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バスに乗りましょう!快適な生活と地域づくりのため積極的なご利用を

印刷用ページを表示する 掲載日:2014年4月1日更新
路線バス写真

 みなさんは、通勤・通学、買い物などで外出するときに路線バスを利用しますか?

 江別市内の路線バスは、昭和34(1959)年5月、国鉄バス(当時)が江別駅前~対雁市営住宅間の運行を始めて以来、約半世紀にわたり市民の足として走り続け、現在5事業者が25の路線を運行しています。

 このページでは、市民の皆さんにバス利用に対する理解を深めていただくため、江別市内のバス路線の現状と問題点、バス利用のメリットについて一緒に考えていきたいと思います。

江別市内バス路線の現状

(市内バスマップ)はこちらのページへ

 市内線の利用者数は、昭和48年(1973年)の約254万1千人をピークに減少傾向が続き、平成22(2010)年は約61万1千人と、ピーク時の約4分の1に減っています。

 それとは反対に、市内世帯における乗用車(軽自動車を除く)普及率は、市内線利用者がピークであった昭和48(1973)年は50.4%(約1.98世帯に1台)でしたが、平成21(2009)年には、75.7%と約1.32世帯に1台となっています。

 こうした自家用車の普及により、通勤・通学、買い物などの日常生活においてバスを利用する機会が減ったことが、利用者数の減少の大きな原因と考えられます。バス利用者の減少は江別市にとどまらず全国各地でも問題となっており、バス事業者の経営にも深刻な影響を与えています。
江別市内線の利用者数の推移

※江別市統計書より引用
※軽自動車は除く

利用方法の工夫によって、バスにはこんなメリットが!

 それでは、自家用車の普及によりバスの市民の足としての役割は終わったのでしょうか?

 確かに、好きなときに自宅の玄関先から目的地まで行ける自家用車はとても便利です。

 しかしその半面、自家用車の過度な使用は地球温暖化、交通事故や生活習慣病リスクの増大など地球規模から個人の生活レベルにまでマイナスの影響を及ぼすことも周知の事実です。

 こうしたことから、近年自家用車の過度な使用を見直し、様々な交通手段を上手に利用してこれらの問題を緩和しようという動き(モビリティ・マネジメント)が広まっていますが、バスの利用もその有効手段の一つであると考えられているのです。

 それでは、次にバスを利用するメリットについて考えてみたいと思います。以下にご紹介するのはその一例ですが、それぞれの目的やライフスタイルに合わせて、バスを快適な生活づくりに利用しましょう。

1.バスを利用して、環境にやさしい生活を

 近年、環境問題への関心が高まり「環境にやさしい生活をしたい」とお考えの方も増えていると思いますが、交通手段にバスを利用することが「環境にやさしい生活」の第一歩になります。

 というのは、一度にたくさんの人を運ぶことのできるバスは、1人当たりの輸送のために排出するCO2の量が乗用車の2分の1以下という環境にやさしい乗り物だからです。また、バスは同じくCO2排出量の少ない鉄道や地下鉄へのアクセスも良く、これらの交通機関とうまく組み合わせて利用することで、より効率よくCO2を削減することができます。さらに、自家用車の利用を控えて公共交通機関を利用する人が増えるほど、CO2だけではなく、交通事故や交通渋滞も減少するという相乗効果も期待できます。一人ひとりのちょっとした行動が、快適な環境づくりにつながるのです。

輸送機関別にみた二酸化炭素排出原単位

※「平成12年版 環境白書」57ページより引用

2.バス通勤・通学で健康づくり

 近年、メタボリックシンドロームなどの生活習慣病の危険性が社会問題化しています。 これらの予防のためには、日常生活に適度な運動を取り入れることが重要だと言われていますが、通勤・通学の際、自家用車の代わりにバスなどの公共交通機関を利用すれば、毎日停留所まで歩いたり、車内で立ったりするので、これが適度な運動になります。通勤に公共交通機関を利用した場合、消費カロリーは、自家用車通勤の2倍以上になるとのデータもあります。最近運動不足だなと感じている方は、マイカー通勤からバス通勤に切り替えてみてはいかがでしょうか。

移動に伴うカロリー消費量の比較

体重60Kgの人が1時間かけて通勤した場合の消費カロリーです。
※東京工業大学 藤井研究室ホームページ「クルマと健康」より引用

みんなで協力して「地域の足」を守りましょう

 自家用車が普及した今でも、高校生や高齢者、鉄道沿線から離れた地域に住んでいる人などにとってバスは通勤・通学・買い物・通院などの日常生活に欠かせない交通手段です。そうした意味ではバス事業は、市民生活の維持のため大きな責任を負っており、その責任はバス事業者だけでなく国や地方公共団体などの行政機関も負担しています。

 1つの例を挙げますと、札江線は、札幌の大通にある中央バスの札幌ターミナルから角山、世田ヶ谷を経由して江別駅前までの区間(21.3Km)を運行していますが、利用者の減などで赤字収支となっていることから、国と北海道から年間で2,000万円を超える補助金を受けてバス路線として維持されています。江別市においても、このような赤字路線の運行に対して補助を行い、市民の交通手段の確保に努めています。 

赤字バス路線の補助実績(江別市関係分、平成22年度)  

バス会社対象路線補助金額
(千円)
実施主体
中央バス江別2番通線、江別4番通線2,000千円江別市(単独)
札江線21,259千円国、北海道
下段モータース当江線(金額は江別市負担分)1,736千円北海道、江別市、当別町

※江別市単独の補助限度額は、1路線1,000千円
※当江線については、補助対象経費相当額の10%を北海道が負担し、残りは江別市、当別町が距離に応じて按分した額を負担(北海道は318千円、当別町は1,194千円を負担)。

 しかし、みなさんもご存じのとおり、国、道、江別市のいずれも財政状況は非常に厳しく、公費による補助には限度があります。また、各バス事業者の経営環境も厳しさを増しており、経費削減等の企業努力も限界に来ています。そのため、赤字路線の維持は極めて困難な状況にあり、今後利用者数の少ない路線は便数が減らされたり、最悪の場合は路線そのものが廃止される可能性も否定できません。

 バスなどの公共交通機関は、暮らしの利便性や快適性を確保し、市民生活を支え、地域を発展させる基盤として必要なものですので、地域住民、バス事業者、行政等が連携して、バスの利用促進を図るなど、地域の生活交通として守り育てていくという意識を今以上に大切にしていく必要があります。

 そのための取り組みとして、各バス事業者と行政は連携して、市民の皆さんの利用ニーズに応じた効率的な路線の再編やサービスの向上、このようなホームページによるPRや、バスマップの配布などを通じて、バスが市民の皆さんにとってより身近で快適な交通手段になるよう努めてまいりますので、皆さんも今後より一層バスの利用にご協力くださいますようお願い申し上げます。