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江別市内の大学から羽ばたいた卒業生たちの活躍(2) | えべつのじかんコラム

トップ画像_遠藤さん用

札幌市に隣接した江別市には、4つの大学があり、それぞれ分野が異なる個性的な教育が行われています。

酪農学園大学、札幌学院大学、北翔大学、北海道情報大学には、合わせて1万人近い学生が在籍しており、全道・全国から毎年多くの学生が入学します。

一方で、学び舎を後にした卒業生たちは、4年間の経験と大きな夢を携えて、さまざまな方面で活躍しています。

今回の記事では、江別市内の大学を卒業したばかりの若手社会人に、お話を聞きました。

 

挑戦する人たちを応援する環境を

遠藤千尋さん/所属:(株)KITABA

遠藤さんの画像

酪農学園大学循環農学類を卒業後、札幌学院大学大学院地域社会マネジメント研究科でまちづくりやワークショップに関する研究をし、2019年3月に卒業した遠藤千尋さんは、取材日に偶然、現在勤めている会社の上司とともに打合せのため江別市役所を訪れていました。

4月から勤めている建設コンサルタント会社の(株)KITABAでは、学生の地域活動支援、自治体の計画づくりや町内会(自治会)活動支援、災害時の避難所運営などに関する業務に携わっています。

学生時代の遠藤さんは、江別市と空知管内の市町村が連携して進めている学生地域定着連携事業(ジモ×ガク)への参加を通じて、地域に頼れる大人が増えたことや、地域と密に関われる仕事がしたいと思えたことが、卒業後の進路選びに影響を与えたとか。

「地域活動でよく訪れた大麻銀座商店街は温かい雰囲気が好きです。麺こいやのラーメンもよく食べました。江別市と聞くだけで、NPOや地元企業をはじめ、地域で活躍されているいろいろな人たちの顔が思い浮かんできます」と当時を振り返る遠藤さん。

そんな経験や地域との繋がりを感じながら、学生や若い人たちにとって、応援してくれる大人の存在が欠かせないと遠藤さんは言います。

「企業や地域の大人たちが、学生や若者の背中を押してくれる機会がもっと増えるといいですね。私自身も感謝の気持ちでいっぱいなので、今度は自分も学生や若者がやりたいことを『応援』、『受け止める』、そして『一緒に前に進む』、そんな人になれたらいいなと思います」

若者が失敗を恐れずに新しいことに挑戦できること、まちの中に自分の居場所があること、その大切さを体感した江別市での4年間。

「酪農学園大学の芝生で寝転んで見上げた江別の空は、札幌のすぐ近くなのにとても広いなあと感じたのを覚えています」

それは遠藤さん自身が無限の可能性を信じているからこその感想だったのでしょう。