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令和4年第3回江別市議会定例会会議録(第1号)令和4年9月1日

印刷用ページを表示する 掲載日:2022年11月25日更新

1 出席議員

25名

議長 宮本 忠明 君 副議長 島田 泰美 君 
議員 高橋 典子 君 議員 佐藤 美佐子 君
議員 吉本 和子 君 議員 角田  一 君
議員 芳賀 理己 君 議員 本間  憲一 君
議員 鈴木 誠 君 議員 猪股 美香 君
議員 岡 英彦 君 議員 石田 武史 君
議員 高間 専逸 君 議員 三角 芳明 君
議員 清水 直幸 君 議員 干場 芳子 君
議員 諏訪部 容子 君 議員 佐々木 聖子 君
議員 稲守 耕司 君 議員 内山 祥弘 君
議員 齊藤 佐知子 君 議員 徳田 哲 君
議員 奥野 妙子 君 議員 相馬 芳佳 君
議員 裏 君子 君    

2 欠席議員

0名

3 説明のため出席した者の職氏名

市長 三好 昇 君 副市長 後藤 好人 君
水道事業管理者 渡部 丈司 君 病院事業管理者 長谷部 直幸 君
総務部長 萬 直樹 君 企画政策部長 川上 誠一 君
生活環境部長 金子 武史 君 経済部長 福島 和幸 君
健康福祉部長 白崎 敬浩 君 建設部長 佐藤 民雄 君
水道部長 菊谷 英俊 君 病院事務長 白石 陽一郎 君
病院経営推進監 岩渕 淑仁 君 会計管理者 千葉 誠 君
総務部次長 近藤 澄人 君 財務室長 石田 賢治 君
教育委員会教育長 黒川 淳司 君 教育部長 伊藤 忠信 君
監査委員 中村 秀春 君 監査委員事務局長 宮沼 直之 君

4 事務に従事した事務局員

事務局長 三上 真一郎 君 次長兼
総務課長事務取扱
錦 戸 康成 君
庶務係長 竹下 靖子 君 議事係長 坪松 隆 君
主査 小川 和幸 君 主任 川上 静 君
主任 赤田 竜哉 君 事務補助員 猪部 みゆき 君
事務補助員 寺岡 明日香 君 事務補助員 對馬 綾音 君

5 議事日程

日程第 1 会議録署名議員の指名
日程第 2 会期の決定
日程第 3 諸般の報告
日程第 4 行政報告
日程第 5 各常任委員会所管事務調査報告
日程第 6 議案第45号 江別市手数料条例の一部を改正する条例の制定について
日程第 7 議案第43号 地方公務員法の一部改正に伴う関係条例の整備に関する条例の制定について
日程第 8 議案第44号 江別市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例の制定について
日程第 9 議案第46号 令和4年度江別市一般会計補正予算(第3号)
日程第10 議案第47号 令和4年度江別市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)
日程第11 議案第48号 令和4年度江別市介護保険特別会計補正予算(第1号)
日程第12 認定第1号 令和3年度江別市水道事業会計決算を認定に付することについて
日程第13 認定第2号 令和3年度江別市下水道事業会計決算を認定に付することについて
日程第14 議案第42号 令和3年度江別市病院事業会計資本金の額の減少について
日程第15 認定第3号 令和3年度江別市病院事業会計決算を認定に付することについて
日程第16 請願第1号 高齢者の交通費助成を求めることについて
日程第17 請願第2号 江別市子ども医療費助成事業の拡充を求めることについて
日程第18 報告第20号 専決処分について
日程第19 報告第21号 専決処分について
日程第20 報告第22号 江別市水道事業会計資金不足比率の報告について
日程第21 報告第23号 江別市下水道事業会計資金不足比率の報告について
日程第22 報告第24号 江別市病院事業会計資金不足比率の報告について

6 議事次第

◎ 開会宣告・開議宣告

議長(宮本忠明君)

これより令和4年第3回江別市議会定例会を開会いたします。
ただいまの出席議員は25名で定足数に達しております。
直ちに本日の会議を開きます。

◎ 議事日程

議長(宮本忠明君)

本日の議事日程は、お手元に配付いたしましたとおりであります。

◎ 会議録署名議員の指名

議長(宮本忠明君)

日程第1 会議録署名議員の指名を行います。
会議規則第111条の規定により、
鈴木議員
芳賀議員
を指名いたします。

◎ 会期の決定

議長(宮本忠明君)

日程第2 会期の決定についてを議題と致します。
お諮りいたします。
今期定例会の会期は、あらかじめ議会運営委員会と諮り、本日から28日までの28日間とし、2日から8日まで、10日及び11日、並びに14日から27日までは委員会審査等のため、本会議を休会と致したいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、そのように決しました。

◎ 諸般の報告

議長(宮本忠明君)

日程第3 諸般の報告を事務局長に報告させます。

事務局長(三上真一郎君)

御報告申し上げます。
今議会におきます地方自治法第121条の規定によります説明員は、別紙印刷物のとおりでございます。
また、今議会に提出されました案件の数並びに閉会中の議長事務報告につきましても、印刷物に掲載のとおりでございます。
さらに、監査委員から報告のありました令和4年度定期監査前期の報告、及び例月出納検査結果報告5月分ないし7月分につきましても、お手元に配付のとおりでございます。
以上でございます。

◎ 行政報告

議長(宮本忠明君)

日程第4 行政報告を議題と致します。
行政報告を求めます。

市長(三好 昇君)

私から行政報告を申し上げます。
初めに、昨日、8月31日に北広島市で開催されました令和4年石狩教育研修センター組合議会第2回定例会について御報告申し上げます。
付議されました案件は、資料1ページ、1会議(1)に記載の石狩教育研修センター組合監査委員の選任についてほか4件で、いずれも承認、可決されております。
案件1、監査委員の選任についてでございますが、新篠津村監査委員の馬渕誠二氏が選任されております。
次に、案件2及び3の専決処分の承認を求めることについてでありますが、北海道市町村総合事務組合規約及び北海道市町村職員退職手当組合規約に、上川中部福祉事務組合を新たに加える専決処分について、報告のとおり承認されております。
次に、案件4、令和4年度石狩教育研修センター組合一般会計補正予算(第1号)についてでありますが、資料2ページ、別紙1、補正額のとおり、ボイラーの修繕に要した経費等として、245万7,000円を、歳入歳出ともに増額補正したことにより、歳入歳出それぞれの総額が3,260万9,000円となっております。
次に、案件の5、令和3年度石狩教育研修センター組合一般会計歳入歳出決算認定についてでありますが、資料3ページ、別紙2のとおり、歳入は、当組合を構成する市町村からの負担金のほか、使用料、繰越金、道補助金などにより、収入済額3,287万9,698円、歳出は、議会費、総務管理費、教育総務費などにより、支出済額は3,002万2,302円となっております。
その結果、歳入歳出差引き残額285万7,396円は、次年度へ繰越しとなり、決算については、全て認定されております。
次に、国費予算要望について御報告申し上げます。
去る7月21日に石狩管内8市町村で構成しております石狩地方開発促進期成会及び関係8市町で構成しております道央圏連絡道路整備促進期成会の合同により、それぞれ必要な事業予算の確保などについて、国土交通省などの関係省庁、関係国会議員等に対し、要望活動を行ってきたところでございます。
石狩地方開発促進期成会の令和5年度開発関係予算に関する要望項目につきましては、資料4ページ、別紙3に記載の13項目となっております。
次に、令和4年度工事契約状況について御報告申し上げます。
資料5ページ、別紙4のとおり、8月5日現在において、総務部契約関連では、土木工事、建築工事を合わせて、契約件数68件、契約率94.4%、水道部契約関連では、水道工事、下水道工事を合わせて、契約件数34件、契約率63.9%となっております。
詳細につきましては、資料6ページから9ページまでに記載のとおりでございます。
以上をもちまして、私からの行政報告を終わります。

議長(宮本忠明君)

これより行政報告に対する質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
以上をもって、行政報告を終結いたします。

◎ 各常任委員会所管事務調査報告

議長(宮本忠明君)

日程第5 各常任委員会所管事務調査報告を議題と致します。
初めに、総務文教常任委員長の報告を求めます。

総務文教常任委員長(諏訪部容子君)

それでは、当委員会の閉会中の所管事務調査のうち、去る7月15日に実施いたしました教育活動等の調査のほか、生涯健康プラットフォーム(デジタル田園都市国家構想推進交付金採択事業)の概要及び第7次江別市総合計画策定に係る取組状況と今後のスケジュールについて、御報告申し上げます。
初めに、教育活動等の調査は、小・中学校における特色ある教育活動や、教育施設の現状を把握することを目的に実施しており、今年は江別第一中学校と北海道林木育種場旧庁舎/サッポロ珈琲館【Rinboku】について実施いたしましたので、その概要について御報告いたします。
江別第一中学校では、GIGAスクール構想推進事業のこれまでの取組とタブレット端末等を活用した授業について調査いたしました。
これまでの取組に関しては、令和2年度から多機能大型ディスプレーや指導者用タブレット端末に加え、小学校4学年分と中学校全学年のタブレット端末を整備するなど、ICT機器全般の活用に向けた支援等を行ってきたほか、学校におけるICT環境整備の設計や使用マニュアルの作成などを行うGIGAスクールサポーターの配置と学校からのICT機器等の利活用方法や故障、障害に関する問合せを支援するヘルプデスクを開設したとの説明を受けました。
また、タブレット端末等を活用した授業では、実際に授業の様子を見させていただく中で、生徒が入力した内容をタブレット端末から送信し、複数の生徒の入力内容を大型ディスプレーに映し出すことにより、視覚的な効果を得られるなど、ICT機器等が有効に活用されていたことから、今後においても、生徒の理解度向上につなげていただきますよう御期待申し上げるところであります。
次に、北海道林木育種場旧庁舎/サッポロ珈琲館【Rinboku】では、所管課から施設概要の報告を受けた後、保存・活用事業者である株式会社珈房サッポロ珈琲館から、会社の概要、当市に本社を移転した経緯、自治会をはじめとした近隣住民との関わり、江別らしい商品開発への取組などについての説明を受けております。
次に、生涯健康プラットフォーム(デジタル田園都市国家構想推進交付金採択事業)の概要についてでありますが、当市では、豊かな自然や安心・安全な農作物に恵まれ、4つの大学や各種研究機関が集積しており、北海道フード・コンプレックス国際戦略総合特区における食品の有用性評価、食品加工の拠点として位置づけられてきたことなど、食と健康管理を結びつける環境が整っているところであります。これまでも北海道情報大学が実施する食の臨床試験への支援を通じて、その研究成果をどのように市民の健康管理に結びつけていくかを検討してまいりましたが、このたび、当市が有している既存のリソース(強み)である健康都市宣言や4大学との連携、食の臨床試験の成果などの活用を基に、スマートフォンから利用できるアプリケーションを国の交付金を活用して開発し、市民の日々の健康管理に役立ててもらうことを想定しているとのことであります。
具体的なサービスについて申し上げますと、新たに開発する(仮称)e-ダイアリーというポータルのアプリケーションから、1つ目に自らの健康状態をいつでも確認できる機能などを有する(仮称)ライフトレーナー、2つ目に食の臨床試験により科学的に裏づけされたデータを活用し、江別産食材などの販売を行う(仮称)えべつ市場というサービスを利用できるようにするとともに、3つ目にWell-Beingのための研究として、食と認知症の予防・早期発見に関する研究を北海道情報大学などが連携して実施する際のデータ蓄積を行う機能を盛り込むとのことであります。
令和5年3月以降に、これらのサービスを市民の皆様に提供することで、将来的な医療費の適正化や健康寿命の延伸、地域産業の活性化につなげることを目指していく予定とのことであります。
次に、第7次江別市総合計画策定に係る取組状況と今後のスケジュールについて申し上げます。
市では、令和6年4月のスタートを目指して、令和3年度から次期総合計画の策定作業を進めているところであり、これまでに江別市まちづくり市民アンケート調査などの次期総合計画の骨子をつくり上げるための土台づくりを行ってきたとのことであります。
その中でも、重要な市民参加の取組の一つである、えべつの未来づくりミーティングは、本年1月から7月までに、30グループと計31回のミーティングを行ったところであり、延べ161人の市民に参加いただいたとのことであります。
また、ミーティングには、将来の江別を担う10人の若手公募職員が、延べ23グループとのミーティングに参加したほか、市長も市内高校生グループとのミーティングに参加して、意見交換を行ったとのことであります。
なお、ミーティングの中では、市民の皆様から、様々な意見をお聴きすることができたほか、この取組に対して高い評価を頂いたところであり、参加した若手公募職員からも、有意義な経験だったとの感想が多く寄せられたとのことであります。
今後は、これまで行ってきた市民参加の取組結果を取りまとめた上で、頂いた意見を基にしながら、庁内検討会議において、次期総合計画の骨子をつくり上げていくほか、江別市行政審議会を設置して、次期総合計画の内容を審議いただくとのことであります。
以上、3件について御報告申し上げ、当委員会の閉会中における所管事務調査報告と致します。

議長(宮本忠明君)

これより総務文教常任委員長報告に対する質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
以上で、総務文教常任委員長報告を終結いたします。
次に、経済建設常任委員長の報告を求めます。

経済建設常任委員長(高間専逸君)

それでは、当委員会の閉会中の所管事務調査のうち、農作物生育状況調査について御報告申し上げます。
去る7月21日に石狩農業改良普及センターの御協力を頂き、八幡地区において春まき小麦の調査を、篠津地区において水稲及びキュウリの調査をそれぞれ実施いたしました。
まず、調査時点における市内の水稲、秋まき小麦及び初冬まきのハルユタカを含む春まき小麦の生育状況を申し上げますと、本年は暖冬や4月から5月にかけての少雨により、農作物への影響が懸念されましたが、その後における天候の回復などにより、それぞれ早く生育しているとのことでありました。
以下、現地調査を行った農作物の概要を順次申し上げます。
春まき小麦の春よ恋については、融雪に合わせて、4月中旬から播種が行われ、少雨の影響により、生育にむらが生じた圃場が散見されましたが、生育量は平年並みに推移しているとの説明を受けました。
また、春まき小麦の需要はあるものの、秋まき小麦に比べると成熟期が遅いため、収量が劣り、特に、春よ恋は倒れやすいことから、収量を増加させるための方策として、倒れにくい春まき小麦の新品種候補の試験栽培に取り組んでいるとのことでありました。
次に、水稲については、播種作業は平年より1日遅く、育苗期間中の好天で生育が進んでいましたが、6月中旬の低温の影響により、稲株が黄色くなってしまったとのことであります。その後、7月に入り、最低気温の高い日が続いたため、稲が大きくなり、おおむね平年どおりに生育が進んだことから、収穫までの間、引き続き、病気の発生などに警戒していくとのことでありました。
また、近年、空知地域を中心に普及している直播栽培についての説明があり、直播栽培は、代かきを行わないことにより、透排水性がよくなり、次年度以降、水田を畑地化できるほか、育苗が必要ないため、作業の効率化が見込まれることなどのメリットがあるとのことであります。
江別市においても、食用の専用品種や北海道外から飼料用の専用品種の種を取り寄せ、試験栽培に取り組んでいるとのことでありました。
次に、キュウリについては、キュウリをはじめとする施設園芸における省力化、高収益化のための取組について説明を受けました。従前と比べて施設園芸に係る経費が増加していることや人手不足、地球温暖化の影響による作物ストレスの増加などに対処するため、低コスト複合環境制御技術を試験的に導入しているとのことでありました。将来的には、自動換気キットなどの拡張性のある機器を導入することで、自動で温度管理や換気を行うほか、水や肥料をまいてくれるなど、施設園芸における省力化や高収益化を図ることができるとのお話を伺っております。
調査の概要は以上のとおりであります。
これから実りの秋を迎えるに当たり、生産農家の日々の努力と苦労が実を結ぶことを祈念しながら、当委員会と致しましても今後の推移を注視してまいりたいと思います。
以上、申し上げまして、当委員会の閉会中における所管事務調査報告と致します。

議長(宮本忠明君)

これより経済建設常任委員長報告に対する質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
以上で、経済建設常任委員長報告を終結いたします。
これをもって、各常任委員会所管事務調査報告を終結いたします。

◎ 議案第45号

議長(宮本忠明君)

日程第6 議案第45号 江別市手数料条例の一部を改正する条例の制定についてを議題と致します。
提案理由の説明を求めます。

建設部長(佐藤民雄君)

ただいま上程になりました議案第45号 江別市手数料条例の一部を改正する条例の制定について、提案理由を御説明申し上げます。
初めに、改正の理由でありますが、令和3年5月に長期優良住宅の普及の促進に関する法律が一部改正され、本年10月1日に施行されるほか、本年5月に建築基準法が一部改正され、5月31日に施行されたことから、これらに伴う所要の改正を行おうとするものであります。
次に、改正の内容でありますが、既存住宅の長期優良住宅の認定について、国が定める基準に適合する場合、増改築を行わなくても認定する制度が新設されたことから、これに伴う手数料の追加等の規定の整備を行うほか、応急仮設建築物の存続期間を延長する建築基準法の一部改正に伴い、引用条項の整備を行うものであります。
なお、附則において、施行期日を令和4年10月1日とするものでありますが、建築基準法の一部改正に伴う引用条項の整備については、公布の日とするものであります。
以上、提案理由を御説明申し上げましたので、よろしく御審議の上、御決定賜りますようお願い申し上げます。

議長(宮本忠明君)

これより本件に対する質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
上程中の議案第45号は、予算決算常任委員会に付託いたします。

◎ 議案第43号

議長(宮本忠明君)

日程第7 議案第43号 地方公務員法の一部改正に伴う関係条例の整備に関する条例の制定についてを議題と致します。
提案理由の説明を求めます。

総務部長(萬 直樹君)

ただいま上程になりました議案第43号 地方公務員法の一部改正に伴う関係条例の整備に関する条例の制定について、提案理由を御説明申し上げます。
初めに、制定の理由でありますが、令和3年6月に公布された地方公務員法の一部を改正する法律を踏まえ、本市におきましても、職員の定年の引上げについて必要な事項を定めるため、関係する条例について、所要の改正等を行おうとするものであります。
次に、条例の内容でありますが、この条例は、全11条と附則から成るものであり、それぞれの条におきまして、関連する条例を一括して改正及び廃止しようとするものであります。
まず、第1条の江別市職員の定年等に関する条例の一部改正でありますが、職員の定年を60歳から65歳まで、2年に1歳ずつ段階的に引き上げるとともに、管理監督職勤務上限年齢制及び定年前再任用短時間勤務制を国に準じて導入しようとするほか、引用条項及び字句の整備を行うものであります。
次に、第2条の江別市職員定数条例の一部改正でありますが、行政サービスを安定的に提供できる体制を確保するため、定年退職者がいない年度にも新規採用を継続できるよう、休業者や派遣者などについて、一時的に定数から除外するものであります。
次に、第3条の江別市人事行政の運営等の状況の公表に関する条例の一部改正、第4条の江別市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部改正、第5条の江別市職員の育児休業等に関する条例の一部改正及び第6条の江別市職員の修学部分休業に関する条例の一部改正は、引用条項及び字句の整備等を行うものであり、第7条の江別市職員の給与に関する条例の一部改正は、管理監督職勤務上限年齢制及び定年前再任用短時間勤務制の導入に伴い、管理監督職勤務上限年齢に達した職員及び定年前再任用短時間勤務職員の給与に関する規定の整備等を行うものであります。
次に、第8条の江別市単純な労務に雇用される職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部改正、第9条の江別市職員の特殊勤務手当に関する条例の一部改正及び第10条の企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部改正は、引用条項及び字句の整備等を行うものであり、第11条の江別市職員の再任用に関する条例の廃止は、定年の引上げに伴い、従来の再任用制度が廃止となるため、条例を廃止するものであります。
最後に、附則でありますが、施行期日を令和5年4月1日とするものでありますが、令和5年3月31日までに実施する給与等に関する情報提供に係る附則第22項の規定は、公布の日から施行するほか、経過措置を設けるものであります。
以上、提案理由を御説明申し上げましたので、よろしく御審議の上、御決定賜りますようお願い申し上げます。

議長(宮本忠明君)

これより本件に対する質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
上程中の議案第43号は、総務文教常任委員会に付託いたします。

◎ 議案第44号

議長(宮本忠明君)

日程第8 議案第44号 江別市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例の制定についてを議題と致します。
提案理由の説明を求めます。

総務部長(萬 直樹君)

ただいま上程になりました議案第44号 江別市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例の制定について、提案理由を御説明申し上げます。
初めに、改正の理由でありますが、妊娠・出産・育児等と仕事の両立支援の観点から、非常勤職員に係る育児休業の取得要件の緩和など、国の制度に準じて、所要の改正を行おうとするものであります。
次に、改正の内容でありますが、非常勤職員の子の出生後8週間以内に育児休業しようとする場合の取得要件のうち、任期に係る要件について、子が1歳6か月に達する日までを子の出生日から起算して8週間と6月を経過する日までと緩和するものであります。
また、非常勤職員の子が1歳以降の育児休業について、夫婦交代での取得など、育児休業の取得時期を柔軟化するほか、取得回数制限の緩和に伴う規定の整備等を行うものであります。
なお、附則において、施行期日を令和4年10月1日とするほか、経過措置を設けるものであります。
以上、提案理由を御説明申し上げましたので、よろしく御審議の上、御決定賜りますようお願い申し上げます。

議長(宮本忠明君)

これより本件に対する質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
上程中の議案第44号は、総務文教常任委員会に付託いたします。

◎ 議案第46号ないし議案第48号

議長(宮本忠明君)

日程第9ないし第11 議案第46号 令和4年度江別市一般会計補正予算(第3号)、議案第47号 令和4年度江別市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)及び議案第48号 令和4年度江別市介護保険特別会計補正予算(第1号)、以上3件を一括議題と致します。
提案理由の説明を求めます。

副市長(後藤好人君)

ただいま上程になりました議案第46号 令和4年度江別市一般会計補正予算(第3号)外2特別会計の補正予算につきまして、一括して提案理由を御説明申し上げます。
初めに、一般会計でありますが、今次補正は、第1に、新型コロナウイルス感染症対策等への措置、第2に、コロナ禍における原油価格・物価高騰対策等への措置、第3に、国等の予算動向による変更等の措置、第4に、国・道補助負担金の確定に伴う措置、第5に、その他緊急を要するものへの措置を行うことを方針として編成したものであります。
以下、その概要につきまして、御説明申し上げます。
予算書の8ページ、3の歳出をお開きいただきたいと存じます。
まず、2款総務費でありますが、1項6目企画費は、デジタル機器等の技術を活用した健康管理システムの構築等に要する経費として、3億9,932万4,000円を措置するものであります。
次に、3款民生費でありますが、1項1目社会福祉総務費の地域福祉一般管理経費は、生活困窮者自立支援事業費等の精算返還金として、1,476万7,000円を追加するものであり、生活保護世帯等支援給付金(物価高騰対策)は、コロナ禍における原油価格・物価高騰等を踏まえ、生活保護世帯及び年末見舞金支給世帯の生活を支援するため、1世帯当たり2万円の給付金等として、3,613万2,000円を措置するものであります。
また、2目老人福祉費は、認知症高齢者グループホームの家族面会室整備に対する補助金として、350万円を措置するものであり、3目障害福祉費は、障害者自立支援給付費の精算返還金として、2,481万8,000円を追加するものであります。
次に、2項1目児童福祉総務費の児童福祉一般管理経費は、子育て世帯への臨時特別給付金等の精算返還金として、7,399万円を追加するものであり、放課後児童クラブ運営費補助金及び放課後児童クラブ運営事業は、民間クラブ及び公設民営クラブにおける放課後児童支援員の処遇改善のため、それぞれ362万4,000円及び54万円を追加するものであります。
また、放課後児童クラブ施設整備事業は、放課後児童クラブの開設に向けた施設整備費として、1,656万5,000円を措置するものであり、3目保育所費は、教育・保育給付費等の精算返還金として、4,130万7,000円を追加するものであります。
次に、3項1目生活保護総務費は、生活保護費等の精算返還金として、1億3,699万6,000円を追加するものであります。
次に、9ページに移りまして、4款衛生費でありますが、1項3目予防接種費は、オミクロン株に対応したワクチン接種に要する経費として、2,073万7,000円を追加するものであります。
次に、6款農林水産業費でありますが、1項4目営農対策費のバイオマス地産地消対策事業(みどりの食料システム戦略推進交付金)は、バイオ液肥の散布実証等の活動に対する補助金として、399万9,000円を措置するものであり、施設園芸エネルギー転換促進事業は、燃油価格等の影響を受けにくいビニールハウスの施設整備に対する補助金として、1,248万円を措置するものであります。
次に、10款教育費でありますが、4項4目情報図書館費は、図書館情報システムの更新に要する経費として、78万2,000円を追加するものであります。
以上が歳出の概要でありますが、これに対応いたします歳入につきましては、7ページ、2の歳入にお戻りいただきたいと存じます。
15款国庫支出金、16款道支出金は、歳出の事務事業に対応する特定財源として、また、20款繰越金は、今次補正の一般財源として、所要の措置を行うものであります。
次に、諸表について、御説明申し上げます。
4ページにお戻りいただきたいと存じます。
第2表の債務負担行為補正でありますが、情報図書館電算システム更新費は、図書館情報システムの更新のため、期間を令和5年度から令和9年度まで、限度額を6,829万7,000円として、債務負担行為を追加するものであります。
次に、1ページにお戻りいただきたいと存じます。
以上の結果、今次補正額は、7億8,956万1,000円の追加となりまして、これを既定の歳入歳出予算の総額494億7,622万2,000円に加えますと、その総額は502億6,578万3,000円となるものであります。
次に、議案第47号 令和4年度江別市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)につきまして、御説明申し上げます。
予算書の4ページ、3の歳出をお開きいただきたいと存じます。
6款1項1目基金積立金は、令和3年度の決算剰余金を基金に積み立てるため、1億4,910万7,000円を追加するものであります。
7款1項3目償還金は、令和3年度決算に基づく、国庫支出金の精算返還金として、2,825万9,000円を追加するものであります。
これに対応いたします歳入につきましては、上段の2の歳入にありますように、6款繰越金をもって措置するものであります。
次に、1ページにお戻りいただきたいと存じます。
以上の結果、今次補正額は、1億7,736万6,000円の追加となりまして、これを既定の歳入歳出予算の総額123億3,200万円に加えますと、その総額は125億936万6,000円となるものであります。
次に、議案第48号 令和4年度江別市介護保険特別会計補正予算(第1号)につきまして、御説明申し上げます。
予算書の4ページ、3の歳出をお開きいただきたいと存じます。
4款1項1目償還金及び還付加算金は、令和3年度決算に基づく国庫負担金等の精算返還金として、2億5,448万4,000円を追加するものであり、5款1項1目基金積立金は、令和3年度の決算剰余金を基金に積み立てるため、2億7,901万3,000円を追加するものであります。
これに対応いたします歳入につきましては、上段の2の歳入にありますように、6款繰越金をもって措置するものであります。
次に、1ページにお戻りいただきたいと存じます。
以上の結果、今次補正額は、5億3,349万7,000円の追加となりまして、これを既定の歳入歳出予算の総額111億8,400万円に加えますと、その総額は117億1,749万7,000円となるものであります。
以上、一般会計及び2特別会計の補正予算につきまして、提案理由を御説明申し上げましたので、よろしく御審議の上、御決定賜りますようお願い申し上げます。

議長(宮本忠明君)

これより議案第46号ないし議案第48号に対する一括質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
お諮りいたします。
議案第46号ないし議案第48号については、委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、そのように決しました。
これより議案第46号 令和4年度江別市一般会計補正予算(第3号)に対する討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
討論なしと認めます。
引き続き、議案第46号を採決いたします。
議案第46号は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、原案のとおり決しました。
次に、議案第47号 令和4年度江別市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)に対する討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
討論なしと認めます。
引き続き、議案第47号を採決いたします。
議案第47号は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、原案のとおり決しました。
次に、議案第48号 令和4年度江別市介護保険特別会計補正予算(第1号)に対する討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
討論なしと認めます。
引き続き、議案第48号を採決いたします。
議案第48号は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、原案のとおり決しました。

◎ 認定第1号ないし認定第3号及び議案第42号

議長(宮本忠明君)

日程第12ないし第15 認定第1号 令和3年度江別市水道事業会計決算を認定に付することについて、認定第2号 令和3年度江別市下水道事業会計決算を認定に付することについて、議案第42号令和3年度江別市病院事業会計資本金の額の減少について及び認定第3号 令和3年度江別市病院事業会計決算を認定に付することについて、以上4件を一括議題と致します。
提案理由の説明を求めます。

水道部長(菊谷英俊君)

ただいま上程になりました認定第1号 令和3年度江別市水道事業会計決算を認定に付することについて及び認定第2号 令和3年度江別市下水道事業会計決算を認定に付することについて、一括して提案理由を御説明申し上げます。
初めに、水道事業会計決算について御説明申し上げます。
令和3年度水道事業の事業概況につきましては、決算書の16ページから21ページに記載しておりますので、御参照いただきたいと存じます。
令和3年度の水道事業は、江別市上下水道ビジョンに基づき、安全・安心な水道水を安定的に供給するため、大麻低区線に係る配水本管布設替え工事に着手するなど、基幹管路の耐震化や老朽配水管の布設替え等による管網整備を進めたほか、取水ポンプ場などの機械・電気設備の更新を実施いたしました。
決算につきましては、収益的収支では、収入は予算額を上回り、支出では経費の節減など、効率的な事業運営に努めた結果、26億9,519万4,772円の収入に対し、支出は22億7,532万4,383円の執行で、収支差引きは、4億1,987万389円となり、消費税を整理いたしました当年度純利益は、3億2,918万4,972円となったものであります。
また、資本的収支では、収入の2億9,127万1,107円に対し、支出は12億8,951万1,391円の執行となり、収支差引き不足額9億9,824万284円は、減債積立金、過年度分損益勘定留保資金などをもって、補塡いたしたものであります。
なお、18ページは地方公営企業法施行規則の一部改正に伴い、今回追加された経営指標に関する事項であります。
経常収支比率につきましては、健全経営の水準とされる100%を上回るとともに、料金回収率につきましても、事業に必要な費用を給水収益で賄えている状況にあります。
一方、有形固定資産減価償却率や管路経年化率は年々増加傾向にあり、今後、更新需要が集中する時期を迎えることから、計画的に施設の更新を行ってまいりたいと考えております。
次に、下水道事業会計決算について御説明申し上げます。
令和3年度下水道事業の事業概況につきましては、決算書の16ページから21ページに記載しておりますので、御参照いただきたいと存じます。
令和3年度の下水道事業は、江別市上下水道ビジョンに基づき、安全・安心で快適な生活環境を確保するため、前年度に引き続き、市内で最も古い大麻地区の汚水管の改築更新を進めたほか、安定した下水処理の機能を確保するため、緑町ポンプ場等の設備更新工事を実施いたしました。
決算につきましては、収益的収支では、収入は予算額を下回ったものの、支出では経費の節減など、効率的な事業運営に努めた結果、35億1,924万7,299円の収入に対し、支出は33億1,420万5,278円の執行で、収支差引きは2億504万2,021円となり、消費税を整理いたしました当年度純利益は、1億4,396万3,117円となったものであります。
また、資本的収支では、収入の10億3,516万9,156円に対し、支出は20億567万7,752円の執行となり、収支差引き不足額9億7,050万8,596円は、減債積立金、過年度分損益勘定留保資金などをもって、補塡いたしたものであります。
次に、18ページは、水道事業会計と同様、法令改正に伴い追加された経営指標に関する事項でありますが、経常収支比率につきましては、健全経営の水準とされる100%を上回るとともに、経費回収率につきましても、事業に必要な費用を下水道使用料で賄えている状況にあります。
一方、有形固定資産減価償却率や管渠老朽化率は年々増加傾向にあることから、今後も施設の点検整備や延命化を図りながら、計画的に施設の更新を行ってまいりたいと考えております。
以上、水道事業会計決算及び下水道事業会計決算の概要を申し上げましたが、今後ともより一層安全な水道水の安定供給、快適な生活環境整備を進めるため、効率的な事業執行に努め、健全な財政運営を図ってまいりたいと考えております。
なお、両事業会計に係る決算状況の詳細につきましては、決算報告書、財務諸表及び監査委員からの決算審査意見書を御参照いただきたいと存じます。
以上、提案理由を御説明申し上げましたので、よろしく御審議の上、御認定賜りますようお願い申し上げます。

病院事務長(白石陽一郎君)

ただいま上程になりました議案第42号 令和3年度江別市病院事業会計資本金の額の減少について及び認定第3号 令和3年度江別市病院事業会計決算を認定に付することについて、一括して提案理由を御説明申し上げます。
初めに、議案第42号について御説明申し上げます。
本議案は、地方公営企業法の全部適用による新たな経営体制の下で、解消すべき累積欠損金の規模を明確化し、病院経営における収支構造の見える化を図ろうとするものであり、令和3年度江別市病院事業会計資本金の額を減少し、繰越欠損金を補塡することについて、地方公営企業法第32条第4項の規定に基づき、議会の議決を求めようとするものであります。
減少しようとする資本金の額は、令和3年度末残高109億1,923万4,564円のうち、108億6,665万4,781円であり、同額を繰越欠損金に補塡することにより、令和3年度末残高で117億3,278万4,515円である繰越欠損金は、8億6,612万9,734円になるものであります。
資本金の額の減少、いわゆる減資につきましては、江別市立病院経営評価委員会において、地方公営企業法の全部適用への移行に併せて行うべきとの御意見を頂いたところであり、市立病院と致しましては、市民に対して経営状況を明らかにし、病院職員一丸となって経営再建を着実に進めるため、地方公営企業法の全部適用を契機に、令和3年度決算において減資を行う必要があるものと考えたところであります。
次に、認定第3号につきまして、その概要を御説明申し上げます。
決算の概況につきましては、決算書の18ページから25ページに記載しておりますので、御参照いただきたいと存じます。
令和3年度は、新型コロナウイルス感染症の収束が見通せない状況が続いている中、市立病院としての役割を果たすべく、北海道から新型コロナウイルス感染症重点医療機関としての指定を受け、市の関係機関や保健所等との連携の下、陽性者の受入れや発熱外来、ワクチン接種業務などの対応の拡大に努めました。
一方で、最重要課題である経営再建に向けては、江別市立病院経営再建計画~ロードマップ2023~に基づく集中改革期間の中間年として、令和5年度までの収支均衡を目指し、様々な取組を行いました。
主な取組としては、DPC最適化による収益力の強化や夜間看護補助者の配置により看護体制の強化を図ったほか、外来機能の重点化や乳腺外科外来患者の獲得など、院内プロジェクトによる取組を進め、また、診療体制の整備については、医師招聘を担う専任部門である病院顧問や病院経営推進監を中心に医育大学を継続的に訪問して医師派遣要請を行いました。
この結果、夜間・休日の出張応援回数の増加が実現し、救急患者受入れ増や常勤医師の負担軽減につながったほか、先進的な共同研究に向けた道筋を探るなど、将来につながる関係強化に努めました。
さらに、令和4年4月の地方公営業法の全部適用への移行に向け、事務職員のプロパー化の推進や職員研修計画を策定するとともに、病院経営の責任者である病院事業管理者を招聘し、ガバナンス強化に取り組みました。
このような状況の下、病院の利用状況でありますが、入院患者は6万5,679人、外来患者は13万2,107人、合計19万7,786人で、1日当たりでは、約725.8人となっており、経営面においては、入院患者からの新型コロナウイルス感染症発生に伴う入院受入れの中止などの影響から、入院では患者数が前年度を下回ったものの、様々な経営改善の取組により診療単価が上昇したほか、外来では、新型コロナウイルス感染症の受診控えが落ち着き、患者数が一定程度回復したことから、病床確保促進事業補助金など、新型コロナウイルス感染症対応に関連する補助金等のその他医業収益の増加も含めた病院事業収益全体では、対前年度比17.6%増の67億8,887万6,551円となりました。
費用では、新型コロナウイルス感染症対応に伴う手当などにより給与費が増加したほか、材料費では、診療収益の増加に伴い診療材料費が増加した一方で、医薬品の卸業者選定による価格交渉に伴い薬品費が減少し、総額では微増となりました。
また、経費は、価格の高騰により燃料費が増加したものの、委託費の削減等により減少しましたが、特別損失が医師確保対策特別引当金の繰入れによる支出計上により増加する結果となり、病院事業費用全体では、対前年度比で1.8%増加し、66億810万2,650円となりました。
この結果、令和3年度は、1億7,555万9,807円の純利益を計上する結果となったものであります。
次に、資本的収支でありますが、収入では、医療器械器具等整備のための企業債、出資金のほか、新型コロナウイルス感染症対策関連の補助金などを合わせて、決算額は10億1,214万1,281円となり、また、支出では、医療器械器具の購入などによる建設改良費のほか、企業債償還を合わせて、決算額は12億8,826万5,315円となり、収支差引き不足額2億7,612万4,034円については、当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額、285万6,310円で補塡し、なお不足する額2億7,326万7,724円は、一時借入金で措置したものであります。
なお、22ページは地方公営企業法施行規則の一部改正に伴い、今回追加された経営指標に関する事項であります。
経常収支比率につきましては、健全経営の水準とされる100%を上回っておりますが、修正医業収支比率は、同じく健全経営の水準とされる100%を下回っており、事業に必要な費用の一部を一般会計負担金等の繰入れにより賄っております。
また、病床利用率は、新公立病院改革ガイドラインにおいて基準とされる70%を下回っていることから、医師確保を進めるとともに救急患者や紹介患者の受入れを推進し、病床利用率の向上に努めてまいりたいと考えております。
以上、病院事業会計決算の概要を申し上げましたが、令和3年度は、江別市立病院経営再建計画に基づく収益確保及び経営資源の最適化並びに費用のさらなる縮減の取組により、前年度実績と比較して収支が改善し、新型コロナウイルス感染症の影響下においても経営改善が進む結果となったところであります。
市立病院と致しましては、医療関係者、学識者などで構成される江別市立病院経営評価委員会から、市立病院の経営再建に向けたロードマップの進捗に様々な助言を頂きながら、経営再建の取組を進めており、今後におきましても、感染防止対策を徹底しながら診療体制を維持するとともに、経営再建に向けた流れを確かなものとするため、病院事業管理者の下、職員が一丸となって取組を進めていく考えであります。
なお、決算状況の詳細につきましては、決算報告書、財務諸表及び監査委員からの決算審査意見書を御参照いただきたいと存じます。
以上、議案第42号 令和3年度江別市病院事業会計資本金の額の減少について及び認定第3号 令和3年度江別市病院事業会計決算を認定に付することについて、一括して提案理由を御説明申し上げましたので、よろしく御審議の上、御決定及び御認定賜りますようお願い申し上げます。

議長(宮本忠明君)

これより認定第1号ないし認定第3号及び議案第42号に対する一括質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
上程中の認定第1号外3件は、予算決算常任委員会に付託いたします。

◎ 請願第1号及び請願第2号

議長(宮本忠明君)

日程第16及び第17 請願第1号 高齢者の交通費助成を求めることについて及び請願第2号 江別市子ども医療費助成事業の拡充を求めることについて、以上2件を一括議題と致します。
上程中の請願第1号外1件は、生活福祉常任委員会に付託いたします。

◎ 報告第20号

議長(宮本忠明君)

日程第18 報告第20号 専決処分についてを議題と致します。
本件に対する報告を求めます。

生活環境部長(金子武史君)

ただいま上程になりました報告第20号 専決処分について、御報告申し上げます。
本件は、交通事故による人身損害に係る賠償額の決定であり、地方自治法第180条第1項の規定に基づく、市長の専決処分事項の指定により、令和4年8月1日に専決処分を行い、相手方と示談を致しましたので、同条第2項の規定に基づき、御報告申し上げるものであります。
事故の内容につきましては、所管の常任委員会で報告済みでありますが、令和4年5月19日午前9時28分頃、野幌代々木町43番地地先の路上において、走行中の公用車が、脇道から飛び出してきた自転車と接触したものであり、相手方に肋骨骨折などのけがを負わせたものであります。
この事故により、相手方に賠償すべき額は14万96円で、賠償の相手方は議案に添付のとおりであります。
職員に対しましては、日頃から事故の防止と安全運転の励行について注意喚起してまいりましたが、人身損害が発生したことを重く受け止め、今後は、より一層の安全確認と安全運転指導の徹底を図ってまいる所存であります。
以上、専決処分について御報告申し上げましたので、よろしくお願い申し上げます。

議長(宮本忠明君)

これより本件に対する質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
以上をもって、報告第20号を終結いたします。

◎ 報告第21号

議長(宮本忠明君)

日程第19 報告第21号 専決処分についてを議題と致します。
本件に対する報告を求めます。

教育部長(伊藤忠信君)

ただいま上程になりました報告第21号 専決処分について、御報告申し上げます。
本件は、教職員の体罰による児童の負傷事故に係る賠償額の決定でありまして、地方自治法第180条第1項の規定に基づく、市長の専決処分事項の指定により、令和4年8月1日に専決処分を行い、相手方と示談を致しましたので、同条第2項の規定に基づき、御報告申し上げるものであります。
事故の内容につきましては、所管の常任委員会で報告済みでありますが、本件は、令和2年8月26日、当時6年生の児童が、市内小学校のグラウンドで、体育の授業中、教職員の体罰により、左鎖骨骨折及び左肩を挫傷し、その後約2か月間、通院加療となったものであります。
この事故により、相手方に賠償すべき額は10万580円で、賠償の相手方は議案に添付のとおりであります。
教育委員会では、日頃より市内の小・中学校に対し、体罰根絶に向けた取組の徹底を指導しているところでありますが、今後とも、指導の徹底に努めてまいる所存であります。
以上、専決処分について御報告申し上げましたので、よろしくお願い申し上げます。

議長(宮本忠明君)

これより本件に対する質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
以上をもって、報告第21号を終結いたします。

◎ 報告第22号ないし報告第24号

議長(宮本忠明君)

日程第20ないし第22 報告第22号 江別市水道事業会計資金不足比率の報告について、報告第23号 江別市下水道事業会計資金不足比率の報告について及び報告第24号 江別市病院事業会計資金不足比率の報告について、以上3件を一括議題と致します。
本件に対する報告を求めます。

水道部長(菊谷英俊君)

ただいま上程になりました報告第22号 江別市水道事業会計資金不足比率の報告について及び報告第23号 江別市下水道事業会計資金不足比率の報告について、一括して御報告申し上げます。
本件は、地方公共団体の財政の健全化に関する法律に基づき、監査委員の審査に付し、御報告するものであります。
初めに、水道事業会計の資金不足比率につきましては、令和3年度決算に基づき算定した結果、資金不足額がないことから、資金不足比率については、なしとなるものであります。
次に、下水道事業会計の資金不足比率につきましても、令和3年度決算に基づき算定した結果、資金不足額がないことから、資金不足比率については、なしとなるものであります。
以上、一括して御報告申し上げましたので、よろしくお願い申し上げます。

病院事務長(白石陽一郎君)

ただいま上程になりました報告第24号 江別市病院事業会計資金不足比率の報告について、御報告申し上げます。
本件は、地方公共団体の財政の健全化に関する法律に基づき、監査委員の審査に付し、御報告するものであります。
病院事業会計の資金不足比率につきましては、令和3年度決算に基づき算定した結果、病院事業会計の資金不足額はなく、資金不足比率は、なしとなるものであります。
今後におきましても、江別市立病院経営再建計画に基づき、経営再建を進め、資金不足が発生しないよう取り組んでまいります。
以上、御報告申し上げましたので、よろしくお願い申し上げます。

議長(宮本忠明君)

これより報告第22号ないし報告第24号に対する一括質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
以上をもって、報告第22号ないし報告第24号を終結いたします。

◎ 散会宣告

議長(宮本忠明君)

本日の議事日程は、全部終了いたしました。
これをもって散会いたします。
午前11時11分 散会