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平成17年第3回江別市議会会議録(第1号)平成17年9月13日 3ページ

印刷用ページを表示する 掲載日:2014年1月30日更新

6 議事次第の続き

各常任委員会所管事務調査報告

議長(岡村繁美君)

 日程第5 各常任委員会所管事務調査報告を議題といたします。
 初めに、総務文教常任委員長の報告を求めます。

総務文教常任委員長(坂下博幸君)

 それでは、閉会中の所管事務調査のうちから学校施設等調査、学校選択制の受入れ及び交通バリアフリー基本構想について、その調査概要をご報告いたします。
 まず、学校施設等の調査についてでありますが、学校をはじめ教育施設の現状や特色ある教育活動などの把握を目的に毎年実施しておりますが、去る7月8日に、対雁小学校など4小学校のほか、新たにガラス工芸家の柿崎均氏を迎えて工房開設を進めていたガラス工芸館を対象に実施したものであります。
 小学校4校については、それぞれに特色ある教育活動や取り組みを集中的に調査したものでありますが、その概要を申し上げます。
 まず、対雁小学校では、算数を中心に進めている少人数教育・習熟度別授業、奉仕の心を培うボランティア活動、留学生との交流学習、学校林・対雁の森を活用した体験学習などの説明を受け、このうち学校林を訪問したものですが、樹木の専門家を招いての調べ学習、工作などの体験学習が総合学習の時間を利用して実施されておりました。
 次に、江別小学校でありますが、今年度の教育目標を伺いながら、特に外国人とのコミュニケーションにより国際的な広い視野を育てるための英語教育を調査したものであります。年間の実施時間は、三、四年生が15時間、五、六年生が30時間となっており、学年ごとに学習内容を変え、ゲームを通して行うなど遊び感覚を取り入れ、興味を持たせるよう工夫されています。
 また、上江別小学校では、少人数学習指導についてプロジェクト・チームを編成し、その指導方法や体制を工夫しているものですが、国からの加配2名分を活用し、より効果的に推進しており、全学年の算数の授業でチーム・ティーチング指導を行っているものであります。
 このほか、地域防犯活動を調査したものですが、これは、学校・地域・家庭の三者による子供見守り隊を結成し、子供たちの安全を守る活動を行っています。隊員は、下校時や休日など都合の良い時間に腕章を付けるなどして見守り、声掛けを行い、コミュニケーションを深め、地域全体で守り・育てる活動としているものであります。
 次に、豊幌小学校でありますが、新しい形の放課後活動を進める豊幌こども広場を調査いたしました。平成13年に余裕教室を活用し、子供たちの自主的な遊びを支援し、豊幌の自然や人々とのつながりを深める目的で開設されたもので、特徴的なのは、地域ボランティアによる専任スタッフ3名と活動ボランティアにより運営されているもので、多彩な活動メニューとスタッフ等の努力で大きな成果を上げているものです。
 以上、学校関係の調査概要を申し上げましたが、本年度4月からは学校選択制がスタートしたほか、地域一体型・学校顔づくり事業や学校評議員制など、その共通のテーマである地域との連携、相互理解などの観点から、当委員会におきましても引き続き調査してまいりたいと思います。
 次に、学校選択制についてでありますが、先ほども申し上げましたが、今年度から実施しているものであります。
 まず、平成18年度の受入れ可能人数について報告があったものでありますが、受入れ人数の基本的な考え方は、平成17年度と同様に、新一年生の1学級については小学校35人、中学校は40人として、そこから通学区域内の入学予定者を除いた人数に転入等の事情を考慮し、各学校ごとに協議を行い確定したものであります。
 受入れ人数は5人刻みとし、保有する普通教室の状況も勘案し、学級増が可能であれば、それも考慮したとのことであります。小学校では、文京台小学校が最も多く35人となっており、全体では370人で、中学校では大麻東中学校の40人が最も多く、全体では195人の受入れが可能となっております。
 併せて平成17年度の受入れ状況が報告されましたが、小学校では39人、中学校で22人の合計61人とのことであります。また、その際の選択理由でありますが、おおむね自宅と近い隣接校を希望したもので、そのほか希望する部活動の関係でとの理由もあったとのことであります。
 また、これまで選択制の児童生徒が学校になじめないなどの問題はなく、集団登下校の関係でも、保護者との十分な連携により特段の支障は生じていないとのことであります。
 次に、交通バリアフリー基本構想の策定状況について申し上げます。
 平成12年に交通バリアフリー法が施行され、これに基づき一体的なバリアフリー化を推進するため、基本構想を策定することとしたもので、同年12月から策定委員会を設置し、作業を進めているものであります。
 策定作業における市民意識の把握では、障がいをお持ちの方々と現地調査を実施し、問題点の洗い出しを行うほか、障がい者関係団体の意見聴取、さらに高齢者や障がいをお持ちの方々などを対象にアンケート調査を実施したとのことであります。
 これらの調査を踏まえ、構想期間を平成17年度から平成26年度までの10か年とし、この期間に公共交通事業者、道路管理者、公安委員会などがその実現に努力することになり、わかりやすさ、のりやすさ、あるきやすさの基本理念の下、ユニバーサルデザインの視点に立った整備、こころとからだのバリアフリーの推進、積雪・凍結に対する配慮、市民・NPO・事業者等との協働などを基本方針とし、進めるとのことであります。
 最後に、整備方針でありますが、特定旅客施設の江別・野幌・大麻駅周辺を重点整備地区とし、駅のエレベーター等の整備、誘導ブロックの整備、低床バスの導入、乗り降りしやすいバス停の整備、歩道の段差解消、音声信号機の設置、駅前の障がい者用乗降場の整備などを進めるとのことであります。
 以上、3件についてご報告申し上げ、当委員会の閉会中における所管事務調査報告といたします。

議長(岡村繁美君)

 これより総務文教常任委員長報告に対する質疑に入ります。
 質疑ありませんか。
 (「なし」の声あり)
 質疑なしと認めます。
 以上で総務文教常任委員長報告を終結いたします。
 次に、厚生常任委員長の報告を求めます。

厚生常任委員長(植松直君)

 厚生常任委員会の所管事務調査報告として、市立病院の経営状況についてご報告いたします。
 4月から6月までの3か月をトータルした経営状況でありますが、まず、入院患者数は合計で2万9,963人、1日平均では329人で、平成17年度の当初計画と比較すると8人多く、病床利用率は408床に対して80.6%であります。
 外来患者数は、夜間診療部門を含めて、合計では7万2,496人、1日平均1,174人で、計画に対して78人少なくなっております。
 診療科別に見ますと、入院患者数で計画よりも上回っているのは、消化器科、外科、整形外科、麻酔科などで、計画よりも下回っているのは、産婦人科、眼科、泌尿器科などとなっております。また、外来患者数では、内科、小児科、麻酔科、精神科、夜診小児科を除いた診療科で計画を下回っています。
 次に、診療収益でありますが、入院収益の実績額は9億2,394万9,000円で、当初計画よりも1,096万円下回っており、平均単価は入院患者1人当たり3万836円で、計画よりも1,137円下回っています。外来収益の実績額においては、夜間診療部門も含めて5億7,374万2,000円で、計画よりも1,261万3,000円下回っておりますが、平均単価は外来患者1人当たり7,914円で、計画よりも322円上回っています。
 入院・外来を合わせました診療収益の実績額の合計は14億9,769万1,000円で、計画よりも2,357万3,000円下回っており、総体的には、入院では患者数が増加しているものの、診療単価が減となっており、外来では逆に、患者数が減っているものの、診療単価が増となっており、結果、診療収益は入院・外来とも計画を下回る状況にあります。
 これに対します医療費用の状況でありますが、給料・賃金などの給与費、薬剤や診療材料の材料費、光熱水費、委託料などの経費、その他の実績額合計が16億271万3,000円で、計画よりも2,805万2,000円少ない執行となっておりますが、収支の状況としましては、429万9,000円計画を下回る状況にあります。
 以上が、4月から6月までの3か月間の実績に基づく経営状況であります。
 市立病院が置かれている経営環境は依然として厳しい状況にあります。診療収益が落ちている要因を抽出し、改善策を講じる必要があると考えます。平成16年度に行った経営診断の結果を生かし、経営改善に取り組まれることを期待します。
 当委員会としましては、今後の経営状況の推移を注視してまいることを申し上げ、所管事務調査報告といたします。
 以上です。

議長(岡村繁美君)

 これより厚生常任委員長報告に対する質疑に入ります。
 質疑ありませんか。
 (「なし」の声あり)
 質疑なしと認めます。
 以上で厚生常任委員長報告を終結いたします。
 次に、環境経済常任委員長の報告を求めます。

環境経済常任委員長(清水直幸君)

 それでは、当委員会の閉会中の所管事務調査といたしまして、去る7月13日に石狩中部地区農業改良普及センターのご協力をいただき実施いたしました農作物の生育状況調査について、その概要をご報告申し上げます。
 今年は、6月に好天に恵まれ、気温・日照時間とも平年を大きく上回ったことから、調査時点における水稲の生育状況は、茎数・葉数・草丈のいずれも平年を上回り、また生育も平年より2日早く順調とのことでありました。
 その後、冷害危険期となる7月下旬から開花を迎える8月上・中旬が高温傾向で推移し、その後もこのままの好天が続けば、平年以上の品質・収量が期待できるとしております。
 水稲のほ場では、水稲品種比較試験場の状況を視察しました。
 ほ場では、きらら397、ほしのゆめ、ななつぼし、大地の星、また新品種としておぼろづきを栽培しており、おぼろづきは今年の優良品種で粘りの強い品種であるが、粒厚が薄い欠点があるため、収量を確保することが今後の課題であるとのことであります。
 次に、小麦の生育状況でありますが、秋まき小麦は穂数は平年並みであるものの、稈長・穂長は平年に比べてやや短く、融雪の遅れから生育は6日遅れているとのことであり、春まき小麦についても同じような状況で、生育は3日程度遅れているとのことでありました。
 7月に入ってからの好天により作況は回復しましたが、下旬に続いた長雨の影響から、収穫期にあった秋まき小麦は、穂発芽が多く品質の低下が見られたものの、ハルユタカに代表される春まき小麦は、品質・収量とも平年並みであるとしております。
 美原地区の春まき小麦の畑では、初冬まき栽培によるハルユタカを視察いたしました。
 畑の状態により毎年作業手順を変え、透水性の維持、融雪後の出芽本数の確保に努めているとのことであります。
 ここ数年で初冬まき栽培の技術が確立したことにより、市全体の技術が高い位置で平準化し、農家間の収量差も少なくなってきているとしております。
 次に、野菜類についてでありますが、白菜、キャベツ、ブロッコリーなどの露地野菜はおおむね順調に出荷され、計画数量を確保しているものの、価格が低迷している状況にあるとのことであります。
 また、花きについては、ストックの春切り出荷が終了し、秋切り出荷の準備が始まっているとのことであります。
 そのほか、江別製粉株式会社では、適量生産・オーダーメイドの粉に対応するため、昨年導入した小型プラントF-shipを視察させていただき、小麦を利用した産学官連携による地域振興などについて伺ってまいりました。
 調査の概要は以上のとおりでありますが、収穫期を迎えるに当たり、今後の天候に期待しながら、当委員会といたしましても推移を十分注視してまいりたいと思います。
 以上申し上げまして、簡単ではございますが、当委員会の閉会中における所管事務調査報告といたします。

議長(岡村繁美君)

 これより環境経済常任委員長報告に対する質疑に入ります。
 質疑ありませんか。
 (「なし」の声あり)
 質疑なしと認めます。
 以上で環境経済常任委員長報告を終結いたします。
 これをもって、各常任委員会所管事務調査報告を終結いたします。

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