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経済建設常任委員会 令和4年9月30日(金)

印刷用ページを表示する 掲載日:2023年12月12日更新

(開会前)

※ 日程確認

(開 会)

委員長(高間君):ただいまより、経済建設常任委員会を開会いたします。(9:58)本日の日程は、開会前に確認いたしましたとおり、次第に記載のとおり進めてよろしいでしょうか。(了)そのように確認いたします。
水道部入室のため、暫時休憩いたします。(9:58)

委員長(高間君):委員会を再開いたします。(9:58)
1水道部所管事項、(1)報告事項、アの大規模工事の概要に係る調査報告についてを議題と致します。
本件に対する報告を求めます。

水道整備課長:私から、大規模工事の概要に係る調査報告について御報告申し上げます。お手元の資料を御覧願います。
この調査報告は令和4年8月23日開催の経済建設常任委員会へ御報告した大規模工事の概要について、工事受注業者が課徴金納付命令を受けているのではとの御質疑から調査を実施し、その調査結果について御報告するものです。
1工事名は、江別市水道施設整備事業上江別浄水場中央監視システム更新工事です。
2請負者は、北弘電・江別興陽共同企業体です。
3金融庁による課徴金についてですが、当該工事の共同企業体の代表者である株式会社北弘電社は、過去に提出した有価証券報告書等に不適切な会計処理があったことから、令和4年9月1日付の金融庁による課徴金納付命令決定及び納付告知書に従い、課徴金を国庫に納付する意向であります。
また、本件を真摯に受け止め、今後の再発防止や信頼回復に努めていく旨を同社のホームページ上で表明していることを確認いたしました。
4当該工事の実施についてですが、当該工事の実施に当たっては、令和4年8月24日に同社から聞き取りを行い、仕様書の遵守、施工計画書等による工程・品質管理を徹底し、契約に基づき適切に履行していくことを確認しております。
また、上記の法令違反があったことを理由に、当該工事の実施の可否が法的に問われるものではないことから、予定どおり当該工事を実施するものであります。
以上です。

委員長(高間君):ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。

干場君:本件は、私からの質疑で取り上げさせていただきました。
今、御説明いただいたことについては、十分理解をしているところです。
近年、名立たる企業の不祥事が起こっています。不正会計、偽装、不正隠蔽など、企業倫理が問われていると思っているところです。
この企業は北海道内最大の電気工事会社ということで、これまでもきちんと監査も経ながら契約を交わしてきておりますので、その点については、十分認識しているところですけれども、本件については、なかなか看過できない事案の一つでもあると思っております。これからは、常に情報感度を高めながら、アンテナを張り巡らして、公金を使う契約という大きな仕事だと思いますので、今まで以上に緊張感を持って取り組んでいく姿勢で、どうぞよろしくお願いいたします。

委員長(高間君):ほかに質疑ございませんか。

高橋君:初めに、一点お伺いしたいのは、今回の事案の調査結果ですけれども、今回のこの件自体は、そもそも入札参加資格に関わるような事案ではなかったと確認させていただいてよろしいでしょうか。

総務課長:国や北海道、また、市におきまして、指名停止等の措置を講じますのは、私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律の違反や談合、建設業法違反、安全管理措置の不適切により重大な事故を起こした場合等でありまして、本件は、これらの事案に直接該当するものではないと考えております。
いずれにしましても、入札参加資格等の把握につきましては、所管部局との連携を図りながら適切に対応してまいりたいと考えております。

高橋君:基本的なことの確認で恐縮ですけれども、せっかくの機会ですから伺わせていただきたいと思います。
もしも入札参加資格停止になるような事案があった場合は、水道部としても、速やかにその情報を得る体制が取れているかどうかを確認させていただきたいということが一点と、契約から工事開始までの間に入札参加資格停止に該当するような問題が発生した場合はどのような対応が可能なのかについて確認させてください。

総務課長:国や北海道において指名停止等の措置を受けた場合は、まず、市の所管部局であります総務部財務室契約管財課に情報が入ります。水道部は、ここから情報を頂いております。
また、市が指名停止等の措置を講じた場合は、措置の期間中は江別市との新規契約に一定の制限が加わりますが、現在履行中の契約には何ら影響しないものであります。

委員長(高間君):ほかに質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
これをもって、水道部所管事項を終結いたします。
建設部入室のため、暫時休憩いたします。(10:06)

委員長(高間君):委員会を再開いたします。(10:07)
2建設部所管事項、(1)報告事項、アの損害賠償請求事件に係る判決についてを議題と致します。
本件に対する報告を求めます。

雪対策課長:私から、損害賠償請求事件に係る判決について御報告いたします。
本件の内容につきましては、本年2月14日の当委員会に御報告しておりましたが、改めて経緯等を御説明いたします。
資料の1ページをお開き願います。
原告は、江別市在住の男性であります。
請求の趣旨及び概要でありますが、江別市の除雪方法に問題があり、置き雪が発生することが原因で、1公道の通行、敷地から公道への通行、ごみステーションを利用する権利が侵害されたこと。2置き雪の処理という労働を事実上強制されたこと等による精神的苦痛による損害として30万円。3有料業者に処理を依頼した分の財産的損害として2万円。合計32万円について、国家賠償法及び民法に基づき損害賠償請求を行うとの内容であります。
これまでの江別市の対応及び経過でありますが、平成25年4月から5月頃にかけて、玄関前やごみステーション前の置き雪などについて、eメールでのやり取りを行っております。また、平成27年1月から2月頃にかけて、同様の内容でeメールでのやり取りのほか、職員や事業者との立会いを行っております。
次に、平成30年1月から5月頃にかけて、置き雪に関する法的問題などについて、法制担当部署や広報担当部署も交え、eメールでのやり取りを行っております。
昨年12月21日の訴状受理後、顧問弁護士と対応を協議し、本年1月25日に第1回口頭弁論が行われましたが、裁判官より、本件は札幌地方裁判所への移送が適当とされ、原告も異存がなかったことから、地方裁判所への移送が決定したところであります。
札幌地方裁判所では、本年4月以降、3回の審理を経て、去る9月22日に判決が言い渡されました。
判決主文は、1原告の請求を棄却する。2訴訟費用は原告の負担とする。
判決理由は、記載のとおりであります。
以上です。

委員長(高間君):ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
次に、イの令和3年度の大雪を踏まえた今後の対応方針について(中間報告)を議題と致します。
本件に対する報告を求めます。

除排雪計画担当参事:私から、中間報告と致しまして、令和3年度の大雪を踏まえた今後の対応方針について御報告いたします。
最初に、資料について御説明いたします。
資料2ページから資料3ページが令和3年度の大雪を踏まえた今後の対応方針について記載した資料であり、資料3ページの下段から資料8ページについては、図面などの補足資料となっております。
資料2ページを御覧ください。
1江別市雪対策庁内会議の開催についてと致しまして、会議の開催概要について説明いたします。
(1)開催趣旨につきましては、1令和3年度の大雪に伴う庁内各課の問題点・課題等の情報を共有して共通認識とする、2全庁的な対応策の検討及び体制の再構築により総合的な雪対策を図る、以上2点を目的としております。
(2)の江別市雪対策庁内会議の構成員ですが、資料3ページの下段、資料1を御覧ください。
江別市雪対策庁内会議委員の13名に加え、庁内からより多くの課題の抽出と意見を頂く必要があるとの考えから、オブザーバーとして除排雪事業と密接に関係する3課を加え、開催したところです。
(3)開催日につきましては、記載の日程で3回開催いたしました。
また、江別市雪対策庁内会議の開催に当たりましては、当日までに適時eメールにて事前の確認作業を行いながら進めてまいりましたが、1回目に課題の抽出、2回目に課題の検討、3回目に取りまとめを行ったところであります。
(4)主な検討事項につきましては、資料4ページの資料2に記載しておりますので、後ほど御確認いただきたいと思いますが、共通事項と致しましては、情報共有、情報発信、役割分担について、また、個別事項と致しましては、バスの運休、自治会排雪、ごみ収集、通学路や学校周辺の除雪について検討事項として提案があったところです。
このほか、5月18日に次長級による政策調整会議にて、5月23日には部長級による政策会議におきまして、江別市雪対策庁内会議の開催趣旨や4月20日の江別市雪対策庁内会議における開催内容について報告を行ったところです。
検討結果のうち、主要となる部分につきましてですが、土木事務所による独自検討も併せて集約した形で、次の2検討中の対応方針についてで説明させていただきます。
本日は、中間報告と致しまして、決定事項ではなく、方針ということで説明させていただきますので、よろしくお願いいたします。
(1)庁内情報共有・市民周知の強化と致しまして、1排雪実施路線公表の常設化を予定しております。
こちらにつきましては、6月16日の当委員会におきましても複数の委員から要望があったところですが、庁内会議においても除排雪情報に伴う重要な情報として多くの要望があったことから、これを常設化し、より分かりやすく周知する意味で、資料5ページの資料3の図面、こちらと併せて掲載を予定しております。
また、公表に当たり、雪対策課ホームページのほか、企画政策部広報広聴課で取り組んでおります情報発信強化事業の中で実施しているLINEによるプッシュ型情報発信により利用できるよう協議・調整中でありますが、現在のところ、除雪の出動状況と排雪実施路線の2件について発信を予定しております。
これらに関連いたしまして、自治会排雪の進捗状況につきましては、ごみ収集など市民サービスと密接に関係することから、これに配慮し、自治会排雪の当日完了区域及び翌日実施予定区域について、江別環境整備事業協同組合のホームページに公表するよう除排雪事業者と調整中であり、また、自治会排雪の遅延や道路状況の悪化などにより、当日にごみ収集ができなかった場合については、翌日の収集とするなど、新たな対応策の検討について、生活環境部環境室廃棄物対策課から江別市雪対策庁内会議において報告があったところです。
このほか、バスの運行に伴うバス事業者からの要望などの取りまとめにつきましては、企画政策部政策推進課公共交通担当を窓口とし、土木事務所と調整を行うよう、同じく江別市雪対策庁内会議において、取決めを行ったところです。
次に、2除雪当番会議参加への提案についてですが、こちらは土木事務所からの提案となりますが、除雪シーズン中の毎週金曜日、土木事務所におきまして、市職員と江別環境整備事業協同組合で担当者会議を行っており、大雪時など必要に応じ、関係課にも会議に参加していただき、除排雪作業の現状や各課が抱える問題点などについて対面により意見交換を行うことで、全庁的な対応により円滑化が図られるものと考えております。
最後に、3庁内情報共有の強化についてですが、これまで各課のホームページに個別に掲載していた雪に関連する内容を集約し、1か所で確認できることにより、庁内情報共有の強化が図られるよう、既存の庁内システムの中で検討を進めているところです。
次に、(2)除排雪体制の強化のうち、1国など外部団体による支援体制について御説明いたします。
昨年度、既に実績のあるものになりますが、引き続き、国、北海道、市外事業者に対しまして、当市除排雪事業への継続した支援要請を行うものですが、市長におきましては、これまでも石狩地方開発促進期成会や北海道市長会による活動に際し、国や北海道に対して要望を行っているところではありますが、8月26日には、雪堆積場について北海道開発局札幌開発建設部江別河川事務所、8月31日には、路線排雪について、北海道開発局札幌開発建設部と建設管理部へ、土木事務所から支援体制の継続について要請を行ったところです。
その際、北海道開発局札幌開発建設部江別河川事務所からは、石狩川河川敷などの雪堆積場については、あらかじめ昨シーズンの大雪を想定した敷地を確保する形で河川占用を行ってはどうかと提案を頂いたところです。
2通行の確保を優先する路線の明確化について御説明いたします。
資料6ページの資料4と資料7ページの資料5となりますが、こちらにつきましては、バス路線、雪堆積場への経路など、幹線道路のうち、特に注視すべき排雪路線として明確化による円滑な通行の確保を目的として作成を予定しております。
まず、資料6ページの資料4通行の確保を優先するバス路線(案)についてですが、昨シーズンを踏まえ、バス事業者から特に要望の多かった路線や重要と思われる路線などについて、企画政策部政策推進課公共交通担当からの聞き取りにより作成したものですが、内容と致しましては、バス路線のうち、JR駅とつながる路線を緑色、地域の孤立を防ぐ路線を青色、運行が困難になりやすい路線を茶色、その他、黒線が国道と道道、細い黄色がバス路線を示しております。
次に、資料7ページの資料5雪堆積場につながる路線と主要な東西交通を確保する路線についてですが、排雪路線のうち、重要な路線については、バス路線、公共施設周辺、通学路における歩道の有無など交通量の多い主要路線等の中でも、これまで、雪堆積場に至る経路が最重要路線として主に口頭にて説明をしてきたところですが、重要な路線として改めて明確化する意味で、このたび、作成しようとするものです。
最重要とする雪堆積場につながる路線を赤線、次に重要と考えます主要な東西交通を確保する路線を水色で示しており、また、左下の凡例のとおり、雪堆積場を水色の丸、三角、四角で示しております。
次に、3早期路線排雪への対応について御説明いたします。
こちらにつきましては、昨シーズン、市内全ての道路が一気に閉塞した降雪状況が二度あったことを踏まえ、当該年度の降雪・積雪状況や今後の気象情報などを勘案しながら、市内幹線道路の円滑な交通確保を目的とし、より予防的な観点から路線排雪の早期実施について随時検討を行うよう、進めてまいりたいと考えております。
4除排雪作業車の増強について御説明いたします。
交通渋滞や車両、人身事故に配慮し、これまで行っておりませんでした日中作業につきまして、例えば、幹線道路と生活道路の交差部、幹線道路と横断歩道部分との交差部にできた段差解消や手押し信号機周辺の雪山の除去作業などについて、小型ショベルの新規導入により、スポット的な軽作業の実施が可能になることを想定しております。
また、大型ロータリーなど、除排雪作業車についても増強を行い、幹線道路の管理体制強化について検討しているところであります。
5庁内連携体制の強化について説明いたします。
資料8ページの資料6になります。
これまで、口頭により引き継がれておりました庁内各課との冬期連携体制につきまして、業務分担や担当部署が明確となるよう、一つの案として冬季通行止めなどの対応フロー図を作成したところですが、そのほか想定される事案を含め、今後、正確で迅速な対応が行えるよう精査してまいりたいと考えております。
6除雪作業の履行確認・休校判断についてですが、江別市雪対策庁内会議での協議の中で、教育委員会からは、安心・安全の確保及び学習機会の保障の観点から、より適切な判断を行うため、校長会と相談しながら休校判断について調査研究を進めるとの回答を頂く一方で、土木事務所以外では把握できない情報もあることから、除排雪事業について、より理解を深めていただくため、校長会を通じ、市内公立小・中学校の校長に土木事務所から直接説明を行うよう要望があったところです。
このことにつきましては、教育委員会の求めに応じ、現在、教育委員会を窓口として日程調整を行っているところです。
また、休校判断に当たっては、除雪作業に伴う歩道除雪の進捗状況の確認や進捗の見通し情報は必須であるとのことから、どのような対応ができるかなどについて、土木事務所で検討を行っているところであります。
7通学路等の確保についてですが、こちらも同じく江別市雪対策庁内会議での協議内容となりますが、昨シーズンについては、今までにない特殊な降雪パターンであったことから、大規模な交通障害が発生し、道路の幅員確保に終始した1年であったところですが、その際でも一定程度の通学路が確保されるよう、引き続き、教育委員会と土木事務所において検討してまいりたいと考えております。
また、市職員による通学路の除雪支援体制の強化につきましては、昨年度初めて、特に、学校周辺の通学路の安全確保を目的とし、建設部及び教育委員会の合同により、幹線道路の交差点の横断歩道部分を重点的に点検や砂まきなどの軽作業を行ったところですが、江別市雪対策庁内会議の中で、建設部、教育委員会での作業が困難な際は、全庁的に職員を招集してもよいのではとの意見があったことから、提案に基づく体制強化について検討しております。
最後に、8除排雪体制強化に向けた民間連携につきましてですが、除排雪事業の体制強化構築に向けた基礎資料とすることを目的と致しまして、除排雪事業者である江別環境整備事業協同組合の組合員以外の民間事業者に対し、8月中旬にアンケート調査の調査票を発送したところであります。
発送先ですが、まずは公共事業に理解のある公共事業経験者を対象とするため、一般社団法人江別建設業協会と江別管工事業協同組合に加盟する除排雪事業者である江別環境整備事業協同組合の組合員以外の合計27社を対象と致しました。
主な調査項目ですが、従業員数、大型特殊など免許取得状況、除雪ドーザー、ホイールつき油圧ショベル、ダンプトラックなど建設機械の所有台数、間口除雪などの除排雪作業経験の有無としており、現在24社から回答を頂いておりますが、今後、令和5年度シーズン以降の体制強化に向けて、どのような活用方法があるかなどについて、江別環境整備事業協同組合と協議検討をしていく予定でおります。
以上です。

委員長(高間君):ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。

高橋君:具体的に検討されてきた様子がよく分かるのと、これまで土木事務所の職員の皆さんであれば、御存じのことなのでしょうけれども、議会としても分かりやすく見せていただける資料が提出されたので、よかったと思っております。
まだ検討中ということで、少し確認ですけれども、一つには、LINEの運用はすごく重要とは思いますが、このLINEの運用自体は企画政策部広報広聴課で行うと理解してよろしいでしょうか。土木事務所としては、その一環として活用させていただくことを検討中ということで整理して理解すればよろしいか、確認させてください。

除排雪計画担当参事:当初、御説明のとおり、企画政策部広報広聴課で取り組んでおります情報発信強化事業の中で、LINEに関わる事業を取り組んでおりますので、その中で私たちが検討しております事項について、組み込んでいただくよう調整をしているところであります。

高橋君:資料2ページの(2)除排雪体制の強化ということで、国や北海道などへの支援体制の要請についてですが、令和3年度の大雪のときも、江別市は、他の自治体と比べても速やかに支援要請をされて、支援もスムーズに行えたと伺っているのですけれども、それは日頃から支援を受けられるような体制が取られているということなのでしょうか。その辺りの対応についてお伺いしますが、いかがでしょうか。

除排雪計画担当参事:日頃からという部分につきましては、雪対策に特化したものではないですけれども、江別市の道路を含めた行政について、日頃より、国や北海道への要望活動は、市長または担当者を通じて要請しているところであります。
令和3年度の冬につきましては、あのような状況がありましたことから、市長に動いていただいて、まず、国にお願いしたという経緯がございます。

高橋君:もう一点だけ確認させていただきたいのですけれども、資料3ページの(2)の4で、小型ショベルの新規確保が検討されているということですが、どのような作業を想定して小型ショベルを確保しようとされているのでしょうか。これはどなたが操作されるのでしょうか。どのような想定で検討されているかをお伺いします。

除排雪計画担当参事:まず、作業の内容ですけれども、幹線道路と生活道路の交差した部分の段差、幹線道路と歩道との段差、令和3年度も一部話題になりましたが、手押し信号機の押しボタンのところにできた雪山の除去を考えております。
作業者は、苦情対応などで江別環境整備事業協同組合も十分な人員確保がなされていなければ、直営ということも考えておりますけれども、基本的には、江別環境整備事業協同組合や民間業者にお願いしたいと考えております。

委員長(高間君):ほかに質疑ございませんか。

干場君:まず、今回、かつてない大雪ということで、庁内に会議を設けたわけですけれども、その会議には実際に除雪を行っている江別環境整備事業協同組合とのタイムリーなお互いの状況の把握と、それを踏まえた対策が常にスムーズにできていなければ実効性がないと思います。
今回、庁内の会議ですから、そこに江別環境整備事業協同組合が入って会議をするということは少々難しいような気もするのですけれども、江別環境整備事業協同組合の代表者が参加しながら、認識にずれのないよう、今、目の前にある困難に対応していく会議が必要ではなかったかと思いますが、たしか、そのような体制ではなかったとお聞きしております。
今回、庁内で3回の会議をされていますが、実際に、この除雪を担う江別環境整備事業協同組合の体制もあると思います。今回、検討に当たり、その辺はどのぐらいの密度でやり取りをしたのでしょうか、これまでの経緯の積み上げられ方といいますか、関係性を改めてお伺いします。

除排雪計画担当参事:本日、中間報告ということで、検討しておりますというような言葉尻で御説明させていただきましたけれども、江別市雪対策庁内会議で上がってきた議題に対しては、適時、江別環境整備事業協同組合と調整しながら、江別市雪対策庁内会議の中でも議論を交わしてきたところであります。
方針について、最終的に取りまとめたものを、江別環境整備事業協同組合には、こういうことで決まりましたので、よろしくお願いしますと確定した情報として今後説明していくことを考えております。
ただ、繰り返しになりますけれども、江別市雪対策庁内会議を3回開催した中では、適時、その都度、確認しながら、調整しながら進めてきたところであります。

干場君:今後も、そのようによろしくお願いします。
もう一点ですけれども、今、御説明のありました、この時点における方針に伴う体制の強化の中に、これまでの取組をさらに強化するということもありますが、次の冬はもう目の前ですから、そこに対する財源について、令和4年度の当初予算化していない中に何かあるのであれば、必要に応じてお考えがあるのか、その点についてもお伺いします。

除排雪計画担当参事:今、委員から御指摘がありましたとおり、大型除雪作業車の購入につきましては、財源を伴うことから、令和5年度に向けて予算要求をしようとするところでありますので、本日、そういうことで報告はさせていただいたところではありますが、委員の御心配のとおり、査定の有無によって、方向性が変わる可能性もあるということで、よろしくお願いいたします。

干場君:もう一点ですけれども、たまたま私の自宅の前が通学路となっておりまして、今回、いろいろな状況を体験させていただいたところです。
確かに、原課として歩道を除雪するという役割は重要だともちろん認識しているのですけれども、限界があると思っています。そのような場合に、原課は原課でできることと、そうしたことを踏まえた上で、教育委員会がどのように休校の判断をするかは、子供たちの登下校のことですので、きめ細やかな検討をよろしくお願いしたいと思います。

委員長(高間君):ほかに質疑ございませんか。

島田君:これから、除排雪三者懇談会が始まると思いますけれども、今回の中間報告に関して、何か報告みたいなことがあるのでしょうか。

除排雪計画担当参事:実は、先日も野幌地区の除排雪三者懇談会があったところですけれども、今日と全く同じ資料ではないですが、おおむね同じような情報交換はさせていただいたところです。
これからも残る3地区で行っていきたいと考えております。

委員長(高間君):ほかに質疑ございませんか。

齊藤君:まだ中間報告ということですので、気になる点だけ確認をさせていただこうと思っております。
先ほどの干場委員のお話と重なる部分もあるとは思いますが、通学路の除雪に関しては、今、報告のありましたとおりの状況で、今後、対応していく部分もある中で、令和3年度の休校の判断に関しても、急遽、休校になった原因が、学校敷地内の除雪終了のめどが見えなかったということもありました。
そこら辺は、先ほどからの協議と重なっている部分もありますが、報告の中で、最小限の通学路の確保ということもあるのですけれども、学校敷地内、そして、除雪という部分で、資料4ページの学校施設内の除雪が未完了であったことに関して、学校業務主事が最小限の通路を確保するよう検討を進めることになっています。これも今後、検討されるとは思いますが、結果的に、令和3年度の雪の状況では、各学校に1人しかいないと思われる学校業務主事がそこにたどり着くことも大変な状況の中で、通路を確保する、また、先生方が来られたとしても駐車場の確保や、様々なことがあると思われるものですから、そこら辺も結果的には休校の判断につながっていくと思います。通学路から学校敷地内の除雪に関しての部分として、もう少し検討していただきたいと思っております。
中間報告ですから、今後の報告の部分に加えていただきたいと思いますが、この学校業務主事が最小限の通学路を確保するとなっているものですから、そこら辺はどうなのかということを確認します。

除排雪計画担当参事:こちらにつきましては、教育委員会とのやり取りの中で、私どもの除雪が間に合わなかったときには、こちらに書いてあるとおり、学校業務主事が駐車場や職員、生徒が通る通路の最低限の除雪を汎用の除雪機で確保するのですが、限界があり、学校によっては、さらに、公益社団法人江別市シルバー人材センターに依頼し、対応しているようです。
冬期間だけ人員を増やし、対応している中で、これ以上の対応は難しいという回答を得ているところではありますけれども、大雪の場合を想定したときに、私どもも必ず全市全線へ除雪に入れない場合もありますので、この辺りは、少し長い期間の検討事項になると考えております。

齊藤君:全市ですから、それぞれの学校の降雪状況も異なると思います。そこら辺も踏まえた上で、全庁での連携体制の下に対応していくということもありましたので、そこら辺も含めてお願いしたいと思います。

委員長(高間君):ほかに質疑ございませんか。

徳田君:非常に多岐にわたり様々な検討を頂いて、非常にいろいろな部分で変わっていくのではないかと期待を持ちながら報告を聞かせていただきました。
一点だけ確認したいのですけれども、先ほど島田委員から除排雪三者懇談会の中で今回の中間報告といいますか、現状の検討状況について、先んじて野幌地区の中ではお話をしたということで御報告いただきました。そのほかの地区についても、今後、こういった形で令和3年度の大雪を踏まえて検討していることを発信していくということでしょうけれども、中間報告で決まっていない検討中の部分があるので、難しいことは承知するのですが、令和3年度、あれだけ市民生活に大きな影響を与えた大雪です。その対応について、途上でも多岐にわたり様々な検討をしているということを、ぜひ最終決定の前に市民にお伝えして、安心感を広げていくことも必要ではないかと思います。
もう少しでシーズンに入りますので、実際には全体的な報告になってしまうかもしれませんけれども、除排雪三者懇談会以外における中間報告について、市民の皆さんへの検討状況の発信などについて、お考えがありましたらお伺いします。

除排雪計画担当参事:今の徳田委員からの御質疑ですけれども、除排雪三者懇談会、市長との対話集会、本日の委員会も含めて、難しいスケジューリングで、何をどこまで出していけるかということが私どもも非常に苦慮したところであります。
それで、口頭でもって積極的に情報開示していったほうがいいのではという御質疑でしたが、おっしゃるとおり、先日の野幌地区の除排雪三者懇談会については、資料にはなかなか書けないけれども、言葉で補足して説明する形で情報発信を行い、御理解いただいたと考えております。

徳田君:直接、市長との対話集会と除排雪三者懇談会の中でということですけれども、タイミング的な難しさもあると思います。より広く市民の皆さんに周知をしていくといった意味で、例えば、このタイミングですから、できるか、できないかということは難しい部分がありますし、最終的にこのような対応になりましたという発信かもしれませんけれども、これだけの検討をされていますので、令和3年度の大雪を踏まえて庁内で検討した結果について、広報を利用し、お知らせするなど市民の皆さんにも御理解いただく取組をぜひ進めていただきたいと思いますので、要望としてお願いしたいと思います。

委員長(高間君):ほかに質疑ございませんか。

高間君:最後に要望ですけれども、先ほど干場委員の御質疑のときに御答弁いただきましたが、江別環境整備事業協同組合等々との連携について、市で決めたことを、このように決まりましたから行ってくださいではなくて、江別環境整備事業協同組合の考えもあると思います。そこに持っていく段階で、こういうことはどうしますかといったことをしっかりと話し合いながら行っていかないとなりません。一方的に、このように行ってくださいと言って、江別環境整備事業協同組合ではできないといった差が生まれてこないような形でしっかりとしたものをつくるということが大事だと考えております。
ですから、これがこうですといったときに、できないのでしたら、どうしようかということを考えて方針をつくって、市民の皆さんに少しでも迷惑がかからないようにしていただきたいと思います。その辺のすり合わせをしっかりとお願いをしたいと思います。

副委員長(徳田君):ほかに質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。

委員長(高間君):これをもって、建設部所管事項を終結いたします。
建設部退室のため、暫時休憩いたします。(10:49)

委員長(高間君):委員会を再開いたします。(10:49)
最後に、3その他について、各委員からございませんか。(なし)
事務局からございませんか。(なし)
以上で、本日の委員会を散会いたします。(10:50)