令和2年度『環境経営普及セミナー』を開催しました
市内事業者を対象に、環境に配慮した事業経営を推奨するセミナーを江別工業団地協同組合、江別商工会議所、酪農学園大学、江別市の共催による産学官連携事業として開催しています。
今年度は、「2050年脱炭素社会に向けた持続可能な経営」と題して、講演動画を3月1日(月)から1週間、YouTubeで配信しました。
講演「ビジネスにおける気候変動のリスクとチャンス」 北海道地方環境事務所環境対策課 主査 岡野 泰士 氏
1.脱炭素社会に向けた潮流
菅総理が2050年までに温室効果ガス排出量実質ゼロを表明
地球温暖化対策を日本の成長戦略へ
国際社会の機構変動問題に対する姿勢(国連、米国、中国)
2.脱炭素経営の広がり
ESG金融の拡大
脱炭素経営の見える化の枠組み(TCFD、SBT、RE100)
脱炭素経営に関する取組例
3.脱炭素経営への支援
環境省における脱炭素経営の支援プログラム
講演「省エネルギー政策の動向について」 北海道経済産業局エネルギー対策課 課長 山崎 量平 氏
1.日本のエネルギーを巡る現状
一次エネルギーの殆どを海外に依存
再エネの導入拡大で増大する国民負担(賦課金の推移)
2.日本のエネルギー政策~省エネルギー政策を中心に~
日本のエネルギー政策の基本方針
エネルギーミックス実現に向けた部門別の省エネ対策
2050年カーボンニュートラルの実現
3.省エネルギーに関連の規制・支援制度
講演「北洋銀行におけるESG地域金融の取り組みについて」 (株)北洋銀行地域産業支援部 部長 越田 雄三 氏
CSR基本方針とESG取組方針、SDGs重点取組テーマ
北洋SDGs推進ファンド活用による新技術開発支援
北洋農業応援ファンド活用による地域活性化支援
セミナーのまとめ「環境問題と企業経営の関係について」 酪農学園大学食品生産システム研究室 教授 本田 康夫 氏
各講演に共通していたことは、「これからの企業成長には、気候変動リスクに対応し、機会を認識し、チャンスを掴むことが重要」ということでした。 視聴者からは、「消費者の意識を変えることが大切」、「国内企業の動向が理解できた」等の感想が寄せられました。
来年度も開催を予定しておりますので、是非ご参加ください。