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平成13年第1回江別市議会会議録(第2号)平成13年3月6日 3ページ

印刷用ページを表示する 掲載日:2014年1月30日更新

6 議事次第の続き

一般質問の続き

議長(赤坂 伸一 君)

 尾田議員の一般質問に対する答弁を求めます。

市長(小川 公人 君)

 尾田議員の一般質問にご答弁を申し上げます。
 まず、江別高校跡地についてでありますが、用地取得に係る経過等につきましては、さきに所管委員会にご報告をいたしているところであり、取得に関する協議が調いまして、本年度中に用地取得に係る諸手続を終えることができる見込みであります。
 用地の活用に当たりましては、庁内的には二次にわたる土地利用検討委員会におきまして、議会論議・市民円卓会議あるいは市長への手紙等々のご意見を踏まえる中で、周囲に公共施設を擁することにかんがみ、将来の15万人人口を視野に入れた都市アメニティを高めるための用地として、周辺施設と合わせ、一体的に全市民的な利活用が図られる公共施設等用地としてその方向性が示されております。
 同用地は、市街地中心部における貴重なオープンスペースであり、今後具体的に同用地の利用構想を策定する段階にありましては、これら示された方向とともに、現時点でその手法までは言及できませんが、何らかの方法で広く市民のご意見をいただく中で検討を加え、これを策定していくことになると、このように考えております。
 ただ、その時期を示すことにつきましては、現在大規模な事業等が先行する状況等にもあり、また四囲の状況からも直ちにということについては難しいものと判断に立っているところであります。
 したがいまして、当面の間は、既にスノーフェスティバルをはじめ、各種イベントなどの会場として利用されている状況等も踏まえ、各種イベント等に対応できる多目的広場及び緑地としての利用と、それに必要な最小限の整備、管理を図ってまいりたいと考えております。
 次に、路線バス関係についてでありますが、地方バス路線維持対策に関し、運輸政策審議会自動車交通部会の答申を受け、公的支援についても国、都道府県、市町村がそれぞれのレベルで対応し、生活交通の維持、確保を図るべく制度の移行が行われるところであります。
 その内容は、極めて基本的なフレームだけを申し上げますと、国はナショナルミニマムの観点から広域的路線、幹線的路線について維持し、道は地域的な交通ネットワーク形成の観点から、広域的・幹線的路線に準じる路線について維持するとし、一市町村内のみの路線等は原則として市町村の負担で維持するものであります。
 路線バスは、地域住民、取り分け高齢者や通学者等マイカーに頼ることが難しい人々にとって、日常生活を支える公共交通機関であり、高齢化の進展の中でその役割が今後とも期待されるところであり、生活路線の維持、確保は重要な課題であるとともに、一連の制度の改正に伴い、自治体の役割がより大きなものとなるものと、このように認識をいたしております。
 現在、バス路線の維持に関しましては、5路線に対しその維持のため、国、道とともに補助をしているところでありますが、これら改正により路線の維持、確保のため市における財政負担が今以上に拡大することが懸念されるところであり、道内各市町村にあってもその懸念と生活交通や住民サービスの維持、確保に苦慮されているものと、このように推測しているところであります。
 市におきましては、路線の維持、確保に当たっては、現行の路線、当面はこれをスタート台に検討していくところでありますが、財政状況等からすべてを確保するということは困難な場合もあると、このように考えております。
 これらに対応するため、住民の求める公共交通サービスの内容あるいは公共交通の在り方などを検討するに当たっての資料とすべく、調査等を行ってまいりたいと思います。
 また、国や道への対応等とのことでありますが、これらに係る一連の中で、市長会を通して意見、要望等をこれまでも申し上げてはきているところでありますけれども、これに限らずそのような状況が生じた場合には、全国・全道市長会等を通し、国、道、関係機関等に必要な働き掛けを行ってまいりたいと考えております。
 いずれにいたしましても、制度に係る詳細等がすべて明らかになっている状況にはありませんので、引き続き国、道の動向を注視するとともに、バス事業者とも協議をする中で、生活交通の確保を図ってまいりたいと思っております。
 このほかのご質問につきましては、建設部長ほかをもってご答弁を申し上げます。

建設部長(高田 末雄 君)

 私から、公園整備につきましてお答えを申し上げます。
 小動物公園とドッグランの設置についてでありますが、平成11年第2回定例会で議員のご質問にご答弁を申し上げたところでありますが、小動物公園につきましては、においや鳴き声など環境的な問題をはじめ、動物公園として相当規模の面積を必要とすることや飼育体制、管理上の問題等がありまして、大変難しい施設であると、このように考えております。
 このようなことから、設置につきましては今後の課題とさせていただきたいと思います。
 いずれにいたしましても、他市の事例等を調査し、さらに民間ベースによる施設設置なども視野に入れながら、こういった施設の可能性につきましては、引き続き研究してまいりたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。
 また、ドッグランの設置につきましては、近年開設利用されております他市の情報収集を行いながら、当市での可能性について研究をいたしておりますが、設置に当たって重要なことは、地域の理解や環境問題、管理面など解決しなければならない多くの課題があることから、さらに内容を調査していく必要がありますので、今しばらくの時間が必要と考えております。
 今日的には、社会参加をしている盲導犬やお年寄りや障害者の方々の心を和ませてくれるセラピードッグなど、犬との触れ合いが高まっている事象にかんがみまして、既存施設の有効利用なども念頭に置きまして、今後も引き続き検討してまいりたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと思います。

教育長(高橋 侃 君)

 私から、国旗・国歌の指導についてご答弁申し上げます。
 初めに、国旗、国歌の意義についてということでございますが、昭和62年の教育課程審議会の答申において、社会科の内容で国際社会の中での日本人の自覚などをかん養するという観点から、国旗、国歌の意義を理解させ、尊重する態度を養うこと、これが必要であるとされておりまして、その精神が生かされて今日まで至っております。
 学習指導要領においても、国旗と国歌はいずれの国でも持っていて、いずれの国もその国の象徴として大切にしていること、そしてお互いに尊重し合うことが必要であることを児童生徒に理解させることとしております。
 その上で、諸外国の国旗、国歌も含めて、これらを尊重する態度を身に付けていくことが、今日の国際社会の中で重要であることも合わせて理解されることに意義があると存じますので、ご理解をいただきたいと存じます。
 次に、文部省通知に対する見解でございますが、国旗・国歌に関する法律が施行された以降においても、その指導については、前段で申し上げました学習指導要領に基づくこれまでの指導に関する取扱いが変わるものではないことから、関係者の意思疎通が図られるよう努力するなど、正しい理解が一層促進されることが必要であることを認識していますので、そのようにご理解をいただきたいと存じます。
 最後に、卒業式、入学式の円滑な運営については、学習指導要領に基づいた教育課程上において、儀式的行事として位置付けられております。
 このような機会を通して、将来を担う子供たちが国際社会において尊敬され、信頼される日本人として成長していくために、基本的なマナーを身に付け、それを培うため貴重な機会となりますので、教職員をはじめ父母を含めて関係者の十分な理解が深められるように、互いに努力していくことが必要であろうと存じます。
 これまで、学校運営の中で、校長、教頭と教職員との信頼関係、意思の疎通が十分図られるよう、その指導に鋭意努めてきたところでございますが、学校において混乱を起こすことのないよう、今後においても国旗、国歌に対する正しい理解が図られ、混乱を招くことなく指導が円滑かつ適正に行われるよう、最大限の努力をしてまいりたいと存じますので、ご理解をいただきたいと存じます。
 以上でございます。

尾田 善靖 君

 江別高校の跡地利用については、今当面各種イベントなど多目的広場として利用するということを伺いましたので、ご理解をしたいと思います。ただ、最小限の整備をさせていただくわけですけれども、経費が掛かります。予算措置はどうなっておられるのか、つまり、当初予算に組み込まれているのか、あるいはその分6月で補正予算等を予定されているのか、この点だけお伺いします。
 二つ目のバス路線について、市政執行方針でも全体的に今後検討されるということでありますので、一つ要望をいたしたいと思いますが、今大麻、文京台に循環バスが走っています。赤字路線を含めてですね、江別や野幌方面にも拡大を是非検討されるようお願いをしておきたいと思います。
 3点目のドッグランについて、小動物公園が厳しいということもそうだろうなというふうには内々思ってはいますが、ドッグランについてはですね、最近は家を建てた若い人たちに聞いたんですけれども、家を建てて犬を飼うというのは、一種のおしゃれといいますかね、現代のステータスなんだそうですよ。ですから、江別市内には区画整理等で分譲している土地や家が今ありますから、江別にドッグランという施設があるよと言えば、それも魅力になってですね、では江別に家を持とうという人が増えるかもしれません。是非、ご検討を引き続きお願いしたいと思います。
 以上、要望を含めて2回目の質問といたします。

企画部長(笠羽 範夫 君)

 私から、旧江別高校跡地の維持管理のことについてお答え申し上げますが、予算については基本財産基金でも取得することになっておりますので、一部の維持管理経費については、基本財産基金の会計に措置をしてあります。ただ、全体的な財産管理の問題もありますので、総体的な普通財産の管理の中で全庁的に管理をしていきたいと、このように考えておりますので、ご理解いただきたいと思います。
 以上でございます。

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