ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
トップページ > 江別市議会会議録 > 委 員 会 会 議 録 の 閲 覧 > 令和3年分の目次 > 経済建設常任委員会 令和3年7月15日(木)

経済建設常任委員会 令和3年7月15日(木)

印刷用ページを表示する 掲載日:2022年3月2日更新

(開会前)

※ 日程確認

(開 会)

委員長(高間君):ただいまより、経済建設常任委員会を開会いたします。(9:58)
本日の日程は、開会前に確認したとおり、次第に記載のとおり進めてまいりたいと思いますが、よろしいでしょうか。(了)そのように確認いたします。
なお、本日の委員会に、石田委員が欠席する旨の通告がございましたので、報告いたします。
また、傍聴希望者がおり、入室を許可したので、報告いたします。
水道部及び傍聴者入室のため、暫時休憩いたします。(9:59)

委員長(高間君):委員会を再開いたします。(10:00)
1水道部所管事項、(1)報告事項、アの大規模工事の概要についてを議題と致します。
本件に対する報告を求めます。

水道整備課長:私から、江別市水道施設整備事業大麻低区線外配水本管布設替工事1工区の概要について御報告申し上げます。
資料の1ページをお開きください。
1工事概要でありますが、契約につきましては、5月26日に入札を執行しまして、龍田・吉田共同企業体と、税込み額1億8,150万円で5月28日に請負契約を締結したところであります。
工期は、令和4年1月31日までとなっております。
工事内容につきましては、後ほど図面にて御説明いたしますが、配水本管を布設する目的と致しまして、ダクタイル鋳鉄管GX形口径400ミリメートルは、昭和41年に布設された大麻地区におけるJR横断管の老朽化更新のため、基幹管路等耐震化計画に基づき、耐震管へ布設替えするものです。
次に、ダクタイル鋳鉄管GX形口径250ミリメートルは、野幌若葉町高台地区への安定した水道水供給のため、耐震管を新設いたします。
また、撤去するダクタイル鋳鉄管口径400ミリメートルは、過年度にて布設替え工事が完了した大麻送水管の廃止した管であり、今回の工事に伴い、撤去いたします。
資料の2ページをお開き願います。
資料上段の図は、水道の配水区域図を示しており、江別市の水道水は、図左下の石狩東部広域水道企業団から受水、これは通称石東系と呼んでおります。それと、図右中ほどの千歳川を原水とする上江別浄水場系、この2つの系統によって配水しております。
次に、下段の図は、上段の配水区域図を立体的に表した配水システムのイメージ図であります。
石東系から受水した水は、標高が高い大麻高区配水池に一度ためられ、自然の位置エネルギーを利用した自然流下により、オレンジ色の線で示した左側の線が大麻地区へ、真ん中のオレンジ色の線が野幌鉄南地区へ配水し、右側のオレンジ色の線は大麻低区配水池へ送水を行っております。
また、大麻低区配水池から自然流下により、青色の線で示した野幌地区へ配水しております。
一方、上江別浄水場からはポンプにより加圧し、主に紫色の線で示した江別地区へ配水しております。
さらに、上江別浄水場は、大麻送水管により大麻低区配水池と接続されているため、双方の水源間における水の融通が可能となっております。
この大麻送水管は、これまでに管路の更新に合わせて口径を400ミリメートルから500ミリメートルに増径し、令和元年度に耐震管への布設替え工事が完成済みであります。
今回、布設替え工事を実施する口径400ミリメートル配水本管は、上段の配水区域図、下段の水道の配水システムイメージ図で赤色の線で示しており、大麻低区配水池から野幌地区へ配水するための管であります。
現在、野幌地区は青色の線で示している大麻地区をJR横断しているルートから配水しておりますが、将来の段階的な管網整備を踏まえて、赤色の線で示すように、野幌地区のJR高架下ルートにて配水管の整備を行います。
また、この管路は、これまで当委員会へ御報告してまいりました停電等災害時の断水を防止する対策として、石東系の水を最大限活用した自然流下配水方式を強化するための管路であります。
次に、緑色の線で示している新設する配水本管は、野幌若葉町高台地区へ配水する管路であります。
現在、野幌若葉町高台地区へは、上段の図、中央のオレンジ色の線で示す野幌鉄南地区側の配水本管から配水していますが、近年、宅地造成等による水需要が増加していることから、より安定した水道水供給のため、図左側のオレンジ色の線で示しているルートから新たな配水本管を新設する工事となります。
以上です。

下水道施設課長:私から、江別市公共下水道緑町ポンプ場雨水ポンプ機械設備更新工事の概要について御報告申し上げます。
資料の3ページをお開き願います。
工事の概要でありますが、契約につきましては、6月9日に入札を執行しまして、青木工業・いわすい建設共同企業体と、税込み額2億636万円で6月11日に請負契約を締結したところであります。
工期につきましては、令和3年6月11日から令和4年3月11日までとなっております。
下水道施設の更新につきましては、老朽化した施設を計画的に、効率的に管理するために策定したストックマネジメント計画に基づきながら進めているところでありますが、今回、工事の対象としている雨水ポンプ1台と更新する設備一式は、昭和45年に設置してから51年ほど経過しており、交換部品の入手も難しくなってきているため、更新するものであります。
資料の4ページをお開き願います。
資料上段は、雨水ポンプの運転をイメージ化したイラストであります。
河川の上流で大雨が降り、水位が上昇した際には、イラストのように河川の水が市街地に逆流してきますので、それを防ぐためにゲートを閉める必要があります。このときに、市街地で雨が降りますと、流れていく先がなく、そのままでは浸水被害が発生しますので、雨水ポンプを使いまして強制的に河川に排除する仕組みになっております。
次に、ポンプの概要でありますが、今回、更新する雨水ポンプは、資料下段の写真1の一番手前にあるポンプでありまして、設備の全長が8メートル近くある大型のポンプであります。
ポンプの構成としましては、写真に写っている設備のほか、地下の水槽内にもポンプの本体がありまして、写真2を見ても分かりますとおり、下水道が管理しているポンプの中では最大のものとなっております。
ポンプの能力としましては、今回、更新するポンプを含めて全部で4台ありますが、これら全てのポンプを動かしますと、1分間当たり約250立方メートルの雨を処理することができます。これは、例えば、一般的な学校のプールで試算しますと、1分30秒程度で空にできる能力を有しております。
これらの雨水ポンプは、過去の大雨災害時におきまして、実際に雨水排除の役割を果たしておりまして、近年におきましても、河川水位の上昇に伴い、運転を行うことが数年に一度の頻度で発生しているところであります。
大雨災害はいつ起こるとも限らないため、雨水ポンプは年中いつでも動かせるように定期的に試運転調整を行っております。
ただ、いずれのポンプも老朽化が進んでいるため、順次、更新を行っておりまして、これまでのところ、4台あるポンプのうち2台の更新を終え、今回、更新する雨水ポンプは3台目となります。最後の4台目の更新については、来年度以降を予定しております。
以上です。

委員長(高間君):ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。

島田君:まず、大麻低区線の工事の関係ですけれども、このダクタイル鋳鉄管GX形は耐震管ですが、その特徴として、既存のものとはどのように違うのでしょうか。

水道整備課長:ダクタイル鋳鉄管GX形でございますが、従来の鋳鉄管の次にNS形という形式が出ております。そのNS形より新しいものがGX形、これはメーカーの名称でいきますと、ネクスト・ジェネレーションという名称でGXということですけれども、普通の鋳鉄管の継ぎ手部分が離脱の防止機能となっているものですから、伸縮性と可撓性を備えております。それに加えまして、長寿命化を実現するための外部塗装を施したものが、このGX形という管の特徴となっております。

島田君:この耐震性というか、震度5、震度6、震度7とありますけども、限界はあるのでしょうか。

水道整備課長:基本的には、マグニチュード6.5に耐えられる構造となっております。

島田君:単純にマグニチュード7の場合は少し危ないのでしょうか。余裕を持っているわけではないのでしょうか。

水道整備課長:この規格に関しましては、阪神・淡路大震災の後の規格になっておりますので、その程度の地震に関しては耐えられるものと認識しております。

委員長(高間君):ほかに質疑ございませんか。

高橋君:配水本管の布設替えに関して、私からもお伺いしたいと思います。
市の水道の計画をきちんと覚えていないものですから伺いたかったのですけれども、今回、資料2ページの上の図のように、赤い線で書かれたところを整備していくということですが、これは、今、青い線で書かれている大麻低区線に代わるものなのか、あるいは、両方を生かすということなのか、どんな計画になっているのか、教えてください。

水道整備課長:現在の計画で行きますと、上の図の大麻低区線の耐用年数が来ることによりまして更新を予定しているものですから、この切替えで幹線を潰すことができないといいますか、断水することができないので、先に赤色の線の新しい管を整備した後に、このオレンジ色の大麻高区系も関連してくるのですけれども、大麻地区に回している大麻高区系、大麻低区系の布設替えを現在予定しております。そのために、先に赤色の線で野幌地区に水を供給する管を布設するものであります。

委員長(高間君):ほかに質疑ございませんか。

干場君:雨水ポンプの更新についてです。
先ほど、雨が降ったときに逆流等を防ぐ対応ができる、1分間で約250立方メートルの雨を処理できるという表現で御説明がありました。
ただ、これまで国内であったような、想定外の雨になれば難しい面もあると思うのですが、想定外の雨が降ったときの河川の増水にも対応ができるという理解でよろしいのか、その辺を少し分かりやすく御説明ください。

下水道施設課長:まず、雨水ポンプの能力につきましては、先ほど例を挙げて申しましたとおり、1分間当たり約250立方メートルの処理が可能で、一般の小学校のプールを全部空にするのに1分30秒程度というかなりの能力を有しております。
これまで、過去10年間の中で4度ほど稼働しておりまして、平成23年、平成24年、平成28年、平成30年とそれぞれ稼動して、今、委員から御指摘がありましたような状況がありましたけれども、全て一応処理できていたというところでございます。

干場君:もう1点、お伺いしたいのですけれども、今回、この2点の大規模工事の請負者は、共同企業体ということですが、江別市として、こうした共同企業体を取り扱うに当たっての運用基準といいますか、取扱い要綱等があって、それに基づいて、これまでも、そして、今回も取り扱われているのかどうか、確認させてください。

委員長(高間君):暫時休憩いたします。(10:18)

※ 休憩中に、答弁調整を行う。

委員長(高間君):委員会を再開いたします。(10:18)

総務課長:ただいまの入札の条件としました共同企業体で発注する場合の適用範囲等ですが、一応、対象となる工事の種類や規模につきまして、土木工事の場合は設計金額が6,000万円以上と定めております。
そして、構成員を2社または3社ということで、これは、土木工事や建設工事など、工種ごとによって変えていますけれども、それらによって、工事の規模、設計金額については、ただいま言ったような土木工事、その他工事、水道管、水道施設や電気などの機械設備の場合は設計金額が2,000万円以上、これらの発注工事の中から適用範囲としました共同企業体の要件を定めているところであります。

干場君:今、御説明を頂きまして、それは具体的な基準のお話だったと思うのですが、江別市として、要綱のような、指針のようなものをお持ちかどうか、その点について伺います。

総務課長:江別市水道部共同企業体取扱要綱を定めて、それに基づいて執行しております。

委員長(高間君):ほかに質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
これをもって、水道部所管事項を終結いたします。
経済部入室のため、暫時休憩いたします。(10:20)

委員長(高間君):委員会を再開いたします。(10:21)
2経済部所管事項、(1)報告事項、アの指定管理施設の更新等についてを議題と致します。
本件に対する報告を求めます。

商工労働課長:それでは、私から、今年度の江別市勤労者研修センターの指定管理施設の更新等について御報告申し上げます。
資料を御覧ください。
経済部商工労働課が所管しております江別市勤労者研修センターは、勤労者の教育、研修及び訓練の用に供するための施設として緑町西1丁目103番地に設置されております。
令和4年度からの指定管理者の指定期間は4年を予定しており、公募にて選定を行う予定となっております。
なお、現在の指定管理者は、特定非営利活動法人江別IT技術者協会であり、平成30年度から令和3年度までの指定管理料は3,688万9,000円となっております。
昨年度までの江別市勤労者研修センターの利用者数は3万3,229人、自主事業参加者数は73人という結果になっております。
以上です。

委員長(高間君):ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
これをもって、経済部所管事項を終結いたします。
建設部入室のため、暫時休憩いたします。(10:23)

委員長(高間君):委員会を再開いたします。(10:23)
3建設部所管事項、(1)報告事項、アの弥生団地H棟駐車場の看板倒壊による物損事故についてを議題と致します。
本件に対する報告を求めます。

建設部長:初めに、私からお話をさせていただきます。
これまでも施設の適切な管理につきましては、注意喚起してまいりましたが、このたび弥生団地H棟の入居者用駐車場におきまして、駐車場出入口に設置されていた看板が強風のため倒壊し、駐車しておりました車両に損傷を与える事故が発生いたしました。
本日、御報告するとともに、深くおわび申し上げます。申し訳ございませんでした。
今後は、このような事故が起こらないように施設管理のさらなる徹底に努めてまいります。
詳細につきましては、建築住宅課長から報告させていただきます。

建築住宅課長:私から、弥生団地H棟駐車場の看板倒壊による物損事故について御報告いたします。
資料の1ページをお開き願います。
初めに、事故の発生場所ですが、江別市弥生町18番地の1、市営住宅弥生団地H棟の入居者用駐車場でございます。
次に、事故の発生日時ですが、令和3年6月4日金曜日の未明から午前8時30分までの間と推測されます。
3事故内容ですが、弥生団地H棟駐車場出入口付近に設置されていた支柱の部分を含めた高さが185センチメートル、幅が175センチメートルの鉄製の看板が強風により倒れ、看板の後ろに駐車していた車両の背面に接触し、背面のガラスからバックドアにかけて擦過痕を負わせてしまったものです。
次に、事故の原因ですが、看板の支柱部分が経年劣化のため、さびていたところに、当時、平均風速10メートルから13メートルほどの強風が吹いたため、看板の支柱の片方が耐え切れずに折れてしまったものと推測されます。
事故の発生状況としまして、事故の位置図、また、資料の2ページには、倒壊した看板及び車両の写真を掲載しております。
損傷を負わせてしまった車両は、1番の写真で右側に2台並んでいる黒い車のうち、奥側の車両になります。
3番の写真で赤い丸で囲まれた場所が傷をつけてしまった場所で、隣の4番の写真が傷の状況を拡大したものとなっております。
市営住宅の管理につきましては、日頃より適切に行うよう努めてきたところではございますが、今回のような事故が今後起こらないよう、より徹底して管理に努めてまいりたいと考えます。
以上です。

委員長(高間君):ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。

島田君:看板を支えている支柱ですけれども、どういった部材でできているのですか。

建築住宅課長:資料の2ページの写真の左上、1番にも出ているのですけれども、鉄製の支柱です。

島田君:足場に使っている、いわゆる単管と言われているものですか。

建築住宅課長:単管ではなく、四角の鉄柱になります。

島田君:鉄はさびると思うのですけれども、折れるまでといったら相当な年月か、何か傷つけて、そこからさびが入ってというように、自然の状態では強風で折れるということは考えられないのですが、抜けたわけではなく、折れてしまったのでしょうか。

建築住宅課長:土とちょうど接する部分のさびが進行しておりまして、見た感じでは大分前からさびが進行しておりました。ですから、この事故が起こる前からかなりふらついていたと推測されます。

島田君:これからの対策としては、今と同じような設置の仕方ではまずいということで、支えるものが必要になってくると思いますけれども、どのように考えているのでしょうか。

建築住宅課長:今回の事故を受けまして、まず、他の市営住宅で同じような看板を設置しているところを点検しましたけれども、ほかの部分については、そのときは特に異常が発見されませんでした。
今回、倒壊したこちらの看板については、来年度ぐらいには新たに設置したいと考えているのですが、今回、さびが発生した土と接する部分には、例えば、コンクリートの根巻きなどを設けて、多少、腐食に強い仕様にしたいと考えています。

島田君:最後ですけれども、支柱的な支えという形状にはしないということでしょうか。

建築住宅課長:支柱について、風に強いものを考えたいとは思いますが、具体的な仕様はまだ考えていないところです。

委員長(高間君):ほかに質疑ございませんか。

高橋君:資料2ページの写真を見せていただきますと、この看板には、江別市建設部建築住宅課と団地駐車場管理組合の名称があるのですけれども、設置自体は市で行った看板ということでしょうか。

建築住宅課長:看板については、平成23年に市で設置しております。

高橋君:日頃の管理体制といいますか、どこが責任を持つ形で運用されていたのでしょうか。

建築住宅課長:日頃の管理ですけれども、設置したのが江別市ということですから、江別市が管理すべき看板であったと認識しております。

委員長(高間君):ほかに質疑ございませんか。

干場君:市営住宅の駐車場の看板ということですので、市の管理ということだと思うのですけれども、事故の原因の説明の文章から読み取ると、日常的にどういったペースで定期点検を行っていたのか、確認させてください。

建築住宅課長:市営住宅につきましては、建築基準法による資格者の点検を3年に一度行っているところでありますが、こういった看板については、法的な点検項目には入っていなかったため、3年ごとの点検は行っていなかった状態です。
建築基準法が適用されていない看板や工作物については、例えば、入居者からの通報や、建物の管理人からのお知らせ、あとは、家賃の徴収員が毎日出歩いていますので、そういった職員からの連絡で対応していたところですけれども、今回の看板につきましては、点検はできていなかったと言わざるを得ないと考えております。

干場君:今回、人の被害がなくて本当に何よりだったと思っています。この看板は、団地駐車場管理組合と連名になっていますし、3年に1度の点検の規定に看板は入っていないということですけれども、今後に向けて、この辺りの点検のペースも含めて、点検の在り方について、改めて考えていることが何かあれば、お伺いします。

建築住宅課長:市営住宅の駐車場につきましては、こちらの看板に書かれているとおり、団地の自治会に管理をお願いしているところでありまして、市の施設ではあるのですけれども、車庫証明を取ったり、駐車料金を徴収するといった管理については、団地の自治会等にお願いしているところでございます。ですから、今後は、日常の点検で職員がこういった部分も注意深く見ると同時に、駐車場の管理をされている方との連携もより図っていきたいと考えております。

委員長(高間君):ほかに質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
次に、イの指定管理施設の更新等についてを議題と致します。
本件に対する報告を求めます。

道路管理課長:私から、江別市大麻中町駐車場に係る指定管理施設の更新について御報告いたします。
資料の3ページを御覧ください。
道路管理課が所管しております江別市大麻中町駐車場につきましては、駅周辺における道路交通の安全と円滑化を図り、市民の利便に供するための施設として、昭和46年に開設し、利用されているところです。
施設の主な概要でありますが、構造は平面の自走式、収容台数は105台、利用時間は午前6時から翌日の午前0時30分までとなっており、管理棟に管理人1名が常駐し、運営を行っているところです。
令和4年度からの指定管理者の指定期間は4年を予定しており、利用者の利便性の向上や効率的かつ効果的な運営を図るため、公募後、江別市指定管理者選定委員会による意見聴取を経て、選定を行う予定としております。
なお、現在の指定管理者は、江別環境整備事業協同組合でありますが、平成30年度から令和2年度までの3年間の指定管理料は、それぞれ999万7,180円、1,014万円、1,043万4,000円となっており、利用台数は、それぞれ4万6,613台、4万5,538台、2万7,389台となっております。
更新に係るスケジュールにつきましては、資料下段に記載しておりますので、御参照願います。
以上です。

都市建設課長:私から、都市公園の屋外体育施設に係る指定管理施設の更新について御報告いたします。
資料の4ページを御覧ください。
都市建設課が所管しております飛烏山公園、石狩川河川敷緑地の運動公園2か所と大麻中央公園ほか4公園に設置しております野球場及びテニスコートの屋外体育施設につきましては、市民の運動の用に供するための施設として緑町西2丁目11番地ほかに設置されているものであります。
令和4年度からの指定管理者の指定期間は8年を予定しており、市内の体育館など、屋内の体育施設と一体として管理運営することが利用者の利便性向上や効率的かつ効果的な運営につながることから、非公募にて選定を行う予定となっております。
なお、現在の指定管理者は、一般財団法人江別市スポーツ振興財団で、平成30年度から令和3年度までの指定管理料は7,264万4,000円となっております。
昨年度までの過去3か年の屋外体育施設の利用人数は16万4,065人、自主事業参加者数は3,309人という結果となっております。
都市公園の屋外体育施設については、以上でございます。
続きまして、都市公園の指定管理者の募集について御報告いたします。
資料の5ページを御覧ください。
都市建設課が所管しております江別市都市公園は、良好な都市環境の向上を図るため、現在、市内に232の公園が設置されております。
このうち、先ほど御報告しました屋外体育施設の指定管理者が管理する2つの運動公園と、令和3年度の秋頃に千歳川の堤防整備に伴い廃止を予定している街区公園1公園を除いた229公園の都市公園の指定管理者を公募にて選定する予定で、指定期間は令和4年度から4年間を予定しております。
なお、募集に当たりましては、昨年11月の当委員会において御報告したとおり、今年5月に江別市指定管理者選定委員会に、再度、募集を行うことについて意見を伺い、了承を頂いたことから、今回、募集を行うものであります。
今年度につきましては、昨年度に引き続き、暫定的な処置として、市の直営による公園管理を行っておりますが、参考に令和元年度までの指定管理者の実績を記載しております。
以上です。

委員長(高間君):ただいま報告を頂きましたが、初めに、道路管理課所管の大麻中町駐車場についての質疑をお受けいたします。
質疑ございませんか。(なし)
次に、都市建設課所管の屋外体育施設についての質疑をお受けいたします。
質疑ございませんか。

齊藤君:確認も含めてお伺いします。
今回の都市公園の配置人数の関係ですけれども、私の聞き間違いだったらそれでよろしいのですが、先ほど、現状の5名から令和4年度からは8名にすると聞いたと思うのですが、違いますでしょうか。現状の人数のままということで、確認してよろしいですか。

都市建設課長:今の御質疑の件ですが、配置人数は5名で変わりございません。

齊藤君:配置の予定は5名で変わりませんか。

都市建設課長:配置人数は5名で、同数でございます。

委員長(高間君):ほかに質疑ございませんか。(なし)
次に、都市建設課所管の都市公園についての質疑をお受けいたします。
質疑ございませんか。

本間君:市内にこれだけの数の公園がありますから、1団体もしくは1者で、この大きい公園から小さな公園まで全てを指定管理でお願いするとなったときに、江別市指定管理者選定委員会のめがねにかなう団体が出てきていないのが、昨年からの実態であろうと思っております。
その上で、現在は、昔の形に戻って直営ということになっておりますけれども、今、直営で行っている概要、例えば、どんなところをどういったところに委託しているという概要を少し教えてください。

都市建設課長:委託の概要ということで御答弁したいと思います。
現在、都市公園の維持管理に関わる委託としましては、まずは、公園の草刈り、あとは、清掃、樹木管理、公園の巡視に関わる維持管理業務がありますが、委託業務につきましては、全て春先に業務発注済みでございます。
ただ、草刈りに関しましては、市内一円で箇所数も多いということで、市内を5工区に分けて発注している状況でございます。

本間君:草刈りや剪定、巡回清掃、遊具の点検などと細かく分けて、それぞれ委託で発注しているということだと思います。
まず、1点、今年も見ていて思いますけれども、この直営が悪いということを言っているわけではありませんが、しっかりとした公園の維持管理、点検作業が十分になされているのか。
よく私は、地元の地域の皆さんから、特に公園に関して課題を受けることが多々あります。その中で、先ほどの駐車場の看板の話もそうですけれども、どうも日常の点検、巡回で発見される、なぜこれがこれだけの期間放置されていて、こういう状況になっているのかなど、いろいろと課題が多いと思っています。
何が言いたいかというと、しっかりとした維持管理、点検作業、巡回作業が全てきちんと行われているのか。直営が悪いと言っているわけではないですが、その部分について、担当部局として、今、市内一円の公園の維持管理、点検も含めて、しっかり行われていると思うか、その辺の考えを教えてください。

都市建設課長:ただいまの質疑の件でございますけれども、維持管理につきましては、市内一円、公園の状況を巡視という形で点検しているわけですが、2週間に1回、市内の公園を一巡するというスケジュールで巡回しております。
遊具につきましても、資格のある人物に点検をしてもらって、腐食がないか、使用が可能かどうかという判断も含めて、点検を委託しているところでございます。
そういうところで、不具合がないように、巡視や点検ということで取り組んでいるところでございます。

本間君:そういうことを聞いているわけではないので、もう1回聞きます。
今の2週間に1回でもいいですが、それがしっかりと行われているか、それを聞いています。

建設部長:今の本間委員の御指摘ですけれども、都市建設課長が答弁させていただいたとおり、定期的に周期的に点検等はしているところですが、完全に対応できているかと言われると、それは確かにいろいろと不具合が発生することもございます。ただ、今のやり方の中で十分適切に対応してまいりたいと思いますし、随時、より適切な管理ということで考えまして、公園管理に努めてまいりたいと思っております。

本間君:建設部長から答弁いただきましたので、質疑を変えます。
2週間に1回なら2週間に1回でもいいですけれども、例えば、樹木が倒れている、何かが外れているなど、黄色いテープを貼っているところもあります。ただ、それらは、私の中では、とてもではないけれども、2週間以内とは思えないものも多々あります。これは、相当な期間、放っておいているのではないかということです。そういうことも含めて、しっかりとできているのですかということを聞いています。できていないと思っております。
その上で、何が言いたいかというと、今回、指定管理者を募集するに当たっても、最初に言いましたけれども、229か所の公園を1団体、1者でできるところは果たしてあるのかということです。今、草刈りについては5つに分けて、委託しているようですけれども、それ以外の部分、例えば、巡回清掃や遊具の点検は、1つのところで、ましてや、草刈りから剪定まで全ての項目を1団体に行ってもらうということは難しい、できないだろうと私は思っています。できないから、草刈りは5つに分けているわけです。
前回の令和2年度のときの指定管理者の募集では、手を挙げていただいたところはあったけれども、江別市指定管理者選定委員会としては、残念ながら、そこにお任せするのはなかなか難しいだろうということでした。逆を言えば、229か所という大きな指定管理だからそうなったと思います。また、今回もそういう形で募集をされるわけですが、それは江別市指定管理者選定委員会で大丈夫だというところがあればいいですけれども、今回もどうなるか分からないということであれば、私が先ほど言ったように、229か所の公園を1つのところに任せるのはあまりにも難しいのではないでしょうか。
そう考えると、例えば、草刈りを5つに分けているのと同じように、3地域あるなら3分割する、公園の大きさで変えるなど、そのように指定管理を分割していくということも一つの方法ではないか、そうすることによって市内の業者で手を挙げていただけるところも出てくるのではないかと思っています。
そのような意味合いで、私は、現状から行けば、十分に公園の維持管理がされているとは到底思えません。今回は、こういうことで募集するということでいいですけれども、考え方としては、229か所は少し多すぎるのではないかと思っているのですが、いかがですか。

都市建設課長:確かに、業務量が多い部分と、点検する上で確認する数が多いというところで、量としては、なかなか見切れない部分もあるかもしれないですけれども、そこは、業務が遂行できるかどうかも含めて、指定管理者となった団体と協議するというところでございます。
今のところは、指定管理自体を複数に分けるという考えはございません。その理由としましては、指定管理者ごとに事務所や人員配置で余計に経費がかかるという点も考えられますし、指定管理を分割することによって、利用者サービスのばらつきが出てくるという懸念もあるものですから、今のところは分けないで1団体で募集と考えております。

委員長(高間君):答弁が若干ずれているように思います。
本間委員は、今回のものはしようがないと言われていて、それ以降のことを、そのような形で行ったほうがいいのではないかという質疑です。今すぐということではなく、今回が終わった後、建設部でどのような考え方をするかということだと思うのですが、いかがでしょうか。
その辺をどう考えていくのか、御答弁を頂きたいと思います。今回のことは、決まったことなので、このまま行くのもしようがないと思いますけれども、今後のことについて、こうではないかという御提言を頂いていて、それをどのようにお考えになりますかということです。

建設部長:今の御指摘でございますけれども、都市建設課長も答弁したように、取りあえず、今、公募させていただいているということを報告させていただいたところです。
過去の話になりますと、過去、指定管理されていた企業は、やはり数が多いというところもあって、第三者委託みたいな形を活用して、そういった工夫をされながら負担を配分するような形でそれぞれ取り組まれたということがありました。
昨年も、やはり数があるので、1企業ではなくてグループ構成で応募されております。残念ながら不選定でしたけれども、そういったことがあったというところでございます。
応募された企業もそれぞれ工夫されて提案されているということを踏まえて、取りあえず、今回は従来どおりですけれども、委員が御指摘のとおり、今後において、そのまま行くのが本当によりよい公園管理に結びつくのかどうかということは、常に我々も検証しなければならないと思っていますし、発注した後に、こうしたほうがいいということがある場合は、随時、臨機応変に対応していきたいと考えております。

本間君:建設部長から答弁いただきましたので最後にしますけれども、今言ったようにこれだけの規模ですから、江別市指定管理者選定委員会でお願いするのもなかなか難しいのだろうと思っています。
その上で、今年は、一括で手を挙げていただいて、新しく担ってくれるところが見つかれば、江別市指定管理者選定委員会のめがねにかなったところが見つかれば、それはそれでいいと思っています。ただ、それ以降、規模が大きいがために、市内業者への再委託といいますか、発注もなく、札幌市や市外の業者になるということも含めて懸念をしております。私は、公園の維持管理では、三、四つに分けたところで、利用者のサービスに何か違いや影響が出ることはないと思いますし、逆に、あってはならないことで、もともと、そんなところに発注は出せないと思います。
そんなことから、今後の在り方として、分割ということも考えながら、そして、市内の業者に維持管理してもらえる状況を考えていただければということを要望して、終わりにします。

委員長(高間君):ほかに質疑ございませんか。

干場君:前段の本間委員と若干重なるところがあるかもしれませんけれども、今回、2回合意に至らなかったということがありますから、間違いなくいろいろな課題があったと私たちとしては認識しているところです。
基本的には、これまでどおり募集をかけるということだと思うのですけれども、選定に至らなかったというプロセスが過去に2回あったということであれば、その課題について、多少なりとも解決できるような工夫や変化はあるのか、ここで募集内容をお聞きすることはできないと思いますが、その点について、答弁できる範囲内でお願いします。

建設部長:今の御質疑ですけれども、過去2回、2年連続不選定という結果でございました。
振り返ってみますと、おととしに関しましては、それまで指定管理をされていた企業に応募いただいたのですけれども、提案額がほぼ2倍になったという中で、江別市指定管理者選定委員会からもそういう質問が出たのですが、納得できるような明確な答えが頂けなかったという理由で不選定になったのが1年目でございました。
去年に関しましては、提案の中の体制やマニュアルなど、いろいろと興味深い内容にはなっていたのですけれども、江別市指定管理者選定委員会で具体的にどういう内容かを御質問したところ、それは決まってから考える、まだ決まっていませんなどという具体性のない答えになってしまったものですから、それでは、いい悪いは判断できないということで、去年は不選定になったと理解しております。
そういうことで、どちらかというと、我々の公募内容に問題があるというよりは、提案者側の準備不足というところが大きかったと考えておりますので、今年に関しては、取りあえず、もう一度同じ内容で公募するということでございます。

干場君:今、建設部長から御説明のあったことも、もちろんそうだとは思うのですが、こういう公園の管理、いわゆる現場のお仕事だと思います。指定管理を受けた間でも、職員はこの現場をよく熟知しているものだと思っています。そうした中で、指定管理をしてきたということがあったとしても、今、建設部長から御答弁がありましたけれども、まだ十分に理解できていない部分もあります。
まずは、指定管理をした施設であっても、職員が実情をきちんと把握しておくということが基本だと思っておりますので、そこについては、要望としてお伝えします。

委員長(高間君):ほかに質疑ございませんか。

高橋君:この間、2回の指定管理者の公募については、公開プレゼンテーションも拝見しておりますので、選定されなかった状況についても理解するところです。
ただ、やはり以前指定管理者になっていたときにも途中でトラブルが発覚して、指定期間の途中から直営に戻したという過去の経過もあります。ですから、やはりこの都市公園を指定管理者制度で運営していくには、これまでの経過の中で課題となっていることや、どんな経過があったのかということは、応募してくる団体には分かるような状態になっていることが必要だと思います。
最低でも過去2回の指定管理者の応募のときの資料が公開できるような状態で準備されているのかどうか、その点についてお伺いします。

委員長(高間君):暫時休憩いたします。(11:02)

※ 休憩中に、答弁調整を行う。

委員長(高間君):委員会を再開いたします。(11:05)

都市建設課長:ただいまの高橋委員の御質疑の件ですが、指定管理者の結果の公表につきましては、ホームページで公表されているところでございますが、プレゼンテーションの資料につきましては、今のところ、公表に至ってはおりません。ただ、要望があれば、その都度、対応できるところでございます。

委員長(高間君):ほかに質疑ございませんか。(なし)
全体を通して質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
これをもって、建設部所管事項を終結いたします。
建設部退室のため、暫時休憩いたします。(11:06)

委員長(高間君):委員会を再開いたします。(11:07)
最後に、4その他について、各委員からございませんか。(なし)
事務局からございませんか。(なし)
以上で、本日の委員会を散会いたします。(11:07)