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平成12年第2回江別市議会会議録(第1号)平成12年6月9日 3ページ

印刷用ページを表示する 掲載日:2014年1月30日更新

6 議事次第の続き

審査報告第35号ないし審査報告第37号

議長(赤坂伸一君)

 日程第6ないし第8 審査報告第35号 陳情第2号 「江別市新処理施設計画」の見直しを求めることについて、審査報告第36号 陳情第3号 「江別市新処理施設計画」の見直しを求めることについて、及び審査報告第37号 陳情第4号 市民がともに考え、主体的に参加できるごみ政策の実現を求めることについて、以上3件を一括議題といたします。
 環境経済常任委員長の報告を求めます。

環境経済常任委員長(小玉豊治君)

 それでは、第1回定例会最終日に当委員会に付託されておりました陳情第2号 「江別市新処理施設計画」の見直しを求めることについて、ほか2件の陳情について、審査の経過と結果を一括ご報告申し上げます。
 委員会の開催日は、お手元に配付の付議事件審査結果報告に記載のとおりであります。
 本件は、いずれも市が八幡地区に建設を予定しております新廃棄物処理施設にかかわるものでございます。
 初めに、願意について簡潔に申し上げますと、陳情第2号 「江別市新処理施設計画」の見直しを求めることについては、当別町及び札幌市北区にお住まいの住民それぞれの立場から、農業者の風評被害に対する懸念や、篠路清掃工場のほかに石狩川を挟んで江別市が当該地区へ処理施設を建設することに対する環境面からの不安等から、立地場所の変更と計画の見直しを求めているものであります。
 次に、陳情第3号 「江別市新処理施設計画」の見直しを求めることについては、一部陳情第2号の趣旨とも重複いたしますが、ごみ問題に関する市民の自己責任意識を高めるためには、市街地など目の触れやすい場所に建設すべきとの考えから立地場所の変更を求めているものであります。併せて、複数の専門家による処理システムの慎重な選定と、市民への積極的な情報公開などを求めているものであります。
 また、陳情第4号 市民がともに考え、主体的に参加できるごみ政策の実現を求めることについては、陳情第3号と同趣旨の考え方を前提とした上で、計画に係る市民説明会を早急に開催し、市民が主体的に参加できる機会を設けること、及び行政・市民・事業者が参加して、発生抑制について具体的な方策を協議する場を設けるよう求めているものであります。
 審査に当たりましては、所管する市民部の出席を求め、一般廃棄物処理基本計画が策定されてから処理機種が選定されるに至る今日まで3か年以上にわたる経過や、市民参加の在り方、今後の取り組み、対応などについて、見解をただしてまいりました。
 なお、質疑の内容は、討論に反映されておりますので、順次申し上げます。
 初めに、一部採択とすべき立場の委員からは、当陳情は、高度成長期の経済活動がもたらした大量生産、大量消費、大量廃棄による環境破壊、環境汚染への自戒など、子孫にまで影響を与える問題に対する反省から、自らが積極的にごみ問題にかかわり、我々の後に続くであろう子供たちに少しでも良好な環境を残しておくべきとの思いで提出されたものと理解する。特に陳情者は、江別市が計画しているごみ中間処理施設に対して情報提供の少なさと市民対話が不足していることを訴えている。最終処分場も含めた用地の選定とごみ処理計画が同時に進行していたため、全市民を対象とした議論は、地権者への配慮などから十分ではなかったとの思いもあるが、市に行政的・手続的な瑕疵は認められない。
 しかし、多くの市民が江別市のごみ処理計画を十分に理解して現在に至ったのかと問われれば、不十分な部分もなしとはし得ないと考える。
 ごみを自らの環境問題としてとらえ、発生抑制も含め江別市が計画している新処理施設計画及び今後のごみ問題に対して積極的にかかわり、さらに市民全体の問題として取り組みたいとの心情は理解でき、行政側にとっても、多くの市民がごみの発生段階から関心を持ち、理解をいただく中で新処理施設計画に協力いただけるならば大変望ましいことであり、話し合いの場を持つことは市民参加型の行政を標ぼうする市長の思いともつながるものと考える。
 陳情願意中、新処理施設計画の見直しを求める部分については、現在に至るまでの審議経過もあり認められないが、今後も市民参加型のごみ行政を進め、ともに考えるということは意義あるものと考えるので、一部でも願意を生かすという手法を取り入れられたいと述べられております。
 また、同じ立場の委員からは、我が国の大きな課題は、消費社会の中から生まれる膨大なごみの処理であることは言うまでもなく、処理過程で発生するダイオキシンに代表される環境ホルモンは、処理施設の周辺住民にとって大きな不安であることは理解する。国においては、ダイオキシン類の排出基準が強化され、規制が完全実施される平成14年12月までには、かなりの施設が休廃止するであろうと予測されており、より安全で地球環境に負荷を与えない処理技術の開発が急務となっている。
 江別市においては、新処理施設計画で国の基準よりも厳しく、かつ安全に配慮した施設づくりと環境測定・検査データ等の公開、施設運営の常時監視・公開などに努めることとしており、また、仮に風評被害が発生した場合でも、市の責任が明らかなものについては公的責任により対応することを明確に打ち出している。
 陳情第2号は、八幡地区に予定される新処理施設の安全性に対し、疑問視した上で、計画全体を見直すことを願意にしていると思われるが、計画の見直しは旧施設の延命などといった措置を講じることとなり、環境への負荷を減少させることに逆行すると思われるので、不採択とすべきである。
 また、陳情第3号の要旨のうち、最終処分場に隣接して計画されている中間処理施設予定地の見直しについても、陳情第2号と同様の理由で採択することはできない。
 そのほか、ごみ処理システムの選定を慎重に行うということに関しては、公開プレゼンテーションを開催するなど慎重を期しているものと判断すること、さらには、現在進行中でもあることから採択には当たらないと考えるが、市民への情報公開と、市民がともに考え参加できるごみ政策を進めるという部分については、市民一人ひとりが発生抑制・排出抑制の目標意識を持って取り組むためにも必要と考えるので、採択したいと考える。
 また、同様の観点から、陳情第4号の一部についても採択すべきと述べられております。
 一方、陳情3件について、いずれも不採択とすべき立場の委員からは、陳情第2号の主旨は、八幡地区での新ごみ処理計画を中止してほしいということと理解するが、江別市が八幡地区を計画地として決定する過程においては、市内各候補地を調査検討し、廃棄物減量等推進審議会などにおける議論や意見交換、八幡地区選定後は八幡地区住民との活発な議論を経て同地区の同意を得たものである。
 また、廃棄物処理施設建設等検討委員会などでの議論や、当委員会にもその経過と結果が報告され、質疑等が交わされてきたところでもある。
 問題とされている当別町及び当別町周辺住民への対応、すなわち説明・話し合いの経過等については、平成11年12月13日に開催された当委員会などでも、部局から詳細にわたる報告を受けているが、市はその後も誠心誠意対応しているものと理解している。
 こうした当別町及び周辺地区住民との話し合いを踏まえ、一つの方策として焼却施設建設計画地の変更を行い、少しでも周辺住民の方々の不安を取り除き、かつ理解していただくための努力を江別市として払ってきたものと理解しているが、今後も継続して一層努力することを強く期待するところである。
 いずれにしても、八幡地区を決定し、生活環境影響調査を行い、さらには先般焼却炉の機種が決定していることなど計画の進ちょく状況を考慮すると、建設地の見直しは、逆に市民の不安と批判、ひいては行政への不信を生み出すことにつながるのではないかと懸念する。
 また、札幌市北区住民の方々への不安解消については、少なくとも江別市行政として札幌市行政に対し十分建設計画や経過等を説明し、理解いただくことが望ましいと考える。
 次に、陳情第3号については、八幡地区での建設を見直してほしいということと、処理システム選定の問題については連動しているものであり、陳情第2号で述べた内容とほぼ同じ理由により不採択。
 陳情第4号の市民説明会を開催する件についても、中間処理及び最終処分場建設計画がより具体的に進ちょくしている現時点においては、その内容・状況によって、陳情第2号でも述べたとおり市民に行政不信を抱かせることにつながるおそれがあること、特に多大なエネルギーを費やして議論し、施設建設計画に同意していただいた八幡地区の皆さんに新たな不安と動揺を与え、ひいては行政不信を招くことにつながりはしないかと一抹の不安を持つところである。
 今後の課題として、情報公開をはじめ、行政と市民、さらには事業者によりごみの発生抑制を考えていくことは必要なことと認識しているので、今後そのような形で推移することを期待すると述べられております。
 以上の討論を踏まえ、1件ずつ採決を行った結果、陳情第2号は全員一致をもって、陳情第3号及び陳情第4号は多数をもって、いずれも不採択とすべきとの結論に達しました。
 審査の経過及び結果は以上のとおりでありますので、よろしくご決定賜りますようお願いを申し上げます。

議長(赤坂伸一君)

 これより環境経済常任委員長報告に対する質疑に入ります。
 質疑ありませんか。
 (「なし」の声あり)
 質疑なしと認めます。
 以上で環境経済常任委員長報告を終結いたします。
 これより陳情第2号 「江別市新処理施設計画」の見直しを求めることについて、陳情第3号 「江別市新処理施設計画」の見直しを求めることについて、及び陳情第4号 市民がともに考え、主体的に参加できるごみ政策の実現を求めることについて、以上3件に対する一括討論に入ります。
 討論ありませんか。
 (「なし」の声あり)
 討論なしと認めます。
 引き続き、陳情第2号を採決いたします。
 陳情第2号は、委員長報告のとおり不採択とすることにご異議ありませんか。
 (「異議なし」の声あり)
 ご異議なしと認めます。
 よって、不採択とすることに決しました。
 これより陳情第3号を起立により採決いたします。
 陳情第3号は、委員長報告のとおり不採択とすることに賛成の諸君の起立を求めます。
 (賛成者起立)
 起立多数であります。
 よって、不採択とすることに決しました。
 これより陳情第4号を起立により採決いたします。
 陳情第4号は、委員長報告のとおり不採択とすることに賛成の諸君の起立を求めます。
 (賛成者起立)
 起立多数であります。
 よって、不採択とすることに決しました。

議案第50号

議長(赤坂伸一君)

 日程第9 議案第50号 町の区域の設定及び変更についてを議題といたします。
 提案理由の説明を求めます。

建設部長(高田末雄君)

 ただいま上程になりました議案第50号 町の区域の設定及び変更について、その提案理由をご説明申し上げます。
 この町の区域の設定及び変更は、地区住民並びに来訪者の方々の利便の向上を図るため、町名地番整備事業の一環として実施するものでございます。
 今回新たに町の区域の設定をいたします区域は、豊幌の一部でありまして、市道豊幌西5号道路と市道豊幌90号道路間のJR函館本線と市道豊幌西7号南1線道路間の市街化区域、面積約71.7ヘクタールの区域であります。
 町の区域の名称は、市道豊幌西5号道路から市道豊幌西4号道路の2間の面積約22.8ヘクタールを豊幌花園町に、市道豊幌西4号道路の2から市道豊幌西3号道路の1間の面積約35ヘクタールを豊幌美咲町に、市道豊幌西3号道路の1から市道豊幌90号道路間の面積約13.9ヘクタールを豊幌はみんぐ町として、それぞれ町の区域の設定をしようとするものであります。
 この町名は、地域住民のアンケート調査を実施し、地元自治会及び豊幌中央土地区画整理組合との協議を経て定めようとするものであります。
 次に、町の区域の変更をいたします区域は、江別太の一部でありまして、現在施行中の民間の開発行為区域を含めた千歳川とあけぼの町の境界、及び市道南2線道路に囲まれた区域の約8.2ヘクタールをあけぼの町に変更するものであります。
 なお、当該区域の地番変更につきましても町名変更と同時に実施する予定でありまして、豊幌中央土地区画整理事業の換地処分に合わせ平成12年10月の施行を予定しております。
 以上、提案理由をご説明申し上げましたが、よろしくご審議の上、ご決定賜りますようお願いを申し上げます。

議長(赤坂伸一君)

 これより本件に対する質疑に入ります。
 質疑ありませんか。
 (「なし」の声あり)
 質疑なしと認めます。
 お諮りいたします。
 本件については、委員会付託を省略いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
 (「異議なし」の声あり)
 ご異議なしと認めます。
 よって、そのように決しました。
 これより議案第50号 町の区域の設定及び変更についてに対する討論に入ります。
 討論ありませんか。
 (「なし」の声あり)
 討論なしと認めます。
 引き続き、議案第50号を採決いたします。
 議案第50号は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。
 (「異議なし」の声あり)
 ご異議なしと認めます。
 よって、原案のとおり決しました。
 議案第51号ないし議案第53号

議長(赤坂伸一君)

  日程第10ないし第12 議案第51号ないし議案第53号の財産の取得について、以上3件を一括議題といたします。
 提案理由の説明を求めます。

建設部長(高田末雄君)

 ただいま上程になりました議案第51号 財産の取得について、議案第52号 財産の取得について、及び議案第53号 財産の取得について、一括して提案理由をご説明申し上げます。
 初めに、議案第51号の野幌台地斜面緑地新設事業用地の取得についてでありますが、当該用地は、元野幌地区で施行中の中央土地区画整理事業区域内にあり、平成10年3月に都市計画緑地として決定された、全体面積2.9ヘクタールの一部でありまして、良好な緑地の保全を図るため平成11年度から計画的に用地買収を実施しており、平成12年度で残る用地の全部を取得しようとするものであります。
 今回取得しようとする土地は、元野幌2街区7ほか4街区で、面積7,281.63平方メートルについて、去る5月9日に江別市と地権者の郷富士男氏ほか3名との間で総額1億558万3,635円をもちまして売買にかかわります仮契約を締結したところでございます。
 次に、議案第52号の篠津、八幡地区内市道新設事業用地の取得についてでありますが、現在、同地において国道275号の4車線拡幅事業が札幌開発建設部により実施中でありますが、この事業に伴い国道の西側に、冬期間の交通安全に配慮した防雪林があわせて整備されることになっております。
 この整備により、国道への直接の出入りが制限されることから、沿道農地へのアクセス機能の確保など地域住民の利便向上を図るため、国の補償事業として国道と並行した市道用地の取得を行うものであり、平成12年第1回定例会において篠津1号側道及び八幡1号側道として市道認定の議決がされたところであります。
 今回取得しようとする土地は、この市道篠津1号側道の一部で、篠津623番23の土地、面積2,132.97平方メートルを、また市道八幡1号側道も一部で、八幡25番1ほか3筆の面積5,846.53平方メートルを取得するものであり、全体面積は7,979.5平方メートルとなるものであります。
 去る5月10日に江別市と地権者である千葉秀春氏ほか2名との間で総額2,792万8,250円をもちまして売買にかかわります仮契約を締結したところでございます。
 なお、残る用地につきましても、本年度中に取得するべく現在、地権者と交渉中であり、協議が整い次第、取得する予定であります。
 次に、議案第53号の豊幌公園新設事業用地の取得についてでありますが、豊幌中央土地区画整理組合が施行中の事業区域内の近隣公園として、平成3年3月に都市計画決定された、全体面積2ヘクタールの一部でありまして、憩いの場の確保のため平成11年度から計画的に用地買収を実施しており、平成12年度で残る用地の全部を取得しようとするものであります。
 今回取得しようとする土地は、豊幌13街区8のうちで、面積8,702.53平方メートルについて、去る5月11日に江別市と地権者の江別市土地開発公社との間で、総額2億1,717万9,111円をもちまして売買にかかわります仮契約を締結したところでございます。
 なお、これらの内容につきましては、参考資料として添付いたしておりますので、ご参照いただきたいと思います。
 これら3件につきましては、議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第3条の規定により、議会の議決を求めようとするものでございます。
 以上、提案理由をご説明申し上げましたが、よろしくご審議の上、ご決定賜りますようお願いを申し上げます。

議長(赤坂伸一君)

 これより議案第51号ないし議案第53号に対する一括質疑に入ります。
 質疑ありませんか。
 (「なし」の声あり)
 質疑なしと認めます。
 お諮りいたします。
 議案第51号ないし議案第53号については、委員会付託を省略いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
 (「異議なし」の声あり)
 ご異議なしと認めます。
 よって、そのように決しました。
 これより議案第51号 財産の取得についてに対する討論に入ります。
 討論ありませんか。
 (「なし」の声あり)
 討論なしと認めます。
 引き続き、議案第51号を採決いたします。
 議案第51号は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。
 (「異議なし」の声あり)
 ご異議なしと認めます。
 よって、原案のとおり決しました。
 次に、議案第52号 財産の取得についてに対する討論に入ります。
 討論ありませんか。
 (「なし」の声あり)
 討論なしと認めます。
 引き続き、議案第52号を採決いたします。
 議案第52号は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。
 (「異議なし」の声あり)
 ご異議なしと認めます。
 よって、原案のとおり決しました。
 次に、議案第53号 財産の取得についてに対する討論に入ります。
 討論ありませんか。
 (「なし」の声あり)
 討論なしと認めます。
 引き続き、議案第53号を採決いたします。
 議案第53号は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。
 (「異議なし」の声あり)
 ご異議なしと認めます。
 よって、原案のとおり決しました。

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