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総務文教常任委員会 令和3年7月16日(金)

印刷用ページを表示する 掲載日:2022年3月7日更新

(開会前)

※ 日程確認

(開 会)

委員長(諏訪部君):ただいまより、総務文教常任委員会を開会いたします。(9:58)
本日の日程は、開会前に確認いたしましたとおり、次第に記載のとおり進めてよろしいでしょうか。(了)そのように確認いたします。
1付託案件の審査、(1)陳情第1号 道立自然公園野幌森林公園内の江別市道の「歩道」化を求めることについてを議題と致します。
本件につきましては、今後の審査方法について協議いたしたいと思います。
審査方法協議のため、暫時休憩いたします。(9:59)

※ 休憩中に、陳情の審査方法について協議

委員長(諏訪部君):委員会を再開いたします。(10:04)
今後の陳情の審査方法については、歩道化を求めている市道の範囲について、野幌森林公園内における一般車両の通行を抑制する看板の設置について、野幌基線道路における交通量調査について、歩道化を求めている市道の認定の経緯について、道路の通行の禁止または制限に関する法令についての資料を求め、審査を進めることとしてよろしいでしょうか。(了)そのように確認いたします。
教育部入室のため、暫時休憩いたします。(10:05)

委員長(諏訪部君):委員会を再開いたします。(10:05)
2教育部所管事項、(1)報告事項、アの部活動中に発生した事故についてを議題と致します。
本件に対する報告を求めます。

教育支援課長:それでは、部活動中に発生した事故について御報告いたします。
本件は、市内中学校において、野球部の活動中に学校の管理責任を問われる可能性がある事故が発生したことから御報告させていただくものです。
資料1ページを御覧ください。
1事故発生日時は、令和3年5月25日火曜日、午後5時45分頃であります。
2発生場所は市内公立中学校のグラウンドで、3対象者は同中学校2年生の男子生徒であります。
次に、4事故内容につきましては、野球部の活動中、当該生徒が守備練習で顧問のノックを受けていたところ、同じグラウンドで行われていた打撃練習の打球が当該生徒に当たり、右目を負傷したものであります。
次に、5事故発生後の対応につきましては、部活動における練習方法について安全配慮に欠ける点があったと考えられることから、(1)市内小・中学校に対し、授業中及び部活動中の安全確認の徹底を通知し、(2)対象生徒の通院加療と並行して医療費等の補塡について保護者と協議を行ってまいります。
以上です。

委員長(諏訪部君):ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。

稲守君:事故があって、けがをされたようですけれども、まず、4の事故内容に記載のとおり、部活動中にノックを受けたということですから、同じ場所で練習を行っていたということだと思うのですが、毎日、同じような状況で練習を行っていたのでしょうか。

教育支援課長:練習方法につきましては、学校に確認いたしましたところ、同じグラウンド内で同様の練習を行っていたということでございます。

稲守君:毎日、練習を行っていたということですが、5の事故発生後の対応では、安全確認の徹底だけになっているのですけれども、毎日、練習を行っていたところと同じ場所で練習を行っていて、けがをしたのであれば、今後、安全確認をどのようにしていくのか、詳細が決まっていれば、教えていただきたいと思います。

教育支援課長:事故発生後の対応における各学校への通知につきましては、教育委員会としての通知でございまして、当該中学校につきましては、再発防止のためにボールが複数の方向から飛んでくるという練習方法はやめるということで改善をしております。

稲守君:事故が発生した中学校だけが、現在、その対応を取るということでよろしいですか。

教育支援課長:再発防止に向けた安全確認の徹底を通知する際に、事故の内容を具体的に文書の中に盛り込んだ上で、こういった事故があったということで安全対策の徹底を依頼しております。

稲守君:ほかの中学校では、守備練習と打撃練習を同じ場所で行わないということにはならないかもしれないので、事故があった中学校でどういう対応を取りましたという周知も必要ではないかと思います。
これは、要望で終わらせていただきます。

委員長(諏訪部君):ほかに質疑ございませんか。

相馬君:5事故発生後の対応の(2)保護者と協議を行うことについて確認させていただきます。
事故から1か月半がたつのですけれども、どういう協議を行う予定でいるのか、御説明をお願いいたします。

教育支援課長:当該生徒の保護者とは、既に6月中にお会いしておりまして、けがの状況や治療の進行度合いなどを確認させていただいております。
事故発生後、学校からは、すぐに学校の管理下で起こった事故に対しての医療費の補償の手続について説明をして、既に毎月の支払いを進めております。

相馬君:このけがにかかわらず、学校で起こったことについては、これまでもそういう対応をしていらっしゃったと思うのですけれども、補償について協議を行っているということは、例えば、事故に関わる医療費だけではなくて、慰謝料のような学校の責任についての補償をお考えなのか、あるいは、保護者側からどうなのだろうという打診があったのか、その点について確認を致します。

教育支援課長:けがをされた生徒ですけれども、眼鏡をかけていたということで、右目のけがだけではなく、眼鏡も壊れております。当初、保護者から眼鏡の弁済という話がありまして、その中で事故現場の検証や内容の聞き取りなどを進めていく中で、顧問弁護士にも相談して、ここは眼鏡だけの補償ではなく、けがの部分も全てトータルで学校の管理責任を問われる可能性があるとアドバイスを受けましたことから、医療費と眼鏡の補償を含めてお話を進めさせていただいております。

相馬君:けがの状況等についてをお伺いするつもりはなかったのですけれども、完治するまでにどれくらいの月数が見込めるものなのか、あるいは、後遺症が発生するような重篤なものが隠されているのか、医者からお話はございましたか。

教育支援課長:当該生徒は、今も定期的に医療機関に通院しています。当初、打撲や出血があったのですけれども、快方に向かっていると聞いております。ただ、必ずしも、全てが完治するかどうかは今の段階では分かりません。
保護者との話合いでも、あとどれぐらいという見込みの話はなかったので、今後、治療を進めていただく中で、医師からの判断が出てからの協議になります。あとは、もしけがによって将来的に何か障がいが残るといったところも含めて補償できるような話合いをしていこうと考えております。

委員長(諏訪部君):ほかに質疑ございませんか。

角田君:雑談になりますけれども、キャプテンという漫画がありまして、丸井キャプテンのときに猛練習によりけがをして、親が出てきて、練習を制限され、学校として問題になったことを思い起こしました。これは何十年も前の漫画ですが、今も同じような状況だろうと思いました。
本題に入ります。
今回の部活動における野球の練習の際、多方向からボールが飛んで来るのは当たり前の状況だということが現実にあります。時間と場所が限られている部活動の中で効率的に練習をするためには、その部分は避けては通れない現状です。それを単純に練習のやり方を制限することは、技術向上にとってマイナスだと考えるところがあります。
例えば、将来の夢を持っている子供や、うまくなりたいと思っている子供に対して阻害する可能性があるといった視点から、本来の管理責任に関して、野球用具、あるいは、練習に関する道具に関しては、移動用ネットや、練習をセパレートするような道具などが幾つもあります。そういう予算要請が学校内であったのでしょうか。そして、市に予算要望が上がってきているか、それに対してどのような対応をしたか、お聞かせ願います。

委員長(諏訪部君):暫時休憩いたします。(10:16)

※ 休憩中に、答弁調整を行う。

委員長(諏訪部君):委員会を再開いたします。(10:17)

教育支援課長:学校にそれぞれ配分された予算がございますので、各学校に必要な用具などは、予算の範囲内で準備されていると思っております。実際、この野球部の練習中でも、例えば、ピッチャーを守るネットといった必要な道具については、配置していたという報告を受けております。
また、今回の事故がありましたので、今後、さらに安全面を配慮するためのものが必要であれば、学校に配分された予算の中で対応することになります。それから、今回ですと、打撃練習でバッターが打った球のタイミングを見計らって、次に顧問がノックするという方法だったのですけれども、やはりタイミングで呼吸が合っていなかった部分があろうかと思いますことから、そういう点を安全確認の徹底ということで通知させていただいております。

角田君:タイミングがどうだといっても、打撃練習そのものが、ボールがどこに行くかは分かりません。そもそも、同時に行える練習ではなくなるから、当然、やめるべきであるという話になります。
だから、そういった部分でも、予算があるか、ないかで言えばないのだろうけれども、高校野球やプロ野球のレベルになってくると、ゲージをつけて打撃練習を行い、一定の範囲以外にボールが飛ばないようにしています。ポールを巻くようなスピンがかかっているものはしようがないですけれども、それでも、内野には強い打球が直接飛ばない配慮をしています。
例えば、実際に野球人口が減ってきている、あるいは、部活動を行う全ての人口が減ってきて、予算措置はなかなか難しいということも十分に理解しています。ただ、そういったものも、最終的には、安全対策は管理責任というか、学校の予算だけで考えるのではなく、施設設置者である市の予算で、スポーツをする人たちの安全性を考えた施設の在り方や道具や設備の在り方を検討しないと、恐らく、今後もこういうことが起こると思います。
これが予算として要求されるかどうかは別にしても、やはり、そういう要素、あるいは、使わなくなった道具をきちんと市が管理していれば、その学校のものではないので、ほかの学校に移すこともできるのではないかと思います。そういった部分をジュニア育成の団体を含めて協議していただきたいと要望します。
あくまでも、学校教育の枠は分かります。ただ、安全に関わる道具は、学校予算だけではなくて、スポーツ全体の予算として整備するように心がけていただき、計画していただければありがたいと思います。

委員長(諏訪部君):ほかに質疑ございませんか。

佐藤君:1点、教えていただきたいのですけれども、部活動などを含めて、学校保険などがあるとお聞きしたことがあるのですが、それは今でもあるのですか。もしあれば、今回の事故に対しまして、学校保険などが適用になるかどうかをお聞きします。

教育支援課長:部活動や登下校中、授業中、学校の管理下で起きたけがなどに対する医療費の保障につきましては、独立行政法人日本スポーツ振興センターの災害共済給付制度で対応させていただいております。

委員長(諏訪部君):ほかに質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
次に、イの東京2020オリンピック競技大会に係る事前合宿の受入れ決定についてを議題と致します。
本件に対する報告を求めます。

合宿誘致・スポーツ交流事業担当参事:報告事項、イの東京2020オリンピック競技大会に係る事前合宿の受入れ決定について御報告いたします。
資料の2ページを御覧ください。
初めに、1概要でありますが、(1)相手国はフランス、(2)競技は競歩とマラソン、(3)期間は7月26日月曜日から8月3日火曜日までの9日間を予定、(4)練習会場は野幌総合運動公園の陸上競技場を貸切りにして使用するほか、運動公園内の園路の一部について時間帯を限定して使用する予定であり、(5)人数は選手・スタッフ合わせて16名の予定です。
次に、2経緯でありますが、今年3月に事前合宿の受入れについて、北海道を通じて打診があり、協議を開始、4月にはフランス大使館の職員が来道し、練習会場や宿泊施設等の視察を受けるなど協議を重ね、令和3年6月25日付で基本合意の締結に至りました。
次に、3主な新型コロナウイルス対策でありますが、(1)選手団に対するPCR検査を毎日実施、(2)宿泊施設においては、選手団が宿泊するフロアを貸し切り、専用の食事会場を確保、(3)期間中の移動先を宿泊施設と練習会場のみに制限するなどの対策を行います。
次に、4市からの支援でありますが、(1)新型コロナウイルス対策に係る費用の負担、(2)野幌総合運動公園の利用料補助、(3)合宿期間中のバスによる送迎対応、(4)市のPRも兼ねた江別市の特産品の進呈を予定しております。
次に、5交流事業でありますが、市内中学校の陸上競技部を対象としたオンライン交流の実施を予定しております。
以上です。

委員長(諏訪部君):ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。

角田君:1点だけ、確認させてください。
市からの支援にあります送迎対応のときに通訳として国際交流員にお願いすると思いますけれども、その方々に対する新型コロナワクチンの接種は終わっているのでしょうか。
つまり、唯一、外側と触れるとすると、基本的には市職員なので、その部分の安全対策はどのようになっているか、教えてください。

合宿誘致・スポーツ交流事業担当参事:今回の支援に携わる市職員の新型コロナワクチン接種という点ですが、新型コロナワクチンの接種に関しては、今、市で進めている接種の中で、新型コロナワクチンのロス対策といった部分も勘案しながら、対応する市職員については、随時、接種できるように調整して、実際に接種しております。

委員長(諏訪部君):ほかに質疑ございませんか。

佐藤君:新型コロナウイルスの感染対策について、幾つかお聞きしますけれども、まず、受入れ側のスタッフの人数や態勢などを教えてください。

合宿誘致・スポーツ交流事業担当参事:受入れスタッフの態勢ですが、まず、バスに添乗する職員としては、市職員1名のほか、通訳職員1名が必ず添乗して、選手が宿泊施設から出て、練習会場に来て、最後にホテルへ戻るまで、全ての工程で添乗を致します。
競技場につきましては、常時、陸上競技場に委託警備の警備員と市職員を合わせて7名ほどが常駐するほか、園路を警戒するに当たっては、さらに職員を7名ほど、要所に点在しながら配置して警戒することを予定しております。

佐藤君:送迎バスの中での感染対策をもう一度確認させていただきます。

合宿誘致・スポーツ交流事業担当参事:送迎バスにつきましては、大きさに余裕があるバスを用意しておりますので、選手に関しては、可能な限り、間を取ってかけてもらうようにお願いをするほか、添乗する職員についても、選手となるべく距離を置いた形で同乗することを考えております。

佐藤君:もし練習中に、陽性の方が出た場合の対応をお聞きします。

合宿誘致・スポーツ交流事業担当参事:江別市滞在中に陽性が判明した場合につきましては、直ちに保健所に相談をした上で受診する医療機関を調整します。その後、医療機関を受診し、医師の指示に従いまして、療養ないしは加療という手続を取ることになります。

佐藤君:最後に、1点、確認させていただきますけれども、選手団の方が、毎日、PCR検査を実施すると記載されていますが、これは、毎朝行って、その時点で陽性か陰性かを確認して対応するという理解でよろしいですか。

合宿誘致・スポーツ交流事業担当参事:選手団のPCR検査につきましては、朝もしくは昼食前など、タイミングをいつにするかにつきましては、現在、細かい調整を進めているところでございますが、検査した検体は、即日、検査機関に送りまして、翌日に検査結果が判明する流れになっています。

委員長(諏訪部君):ほかに質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
次に、ウの指定管理施設の更新等についてを議題と致します。
本件に対する報告を求めます。

生涯学習課長:私から、ウの指定管理施設の更新等について御報告申し上げます。
資料3ページを御覧ください。
初めに、教育部生涯学習課が所管しております江別市公民館等5施設は、社会教育施設として、江別市中央公民館・江別市コミュニティセンターは3条5丁目11番地の1、江別市野幌公民館は野幌町13番地の6、江別市大麻公民館・江別市民文化ホールは大麻中町26番地の7に設置されております。当該施設は令和3年度で指定管理期間が完了することとなっており、令和4年度からの指定管理者の指定期間は8年を予定しており、公募により選定を行う予定となっております。
なお、現在の指定管理者は株式会社江別振興公社であり、平成30年度から令和3年度までの指定管理料は6億4,242万3,000円となっております。昨年度までの利用者数は87万8,104人、自主事業参加者数は2万3,798人という結果になっております。
今後のスケジュールについては、記載のとおりであります。
以上です。

スポーツ課長:引き続き、私から、スポーツ課が所管しております体育館の指定管理施設の更新等について御報告申し上げます。
資料4ページを御覧ください。
江別市民体育館等4施設は、社会体育施設として、江別市民体育館は野幌町9番地、江別市大麻体育館は大麻中町26番地の17、江別市青年センターは緑町西2丁目11番地、江別市東野幌体育館は東野幌町28番地の23に設置されております。令和4年度からの指定管理者の指定期間は8年を予定しており、公募にて選定を行う予定となっております。
なお、現在の指定管理者は一般財団法人江別市スポーツ振興財団であり、平成30年度から令和3年度までの指定管理料は7億5,959万6,000円となっております。昨年度までの利用者数は117万9,957人、スポーツ教室開催事業参加者数は9万8,042人という結果になっております。
今後のスケジュールにつきましては、記載のとおりであります。
次に、パークゴルフ場の指定管理施設の更新等について御報告申し上げます。
資料5ページを御覧ください。
江別市あけぼのパークゴルフ場は、社会体育施設として、あけぼの町10番地に設置されております。令和4年度からの指定管理者の指定期間は4年を予定しており、公募にて選定を行う予定となっております。
なお、現在の指定管理者はエコ・グリーン事業協同組合であり、平成30年度から令和3年度までの指定管理料は4,422万6,000円となっております。昨年度までの利用者数は9万9,221人という結果になっております。
今後のスケジュールについては、記載のとおりであります。
次に、森林キャンプ場の指定管理施設の更新等について御報告申し上げます。
資料6ページを御覧ください。
江別市森林キャンプ場は、社会体育施設として、西野幌928番地に設置されております。令和4年度からの指定管理者の指定期間は4年を予定しており、公募にて選定を行う予定となっております。
なお、現在の指定管理者はエコ・グリーン事業協同組合であり、平成30年度から令和3年度までの指定管理料は3,159万3,000円となっております。昨年度までの利用者数は3万769人という結果になっております。
今後のスケジュールについては、記載のとおりであります。
以上です。

委員長(諏訪部君):ただいま、報告を頂きましたが、初めに、生涯学習課の所管施設について質疑ございませんか。(なし)
次に、スポーツ課の所管施設について質疑ございませんか。

稲守君:江別市あけぼのパークゴルフ場について、令和4年度に9ホールが増設される予定になっていますけれども、増設されることによって、指定管理料はどのようになるのか、分かる範囲で教えていただければと思います。

スポーツ課長:江別市あけぼのパークゴルフ場につきましては、令和4年度に9ホールを増設する予定となっております。
現在、考えております基準になる指定管理料でございますけれども、9ホール増設に係る増加費用としまして、令和4年度については、冬囲いの費用といった経費を予定しております。
翌年度以降については、現在の実績に基づきまして、9ホールを増設するということで、草刈り経費、水道代、消耗品費ともに3分の1程度を上乗せする形で考えているところでございます。

稲守君:3分の1程度を上乗せして、指定管理料は高くなっていくということです。
それで、指定管理料について9ホール分が増えるということですけれども、利用料金について、考えていることはございますか。

スポーツ課長:利用料金については、ホールが増えることによって人数が増えるかどうかというところが読めないものですから、基本的には、これまでの実績に基づいた利用料金を基に算定することになると考えております。

委員長(諏訪部君):ほかに質疑ございませんか。(なし)
全体を通して質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
これをもって、教育部所管事項を終結いたします。
企画政策部入室のため、暫時休憩いたします。(10:37)

委員長(諏訪部君):委員会を再開いたします。(10:38)
3企画政策部所管事項、(1)報告事項、アの生涯活躍のまち整備事業についてを議題と致します。
本件に対する報告を求めます。

政策推進課長:生涯活躍のまち整備事業について御報告させていただきます。
資料1ページをお開き願います。
1の令和3年2月以降の主な経過についてでありますが、3月10日には生涯活躍のまち整備事業地域再生協議会を開催し、3月22日には市民説明会を直接参加とオンライン視聴の併用により開催いたしました。
3月23日には大麻・文京台のまちづくり協議会役員会で事業の進捗等についてお知らせし、3月下旬には広報えべつ4月号に拠点地域を紹介するパンフレットを折り込み、配布いたしました。配布したパンフレットにつきましては、ココルクえべつでお待ちしていますというタイトルの資料を別に添付しておりますので、御参照いただければと思います。
4月1日には、パン工房、レストラン、障がい者グループホーム、温泉入浴施設の利用が開始されました。
4月26日には、ココルクえべつ近隣の大麻東中学校、大麻東小学校、大麻泉小学校にココルクえべつの一部施設オープンのお知らせと同エリアの利用について相談し、6月28日には、大麻第二住区自治連合会会長会議で事業の進捗等についてお知らせいたしました。
7月5日には、第1回地域あそびの広場を開設し、7月7日と8日には、文京台地区センターと大麻公民館を会場に、民生委員・児童委員連絡協議会定例会で事業の進捗等についてお知らせいたしました。
7月9日には、ココルクえべつの利用開始に伴い、開設準備室が大麻第二住区会館からココルクえべつに移転し、7月10日には第1回重度肢体不自由児(者)・医療的ケア児親子サロンが開設されました。
7月13日には第1回多世代交流サロン・CoCoカフェを開設するとともに、大麻東中学校の2年生が総合学習でココルクえべつを訪問、さらに、大麻自治連合会役員会で事業の進捗等についてお知らせをしたところでございます。
次に、2生涯活躍のまち整備事業地域再生協議会についてでありますが、3月10日に開催いたしました同協議会の議事概要について御報告いたします。
まず、(1)生涯活躍のまち整備事業の概要については、生涯活躍のまちについての国の考え方や、当市の生涯活躍のまち構想策定からの経過などについて、(2)施設の整備状況(工事の進捗)については、ココルクえべつの各施設の名称と利用開始時期の予定などについて、(3)オープン後の取組(今年度の地域交流事業の予定)につきましては、今年度中に取組予定である多世代交流サロン、重度肢体不自由児(者)・医療的ケア児親子サロン、江別の食と暮らし体験イベント、余暇でつながる場の創造イベント、近隣の小・中学校との交流といった地域交流事業の概要について御報告をしたところでございます。
次に、(4)ボランティアの募集と施設の地域開放については、施設等の運営や、多世代交流サロンをはじめとする地域交流事業に係るサポートメンバーなどのボランティアを募集していくこと、さらに、施設の地域開放は、特別養護老人ホーム内の会議室、パン工房内のイートイン部分、交流広場などのスペースを原則無料で開放することなどについて御報告をさせていただきました。
次に、3今後のスケジュール(予定)についてでありますが、7月26日には特別養護老人ホーム、看護小規模多機能型居宅介護事業所、企業内保育所の利用が開始され、8月上旬には生涯活躍のまち整備事業地域再生協議会を開催いたします。
8月11日には大麻東地区センターを会場に、民生委員・児童委員連絡協議会定例会で事業の進捗等についてお知らせを致します。
8月28日にはオープニングセレモニー・現地見学会を開催し、9月1日にはサービスつき高齢者向け住宅、介護老人保健施設の利用が開始され、全面的なオープンとなる予定でございます。
以上です。

委員長(諏訪部君):ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。

岡君:何点か、お伺いさせていただきます。
今、御説明いただいたとおり、9月1日のサービスつき高齢者向け住宅と介護老人保健施設の利用開始をもって、当初、予定していたものについては、全て利用が開始されるという理解でよろしいでしょうか。

政策推進課長:9月1日をもって、全面的なオープンと考えております。

岡君:いよいよオープンということかと思うのですけれども、開設準備室をココルクえべつに移転してココルクえべつ事務局になったとパンフレットに書いています。こちらは、今後もココルクえべつの中に事務局として残っていくという理解でよろしいかどうか、お伺いします。

政策推進課長:昨年4月に、大麻第二住区会館に開設準備室を開設させていただきました。コロナ禍でも、様々なPR活動等をしてきたところでございまして、7月9日に拠点エリアで事務所が供用可能だということで、そちらに機能を移転させていただきました。
今後も、当然、地域住民の方との交流等については、事務局を中心として展開していくということで考えております。

岡君:生涯活躍のまち整備事業は、ハードの整備としては終了したということかと思うのですけれども、これで全て終わりということではなくて、基本的には今後も政策推進課の中でココルクえべつとともに続いていくという位置づけで理解していいのか、今後の政策推進課の関わりについてお伺いします。

政策推進課長:9月1日をもって、ハードの整備については、一定の整理がつくところでございます。
今年度、地域交流事業ということで、昨年度の市民ワークショップの結果を踏まえまして、幾つかの事業について事業化をさせていただいて、拠点エリアの充実を図ってまいりたいと考えております。
来年度以降でございますが、平成29年3月に策定した江別版「生涯活躍のまち」構想の中でも拠点エリアの整備で終わらせる構想ではございません。それ以降、拠点エリアを一つの核として、その波及効果を大麻地区ひいては市全体に広げていきたいという構想になっておりますので、それに基づき進めていくことになると思っております。

岡君:今までもそうですけれども、事業の内容としても政策推進課が担当されるものであるべきかどうかということは、若干、疑問の余地がありますが、企画政策部長はその点をどのように考えられているのでしょうか。実際の事業内容は、やはり健康福祉部の介護的な面が強いというのは、過去からの委員会審査でも言われていたと思うのですけれども、来年度以降、その点をどのように考えているのか、お伺いします。

企画政策部長:今ほど政策推進課長からもお話ししましたように、平成29年3月に江別版「生涯活躍のまち」構想を策定しまして、その後、江別市生涯活躍のまち形成事業計画に基づき、目指すべき形に進んでいるという状況です。
先ほど、岡委員からも質疑がございましたとおり、9月をもって、いよいよ全ての福祉関連の施設がオープンする状況になります。
それと併せて、地域交流、さらには、今ほど政策推進課長からも御説明がありましたように、各種のいろいろなイベント関係もこの中で実施し、生涯活躍のまち全体を進めていこうという構想でございます。
これからは、やはり福祉関連の部分がメインになって動く状況もあろうかと思いますので、この辺りを総合的に判断させていただき、どこのセクションにおいて、どのような持分で対応すべきなのかということを、今後、考えてまいりたいと思います。

委員長(諏訪部君):ほかに質疑ございませんか。

佐藤君:今後のスケジュールのところで、特別養護老人ホームと、サービスつき高齢者向け住宅、介護老人保健施設の現時点における入居予定者数と入居予定率を教えてください。

政策推進課長:7月1日現在ということになっておりますが、特別養護老人ホームは、定員80人の中で予定者も含めて62人の入居となっております。入居率は77.5%ぐらいと聞いております。
介護老人保健施設につきましては、開設が9月1日ということで、まだ若干時間がございますけれども、現在のところ、5人の入居予定と聞いております。
それから、サービスつき高齢者向け住宅は、全50室のうち47室が埋まっている、または、埋まる予定であると聞いております。比率にすると、既に94%が埋まっているという状況でございます。

佐藤君:サービスつき高齢者向け住宅のところで、江別版「生涯活躍のまち構想」自体は、市内の方が生涯にわたって居住できるという構想だったと思うのですけれども、市内の方の入居申込数が分かれば教えてください。

政策推進課長:サービスつき高齢者向け住宅の市内の方の入居申込数ということですけれども、50室のうち、人数にすると54人と聞いております。54人中で、市内の方が40人と聞いてございます。ですから、8割ぐらいが市内の方になります。

佐藤君:人員体制といいますか、職員が十分に集まったのかというところを含めて、雇用状況が分かれば教えてください。

政策推進課長:特に、介護系の就労をされる方を中心に、現状も求人を続けている状況でございまして、これも7月1日現在になりますが、特別養護老人ホームでは、ほぼ9割弱のスタッフはめどがついていると聞いております。
基本的には、7月26日に満床ということではないと考えておりますので、今のオープンのスケジュールのとおり、そのまま進めることができるのではないかと考えているところでございます。

委員長(諏訪部君):ほかに質疑ございませんか。

諏訪部君:ワークショップも何回か参加させていただきましたけれども、資料にありますココルクえべつのパンフレットのイベント告知で、ワークショップでこのようなアイデアが出ました、または、イベントを行いますと記載されているのですが、前にもお話があったとおり、実際に携わってくださる方がいて実施できているイベントと、なかなか難しいだろうというイベントがあります。ですから、イベント告知でこういうことを行いますというチラシを配ったところで難しいだろうと想定するものがあります。
ワークショップの実施を委託した団体に、イベントも含めてお願いをしたほうがよかったのではないかと思います。なぜ、こういう細かいイベントにまで政策推進課が関わるのか非常に疑問に思っています。ただ告知をするだけではイベントを行えないのではないかと思っておりますが、お考えをお聞きします。

政策推進課長:地域交流事業ですが、今年からスタートということで、パンフレットに書かせていただいている事業は、昨年度の市民ワークショップから派生したアイデアを頂いたものが元になった事業でございます。
実際に、3月の委員会で、例えば、和のくらしタイムスリップは講師の確保を含めて人員的にもなかなか厳しいなど、いろいろな御指摘を委員から頂いております。
新型コロナウイルス感染症の関係もあって、事業の検討自体がなかなか進んでいなかったというところもございますが、今年度中にはイベント、それから、カフェ等を何とか継続していきたいという気持ちを強く持っています。そうした中で、ワークショップで携わっていただいた地域コーディネーターの方も含めて、きちんと情報共有をしながら進めてまいりたいと考えております。
政策推進課がどこまで関わるかという部分はいろいろあるかと思います。ただ、今年度の事業執行の手法としては、委託事業という中で進めておりますので、これはきちんと市の責任において進めてまいりたいと考えているところでございます。

副委員長(猪股君):ほかに質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。

委員長(諏訪部君):次に、イの第7次江別市総合計画策定方針(案)についてを議題と致します。
本件に対する報告を求めます。

総合計画・総合戦略担当参事:それでは、私から、第7次江別市総合計画策定方針(案)について御報告申し上げます。
資料2ページを御覧願います。
現行の第6次江別市総合計画は、令和5年度が最終年度となっており、本年度からの3年間で、第7次江別市総合計画の策定に向けた作業を行うに当たり、計画策定の趣旨をはじめ、基本的な考え方や策定手法、スケジュールなどについて示した第7次江別市総合計画策定方針(案)を作成いたしましたことから、本日は策定方針(案)及び策定スケジュール(案)などについて御説明いたしたいと思います。
資料3ページを御覧願います。
初めに、この策定方針(案)は、後ほど御説明いたしますが、パブリックコメントを実施いたしますことから、市民にとって分かりやすい内容や表現に心がけて作成しております。
次に、策定方針の構成でございますが、計画策定の趣旨に始まり、策定に当たっての基本的な考え方、総合計画の構成と期間、最後に、総合計画の策定手法・体制と策定スケジュールとしております。
それでは、1計画策定の趣旨から順に説明してまいります。
計画策定の趣旨では、現行の総合計画について説明し、続いて、江別市の人口動態や、全国的な社会情勢の変化、また、令和2年以降の新型コロナウイルス感染症の影響についても記載しており、時代の変化に対応しながら、持続可能なまちづくりを総合的かつ計画的に進めていくために、第7次江別市総合計画を策定するとしています。
次に、2策定に当たっての基本的な考え方でございますが、(1)に、みんなにとって分かりやすい計画を掲げ、(2)では、江別市自治基本条例の基本理念に基づいて市民参画を進め、市民とともに、希望を持って創り上げていく計画としております。
次に、資料4ページになりますが、(3)では、市を取り巻く環境に的確に対応するほか、新型コロナウイルス感染症の終息を見据えた経済の立て直しなどが必要となることから、江別市の特性を生かし、持続可能なまちづくりを実現する計画としております。
(4)では、国の地方創生の考え方に基づき、江別市まち・ひと・しごと創生総合戦略を策定して人口減少対策などに取り組んでおりますが、第7次江別市総合計画においても、人口減少や少子高齢化を重要な課題として掲げることが想定されますことから、まちづくりと地方創生を一体的に進める計画としております。
(5)では、国際社会における共通の目標であるSDGsは、国が策定したSDGs実施指針において、各自治体に対して、各種計画や戦略、方針の策定などにSDGsの要素を最大限、反映することを奨励しておりますことから、SDGs(持続可能な開発目標)の視点を持った計画としております。
次に、3総合計画の構成と期間でございますが、次期総合計画である第7次江別市総合計画は、現行計画と同様に、えべつまちづくり未来構想とえべつ未来戦略の2本柱で構成し、期間についても、現行計画と同様に、構想をおおむね10年、戦略をおおむね5年にすることとしております。
なお、いずれも、社会経済情勢の変化など、必要に応じて見直しを行うことと致します。
次に、資料5ページでは、ただいま御説明いたしました総合計画の構成イメージを図で示しております。
次に、4総合計画の策定手法・体制でございますが、市民参加の手法のほか、市民への情報提供、議会報告、審議会への諮問・答申、庁内における検討体制などについて記載しております。
初めに、(1)市民アンケート調査でございますが、第6次江別市総合計画策定時と同様に、市民5,000人を対象にしたアンケート調査を行いたいと考えております。
次に、(2)えべつの未来づくりミーティングでございますが、第6次江別市総合計画策定時には、40人を超える規模の市民会議を設置して御議論いただいたところでありますけれども、令和2年以降の新型コロナウイルス感染症の影響によって、大人数が1か所に集まる会議などの開催には、今後も長期間にわたって慎重な行動が強く求められますことが想定されることから、新たな取組として、今回は、少人数で構成するカテゴリー別のグループを複数設定して、江別市の未来について語り合うミーティングを行い、様々な御意見を頂きたいと考えております。
次に、資料6ページの(3)(仮称)えべつの未来づくりプロジェクトでございますが、これも新たな市民参加の取組でありまして、市民アンケート調査やえべつの未来づくりミーティングのみならず、不特定多数の市民の皆様から意見を頂戴する手法を検討する必要があると考えたところでありまして、一定期間、市役所庁舎内にスペースを設けて、あらかじめ用意した付箋などに意見を記載していただき、デザイン性のある大きな紙を用意して、そこに貼り付けていただく方法によって、御意見を頂きたいと考えております。
次に、(4)と(5)では、適宜、パブリックコメントを行うとともに、市民への情報提供を行うことについて記載しております。
次に、(6)議会への報告等でございますが、策定の進捗については、適宜、議会に報告するほか、総合計画の基本構想部分を議決することについて定めた江別市総合計画の策定等を議会の議決事件として定める条例に基づきまして、議会に提案して御審議いただきたいと考えております。
なお、審議いただくスケジュールにつきましては、令和5年4月に江別市長選挙が予定されている点も踏まえまして、議会に相談しながら進めてまいりたいと考えております。
次に、(7)では、江別市行政審議会への諮問・答申について、(8)では、総合計画の策定に当たり、構想や戦略の内容について検討する庁内における体制を整備すること、(9)では、総合計画策定に当たって、市民アンケート調査の集計・分析などについて支援いただく外部専門機関の活用について記載しております。
続きまして、資料7ページでは、総合計画の策定に向けた体系図を掲載しております。
次に、資料8ページの5策定スケジュールでございますが、年度ごとの取組概要を申し上げますと、令和3年度は、策定方針を作成した後、市の現状や人口分析を行うほか、市民アンケート調査、えべつの未来づくりミーティングなどを行う予定です。
次に、令和4年度には、引き続き、市民参加の取組を行い、これと並行して、現行の第6次江別市総合計画の総括、第7次江別市総合計画の素案の作成、そして、最後の令和5年度で、えべつ未来戦略の策定、第7次江別市総合計画の策定完了という流れを予定しております。
なお、方針にも記載しておりますとおり、策定作業は、新型コロナウイルスの感染状況を踏まえて柔軟に進めますが、状況の変化に応じた適切な対応を取る必要がありますことから、スケジュールに変更が生じ得ることについて記載しております。
次に、資料9ページの第7次江別市総合計画策定スケジュール(案)でございますが、これは、令和3年度の取組を時系列で表したものであり、今後も、適宜、当委員会に報告を行ってまいりたいと考えております。
次に、資料2ページにお戻り願います。
4策定方針(案)の意見公募(パブリックコメント)の実施についてでありますが、今ほど御説明いたしました策定方針(案)については、パブリックコメントを行い、適宜、意見の内容を反映させた上で決定したいと考えております。
なお、意見公募期間は、7月30日から8月31日まで、資料の公表場所は、資料に記載の計13か所であり、広報えべつ8月号と市のホームページでの周知を行いたいと考えております。
以上です。

委員長(諏訪部君):ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。

相馬君:第6次江別市総合計画策定時の市民の方たちによる会議の様子が今も目に浮かんでおります。私も、市民参加というものについて、皆様の真摯な協力体制、御意見を頂くということが、何よりも大切なことだと思っております。
今回、第7次江別市総合計画を策定するに当たりまして、アンケート調査等もありますし、もちろん、最初にパブリックコメントもされるということがありますけれども、これからはコロナ禍での小さい単位での会議が核になるだろうと思うのですが、ぜひリモート、あるいは、ユーチューブ等を使って、在宅でも江別市が総合計画についてどのように考えて意見を募集しているのかということを、市長とは申しませんが、中心になられる方の発信を一つ考えていただけないかということでお伺いを致します。
もちろん、13か所に資料が配られて、それについて、パブリックコメントを求めるということも、今までのきちんとした文字での情報提供というのがあるのですけれども、文字を読み取るということがだんだんとおっくうになる、あるいは、資料をもらいに行って、改めて書くことを得意としない世代や、お忙しい方でも夜中にユーチューブを閲覧したら市が何を考えているかということが流れてくるような、身近に考えてもらえる方法を検討する予定があるのかどうか、その点についてお伺いします。

総合計画・総合戦略担当参事:今、御指摘いただきましたとおり、新型コロナウイルス感染症の影響もありますし、情報化社会となってきておりますので、オンライン会議やリモートで情報発信をすることの重要性は、十分に理解しているところでございます。
また、今回、えべつの未来づくりミーティングをオンラインで実施することなどにつきましては、実は、私も何度かオンライン会議に参加いたしまして、経験して感じたことがございます。
講演会や勉強会をオンラインで参加する分には、非常に効率的で効果的な手法であると思っております。しかし、オンライン会議は、相手の表情や、しぐさなど、反応がなかなか捉えにくいということに加えまして、まだ通信環境に課題がある場面も多く見られております。お互いの意見を出し合って、瞬時に意思疎通をしながら進める会議においては、やはり対面で行うことが効果的だと考えておりまして、オンライン会議の実施については、まずは新型コロナウイルスの感染対策を万全にした上で、直接お会いした中で、いろいろな御意見を伺いたいと考えております。
また、仮にオンライン会議を行って公開するということですけれども、えべつの未来づくりミーティングなどをオンラインで公開することなどについては、参加者がオンラインで不特定多数に情報発信されることへの抵抗感もある場合が想定されますので、こういったことにも配慮する必要があると考えております。
ですから、基本的には、新型コロナウイルスの感染対策を講じた上で、傍聴を可能とするような仕組みにしたいと考えておりますが、最終的には、令和4年度以降になりますけれども、江別市行政審議会を設置して、そこで何度も議論をしていただく予定でおります。その手法については、リモートやオンラインなど、多くの方が見ていただけるような仕組みを検討してまいりたいと考えております。

相馬君:総合計画・総合戦略担当参事がおっしゃるとおり、様々な問題点があるということは、よく理解をしております。
私も、最初は、本当にやりにくいということがございましたが、それ以上に、時間も、場所も、制限が物すごく減るということを考えますと、出向いていただく、あるいは、時間を確保していただくということに対して広がりがすごくありますので、たくさんの方に参加をしていただいて意見を取りまとめるということに関しては課題もあると思いますが、こちらからの情報提供をするという点では、ぜひお考えを頂いて、市民の方によりよく江別市の総合計画の骨子について御理解いただけるような方法をお考えいただきたいという要望で終わります。

委員長(諏訪部君):暫時休憩いたします。(11:12)

委員長(諏訪部君):委員会を再開いたします。(11:17)
ほかに質疑ございませんか。

岡君:まず、資料5ページのえべつの未来づくりミーティングに関して確認します。
対象グループと書かれていて、これは、これでいいと思うのですが、例えば、子育て世代であれば、どなたがどのように選ばれるのかについては、どのようにお考えかをお伺いします。

総合計画・総合戦略担当参事:各対象グループの設定と選出の仕方でございますが、例えば、子育て世代については、明確にこれで進めますという具体的な手法が定まっているわけではございません。できれば、思いとしては、子育て中の若いお父さん、お母さんで、ふだん、市に対してあまり物を言わない人、興味がないといったら語弊があるかもしれませんが、あまり声を発しない方に、市の状況や現状といったものをお示ししながら、市についてのいろいろなお考え、御意見をお聞きしたいと考えております。例えば、子育てグループの中から御紹介いただく、または、こちらから直で御依頼を差し上げてグループを設定するような方法を考えておりますが、今、これというような具体的な策は持ち合わせておりません。

岡君:手挙げ方式か、団体に御推薦いただくか、もしくは、無作為で抽出して、無作為の中からの手挙げにはなると思いますけれども、幾つかの手法は考えられますので、今、おっしゃられたように、なるべく幅広い方が参加いただけるような手法をぜひ御検討いただければと思います。
次に、資料6ページの(仮称)えべつの未来づくりプロジェクトですが、御説明を頂いて、何となくイメージはつかめたような気がするのですけれども、どのように考えられているのか、もう一度お伺いします。

総合計画・総合戦略担当参事:(仮称)えべつの未来づくりプロジェクトでございますが、これは、市民参加の一環の事業と位置づけておりまして、策定方針に記載のとおり、市民アンケート調査や、えべつの未来づくりミーティングのみならず、不特定多数の市民の皆様から意見を頂戴する手法を検討する必要があるのではないかと考えたところでございます。
この策定方針をはじめとしまして、今後、策定する計画案などにつきましては、適宜、パブリックコメントを行うことを想定しておりますが、その一定期間内であれば、いつでも江別のまちづくりに対して自由な意見を述べることができる場を設けたいと考えております。そこで、こういった手法を検討しました。
そして、具体的な手法としては、市役所の庁舎内にスペースを設けまして、あらかじめ用意した付箋などに意見を記載していただいて、デザイン性のある大きな紙に貼り付けていただくようなことを今の時点では考えております。
なお、このプロジェクトで頂いた御意見についても、ほかの市民参加の手法と同様に、総合計画の構想部分などの検討に活用したいと考えております。
また、庁舎内にこういったものを設置するに当たっては、やはり新型コロナウイルスの感染状況を踏まえた上で、慎重に検討していかなければならないと考えております。

岡君:紙と鉛筆がただ置いてあって、御意見を下さいということでは、なかなか難しいと思います。ぜひ、今、御発言いただいたことを含めて御検討いただければと思います。
話が戻りますけれども、資料4ページの総合計画の構成と期間で、えべつまちづくり未来構想とえべつ未来戦略と、第6次江別市総合計画と大きな体系は変わらないと思いまして、それは、それでよしとしておきます。
ただ、(2)えべつ未来戦略について、どこで誰がどのように決めるのかというところが、やはり重要になってくると思います。その点は、資料9ページのスケジュールを見ましても、どのように、えべつ未来戦略の政策が抽出され、選ばれていくのか、今の時点での考えをお伺いします。

総合計画・総合戦略担当参事:えべつ未来戦略の策定時期についての御質疑かと思います。
先ほども御説明いたしましたとおり、第7次江別市総合計画は、えべつまちづくり未来構想とえべつ未来戦略の2本柱で行きたいと考えておりまして、令和3年度で人口分析、現状分析、市民参加の手法をいろいろと行ってまいりたいと思っています。令和4年度には、引き続き、市民参加の手法、そして、令和4年度にえべつまちづくり未来構想部分を考えていきたいと思っております。
えべつ未来戦略については、首長の思いが本当に色濃く反映されるものでもあると考えておりますので、策定の最終年度であります令和5年度で具体的に検討を進めてまいりたいと考えております。

岡君:令和5年度になると、市民参加の手法というよりは、江別市行政審議会での審査がメインになるというイメージかと思います。首長の改選との兼ね合いもあって、難しいところかと思うのですが、今のお話ですと、えべつ未来戦略については、令和5年度以降、恐らく、主に江別市行政審議会での審査になるのではないかというイメージの理解でよろしいですか。

総合計画・総合戦略担当参事:言葉足らずで申し訳ありませんでした。
えべつ未来戦略を令和5年度だけで策定するとなると、相当タイトなスケジュールでなかなか難しいと思いますので、えべつまちづくり未来構想の部分は市民参加の手法などを用いながら、その意見をしっかりと反映させていきます。それを踏まえた上で、えべつ未来戦略の部分についても、一定程度を策定しておく必要があると思います。
ただ、先ほども申し上げましたとおり、令和5年4月には江別市長選挙が予定されておりますので、江別市長選挙後にえべつ未来戦略部分が変更になる可能性も考えられますことから、そういった変更がしっかりとできるような体制で、令和4年度と令和5年度を進めていきたいと考えております。

岡君:やはり、えべつ未来戦略の部分が非常に重要かと思うのですけれども、個別のグループに聞いたら、皆さん、自分たちのグループの事業が大事と言うのは当たり前で、それは別に悪いという話ではありません。ただ、それを踏まえた上で、では、全体として、江別市は次の10年をどこに重点を置いていくかというのは非常に重要なところでございます。ぜひ、その点でも市民の意見を十分に得た上で、なおかつ、きっちりと重点を決めるところに重きを置いて決めていただければと思います。

委員長(諏訪部君):ほかに質疑ございませんか。

佐藤君:えべつの未来づくりミーティングの対象グループのところですけれども、などの中に障がい者の方の意見を聞くというミーティングもあるのかどうか、お考えがあれば、お伺いします。

総合計画・総合戦略担当参事:現時点では、などということでくくっておりまして、状況に応じて、我々も、少なからず、これよりも多くの団体の方たちにいろいろなお話を聞きたいと思っておりますので、当然、障がいをお持ちの方について、いろいろなお話や御意見をお聞きしたいという考えは持っておりますので、そういったことも検討しながら進めてまいりたいと思います。

委員長(諏訪部君):ほかに質疑ございませんか。

角田君:第6次江別市総合計画の策定で経験していることをブラッシュアップしていくのでしょうから、それほど心配はしていないのですが、一方で、1点だけに絞ってお伺いします。
庁内検討会議、つまり、江別市役所内からのプランをどのようにつくっていくか、あるいは、どのような意見を聞いていくかという今の構想について、市長の部分の検討はいいですので、一般職員ほかを含めた部分の検討の仕方をどのように考えているのか、お聞かせください。

総合計画・総合戦略担当参事:庁内の検討体制という御質疑と思いますが、具体的にこれといった手法を固めているわけではございません。
第6次江別市総合計画策定時には、理事者をトップとした部長職、次長職、また、若手職員で庁内体制を組みながら検討を進めてきたところでございますが、今回も同様に、理事者をトップとした庁内の検討体制が必要だと考えております。
さらに、今、考えているのは、資料9ページのスケジュールにも記載をさせていただきましたが、これから江別市の未来を支える若手職員にもしっかりと参加していただきたいということで、あえて若手職員の参加ということをえべつの未来づくりミーティングに書かせていただきました。
こうした若手職員にもしっかりと参加いただいて、ふだん、窓口業務や事務の業務をしている若手職員にも外に出ていただいていろいろな声を聞いていただきたいと思います。その中でいろいろな協議をしながら庁内体制を組んで、理事者や部長職といった職員に提案できる手法を考えたいと思っております。

角田君:ミーティングの場に若手職員を参画させることは、本当にとてもすばらしいことであり、説明の段階でこれをもっと強く言ってもよかったと思います。
実は、個人的な感想ですけれども、今回のコロナ禍で緊急的な措置を行うに当たって、悪く言えば専門的過ぎると思います。つまり、自分たちの職務を頑張るのは分かるのですけれども、ほかのことを知らな過ぎます。つまり、市民がどのような考えを持っていて、世の中にどのような制度があり、あるいは、極端な話、北海道の所管について市職員は知らなくてもいい、それでも仕事ができるからと、そういうように少し世間知らずな部分があると思っています。
そういう中で、こういうプランニングをしていくには、基礎自治体である江別市ならば、市民の声を聞くに当たってはもっと総合的な知識が必要でしょうし、それは市職員の研修の問題でもありますが、一方でそういう声を聞く機会も少な過ぎるのではないかと思います。ですから、若手職員のみならず、中堅職員、一定程度の職員も、市民の声を直接聞く、あるいは、それに応えるために勉強する、そのためにもこういうミーティングに参画すべきではないかと考えます。
これについて、企画政策部の範囲で結構ですので、第7次江別市総合計画を策定する中で、市職員が市民の声をいかに把握できるのか、アンケートの集計などの数字ではなくて、生で聞く機会をつくるという考え方についてどのように思いますか。

総合計画・総合戦略担当参事:角田委員から頂きました御意見は、ごもっともだと思っております。中堅職員、若手職員が総合計画の策定のプロセスに入っていただいたことで全てが解決するということではないのかもしれませんが、これをきっかけにしてまちづくりに興味を持っていただき、参画していただける流れをつくりたいと思っております。

角田君:逆に言えば、専門性を持っている方々は多々います。
江別市総合計画はそれほど見直しにならないという前提で判断すれば、さほどの影響はないのですけれども、今、国からの指示もあり、各種の計画をつくるのが本当に大きな業務となっていて、多種多様な計画ができています。
市民の声を聞いて、新しい総合計画を策定していく上で、ほかの計画との整合性をきちんと把握できるのも専門職員であります。それは、庁内検討の中で、ある程度できるのでしょうけれども、実際に計画はできたが、現実的に機能していない、動いてない計画、あるいは、足りない部分、至らない部分のある計画もあります。あるいは、予想以上の効果を持って、もっと違う計画にしたいという声も一方ではあるのですが、庁内検討会議のシステム上、なかなか言いづらい部分もあろうかと想定できます。
そうなると、市民アンケートのみならず、無記名による庁内の職員アンケートなども必要ではないかと思います。言い換えると、現場で動いている人の声をどのように吸い上げて、計画をより実効性があるものにしていくかという視点が必要だと思うのですけれども、その辺についてはどのように考えますか。

総合計画・総合戦略担当参事:庁内の検討体制に関わることかと思いますので、その手法は、今、頂いた御意見を踏まえながら、しっかりと検討していきたいと考えております。

角田君:細かい具体例を挙げながら質疑していますので、散らばってお聞きしていますけれども、市民の参画と多くの声を聞くのは当然です。しかし、今までそれを担って頑張ってきている、経験を持っている職員の声をいかに生かして現実化、具体化するかということも大事だと思いますので、その辺も含めて、計画立案を頑張っていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

委員長(諏訪部君):ほかに質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
これをもって、企画政策部所管事項を終結いたします。
企画政策部退室のため、暫時休憩いたします。(11:34)

委員長(諏訪部君):委員会を再開いたします。(11:35)
休憩中に確認いたしましたとおり、次回の委員会は、8月5日木曜日の午後1時30分より開催いたしたいと思いますが、よろしいでしょうか。(了)そのように確認いたします。
最後に、4その他について、各委員からございませんか。(なし)
事務局からございませんか。(なし)
以上で、本日の委員会を散会いたします。(11:35)