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予算決算常任委員会 令和4年9月16日(金曜日)

印刷用ページを表示する 掲載日:2022年12月14日更新

(開会前)

※ 日程確認

※ 審査要領の説明及び効率的な審査の協力依頼

(開 会)

委員長(清水君):ただいまより、予算決算常任委員会を開会いたします。(9:59)
本日の日程は、開会前に確認いたしましたとおり、次第に記載のとおり進めてよろしいでしょうか。(了)そのように確認いたします。
なお、傍聴希望者がおり、入室を許可いたしましたので、報告いたします。
水道部及び傍聴者入室のため、暫時休憩いたします。(9:59)

委員長(清水君):委員会を再開いたします。(10:00)
それでは、認定第1号 令和3年度江別市水道事業会計決算を認定に付することについてを議題と致します。
本件に対する説明を求めます。

総務課長:それでは、令和3年度水道事業会計決算の内容について御説明申し上げます。決算書の16ページをお開き願います。
事業報告概況でありますが、令和3年度の水道事業は、江別市上下水道ビジョンに基づき、安全・安心な水道水を安定的に供給するため、基幹管路の耐震化や老朽配水管の布設替え等による管網整備、取水ポンプ場などの機械・電気設備の更新を実施しました。
次に、決算の概要でありますが、収益的収入及び支出では、予算額に対する収益的収入の執行率は101.6%、収益的支出では95.7%で、収益的収入支出差引きは4億1,987万389円であります。
決算書の17ページの資本的収入及び支出では、予算額に対する資本的収入の執行率は98.5%、資本的支出では93.8%で、資本的支出における建設改良費は、総額9億8,628万9,731円で、その内容は下段に記載のとおりです。
次に、業務の概況では、年間総給水量は、前年度と比較して1万9,590立方メートルの減となっております。
次に、ページをお戻りいただきまして、決算書の2ページ、3ページをお開き願います。(1)収益的収入及び支出では、水道事業収益の決算額は26億9,519万4,772円で、予算額に対して4,345万5,772円の増、一方、水道事業費用の決算額は22億7,532万4,383円で、不用額は1億195万7,617円となったものであります。
次に、決算書の4ページ、5ページをお開き願います。
(2)資本的収入及び支出では、資本的収入の決算額は2億9,127万1,107円で、予算額に対して430万8,893円の減、一方、資本的支出の決算額は12億8,951万1,391円で、地方公営企業法第26条の規定による繰越額5,880万円を除いた不用額は2,668万6,609円となり、この結果、収支差引きで不足する額9億9,824万284円は、下段に記載のとおり、減債積立金、過年度分損益勘定留保資金などをもって補塡しております。
以上、御説明しました収益的収支及び資本的収支に係る収益費用明細書及び資本的収支明細書につきましては、決算書の30ページ以降に記載しておりますので、御参照願います。
次に、財務諸表でありますが、決算書の9ページをお開き願います。
損益計算書につきましては、給水収益などの1営業収益23億4,689万4,937円に対して、水道事業に直接要する経費であります2営業費用は21億1,221万2,311円で、その結果、営業利益は2億3,468万2,626円で、3営業外収益、4営業外費用を整理しました経常利益は3億2,927万6,479円で、これに5特別損失を整理した当年度純利益は3億2,918万4,972円であります。
次に、決算書の10ページ、11ページをお開き願います。
剰余金計算書でありますが、表右側、資本合計の欄につきまして、一番上の段の前年度末残高126億5,966万634円は、表中段の当年度変動額3億2,918万4,972円の増により、最下段のとおり、当年度末残高は129億8,884万5,606円となっております。
最下段右から3列目、当年度未処分利益剰余金6億2,375万5,089円につきましては、ページ下段の剰余金処分計算書のとおり、3億2,918万4,972円を減債積立金へ積み立て、2億9,457万117円を資本金へ組み入れるものであります。
次に、決算書の12ページ、13ページをお開き願います。
貸借対照表でありますが、資産の部、1固定資産は、(1)有形固定資産から(3)投資その他資産までで、固定資産合計は165億4,990万5,388円で、令和3年度における増減額、減価償却内訳などにつきましては、決算書の36ページ、37ページの固定資産明細書に記載しておりますので、御参照願います。
次に、2流動資産の合計は19億5,712万8,389円となり、固定資産と流動資産を合わせた資産合計は185億703万3,777円であります。
次の決算書13ページの負債の部、3固定負債と4流動負債、5繰延収益を合わせた負債合計は55億1,818万8,171円で、資本の部、6資本金と7剰余金を合わせた負債資本合計は185億703万3,777円となるものであります。
なお、3固定負債の(1)企業債及び4流動負債の(1)企業債の合計は、前年度から9,457万117円の減の22億3,756万8,471円で、決算書の38ページ以降に企業債明細書を記載しておりますので、御参照願います。
次に、附属書類でありますが、決算書の18ページをお開き願います。
(2)経営指標に関する事項については、地方公営企業法施行規則の一部改正に伴い、今回追加されたものです。
経常収支比率につきましては、健全経営の水準とされる100%を上回っており、料金回収率につきましても、事業に必要な費用を給水収益で賄えている状況にあります。
一方、有形固定資産減価償却率や管路経年化率は年々増加傾向にあり、今後、更新需要が集中する時期を迎えることから、計画的に施設の更新を行ってまいりたいと考えております。
次に、決算書の19ページの(3)議会議決事項は、記載のとおりですので、御参照願います。
次に、決算書の20ページの(5)職員に関する事項でありますが、アの職員数は、前年度に比較して、会計年度任用職員が1名の増となり、総体では1名増の45名となっております。
次に、決算書21ページには、イとして給与に関する事項を、決算書の22ページから25ページには、2工事として、(1)建設改良工事の概況及び(2)保存工事の概況、決算書の26ページには、3業務について、決算書27ページには、4会計について、決算書の28ページには、5その他として他会計負担金等の使途について、決算書の29ページには、資金の増減を表すキャッシュ・フロー計算書、決算書の42ページ以降には、注記事項を記載しておりますので、御参照願います。
水道事業決算書につきましては、以上です。
続きまして、予算決算常任委員会資料について御説明いたします。
資料1ページをお開き願います。
決算額の推移及び財政計画比較でありますが、収益的収支の令和3年度収入は、江別市上下水道ビジョンの財政計画と比較して8,489万6,000円の増、これは、有収水量の増加に伴う給水収益の増が主な要因であります。
一方、支出は9,520万6,000円の減となりましたが、これは、人件費及びその他維持管理費の中の工事費、委託料の減が主な要因であります。
この結果、収益的収支差引きでは1億8,010万2,000円の増となっております。次に、資本的収支でありますが、収入は、財政計画と比較して4,962万7,000円の減となっております。これは、国の繰出基準が変わったことによる一般会計からの出資金の減が主な要因であります。
支出では、水道施設整備事業費の減などにより、合計で1億933万2,000円の減となり、この結果、収入が支出に対して不足する額は5,970万5,000円の増となっております。
次に、資料2ページをお開き願います。
主要事業計画につきましては、記載のとおりですので、御参照願います。
次に、資料3ページをお開き願います。
水道料金等収入調べですが、水道料金の収入率は、現年度分は90.3%となり、対前年度比0.3ポイントの増、過年度分は96.1%となり、前年度比0.2ポイントの減となりました。
なお、未納額2億776万4,679円につきましては、納期限が翌月となる3月調定分を含んでおります。
水道料金以外の現年度未納額は、3月末時点では納期未到来分であり、令和4年度の4月以降に、順次、入金となるものです。
次に、資料4ページの4条予算の未納額は、4月に全額納入済みとなっております。
以上です。

料金収納担当参事:続きまして、私から、要求資料について御説明いたします。
要求資料を御覧ください。
まず、過去3年間における水道料金滞納件数と給水停止件数についてでありますが、資料左側の滞納件数は、各年3月31日現在の集計数であり、資料の中ほどの給水停止延べ件数は、年間の延べ件数となっております。
各年度の状況につきましては、令和元年度の滞納件数は3,451件、給水停止延べ件数は89件、このうち、重複世帯を除いた実件数が83世帯で、現在まで停止中となっている件数は5件となっております。
令和2年度及び令和3年度の各件数につきましては、それぞれ記載のとおりであります。なお、現在停止中の件数は、いずれも生活実態が見受けられない状態となっており、生活の拠点が別にある方ではないかと推測しておりますが、今後も引き続き実態調査等を進めていく予定でございます。
次に、新型コロナウイルス感染症に係る水道料金の支払い猶予等の措置件数についてでありますが、令和元年度における支払い猶予の措置件数は、家事用が15件、業務用が3件、合計で18件であり、このうち、現在分割納付中となっている件数は4件、生活福祉資金貸付制度など、他制度を紹介して連携に至った件数は2件となっております。
令和2年度及び令和3年度の各件数につきましては、それぞれ記載のとおりであります。以上です。

委員長(清水君):説明を受けましたので、これより質疑に入ります。
初めに、水道部からの提出資料についての質疑を行います。
まず、1決算額の推移及び財政計画比較についての質疑を行います。
質疑ございませんか。

奥野君:それでは、収益的支出のところで、維持管理費の確認等を含めての質疑です。
令和3年度分を確認しましたが、財政計画より維持管理費を抑えていただいて、経費削減しているというふうに見ております。
それで、経費削減について、令和3年度の経費削減の一つとして、予防保全という形で、漏水を極力抑えるということをお聞きしております。
そこで、決算書の25ページで、配水管の漏水修理の内訳において、自然漏水7件と数字がございます。
令和2年度の決算書を見ても、毎年10件前後ありますが、この漏水に関しては、地域特性や地盤の原因などの傾向があるのでしょうか。令和3年度は大きな漏水事故などがあったのでしょうか。確認させてください。

水道整備課長:漏水件数についてでございますが、ここ10年くらいは、毎年10件前後で推移しております。また、漏水場所に関しましては、市内全域に分散しておりまして、特に地域特性というのはございません。
今回の7件は、配水支管という口径の小さい管からの比較的小規模な漏水でございました。
漏水の主な原因としましては、管と管をつなぐ継ぎ手部のボルトが腐食によりまして、管が抜けたりずれることで漏水に至るもので、老朽化に伴う布設替え前の管で発生をしております。

奥野君:今、大きな事故等はないということですが、他市と比べて、当市の漏水率に関してのお話を、もう少しお聞かせください。

水道整備課長:江別市の漏水率でございますが、令和3年度は1.9%でございます。これは、国などで公表するような全国の平均値はございませんが、一般的には5%程度で優秀と言われておりますので、かなり優秀な数値であると考えております。
この低い原因としましては、管路の経年化率が低いこと、それから、配水管網のブロック化により、監視体制が強化され、漏水が起きた場合、早期発見につながることが要因と考えております。

奥野君:この漏水率に関しては、全国と比べてかなり優秀な数字ということで、それに伴って、有収率の影響や、今回の決算に関して影響していることなども、関連してお聞かせください。

総務課長:御質疑いただきました有収率につきましては、前年度比では0.1ポイントの減となっておりますけれども、ここ数年は95%台を維持しておりまして、全国平均の89.8%を大きく上回っております。
これは、先ほど申し上げましたとおり、老朽管の適切な更新や、日々の維持管理の結果によるものであると認識しております。

奥野君:漏水率の部分と有収率に伴って、毎年、きちんと維持管理されているということを確認しましたので、以上で終わります。

委員長(清水君):関連で質疑ございませんか。(なし)
なければ、ほかに質疑ございませんか。

佐々木君:決算書の26ページ、年度末給水戸数が増加していることに対して、給水収益や年間総有収水量が減少になっておりますが、この要因についてお伺いします。
基本的に、人口自体が減っておりますし、節水型の社会ということもありますけれども、そういったこととの関係性についてお伺いします。

総務課長:ただいま、委員から御指摘いただきましたとおり、給水戸数が増えている一方で、給水人口は減少しております。
また、ここ数年、コロナ禍の影響によりまして、家事用の使用水量がかなり増えておりましたが、令和3年度につきましては、その傾向が緩和しつつありまして、以前の状態に戻りつつあると考えております。
したがいまして、これまでと同様に、人口減少の影響や節水機器の普及等により、使用水量の減少傾向に転じるのではないかと考えております。

委員長(清水君):関連で質疑ございませんか。(なし)
なければ、ほかに質疑ございませんか。

佐々木君:資料1ページ目、給水収益は減ってきているのですけれども、当年度の純損益は増加している状態ですが、その要因についてお伺いします。

総務課長:給水収益は前年度とほぼ横ばいではありますけれども、その他営業外収益等におきまして、宅地造成等によりまして、給水戸数が増えていることから、加入金等の収入が増えております。
また、費用面につきましては、維持管理費や委託料、修繕費の減少がありましたので、トータルでは令和3年度より大きい純利益を計上しております。

佐々木君:この表を見ますと、純損益が毎年度増加して、財政計画よりもずっと上回ってきていて、資金残高のほうもずっと増強してきている状況にあります。先ほどもお話がありましたように、給水人口も微増傾向でしたが、令和3年度は微減になって、さらに節水社会などを考えますと、水道料金の増加を期待するのはすごく難しい状態です。今、増加している状況について、この傾向はどのぐらい続くと予測しているのかお伺いします。

総務課長:ただいま御指摘いただきましたとおり、令和元年度以降につきましては、毎年計画を上回る純利益を計上しており、これによりまして、資金残高は増えております。
しかしながら、先ほども申し上げましたとおり、今後におきましては、給水人口が減少すること、また、施設の更新需要が集中する時期を迎えるということ、それに加えまして、昨今の様々な物価高騰の影響を受けることが予想されます。ですから、今後につきましては、厳しい決算状況になっていくと考えておりますので、資金残高につきましては、一定程度の確保が必要であると考えております。

委員長(清水君):関連で質疑ございませんか。(なし)
なければ、ほかに質疑ございませんか。(なし)
次に、2主要事業計画についての質疑を行います。
質疑ございませんか。

奥野君:主要事業計画の表ですけれども、計画よりほとんどの数字が下回っているという状況です。
コロナ禍や、令和4年度の物価高騰などもありますが、ここ数年の社会情勢の変化等によって、令和3年度の事業等で影響が出ているものなどについてお伺いします。

水道整備課長:令和3年度における影響等に関して、工事では、物価高騰等による影響はございませんでしたが、半導体の供給不足によりまして、部品調達が遅延し、年度内完了しない工事が1件発生しました。
その工事につきましては、予算を次年度へ繰り越しまして、部品を調達し、令和4年7月末に無事完了しております。

奥野君:半導体の供給不足の影響を受けて工事が遅延しているというお話でしたが、ほかに、例えば、材料費で、薬品等などにより、令和3年度の計画に大きな影響を受けていることがあれば、教えてください。

総務課長:ただいま御指摘いただきましたとおり、薬品費の一部が物価高騰の影響により値上がりをしておりまして、それによって、維持管理費が増加しております。

奥野君:薬品費なども多少影響を受けているという話ですが、令和3年度は、3億円以上の収益が出ているということで、そういった部分では、経営的には問題ないという理解でよろしいでしょうか。

総務課長:一部費用の増加等はございましたけれども、それを上回る形で、給水戸数の増加や使用水量の増加によって、給水収益等が増えましたことから、最終的には3億円以上の純利益を計上する良好な決算となりました。

委員長(清水君):関連で質疑ございませんか。(なし)
なければ、ほかに質疑ございませんか。(なし)
次に、3水道料金等収入調についての質疑を行います。
質疑ございませんか。(なし)
次に、要求資料についての質疑を行います。
初めに、1過去3年間における水道料金滞納件数と給水停止件数についての質疑を行います。
質疑ございませんか。

佐藤君:初めに、表記のことについて確認させていただきたいのですけれども、給水停止延べ件数の実件数となっているところですが、前年度までは実世帯数という表記でしたが、これは実世帯数というふうに認識してよろしいでしょうか。

料金収納担当参事:昨年度までは実世帯数としておりましたが、表の単位が件数となっておりますことから、文言整理で件数と修正したもので、実のところは世帯数と御理解いただいて差し支えないと考えております。

佐藤君:初めに、数字の確認ですが、滞納件数が前年度より少なくはなってきているのですけれども、給水停止延べ件数が少し増えています。この増えている要因をどのように見ておられるのか、お伺いします。

料金収納担当参事:こちらの給水停止対象者となる件数ですけれども、その年によってばらつきがございますので、増えた理由については、なかなか把握しづらい部分がございます。

佐藤君:給水停止に至るまで、いろいろと対応をされていて、御相談も受けていると思いますけれども、令和3年度、例えば、生活背景の厳しさなどの点でお聞きしていることがあれば、お伺いします。

料金収納担当参事:給水停止に至るまでに相談等をお受けしていますが、給水停止については、水道部からのお声がけに反応がないような方に、コンタクトを取っていただくきっかけとして、給水停止を行っております。
ですから、事前に、生活にお困りなどの御相談は1日に数十件近く来ており、日々の業務の一環として、御相談をお受けしております。

佐藤君:支払い方法も含めて、いろいろと御相談に対応されているということですけれども、例えば、どのような対応をされているのでしょうか。お伺いします。

料金収納担当参事:まず、納期どおりに支払うことがなかなか難しいという御相談があったときには、分割納付の御相談なども対応させていただいております。そういった相談の中で、例えば、社会福祉法人江別市社会福祉協議会で実施している制度の御案内や、健康福祉部や経済部など、関係する部局の制度の紹介などもさせていただいております。

佐藤君:資料の現在停止中件数ですけれども、令和3年度は14件と令和2年度より増えていますが、この要因としてお考えになっていることがありましたら、お伺いします。

料金収納担当参事:先ほど申し上げたとおり、給水停止件数につきましては、年度にばらつきがあるので、明確な理由はなかなか難しいところでございますが、令和2年度と令和3年度を比較したところでは、令和3年度については、アパート等に居住していた方が水道部に使用中止の届出をすることなく退去されたと思われる件数が、令和2年度よりも6件ほど多かったということが、一つ大きな要因と考えているところです。

佐藤君:令和2年度、コロナ禍におきまして、感染予防ということで、給水停止を中止することが2回ありましたけれども、令和3年度は、コロナ禍の状況も大きく変化はないと思ったのですが、給水停止を中止することの御検討はあったのでしょうか、お伺いします。

料金収納担当参事:令和2年度については、4月と7月に給水停止を中止しましたが、10月からは再開したところでございます。
その際は、特別定額給付金など一定の支援が行き届いたと思われること、さらに、給水停止までの期間が長期化すると、かえって滞納額が増加するということが見られましたし、なかなか連絡が取れなくなる方も出てきたということで、令和2年10月から再開したところでございます。
そうした考えの下、令和3年度につきましては、従来どおり給水停止の対応をさせていただくことにしましたが、その執行に当たりましては、丁寧な対応をさせていただいたところでございます。

佐藤君:令和2年度のときも、状況に応じて対応を検討していくという御答弁だったと思いますけれども、新型コロナウイルスの感染拡大防止という観点から給水停止を中止するというお考えはいかがでしょうか。

料金収納担当参事:新型コロナウイルスの感染拡大防止という観点から、水道の重要性については、我々も十分認識しているところでございます。
ですから、給水停止に至るまでの間に、相談を丁寧に対応するなど、給水停止に至る前にも、生活実態がないかということを現地確認させていただきながら対応させていただいたところでございます。

佐藤君:新型コロナウイルスの感染拡大防止という点と、ライフラインの一つということで、給水停止は慎重に行っていると思いますけれども、改めて給水停止に対するお考えについて確認させてください。

料金収納担当参事:給水停止全般に対する認識についての質疑でございます。
給水停止につきましては、水道使用者間の公平負担の原則に基づきまして、これまでも、水道料金を長期滞納されている方で、水道部からの納付の働きかけにも御連絡いただけない場合に、水道部と接触を持っていただく手段として実施しているところでございます。給水停止後、その大半が、直ちに水道料金を納付いただけるか、もしくは、納付方法についての相談を頂いているところでございまして、給水停止は、長期間滞納されている方との接触や滞納整理に一定の効果があると認識しているところでございます。
今後も、未納の方と接触を図るための最終的な手段として、やむを得ず給水停止を行う場合もあると考えておりますが、一方、ライフラインとしての水道の重要性については十分認識しておりますので、給水停止の執行に当たっては、対象世帯の生活状態の確認を丁寧に行った上で、慎重に対応してまいりたいと考えております。

委員長(清水君):関連で質疑ございませんか。(なし)
なければ、ほかに質疑ございませんか。(なし)
次に、2新型コロナウイルス感染症に係る水道料金の支払い猶予等の措置件数についての質疑を行います。
質疑ございませんか。

佐藤君:初めに、支払い猶予件数のうちの業務用というところの内容ですけれども、どのような業種があるのか、お伺いします。

料金収納担当参事:主に、飲食業、それから、理美容業でございます。

佐藤君:全体的に、令和2年度よりも令和3年度のほうが件数は減ってきていますが、コロナ禍の状況はあまり変わりないと思います。件数が減ってきている要因をどのように御覧になっているのでしょうか、お伺いします。

料金収納担当参事:令和2年度と比べて数が減少してきた理由についての質疑だと思います。
令和元年度末から令和2年度におきましては、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、臨時休校や外出自粛など、ライフスタイルが大きく変わりまして、この影響で収入状況が悪化した方からの支払い猶予の相談を多く受けたところでございます。
令和3年度におきましても、同様の理由で相談を受けたものの、令和元年度末から令和2年度においてなされたような臨時休校がなかったことなどから、ライフスタイルへの影響が一定程度減少したことが、この要因の一つではなかろうかと考えているところです。

佐藤君:内容的には3件ではあるのですけれども、事業を行っている方が措置されているということです。
飲食業や理美容業の方ということで、水を多く使うお仕事だと思いますけれども、今後もコロナ禍の終息がまだ見通せない中ですから、その事業者に対しましては、支払い猶予制度というのは一つの制度としてはよいと思いますが、その辺りの周知という点で、工夫されていることや行っていることがあれば、お伺いします。

料金収納担当参事:支払い猶予の周知でございますけれども、令和3年度、当委員会で御意見いただいたことを受けまして、催告書を発送する際に、この制度について御紹介の一文を加えるなど、対応しているところでございます。

佐藤君:コロナ禍の状況もまだまだ分かりません。事業が継続できるように、水道料金の支払い猶予という制度を活用してもらいたいと思いますので、積極的な広報をお願いしたいということを申し上げまして、以上で終わります。

委員長(清水君):関連で質疑ございませんか。(なし)
なければ、ほかに質疑ございませんか。(なし)
最後に、全体を通して質疑ございませんか。

奥野君:決算書のところで1点お伺いしたいのですが、18ページの経営指標に関する事項は、今回から決算書に新しく追加と記載されております。
市民の方や議会でも、見て分かりやすい表の追加とお聞きしておりますが、真ん中のアの経営指標の推移ですが、5年間のいろいろなパーセントが出ております。これに関して、数字の読み取りや分析など、一つ一つ全国的にどのような状況なのかなどをお聞かせください。

総務課長:私から、この経営指標のうち、上二つの経常収支比率と料金回収率について御説明させていただきます。
指標は年度によって多少増減しておりますけれども、令和3年度の経常収支比率は、全国平均の110.3%より5%ほど高く、また、料金回収率は全国平均の100.1%と同等でありますことから、良好な経営状態であると認識しております。

水道整備課長:私から、3点目の有形固定資産減価償却率についてですが、これは管路以外の設備等の資産も含めまして、水道施設全体で耐用年数の半分を超過した資産の割合が多いということを示しております。
今後、耐用年数を迎える管路が増えていきますことから、事業の平準化等を含めて、管路の更新を進めていくという考えをしております。
続きまして、管路の経年化率についてでございますが、こちらの5.03%は、全国平均と比較しても非常に低い数値でございます。最新で公表されています数値は、令和2年度ではございますが、全国平均で20.6%、全道平均では22.5%であり、低い数値のほうが、古い管が残っていないということになります。これは、これまで管路の更新を適切に進めてきた成果であり、評価できるものと考えております。
最後に、管路更新率0.62%も、全国平均と比較しまして、ほぼ平均的な数値でございます。こちらも最新で公表されている数値は令和2年度でございますが、全国平均で0.7%、全道平均で0.6%であり、数値が大きいほど、その年度に管の更新をした距離が長いということとなります。
こちらにつきましても、今後は、財政を圧迫しないように、工事費用を平準化しまして、計画的な更新を進めてまいりたいと考えております。

委員長(清水君):関連で質疑ございませんか。(なし)
なければ、ほかに質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
暫時休憩いたします。(10:46)

委員長(清水君):委員会を再開いたします。(10:47)
次に、認定第2号 令和3年度江別市下水道事業会計決算を認定に付することについてを議題と致します。
本件に対する説明を求めます。

総務課長:令和3年度下水道事業会計決算の内容について御説明いたします。
決算書の16ページをお開き願います。
事業報告概況でありますが、令和3年度の下水道事業は、江別市上下水道ビジョンに基づき、安全・安心で快適な生活環境を確保するため、老朽施設の改築更新を実施するとともに、安定した下水処理の機能を確保するため、緑町ポンプ場等の設備更新工事を実施しました。
次に、決算の概要ですが、収益的収入及び支出では、予算額に対する収益的収入の執行率は99.2%、収益的支出では97.2%で、収益的収入支出差引きでは2億504万2,021円となっております。
決算書の17ページの資本的収入及び支出では、予算額に対する資本的収入の執行率は90.6%、資本的支出では98.2%で、資本的支出における建設改良費は、総額10億8,486万9,523円で、その内容は下段に記載のとおりとなっております。
次に、業務の概況では、年間総処理水量は、前年度と比較して11万2,495立方メートルの増となっております。
次に、ページをお戻りいただきまして、決算書の2ページ、3ページをお開き願います。(1)収益的収入及び支出では、下水道事業収益の決算額は35億1,924万7,299円で、予算額に対して2,872万9,701円の減、一方、下水道事業費用の決算額は33億1,420万5,278円で、不用額は9,410万3,722円であります。次に、決算書の4ページ、5ページをお開き願います。
(2)資本的収入及び支出では、資本的収入の決算額は10億3,516万9,156円で、予算額に対して1億786万1,844円の減、一方、資本的支出の決算額は20億567万7,752円で、不用額は3,603万4,248円となり、この結果、収支差引きで不足する額9億7,050万8,596円は、下段に記載のとおり、減債積立金、過年度分損益勘定留保資金などをもって補塡しております。
以上、御説明しました、収益的収支及び資本的収支に係る収益費用明細書及び資本的収支明細書につきましては、決算書の29ページ以降に記載しておりますので、御参照願います。
次に、財務諸表でありますが、決算書の9ページをお開き願います。
損益計算書につきましては、下水道使用料等の1営業収益21億3,847万9,093円に対して、下水道事業に直接要する経費の2営業費用は30億9,156万4,614円で、その結果、営業損失は9億5,308万5,521円となり、3営業外収益、4営業外費用を整理しました経常利益は1億4,398万4,988円で、これに5特別損失を整理した当年度純利益は1億4,396万3,117円であります。
次に、決算書の10ページ、11ページをお開き願います。
剰余金計算書でありますが、表右側、資本合計につきまして、一番上の段、前年度末残高122億3,111万1,980円は、表中段の当年度変動額1億9,697万899円の増により、最下段のとおり、当年度末残高は124億2,808万2,879円となっております。
最下段右から3列目、当年度未処分利益剰余金3億3,857万9,645円につきましては、ページ下段の剰余金処分計算書のとおり、1億4,396万3,117円を減債積立金へ積み立て、1億9,461万6,528円を資本金へ組み入れるものであります。次に、決算書の12ページ、13ページをお開き願います。
貸借対照表でありますが、資産の部、1固定資産は、(1)有形固定資産から(3)投資その他の資産までで、固定資産合計は491億8,770万6,260円で、令和3年度における増減額、減価償却内訳などにつきましては、決算書の36ページ、37ページの固定資産明細書に記載しておりますので、御参照願います。
次に、2流動資産の合計は9億9,306万4,756円となり、固定資産と流動資産を合わせた資産合計は501億8,077万1,016円であります。
次に、決算書の13ページの負債の部は、3固定負債と4流動負債、5繰延収益を合わせた負債合計は377億5,268万8,137円で、資本の部、6資本金と7剰余金を合わせた負債資本合計は501億8,077万1,016円となるものであります。
なお、3固定負債の(1)企業債及び4流動負債の(1)企業債の合計は、前年度から3億4,234万3,621円の減の101億8,236万6,152円で、決算書の38ページ以降に企業債明細書を記載しておりますので、御参照願います。
次に、附属書類でありますが、決算書の18ページをお開き願います。
(2)経営指標に関する事項については、水道事業と同様、法令改正に伴い追加されたものです。
経常収支比率につきましては、健全経営の水準とされる100%を上回っており、経費回収率につきましても、事業に必要な費用を下水道使用料で賄えている状況にあります。
一方、有形固定資産減価償却率や管路老朽化率は年々増加傾向にあることから、今後も点検整備を実施し、延命化を図りながら、計画的に施設の更新を行ってまいりたいと考えております。
次に、決算書の19ページの(3)議会議決事項は、記載のとおりですので、御参照願います。
次に、決算書の20ページの(5)職員に関する事項でありますが、アの職員数は、増減はありません。
次のページ、決算書の21ページには、イとして給与に関する事項、決算書の22ページから24ページには、2工事として、(1)建設改良工事の概況及び(2)保存工事の概況、決算書の25ページには、3業務について、決算書の26ページには、4会計について、決算書の27ページには、5その他として、他会計負担金等の使途について、決算書の28ページには、資金の増減を表すキャッシュ・フロー計算書、決算書の42ページ以降には、注記事項を記載しておりますので、御参照願います。
下水道事業決算書につきましては、以上です。
続きまして、予算決算常任委員会資料について御説明いたします。
資料1ページをお開き願います。
決算額の推移及び財政計画比較でありますが、収益的収支の令和3年度収入は、江別市上下水道ビジョンの財政計画と比較して527万2,000円の減は、その他営業収益における一般会計からの雨水処理負担金の減及び長期前受金戻入の減が主な要因であります。一方、支出は1,315万2,000円の減となりましたが、これは、営業外費用その他における消費税の減などが主な要因であります。
この結果、収支差引きでは788万円の増となっております。
次に、資本的収支でありますが、収入では、財政計画と比較して2億4,567万4,000円の増となっております。これは、下水道施設整備事業費の増に伴う企業債の増が主な要因であります。
支出では、下水道施設整備事業費の増により、合計で2億33万6,000円の増となり、この結果、収入が支出に対して不足する額は4,533万8,000円の増となっております。
次に、資料2ページをお開き願います。
主要事業計画についての比較は、記載のとおりでありますので、御参照願います。
次に、資料3ページの下水道使用料等収入調べですが、まず、下水道使用料の収入率は、現年度分は88.8%となり、前年度との比較では0.6ポイントの増、過年度分は95.0%となり、対前年度比で1.2ポイントの増となりました。
なお、未納額1億5,772万2,266円につきましては、納期限が翌月となる3月調定分を含んでおります。
下水道使用料以外の未納額は、3月末時点では納期未到来分であり、5月までに全額納入済みとなっております。
次に、資料4ページの4条予算の未納額は、5月に全額納入済みとなっております。
以上です。

委員長(清水君):説明を受けましたので、これより質疑に入ります。
初めに、水道部からの提出資料についての質疑を行います。
まず、1決算額の推移及び財政計画比較についての質疑を行います。
質疑ございませんか。(なし)
次に、2主要事業計画についての質疑を行います。
質疑ございませんか。(なし)
次に、3下水道使用料等収入調についての質疑を行います。
質疑ございませんか。(なし)
最後に、全体を通して質疑ございませんか。

奥野君:決算書のところで、1点だけ確認をさせていただきます。
25ページの業務の(1)業務量の一番下、緑農地還元汚泥量、約4,800トンという記載がございます。
これは、昭和50年代、市が長年取り組んできた下水汚泥を100%農地に還元しているという取組だと思われますが、改めて、令和3年度の現状と費用対効果などをお聞かせください。

浄化センター長:決算書の緑農地還元汚泥量でございますけれども、江別浄化センターで下水を処理する際に発生する汚泥を肥料化しまして、農家の皆様に御利用していただいている量でございます。
緑農地還元を始めたのは、昭和54年からでございます。
発生する汚泥量は、年間で4,500トンから5,000トンであり、全量を下水汚泥肥料として緑農地へ還元しております。
費用対効果でございますが、今、江別浄化センターでは、運搬散布を委託して緑農地へ還元しております。全国的には、焼却をしてセメント材料などに使うことが一般的でございますけれども、焼却してセメント材料に使うには、運搬委託、散布委託の4倍ほどの費用がかかると考えております。

奥野君:今は、一般の焼却という処理方法より、再利用することに関して、散布料を市で負担すると、4倍ぐらい異なるということでよろしいでしょうか、再確認です。

浄化センター長:昨年度の発生量は4,852トンで、運搬と散布の委託費用は約2,800万円でした。
セメント材料で引き取っていただくと、これの4倍費用がかかるということになります。

奥野君:2,800万円ぐらいかかっても、本来ならその4倍かかるということを確認しました。
最後に、再利用は長年されてきたと思いますが、継続していくための課題や取り組んでいることがありましたら教えてください。

浄化センター長:緑農地還元の継続につきましては、農地に余裕がありますので、今後も継続できると考えております。
令和3年度の下水汚泥肥料の発生量は、先ほども申し上げたとおり4,852トンで、これを農地への使用可能面積に変えますと、190ヘクタールほどになります。
現在、下水汚泥肥料利用組合に登録している農地面積は1,235ヘクタールで、利用率は16%であります。このことから、農地には余裕があります。
しかしながら、長期的には、設備の老朽化による更新や農地の減少も予想されますことから、下水汚泥の処理方法やコストについては、今後も調査研究を行っていきたいと考えております。

奥野君:江別市全体の農地で、まだ使用可能面積の16%ほどということなので、大分余裕があることを確認しましたが、農家は離農などもあると伺っていますので、そういった部分では、市のほうでも、いろいろと声かけなどをしていただいていると思います。令和4年度は、肥料の高騰など、農家もいろいろと大変な中で、江別市としては、かなり前からこういった再利用をしているということは、市としても総費用削減になりますし、農家にも還元して貢献しているという取組だと思いますので、今後とも継続していただきたいと要望して、終わります。

委員長(清水君):関連で質疑ございませんか。(なし)
なければ、ほかに質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
水道部退室のため、暫時休憩いたします。(11:06)

※ 休憩中に、理事者質疑項目の有無を協議

委員長(清水君):委員会を再開いたします。(11:09)
水道事業会計及び下水道事業会計について、理事者質疑項目は、なしと確認してよろしいでしょうか。(了)そのように確認いたします。
次回の委員会は、20日火曜日の午前10時から開催し、議案第42号 令和3年度江別市病院事業会計資本金の額の減少について、減資に至った経緯と政治的責任について、理事者質疑を行いたいと思いますが、よろしいでしょうか。(了)そのように確認いたします。
最後に、2その他について、各委員からございませんか。(なし)
事務局からございませんか。(なし)
以上で、本日の委員会を散会いたします。(11:10)