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生活福祉常任委員会 令和4年4月26日(火)

印刷用ページを表示する 掲載日:2022年7月20日更新

(開会前)

※ 日程の確認
※ 議会事務局長より人事異動に伴う職員紹介
※ 消防長より人事異動に伴う主幹職以上の職員紹介
※ 健康福祉部長より人事異動に伴う主幹職以上の職員紹介

(開 会)

委員長(裏君):ただいまより、生活福祉常任委員会を開会いたします。(10:04)本日の日程は、開会前に確認いたしましたとおり、次第に記載のとおり進めてよろしいでしょうか。(了)そのように確認いたします。
1付託案件の審査、(1)陳情第1号 江別市立病院の抜本的な経営改革についてないし(3)陳情第3号 江別市へ新型コロナウイルスワクチン接種後の健康状況調査を求めることについて、以上3件を一括議題と致します。
本件につきましては、今後の審査方法について協議いたしたいと思います。
審査方法協議のため、暫時休憩いたします。(10:05)

※ 休憩中に、陳情第1号ないし陳情第3号の今後の審査方法について協議

委員長(裏君):委員会を再開いたします。(10:15)
傍聴希望者がおり、入室を許可いたしましたので、報告いたします。
休憩中に協議いたしましたとおり、陳情第1号 江別市立病院の抜本的な経営改革についての審査方法については、資料要求はなしとすることとしてよろしいでしょうか。(了)そのように確認いたします。
次に、陳情第2号 江別市議会から政府へ、妊婦・子ども・若年層への「新型コロナウイルスワクチン接種」について、より安全性が確立できるまで接種勧奨を見直すよう意見書の提出を求めることについての審査方法については、資料要求はなしとすることとしてよろしいでしょうか。(了)そのように確認いたします。
次に、陳情第3号 江別市へ新型コロナウイルスワクチン接種後の健康状況調査を求めることについての審査方法については、副反応及び後遺症の情報収集・把握及び相談窓口の現状について、江別市への情報提供の現状についての資料を求め、審査を進めることとしてよろしいでしょうか。(了)そのように確認いたします。
市立病院入室のため、暫時休憩いたします。(10:17)

※ 病院事務長より人事異動に伴う主幹職以上の職員紹介

委員長(裏君):委員会を再開いたします。(10:19)
2市立病院所管事項、(1)報告事項、アの初診時選定療養費の改定についてを議題と致します。
本件に対する報告を求めます。

医事課長:それでは、私から、初診時選定療養費の改定について御報告いたします。
資料1ページをお開き願います。
初めに、初診時選定療養費とは、初期の診療はかかりつけ医で、高度、専門医療は200床以上の病院で行うという医療機関の機能分担の推進を目的として国が定めた制度で、200床以上の病院において、紹介状を持たずに直接受診する患者に対して、保険診療費とは別に徴収することが認められている料金であり、市立病院では平成14年4月に400円で導入し、現在に至っています。
次に、2今回の改定の目的でありますが、大きく分けて次の2点でございます。
1国は、令和4年度の診療報酬改定において紹介受診重点医療機関を導入し、さらに医療機関の外来機能の明確化を進める方向性であります。また、令和3年3月に策定した江別市立病院経営再建計画においては、外来の機能分化に向けた取組として、紹介患者及び逆紹介患者の増加のほか、選定療養費の水準の見直しを掲げており、国が進める方向性を踏まえて初診時選定療養費を見直します。
2当院の内科医は、限られた人数で、通常の外来のほか、発熱外来、救急応需、入院管理、日当直を担っており、紹介状を持たない初診患者を一定程度抑制することで、紹介患者や救急患者等の受入れをより一層推進することを目的としています。
以上を目的として、3今回の改定案でございますが、規程改正により、総合内科等の内科全般を税抜き400円から1,500円に改定し、それ以外の診療科は400円で据置きとするものです。
なお、1,500円は北海道内自治体病院の平均額となっております。
次に、4今後の予定でありますが、4月から3か月間を周知期間として広報えべつ等により市民周知を行い、令和4年7月1日の改定を予定しています。
資料2ページを御覧ください。
最後に、5初診時選定療養費の徴収対象とならない初診患者につきましては、他の病院等から紹介状を持参した患者のほか、こちらに例示した救急車で搬送された患者等、緊急その他やむを得ない事情がある場合は徴収対象外となっており、初診患者のうち、およそ52%が上記に該当し、見直し後も徴収対象外となります。
以上です。

委員長(裏君):ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。

吉本君:以前にも御説明を受けた記憶があるのですけれども、一つ気になっているところは、現在、江別市立病院を利用されている患者のうち、特に、高齢の方々は、市立病院をかかりつけ医だと認識している方が多くいらっしゃるように思います。そのような現在受診していらっしゃる方たちは、この初診時選定療養費が全く対象にはならないという理解でよろしいでしょうか。現在市立病院にかかっていて、ほかの診療科を受診するときも初診時選定療養費の対象にならないという説明がありましたけれども、現在利用されていらっしゃる方には全く影響はないという理解でよろしいのか、その辺の確認をさせてください。

医事課長:まず、当院に継続して診療を受けている患者に関しましては、基本的に再診扱いになりますので、対象外になること、それから、当院の他の診療科にかかる場合におきましても、例外規定にございますとおり、対象外ということで取り扱ってございますので、そういった方たちは、今回は関係ないという考え方になろうかと思います。

吉本君:もう1点ですが、対象外の初診患者のところの例で、他の医療機関において、精密検査受診の指示を受けた患者という記載がありますけれども、これは一般社団法人江別医師会との連携もあると思います。患者は紹介状を持っていないけれども、精密検査を受けるように言われたということを口頭で伝えるだけでいいのか、それとも、指示を出した医療機関の紹介状を受け取ってから受診するのか、その辺の徹底はどのようになっているのでしょうか。

医事課長:まず、この内容において、精密検査受診についてですけれども、今、想定しているのは、健診等で精密検査の判定が出た方は、当然、検査結果の診断書等をお持ちになっていらっしゃいますので、そういった方については初診時選定療養費の対象外となります。
あとは、クリニック等で口頭での指示を受けた場合ですけれども、基本的に、現場では、紹介状をお持ちかどうかで判断をさせていただいておりますので、持参されていない場合は、初診時選定療養費の対象になろうかと思います。

吉本君:そうしますと、やはり、一般社団法人江別医師会との連携になると思います。その辺はどのように徹底されているか、最後にお聞きします。

医事課長:これに関しましては、一般社団法人江別医師会と特定していませんけれども、医療機関でも、患者へ精密受診を受けるように口頭で伝えた場合には、それ自体に診療報酬点数はつきません。そこの医療機関で紹介状を出した場合に、2,500円程度の診療報酬点数がつきますので、どちらの医療機関も、他の医療機関へつなぐ場合には、基本的に紹介状を出されるものと認識しております。これに関して、特にこちらのほうから口頭だけでつなぐのはやめるようにとお伝えしているような状況ではございません。

吉本君:ただいまの御説明ですと、紹介状の料金が当然発生しますから、それと相殺すると、紹介状を書いたほうが収益につながるという気も致しました。そのようなことで、病院の窓口でトラブルが起こらないように最大限考えなくてはいけないと思います。その点については、かなり前の話ですけれども、同じ薬なのに前よりも料金が少し高くなっていたり、同じ検査なのに金額が高いという声もよくお聞きしました。その辺りは、7月以降も含めて、トラブルがなく、患者が混乱しないようにきちんと目配りをしていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。

委員長(裏君):ほかに質疑ございませんか。

佐々木君:継続して受診中の患者は対象にはならないのですけれども、本人はかかりつけ医だとずっと思っていても、やはり何か月かの空白があって、違う疾病になった場合は、やはり初診時選定療養費は必ずかかるのでしょうか。

医事課長:今の御質疑に関して、外来で来られたときに初診になるかどうかの判断ですけれども、今の例示でございましたように、しばらく期間が空いて、前にかかった疾患の治療が一定程度終わったと医師が判断した場合や、期間中であっても、再診の予約のときに、患者側の都合で来院されなかったり、中断されたような場合におきましては、その次に来られたときには初診扱いになるものと思います。

委員長(裏君):ほかに質疑ございませんか。

内山君:まず、基本的なことですけれども、現状では、外来で受ける初診患者のうち、この初診時選定療養費を頂いている患者の割合はどれぐらいでしょうか。

委員長(裏君):暫時休憩いたします。(10:29)

※ 休憩中に、答弁調整を行う。

委員長(裏君):委員会を再開いたします。(10:32)

医事課長:令和3年度の実績で申し上げますと、外来で来られた初診患者のうち、実際にこの対象となりました割合については52.5%となっております。

内山君:今回、この初診時選定療養費を改定することによる目的の一つが紹介状を持たない初診患者を一定程度抑制することで、紹介患者や救急患者等の受入れをより一層推進するということだったのですけれども、今回の改定によって、これらの割合をどれぐらい減らす目標なのか、考えがあればお伺いします。

医事課長:今回の改定におきまして、患者の動向が実際どの程度影響するのかに関しては、実施してみないと分からない面もございますけれども、予算を考える上におきましては、算定件数、対象となる患者が25%ほど減少するという見込みの下で計画を立てております。

内山君:算定については了解しました。
次に、改定額の内容についてですけれども、北海道内自治体病院の初診時選定療養費の平均額は1,500円ということでした。近隣のうち、市立千歳市民病院は200床以下なので対象外になりますけれども、市立札幌病院、岩見沢市立総合病院の初診時選定療養費がもし分かれば教えてください。また、今回、400円から1,500円と金額の大幅な改定に思えるのですけれども、段階的な改定等は検討されなかったのか、お伺いします。

医事課長:個別の医療機関の数字については、こちらでお答えするのは差し控えさせていただきたいと思うのですけれども、近隣で一番高い地域医療支援病院に関しましては現在5,000円と定められておりますが、今回の診療報酬改定において、こちらは7,000円に上がる見込みでございます。今回の1,500円という金額設定に関して、病院内でもいろいろと議論いたしました。先ほど申し上げた診療情報提供料は2,500円ぐらいの診療報酬になりますので、当院の条例上可能である最高額の2,500円まで上げるべきか、あるいは、もう少し下げた1,000円ぐらいにとどめておくべきかなどの議論がございましたが、最終的には、北海道内自治体病院の平均額で設定することになりました。
こちらについて、設定を内科全般に限って行った上で、患者の動向等を見ながら随時検討していくことで、このような案に落ち着いた経緯でございます。

委員長(裏君):ほかに質疑ございませんか。

奥野君:関連して確認ですが、先ほど内山委員の質疑のところで、初診の方が25%ぐらい減少する見込みというお話でした。例えば、市立病院の経営再建に向けたロードマップなどで患者数の目標数を設定されておりますが、そういった部分で影響があるのかどうかお聞きします。
それから、患者数が減ることに関して、もちろん、機能分担ということで、市立病院の機能としての紹介患者数が増える想定だと思うのですが、収益的にも何かプラスに影響する点など、想定されていることを確認させてください。

医事課長:まず、外来患者数に関して、初診時選定療養費の対象となる患者が内科系に限って25%程度減少した場合に、ただ、そこが減少しただけですと、当然、患者数も減ってしまいますので、それ以外の紹介患者を増やす取組をすることで、全体の患者数については純減させないことを考えております。
収益的な面ですけれども、合計患者数が減らないとした前提で、今度は単価が400円から1,500円に上がりますので、収益は年間約200万円増加するものと見込んでございます。今回、外来の診療単価を計算する上では、その200万円を加えまして、診療単価を設定した次第でございます。

奥野君:もう1点、4番目の市民・患者への周知ですけれども、4月から6月までの間で周知するとなっていますが、どのような形で周知が進んでいるのでしょうか。また、今、4月ですが、既に広報えべつに載せたのかどうか、そういった周知をして市民の反応があるのかなど、もう少し具体的に教えてください。

医事課長:広報えべつに関しましては、4月号に記事を出させていただきました。
市立病院のホームページでも同じ内容で周知をさせていただいているところでございます。
この間、1か月弱でございますけれども、これに関して市民の方から問合せ等を受けたような実績がございません。まだ時間があるので比較的反応がないのか、あるいは、一般のほかの病院に行くと初診時選定療養費が5,000円のところもありますので、そういう意味で反応がないのかは分かりませんけれども、そういった声に関しては、こちらまで届いていない状況でございます。

委員長(裏君):ほかに質疑ございませんか。

清水君:内山委員と奥野委員の質疑の関連になると思いますが、初診患者が25%減った場合、その収益については、例えば、紹介患者を現状よりどのぐらい増やせば減をカバーすることができるかなど、そのような目標はあるのでしょうか。

医事課長:先ほど申し上げました内科系の患者数が25%が減った場合に、数字として620人程度になりますので、同じぐらいの数を紹介患者で増やせば、結局、患者数の減にはつながらないと考えております。

清水君:それは、市立病院だけの思惑ではなくて、市内全体の一般社団法人江別医師会や医療関係機関に協力を求めるなど、連携が取れた上で600人程度の増加が目標と捉えていいのでしょうか。

医事課長:市内の医療機関との連携でございますが、当院の地域医療連携室で日頃から連携などを取らせていただいております。
今回の初診時選定療養費の改定に関して、特に一般社団法人江別医師会に何かしら協力を求めておりませんけれども、これは日頃のつながりの中で、紹介状のやり取りをさせていただく活動をきちんとしておりますので、今後、江別市内はもとより、江別市近郊の医療機関等とも連携強化して、こういった減ると見込まれる分の患者数を紹介患者で増やしていく取組は進めていきたいと考えております。

清水君:その辺りは、繰り返しになりますけれども、市立病院だけの思惑、もしくは、市内の連携している病院の方々に忖度という形ではなくて、計画どおり、600人程度増やせるようなアプローチをきちんと取って、連携を強めていただきたいと思います。
この仕組みはよく理解できますし、この考えでいけばそのとおりになると思いますが、あくまでも江別市立病院の内科全般の充実度と、それから、市内の医療機関の機能分担が機能して初めて成り立つ仕組みだと思うので、その辺りについて、将来的な考え方の基になっているところは何かありますか。根拠まではお聞きしませんが、5年たってもこの体制が維持できるという確証はございますでしょうか。
現状はよくても、例えば、市内の小規模な病院の医師がみんな高齢化でやめてしまって、この機能分担自体が崩壊してしまうことは想定していないだろうかということです。

委員長(裏君):暫時休憩いたします。(10:43)

※ 休憩中に、答弁調整を行う。

委員長(裏君):委員会を再開いたします。(10:44)

病院事務長:将来を見据えた機能分担の在り方についての御質疑かと思いますけれども、今回のこの考え方につきましては、江別市立病院経営再建計画の中でも、機能分担のところで計画した内容になっておりますし、今回の診療報酬改定の内容も、さらにそこを進める形で整理されてきた内容でございます。
当院の内科体制の事情もありますけれども、基本的な考え方を踏まえながら進めていく中で、今回、こういった形の見直しをしようとしているところであります。もちろん、地域の医療機関との連携が非常に大事になっておりますので、今ほど様々な御意見の中でも、一般社団法人江別医師会や地域の医療機関との連携が必要とありますから、今後、5年、10年とたっていく中では、様々な環境変化が出てくると思いますので、それはその都度、協力や連携をしながら、そのときに合わせた対応をしてまいりたいと考えております。先ほど医事課長からお話がありましたように、今回、これまで患者支援室の室長を兼務体制で配置していたところを実配置して、地域の医療機関と連携するための体制強化をしておりますので、ここをうまく機能させながら、地域の状況も十分聞き取りしてまいりたいと考えております。

清水君:そのことを踏まえてですけれども、江別市ではない、ほかのとある市で、まちの開業医が、そこのまちの市立病院に紹介がなかなかできないという話を聞いたことあります。江別市も似通っているかもしれませんけれども、自分よりも知識のない研修医が多くいる市立病院に患者を紹介できないという話を一、二件聞いたことがあります。
現状、市立病院の内科については、高度な医療をきちんと受けられるような、経験豊富な医師がいるのかということについてはどうでしょうか。

病院事務長:これまでずっと内科の体制のお話をこの場でも御説明させていただいておりますが、以前は若い研修医がたくさん入ってくる時期もありましたけれども、今はございません。
その分、ベテランの内科医が各診療科において担当しておりまして、そういった医師が地域の医療機関の要望をできるだけ受ける体制で進めてきていると考えております。
どうしても、初診患者が多いような状況ですと、非常に時間がかかるようなところもございまして、例えば、救急患者を受け入れるのに外来がストップしてしまうこともあるように聞いております。少しでもそういったところの課題を解消する意味でも、この形をきちんと進めていければと考えておりますので、よろしくお願いしたいと思います。

清水君:この初診時選定療養費を1,500円に増額されたということは、より一層、内科全般の医療の維持と、さらなる向上と安定した環境をつくっていかなければいけないと思うと、逆に、市立病院にとってはすごくプレッシャーだと私は思います。
今後とも、より一層、医師や医療従事者の方々をしっかりケアして、情報収集に努めて進めていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。

委員長(裏君):ほかに質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
次に、イの令和4年度医療情報システムの更新についてを議題と致します。
本件に対する報告を求めます。

医事課長:それでは、令和4年度医療情報システムの更新について御報告いたします。
資料3ページを御覧願います。
初めに、1これまでの経緯でありますが、市立病院の医療情報システムは、平成25年度及び平成26年度に導入され、既に8年が経過しています。
そのため、近年、サーバー停止等の不具合が発生しており、安定稼働による診療継続を確保するため、令和4年度に更新を予定しております。
次に、2更新計画でございますが、4月から各部署のヒアリングや運用検討等に着手しており、10月には部署リハーサル、サーバーやクライアントPCの設置及び操作研修等を行い、12月のデータ移行、接続テストを経て、令和5年1月1日の新システム稼働を予定しております。
次に、3新システム導入業者でありますが、令和4年1月19日に3者によるプロポーザル方式による選定を行い、株式会社ソフトウェア・サービスを優先交渉権者に決定しております。
最後に、4更新費用(予算額)でございますが、約9億8,000万円を予定しております。
以上です。

委員長(裏君):ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。

佐々木君:稼働は令和5年1月1日ですけれども、それまでの間に、また何か不具合などが起こった場合は、株式会社ソフトウェア・サービスに全部対応していただけるということで間違いはないですか。

医事課長:次のシステムが稼働する令和5年1月1日前の現行のシステムの不具合に関しましては、新しい株式会社ソフトウェア・サービスではなくて、現在契約しているシステムの業者での対応となります。

委員長(裏君):ほかに質疑ございませんか。

内山君:3新システム導入業者についてですが、3者によるプロポーザル方式により選定を行いましたけれども、今回、この記載の業者が優先交渉権者に決定した、主な選定理由についてお伺いします。

医事課長:今回、3者によるプロポーザル方式の選定におきまして、株式会社ソフトウェア・サービスに選定した決め手となった部分でございますが、価格面においても最も優れた提案でございましたが、そのほかに、プレゼンテーションにおける提案内容に関しましても、今後の診療現場の業務改革に一番資する内容であると、選定委員の評価を受けて選定された経緯でございます。

内山君:今、御答弁いただいた内容にも関わるかもしれないのですけれども、今回、この新システムを導入することによって、これまでのシステムとは、違う点、改善点など、仕様変更や新しい機能について分かりましたら教えてください。

医事課長:今回導入を予定しております新しいシステムに関してですけれども、これまで以上に、電子カルテの本体とその他の部門システムの連携がスムーズになるところで、いろいろな効果が見込めます。
実例を申し上げますと、例えば、看護師が患者の体温や血圧を測定したときに、現在は、その数値を改めて電子カルテに入力をしているけれども、今度のシステムにおいては、そこで測定したデータが直接電子カルテに数値化されて反映されますので、そういった入力作業が省略されるケースがございます。
また、今回のシステムのデータに関してですけれども、様々なデータが医療情報システムに入っておりますが、そのデータをユーザーが希望する形で簡易に抽出できる点が機能面として非常に優れております。
この機能を活用することにおきまして、収益向上につながるような診療行為の見直しにもつなげていけると考えております。

内山君:最後に、1点だけ確認いたしますが、更新費用は約9億8,000万円ですけれども、この中には、旧システムの廃止や撤去費用等も含まれているでしょうか。

医事課長:今回の約9億8,000万円に関しては、あくまでも新システムの導入に関する費用でございますので、現行のシステムの撤去費用等については見込んでおりません。

内山君:現状では、撤去費用等がどれぐらいかかるかは分からないのでしょうか。

医事課長:撤去に関して費用はかからないということでございます。

委員長(裏君):ほかに質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
これをもって、市立病院所管事項を終結いたします。
生活環境部入室のため、暫時休憩いたします。(10:55)

※ 生活環境部長より人事異動に伴う主幹職以上の職員紹介

委員長(裏君):委員会を再開いたします。(11:06)
3生活環境部所管事項、(1)報告事項、アの環境クリーンセンター等長期包括的運営管理委託事業の延長契約締結についてを議題と致します。
本件に対する報告を求めます。

施設管理課長:私から、環境クリーンセンター等長期包括的運営管理委託事業の延長契約締結について御報告いたします。
委託事業の延長に関しましては、昨年8月及び今年2月の当委員会におきまして委託料の協議状況などについて御報告してまいりましたが、このたび、延長契約を締結いたしましたことから御報告するものであります。
お手元の資料の1ページをお開き願います。
まず、1委託業務名ですが、環境クリーンセンター等長期包括的運営管理委託事業です。2委託場所は、江別市八幡122番地ほか、3委託期間は、令和4年4月1日から令和19年3月31日までの15年間となっております。
4委託料は、15年間の総額で、固定費が173億9,650万円、変動費が搬入ごみ量1トンにつき、税抜き3,047円であります。これは、単価のため、税抜きとなっております。
5契約の相手方は、株式会社エコクリーン江別で、6契約日は、令和4年3月25日に見積り合わせを行い、延長契約を締結いたしました。
今後におきましても、市のモニタリングを適正に行い、受託者と連携を取り、安定した施設の運営に努めてまいります。
以上です。

委員長(裏君):ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
次に、イの一般廃棄物最終処分場基本構想の概要についてを議題と致します。
本件に対する報告を求めます。

施設管理課長:私から、一般廃棄物最終処分場基本構想の概要について御報告いたします。
お手元の資料の2ページをお開き願います。
まず、1目的でありますが、現在使用しております一般廃棄物最終処分場は、平成16年6月に埋立てを開始しており、令和10年度中に計画埋立量に達する見込みであります。その後の埋立処分を継続していくには、次期一般廃棄物最終処分場の計画的な整備が必要となりますことから、基本構想を取りまとめたところです。
次に、2概要の(1)埋立容量の想定でありますが、国の循環型社会形成推進交付金を活用するため、埋立容量は交付要件に基づき15年分と設定し、将来の埋立てごみ量を想定して算出し、埋立面積約2万1,600平方メートル、埋立容量約6万9,000立方メートル、埋立て年数を令和10年度から令和24年度までの15年間としたものであります。
次に、(2)建設地の選定でありますが、資料の4ページをお開き願います。
現在、使用しております最終処分場の北西側に隣接する土地は、現最終処分場造成時の残土を堆積した土地であり、昨年の地質調査により、既存地盤の圧密が進んでいることが判明しましたことから、次期造成に有利と判断して当該敷地を選定いたしました。
次に、お手数ですが、資料の2ページへお戻り願います。
(3)施設概要でございますが、最終処分場は、廃棄物を焼却や破砕などの中間処理を行った後のもの、または、直接埋立処分する施設で、浸出水の周辺への影響を防ぐため、埋立地の内部は2重の遮水シートを採用いたします。
雨水等により廃棄物と接触して発生した浸出水は、浸出水処理施設で処理し、河川へ放流いたします。
また、大雨時に一時的に浸出水を留める浸出水調整池を設け、周辺に影響がないように致します。
次期最終処分場で整備する設備は、資料に記載された設備になります。これは、現最終処分場で設置されている設備と同様のものです。
続きまして、資料の3ページをお開き願います。
3概算工事費でございますが、埋立地造成工事に16億4,100万円、浸出水処理施設建設工事に10億4,000万円、設計ほか関連委託費に1億3,400万円で、合計で28億1,500万円となっております。
最後に、4今後のスケジュールでございますが、令和5年度に基本設計、令和6年度に実施設計、令和7年度にプレロード工事、令和8年度、令和9年度に最終処分場の造成工事を行い、令和10年度から埋立てを開始する予定であります。
今後におきましても、事業の進捗に合わせて適時御報告してまいります。
以上です。

委員長(裏君):ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。

佐々木君:2概要の(1)埋立容量の想定ですが、一応、15年分と設定して、令和10年度から令和24年度までの15年間で出しているのですけれども、現在の株式会社エコクリーン江別との委託は令和19年3月31日までですから、それ以降変更になることが考えられます。そうなった場合、圧縮が可能になったり、縮小されて、埋立てする量が少なくなるなど、もっと長く最終処分場が使える可能性も十分あるということでしょうか。

環境室長:埋立て年数のお話でございますけれども、今、佐々木委員が御指摘いただいたとおり、想定しているのは15年後でございまして、その間に今の焼却炉の運転が令和19年度をもって終了する予定でございます。
この埋立ての算出についてでございますけれども、令和19年度以降の施設については、これからの協議で決まることでございますので、どの形を採用するかによって、埋立量も変わるものでございます。
現在の焼却炉につきましては、焼却灰を溶かしてスラグ化をすることによって、残渣を少なくする特徴を持った炉でございます。先ほど申し上げました令和19年度以降につきましては、一般的なストーカー炉ですと、焼却灰が増える傾向にございますので、今、想定しているものにつきましては、ストーカー炉も踏まえて、15年間受け入れられる量で想定してございます。

佐々木君:もう1点、3概算工事費ですが、長寿命化することで1人当たりの原価が少し上がると想定されていると思うのですけれども、この合計約28億円の中に、単価が上がった分は組み込んであるのでしょうか。
これから予算に組み込むのでしたら、30億円以上に予算が増えると思ったので確認させてください。

環境室長:概算工事費における人件費の上昇を見込んでいるかということかと思うのですけれども、現状におきましては、人件費の上昇を見込んでいる概算額になっております。

委員長(裏君):ほかに質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
これをもって、生活環境部所管事項を終結いたします。
生活環境部退室のため、暫時休憩いたします。(11:16)

委員長(裏君):委員会を再開いたします。(11:17)
休憩中に確認いたしましたとおり、次回の委員会は、5月20日金曜日の午前10時より開催いたしたいと思いますが、よろしいでしょうか。(了)そのように確認いたします。最後に、4その他について、各委員からございませんか。

清水君:障がい者の市内の施設の利用について、特に江別市と札幌市を比べて、その利用の際に提示するものや、金額、減免の対象などが異なっていることが多いと言われることがあります。
札幌市と比べるからという話ではないですが、それも含めて、近隣の市町村の中での公共サービスや、プール、体育館、公民館といった文化的施設も含めて、利用時における障がい者の要件など、提示するものについて、一覧でもいいですから資料を作っていただいて、説明を頂く機会を委員会としてお願いできないかと思うのですが、いかがでしょうか。

委員長(裏君):今の清水委員からの資料を要求したいということについて、皆様から何か確認はございませんか。

吉本君:今、清水委員のおっしゃたことがよく理解できなかったので、確認させてください。
最初は、障がい者の施設利用についてとおっしゃった気がしたのですが、後段には、障がい者の方に対する公共サービスという言葉も使われましたけれども、利用時の減免の要件がそれぞれ違っているので、現状を調査したいということでしょうか。
その施設利用は、施設によっては減免の対象になったりすることもありますけれども、障がい者の方たちがよく利用されている公共サービスの減免の内容ということで理解していいでしょうか。

委員長(裏君):暫時休憩いたします。(11:20)

※ 休憩中に、清水委員からの発言について協議

委員長(裏君):委員会を再開いたします。(11:28)
4その他について、清水委員から障がい者の施設利用について、委員会として資料を要求したいという提案がございましたが、休憩中に協議を行った結果、委員会として資料を要求するよりも、ほかの方法で提案してはいかがかということになりましたので、資料の要求は行わないことと確認してよろしいでしょうか。(了)そのように確認いたします。
その他について、ほかの委員からございませんか。(なし)
事務局からございませんか。(なし)
以上で、本日の委員会を散会いたします。(11:29)