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生活福祉常任委員会 令和4年9月7日(水)

印刷用ページを表示する 掲載日:2022年12月14日更新

(開会前)

※ 日程の確認

(開 会)

委員長(裏君):ただいまより、生活福祉常任委員会を開会いたします。(13:30)
本日の日程は、開会前に確認いたしましたとおり、次第に記載のとおり進めてよろしいでしょうか。(了)そのように確認いたします。
なお、傍聴希望者がおり、入室を許可したので報告いたします。
傍聴者入室のため、暫時休憩いたします。(13:30)

委員長(裏君):委員会を再開いたします。(13:30)
初めに、1付託案件の審査、(1)請願第1号 高齢者の交通費助成を求めることについてを議題と致します。
本件につきましては、前回の当委員会で、休憩中に自由討議を行うことが確認されております。
自由討議の実施のため、暫時休憩いたします。(13:31)

※ 休憩中に、自由討議を行う。

委員長(裏君):委員会を再開いたします。(13:42)
休憩中に自由討議を行いましたので、これより、請願第1号の結審を行いたいと思いますが、これに御異議ありませんか。(異議なし)
御異議なしと認め、直ちに、討論、採決を行います。
これより、請願第1号に対する討論に入ります。
討論ありませんか。

内山君:請願第1号 高齢者の交通費助成を求めることについて、趣旨採択の立場で討論いたします。
本請願は、高齢者の公共交通サービスの利用に当たって、当市においても何らかの交通費助成を求めるものであり、6,358筆の署名とともに提出されたものであります。
高齢者は、現役世代に比べて収入が低い傾向にあり、また、身体能力等の低下により、自動車の運転が困難になる場合があります。また、高齢者の社会とのつながりや健康の維持増進などの福祉的な観点からも、交通費の助成が行われる場合があります。このように、高齢者への交通費助成を行うに当たっては、それぞれ異なる趣旨や目的があると考えます。
それゆえ、高齢者への交通費助成を行うに当たっては、まずは、どのような趣旨や目的で行うのか、当市の実態も十分に踏まえて判断しなければなりません。
また、要求資料に対する質疑において、石狩管内市町村における高齢者等への交通費助成事業について、仮に当市で行った場合の事業費の単純な計算では、約17万円から約1億8,000万円までといった幅広い見積もりとなっています。
このように、どのような趣旨や目的で、どのような事業を行うかによって、それにかかる事業費が大きく異なります。それゆえ、今後、より一層の高齢化が進む中で、より効果的な事業による効率的な財政運営の面からも、高齢者への交通費助成を行うに当たっての趣旨や目的の判断、決定が、その事業効果をはかる上でも重要だと考えられます。
したがって、高齢者への交通費助成制度の意義は十分に理解できるものの、まずは当市において、どのような趣旨や目的の事業を行うべきか、調査や検討がその費用面の判断からも必要であると考えられ、その調査、検討を市が行うことを求め、請願第1号について、趣旨採択とすべき討論と致します。
以上です。

委員長(裏君):ほかに討論ありませんか。

鈴木君:請願第1号 高齢者の交通費助成を求めることについて、趣旨採択の立場で討論します。
請願者は、交通費助成を65歳以上の高齢者に行うこと、特に通院時の交通費無料化、タクシー助成を望むことを陳述されています。
また、請願の趣旨では、交通手段も交通費助成もない生活は、高齢者の外出する機会を減らし、健康を損ねる原因にもなりますと述べられ、江別市でも何らかの高齢者への交通費助成を求めるとされています。
地域の実情に即した輸送サービスの実現に必要となる事項などを協議する江別市地域公共交通活性化協議会においても、高齢者の移動手段の確保は課題とされてきております。これまで、新規バス路線の実証運行やデマンド型交通の運行などの取組を実施してきております。
さらなる取組として、運転免許証の自主返納者への何らかの助成制度などは理解するところでありますが、全ての65歳以上の高齢者への交通費助成については、範囲、内容、財源対策等、その内容について、江別市地域公共交通活性化協議会や江別市高齢者総合計画などにおいて、十分な検討が必要であると考えるところであります。
請願の趣旨は理解できるところでありますが、以上述べたことから、趣旨採択とすべき討論と致します。

委員長(裏君):ほかに討論ありませんか。

吉本君:請願第1号 高齢者の交通費助成を求めることについて、採択すべき立場から討論を行います。
本請願は、9月5日時点で6,358筆の署名とともに、全ての高齢者が住みやすいまちにするために、江別市でも何らかの高齢者への交通費助成を求めるとして議会へ提出されたものです。
審査に先立ち行われた陳述では、江別市の高齢者を取り巻く公共交通に関わる様々な問題提起がありました。バスの便数が減って通院や買物に苦労すること、バス停まで歩けないのでタクシーを使わざるを得ず負担が大きいこと、また、ある自治会では住民の日常の生活を支えるために交通手段の拡充を求めている、また、ある病院ではバス路線の変更で患者が大変不便を感じているなど、様々な実態、様々な意見や思いがあることが改めて示されました。
また、高齢者の交通費助成を求める江別の会が実施し、委員に配付された資料、江別市の公共交通アンケートの集計でも、歩行が不安定な世代の通院や買物などの日常生活や、社会活動参加への不便がある、公共交通の費用負担は地域によって大きな格差がある、乗合型の通院、買物などを目的としたタクシーの要望、バス、タクシーの交通費援助への要望、高齢者に交通費補助があればもっと活動的に暮らせるなど、率直な意見が書かれています。
さらに委員会で求めた高齢者等への交通費助成事業について、札幌市と石狩管内5市1町1村のうち、千歳市、北広島市及び新篠津村が高齢者の運転免許証自主返納に関する助成事業を、また、千歳市及び石狩市が高齢者・障がい者を対象に福祉サービスを含む助成事業を、恵庭市が高齢者健康増進助成事業を、札幌市が独自の敬老優待乗車証交付制度、いわゆる敬老パスをそれぞれ行い、それぞれの事業内容の説明を受けました。また、仮にこれらの事業を江別市が実施した場合の事業費概算の試算では、例えば、石狩市の福祉利用割引券交付事業については、当市の場合、約3,750万円で、市の単費による事業になるとのことです。
一方、陳述やアンケートから、江別市の高齢者の公共交通に関する困り事やニーズも多様であることが分かりますが、その中でも共通して求められるものが、交通費の助成であることが明らかになっています。
陳述の最後に、高齢者が不自由なく通院や買物ができるよう交通手段を確保し、生きるための外出支援の施策として交通費助成が求められると述べられたことは、江別市高齢者総合計画の目標5安心して暮らすための環境づくりとして、高齢者の社会参加の促進、そのための移動支援をするための、公共交通機関利用者の利便性向上を具体化するための一つの施策と捉えるべきです。
以上、申し上げ、請願第1号 高齢者の交通費助成を求めることについて、採択すべき立場からの討論と致します。

委員長(裏君):ほかに討論ありませんか。(なし)
討論なしと認めます。
これをもって討論を終結いたします。
引き続き、請願第1号を挙手により採決いたします。
ただいまの討論中、趣旨採択とすべきとの御意見と採択すべきとの御意見がありますので、初めに、請願第1号を趣旨採択とすることについて、採決いたします。
請願第1号は、趣旨採択とすることに賛成の委員の挙手を求めます。
挙手多数であります。(吉本委員以外挙手)
よって、請願第1号は、趣旨採択とすべきものと決しました。
次に、(2)請願第2号 江別市子ども医療費助成事業の拡充を求めることについてを議題と致します。
これより、請願第2号の結審を行いたいと思いますが、これに御異議ありませんか。(異議なし)
御異議なしと認め、直ちに、討論、採決を行います。
これより、請願第2号に対する討論に入ります。
討論ありませんか。

清水君:請願第2号 江別市子ども医療費助成事業の拡充を求めることについて、趣旨採択の立場で討論に参加いたします。
現在、江別市におきましては、入院についてゼロ歳から小学6年生までの課税・非課税世帯、また、中学1年生から中学3年生までの非課税世帯において、初診時一部負担金を自己負担していただいております。そして、中学1年生から中学3年生までの課税世帯については総医療費の1割を自己負担としています。
通院については、ゼロ歳から小学校就学前までの課税・非課税世帯と、小学1年生から小学3年生までの非課税世帯については、初診時一部負担金を負担していただいています。そして、小学1年生から小学3年生までの課税世帯では、総医療費の1割を自己負担していただいております。
子供の医療費に対して、全ての都道府県・市区町村で独自の助成が行われており、都道府県では就学前まで、市区町村では15歳の年度末までの助成をしている自治体が多くなっています。
また、一部負担金をゼロとしている自治体もあります。その制度内容については、江別市を含め、札幌市周辺の市町村でも差異が存在しています。
請願にもあるように、どこに住んでいても安心して医療が受けられるようにということについては、自民クラブとしましても賛同するところでもありますし、内容の充実も優先課題と認識しております。
子供医療費の助成について議論した社会保障審議会・医療保険部会では、全国一律の助成、つまり乳幼児等に対する自己負担割合の軽減が本来の姿であり、自己負担ゼロは好ましくないとの強い指摘も出ており、今後、国において何らかの制度見直しの論議に結びつくと考えられます。
よって、江別市独自での子供の医療費助成のさらなる拡充については、現状を維持することとし、請願第2号は趣旨採択とすべき討論と致します。
以上です。

委員長(裏君):ほかに討論ありませんか。

吉本君:請願第2号 江別市子ども医療費助成事業の拡充を求めることについて、採択すべき立場から討論を行います。
本請願は、子供の命と健康を守り、子育て応援のまちを進めるために、江別市子ども医療費助成事業の拡充を議会に求めるものです。
委員会審査に先立ち行われた陳述では、江別市の子供の通院医療費助成の対象が2020年8月に、未就学児までから小学3年生までに拡充され、子育て世帯から大変喜ばれていると評価しつつ、せめて小学校卒業まで助成してほしいという若い世帯の願いを実現するために署名活動を実施し、9月5日時点で3,043筆の署名を議会へ提出したということです。
このような署名活動に対し、市内調剤薬局、小児科や歯科医院、保育所、幼稚園などが協力してくださったこと、特に、小児科や歯科の医師から同じ要望を市に伝えている、早く治療を始めれば治療期間は短く、医療費を抑えることができると医療費助成の効果をお聞きし、活動が励まされたこと、一方、調剤薬局の方からは薬代がかかるので治療を中断した結果、病状が悪化する子供がいると、助成制度の拡充が切実に求められる実態も伺ったということです。
委員会が求めた令和4年度石狩管内における子供医療費助成内容、札幌市を含む6市の説明では、通院医療費助成対象について、6市のうち、江別市と千歳市が小学3年生まで、北広島市は中学生まで、札幌市、石狩市、恵庭市は小学6年生までで、江別市の遅れが明白です。また、小学4年生から小学6年生まで拡大した場合の試算についても説明がありましたが、コロナ禍による受診抑制等の影響などで、正確な数字にはならず、あくまでも概算の試算とのこと。しかし、それを踏まえても、一般的に年齢が上がるほど受診率が下がり、影響額も小さくなると推察され、この点からも年齢拡大の検討をすべきと考えます。
また、子育て支援という点から、請願者は、北海道の調査で子供医療費が若い世帯の心配事のトップだと言われましたが、江別市が行ったニーズ調査でも、子供のいる世帯のうち約4割が、子供の医療費等に係る経済的負担が大きいとの結果になっています。
えべつ・安心子育てプランでは子育て支援の充実の一つに小児医療の充実を掲げ、医療費の心配が少なく、子供を受診させることができる環境は、経済的負担軽減と早期治療を促すことから、今後も通院医療費の自己負担軽減のための助成を継続していくとしています。
しかし、現状は、住むまちによって子供の医療費負担が異なっており、早急に、どこに住んでも安心して医療が受けられるよう、江別市の助成制度の拡充の具体的な検討が求められます。
その上で、請願者が述べられた子育て世帯の、せめて小学校を卒業するまでの助成を求める声に応えるべきだと考えます。
以上、申し上げ、陳情第2号 江別市子ども医療費助成事業の拡充を求めることについて、採択すべき立場からの討論と致します。

委員長(裏君):ほかに討論ありませんか。(なし)
討論なしと認めます。
これをもって討論を終結いたします。
引き続き、請願第2号を挙手により採決いたします。
ただいまの討論中、趣旨採択とすべきとの御意見と採択すべきとの御意見がありますので、初めに、請願第2号を趣旨採択とすることについて、採決いたします。
請願第2号は、趣旨採択とすることに賛成の委員の挙手を求めます。
挙手多数であります。(吉本委員以外挙手)
よって、請願第2号は、趣旨採択とすべきものと決しました。
本日結審を行いました請願に係る付議事件審査結果報告につきましては、委員会での審査経過や結審内容を踏まえて、正副委員長で協議の上、作成いたしたいと思いますが、御一任いただけますでしょうか。(了)そのように確認いたします。
次に、2協議事項、(1)先進地行政調査(案)についてを議題と致します。
初めに、事務局より説明願います。

川上議事係主任:それでは、私から先進地行政調査(案)として、正副委員長及び事務局においてあらかじめ調整いたしました案について、御説明を申し上げます。
初めに、調査日程ですが、調査候補市の御都合等もございまして、10月5日水曜日から6日木曜日までの1泊2日としたいと考えております。
調査候補市と項目についてでありますが、調査1日目の5日水曜日の午前中に移動し、同日午後から、愛知県岩倉市で、項目は保育園送迎ステーション事業について、調査2日目の6日木曜日の午前は、愛知県大府市で、項目はウェルネスバレー構想における健康づくりの取組についてとしております。
調査受入れにつきましては、相手方より内諾を得ておりまして、本日の委員会で御確認いただけましたら、正式に各市議会宛てに調査依頼の文書を送付したいと考えております。
また、調査行程、調査項目に係る参考資料等については、別途、作成の上、後日配付させていただきたいと考えております。
私からは以上でございます。

委員長(裏君):ただいま事務局より説明いただきましたが、確認等はございませんか。(なし)
それでは、事務局より説明のあったとおり、調査を実施することとしてよろしいでしょうか。(了)そのように確認いたします。
次に、3閉会中の所管事務調査(案)についてでございますが、記載の4項目について、議長に申し出いたしたいと思いますが、よろしいでしょうか。(了)そのように確認いたします。
最後に、4その他について、各委員からございませんか。
事務局からございませんか。(なし)
以上で、本日の委員会を散会いたします。(14:02)