2 学校給食の献立
(1)献立の作成方針
おいしくて安全・安心で喜ばれる給食を作るために、たくさんの意見を取り入れ献立を決めています。
○献立の決め方
1.献立希望調査を実施
2.栄養教諭が献立を作成
・毎月実施している喫食量を意識し、味付けや使用食材に工夫をしています。
・旬の食材を取り入れた献立作成となるよう、1ヶ月前に立案しています。
3.献立会議の開催
・立案された献立は、調理員との打合せの中で、変更や訂正を経て決定されます。
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○献立の内容
1.パン(週1.5回)
無漂白の北海道産小麦粉100%、イースト・塩・砂糖・脱脂粉乳・コンパウンドバター・卵を基本原料として、現在14種類ほど提供しています。
2.ごはん(週2.5回)
江別で生産された「ななつぼし」という品種を100%使用しています。
3.麺類(週1回)
ラーメン、うどんは北海道産小麦粉を原料としています。スパゲッティはデュラム小麦粉100%の乾麺を使用しています。
4.牛乳
市販の普通牛乳と同じで、乳脂肪分3.5%以上のものです。成長期に必要なカルシウム摂取のため、毎日提供しています。
5.副食(おかず)
・献立により2~3品つき、和・洋・中華と味に変化を持たせています。
・汁もののだしは、豚骨・削り節・昆布などを使っています。
・添加物の多い化学調味料は避けるようにしています。
・その他に行事食、デザート、果物なども出ます。
6.食材(地元産品など)について
・江別の野菜がとれる時期には、玉葱・人参・じゃがいもなど20種類ほどの江別産の野菜を使用しています。
・肉、野菜や果物は、国産を中心にできるだけ旬の食材を使用しています。
・料理に使う小麦粉も、北海道産無漂白小麦粉のホクシンを使っています。
・ウインナーやハム、かまぼこ製品などは、学校給食用として規格を指定し、発色剤などの食品添加物を含有していない特注品を使用しています。
・ハンバーグやミートボールなどの加工品は、原料や配分、産地、添加物に留意し、安全を第一に考え使用しています。
・遺伝子組み換えをしていない安全な食材料を使うようにしています。
(2)行事食(日本の季節と食文化を給食に)
食育の6つの観点の中に食文化を伝えることがうたわれています。給食では行事食を取り入れ、和食の良さを伝えていくことを進めています。
また、郷土を愛する気持ちを大切にする心を養うため、地場のものや旬の食材を積極的に使用しています。
1月にはお正月のお雑煮 2月には節分の節分豆
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(3)特別給食 (給食センターホームページより)
「僕はコロッケが大好き!!」
「私はフライドチキンがいいわ!!」
「バイキング給食が食べたいな・・・」
特別給食は、日常的に提供される給食の中で、自分で選んで食べる期待感のある食事を提供することで、自分の健康や栄養バランスを考えることができる自己管理能力を育む目的を持って実施しています。
(1)リザーブ給食
揚げ物やデザートを、2品の中からあらかじめ選んで予約(リザーブ)する給食です。
自分でメニューを選択することにより、楽しさや満足感を持つとともに、食べることへの意欲を高め、健康な体を作るための食べ物の働きを知り、選んで食べる力を養うことを目的としています。
○献立の例
全員共通 バーガーパン、マカロニのクリーム煮、コールスローサラダ、コールスロードレッシング、まちむら牛乳
リザーブ 揚げ物 / チキンカツまたはエビカツ
デザート / シークヮーサーゼリーまたは夏みかんゼリー
(2)選択給食
「栄養のバランスを考えて、自分で選んで食べる」給食です。
自分の体にあった食べ物の量を知るとともに、食べものに含まれている栄養素と働きを理解し、自分で選びながらバランスよく組み合わせて食事を摂ることを目的としています。
テーブルに盛りつけたいろいろな料理を、江別の陶芸作家の方々が作った陶食器(茶碗、汁碗、中皿、小皿)を使って、自分で取り分けます。
小学校最後の思い出として、楽しい雰囲気で会食する時間です。
○献立例
全員共通 ・スイカ、サラスパサラダ、ブロッコリー、大玉トマト
選択メニュー ・手作りトンカツまたはチキンカツ
・鮭フライまたはイカリングフライ
・ベーコングラタンまたはコーングラタン
・メロンまたはさくらんぼのミニゼリー
(3)選択給食の特別食器
「選択給食に使用している江別オリジナル食器の紹介」はこちらをクリックしてください。
リザーブ給食は、小学4年生を対象に、選択給食は、小学6年生を対象に6月から11月に実施。