ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
トップページ > 江別市議会会議録 > 委 員 会 会 議 録 の 閲 覧 > 令和3年分の目次 > 生活福祉常任委員会 令和3年7月16日(金)

生活福祉常任委員会 令和3年7月16日(金)

印刷用ページを表示する 掲載日:2022年3月2日更新

(開会前)

※ 日程確認

(開 会)

委員長(裏君):ただいまより、生活福祉常任委員会を開会いたします。(13:29)
本日の日程は、開会前に確認いたしましたとおり、次第に記載のとおり進めてよろしいでしょうか。(了)そのように確認いたします。
また、傍聴希望者がおり、入室を許可したので、報告いたします。
生活環境部及び傍聴者入室のため、暫時休憩いたします。(13:30)

委員長(裏君):委員会を再開いたします。(13:30)
1生活環境部所管事項、(1)報告事項、アの指定管理施設の更新等についてを議題と致します。
本件に対する報告を求めます。

市民生活課長:それでは、私から、今年度の江別市葬斎場の指定管理施設の更新等について御報告申し上げます。
資料1ページを御覧ください。
市民生活課が所管しております江別市葬斎場は、墓地、埋葬等に関する法律及び江別市火葬場条例に基づく火葬を行うための施設として、対雁100番地の4に設置されております。
令和4年度からの指定管理者の指定期間は4年を予定しており、公募にて選定を行う予定となっております。
なお、現在の指定管理者は、株式会社東洋実業であり、平成30年度から令和3年度までの指定管理料は1億8,685万8,000円となっております。
昨年度までの江別市葬斎場の火葬件数は4,162件、待合室利用人数は5万3,772人という結果になっております。
次に、今後のスケジュールにつきましては、資料の下段に記載しておりますとおり、江別市指定管理者選定委員会による被選定者の選定等を経て、第4回定例会に指定管理者の指定の議案を提出する予定となっております。
以上です。

大麻出張所長:引き続き、私から、大麻出張所が所管しております江別市大麻集会所の指定管理施設の更新等について御報告いたします。
資料2ページを御覧ください。
大麻出張所が所管しております江別市大麻集会所は、地域住民の集会等の用に供するための施設として、大麻中町26番地の4に設置されております。
当該施設は、令和3年度末をもって現指定管理者の指定期間が満了いたしますが、同一の建物の大麻体育館では、現在、令和4年度からの8年間を期間とする指定管理の公募の手続を進めております。当該施設につきましては、指定管理者と指定期間を大麻体育館と同一とすることで、効率的な管理ができることから、非公募により選定を行い、指定期間を8年とする予定であります。
なお、現在の指定管理者は、一般財団法人江別市スポーツ振興財団であり、平成30年度から令和3年度までの指定管理料は、4か年合計で2,358万1,000円、昨年度までの利用件数は、3か年合計で1,005件、利用人数は、延べ5万2,424人となっております。
最後に、今後のスケジュールにつきましては、資料の下段に記載しておりますとおりであり、第4回定例会に指定管理者の指定の議案を提出する予定となっております。
以上です。

委員長(裏君):ただいま報告を頂きましたが、初めに、市民生活課の所管施設について質疑ございませんか。

奥野君:それでは、基本的なところを確認させていただきたいのですが、江別市葬斎場は平成元年10月から開設されておりますけれども、今の指定管理者がずっと変わらずに管理されているという認識でよろしいでしょうか。

市民生活課長:開設年月の平成元年10月時点は、市の直営で管理しておりました。指定管理者制度が平成18年4月から始まりましたので、平成18年4月から現在まで、株式会社東洋実業が指定管理者となっております。

奥野君:江別市葬斎場の業務等は特殊だと思いますが、過去に公募したときに、ほかの団体などから応募があったのか、確認させてください。

市民生活課長:指定管理者制度は平成18年に始まりましたが、平成17年に公募したときは、7者からの応募がありました。そして、第2回目の指定期間は、平成22年からでしたので、その前の年の平成21年は、応募が1者だけでしたが、説明会には、株式会社東洋実業のほかにもう1者が来ていたという状況であります。
平成29年の応募時につきましては、募集要項を受け取りに来たのが株式会社東洋実業以外にもう1者ありましたが、応募はなかったという状況であります。

奥野君:特殊な業務だと思いますので、どういった状況なのか、確認させていただきたく、質疑しました。
次に、指定管理料についてですけれども、平成30年度の約4,300万円と比較して、令和元年度、令和2年度、令和3年度は400万円から500万円ぐらい上がっておりますが、火葬件数などを見るとあまり差がないようですので、なぜ上がっているのか、内容を教えてください。

市民生活課長:主な要因としまして、灯油単価の増、そして、消費税率が8%から10%になったことによる増額であります。

奥野君:最後に、参考までに、使用料についてですけれども、待合室利用人数などのほか、どういったところでかかっているのか、教えてください。

市民生活課長:使用料につきましては、市内居住者の火葬料は減免により無料でありますけれども、市外在住者の火葬料が2万4,000円、待合室の使用料が1万1,000円、そのほかに動物炉の使用料が主な内訳となっております。

委員長(裏君):ほかに質疑ございませんか。

佐々木君:江別市葬斎場では、今のコロナ禍において、新型コロナウイルス感染者の火葬があったかどうかと、そういう状況がもしあったとしたら、指定管理料を上乗せするなど、そういうことは考えたのでしょうか。

市民生活課長:まず、新型コロナウイルス感染症により亡くなった方の火葬でありますけれども、現在のところ、新型コロナウイルス感染者の遺体の火葬については28件あります。
新型コロナウイルス感染症で亡くなった場合の火葬につきましては、基本的に、厚生労働省と経済産業省のガイドラインに従って対応しており、江別市としましては、他の利用者がいない午後3時以降の火葬を受け付けております。
会葬に当たりまして、遺族については、保健所の指示に従うように依頼しております。

佐々木君:そういった中で、危険対応もあると思いますが、指定管理料を上乗せすることはありますか。

市民生活課長:既存の指定管理料で対応してもらっております。

委員長(裏君):ほかに質疑ございませんか。

吉本君:先ほど、消費税と灯油代の影響で指定管理料が上がっているとのお話がありましたけれども、最近のニュースで、最低賃金が上がり、今年の10月ぐらいから適用するという報道があった気がします。例えば、令和4年度からの分も含めて、最低賃金の増額は、人件費の単価に影響すると考えてよろしいのか、お考えをお聞かせください。

市民生活課長:江別市葬斎場の指定管理料につきましては、基本協定を結び、それから、毎年度、年度協定を結んでおります。その中で、指定管理者である株式会社東洋実業から人件費についての申出がありまして、それを受けて、江別市が査定すると言ったら語弊がありますけれども、それがベストか、現状と比べてふさわしいかどうかを確認して人件費を決定して、そして、前年度の3月に基本料金の年度協定を株式会社東洋実業と結んでいるという状況であります。

吉本君:そうしますと、令和3年度の場合には、令和3年3月に年度協定を結んでおりますが、私はニュースでしか分かりませんが、令和3年10月から最低賃金の増額を適用させるという内容の全国ニュースだったものですから、令和4年度から4年間の指定管理の契約の中では、例えば、株式会社東洋実業から最低賃金がこれだけ上がっているから職員の人件費を上げたいと申入れがあれば、当然、それは交渉の段階で、市との話合いにより反映されることもあるということですか。最低賃金は、基本的に反映されなくてはいけないものではないかと思いますが、令和4年度については、そういう形で人件費を含めて指定管理料を計算していくと考えてよろしいでしょうか。

市民生活課長:年度協定を締結するときに、株式会社東洋実業から最低賃金の増額に伴う上乗せについて、ある程度明確な形で申出があった場合は、考慮せざるを得ないというか、その分を上乗せすることを検討せざるを得ないと思っております。

吉本君:株式会社東洋実業が指定管理料の中でどのようにするか検討するというのは、もちろんありますが、やはり、公の仕事をお願いして管理してもらっているわけですので、最低賃金は、働く人たちの保障ということで、むしろ行政からお勧めするのが筋ではないかと思いました。
その辺りは、令和4年度の交渉の中で見せていただきたいと思いますので、結構です。

委員長(裏君):ここで、委員の皆様にお願いがございます。
発言に当たりましては、挙手をして、委員長と述べて、指名許可発言を受けてから質疑をお願いしたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
ほかに質疑ございませんか。

鈴木君:何点かお聞きしますが、例えば、札幌市には、里塚斎場や山口斎場など、炉を50基ぐらい持っている大規模な火葬場があります。あそこもたしか指定管理者などが管理していると思いますが、市の直営から委託に切り替えて、ずっと同じ事業者に受託してもらっています。江別市も、公募しても応募が来ないから、ずっと株式会社東洋実業が受託しており、5回目の更新になります。
その辺りについて、公募しても応募が来ないのは分かりますが、火葬業務を行っている事業者は相当数あると思いますので、応募が来ないことに対して、どのような分析をしているのか、教えてください。

市民生活課長:現在において、株式会社東洋実業からしか応募が来ない大きな理由としましては、指定管理者の公募に際して、市内に事業所を有する団体という条件を付してありますので、この条件を満たし、さらに、葬斎場の運営管理のノウハウを持つ事業者が少ないため、株式会社東洋実業しか応募できていないと考えております。

鈴木君:市内に事業所を有しているという条件を付すのは正しいけれども、やはり、こういう特殊業務については、制限をかけるのは果たしていかがなものかと思います。例えば、札幌市の事業者など、要するに、全道規模でこういう火葬業務を受託している事業者は相当数あると思います。ですから、そこは、江別市指定管理者選定委員会の中で、幅広く議論したほうがいいのではないかと思います。そうしないと、特定の事業者に限られてしまいます。確かに、株式会社東洋実業は、市内に事業所を持っているので全然問題ありませんが、門戸を閉ざすということではなくて、やはり、幅広く火葬業務に実績のある事業者を選定できる仕組みづくりが必要ではないかと思いますけれども、その辺はいかがでしょうか。

生活環境部長:我々としても、1者がずっと続いていることは認識しておりますので、やはり、指定管理者制度を所管する総務部財務室契約管財課とも相談しながら、このほかにどういった工夫ができるのか、検討していきたいと考えております。

鈴木君:かつて、江別市葬斎場が指定管理者による管理になったときに、株式会社東洋実業ではなくて、この施設を造った株式会社炉研という会社が一部関わったり、いろいろな変遷があると思います。また、株式会社東洋実業は、もともと火葬業務に関するノウハウはなくて、多分、江別市葬斎場が初めての管理だったのではないかと思っておりました。だから、例えば、火葬業務のサービス向上など、もっと門戸を広げることによっていろいろな視点から評価すべきだと思います。私も、年に1回から2回は札幌市の火葬場に行くことがありますが、やはり、サービスが全然違うという感じも受けるものですから、発言させていただきました。
これについては、指定管理者を評価する江別市指定管理者選定委員会があります。ですから、今、言いましたとおり、一度、そういう場で議論してもらいたいということも含めて、担当部局で検討していただきたいということを申し添えたいと思います。

委員長(裏君):ほかに質疑ございませんか。(なし)
次に、大麻出張所の所管施設について質疑ございませんか。

佐々木君:1点確認ですけれども、江別市大麻集会所はかなり老朽化していると思います。雨漏りもしていると聞きましたが、修繕の予定などはありますか。

大麻出張所長:前回、雨漏りをしたところにつきましては、ひび割れしていた部分を修繕して対応しております。
今後につきましては、関係部署と協議の上、全面的な改修ができるかどうかも含めて検討してまいりたいと思います。

委員長(裏君):ほかに質疑ございませんか。(なし)
全体を通して質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
これをもって、生活環境部所管事項を終結いたします。
健康福祉部入室のため、暫時休憩いたします。(13:53)

委員長(裏君):委員会を再開いたします。(13:54)
2健康福祉部所管事項、(1)報告事項、アの新型コロナウイルス感染症生活困窮者自立支援金についてを議題と致します。
本件に対する報告を求めます。

管理課長:新型コロナウイルス感染症生活困窮者自立支援金の概要につきまして御報告いたします。
資料1ページを御覧願います。
6月25日の予算決算常任委員会で御説明させていただきましたが、所管の生活福祉常任委員会で、改めて御報告させていただきます。
新型コロナウイルス感染症生活困窮者自立支援金は、新型コロナウイルス感染症による影響の長期化に伴い、社会福祉協議会が実施する総合支援資金の再貸付けを利用できない世帯に対して、収入要件、資産要件及び求職活動等の要件などに該当する場合に、月額、単身世帯に6万円、2人世帯に8万円、3人以上世帯に10万円を、7月からの申請開始以降、申請月から3か月間支給するものです。
新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、社会福祉協議会では、主に休業された方など、一時的に資金が必要な方に対して、緊急小口資金の特例措置により、最大20万円以内の貸付けを無利子で行っており、さらに、この緊急小口資金の貸付けを受けても、なお、生計の維持が厳しく、主に失業された方など、生活の立て直しが必要な方に対しては、総合支援資金、いわゆる生活支援費の特例措置により、単身世帯で月15万円を3か月以内で最大45万円、また、2人以上世帯で、月20万円を3か月以内で最大60万円を無利子で貸し付けております。
この社会福祉協議会で実施する総合支援資金の特例措置については、3か月以内で延長があり、それに加え、3か月以内で再貸付けを行っているため、最大で9か月分の貸付けを受けることができ、単身世帯では最大135万円、2人以上の世帯では、最大180万円までの貸付けを受けることができ、申請の受付期間が本年6月末までから8月末まで延長になったところでございます。
今回の新型コロナウイルス感染症生活困窮者自立支援金は、資料の1目的の部分になりますが、この社会福祉協議会で実施している総合支援資金の再貸付けをこれ以上利用できない世帯が対象となり、就労による自立を図ること、また、それが困難な場合には、円滑に生活保護の受給につなげることを目的としております。
次に、2支給対象者でありますが、記載にある(1)から(5)の全てに該当する方が対象となります。
まず、(1)に列記してあります再貸付け終了等の要件でありますが、1として、都道府県社会福祉協議会が実施する総合支援資金の特例貸付けの再貸付けの最終借入月が既に到来している、いわゆる再貸付けが終了している方です。2として、この総合支援資金の再貸付けが8月までに終了直前の方、3として、総合支援資金の再貸付けが不決定の方、4として、自立相談支援機関、江別市では社会福祉協議会になりますが、そこへ相談に行っても再貸付けの申請ができなかった方になります。
実際は、1と2の条件の方が主になり、社会福祉協議会で実施している総合支援資金の再貸付けをこれ以上使えない方が第一条件となります。
(2)ですが、世帯の主たる生計維持者である方、(3)は、収入要件として、世帯全員の月の収入の合計額が市町村民税均等割非課税額、すなわち住民税非課税となる収入額の12分の1に住宅扶助基準額を合算した額以下で、これは自治体によって異なり、江別市の場合、単身世帯で11万3,000円、2人世帯で16万5,000円、3人世帯で20万9,000円、4人世帯で25万1,000円以下となります。
(4)は、資産要件として、世帯全員の金融資産の合計額が、江別市の場合、単身世帯で50万4,000円、2人世帯で78万円、3人以上世帯で100万円以下となります。
(5)は、求職活動等の要件として、まず、1で公共職業安定所に求職の申込みを行い、記載のイ)からハ)に掲げる求職活動を行うか、2の生活保護の申請を行うという条件になります。
次に、3支給月額及び支給期間等ですが、支給月額は、単身世帯で6万円、2人世帯で8万円、3人以上世帯で10万円となります。また、支給期間は、7月からの申請開始以降、申請月から3か月となり、申請期限は8月31日です。
次に、4予算額ですが、新型コロナウイルス感染症生活困窮者自立支援金の支給では、想定する最大の件数で見積もり、合計400件分の9,810万円を見込んでおります。また、事務費ですが、申請受付に係る職員手当や印刷製本費などの需用費等で444万9,000円を見込んでおります。
なお、財源につきましては、全額が国の新型コロナウイルス感染症セーフティネット強化交付金となります。
次に、5スケジュールですが、7月1日以降に、社会福祉法人北海道社会福祉協議会から対象見込みの方へ案内文と申請書が、順次、送付されており、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、原則として、郵送により申請書類を市で受け付け、審査、支給決定を行い、今のところ、1週間程度で申請者の口座へ振り込んでおります。受付は8月31日までです。
また、資料2ページには、対象見込みの方へ送付しております北海道で作成したリーフレットの抜粋を載せてありますので、御参照願います。
以上です。

委員長(裏君):ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。

内山君:以前、補正予算の説明を受けたときにも何点かお伺いしたので、内容は大体理解しているつもりですけれども、聞き忘れたかもしれませんので、1点だけ確認したいと思います。
今回、この新型コロナウイルス感染症生活困窮者自立支援金については、自立を図るためとのことですけれども、求職活動に関して、資料1ページの2(5)の1で求職活動を行うということで、イ)、ロ)、ハ)とありますが、資料2ページのチラシでは、下記のいずれかの活動を行うこととあります。これは、このイ)、ロ)、ハ)のいずれかなのか、全て行う必要があるのか、確認させてください。

管理課長:委員が御質疑の2(5)の公共職業安定所に求職の申込み、あるいは、以下に掲げる求職活動を行うことというところのイ)からハ)の部分についてですけれども、このイ)からハ)は全て行ってもらうことが条件となります。

内山君:それでは、イ)、ロ)、ハ)の活動を行っているかどうかについては、どのように確認を行うのか、お伺いします。

管理課長:今回、新型コロナウイルス感染症生活困窮者自立支援金の申請を頂いて、支給決定した方につきましては、こちらのイ)からハ)に関する報告書を紙で郵送しております。返信用封筒もつけておりますので、イ)からハ)に関する活動をしたという報告書を市に提出していただく形で確認する予定でございます。

内山君:報告書を提出してもらうとのことですが、自立相談支援機関や公共職業安定所に本当に行っているのか、確認等を行うのでしょうか。

管理課長:自立相談支援機関につきましては、江別市の場合、社会福祉協議会になっておりますので、そこと連携して、本人が確実にそちらで相談支援を受けているかどうか、ハローワークにつきましては、担当者の名前を記載していただいておりますので、それで確認したいと思っております。

委員長(裏君):ほかに質疑ございませんか。

吉本君:2(5)のところで、もう1点、確認させていただきます。
求職の申込みをした後ですけれども、期間の定めのない労働契約または期間の定めが6か月以上の労働契約による就職を目指しとなっておりますが、これが前提にあって、イ)からハ)の求職活動を行うことになるだろうと思います。期間の定めのない労働契約または6か月以上の労働契約による就職というのは、具体的にはどういう仕事になるのでしょうか。そして、今、働き方もいろいろと変わってきておりますけれども、こういう条件をつけることの意味といいますか、国はどのような判断があってこういう条件を付しているのか、お分かりになりましたら教えてください。

管理課長:委員が御質疑の期間の定めのない労働契約または期間の定めが6か月以上の労働契約による就職を目指すという部分につきましては、いわゆる常用雇用を目指していただくということで、国からは、少しでも収入を上げるために就職活動をしていただくことが目的としてあると聞いております。

吉本君:常用雇用になれれば一番いいですが、例えば、雇用条件に合うところになかなか就職できない場合、原則1週間に1回以上ハローワークに行くなどの求職活動を行わなければならないということですけれども、どの程度まで継続したら、それでは、生活保護を申請しましょうという段取りになっていくのかと想像しました。まずは、どの程度の求職期間が一応設定されているのか、その辺りはどうでしょうか。
常用雇用になかなかなれないので、1か月頑張ったけれども、駄目だったので、次の手段を考えましょうとなるのか、それとも、もう少し頑張ってくださいとなるのか、その辺りは一定の基準があるのか、お伺いします。

管理課長:委員が御質疑の求職活動の条件ですけれども、今回は、あくまでも常用雇用を目指していただくという形でございますので、毎月、原則週1回以上の求人先への応募、または、面接、履歴書等を送付していただくということで、新型コロナウイルス感染症生活困窮者自立支援金の支給を決定しているところでございます。いつまでに就職しなければいけないなどの厳しい条件ではなく、面接等の就職活動を誠実に行っていればよいことになっております。

委員長(裏君):ほかに質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
次に、イの指定管理施設の更新等についてを議題と致します。
本件に対する報告を求めます。

管理課長:それでは、私から、今年度の江別市ふれあいワークセンターの指定管理施設の更新等について御報告申し上げます。
資料3ページを御覧願います。
管理課が所管しております江別市ふれあいワークセンターは、高齢者及び障がい者の社会参加を促進し、もって地域福祉の増進に寄与するための施設として、錦町3番地の5に設置されております。
令和4年度からの指定管理者の指定期間は4年を予定しており、公募にて選定を行う予定となっております。
なお、現在の指定管理者は、公益社団法人江別市シルバー人材センターであり、平成30年度から令和3年度までの指定管理料は4,003万3,000円となっております。
また、平成30年度から令和2年度までの江別市ふれあいワークセンターの利用者数の合計は1万1,842人、自主事業参加者数の合計は295人という結果になっております。
指定管理者の更新等に係るスケジュールにつきましては、資料の下段に記載のとおりでございますので、御参照願います。
以上です。

委員長(裏君):ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
次に、ウの生涯活躍のまち整備事業に係る介護保険施設等の開設についてを議題と致します。
本件に対する報告を求めます。

介護保険課長:生涯活躍のまち整備事業に係る介護保険施設等の開設について御報告いたします。
本件につきましては、生涯活躍のまち整備事業を所管いたします企画政策部が、本日午前中に開催された総務文教常任委員会において、整備事業全体の概要を報告したところでありますが、本整備事業計画において、地域包括ケアシステムを実現する仕組みづくりとなる介護保険施設等の整備につきましては、健康福祉部が所管する高齢者総合計画に基づき整備する施設であることから、当委員会に御報告するものであります。
資料4ページをお開き願います。
1介護保険施設等の開設についての(1)高齢者総合計画(第7期介護保険事業計画)に基づき整備する施設でありますが、介護老人福祉施設、いわゆる特別養護老人ホーム80床、介護老人保健施設80床及び看護小規模多機能型居宅介護事業所の3施設であります。
次に、(2)竣工時期についてでありますが、昨年11月16日の当委員会におきまして御報告した予定のとおり、事業者から、本工事については本年6月末に完了した旨の報告を受けております。
次に、(3)開設時期についてでありますが、事業者から、介護老人福祉施設と看護小規模多機能型居宅介護事業所については7月26日に、介護老人保健施設については9月1日に開設する予定であると伺っております。
2介護保険施設等の配置図でありますが、本資料のほか、広報えべつ4月号に折り込んだチラシを別紙で配付させていただきました。
生涯活躍のまちの名称は、公募によりココルクえべつと決定しておりますが、介護保険施設等のほかにも、障がい者関係施設、レストラン、入浴施設等、ココルクえべつの施設が一覧で掲載されておりますので、御参照願います。
以上です。

委員長(裏君):ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。

鈴木君:何点か、お聞かせください。
3施設の中で、看護小規模多機能型居宅介護事業所はよろしいとして、特別養護老人ホームと介護老人保健施設の募集状況をお伺いいたします。

介護保険課長:現在の募集状況というか、入居が予定されている方の状況についてお答えいたします。
介護保険課で7月7日に現地に出向いて事業者にお伺いしておりまして、事業者から回答を頂いた人数ですけれども、特別養護老人ホームについては、8ユニットで定員が80人ですが、7月7日現在で62人の入所者が決まっているところでございます。
また、介護老人保健施設等については、9月1日に開設する予定なので、これから医療機関との関係性も築いていくということもありますが、現在、実際に確定しているのは5人程度でございます。
看護小規模多機能型居宅介護事業所につきましても、7月7日に聞いたときは、開設時の利用者が五、六人程度と伺っておりますけれども、こちらについても、医療機関の地域医療連携室や居宅介護事業所との利用者の調整、紹介が必要なケースが多くあるということもありますので、こういった関係性を築きながら徐々に増やして、半年程度で軌道に乗せていきたいというお答えを頂いているところでございます。

鈴木君:特別養護老人ホームの部分で、62人というと6ユニットですが、いきなり6ユニット全部を埋めるわけにいかないので、順次、1か月単位ごとに考えているのか、どのぐらいのめどで62人が全員入れる状態になるのでしょうか。そもそもが令和2年度末の完成で4月からスタートする予定だったのが、実質3か月遅れ、4か月遅れとなっているので、その間、待機している方が相当数いらっしゃると思います。当然、62人を同じ日に一斉に入れることは、事業者として相当リスクを負うことになると思いますが、その辺りはどのように指導されていますか。

介護保険課長:事業者にお伺いしたところ、開設日が7月26日になりますけれども、その日は20人入所ということです。それ以降、毎日、大体五、六人ずつ入所していただきまして、現在、入所を予定している62人については、1週間程度で受入れを終えて、8ユニット全てを稼働させると伺っております。

鈴木君:相当厳しい環境になり、少し無理し過ぎではないかと思います。
それから、介護老人保健施設は、現在5人ぐらいしかいなくて、他の介護老人保健施設も相当苦心していると思います。
これについては、国の指導で、長期の入居に対して介護報酬単価を下げるという動きがありました。本来、介護老人保健施設と特別養護老人ホームの役割は完全に分かれておりますが、現状としては、3年、4年、5年と長期にわたって入居する方も相当数いらっしゃいますけれども、そういう長期入院の方に関しては、介護老人保健施設では、国の指導に基づいて介護報酬が下がるような実態もあるわけです。現在、80床のうち5人程度しか埋まっていないとなると、やはり経営的にも相当厳しくなることが心配されますが、その辺りの状況について、事業者はどのように判断されているのか、お伺いします。

介護保険課長:介護老人保健施設につきましては、先ほど説明しましたけれども、確かに7月7日の時点では5人程度と言っておりました。そこで、医療機関等との連携が図れるように関係性を築いていきたいということで、まずは、医療機関に出向いてその辺のPRをしていると聞いているところでございます。9月1日に開設予定でありますけれども、事業者としては、開設から3か月から4か月程度で満床にできるように努めたいというお答えを頂いているところでございます。

鈴木君:今の説明は、様子を見るということで理解いたしました。
それから、現在の介護職員等の確保状況ですが、介護、医療、看護については、全体で何人必要で、そのうち何人を確保できているのか、お知らせください。

介護保険課長:介護職員等の確保状況についての御質疑ですが、特別養護老人ホーム、介護老人保健施設の2つの施設については、北海道の所管施設となりますけれども、まず、施設基準上で言いますと、入所者80人、満床であれば、介護職員と看護職員を合わせて最低27人が必要でございます。
ココルクえべつの総合施設長に確認したところ、まず、特別養護老人ホームですけれども、常勤の介護職員が25人、看護職員4人、合わせて29人を確保できており、介護老人保健施設については、常勤の介護職員が25人、看護職員が7人、合わせて32人を確保できていると伺っておりまして、これら2つの施設については、施設基準上、必要な人数を確保できている状況にあると認識しております。
また、看護小規模多機能型居宅介護事業所は、地域密着型サービスですので江別市の所管となりますけれども、現在、介護職員が9人、看護職員が5人、合わせて14人の届出が出ております。ココルクえべつの看護小規模多機能型居宅介護事業所の施設基準上で言いますと8人、うち看護師2.5人以上でありますが、ただいま言ったように14人というところですので、こちらも必要な人数を確保できている状況でございます。

鈴木君:正直に言って、非常に人材確保が難しい中で、よく集めたと思います。
そこで、これだけ大規模で、介護、看護を含めて100人近い人材をここで確保するとなると、江別市内の他の介護事業所から移ってくる、よく言えば転職ですが、引き抜きによるトラブルというのは、介護保険課で把握していますか。

介護保険課長:市内のほかの事業所から移った方についての御質疑ですけれども、事業者に確認したところ、10人程度はいると聞いております。
ただ、こちらに移った方については、特に本人から聞いたわけではありませんが、恐らく、ココルクえべつの募集を見て、御本人で判断されて、例えば、自宅と職場の距離や交通の利便性、または勤務条件に鑑みて応募したものと認識しております。
ですので、例えば、今言われたように、ココルクえべつから、個別に、誰かに対して来てほしいなど、そういったことは介護保険課では聞いておりません。

鈴木君:介護保険課が聞いているかどうかではなくて、例えば、この事業所に人材を取られたという苦情が他の事業所からあったのか、聞いています。

介護保険課長:介護保険課では、そういった苦情は聞いておりません。

鈴木君:全道規模というか、札幌圏域の中、そして全国的に事業展開している規模の大きな事業所ですから、当初、その辺を心配しましたが、こういう状態であればよろしいです。しっかりと定着させて、市民の健康と命を守る取組をしていただければと思います。

委員長(裏君):ほかに質疑ございませんか。

佐々木君:これらの施設が提携している医療機関が決まったかどうかを聞いているようでしたら教えてください。もともと、本体のところに医療機関などはありますが、毎日のところで何かあったときの対応がまだ決まっていないと以前伺っておりました。開設を目の前にして、そこが決まったかどうか、もし伺っていたらお願いいたします。

介護保険課長:協力医療機関については江別市立病院です。
そして、嘱託医が大麻内視鏡内科クリニックと伺っております。

委員長(裏君):ほかに質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
暫時休憩いたします。(14:24)

委員長(裏君):委員会を再開いたします。(14:25)
次に、エの新型コロナウイルスワクチン接種事業についてを議題と致します。
本件に対する報告を求めます。

新型コロナウイルス感染症対策担当参事:新型コロナウイルスワクチン接種事業について報告いたします。
資料の5ページをお開き願います。
まず、1ワクチンの接種状況についてでありますが、令和3年7月12日現在で、医療従事者の接種対象者数は、3月までに北海道に接種希望者リストが提出された3,300人で、1回目の接種者数は4月以降の新規入職者数も含めて3,651人であり、接種率は110.6%であります。
次に、65歳以上の接種対象者数は3万9,397人で、1回目の接種者数は2万8,226人であり、接種率は71.6%であります。
なお、2回目の接種者数及び接種率につきましては記載のとおりであります。
次に、2ファイザー社製ワクチンの供給見込みについてでありますが、表にありますとおり、3月から6月までで、1回目接種者数と2回目接種者数の合計は2万7,670人であるのに対しまして、新型コロナワクチンの供給数は3万8,125回分となっており、6月末の在庫数は1万455回分であります。
7月につきましては、1回目の接種者数と2回目の接種者数の合計は4万1,930人であるのに対して、新型コロナワクチンの供給数は9万90回分となっており、7月末の在庫数は5万8,615回分に増加いたします。
その後、8月以降は新型コロナワクチンの供給数が減少し、接種者数に対して新型コロナワクチンの供給数が少なくなる見込みとなっております。そのため、月末の新型コロナワクチンの在庫数は徐々に減少する見込みでありますが、計画どおり接種を進めることができれば、本年11月末で約9万人の方に接種を終えられる見込みとなっております。
資料の6ページをお開き願います。
次に、3ワクチンの接種順位についてでありますが、(1)医療従事者等から(3)基礎疾患を有する者、高齢者施設等の従事者につきましては、国が示す接種順位であります。(4)以降は、64歳以下の接種を開始するに当たり、江別市で設けた接種順位であります。
(4)につきましては、新型コロナウイルス感染症の拡大防止に向けた取組を進める中で、生活の維持に欠かすことのできない幼稚園、保育園、放課後児童クラブ、小・中学校の従事者と新型コロナワクチン接種の可否について、かかりつけ医に相談する必要がある方が多く、新型コロナワクチンを接種する医療機関の選択に時間を要することが想定される上肢、下肢、視覚、聴覚、膀胱または直腸などに障がいを有している者としております。
(5)につきましては、人の滞留やクラスターによる感染拡大への対策を行いながら、江別市内の事業所において、市民生活に必要な事業を実施する柔道整復業、あん摩マッサージ指圧師、はり師・きゅう師、宿泊業、理美容業、公衆浴場に従事している者について、優先的に接種順位を設けることとしております。
次に、4ワクチンの市民向けロス対策についてであり、現在、開始に向けた準備を進めているところですが、その概要について報告いたします。
(1)対象会場は、江別市青年センターから開始する予定であり、(2)対象者は、江別市に住民票があり、新型コロナワクチンを未接種の方を予定しております。
(3)当日のスケジュールは、1から3に記載のとおり、ロスの発生情報についてホームページで公表後、専用電話で受け付けし、当日の必要枠が埋まり次第、受付を終了する予定です。受付後、指定した時間までに接種場所に来ていただき、接種を受けることになります。
次に、5職域接種についてでありますが、モデルナ社製の新型コロナワクチンを使用して、企業等で実施する職域接種に関しまして、2か所の職域接種の実施内容について報告いたします。
まず、(1)北海道情報大学の職域接種についてでありますが、1対象者は、北海道情報大学の学生及び教員等に加えて、江別市内の保育園、幼稚園、小・中学校教員等であります。
2申請人数は、5,000人、3実施期間は、令和3年6月28日から令和3年10月6日まで、4実施場所は、北海道情報大学体育館となっております。
次に、(2)江別工業団地協同組合の職域接種についてでありますが、1対象者は、江別工業団地協同組合、江別商工会議所会員企業等で市内事業者に勤務する方であります。
2申請人数は、9,000人、3実施期間は、令和3年7月15日から令和3年9月16日まで、4実施場所は、江別工業会館となっております。
また、資料には記載がありませんが、札幌学院大学と北翔大学が合同で、酪農学園大学が単独で、それぞれ職域接種を申請しているところであり、現在、実施に向けて準備中であります。
次に、6クリニック名の公表可否に関する調査結果についてでありますが、(1)調査対象は34クリニックであり、その中で、(2)コロナワクチンナビなどでの公表を可と回答したクリニックは、16クリニックとなりました。
(3)公表方法でありますが、調査結果を基に、市ホームページに掲載する予定であります。
次に、7今後のスケジュールについてでありますが、7月下旬に50歳から59歳までの方へ接種券を送付し、予約受付及び接種を開始する予定であります。その後、8月上旬から49歳以下の方へ接種券を順次送付し、9月上旬から新型コロナワクチンの供給量に合わせて、49歳以下の方の予約受付及び接種の開始を予定しております。
現在の新型コロナワクチンの供給量と接種のペースで事業を継続いたしますと、希望する方への新型コロナワクチン接種は11月に終了する見込みであります。
以上です。

委員長(裏君):ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。

内山君:質疑の進め方で委員長に提案ですけれども、項目数が多いので、項目ごとに質疑してはいかがでしょうか。

委員長(裏君):暫時休憩いたします。(14:33)

※ 休憩中に、質疑の進め方について協議

委員長(裏君):委員会を再開いたします。(14:33)
それでは、休憩中に協議いたしましたとおり、質疑の進め方については、項目ごとに行うこととしてよろしいでしょうか。(了)そのように確認いたします。
初めに、1ワクチンの接種状況について(令和3年7月12日現在)について質疑ございませんか。

内山君:冒頭に、これまで新型コロナワクチンの接種について、日々、状況や情報などがいろいろと変わる中で、担当の皆様には、本当に大変御努力いただいて、最初の頃は混乱もあったと思いますが、今は、ある程度、順調に進めていただきありがとうございます。市民の方々からも、やはり市役所の人はよくやっているという話を聞いておりますので、まだ道半ばかと思いますけれども、今後もどうぞよろしくお願いします。
それでは、何点か確認します。
1ワクチンの接種状況についてですけれども、こちらは、もちろんホテルエミシア札幌での接種もカウントされていると思いますが、まず、ホテルエミシア札幌の利用状況について教えてください。

新型コロナウイルス感染症対策担当参事:ホテルエミシア札幌での接種に関してですけれども、期間は、6月19日に開始して、現在も継続して実施しております。
現在までに接種を行っている状況と致しましては、江別市内の2,000人ほどが1回目の接種を終えているところでございます。
今後、4週間たちますと、2回目の接種の機会がまたやってくるということで、今、事業を継続して進めております。

内山君:2,000人程度が1回目の接種を終えたとのことですが、新聞等では、ホテルエミシア札幌の江別市分の枠はあまり埋まっていないと報道されておりますけれども、その辺について何か分析されていれば、お伺いします。

新型コロナウイルス感染症対策担当参事:ホテルエミシア札幌での接種が当初考えていたほど多くなかったということで、どのように分析しているかという質疑です。
確かに、6月19日土曜日に接種を開始しまして、その土曜日・日曜日、月曜日辺りまでは指定枠まで埋まっておりましたが、徐々に利用率といいますか、予約できる数に対して予約される方が減ってきたという状況で、最終的には2,000人ぐらいになっております。
これは、65歳以上の予約を開始して、年齢段階を追って、85歳以上から始めまして、徐々に年齢段階を下げてきましたが、ホテルエミシア札幌の会場予約が6月7日から始められなかったこともあって、接種を希望する方は、江別市内で接種する場所をあらかた決めたということで、改めて、ホテルエミシア札幌に変更することがなかったと考えております。

内山君:以前、新聞等で報道されていたと思いますが、今後、65歳以上の接種に当たって、このホテルエミシア札幌会場は、いつまで開設される予定ですか。

新型コロナウイルス感染症対策担当参事:当初の予定ですと、6月19日から7月31日までになっておりましたが、今、1回目の接種予定が継続しているということもありますし、ちょうど明日から2回目の接種が始まるので、2回目の接種が終わる時点までは継続する見込みであると聞いております。
それ以降については、もう一度、1回目の接種のために開設するかどうかも含めて、北海道で検討中だと聞いております。

内山君:次に、クリニックでの接種についてですけれども、現在、クリニックでの接種の1週間当たりのキャパシティーというか、どのぐらい受けられる体制になっているのか、あとは、大体の割合でいいのですが、集団接種会場とクリニックの接種割合が何対何ぐらいなのか、お伺いします。

新型コロナウイルス感染症対策担当参事:クリニックの日ごとの接種数ですけれども、実施しているクリニックは、34クリニックあるとお話ししましたが、毎日、一定数を継続して接種しているわけではないので、多少ばらつきがあると考えておりますけれども、1週間に約2,000人の接種能力はあると考えております。
そして、6月から本格的にクリニックでの接種も始まりまして、大体、6月の接種数でいきますと、クリニックでは、月に8,000発ぐらいの接種を行っております。また、集団接種会場での接種は3,200発ぐらいと考えているのと、病院での接種については、7,000発ぐらいと考えておりますので、大体、比率的には、クリニックでの接種が一番多かったと見ております。

内山君:最後に、もう1点確認ですけれども、現在において、接種を受けられた方の副反応の状況について、どのように把握されているのか、お伺いします。

新型コロナウイルス感染症対策担当参事:正確な数字は、今、手元に持ち合わせておりませんけれども、副反応の状況は、随時、新型コロナウイルス感染症対策室に報告されております。
今のところ、ある程度の件数はありますが、重篤な状況まで至ったという事例はないと聞いております。大体、今、20件まで行かない状況であると報告を受けているところでございます。

委員長(裏君):ほかに質疑ございませんか。

奥野君:1点だけ確認ですが、65歳以上の方の1回目と2回目の接種者数が出ておりますけれども、当初、国から7月末ぐらいまでに接種を終えるという目標が出ていたと思います。最終的に、市として予約が入っている部分というか、何割ぐらいの方が全て終わって、大体いつ頃終了できるのか、確認させてください。

新型コロナウイルス感染症対策担当参事:今回、資料で、65歳以上の1回目の接種者数が2万8,226人、接種率が71.6%ということで、7月12日時点のものを御報告させていただきました。
今のところ、こちらで予約の詳細までは把握しておりませんけれども、今後、65歳以上で1回目の接種を終えた方が増えてきまして、80%は超えるであろうと考えております。その後、1回目を接種した方たちは、3週間後には2回目の接種を行いますので、大体、8月の間には、65歳以上の方は接種を終えられる見込みではないかと考えております。

委員長(裏君):ほかに質疑ございませんか。(なし)
次に、2ファイザー社製ワクチンの供給見込みについて質疑ございませんか。

奥野君:それでは、数字について、いろいろと細かく確認させていただきますが、まず、供給見込みになっておりますけれども、今、報道等で需要と供給という部分で問題が出ております。実際、江別市として、新型コロナワクチンを供給されていて、在庫という言い方はあれですけれども、どこまでの部分で確実に予約を取って接種ができるのかという数字の見方を教えてください。

新型コロナウイルス感染症対策担当参事:2番の表とグラフの見方について少しお話をさせていただきたいと思います。
まず、下のグラフです。供給があって接種できることになりますが、三角のマーカーの線が新型コロナワクチンの供給数、四角のマーカーの線が新型コロナワクチンの接種数になります。そして、丸のマーカーの線は、三角と四角の差分で、新型コロナワクチンの月末在庫数となっております。
新型コロナワクチンの在庫数の見込みについては、現在、7月末が一番多くなっておりまして、表でいきますと一番右側の上から2段目の5万8,615回分が7月末の在庫見込み数になっております。この後、2週間ごとに新型コロナワクチンが供給される見込みですが、今決まっているのは、8月中旬までに入ってくる新型コロナワクチンの量で、8月下旬以降も同じぐらいの数量が入ってくることを見込んでこのグラフをつくっております。ただ、7月末にかけては、三角のマーカーが非常に伸びているとおり、たくさん供給されておりましたが、現在、今後の新型コロナワクチンの供給は、ある程度制限があると聞いておりますので、見込める量は、だんだんなだらかな傾きのグラフになっていくという見込みを立てております。
それに対しまして、四角のマーカーの新型コロナワクチンの接種数につきましては、6月からクリニックでの接種が始まって右肩上がりに進んでおりまして、8月、9月ぐらいまでは同じような傾きで行きますが、その後は、新型コロナワクチンの供給に合わせて少し傾きが下がる、接種数を落としていくようにせざるを得ないと思っております。
最終的には、この表の一番下段の合計欄を見ていただきますと、1回目の接種者数、2回目の接種者数が約9万人ずつ、合わせて約18万回、それに対して新型コロナワクチンの供給数も約18万4,000回分ということで、11月末辺りで約9万人の接種を終えられるという見込みで考えております。

奥野君:もう少し整理させていただきますが、8月中旬までの供給数が決まっているというお話でしたので、この表を見ますと、3段目の8月の新型コロナワクチン供給数である1万4,040回分までに関しては、江別市として、きちんと接種できる数であるという認識でよろしいでしょうか。

新型コロナウイルス感染症対策担当参事:今、御質疑のあった8月の新型コロナワクチン供給数、上から3段目の右から2列目の1万4,040回分ですけれども、こちらのうち、半分については、今のところ、見込みとして決まっておりますが、8月末の供給数については、これから発注する分ですので、今後、決められるものを見込んだ形で記載しております。

奥野君:それでは、8月までで1万4,040回分の半分ということは、7,000回分ぐらいは供給できると認識しました。
1万4,040回分が来るとした想定で計算しますと、3月から8月までで14万回分以上あるので、ざっくりとした考えですが、人数として、約7万1,000人分ぐらいは2回接種できるという認識でよろしいか、確認させてください。

新型コロナウイルス感染症対策担当参事:今、委員がおっしゃるように、8月までには約14万回分の新型コロナワクチンが届く見込みとなっておりますので、これを使用しまして、3週間後の2回目の接種数を見込みながら考えていくと、この半分の約7万人掛ける2回が8月末に新型コロナワクチンとして在庫が入ってくる見込みになっております。

奥野君:先ほど、1項目めで、いろいろな場所での接種についての話がありましたが、私は、江別市として全体でどういった流れなのかという数を確認させていただきたいと思います。
今、江別市の接種対象者数は、ホームページでたしか11万865人という全体像が出ております。ファイザー社製の新型コロナワクチンは、2項目めの表や今のお話ですと、約9万人に接種できると。そう考えると、残りの約2万人が、5項目めなどにも絡んでくると思うので後ほど確認させていただきますが、ホテルエミシア札幌などでモデルナ社製の新型コロナワクチンを接種すると考えていらっしゃると考えておりますけれども、合っておりますでしょうか。

新型コロナウイルス感染症対策担当参事:今後の接種率にもよると思いますが、接種対象者数は、委員がおっしゃったように、11万865人となっております。
この方たちの接種機会としまして、ファイザー社製の新型コロナワクチンで約9万人分、残り約2万人分は、先ほどおっしゃられましたように、5番で記載してある職域接種分での市内分、または、北海道の接種会場が設置されたら、そちらで接種する方もいますし、また、他市の職域接種ということで、江別市での職域接種で報告させていただいた中には、他市に居住しておりまして、江別市で接種する方も含まれておりますけれども、その逆で、江別市に居住しておりますが、市外の企業に勤められて、そこで接種を行う方もおります。その方も含めて職域等で約2万人という形で考えておりまして、そうすると、この11万865人の接種機会はあるものと考えております。

奥野君:それでは、今のお話について、年齢別で確認させていただきます。
今後のスケジュールにも関わってきますが、接種券の送付にもありますように、まず、先ほどおっしゃっていた65歳以上の接種対象者は約4万人いらっしゃいますけれども、大体8月中に接種が完了するというイメージがつきました。
続いて、今、接種券を送付している60歳から64歳までの方の人数と、次の段階の50歳から59歳までの方の人数、あとは、49歳以下など、どういう方が何人ぐらい残っているか、数字を教えてください。

新型コロナウイルス感染症対策担当参事:概数で申し上げさせていただきますけれども、まず、60歳から64歳までの方が約8,300人です。次に、50歳から59歳までの方が約1万6,000人です。残りの12歳から49歳までの方が約4万人いると思っております。

奥野君:今、教えていただいた数を足すと、50歳以上の方が市内で約6万4,000人いるという計算をしたのですけれども、そうなると、先ほどおっしゃっていた8月いっぱいで、約7万人分の新型コロナワクチンを供給できるという部分でカバーできると安心したところです。
49歳以下に関しては、一応、モデルナ社製の新型コロナワクチンを接種していたり、もちろん、先ほど私が計算したと言った約6万4,000人の中でも、職域接種をしている方もいらっしゃると思いますが、そういった部分では、50歳以上の方は、この表の中にある、ファイザー社製の新型コロナワクチンの8月いっぱいの供給数でカバーできるという認識と、49歳以下の方は、これからは需要と供給のバランスもあるでしょうけれども、この表を見ると、9月から11月の枠の中に入って、調整しながら11月で終わらせていくというイメージでよろしいでしょうか。

新型コロナウイルス感染症対策担当参事:先ほども申し上げましたが、接種の希望時期や希望率、接種率にもよりますけれども、予約の埋まり状況を見ながら、徐々に開放といいますか、予約枠の年齢を広げていきたいと考えております。大体100%で接種が進むことを考えますと、今、委員がおっしゃったとおり、50歳以上の方は、8月までに1回目の接種予約が取れるのではないかと考えております。

委員長(裏君):ほかに質疑ございませんか。

内山君:先ほどの奥野委員の質疑にも関連しますが、今後の見込みについてです。
8月中旬までは、新型コロナワクチンの供給数が決定しているとのことですが、この表でも、9月から11月は、1万4,040回分の3掛けで計算していると思いますけれども、今後、実際に来るのかというところが肝だと思います。報道を見ていると、本当に来るのかが怪しいというか、市民の方もやはりそういう不安を持っている方がおります。
今後の見込みについては、どれほど確信を持っているのか、また、想定よりも少なくなったら予約の制限を行うのか、伺います。

新型コロナウイルス感染症対策担当参事:7月以降、希望した新型コロナワクチンの数がそのまま配分されることはなくなってきておりまして、ある程度、制限がかかっております。今後、8月ぐらいまでは、見込みとして、国から言わている部分はありますけれども、将来に向けて必ず確証されることはないと思っております。
ただ、今、1か月後の供給数は示されているところもありますので、もし示される量が減ることがあれば、やはり、1回目を接種して2回目の接種機会がないということになってしまうと問題だと考えておりますので、そういうことがないように、最初から2回目の接種分の数量を確保した上で、1回目の接種予約を制限することは、やむを得ないと考えております。

内山君:要は、国の供給次第ということで、一応理解します。それに併せて、いろいろ調整していくということで、理解いたしました。
次に、合計の接種者数が9万100人となっておりますが、先ほども御説明があったと思いますけれども、この人数は、12歳以上も含めた想定数であると理解しております。未成年者の接種については、いろいろな考え方があるようですが、市として、未成年者の接種に対する考え方をお持ちであれば、お伺いします。

新型コロナウイルス感染症対策担当参事:まず、未成年者に対する接種の進め方ですけれども、まず、高校生以上に関しては、通常の方と同じような形で接種を進めていただきたいと考えております。
そして、中学生以下については、新型コロナワクチン接種の際には保護者の同意が要るのと、当日は、原則、保護者の同伴が必要となっております。案内をする際には、その辺りを説明できるように、説明のチラシを入れるなど、周知を図ってまいりたいと考えております。基本的には、保護者の方に接種する判断をしていただいて接種に来てほしいと考えております。

内山君:最後に、先ほど、他市で接種されている方という説明がありましたが、情報のやり取りは、国でつくられたワクチン接種記録システムで管理されていると思うのですけれども、使い勝手がよくないという話も聞いております。現在、接種を記録する上で何か困ったこと、また、工夫しながら進めていることなどがもしあれば、お伺いします。

新型コロナウイルス感染症対策担当参事:江別市では、接種後に、ワクチン接種記録システムへの入力を各医療機関にお願いしております。その中で、最初は、市内の6つの病院から始まりましたが、その後、クリニックまで拡大していきまして、入力する医療機関も増えましたけれども、個別に市の職員が訪問してサポートするなどにより対応いたしまして、今のところ、滞りなく進んでいると考えております。

委員長(裏君):ほかに質疑ございませんか。

鈴木君:7月分の新型コロナワクチン供給数の約9万回分は、国から約9万回分は確実に来るという約束がされていると理解していいのでしょうか。例えば、現在で何個来ており、今後、何個来るなど、その辺りの見通しを教えてほしいのですけれども、予定数なのか、確実に来るのか、伺います。

新型コロナウイルス感染症対策担当参事:確実に来る分の積み上げがある部分と、今後、来る数量が国で確定しているものもございますので、この約9万回分については、市に入ってくると考えていただいて大丈夫です。今後、基本的には変更がないと考えております。

鈴木君:昨日の新聞だったと思いますが、札幌市がどんと下がってしまって、それに対する追加配分ということで、札幌市で相当数の回数が追加ということで北海道新聞にも載っておりましたけれども、江別市もその中に入っています。3,500回分だったと思いますが、江別市と出ております。そうすると、この3,500回分は、約9万回分の中に入っていなくて、それは外数と理解してよろしいですか。

新型コロナウイルス感染症対策担当参事:その新聞報道に載っていた江別市の追加配分の3,500回分は、2箱分なので、2,400回分だと思いますけれども、その数字につきましては、今、配分の予定が決まったということですので、入ってくる時期につきましては、8月中旬を予定しております。ですから、この約9万回分には組み込まれていなくて、どちらかといいますと、8月の約1万4,000回分に入っている数値として考えております。この約1万4,000回分の内数になります。

鈴木君:よく、国で、市町村もしくは医療機関で在庫を抱えているから足りなくなったのだとマスコミ等で出るのだけれども、7月末現在の在庫数で約5万8,000回分というと相当な数です。そういう面では、最初の発注量が多少多くて接種者数が伸びなかったからこれだけあるのか、それだけ見込んだけれども、接種する場、打ち手が足りなかったのか。
一方で、河野新型コロナウイルスワクチン接種推進担当大臣は、医療機関や市町村で滞留している分があるから足りないという言い方をしているものだから、その辺りが、例えば、江別市は約5万8,000回分の在庫があり、半分ぐらい多かったのではないかという評価をされてしまうと、後々に影響するのではないかという心配があるのだけれども、その辺りはいかがでしょうか。

新型コロナウイルス感染症対策担当参事:新型コロナワクチンの供給についてですけれども、1か月から1か月半先に配分される量を発注することになりますが、江別市の場合、7月末の在庫が多くなっているのは、6月の頭にかけて接種機会を確保するのに、江別市青年センターで新しい接種会場を開設したり、北海道で大規模な会場等が開設されることを見込んでおり、そのときに、ファイザー社製の新型コロナワクチンになるのか、モデルナ社製の新型コロナワクチンになるのかという部分も不透明なところがありまして、ファイザー社製の新型コロナワクチンになったとしても対応できるように、ある程度、その分も含めて発注した経緯がありました。
そのときに発注した分が入ってきた部分もありますので、今は、たまたま在庫が少し多く見えます。今後とも、接種の見込みに合わせて発注していこうと考えておりますので、現状としましては、少し多いように見えますが、発注したときは、接種の見込みがあると考えておりました。

鈴木君:私は、それが悪いと言っているわけではなくて、これだけ確保しており、市民にとって安全な対応をしていただいているのは、大変ありがたいことです。
ただ、新型コロナワクチンが足りないと言っているところもあります。札幌市のクリニックでは、予約を取り消したりしている実態がありますが、あとは市町村間で調整してくれないかという話はないということで理解してよろしいでしょうか。例えば、札幌市は足りないから、札幌市に1万個を譲ってくれないかという話が現実的にあるのか、その辺りはどうでしょうか。

新型コロナウイルス感染症対策担当参事:現時点では、市町村間でのやり取りにより、今、在庫を抱えているものを移動させなさいという指示が来ているわけではございません。
市町間の調整機能としては、在庫を抱えており、期限が迫っている場合に、市町村間で調整する仕組みを北海道で確立しておりますので、今後、やり取りが行われる可能性はあると考えております。

鈴木君:そうすると、7月末の在庫数は約5万8,000回分ですが、この分については、有効期限があります。だから、それに引っかかって、他の市町村に持っていって、有効期限内で使用するというおそれはなくて、これは、全部、江別市民のための新型コロナワクチンとして活用できると理解してよろしいでしょうか。

新型コロナウイルス感染症対策担当参事:今、最短で9月末に有効期限を迎える新型コロナワクチンがありますけれども、今の江別市の集団接種会場、そして、クリニックでの接種能力でこのまま進んでいけば、接種が可能な量であると考えておりますので、江別市で接種するために使用したいと考えております。

鈴木君:今、高齢者の接種率は7割ぐらいで、重篤化しないための対応がそれなりに取れているということで、そこは安心だけれども、札幌市も含めて、全国的に、20歳代から30歳代、そして、40歳代、50歳代の重篤者が増えるという、やはり極めて危機的な状況になっているということですから、基礎疾患を持っている人も含めて、重篤化しないための対策を行政としても集中的に行うと。ただ、後段に出てくる従来の接種日程でいくと、若い方々は9月、10月の接種になってしまいます。だから、そういうことも含めて、やはり国で再検討して、接種順位にこだわらないで、希望者には前倒しで接種していくというスタンスを取れないのだろうか。
もしくは、何歳の人がいつ接種するかというのは市町村の判断です。東京都では、特に23区内は、若い人が相当接種しております。ですから、今の新型コロナウイルスの感染状況を見たときに、江別市もそういうことをしていかなければなりません。決められた日程どおりにいくのでは、現在の新型コロナウイルスの感染状況を見たときに、たまたま江別市内では、重篤な方があまり出ていないからいいけれども、特に札幌市に隣接しているということも含めて、札幌市はそこを非常に気にしています。だから、そういうことも含めて、接種年齢の時期の前倒しをする考えがあるのか、その辺りをお伺いします。

委員長(裏君):今ほどの鈴木委員の質疑は、3ワクチンの接種順位についてでよろしいですか。

鈴木君:はい。

委員長(裏君):暫時休憩いたします。(15:15)

※ 休憩中に、答弁調整を行う。

委員長(裏君):委員会を再開いたします。(15:16)

新型コロナウイルス感染症対策担当参事:若年層の重篤化について懸念されるので、接種順位について検討する部分がないだろうかということで、資料6ページの3ワクチンの接種順位についてにも関連してくるところですけれども、(3)基礎疾患を有する者という形で、基礎疾患を持っており、接種を希望される方については、申出を受けることによって、年齢に関係なく、優先的に接種するという対応をしていきたいと考えております。基礎疾患を有する者は、申出をしていただいて、早めに接種していただきたいと考えております。
また、7今後のスケジュールにもありますが、8月上旬から49歳以下の方へ接種券を順次送付したいと考えておりますけれども、今後、接種が若年層になり、接種率や予約の埋まり方を見まして、予約できるタイミングになりましたら、順次、予定を前倒しして予約が取れる体制を整えていきたいと考えております。

委員長(裏君):3ワクチンの接種順位について、ほかに質疑ございませんか。

内山君:1点だけ確認ですけれども、(5)の方々に対しては、どのような方法で優先的に接種をされるのか、お伺いします。

新型コロナウイルス感染症対策担当参事:(5)の江別市内で事業を実施する柔道整復業、あん摩マッサージ指圧師、はり師及びきゅう師、宿泊業、理美容業、公衆浴場に従事している方につきましては、江別商工会議所を通じて、この辺りで優先接種ができる旨を連絡していただきまして、今、江別工業団地協同組合で行っている職域接種の中で接種する予定で検討しております。

委員長(裏君):ほかに質疑ございませんか。

鈴木君:(6)上記以外の者は、誰を指していますか。

新型コロナウイルス感染症対策担当参事:(6)は、12歳以上の全ての方が該当しますので、(1)から(5)までの対象にならなかったそのほかの12歳以上の方です。

鈴木君:前段で私が質疑しましたように、年齢の基準は別として、12歳以上で希望する方については、接種が可能であると理解してよろしいですか。
簡単に言うと、この人たちは、市から接種券が来れば接種会場へ行けるということだと思いますが、そういうことではないのですか。これは、あくまでも順番で、(1)から(6)の段階を踏んで、それ以外の方というふうに見るのか、希望する方については、12歳以上であれば全てオーケーだと見るのか、その辺りが分かりづらいので、説明してください。

新型コロナウイルス感染症対策室長:新型コロナワクチンの接種順位につきましては、あくまでも年齢で区切るというよりは、例えば、12歳の方でも基礎疾患があれば、(3)の優先順位で接種している状況です。
一方で、上記以外の方といいますと、(1)から(5)に出てこない職種の方ですけれども、そういう方については、市から、年齢順に接種券を送付しております。ある程度、予約のめどが立つ段階で、年齢を区切って送付しております。来週以降、50歳から59歳までの方に送付しまして、49歳以下については、予約の空き状況を見ながら、順次、送付します。予約枠が空いている状況であれば、順次、若い人に送付していきたいと考えております。

鈴木君:なかなかイメージがつかみ切れません。
たまたま私の知っている看護師が、子供が中学生で、その子が新型コロナウイルスに感染すると病院に行けなくなるということで、子供も来週に接種するとのことです。それは、医療関係者の家族ということで、クリニックなどで打つと。例えば、母は新型コロナワクチンを接種していても、子供が感染すると濃厚接触者扱いになります。だから、いろいろなパターンがあると思うので、この辺りをどうやって救ってあげるかがすごく重要だと思います。
看護師であれば、その医療機関の中で接種する分については、全然問題ないと思いますが、ただ、そういうケースの場合、接種券が届いておりません。そういうことがあると思いますが、そういうのは駄目というルールなのか、それとも、その辺りは医療機関の判断なのでしょうか。看護師の家族の感染を防ぎ、医療機関を守るためになるのだけれども、その辺りがどうなのかなというのが非常に整理し切れません。

新型コロナウイルス感染症対策室長:基本的に、新型コロナワクチンについては、接種券がある方に接種していただく形を取っておりますが、例えば、各医療機関において、ファイザー社製の新型コロナワクチンの場合は、6本単位で接種を行いますので、端数等が出た際には、新型コロナワクチンのロスが発生しないように、まずは接種券がある方に接種していただきますが、もしそういう方がいないときには、新型コロナワクチンのロス対策ということで、接種券がない方にも接種していただいて、後で医療機関から市に連絡が来て対応するという取扱いを行っております。

委員長(裏君):ほかに質疑ございませんか。(なし)
次に、4ワクチンの市民向けロス対策について質疑ございませんか。

内山君:ワクチンの市民向けロス対策についてということで、現在、準備中ですけれども、今の想定ではいつ頃から開始される予定なのかということと、対象者については、接種券が必要であると理解してよろしいでしょうか。

新型コロナウイルス感染症対策担当参事:現在、開始時期も含めて検討しているところであります。準備ができ次第、開始したいと考えており、もう一つの質疑にありました接種券をお持ちの方かお持ちでない方かという部分につきましても、今、ちょうど検討事項でありまして、その辺も整理しまして、準備が整いましたらロス対策を開始させていただきたいと考えております。

内山君:(3)当日のスケジュールについては、まだ、検討中かと思うのですけれども、気になったのは、1ロスの発生情報についてホームページで公表となっておりますが、ホームページに何時に出るか分からないというか、毎日、確認するのは大変だと思います。それであれば、ロス分を接種したい方にメールでお知らせすることも有効だと思いますが、それについてはどのようにお考えでしょうか。

新型コロナウイルス感染症対策担当参事:今、委員がおっしゃったように、まず、ロス対策の方法として、希望される方をリストにまとめて、ロスが出たときにその方たちに順番に連絡するという方法も検討したのですけれども、先に名簿をつくってしまうと、一人一人に電話をかけて、その当日に、本当に都合がよくて来れるのか、来れないのか、そう考えているうちに時間が過ぎてしまって、その日のロス対策の人数をまとめられないということも懸念しております。ですから、発表する時間については、事前にある程度御案内した上で、その時間になったら、今日、来られる方から電話してもらって希望を取って、先着順に来ていただく人を決めたほうが、こちらとしても効率的に事務ができるのではないかと検討しておりまして、今のところ、その方向で実施したいと考えております。

内山君:先ほど、メールと言ったのは、優先的にではなくて、防災メールのように一斉に送るということで、ホームページだと発表する時間を決めたとしても、アクセスが集中するとホームページが開けないなど、いろいろなトラブルが発生するのではないかという懸念もありますが、どのようにお考えでしょうか。

新型コロナウイルス感染症対策担当参事:一斉送信のメールを利用して返信がきた人に接種するというお話もありました。
今、検討している中身としては、極めて人海戦術で単純な方法を考えておりまして、メールで一斉送信した場合、5件の枠のところ、100件返信がきたときにどの方を選ぶなど、そして、100件返信がきたうち、5人だけに御案内して、残りの95人に今回は対象になりませんでしたというお知らせをする事務の煩雑さを考えると、やはり電話で受けて、その場でつながった人に来ていただくほうが効率的に事務をこなせるのではないかと考えております。

委員長(裏君):ほかに質疑ございませんか。(なし)
暫時休憩いたします。(15:30)

委員長(裏君):委員会を再開いたします。(15:33)
次に、5職域接種について(モデルナ社製ワクチンを使用)について質疑ございませんか。(なし)
次に、6クリニック名の公表可否に関する調査結果について質疑ございませんか。

佐々木君:調査していただいて、クリニック名の公表が可能なところが出てきたということで、一歩進んでよかったと思います。
公表方法として市のホームページに掲載とありますが、いつから公表予定でしょうか。

新型コロナウイルス感染症対策担当参事:今、調査結果が出て市で取りまとめているところですので、準備が整い次第、速やかに公表したいと考えております。

佐々木君:ホームページに掲載としか書いてありませんが、やはり市民の方からホームページだけでは不公平ではないかというお声を結構聞いております。どれだけの人が本当に見られるか、高齢者に対する接種は大分進んだということですし、また、34か所のクリニックで接種を行っていることは、口伝えで大分周知されていると思いますが、ホームページ以外に、もう少し広く多くの方が目に見えるというか、できれば、今後、これから送るであろう接種券の中に、接種が可能なクリニック名を記載するなどの方法を検討してはいかがでしょうか。

新型コロナウイルス感染症対策担当参事:今後、お送りする個別の接種券の通知の中に、クリニックの名前を掲載する予定はありませんが、コロナワクチンナビで検索ができますという記載をしております。このウェブサイトでは、現在、予約を受けられるかどうかという情報も見られます。この辺りの随時変わる情報も一緒に見ていただきたいというところもありますので、このサイトを個別に御案内させていただきたいと考えております。

佐々木君:思いとしては、ウェブサイトやホームページが見られない人を対象にしてほしいという気持ちが大きいので、まだ検討の余地があれば、ぜひ検討していただきたいと思います。要望です。

委員長(裏君):ほかに質疑ございませんか。

吉本君:コロナワクチンナビを見せてもらって、クリニックによっては、こういう患者が対象で、こういう事例があったなども載っておりますが、何も載っていないところもあり、非常に千差万別だと思って見ました。
先ほど話がありましたが、やはり見やすいのは見やすいですけれども、そこに到達できない人たちをどうするかというのは、それは予約のときからの課題でした。ただ、接種対象者の年齢が下がってきて、パソコンを日常的に使っていると思われる方たちになってくるので、コロナワクチンナビも問題なく見ることができると思いますが、やはり、そのツールだけではない、アナログな手法も検討する必要があるのではないかと思います。
ですから、接種券の通知の中に、クリニックの名前は書かないという御説明がありましたが、先ほどのお話は、やはりどこで接種できるかが分からない、そして、分かる人は分かるのに、分からない人は全く分からない、それが不公平ではないかという不満だったと思います。その辺りで何かしらのもう一工夫がなければ、市民の皆さんの不公平感はなかなか解消できないのではないかと思うので、どのように形でお考えなのか、繰り返しになってしまうかもしれませんが、もう一度お聞かせ願います。

新型コロナウイルス感染症対策室長:委員のおっしゃるとおり、ホームページだけですと見られない方がいらっしゃるという御意見も確かにございます。
一方で、掲載する情報がある程度変わらないものであれば、紙に載せてお送りすることもできますが、どうしても、途中で掲載をやめてくださいという医療機関もございますし、現在、予約できます、できませんという情報もございます。その辺を含めますと、随時更新できる媒体に情報を載せないと、古い情報だけが残ってしまって、それで電話するようになったら、かえってそれぞれに困ることも起きると思います。
ホームページを見られない方もいらっしゃいますけれども、やはり総合的に考えて、随時、情報を更新できるコロナワクチンナビなどで御案内する形で進めたいと考えております。

吉本君:この件に関しては何度か御相談させていただいて、そのようにおっしゃっておりました。もちろん、それは十分に分かりますけれども、その辺も御配慮いただければと思います。
そして、もう一つ、気になっていたのが、もともと個人のクリニックで、ワクチンを接種する、接種しないというのは公表しないでいただきたいというのが、たしか医師会からの要望だったと記憶しております。その辺りでは、江別市全体としては了解が取れていらっしゃるのか、それとも、全く個人でやるので、それはいいというように、その辺の認識が変わってコロナワクチンナビに載せることになったのか、その辺の確認をお願いします。

新型コロナウイルス感染症対策室長:医師会との兼ね合いですけれども、今回、まずは、65歳以上の高齢者に対する接種がある程度落ち着いたということで、医師会に今後の医療機関の情報公開について御相談しました。そうしたところ、まず、各クリニックにアンケートを取りまして、その結果をまとめた上で、先日の医師会の理事会にも出席しまして、協議していただいて、市のホームページ等に掲載するということで、了解を得ております。

委員長(裏君):ほかに質疑ございませんか。(なし)
次に、7今後のスケジュールについて質疑ございませんか。

鈴木君:今の状況を見ると、65歳以上の接種は7割ぐらい終わっております。2回目の接種の人は、自動的に約3週間後になるので、新規の予約は相当減っていると思います。基礎疾患がある人は、既に申し込んでいると思いますが、私が先ほど言ったように、やはり若年者の感染が相当重篤化しているという現実が札幌市内も含めて出ているので、65歳以下の人にも早めに接種券を配付するなど、そういう人のことをしっかりと捉えた対応をお願いしたいということで、最後は要望にしますので、その辺りをしっかりと取り組んでいただきたいと思います。

委員長(裏君):ほかに質疑ございませんか。(なし)
全体を通して質疑ございませんか。

奥野君:項目にはありませんが、新型コロナウイルスワクチン接種事業についての関連で質疑してもよろしいですか。

委員長(裏君):はい。

奥野君:1点だけ確認ですが、例えば、高齢者が4回接種してしまったということが報道されておりましたけれども、接種券の再発行の対応について、どういう順序立てというか、確認を取ってされているのかという点と、実際、市内でどのぐらい再発行の御希望があるのか、現状をお聞かせください。

新型コロナウイルス感染症対策担当参事:3月に最初に接種券をお送りした後、本格的に接種が始まったのは5月以降になりましたので、やはり接種券の紛失は多くあります。そこで、実際、現在までで、概数ですけれども、恐らく100枚以上の再発行しております。
その中で、3回目、4回目の接種をしてしまうことは避けなければなりませんが、今、接種した際には医療機関で接種記録システムに入力を行っていますので、実際に接種しているのか、していないのか、接種券を再発行していいものかどうかを個別に確認した上で発行することとしておりまして、接種記録システムを活用しながら再発行しております。

委員長(裏君):ほかに質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
これをもって、健康福祉部所管事項を終結いたします。
健康福祉部の退室のため、暫時休憩いたします。(15:45)

委員長(裏君):委員会を再開いたします。(15:46)
最後に、3その他について、各委員からございませんか。(なし)
事務局からございませんか。(なし)
以上で、本日の委員会を散会いたします。(15:46)