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平成13年第3回江別市議会会議録(第2号)平成13年9月12日 2ページ

印刷用ページを表示する 掲載日:2014年1月30日更新

6 議事次第

開議宣告

議長(五十嵐 忠男 君)

 これより平成13年第3回江別市議会定例会第8日目の会議を開きます。
 ただいまの出席議員は32名で定足数に達しております。

議事日程

議長(五十嵐 忠男 君)

 本日の議事日程は、お手元に配付いたしましたとおりであります。

会議録署名議員の指名

議長(五十嵐 忠男 君)

 日程第1 会議録署名議員の指名を行います。
 会議規則第111条の規定により、清水議員、高橋議員を指名いたします。

一般質問

議長(五十嵐 忠男 君)

 日程第2 一般質問を順次行います。
 星秀雄議員の新総合計画の策定についてほか4件についての質問を許します。通告時間30分。

星 秀雄 君

 ただいま議長よりお許しを得ましたので、ご質問申し上げますので、よろしくご回答のほどお願い申し上げます。
 地球の人類、皆同じとユネスコ憲章でうたわれておりますが、過去の大きな戦争を今忘れようとしているときに、過日のニューヨーク市での貿易センタービルへの、民間機が数機乗っ取られ激突、戦場化したあのニュースを昨夜から見たのであります。また、今もそれらを続けられているニュースがあるわけであります。このテロの行為で世界の人々は動揺を隠せない、無差別で大量の人が犠牲者となることは絶対許せないのであります。私たち日本人も心を静め、世界の恒久平和を切に願うものであります。
 さて、本題に入りますが、過ぐる8月21日から4日間に掛けて台風11号が日本を縦断したことで、本州各地で大きな災害が発生し、死者においては8名、傷者においては40名と、多くの家屋や公共施設などの被害が発生したこととなっております。また、9月に入ってからは、高知県の土佐清水地方で総雨量247ミリで2,500戸避難するなど、川の決壊、家屋の浸水、田畑や車なども流される悲惨な場面をテレビで見たのであります。幸いにして本道は、熱帯性低気圧に変わり、大きな被害をもたらさず、ほっとしていた矢先に、この9日より大雨をもたらした台風15号、16号は、全国に被害をもたらして、今なお続いております。
 本道も各地で被害が続発、あの昭和36年、7年と昭和56年の大水害を思うとき、大自然の営みとはいえ、20年に1度の恐怖がまた来るのかなと思うと、昨夜は眠れない夜でした。これらの対策が既に20年にならんとしているのに、先がまだ見えてこないのであります。一日でも早い安全で安心な治水対策を希望するものであります。また、当市では、一昨日から水対策に昼夜を分かたず、それぞれの地域で排水機の運転だとか、あるいはそれぞれの水の守りをしていただいた関係者の方々に深く敬意を表するところであります。
 さて、最初の問題として、総合計画の後期計画が平成16年に完成の予定が、最近の少子高齢化社会や環境や経済の変化、そしてバブルの崩壊により、前倒しで計画をやむなしとして、これらの対応策として、広報に市民への公募を働き掛け、関心を寄せているところであります。
 我が市は、JR線で南北に分かれ、つまり屋台骨のようになり、南北がバランスの取れたまちづくりが必要不可分としております。また、国では、機構改革により、一つの手法として市町村の合併がこれらを見据えたこと、あるいは地方分権下による自己決定としての市民がみんなで汗することで、新マスタープランで未来のまちづくりを構築するものと思います。
 このたびの次期総合計画に専門市民組織を立ち上げ、メンバーを公募して、これらについて知識人の集約を求め、将来ある江別づくりをゆだねるのですが、これらの規模とどこまで進めようとするのか、また、今まで行われてきたワークショップでの手法との関連についてお伺いしておきたいと思います。
 次に、教育問題を取り上げてみたいと思います。
 平成14年より施行予定の学校週休2日制に伴い、いつも課題として挙げられている学校開放により地域に開かれた、子供たちとともに地域に生かされたいろいろな活動を通じ、安全で安心な学校運営を図ろうとするのが、学校評議員制度の導入であろうと思います。これらの進ちょく状況を最初にお尋ねいたしたいと思います。
 また、学校によってはばらつきがあるかと思いますが、その目的と主な取り組もうとする内容があればご紹介いただきたいものだと思います。
 さてここで、各学校では、江別市学校教育目標を基軸として学校教育目標がある中で、表現こそ違え、おおむね一定しております。長い歴史と伝統を尊ぶ目標ですから、変わることがないと思いますが、地域に根ざした特色のある学校運営とするならば、評議員制度によってこれの差異が出ないものでしょうか。また出るかもしれない。これらについてのご意見を伺いたいと思います。
 そこで、開かれた学校としてその意義が効果を上げてきた矢先、あの大阪教育大学附属池田小学校で起きた児童の殺傷事件は、安全な学校、また安心して託せる学校が危ないとあれば、一体どうすれば良いのかと私もめい想するのであります。犯人が学校に入る行為を防止するとか、あるいはまた、施錠、来訪者をチェックする行為で防止はできるかと思うと、それはなかなか難しいであろうと思います。それこそ、自治会や地域ボランティア活動などにより学校を利用した活動や周辺に多くの大人たちがいることで、安全につながると思います。グラウンドなどは、使用後はゲートボールなどに開放したりすることも良いかと思います。
 私たち明政会では、この春、先進地行政視察を行いました。佐賀市の中学校でありましたけれども、コンピュータ室を開放し、市民開放で多くの市民がパソコンを習うことと合わせて、生徒が補助者となって教える喜びで学校が明るく、さらには非行が防止されている実態を見てまいりましたことも、参考にしたいものであります。
 この防止策として補正予算措置で対応されようとしておりますが、あの事件後、緊急対策としてどう子供たちに指導し、PTAと地域とどう対応を講じたのかもお伺いしたいのであります。
 次に、公立小中学校の暴力行為が2000年の統計で2万4,000件と文部科学省の具体的な発表がありましたが、前年より10%増しで、いじめは減少しているものの、事件の8割が校内暴力で荒れる教育現場を象徴しているのであります。さらには、生徒間暴力、これが48%、器物損壊34%、教師への暴力16.5%であります。総じて子供たちの突然的な暴力であり、これらの対応として体験学習やボランティア活動、友人との信頼関係を深めるなど、学校生活を充実できる施策をいたしたいと文部科学省では発表しております。
 道内でも529件で、これも12.6%増しで、道教委は、これらを感情をコントロールできず、対人関係をうまく築けない子が増えていると分析しているのであります。管内の状況は承知をしておりませんが、余りないことを祈っております。
 いずれにせよ、国や道の言い方によれば、助け合う、信頼を深める、勤労を尊ぶと、はっきり学校の目標でこれらを明文した学校は、28校中助け合うとあったのが6校でした。解釈を拡大してみれば、触れ合うと表現したもの、自他を敬愛するというような表現も含めても半数にしか見えないのであります。また、当市の教育目標で、1つ、自己の充実を目指し、主体的に学習する態度を育てる、2つ、心の触れ合いを大切にし、豊かな感性を育てる、3つ目、生命を尊重し、自らを鍛える力を育てると3点です。私は、これらの欠落した現在の助け合う、協力する、思いやる、協調するとの字句を明文化することが必要ではないかということを感じるのでありますが、これらについてもご見解を伺いたいのであります。
 さて、次には、昨年の3回定例会で窮地に追い込まれつつある土地販売をテーマにし、これらの問題についてお伺いしました。土地区画整理組合の自助努力を期待する旨と、行政サイドもできるだけの支援をするとの答弁でした。また同じ問題を伺うのは大変しのびないのですが、現状についてお話し申し上げ、理解を求めたいのであります。
 市内の宅地は、組合方式で宅地造成の区画は保留地、換地合わせて大麻地区から豊幌まで5地区で約5,000強あるのですが、この13年6月末で成約2,250区画、残区画2,945となっているのであります。そのうち保留地の成約は半数の1,400区画が残っていることになるのであります。これらの事業は、認可から販売を含め10年計画ですから、おおむね平成14年から15年をピークに、事業の完了年度を迎えることになると思います。
 そこで、昨今の販売状況を見ると、低迷する経済やデフレ現象で一向に需要のない状況の中、組合自体の自助努力も限界に達している現状であります。過日報道されました、近郊の市で土地区画整理組合が運営ができなく、賦課金の再徴収が問題化され、大きな社会問題となっているのもご承知かと思います。当市の組合も、それぞれ体力の差はあれ、現状は厳しい。なぜならば、年間100区画程度の販売状況ですから、さらに10年以上の年月が必要となるのです。
さらに問題として、保留地購入者は、権利確定が完了年度内に行われなければ問題が発生するのであります。これらの組合事業の換地処分、つまり町名、番地の確定であります。これらの見通しについてもお伺いしたいのであります。
 そこで、話題を変えますが、人口の増えない中で、総合計画も前倒しで新しいマスタープランづくりに掛かっておりますが、これらの土地の状況を見据えた上で計画づくりになるだろうと思います。前にも申したように、バランスの取れたまちづくりには、鉄南地区の人口が張り付くことこそ今進められている顔づくり事業にも大きなウエートが掛かっているものと理解するのであります。これらについてどうご認識しているのか、合わせて、今後さらに宅地の造成計画などもお伺いしておきたいのであります。
 ただいまも鉄南地区について触れましたが、江別駅前再開発での開業2003年秋の予定とプロジェクトが発表されました。そこで、この事業でどうしても鉄南地区が商圏エリアであることはだれもがお認めするところだと思います。現在、駅裏のイメージが強く、東光町への通過道路しかないのでありますので、どのように交通アクセスするのかが再開発で、駅周辺はどんな所でも広場やメーン道路があるのが常識化されて、あちこちと視察してもそういう状況を見られますけれども、特に千歳川の今後の治水対策との整合性を図りながら、築堤やあるいは堤内の利用をも含めた駅前の再開発事業に必要と考えられますが、これらのご見解も伺いたいのであります。
 最後になりましたが、にぎやかだった夏祭りが終わりました。今年も夏日はありませんでしたが、農作物は豊じょうの秋を迎えようとしております。あとはもう台風がなければと祈っております。祭りにつきましても、イベントであります各々の町や村で、住民は様々な工夫をし、アイデアを生かし、住民とのコミュニケーションが大きな目的を図っていると思います。ある町では、サクランボの種を遠くに飛ばすことをイベントとするなどもあり、祭りの一こまでしょうが、我が市は姉妹提携都市として土佐市とのかかわりが、祭りの中で鳴子踊りや大綱引きが定着しつつある中で、ある市民から、よさこい踊りと鳴子踊りの区別が付きますかと尋ねられまして、私も当惑したのです。いささか理解はあるものの、よさこいは年々激しく振り付けや過激なリズムで若者の踊り化しつつあると私は思うのですが、反面、鳴子踊りは幼児から上は80歳を超えた老人なども参加できるコミュニケーションづくりの素朴であり、動がある踊りと思っています。鳴子踊りの人たちは卑屈な思いで参加しているようですが、よさこいはよさこいの良さがあると思いますが、鳴子踊りや北海盆踊り、江別音頭など、私たちの夏祭りとしての定着ある踊りを続けてほしいものだと思います。
 こんなことをご要望を申し上げながら第1回目の質問とさせていただきます。

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