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総務文教常任委員会 令和3年9月2日(木)

印刷用ページを表示する 掲載日:2022年3月9日更新

(開会前)

※ 日程確認

(開 会)

委員長(諏訪部君):ただいまより、総務文教常任委員会を開会いたします。(13:28)
本日の日程は、開会前に確認いたしましたとおり、次第に記載のとおり進めてよろしいでしょうか。(了)そのように確認いたします。
総務部入室のため、暫時休憩いたします。(13:28)

委員長(諏訪部君):委員会を再開いたします。(13:29)
1付託案件の審査、(1)議案第42号 江別市個人情報保護条例の一部を改正する条例の制定についてを議題と致します。
本件に対する説明を求めます。

総務課長:それでは、江別市個人保護条例の一部を改正する条例の制定について御説明いたします。
まず、資料の1ぺージですが、提案理由説明書の写しでございます。
デジタル庁設置法及びデジタル社会の形成を図るための関係法律の整備に関する法律によりまして、行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律、いわゆる番号法が一部改正されたことを受け、江別市個人情報保護条例の一部を改正しようとするものでございます。
資料の2ページを御覧ください。
江別市個人情報保護条例の一部改正について御説明いたします。
1改正内容ですが、条例の第24条第3項について改正を行うものでして、まず、(1)情報提供等記録を訂正した場合の通知先の変更についてです。
情報提供等記録、これは情報提供ネットワークシステムに接続されている電子計算機、つまり、市が設置している端末機器に当たりますが、この機器に記録された特定個人情報のことを情報提供等記録と言います。この訂正を行った場合の通知先をデジタル庁が設置された関係により、今までの総務大臣から内閣総理大臣に改めるものです。
続く、(2)引用条項の整理につきましては、番号法第19条の号の繰下げが行われたことから第19条第7号を第19条第8号に、同条第8号を同条第9号に改めるものでございます。
次に、2施行期日は、公布の日とするものでございます。
なお、資料の3ページは、新旧対照表ですので、御参照ください。
以上です。

委員長(諏訪部君):ただいまの説明に対し、質疑ございませんか。

佐藤君:1点、確認させてください。
今回の条例改正の基となりますデジタル社会の形成を図るための関係法律の整備に関する法律について、概要を少しお聞かせください。

総務課長:デジタル社会の形成を図るための関係法律の整備に関する法律、一般にはデジタル社会形成整備法と呼ばれていますが、この法律につきましては、様々な手続等に対しましてデジタル化を推進するために、民法や農業協同組合法といった様々な法律、合計で60以上になりますけれども、それらの法律を整備するためにつくられた法律となります。
地方公共団体に関わるものとしましては、個人情報保護法の改正が一つ挙げられております。

委員長(諏訪部君):ほかに質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
教育部入室のため、暫時休憩いたします。(13:33)

委員長(諏訪部君):委員会を再開いたします。(13:34)
2教育部所管事項、(1)報告事項、アの江別第三中学校における灯油漏れ事故についてを議題と致します。
本件に対する報告を求めます。

総務課長:江別第三中学校における灯油漏れ事故について御報告いたします。
資料の1ページを御覧ください。
1灯油漏れ事故の概要でありますが、発生場所は江別第三中学校の給食配膳室、確認日は8月16日です。原因は、給食配膳室内の灯油配管の接続部の緩みであり、流出量は約600リットルであります。
次に、2経過でありますが、8月16日、学校閉庁日等終了後、地下灯油タンクのゲージが約600リットル減少していたため、校内を調べたところ、給食配膳室内の配管からの灯油漏れを確認しました。その後、警察、消防、水道部、生活環境部環境室環境課の立会いによる調査の結果、敷地外への流出は確認されませんでした。
ここで、裏面の2ページを御覧ください。
上段は、江別第三中学校の平面図で、給食配膳室の位置は記載のとおりです。
下段は、給食配膳室の平面図です。搬入口から給食コンテナを廊下へ運んだり、給食を一時保管したりする部屋であり、16日の灯油漏れ確認時はバツ印の位置の配管接続部から灯油が点々と落ちて、コンクリートの床が図のとおりぬれていました。
それでは、資料の1ページへお戻り願います。
中段の8月18日、給食配膳室の床下を調査した結果、灯油臭のある土を確認しました。このため、事故対応として、臭気拡散を防止するため、室内に養生壁を設置しました。また、給食については、通常どおり提供できるよう、配膳方法等を給食センターと調整し、水道水については、水道部の水質検査により異常がないことを確認しました。
このほか、校内の臭気を確認した上で、学校生活に支障はないと判断し、夏季休業明けとなる8月19日からの授業開始を決定いたしました。あわせて、学校を通じ、保護者に連絡しております。
その後、8月21日に校舎内配管等の加圧検査を実施し、他の配管接続部等に異常がないことを確認、また、埋設給水管を灯油から保護するための溝を給水管近くに掘削しました。
そして、8月25日、給食配膳室床下の灯油の抜取り作業に着手しました。
次に、3今後の対応等ですが、灯油の抜取り作業後、床下の汚染土の除去等を検討し、原形復旧を目指します。給食については、除去等の作業終了まで、別の場所から搬出入します。また、水道水に異常がないか、当面の間、毎日、確認することとしております。
次に、4再発防止策でありますが、8月18日、19日に全校の灯油タンク等と配管の点検を実施し、異常がないことを確認しております。
以上です。

委員長(諏訪部君):ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。

岡君:記憶が定かではないのですけれども、この10年くらいの間に教育委員会所管である学校関連施設の灯油漏れが何件かあったと記憶しているのですが、どのように把握されているか、まず、お答えください。

総務課長:近年の事故でございますが、平成21年2月に、豊幌小学校の重油漏れが発生いたしました。地下重油タンクから校舎に伸びる埋設配管に穴が空いたと考えられる事故でございました。
また、平成29年10月に、大麻中学校の灯油漏れが確認されました。こちらは、地上の灯油タンクから体育館までの間の埋設配管に穴が空いたと考えられます。
学校に関しては、以上でございます。

岡君:都度、報告を頂いて、適切な対応は頂いていると考えております。再発防止ということで、全校の点検、そして配管の点検を行っていると思うのですが、配管の点検がどのくらいの頻度でどういうことが行われているのか、お伺いいたします。

総務課長:御指摘を頂いたとおり、これまでの事故につきましては、地下の埋設配管が原因ということですから、教育委員会としましても、その地点で対策を取るようにしたところでございます。
例えば、学校の灯油タンクの埋設配管を短くするためにタンクを移設したほか、埋設配管自体を新しいものに更新するといった取組を進めてきたところでありますが、今回は、室内において発生しまして、なかなか見つけることができずに発見に至ってしまったということでございます。
このため、今回、室内における事故ということで学ぶことは多いと考えておりまして、今後、室内におけるリスク軽減につきましても、現場をよく知る施設業務員等と相談しながら検討していきたいと考えているところでございます。

岡君:建て替えたところもありますけれども、市内にはなかなか古い学校も残っていて、頑張って使っていただいているところであります。今後検討ということですので、事故が起こる前に点検等で何とか見つけられるよう、しっかりと対応をお願いします。

委員長(諏訪部君):ほかに質疑ございませんか。

佐藤君:今回の事故は、灯油配管の接続部の緩みということですけれども、その緩みの原因がもし分かれば教えてください。

総務課長:今回の室内の灯油配管でございますが、皆様が想像できる銅管と、これを2つに分ける分岐部材という2つに分ける部材があるのですけれども、その間で接続に緩みが生じて、そこから灯油が漏れたものでございます。この分岐部材の中に設置する部品に何らかの不具合があったものと推測しておりますが、詳細な原因までは特定できておりません。

佐藤君:そうしましたら、何か引っかかって緩んだという訳ではなくて、何らかの形で自然に部品が不具合を起こしたという理解でよろしいでしょうか。

総務課長:今、お話しさせていただいた部材の中に設置する部品でありますが、分岐部材の中で、銅管を固定しつつ、パッキンの役割を果たしているものでございます。この部品に何らかの不具合があったと考えているのですが、それが不良品によるものなのか、あるいは、施工時に何らかの不具合が生じていたのか、物理的な作用によってパッキンの役割を果たさなくなったのか、いずれも断定はできません。このため、詳細な原因までは特定できていないということでございます。

佐藤君:除去等の作業終了までどのぐらいかかるのか、めどがもし分かればお聞きします。また、その間、給食が別の場所から搬入されているということですが、その点について、現在どのようにされているか、確認させていただきます。

総務課長:まず、復旧のめどでございますが、先ほど御説明させていただいたとおり、現在、基礎の下から灯油の抜取り作業を実施しているところでありますけれども、この作業自体がどのくらいまでかかるのかというのがまだ分かっていない状況でございます。ですので、全体の復旧までどのぐらいかかるのかというのも現状ではまだ分かっていない状況でございます。
それから、後段の給食の搬入についてでございますが、本来であれば、給食配膳室から給食コンテナを搬入する。あるいは、この部屋の中で一時保管してから給食の配膳を行っていたのですけれども、現在は、使われていない生徒玄関から搬出入をしております。また、給食の一時保管につきましては、給食配膳室とは別に配膳員室という部屋がございまして、そちらで一時保管をします。あるいは、冷蔵が必要なものにつきましては、視聴覚室に冷蔵保管庫を置かせていただいて、そこで一時保管している状況でございます。
当面の間、この配膳方法で通常どおり給食を提供させていただくということで調整しております。

委員長(諏訪部君):ほかに質疑ございませんか。

相馬君:まず、どのような経緯で発見ができたのか、その点についてお伺いを致します。

総務課長:灯油が減っていると確認したのが8月16日月曜日でございますが、施設業務員は、出勤した際に、必ず灯油タンクのゲージを確認することになっております。このため、当日出勤した施設業務員が朝にゲージを確認したところ、休みに入る前の記録との差が約600リットルあることに気づきまして調査を開始しております。

相馬君:夏休みでしょうか、学校閉庁ということで8日間ぐらい学校を閉めていたということですが、その間の目視や学校視察といったパトロールはどういうスケジュールになっていたのか、お伺いを致します。

総務課長:灯油の残量の確認につきましては、施設業務員による固有の業務となっていることから、実際のところは、委員がお話しされた休みの間については、確認する仕組みにはなっていなかったということでございます。

相馬君:仕事として取り組んでくださっている方のきちんとしたフォローで発見できたということでした。ただ、それが市内24校で同様にされているのか、業務の一環として組み込まれているかどうかについて確認をしたほうがいいのか。どちらにしても、そのように点検をしてくださっている方がいることと、逆に、閉庁時には学校に立ち入らないということですから、問題がない限りは閉切りになると考えますと、今後、何らかのケアが必要となる日もあるのではないかと思っております。
私も、別件で、民家でこういう事故が起こったときには消防自動車がサイレンを鳴らして来るぐらいの大きな事案だということを初めて知りました。また、その後、民家としては土の入替え等に大きなお金が必要になりました。そこで、復元されるまでには最終的にどれぐらいの費用がかかるのでしょうか。もしかすると補正予算が必要になるのか、今の維持費で賄われるのかは別にしても、復旧までの費用についてはどこかで報告をお願いしたいと思うのですが、それは可能でしょうか。

総務課長:本日は、事故が発生して、現在の状況を報告させていただいておりますが、この事故が復旧した際には、今、委員がお話しになった部分も含めて、改めて御報告させていただきたいと考えております。

委員長(諏訪部君):ほかに質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
次に、イの市内公立小・中学校における新型コロナウイルス感染者の発生に伴う休業措置等についてを議題と致します。
本件に対する報告を求めます。

学校教育課長:報告事項、イの市内公立小・中学校における新型コロナウイルス感染者の発生に伴う休業措置等について御報告いたします。
資料の3ページを御覧ください。
新型コロナウイルス感染者の発生に伴い、市内公立小・中学校において、北海道教育委員会及び北海道江別保健所からの指導・助言を受け、休業等の措置を講じたもので、夏休み明けの8月19日から8月24日までの間に感染が判明した分を表に記載しております。
資料の1行目、8月19日、市内小学校において教諭1名が喉の痛みによりPCR検査を受け、陽性の判定となり、8月20日を臨時休校としました。
8月20日以降は、小学校3校で児童の感染者の発生に伴い、学級閉鎖の休業措置を講じており、感染者は発熱症状または同居家族の感染によりPCR検査を受け、感染が確認されております。
休業措置の期間については、資料に記載のとおりです。
本日の報告件数は4件で、本日の分を含め、令和3年度に休業措置等を講じた件数は20件となっております。
以上です。

委員長(諏訪部君):ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。

相馬君:期日に未定と入っているところと、2日間や3日間というところがありますが、その差についてもう少し御説明いただけますか。

学校教育課長:期間に関する質疑でございますが、学級閉鎖等の期間に関しましては、北海道江別保健所の判断によりPCR検査が必要な対象者が決まりまして、その人数と検査結果に応じて決めているところです。
現在、学級閉鎖が続いている学校に関しましては、濃厚接触者として経過観察が続いている人数がクラスの4分の1程度と人数の割合が高かったものですから、検査結果で全員の陰性は確認できたのですけれども、学級の人数と出席停止となっている人数との兼ね合いで閉鎖の期間を継続している状況です。
ほかの学校につきましては、人数の兼ね合いもありますが、検査結果で全員の陰性が確認された段階で学級を再開していることになります。

相馬君:気になるのは、未定となっている濃厚接触者の対象者が多いクラスについてです。それが1週間なのか2週間なのか、私としては判断がつきませんが、江別市はこの間の自宅学習の体制についてはどのようなお考えを持って取り組んでいらっしゃるのか、今、御説明はありませんでしたので、その1点についてお伺いを致します。

学校教育課長:休んでいる間の学習に関する質疑でございますけれども、北海道江別保健所の健康観察期間により登校できない児童生徒に関しては、プリントを配付して対応するなど、各学校において、状況に応じて個別に対応しております。
また、6月からのGIGAスクール構想の本格運用にあわせ、不登校児童生徒の支援の一つとして授業のオンライン配信をメニューに加えましたが、一部の学校でタブレット端末を活用した健康観察や授業のオンライン配信を実施しております。
そのような先行事例については、先週開催したICT担当者意見交換会の中で紹介し、各学校に情報共有したところであり、濃厚接触者となったことで2週間程度の出席停止となっている児童生徒に対する授業のオンライン配信を実施する学校も出てきております。
タブレット端末を活用した健康観察や授業の配信は、家庭の通信環境の問題もありますので、個々の状況に応じてにはなりますけれども、併せて進めていきたいと考えております。

相馬君:今、家庭での自習について御説明いただきました。
1週間もしくは2週間の自宅待機の間、家庭と学校との連絡体制や、濃厚接触者の対象とされた児童へのフォロー、精神的なケアについてはどのように実施をされているのか、お伺いを致します。

学校教育課長:休んでいる間の児童生徒へのフォローという質疑でございます。
個々の状況に応じてにはなりますが、担任の先生が電話をかけて体調確認、健康観察をしているほか、タブレット端末の活用ができる場合には、顔が見える形で健康観察を行っております。
また、課題の配信に関しては、自宅に届ける場合もあるほか、保護者のメールアドレスに課題を送信しているケースもあると聞いております。今後は、タブレット端末を活用した課題の配信などにも対応できるようにしていきたいと考えております。

相馬君:実は、ある学校の例として、子供が自宅へ帰っても、誰が感染した、誰が濃厚接触者になったということは、個人情報保護のため、外部へ漏らさないとお伺いをしました。ですから、例えば、新型コロナウイルスに感染した、あるいは、濃厚接触者になったということは、クラス間でも情報共有はされていないと私は理解をしております。そういう体制で、あくまでも、本人あるいは家族だけしか知り得ないということで確認をしてもよろしいでしょうか。

学校教育課長:個人情報に関する質疑でありますけれども、当然、児童生徒の感染が判明することで子供たちがつらい思いをすることにならないように最大限配慮しています。そのため、学校名を公表していないほか、学校においても、保護者には感染者の発生があったことは知らせていますが、当然、誰が感染したというのはお知らせしておりません。例えば、学級閉鎖をするときも、そういったことを最大限配慮した上で継続するというケースもありますので、個人情報の公表には配慮した形で対応しております。

相馬君:その子が感染しているということは知らされていないけれども、休んでいるので、学校からの書類を届けてほしいと担任の先生から依頼をされたお子さんがいらっしゃって、分かっていないから突然訪ねていったという例がありました。保護者と情報が共有されていないという面で、担任もしくは学校の配慮はどうだろうという御意見を頂いたことがあったものですから、その点については重々お気をつけいただきたいという要望で終わります。

委員長(諏訪部君):ほかに質疑ございませんか。

岡君:先ほどの学級閉鎖の期間についての質疑に関連いたしまして、PCR検査の対象者の範囲や学級閉鎖の期間は、事実上、全て北海道江別保健所の指導やアドバイスに従って教育委員会として判断をされているという認識でよろしいか、お伺いします。

学校教育課長:検査対象者と学級閉鎖等の期間の判断に関する質疑でございます。
まず、PCR検査の対象者に関しては、学校等における活動内容や、座席表といった疫学調査に必要な資料を北海道江別保健所に提供して、北海道江別保健所で検査対象者を決定しております。その上で、PCR検査の人数や判定結果に応じて、学校と教育委員会で協議して、健康観察期間を踏まえた上で、学級閉鎖等の規模について総合的に決定している状況です。

岡君:再確認ですけれども、先ほどの答弁では、期間も北海道江別保健所が決定しているように私は受け取ったのですが、そうではなくて、期間については教育委員会の判断ということでいいのか、改めてお伺いします。

学校教育課長:説明が足りなかったと思うのですけれども、健康観察期間については、北海道江別保健所で決定しております。その期間に応じて学級閉鎖の期間が決まってくるので、学級閉鎖の期間については、学校の状況に応じて、学校と教育委員会で協議して決定している状況でございます。

岡君:自治体によっては、市独自でPCR検査の対象者を増やす取組を行っているところもあると伺っていますけれども、現時点の江別市としてはそのような考えはないのでしょうか。あくまで、北海道江別保健所の指導に基づいた対応を行うという認識でいいのか、お伺いします。

学校教育課長:PCR検査の対象者は、北海道江別保健所で対象者を判断する連携体制が取れておりますので、このような形で今後も対応していきたいと考えております。

岡君:関連いたしまして、抗原検査キットを学校等に配付するという報道も流れていますけれども、これについて、どのような対応をするのか、現時点で何か情報があればお伺いします。

学校教育課長:抗原検査キットの配付については、今、調査が行われているところでございますが、想定されているのは、医療機関がないような自治体において、医療機関にかかる前に、一旦、検査をするというものでございます。医療機関がない自治体であればニーズは高いと思うのですけれども、江別市においては、そのような状況ではないので、目的が限定されるのであれば、抗原検査キットを使用する機会は少ないと考えているところです。

委員長(諏訪部君):ほかに質疑ございませんか。

稲守君:今、いろいろなお話を聞かせていただいたのですけれども、何点かお伺いします。
PCR検査の対象は北海道江別保健所で決定しているということですが、今、岡委員からも自治体でPCR検査は増やさないのかという質疑があったように、教育委員会は、PCR検査について、北海道江別保健所が示した検査対象のみで大丈夫だという判断をしているということでよろしいでしょうか。

学校教育課長:委員のおっしゃるとおり、検査対象者については、北海道江別保健所の判断で大丈夫だと判断をしております。また、検査結果によって範囲が広がる場合には追加で検査いたしますので、そのことについては、北海道江別保健所の指導・助言に基づいて対応しているところです。

稲守君:そうすると、現状では、北海道江別保健所から頂いた内容で検査を行えば問題ないという認識でいるということでよろしいですか。
もう1点ですけれども、先ほど、タブレット端末を使ってオンライン配信すると説明がありましたが、このオンライン配信は感染している子供が対象なのか、それとも、休んでいる子供が対象なのか、その辺はどのようになっているのでしょうか。

学校教育課長:授業のオンライン配信に関しては、6月から不登校児童生徒に対し、先行してできるところから進めております。ただ、濃厚接触者になったということで2週間程度休んでいる児童生徒がいる場合には、保護者の意向も確認しながら、できるところから進めている学校もあるという状況でございます。

稲守君:そうすると、新型コロナウイルス感染症により学級閉鎖や臨時休校になっているところでオンラインで対応した児童生徒はいないということでよろしいですか。

学校教育課長:数日の学級閉鎖のためにオンライン授業を行っているケースはございません。実際、健康観察で長期のお休みが続いている児童生徒を対象に、できるところから実施している学校がある状況です。

稲守君:親御さんによっては、感染者が出たので心配だということで、自分の子供を休ませたいという方も出てくると思うのですけれども、その親御さんからオンライン授業ができるのであればお願いしたいという依頼があったら、それは対応できるということでよろしいですか。

学校教育課長:オンラインによる授業の配信に関しましては、GIGAスクール構想の本格運用の際に、保護者と児童生徒にルールを確認していただいていますので、学校においては個別の対応は可能と考えております。

委員長(諏訪部君):ほかに質疑ございませんか。

猪股君:今までの質疑を聞きまして、学級閉鎖の期間について、1点、確認をさせてください。
先ほどの質疑の中で、北海道江別保健所の健康観察の期間に基づいて、学校と教育委員会で協議をして決定しているということですけれども、基本的には学校の判断という理解でよろしいでしょうか。

学校教育課長:基本的には学校の判断ということで、判断に迷うようなケースがあれば教育委員会に相談していただき、協議して決定している状況です。

猪股君:先ほど、PCR検査の対象については、教育委員会単位で独自の基準を設けているという話があったと思うのですけれども、学級閉鎖の期間についても、自治体ごとの教育委員会で、ある程度決めていると記憶しております。学校単位で決めていると、例えば、感染者、濃厚接触者、そうではない方という形で自宅の待機の期間が変わってきます。それでは、あの人と分かってしまうのではないかと思われるので、クラスに陽性者が出た場合には一律で2週間学級閉鎖にしますと教育委員会から通知しているケースがあると思います。江別市も、教育委員会としてそういう方向性を示す必要性があると話を聞いていて感じたのですが、お考えをお聞かせください。

学校教育課長:学級閉鎖の期間に関しましては、先ほども答弁しましたように、クラスの児童生徒数と出席停止になっている人数との兼ね合いや授業の進捗状況もありますので、学校の個々の状況に応じて、検査結果が出た段階で判断している状況でございます。

猪股君:これまでの質疑を聞いて、オンライン授業の個別対応も可能になってきていて、授業の進捗は別の方法でも担保できると考えると、児童生徒の安全、保護者の安心を一番に考えて、どのようにしたらいいのかを判断してほしいと思います。恐らく、これまでいろいろな学校で様々なケースが出てきており、学校からの声もたくさん聞いていると思いますので、今後はその辺を配慮して検討していただければと要望させていただきます。

委員長(諏訪部君):ほかに質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
これをもって、教育部所管事項を終結いたします。
企画政策部入室のため、暫時休憩いたします。(14:16)

委員長(諏訪部君):委員会を再開いたします。(14:19)
3企画政策部所管事項、(1)報告事項、アの江別市まち・ひと・しごと創生総合戦略及び地方創生関係交付金の実績についてを議題と致します。
本件に対する報告を求めます。

総合計画・総合戦略担当参事:それでは、私から、江別市まち・ひと・しごと創生総合戦略及び地方創生関係交付金の実績について御報告申し上げます。
資料1ページを御覧願います。
初めに、下段の第2期江別市まち・ひと・しごと創生総合戦略の経過でありますが、市では、人口の減少傾向が明らかになる中、平成27年度から令和元年度までの第1期江別市まち・ひと・しごと創生総合戦略に続き、令和2年度から令和6年度までの5年間の第2期江別市まち・ひと・しごと創生総合戦略を策定したところでございます。
なお、この戦略に基づく地方創生推進交付金及び地方創生拠点整備交付金を活用した事業は記載のとおりでありますが、これらの事業については、後ほど、地方創生関係交付金の実績として御説明いたします。
次に、資料2ページを御覧願います。
この戦略では、4つの基本目標を定め、取組の成果を表す重要業績評価指標、いわゆるKPIの達成状況を把握することとされておりますので、この4つの基本目標の状況について御説明いたします。
まず、上段の基本目標1しごとをつくり安心して働けるようにする、これを支える人材を育て活かすの達成状況でありますが、上には、指標として、市内企業へ就職した市内の新卒者数(高校・大学)を掲げ、隣の欄には、初期値としての基準値、次に、戦略の最終年度である令和6年度での目標を定めた目標値、次に、令和2年度における実績値を記載しています。
なお、各基本目標では、戦略の最終年度の令和6年度において、この目標値を達成できるよう、下の表に記載の事業などを行っていくこととなります。したがいまして、基本目標1では、令和2年度の実績は45人であり、令和6年度の目標値55人の達成に向けて取組を進めていくこととなります。
次に、下段の基本目標2えべつへの新しい人の流れをつくるの状況でありますが、指標は人口の社会増減数で、令和2年度の実績は870人でありました。
次に、資料3ページを御覧願います。
次に、上段の基本目標3若い世代の結婚・出産・子育ての希望をかなえる、誰もが活躍できる地域社会をつくるの状況でありますが、指標は子育て環境が充実していると思う市民割合で、令和2年度の実績は50.4%でありました。
次に、下段の基本目標4時代にあった地域をつくり、安心なくらしを守るとともに、地域と地域を連携するの状況でありますが、指標は江別市が暮らしやすいと思う市民割合で、令和2年度の実績は79.1%でありました。
次に、別冊資料の重要業績評価指標(KPI)実績一覧を御覧願います。
この別冊資料の表紙をめくっていただきますと、第2期江別市まち・ひと・しごと創生総合戦略に係る重要業績評価指標(KPI)一覧表がございますので、こちらを御覧ください。
総合戦略では、今ほど御説明いたしました4つの基本目標の下に、丸囲いの数字で掲げている10の施策を設け、さらに、その下に、計15のKPIを設定しております。
次のページを御覧願います。
この別冊資料の1ページから4ページでは、令和2年度から令和6年度までの5年間の実績を一覧表形式で取りまとめる資料となっております。
なお、これらは、各部局で作成している個別の事務事業評価表における成果指標と連動しているため、個々のKPIの説明は省略させていただきますので、後ほど御参照いただければと思います。
令和2年度は第2期江別市まち・ひと・しごと創生総合戦略の初年度であることから、単年度の実績値のみの記載となっておりまして、今後はこの一覧を活用しながら進捗管理を行ってまいります。
続きまして、先ほど冒頭で申し上げました地方創生関係交付金事業の実施結果について御報告いたします。
本編資料の4ページ、A3判の資料を御覧願います。
国の地方創生交付金を活用した事業につきましては、外部有識者会議と議会に対して報告を行うこととなっておりますので、令和2年度の実績について御説明いたします。
初めに、1令和2年度第2期江別市まち・ひと・しごと創生総合戦略事業(地方創生推進交付金)実績一覧について御説明いたします。
上段の学生お試し移住・定住促進プロジェクトでありますが、本事業は、ジモ×ガク学生地域定着自治体連携プロジェクトが前身事業で、江別市と空知管内7自治体の計8自治体が連携して江別市内の4大学の学生に学生向けのプログラムなどを実施する事業であり、令和2年度の実施状況は、交付決定額152万6,000円に対し、実績額は141万1,900円となっております。
事業KPIと令和2年度の実績は表に記載のとおりでありますが、令和2年度は、新型コロナウイルス感染拡大の影響によりまして、インターンシップなどのプログラムを中止せざるを得ない状況となりました。
一方で、2つ目のKPIの地域企業訪問説明会プログラム受け入れ企業数は、募集に対して10社に応じていただいた結果となりました。
次に、下段の観光振興計画推進事業でありますが、本事業は、江別市観光振興計画を推進するため、日帰り周遊観光などの推進に取り組む事業であり、令和2年度の実施状況は、交付決定額427万9,000円に対し、実績額は358万7,615円となっております。
事業KPIと令和2年度の実績は表に記載のとおりでありますが、本事業についても新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けた観光施設の休業やイベントの中止などの影響を受けておりますが、観光入込客数は、令和2年度から江別蔦屋書店が新たに加えられたことから増加しております。
次に、資料5ページを御覧願います。
上段のえべつ食のブランド海外展開促進事業でありますが、本事業は、平成23年度に北海道フード・コンプレックス国際戦略総合特区の指定を受け、海外に輸出実績のある企業のみならず、多くの市内企業に対して販路拡大の支援を行うものであり、令和2年度の実施状況は、交付決定額85万5,000円に対し、実績額は74万7,750円となっております。
事業KPIと令和2年度の実績は表に記載のとおりでありますが、新型コロナウイルス感染症の影響がある中、オンライン商談会の開催などによって、海外輸出に取り組む市内企業と海外バイヤーとを結びつけるための取組を行ったものの、結果として、輸出額が減少しております。
次に、下段の若者「えべつ愛」育成プロジェクト~「関係人口」の創出・拡大を目指して~でありますが、本事業は、卒業後に江別市外に転出する割合が高い市内4大学の学生を関係人口と捉えて、学生向けスマホアプリやイベントなどを通じて、大学在学中から継続して江別市との関係性を構築することを目的としており、令和2年度の実施状況は、交付決定額489万円に対し、実績額は488万4,000円となっております。
事業KPIと令和2年度の実績は表に記載のとおりでありますが、スマホアプリの導入時期の遅れや新型コロナウイルス感染症の影響に伴い、大学のPR活動が制限されたことなどにより、アプリ上で登録を行うえべつファンの人数は市内大学生の10人という結果となりました。
現在は、スマホアプリの充実に力を入れているほか、新型コロナウイルス感染症の影響を見極めながら、市内大学へのPR活動やイベントを開催することを予定しております。
次に、資料6ページを御覧願います。
上段の江別市就労支援プログラム事業(江別まちなか仕事プラザ事業~女性と高齢者等の就労支援~)(介護人材養成支援事業)でありますが、本事業は、新規就労を希望する女性やシニア層などと市内企業とのマッチングを行う江別まちなか仕事プラザ事業と、介護分野において、人材の確保と養成を市と介護事業者が連携して推し進めていく介護人材養成支援事業の2つが一体となっているものであります。
令和2年度の実施状況は、交付決定額1,684万円に対し、実績額は1,668万559円となっております。
初年度となる令和2年度の主な取組は、江別まちなか仕事プラザの開設と入門的研修や雇用型就労支援を通じた介護人材養成を行ったところであり、事業KPIと令和2年度の実績は表に記載のとおりでありますが、江別まちなか仕事プラザの開設により、市内企業への就業人数は大幅に増加しております。
次に、下段の江別版生涯活躍のまち推進事業でありますが、2年目となる令和2年度の主な取組は、市民説明会や市民ワークショップ、地域再生協議会の開催などを行い、交付決定額650万6,000円に対し、実績額は581万4,517円となっております。
事業KPIと令和2年度の実績は表に記載のとおりでありますが、新型コロナウイルス感染拡大の影響等による施設の竣工遅延により、令和2年度における実績はありませんでした。
次に、資料7ページを御覧願います。
2令和2年度第2期江別市まち・ひと・しごと創生総合戦略事業(地方創生拠点整備交付金)実績一覧についてであります。
こちらの2事業は、平成29年度に実施したハード事業に対する単年度の交付金でありますが、計画期間が5年間であることから、昨年度の実績について御報告いたします。
上段のEverydayEBRI~物販等施設整備事業でありますが、本事業は、EBRIの集客効果を高めるため、駐車場や備品収納庫の整備などを実施したものであり、下段の江別市都市と農村の交流センター多目的ホール整備事業は、施設に隣接する旧体育館を多目的ホールとするための整備を行ったものであり、事業KPIと令和2年度の実績はそれぞれ表に記載のとおりであります。
以上です。

委員長(諏訪部君):ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。

岡君:地方創生推進交付金で交付されているソフトの6事業分について、令和2年度が初年度の事業や2年目としている事業がありますが、交付金の来方としては、資料の4ページのように3年を一まとまりといった感じで頭に入れておけばいいのか、それとも、2期の令和6年度までをある程度見込めるものとして頭に入れておいたほうがいいのか、その点をお伺いいたします。

総合計画・総合戦略担当参事:まず、この地方創生推進交付金は3年間が原則となっております。例えば、資料4ページの上段の学生お試し移住・定住推進プロジェクトの事業名称の下に継続事業1年目とありますが、これは先ほど申し上げましたとおり、ジモ×ガク学生地域定着自治体連携プロジェクトが前身事業となっておりまして、地方創生推進交付金を使った3年間の事業が一区切りついて、さらにバージョンアップした学生お試し移住・定住推進プロジェクトを3年間行うために地方創生推進交付金の申請を行って、それが認められたものです。そして、このプロジェクトは令和2年度が1年目となって、令和2年度、令和3年度、令和4年度というふうに交付金を使う事業であります。

委員長(諏訪部君):ほかに質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
次に、イの第7次江別市総合計画策定方針(案)に係る意見公募(パブリックコメント)の実施結果についてを議題と致します。
本件に対する報告を求めます。

総合計画・総合戦略担当参事:私から、第7次江別市総合計画策定方針(案)に係る意見公募(パブリックコメント)の実施結果について御報告申し上げます。
資料8ページを御覧願います。
第7次江別市総合計画策定方針(案)につきましては、去る7月16日に開催された当委員会に報告した後、7月30日から8月31日までの約1か月間、意見公募を実施いたしましたので、その結果を御報告いたします。
今回の意見公募では、3人から計17件の御意見を頂きました。
寄せられた17件の意見に対する市の考え方は、資料9ページから12ページのとおりでありまして、17件のうち、取扱い区分B案は修正しないが、今後の進め方等において参考とするものが10件、取扱い区分C案と意見の趣旨が同様と考えられるものが6件、取扱い区分Dこれまでも取り組んできているものが1件でございます。
そのため、意見公募の結果による本方針案の修正はございませんでした。
なお、今後のスケジュールについてでありますが、まずは第7次江別市総合計画策定方針案を決定し、その後、10月の市民5,000人に対するアンケート調査の実施に向けた設問などの検討と準備作業を行うほか、えべつの未来づくりミーティングの実施に向けた時期と具体的な手法について検討してまいりたいと考えております。
以上です。

委員長(諏訪部君):ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
これをもって、企画政策部所管事項を終結いたします。
企画政策部退室のため、暫時休憩いたします。(14:37)

※ 休憩中に、議案第42号の今後の審査方法等について協議

委員長(諏訪部君):委員会を再開いたします。(14:39)
休憩中に確認いたしましたとおり、議案第42号につきましては、次回結審を行うこととしてよろしいでしょうか。(了)そのように確認いたします。
次回の委員会は、9月3日金曜日の午前10時から開催いたしたいと思いますが、よろしいでしょうか。(了)そのように確認いたします。
最後に、4その他について、各委員からございませんか。(なし)
事務局からございませんか。(なし)
以上で、本日の委員会を散会いたします。(14:39)