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経済建設常任委員会 令和4年6月2日(木)

印刷用ページを表示する 掲載日:2022年11月10日更新

(開会前)

※ 日程確認
※ 水道部長より人事異動に伴う主幹職以上の職員紹介

(開 会)

委員長(高間君):ただいまより、経済建設常任委員会を開会いたします。(10:00)
本日の日程は、開会前に確認したとおり、次第に記載のとおり進めてまいりたいと思いますが、よろしいでしょうか。(了)そのように確認いたします。
1水道部所管事項、(1)報告事項、アの令和4年度工事契約状況(5月19日現在)についてを議題と致します。
本件に対する報告を求めます。

総務課長:令和4年度工事契約状況(5月19日現在)について御報告いたします。
資料1ページをお開き願います。
令和4年度の工事予定額は、水道工事が9億6,387万6,000円、下水道工事が8億7,931万2,000円、合計で18億4,318万8,000円を予定しております。
契約状況については、水道工事の契約金額は、3件の6,612万1,000円で、工事予定額に対する契約率は、6.9%であります。
下水道工事の契約金額は、6件の2億5,208万7,000円で、契約率は28.7%であります。
全体では、契約金額は、9件の3億1,820万8,000円で、契約率は17.3%となっております。
次に、資料2ページをお開き願います。
契約金額が130万円を超える契約状況について、水道工事と下水道工事に区分し、工事名、予定価格、契約金額、落札率、工期、請負業者名を記載しておりますので、御参照願います。
なお、水道工事、下水道工事のいずれも、契約金額が130万円以下の工事はありませんでした。
以上です。

委員長(高間君):ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
これをもって、水道部所管事項を終結いたします。
経済部入室のため、暫時休憩いたします。(10:02)

※ 経済部長より人事異動に伴う主幹職以上の職員紹介

委員長(高間君):委員会を再開いたします。(10:04)
2経済部所管事項、(1)報告事項、アの都市と農村の交流センターにおける木製遊具造成工事請負契約の締結についてを議題と致します。
本件に対する報告を求めます。

農業振興課長:それでは、私から、都市と農村の交流センターにおける木製遊具造成工事請負契約の締結について御報告申し上げます。
資料1ページをお開き願います。
本件につきましては、本年度の新規事業であります道産木材を活用した魅力的な遊び場創設事業につきまして、設置工事に係る請負契約を締結いたしましたので、スケジュールと併せて御報告申し上げます。
1工事発注情報ですが、工事名えみくる木製遊具造成工事につきましては、5月9日に事後審査型一般競争入札方式により入札を行い、江別市内に事業所を有する中央緑化土木株式会社江別支店が落札いたしました。
受注金額は3,718万円、工期は令和4年5月12日から令和4年11月30日までとなっております。
次に、2工事スケジュールについてでありますが、表中上段より、準備工につきましては、5月から6月末まで、7月より敷地造成を行い、7月下旬には暗渠、集水ますなどの排水設備工を実施、8月から遊具本体の設置工事を行います。
設置工事は、9月末を見込んでおり、設置後、10月から地下の排水の工事、ダスト舗装工事を行う予定となっております。完成後の後片づけを終え、供用開始できるのは11月中になる予定であります。
なお、天候等の状況により、スケジュールが変更となる可能性がありますことをお含みおきいただきたいと存じます。
以上です。

委員長(高間君):ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。

齊藤君:大型の道産木材を活用した本当にすばらしい遊具が設置されるスケジュールをお聞きいたしました。
市民にとってもこれは本当に待ち望んでいることだと思いますが、道産木材ですから、当然、金額的にも相当高いものだと思います。設置した後のメンテナンス、保証や安全点検等の体制はどのようになっているのでしょうか。
また、これが完成するのが冬期になりますし、毎年、冬期間を迎えることになりますけれども、そういった冬期間の管理体制などもどのように考えていらっしゃるのでしょうか。当然、指定管理者として対応していく部分もあるのでしょうけれども、単純に指定管理者に委ねるのではなくて、担当課としての今後の関わりはどのようにお考えなのか、お聞きします。

農業振興課長:この遊具の設置後の体制につきましては、現状の予定でいきますと、スケジュールのとおり、ちょうど冬期間に入るというふうに想定をしております。
こちらについては、これまで設計段階から木製遊具の専門の方にいろいろと助言を頂いて進めてまいりました。
また、その方は、これまで北海道内他市町村での木製遊具の設置実績もございますので、それらの意見も参考にしつつ、日常点検は基本的に指定管理者にお願いしておりますけれども、当然、お子様が使う遊具ですので、一応、専門事業者の定期点検等を想定して今進めております。
ただ、設置までにまだ時間がございますので、どちらにしても安全に使用できる方法について、引き続き検討してまいりたいと考えております。
また、冬期間の設置の方法についても、その専門の方にお伺いしたところ、基本的には、ブルーシートをかけなくても、積雪時ですので、逆に、雪の中に収まって乾燥が図れるのではないかという、これまでの知見もあるということですので、まずは、今年度は、それで様子を見せていただいて、不具合があれば、また次年度以降の点検で見直しをかけたいというふうに考えております。
また、当然、指定管理者に全て任せるのではなく、我々もそうですし、この設計から施工に当たっては、これまでも建設部の多大なる助言等を頂いておりますので、今後についても、これまでの知見を頂きながら進めてまいりたいというふうに考えております。

齊藤君:冬期間も含め、指定管理者との連携の中で、専門的なアドバイスを受けながら、今後の維持管理も進めていくということですので、今後、状況の報告を頂きながら我々議会としても対応をしていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

委員長(高間君):ほかに質疑ございませんか。

干場君:1点確認をさせていただきたいのですけれども、ブルーシートをかけないということで、木材そのものは、基本的には、ある程度の色を塗るということではなくて、防水的な塗料を塗ることが必要だと思いますが、子供たちが使う遊具ですから、塗料の材質のレベルが少しキーポイントになってくると思います。その辺りについてお分かりになれば、お聞かせください。

農業振興課長:細かい数値までは分からないのですけれども、当然、木材は生木のままですと傷みますので、防腐処理をかけるというふうに聞いております。
ただ、実際にはこれから施工になりますので、今、頂いた御懸念も含め、事業者と設計に携わっていただいた専門家の意見も聴きながら進めてまいりたいと考えております。

干場君:非常に自然に近い塗料を使うと、あまり継続性がないはずです。それは予算もあると思いますので、そのレベルと予算の範囲内で勘案しながら、適切に進めていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

委員長(高間君):ほかに質疑ございませんか。

高橋君:タイトル自体は、請負契約の締結についてということですけれども、頂いた資料に関わって、若干はみ出すかもしれませんが、伺わせていただきます。
一つは、今ほど、設計、施工については、建設部の助言を頂いているというふうに答弁がありましたが、工事中の施工状況のチェックなどはどのようにされるのか、確認させてください。

農業振興課長:施工管理についても、基本的には、通常の公共建築物の工事と同じような形で進めるというふうに建設部からお話を伺っております。

高橋君:それから、単純に分からないので教えていただきたいのですけれども、排水設備工の中に地下排水という工事が書かれているのですが、どこからどこにどのようにして排水する工事なのか、口頭で可能な範囲で結構ですので、ざっくりと教えてください。

農業振興課長:資料がなくて分かりづらいかもしれないですけれども、都市と農村の交流センター(えみくる)の前にちょうど一般公道があるのですが、そちら側のほうにいわゆる施設本体の排水のます等があるというふうに聞いております。
結局、施工する前には、遊具の下に暗渠等を引いて、その暗渠等の行き先がますなのですけれども、その工事をこの地下排水の工事の中で最終的につないで、ほかの排水ますと一緒に排水するというような形だとは聞いております。

委員長(高間君):ほかに質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
次に、イのRTNパークへの企業立地についてを議題と致します。
本件に対する報告を求めます。

企業立地課長:1報告事項、イのRTNパークへの企業立地について御報告いたします。資料2ページを御覧ください。
初めに、1草野作工株式会社ですが、(1)企業概要について、本社所在地は江別市内で、建設関連事業、発酵セルロース事業ほかを行っている企業であります。
次に、(2)立地概要について、同社では、今回、新たにRTNパーク内に工場を建設し、北海道のてん菜からつくる発酵セルロースの製造を行います。
本製品は、様々な食品用途への展開が期待されているほか、医療分野や工業材料としての活用も考えられると伺っております。
なお、工場は、本年5月から稼働を開始しております。
次に、2北海道はまなす食品株式会社ですが、(1)企業概要について、本社所在地は北広島市で、納豆製造事業、珍味等の包装事業、障がい者の雇用・訓練事業を行っている企業であり、障害者雇用促進法に基づく生活協同組合コープさっぽろの特例子会社であります。
次に、(2)立地概要について、同社では、生産能力増強のため、工場の拡張等について検討してきましたが、現在地では工場を増築するスペースがないことから、本社及び障がい者訓練施設である能力開発センターを含め、工場全体を江別市にある生活協同組合コープさっぽろ所有地へ移転することとなったものです。
建物については、本年8月に着工し、令和5年5月に竣工、令和5年6月には一部の操業を開始し、同年8月には本格稼働する予定と伺っております。
なお、資料3ページには、立地場所の概略図を載せておりますので、御参照ください。
以上です。

委員長(高間君):ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。

高橋君:企業の立地や工場が設置されること自体は、雇用にもよい影響があるのではないかということで、うれしいニュースではあるのですけれども、一つだけ懸念するのが、このRTNパークに食品加工場を設置できるようにして以降、セラミックアートセンターの向かい側にある食品加工場ができて、やはり臭いが若干気になることがあります。
こういう文化施設があるような場所でなければ、そう気になることもないでしょうし、この臭い自体も、恐らく環境基準はクリアできているものかと思いますけれども、やはりこうした文化施設の利用者のことを考えると、可能な限り、こうした臭いは抑えていただくのが望ましいと思います。そういう努力といいますか、何らかの装置で臭いをぎりぎりまで抑え込むことができるのかどうか、その辺の技術的なことも分からないのですけれども、こういう進出が相次いでいますと気になるのですが、その点はいかがなものでしょうか。

企業立地課長:ただいま御指摘を頂きました工場の臭いについてですが、今のところ、企業立地課としては、臭いに対して直接苦情を頂いたり、工場にも確認は致しましたが、住民の方等から工場に対してそういう苦情を頂いているというお話は伺ってはおりません。
ですが、今、委員から御指摘がありましたように、臭いについては、環境基準等はクリアしていることで理解はしておりますけれども、実際に感じる臭いについては、現地でないとなかなか分からない部分があると思いますので、引き続き、私たちのほうでも注意しながら、そのような状況を確認していきたいと考えております。

高橋君:経験上、臭いが漂っているのは限られた範囲だと思います。人の住んでいる場所にはそれほど影響はないと思いますし、セラミックアートセンターの利用者も平日はそれほど多いわけではないし、この間、大きな企画展がないということもあるとは思います。また、セラミックアートセンターを訪れる方もいっときだけのことなので、わざわざ苦情を寄せるというほどにはならないのですけれども、こういった文化的な催しを楽しみに来た方が、何か少し臭うというような印象が残ってしまうと気の毒だという思いから申し上げさせていただいております。
それぞれの工場でも最大限の配慮はしていただけていると思いますが、引き続き、十分コミュニケーションを取りながら対応していただきたいと思います。よろしくお願いいたします。

委員長(高間君):ほかに質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
次に、ウの企業立地等補助金についてを議題と致します。
本件に対する報告を求めます。

企業立地課長:1報告事項、ウの企業立地等補助金について御報告いたします。
資料4ページを御覧ください。
記載の2つの補助金は、いずれも今年度から新たに実施するものであります。
初めに、1テレワーク施設整備運営補助金ですが、他者への賃貸を目的としたテレワーク施設を整備、運営する事業者への補助であり、施設整備や通信環境整備などの費用の3分の2を上限200万円まで補助するものであります。
予算は、2事業者分として400万円計上しており、募集開始は、令和4年5月16日から、応募の締切りは、令和4年6月24日までとしております。
次に、2サテライトオフィス設置推進補助金ですが、市内にサテライトオフィスを設置する事業者への補助であり、施設整備や通信環境整備などの費用の2分の1を上限500万円まで補助するものであります。
今年度の予算は500万円で、上記補助金と同じく、令和4年5月16日から募集を開始しており、こちらにつきましては、申込期限を設けておりませんが、令和5年2月28日までにオフィスを開設できることを補助の要件としております。
以上です。

委員長(高間君):ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
次に、エの令和3年度プレミアム付商品券発行事業の実施結果についてを議題と致します。
本件に対する報告を求めます。

商工労働課長:令和3年度プレミアム付商品券発行事業の実施結果について御報告いたします。
資料5ページを御覧ください。
初めに、事業概要についてでありますが、えべつプレミアムつき商品券は、新型コロナウイルス感染症の影響を受けて、市内業況が著しく悪化している中、市内事業者の売上げ増加を図るとともに、市内経済の活性化を促すことを目的として実施いたしました。
販売額は、1冊当たり5,000円でプレミアム率は30%、額面の合計は6,500円となっており、券の内訳につきましては、記載のとおりです。1世帯2冊まで、18歳以下のお子さんがいらっしゃる世帯は3冊まで購入可能とさせていただきました。
発売期間は、令和3年11月29日から令和3年12月27日まで、利用期間は、令和3年11月29日から令和4年1月31日までとなっております。
次に、2実施結果についてですが、販売冊数は7万3,284冊、発行総額は4億7,634万6,000円、商品券の販売所は市内27か所、使用可能店舗は最終的に488店舗となりました。
以上です。

委員長(高間君):ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。

島田君:予定冊数といいますか、予算も含めて当初の見込額はどのぐらいだったのでしょうか。

委員長(高間君):暫時休憩いたします。(10:26)

※ 休憩中に、答弁調整を行う。

委員長(高間君):委員会を再開いたします。(10:26)

商工労働課長:この商品券につきましては、当初、発行予定数は10万冊で、予算額としては6億5,000万円を予算としておりました。

島田君:この実施結果といいますか、売れた冊数に対して、所管としては結果的にはどう感じたのでしょうか、評価のことをお聞きします。

商工労働課長:結果として、冊数等は御報告申し上げたとおりですけれども、前回行ったときと比べまして、利用可能期間等が若干短かったこと、それから、今回は飲食店向けに専用の商品券を設定したというところで、売行きは想定よりは少なかったというふうな認識でございます。
ただ、今回の目的の大きなところは、その間、コロナ禍で大きく影響を受けた飲食店を応援するという趣旨で設定させていただいたところです。市民の方からのお声としては、地元企業の支援という観点から御理解いただけるようなお声もお聞きしていますし、ふだんは行かないようなお店でお買物するきっかけになったというお声もあるものですから、設定について、お使いになりにくい部分もあったかもしれませんけれども、今回の商品券についても、期待するべき効果はあったと認識しております。

委員長(高間君):ほかに質疑ございませんか。

徳田君:今の質疑をお伺いしていて、この実施結果は理解いたしました。
ただ、実際にこういったプレミアム付商品券発行事業をこの間も経済対策として行ってきましたけれども、実際に経済効果がどのくらいあったのかということについて、もう少し踏み込んだ分析を所管として考えているのでしょうか。もちろん、実施できるのかどうかということもありますけれども、その辺りについて、もう少しお考えをお伺いします。

商工労働課長:毎回、この事業を実施後、実施中も含めて、お使いになった方、それから、事業者の方などからアンケートに御回答いただいている部分もございますので、そういったところを分析して次の事業に生かしていきたいということは考えて、実施してきております。
今回につきましては、評価の方法はいろいろとあるかもしれませんけれども、およそ1億8,200万円余りの新たな需要喚起があったという推計もできますので、そういった意味での効果もあったというふうな考え方でまとめつつあるところであります。

徳田君:額面で全体的な効果については、今ほどのお話で理解を致しました。
今回、飲食店専用ということで別建ての券を設けた、これは非常に大きかったと思います。そもそも、今回のプレミアムつき商品券については、新型コロナウイルス感染症の影響を受けて業況が悪化している中の対策ということで、そういった飲食店であったり、また、食料品や日用品の購入に使っていただいたということであれば、その業況悪化に対して効果はあると思います。ただ、全店共通の大きな店舗でも買える物について、例えば、大きな家電であったり、ある程度まとまった金額の物を買うのにこのプレミアムつき商品券が利用されると、結局、消費の先食いといいますか、もともと買う予定であった物に対して、このプレミアムつき商品券が使われてしまうという分析もあります。そうなってくると、果たして、今のこの業況悪化について、どのような効果があったのかというと、そこはいろいろな御意見があると思います。
ですので、利用していただいた店舗の方にもアンケート調査をしたいということで、それぞれ店舗の方がどう感じているかということもそうなのですけれども、プレミアム付商品券発行事業がかなり繰り返されてきておりますので、実際、その券が何に使われたかということまで、今の仕組みではなかなか追うことができないとは思いますが、これからもプレミアム付商品券事業を行っていくのであれば、お金をかけたことに対して市内の業界にどこまで効果があったのかということをもう少し詳しく追っていく必要があるのではないかと私は思っています。
そういった意味も踏まえて、再度、聞きますけれども、その分析について、お考えをお伺いします。

商工労働課長:今ほど御指摘のあった部分ですけれども、新たな消費喚起効果については、お使いいただいた市民の方々に、どのようなことにお使いになったか、プレミアムつき商品券の範囲を超えてどのぐらいお支払いになっているかということも、お聞きできる範囲でお聞きしたことに基づいて分析を行っております。
ですので、あくまでも推計となってしまいますけれども、そういったところを踏まえながら、どのようにプレミアムつき商品券の事業を組み立てていくかというのは、今後も十分に検討しながら行っていきたいと考えております。

経済部長:プレミアムつき商品券の関係ですが、どうしても日常品を買うという面では、もともと買う物を先行して買うだけで、何の消費喚起にもならないのではないかと消費の先食いというような意見はいつも出てくるのですが、このアンケート結果等を分析しますと、日常的なものにしても札幌市に出て買う予定のものも、当然、市内でしか券は使えませんので、市内で買ったというような意見がございます。また、お釣りが出ないというのもあるのかもしれませんけれども、新たな消費といいますか、一緒に買う予定ではなかったものを含めての新たな消費、ついで買い的な部分もあるのかもしれませんが、多く買ったというような意見もあって、それを集約すると、通常の額面以外での金額も結構な消費が発生したという分析をしております。
また、買った物についても、どうしても食料品や日用雑貨が中心ということで、その部分はアンケートも取っているところでありますが、額面的にいうと、どうしてもそちらのほうには流れがちですけれども、域内消費とプラスアルファの部分では、やはりプレミアムつき商品券の利用については、意義があったものだと考えているところであります。

徳田君:経済部長からも御丁寧な答弁を頂きましたけれども、今後、まさに域内循環というのが重要になってくると思っています。
このプレミアムつき商品券自体から離れますけれども、人口減少社会を迎えまして、人口減少をしていく中にあって、市内経済を維持していくということを考えれば、この域内循環を今後どう図っていくかということは、非常に経済対策として重要なものがあるというふうに思います。
ただ、江別市は隣に札幌市という大きなまちがありますので、そこをどう図っていくかというのは、非常に難しい課題であると思います。
ある意味、こういったプレミアム付商品券発行事業を利用した域内循環であったり、いろいろな分析がまだまだ可能だと思いますので、ぜひともこのプレミアムつき商品券の効果もそうですけれども、今後の域内経済の循環も含めた課題をしっかりと持っていただいて、分析のほうも、専門的な知見も頂いたりしながら、ぜひ積極的に行っていただきたいというふうに思いますので、最後、要望で終わらせていただきます。よろしくお願いします。

委員長(高間君):ほかに質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
次に、オの江別市かわまちづくり計画の進捗状況についてを議題と致します。
本件に対する報告を求めます。

商工労働課長:それでは、江別市かわまちづくり計画の進捗状況について御報告申し上げます。
資料の6ページを御覧ください。
初めに、1計画作成の目的ですが、江別市かわまちづくり計画は、河川空間とまち空間が融合した良好な空間形成を目指す取組を支援する国のかわまちづくり支援制度の登録を受けようとする際に作成するもので、水辺とまちづくりに関する基本方針やソフト施策、ハード施策の内容を定めております。
このたび、江別市街築堤整備(石狩川・千歳川堤防整備)に合わせ、地域の魅力向上、まちづくりの活性化につなげるため、江別市かわまちづくり計画を作成し、かわまちづくり支援制度への登録を申請いたします。
次に、2これまでの経過と今後の予定についてですが、これまで、江別市かわまちづくり協議会については6回、市民などが広く参加可能な江別市かわまちづくり勉強会については8回開催し、かわまちづくりの基本方針、ハード施策、ソフト施策、運営体制などについて議論を重ねてまいりました。
これまでの江別市かわまちづくり協議会、江別市かわまちづくり勉強会での議論及びパブリックコメントでの意見結果を踏まえ、このたび、江別市かわまちづくり計画を作成し、4月18日に江別市かわまちづくり協議会から市長へ計画の報告を行ったところでございます。
今後の予定としましては、今月中に国土交通省へ江別市かわまちづくり計画の登録申請を行います。また、今後も江別市かわまちづくり協議会、江別市かわまちづくり勉強会を定期的に開催し、計画の具体化に向け、議論を継続してまいります。
次に、3パブリックコメントの実施結果についてですが、パブリックコメントの募集期間は、令和4年2月15日から令和4年3月14日まで、提出者数は5人、提出件数は9件という結果でした。
実際に寄せられた御意見と、御意見に対する市の考え方につきましては、資料8ページから資料13ページに記載しておりますので、御参照願います。
意見の反映状況としては、案と意見の趣旨が同様と考えられるものが2件、案に反映していないが今後の参考等とするものが7件でした。
最後に、江別市かわまちづくり計画につきましては、別冊資料1として添付しておりますので、後ほど御参照願います。
以上です。

委員長(高間君):ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。

本間君:パブリックコメントも受けて、大分進んできたというふうに思っておりますけれども、今日は、この間の経過と現状についてお伺いをさせていただきます。
まず1点目ですが、今回、国の用地買収に関わっている地権者との間での交渉、進捗状況、これは国と地権者の間のことでありますから、恐らく江別市には、そういった情報というのは知らされていないというふうには思っていますけれども、確認をさせていただきます。
国の用地買収に係る交渉の進捗状況について、市のほうでどのような情報を得ているのでしょうか。また、国からの情報提供はあるのか、ないのか、その辺りも含めてお伺いをさせていただきます。

商工労働課長:国から用地取得に係る協議の経過や現在の状況、それら個別の地権者と国とのやり取りにつきましては、正式に市に説明を頂くことはできないというふうにされておりまして、詳細な情報を頂いていない状況であります。

本間君:一つ確認をさせていただきます。
これ以上、このことについて言うつもりはありませんけれども、国と地権者との用地取得の交渉の状況というのが今後の国のかわまちづくり支援制度の登録を受ける中でも影響し、関係性があると思っていますから、国に対してそういう情報提供を求めた経緯はありましたでしょうか。

商工労働課長:状況でございますけれども、この事業は、江別市も幾つかの公共施設や道路用地が国に取得される予定で進んでおりまして、そこと関連する土地で、一部、公共事業を進めるに当たって、江別市と地権者とのやり取りが必要な部分に関してだけは情報を頂く形で、これまで国と市との補償交渉も進めてきたという経過でございます。

本間君:そうすると、公共の土地が絡まない一般の地権者との間の国との用地取得に対する交渉の情報については、市としては、進捗状況も含めて知り得ていないという認識でよろしいですか。

商工労働課長:今ほど申し上げたように、基本的にはそのとおりでございます。

本間君:そういった形で、市としても地権者の状況というのがなかなか把握できない中で、国に対する支援制度の登録を進めていかなければならない状況については理解をさせていただきました。
それで、交渉状況が分からないとするならば、地権者の方たちの動向を見れば、国との協議の進捗状況も分かるというふうに思います。
今回の旧岡田倉庫の移転に係るこの周辺の方たちのお話をさせていただきますけれども、例えば、対象となったために、その敷地の中で母屋の位置をずらして建て替えられた方、もしくは、用地買収がかかったので転居をされた方、または、どちらかで住宅を建てられている方、貸している土地に建物があって、その貸主は借りている方に状況を説明して賃貸借の契約を解除したなど、要はいわゆる目に見える形での地権者たちの動向について、市として把握できている部分について御説明をお願いします。

商工労働課長:国とどのような交渉があって、今、委員がおっしゃったような動きになっているかというのは、残念ながら知り得ない部分ではあります。現実として事業区間の交渉が進み、土地を国に取得してもらって家を建て直した方がいたり、ほかのエリアかもしれませんけれども、そこで商売をされていた方が旧岡田倉庫のほうを更地にしたという状況、あるいは、福祉施設が先に移転補償を受けて移転したなど、その都度、発生している状況については、市としては、地権者に確認するわけにいかないのですが、事業が進んでいるということは、知り得る範囲では認識していたという状況でございます。

本間君:今、国からの情報はないけれども、少し目に見える形でこの周辺土地の様相が一面的に見えてきた、このような段階というふうに思っております。
それであれば、今後、この旧岡田倉庫移転に関わる周辺の土地の範囲といいますか、引き続き、有効活用や維持管理をしていく対象となる範囲が大体見えてきたと思っています。私としては、建物を中心に左右ありますけれども、左側は消防署江別出張所が境目になると思います。右側に、現在、JA道央の整備工場が建っておりますけれども、この辺りぐらいまでというふうに思っております。今後、有効活用、維持管理を考える範囲といいますか、一面の土地の範囲について、今、私がお話ししたような範囲の認識でよろしいか、確認をさせてください。

商工労働課長:江別市かわまちづくり計画というのは、堤防の整備範囲の中で、よりその堤防自体を活用する活動をさせていただくための計画でございまして、今ほど委員がおっしゃったように、今ある旧岡田倉庫を移設した上で、そこを中心とした数百メートルの範囲を活用できるように整備していくというものになります。ですので、今の状況でいきますと、国が整備する堤防エリアと、移設先の旧岡田倉庫の底地、あるいは、市が所有している建築物の母屋を活用させていただく前提で、今、設定しています。
先ほども申し上げましたけれども、今後、江別市かわまちづくり協議会でも具体的な議論をしていただくことを予定しております。実際のハードの整備や、ソフト施策としてやりたいことを具体的に議論していただく予定をしておりますので、その議論経過によっては、さらに必要とされる土地が出てくるのであれば、その点については、活用の可能性を検討していかなければいけないと考えております。
つまり、計画範囲のエリアは、その計画の議論によって変わる要素があると認識しております。

本間君:その範囲については、今後の江別市かわまちづくり協議会の中での計画次第ということで理解をさせていただきました。
それでは、一つ、二つ細かい点をお伺いさせていただきますが、今、建物に向かって左側に消防署江別出張所と個人宅がありますけれども、そこの間の河川敷地に向かっていく道路は、この土手の工事が完了した際には、これはもう用をなさないのではないのかというふうに思っております。
この道路は、基本的には廃止して、今言った今後の旧岡田倉庫の周辺の利活用、建物維持のための、一面、一体としての土地の範囲として使えるというふうに私は思っていますけれども、そういう認識でよろしいでしょうか。

商工労働課長:今、御指摘の消防署江別出張所との間の道路のことでございますけれども、今までは奥に先ほど申し上げた商売をされている方がお住まいでしたので、道路として機能しておりましたが、御指摘のとおり、堤防整備によってそこが堤防エリアになってしまいますので、道路としての機能は求められないという認識でおります。
これは底地が図面上は国有地ということになっておりますので、道路の廃止といった手続を踏まえた上で、先ほど申し上げた議論のこともありますけれども、江別市かわまちづくり計画の中で活用させていただく可能性といいますか、想定はできると考えております。

本間君:それでは、もう1点お伺いします。
今、消防署江別出張所のほうは国有地を市が借り上げて市道として使っています。右側の道路は江別市の所有になっていますけれども、私は、今言われた商工労働課長の説明であれば、議論の中で、例えば、駐車場が必要など、もう少し雰囲気づくりのための敷地が必要ということになってくれば、これは道路の用途を廃止して、そういったものに供するということも考えられるという認識でよろしいですか。

商工労働課長:江別市かわまちづくり協議会を進めていく上では先ほどのような御説明になりますけれども、道路そのものは、まち全体の機能としてどうかというところを見ていかなければならない部分もありますし、現実の問題としてお住まいの方がいますので、今後、どのような形で使わせていただくかというのは、そういったところの確認も含めてさせていただきながらということになろうかと思っております。

本間君:今、右側のほうの道路のお話をさせていただきましたけれども、ここは、冒頭、確認をさせていただきました敷地の半分ぐらいが国からの用地買収にかかってしまった方ですので、その方はかかっていない前面のほうに新しく母屋を新築したというふうに外から見えますから、恐らく国との交渉ももう終わって、こういうことになったのだろうと思います。
その方の建物を見ると、向かって正面に玄関や車の出入口があるわけではなくて、右側です。まさに、これから道路をどうしますかと。はっきり言って、ちょっと行っただけで奥にどん詰まりな道路になるわけです。
そういったところで、何を言いたいかというと、そこに住んでいる地権者、住んでいる方、または移られた方、今は違うところで家を建てられている方、いろいろな方がいると思いますけれども、その人たちと市が協議をしていかなければならない問題というのがまだあるのだろうと思っていますが、その辺りについてはいかがですか。

商工労働課長:御指摘のとおり、この間も計画、議論を進めるに当たって、地域の方々のみならず、御指摘の実際に住んでいる方、それから、あそこで何らかの活動をしていただいている方などと、個別であったり、勉強会の場であったり、いろいろな場面で事業の説明をさせていただくとともに、御意見を頂いてきたという経過もございます。
もう少し申し上げますと、実際に移設先として契約をさせていただいた土地の方ともこの間、何年かにわたっていろいろと御意見を頂きながら進めてまいりましたし、今ほど本間委員から御指摘のありました引き続き住まわれる方につきましても、この間、三、四年にわたっていろいろとやり取りをさせていただいている状況はございます。江別市かわまちづくり計画も策定したところですので、そこに実際にいる方、住まわれ続ける方も含めて、江別市かわまちづくり計画の具体化についてしっかり御説明をして、引き続き御意見を頂きながら進めたいと考えております。

本間君:そのとおりだと思いますけれども、今日、私が質疑をさせていただいたここまでの話というのは、今、対象となっている複数の地権者たちには、どこまで説明が行き届いておりますか。例えば、先ほど言ったように2本ある道路の話や、この辺りからこの範囲まで一体となって、この倉庫の移転後の維持管理、利活用について見えてきたというような話は、複数の地権者には既に話をされていますか。

商工労働課長:この計画自体は、本年4月になって正式に策定した形ですので、それまでは、江別市かわまちづくり協議会、江別市かわまちづくり勉強会のほうで議論していただいていました。
その部分については、ホームページ、あるいは、地域の方々にも見ていただけるように、江別市コミュニティセンター内に図面といいますか、勉強会の中で描かれてきた絵や写真なども含めて掲示をさせていただき、議論経過の内容についても、議事録という形で置かせていただいておりますが、御説明としては、そういう範囲になっていたという状況でございます。

本間君:今のお話ですと、まだまだ個別に地権者と協議をしなければならない、もしくは、きちんと説明をして理解を頂かなければならないといった課題というのは残っていると思います。
それと併せて、そういった課題を、直接、地権者と膝を突き合わせてお話をしたり、面と向かって説明をしたりということではなくて、何かホームページや、間接的な方法でお知らせをしているというふうに見受けられるところであります。
それで、今回のパブリックコメントの質問と回答を見て思いますが、どうもお互いの思いと市の回答がかみ合わなくて、この意見に対する考え方の区分が足りないのではないのかと思うぐらい、市としても回答に苦慮されたのだろうというふうに思っております。
江別市かわまちづくり協議会が発足をされて、この周辺一帯の利活用や維持管理についてお話を進めてこられたと思いますけれども、その中で、今言ったように、地域の皆さんと、特にそこに実際に住んでいる地権者やその建物を利用している方、または、その土地を貸している方など、実際に住んでいる、生活をされている方々と十分満足な話合いが行われてきたのでしょうか。このパブリックコメントを見て、とてもそうではなかったのではないか、最初の段階で、実際に住む方々と向き合う時間というのをもう少し取ったほうがよかったのではないのかというふうに思ってならないのです。
冒頭、国からの情報というのは知り得ないということでありましたけれども、大方見えてきたわけですから、その中で、市としても苦慮されている部分もあるのだろうと思いますが、今言ったように、もう少し最初の段階で、地域の方々と向き合う時間が必要だったと思います。
確かに、国の登録申請をしなければならないということもありますから、多少、タイムリミット的なものもあったのかもしれませんけれども、もう少し丁寧なやり方というのはあったのではないのかというふうに、このパブリックコメントを見たり、または、地域の皆さんからそういう声を聞くものですから、市として、当初のやり方、この進め方に不備はなかったのか、その辺りについて、もしお答えいただけることがあれば、お答えください。

経済部長:もともと、こちらの千歳川の関係で言うと、築堤の整備というのが第一でして、築堤整備自体は、国の事業ということで、国のほうで複数回にわたって説明会等も行った上で事業を進めてきたところであります。
それにプラスして、国の事業だからといって、市は全く関係ないというわけではないですが、特に今回の事業については、市の施設である旧岡田倉庫が築堤の整備範囲に入っているということで、移築、あるいは、壊してなくすというところも含めて、利活用の判断等も必要となったところもありましたので、当然、市のほうも、特に旧岡田倉庫の周辺の地権者も含めた形で、もっと丁寧な説明等が必要であったというのは今も感じております。当然、地権者の方あるいは利用した方には、築堤の整備も含めて、また、旧岡田倉庫の移転も含めて、賛成、反対、いろいろな考えもあると思いますが、それも踏まえて、今後、まだまだこれからの部分もありますので、多くの人の理解が深まるような形で市のほうも協力していきたいと思っております。
築堤の整備は国の事業でありますが、市もできることは協力していきたいと思いますし、また、旧岡田倉庫の関係でいうと、主になって考えていきたいと考えております。

本間君:御答弁いただきましたので、すごく理解をしております。
私は、先ほど申し上げましたけれども、決して江別市かわまちづくり協議会が悪いと言っているわけではなくて、やはり市がもっとしっかりかじを取って、市が先頭に立って、この物事をしっかり進めるべきだったのだろうと思っています。今、経済部長の答弁も頂きましたけれども、その結果、地権者やそれを利用している方、その土地を利活用されている方が少し置き去りになってしまったのではないのかというふうに理解をしております。今後については、市としてしっかりかじを取って進んでいくと理解させていただきました。
今後、こういった形である程度の範囲が見えてきて、その中で、旧岡田倉庫をどこに移転をするか、向きをどうするか、いろいろな話合いがこれから江別市かわまちづくり協議会の中でされるのだろうと思います。だとするならば、今回の経緯も踏まえて、その倉庫をどこに配置するか、向きをどうするか、駐車場をどうするかということも、まずはそこに実際に住んでいる方がいるわけですから、その地権者たちや建物を利用している方々の意見を聴く必要があると思います。
それを聴かないで、江別市かわまちづくり協議会のほうで、ここに置きます、こうしますと出してしまうと地権者たちもえっとなります。実際、24時間365日そこで生活をする、そこを利用する周辺の方々に今のお話をされて、今後、建物を移築するのですけれども、皆さん、どう考えられますか、道路については廃止をしようと思いますが、どう思いますか、いろいろなことを地域の皆さんから市がしっかり聴く場面というのは必要だと思いますから、そういう場面をつくって地権者の皆さんからお話を聞くということになります。
何も100%地権者の意見を聴きなさいと言うつもりはないです。まずは聴く。それを踏まえた上で、江別市かわまちづくり協議会の中で検討を進めていくという丁寧なやり方が必要と私は思っていますけれども、どうですか、そういうふうに進めていくお考えはありませんか。

委員長(高間君):暫時休憩いたします。(11:10)

※ 休憩中に、答弁調整を行う。

委員長(高間君):委員会を再開いたします。(11:12)

経済部長:地権者や旧岡田倉庫に関係の深い人に対して、もっと丁寧な説明等が必要ではないかという質疑ですが、江別市かわまちづくり協議会、そして、その勉強会を含めて、いろいろな方の意見を聴いて、今、一旦、江別市かわまちづくり計画書が出来上がったところです。今後は、この計画書を土台にして、これからというような形で、それはそれでまた広く皆さんの意見を聴かなければならないという形では考えております。
当然、地元が一番ですし、また、旧岡田倉庫の周辺あるいは築堤の周辺の方、隣接地、生活している人が一番にとは考えておりますので、市として、まず、今後、どのような形になるか、あるいは、今までの経緯も含めて御意見を伺うような機会を設けることは今後考えているところであります。

本間君:考えているところではなくて、そうすべきだと思います。
もう一回言います。
そこに住んでいる人たち、隣の土地の人、裏の人、前の人、そこを利用する人、貸している人、借りている人、まず、この人たちの話を聞かないと。聞かないで、江別市かわまちづくり協議会でいいのですか。地権者や隣地の方、使う人、住んでいる人の意見を聴かないで、江別市かわまちづくり協議会の中で、勝手にここにします、こう配置します、これで行きますと決めてしまっていいのですか、もう一回、答弁をお願いします。

経済部長:確かに、まずは、当然、一番近い方ということで、意見を伺う機会をつくりたいと考えております。

本間君:まずは、それでいいと思います。
それで、この移転に関して、今、いいところに木が配置されていたり、いい雰囲気が醸し出されているわけですけれども、それが今度移転されることによって、そういった今までのような雰囲気づくりにも配慮をしていただきたいです。
そのように移転したけれども、木もなくなったり、周りの雰囲気ががらっと変わったということにならないような、そのような残し方が大切と思っていますので、その辺りについてもぜひ協議を続けていただきたいと思いますけれども、いかがでしょうか。

経済部長:旧岡田倉庫、旧岡田邸を含めた中庭の雰囲気というものは、市としても残したいと考えておりますし、実際に江別市かわまちづくり協議会や江別市かわまちづくり勉強会の中でも、あの雰囲気を生かして活用していくという議論の経過をたどっているところでございますので、委員から御指摘のありました、特にあそこの庭園の雰囲気をできる限り残しながら、旧岡田倉庫を移設した後も活用していけるような議論になるものというふうに考えております。

本間君:こういった形で、地域の皆さん、特にここの土地と密接に関わる方たちが置き去りにされてしまったという思いがあるのだろうというところから、今日の質疑をさせていただきました。
今、最終的に、経済部長から、改めて今後の進め方については、より丁寧な対応を持って、そして、そういった地権者たちや関係する方たちからも意見を聴く場をつくっていただけるということでございましたので、今後、この事業が順調にいい形になることを願って今日の質疑を終えたいと思います。

委員長(高間君):ほかに質疑ございませんか。

高橋君:今ほどの質疑とも関連すると思いますけれども、このパブリックコメントを見て、気になったことが1点ございます。
特に9番のパブリックコメントですけれども、旧岡田倉庫活用民間運営協議会との関係がこういう形で意見が寄せられたということ自体が残念だったのですが、こういう実態があったのでしょうか。
それから、この御意見に対する市の考え方は行政らしい書き方をしていると思いますけれども、直接、この協議会と話をして今後関係がうまく持てるような状態になっているのかどうか、現時点の状況をお聞かせください。

商工労働課長:旧岡田倉庫活用民間運営協議会につきましては、これまでも長年にわたり、市のほうとやり取りをしてきておりますし、このかわまちづくりに関しても、随時、御説明させていただいている部分はございます。
ここに書かれていることは、御本人といいますか、この協議会の方からではないですけれども、先ほどの本間委員の御指摘のとおり、そこの部分について、十分やり取りをできていないということでは認識しております。決して何も説明していないなど、断絶しているということではないですけれども、そこは、引き続き丁寧に説明しながら、御協力いただけるようにしていくつもりで、最近もそういう形で御説明に伺っているところでございます。

高橋君:話合いができる窓口は通じているということで理解させていただいて大丈夫でしょうか。

商工労働課長:主に私が担当しておりますけれども、引き続き、やり取りはさせていただける状況でございます。

委員長(高間君):ほかに質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
次に、(2)第2回定例会予定案件、アのフラワーテクニカえべつの決算に関する書類についてを議題と致します。
本件に対する説明を求めます。

農業振興課長:第2回定例会に報告を予定しております株式会社フラワーテクニカえべつの令和3年度決算に関する書類につきまして御説明いたします。
右上に別冊2と書かれた資料、第29期令和3年度事業報告書の1ページをお開き願います。
まず、第1事業概要でありますが、令和3年度は、江別市花き・野菜栽培技術指導センターの指定管理業務のほか、花卉・野菜の育苗事業、黒ニンニク製造販売事業、ガーデニングフェアの実施などにより、生産者への苗の安定供給や市民への花卉の普及推進に努めてまいりました。
なお、過去3年間の事業成績及び財産の状況につきましては、下段の表に記載のとおりでございます。
次に、資料2ページをお開き願います。
この資料2ページから資料3ページにかけましては、第2会社概要と致しまして、株式の状況、従業員の状況等を、資料3ページの下段から資料5ページにかけましては、第3処務概要と致しまして、株主総会事項、取締役会事項等を記載しております。
次に、資料6ページをお開き願います。
第4計算、1貸借対照表でありますが、資産の部につきましては、預金などの流動資産が8,016万2,253円、固定資産が7,754万1,017円となっており、資産合計では、1億5,770万3,270円となっております。
右側の負債及び純資産の部では、未払金などの流動負債が765万4,684円、固定負債が3,000万円、資本金が5,000万円、利益剰余金が7,004万8,586円となり、負債及び純資産合計で1億5,770万3,270円となるものであります。
なお、内訳として、資料11ページに、固定資産取得明細書を記載しておりますので、こちらについては、後ほど御参照いただきたいと存じます。
次に、資料7ページを御覧願います。
2損益計算書でありますが、営業損益の部では、売上高は野菜苗等の販売で8,628万4,412円、営業受託収入は指定管理料で787万3,000円、売上高合計では9,415万7,412円となるものであります。
次に、売上原価として当期製造原価は、3,556万182円、販売費及び一般管理費は、5,095万9,818円となり、この内訳につきましては、資料9ページに4製造原価明細書、5販売費及び一般管理費明細書を記載しておりますので、後ほど御参照いただきたいと存じます。
以上の結果、営業利益として682万8,932円が生じまして、営業外収益、法人税等を清算した当期純利益は532万7,733円となるものであります。
次に、資料8ページをお開き願います。
3株主資本等変動計算書でありますが、前期末残高として、利益剰余金のうち、繰越利益剰余金は1,757万6,286円でありましたが、昨年6月に書面決議された株主総会において、株主に対して25万円を株の保有数に応じて配当すること、配当後の残額は任意積立金に充当すること及びハウスの新設分に当たる費用を任意積立金から取り崩すことが承認されたところであります。この配当金25万円と、利益準備金2万5,000円を合わせた27万5,000円、また、任意積立金への積立てとして218万1,286円が処分され、任意積立金からハウス新設費用の2,691万6,086円が取り崩されたものであります。
以上の結果、当期純利益532万7,733円を加えた利益剰余金合計は、7,004万8,586円となったものでございます。
以上です。

委員長(高間君):ただいまの説明に対し、質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
これをもって、経済部所管事項を終結いたします。
建設部入室のため、暫時休憩いたします。(11:27)

※ 建設部長より人事異動に伴う主幹職以上の職員紹介

委員長(高間君):委員会を再開いたします。(11:27)
3建設部所管事項、(1)報告事項、アの令和4年度工事契約状況(5月19日現在)についてを議題と致します。
本件に対する報告を求めます。

管理課長:令和4年度の建設部に係る5月19日現在の工事契約状況について御報告いたします。
資料1ページを御覧願います。
初めに、令和4年度の工事予定額でありますが、土木工事では15億9,288万1,000円、建築工事では20億9,820万1,000円、工事予定額の総額は36億9,108万2,000円であります。このうち、5月19日現在の工事契約状況でありますが、土木工事は契約件数が15件、契約金額は5億2,530万5,000円、工事予定額に対する契約率は33.0%となっております。
また、建築工事は、契約件数が9件、契約金額は12億296万7,700円、契約率は57.3%であります。
全体では、24件、17億2,827万2,700円、契約率は46.8%となっております。
それぞれの工事名、契約金額等につきましては、資料2ページに記載しておりますので、御参照ください。
なお、令和3年度に債務負担行為を設定したいわゆるゼロ市債に係る工事につきましては、資料2ページの土木工事の中段から下段にかけて記載しております路面凍上改修工事その1から路面凍上改修工事その7までの7件であり、契約金額の合計は2億6,400万円となっております。
以上です。

委員長(高間君):ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
次に、イの江別市パートナーシップ宣誓対象者の市営住宅入居に係る要綱の制定についてを議題と致します。
本件に対する報告を求めます。

建築住宅課長:江別市パートナーシップ宣誓対象者の市営住宅入居に係る要綱の制定について御報告いたします。
資料3ページを御覧ください。
1の要綱制定の背景と目的ですが、令和4年3月1日にLGBT等性的少数者の当事者を含む2人がパートナーであることを宣誓し、市が宣誓書受領証を交付する江別市パートナーシップ宣誓制度が開始したことに伴い、市営住宅の入居申込みなどに関し、宣誓書受領証の交付を受けた者に対し、入居資格要件を有する者と扱うため、当要綱の制定を行ったものです。
2の要綱の制定により、親族などと同様に扱われる項目についてですが、入居資格及び同居承認であり、両者ともに宣誓書受領証の交付を受けた者を、市営住宅の入居の際に同居者として資格要件を有する者と扱うものであります。
3の要綱の施行でありますが、令和4年4月1日からの施行であり、6月の令和4年度第1回の市営住宅定期募集から宣誓書受領証の交付を受けた方の申込みが可能となります。資料4ページには、要綱本文を添付しておりますので、御参照願います。
以上です。

委員長(高間君):ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。

干場君:江別市パートナーシップ宣誓制度が開始したことに伴いということですけれども、制度そのものがまだまだ宣伝といいますか、広報が十分ではない部分もあるというふうに認識しているところです。
それで、建築住宅課として、市営住宅の入居申込み等に関して、資格要求を有する扱いをするための要綱を制定したということだと思いますけれども、担当課としても、また、関係の生活環境部市民生活課とも連携をしっかりしながら、こういう取組をしていることをしっかりと広報していくことが重要だと思っておりますが、その点について、何か具体的な取組の内容等あれば、お聞かせください。

建築住宅課長:今の御質疑は周知の方法ということかと思いますが、当課と致しましては、募集案内に宣誓書受領証の交付を受けた方の入居が可能になるというような記載をするとともに、募集案内もホームページで公開するなどして周知を行っているところでございます。

委員長(高間君):ほかに質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
次に、(2)第2回定例会予定案件、アの財産の取得(大型除雪グレーダ)についてを議題と致します。
本件に対する説明を求めます。

土木事務所長:第2回定例会に提案を予定しております財産の取得について御説明いたします。
資料は、5ページから6ページであります。
大型除雪グレーダーの購入につきましては、予定価格が2,000万円以上の財産の取得となることから、議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第3条の規定により、議会の議決を求めようとするものであります。
現在、市では平成19年度に購入した大型除雪グレーダーを1台保有しております。これを老朽化に伴い、更新しようとするものであります。
本件につきましては、公募による一般競争入札を経まして、去る5月9日にコマツカスタマーサポート株式会社北海道カンパニー札幌南支店が4,719万円で落札し、翌10日に売買に関する仮契約を締結したところであります。
以上です。

委員長(高間君):ただいまの説明に対し、質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
次に、イの新栄団地公営住宅建替F棟建築工事請負契約の締結についてを議題と致します。
本件に対する説明を求めます。

建築住宅課長:それでは、第2回定例会に提案を予定しております新栄団地公営住宅建替F棟建築工事請負契約の締結について御説明いたします。
資料の7ページをお開き願います。
本件は、議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第2条の規定により、定例会に提案を予定しているものであります。
今回の新栄団地F棟につきましては、江別市営住宅長寿命化計画に基づき、令和4年度から令和5年度の2か年の継続事業により建設しようとするものであります。
1工事概要でありますが、施工場所は、江別市錦町18番地1であり、昨年度完成しましたE棟と平成25年に完成したA棟の間の場所であります。
工事の内容でありますが、構造が鉄筋コンクリート造7階建て、規模は、建築面積が725平方メートル、延べ床面積は4,439平方メートルであります。
住戸種別でありますが、単身者世帯向け住戸の1LDKが7戸、2人世帯向けの2LDKは21戸、3人以上世帯向けの3LDKは21戸で、全戸数は49戸になります。
附帯設備と致しまして、A棟からE棟と同様に、屋上に太陽光パネルの設置や車椅子対応のエレベーターを設置いたします。
2契約内容についてでありますが、契約の方法は、市内企業で構成されました共同企業体による一般競争入札であり、去る5月9日に入札を執行しております。
契約金額は、10億1,310万円であります。
契約の相手方は、丸彦渡辺・船木特定建設工事共同企業体であり、構成員は、代表者丸彦渡辺建設株式会社のほか、船木建設株式会社の2社であります。
仮契約につきましては、5月11日に行っております。
工期につきましては、市議会の議決のあった日から令和5年10月31日までであります。
なお、資料8ページには、団地の配置図を、また、資料9ページから資料13ページまでには、各階平面図、立面図、住戸平面図等を掲載しておりますので、御参照願います。
以上です。

委員長(高間君):ただいまの説明に対し、質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
これをもって、建設部所管事項を終結いたします。
建設部退室のため、暫時休憩いたします。(11:40)

委員長(高間君):委員会を再開いたします。(11:41)
次に、4協議事項、(1)先進地行政調査についてを議題と致します。
本件につきましては、私から皆様にお諮りいたします。
先進地行政調査については、新型コロナウイルス感染症の影響により、令和3年度の調査は中止しておりましたが、去る5月27日の会長会議で、今年度に実施することが確認されました。
当委員会の先進地行政調査について正副委員長で協議を行いましたところ、今後の議会日程等を考慮し、次第に記載のとおり、10月11日火曜日から同14日金曜日までの間の2泊3日で実施してはどうかと考えております。
ただし、調査時点において、北海道または調査対象都府県に緊急事態宣言や、まん延防止等重点措置が適用される場合には、調査を中止することを御理解いただきたいと思います。
なお、調査項目及び調査市等につきましては、今後、8月中旬頃までをめどに決定してまいりたいと考えておりますが、コロナ禍で調査先の選定に一定の配慮が求められるほか、視察受入れの可否が不透明であり、希望どおりの調査先になるか未定であることなどから、調査項目及び調査市等の選定については、正副委員長に御一任いただきたいと考えております。
ただいま、説明させていただきましたが、御意見等ございませんか。(なし)
それでは、本件につきましては、説明のとおり確認してよろしいでしょうか。(了)そのように確認いたします。
以上で、本件を終結いたします。
暫時休憩いたします。(11:43)

※ 休憩中に、第2回定例会の委員長報告の有無について協議

委員長(高間君):委員会を再開いたします。(11:44)
次に、5第2回定例会の委員長報告の有無については、休憩中に協議いたしましたとおり、委員長報告は行わないことと確認してよろしいでしょうか。(了)そのように確認いたします。
最後に、6その他についてですが、私から皆様に2点お諮りいたします。
初めに、1点目についてですが、去る5月27日に開催された会長会議において、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う委員会における調査の取扱いについての協議がなされたところであります。
その中で、7月に実施予定の3常任委員会の調査以外に、例年、市内に新たな施設等が建設、開設された場合に実施していたその他所管施設等調査については、新型コロナウイルス感染症対策を講じた上で、必要に応じて調査が可能なものについては実施することが確認されたところであります。
本日は、会長会議の協議結果を受け、今年度のその他所管施設等調査は、新型コロナウイルス感染症対策を講じた上で実施することを確認して、正式な決定と致したいと思いますが、各委員から御意見等ございませんか。(なし)
それでは、今年度のその他所管施設等調査は、実施することとしてよろしいでしょうか。(了)そのように確認いたします。
次に、2点目は、去る2月14日に開催された当委員会において、除排雪事業について事業が一通り終了した後に、昨年度の除排雪事業の分析をし、課題の改善策などを一緒に考え、令和4年度の除排雪事業へ生かすことを目的として、改めて担当部局に報告を求めることが確認されました。
担当部局に報告を求めるに当たり、確認したい項目等を事務局に提出していただき、正副委員長で取りまとめを行っております。
取りまとめた内容を踏まえ、今後、部局からの報告に対する質疑をどのように行っていくことがよろしいか、各委員の御意見をお伺いしたいと思います。
それでは、休憩して協議したいと思いますが、そのように進めてよろしいでしょうか。(了)そのように確認いたします。
暫時休憩いたします。(11:46)

※ 休憩中に、除排雪事業の報告に対する質疑の進め方について協議

委員長(高間君):委員会を再開いたします。(12:00)
休憩中に協議いたしましたとおり、除排雪事業の報告については、1令和3年度における対応について、2除雪の出動の判断について、3除排雪の優先順位について、4公共施設周辺の除排雪について、5バス路線の除排雪について、6除排雪の手法について、7雪捨場の確保について、8雪堆積場について、9市民に対する情報提供について、10市民からの問合せに対する対応について、11庁内における連携について、12庁外における連携について、13除排雪に係る体制整備について、14除排雪事業の在り方についての以上14項目の報告を求め、1項目ずつ順に報告、質疑を行うこととしてよろしいでしょうか。(了)そのように確認いたします。
その他について、各委員からございませんか。(なし)
事務局からございませんか。(なし)
以上で、本日の委員会を散会いたします。(12:02)