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平成13年第1回江別市議会会議録(第2号)平成13年3月6日 2ページ

印刷用ページを表示する 掲載日:2014年1月30日更新

6 議事次第

開議宣告

議長(赤坂 伸一 君)

 これより平成13年第1回江別市議会定例会第6日目の会議を開きます。
 ただいまの出席議員は31名で定足数に達しております。

議事日程

議長(赤坂 伸一 君)

 本日の議事日程は、お手元に配付いたしましたとおりであります。

会議録署名議員の指名

議長(赤坂 伸一 君)

 日程第1 会議録署名議員の指名を行います。
 会議規則第111条の規定により、土蔵議員、宮野議員を指名いたします。

一般質問

議長(赤坂 伸一 君)

 日程第2 一般質問を順次行います。
 尾田議員の土地利用についてほか3件についての質問を許します。通告時間20分。

尾田 善靖 君

 ただいま、議長から発言の許可をいただきましたので、通告に従い、質問をさせていただきます。
 お気付きの方がいらっしゃるかと思いますが、今定例会は21世紀になって初めての議会でありまして、一般質問は本日が初めてということになります。したがって、トップバッターの私は、江別市議会における21世紀最初の記念すべき質問者という、極めて光栄な立場にいるわけでございます。市長が市政執行方針で述べられたように、私も市民の皆さんとともに新世紀への大きな節目に立ち会う喜びと二つの世紀にまたがる懸け橋としての役割を自覚しながら、新たな決意を持って第一歩を踏み出してまいりたいと思います。
 初めに、土地利用について質問いたします。
 向ケ丘26番地、すなわち市役所西側に隣接する旧江別高校跡地でありますが、この土地は1993年に江別高校が上江別に移転以降、道有地ということもあり、空き地状態でおかれ、冬にスノーフェスティバル、マシュマロンピック、夏には総合防災訓練や農業祭りの会場として使用された以外は、一部を市の駐車場として使用するのみとなっています。
 私は、ご承知のとおり向ケ丘に住んでおりますので、地域の方から「空き地のままではもったいない」「ごみが落ちていたり、雑草が生えて汚い」「市は利用を考えていないのか」といった苦情やご意見をいただくたびに、「あの土地は道有地であり、市としても現在一生懸命道に対して上江別の土地と等価交換の方向で協議をしている最中です。もう少し時間が必要です」と理解を求める苦労を少しばかりさせてもらいました。
 このたび、差額1億3,700万円を支払うことで、道との合意がなされ、念願の市有地となることが明らかになり、本格的に土地利用を検討しなければなりません。
 江別市のほぼ中心に4万7,000平方メートル、購入額にして11億2,200万円もの財産を確保できたことは、江別の将来のまちづくりに大きな期待を持つと同時に、もしもこの利用方法を間違えると、将来に大きな禍根を残すことになり、期待と不安が入り交じっております。財政事情は、市長が述べられているとおり、大変厳しい状況にあり、結論を出すには慎重にならざるを得ないことは十分推察いたします。
 こうした状況の中で、現在庁内に土地利用検討委員会があり、過去には一定の方針を定めたようですが、状況が変わっており、土地利用検討委員会は今後どのような役割を担うのでしょうか。
 先日の新聞報道によれば、市民の意見を取り入れながら検討するとのコメントがありました。市民の意見を取り入れながら検討することは、小川市長の政治姿勢からいっても当然のことであり、各議員の皆さんも異論のないことと思いますが、その市民参加の手法について、例えば市民代表による旧江別高校跡地利用○○会議というような検討組織の設置を考えておられるのか、あるいはアンケートなどの方法を考えておられるのか、市民参加の手法についてお答え願います。
 また、土地利用検討委員会との調整、かかわり方はどうなるのか、お伺いいたします。土地利用検討委員会が一定のたたき台とか原案を作り、市民の皆さんにこれでどうですかというようなやり方ではなく、市民の皆さんに、自分たちの住む将来の江別に、夢と財政負担も含めた責任が持てるような意見を出してほしいからであります。最初から結論が見え隠れするようなやり方は望みません。跡地利用を市民の意見を取り入れながら検討する議会での議論も必要です。財源確保など、関係機関との調整も行わなければなりません。相当時間が必要になります。一、二年で最終決定とはいかないのではないかと考えられますが、市長としてはいつごろまでに跡地利用の結論を出そうとしているのか、お伺いいたします。
 また、最終決定がなされるまで、今の状態で管理していくのか、それとも当面の暫定的利用を何か検討しておられるのか、お伺いをいたします。
 また、市役所庁舎の老朽化が進み、施設も分散しております。市役所の新庁舎建設も今後大きな課題となりますが、江別高校跡地利用に影響があるのか。今現在の市長のお考えをお聞かせ願います。
 次に、規制緩和によるバス路線について質問いたします。
 道路運送法の改正を受け、昨年6月末に運輸省は、地域住民の生活交通としての自動車交通の確保に関する協議会の枠組みについての考え方を各都道府県に通知しました。この地方分権絡みの規制緩和により、路線バスの新規参入と撤退の自由化が始まるとともに、今まで赤字バス路線に対して支給されていた国、道の補助金が大幅に削減される方針も示されています。
 国も道も財政難を理由にしているわけですが、北海道の特殊性や国鉄のローカル線廃止のときに、今後はバス輸送に重点を移すようなことを言っておきながら、赤字路線を撤退させるような政策を打ち出す国と、それに追従する道には裏切られた気持でいっぱいです。
 もし、一市町村内の赤字路線を存続させるとしたら、それは市町村の責務だと言っているわけですから、江別市内の赤字バス路線は江別市が責任を持つ、つまり、今まで国と道が支給していた補助金分を江別市が対応しなければ、そのバス路線は廃止される可能性が極めて大きくなります。
 どの自治体も財政事情は厳しいところばかりで、簡単にバス会社に補助金を増額できるわけはありません。といって、バス会社はボランティアではありませんから、赤字ならば運行を取りやめざるを得ません。結局、一番の被害者は子供やお年寄りといった地域の住民となるわけです。
 私は、市内A社の路線を調査してきましたが、平成12年度、江別市が補助をしている路線は5路線あって、補助総額は約200万円でした。この5路線に対する国、道の補助金は約900万円ありました。合計で約1,100万円です。これだけの補助を受けて何とかバスが走っている状況です。この補助路線のうち、あけぼの団地から4番通りを経由又は循環して野幌南口までの2路線と、中の月から野幌南口までの1路線の計3路線が、国、道からの補助金カット対象路線となり、カットされる金額は約350万円と見込まれます。規制緩和後の生活路線の維持対策等については、市政執行方針で述べられておりますが、私の印象は国、道の決定ならば仕方がないから黙って従おうという市長の紳士な態度が見えるものですから、あえて質問いたします。
 第1点目、このたびの国や道の補助金削減による江別市への影響をどう考えておられますか。
 第2点目、このたびの国や道の補助金削減による全道各市町村の反応をどのように認識されておられますか。
 第3点目、私はこのたびの国や道の方針に対しては、全道市長会を通して、断固撤回を求める行動を取るべきと考えますが、市長はどのような対応を検討されておられますか、お伺いいたします。
 次に、小動物公園とドッグランの設置について質問いたします。
 この件については、一昨年の第2回定例会で私が一般質問をしましたので、多くは申し上げませんが、動物との触れ合いは子供たちの情操教育の上からも大切な機会であると同時に、大人の私たちも含め、人に優しさや思いやり、命の大切さなどを改めて教えてくれると考えております。
 しかし、マンションや公共住宅などに住んでいる方々が入居規則や公共の道徳としてペットを飼うことができない、アレルギー体質で飼育はできないなど、様々な理由で動物と触れ合う機会を持てないケースが増大しております。犬やウサギ、ヤギや豚、馬や牛といった良い動物ばかりではなく、キタキツネやアライグマといった嫌われものの動物も実際に江別市に生息しており、子供たちの学習教材としても農家の家畜を含め、動物と触れ合える小動物公園は必要と考えます。
また、ドッグランの設置についてもお尋ねいたします。
 ドッグランというのは、犬の放し飼い運動場のことであり、千歳市のはやぶさ公園内に設置されたワンワンふれあい広場が、道内第1号です。昨年10月に、石狩市の樽川公園内にも道内第2号が完成いたしました。千歳、石狩の両施設とも、排せつ物は飼い主が持ち帰る、食べ物は持ち込まない、かむ犬はくつわをするといった最小限の注意事項が入り口看板に触れられていますが、細かなことは利用者同士の責任に任せる自由な施設となっています。
 運動不足によるストレスをためないため、たまには自由に走り回らせてやりたい。しかし、公園や学校のグラウンドで放すことはできず、ドッグランが江別にも欲しいという愛犬家の願いをかなえることはできないでしょうか。
 石狩川河川敷や住宅街にある調整地、農村部の休養地などを利用して、設置は市が行うが、管理運営は愛犬家グループが自主的に行う。行政が一から十まで面倒を見るというのではなく、市民が自分たちの要望を実現するためには、自ら汗を流すという住民参加の手法も考えられます。
 一昨年のご答弁では、「動物公園の設置は、においや鳴き声、周辺に与える影響から市街地での設置は難しく、また飼育体制、管理上の問題で大変難しいが、農村地域や民間ベースを視野に入れ、可能性を検討したい。ドッグランについても、他市の施設内容や開設後の問題、当市における設置の可能性について調査してまいりたい」とのことでしたが、それ以降の調査、検討経過と設置の可能性について改めてお尋ねいたします。
 最後に、学校における国旗・国歌の指導についてお伺いいたします。
 平成11年8月13日に国旗・国歌に関する法律が公布され、即日施行されました。9月17日に各都道府県教育長あてに、当時の文部省初等中等教育局長から、国旗・国歌の指導についての通知が出されました。
 原文のまま紹介いたしますが、学校における国旗及び国歌の指導については、児童生徒に我が国の国旗と国歌の意義を理解させ、これを尊重する態度を育てるとともに、諸外国の国旗と国歌も同様に尊重する態度を育てるために、学習指導要領に基づいて行われているところであり、この法律の施行に伴って、このような学校におけるこれまでの国旗及び国歌に関する指導の取り扱いを変えるものではありません。学校における国旗及び国歌の指導については、これまでも適切な指導が行われるようお願いしてきたところですが、この法律の制定を機に、国旗及び国歌に対する正しい理解が一層促進されるようお願いしますというものでした。それ以下は、平成10年度、11年度の実施状況がどうしたこうしたという通知内容です。
 学習指導要領では、小中学校とも、第4章特別活動の最後に付け足しのように、入学式や卒業式などにおいては、その意義を踏まえ、国旗を掲揚するとともに、国歌を斉唱するよう指導するものとすると記述されています。また、小学校学習指導要領の30ページ、社会科に我が国の国旗と国歌の意義を理解させ、これを尊重する態度を育てるとともに、諸外国の国旗と国歌も同様に尊重する態度を育てるよう配慮するとだけしか書かれていません。なぜ、国旗、国歌を入学式や卒業式で扱わなければならないかといった根拠や目的は、どこを探しても説明されていません。
 文部省が言う国旗と国歌の意義を児童に理解させ、これを尊重する態度を育てるというのは、入学式や卒業式に国旗を掲揚し、国歌を斉唱するだけで、十分満足できるものなのでしょうか。何とも不可解な指導と言わざるを得ません。
 そこで、教育長に質問いたします。国旗と国歌の意義とはどういうものなのでしょうか。また、文部省通知に対する教育長のご意見も合わせてお願いいたします。
 本来、入学式や卒業式は学校行事の一つで、その運営や内容については児童生徒と教師、親が相談して、それぞれの行事が思い出になり、励みになり、児童生徒同士の友情が深まり、教師や親に対する信頼と感謝の気持をはぐくむようなものにすべきと思うのですが、国が強制的に指導すると、教員や父母の中には、学校教育に対する国家権力の介入だと反発することも起こり得ます。幸い、江別市内で問題が起こったとは聞いていませんが、国内では校長が自殺したり、式典中に騒動が起きたという事実もあります。
 私は、入学式や卒業式が円滑に運営されることを望んでいます。高橋教育長におかれましては、校長時代、入学式や卒業式を大過なく実施して来られた実績がおありですから、十分信頼を申し上げておりますが、くれぐれも入学式や卒業式で混乱が生じることのないようにお願いいたしたく、決意をお伺いいたします。
 以上、1回目の質問とさせていただきます。

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