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経済建設常任委員会 令和3年6月3日(木)

印刷用ページを表示する 掲載日:2022年2月28日更新

(開会前)

※ 日程確認

(開 会)

委員長(岡君):ただいまより、経済建設常任委員会を開会いたします。(9:59)
本日の日程は、開会前に確認したとおり、次第に記載のとおり進めてまいりたいと思いますが、よろしいでしょうか。(了)そのように確認いたします。
水道部入室のため、暫時休憩いたします。(9:59)

委員長(岡君):委員会を再開いたします。(10:00)
1水道部所管事項、(1)報告事項、アの令和3年度工事契約状況(5月18日現在)についてを議題と致します。
本件に対する報告を求めます。

総務課長:令和3年度工事契約状況(5月18日現在)について御報告いたします。
資料1ページをお開き願います。
令和3年度の工事予定額は、水道工事が8億1,288万5,000円、下水道工事が8億3,897万3,000円、合計で16億5,185万8,000円を予定しております。
契約状況については、水道工事の契約金額は5件の9,780万1,000円で、工事予定額に対する契約率は12.0%であります。
下水道工事の契約金額は3件の4,309万8,000円で、契約率は5.1%であります。
全体では、契約金額は8件の1億4,089万9,000円で、契約率は8.5%となっております。
次に、資料2ページをお開き願います。
契約金額が130万円を超える契約状況について、水道工事と下水道工事に区分し、工事名、予定価格、契約金額、落札率、工期、請負業者名を記載しておりますので、御参照願います。
なお、水道工事、下水道工事のいずれも、契約金額が130万円以下の工事はありませんでした。
以上です。

委員長(岡君):ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
次に、イの美唄市の断水に伴う応急給水応援についてを議題と致します。
本件に対する報告を求めます。

水道整備課長:私から、美唄市の断水に伴う応急給水応援について御報告いたします。
資料3ページを御覧願います。
1美唄市の断水の概要につきましては、美唄市のホームページによりますと、令和3年2月24日午後3時頃、東美唄地区において、美唄ダムから浄水場へ水を送る口径500ミリメートル導水管の破断を発見したとのことであります。
その後の美唄市の対応としましては、復旧作業に取り組んだのですが、当日の大雪や交通事情、復旧資機材の確保に時間を要することから断水せざるを得ない状況となり、同日午後9時に市内全供給戸数の約76%に当たる7,729戸が断水となったとのことであります。
2江別市の対応についてでありますが、事故翌日の2月25日午前8時45分、公益社団法人日本水道協会北海道地方支部道央地区協議会の区長都市である岩見沢市から応急給水応援の要請があり、公益社団法人日本水道協会と締結している災害時相互応援に関する協定に基づき、1.8トン給水タンク車1台、連絡車2台、給水袋4,800枚を職員6名とともに、直ちに美唄市へ派遣し、美唄市内商業施設等にて給水拠点活動を実施いたしました。
最終的には、表に記載のとおり、2月28日までの4日間にわたり、職員延べ26名の派遣を行ったものであります。
3応急給水応援費用についてでありますが、今回派遣に要した人件費、資機材費、給水袋費用等は日本水道協会北海道地方支部災害時相互応援に関する協定に基づき、美唄市の全額負担となっております。
また、今回使用した給水袋4,800枚につきましては、補充のため、第2回定例会に補正予算の議案を提出する予定であります。
以上です。

委員長(岡君):ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。

相馬君:2月25日から28日までの派遣時間が朝の早い時間から午後10時以降までとなっているのですが、このときは給水タンク1台で空になるまでということなのか、どこか近隣市町村まで水を補給に行ったのか、この状況をお聞かせください。

水道整備課長:給水拠点は、1点、市内の岩見沢市に近いところに消火栓の給水箇所がございまして、時間で言うと30分くらいかかっていたのですけれども、そちらにピストンという形で、水がなくなったら補水に行って、また、商業施設に戻って給水活動という形で活動しておりました。

相馬君:そうしますと、その商業施設では江別市だけが給水活動を行っているわけではなく、他からも何台も来ていたということでよろしいでしょうか。

水道整備課長:江別市と一緒に札幌市も作業しておりまして、ほかの近隣のまちも応援に来ておりました。

委員長(岡君):ほかに質疑ございませんか。

稲守君:導水管破損ですけれども、破損した理由は分かるのでしょうか。

水道整備課長:私どもも報道でしか分からないのですけれども、詳しいところは承知しておりません。

稲守君:この原因が江別市でも同じことが起こることはあり得るのかと思って聞きたかったのですけれども、その辺は何か考えていることはありますか。

水道整備課長:似たような例としましては、去年の委員会でも御報告差し上げましたが、第4水管橋という工事を現在行っております。これは橋の上に水道管を添架する工事で、今回の美唄市もそのような状況だったと思います。江別市の場合は、先手先手で布設替え工事を行っている状況でございます。

委員長(岡君):ほかに質疑ございませんか。

島田君:応急給水応援費用ですけれども、結局は美唄市で給水袋4,800袋を使っていると思います。
江別市の場合、まず、先に予算を補正して、後で美唄市からお金が入ってくるのでしょうか。その辺はどのような流れになっているのでしょうか。

総務課長:応急給水応援に係る費用のうちの給水袋ですが、これは、今回、これまでに買って備蓄していたものを提供し、使用しました。それで在庫がなくなったので、先ほど説明しましたとおり、補正予算の議決を頂いた後、使った分を補充する予定でおります。
お金は、使った給水袋も含めて、美唄市から全額いただいております。3月30日に既に請求していまして、江別市に入金されております。

委員長(岡君):ほかに質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
これをもって、水道部所管事項を終結いたします。
経済部入室のため暫時休憩いたします。(10:09)

委員長(岡君):委員会を再開いたします。(10:10)
2経済部所管事項、(1)報告事項、アの江別市鳥獣被害防止計画(第4期)の策定についてを議題と致します。
本件に対する報告を求めます。

農業振興課長:それでは、私から、江別市鳥獣被害防止計画(第4期)の策定について御報告申し上げます。
お手元の資料1ページをお開き願います。
まず、1策定の根拠でございますが、鳥獣による農林水産業等に係る被害の防止のための特別措置に関する法律、いわゆる鳥獣被害防止特措法の第4条第1項に基づき、市の区域内での被害防止施策を総合的かつ効果的に実施するため、国が定める基本方針に即して、鳥獣による農林水産業等に係る被害を防止するために策定するものでございます。
次に、2計画の位置づけでございますが、国の指針や北海道の計画を参酌するとともに、えべつ未来づくりビジョンが示す分野別の政策、まちづくり政策に沿って策定する農業分野の個別計画として位置づけているものでございます。
なお、策定に当たっては、鳥獣による農業被害等に対して、関係機関等との連携により効果的な対策を講ずるため、被害防止に関する基本的な方針等を定めるほか、市の各種計画との整合性を図り、市民意見の反映に努めながら、江別市の地域性を踏まえた計画として策定するものであります。
次に、3計画期間でありますが、現計画の目標年度が令和3年度となっていることから、令和4年度から令和6年度までの3年間としております。
次に、4策定方法ですが、江別市鳥獣被害防止対策協議会で素案の審議を行い、関係機関からの意見聴取、北海道石狩振興局との計画案の協議、パブリックコメントによる市民意見を反映させた上で最終計画を決定する予定でございます。
次に、資料2ページをお開き願います。
5策定スケジュール(予定)についてでございますが、概略を申し上げますと、本年7月から、過去3年間の被害状況等をもとに、農業振興課で素案の検討を行い、9月に素案を確定させる予定でございます。
そして、10月から11月にかけて、石狩農業改良普及センターや酪農学園大学から素案に対する意見を頂きながら、江別市鳥獣被害防止対策協議会で計画素案の審議をしつつ、北海道石狩振興局との協議を経て、計画原案を確定いたします。
その後、12月から開始するパブリックコメントによる市民意見を踏まえ、翌年1月に計画を決定したいと考えております。
なお、新型コロナウイルス感染症の影響等によりまして、計画策定の進捗状況により、若干、各項目のスケジュールが前後する可能性がございますので、このスケジュールにつきましては、あくまでも現時点での予定ということでお含みおきいただきたいと存じます。
以上です。

委員長(岡君):ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。

相馬君:資料2ページの策定スケジュールで、1点、確認させていただきたいと思います。
令和3年6月に経済建設常任委員会に策定方針報告という項目がございますけれども、これは第2回定例会中に報告があるということでしょうか。

農業振興課長:本日のこの案をもちまして、方針の報告とさせていただきたいと考えております。

相馬君:そうしますと、今回、新たに第4期の計画が策定されることになりますが、第3期とスケールとして大きく違うものなのか、それとも、ほぼ踏襲とする方針なのか、概略で結構ですので、違い等について御説明願います。

農業振興課長:委員が御指摘のとおり、基本線としては前回の計画と同じような形で、今も被害が発生しているものを防止するための計画だと考えておりますので、第3期で立てた計画を踏襲するものと考えております。
ただ、令和元年度にヒグマの被害が発生したことによりまして、一部計画を修正しておりますので、今回の第4期については、そちらも踏まえて策定を協議してまいりたいと考えております。

委員長(岡君):ほかに質疑ございませんか。

島田君:江別市の猟友会のことですけれども、どこのまちも、今、高齢化でだんだんメンバーが減っています。江別市も多分そうだと思いますが、この計画に影響を及ぼすようなことはあるのでしょうか。その状況を教えてください。

農業振興課長:実際に、有害鳥獣の駆除に当たりましては、実施隊と呼ばれる猟友会を中心としたメンバーで、主にエゾシカ等の駆除に当たっていただいておりまして、御指摘のとおり、今20名ぐらい、当市の鳥獣被害防止に御協力いただいている猟友会のメンバーがおります。おっしゃるとおり、高齢化が進んでおりますけれども、実は、若い方も数人、今こちらの猟友会に御参画いただいている方がおりますので、当市におきましては、今すぐなり手が不足するということはないと考えております。

委員長(岡君):ほかに質疑ございませんか。

石田君:今、駆除の話が出たのでお聞きしたいのですが、農村地域でキツネやアライグマの発生があった場合の駆除の手段といいますか、例えば、わなをかけて、それでかかったら、どこに持っていくのか、そこはお聞きしてもよろしいでしょうか。

農業振興課長:基本的に、多い獣種としては鹿やアライグマで、本年に入りまして、実際に駆除されているものがございます。
主なものとしては、御指摘のとおり、箱わなを仕掛けまして、そちらにアライグマなどがかかってから実施隊のメンバーないしは市に御連絡いただいて、わなにかかったアライグマ等を持ち込んでいただいてから、薬液等で殺処分をして、その後、焼却処分するような形になります。
ただ、まだそういう例はありませんけれども、今、エゾシカは食肉の需要もございますので、一部、食肉用に回すという例もあると聞いております。

石田君:そうすると、実施主体、箱わなを設置するのは農業者の方でしょうか。

農業振興課長:主に、アライグマ等の発生頻度が高いものについて、地域で箱わなを仕掛けていただくのは、農業者になると思います。
ただ、大きい獣種のエゾシカなどについては、別のわながございますので、そちらは猟友会等の御協力を頂いて、行っている例が多いと聞いております。

石田君:そうすると、流れ的には、農業者の方が設置した箱わなにアライグマがかかった場合には、石狩農業改良普及センターなどの方が来て、薬液で処分されるのでしょうか。

農業振興課長:すみません。説明が足りませんでした。
今、多い例は、直接、市の農業振興課に御連絡いただいて、アライグマについては、市の許可が必要ですけれども、一部の職員が許可を得ておりますので、その者がわなにかかったアライグマを、電気が流れる留め刺しと呼ばれるもので殺処分したり、先ほど言ったような方法で殺処分させていただいて、その後、焼却処分ということで、環境クリーンセンターに持ち込むという形で進めております。

石田君:最終的には、環境クリーンセンターで焼却処分されるということで、よろしいでしょうか。

農業振興課長:アライグマについては、委員が御指摘のとおりでございます。

石田君:そうすると、一連の流れの中で、市の関係者と言われているのは、この関係機関、猟友会、JA、石狩農業改良普及センター、酪農学園大学、北海道石狩振興局以外にはほぼ入ってこない形になるのでしょうか。

農業振興課長:正確に申し上げますと、江別市鳥獣被害防止対策協議会に参画しているメンバーとしては、市の農業振興課、そして、生活環境部環境室環境課、JAと猟友会を中心に動いていまして、あくまでも助言を頂く形で、石狩農業改良普及センターや酪農学園大学の方に御意見を頂いております。基本的な有害鳥獣の駆除に関しては、許可が必要になりますので、許可を頂いている猟友会のメンバーや、一部JAの職員の方や市の職員もこちらに携わっているという状況でございます。

委員長(岡君):ほかに質疑ございませんか。

干場君:基本的には、従来の計画を踏襲しつつ、策定されるということですけれども、国の動向を見ますと、ICTの活用など、今回、多面的機能支払交付金の中でも、いわゆる農地の環境改善ということで、活動内容が拡充されている面もあります。そうしたことについても、今回の関係機関の方々の御意見も伺いながら、この計画の中に何らかの形で盛り込まれる可能性があるのかどうか、現段階でお考えがあれば伺います。

農業振興課長:委員が御指摘のとおり、当然、地域の方の御意見は大事なものになりますし、あとは、実際に猟友会のメンバーの方が捕獲に動いていますので、それらの関係機関の御意見を踏まえて、計画の策定をしてまいりたいと考えております。

委員長(岡君):ほかに質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
次に、イのテレワーク推進モデル事業についてを議題と致します。
本件に対する報告を求めます。

企業立地課長:(1)報告事項、イのテレワーク推進モデル事業について御報告申し上げます。
資料3ページを御覧ください。
1目的ですが、新型コロナウイルス感染拡大を防止し、テレワークのうち、施設を利用した勤務を推進することにより、将来的なサテライトオフィス誘致につなげるため、市内宿泊施設と連携して、テレワーク推進モデル事業を実施するものです。
2事業概要ですが、実施場所は、ホテルリボーン野幌です。
委託内容ですが、本事業は、ホテルリボーン野幌に1から3の内容を委託することにより実施します。
1テレワークプランの提供として、期間は令和3年6月1日から6月末までを予定しております。
対象者は、市内在住の就業者と市外在住の市内就業者です。
室数は、1日5室までで、延べ120室を上限とします。
時間は午前8時から午後6時まで、利用料は税込み3,000円のプランを利用者負担500円で提供します。
2アンケートの実施として、利用者に対し、アンケートの依頼と回収をしてもらいます。
また、3ホテル公式ホームページ、フェイスブックによりまして、PRを行ってもらいます。
委託料は、ホテルが利用者から徴収する500円を除く、1室当たり2,500円としています。
3予算は、企業誘致推進事業として、2,500円を120室分で、30万円を予定しております。
以上です。

委員長(岡君):ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。

相馬君:6月1日からのスタートということで、SNS等でも始めたという記事を拝見いたしましたが、ホテル側に予約の問合せなど、実際に利用されているという報告等は受けていますか。

企業立地課長:利用の予約の申込み状況ですけれども、ホテル側から連絡を受けておりまして、現在の予約状況ですが、全部で13件の申込みがございます。
6月1日から始まりまして、実績で言いますと、1日は1件利用がありまして、昨日は2件利用がございました。今のところ、全部で13件という予約状況です。

相馬君:テレワークなので、ホテルリボーン野幌に対して貸してくれという会社からの要求なのか、個人的に自宅等でテレワークができないということで、仕事で利用したいのか、それはこれからアンケートの実施で答えとして出てくると思うのですけれども、こうやって打ち出しをしましたということで、江別市に市内の会社等から確認はございましたか。

企業立地課長:今回の事業については、周知を始めたのが5月末からで、今のところ、直接、市に問合せは来ていない状況です。

相馬君:モデル事業ということで、市が進めていきたいということもありますので、できるだけ間を置かないで、PRにも努めていただきたいと思います。

委員長(岡君):ほかに質疑ございませんか。

干場君:まず、1点、確認でお伺いしたいのですけれども、テレワークプランの提供というところで、1日5室まで、延べ120人を上限としていますが、私は単純に、カレンダーを見ると、1日5室で1か月、30日で150室、土曜日と日曜日はあったにしても、そういう考え方を持ったのですけれども、あくまで実際の室数は、ホテルの運営者側にある程度お任せをして、利用の上限を定めたという解釈でよろしいのか、お伺いします。

企業立地課長:1日5室で、全部で120室とした理由ですけれども、テレワークのためということで、利用されるのは平日が多いという状況がございまして、既に予約を受けていますが、土曜日と日曜日の予約は、今は入っていない状況です。
こういったことも予測しまして、今回は150室より少ない数字、120室ということで確保しています。

干場君:もう1点ですけれども、市が負担する2,500円のお金の扱いについてですが、このお金は、6月1日から6月末まで、全部終わった時点での精算か、それとも、ある程度区切った中でのやり取りがあるのか、その辺のお金の流れについてお伺いします。

企業立地課長:ホテル側に対する精算の時期ですけれども、まず、1か月間実施して、全て利用が済んだ後に精算するということでホテルと約束しまして、事業が終わった後に精算するという方法です。

干場君:大変細かくて申し訳ないのですけれども、2,500円を確認する書面は、今、行政として何を想定しておられるのか、お伺いします。

企業立地課長:確認の方法ですけれども、予約の申込みの状況で確認するということもありますが、利用された方に対しては、アンケートを必須で記入していただくようにしていますので、それによりまして確認を考えております。

干場君:再確認ですが、アンケート用紙及び予約をしたという確認表で、市として2,500円を充当する確認の書面と考えているということでしょうか。

企業立地課長:事業が全て終わった後については、受託者、ホテル側から実績報告ということで、何件利用があったかというものを書面で提出していただく予定ですので、それをもって精算に使いたいと考えております。

干場君:アンケートなどの書面とともに、実績報告を頂き、支払いをするということでよろしいですか。

企業立地課長:委員が御指摘のとおりです。

委員長(岡君):ほかに質疑ございませんか。

石田君:先ほど聞こえなかったので、1点、確認したいのですが、予約は、個人からでもいいし、企業からでも受け付けるということでしょうか。

企業立地課長:対象者のところに記載がありますけれども、予約はあくまでも市内在住で働いている方、もしくは、市外に住んでいて市内で働いている方ということで、あくまでも個人ということを想定しております。

石田君:500円で日中部屋を使えるということで、この趣旨としては、テレワークで仕事をしづらい人のために、市のほうで市内の業者と連携して、そういう場所を提供してあげようということだと思うのですけれども、その日中の利用期間中、何をされているかということは、確認できるのでしょうか。

企業立地課長:実際、部屋の中の利用状況については、個室ということもありますので、そういったところの具体的な確認まではなかなか難しいと考えております。

委員長(岡君):ほかに質疑ございませんか。

稲守君:時間のことですけれども、午前8時から午後6時までですが、午後6時には必ずそのホテルを出なくてはいけないという状況になるのか、それとも、午後6時まで仕事をして、それから片づけて出られる状況なのか、これはどちらになるか、分かりますでしょうか。

企業立地課長:時間についてですけれども、ホテルで提供可能な時間が午前8時から午後6時までということで、その間の利用ですので、午後6時までには部屋を出ていただくという形になります。

委員長(岡君):ほかに質疑ございませんか。

高橋君:少し細かいことで恐縮ですけれども、利用者側の視点でお伺いしたいと思います。
まず、一つは、駐車場の件ですけれども、もし自家用車で来られる方で、ホテルの駐車場を利用する場合は、宿泊者と同じ条件での駐車料金ということになるのか、ホテル側から確認されていれば、お聞かせください。

企業立地課長:駐車場についてですけれども、利用される午前8時から午後6時までの時間帯については、無料という扱いでホテルは運用しています。

高橋君:もう1点、記憶が定かではないので、確認したいのですけれども、働く場所の環境として、主にパソコン作業になると思うのですが、ホテルのお部屋の机や椅子がそうした作業をするのに十分な奥行きや広さがあるのか、確認されていましたら教えてください。

企業立地課長:部屋の中の机や椅子ですけれども、事前にこちらでも部屋を確認させていただいて、机もパソコンを置いて作業するには十分な広さがございましたし、椅子についても、1日座られてもそれほど疲れないタイプだと感じました。

委員長(岡君):ほかに質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
次に、ウのレンタサイクル事業についてを議題と致します。
本件に対する報告を求めます。

観光振興課長:私から、レンタサイクル事業について御報告申し上げます。
資料4ページを御覧ください。
1実施目的ですが、交通手段の選択肢を増やすことで観光客の利便性を高め、市内周遊を促進するものです。令和3年度は試行とし、次年度以降の本格稼働に向けた利用者アンケートを実施いたします。
次に、2試行期間ですが、令和3年7月1日から9月30日までを予定しており、新型コロナウイルス感染症の状況によっては開始日を変更することを検討しております。
次に、3貸出し自転車ですが、貸出し自転車は、電動アシスト自転車5台、普通自転車5台の計10台で、いずれも籠つき20インチとし、JR野幌駅の高架下に設置いたします。
また、貸出し用ヘルメット10個を用意いたします。
次に、4貸出しについてですが、(1)受付場所は、市民交流施設ぷらっと内にあります江別市民活動センター・あいです。
(2)利用時間区分は、記載の3区分で、(3)受付時間は、午前9時から午後4時までとします。
また、(4)利用条件は、アの観光及び市内周遊を目的とする者で、利用後に利用者アンケートに答えられる者、イの身長137センチメートル以上の者、ウの高校生以上の者(小・中学生であっても保護者の同伴があれば可)としております。
(5)利用料ですが、令和3年度は試行の年とし、無料とします。
最後に、5その他としまして、利用日の2週間前から予約を受け付けることとし、貸出しに当たっては、身分を証明できるものの確認を適切に行い、預り金は徴収しないこととします。
以上です。

委員長(岡君):ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。

三角君:1点、確認させていただきたいと思いますけれども、このレンタサイクル事業に関しての自転車保険や傷害保険の考え方についてお聞かせください。

観光振興課長:年に1度の点検整備で加入できます赤色TSマーク附帯保険の加入となります。補償内容は、傷害補償、賠償責任補償、被害者見舞金となっております。
そのほかに、必要に応じまして、ウェブサイトから加入できます任意の自転車保険につきまして、貸出し受付時に情報提供できるように準備いたします。

三角君:個人的には、保険の関係の負担金は一切かからない、負担はさせないということで考えてよろしいのでしょうか。

観光振興課長:委員が御指摘のとおりでございます。
必要に応じてウェブサイトから入れるものにつきましては、個人で御負担いただく予定でおります。

委員長(岡君):ほかに質疑ございませんか。

石田君:予算決算常任委員会でも質疑が出たと思うのですが、目的は観光周遊に限定されておりますけれども、具体的にどのようにして確認するのでしょうか。利用日の2週間前から予約なのに、たまたま今日行ったら空いていたから、買い物に行くので使いたいという市民もいないわけではないと思います。
江別市民活動センター・あいに、そういうお客様には貸せないという話を押しつけるということにならないようにするためにも、そういう周知がある程度要ると思うのですけれども、そういうことに対する配慮は何か考えておられますか。

観光振興課長:委員が御指摘のとおり、予算決算常任委員会の中では、あまり利用目的について問わないということで御説明させていただいたのですけれども、それといいますのも、試行の年ということもありまして、アンケートを取りながら、より多くの方に使っていただければということで、そのようにお答えさせていただきました。その後、例えば、友人の家に行きたい、スーパーに買い物に行きたいというような、日常的な御利用が増えてしまった場合に、本来、御利用いただきたい方の利用に支障を来すおそれがあるということで、観光や市内周遊を目的としたいと考えております。
委員が御質疑の確認の仕方でございますけれども、利用申請書の中に主な行き先を御記入いただく形にしまして、その下の利用条件の部分に、主に観光や市内周遊を目的としてくださいということを書かせていただきたいと思います。ですから、行き先が友人宅やスーパーということですと、基本はお断りしてくださいと江別市民活動センター・あいにはお願いしております。
仮に、当日空いていたとしても、令和3年度に関しましては、そのように進めたいと考えておりまして、江別市民活動センター・あいとは、実際に進めながら、こういう案件があったということで、御相談いただけるようにお話しさせていただいているところです。

委員長(岡君):ほかに質疑ございませんか。

干場君:今、石田委員からも質疑があったことですが、目的は、やはり日常的なことではなく、観光ということだと思うのですけれども、実際にそこを確認し切れるか、難しい面もあると思っております。ですから、今回、実験的な取組ということで無料となっていますが、やはり総合的に考えると、若干懸念する気持ちも少し持っているところです。
そこで、お伺いしたいのですけれども、この予約というのは、予約もできるし、当日行って空いていれば利用できるということでよろしいでしょうか。また、当日行った方は予約でいっぱいで利用できませんということもあるのか、その辺りをお伺いします。

観光振興課長:当然、予約もできますし、当日空いていれば御利用いただくことも可能です。
ただし、予約でいっぱいということになりますと、当日予約なしで訪れた方にはお貸しはできないということになります。

干場君:細かくてすみませんが、その予約は電話でしょうか、それとも、SNSなどで可能だということでしょうか。

観光振興課長:予約を受け付けていただきます江別市民活動センター・あいとお話しして、今は電話で予約を受け付けるということで予定しております。

干場君:予算決算常任委員会で質疑があったかもしれませんが、身分を証明できるものの確認を行った際に、目視で確認なのか、例えば、よく民間である手法で、コピーをするということもあると思いますけれども、確認について、そこまで作業を行うか、伺います。

観光振興課長:身分を確認できるものを御提示いただきまして、今のところコピーを取る予定はしておりませんが、番号や必要条件、申請書に書かれているお名前、生年月日などが一致しているかという形で、確認を取らせていただく予定でございます。

干場君:もう1点ですけれども、3番目の貸出し自転車についてというところに、貸出し用ヘルメット10個を備え付けるということで、これは、電動アシスト自転車5台、普通自転車5台の全台数にそれぞれということだと思います。いろいろな保険をかけていただいているということですが、これは義務という受け止め方なのか、あってはならないですけれども、もし事故があったときに、このヘルメットを着用しているかどうかによって、実態としては大変大きな差があるということが既に明らかになっているのですが、市としては義務に近いような形で着用をお願いするのか、その辺りについてどのようにお考えか、伺います。

観光振興課長:市としましては、無料でヘルメットをお貸しできるので、ぜひ着用をお願いしたいと思っていますけれども、市中を走られている方、皆さんがヘルメットをかぶられているわけではないので、強制はできないと考えております。

委員長(岡君):ほかに質疑ございませんか。

高橋君:今ほどありましたように、やはりこのレンタサイクルを利用中の事故、自転車に乗るからにはあり得るという視点で準備が必要だと思います。
まず、一つに、ヘルメット着用については、北海道の条例もあって、やはりそれは推奨すべきことだと思うのですけれども、そうしたことまできちんと説明されるおつもりがあるのか、お伺いします。

観光振興課長:自転車を御活用いただく上でのルールやマナーは、全部を細かく御説明するのはなかなか難しいと思いますので、今、北海道でも進めています自転車の取組のリーフレットなどがありますので、そういったものを受付の窓口に置くような形でイメージしております。
利用の安全性につきましては、御注意いただけるようにということで受付でお話ししていただくことと、そういった必要があればお配りできるリーフレットを用意するということで今考えております。

高橋君:まちの中を拝見しておりますと、自転車は車両だということと、道路交通法で定められているルールがあるということを御存じなく走行されている方もお見かけします。
こういう事業を行う際には、やはりそうしたことを周知、普及していくということも、それで実現できるものではないにせよ、念頭に置いた対応が必要だと思います。例えば、リーフレットも、置いておくではなくて、鍵と一緒に一言添えてお渡しするくらいの対応が必要だと思いますけれども、いかがでしょうか。

観光振興課長:先ほどの保険の件と併せまして、そういったものをお渡しできるように準備したいと思います。

委員長(岡君):ほかに質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
次に、エの地域プロジェクトマネージャー制度の活用による観光推進体制の強化についてを議題と致します。
本件に対する報告を求めます。

観光振興課長:地域プロジェクトマネージャー制度の活用による観光推進体制の強化について御報告申し上げます。
資料5ページをお願いいたします。
初めに、1地域プロジェクトマネージャー制度について、(1)概要ですが、総務省策定の地域プロジェクトマネージャー推進要綱では、地方自治体の重要プロジェクトにおいて、関係者間を橋渡ししながら現場責任者として当該プロジェクトを推進する地域プロジェクトマネージャーを任用するに当たり、総務省が必要な支援を行う制度とされております。
次に、(2)財政措置ですが、報償費等を対象に1市町村1名まで650万円を上限に特別交付税措置が講じられます。
次に、2江別市における地域プロジェクトマネージャー制度の活用について、(1)採用手続ですが、アの募集期間を5月14日から31日までとし、イの主な申込み資格を三大都市圏内の都市地域、政令指定都市等に住所を有しており、任用に当たって、本市へ住民票を異動し、居住することができること並びに観光振興施策に対する専門知識と経験を有することとして募集を行いました。その結果、4名から応募を頂いたところでございます。
(2)勤務条件等につきましては、記載のとおり、会計年度任用職員として週当たり30時間の勤務をし、報酬は月額41万5,000円、任用期間は7月上旬から令和4年3月31日までとしますが、令和6年3月31日まで更新の可能性があります。
業務内容は、江別市観光振興計画に基づく取組強化策の企画・進行管理と観光推進体制の強化及び体制整備でございます。
最後に、(3)今後のスケジュールですが、6月13日に面接選考を実施し、6月中旬に採用の通知を行い、7月上旬を着任予定日としております。
なお、当市における制度の設計及び採用手続につきましては、地域おこし協力隊制度と同様に、企画政策部が所管し、採用後、当課に配属となるものです。
以上です。

委員長(岡君):ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。

相馬君:私が存じ上げないため、すごく拙い質疑になって申し訳ないことを先におわびさせていただきます。
まず、この募集期間5月14日までの周知を含めて、市として取り組んだ流れについて、大枠で結構ですので、御説明願います。

観光振興課長:まず、予算の要求をさせていただく段階で、国では本当に大まかな概略のみが示されておりまして、今、御説明したこの制度の概要と交付税措置が650万円ですということのみでございました。北海道石狩振興局経由で詳細が入りましたのが、4月6日付の通知ということになります。
その後、先ほど申し上げました制度を担当しております企画政策部企画課と、条件やこちらでお願いしたい内容を詰めまして、4月中に固めまして、5月のゴールデンウイーク明けにすぐ周知ということで手続を進めました。
市のホームページ、江別市の各課で持っていますSNSや、グーグル広告、広報メモなどで周知をさせていただきました。

相馬君:総務省から出ている書類自体が3月末日という文章で、私も読ませていただいたのですが、4月から募集まで1か月半ぐらいの時間で、しかも4名も応募をしてくださったということが、驚きにつながったのですけれども、市としては、この地域プロジェクトマネージャー制度が既に実施されている先進事例みたいなものを参考にされたのか、先ほどの総務省から来た文書一通だけで企画政策部と検討したのか、いかがでしょうか。

観光振興課長:委員の御指摘のとおり、総務省通知は3月31日付でございまして、その時点で私どももインターネットなどにより、他市でもう募集をかけているものは見せていただいたところでございます。
北海道外では数件、北海道では大樹町の1件だけ募集されていたのですけれども、やはり取り組んでいただくプロジェクトが全く異なりますので、実は参考にさせていただくというところは正直なくて、どちらかというと、国や北海道に照会をしながら制度を詰めさせていただきました。

相馬君:人件費として、月額の大きな金額も出ており、交付税措置は上限で650万円という提示もありますし、期間延長も出てきていますけれども、今回、観光推進体制の強化ということに特化して地域プロジェクトマネージャーをお願いしようということで、先ほど言ったみたいに、この1か月半の間に、三大都市圏から移住をしていただいてこのプロジェクトを遂行してくださる中心者を選ぶということになります。そうすると、市が観光事業でどのようなプロジェクトをつくるかという素案を基に、この地域プロジェクトマネージャーが引っ張っていく立場になるのではないかと理解しました。
そこで、私が一番お伺いしたいのは、観光推進に特化した理由についてと、それから、具体的にどんなことを想定されて地域プロジェクトマネージャーを活用しようとしているのか、教えてください。

観光振興課長:まず、理由ですけれども、そちらは江別市観光振興推進計画がございまして、それに沿っていろいろな取組を進めているところでございますが、どうしても推進を進めていく中で、計画の中にも推進体制を強化していくような項目があるのですけれども、民間の事業者とのやり取りや、江別観光協会も含めまして、民間団体の組織力の強化が必要だとずっと感じておりました。ただ、そこは、なかなかうまく進んでいないということもありまして、専門知識もあって、かつ会計年度任用職員、市の職員でもある方に入っていただいて進めたいということが一番大きな理由になります。
プロジェクトの内容ですけれども、民間の知識も必要で、私たちが気づかない観光資源の現状把握と活用の方法など、江別観光協会の法人化につきましても、従来から自分たちで稼げるような仕組みをやはりつくっていかなければならないというところで、その知恵をお貸しいただきたいと考えております。江別観光協会、観光振興課もつないでいただきますし、点在している組合のような、例えば、ホテル、交通、パンや菓子など、いろいろとあるのですけれども、そういう組合団体が市にはなかなかないので、そういった事業者の間の橋渡しをしていただければと考えております。

相馬君:地域おこし協力隊にしても、地域活性化起業人の政策にしても、短期間の間に地元に根づいていただいて、いろいろなことを発掘していただくという目的で来ていますけれども、今話題となっているのは、その方たちがどう地元に根づいていってくださるかということも見通さなくてはいけないと思います。
今回の地域プロジェクトマネージャーは、それこそ大都市からいらっしゃって、江別市に住民票を移してくださって、最長3年だと思うのですけれども、期間が終わったら、どうぞ、お帰りくださいという想定をしているのか。応募する方たちのそれぞれの御意向だと思うので一概には言えないですが、私はIターンか、Uターンかよく分からないですけれども、江別市は、江別市に住民票を移して3年間頑張ろうとおっしゃる方が、できれば江別市の人材として根づいてくださることを目的としているのか、あるいは、総務省の言うとおり、3年間、チームのトップで走り続けてくださるブリッジ人材として大きく成長して市に貢献してほしいから、3年終わったら、どうぞ、御自分の持ち場にもう一度お戻りくださいという思いでいるのか、始まるときに展望はどうですかとお聞きするのは難しいと思うのですけれども、どのようにお考えか、最後にお伺いします。

観光振興課長:地域おこし協力隊と同様に、要件にはしておりませんけれども、せっかく来ていただいて、関わっていただくわけですから、いずれはこちらで定住していただいて、起業といった形につながればいいと当然考えております。
ただ、募集する中で、そういったことは特にうたってはおりません。

委員長(岡君):ほかに質疑ございませんか。

島田君:今、相馬委員からの質疑で大体理解はできたのですけれども、総務省から来たのは、かなり抽象的な申込み企画要綱だと思って見ていました。
ここで、難しいのは面接での選考ですが、どういう方が当たるのか、教えてください。

観光振興課長:面接選考ですけれども、今回、こういう事情ですので、オンライン、リモート面接を予定しておりまして、面接官は、市の職員が1名、市内の経済関連団体に属する方が3名の合計4名を予定しております。

島田君:その方々は、もう既に決定しているのですか。

観光振興課長:面接官をしていただけるように、調整は済んでおります。

島田君:このプロジェクトは、かなり高度な気がします。失礼ですけれども、選考に当たって、そういう人をしっかりと見極めることができる方々がなっているのでしょうか。その点だけ確認させてください。

観光振興課長:申込みに当たりましては、履歴書や職務経歴書のほかに、職歴スキルを踏まえた応募動機ということでレポートを提出していただいておりますので、その中で面接官の方に選定を頂けると考えております。

島田君:レポートを中心に判断するのですか。

観光振興課長:応募動機のレポートと職務経歴書ということで、これまでどういう経歴を歩んでこられたかというところで判断していただくことになります。

委員長(岡君):ほかに質疑ございませんか。

干場君:これまでも御説明があったとおり、国からの細かな要綱は、本当に3月末のぎりぎり、4月初旬に来たということで、時間のない中でいろいろと準備をされたと思うのですけれども、一般的に、地域とつかないプロジェクトマネジャーも、読み込むとなかなかハードルの高そうなものだと思っています。
今回、地域プロジェクトマネージャー制度に4人の方が応募されたということですけれども、基本的に、ここに書いてありますとおり、4人とも観光振興施策に対する専門知識と経験がある方が応募されているということだと思うのですが、具体的に何か資格的なものをお持ちで応募されている方もいるのか、その辺りが漠然としていて、経験といっても、どういう経験が必要なのか、それが資格のようなものなのか、その辺が分からないので、ざっくりとその辺りをお伺いします。

委員長(岡君):暫時休憩いたします。(11:06)

※ 休憩中に、答弁調整を行う。

委員長(岡君):委員会を再開いたします。(11:09)

地域資源・観光協会担当参事:今の御質疑ですけれども、基本的に、応募の条件の中に資格等は細かく規定しておりませんので、そこまで問うものではございません。
応募いただいた方々につきましては、過去の職務経験や、先ほど答弁の中でも申し上げました職務経歴書等を見せていただきながら、一定程度、何らかの観光に関する取組、もしくは、地域おこしでそういった企画立案等の経験スキルをお持ちの方に応募いただいたものと考えております。
その辺の深みや度合い、それから、面接を通してその方の人となりを面接官のほうで判断していただく、こういうような流れになると考えております。

委員長(岡君):ほかに質疑ございませんか。

石田君:先ほど来、いろいろな御質疑があるのですけれども、一般的に考えて、2週間ぐらいで応募を締め切って、面接もそれから2週間ぐらいで行った。すごいスピードでどんどん進んでいくような場合は、邪推の部分が入るのですが、ほぼほぼ何か決まっていたことの裏づけとして進んでいるような気もしないではないのですが、それはお答えづらいかと思うので、差し控えます。
そういう部分で、当然だと思うのですけれども、市としては、今回のこの取組については、きちんと一般市民にも広く周知をして適正に進めてきたということでよろしいか、一応、確認させてください。

観光振興課長:こちらも極力早く、できれば5月、6月に進めたい内容ではございましたけれども、やはり一定程度の募集期間や周知時間も考慮しまして、今こういったスケジュールになっているところでございます。

石田君:この担当になった職員の方は、兼業などは可能なのでしょうか。

観光振興課長:会計年度任用職員の方と同様に申出といいますか、申請があれば兼業は可能でございます。

石田君:申請があればということですが、4人の方がいらっしゃって、いろいろなお仕事をされている方や、退職されて御自宅にいる方もいると思うのですけれども、何かあらあら応募の段階で分かってしまう気もするのですが、そういう場合でも申請は特に必要になってくるのでしょうか。

地域資源・観光協会担当参事:面接のときにも、当然そういったお話があれば、担当所管から、事務手続上、こういうものが必要ですということは御案内差し上げることが可能だと思います。
申請といいますか、一定程度、手続が必要なものですから、その手続を踏んでいただければ、あくまでも勤務時間は我々と同じ職務専念義務が発生しますが、それ以外の時間については、例えば、何かしら観光業に就いている方は、時間外において、その方の業をしていただくということは可能となっております。

石田君:この後、秋ぐらい、今年度中に江別観光協会が法人化しそうだということで、そちらとの関連では、この職員が中心になって江別観光協会の立ち上げに向けて活動されて、それで、私は、そのまま江別観光協会のスタッフとしていくということを考えるのですけれども、市側としては、その辺はどのように想定されていますか。

地域資源・観光協会担当参事:今、委員が御案内のとおり、目的としては観光推進体制の強化、体制整備ということで、資料にも記載をさせていただいております。そのうちの一つには、今お話があった江別観光協会の体制強化、そのうちの一つとしては、法人化に向けてのアドバイス、お手伝いを頂くことも入っております。
その後、江別観光協会のスタッフになるかどうかということにつきましては、市で雇用している会計年度任用職員になるものですから、江別観光協会の職員にはならないものと考えております。
ただし、我々職員が江別観光協会に対する支援をするのと同様に、そういったことに対する助言、アドバイス等には積極的に関わっていただくことになろうかと考えております。
ただ、3年後どうなるかということについては、それは、その方個人の思いと江別観光協会側の思いといったものがあって、それから、4年後、もしかしたら市のほうで何か違うポジションがあるのかないのか、そういったことも含めて、全体の中での判断、調整といいますか、いろいろな環境によって変わってくるものだと考えております。

委員長(岡君):ほかに質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
暫時休憩いたします。(11:17)

委員長(岡君):委員会を再開いたします。(11:22)

農業振興課長:鳥獣の処分の質疑で、一部正確にお伝えしていなかった部分がございますので、改めて訂正して御説明したいと思います。
今回の江別市鳥獣被害防止計画の中で、日常、アライグマ、キツネ、鳥類については、主に葬祭場に持ち込んでいただいて、そちらで無償で焼却をしていただいて処分をしているという形になります。
エゾシカについては、大型になりますので、一部御答弁申し上げた食肉に利用している部分もありますけれども、市内の角山開発株式会社に持ち込んで、そちらで焼却していただいているという現状でございます。
訂正して、おわびいたします。

委員長(岡君):次に、オの感染症防止対策協力支援金についてを議題と致します。
本件に対する報告を求めます。

商工労働課長:感染症防止対策協力支援金について御報告申し上げます。
初めに、1目的についてでありますが、この感染症防止対策協力支援金は、国による緊急事態宣言措置区域の追加を踏まえ、これ以上の新型コロナウイルス感染症拡大抑止に向け、新型インフルエンザ等対策特別措置法第45条及び第24条による休業・時短要請等に協力した事業者に対し、北海道から支給事務の依頼を受け、市から支援金を支給するものです。
次に、2支給対象者数ですが、市内事業所数3,351件のうち、対象事業者は、北海道の試算により420件と想定しています。
次に、3支給対象及び要件についてですが、緊急事態宣言期間の令和3年5月16日日曜日から令和3年5月31日月曜日まで、16日間において、北海道からの要請・協力依頼内容の全てに取り組んだ事業者が対象となります。
要請・協力依頼の内容については、(1)酒類またはカラオケ設備を提供する飲食店については休業を要請、(2)上記以外の飲食店については、時間を午前5時から午後8時までの範囲に短縮し、営業するように要請、(3)結婚式場については、飲食店と同様の要請に従い、できるだけ短時間で、少人数で開催することを要請し、全ての飲食店等において、感染防止対策に取り組むことが必要となります。
支給の対象となるかどうかは、次のページ、札幌市作成資料の簡易フローを御参照ください。
4給付額についてですが、中小企業・個人事業主は、1日の売上高に応じて4万円から10万円の給付を受けることができます。
なお、大企業につきましては、減少額に応じて1日最大20万円の給付となります。
給付額の算定方法については、令和元年または令和2年5月のどちらかの売上高を31日で割り、これに0.4を掛けて給付額を算出し、1,000円未満は切上げとなります。
5補正予算(案)については、事業者への支援金が3億5,408万円、支援金事務費が703万1,000円となっており、支援金については、国の負担分が8割、北海道負担分が2割となっております。
また、事務費については、全額が国の負担となります。
最後に、6スケジュールについてですが、6月1日から対象事業者への申請書等送付を行い、申請の受付を開始しております。6月15日から支給決定、支払い処理を開始しまして、6月22日頃に指定口座へ振込をする予定となっております。
以上です。

委員長(岡君):ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
次に、カの令和2年度江別まちなか仕事プラザ事業の実績についてを議題と致します。
本件に対する報告を求めます。

商工労働課長:それでは、カの令和2年度江別まちなか仕事プラザ事業の実績について御報告いたします。
初めに、事業概要についてでありますが、この施設は、就職希望者と地元求人企業をつなぐ地域密着型の総合型就労支援施設として、令和2年5月に開設したものです。
この施設では、若年者からシニアまで幅広い層の求職者に対し、相談員による就労相談や求職者のニーズに沿った就職支援セミナーを行うほか、市内企業の求人情報の提供など、各種就労支援を行っております。
特に、子育て世代の女性や定年退職後のシニアを対象とした就職支援セミナーを充実させているほか、市内企業の人材の確保に向け、企業の認知度向上や人材確保につながるような企業説明会などを開催し、求職者のみならず、市内企業の支援も行っております。
次に、施設概要ですけれども、この施設は令和2年5月15日に運営を開始しております。
営業時間は、毎週火曜日から土曜日の午前9時30分から午後5時30分まで、場所は、市内中心部の商業施設でありますイオンタウン江別の2階に設置しております。
市内中心部の商業施設内という立地であることから、幅広い世代に立ち寄っていただくことができ、特に江別市子育てひろばぽこあぽこに隣接しておりますことから、子育て世代で再就職を考えている方にも気軽に立ち寄っていただけるように配慮しております。
次に、3令和2年度の実績ですけれども、まず、求人情報の掲載やセミナー等への参加をしていただく登録事業者数は、54事業所となっております。
(2)就職支援セミナーや企業説明会等の開催回数は、130回を数えております。
次に、当施設の利用を通じた就職者数は、157人いらっしゃいます。
就職支援セミナーや企業説明会等の参加者数は、521人となっております。
新型コロナウイルス感染症の拡大が続く中での運営開始でありましたが、関係機関の協力やスタッフの丁寧な対応、市内中心部の商業施設内にあり、江別市子育てひろばぽこあぽこに隣接している立地のよさなどにより、多くの方に御利用いただきました。そういった点も、御利用者の就職につながっていると考えております。
以上です。

委員長(岡君):ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。

干場君:確認ということでお伺いしたいのですが、相談を含めた江別まちなか仕事プラザ全体の利用人数はお分かりになりますか。もちろん、セミナーや企業説明会の参加者数521人も含まれると思うのですけれども、要するに利用された方の総人数が分かれば、お伺いします。

商工労働課長:カウントの仕方はいろいろとあるのですけれども、立ち寄られていろいろとお話を聞いていただいた方も含めると、利用者数は2,692人いまして、そのうち、実際に相談員の人にいろいろと相談されている方は、延べ163人いると報告されております。

委員長(岡君):ほかに質疑ございませんか。

相馬君:基本的に、この事業は今年度も継続でしょうか。

商工労働課長:今年度も継続して開設しています。

相馬君:3年間などの時限ではなくて、恒常的にということでしょうか。

商工労働課長:この江別まちなか仕事プラザにつきましては、国の地方創生推進交付金を活用して開設しております。
委員が御指摘のとおり、措置されるのは3年ということで、その期間は3年でございますけれども、江別市として開設する期間を3年限りとしているわけではございません。

相馬君:実際に拝見したことがないので、想像だけで質疑するのをお許しいただきたいと思うのですけれども、この企業説明会は、企業が求人のために開くということなのか、それとも、恒常的に欠員ができたり、新規で募集しておきたいために、定例的に、例えば、4月や10月みたいに期限のいいところで説明をされるのか、どちらのほうが多いのか、伺います。

商工労働課長:令和2年度の開催について申し上げますと、いわゆる企業の説明会は3社で3回ほど行わせていただいています。そのほか、企業向けの採用力向上セミナーということで、求人としてどのように出したらいいか、業務の中身の改善を含めたセミナーなどもやっております。
これは、企業に御利用いただく趣旨は、職を求めている方に市内企業のことをよく知っていただけるような場にするという目的がありますので、あとは登録される企業のお考え次第ですけれども、我々としては、企業説明会は3回でしたが、そういったものも回数を重ねていただきたいと思っております。
また、逆に、そういうことがうまくつながっていない企業にここを利用していただいて、江別まちなか仕事プラザの企業側の担当の人とのやり取りで、そういうことが増えるようにしていきたいと思って運営しています。昨年度の開催実績としては3回ですけれども、ほかの企業が実施するセミナーは130回という回数になっております。

相馬君:就職者数が157人いたとのことなので、先ほど言った女性、シニアを対象としたセミナーに参加すると、それを受けたことで就職がかなうと参加者の方に思っていただける状況だったかと思ったものですから、ぷらっと寄ってみても求人する企業と接点が取れるものだったのか、確認したくてお伺いしました。
それでは、ハローワークと江別まちなか仕事プラザがどのように違うのかということは、私たちも説明を受けて実際に運営していくと分かるのですけれども、商業施設の中で、これからどうしようかという漠然とした方たちを対象にしたり、あるいは、リタイアされた方がもう1回というような、はっきりとした就労意欲ではなくても、ここに来ると自分のやりたいことや副収入など、可能性を広げるチャンスになるということが広く認知されればいいと思っていました。その機会として、成功と言っていいのかどうか、私も言葉を選ぶのですが、100人以上の方が就職されたということは、一定の成果が出たのではないかと思うのですが、いかがでしょうか。

商工労働課長:今、委員が御指摘のとおり、最終的に、この施設での御相談やセミナーの受講を通して就職された方が157人いらしたということで、これは我々が当初御説明していた目標数からいきますと、数字や倍率を申し上げるのは適切ではないかもしれないですけれども、想定よりも大きく上回って、3倍近い数となっております。我々が当初思い描いていた人数、あるいは、この新型コロナウイルス感染症が拡大する環境下において、想定よりも多くの方が就職につなげていただいたと考えております。

委員長(岡君):ほかに質疑ございませんか。

干場君:要望になると思うのですけれども、今、江別まちなか仕事プラザが非常に便利なところにあって行きやすい、また、相談もしやすいということで、とてもいい事業だと思っています。
実際に、江別のハローワークであったことですが、基本的な学びに欠けた方が働きたいけれども、働くことができない、働き続けることができないということで相談に行った際に、改めて学び直しができる場をハローワークの方が個人的にお知らせしたことによって、読み書きができるようになって働く場所が増えた、働くことがまたできるようになったという話を伺ったことがあります。
今回、札幌市で公立夜間中学の開校が進められていて、まさしく、なかなか学びを得ることができなかった方たちのための場所がこれからできます。今後、ぜひここの運営事業者にも、そのような方がいらしたらチラシや情報を提供していただけるような緩やかな連携をしていただければと思っておりますので、参考としていただきたいと思います。
こういう行きやすい場所ですから、よろしくお願いいたします。

委員長(岡君):ほかに質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
次に、(2)第2回定例会予定案件、アのフラワーテクニカえべつの決算に関する書類についてを議題と致します。
本件に対する説明を求めます。

農業振興課長:第2回定例会に報告を予定しております株式会社フラワーテクニカえべつの令和2年度決算に関する書類につきまして御説明申し上げます。
別冊資料の第28期令和2年度事業報告書1ページをお開き願います。
まず、第1事業概要でありますが、令和2年度は、江別市花き・野菜栽培技術指導センターの指定管理業務のほか、花卉苗・野菜苗の育苗事業、黒ニンニク製造販売事業を実施してまいりました。
例年実施しているガーデニングフェアについては、新型コロナウイルス感染症の影響により中止とし、販売予定の花卉苗を希望のあった市内の介護施設や幼稚園などに無償で提供いたしました。
これらの事業の実施により、生産者への苗の安定供給や市民への花卉の普及推進に引き続き努めてまいりました。
なお、過去3年間の事業成績及び財産の状況につきましては、下段の表に記載のとおりであります。
次に、別冊資料2ページをお開き願います。
別冊資料2ページから3ページまでにかけましては、第2会社概要と致しまして、株式の状況、従業員の状況等を、別冊資料3ページの下段から続く4ページにかけましては、第3処務概要と致しまして、株主総会事項、取締役会事項等を記載しております。
次に、別冊資料5ページをお開き願います。
第4計算、1貸借対照表でありますが、資産の部につきましては、預金などの流動資産が1億625万1,433円、その下の固定資産が1,645万6,850円となっており、資産合計では1億2,270万8,283円となっております。
右側の負債及び純資産の部では、未払い金などの流動負債が773万7,430円、その下の資本金が5,000万円、利益剰余金が6,497万853円となり、負債及び純資産合計で1億2,270万8,283円となるものであります。
なお、内訳として、別冊資料10ページに、固定資産取得明細書を記載しておりますので、後ほど御参照いただきたいと存じます。
続いて、別冊資料6ページをお開き願います。
2損益計算書でありますが、営業損益の部では、売上高は野菜苗等の販売で7,615万7,738円、営業受託収入は指定管理料で965万5,000円、売上高合計では8,581万2,738円となるものであります。
次に、売上げ原価合計では6,294万5,453円、販売費及び一般管理費は2,293万9,962円となり、内訳につきましては、別冊資料8ページに4製造原価明細書及び5販売費及び一般管理費明細書を記載しておりますので、こちらも後ほど御参照いただきたいと存じます。
以上の結果、別冊資料6ページに戻りまして、営業損失として7万2,677円が生じまして、営業外収益、法人税等を清算した当期純利益は、245万6,286円となるものであります。
次に、別冊資料7ページを御覧願います。
3株主資本等変動計算書でありますが、前期末残高として、利益剰余金のうち、繰越利益剰余金は2,201万6,533円でありましたが、昨年6月に書面決議された株主総会において、株主に対して25万円を株の保有数に応じて配当すること及び配当後の残額を任意積立金に充当することが承認されたところであります。
この配当金25万円、利益準備金2万5,000円及び任意積立金の662万1,533円を処分した結果、当期純利益245万6,286円を加えた利益剰余金合計は、6,497万853円となったものでございます。
以上です。

委員長(岡君):ただいまの説明に対し、質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
これをもって、経済部所管事項を終結いたします。
建設部入室のため、暫時休憩いたします。(11:46)

委員長(岡君):委員会を再開いたします。(11:47)
3建設部所管事項、(1)報告事項、アの令和3年度工事契約状況(5月18日現在)についてを議題と致します。
本件に対する報告を求めます。

管理課長:令和3年度の建設部に係る5月18日現在の工事契約状況について御報告いたします。
資料の1ページを御覧願います。
初めに、令和3年度の工事予定額でありますが、土木工事では14億556万3,000円、建築工事では5億3,213万8,000円、総額で19億3,770万1,000円であります。
このうち、5月18日現在の工事契約状況でありますが、土木工事は、契約件数が11件、契約金額は3億9,338万2,000円、工事予定額に対する契約率は28.0%であります。
建築工事は、9件で2億3,118万180円、契約率は43.4%であります。
全体では、20件で6億2,456万2,180円、契約率は32.2%となっております。
それぞれの工事名、契約金額等につきましては、資料の2ページに記載しておりますので、御参照願います。
なお、令和2年度に債務負担行為を設定した、いわゆるゼロ市債に係る工事につきましては、土木工事の中段から下段にかけて記載しております路面凍上改修工事その1から路面凍上改修工事その7までの7件であり、契約金額の合計は2億7,082万円となっております。
以上です。

委員長(岡君):ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。

干場君:1点、お伺いをしたいのですけれども、資料2ページの建築工事の市民会館大ホール舞台上部軀体補修等工事で、落札率100%ということですが、このことについて、少し御説明をお願いします。

管理課長:資料の2ページに記載の建築工事、下から2段目の市民会館大ホール舞台上部軀体補修等工事につきましては、市民会館大ホールの舞台装置をつり下げるブドウ棚の鉄骨を支えるコンクリートはりが一部欠けて落下したため、早急に安全性を確保し、被害拡大を未然に防いだ上で、速やかに施設利用を再開するためにも、緊急を要する工事として、随意契約により、記載の請負業者と契約しております。
落札率についてですが、100%となった要因を把握するのはなかなか難しいところではあるのですけれども、この工事につきましては、緊急を要し、特殊な工事の部分もあったものですから、業者からの参考見積りを基に積算していることもありまして、これも影響していると思われます。

干場君:緊急性ということもあったと思うのですけれども、かなり専門性も高いということですので、一応、理解いたしました。

委員長(岡君):ほかに質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
次に、イの大麻駅跨線人道橋の改築についてを議題と致します。
本件に対する報告を求めます。

都市建設課長:それでは、私から、大麻駅跨線人道橋の改築について御報告いたします。
資料の3ページを御覧ください。
本事業は、昭和43年度に建設された既設人道橋の老朽化に伴う架け替えを行うことにより、冬期対策を含めたバリアフリー化を図り、高齢者をはじめとする人道橋利用者の安全性、快適性を確保しようとするものであります。
今回、昨年度実施しておりました当人道橋改築に関わる詳細設計が整いましたので、事業概要を御説明いたします。
資料下段の完成イメージ及び資料4ページ、5ページの橋梁一般図を併せて御覧いただくと分かりやすいと思いますので、御参照ください。
1の新たな人道橋の構造でありますが、橋長が35.3メートル、幅員は鉄道上空の通路部が3メートル、斜路つき階段が2.9メートルであり、建設する位置は既設人道橋から札幌市側へ10メートル離れた位置となります。
機能としましては、自転車の搭乗も可能な18人乗りエレベーターを2基設置するとともに、雨風や雪対策として人道橋の通路及び階段全体に上屋を設ける構造としております。
次に、駐輪場計画につきましては、現在、JR大麻駅南側周辺には延べ389台駐輪可能であり、整備拡張後は合計で576台駐輪可能となる予定です。
次に、2スケジュール(予定)でありますが、今年度は、跨線人道橋の橋脚やエレベーター棟、駐輪場の整備に必要な用地の取得及び工事に支障となる物件の移転補償を予定しております。
令和4年度からは、工事用仮設道路や橋梁の基礎部となる下部工、橋桁や階段などの工場製作に着手し、令和5年度に上部架設工、令和6年度に上屋工、エレベーター棟の施工を行い、令和7年度に事業の完了を目指して取り組んでまいります。
なお、総事業費につきましては、JR北海道との基本協定締結前のため、鉄道敷地に係るJR北海道施工分が未確定であり、現時点ではお示しできません。
以上です。

委員長(岡君):ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。

石田君:ようやく、すばらしい図面で見られたのでよかったと、大麻に住む者としてほっとしています。
数点ばかり確認させてください。
まず、南側の駐輪場についてですけれども、工事期間中、この駐輪場は使えなくなるのですが、そこら辺の確保については、どのようにお考えになっているのでしょうか。

都市建設課長:既存の駐輪場は、既設の人道橋の周辺に点在する形ではあるのですけれども、一部工事施工宿としても駐輪場を使う時期があると思いますので、その時期に関しては、一部分ですが、使えない駐輪場があると考えております。
駅の南側については、駐輪場にできる空き地もなかなか厳しいと思うのですけれども、周辺を調査して、駐輪場として同等程度の面積の確保に向けて検討していきたいと考えております。

石田君:もう1点、具体的なことになってしまうかもしれないのですが、令和6年度と幅があるのですけれども、実際に供用開始できそうな見込みというのは、何月ぐらいを想定しているのでしょうか。

都市建設課長:現時点での計画でございますけれども、令和6年度に、上屋工、エレベーター棟ということで、施工は予定しておりまして、その後、供用開始という予定ではございますが、できるだけ年度の末にならないように、できれば令和6年度の冬前ぐらいに供用開始したいと考えております。

委員長(岡君):ほかに質疑ございませんか。

相馬君:費用は示せないとおっしゃったのを、あえてお聞きするのでお許しいただきたいと思うのですが、実は、JR江別駅の跨線人道橋も同様に、大きな改修というか、新築になったと思います。そうやって考えると、今回、JR大麻駅もまるっきり新しいものが大きく立ち上がると思うのですが、比較検討したときに、10年以上前の完成ですので、建築費用は大きく違っているとは思うのですけれども、大体の規模でいくと、金額として同等なのか、先ほど言った上昇分を差し引いたとして、江別市が考える跨線人道橋の費用としては、どういう規模になるのかという1点だけ、確認させてください。

都市建設課長:今、委員がおっしゃられた費用の規模というところでございます。
JR江別駅の人道橋が平成26年、平成27年ぐらいに完成したと思うのですけれども、その総事業費については、比較すると、今の構造ないし人道橋としての規格としましては、幅員と、機能としてはエレベーター棟も何本かついていることと、橋長もほぼ同じぐらいというところに鑑みますと同等程度で、今回のJR大麻駅の場合は移転補償がありまして、南側に通信ケーブルが入っていまして、その移転に係る費用が加えられるという部分と、一部仮設工で人道橋を工事する際に、北側に仮設の人道橋を架けるという部分もあります。
そういった仮設に伴う経費が少し上乗せされるところですけれども、基本的には、JR江別駅の人道橋に少し加えられた費用だと、今のところ考えております。

相馬君:完成予定図とすると、JR江別駅の人道橋の大きさを考えれば、ほぼ間違いないと理解をしてよろしいでしょうか。

都市建設課長:私どもとしては、JR江別駅の人道橋に若干の費用がプラスされると考えております。
大きさにつきまして、橋長としては同程度になると思います。幅員も、JR江別駅の人道橋も幅員が3メートルで、今回のJR大麻駅の人道橋も3メートルで、機能的にはほぼ同等というところで、規模は同じだと考えております。

委員長(岡君):ほかに質疑ございませんか。

干場君:現時点で、もしも想定されていることがあったらお伺いしたいのですが、設計ができましたので、今後、工事が始まっていくと思います。工事自体は専門性もあると思いますが、市としては、可能な限り、市内事業者でもできるような工事も視野に入れてお考えなのか、その点について伺います。

都市建設課長:市内の工事業者を使えるのかという質疑だと思うのですが、この跨線人道橋の工事の特性上、鉄道上空に跨線橋がありまして、それの架け替えという内容になると思いますけれども、鉄道上の工事になりますので、やはりJR北海道が施工しなければならない部分が出てくると思います。
施工区分で、市側が施工する部分とJR北海道が施工する部分に分かれることになると思うのですけれども、そういった意味で、JR北海道の指定業者がやらなければならない部分と、市側が施工する部分につきましても、JR北海道の近接工事としてできる業者がしなければならないと考えております。

委員長(岡君):ほかに質疑ございませんか。

高橋君:1点だけ、確認させてください。
恐らく、これは仕方のないことだったと思うのですけれども、JR大麻駅の南口側のエレベーター棟について、動線を考えれば駅側に降りられるほうが利用者としては楽だと思います。これは、やはり既存施設や敷地との兼ね合いで、札幌市側に降りる形に設計されたということでよろしいのか、確認させてください。

都市建設課長:今、委員がおっしゃられたとおりです。
確かに、北側は、江別方面の駅側にエレベーター棟を抜く形状になっているのですけれども、南側がそういった状況になっているのは、まず、既設の人道橋があるというところで、先ほど新設の橋梁自体が既設の人道橋より10メートル離れたところに造ると御説明をさせていただいたのですが、南側のエレベーター棟が駅側のほうに向くと、札幌方面に橋梁自体をもっと動かさなければならないという事態になります。ですから、動線の距離としては、歩いていって、ずっと札幌方面に行って、渡って、北側から出てくるというところになるのですけれども、あまり札幌方面に行くと、鉄道林の樹木を伐採することにもなりかねないため、そういったことも総合的に勘案しまして、南側の札幌方面というエレベーター棟の向きになったところです。
それから、向こう側の札幌方面に向けた動線距離と、例えば、駅側に向けた距離も比較してみたのですが、さほど変わらないというところで、そういった利便性や費用的なものを勘案して、エレベーター棟は札幌方面に向けたという設計内容となっております。

委員長(岡君):ほかに質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
次に、ウの第3次江別市耐震改修促進計画の策定についてを議題と致します。
本件に対する報告を求めます。

建築指導課長:それでは、第3次江別市耐震改修促進計画の策定について御報告いたします。
資料の6ページをお開き願います。
(1)策定理由ですが、上位計画である北海道の耐震改修促進計画が令和3年4月に見直されたことから、引き続き、建築物の倒壊等による被害の軽減を図り、市内の建築物の耐震化を計画的に促進するため、第2次江別市耐震改修促進計画の次期計画を策定するものであります。
(2)計画期間は、令和3年度から令和7年度までの5年間を予定しております。
(3)計画の主な内容でありますが、計画の目的、位置づけ、計画期間、地震による被害想定のほか、耐震化の現状と目標、耐震化促進に向けた各施策などを予定しております。
次に、(4)計画策定の流れでございますが、建築物の耐震性の向上や維持管理等に係る技術的な見地から、専門家の御意見を伺いつつ、民間建築物等の耐震化の促進に向けた施策を検討するとともに、庁内関係部局で構成します計画策定会議を適宜開催いたしまして、耐震性が不十分な公共施設の今後の整備方針を整理しまして、北海道との協議、調整を経て計画案を策定することとしております。
資料下段になりますが、本年9月をめどに計画の素案を策定し、10月に北海道との協議、調整を終え、11月に本委員会に計画案を御報告いたします。
その後、12月にパブリックコメントを実施しまして、来年2月に本委員会へ実施結果等を報告させていただき、3月に計画策定、公表を予定しております。
以上です。

委員長(岡君):ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
次に、エの損害賠償請求事件に係る判決についてを議題と致します。
本件に対する報告を求めます。

道路管理課長:私から、損害賠償請求事件に係る札幌高等裁判所の判決について御報告いたします。
資料の7ページ及び8ページが関係資料であります。
本件の内容につきましては、平成30年11月16日及び令和3年2月15日開催の当委員会において御報告しておりますが、経過等から改めて御説明いたします。
最初に、資料の7ページを御覧願います。
1請求の趣旨及び概要でありますが、1原告は、平成30年7月5日午前7時頃、江別市大麻430番地22地先の市道、元野幌角山機農4線道路において車を運転して通行中、道路車両通行帯上に発生した陥没により自家用普通乗用車の左後輪タイヤがバーストし、ホイールも損傷した。
2道路は、被告が設置、管理する道路であり、通常有すべき通行の安全性を欠いたものであった。
3本件陥没は、前日からの降雨により水たまりが多数存在していたことから、陥没の水たまりは特に目立った存在でもなく、事故発生時も比較的激しい降雨により視界はよくない状況にあったことから、回避不可能であり、原告は無過失である。
以上のような理由から、4修理費用、弁護士費用の合計9万6,400円を支払えとの内容であります。
なお、原告は札幌市在住の男性であり、被告は江別市であります。
次に、4これまでの経過の概要でありますが、平成30年7月5日午後5時頃、原告より車両損傷の通報が土木事務所に入り、同年8月29日、管理瑕疵が認められず法的責任はないことについて原告へ通知したところ、同年11月7日、札幌簡易裁判所より江別市を被告とした損害賠償請求の訴状の送達があったものであります。
市と致しましては、事故発生に関する詳細な事実認定や損傷車両とその状況の検証が必要であると判断し、同年12月12日に札幌地方裁判所へ移送を行っております。
札幌地方裁判所におきましては、平成31年2月以降、10回の審理及び和解協議を行い、さらに、令和2年9月15日に証人尋問を実施後、令和2年12月15日に江別市全面勝訴の判決が言い渡されたところであります。
その後、原告が札幌地方裁判所の判決を不服とし、同年12月23日に札幌高等裁判所より江別市を被控訴人とした控訴状が送達され、同年3月18日に控訴審及び和解協議を実施したところであります。
これらの経過を経まして、5判決に記載のとおり、令和3年5月18日付、江別市全面勝訴の判決が言い渡されたところでございますが、判決理由と致しましては、地方裁判所による判決は相当であり、本件控訴の理由がないことから、本件控訴を棄却するというものになっております。
以上です。

委員長(岡君):ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。

石田君:一般的に、市のほうでお考えになっている損害賠償が必要だと思われる管理瑕疵の程度は、どの程度とお考えになっているのか、もしお答えできればお願いします。

道路管理課長:個別具体の判断になるので、大変難しいと思いますけれども、例えば、今回は道路の陥没ですけれども、その陥没を知ってからかなり放置していたなど、そういうことになると思います。
今回については、知ってからすぐ仮補修を行いまして、通常、農村地区でありますと月1回のパトロールですけれども、1週間ごとに適時現地の確認、破損していないことの確認を致したところ、このような判決を得たと認識しております。

委員長(岡君):ほかに質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
次に、(2)第2回定例会予定案件、アの財産の取得(大型ホイールローダ(除雪ドーザ))についてを議題と致します。
本件に対する説明を求めます。

雪対策課長:第2回定例会に提案を予定しております財産の取得について御説明いたします。
資料は、9ページから10ページであります。
大型ホイールローダの購入につきましては、予定価格が2,000万円以上の財産の取得となることから、議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第3条の規定により、議会の議決を求めようとするものであります。
現在、市では大型ホイールローダを2台保有しておりますが、そのうち、平成14年度に購入した車両1台を老朽化に伴い、更新しようとするものであります。
本件につきましては、公募による一般競争入札を経まして、去る5月6日に北海道川崎建機株式会社札幌支店が3,058万円で落札し、翌7日に売買に関する仮契約を締結したところであります。
以上です。

委員長(岡君):ただいまの説明に対し、質疑ございませんか。

三角君:いつも契約の方法の中で一般競争入札が出てくるのですけれども、何者が応募されているかという部分が一切出てきません。今回、何者が応募されて、ここに決まったのか、そこだけ聞かせてください。

雪対策課長:一般競争入札の公募を行ったのですけれども、応募されたのは1者でございました。

委員長(岡君):ほかに質疑ございませんか。

干場君:今回、老朽化した車両の更新という御説明でしたけれども、1者ということで、今回3月31日に納入されたのをもって、従来使っていた除雪ドーザ、大型ホイールローダの扱いについてはどのようになっているのか、お伺いします。

雪対策課長:本年度更新する車両につきましては、今回購入する車両が納車された後に公売を予定しております。

委員長(岡君):ほかに質疑ございませんか。

高橋君:簡単なことだけ確認させてください。
今回購入しようとしている大型ホイールローダですけれども、日立建機のホームページで確認しました。
ここにある車名、ZW180ということですが、枝番のつかないこのZW180ということで確認させていただいてよろしいでしょうか。

雪対策課長:車名のZW180ですけれども、実際にはその中で少しずつ仕様が変わっているものもありますので、詳細で言いますと180‐6という枝番がつく形になろうかと思います。

委員長(岡君):ほかに質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
これをもって、建設部所管事項を終結いたします。
建設部退室のため、暫時休憩いたします。(12:18)

※ 休憩中に、第2回定例会の委員長報告の有無について協議

委員長(岡君):委員会を再開いたします。(12:21)
次に、4第2回定例会の委員長報告の有無についてお諮りいたします。
休憩中に協議いたしましたとおり、委員長報告は行わないことと確認してよろしいでしょうか。(了)そのように確認いたします。
最後に、5その他について、各委員からございませんか。(なし)
事務局からございませんか。(なし)
以上で、本日の委員会を散会いたします。(12:22)