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令和5年度姉妹都市グレシャム市派遣高校生の感想文

印刷用ページを表示する 掲載日:2024年3月26日更新

『世界の広さを肌で感じた一ヶ月』 札幌東高等学校 2年 池田 かえで

 かえで 日本語の授業 グレシャム

  はじめに、江別市とグレシャム市における姉妹都市提携の交流事業において、ご尽力くださった全ての皆様に心から感謝申し上げます。この一ヶ月間は私にとって、人生最高の一ヶ月になりました。

 私は小学生の頃から英語と外国に興味を持っていました。英語の授業が大好きだったり、歌詞は全く合っていませんでしたが、洋楽を聞いたとおりに真似をして歌ってみたり、YouTubeで海外に住んでいる方の動画を見たりしていました。いつか留学がしたい!!と願っていましたが、高校生のうちにこのような経験が出来るとは夢にも思いませんでした。                   

 初海外で高校生二人のみの渡航だったので、不安になるのが普通なのでしょうが、心が躍りすぎて全く不安を感じないまま出発しました。アメリカのロサンゼルス空港に到着し、一旦外に出てみると、いつもスマホやテレビの画面越しに見ていたようなTHEアメリカの景色が広がっていて、感動しました。その後、乗り継ぎの飛行機が欠航になり、急遽ロサンゼルスに一泊することになりました。ホテルまでの道中にLAXという空港のモニュメントがあるのですが、その後ろに広がる見事な茜空に、もう一人の派遣生の桃波と思わず足を止めました。ハプニングもありましたが、綺麗な景色や初めての経験が嬉しくて、ほとんど疲れを感じませんでした。                             

 翌日の昼頃、ようやくホストファミリーに出会えました。私が貸りる部屋にウェルカムプレゼントを準備してくれていて、一番年齢の近いホストシスターのElenaからは手編みのうさぎのぬいぐるみを貰いました。ホストファミリーの心遣いに胸がいっぱいになりました。九人の大家族に囲まれた日々は賑やかで楽しかったです。 なんとホームステイ二日目、寒波の影響で二日間の停電が起こりました。停電中はホストシスターたちとUNOやLoteríaというメキシコのカードゲームをして過ごしました。停電を乗り越え、快適な現代の生活や万国共通で遊べるゲームのありがたみを感じました。                

 グレシャム高校がテスト期間の一週間は、現地のボランティアの方が様々なアクティビティを用意してくださいました。日本語を専攻している大学生とご飯を食べたり、ずっと前から行ってみたかったPapa John’sというピザ屋さんに連れて行ってもらったり、ポートランドというダウンタウンに連れて行ってもらったりと、ボランティアの皆さんのお陰で充実した一週間を過ごすことができました。中でも、記憶に残っているのは1000kcalのチーズケーキです。一日の摂取基準カロリーの約半分に相当する、高カロリーなチーズケーキの味は忘れられません!!砂糖をそのまま食べるよりも甘いのではないかと感じました。

 テスト期間が終わり、憧れの黄色いスクールバスに乗って、初めてグレシャム高校に登校しました。グレシャム高校は美しく、大学のキャンパスのような造りをしていて、自分が通っている高校との違いに驚きました。アメリカの朝は意外と早く、七時半ごろから一時間目が始まります。私はElenaと同じ授業を七時間受けていました。アメリカでは授業中にガムや軽いスナック菓子を食べてもいいと知っていましたが、ハンバーガーを食べている人もいて驚きました。     

 また、グレシャム高校には白人、黒人、ヒスパニック系、アジア系など様々な人種の人がいました。皆が「アメリカ人」という帰属意識だけを持っているのではなく、一人一人の多様な個性やルーツを尊重し、混ざり合った結果、アメリカの文化が形成されているのだなと感じました。出身国の民族衣装を着て登校している人も見かけ、アメリカにいながら自分の出身国を大切にしている姿はとても新鮮でした。                               

 放課後や休みの日には、ホストファミリーがファストフード店や人気のレストラン、ポートランド、モール、スターバックスなど沢山の場所に連れて行ってくれました。ホストシスターのSydneyはスタバが大好きで、ほぼ毎日連れて行ってくれました。Sydneyは、grande (473ml)という日本だと大きいサイズをキッズサイズだと言って、いつもventi (709ml)を注文してくれました。さらに夕食時の飲み物はコーラ等だったので、一日に1L以上のジュースを飲んでいたと気づき、ゾッとしました。                          

 沢山の場所に連れて行ってもらいましたが、特に印象に残っているのはSpace Needleというワシントン州のシアトルにある展望台です。展望台からは360度の大パノラマを堪能でき、オリンピック半島やカスケード山脈、マウント・レーニアの美しい景色が見渡せました。それを見るために世界中から多くの観光客が訪れていました。Space Needleで見た景色は一生忘れられません。      

 私も自国の文化を伝えるために、醤油とみりんを日本から持ってきて、「照り焼きチキン」や「みたらし団子」を作ったり、「日本風のカレー」を振る舞ったりしました。中でも「照り焼きチキン」は大人気!ホストシスターたちに手伝ってもらいながら、なんと合計24枚も作りました。私の帰国後も照り焼きチキンは定番のメニューになったそうです。                   

 最後の登校日には学校の友達や先生が日本語で「Kae, ありがとう」と話しかけてくれたり、プレゼントやお手紙をくれたりして、本当に感動しました。ホストファミリーからも数えきれないほど多くのプレゼントをもらいました。 出発の日は朝早くのフライトで、三時半に家を出るのにも関わらず、ファミリー総出で見送ってくれました。帰りの飛行機で写真を見ながら泣いてしまうくらいホストファミリーとの別れが悲しかったです。本当にあっという間の一ヶ月でした。本当に周りの人に恵まれて、異国の地でありながら全く心細さを感じませんでした。日本に帰国してからも、ホストファミリーや学校の友達と毎日連絡を取っています。いつかまた会いに行きます!                     

 この留学で、自分の知らなかった世界に触れ、世界の広さを肌で感じることができました。学びや驚きで毎日が新鮮でした。重ね重ねになりますが、今回の事業を支えてくださった皆様、江別市とグレシャム市の関係者の皆様、私を迎えてくれたホストファミリー、日本から支えてくれた家族、そして一緒に渡航してくれた桃波に心から感謝しています。本当にありがとうございました。

『一生の思い出になったアメリカ留学』 江別高校2年生 志摩 桃波

 パスタ クラス ホストシスター

 この度は姉妹都市高校生派遣事業に参加させていただき本当にありがとうございました。アメリカで過ごした1か月間はとても素敵な経験、そして大切な思い出になりました。                               

 私は小さいころから家族で海外旅行によく行っていたのですが、英語で話しかけられても全然わからなくて悔しかったので英語を勉強したいと思い、いつか留学に行きたいと思っていたところ、良い機会があって担任の先生に紹介され参加することになりました。このような素敵なプログラムを紹介してくれた先生にはとても感謝しています。                         

 留学に行けると決まってからは特に緊張とかはしませんでしたが、出発前日に急に不安と緊張に押しつぶされそうになりました。しかし、一緒に行った、かえでさんとは凄く気が合ったので安心して日本を出発することができました。ところがここで緊急事態が発生し、ポートランド空港がフリージングレインによって閉鎖され、ロサンゼルス空港で足止めとなり、一時的にロサンゼルスのホテルに一泊しました。ホストファミリーと会うのが1日遅れてしまいましたが、ホテルでゆっくりできたおかげで時差ボケが無くなりました!           

 次の日、始発便に乗り無事ポートランド空港に到着しました。ホストファミリーの家まで現地のボランティアのバリーさんとビルさんが送ってくれました。初めてのアメリカだった私にとっては、車の窓から見るアメリカの景色ですら感動しました。無事目的地の家に到着し、ホストファミリーが温かく迎えてくれました。「もしお腹がすいたらいつでも冷蔵庫から好きなものを取って食べていいからね。」や「体調悪くなったり具合が悪かったらいつでも言ってね。」などたくさんの温かい言葉をいただき、とても居心地が良かったです。         

 私のホストファミリーは、ホストファーザー、マザー、シスター、ブラザー、猫の四人家族と一匹でした。猫の名前を尋ねるとKenmaと答えてくれて、とても日本人のような名前だったので気になってなぜその名前を付けたのか理由を聞いたら「日本のアニメのハイキューが好きで研磨というキャラクターが一番好きだから!」と答えてくれました。私も研磨が一番好きだったのでホストシスターと意気投合してとても仲良くなりました。日本のアニメを知ってくれていてとても嬉しかったです。そして、フリージングレインによって一週間休校だったので、おすすめのアニメを一緒に見たり、家族みんなで映画を見たりして過ごしました。「せっかくなら外に出てみる?」と言われフリージングレインの中、公園で遊びました。車も道路も遊具も凍っていたり、道路でスケートをして遊んでいる人もいて、まるで映画を見ているような気分になりました。フリージングレインによって学校に行けませんでしたが、ホストファミリーのおかげでとても充実した一週間になりました。                           

 次の週からは学校があったのですが、テストのため私は学校に行くことができなかったので、現地のボランティアの方々が警察署や消防署、ポートランドのお店など様々な場所に連れて行ってくれました。私が一番衝撃だったのは警察署の牢屋を見たことです。牢屋にはトイレしかなく殺風景で少し恐怖を感じ、絶対に捕まらないようにしようと思いました。                   

 アメリカの学校はとても大規模でたくさんの数の人がいました。授業中は飲食や音楽を聴くことは禁止ではなく、服装や髪形などが自由でした。このことから、一人一人の個性を大事にしているなと感じ、日本もこのようにして欲しいなと思いました。また、日本と比べてアメリカの授業はグループワークが多いなと感じました。このことから、アメリカの人は自己表現力が高くフレンドリーな人が沢山いるのだなと納得しました。学校ではたくさんの人が話しかけてくれて、いろんな国の人と友達になることができました。お昼は、ホストシスターのドライブで飲食店でご飯を買って授業中に食べていました。放課後は友達と一緒に公園でスケートボードをしたり、ショッピングなどをして過ごして毎日とても充実していました。                               

 週末はホストファミリーがパーティーやお店、海などに連れて行ってくれたり、友達と遊んだりして過ごしていました。中でも一番楽しかったのは、大人数で韓国焼肉を食べた後、ホームパーティーでお菓子作りをしたことです。なぜ印象深いかというと、一年間の中のバレンタインデーという特別な日に帰ることが決まっていたので、最後の思い出作りとして企画してくれていたからです。私は突然のことに驚きましたが、とてもうれしく素敵な友達を持ったなとしみじみ感じました。                                   

 今回の留学を通して私の知らない文化を持った素敵な家族や友達に出会い、日本ではできないような経験をしたことによって新たな知見を持つことができるようになったので、この学びを活かして国際交流の架け橋となるような活動に尽力し、もっと多くの関係値を築けるような行動を将来していければなと思います。

 このような素敵な経験をできたのはこの事業のおかげです。一緒に行動してくれたかえでさん、この留学を勧めてくれた担任の先生、沢山お世話になった江別市やグレシャム市の関係者様、支えてくれた家族すべての方々に感謝申し上げます。