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経済建設常任委員会 令和4年6月16日(木)

印刷用ページを表示する 掲載日:2022年12月6日更新

(開会前)

※ 日程確認

(開 会)

委員長(高間君):ただいまより、経済建設常任委員会を開会いたします。(9:59)本日の日程は、開会前に確認したとおり、次第と別紙報告及び質疑順に従い進めてまいりたいと思いますが、よろしいでしょうか。(了)そのように確認いたします。
建設部入室のため、暫時休憩いたします。(10:00)

委員長(高間君):委員会を再開いたします。(10:01)
1建設部所管事項、(1)報告事項、アの除排雪事業についてを議題と致します。
初めに、提出資料及び1番目の令和3年度における対応についての報告を求めます。

除排雪計画担当参事:私から、除排雪事業につきまして御報告いたします。
最初に、資料の説明をさせていただきます。
資料1ページの資料1を御覧ください。
こちらは、報告及び質疑順の1、令和3年度における対応につきまして、時系列表にしたものを記載しております。
次に、資料2ページの資料2を御覧ください。
こちらは、主な排雪路線のうち、通称を含めた街路名称や道路名称について記載した図面となります。
最後の資料3ページ、資料3につきましては、江別市が所有している除排雪機械について、令和4年1月13日から令和4年3月12日までの稼働状況を記載した資料となっております。
それでは、報告及び質疑順の1、令和3年度における対応ついて御報告いたします。
資料1ページの資料1、令和3年度除排雪実施における主な対応についての時系列表で御説明いたします。
この中でも、国、北海道などによる排雪支援などの主要な部分について、網かけしております。
1月12日からの降雪により、1月12日から1月29日までの期間において、路線ごとの最大値を採用すると、北海道中央バスが11日間、JR北海道バスが10日間、夕鉄バスが5日間の運休となりました。
1月18日から1月22日までの5日間、13丁目雪堆積場の開設時間を午後6時から午後9時まで3時間延長、1月24日、利用していない市有地への投雪開始、1月24日夜から1月27日朝までの3日間、市外事業者による排雪支援、2月5日からの降雪により、2月6日から2月28日までの期間において、路線ごとの最大値を採用いたしまして、北海道中央バスが11日間、JR北海道バスが22日間、夕鉄バスが16日間の運休となりました。
2月7日、第1回江別市雪害対策本部会議の開催、2月7日から2月8日、ごみ収集の中止、2月9日、ウェブ会議にて、市長より、国、北海道に対し路線排雪支援を要請しました。このことを受けまして、国の呼びかけにより、2月10日、記載の参加団体と排雪支援に関するウェブ会議を開催し、担当者より改めて支援要請を行っております。これらから、2月12日夜から2月13日朝、2月14日夜から2月19日朝まで、国による排雪支援、2月15日夜から2月17日朝までは、北海道による排雪を支援いただいたところです。
一つ戻りまして、2月15日、2回目の排雪支援に関するウェブ会議を開催、2月15日夜から2月18日朝まで市外事業者による排雪支援、2月21日、第2回江別市雪害対策本部会議開催、2月22日、第3回江別市雪害対策本部会議開催、同日21日からの暴風雪により、資源物以外のごみ収集について中止、3月6日、一般者向けに上江別第2雪堆積場を臨時開設いたしました。
その他の対応については、記載のとおりとなっております。
以上です。

委員長(高間君):ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。

島田君:1月24日は、市有地(未利用地)への投雪開始となっていますけれども、この未利用地というのは公園も入るのですか。

除排雪計画担当参事:こちらについては、公園は入っておりません。

島田君:今までは、スノーダンプで公園の中に投雪してもよいということでしたけれども、このたびの冬は、機械で投雪することもよいと私どもは理解していました。ただ、一般の方々はそれが分からないので、それを行っている業者に注意することもあったと聞いていますが、いつの時期から機械で公園へ投雪してもよいとなったのか、その周知はあったのでしょうか。

除排雪計画担当参事:今回、大雪に伴いまして、公園管理者と協議した結果、時系列表の1月14日に大雪に伴う公園への投雪開始とありますが、江別市が行う除排雪事業につきましては、特別に投雪をするということに致しました。
一般の方については、説明するのがなかなか難しいところもありますけれども、慣例と致しまして、スノーダンプ程度は黙認しますが、機械では御遠慮くださいというアナウンスを公園管理者からはしていたと思います。

島田君:もう一回確認しますけれども、機械で公園に投雪してもよろしいということをはっきり断言しましたか。

除排雪計画担当参事:繰り返しになりますけれども、今回は非常時の大雪ということで、全ての公園ではなくて、27か所になりますが、公園管理者から指定していただいた箇所に投雪してもよいとなりました。

土木事務所長:補足いたしますけれども、今回、1月14日から公園に投雪ということで、公園管理者とも協議して27か所の公園を選定していただきました。
具体的な場所の選定に当たっては、施設、遊具等がない場所であれば大丈夫ということで、市の重機による投雪について許可をしていただきました。
ただ、一般の重機となりますと、どうしても遊具や施設のある場所が雪で埋もれて分からなくなるものですから、そういったところについては、遊具破損のおそれもありますので、許可はできないという話でありました。

島田君:知らない住民の方がいて、幾ら雪が降っても、公園に機械で捨てるのはおかしいというふうなことを言われた例もあります。業者の投雪に際して、市から住民への周知はありましたか。

土木事務所長:緊急的な対応でありまして、住民周知という形ではなかったのですけれども、緊急メッセージの中では、大雪の対応に対し、市民に御理解いただきたいと周知を行った状況であります。

委員長(高間君):この後の進め方ですが、まず1番目の令和3年度における対応について、土木事務所に提出しております令和3年度の雪害対策について、整理番号1番の公明党からの質疑がありますので、番号順で行っていきたいと思います。
まず初めに、1番の令和3年度の雪害対応についての質疑をお願いいたします。

齊藤君:ただいま、雪捨場の関係について質疑がありました。その関連もあるのですけれども、今回、これまでにない大雪対策ということで、公園を利用し、民間にも依頼をした形で雪捨場を確保したということは、これまでにない対応だったと思います。
周知の部分も含め、緊急対応として、庁内連携の下、各所管にまたがった形での雪捨場の確保ということは承知しているところですが、いざというときのための対応が必要だということは、今回で認識をさせていただいたところです。
今ほど質疑のあった市民周知も、現状ではなかなか厳しい部分もあるのかもしれませんが、広報広聴についても庁内連携の下、速やかな周知をしていくことも重要と認識をしております。
今回は、ホームページでも情報発信をしていただいた経緯も見ておりますけれども、今後の対応としては、速やかな対応をぜひお願いしたいところですが、今回の状況で何か伺えることがあればお聞きします。

除排雪計画担当参事:昨年度の大雪を踏まえまして、4月20日に雪対策庁内会議を開催いたしまして、その中で各課からの課題等を検証して、今後、解決に向けて検討していくという方向で進めております。
その中では、庁内の情報共有と市民への周知方法についても議題として上がっておりますので、その中で検証を進めていきたいと考えております。

齊藤君:今後も同じ状況になるか分かりませんけれども、今回のような大雪の場合の速やかな対応は、ぜひとも今回のことを教訓に進めていただければと思います。よろしくお願いいたします。
次に、ごみ収集の中止についてですけれども、これも急なことで、市民の方がごみを出しに行ったところ、収集されないまま大雪の中、置いていかれたという苦情も結構いただいたところです。
これも緊急で、周知が間に合わなかったということもあったとは思います。そこら辺の周知も、先ほどの雪捨場の周知もそうですけれども、ホームページ等の周知や、企画政策部広報広聴課との連携など、先ほどのお話では、庁内の情報共有の中でしっかりと対応していくということでしたが、ごみ収集も含め、情報の共有について、どういった内容を確認されたのか、お聞きします。

除排雪計画担当参事:4月20日の雪対策庁内会議の中で、そのような課題も所管部局から報告されたところです。
ごみ収集については、当初は、ごみ収集車が入れるところまで入って、人力で行う部分もあったと聞いていますけれども、それが立ち行かなくなって、ごみ収集の中止という決断に至ったもので、市ホームページやSNSでも広報したと聞いております。

齊藤君:時系列表で見ると、ごみ収集の中止は2回とあるのですが、市民にとっては、生活の中の貴重な時間となるので、本当に忙しい状況の中かもしれませんけれども、よろしくお願いします。この件については、今後の検証をきちんとお願いしたいと思っております。
もう一点、江別市雪害対策本部の設置についてですけれども、この時系列表で見ると、2月7日に第1回江別市雪害対策本部会議と書かれていますが、これが初めての会議ということでしょうか。
この中を見ると、国や北海道への排雪支援要請となっていますが、そのための第1回江別市雪害対策本部会議ということですか。その辺はどのように受け止めればいいのか、お聞きします。

除排雪計画担当参事:2月7日に理事者を含めた部長級以上で江別市雪害対策本部会議を開催したわけですけれども、市長からは、国、北海道への排雪支援による除雪体制の強化をするということと、市民への影響が重大ということで、各部局に必要な情報発信をしてくださいと指示があったところです。

齊藤君:2月7日の第1回江別市雪害対策本部会議で、市民に大きな被害があるということで、各課に周知要請をしたという確認でよろしいですか。

土木事務所長:2月7日の第1回江別市雪害対策本部会議は、大雪を受けまして、急遽、会議を開催しております。
理事者をはじめ、部長級の職員が集まって、大雪に伴う影響について、教育部は学校の休校等について、消防本部は消防車両運行等について、健康福祉部は独居老人等の福祉的な影響について、生活環境部はごみの収集等について、情報共有を図りました。また、生活環境部については、その日即座に、ごみ収集が中止になりましたということをホームページに掲載しております。
また、企画政策部はバスの関係など、ほかにも各部局の状況を聞き取りながら対応を協議するといった会議を行っています。
さらに、このような大雪なものですから、国、北海道に対して、排雪の応援部隊を要請していきたいといった内容の会議であります。

齊藤君:大雪対策は、建設部だけのことではないので、様々な部局が集まっての横断的な会議ということで理解いたしました。

委員長(高間君):ほかに質疑ございませんか。(なし)
次に、2番目の災害対策としての対応について、えべつ地域創生の会からお願いします。

本間君:今、齊藤委員からも話が出ましたけれども、災害対策としての対応というところからお伺いをさせていただきたいと思います。
まず、1点、これは総務部調整監付危機対策・防災担当に聞くべきことかもしれませんが、一応、確認をさせてください。
江別市として、各種災害に対する対策本部の設置というのがありますけれども、今回は、それではなくて、江別市雪害対策本部会議という別の会議体という認識でよろしいですか。

除排雪計画担当参事:そのとおりでございます。

本間君:そうすると、今回は、冒頭に申し上げた江別市として各種災害に対する災害対策本部を設置して、そこで扱うという判断にならなかった理由をお伺いします。

除排雪計画担当参事:総務部調整監付危機対策・防災担当からの聞き取りによりますと、江別市地域防災計画の中で、災害対策本部設置基準、自然災害のときという項目がございまして、読み上げますと、異常な自然災害の発生、または発生のおそれがあり、市民の生命、身体及び財産を保護する観点で総合的な対策を要するときと記載されており、ここまでは合致しないということでした。
次に、災害対策本部を設置しない場合の準用という項目がありまして、市長は、本部設置に至らない程度の災害時で、情報収集及び今後の対応について協議する必要があると認めるときは、対策会議を設置し、必要な災害対策を実施することができるという記載がありまして、これを用いて今回の会議を設置したことになったと伺っております。

本間君:私としては、最初に説明していただいた災害対策本部設置基準に十分当てはまると思っていますけれども、それ以上は建設部に話をしても違うと思いますので、それは置いておきます。
それで、今回、江別市雪害対策本部会議というものを設置されましたけれども、これを設置する基準というのはそもそもありましたか。

除排雪計画担当参事:先ほどの説明と重複しますけれども、災害対策本部設置基準には当てはまらないで、それを準用する基準が相当という部長級以上の判断で、設置に至ったと聞いております。

本間君:私としては、部長級以上の会議の判断ということではなくて、担当課として、もう少し明確な基準を持っている必要があると思います。
今までにないケースのことでしたから、これを踏まえて、この雪害対策本部会議のようなものを設置する基準といったものを今後つくっていく必要があると思います。そのときに、部長級以上の会議で判断をするということではなくて、災害ですから、このような状況になったらこうするなど、今後、部局の皆さんで検討していただいて、ある程度明確な基準をつくるべきだと思いますけれども、そのことについて、建設部長の答弁をお願いします。

建設部長:今し方、委員から御指摘のあった話でございますが、除排雪計画担当参事から説明させていただいたとおり、今の江別市地域防災計画では明確な数値的な基準がないため、今回、準用という形を取らせていただきました。
おっしゃるとおり、昨シーズンは過去にない雪の降り方をしておりますので、どういった場合にそういったものが設置できるのかというのは、一晩で何センチメートル降ったらなどの数値化はなかなか難しいかもしれないですけれども、まさに教訓としてありますので、この辺は総務部調整監付危機対策・防災担当と、今後、数値化できるか、そういった基準に関しては、もう少し柔軟に対応できるのかを含めて、庁内で調整をしていきたいと考えております。

本間君:そのような形で進めていただければと思います。

委員長(高間君):ほかに質疑ございませんか。

徳田君:確認をさせていただきたいのですけれども、今の雪害対策本部会議を設置した経緯については分かりました。
ただ、今回のような集中的な大雪があった場合に、市民の方からの様々な御意見や苦情などは、一義的には建設部の担当のほうにかなり多く寄せられると思います。それで、そういったことの他部署との情報共有の在り方です。
会議が設置されれば、そういった場で様々な御意見も含めた情報共有がなされるとは思いますけれども、今回のような大雪があった場合に、会議体がない中で共有が図れるのか、今シーズンの連携の状況といいますか、内部のことは私も分からないものですから、その辺について、お話しできるところがあればお伺いします。

除排雪計画担当参事:昨シーズンの連携の状況ですけれども、昨シーズンにつきましては、土木事務所と致しましても、85センチメートル級の大雪が2回あって、一気に市内全線、全域にわたって道路が閉塞をしたというところで、正直、排雪事業、幅員確保に努めるのが精いっぱいなところがありました。
恐らく、これを察知していただいて、ごみの収集についてもそうですし、バスの運行についてもそうですし、各自対応いただいた部分がございました。
正直、連携不足があったと思いますので、先ほどの説明の雪対策庁内会議の中で、今後に向けて、より円滑な庁内の業務推進を検討していきたいと考えております。

徳田君:ぜひ御検討いただきたいと思います。
どのような会議体がいいのかというのは、別に災害対策本部でなければならないということはないと思いますので、その場に応じて情報共有をする場を設けていただいて、どのような対応を全体的にするかということが必要だと思います。建設部だけで悩んでいてもなかなか難しい部分もあると思いますので、ぜひ今回の教訓を生かして、どういった連携体制を取ることが適切なのかということも含めて、災害対策本部を立ち上げる基準もそうですけれども、その辺りも十分御検討いただければと思っておりますので、よろしくお願いいたします。

委員長(高間君):ほかに質疑ございませんか。

高橋君:副委員長の後で失礼かとは思いましたけれども、災害に対しての理解を深めるためにお聞きしたいと思います。
今回の大雪の場合、報道を見ていても、あるいは、北海道知事や他の自治体の長の発言を聞いていても、災害とは言わずに、災害級や災害レベルという言い方をしていて、災害というふうな言い方はしていませんでした。
なるほどと思って聞いていましたけれども、恐らく、災害に関する法の適用になるような災害かどうかという判断で、そのような表現が使われていると思って聞いておりました。それで、災害対策本部を設置するとなると、やはり江別市地域防災計画によることになると思います。今回のように、会議を開くと、災害対策本部会議という名称で行われていますが、総務部調整監付危機対策・防災担当にどのように伝えていただくかという問題ですけれども、先ほどからおっしゃっていただいているように、複数の部局の連携が必要な場合というのが一つの判断になると思っています。
それから、気になっているのが、道路状況とごみ収集ができるかどうかは密接に関連するのですけれども、1月に大雪が降ったときに生活環境部環境室とお話ししたのですが、先ほどもあったように、できるだけごみ収集したいという判断があって、収集の中止の判断が遅れてしまうということです。逆に、そのことによって、市民に混乱を招くということもあったと思いますので、その辺は総務部調整監付危機対策・防災担当を通じて、生活環境部環境室とも連携を取って、その判断の仕方や、災害への備えといいますか、災害級の事象が起きたときの判断の仕方といいますか、そのようなことを検証していただくことが必要だと思います。
その辺りについては、お伝えいただきたいことですので、答弁いただくような中身ではないのですけれども、そのような連携が取れるのかどうか、お聞かせください。

除排雪計画担当参事:先ほどからの繰り返しになりますけれども、今後の雪対策庁内会議の中でも、情報共有や市民周知などについては課題となっていることから、その辺りは検証を進めていきたいと考えております。
昨年度の大雪を想定した場合には、私どもとしても、道路の維持に精いっぱいで、それ以上の余力がないというところで、雪対策庁内会議の中でも、各部局が所管する業務内容については、各部局でできるだけ対応していただくようお願いをしているところでございます。

委員長(高間君):ほかに質疑ございませんか。(なし)
次に、3番目の排雪の処理能力及び過去の排雪量の推移について、えべつ地域創生の会からお願いいたします。

本間君:資料要求はしていませんので、細かい数字は必要ありませんけれども、ここ数年といいますか、ここ5年程度でも構いませんが、年間の積雪量については横ばいのような感じです。私の印象としては、降るときと降らないときの差が激しいというふうな感覚です。口頭で結構でございますので、過去の推移を教えてください。

除排雪計画担当参事:排雪量についてお話しさせていただきますと、昨年度の幹線道路と生活道路の自治会排雪、こちらのダンプトラック排雪量については約150万立方メートルでありまして、昨年を含めない過去10年間の平均で言いますと、約100万立方メートルとなっております。

本間君:もう一点お伺いします。
今、排雪量でお示しいただきましたけれども、その年によって大きな差があるなど、逆に、年間を通してそんなに大きな増減はないなど、その辺りが分かれば教えていただけますか。

除排雪計画担当参事:降雪量で申しますと、平成28年度が466センチメートル、平成29年度が602センチメートル、平成30年度が575センチメートル、令和元年度が431センチメートル、令和2年度が473センチメートル、令和3年度が621センチメートル。
次に、最大積雪深で申しますと、平成28年度が71センチメートル、平成29年度が110センチメートル、平成30年度が128センチメートル、令和元年度が67センチメートル、令和2年度が116センチメートル、令和3年度が172センチメートルとなっております。

本間君:今、御説明いただきましたけれども、そうすると、その年によって降雪量の差がそれなりにあるわけで、当然、排雪量も差が出てきます。
今、推移についてお伺いをしました。その年になってみないと、実際に蓋を開けてみないと分からないという状況で準備を進めていかなければならないので、何とも言えないのですけれども、例えば、昨年度の大雪の対応をする前に、今の江別市の雪捨場、そこに堆積できる雪の量、そこに運ぶ業者のダンプトラックや重機の数といったものをトータルで考えて、江別市としては、どれだけの雪だったら今の体制で受入れがスムーズにできるのか、当然、このようなことはある程度想定されていると思います。
だから、雪の堆積場は何か所必要だといったことになると思いますので、毎年シーズンに入るときに、どれだけだったら降っても大丈夫です、雪捨場はこれだけあります、何立方メートル積めます、ダンプトラックは何台ありますなど、その辺の江別市の現状の処理能力について教えてください。

除排雪計画担当参事:雪堆積場搬入の処理能力ということですけれども、数字で伝えることはなかなか難しいと考えております。どちらかというと、2月中旬ぐらいから少しずつ暖気が入ってきて、3月上旬に一気に暖気がきて緩んで、雪堆積場の維持管理がおぼつかなくなります。昨シーズンも同様な形で、自治会排雪もそれに合わせて終了させるような日程になっております。
どちらかというと、雪堆積場がいっぱいになって搬入できないというよりも、気温が上がって緩んで、雪堆積場の維持管理が難しくなって搬入できないといった理由が多いというふうに考えております。

本間君:例年でいけばそうだと思います。2月になるとだんだん暖かくなってきて、気温が上がってきて雪堆積場が崩れてくるからということでしょうけれども、今回のケースはそうではなかったわけです。
1月の段階というのは、雪堆積場もまだ余裕があったし、気温も上がっていない。ただ、1回に降った量が多かったので、雪堆積場までのルートが確保できなかったり、ダンプトラックが足りなかったり、このようなことが原因ではなかったのですか。このことについて、もう一回確認します。

除排雪計画担当参事:ダンプトラック台数の減少については、去年、おととしが少雪だったことで、恐らく例年よりは少なかったものと考えております。
ただ、搬入については、昨年度については、ダンプトラックももちろんそうだと思いますけれども、全市的に一気に道路が閉塞して、道路自体の走行が立ち行かなくなったというところが大きかったと考えております。

本間君:私が言いたいことは、1月の段階でこれだけ降ったので対応できなくなった。雪を持って行けなかったわけですから、私から言わせれば、これも処理能力です。その結果、バス路線が運休になったり、交通渋滞が出たり、そのようなことになったわけです。
今の話をもう一回確認しますけれども、江別市としては、どのような状況になったら処理できなくなのか。今回で言えば、短期集中的な積雪量ですが、今後も、このような降り方をされると処理能力を超える、現段階ではこのような認識でよろしいでしょうか。

除排雪計画担当参事:本間委員がおっしゃるとおりだと思います。
ただ、先ほど来、委員からも御指摘があったとおり、ダンプトラックがもう少しあればという部分もありますけれども、基本的には、昨年度のように一気に降られると難しい状況になると考えております。

本間君:どれだけ降ったら難しいというのは一概に言えないので、そこは聞きませんけれども、今はオペレーターの人数も少ないですし、ダンプトラックの数もすぐには増やせないでしょうし、雪に降るなと言っても分からないだろうし、短期集中的に降られると、オペレーターやダンプトラックの数から判断すると、すぐに対応できない状況になるのは仕方ないのですが、今後はそこに向けて考えなければならないでしょう。
短期集中的な降り方をされて、100%とは言わないですれども、今回より少しでもましになる方策は考えられるのでしょうか、現段階でそのような方策があれば教えてください。

土木事務所長:今回は、短期集中的な大雪によって道路が閉塞して、なかなか排雪が進まない状況がありまして、江別市雪害対策本部会議を開いて、国と北海道に排雪部隊を要請しました。それは、緊急時の対応として考えたところであります。さらに、市外の排雪業者に応援を頼みまして来ていただいたのが現状です。
このような緊急時の大雪の場合については、今後も、国、北海道、市外業者の対応をお願いしたいということも含めて検討している最中ですけれども、どのような方向で対応策を考えていくかといったところも庁内全体で考えている状況であります。

本間君:今、お話がありましたように、市としての処理能力を超えた場合には、北海道、市外の皆さんから幅広い支援を頂くということだと思いますので、それは理解をします。そうだとするならば、1月12日から1月15日までの4日間で86センチメートルも降って、バスは1月12日からすぐに運休です。その中で、国や北海道への支援要請があまりにも遅過ぎました。今回はかなりの雪の量でしたけれども、ここはスピード感がなかったのではないでしょうか、私はそのように思います。
例えば、1月14日に道路状況及び今後の作業方針等について、副市長に状況報告をされています。このときの副市長の対応についてお伺いします。

建設部長:1月時点での副市長との調整ですけれども、1回目の大雪ということで、この時点では、排雪を進めて復旧しようという話をしておりました。
ただ、重く湿った雪ということで、これが夜に固まってしまいまして、排雪の効率が非常に悪くて、時間がかかって全てを取り切れないうちに2回目の大雪が来たという状況でございました。そのような意味で言えば、我々としても、その時点の判断に反省しなければならないところがあると考えているところでございます。

本間君:処理能力を超えるということは今後も十分あり得るので、そこを何とかしなければ駄目だというのは、私は現実的に難しいだろうと思っています。
そうすると、土木事務所長から答弁がありましたとおり、北海道やほかの自治体に御協力を頂く、また、民間の皆さんにも御協力いただくということが今後必要だろうということです。そのためにも、シーズンに入る前に、江別市としての処理能力や対応能力、そこから考えられる雪の降り方も想定をして、今回のように、国や北海道に対する支援要請がもう少しスムーズにいくように、そして、市としての処理能力、対応能力を十分把握していただいて、要請をスムーズに進めていただければということをお願いして、終わりにします。

委員長(高間君):ほかに質疑ございませんか。(なし)
それでは、4番目の歩道の除雪について、民主・市民の会からお願いいたします。

干場君:通学路については後半にありますので、ここでは一般的な歩道ということでお話ししたいと思います。
振り返ると、2月6日、2月7日辺りの降雪以降、あちこちの市民の方から、春の雪解けまで歩道には入れなかったという声を聴いています。現場を見て適切に判断しているというような御説明も電話等であったのですけれども、実際は、非常に雪が降ったから、なかなか回し切れなかったということもあると思います。資料で頂いた歩道用小型ロータリーの1日当たりの平均稼働台数が13台保有しているうちの2.6台ということで、大雪が降り、いろいろな事情もあったとは思います。なかなか要望には応じ切れない現状があったということですが、このような大雪でなければ、適時適切に入れたということなのでしょうか、その辺の事情をお聞かせください。

除排雪計画担当参事:資料3の歩道用小型ロータリーの稼働台数ですけれども、歩道用小型ロータリーにつきましては、全出動の歩道除雪を基本として出動することになりますので、今年度は全出動が14回ということで、日数で割ると、平均稼働日数が少ない数字になっております。
それと、昨年度の通学路も含めた歩道の除雪ですけれども、大変御迷惑をかけたと認識しております。
先ほど建設部長からも説明がありましたけれども、1月に降った重く湿った雪が、夜中のマイナス10度以下の冷気によってがちがちに固まりまして、排雪が追いつかないという状況がございました。通学路につきましても、その排雪が全て完了しないうちに、2月上旬に2回目の大雪が降ったため、歩道除雪が未実施だったところが数か所ありました。
その結果、歩道と車道に大きな雪山が堆積する状況となりましたけれども、歩道ロータリーは、大型ロータリーに比べて背の低い機械となっておりまして、歩道ロータリーで積み上げることができない高さの雪壁となってしまったこと、歩道ロータリーは小型で非常に不安定な機械で、一回歩道除雪が入らないと、がたがたになったときに入りづらいということを聞いておりまして、その辺りも相まって、なかなか継続して歩道除雪ができなかったというところでございます。

干場君:雪の性質や、いろいろな事情も相まって、なかなかうまくいかなかったということですので、仕方がないところもありますけれども、登下校の子供たちの安心・安全にも深く関わることでしたので、質疑させていただきました。

委員長(高間君):ほかに質疑ございませんか。

本間君:今、資料3を見ているのですれども、干場委員からもお話がありましたように、これはあくまでも市所有の稼働状況ですから、恐らく民間業者の重機はフル回転だったと思っています。
市で所有しているのがこれだけ稼働状況が低いわけですけれども、私は前から言っているように、オペレーターが足りない、ここが大本だと思っています。オペレーターがいないから、せっかく持っている機械が全て稼働できていないという状況だと思っています。
その中で、今、歩道除雪の話がありましたけれども、この歩道用小型ロータリーは、私の記憶でいくと、大型特殊免許がなくても、普通免許で運転できると思っていましたが、どうでしょうか。

委員長(高間君):暫時休憩いたします。(10:48)

※ 休憩中に、答弁調整を行う。

委員長(高間君):委員会を再開いたします。(10:49)

除排雪計画担当参事:江別市は、歩道の狭いところと広いところがございまして、歩道用小型ロータリーにつきましては、幅が1.3メートルのものと1.0メートルのものと、大きく分けると2種類ございます。
1.3メートルのものは大型特殊免許が必要で、1.0メートルのものは普通免許以外に作業免許というものがないと運転できないということでございます。

本間君:幅が1.0メートルの作業免許だけで乗れる歩道用小型ロータリーは、13台のうち何台ありますか。

除排雪計画担当参事:2台でございます。

本間君:何を言いたいかというと、私が知らない頃ですけれども、昔は、ここまで雪が降った場合、民間業者も、昼間は自分の仕事がある、夜は市の排雪を行ってもらうということで、もう目いっぱいでした。ですので、市の緊急時に出られる直営の部隊というのがあったと聞いています。そのようなものがあってもいい、もしくは、考える必要があると思います。その中で、大型特殊免許がなくても、作業免許だけで運行できるような車両もありますので、今後、民間事業者に頼らない緊急時における直営の部隊を検討をする必要があるのでしょうか。つくれとは言いませんけれども、必要があるか、土木事務所長、その辺はどうですか。

土木事務所長:直営的な作業部隊については、実は、昨シーズンの大雪に伴いまして、排雪も追いつかない状況で、国、北海道、市外からの応援部隊も作業に当たる中、それと並行して、土木事務所ほか庁内で大型特殊免許を持っている方がおりますので、直営で大型ロータリーを運転しまして、1週間作業を行った経緯があります。
それは大雪に伴う緊急時だったことから、そういった対応を致しましたけれども、体制的なことになれば、委託化に伴って直営を廃止したということがありますので、新たに直営をということになれば、かなり検討しなければいけないことだと思いますので、この場でどうするということは言えませんが、このような経緯であります。

本間君:今、お話を頂きましたけれども、土木事務所の職員の皆さんが自ら除雪車に乗ったり、それから、国や北海道の応援が入ったときの警備が足りなくて、夜通しで出ていただいたという御報告も聞いておりますので、土木事務所の皆さんには感謝を申し上げたいというふうに思っております。
緊急時において、土木事務所の皆さんが、今回、相当な御尽力を頂いたと聞いておりますので、お礼を申し上げて、終わりたいと思います。

委員長(高間君):ほかに質疑ございませんか。

高橋君:今ほどのやり取りは行政改革にも関わる過去の経緯だと思いますけれども、率直な思いで言えば、市が直接責任を持って行えば、本当にそれにこしたことはないといいますか、しっかりと全部コントロールできるわけですから、それはすごいことだと思います。行政改革の下で民間委託が進められてきたことなので、建設部でできることではないですけれども、やはり免許を持っている職員を一定数確保しておくというのは、今ほどのやり取りを聞いていても、重要なことと感じます。その辺は庁内会議にかけることができるのか、あるいは総務部の案件なので、このやり取りを聞いていてもらうだけなのか、その辺をお聞かせください。

建設部長:私も当時、現業職員が直営の部隊として除排雪を行っていたのを見ております。直営部隊のいいところというのは、まさに臨機応変に緊急対応が市のコントロールですぐにできるという部分でございましたけれども、高橋委員がおっしゃったように、行政改革で現業職員がいなくなったという中で、昨シーズンのような短期集中の大雪が降ったときには、そのようなフレキシブルな対応が取れる体制というのがあれば便利かとは正直思っています。
そういった中で、実際は免許があっても、いきなり乗るわけにもいきませんので、単純に免許を取ればいいというものでもないと思っています。職員に通常業務以外の免許取得を求めることのよしあしというのは、何とも言えませんが、体制的なことを考えると、そういった免許保持者が一定数いるというのは、緊急時においては、確かに一考の余地はあると思います。
この場で私からどうこうとは言えないですし、できるかも分かりませんけれども、庁内共通のテーマとして話をしていきたいと思います。

委員長(高間君):ほかに質疑ございませんか。(なし)
暫時休憩いたします。(11:00)

委員長(高間君):委員会を再開いたします。(11:10)
次に、2番目の除雪の出動の判断についての報告を求めます。

除排雪計画担当参事:2除雪の出動判断について御報告いたします。
出動判断につきましては、本年第1回定例会でも答弁したところですが、基本的な基準と致しましては、アのほぼ連続した降雪で降り始めから10センチメートル程度の降雪を目安として、車両の走行に支障が発生すると予想されている場合、イの明け方までに降雪で車両の走行に支障が予想される場合、ウの交通量が多く、圧雪による交通障害が予想される場合、エの吹雪による吹きだまりの発生が想定される場合としており、これらに加え、これまでの降雪の経過、現在の路面状況や今後の気象状況を総合的に判断して行うものとしております。
また、いわゆる明け方降雪の場合においては、作業時間が限られていることから、作業終了を目標とする午前7時から逆算し、終了可能と判断した場合は、優先して、通学路を含め歩道や公共施設のみを除雪する場合もあります。
なお、ざくざく路面の対応につきましては、先ほどのアとウに該当するものと考えておりますが、昨シーズンにおきましては、対応までにかなり時間を要したものと考えており、順次、スポット的に対応を行ってきたところです。
以上です。

委員長(高間君):ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。

高橋君:道路パトロールについてお伺いしたいと思います。
必ずしも、一斉出動とは直結しませんけれども、道路パトロールをしていただいております。今回の除雪の状況確認などが十分行われているのかどうか、心配なこともありましたので、どのような形で道路パトロールを行っていただくようになっているのか、その基本的なところをお伺いします。

除排雪計画担当参事:道路パトロールについては、委託仕様書に定めておりまして、このうち主なものについて御説明いたします。
降雪、風、気温などの気象状況、交通状況等を総括的に勘案し、効率的な実施を心がけ、的確な除排雪作業の基礎資料とすること。
冬期間、路肩等に雪山が形成され、車両による道路パトロールだけでは歩道等の道路状況が把握できない場合においては、徒歩による歩道パトロールを実施し、的確な歩道管理に努めること。
路面状況がすり鉢や凸凹状になることにより、走行に支障を来すことのないように、道路パトロール時には細心の注意を払うことと記載されております。
昨シーズンにおきましては、先ほども説明いたしましたけれども、市内全域において全ての道路が一気に閉塞するという降雪が2回あったことから、幹線歩道の幅員確保と苦情対応、こちらに終始した1年となったことから、道路パトロールの成果は十分に発揮されなかったものというふうに考えております。

高橋君:そのような状況もあったことは理解いたしました。
そのようなことと思いますけれども、例年にはないような、横断歩道と歩道が交差する部分や、押しボタン式信号機の部分などが除雪されていないこともありました。私からも江別除雪センターに連絡させていただきましたけれども、道路パトロールがチェックし切れないでいたのか、あるいは、疲弊みたいなこともあったのか、気になっていました。
そのような点で、今ほどの説明にあったように、十分対応し切れない部分があったということで理解していいのかどうか、こちらから連絡を入れたら、そこには速やかに対応していただいたので、情報提供することも必要だと感じていたのですけれども、道路パトロールはどのような具合だったのか、教えてください。

除排雪計画担当参事:道路パトロールの状況は、先ほど説明したとおり、対応が後手後手に回ったというところで、実際には、皆様からの情報提供によりまして対応せざるを得なかったと考えております。
それと、除雪の仕方ですけれども、例年であれば、歩道除雪と車道除雪、後に入った業者が交差部を処理するという取決めにしておりましたが、大雪によりまして通常の除雪も時間がかかるというところで、その辺りを配慮できなかったと考えております。

委員長(高間君):ほかに質疑ございませんか。

齊藤君:出動の判断について、今ほどの説明でおおむね理解はしているところですが、現実的に、市内の状況は、説明のとおりの状況になっていない部分があり、市民からの苦情が殺到したということもあります。
基本的には午前0時の段階で10センチメートル以上の積雪という判断基準ということですが、その時点ではまだ10センチメートルに至っていなく、その後に降った場合、なかなか除雪をされないという苦情が結構ありました。
先ほどからも説明があるように、今回は今までにない大雪でしたから、確かに、そこのところも理解はするのですが、そうであれば、状況に応じた除雪の出動判断があってもいいと思います。
お聞きしたところでは、車が動き始め、人が動き始める頃、子供が学校へ行く時間なども考慮した上で除雪対応をしていただいていることも理解しているところですが、雪の降り方について、道路状況を踏まえた出動判断の基準ということについて、もう少し考えていく必要があるのではないかということについてお聞きします。

除排雪計画担当参事:除雪の基準のところでもお話をさせていただきましたけれども、数字で言うと10センチメートルという基準もありますが、前後の降雪の状況や今後の気象予報を総合的に勘案して判断しているところでございます。今、委員からそのような質疑があったことから、今後、どのようにすれば、より円滑な除排雪作業ができるかということについて検討していきたい考えております。

齊藤君:10センチメートルという基準はあるけれども、道路状況に応じて対応しているということで理解いたしました。
そうであれば、雪の降り方等の状況もあると思いますが、現実としては、そこが今回は難しかったということもありまして、それは機械や人員の態勢などの状況によって、なかなか難しかったという判断でよろしいでしょうか。

除排雪計画担当参事:そのとおりでございます。

委員長(高間君):ほかに質疑ございませんか。

石田君:出動の最終的な判断というのは、どのポストにある人が行うのでしょうか、そこを教えてください。

除排雪計画担当参事:誰が責任者かと問われると、管理職の課長職というふうに考えております。

石田君:管理職の課長職ですと、例えば、冬の間は、毎日、夜12時過ぎまで事務所に詰めていて、その判断をするのでしょうか。

除排雪計画担当参事:先ほど説明いたしましたけれども、勤務形態がございますので、江別環境整備事業協同組合と連絡を取りながら、実務と致しましては、係長や主幹がその辺りを判断しているところでございます。

石田君:質疑の趣旨は、一回出動するとそれなりにお金がかかる、人的なものもかかるということで、何かためらいがあるなど、今日出動して失敗してしまったということから、ちゅうちょされるような状況がないのかをお尋ねしたかったのですが、その辺はどうでしょうか。

除排雪計画担当参事:今、委員がおっしゃるとおり、大変悩ましいときは多々ございますけれども、市民の足の確保、車両の円滑な通行の確保という観点から、可能な限り出動をするように考えております。

石田君:先ほどもお話ししましたけれども、一回出動するとそれなりに費用もかかるということですが、今おっしゃった形で、仮に空振りといいますか、あまり降らなかったという状況があっても、出動することをためらわないでいただきたいと思っております。

委員長(高間君):ほかに質疑ございませんか。

徳田君:今ほどの齊藤委員の質疑の関連でお伺いしたいと思います。
冒頭、除雪の出動の判断基準について御説明いただきました。実際のところ、基本的には午前0時の段階で10センチメートル以上の積雪と、朝7時までには作業が終わるという想定で出動していくことがメインになっているということです。
ただ、昨シーズンのような大雪が降った場合、日中の対応ということを考えていたときに、交通状況であったり道路状況によって出動する基準は設けているけれども、実際のところ、それが可能なのかと言うと、今の体制ですと、あれだけの雪が日中に降ってしまうと難しいというのが正直なところという理解でいいのかをお伺いします。

除排雪計画担当参事:昨シーズンにつきましては、先ほどから説明しているとおり、道路が一気に閉塞して車道の幅員確保に努めたことと、多くの苦情への対応で精いっぱいだったというところで、委員がおっしゃったとおりと考えております。

徳田君:昨シーズンはあのような状況でしたけれども、来シーズンに向けて、基本的な体制としては、同じ形で進んでいくというふうに思っています。
ただ、このような降り方がこの後も継続していくかは分かりませんけれども、今は地球温暖化の影響などで、一気に雪が降ることが増えてきている現象もあります。今、将来に向けてどうするのかを答えるのはなかなか難しいと思いますが、例えば、この5年ぐらいの間で、このような降り方が連続して散見されるようになってくると、今の除雪の出動態勢でいいのかということも検討していかなければいけないと思います。
その辺り、答えられればでいいのですけれども、建設部所管として、大きく体制の変更を考えなければならない部分に達するには、このような状況が何年ぐらい続けばそのような議論になるのか、お答えできればお伺いします。

建設部長:正直なところ、何年というのはお答えしにくいです。
昨シーズンの雪の降り方は今までにない降り方とは思っていますけれども、大雪のペースで言うと、10年周期ぐらいで来ているという認識ではあります。
ただ、次が10年後なのか3年後なのかは分からないという中で、いかに今までどおりの除排雪事業を進めていけるかというのは、もちろん我々も検討しなければなりません。一方においては、人口減少などを考えると、今までのやり方が維持できるのかという議論も札幌市辺りにはあるようですし、そういった周辺の状況等を見ながら、除排雪の在り方というのを考えていくしかないと思っています。

委員長(高間君):ほかに質疑ございませんか。

干場君:判断の見直しのところについては、今いろいろな御意見もありましたが、10センチメートルというところに全くこだわらないわけにはいかないと思いますけれども、その辺の判断をきちんとしていただかないと今回のように甚大なことにつながりかねないといういい経験になったと思いますので、その辺はよろしくお願いいたします。
ざくざく路面のところですけれども、1月の大雪以降、自治会排雪まで、私の住んでいる地域では結局排雪が入らなかったのですが、そのような状態が続いたのは、積雪の量がどんどん重なったためという理解でよろしいのでしょうか、仕方がなかったということでしょうか。

除排雪計画担当参事:生活道路の排雪につきましては、委員がおっしゃるとおり自治会排雪により実施しておりますので、雪の置場がなくなったときには、自治会排雪で雪のスペースを確保した上で除雪を入れないと、恐らく根本的な解決にならないと考えております。

干場君:市民から、間口除雪を頼んでいる民間業者が全然入れなかったという苦情もありましたけれども、そういう事情もよく理解いたしますので、課題というふうに受け止めます。

委員長(高間君):ほかに質疑ございませんか。(なし)
次に、3番の除排雪の優先順位についての報告を求めます。

除排雪計画担当参事:3除排雪の優先順位について御報告いたします。
委託仕様書におきましては、具体的な路線名を記載するなどはしておらず、設定や道路幅員の状況、バス路線であることや公共施設周辺であるなどの路線の重要性、通学路指定の有無などをその都度総合的に判断し、委託者と発注者が協議の上、江別市が決定するものとしております。
実務と致しましては、これらを標準としつつ、市内雪堆積場への運搬ルートの確保を最優先として実施しており、また、江別市が管理する市内の幹線道路については、国道と平行な番通りに比べ、国道と交差する丁目通りなどの縦路線の幅員が狭いことから、その辺りも勘案した路線選定としております。
昨シーズンは行き届かなかった部分がほとんどでありましたが、例年においては、バス路線や駅を含む公共施設、特に始業時や卒業式などを考慮し、学校周辺の路線選定を行っているところでございます。
排雪路線の選定、特にバス路線の取扱いにつきましては、昨シーズンの大雪対応を踏まえ、企画政策部政策推進課公共交通担当でも課題を検証しており、これらを踏まえながら、今後、雪対策庁内会議の中で検討し、除排雪計画に反映していきたいと考えております。ここで、雪対策庁内会議について補足して説明いたします。
昨シーズンの大雪に伴い、まず、庁内各課で抱える課題を抽出し、全庁的な情報共有、共通認識とすることを最大の目的とし、これまでの12名の委員に加え、オブザーバーとして新たに3名参加していただき、計15名で4月20日に1回目の会議を開催したところです。
今年度につきましては、2回目を7月14日、3回目を8月下旬に予定しており、課題の解決に向けて協議を進める予定でおります。
以上です。

委員長(高間君):ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。

齊藤君:除排雪作業を行う路線の優先順位についてですけれども、今ほど御説明がありましたように、バス路線または国道、そういった優先順位が決まっていて、そういった中で、順次、除排雪がされているものと理解はしております。
今回の大雪の中では、幹線道路と言われている道路でさえも、しばらく除雪されない道路もありました。それは雪の状況で致し方ないものと判断をしていましたが、この幹線道路の優先順位をもう少し具体的にお聞かせ願えればと思います。
また、道路の優先順位があるのでしょうけれども、今回は非常に交通渋滞といいますか、これも全て雪が多いから致し方ないと考えたりもしますが、そういった交通量の関係もあるのか、そこら辺をお伺いします。

除排雪計画担当参事:具体的な路線の優先順位ですが、先ほど申しましたとおり、最優先と致しましては、雪堆積場につながる道路、13丁目通りや1号線、6丁目通り、4丁目通りを最優先としております。
その路線ごとに道路の幅員が違うものですから、その状況に応じて排雪を実施しているところでございます。

委員長(高間君):ほかに質疑ございませんか。

干場君:雪堆積場が最優先ということで、そのほかについては道路状況に応じてということでしたけれども、市民から見ると、雪堆積場はもちろんですが、バス路線は優先順位の中に入っていると思っていましたが、そのような位置づけではないということでしょうか。
バス路線は優先順位を上げているという考え方かどうか、お聞きします。

除排雪計画担当参事:雪堆積場につながる道路が最優先であることは変わりませんけれども、バス路線や通学路についても、その次に位置するような形で排雪路線の選定を考えております。

委員長(高間君):ほかに質疑ございませんか。

島田君:優先道路に関しては理解していますが、この中に雪堆積場の弾力運用ということがあります。今まで一般的に雪堆積場の基準みたいなものがあって、今回、雪の多さによって弾力的にその運用方法を変えたのでしょうか、もともと基準があったのでしょうか、その辺のことをお聞きします。

除排雪計画担当参事:雪堆積場の基準というものは特にございませんけれども、恐らく、業者では、経験上、これぐらい積み上げると、それ以上積み上げることは難しいというのはあると思います。
それと、石狩川の河川敷におきまして、通常、石狩川は堤防の高さまでしか認められていないところでしたけれども、今回、築堤の高さプラス3メートルまで認めていただいたところでございます。

島田君:今回の大雪を踏まえて、今後は、今までどおり現場で判断させるのでしょうか、基準みたいなものをつくった中で運用していくのでしょうか、その辺のことをお聞かせください。

除排雪計画担当参事:雪堆積場の許容量については、先ほどお話ししたとおり、どちらかというと、ボリュームではなくて、暖気による緩みで維持管理が難しくなると考えております。
昨年度のような大雪につきましては、今年度の築堤の高さの拡大や、後半の短い期間だったかもしれませんけれども、上江別第2雪堆積場の臨時開設で対応してきたところがありますので、今年度以降もそのように対応したいと考えております。

委員長(高間君):ほかに質疑ございませんか。
次に、4番目の公共施設周辺の除排雪についての報告を求めます。

除排雪計画担当参事:4公共施設周辺の除排雪について御報告いたします。
先ほども除排雪の優先順位の中で少し触れましたが、設定や道路幅員の状況、バス路線であることや公共施設周辺であることなどの路線の重要性、通学路指定の有無などを総合的に判断し、委託者と発注者が協議の上、江別市が決定するものとしております。
しかしながら、昨シーズンにおきましては、市内全域において全ての道路が一気に閉塞する事態が二度あったことから、始業時や卒業式などに配慮した路線排雪が追いつかない状況でありました。
以上です。

委員長(高間君):ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。

齊藤君:今ほどの説明の中で、優先順位の範囲にも入っているということですけれども、公共施設周辺の除排雪、特に小・中学校の除排雪のことでお聞きしますが、先ほどからもお話があるように、今までにない大雪の中での対応でしたから、そこには様々な状況もあると理解いたします。
ただ、子供たちは、学校へ決まった時間に登校しますので、休校となれば、ある程度時間に余裕がないと、子供が登校してしまう、そういった部分で気になったところがありました。
登校する時間帯を過ぎてから、結果的には除排雪が間に合わないので、休校ということが連絡網で流れてしまい、学校では対応に追われたり、また、親がもう出勤してしまったということもあるなど、学童保育でも急遽対応しなければならないといったことも現実にありました。
そういったことがある中で、異常な雪の量でしたから、そこら辺は対応の判断もいろいろとあると思いますが、先ほどお話のあった庁内連携にも関わってきますけれども、そこら辺の判断の在り方について、今後のことも含めてお聞きします。

除排雪計画担当参事:雪対策庁内会議についてお話がありましたけれども、まさにその中で議題になっているところです。
登校、休校の判断につきましては、冬期間の大雪以外にも、例えば、夏場の台風や地震でも想定されますけれども、その判断につきましては、本年の第1回定例会におきまして教育長から答弁があったと思いますが、その施設を所管する学校の校長または教育委員会による現地確認などにより休校判断を行うように、雪対策庁内会議の中でお願いしているところであります。
建設部と致しましては、登校判断がなされたことにより除雪を行うという手順ではなくて、除雪後の降雪状況、除雪後もそのまま雪が降り続けて、除雪が入ったか分からない状態になることも間々ございますことから、施設管理者による現地確認などによりまして、休校判断を施設管理者である学校の校長もしくは教育委員会に判断いただくように、雪対策庁内会議の中でお願いしているところでございます。

齊藤君:そこのところは、ぜひ庁内連携の下でお願いしたいと思います。
先ほどほかのところでもお話がありましたけれども、小学校周辺の通学路になっているところで、押しボタン式の横断歩道の信号機が長期間埋もれたままでありました。こうした場合に、先ほどの話を伺うと、歩道ロータリーで除雪がされて、最後に点検してそこを除雪すると説明を伺ったのですが、そこら辺のところをもう一度お伺いしてよろしいでしょうか。

除排雪計画担当参事:除雪の仕方につきまして、車道除雪と歩道除雪の交差点部分についても、幹線道路と生活道路の取付け部分もそうですけれども、後に入った車両が処理をすることになっています。

齊藤君:きちんと、そういった取決めがあるということで伺いました。
そういったところが散見されたという事実がありましたので、雪の状況も勘案しなければならないですが、ぜひ対応をお願いしたいと思います。

委員長(高間君):ほかに質疑ございませんか。

干場君:通学路の除雪について、学校と建設部で調整をされていると思いますけれども、今回は大雪だったので大変だったとは思いますが、一時的に車道を歩かざるを得ない状況の中で登校していました。
現地確認は、担当課と学校現場の双方が行っているのではないかと思われますけれども、それを行っていてなおかつ、そのような状況だったということは、私はすごく問題だと思っています。
ですから、そこの確認をきっちりできる人手が足りないのであれば、どのような人を充ててそこを確認するのかというのは考えていただかないと、歩道の除雪と車道の除雪のタイミングが合わないで、先に歩道に入って、その後、車道に除雪が入ってしまって、もう子供の身長ぐらいの高さに雪が上がっていました。
危ないと思って除雪しましたけれども、早く出てくる子供はそこを歩けないので、車道を歩いていたわけです。そのようなことはあってはならないと思います。
ですから、もう少し現実的に現地確認ができるような体制を今後考えていただきたいと要望いたします。

委員長(高間君):ほかに質疑ございませんか。

徳田君:現状を確認させていただきたいのですけれども、休校の判断は、基本的には校長がするということで答弁がありました。
そのときの気象条件であったり通学路の状況を校長が確認して休校を判断するということが基本ですけれども、休校を判断する上で、現実的に気象が荒れている中、校長を含めて、学校の先生で周辺の通学路の状況を確認できるのかというと、現場としては非常に難しいと思います。
建設部として、教育部に除雪状況の情報提供をする体制があるのかどうか、休校判断に生かすという意味での情報提供が現状なされていたのか、その点について確認をさせてください。

土木事務所長:今回の大雪と2月の暴風雪に関しては、土木事務所でも夜中に出勤していまして、教育委員会の担当課に電話連絡により状況について情報共有をしております。

徳田君:学校周辺の状況は、学校が判断をするのが基本だと思いますけれども、ただ、全市的にこのような大変な状況になったときには、一斉休校するなどの判断も必要だと思います。そういった部分で、建設部からの情報提供を基にして、通学路は非常に厳しい状況だという判断を早くしていただくことも一つの方法だと思いますので、今後ともそういった連携をしっかりと取っていただいて、必要なときには早く休校判断ができるようにお願いしたいと思います。

委員長(高間君):ほかに質疑ございませんか。(なし)
次に、5番目のバス路線の除排雪についての報告を求めます。

除排雪計画担当参事:5バス路線の除排雪について御報告いたします。
昨シーズンにおきましては、短期間に80センチメートル以上の降雪が二度あったことから、排雪作業が追いつかず、市内全域におきまして道路が一気に閉塞した状況となり、普通乗用車がすれ違うことも困難であり、路線バスの運休もあったところです。
排雪路線の選定につきましては、先ほども御説明のとおり、雪堆積場につながる路線を最優先に実施しているところですが、昨シーズンの路線バスの運行につきましては、全庁的な対応として、企画政策部政策推進課公共交通担当より、迂回による運行の可否等、可能な対応についてバス事業者と調整を頂いているところでありました。
また、こちらにつきましても雪対策庁内会議の議題となっていることから、運休に関する市民への情報提供を含め、大雪時における路線バスの円滑な運行、運休などの市民周知などについて、今後、所管部局と調整しながら、全庁的な認識として整理していきたいと考えております。
以上です。

委員長(高間君):ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。

高橋君:今ほどの説明もそうですし、先ほどの除排雪の優先順位について、さらには3月の当初予算審査の際にも、バス路線の除排雪については、一通り説明していただいておりますので、基本的なところは理解しております。
それでも、あえてお伺いしたかったのは、数日間の運休なら十分あり得ると思いますけれども、かなり長期に及んだ要因についてと、バス会社によっては、当初、どの辺りの道路が狭隘なので、どの路線を運休しますという形でホームページに出していました。
それを見ますと、通りにくくなる場所というのが大体この辺というのは想像できたのですけれども、そのようなことから、ただ単に除排雪の問題だけではなくて、もともとの道路幅員の状況などで通りにくい状態になりやすい道路が一定程度あると想像したものですから、その辺りの情報の整理等がされているのかどうか、企画政策部とも連携を取っていかなければならない部分だと思いますが、その辺りの考え方についてお伺いします。

除排雪計画担当参事:バス路線の長期運休に関し、排雪路線の選定についてですけれども、バスの運行路線を意識した選定、例えば、一筆書きのような、番通り、丁目通り、番通りというような路線選定にはどうしてもなりませんし、また、排雪作業もなかなか進捗しなかったというところもありまして、運休が長期化してしまいました。
また、そのような課題につきましても、先ほどから御説明のとおり、今後、雪対策庁内会議の中で、企画政策部政策推進課公共交通担当と調整を進めていきたいと考えております。

高橋君:バス路線が止まるということは、通勤や通学もそうですけれども、病院への通院にバスを利用されている方は、本当に困難な状況だったのと、不安も感じておられたと思いますし、さらに、自家用車の台数の増加にもつながると思います。
公共交通の確保というのはすごく重要なことだと思いますし、幾つかポイントとなるところがあると思います。道路の管理は土木事務所が専門でしょうから、その辺りもしっかりと点検していただければと思います。よろしくお願いいたします。

委員長(高間君):ほかに質疑ございませんか。

本間君:高橋委員の質疑とも関連しますけれども、今回、バス路線だけ排雪が終わっても、それでオーケーとならないケースもあったと思います。
例えば、バス路線の出発地点から路線の排雪は終わっているのに、バスの運行は開始しないというケースがありました。それを聞いてみると、車庫から出発地点に行く間が駄目ということです。あとは、発着点が待機所みたいなところであればいいですけれども、一般市道からスタートする場合は、当然、そこは狭いので、バスの出発時間まで待っていたら車も行き来できないので駄目ということでした。
先ほど高橋委員からも話がありましたけれども、バス路線だけではなくて、そこまで来るルートなど、バス路線ごと、バス事業者ごとに細かい課題が見えてきました。そこはほかの部署との連携ですから、建設部次長が先頭になって、企画政策部や民間事業者と、バス路線ごとの特性を改めて検証していく、このような作業が必要だと思いますけれども、どうでしょうか。

建設部次長:今、本間委員がおっしゃったとおり、先ほど除排雪計画担当参事からも説明がありましたように、企画政策部などと庁内連携をしておりますので、その中で打合せをしながら行っていきたいと思います。
また、バス路線の課題についても連携し、また、バス路線だけではなく、公共施設の除雪などもありますので、それらを含めまして、次のシーズンに向けて検討していきたいと考えております。

委員長(高間君):ほかに質疑ございませんか。(なし)
次に、6番目の除排雪の手法についての報告を求めます。

除排雪計画担当参事:6除排雪の手法について御報告いたします。
除雪につきましては、例えば、押しボタン式信号機のある横断歩道部分につきましては、できるだけ雪を寄せないような除雪を心がけており、また、必要に応じて手作業で雪の除去作業を行っております。
また、歩道除雪と車道除雪の交差部分におきましても、後からの作業者が段差解消を行う取組としておりましたが、押しボタン式信号機のある横断歩道を含め、昨シーズンにおいては、朝方まで続いた雪などのために、除雪自体に多くの時間を要したことから、配慮することが困難な状況でありました。
次に、排雪についてですが、幹線排雪時においては、例年、歩道と車道の間に積み上がった雪壁を1.2メートルにカットし、また、交差点及び生活道路との接続部分、隅切り部分についても排雪を行い、見通し確保に努めていたところでございますが、昨シーズンにおきましては、雪壁が高く、排雪延長も延びなかったことから、車道幅員の確保に終始した排雪作業となったところです。
以上です。

委員長(高間君):ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。

干場君:私の住んでいる地域では、歩道と車道の段差の解消がほとんどされていない状況でしたので、普通の冬であれば、その辺についてもきちんと配慮していただけるとありがたいというふうに思っております。
今、御説明がありましたのでおおむねは理解しております。

委員長(高間君):ほかに質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
昼食のため、暫時休憩いたします。(12:00)

委員長(高間君):委員会を再開いたします。(12:58)
次に、7番目の雪捨て場の確保について及び8番目の雪堆積場について、以上2件に対する一括報告を求めます。

除排雪計画担当参事:7雪捨て場の確保について及び8雪堆積場について、一括して御報告いたします。
最初に、7雪捨て場の確保についてですが、雪の堆積場につきましては、平成24年度に、これまでの6か所から3か所増強し、円滑な除排雪体制の構築に努めてきたところであり、現在は、一般開放の3か所を含め、路線排雪や自治会排雪など、除排雪委託事業者が使用するものを合わせると、9か所の雪堆積場を確保しているところでございます。
効率的な排雪の観点から、候補地について、今後とも情報収集に努めていきたいと考えておりますが、雪堆積場選定の条件と致しましては、極力、運搬距離を短くすることや、騒音や振動などの観点から、市街化区域に近い市街化調整区域内で幹線道路に面した土地を選定しており、近年においては、公共用の雪堆積場として使用していた江別太にあった馬蹄沼が使用できなくなったことから、きらら街道沿いの上江別に新たに開設し、さらには、令和2年度より初めて文京台地区に開設したところですが、適地がなかなか見つからないのが現状であります。
次に、8雪堆積場について御報告いたします。
雪堆積場の利用状況ですが、堆積量につきましては、昨シーズンの約400万立方メートルに対し、昨シーズンを除く近年10か年平均は約200万立方メートルと、平均と比較すると2倍となっているところです。
また、開設時間や開設時期につきましては、平成23年度までは、一般開放の3か所については、毎週日曜日も開場し、石狩川河川敷においては、24時間体制で行ってきたところでありますが、雪堆積場管理業務の効率化、また、近年の働き手不足や働き方改革などにより、日曜日の受入れを毎週から隔週とし、開場時間を午前9時から午後6時までとしたところであります。
今後の大雪の対応と致しましては、昨シーズンに行った時間延長、旧江別高校跡地や上江別第2雪堆積場の臨時開設、さらには、札幌開発建設部との合意による石狩川河川敷の拡張及び雪堆積の高さ制限の状況など、その年の降雪状況により、適時、必要な対応について弾力的に実施していきたいと考えており、先ほども御説明のとおり、円滑な排雪作業となるよう、新たな候補地について、今後とも情報収集に努めていきたいと考えております。
以上です。

委員長(高間君):ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。

齊藤君:雪捨場の確保ということで、今ほどの説明では、3か所プラスして9か所で対応しているということでよろしいでしょうか。
今回のような大雪の場合、雪捨場の確保がなかなか難しいという状況にありまして、今後もそういった場所の確保に努力していただくということでいいとは思いますが、そこら辺はどうでしょうか。

除排雪計画担当参事:今ほど御説明いたしましたとおり、さらなる除排雪事業の円滑化に向けまして、情報収集を行っていきたいと考えております。

委員長(高間君):ほかに質疑ございませんか。

干場君:市民等が敷地内の雪を道路に出すことについて、今回は大雪が降ったということもありますけれども、従来からところどころで課題であったことだと思っています。
北海道の自治体によっては、かなり踏み込んだ対策を具体的に行っているところもあると思いますけれども、自分の家の敷地内の雪を出すことが散見されていて、それは非常に問題だと認識しているのですが、大雪ではないにしても、改めて今後の雪対策として何かお考えがあれば、お伺いします。

除排雪計画担当参事:自己敷地内の道路への雪出しということですけれども、これまでも、通常の降雪、自治会排雪、路線排雪を問わず、市の広報誌や自治会排雪時においては、施工業者より周知してきたところであります。また、市内4地区で行っている除排雪三者懇談会においても、市や江別環境整備事業協同組合から適時お願いもしているところではありますが、今後とも粘り強く周知して、雪出しについては協力いただけるように考えております。

委員長(高間君):ほかに質疑ございませんか。

本間君:今、干場委員からお話がありましたので、大体理解はしておりますけれども、雪は廃棄物ですから、それをまた道路に戻すということは禁止されているわけです。家の玄関前や車庫前の雪をよけるために多少道路に出すというのは、禁止と言われながらもある程度は理解するのですが、それ以外にも特に目立つのが、自治会排雪のときなどは、明らかに自分の敷地の裏庭の雪をわざわざ持ってきたりということが非常に多くなってきています。その結果、雪の量も当然増えて時間もかかる、このような悪循環になっているわけです。
その中で、お伺いしたいのが、今年の自治会排雪の中で、実際に悪質と言えるぐらい敷地内の雪を出したために、自治会排雪を途中でストップしたケースがあったと耳に入っているのですが、これは事実でしょうか。

除排雪計画担当参事:私が知るところによりますと、ストップしたケースまでは聞いておりません。

本間君:それであれば結構です。
今後、目に余るような雪出しへの対応は、どのようにしていったらいいのでしょうか。例えば、自治会排雪のときに、業者に言えばいいのでしょうか、江別環境整備事業協同組合に言えばいいのでしょうか、建設部土木事務所に言えばいいのでしょうか、そういった悪質な雪出しをしている方への対応は、どこに御連絡をして、どこの部署がその方に改善をお話しされるのでしょうか、その流れについて教えてください。

除排雪計画担当参事:契約で言いますと、自治会が事業主体となって、江別環境整備事業協同組合との契約による行為ということになりますので、そのことから言いますと江別環境整備事業協同組合ということになります。ただ、江別市でももちろんそのような相談は受け付けますし、まず、江別環境整備事業協同組合で注意喚起していただいて、駄目であれば、市も協力して注意喚起を行っていくというふうに考えております。

本間君:そうすると、そういった方々の情報やクレームなどが入った場合は、まずは江別環境整備事業協同組合に連絡をすればいいということで認識を致しました。
引き続き、よろしくお願いいたします。

委員長(高間君):ほかに質疑ございませんか。

島田君:道路サイドに堆積された雪について、今回は壁のようになって、全く向こうも見えないぐらいだったのですけれども、まず、なぜそのようになるのかを教えてください。

除排雪計画担当参事:委員会の最初のほうの質疑でも御説明したと思いますけれども、1月に降った大雪の排雪が終わらないうちに、2月に同じぐらい降ったためです。それで状況が悪化して、道路が閉塞して、ダンプトラックも例年に比べて少なかったと聞いておりますし、加えて、1月の重く湿った雪が深夜のマイナス気温によってさらに締め固まったことから、排雪作業がなかなか進捗しなかったと認識しております。

島田君:ただ積もった雪が積み重なっただけではなくて、道路側に限界まで飛ばしてもロータリーで飛ばせない、道路の除雪のときにそれが盛り上がって、さらに市民が出してきた雪も一緒に積もっていくわけです。
その対処方法というのは、当然、排雪しかないですけれども、今回、全然追いついていかなかったということは理解していますが、今後、それに対する対応策というのは考えているのでしょうか。

除排雪計画担当参事:排雪能力が追いつかない場合の対応策ということで、先ほども説明したと思いますが、国や北海道、市外事業者も含めて、協力を求めながら行っていきたいと考えております。

土木事務所長:補足いたします。
道路サイドの雪壁が高くなっているところについては、今回、道路幅の幅員確保のため、通常はワンカット排雪と言って、道路脇の雪を一回だけロータリーで排雪する作業を行っています。
通常であれば、路肩の壁の高さが1.2メートルまでは崩しながら排雪しているのですけれども、今回はそういった排雪は行わないで、あくまでも道路幅員確保のために行った結果、そういった状況になったと思います。
今後の対応については、通常であれば、今まで行っていた1.2メートルカットで排雪を行っていけば特に問題ないと思っておりますけれども、今回のような大雪については、排雪が追いつかない状況が考えられますので、そのことについても今後の検討事項ですが、先ほど除排雪計画担当参事から御説明したとおり、国や北海道、市外の近隣の支援を頂きながら考えていかなければならないと思っております。

委員長(高間君):ほかに質疑ございませんか。

干場君:雪堆積場利用者への情報提供についてですけれども、利用する方から、もっと分かりやすい情報提供をしてほしいという声が出ていました。そのような声も聴きながら、より一層丁寧で分かりやすい情報提供に努めていただきたいと思いますが、その辺については、さらなる改善をしていただける可能性があるという理解でよろしいのでしょうか。

除排雪計画担当参事:雪堆積場利用者への情報提供につきましては、現在、市と除排雪委託業者である江別環境整備事業協同組合のホームページ及び現地にて周知しているところですけれども、利用者につきましては事前の登録制としております。
登録証の発行の際に、利用時間の変更や悪天時の受入れ中止などについて、登録証の裏面に注意事項を記載しておりまして、それと一緒にQRコードが添付されております。こちらを活用することによりまして、ホームページなどで周知していた情報が自動的に送信されるプッシュ型通知となる仕組みにしていると聞いておりますので、QRコードに登録していただければ、自分から見に行かなくても、情報は自動で送信される仕組みになっております。

委員長(高間君):ほかに質疑ございませんか。

本間君:雪堆積場についての基本的な考え方についてお伺いをしたいと思います。
まず、開設時間と開設期間の基本的な考え方をお伺いします。

除排雪計画担当参事:私どもも含めた、通常の就業時間内を基本としているところです。

本間君:もう一度聞きます。
そうしましたら、今の開設時間は何時から何時まででございますか。

除排雪計画担当参事:開設時間につきましては、午前9時から午後6時までとしております。

本間君:開設期間についてもお伺いを致します。

委員長(高間君):暫時休憩いたします。(13:27)

※ 休憩中に、答弁調整を行う。

委員長(高間君):委員会を再開いたします。(13:27)

除排雪計画担当参事:開設の期間ですけれども、例年、全出動となった日から雪がたまり始めますので、その日から整地を行いながら開場することにしております。
終わり時期ですけれども、これもお話ししておりますが、暖気が来て雪堆積場の管理が難しくなる、ダンプトラックの安全性の確保が難しくなるということで、その年の気温の状況で変えております。

本間君:基本的な考え方は分かりました。
それで、1月18日から1月22日までの5日間、13丁目の雪堆積場の開設時間を3時間延長しました。この延長に至る経緯を教えてください。
どのような理由や事情で、どういうことに対応するため、どこがこの3時間の延長を提案して決定をしたのでしょうか、その理由から3時間延長することになった決定までのプロセスを御説明願います。

除排雪計画担当参事:時間延長のきっかけと致しましては、1月12日から1月15日の4日間で86センチメートルの降雪があったことから、それに伴いまして、民間の間口業者や自営業、スーパーなどから運搬排雪の需要が高まり、苦情の電話の中でもそのような要望があったこともあり、私どもで判断して3時間延長と決定をしたところであります。

本間君:私どもで判断したという、私どもの範囲を教えていただけますでしょうか。

除排雪計画担当参事:土木事務所の中では、所長以下でございます。

本間君:土木事務所だけの判断で、土木事務所が主体となって、これは延長しなければならないということでいいのでしょうか。

土木事務所長:雪堆積場の時間延長については、1月12日から1月15日までに降った大雪に伴って、民間事業者の排雪もかなり多くなってきているという問合せ等もありまして、土木事務所と江別環境整備事業協同組合で時間延長ができるかの話合いをしましたが、時間延長というのはかなり厳しいものでありました。
結果、今の体制ではかなり厳しいという話になりましたが、雪堆積場を管理している業者で、OBも含めて作業ができる人を探し、何とか人が見つかったものですから、3時間の時間延長をする対応となりました。
ですから、なかなかできることではなかったのですけれども、そういった緊急対応として行っております。

本間君:今、御答弁いただいたとおり、雪堆積場に携わっている方々の理解と自主的な協力があって、そして、市と一緒になって、この延長が実現できたのだろうと思っております。
それで、13丁目の雪堆積場だけは実現できましたけれども、ほかの雪堆積場で延長しなかった、もしくは、できなかった経緯が分かれば教えてください。

土木事務所長:ほかの一般開放しております雪堆積場についても、その辺は検討いたしました。結果、やはり作業をする人員の確保ができなかったといったところで、今回は13丁目の雪堆積場に限って時間延長をさせていただいております。
それと併せて、1月末から自治会排雪も入ってくることから、雪堆積場の時間延長をすることによって、今度は夜間排雪にも影響が出るものですから、そういったことも考慮し、時間延長は難しいと判断しました。

本間君:いずれにしても各方面の皆さんの協力があって、3時間の延長というのが実現できたと思っておりますので、当然だと思いますが、その方々に対する延長分の手当は、当初の話では、そこは想定外のことで、手弁当で行ってくれた、そのような話も聞いておりますけれども、その方々に対する手当などが最終的にしっかりフォローできたかどうか、それを確認させてください。

土木事務所長:雪堆積場の時間延長に伴い、作業を行った時間的なものについては、江別環境整備事業協同組合から構成会社へ支払う形になっております。こちらに日報等が出てきた時点で、市から支払いをして江別環境整備事業協同組合から構成会社に支払うシステムになっておりますので、そういった形で行っていると思っております。

本間君:もう一点、今回のように雪堆積場が3か所でいいのか、途中、臨時的に増やしましたけれども、今シーズン以降の雪堆積場の在り方について、現段階でのお考えがありましたら教えてください。

土木事務所長:雪堆積場の増強等については、今、雪対策庁内会議の中でも検討している最中でありますし、さらに、江別環境整備事業協同組合とも雪堆積場を探している状況ですけれども、現在のところ適地がそんなにない状況です。
適地としては、市街地に近いところ、幹線道路に近いところ、運搬距離が長くなると効率が悪くなりますので、運搬距離が短いところを探しているのですけれども、現状ではなかなか見つからない状況であります。
その中でも、市で一般開放しているところが3か所あるのですが、2月末に暖気が来て使用できなくなったときについては、今回、臨時開設で上江別第2雪堆積場を設けたのですけれども、そういったところを臨時的に使用できるかどうかも含めて、検討している最中でございます。

委員長(高間君):ほかに質疑ございませんか。(なし)
次に、9番目の市民に対する情報提供についての報告を求めます。

除排雪計画担当参事:9市民に対する情報提供について御報告いたします。
特に、昨年のような災害級の大雪時においては、迅速かつ的確な市民への情報提供が必要と認識しているところです。
降雪に伴う市民周知については、これまで降雪量と積雪量及び除雪出動状況を市ホームページでお知らせするのみでありましたが、昨シーズンの大雪に伴う市民生活への影響を考慮し、市長からの緊急メッセージ、運搬排雪の実績報告などについて市ホームページに初めて掲載したところであり、路線排雪がなかなか進まない状況においては、一定程度の情報提供が行えたものと考えております。
何を目安にというところはございますが、少なくとも昨シーズンのように市内全域において一気に閉塞した道路状況においては、今後も排雪実施路線の情報提供は行っていきたいと考えており、情報提供の方法につきましても、今後、具体的な手法について雪対策庁内会議などで検討してまいりたいと考えております。
以上です。

委員長(高間君):ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。

高橋君:今ほどの説明でしっかりとした考え方が示されたと思いますし、当初予算審査のときにも一定程度の質疑があったので、ポイントを絞ってお伺いしたいと思います。
昨シーズン、市民への情報提供として、市のホームページ上に緊急という隅つき括弧で江別市の道路除排雪状況が掲載されまして、昨晩の排雪路線が分かるように書かれていたのが、すごく分かりやすくてよいというお声を市民から頂きました。
今回のような大雪のときに限らず、例年でも、時間がたつごとにそれぞれの道路が狭くなっていって、私もそうですけれども、排雪された道路を選びながら市内を通っていくということをしているものですから、このような情報が市民に提供されるというのは、作業が追いつかなくても、市民に道路状況に合わせた行動を取っていただくのに有益だと思います。
どの程度の手間がかかるか分からないので、これが常設化できないものか、作業的に可能なことなのかどうかを確認させていただきます。

除排雪計画担当参事:その辺りの情報提供につきましても、雪対策庁内会議の議題として上がっておりますことから、その中で検討を進めていきたいと考えております。

高橋君:今の件は、要望として申し上げておきたいと思います。
あとは、今回、資料として通称を含んだ道路の図面を出していただきました。緊急の情報を書かれる際、道路の名称だけが出ていて、道路名をよく知っている人だったら大体分かるのですけれども、中には、詳しくない人には分からないだろうと思う路線名があったものですから、このような情報を提供するときには、今回資料として提出していただいたような地図を併せてホームページ上に貼っておくだけで、理解の度合いが違うと思います。
これはホームページのつくりから変えなければならないのかどうか分かりませんけれども、その辺りも検討していただけるかどうか、お伺いします。

除排雪計画担当参事:本日の委員の御指摘を基に、検討を進めていきたいと思います。

委員長(高間君):ほかに質疑ございませんか。

齊藤君:今ほどの高橋委員の質疑でおおむね理解を致しましたし、私が質疑したいと思っていた部分も検討していくということでありました。
今回、緊急、江別市の道路除排雪状況という中で情報を拡散していただいて、市民も、市の対応を喜んでいました。大変な作業かもしれませんが、それをどんどん行っていくことで、市民の方への周知にもつながっていき、また、理解していただくことにつながると思います。
その中で、今ほど高橋委員からもお話があったように、道路名の何々通りや何々線と言っていても、それがどこの道路なのか、そこの地域の方は分かっても、全体を見る場合にはなかなか理解できないところもあったりして、目に見えるような図面で示すことについて、ぜひ検討をお願いしたいと思っておりました。今後、今日の資料のような形で図面化することを検討するというお話があったので、これは進めていただきたいと思っております。そのことは、それで理解を致しました。
あとは、市民への広報の在り方についてですけれども、今回のような災害レベルの大雪に関して、市民の皆様への広報の在り方ということで、現状の報告や周知は当然ですが、市民の危機意識の醸成という視点からも、広報は重要だと思います。
今回、知らないうちに排気口が塞がっていたという相談を市民の方から頂きました。そういったことに対して、危険だということの周知の仕方や広報の在り方について、何かお考えがあればお聞きします。

除排雪計画担当参事:大雪に伴う昨シーズンの課題と致しまして、先ほどからお話をしております雪対策庁内会議の中でも、ごみ収集の中止や暴風雪による通行止めやバスの運行状況、通学路確保など、円滑な市民への周知の手法について、会議の中でも議題となっておりますことから、今後、全庁的な課題として整理をしていく予定で考えております。

齊藤君:これまでにない大雪という意味で、単なる周知ではなくて、危機意識の醸成という視点からの広報もぜひお願いしたいと思いますので、よろしくお願いします。

委員長(高間君):ほかに質疑ございませんか。

干場君:今、御説明もありましたけれども、今回のホームページに除排雪状況をアップされたのはすごくいい取組だと思いますし、もっと早かったらよかったと思っています。
来シーズンに向けて、より充実したものになるように、雪対策庁内会議でも検討課題になっているということですので、より一層、中身の充実したもの、除排雪状況だけではなく、関連する事項をリンクしてすぐに見られるようにするなど、いろいろとあると思いますけれども、より分かりやすいものにしていっていただくことを要望して、終わります。

委員長(高間君):ほかに質疑ございませんか。

島田君:情報提供について、特に自治会排雪の日についてですが、今まではありませんでしたけれども、今回は、遅れた場合や早まった場合もあったと聞いております。
昨年度から業者ではなくて江別環境整備事業協同組合との契約になったということで、業者側からすれば、一切、工程的なものは自治会にお知らせすることなく、江別環境整備事業協同組合に聞いてほしいなど、江別環境整備事業協同組合から必ず連絡が来るはずということを聞いていたのですが、連絡が来ないときがありました。今回、なぜ連絡できなかったのでしょうか。

除排雪計画担当参事:御指摘のとおり、私の住んでいる地域の自治会でも、3回目の変更のときに周知がされておりませんでした。
恐らく、苦情対応などの作業に追われて、なかなか周知に手が回らなかったのだろうと推察するところであります。

島田君:事情は分かりますけれども、自治会としても、1回の連絡で全部の世帯に知らせる方法もあります。連絡がないことでかなり混乱を招いて、自治会長や、環境部長などの自治会役員に苦情が来るといった例が結構あったと思います。
この改善はできないものでしょうか、この点について伺います。

除排雪計画担当参事:申し訳ございませんが、この場で即答はできない問題かと考えております。今後、江別環境整備事業協同組合と協議しながら、課題解決に向けて進めていきたいと考えております。

委員長(高間君):ほかに質疑ございませんか。

本間君:それぞれの委員から情報提供についての質疑がありましたけれども、それをお伺いした上で、今回、どういった理由から江別市の防災情報提供サービスを当初から利用されなかったのでしょうか、このことをお伺いします。

除排雪計画担当参事:土木事務所と致しましては、1回目の大雪がありまして、自治会排雪までまだ期間があったものですから、そのときに市外事業者の排雪応援の話も進めていたことから何とかなるだろうと考えていた矢先、先ほども説明しましたとおり、完全に排雪が進まないうちに、追い打ちをかけるように2月上旬に大雪が来て、2回目に一気に道路が閉塞したところです。

本間君:今後については、迅速にこのサービスを使っていくという理解でよろしいでしょうか。

除排雪計画担当参事:そのように考えております。

委員長(高間君):ほかに質疑ございませんか。(なし)
次に、10番目の市民からの問合せに対する対応についての報告を求めます。

除排雪計画担当参事:10市民からの問合せに対する対応について御報告いたします。
除排雪に伴う市民からの問合せ等については、土木事務所にも寄せられておりますが、委託業務として受注した江別環境整備事業協同組合で対応することを第一としております。
江別環境整備事業協同組合では、毎年、組織内において市民対応に係る研修を実施してまいりましたが、令和3年度につきましては、外部講師を招き、電話対応、接遇マナー研修会を実施しており、録音した電話の内容を、実際にあった苦情の実例として研修で活用していると伺っております。
また、録音するに当たり、サービス向上のため録音する旨をアナウンスしているところですが、主に電話を受けた組合員が現地確認を行うパトロール員と地先要望者との行き違いがあった際の判断材料の一つとして、録音を聞き返す場合などに利用していると伺っております。
問合せの一例と致しましては、日中の幹線道路における除排雪作業などの要望がありますが、吹き込み処理などによる部分的な対応を除き、原則、日中の除雪は、安全性を考慮して行わない旨を説明しているところです。
具体的な理由と致しましては、午前7時以降については、通勤・通学により車や歩行者などの交通量が急激に増加することから、交通渋滞や車両及び人身事故の危険性が非常に高くなることを想定しております。
以上です。

委員長(高間君):ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。

高橋君:江別除雪センターに電話をした際、サービス向上のために録音させていただきますというアナウンスが流れているので、それがどのように活用されているのだろうと思っていましたが、今ほど説明がありましたので、理解いたしました。
もう一点ですけれども、特に昨シーズンは、先ほどからも何度か説明の中で出てきているように、苦情対応に手が取られて、職員の皆さんもかなり大変だったという様子が分かりましたが、市民から寄せていただく情報が苦情ということで、新聞報道などでも苦情は何件と出ているのを見ると、心が痛むような感じを受け取っていました。
それで、市民から寄せられる電話での問合せ等ですけれども、苦情だけではなくて、ここの場所がこうなっているので確認してくださいというような情報提供もあると思います。その辺りを分類して整理することによって、市民も、電話をかけるときに伝え方を配慮といいますか、工夫してよりよく、自分が求めていることが何なのかが伝わるような方向に向いていかないかという思いもあるものですから、市民からの電話に対して、苦情という捉え方だけではなくて、情報提供という形で仕分けして対応していくことができないかという思いがあって、伺わせていただこうと質疑を準備したのですけれども、いかがでしょうか。

除排雪計画担当参事:苦情と情報提供の区分けですけれども、私のところではなくて、あそこがこうなっていて危険だから対応したほうがいいですというように、明確で分かりやすい内容であれば可能と思いますが、なかなか区分しづらいものもあると思います。ただ、その辺りも念頭に入れながら、今後、対応していきたいと考えております。

高橋君:一番感じたのは、私も先ほど申し上げたように、押しボタン式信号機のところが埋まっていたので、これは早く対応していただいたほうがいいと思って江別除雪センターに電話したことがありました。疲れている様子が声から伝わってきて気の毒だと思いつつも、情報提供としてお伝えしたほうが市民の安全にもつながると思ってお電話させていただきました。
電話を受け取る方のメンタル面への配慮といいますか、対応というか、研修の中でもそのようなことがきちんと伝えられていればいいのですけれども、かかってくる電話をどのように理解し、自分の中でそしゃくすればいいのか研修の中で伝えられているのかどうか、もし分かれば確認させてください。

除排雪計画担当参事:今年度の講師を招いた江別環境整備事業協同組合の研修の中では、そのような内容もあったと思っております。

委員長(高間君):ほかに質疑ございませんか。

齊藤君:今ほどの御答弁の中でも、苦情と情報提供の分類が難しいというお話がありましたが、確かにそう思います。市民の声をどう対応していったら、それは苦情なのか、情報提供なのかを簡単に整理できるかというのは、なかなか難しいと思いますけれども、先ほどのお話の中で、江別除雪センターにお電話をすると、録音されているということです。それが録音されているのであれば、今後、どう対応できるかというのがあります。今年も1日約300件もの情報であったり苦情であったり様々だったと思いますが、相当の分量の市民からのお声を職員の方が受け止めるのは非常に大変な状況と理解するところです。ですから、市民の声をしっかり受け止める意味でも、市民からかかってきた電話を録音する形に致しまして、行政や江別環境整備事業協同組合で情報と苦情を分類できるのであればどうなのかということです。
もしそれが情報だとしたら、そこはすぐに対応して、対応したことは、先ほどの説明にもあったように、道路の状況なども配信しているわけですから、市民からのお声に対応できたという情報発信ができればどうなのかと感じたのですが、そこら辺はどうでしょうか。これから様々なことを庁内で検討していくというお答えもありましたので、そういったことも含めた形で御協議いただけたらと思いますが、いかがでしょうか。

除排雪計画担当参事:江別環境整備事業協同組合と土木事務所の中で言うと、苦情にしても情報提供にしても扱いは一緒で、お互いに情報交換をしながら進めているところです。

齊藤君:今は、市民からのお声を全て職員の方が受け止めているわけです。
先ほどもお話があったように、そこにはメンタル面や対応の仕方など様々なことが出てくる現実が相当ありましたので、そういった対応の仕方についても御検討いただけたらと思っておりますので、要望いたします。

委員長(高間君):ほかに質疑ございませんか。

干場君:今回の問合せに対する対応は、心労も含めて大変だったと思っています。
ですけれども、そこの対応の仕方によって、かけている側の市民感情というのは全然違います。私も、電話をおかけしましたけれども、そのような厳しい中でも、対応は非常によかったと思っています。
ですから、今回、費用面を含めて、そういった方たちをきちんと適切に支援されたのかと、今回みたいなことはこれからあってほしくありませんけれども、直接電話で対応せざるを得ない場合、今回の経験も生かして、今後どのようにお考えになっているのでしょうか、お聞きします。

除排雪計画担当参事:委員のおっしゃるとおり、丁寧な市民対応、言葉遣い一つでよくも悪くも取られるという部分は、身に染みているところであります。
精神健康面でのケアについても、私どもの職場においては上司が、係員に対しては係長、係長に対しては課長が、それを総括して土木事務所で言えば所長がということになりますけれども、その辺り、日常の職員の行動に配慮しながらケアに努めていきたいと考えております。
江別環境整備事業協同組合に対しても、その辺りは十分注意するように伝えていきたいと思います。

委員長(高間君):ほかに質疑ございませんか。(なし)
次に、11番目の庁内における連携についての報告を求めます。

除排雪計画担当参事:11庁内における連携について御報告いたします。
昨シーズンの大雪におきましては、ごみ収集、バスの運行、通勤・通学のうち、特に小学生への通学路の確保について、大変御不便をおかけしたところですが、こちらにつきましては、ざくざく路面など除排雪が十分に行き届かなかった場合や暴風雪など荒天時の対応、その他情報共有などについて、4月20日の雪対策庁内会議でも議題となっておりますことから、今後、全庁的な共通認識として整理していきたいと考えております。
建設部と致しましては、昨シーズンの大雪を踏まえ、各課所管業務の実施に当たり、各自が主体的に対応いただくよう雪対策庁内会議の中でお願いしているところであり、また、情報共有の一つとして、特に密接に関係するごみ収集、バスの運行、通学路の各所管課におきましては、除排雪シーズン中の毎週金曜日に土木事務所内で行っております土木事務所と江別環境整備事業協同組合で行う除雪当番会議への参加を提案しているところであります。
以上です。

委員長(高間君):ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。

干場君:江別市雪害対策本部会議の設置についてですけれども、その会議には、江別環境整備事業協同組合の責任者が入っていたのでしょうか、最後まで入っていなかったのでしょうか、それとも、途中から入るようになったのでしょうか、ここのところをしっかり認識したいので、御説明をお願いします。

除排雪計画担当参事:雪害対策本部会議につきましては、庁内の会議になりますことから、江別環境整備事業協同組合の参加はなかったところであります。

干場君:庁内会議だと思いますけれども、そこで話すことは、実際に動く江別環境整備事業協同組合の意向や実態など、いろいろな考えがあると思いますが、それは会議が終わった後にすり合わせをするという流れでしょうか。
なるべく迅速にとなれば、そこの協議までに、時間を置かないことが肝要ではないかと思いますけれども、その辺の認識について改めてお伺いします。

土木事務所長:雪害対策本部会議は全部で3回行っております。そこで行われた会議内容については、私も聞いておりまして、その内容は私から江別環境整備事業協同組合の責任者へすぐに報告して、さらには、除雪の当番会議を毎週金曜日に行っていますけれども、そのときにも説明しております。

委員長(高間君):ほかに質疑ございませんか。

徳田君:庁内における連携の確認ですけれども、雪対策庁内会議が4月に行われて、今度は7月、9月に会議を行うとのことです。冒頭、構成メンバーは12名プラス3名のオブザーバーの参加があるということでありましたけれども、その構成についてもう一回確認させていただきたいと思います。
要は、オブザーバーの参加というのは、どこから誰がオブザーバーとして参加されるのかを確認させてください。

除排雪計画担当参事:委員の構成についてですけれども、もともとは総務部調整監付の危機対策・防災担当参事、企画政策部については企画課長、公共交通担当参事、生活環境部が市民生活課長、経済部が商工労働課長、健康福祉部が介護保険課長、教育部が総務課長、消防本部が総務課長、水道部が下水道施設管理課長、建設部におきましては、土木事務所長、管理課長、建築指導課長と道路管理課長となっております。
このうち、道路管理課長については、今年度から雪対策課の参事を兼務したことから、先ほどの報告からは抜いたところであります。
オブザーバーとしては、密接に関係するというところで、未利用地への投雪という部分もあったことから、総務部の財務室契約管財課長、生活環境部は環境室廃棄物対策課長、教育部は学校教育支援室教育支援課長の3名を追加しております。

徳田君:この会議の取りまとめというのはどこがすることになるのでしょうか、その関係を確認させてください。

除排雪計画担当参事:事務局は雪対策課となっておりますので、取りまとめは雪対策課で行います。

徳田君:そうすると、雪対策庁内会議の議論の中身などについては、この経済建設常任委員会の中で確認することになるという整理でよろしいでしょうか。

除排雪計画担当参事:よろしいです。

委員長(高間君):ほかに質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
次に、12番目の庁外における連携についての報告を求めます。

除排雪計画担当参事:12庁外における連携について御報告いたします。
江別環境整備事業協同組合との連携につきましては、先ほど御説明した除雪当番会議の中で進めていきたいと考えており、組合員以外の民間事業者との連携につきましては、江別市社会福祉協議会に登録している間口業者や江別建設業協会登録業者などの組合員以外の民間事業者を対象とし、当市の除排雪事業の体制強化構築に向けた基礎資料とするため、除排雪時に使用可能な重機、車両の保有台数や職員数、間口除雪などの関連業務経験の有無などについて、アンケート調査を予定しております。
アンケート回収後、内容を確認し、どのような協力が得られるかなどについて、まずは江別環境整備事業協同組合を含め、検討してまいりたいと考えております。
また、一般市民からの意見聴取につきましては、引き続き、江別市、江別環境整備事業協同組合、市民の皆様との除排雪三者懇談会の中で意見交換を行っていきたいと考えており、昨年度の除排雪状況や課題を共有するほか、市民の皆様の意向把握や解決に向けた方策などについて、各地区の自治会連絡協議会とも相談しつつ進めていきたいと考えております。
以上です。

委員長(高間君):ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。

本間君:今、お話がありましたけれども、これまでの間、除排雪に関する情報交換や意見交換は、市民の皆さん、事業者、江別市の三者の中でのいわゆる三者懇だけだったという認識でよろしいでしょうか。

除排雪計画担当参事:こちらを基本としておりますけれども、自治会から相談があるところもありますので、別途、話合いの場も設けているところであります。

本間君:先ほども少し申し上げましたし、高橋委員からも災害級という話がありましたけれども、私は、このようなときだからこそ、除雪に関わる全ての皆さんが、市民の皆さんの生活、交通の足を守るために寝食を忘れて行ってくれた、このことをしっかりと市民の皆さんにも伝えなければならないと思います。
また、先ほどありましたとおり、国の応援で入ったロータリーには、たしか災害派遣という横断幕が掲げられていましたけれども、市民の皆さんの中には、いつもより少し多い程度の大雪だという認識の方も多くて、私は、そのような方には、はっきりと災害だと言っています。災害対策本部設置の話に戻りますけれども、早い段階でそのような対応をすべきだったと思います。
いずれにしても、市民の皆さんには、除雪に関わる方たちの苦労もしっかりとお伝えをしなければならないし、どういった取組をしてきたか、今日もいろいろな話が出てきましたから、そこはしっかり伝えていくべきだと思っています。
今後、除排雪三者懇談会だけだとどうしても足りないと思っていますし、たしか自治会排雪費の値上げで、各自治会ともお話をする機会が増えてきていると思いますので、そのときに少し時間を取ってもらって、先ほどからいろいろとありました雪出しの話やバス路線の考え方、市の皆さんの取組などもお話をして市民の皆さんに理解をしてもらう、そういった場面が必要だろうと思っておりますけれども、どうでしょうか。
市民の皆さんと向き合える場を新しくつくるというのはなかなか大変かもしれませんから、そういった場面を利用して、もう少し伝えていく作業が必要だと思いますが、いかがでしょうか。

土木事務所長:委員がおっしゃるとおり、今回の大雪を踏まえて、私から各地区の自治会連絡協議会の会長に連絡いたしまして、今年の除排雪三者懇談会の実施意向を伝え、日時については、後日、連絡するというお話をさせていただいています。その前に、大雪に伴う自治会員の皆様からの問合せや苦情がいろいろとあると思いますので、何かありましたら意見交換を含めた懇談的なものを行っていきたいというお話をさせていただいております。
そうしましたら、7月上旬に、一つの自治会連絡協議会から意見交換を行いましょうというお話があり、それとは別に、同じく7月上旬ですが、小ブロック単位で自治会排雪のことも含めて意見交換を行いましょうという問合せがありましたので、そのような形で行おうと思っております。そのときに、大雪の現状も含めてお話をさせていただこうと思っております。

本間君:大変かとは思いますけれども、市民の皆さんにできる限り丁寧な説明をしていただければと思っております。
それと、先ほどから申し上げていますとおり、今回、除雪に関わる皆さんは本当に御苦労されたと思っています。あと数か月すれば次のシーズンの準備に入っていくということで、また大変だと思いますので、この間、少しの期間かもしれませんけれども、もしゆっくりできるようであればリフレッシュして、次のシーズンに向かっていただければと思います。それを申し上げて私からの質疑を終わります。

委員長(高間君):ほかに質疑ございませんか。

干場君:今、事業者と市民との対話というお話がありましたけれども、今年、私が加入している自治会では、総会のときに江別環境整備事業協同組合の方に入っていただきました。30分ぐらい時間を取っていただいて、いろいろなやり取りをさせてもらって、とてもいい場だったと思っています。
そうした場も活用して、互いを知るといいますか、お互いにお願い事も多少あると思いますけれども、そのような場を活用することなども何かの場面で促していただけたらと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

委員長(高間君):ほかに質疑ございませんか。

島田君:江別環境整備事業協同組合に加入していない事業者の件ですけれども、今回、そういった事業者に除排雪事業のお願いをした部分はあるのでしょうか。

除排雪計画担当参事:江別市からは、組合員以外の民間事業者への除排雪作業はお願いしておりません。

島田君:先ほどアンケートの話も出ましたけれども、そもそも江別環境整備事業協同組合に入会していない事業者に対するアンケートはどのような目的なのでしょうか。

除排雪計画担当参事:先ほど説明したとおり、体制強化につながればという部分があります。
一つ懸念されるのは、公共事業を行っている民間事業者であれば、安全性や公共性、公益性などに注意を払っていただけると思いますけれども、今まで公共事業を行っていない業者につきましては、その部分が不安材料としてあります。
いずれにしましても、アンケート調査をしたから、手を挙げた業者をそのまま使うということではなくて、このような業者がこのように答えているけれども、どうしましょうかというようなことを江別環境整備事業協同組合と話しながら、お互いにいい方向に持っていければということで、アンケートはそのための基礎資料として考えております。

委員長(高間君):ほかに質疑ございませんか。(なし)
暫時休憩いたします。(14:10)

委員長(高間君):委員会を再開いたします。(14:15)
次に、13番目の除排雪に係る体制整備についての報告を求めます。

除排雪計画担当参事:13除排雪に係る体制整備について御報告いたします。
建設部の体制についてですが、令和4年4月1日より、道路管理課長及び道路管理課維持係係長職の合計3名について雪対策課兼務となり、雪対策課の体制強化が図られたところですが、昨シーズンにつきましては、職員による通学路点検などの道路パトロールや苦情対応などを行うため、土木事務所以外の建設部職員により、1月は15名、2月は24名、合計39名の部内支援があったところです。
次に、江別環境整備事業協同組合についてですが、土木建築業界の成り手不足については全国的な課題、とりわけ北海道については顕著な問題となっておりますが、持続可能な除排雪体制維持のため、江別市においては、ゼロ市債工事の発注により切れ目のない公共事業の発注に努め、これを民間事業者に受注いただくことにより、適正利益を確保し、ダンプトラックや重機オペレーターの確保など、冬期間の除雪体制の維持に努めていただきたいと考えております。
また、昨シーズン、路線排雪の一部について、国、北海道、市外事業者により支援を頂いたことから、排雪体制の強化が行えたものと考えておりますが、今後におきましても、非常時において応援を受けられる連携体制について、適時、国や北海道とも協議を行っていくよう考えております。
以上です。

委員長(高間君):ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。

齊藤君:人員の育成、確保についてということで、まさに大型免許、作業免許取得の支援の在り方ということですが、作業技術向上のための方策についてということで、免許取得に関しては、各事業者が職員に対して支援をしながら取得させているところもあると聞いております。事業者がいろいろな意味で努力をして、人員の確保にも努めているところですけれども、そこら辺のところは、市としてどのようにお考えでしょうか、お聞きいたします。

除排雪計画担当参事:委員のおっしゃるとおり、基本的には、それぞれの民間事業者で、資格を取っていただいた職員の皆様に除排雪事業を担っていただくということで考えております。
今後、江別市として何ができるかについては、今後の課題として考えておりますので、即答はできかねる状況です。

齊藤君:オペレーター確保にしても、今は非常に厳しい状況にあって、各事業者が職員に対しての声かけも含め、免許を取るための支援に努力していただいていると思いますし、今後の検討の中で、江別市として何ができるかを検討していただくということです。
市としての今後の除排雪作業に関わる体制整理の一つとして協議していただければと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。

委員長(高間君):ほかに質疑ございませんか。

島田君:体制整備ということで、今は人件費や灯油など、様々な面で値上がりしている状況でありますけれども、10年以上自治会排雪に係る事業者の請負単価というのは変わっていませんでした。令和13年度までに1世帯4,000円を値上げすることで進めていくようですが、そもそもこの単価というのは、今の状況で、事業者がそのような痛みを感じているということは把握しているのでしょうか。

除排雪計画担当参事:おととしに初めて、自治会排雪の費用を上げたいということで自治会にお伝えしたと認識しておりますけれども、次の年に、いきなり上げるのは負担が大きいだろうということで、5年後、10年後と段階を踏んで、最終的には4,000円と提案していると聞いております。

島田君:そのような状況ですけれども、全ての事業者というわけではないですが、私の知る範囲では、自治会に対して、あまり細かく言うのならやめてもいいという言い方をした業者もいます。
それだけ単価的に厳しいから、この仕事がなくなっても我々は経営していけるという考えの下に、そういった言葉が出てしまったと思いますけれども、その点についてはどうでしょうか。

除排雪計画担当参事:恐らく、自治会と江別環境整備事業協同組合との話合いの経過があって、そのような発言に至ったと思います。その経過が分からないので何とも言えませんが、今おっしゃった結論の部分だけを捉えると、決して許される発言ではないと思いますので、その辺りは注意していきたいと思います。

委員長(高間君):ほかに質疑ございませんか。

齊藤君:除排雪に係る体制の整備ということで、重機の確保についてですけれども、今、江別環境整備事業協同組合に加入している事業者が、自分たちで、重機などを確保している事業者もあり、また、重機も永遠に使えるものではないので、何年かで更新しなければならないといった声も伺っております。
事業者として、そういった体力的なものが非常に厳しいというお声も聴いていますが、今後、こういった単独事業者が重機を購入するということは、非常に難しい時期が来るのではと懸念しています。
そういった意味で、江別環境整備事業協同組合から外れるという方もいます。今後のことを考えると、更新は難しいという判断の下に、江別環境整備事業協同組合から外れて、除排雪事業にはもう参加できないといった事業者も中にはいるように聞いております。
こういったことに対して、今後の協議、検討の中で、重機の購入について、市として検討していくことが必要と感じていたものですから、そこら辺をどのようにお考えでしょうか。

除排雪計画担当参事:除排雪の車両、機械に係る更新ということだと思いますけれども、土木事務所としては、そのような除排雪車両の更新計画というものを持って、適時更新をしております。

齊藤君:市として、そういった更新計画の下に、重機などの整備を進めてきていることは理解をしております。
それは、これまでの計画の中の部分だと思っていますが、今後の除排雪体制を維持していくための考え方の一つとして、現実にそういった事業者もいて、加入される事業者が減っていく中で、今後もずっと市内の除排雪事業をしていかなければならない、そういったことが起きてきているという現実を踏まえて、重機の整備については懸念をしておりますので、ぜひ協議の中に含めていただけたらと思っておりますので、よろしくお願いします。全くできないとなると、業者に機械の整備を押しつけていくことになりますし、現実にそういった理由で辞退をしていく事業者がいることを伺っております。建設部としても情報として聞いているとは思いますが、何かありましたらお話を伺います。

土木事務所長:今回の大雪を踏まえまして、除排雪機械の増強等も考慮し、江別環境整備事業協同組合と協議しながら、そういったことについて検討していきたいと考えております。

委員長(高間君):ほかに質疑ございませんか。

徳田君:除排雪体制の継続的な維持、持続可能性という観点から、発注の在り方について確認させていただきたいと思います。
例えば、除排雪事業者の方々の仕事の確保という意味では、冬場だけではなくて、夏場の仕事も考えながらバランスを保っていかなければ、事業の継続性ということがなかなか担保されないのではないかという懸念もあります。
人材確保ということも含めて、そのような事業の在り方も検討が必要ではないかということ、それから、今は燃油価格が高騰していますけれども、基本的に燃料費については、決まった金額で、市全体で同じ金額での算出方法と理解しているのですが、例えば、シーズン中に原油価格が高騰して、対応が厳しくなるという可能性もあり得ます。年度途中であっても、市としてのベースの燃油代はこの金額だけれども、除排雪の緊急的な対応として、そのようなことを手当てしていくような、事業者の皆さんが安心して作業をしていけるような、発注の在り方も検討していかなければいけないのではないかと思いますが、何か御検討されていることがあればお伺いします。

除排雪計画担当参事:発注に当たっての積算の方法ですけれども、江別市におきましては、北海道の積算システムを使っておりまして、その中の北海道や国の単価を用いて積算をしております。
それで、燃料や労務単価の急激な変動につきましては、除排雪事業委託契約第10条におきまして、業務の委託期間内に物価水準または賃金水準の著しい変動があった場合で、北海道単価の改定があり、請負代金額の100分の1に相当する金額を超えた際は、双方協議の上、委託料を変更できるものとすると明示されていることから、物価水準などの変動に基づく委託料の変化につきましては、双方協議により実施することが可能と考えております。

徳田君:もう一点、夏場の仕事とセットというような発注自体の在り方についてはいかがでしょうか。

除排雪計画担当参事:先ほども説明しましたけれども、夏場の工事で適正利益を確保していただいて、除排雪事業の体制の維持に努めていただきたいと考えております。冬の関係もありますし、夏場に工事を集中させない、市内業者が円滑に工事を進められるようにという配慮も含めまして、ゼロ市債などの発注の仕方も活用しながら行っているところであります。

委員長(高間君):ほかに質疑ございませんか。(なし)
次に、14番目の除排雪事業の在り方についての報告を求めます。

除排雪計画担当参事:14除排雪事業の在り方について御報告いたします。
除排雪事業に伴う委託発注についてですが、江別環境整備事業協同組合設立の平成12年以前は、幹線道路や生活道路、歩道などの除雪、雪堆積場の管理につきましては、個別に委託発注を行っておりましたが、各幹線道路交差部や幹線道路と生活道路や歩道除雪の取付け部分など、各作業については密接に関係することから、受注者側での調整により、指示系統が統一され、作業の円滑化、効率化、連続性の確保などを目的に、各業務について集約し、一括して発注しているところです。
このほかのメリットの一つと致しまして、各個別事業者においては、人員や機械の不足等により対応困難な場合において、可能な限り円滑な業務が進むよう、江別環境整備事業協同組合で事業者間の調整を行いながら除排雪事業について実施していることから、当面は現在の発注手法で進めたいと考えております。
以上です。

委員長(高間君):ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。

齊藤君:除排雪事業の在り方については、現状は、除排雪事業、自治会排雪、そして、雪捨場の管理運営と、大きく分けてこの事業を江別環境整備事業協同組合に委託をしています。
今回のような大雪の中で、この事業を江別環境整備事業協同組合として責任を持って行っていただいているところですけれども、人員確保や重機の確保などなかなか大変な中で、それでも自治会排雪の時期になると、昼夜分かたず、市民の安全確保、道路確保に一生懸命努力していただいた経緯があります。
そのような中で、例えば、事業を分けるといいますか、先ほどのお話にもありましたけれども、江別環境整備事業協同組合に加入していない事業者も市内にはいらっしゃいます。中には大きな事業者もあると思いますし、先ほどの話では、安全性などの確保も必要なので、公共事業を担っていただいている事業者というお話もありました。そういった事業者に、例えば、雪捨場の管理だけでも切り離した形で対応していただくような、発注ができないものでしょうか、そこら辺のところを確認したいのですが、いかがでしょうか。

除排雪計画担当参事:現在、江別環境整備事業協同組合には、たしか25社加盟していたと思いますけれども、市内の大部分の土木建築業者が加盟していると考えております。
それ以外で公共事業を取った業者であれば、公共事業の注意点も十分認識していると考えられますので、もしそのような方がいればぜひ入っていただきたいと考えておりますし、恐らく、江別環境整備事業協同組合も、だんだん成り手不足が進む中で、体制の維持に努めるに当たって、声かけはしているものと認識しております。

齊藤君:今後の協議の中で、そういったことも江別環境整備事業協同組合に声かけしていただけたらと思っておりますし、市としても、そういった意識を持った形でお考えいただけたらと思っております。
これも除排雪事業の在り方ということでお聞きしますが、今、25事業者とおっしゃいましたが、江別環境整備事業協同組合に加入された25事業者で市内の除排雪体制を組み、事業を担っていただいているところですけれども、今回の大雪を踏まえて、事業者が限られた時間内で対応するには、また、機械も人員も限られた中で、急に大雪が降ったから人を増やしてできるかというと、そのようなことにもならないという現実があります。
そのような中で、緊急体制といいますか、江別環境整備事業協同組合の事業者のサイクルの中で、通常は今の体制でいいのですけれども、今回のような大雪のときの緊急体制といいますか、予備体制というものを組んでおきながら対応していくということです。それは簡単にできることではないですし、一つの体制を組んでしまうと、それを変えることも大変ですし、全体の中で対応しなければならないこともありますが、最初からそういった体制を組んでおくことが大事だと思います。
一部を変えてすぐできる対応ではないと思いますので、これも今回の大雪を踏まえた対応として声が出てきている部分ですが、そこら辺のところはどうなのでしょうか。

除排雪計画担当参事:通常の体制プラスアルファですけれども、委員がおっしゃるように、そのような体制が組めれば理想だと思います。
ただ、先ほど来、申し上げているとおり、成り手不足や機械の不足という部分で、現実的にはなかなか難しいと考えております。その辺りを補完するという意味で、国や北海道、市外事業者に、緊急時にもお願いできる体制の構築に向けて話合いをしていきたいと考えております。

齊藤君:考え方はいろいろとあると思いますけれども、予備体制を市外や組合員外の対応と考えるか、それとも、現状の中で江別環境整備事業協同組合としてどう対応できるかというお考えがあると思ったりもするのです。そこら辺も含めて、今後の体制整備の中で、急に体制を変えることは全く厳しいということですが、事前にそういったことも想定した中で、体制を構築していただけたらと思いますので、ぜひ御検討のほどよろしくお願いいたします。

委員長(高間君):ほかに質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
これをもって、建設部所管事項を終結いたします。
建設部退室のため、暫時休憩いたします。(14:38)

※ 休憩中に、今後の進め方について協議

委員長(高間君):委員会を再開いたします。(14:39)
それでは、除排雪事業については、建設部において報告の準備が整ったタイミングで、改めて報告を求めたいと考えておりますが、委員の皆様、よろしいでしょうか。(了)そのように確認いたします。
次に、2協議事項、(1)農作物生育状況調査の実施についてを議題と致します。
本件につきましては、去る3月30日の会長会議におきまして、新型コロナウイルスの感染状況を見ながら、実施可能な調査については実施することが確認されました。
当委員会におきましては、その年の農作物の生育状況及び収穫期に向けた課題等について、現状を把握するため、農作物の生育状況調査を実施しております。
実施に当たり、日程につきましては、事務局を通して所管する部局と事前に調整を致しました結果、次第に記載のとおり、7月21日木曜日の午前9時30分より実施したいと思いますが、委員の皆様、よろしいでしょうか。(了)そのように確認いたします。
なお、受入先農家等の都合により、やむを得ず日程変更となる場合につきましては、後日、事務局を通して各委員に通知することとしてよろしいでしょうか。(了)そのように確認いたします。
以上で、本件を終結いたします。
次に、3閉会中の所管事務調査(案)についてでございますが、記載の4項目について議長に申し出たいと思いますが、よろしいでしょうか。(了)そのように確認いたします。
最後に、4その他について、各委員からございませんか。(なし)
事務局からございませんか。(なし)
以上で、本日の委員会を散会いたします。(14:43)