家につきましては、いろいろな状況がございまして、中には修繕に多額の費用がかかる住戸もありますけれども、比較的簡単に修繕できて募集に出せる住戸もあります。
ただ、弥生団地については、4階建てでエレベーターのない住棟がありまして、4階や3階というのは、募集してもなかなか応募されないというケースも過去にあったようなので、そういったところは、どうしても優先順位を下げて募集を行っている状況です。

吉本君:確かに、弥生団地の3階ぐらいまで行くと息が切れて、4階まで行くと大変で、特に冬は階段が滑って危ないという話も聞いていますので、その辺でうまく住み替えができたらと思いました。状況は理解いたしました。
もう1点、先ほど、あけぼの団地は、緊急避難先としての住戸を3戸確保して、実際には、修繕済みの未入居4戸の中に含まれているとおっしゃっていました。ということは、空き室が4戸ということで募集をかけるのだろうと思ったのですけれども、そういうことではないのですか。あくまでも、緊急避難先はきちんと確保しておいて、それは募集にはかけないという理解でよろしいのでしょうか。

建築住宅課長:あけぼの団地の修繕済み未入居の4戸につきましては、委員のおっしゃるとおり、3戸については緊急避難先として常に確保しているという状況にありますので、その3戸については一般募集はしておりません。

吉本君:先ほどの芳賀委員の質疑の中で、令和9年度よりあけぼの団地の建て替え等を進めるという御答弁をされたような気がしました。これから新たな長寿命化計画を立てるというふうなお話も聞いていますけれども、具体的にあけぼの団地をこんなふうにしていくというような計画はいつから策定するなど、そういう具体的なところが既に決まっているのでしょうか。
令和3年度の決算から若干進んでしまって恐縮ですが、令和9年度から具体的に建て替え等を進めていかれると思ったのですけれども、その辺の真偽のほどをもう一度お願いします。

建築住宅課長:あけぼの団地の今後の建て替えのことですけれども、令和3年3月に策定しました江別市営住宅長寿命化計画の中で、あけぼの団地の整備に関する方針の検討を行いまして、地域の個性を生かしたゆとりのある敷地、周辺の低層住宅との調和といったものを踏まえて、令和9年度より集約を行いながら、順次、建て替え、改修を行うというような位置づけをしたところです。
その具体的な内容につきましては、江別市営住宅長寿命化計画の中では記載しておりませんので、今後、令和9年度の前に具体的な建て替え順序や、どういった住宅にするといったところを、改めて計画をつくって事業を進めたいというふうに考えております。

委員長(清水君):ほかに質疑ございませんか。(なし)
以上で、建築住宅課に対する質疑を終結いたします。
次に、建築指導課より説明をお願いいたします。

建築指導課長:建築指導課の所管について御説明いたします。
初めに、歳出でありますが、決算説明書の64ページをお開き願います。
まちづくり政策04安全・安心、取組の基本方針01安全な暮らしの確保の下から2行目の丸印の空家等対策推進事業についてでありますが、空き家等対策における協議会運営、周知啓発、応急対応資材費等に要した経費であります。
続きまして、決算説明書の66ページをお開き願います。
まちづくり政策04安全・安心、取組の基本方針02地域防災力の向上の下から3行目の丸印の耐震化推進支援事業についてでありますが、木造住宅の無料簡易耐震診断の実施、補助制度の周知等に要した経費であります。
その下の丸印の耐震改修促進計画策定経費は、第3次江別市耐震改修促進計画の策定に要した経費であります。
続きまして、歳入についてですが、決算説明書の120ページをお開き願います。
14款使用料及び手数料、2項手数料、4目土木手数料のうち右の説明欄の1行目の建築確認申請・検査手数料は、建築基準法に基づく建築確認申請と現場検査の手数料であり、合わせて141件分であります。
そのほか、2行目の租税特別措置関係証明手数料、5行目の建築確認台帳記載事項証明書交付手数料、6行目の認定等申請手数料、8行目の許可・仮使用等申請手数料が当課の所管分であります。
続きまして、決算説明書の124ページをお開き願います。
15款国庫支出金、2項国庫補助金、5目土木費補助金のうち、右の説明欄の社会資本整備総合交付金のうち、下から3行目の耐震改修促進計画策定事業が当課の所管であります。
続きまして、要求資料について御説明いたします。
建設部提出資料の3ページをお開き願います。
本資料は、戸建て住宅の建築確認申請の過去10年分をまとめており、左から、年度ごとの総数と、内訳としまして、地区別の件数を記載しております。
以上です。

委員長(清水君):ただいまの説明に対し、質疑ございませんか。

石田君:従前、江別市住宅取得支援事業を行っていましたけれども、最初に、その実施期間を教えてください。

建築指導課長:江別市住宅取得支援事業の実施期間は、平成28年度から令和元年度までの4年間です。

石田君:平成28年度から令和元年度までの項目を見ると、総数が前年の平成27年度からは増えてきていて、平成30年度がピークで、令和元年度も堅調な573件ということになっています。
この後、令和2年度が減り、令和3年度は増えているのですけれども、この辺の数字について、担当課として何かお考えになっていることはありますでしょうか。

建築指導課長:御質疑の令和2年度の数値の減少については、大きくは新型コロナウイルス感染症による社会経済活動の停滞により、全道的に、この年度は確認申請の件数が減少した状況でございます。
また、本市におきましては、新たな宅地造成地がなかったというところも要因の一つと考えているところです。
令和3年度は609件ということで、また盛り返している状況と分析しているところです。

石田君:令和3年度はコロナ禍が大分落ち着いてきたので、件数がかなり増えていることが分かりました。
地区別で見てみますと、令和元年度、野幌地区218件、令和2年度は江別地区が206件、令和3年度も江別地区が308件と、それぞれ特徴が出てきているということがあるのですけれども、この辺の御説明も頂いてよろしいでしょうか。

建築指導課長:地区別の傾向というところで、令和元年度までは野幌地区が一番多い状況でしたが、令和2年度以降、江別地区が最も多い状況となっております。
その要因としましては、元江別で大型の宅地造成地があることに加えまして、南大通りの開通による利便性向上のほか、野幌地区、大麻地区での地価の高騰といったところが影響しているものと分析しているところです。

石田君:この江別市住宅取得支援事業は令和元年度までしか行っていない、令和2年度以降は、そういう補助がなくても、これだけ堅調に推移しているというふうにも考えられるのですけれども、ほかの市町村から江別市を選んでもらうことについて、この江別市住宅取得支援事業の影響というのは、担当課としてはどのようにお考えになっていますか。

建築指導課長:江別市住宅取得支援事業の影響あるいは効果の考え方でございますけれども、本事業は、費用助成や独立行政法人住宅金融支援機構との連携によって、ローン金利を低減させることによりまして、市内の住宅取得の優位性を高めて、江別市に住んでもらう流れを創出し、転入超過の導入部分を担ったというふうに認識しております。
さらに、本事業の実施によりまして、江別市のPRにもつながったと考えております。
転入超過は今も続いておりまして、先ほども申し上げたとおり、令和3年度も600件を超える建築確認申請が出ておりまして、現在もその流れは続いていると認識しているところです。

石田君:私もそのように思うところですけれども、例えば、北広島市であればボールパーク、それから、恵庭市等々札幌市の近隣の市町村としていろいろな施策を行っています。この事業はなくなってしまいましたけれども、今後、他市との比較が出てくるのであれば、またこういうようなことも考えなければいけないと思うのですが、そういうことについてはいかがですか。

建築指導課長:他市との比較、他市の施策も踏まえてというところですけれども、現状では、教育や医療、福祉、子育てといった住み続けていただく施策を実施しているところで、結果、建築確認申請も堅調であるという状況で、今のところ江別市を選んでくださっている状況というのは継続していると認識しております。
しかし、今後ますます人口減少社会というのは進んでいくので、御指摘のとおり、江別市を選んで住んでもらうという施策は、重要だと認識しているところです。
当課としましては、市内の建築確認申請や人口動向の把握、関係部局との情報共有に努めて、委員がおっしゃったように、他市あるいは国の施策を注視していくことが必要だと認識しているところです。

委員長(清水君):関連で質疑ございませんか。(なし)
なければ、ほかに質疑ございませんか。(なし)
以上で、建築指導課に対する質疑を終結いたします。
これをもって、建設部所管についての質疑を終結いたします。
農業委員会事務局及び経済部入室のため、暫時休憩いたします。(11:50)

委員長(清水君):委員会を再開いたします。(11:53)
それでは、農業委員会事務局より説明をお願いいたします。

農業委員会事務局長:それでは、農業委員会事務局所管分について御説明申し上げます。まず、歳出につきまして、決算説明書の48ページ及び49ページをお開き願います。
まちづくり政策02産業、取組の基本方針01都市型農業の推進のうち、上から4行目の農業委員関係経費は、農業委員に対する報酬等であり、次に、その3行下の丸印の農地台帳管理経費は、農地台帳の適切な維持及び更新に要する経費であります。
次に、下から10行目の丸印の農業経営基盤強化促進事業(農業委員会)は、農業経営基盤強化促進法に基づき、農地の権利異動が適切になされるために要する事務的経費であります。
次に、その1行下の丸印の農地売買支援事業は、農地中間管理機構である北海道農業公社関連の農用地利用集積等に係る事務に要した経費であります。
続きまして、歳入についてでありますが、まず、決算説明書の120ページ及び121ページをお開き願います。
上から3段目、14款使用料及び手数料、2項手数料、3目農林水産業手数料は、右側説明欄に記載のとおり、農地取扱いに関する各種事務手数料であります。
次に、決算説明書の130ページ及び131ページをお開きください。
16款道支出金、2項道補助金、4目農林水産業費補助金のうち、右説明欄1行目の農業委員会費補助金は、北海道からの農業委員会の活動促進に対する交付金であります。
次に、決算説明書の136ページ及び137ページをお開きください。
21款諸収入、4項雑入、4目雑入のうち、右説明欄中ほどの農業者年金基金事務委託金及び1行下の丸印の農地売買支援事業事務委託金は、それぞれ、農業者年金基金及び北海道農業公社からの事務委託金収入であります。
以上です。

委員長(清水君):ただいまの説明に対し、質疑ございませんか。(なし)
以上で、農業委員会事務局に対する質疑を終結いたします。
次に、農業振興課より説明をお願いいたします。

農業振興課長:それでは、私から農業振興課の所管について御説明いたします。
決算説明書の48ページをお開き願います。
まちづくり政策02産業、取組の基本方針01都市型農業の推進のうち、主な事業について御説明いたします。
初めに、1行目の都市と農村交流事業は、直売所、貸し農園、加工の各部会で構成する江別市「まち」と「むら」の交流推進協議会が実施する市民と生産者の交流事業に対する補助に要した経費であり、その下の江別産農畜産物ブランディング事業は、えぞ但馬牛のブランド化支援や江別産小麦きたほなみの収量確保に向けた補助に要した経費であります。次に、6行下の6次産業化支援事業は、地域おこし協力隊によるテストキッチンの操作指導など、6次産業化に係る活動支援に要した経費であり、その下の行の「食」と「農」の豊かさ発見実践事業は、小・中学生を対象とした農業体験学習や学校給食における地場産牛乳の提供など、食育事業の実施に要した経費であります。
次に、下から8行目の学生アルバイト雇用農業者給付金(新型コロナウイルス感染症対策)は、市内大学等に通う学生のアルバイト先の確保と農業の労働力確保を目的とした農業者に対する給付金に要した経費であり、その下の水田麦・大豆産地生産性向上事業補助金は、国の補助事業を活用した麦、大豆の生産性向上事業に対する補助に要した経費であります。
次に、決算説明書の50ページをお開き願います。
上から4行目の日本型直接支払交付金は、農村地域の持つ多面的機能の維持増進のため、地域の保全会が実施する共同活動に対する補助に要した経費であります。
次に、3行下の市有防風林整備事業は、元野幌兵村防風林など市有防風林の下草刈り等に要した経費であります。
以上が歳出の概要であります。
次に、歳入の主なものについて御説明申し上げます。
決算説明書の116ページをお開き願います。
13款分担金及び負担金、1項分担金、1目農林水産業費分担金は、基幹水利施設管理事業に係る分担金であります。
次に、決算説明書の118ページをお開き願います。
14款使用料及び手数料、1項使用料、4目農林水産業使用料は、市営牧野及び都市と農村の交流センターの使用料であります。
次に、決算説明書の124ページをお開き願います。
15款国庫支出金、2項国庫補助金、4目農林水産業費補助金のうち、右側ページの説明欄の上から1行目の基幹水利施設管理事業補助金は、同事業に係る補助金収入であります。
次に、決算説明書の130ページをお開き願います。
16款道支出金、2項道補助金、4目農林水産業費補助金でありますが、右側ページの説明欄2行目の農業経営基盤強化資金利子補給費補助金から、下から3行目の日本型直接支払交付金までの収入及び最下段の水田麦・大豆産地生産性向上事業補助金については、当課所管のそれぞれの対象事業の特定財源として収入したものであります。
次に、決算説明書の132ページをお開き願います。
3項道委託金、3目農林水産業費委託金のうち、右側ページの説明欄1行目の家畜衛生検査手数料徴収事務委託金は、家畜伝染病予防手数料の徴収に関する事務の委託金であり、その下の行の土地改良事業監督員補助業務委託金は、道営農業農村整備事業に関する工事の工事監督員の補助業務に係る委託金であります。
次に、決算説明書の136ページをお開き願います。
21款諸収入、3項貸付金元利収入、1目貸付金元利収入のうち、右側ページの説明欄の貸付金元利収入の2行目の農業振興資金貸付金、4項雑入、4目雑入の右側ページの説明欄の下から12行目の農業振興地域図売払収入、続いて、決算説明書の139ページに移っていただきまして、下から3行目の地域農業経営安定推進事業返還金が当課所管でございます。
以上が歳入の概要であります。
続きまして、要求資料について御説明申し上げます。
経済部から御提出いたしました資料の1ページを御覧願います。
この資料は、江別市都市と農村の交流センターの利用者数と主な実施事業を表したものであります。
まず、1室・施設別利用者数でありますが、これは江別市都市と農村の交流センターの屋内、屋外の各施設の過去3年間の利用者数を掲載したもので、内容は記載のとおりとなっております。
次に、2主な実施事業でありますが、こちらも過去3年間の主な実施事業を掲載したものであり、(1)都市と農村の交流センター事業は、江別市都市と農村の交流センターが主催している事業であり、(2)指定管理団体による独自事業は、江別市都市と農村の交流センターの指定管理団体である特定非営利活動法人えべつ江北まちづくり会が主催し、当センターにおいて実施した事業を掲載したものであります。
以上です。

委員長(清水君):ただいまの説明に対し、質疑ございませんか。

奥野君:それでは、事務事業評価表の経済の29の6次産業化支援事業と経済の31の都市と農村の交流センター管理運営事業を併せて、この要求資料を基にお聞きしたいと思います。
まず、要求資料1番の利用者数を見せていただきました。
令和2年度、令和3年度は、恐らく、コロナ禍で、かなり利用者数が減少しているところを見て取れますが、下の主な実施事業の中で、特にコロナ禍の影響で実施できなかったものなどを改めて確認させてください。

農業振興課長:資料の2に記載のうち、全体的に実施日の変更等も受けているのですけれども、令和2年度以降コロナ禍に入りまして、事業が実施できていなかったものについては、高齢者健康推進事業から下の五つの事業が令和2年度及び令和3年度にできなかったものでございます。

奥野君:中止した事業等もある中で、利用者数の表を確認しますと、令和3年度と比べて、例えば、研修室A、研修室Bや調理実習室の利用者数は微増ですけれども、下の体育室(団体利用)に関しては結構利用者数が増えているというような状況も確認をしております。その要因についてお伺いします。

農業振興課長:コロナ禍に入りまして、令和3年度に移った段階で、当館に限らず、市内の施設でも、ある程度感染対策が進んできた部分もあります。
それによって、主に研修室A、研修室Bについても、一定程度、感染対策を取りながら、いろいろな御利用ができるということで増えたものというふうに認識しております。
また、調理実習室につきましては、利用実績が多いのは、江別市都市と農村の交流センターにおいて、一般向けの食育事業ということで料理教室を開いていただいております。
令和2年度は、感染状況がなかなか収まらなかった、そして、どういったものが感染対策として有効かというのがなかなか分からない部分がありました。令和3年度において、室内で事業を実施できる確認が取れましたので実施回数も増え、調理実習室の数が増えたものと考えております。
また、体育室(団体利用)については、今まで利用がなかった団体として、もともとドローン操作の研修ないしは講習会を屋外で利用されていた団体がいらっしゃいました。ただ、コロナ禍に入りまして、集まることができなかったこと、また、ドローンですので、屋外だと雨が降ると飛ばせないということがありましたが、当館においては、体育室の中で天候に限らずドローンを飛ばすことができると団体に広まりまして、令和3年度においては、団体利用で、ドローンの講習会等が開かれたことにより増加したものというふうに考えております。

奥野君:コロナ禍でも、様々な有効活用をされていたことも確認させていただきました。それで、事務事業評価表の経済の29の6次産業化支援事業に関連しますけれども、要求資料の中のテストキッチンの利用状況は、数は大体横ばいになっている状況ですが、この6次産業化支援事業は令和3年度で終了する事業となっております。
今まで、地域おこし協力隊の方などの役割もあって運営されていたと思うのですが、指定管理者の方への引継ぎなども含めまして、この6次産業化支援事業の今後についてお伺いします。

農業振興課長:委員の御指摘のとおり、6次産業化支援事業については、6次産業化支援員として、地域おこし協力隊の方に、操作指導その他テストキッチンに関する部分について携わっていただいております。
任期等もございまして、令和3年度で終わりということもありますので、この部分について、指定管理者とマニュアルの整備はもちろんのこと、ふだんの利用の関係や相談的な部分について、やり方をある程度整理していただいたところです。
また、江別市都市と農村の交流センターの指定管理者においても、このテストキッチンの利用に当たって、幾つか利用上の手続の部分で要領等を定めまして、例えば、いきなり施設を貸してくださいということで貸すわけではなくて、最低でも3日前までの申込みのほかに、衛生上、細心の注意を払っていただかなければいけないものですから、一度来館していただいて、特に衛生管理や機器の操作について、書面も出していただきますし、実際にチェックシートを用いていただいた中で、使う前にいろいろと指導、助言をさせていただいております。
今まで、その部分は、支援員に携わっていただいたのですけれども、現状、主にスタッフのうち2名の方にこの事業に携わっていただいています。1名は、御自身も農業者で、農作物の作付をされていまして、また、御自分で作った加工品を、このテストキッチンを使って利用されている方でございます。もう1名は、栄養士、調理師の資格もお持ちで、江別市都市と農村の交流センターの事業として料理教室の講師もしていただいている方になります。この2名がテストキッチンの使用に関して指導、助言をしていただいておりますので、現状では、その2名のスタッフで対応できているものと考えております。

奥野君:現状、スタッフ2名の方にしっかり引き継がれて行われているということを確認しました。
令和3年度を踏まえて、6次産業化支援事業と都市と農村の交流センター管理運営事業の両事業の評価と課題についてお伺いします。

農業振興課長:都市と農村の交流センター管理運営事業、全般的に言えるのですけれども、御承知のとおり、コロナ禍ということもあって、イベントを開催して集客して交流するというような事業が、いまだなかなかできていないという状況でございます。
今後においても、ある程度、制限がかかったり、移動するということについて、まだコロナ禍前に戻った形ではないというふうに感じておりますので、今後もそういった中で、開催できるものを検討していかなければいけないものと考えております。
また、テストキッチン、6次産業化支援事業については、操作指導も一定程度実践的に行っていただいている部分もありますし、江別市都市と農村の交流センターの職員の方も、今後、ほかの方に引き継ぐという意識を持って、いろいろと助言、指導して進めていただいております。
ただ、農業者の場合は、御承知のとおり、農作物の作付もしくは生産において、いろいろと難しい部分が出てきていることによって、通常の生産行為のほかに、さらに6次産業化に進む余裕がないという声も一部いただいております。さらに、加工品の利用者から聞くお声の中では、野菜の加工品を作るところまではできるのですけれども、パッケージなど、売る段階の表装物について御自分で考えるのはなかなか難しくて、事業者の力が必要ではないかという声も頂いています。その辺のところも、実際に利用されている方の声を聞きながら、今後、進め方について検討したいと考えております。

奥野君:新しい2名のスタッフの方も、かなり経験を積んでいらっしゃるというお声も聞いていますし、利用者の方はリピーターが多いということもお聞きしています。
また、今後、木材の遊具などを設置する予定もあったり、野球場の利用も増えているということなので、市内のいろいろな方の交流も併せ、また、他市の人にも江別市の食と農のアピールができる重要な交流センターとして、さらなる役割を果たしていっていただきたいと期待いたしまして、質疑を終わります。

委員長(清水君):ほかに質疑ございませんか。(なし)
以上で、農業振興課に対する質疑を終結いたします。
昼食のため、暫時休憩いたします。(12:15)

委員長(清水君):委員会を再開いたします。(13:14)
次に、企業立地課より説明をお願いいたします。

企業立地課長:それでは、企業立地課所管について、歳出から御説明いたします。
決算説明書の50ページをお開きください。
まちづくり政策02産業、取組の基本方針02商工業の振興の1行目の二重丸の総合特区推進事業ですが、この事業は、フード特区の推進に係るフード特区機構への負担金、市内事業者の海外販路の開拓・拡大に向けた取組の支援に要した経費などです。
次に、下から4番目の江別駅前再開発事業ですが、企業立地のためのえべつみらいビル3・4階の賃借料などです。
続きまして、決算説明書の52ページをお開き願います。
上から6番目の企業誘致推進事業ですが、企業誘致に係るイベントの出展や企業信用調査に係る経費です。
次に、その下の企業立地等補助金ですが、江別市企業立地等の促進に関する条例に基づき、立地企業に対して交付する補助金で、製造加工施設等の新設や増設のありました9社に対して補助金を交付したものです。
次に、その下の工業団地環境整備事業ですが、工業団地内の道路改修に要した経費です。次に、その下の創業スタートアップ支援事業ですが、創業支援相談員の報酬や元町アンビシャスプラザ共用部分の賃借料、実践創業塾等の開催経費、創業支援等事業者への補助に係る経費です。
次に、その下の外国人技能実習生等の地域共生支援事業ですが、外国人技能実習生等を対象とした江別国際センターで実施する日本語教室開催に対する補助です。
以上が歳出の概要です。
続きまして、歳入について御説明いたします。
決算説明書の138ページを御覧願います。
21款諸収入、4項雑入、4目雑入のうち、右ページ説明欄の上から3つ目の丸印の江別駅前再開発関連賃貸料収入は、えべつみらいビルの入居企業から江別市に納められた賃貸料収入です。
以上が歳入の概要です。
引き続き、要求資料について御説明いたします。
お手元の資料2ページをお開きください。
えべつみらいビル3階、4階に係る空床率・従業員数・事業収支の推移について、初めに、1空床率ですが、当初見込みは、平成19年度の事業開始時に見込んでいた空床率、当時は最終的に全てのフロアに企業等が入居することを前提に、空床率はゼロとした上で、事業期間20年間の中間年次に当たる平成28年度及び令和3年度における空床率を記載したものです。
市がマスターリースをしている3階、4階の状況を上段に記載し、参考として、1階、2階及びビル全体の空床率を下段に記載しております。
次に、2従業員数ですが、3階、4階の従業員数について、当初の見込みと平成28年度、令和3年度の人数をそれぞれ記載しております。
次に、3事業収支(累計)ですが、当初見込んでいた20年間累計のマスターリースに係る事業収支と平成28年度までの累計額、令和3年度までの累計額をそれぞれ記載したものです。
表の最下段、収支合計について、平成28年度までの収支差は4億3,423万5,000円、令和3年度までの収支差は7億4,671万5,000円となっています。
続きまして、資料3ページを御覧願います。
創業支援等事業者への支援実施状況ですが、この表は、創業機運の醸成を図る取組を実施する創業支援等事業者として市が位置づけているSUNABACO江別における、令和元年度から令和3年度までの補助金の支出状況及び各講習会の実施状況などです。
各年度の実績については、表に記載のとおりです。
以上です。

委員長(清水君):ただいまの説明に対し、質疑ございませんか。

角田君:資料を見てのとおりといいますか、空床率がゼロ、従業員数750人という見込みでスタートし、中間年、そして、令和3年度の状況を確認させていただきました。
実態として、マスターリースだから、収支上は常にマイナスが出てくるということで、例えば、従業員数750人における地方税の支払いや周辺の影響等について、ちょうど私が市議会議員に当選した頃にその説明を受けて、今に至ってきて、最近の新聞でも、令和9年度以降はどうするのかという記事も出ておりました。そのような中で、空床率を解消するために、令和3年度も含めてどのようなことを行ってきたのか、どのような効果があったのかも含めて、お聞かせください。

企業立地課長:御質疑のございました空床率の解消でございますけれども、現在、3階の空床部分につきましては、交渉中の企業がございまして、交渉を続けている状況です。
それと並行しまして、令和2年度になりますが、江別不動産業協会とも情報交換を行うなど、そのほかの可能性についても、いろいろと検討しながら進めているところでございます。

角田君:この後、終了年次まで算出できる事業収支というものがあろうと思います。これだけ大きな事業をやって、どれだけの効果があったのかというのは、最終年次に改めて確認をさせていただきますが、今回、途中で行うのが正しいのかと悩みながらも資料要求をしております。
ただ、これだけの事業を進めて、当初ともかなりずれが出ている。だからこそ、議会としてもきちんとチェックする必要があるということで、資料の要求をさせていただきました。
質疑としてはこの程度で収めたいと思います。これ以降、今、交渉中のものもあるということですので、深くは聞きません。
少なくとも、3階、4階は空床率ゼロになるような努力を進めていただきたいと思います。

委員長(清水君):関連で質疑ございませんか。(なし)
なければ、ほかに質疑ございませんか。

佐々木君:創業支援等事業者への補助は、令和元年度からスタートした事業ですけれども、受講者数に比べて創業等実績につながった方が、初年度では全体で11名、令和2年度、令和3年度ではそれぞれ3名となっておりますが、これが減った要因についてお伺いします。

企業立地課長:ただいま御質疑いただきました創業等の実績の増減でございますけれども、確かに、令和元年度は、事業開始年度としてこれだけの実績がございましたが、令和2年度、令和3年度はそれぞれ3名という推移になっております。
この要因ですが、もともとこの創業支援等事業者への支援というものは、創業の実現よりも、創業機運の醸成というところに重きを置いておりまして、裾野を広げていくというのを一番の目的に据えて実施しております。
そういった中で、確かに、実績等につきましては少なくなっているように見えるのですけれども、スクールや講習会の受講者数というのはコロナ禍でも少しずつ伸びている状況ですので、この創業支援等事業者への支援というのは、一定程度、効果を上げているものと認識しております。

佐々木君:創業等につながる取組として、令和3年度に特に何か行われたことはありますでしょうか。

企業立地課長:SUNABACO江別からは、令和3年度で特にこれというものは聞いていないのですけれども、令和2年度から令和3年度にかけては、コロナ禍の中でも、講習会やスクールというのは、極力、止めないように継続をしてきたと聞いております。
その中でも、大学などとの連携も図りながら、受講者を確保しているというふうに聞いているところです。

佐々木君:実績にある方の主な創業や就職場所は、江別市内になっているのかどうか確認させてください。

企業立地課長:御質疑の就業場所ですが、令和3年度につきましては、創業された1名は江別市での創業、就職された2名につきましては、いずれも札幌市のほうに就職しております。

佐々木君:受講者の方に向けて、江別市として、創業につながることや就職に関して、連携した取組があればお伺いいたします。

企業立地課長:受講生との連携という部分ですが、受講生と直接というものもそうですけれども、SUNABACO江別と市は連携し、取組をしておりまして、例えば、市では、創業支援セミナーや実践創業塾というものを開催しております。それらセミナーや塾の際に、SUNABACO江別の御案内をしたり、逆に、SUNABACO江別の場にも、これらの情報を提供させていただくなどの連携を図っております。

佐々木君:この事業の取組を多くの人に関心を持ってもらって、創業への機運を高めていくには、周知が一番重要と思うのですが、そういったところで取り組んでいることや、今後、周知拡大に向けて取り組んでいく内容などを教えてください。

企業立地課長:今、お話を頂きましたSUNABACO江別の周知ですが、先ほど御説明したとおり、市のセミナーや実践創業塾というような場において、SUNABACO江別についても周知をしております。
また、SUNABACO江別も自身のツイッターやホームページで周知しているほか、先日も大学と連携したセミナーがあったのですけれども、そのように各大学とも連携を取って、大学にポスターを貼ったり、大学から講演を頂いたりといった形で周知を図っていると聞いております。

佐々木君:江別市として支援を行っているものですから、市内での創業や就職につながるような対応を要望して、終わらせていただきます。

委員長(清水君):関連で質疑ございませんか。

猪股君:属性という観点でいろいろとお聞きしますけれども、今回の資料にあるように、いろいろなセミナーを開催している中で、男女別の参加者の内訳と学生がどれくらいいるのか分かる部分があれば教えてください。

企業立地課長:受講者のうちの男女別等の内訳についてですが、全ての講習会等の内訳までは把握していないのですけれども、把握できているものとしまして、資料一番上のIT人材育成スクールは、令和3年度では64名受講しているうち、24名の内訳を把握しておりまして、24名のうち、男性が12名、女性が12名と、半々というふうになっております。
また、令和2年度においては、全35名受講しているうち、男性が26名、女性が9名というふうに聞いております。
学生の受講者数ですが、令和2年度に関しては、そのうち学生が7名、令和3年度につきましては、正確な人数は聞き取りできていないのですけれども、10歳代が1名、20歳代が7名受講しており、その中に学生も数人入っているというふうに聞いております。

猪股君:事務事業評価表の経済の75で、同じく、属性の部分で教えていただければと思います。
創業スタートアップ支援事業の真ん中、創業に関する相談件数の令和3年度実績が45件と、その下の成果指標1の新規創業数の令和3年度実績9件の男女別や学生の割合が分かれば教えてください。

企業立地課長:まず、相談件数のうちの男女別でございますけれども、相談件数自体は、相談の延べ件数を記載しておりまして、実人数にしますと、23名の方から御相談を頂いており、そのうち女性が9名御相談にいらしています。
続きまして、創業数の実績は、全9名のうち3名が女性というふうになっております。

猪股君:特徴として、年々、女性の創業への機運が高くなっているような印象と、実績もこれまでに比べてかなり増えてきているという印象がありました。
私もよく言われるのですけれども、江別市は正社員でなかなか女性が働けない、学生が正社員として就職できるところが少ないというような声を聞く中で、そういう属性に対して、この創業スタートアップ支援事業というのはすごく向いていると思います。そういう属性に合わせた支援の仕方について、私はすごくニーズがあると思っているのですけれども、この傾向を見てお考えがあればお聞かせください。

企業立地課長:創業支援へのニーズという部分でございますけれども、ただいま委員から御指摘を頂いたように、創業機運というのは年々高まってきていると我々も認識しております。
その要因がどこにあるのかというところまでは分析ができておりませんので、そういった状況を適宜把握しながら、より適した施策を行っていけるよう、今後、検討してまいりたいと考えております。

委員長(清水君):関連で質疑ございませんか。(なし)
なければ、ほかに質疑ございませんか。(なし)
以上で、企業立地課に対する質疑を終結いたします。
次に、観光振興課より説明をお願いいたします。

観光振興課長:それでは、私から、観光振興課所管分について、歳出から御説明いたします。
決算説明書の50ページをお開き願います。
まちづくり政策02産業、取組の基本方針02商工業の振興のうち、下から9行目の食を軸とした地場産品販路拡大支援事業は、市内事業者の商談や販路拡大の機会創出の支援等に要した経費であります。
次に、決算説明書の52ページをお開き願います。
まちづくり政策02産業、取組の基本方針03観光による産業の振興のうち、一番上の行の観光振興計画推進事業は、江別市観光振興計画に基づき、地方創生推進交付金を活用して実施した日帰り周遊型観光の推進等のための取組の実施に要した経費であります。
次に、その下の地域発見魅力発信事業は、周遊促進による地域資源の魅力発信、地域おこし協力隊事業等に要した経費であります。
次に、その下の江別アンテナショップGET’S管理運営事業は、EBRI内の江別アンテナショップGET’Sの管理運営に要した経費であります。
次に、その下のえべつやきもの市イベント振興事業と2行下の江別市民まつり事業補助金は、いずれのイベントも中止となりましたが、開催準備及び次年度以降もイベントを継続するために要した費用のうち、繰越金を使ってもなお不足する経費に対して補助を行ったものであります。
次に、1行戻りまして、江別観光協会補助金は、江別観光協会及び令和3年10月に法人格を取得しました一般社団法人えべつ観光協会が観光関連事業を実施するための事業費に対して補助を行ったものであります。
次に、下から3行目の市民交流施設関連経費(観光案内業務)は、市民交流施設での観光案内業務に要した経費であります。
続いて、歳入について御説明いたします。
決算説明書の118ページをお開き願います。
14款使用料及び手数料、1項使用料、1目総務使用料のうち、説明欄の行政財産使用料には、江別アンテナショップGET’Sの使用料収入が含まれております。
以上が歳入の概要であり、引き続き、要求資料について御説明いたします。
要求資料の4ページをお開き願います。
観光入り込み客数の内訳及び観光振興計画推進事業の取組状況でございますが、まず、1観光入り込み客数の内訳では、主な公共施設やイベント及び民間施設を含む、その他の観光入り込み客数を記載しております。直近3年間の当市の観光入り込み客数の全体値は、ほぼ横ばいで推移しております。
次に、2観光振興計画推進事業の取組状況では、令和3年度観光振興計画推進事業で実施しましたレンタサイクル、リアル謎解きゲーム及び産業連携新商品開発支援補助金について、実施期間、利用者数、参加者数、利用件数等を記載しておりますので、御参照ください。
以上です。

委員長(清水君):ただいまの説明に対し、質疑ございませんか。

佐々木君:まず、1番の観光入り込み客数についてお伺いしたいと思います。
最も大きい数は道立自然公園野幌森林公園ですが、素人だとコロナ禍は外のほうが安心なのだと思っていたのですけれども、実際は減少していたということなので、その要因についてお伺いします。

観光振興課長:道立自然公園野幌森林公園でございますが、令和2年度、令和3年度共に、緊急事態宣言やまん延防止等重点措置の影響によりまして、道立自然公園野幌森林公園内の施設の臨時休館などが影響しているというふうに伺っております。

佐々木君:観光入り込み客数と江別市観光振興計画の関係性についてお伺いしますが、事務事業評価表、経済の95に成果指標として示されているのですけれども、市として、この観光入り込み客数について、江別市の観光振興においてどのように捉えているのか、江別市の目指す観光の姿として、この成果指標は適切なのかどうか、どういうふうにお考えかをお伺いします。

観光振興課長:観光入り込み客数でございますけれども、観光の指標というのはなかなか難しいものがございますけれども、こちらは、えべつ未来戦略や観光振興計画推進事業の大きな成果指標になっております。
こちらの数値動向を把握していくことで、どういった施設がどういった状況になっているかという観光の動向を把握する形で使わせていただいております。
こちらは、対象の施設が重要になってきます。先ほど横ばいというふうに申し上げましたけれども、実は、令和2年度の民間施設の中に江別蔦屋書店が入っております。
どの施設を含めるかというのは、観光庁の基準に基づき、北海道と協議し、判断しておりまして、江別蔦屋書店に関しては、オープンは令和2年度以前でしたけれども、令和2年度から含めていいということで計上させていただいております。
観光入り込み客数の数値が適切かというのは、非常に難しい部分はございますけれども、市としましては、対象施設を北海道と協議しながら、含めたり削ったりしまして数値を把握してまいりたいと思います。
目指すべき姿というところで申し上げると、難しい部分はございますが、観光入り込み客数の地点となっている施設につきまして、資料4ページの下のほうで江別市観光振興計画で取り組んでいるものがありますけれども、例えば、その施設に行っていただいて、そこだけで終わるのではなくて、そこで周遊していただけるような事業と連携して、上の観光入り込み客数が増えていくように取組を進めていくつもりであります。

佐々木君:それでは、2番目の事業の取組状況についてお伺いします。
まず、レンタサイクル事業についてですけれども、コロナ禍での利用状況はどうだったか、どのような目的での利用、市内・市外別の利用者割合についても含めて教えてください。

観光振興課長:レンタサイクル事業ですけれども、こちらは令和3年度試行ということで初めて実施いたしました。
記載のとおり、実施期間は7月1日から10月17日まででございましたけれども、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、まん延防止等重点措置の期間は中止としておりまして、実働61日間となりました。
今回は無料で実施いたしまして、その代わりにということではないのですけれども、利用者の皆様からアンケートを回収させていただきました。
その結果で申し上げますと、男女比はほぼ半分、年齢層は10歳代から70歳代まで、50歳代が一番多かったのですけれども、ほかはほぼ均衡ということと、当初懸念しておりました江別市の方の利用が多いのではないかということに関しましては、市内の方が36%、江別市を除く北海道内が32%、北海道外の方が38%ということで、想定より市外の方に御利用いただけたと思っております。
立ち寄っていただいた場所としましては、一番多かったのが江別蔦屋書店、次に、EBRI、あとは、大学関係の方かと思うのですけれども、酪農学園大学というような順になっております。

佐々木君:アンケートの実施状況と実施によっての改善事項等がありましたらお伺いします。

観光振興課長:今回のアンケート結果によりまして、1点改善しましたのが、当初、近場を乗られるのではないかということで、自転車屋さんと相談して、20インチの自転車10台を導入したのですけれども、もっと大きいものが欲しいという声がかなり寄せられまして、年度末に24インチの電動自転車5台を導入しまして、今年度から使用しております。
また、利用料金ですが、令和3年度は無料でしたけれども、こちらもアンケートで、幾らまでだったら出して乗るでしょうかという項目にお答えいただいて、その結果を今年度の実施に反映させております。

佐々木君:リアル謎解きゲームについてお伺いいたします。
こちらもコロナ禍での参加者数の状況、市内、市外の別はどんな状況でしたでしょうか。

観光振興課長:コロナ禍ということで懸念しておりましたけれども、少人数で周れるというところで、コロナ禍前と変わらず参加いただいております。
市外、市内につきましても、例年と変わらず、ほぼ半数、若干市外の方の御参加が多いという状況でございます。そこもコロナ禍の前と変わっておりません。

佐々木君:コロナ禍の中で、令和3年度で新たな取組等はありましたでしょうか。

観光振興課長:令和3年度ですけれども、リアル謎解きゲーム第6回目を迎えまして、今年度は、マンネリ化しないようにということで、事業の実施に当たりましては、プロポーザルを実施して委託事業者を決定しております。
新たな委託事業者から提案がありました謎に関しては、専門の制作会社につくっていただいたり、一番大きかったのは、LINEを活用してオンライン謎解きを実施するということで、江別市に来なくても、江別市の情報を知って謎解きに参加できるというようにするなど、大幅にリニューアルして実施いたしました。

佐々木君:いろいろと工夫して取り組んでいただいているのですけれども、市内観光や店舗の販売などに、どのように結びついているというふうに考えていらっしゃいますか。

観光振興課長:リアル謎解きゲームですけれども、問題設置店や参加協力店ということで、ゲームシートを持ってそのお店に行っていただいた方には、割引やおまけのような特典をつけるような仕組みになっております。
問題設置店のほうからは、初めて問題を設置したことで、今までこのお店を知らなかったという顧客の新規開拓につながったとお声を頂いております。また、参加者のアンケートでは、せっかく来たので割引を使って何か食べてみようということやいっぱい特典があって使い切れなかった、いっぱいあって周るのを選べなかったなどのお声も頂いておりまして、そういったところでは、周遊の促進ですとか誘客というところには効果があるというふうに感じております。

佐々木君:最後に、産業連携新商品開発支援補助金についてですが、利用件数2件は、どのような経緯、産業連携で開発されたのか、実際の販売の状況についてお伺いいたします。

観光振興課長:令和3年度は、記載のとおり利用件数2件でございました。
1件目の江別農福連携ドライベジタブル製品開発でございますけれども、市内の農家の野菜を使用して、就労継続支援の事業者のほうで、ジャガイモ、トウキビ、ミニトマトなど様々なものをドライベジタブルにする、ドライ化して製品を作るということで取り組んでいただきました。
こちらは実際の販売には至っていないのですけれども、試作ということで、私どもも食べさせていただきました。引き続き、改良について検討していただくということでお話を伺っております。
2件目の江別産ジェラート販売は、江別産の牛乳、卵、野菜といった食材を使ったジェラートの開発になっております。
こちらは店舗での試作販売まで行きまして、令和4年度は店舗で販売をされております。現在は、パッケージや店舗外でも販売したり、場合によってはふるさと納税に登録できるようにということで進めていただいていると把握しています。

佐々木君:最後に、この産業連携新商品開発支援補助金は令和3年度で終了するということですけれども、これまでの評価、課題について、成果を今後どのように生かしていくのか、その考えについてお伺いいたします。

観光振興課長:コロナ禍になってしまったということもありまして、ほかの事業者と組んで商品を開発するという難しさはあったように聞いておりまして、令和2年度は実施件数ゼロということで、そういうところの難しさはあったというふうに感じております。
一方で、成果としましては、先ほど申し上げましたように、ジェラートなどは市でも人気のある返礼品の一つになっていますので、そういったものが増えていくお手伝いができたというふうに考えております。

委員長(清水君):関連で質疑ございませんか。

猪股君:今の質疑の中で気になったのが、6次産業化の支援とかなり類似している内容だと思ったのですけれども、そこは何か連携をされたのか、されなかったのか、お聞きします。

観光振興課長:こちらの補助金に手を挙げていただくに当たりまして、ホームページで周知したり、江別商工会議所のななかまど通信を使わせていただいたりしたのですけれども、実際の動きは少なかったものですから、農業振興課の担当に商品開発の動きがないかというのを確認して、あったらこれが使えるのではないかということを経済部内で情報共有しております。ジェラートもそういった形で商品化につながった例になります。

猪股君:先ほどの質疑の中で、農家が開発しても販売までが難しいという話がありましたけれども、ここで実績として上がっているものがあるので、今後も、テストキッチンなどと連携して、コラボレーションして実績をみんなで共有する機会を設けたら、テストキッチンも発展すると思ったので、今後もそういった視点で連携をしていっていただければと要望させていただきます。

委員長(清水君):関連で質疑ございませんか。(なし)
なければ、ほかに質疑ございませんか。(なし)
以上で、観光振興課に対する質疑を終結いたします。
次に、商工労働課より説明をお願いいたします。

商工労働課長:それでは、私から商工労働課分について御説明いたします。
初めに、歳出から御説明させていただきます。
決算説明書の50ページをお開き願います。
まちづくり政策02産業、取組の基本方針02商工業の振興でありますが、上から6番目の季節労働者通年雇用促進支援事業は、季節労働者の通年雇用促進を図ることを目的に、平成21年8月に設立しました江別市・当別町・新篠津村季節労働者通年雇用促進支援協議会に対する負担金であります。
次の江別まちなか仕事プラザ事業は、就労拠点施設による求職者への就労支援及び市内事業所の人材確保に向けた支援に係る経費であります。
4行下の丸印の商工業活性化事業は、商店街の振興や地域経済の活性化の事業に対し助成を行ったものであります。
5行下の旧岡田倉庫活用事業は、旧岡田倉庫活用民間運営協議会に対し、旧岡田倉庫の活用により、地域の芸術文化活動の場を提供するなどの事業に係る経費の一部を補助したもの及び旧岡田倉庫の移転先地取得に係る経費等でございます。
続きまして、決算説明書の64ページをお開きください。
まちづくり政策04安全・安心、取組の基本方針01安全な暮らしの確保の下から5行目の丸印の消費者保護育成事業は、江別消費者協会へ消費生活に関わる相談業務の委託に要した経費及び協会事務局の運営に必要な経費を補助したものなどであります。
次に、歳入について御説明いたします。
決算説明書の130ページをお開き願います。
16款道支出金の2項道補助金、5目商工費補助金でありますが、説明欄1行目の消費者行政強化事業補助金は、消費生活に関わる事業の実施に対する北海道からの補助、2行目のプレミアム付商品券発行支援補助金は、プレミアムつき商品券発行に係る北海道からの補助であります。
続きまして、決算説明書の136ページをお開き願います。
21款諸収入の3項貸付金元利収入、1目貸付金元利収入でありますが、説明欄の1行目の勤労者生活資金貸付金、3行目の中小企業振興資金貸付金から小規模企業安定資金貸付金、商工業近代化資金貸付金の3項目は、それぞれの貸付金償還に係る収入であります。引き続き、要求資料について御説明申し上げます。
資料の5ページをお開きください。
商工業活性化事業補助金の過去3年間の活用状況の推移を記載しております。
左端、事業区分の1番から5番までが主なソフト事業、6番から9番までがハード事業の各年度利用件数と金額となっております。
補助金の当初予算額は、最下段に記載されております。
資料の6ページをお開きください。
季節労働者通年雇用促進支援事業の過去3年間の季節労働者数の推移について、北海道労働局の統計、季節労働者の推移と現況から、北海道と江別市の人数を記載しております。資料の7ページをお開きください。
江別まちなか仕事プラザ事業の実績について、相談者数と就職者数の内訳、資料の8ページには、登録事業所の職種別内訳と登録事業所への就職者数について記載しております。以上です。

委員長(清水君):ただいまの説明に対し、質疑ございませんか。

角田君:商工業活性化事業について、補助金の多くはイベントだったという過去があり、コロナ禍の影響もありますが、様々な施策の展開の中で大分変わってきたと思います。
令和3年度のイベント事業は2件でしたけれども、今回は研修・研究活動事業が多いという結果が出ています。
これについて、内容的にどのような研修が行われたのか、主だった傾向を教えてください。

商工労働課長:商工業活性化事業補助金のうち、研修・研究活動事業の内容ですけれども、市内にございます事業所から、主に札幌商工会議所で開催しているセミナーや独立行政法人中小機構中小企業大学校旭川校で職員が必要な研修を受ける際に御利用いただいているという状況でございます。

角田君:研修・研究活動事業は意外と使われなかった傾向があるので、とてもいい傾向と思っております。
ただ、気になるのは、この事業全体を通して、商店街に対するものと地域経済のものが一緒になっている部分があって、その中で地域経済の部分を見ると、ほかの事業、例えば、観光における産業連携、新商品開発支援、6次産業化支援もそうですし、3番の地域資源による製品等開発事業など、そういった物品製造あるいは開発に関しては、ほかの事業と重なっている部分があるのではないでしょうか。また、見本市等出展事業については、海外に関しては別の事業があって、それに伴って類似した事業があるような気がするのです。
これは市の単費でやっているものなので、こういった部分の整理をそろそろ考える時期に来ているのではないかと思うのですが、令和3年度の実績を見た上で、これからの考え方をお聞かせください。

商工労働課長:これまでの実績と、それに基づく今後の方向性という質疑ですけれども、御指摘のとおり、この間、イベントを中心にやってきた流れがあります。
研修・研究活動事業については、おかげさまで御利用が増えておりますので、これはその方向で御利用いただけるように周知等を図ってまいりたいと考えております。
特に、商品開発や商業関連の振興の部分ですけれども、これまでの考え方としましては、直接利益に結びつくような部分についてはカバーしていないというスタンスで行っていた部分があります。これはイベントもそうですけれども、事業者の方が独自に行う、売上げに結びつくようなものに使っていただくのは、趣旨として違っているということで扱ってきた経過がございます。
それから、見本市等出展事業は、今後、どういう傾向になるかというのはなかなか難しいところがありますし、地域資源による製品等開発事業などにつきましては、利用実績がなかなかなかったというところもあります。
御指摘のとおり、経済部内でもいろいろな手だてを用意しているところがございますので、そういったところと調整を図りつつ、なおかつ、商工労働課所管の補助金として、どういうふうに使っていただけるかというのは、以前からも御指摘を頂いていましたが、今後、見直しに向けて、コロナ禍でなかなか取り組めていない部分もございましたけれども、今年度の利用者の声などもお聴きしながら、内容について見直しをかけたいというふうに考えております。

角田君:なぜこういう指摘をさせていただいたかというと、コロナ禍において、国のほうも様々な補助金、支援金の体制をつくりました。ただ、それぞれの自治体の部局、北海道も含めて、窓口がたくさんあり過ぎて把握し切れないという中で、そういうのをコンサルタントがまとめて行ってきた部分があります。
江別市における商工業活性化、あるいは、そのほかの商品開発、経済部門における補助金が多岐にわたっていて、誰に相談すればいいのか、重層的にそれが使えるのかどうかといった部分も含めて、不明な点が多過ぎます。こういう対事業者のものは、一定程度ワンストップ化する必要があるのではないかという考えから来ています。
そういった部分について、令和3年度は、この方向性が変わってきている部分がありますので、さらに、新型コロナウイルス感染症に係る補助金も入っていますので、商工労働課は苦労されたと思います。そういった意味で、ワンストップ相談窓口という体制を何とか構築していただきたいと思っております。
視点を変えまして、同じく、都市景観や建築協定の部分についても、都市計画法上における建築協定まで行っていない協定とは思いますけれども、今後、これを野幌商店街、8丁目通りの景観づくりに生かすのであれば、そろそろ所管の考え方や制度の在り方を見直す時期に来ていると思います。その辺の考えはいかがでしょうか。

商工労働課長:御指摘の部分を含めまして、再度、全体的に検証を図りたいというふうに考えております。

角田君:その点もよろしくお願いいたします。
あとは、商店街に関わるものについては、市の単費だけではなくて、特に研修の部分では、経済産業省の魅力ある個店づくりの研修会があったり、国の予算を使えるものもうまく組み込めないのかというふうな発想もあります。
市の単費だけでは限界がありますので、国の制度と連携をすることで、さらに魅力ある制度に変えられるのではないかという期待もありますので、そういう点についても研究していただきたいと思います。

委員長(清水君):関連で質疑ございませんか。

吉本君:JR野幌駅の問題が出ましたので、関連してお話を伺いたいと思います。
江別の顔づくり事業の整備完了報告書というのを読ませていただいたのですけれども、その中で、JR野幌駅周辺の活性化という辺りでは、こういうようなことが課題なので、今後、こういうことをしていきたいというところが、ページの下のほうに五、六行で書いてありました。主に、野幌商店街を中心とした商業の活性化ということがメインになっていると読んだのですけれども、先ほど商工労働課長がいろいろな制度の検討をしていきたいというふうなことをおっしゃっていましたが、江別の顔づくり事業の報告書に書かれていることも、当然、参考にしていただきたいというふうに思うのですけれども、その点についてはいかがでしょうか。

商工労働課長:今ほど御答弁申し上げましたのは、もちろん委員が御指摘の部分も含まれております。特に、江別の顔づくり事業に関しましては、既に報告書を上げさせていただいておりますけれども、江別の顔づくり事業につきましては、特に地元の商店街、自治会、野幌駅周辺地区活性化協議会等と、これまでの部分も検証・評価しながら、今後、活性化につながるような取組を進めていくというふうに御報告させていただいておりますので、その旨でお答えしているものとお考えいただいて結構でございます。

委員長(清水君):関連で質疑ございませんか。(なし)
なければ、ほかに質疑ございませんか。(なし)
次に、季節労働者通年雇用促進支援事業について、吉本委員からお願いします。

吉本君:先ほど御説明もありましたけれども、江別市・当別町・新篠津村季節労働者通年雇用促進支援協議会が平成21年に立ち上がって既に十数年たっております。
この間、季節労働者の方たちが一番メインの目的であった通年雇用にどの程度就かれていて、安定的な就労に移行しているのかということが気になったものですから、資料があるのかと思ってお願いをしました。
詳細なことは出せないといいますか、資料としてないということもありましたけれども、今日頂いた資料の中で、江別市の数字が書かれていますが、これは、現在、いわゆる季節労働者という方たち、短期雇用の日雇特例被保険者証を持っていらっしゃる、国が決めている季節労働者の方たちの数字と理解してよろしいのでしょうか。

商工労働課長:御指摘のとおりでございます。

吉本君:そういたしますと、間違いなくこの方たちは、季節労働者と言われる方の中に入っているのだということが分かるのですけれども、古い記憶をたどってみますと、平成23年、平成25年辺り、この江別市・当別町・新篠津村季節労働者通年雇用促進支援協議会が立ち上がったときの季節労働者の数が1,700人という数字だったような記憶があるのです。かなり時間もたっていますけれども、季節労働者と言われている方が減少してきているのですが、減少してきている背景というのは、通年雇用の制度が浸透してきているということでしょうか。それとも、かなり高齢の方たちもいらっしゃった気がするものですから、そういうことでの自然現象があるのか、その辺りはどのような状況なのか、推察されるところがあれば教えてください。

商工労働課長:大変申し訳ないのですけれども、詳細については、データが出せなかったように、なかなか把握するのが困難な状況です。我々としても、季節労働者の方の就職先や働く意思についてお話を聞かせていただけるところには、日々確認しながら進めているという状況を御理解いただきたいところでございます。その中で把握できる傾向ですと、高齢化が進んでいる流れになっているというのは、御指摘のとおりあるかというふうに考えております。
もちろん我々が行っている事業、あるいは、ハローワークなどで行っている事業で、通年雇用に結びついている例も少なからずあるとは思いますが、全体的に高齢化が進む中で、江別市・当別町・新篠津村季節労働者通年雇用促進支援協議会の立ち上げ当初よりも数が大きく減っているという状況、それから、御高齢に差しかかっている方たちの働く意思についてお話を聞いている中では、高齢になってきているので、自分のこれまでと同じスタイルで働きたいというようなお声もよく聞くものですから、この傾向はまだしばらく続くというふうに考えております。

吉本君:高齢の方についてはそうなのだろうと思いますけれども、問題は、高齢ではない現役世代の季節労働者の方たちが、通年雇用のほうにきちんと結びついているのかどうなのかというのが一番気になるところです。その辺りについては、確実な数字を出すのはなかなか難しいとおっしゃっていましたけれども、例えば、厚生労働省が行っている通年雇用に向けたいろいろな事業に、どの程度の方が参加しているのかを把握することはできないかと思ったのですが、その辺りの把握はいかがなのか、市のレベルでは無理なのか、その辺もお聞きします。

商工労働課長:御指摘の部分ですけれども、我々も、できれば詳細に把握した中で、3市町村の事業を進めたいというふうに思っておりまして、その状況について詳細にお聞きできないかということは、実際にハローワーク江別と協議を行っております。
まだ成果に結びついておりませんけれども、協議中ということでお考えいただきたいと思います。

吉本君:せっかくの事業ですし、ハローワーク江別とも協議をされているということですので、確実に通年雇用に向けられるような御努力をぜひお願いしたいということを申し上げて、終わります。

委員長(清水君):関連で質疑ございませんか。(なし)
なければ、ほかに質疑ございませんか。(なし)
次に、江別まちなか仕事プラザ事業について、猪股委員からお願いします。

猪股君:まず、初めに、やはり気になるのが、令和2年度から令和3年度で相談者数が減っているという点ですけれども、そこの要因についてお聞きします。

商工労働課長:利用者数、就職者数共に減少しておりますけれども、主な要因としましては、この2年間続いております新型コロナウイルスの感染拡大による外出自粛の問題、就職活動そのものも直接の就職活動というのはなかなか難しく、自粛してきたということ、それから、江別まちなか仕事プラザに関して申し上げますと、隣接して江別市子育てひろばぽこあぽこという託児施設があって、そこを訪れる方にも利用していただくことを考えて開設したのですが、この間、江別市子育てひろばぽこあぽこの休館などもございましたので、そういったことが影響しているというふうに考えております。

猪股君:たしか、令和2年度は、介護職の資格認定の御案内のような仕事と資格につながるようなものを江別まちなか仕事プラザで行っていて、令和3年度には、そういう目玉になるものがないからなのかと考えたのですけれども、そういう事業内容の変化による減は、あまり考えられないということでよろしいでしょうか。

商工労働課長:確かに、健康福祉部介護保険課で実施している事業の令和3年度の御利用状況はどうだったかというのはあるのですけれども、大きく影響しているのは、先ほど申し上げた部分というふうに考えております。

猪股君:令和2年度だったと思うのですけれども、介護職の資格取得というのは、市の中で、労働者の需要はすごくあるのですが、実態として足りないというようなことで、江別まちなか仕事プラザでイベントを行うという取組があって、私は、それがすごくよかったと思っているので、今後もそういうようなことがあれば、ここを活用していただきたいと思います。
あとは、去年もハローワークとの連携についてはいろいろとお伺いしたかと思うのですけれども、ハローワーク江別がなかなか遠いという方も結構いらっしゃるのではないかと思ったときに、私としては、ここに出先機関があればと思っているのですが、ハローワークとの連携について、令和3年度で何か進捗があればお聞かせください。

商工労働課長:御指摘のとおり、これまでもハローワーク江別を中心にハローワークと連携させていただいておりまして、今年度におきましても、引き続き、ハローワークのセミナー等の御案内を含めて、連携させていただいているという状況でございます。
確かに、立地の問題があって、我々も江別まちなか仕事プラザを開設させていただいていますので、ハローワークに行かなくても済むようになるのは理想的ではありますけれども、我々が目指すところは、もちろんそれもございますし、ほかの事業者に利用していただくことも目指している施設でございますので、そういったところを中心に、各事業者との連携を図りたいということで動いている状況でございます。

猪股君:引き続き、連携を進めていただければと思います。
恐らく、江別まちなか仕事プラザ事業のターゲットは、江別市だと、御高齢でまだ働きたいと考えている方や、これから働きたいと考えている主婦の方などだと思うのですけれども、今年度も百何回とセミナーを開催する中で、そういうターゲットに届けられるような取組として、セミナーの選定などで工夫している点などがあればお聞かせください。

商工労働課長:セミナーの開催等は、従前、御説明していたとおり、利用者の対象としては、シニア層、主婦層、子育て中の女性を中心とした方々を想定して開設しましたけれども、この間、国などの動きもあって、例えば、就職氷河期に該当する世代の方たち向けの事業を実施するなど、層を少しずつ広げることに取り組んでいるところであります。
それから、企業開発のほうも、この間、コロナ禍でなかなかできていないという状況がありましたので、ぜひ企業に利用していただきたいということで、企業向けの利用者の開拓を中心に実施しております。
市としては、少子化の各種施策を実施する中で、江別まちなか仕事プラザで行っている事業にも、その辺に資するものがないかということで検討いたしまして、今年度以降については、事業者に子育て施策に関するお知らせを行うとともに、事業者からの聞き取りが中心になりますけれども、そういったことをほかの事業者にも紹介するような取組を始めようと思って、現在、取組を進めようとしているところであります。

猪股君:令和4年度は3年目になるので、令和3年度の結果を見ながら、いろいろと考えているところかと思います。
最後に、1点要望になると思うのですけれども、就労状況などを見るのに、普通だったらハローワークが所管になるところを、江別まちなか仕事プラザ事業として、雇用環境や就労状況が把握できるという事実が、私は、いろいろなものの参考にできるのだろうというところまでは考えがあるのです。
ただ、そこから先に、就労状況が世帯の所得や生活時間帯の違いなどにも出てくるので、市の事業にも大きく関わってくるものなのだろうというところまではあるのですけれども、そこから先に行くのもなかなか難しいという印象もあります。
今回、この江別まちなか仕事プラザ事業は業務委託で事業者にお願いしていると思うのですけれども、その事業者は、ほかの自治体で似たような、就労状況が分かるような事業をいろいろと展開されていると思うので、そういった観点から、江別市の特徴はこうですや、江別市がこう向かって行きたいのでしたら、就労状況についてはこういう取組ができるのではないかのような情報交換までできると、もう少しセミナーの内容に反映でき、状況をもっと分析しやすくなるところがあると思います。
そういった踏み込んだ内容の情報共有などもしていただきたいと思うのですが、お考えをお聞かせください。

商工労働課長:御指摘のとおり、この施設の運営につきましては、ある企業にお願いしている形でございますけれども、担当者と随時打合せをしておりますし、事業の進め方については、間を置かずに報告を頂きながら、その報告に基づいて、御指摘のような方向性を見いだせるように、情報共有しながら進めているところでございます。

委員長(清水君):関連で質疑ございませんか。(なし)
なければ、ほかに質疑ございませんか。(なし)
以上で、商工労働課に対する質疑を終結いたします。
これをもって、経済部所管についての質疑を終結いたします。
農業委員会事務局及び経済部退室のため、暫時休憩いたします。(14:24)

※ 休憩中に、理事者質疑項目の有無を協議

委員長(清水君):委員会を再開いたします。(14:27)
現時点では、本日の所管分について、理事者質疑項目はなしと確認してよろしいでしょうか。(了)そのように確認いたします。
次回の委員会は、明日21日金曜日の午前10時より開催いたします。
最後に、5その他について、各委員からございませんか。(なし)
事務局からございませんか。(なし)
以上で、本日の委員会を散会いたします。(14:27)