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予算決算常任委員会 令和3年9月16日(木)

印刷用ページを表示する 掲載日:2022年3月31日更新

(開会前)

※ 日程確認
※ 審査要領の説明及び効率的な審査の協力依頼

(開 会)

委員長(清水君):ただいまより、予算決算常任委員会を開会いたします。(9:58)
本日の日程は、開会前に確認いたしましたとおり、次第に記載のとおり進めてよろしいでしょうか。(了)そのように確認いたします。
なお、傍聴希望者がおり、入室を許可いたしましたので、報告いたします。
水道部及び傍聴者入室のため、暫時休憩いたします。(9:59)

委員長(清水君):委員会を再開いたします。(10:00)
部局並びに各委員にあらかじめ申し上げます。
効率的に審査を進めるため、説明、質疑、答弁に当たりましては、簡潔明瞭になされますように御協力をお願い申し上げます。
それでは、認定第1号 令和2年度江別市水道事業会計決算を認定に付することについてを議題と致します。
本件に対する説明を求めます。

総務課長:それでは、令和2年度水道事業会計決算の内容について御説明いたします。
決算書16ページの事業報告書を御覧ください。
1概況でありますが、令和2年度は、江別市上下水道ビジョンに基づき、安全・安心な水道水を安定的に供給するため、早苗別第4水管橋架け替え工事に着手するなど、基幹管路の耐震化や老朽配水管の布設替え等による管網整備のほか、上江別浄水場の配水ポンプなどの機械電気設備の更新を引き続き実施いたしました。
次に、イの決算の概要でありますが、予算額に対する執行率は、収益的収入では100.7%、収益的支出では96.4%で、収支差引きは4億2,076万1,346円であります。
続いて、決算書17ページですが、予算額に対する執行率は、資本的収入では100.5%、資本的支出では97.2%で、資本的支出における建設改良費は、総額11億1,943万9,122円で、その内容は下段に記載のとおりとなっております。
次に、(イ)業務の概況では、年間総給水量は、前年度と比較して30万119立方メートルの増となっております。
次に、決算書2ページ及び3ページへお戻りください。
(1)収益的収入及び支出では、水道事業収益の決算額は26億1,276万7,341円となり、一方、水道事業費用の決算額は21億9,200万5,995円となりました。
次に、決算書4ページ及び5ページを御覧ください。
(2)資本的収入及び支出では、資本的収入の決算額は3億432万1,077円となり、一方、資本的支出の決算額は14億485万3,126円となりました。
この結果、収支差引き不足額は11億53万2,049円となり、減債積立金、過年度分損益勘定留保資金などをもって補填しております。
以上、御説明しました収益的収支及び資本的収支に係る収益費用明細書及び資本的収支明細書につきましては、決算書28ページ以降に記載しておりますので、御参照願います。
次に、財務諸表でありますが、決算書9ページを御覧ください。
損益計算書につきましては、給水収益など、1営業収益22億6,609万1,904円に対して、水道事業に直接要する経費であります2営業費用は20億3,937万6,282円で、その結果、営業利益は2億2,671万5,622円となり、これに、3営業外収益、4営業外費用を整理しました経常利益は3億1,828万7,187円で、さらに、5特別利益、6特別損失を整理しました当年度純利益は3億1,803万2,132円となったものであります。
次に、決算書10ページ及び11ページの剰余金計算書を御覧ください。
表右側、資本合計の列につきまして、一番上の行の前年度末残高123億4,162万8,502円に、表中段の当年度変動額3億1,803万2,132円を加えました一番下の行の当年度末残高は126億5,966万634円となっております。
一番下の行右から3列目、当年度未処分利益剰余金6億78万3,853円は、ページ下段の剰余金処分計算書のとおり、3億1,803万2,132円を減債積立金へ積み立て、2億8,275万1,721円を資本金へ組み入れるものであります。
次に、決算書12ページ及び13ページの貸借対照表を御覧ください。
資産の部、1固定資産は、(1)有形固定資産から(3)投資その他の資産までの合計165億173万5,143円で、令和2年度における増減額、減価償却内訳などにつきましては、決算書34ページ及び35ページの固定資産明細書を御参照願います。
次に、2流動資産の合計は18億3,755万1,439円となり、固定資産と流動資産を合わせた資産合計は183億3,928万6,582円となります。
次に、決算書13ページの負債の部、3固定負債と4流動負債、5繰延べ収益を合わせた負債合計は56億7,962万5,948円で、資本の部と合わせたページ一番下の負債資本合計は183億3,928万6,582円となるものであります。
なお、3固定負債の(1)企業債及び4流動負債の(1)企業債の合計は、前年度から8,275万1,721円減の23億3,213万8,588円となり、決算書36ページ以降の企業債明細書に内訳を記載しておりますので、御参照願います。
次に、附属書類でありますが、決算書18ページを御覧ください。
(2)議会議決事項は、記載のとおりとなっております。
次に、決算書19ページの(4)職員に関する事項でありますが、アの職員数は前年度との比較で、一般職においては、技術職1名の減、その他の非常勤職員6名は、会計年度任用職員となりましたことから、会計年度任用職員を含めた合計では1名減の44名となっております。
次の決算書20ページには、イの給与に関する事項を、決算書21ページから24ページにかけては、2工事として、(1)建設改良工事の概況及び(2)保存工事の概況を、決算書24ページ中段から25ページには、3業務を、決算書25ページ中段には、4会計を、次の決算書26ページには、5その他に他会計負担金等の使途についてを、決算書27ページには、資金の増減を表すキャッシュ・フロー計算書を、決算書40ページ以降には注記事項を記載しておりますので、御参照願います。
水道事業決算書につきましては以上であります。
続きまして、予算決算常任委員会資料について御説明いたします。
資料1ページを御覧ください。
1決算額の推移及び財政計画比較(税抜き)でありますが、江別市上下水道ビジョンの財政計画と比較して、上段の収益的収支では、収入は、水道の新設等の件数が少なく、その他営業収益のうち、加入金は減となりましたが、有収水量の増加に伴う給水収益の増により、計画比1,198万5,000円の増となりました。
一方、支出は、その他維持管理費の中の受託工事費や委託料の減などにより、財政計画比1億46万9,000円の減となり、この結果、収益的収支差引きは1億1,245万4,000円の増となっております。
次に、下段の資本的収支では、収入は、一般会計からの出資金の減などにより、財政計画比8,343万4,000円の減となりました。
支出では、量水器費の減などにより、財政計画比1億1,748万7,000円の減となり、この結果、資本的収支不足額は、財政計画より3,405万3,000円減少しております。
次に、資料2ページを御覧ください。
2主要事業計画(税抜き)につきましては、記載のとおりですので、御参照願います。
次に、資料3ページの3水道料金等収入調べ(税込み)を御覧ください。
一番上の行の水道料金の収入率は、現年度は90.0%となり、対前年度比0.4ポイントの増、過年度は96.3%となり、前年度同率となりました。
なお、現年度未納額2億1,638万803円につきましては、納期限が翌月となる3月調定分を含んでおります。
その他営業収益及び雑収益の現年度未納額は、3月末時点では納期未到来分であり、納期限内の4月に全額納入済みとなっており、資料4ページの国庫補助金も4月に全額納入済みとなっております。
以上です。

料金収納担当参事:私から、要求資料について御説明いたします。
要求資料の1ページを御覧ください。
過去3年間における水道料金滞納件数と給水停止件数でありますが、資料左側の滞納件数は、各年度3月31日現在の集計数であり、資料中ほどの給水停止延べ件数は、年間の延べ件数となっております。
各年度の状況につきましては、平成30年度の滞納件数は3,282件、給水停止延べ件数は75件、このうち、重複世帯を除いた実世帯数が69世帯で、現在まで停止中となっている件数は4件となっております。
令和元年度及び令和2年度の各件数につきましては、それぞれ記載のとおりであります。
なお、現在停止中の件数は、いずれも生活実態が見受けられない状態となっており、生活の拠点が別にある方ではないかと推測しておりますが、今後も引き続き実態調査を進めていく予定であります。
次に、要求資料の2ページを御覧ください。
新型コロナウイルス感染症に係る水道料金の支払い猶予等の措置件数でありますが、令和元年度における支払い猶予の措置件数は18件で、このうち、現在分割納付中となっている件数は9件、生活福祉資金貸付け制度などの他制度を紹介し、連携に至った件数は2件となっております。
令和2年度の各件数は資料記載のとおりであります。
以上です。

水道整備課長:私から、水道管の布設年度別延長グラフについて御説明いたします。
要求資料の3ページを御覧ください。
このグラフは、令和2年度末における水道管の布設延長を、布設した年度別に表したものであります。
昭和55年度以前の法定耐用年数を超える管路延長は36.2キロメートルあり、総延長約925キロメートルに対する割合は3.9%であります。
これまで、布設替え工事を計画的に実施してまいりましたので、水道管の古さを表す法定耐用年数超過管路率は、全国平均よりも低い値となっております。
次に、要求資料の4ページを御覧ください。
水道管の耐震管率についてでありますが、耐震管率とは、水道管の総延長に対する耐震管延長の割合を示すものです。このグラフは、平成23年度から令和2年度までの耐震管の推移を表したものであります。
まず、表の上段の全体についてですが、赤色の線が全国の事業体の平均値で、青色の線が江別市の値を示しており、平成23年度は7.1%だった耐震管率が、令和2年度には16.4%と、10年で9.3ポイント増加しております。
次に、表の下段の基幹管路についてですが、基幹管路とは、導水管、送水管、配水本管のことであります。このグラフは、基幹管路の総延長に対する耐震管延長の割合を示しております。
平成23年度は6.7%だった耐震管率が、令和2年度には21.4%と、10年で14.7ポイント増加しております。
以上です。

委員長(清水君):説明を受けましたので、これから質疑に入ります。
初めに、水道部からの提出資料についての質疑を行います。
まず、1決算額の推移及び財政計画比較についての質疑を行います。
質疑ございませんか。

佐々木君:資料1ページの営業収益の給水収益ですが、前年度及び財政計画より増になっているのですけれども、その要因についてお伺いいたします。

総務課長:給水収益が前年度比及び財政計画比増となっている要因でありますが、市の人口増加に伴い、前年度や計画時の見積りよりも給水人口や給水戸数が増えたことが収益増の主な要因となっております。

佐々木君:年間総給水量も前年度及び当初計画より増えていまして、決算書の24ページの表に家事用、家事用以外というのは出ているのですが、それ以外の増加した要因についてお伺いいたします。

料金収納担当参事:先ほども申し上げましたとおり、まず、給水戸数の増加がありましたけれども、それに加えまして、昨年度につきましては、コロナ禍の影響等により、1戸当たりの平均使用水量が増加しております。この給水戸数の増加と、1戸当たりの平均使用水量の増加の相乗効果により、家事用の使用水量が特に大きく伸びております。

佐々木君:これらの今後の増減の見込みにおいて、一過性や継続についてはどのようにお考えでいらっしゃるか、お伺いいたします。

総務課長:ただいま御答弁申し上げましたとおり、給水収益が増えている大きな要因は、ここ2年余り人口が増えて水を使う人が増えていることです。また、昨年1年間につきましては、ただいま料金収納担当参事から説明があったとおりになります。
例えば、今年度に入ってからは、対前年度比で市の人口も若干ですけれども、マイナスになってきて、人口増は止まっています。中長期的に見ても、人口が減っていく方向にあるということは間違いございません。水の使用量が減れば、当然、料金収入も減っていくことになりますので、経営的にはだんだん収益が減っていく厳しい方向にある、このように認識しております。

委員長(清水君):関連で質疑ございませんか。

吉本君:先ほど出ました決算書の24ページの有収水量のところで、家事用は確かに増えていますけれども、家事用以外は全体で減少しています。これは、新型コロナウイルス感染症の影響で営業が縮小した影響があるのか、その辺のお考えをお聞きします。

料金収納担当参事:今、委員から御指摘いただきましたとおり、コロナ禍の影響によりまして、昨年度は家事用が増える一方で、業務用を主な使用用途とする家事用以外の使用水量が大きく減少しております。
年度の後半に行くに従って、若干、元の状況に戻りつつありますけれども、最終的に元の状況に戻るまでには至ってはおりません。

委員長(清水君):関連で質疑ございませんか。

奥野君:給水収益が増えていることに関して、有収率が前年度に比べて0.4ポイント減となっているのですけれども、この辺りの御説明をお願いします。

総務課長:ただいま委員の御質疑にありましたとおり、有収率につきましては前年度から0.4ポイント下がっております。
有収率につきましては、無効水量が示す漏水などによって有収率が上がったり下がったりいたします。例えば、令和元年度の上水道の全国平均の有収率は89.8%になっていますので、95.4%は、前年度からは0.4ポイント落ちていますけれども、全国的に見ても漏水等が少なく、高い数字になっています。パーセンテージで見ますと0.4ポイント下がっていますが、全体としては、ここ数年間は95.8%から95.4%と、大体95%台を維持しています。年度によって若干の増減はありますけれども、全体としては高い有収率を維持していると認識しておりますので、今後も老朽管の更新等を進めながら漏水等の防止に努めてまいりたい、このように考えております。

委員長(清水君):関連で質疑ございませんか。(なし)
なければ、ほかに質疑ございませんか。

内山君:先ほどまでの議論で、給水収益は、人口増や1戸当たりの水の使用量等が増えていることによって営業収益が増えて、また、ほかの説明では、それによって純損益も増えているという説明だったかと思います。
それに関連してだと思いますが、資料1ページの下にあります資金残高も、前年度よりも増えて、財政計画よりも多く推移している状況ですけれども、まず、この認識についてお伺いします。

総務課長:純利益も財政計画より増えているということでありますけれども、この純利益の増加要因につきましても、計画時に見積もったときより、主に給水人口や給水戸数が増えており、これによって有収水量が増えておりますことから、給水収益も増になっているということであります。
江別市を含めまして、全国的な傾向としましては、トイレや洗濯機などの節水機器の普及によりまして、1人当たりの使用水量は減る傾向にあります。先ほどの説明では、昨年度につきましては、コロナ禍の影響で1人当たりの使用水量も前年度よりも増える状況にありましたが、やはり1人当たりが使う水の量も減っていく傾向にあります。その中で、江別市の場合は、繰り返しになりますけれども、人口が増えて水を使う人が多かったという要因によって収益が増えました。
また、支出におきましても、例年と同様ではありますが、効率的な経営に努めました結果、予算額よりも不用額が出て経費も抑えましたので、その結果、純利益も増えたと認識しております。

内山君:ただいま説明いただいた状況で純利益が増えているということだったので、それに伴って資金残高も増えていると思いますけれども、このような質疑をしたのは、江別市上下水道ビジョンの財政計画では、資金残高について、最低限必要な資金は5億円だと、それを目安として資金確保策、要するに、水道の料金の見直しということだと思いますけれども、その検討が必要になるという記載があります。
財政計画では2025年に5億円を下回る見込みとなっていますが、現状での見通し、考え方があればお伺いします。

総務課長:純利益や資金残高についてでありますが、今後、人口減少に伴いまして、給水収益が減少していくことになります。また、先ほどの耐震管の説明にもございましたけれども、老朽施設などにつきましては、計画的な更新、耐震管の推進、また、停電対策など、災害対応には多額の企業債、元利、償還金が見込まれます。
5億円という数字は、例えば、水道事業につきましては、企業債の償還がありまして、令和2年度には元金として2億8,200万円余りを過去の借金の返済に充てています。さらに、利子分も4,090万円ほどありますので、こういった支払いが9月末や3月末に集中的に来ます。そのときに手持ちの資金が枯渇して支払えないという状況を避けるためにも、最低限5億円の確保は必要だと認識しております。
繰り返しになりますけれども、今後は、人口減少や施設の老朽化にあわせまして、収益の減少や施設の更新費用の増加が見込まれます。今のところ、江別市上下水道ビジョンの推計よりも人口が上回っていることから、経営がよい方向に向かっておりますので、江別市上下水道ビジョンで組み立てた計画からは若干ずれていますけれども、中長期的には江別市上下水道ビジョンの示した方向と同じように、収益の低下と資金残高の減少という方向にあると認識しております。

委員長(清水君):関連で質疑ございませんか。

奥野君:それでは、私から収益的支出の維持管理費についてですが、前年度や財政計画との比較で約7,000万円抑えているという数字が出ております。令和2年度の維持管理費は、収益がなかなか厳しい中で、かなり抑えていると思うのですが、この辺りの取組等をお聞かせください。

総務課長:営業費用のうちの維持管理費が前年度及び財政計画を下回りました理由や内訳でございます。
経費節減の取組としましては、機器の更新整備では省エネルギー機器を導入して維持管理費を抑えるようにしているほか、修繕では定期的に点検や補修をしっかりと行いまして、機器の使用年数や運転稼働時間など、機械設備の状況を確認しながら効率的な運転や運用、部品の交換等に努め、また、投入する薬品費や電気代、その他の節減に努めておりまして、その結果、計画等を下回ったものと考えております。

奥野君:今、電気代の節約というお話もありましたけれども、その辺りの詳細をお聞かせいただけますか。

浄水場長:浄水場では、夜間の使用水量が少なくなるときに、浄水場のポンプ運転を止めまして、漁川浄水場系の高い位置からの自然流下ということで、省エネルギーを図っております。
また、省エネルギーに関しましては、夜間だけではなく、使用水量の少ない水圧が低下しない時間帯におきましても、できる限り自然流下を拡大するように考えております。

奥野君:自然流下などが電気代にも関わっていることを確認しました。
今後、この維持管理費に関しては、今年度のように抑えていくというか、維持していけるものなのかどうか、確認させてください。

水道整備課長:先ほどは浄水場系の施設のお話をさせていただいたのですけれども、管渠側、管路としましては、漏水が起きないように予防保全という意味で、毎年、機能調査を行っております。
例えば、洗管が大きな事例ではあるのですけれども、8年に1度、洗管作業をするに当たりまして、水道管についている仕切り弁等のバルブ調査を全数行っています。それ以外にもいろいろとあるのですけれども、予防保全という形で、漏水を極力抑える、もしくは、漏水が起こってもすぐに対応するというシステムを取っておりまして、維持管理費の削減に努めております。

委員長(清水君):関連で質疑ございませんか。(なし)
なければ、ほかに質疑ございませんか。(なし)
それでは、次に、2主要事業計画についての質疑を行います。
質疑ございませんか。

奥野君:基幹管路耐震化の事業量は、令和2年度、延長1,217メートルとありますけれども、決算審査意見書を確認したところ、当初の目標が1,385メートルとなっていまして、実績率87.9%という数字があります。この表ですと、計画が1,190メートルで、決算が上回っているようにお見受けするのですが、この辺りの確認をさせていただきます。

委員長(清水君):暫時休憩いたします。(10:36)

※ 休憩中に、答弁調整を行う。

委員長(清水君):委員会を再開いたします。(10:37)

水道整備課長:設備投資計画と決算数値の違いについてですけれども、これは比較増減ですと27メートルとなっておりますが、実際に現場で配管をするときに障害物等をかわす場合に曲げたりする部分が、ちりも積もればではないですけれども、直線で入れるのと少し斜めに入れるのとでは距離が多少長くなってきますので、その辺の距離の増減かと思います。

奥野君:いろいろな増減があるということかと思います。
お聞きしたのは、江別市上下水道ビジョンが令和10年度までで、あと8年ということになりますけれども、こういった事業量に関しては、その年々の実情に合わせて毎年変動することもあるということなのか、また、計画的にきちんと進めていると理解してよろしいのでしょうか。

水道整備課長:現在、計画的に進めておりまして、事業量的にも毎年おおむね計画どおりに進んでいる状況であります。
ただ、その工種によりまして、土木工事がある場合等はメートル数に出てこない場合もございます。今年で言いますと、第4水管橋という工事を行っているのですけれども、そちらは下部工、土木工事のコンクリート工事になっております。例えば、普通の水道管の工事ですと、メートル100万円の工事費用に対しまして、そのメートル数が伸びるのですけれども、土木工事ですと、一式という形になって、1個のコンクリート構造物で何千万円という形になるので、メートル数に反映されません。そのような工事がある場合には、計画値のメートル数だけで見ると多少前後するのですが、おおむね計画どおりに進んでおりますし、今後も計画的に進めるつもりでございます。

委員長(清水君):関連で質疑ございませんか。(なし)
なければ、ほかに質疑ございませんか。(なし)
それでは、次に、3水道料金等収入調べについての質疑を行います。
質疑ございませんか。(なし)
次に、要求資料についての質疑を行います。
初めに、1過去3年間における水道料金滞納件数と給水停止件数についての質疑を行います。
質疑ございませんか。

佐藤君:初めに、令和2年度の給水停止延べ件数が73件ですけれども、以前、新型コロナウイルス感染症の関係で10月までは給水停止しないとお聞きしたのですが、この73件は給水停止後の件数なのかということと、給水停止にしなかった取組の状況についてお伺いします。

料金収納担当参事:令和2年度における給水停止の執行につきましては、4月の新型コロナウイルス感染症拡大防止のための緊急事態宣言の発令からしばらく見合わせることとしまして、年4回執行予定のうち、4月と7月の2回について延期を致しました。その後、9月に入りまして、支払い猶予の申請も週に一、二件と落ち着いたこと、また、特別定額給付金をはじめとする経済支援も一通り行き届いたと思われることから、給水停止を再開し、10月と2月の2回について給水停止を執行いたしました。
給水停止の執行が2回になりましたので、前年度と比べましても、若干、件数の減少はしておりますが、それほど大きな減少にはなっておりません。

佐藤君:今回、10月までは給水停止をしないということだったのですけれども、どのような経過でその御判断に至ったのかをお聞きします。

料金収納担当参事:新型コロナウイルス感染症の拡大防止にはウイルス等が付着した手指等を洗うための水の供給は欠かせないと認識しておりますので、給水停止の執行につきましては、慎重に考えて対応してまいりました。
今後におきましても、同様に進めてまいりたいと考えております。

佐藤君:今後も同様に考えていきたいということですけれども、新型コロナウイルス感染症の終息もなかなか見通せなく、長期間になると思います。例えば、緊急事態宣言などもあると思いますが、そのような状況を見ながら、また給水停止も考えていくというお考えでよろしかったでしょうか。

料金収納担当参事:今、御指摘いただきましたとおり、その時々の状況に応じて柔軟に対応してまいりたいと考えております。

委員長(清水君):関連で質疑ございませんか。(なし)
なければ、ほかに質疑ございませんか。(なし)
次に、2新型コロナウイルス感染症に係る水道料金の支払猶予等の措置件数についての質疑を行います。
質疑ございませんか。

佐藤君:水道料金の支払い猶予ですけれども、令和元年度と令和2年度で合わせて94件で、このうち、現在、分割納付中が合わせて46件ですが、それ以外の残りの件数は、現在、どのような対応になっているのかお聞きします。

料金収納担当参事:令和元年度及び令和2年度の支払い猶予の件数は、合わせて94件となっておりますが、このうち、現在、既に完納していただいている件数が34件ございます。そのほかは、ここに記載のとおり分割納付中のものと、それ以外の件数につきましては、転出もしくは破産宣告等の手続を進行している方などとなっております。

佐藤君:今お聞きした中でも、大変厳しい生活実態があると感じております。その中でも、ほかの制度と連携されたという例が4件ほど見られまして、先ほどの御説明でも、貸付けなどを御案内したということだったのですが、その辺、詳しい状況をお聞きしていればお伺いします。

料金収納担当参事:制度の連携の状況でありますけれども、支払い猶予を開始いたしました令和2年3月とその翌月の4月につきましては、こちらからくらしサポートセンターえべつ、もしくは、事業者向けに経済支援対策の窓口の御紹介などをしておりました。5月以降につきましては、市民の制度認識がかなり進んでおりまして、事前に申請をして、例えば、貸付金等がいつ頃入るので、それまで待っていただきたいという形になりました。こちらから紹介するというよりかは、既に皆さんかなり御存じで、相談されてからこちらに支払い猶予の申請をされるという状況でありました。

佐藤君:新型コロナウイルス感染症対策としまして、水道料金の支払い猶予ということで、ホームページでも早くから御案内されていたと思いますけれども、ホームページを見ることができない方も中にはいらっしゃると思いますが、その辺りで何か取組などがございましたらお伺いします。

料金収納担当参事:支払い猶予の制度の御案内につきましては、ホームページのほかに、実際の納付相談や日頃の電話、もしくは、対面での相談を受ける際に、相談者の事情から必要なものを御案内している状況であります。

佐藤君:先ほども言ったのですけれども、コロナ禍の状況が続く中で、生活が厳しい状況も続くと思います。今後の周知というところで、もう少し広く市民に周知されるような方法も必要ではないかと思いますが、その辺で何かお考えがあればお伺いします。

料金収納担当参事:御指摘いただきましたさらなる周知でございますが、現在は週に1件から2件程度という形で件数もかなり落ち着いてきておりますので、全市的な周知につきましても引き続き検討してまいりたいと考えております。

委員長(清水君):関連で質疑ございませんか。(なし)
なければ、ほかに質疑ございませんか。

内山君:この表の件数の中に家事用以外が入っているのかどうかと、もしも入っているのであれば、その件数についてお伺いします。

料金収納担当参事:令和2年度、令和元年度を合わせた94件のうち、7件が事業者、いわゆる業務用となっております。

内山君:もし分かれば、その7件の事業者のその後の対応、状況についてお伺いします。

料金収納担当参事:ただいま申し上げました事業者7件につきましては、そのうち5件が既に事業を再開して、猶予した水道料金について完納していただいております。残り2件につきましては、現在、分割納付中となっております。

委員長(清水君):関連で質疑ございませんか。(なし)
なければ、ほかに質疑ございませんか。(なし)
次に、3水道管の布設年度別延長グラフについての質疑を行います。
質疑ございませんか。

佐々木君:水道管の基本的な布設替えと更新の考え方について、工事の仕方や優先順位の決め方、更新時期などについてお伺いいたします。

水道整備課長:布設替えにつきましては、まず、法定耐用年数というものがございまして、水道管につきましては、地方公営企業法により、耐用年数は40年となっております。
江別市では、基本的に管路の更新は古い順から更新を行っております。以前は、昭和56年度以前に布設された管路が更新の対象でありましたが、更新がほぼ完了したため、現在は昭和57年度以前の管路を対象に更新を実施しております。
そのため、現在は法定耐用年数を超過していない管路を更新していることとなりますが、今後は法定耐用年数を超過する管路延長が急激に増加することを考慮しまして、更新事業の平準化を図るためにも、更新時期を前倒ししまして、さらに耐震管に取り替えることも含めて事業を進めております。
また、従来の更新基準については、法定耐用年数の1.5倍程度という目安を持っておりましたが、近年は管種により様々な特徴があり、使用年数も異なることが分かってきております。近年の耐震管で言えば、メーカー推奨が100年という水道管もありまして、国は更新基準の設定事例を公表していますので、これを参考に、今後は管種に応じて40年から100年の基本的な更新基準を設定しまして、アセットマネジメントを実施する必要があるものと考えております。
いずれにしましても、今後、耐用年数超過の管路が増加していきますが、耐用年数の40年を超えるとすぐに使えなくなるというものではありませんので、ライフサイクルコストを考えて、いつ更新するのがよいのか、適切な更新時期を見極めて計画的に更新してまいりたいと考えております。

佐々木君:今、お話にあったメーカーによっては100年もつようになってきた水道管があるようですけれども、国の基準変更によって、この水道管をいつぐらいから整備されてきているのでしょうか。

水道整備課長:100年使える水道管というのは、ここ5年くらいの間で基準ができておりまして、具体的に言いますと、GX管というダクタイル鋳鉄管の高規格の水道管と、水道配水用ポリエチレン管という2種類が100年という基準で使える形になっております。
江別市では、水道配水用ポリエチレン管に関しましては、平成13年から採用しておりまして、GX管につきましても、最近のものに関しましては、ここ数年で使えるものに関しては使うような形で更新しております。

佐々木君:そのような水道管を使うことによって、今後の設備投資計画への影響などは何かあるのでしょうか。

水道整備課長:更新計画に関しましては順調に進んでおりまして、今後とも順調に進める予定であります。耐用年数が延びますと、グラフにもありますように、平成5年度から平成9年度が突出しておりますが、この年度を一気に行わなければならないという山が崩せまして、平準化が図れると考えております。

委員長(清水君):関連で質疑ございませんか。(なし)
なければ、ほかに質疑ございませんか。

佐々木君:法定耐用年数超過管路があるのですけれども、市内での地域的な特徴などはあるのでしょうか、お伺いいたします。

水道整備課長:グラフを見ていただければ分かると思いますが、主に配水本管になりまして、基本的には市内全域に布設されているため、一概にどこの地区に多いかについては回答しづらいのですけれども、主な重要な管路で最も古いのは、昭和41年に布設されました大麻高区線と言いまして、市道兵村14丁目通りからJR線を横断して、大麻と文京台に布設されている水道管となります。こちらに関しては、令和6年度から令和8年度に更新計画予定がございます。
また、昭和50年代の主な重要な管路としては、石狩東部広域水道企業団からの受水を受けています大麻高区配水池から道立自然公園野幌森林公園に布設されて、大麻低区配水池へ向かう口径700ミリメートルの水道管でございます。いずれもダクタイル鋳鉄管でありまして、こちらは健全度の判断をしておりまして、特に問題はないという結果を得ております。

委員長(清水君):関連で質疑ございませんか。(なし)
なければ、ほかに質疑ございませんか。

佐々木君:整備状況について、資料の2ページにもありましたが、配水管整備の事業量は設備投資計画を下回っているようですけれども、その要因についてお伺いしたいと思います。先ほど奥野委員が基幹管路耐震化について質疑していたのですが、それではなく、配水管整備の事業量についてお聞きします。

水道整備課長:設備投資計画との比較でございますが、当初の目的は計画どおりに進んでおりまして、達成しております。
差額に関しましては、設計段階での精査や落札差金によるものでございます。

委員長(清水君):関連で質疑ございませんか。(なし)
なければ、ほかに質疑ございませんか。(なし)
次に、4水道管の耐震管率についての質疑を行います。
質疑ございませんか。

佐々木君:江別市は、全国平均と比べますと耐震管率が少し低いようですけれども、その評価についてはどのようにお考えでしょうか。

水道整備課長:管路の更新に合わせて耐震管に取り替える事業を実施しておりまして、開始してから年数が間もないということもございまして、江別市はこのように耐震管率が若干低くなっております。
全国的には、平成7年に発生した兵庫県南部地震以降、国内で大規模地震が相次いで発生しまして、水道管路も多くの被害を受け、ほかのまちはその頃から耐震管を実施しているため、江別市より若干高い数値になっていると推測されます。

委員長(清水君):関連で質疑ございませんか。

佐々木君:耐震適合率という言葉があるようですけれども、現在の江別市における水道管の耐震性というか、安全性はどのように考えればいいのか、例えば、震度がどのぐらいまでなら大丈夫などの目安があるのかお伺いします。

水道整備課長:耐震管につきましては、専門的になりますが、供用開始中に一度起こるか起こらないかの最大規模の強さを有するレベル2地震動において、管路の破損や継ぎ手の離脱等の被害が軽微な管、液状化等によって地盤変状に対しても耐震性能を有する管とされております。
具体的に、レベル2地震動は、マグニチュードですと6.5程度、震度にしますと震度6強から震度7の地震動とされております。そのため、市では、マグニチュード6.5程度の地震動では問題なく配水可能な管を布設していると認識しております。
また、先ほど申しましたけれども、水道管は100年使用のところもございまして、長期で使える管もございますので、耐震性能につきましては、今後も更新計画にのっとって更新してまいりたいと思っております。

委員長(清水君):関連で質疑ございませんか。(なし)
なければ、ほかに質疑ございませんか。

佐々木君:事業報告書の施策展開方針で、電子式メーター設置率が令和2年度で順調に増えてきているのですけれども、今後も順調に増えて、最終的に目標100%という認識でよろしいでしょうか。

給排水指導担当参事:私から、電子メーターの設置率についてお答えいたします。
平成16年度の新築工事より採用されている電子メーターの設置率は、平成27年度からのメーター器の検定有効期限満了に伴う地上化事業を進め、有効期限である8年ごとの更新計画の6年が過ぎた令和2年度末で81.7%となっております。事業の最終年の令和4年度末の地上化率は、94.3%程度となる見通しで考えております。
目標とされている100%とならない理由としては、更新時に空き家や空き室など、現在使用されていない未調定のメーターが3.2%、設置承諾が得られないなどの理由によるものが2.5%程度となっております。
なお、未調定のメーターは、有効期限のロスを少なくするため、入居者が決まってから交換をしております。
今後も地上化率100%を目指して事業を進めてまいりたいと考えております。

委員長(清水君):関連で質疑ございませんか。

裏君:電子式、地上化のメーターに関連してお伺いしますけれども、地上化になったので、今まで以上にメーターを測りに来てくださる、毎月来ることができるようになりました。生活の実態が一番反映するのが、この水道のメーターだと思いますが、見守りについての取組といいますか、今、独り暮らしの方が増えているので、協力体制があるのかどうか。
メーターを測りに来た方が、先月より使用量が増えていることの確認や、最近、知り合いの方が倒れていて、それが早くに分かったという事例があったのですが、令和2年度の件数をここでお聞きしてもよろしいですか。

委員長(清水君):暫時休憩いたします。(11:07)

※ 休憩中に、答弁調整を行う。

委員長(清水君):委員会を再開いたします。(11:09)

料金収納担当参事:今、御質疑いただきました検針の際に、世帯の異常などを検針員が何か感じ取った場合につきましては、水道部に連絡が来るような状況となっております。

裏君:令和2年度でその状況はありましたか、お伺いします。

料金収納担当参事:令和2年度につきましては、そういったことは1件もございませんでした。

裏君:先ほども少しお話しさせていただいたのですけれども、検針委託しているところでも、そのようなことに取り組んでいると思います。今回も早い対応だったとお伺いしたので、今後も対応をよろしくお願いします。

委員長(清水君):全体を通しての質疑になってしまっていますので、関連で質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
暫時休憩いたします。(11:10)

委員長(清水君):委員会を再開いたします。(11:15)
次に、認定第2号 令和2年度江別市下水道事業会計決算を認定に付することについてを議題と致します。
本件に対する説明を求めます。

総務課長:令和2年度下水道事業会計決算の内容について御説明いたします。
決算書16ページの事業報告書を御覧ください。
1概況でありますが、令和2年度は、江別市上下水道ビジョンに基づき、安全・安心で快適な生活環境を確保するため、管路整備や市内で最も古い大麻地区の汚水管などの改築更新を実施したほか、浄化センターの汚泥脱水機更新工事に着手いたしました。
次に、イの決算の概要でありますが、予算額に対する執行率は、収益的収入では100.2%、収益的支出では96.6%で、収支差引きは2億4,886万21円であります。
続いて、決算書17ページですが、予算額に対する執行率は、資本的収入では84.9%、資本的支出では97.6%で、資本的支出における建設改良費は、総額8億9,546万7,049円で、その内容は下段に記載のとおりとなっております。
次に、(イ)業務の概況では、年間総処理水量は、前年度と比較して1万674立方メートルの減となっております。
次に、決算書2ページ及び3ページへお戻りください。
(1)収益的収入及び支出では、下水道事業収益の決算額は35億4,352万457円となり、一方、下水道事業費用の決算額は32億9,466万436円となりました。
次に、決算書4ページ及び5ページをお開き願います。
(2)資本的収入及び支出では、資本的収入の決算額は8億8,929万6,237円となり、一方、資本的支出の決算額は18億4,962万3,125円となりました。
この結果、収支差引き不足額は9億6,032万6,888円となり、下段に記載のとおり、減債積立金、過年度分損益勘定留保資金などをもって補填しております。
以上、御説明しました収益的収支及び資本的収支に係る収益費用明細書及び資本的収支明細書につきましては、決算書29ページ以降に記載しておりますので、御参照願います。
次に、財務諸表でありますが、決算書9ページを御覧ください。
損益計算書につきましては、下水道使用料などの1営業収益21億7,010万3,286円に対して、下水道事業に直接要する経費であります2営業費用は30億3,693万6,631円で、その結果、営業損失は8億6,683万3,345円となり、これに、3営業外収益、4営業外費用を整理しました経常利益は1億9,462万74円で、さらに、5特別損失を整理しました当年度純利益は1億9,461万6,528円となったものであります。
次に、決算書10ページ及び11ページの剰余金計算書を御覧ください。
表右側、資本合計の列につきまして、一番上の行の前年度末残高119億5,763万9,142円に、表中段の当年度変動額2億7,347万2,838円を加えました一番下の行の当年度末残高は122億3,111万1,980円となっております。
一番下の行の右から3列目、当年度未処分利益剰余金3億3,624万5,667円は、表下段の剰余金処分計算書のとおり、1億9,461万6,528円を減債積立金へ積み立て、1億4,162万9,139円を資本金へ組み入れるものであります。
次に、決算書12ページ及び13ページの貸借対照表を御覧ください。
資産の部、1固定資産は、(1)有形固定資産から(3)投資その他の資産までの合計500億5,425万6,659円で、令和2年度における増減額、減価償却内訳などにつきましては、決算書36ページ及び37ページの固定資産明細書を御参照願います。
次に、2流動資産の合計は9億5,456万9,127円となり、固定資産と流動資産を合わせた資産合計は510億882万5,786円となっております。
次に、決算書13ページの負債の部、3固定負債と4流動負債、5繰延べ収益を合わせた負債合計は387億7,771万3,806円で、資本の部と合わせたページ一番下の負債資本合計は510億882万5,786円となるものであります。
なお、3固定負債の(1)企業債及び4流動負債の(1)企業債の合計は、前年度から4億3,951万4,722円減の105億2,470万9,773円で、決算書38ページ以降に企業債明細書を記載しておりますので、御参照願います。
次に、附属書類でありますが、決算書18ページを御覧ください。
(2)議会議決事項は、記載のとおりとなっております。
次に、決算書19ページの(4)職員に関する事項でありますが、アの職員数は前年度との比較で、一般職においては、技術職1名の増、その他の非常勤職員4名が会計年度任用職員となりましたことから、会計年度任用職員を含めた合計では1名増の29名となっております。
次に、決算書20ページには、イの給与に関する事項を、決算書21ページから23ページには、2工事として、(1)建設改良工事の概況及び(2)保存工事の概況を、決算書24ページには、3業務を、決算書25ページには、4会計を、決算書26ページには、5その他に他会計負担金等の使途についてを、決算書27ページには、資金の増減を表すキャッシュ・フロー計算書を、決算書42ページ以降には注記事項を記載しておりますので、御参照願います。
下水道事業決算書につきましては、以上です。
続きまして、予算決算常任委員会資料について御説明いたします。
資料1ページを御覧ください。
1決算額の推移及び財政計画比較(税抜き)でありますが、江別市上下水道ビジョンの財政計画と比較して、上段の収益的収支では、収入は、有収水量の増加に伴う下水道使用料の増により、財政計画比844万3,000円の増となりました。
一方、支出は、営業外費用その他の減により、財政計画比1,246万5,000円の減となり、この結果、収益的収支差引きは2,090万8,000円の増となりました。
次に、下段の資本的収支では、収入は、企業債の増などにより、財政計画比4,378万9,000円の増となりました。
支出では、下水道施設整備事業費の増により、財政計画比2,220万1,000円の増となり、この結果、資本的収支不足額は、財政計画より2,158万8,000円減少しております。
次に、資料2ページを御覧ください。
2主要事業計画(税抜き)につきましては、記載のとおりでありますので、御参照願います。
次に、資料3ページの3下水道使用料等収入調べ(税込み)を御覧ください。
一番上の行の下水道使用料の収入率は、現年度は88.2%となり、対前年度比0.1ポイントの減、過年度は93.8%となり、対前年度比で2.5ポイントの増となりました。
なお、現年度未納額1億6,751万3,165円につきましては、納期限が翌月となる3月調定分を含んでおります。
下水道使用料以外の未納額は、3月末時点では納期未到来分であり、納期限内の5月までに全額納入済みとなっており、資料4ページの出資金も5月に全額納入済みとなっております。
以上です。

下水道施設課長:私から、下水道管の布設年度別延長グラフについて御説明いたします。
要求資料の5ページを御覧ください。
このグラフは、令和2年度末における下水道管の布設延長を、布設した年度別に表したものであります。
江別市の下水道事業は、昭和39年に開始された道営住宅大麻団地の造成を契機に始まり、昭和41年には市の公共下水道事業を開始し、その後、順次、市街地の拡大に対応して処理区域と施設を拡張してまいりました。
その結果、令和2年度末時点で、下水道管の延長は約865キロメートルとなり、その内訳は、雨水管が約316キロメートル、汚水管が約492キロメートル、合流管が約57キロメートルであります。
以上です。

委員長(清水君):説明を受けましたので、これより質疑に入ります。
初めに、水道部からの提出資料についての質疑を行います。
まず、1決算額の推移及び財政計画比較についての質疑を行います。
質疑ございませんか。(なし)
次に、2主要事業計画についての質疑を行います。
質疑ございませんか。

佐々木君:管路整備についてですけれども、設備投資計画よりも決算が大幅に増えている要因と、あわせて、監査の33ページで、管路(雨水・汚水)整備の実績が予定よりも増えている要因についてお伺いいたします。

石田君:どの資料を見てお話しになっているのか、全然聞こえないので、もう少しゆっくりお願いします。

委員長(清水君):佐々木委員、再度、最初からゆっくり、使われる資料もきちんと提示して質疑してください。

佐々木君:資料の2ページ目、主要事業計画の管路整備についてですが、設備投資計画よりも決算が大幅に増えている要因と、あわせて、監査委員の決算審査意見書の33ページで、雨水管、汚水管、管路について、その整備が予定よりも実績が増えているのですけれども、その要因をお伺いいたします。

下水道施設課長:初めに、資料2ページの管路整備の関係ですが、増えた理由としましては、設備投資計画作成当時につきましては、まだ未確定だった道路工事が令和2年度に確定して実施したため、その分が増えております。
次に、決算審査意見書の33ページ目の管路の雨水と汚水整備の実績が多くなった理由でございますが、まず、この管路整備事業というのは、国や北海道の道路工事に合わせて下水道管を整備、工事するというものです。このことにつきましては、北海道が実施しております8丁目通りの道路工事の工程が遅れまして、当初、令和元年度に予定していた下水道工事が令和2年度にずれ込んだため、実績としてはこの量が増えたということでございます。

委員長(清水君):関連で質疑ございませんか。(なし)
なければ、ほかに質疑ございませんか。(なし)
次に、3下水道使用料等収入調べについての質疑を行います。
質疑ございませんか。(なし)
次に、要求資料についての質疑を行います。
5下水道管の布設年度別延長グラフについての質疑を行います。
質疑ございませんか。

佐々木君:下水道管の布設替え等、更新の考え方について、工事の仕方や優先順位の決め方、更新時期などについてお伺いいたします。

下水道施設課長:下水道管の更新改築工事の考え方についての御質疑でございますが、まず、下水道管は標準耐用年数50年というものがございます。ただ、水道管と違いまして、50年を超えると直ちに交換すべきというものではありません。あくまでも目安としまして、50年以降は適切な維持管理を行うことによりまして、壊れるまで長く使う、これを基本に考えております。
それを踏まえて、改築更新の進め方としましては、まず、標準耐用年数を超えた管路をテレビカメラによる詳細な調査を実施しまして、その中から対策が必要な管路を抽出し、優先順位をつけながら計画的に更新工事を実施しております。

委員長(清水君):関連で質疑ございませんか。(なし)
なければ、ほかに質疑ございませんか。

佐々木君:古い年度に整備されたものとして合流管がありますけれども、その合流管の点検調査の状況についてお伺いします。あわせて、その合流管の更新の考え方、いつ頃からか聞きします。

下水道施設課長:まず、令和2年度に行っている工事対応は、平成29年度から開始しております改築更新事業でございまして、大麻地区を行っております。
合流地区につきましては、大麻地区の改築更新工事を終えた後に、その次に古い合流地区や朝日町、あけぼの町地区で、順次、改築更新の実施をしていきたいと考えております。

佐々木君:管の点検調査状況をお願いします。

下水道施設課長:調査状況の御質疑でございますが、現状は先ほど申しましたとおり、今後、合流地区と朝日町、あけぼの町地区で、順次、改築更新を実施していきますけれども、実は、合流地区については、事前に調査を行っておりまして、既に調査を終えております。引き続き、朝日町、あけぼの町地区の調査を予定しておりまして、調査結果を踏まえまして、劣化状況を精査した上で、新たな改築更新計画を立てていきたいと考えております。

委員長(清水君):関連で質疑ございませんか。(なし)
なければ、最後に、全体を通して質疑ございませんか。

佐々木君:最後に、近年、日本だけではなく世界中で集中豪雨が発生していて、すごく不安ですが、現状で江別市の対応度合いはどのように評価されているかお伺いします。

下水道施設課長:大雨時の下水道の対応ということでお答えしたいと思います。
大雨対策としては、毎年、既設の雨水管の点検調査を行っております。これにつきましては、先ほどの資料で申し上げたとおり、管路施設は約865キロメートルありまして、それを12年サイクルで年間約70キロメートルずつ目視点検を行っております。そのほかに、大雨台風シーズン前につきましては、雨水の吐き口というのがあるのですが、その点検を行っております。こうしたことを行いまして、雨水施設の機能維持に努めております。
それと、大雨のシーズン中につきましては、協力業者とともに、配備体制を整えまして、大雨時には同時にパトロールを実施しております。

委員長(清水君):ほかに質疑ございませんか。

角田君:一般論として教えていただきたいと思います。
合流管がという話もありましたが、合流管周辺も含めて、下水道管の周辺、あるいは、俗に言うマンホール周辺の陥没等の被害が市内各地でも幾つかあると聞いております。そういうものの措置の中で、この汚水管の管更生の中に含まれてくると思うのですけれども、そういった部分の調査は先ほど言っていたサイクルの中で行われているのかということです。
もう1点は、昨今、下水道管だけではなく、ガス管等でも不明の管があると思います。道路土木工事や不動産売買等を行っていると、どこにつながっているかが分からない管が出てきて、その関係でそうしたものの調査依頼があると思います。このような調査等の経費は、下水道あるいは水道のほうで見るのかを教えていただきたいと思います。
この2点ですが、まず、陥没に対する地中調査等を含めたもの、もう1点としては、地中に不明の管がたくさんあって、例えば、8丁目の工事が入札不調になったという話も実際に聞こえてきています。また、別の土地では、不明の管を水道部に問い合わせても分からなくてこうした依頼があったような話も聞いております。そういう依頼への経費の見方、考え方というのはどうなるのか。江別市の水道部が見るものなのか、それとも、どこが見るものなのかを含めて、一般論として教えてください。

委員長(清水君):暫時休憩いたします。(11:42)

※ 休憩中に、答弁調整を行う。

委員長(清水君):委員会を再開いたします。(11:43)

下水道施設課長:下水道施設が原因となりました道路陥没関係の質疑でございますが、まず、全国で報道されているようなかなり大きめの陥没は、現在、江別市ではあまり確認されておりませんけれども、下水道由来の陥没として、握り拳大程度の小さな陥没は年に5件ほど発生している状況でございます。
また、下水道の管理の話でありますが、まず、現在、大麻地区で行っておりますような改築更新事業のように、下水道管の建設年度の古い地区からテレビカメラ調査を行いまして、その結果を踏まえて更新工事を実施しております。維持管理につきましては、市内の下水道管は汚水、雨水で約865キロメートルございますが、1年に70キロメートルずつ、12年サイクルで目視による調査点検を行っております。加えまして、道路管理者の道路パトロールと連携を取りながら、速やかに対応できるような体制を取っております。
次に、不明管の関係ですが、下水道では既にマッピングシステムで管理しておりますことから、基本的に、現状では下水道で不明管というのはないという状況でございます。

水道部次長:今、委員から、一般論で、不明管についてはどういう対応をしなければいけないのかという御質疑がございました。
道路の中には、ガス管、水道管、下水道管、NTT、電気など、いろいろとございますけれども、その中で、工事を行っていてどうしてもその行き先が分からない場合には、道路管理者との協議にもなりますが、その施設を維持している者が責任を持って対応しなくてはいけないのではないかと考えているところです。
また、民地にあるものについては、その土地の所有者に責任を持って対応をしていただいている、このような状況でございます。

委員長(清水君):関連で質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
水道部退室のため、暫時休憩いたします。(11:46)

※ 休憩中に、理事者質疑項目の有無を協議
※ 休憩中に、結審単位等について協議

委員長(清水君):委員会を再開いたします。(11:50)
水道事業会計及び下水道事業会計について、理事者質疑項目はなしと確認してよろしいでしょうか。(了)そのように確認いたします。
次回の委員会は、21日火曜日の午前10時から開催し、決算認定の議案3件の結審を行いたいと思いますが、よろしいでしょうか。(了)そのように確認いたします。
なお、結審単位についてでありますが、上下水道事業会計を一括で、病院事業会計は単独で行うとして、討論、採決を行いたいと思いますが、よろしいでしょうか。(了)そのように確認いたします。
最後に、2その他について、各委員からございませんか。(なし)
事務局からございませんか。(なし)
以上で、本日の委員会を散会いたします。(11:51)